JP2015124074A - エレベータ - Google Patents
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Abstract
【課題】停電などの電力異常が発生した場合に、定格速度で運転を継続する。【解決手段】本実施形態に係るエレベータは、駆動装置に対する電力供給状態を検出する状態検出部41と、この状態検出部41によって検出された電力供給状態に基づいてバッテリ装置の放電動作に対するリミット値を設定し、その設定後の状態で固定するリミット設定部42と、このリミット設定部42によって設定されたリミット値に基づいてバッテリ装置の放電動作を制御し、駆動装置にバッテリ電力を供給して乗りかごの運転を継続する電力供給制御部43とを備える。【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、バッテリ電力を利用してエレベータを駆動するハイブリット駆動型のエレベータに関する。
一般に、エレベータでは、巻上機の回転軸に巻き掛けられたロープの両端に乗りかごとカウンタウェイトが吊り下げられ、巻上機の回転によりロープを介して乗りかごがカウンタウェイトと反対方向につるべ式に昇降動作する。
ここで、例えば乗りかごが昇降路の下方向に動く場合に、そのときの乗りかごの荷重がカウンタウェイトより重ければ、巻上機が発電機として機能して電力が生じる。同様に、乗りかごが上方向に動く場合に、そのときの乗りかごの荷重がカウンタウェイトより軽い場合でも電力が生じる。このような電力を「回生電力」と呼び、そのときの運転を「回生運転」と呼んでいる。逆に、電力を必要とする運転を「力行運転」と呼ぶ。
近年、このような回生運転時に生じた電力をバッテリに蓄えておき、力行運転時または停電時にバッテリから電力をアシストするハイブリット駆動型のエレベータが考えられている。
上述したハイブリット駆動型のエレベータにおいて、停電が発生すると、バッテリ電力に切り替えられる。その際、乗りかごを低速で最寄階着床が一般的である。しかし、停電後の継続運転が望まれており、その場合にこれまでの最寄階着床より高速での運転が望まれている。
本発明が解決しようとする課題は、停電などの電力異常が発生した場合に、定格速度で運転を継続することのできるエレベータを提供することである。
本実施形態に係るエレベータは、商用電源から供給される電力を受けて巻上機を駆動する駆動装置と、乗りかごの回生運転時に発生する電力を蓄え、力行運転時にその蓄えた電力を上記駆動装置に供給するバッテリ装置と、上記駆動装置に対する電力供給状態を検出する状態検出手段と、この状態検出手段によって検出された電力供給状態に基づいて上記バッテリ装置の放電動作に対するリミット値を設定するリミット設定手段と、このリミット設定手段によって設定された上記リミット値に基づいて上記バッテリ装置の放電動作を制御し、上記駆動装置にバッテリ電力を供給して上記乗りかごの運転を継続する電力供給制御手段とを具備する。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るハイブリッド駆動型のエレベータの構成を示す図である。
図1は第1の実施形態に係るハイブリッド駆動型のエレベータの構成を示す図である。
このエレベータは、駆動装置10、バッテリ装置20、エレベータ制御装置30を備える。駆動装置10は、コンバータ11、平滑コンデンサ12、インバータ13を有し、エレベータ制御装置30の駆動指示に従って巻上機2の駆動に必要な電力を供給する。
なお、コンバータ11は、商用電源1から供給される交流電圧を直流電圧に変換するものである。商用電源1は、三相の交流電源からなる。平滑コンデンサ12は、コンバータ11によって変換された直流電圧のリプルを平滑する。インバータ13は、コンバータ11から平滑コンデンサ12を介して与えられた直流電圧をPWM(Pulse Width Modulation)制御により任意の周波数、電圧値の交流電圧に変換し、これを駆動電力として巻上機2に供給する。
巻上機2は、同期電動機からなり、駆動装置10からの電力供給によって回転する。巻上機2には図示せぬシーブを介してロープ3が巻回されており、そのロープ3の一端には乗りかご4、他端にはカウンタウェイト5が連結されている。これにより、巻上機2の回転に伴い、ロープ3を介して乗りかご4とカウンタウェイト5がつるべ式に昇降動作する。
バッテリ装置20は、AC/DC変換器21、DC/DC変換器22、DC/DC変換器23、バッテリ24からなり、商用電源1からの電力と回生運転時に生じた電力を駆動装置10から得てバッテリ24に蓄え、力行運転時にバッテリ24の電力を駆動装置10に供給する。また、このバッテリ装置20は、エレベータ制御装置30に対して所要の電力を供給可能な構成にある。
AC/DC変換器21は、AC側はエレベータ制御装置30に設けられた制御電源トランス31の一次側に、DC側はバッテリ装置20の直流母線に接続されている。このAC/DC変換器21は、AC(交流電流)からDC(直流電流)への変換機能と、DC(直流電流)からAC(交流電流)への変換機能を持つ。
本実施形態では、通常運転時にバッテリ装置20からエレベータ制御装置30に対して所要の電力を供給する。その際、バッテリ装置20の電力(直流電流)をAC/DC変換器21で電圧の異なる交流電流に変換してエレベータ制御装置30の制御電源トランス31の一次側に与えている。
DC/DC変換器22は、バッテリ24の前段に設けられており、DC(直流電流)から電圧の異なるDC(直流電流)への変換機能を持つ。本実施形態では、回生運転時に生じた電力を駆動装置10から得てバッテリ24に蓄える。その際、DC/DC変換器22でバッテリ24の規格電圧に変換してバッテリ24に蓄積する。また、力行運転時にバッテリ24の電力を駆動装置10に供給する際に、所定の電圧に変換して駆動装置10に与える。
DC/DC変換器23は、非常用電源装置32とバッテリ装置20の直流母線との間に設けられ、DC(直流電流)から電圧の異なるDC(直流電流)への変換機能を持つ。このDC/DC変換器23は、駆動装置10で得られた回生電力またはバッテリ24の電力をエレベータ制御装置30の非常用電源として利用する場合に用いられる。
エレベータ制御装置30は、「制御盤」とも言われ、エレベータ全体の制御を行う部分である。エレベータ制御装置30には、制御電源トランス31、非常用電源装置32、制御電源装置33、照明電源装置34、制御マイコン35が設けられている。
制御電源トランス31は、一次側に2種類の異なる電圧を入力可能な構成を有する。この制御電源トランス31の一次側の一方に商用電源1が接続され、一次側の他方にバッテリ装置20のAC/DC変換器21が接続されており、これらの電力が変圧されて二次側に接続された制御電源装置33、照明電源装置34に与えられる。
なお、例えばバッテリ装置20から供給される電力の電圧値V2は、商用電源1から供給される電力の電圧値V1よりも低く設定されていてもよい(V2<V1)。これは、駆動装置10とバッテリ装置20との間の電圧降下を考慮してのことである。
非常用電源装置32は、非常灯やインターホンなどの非常時に用いられる機器に対して所要の電力を供給する装置であり、電力供給回路などを含んでいる。制御電源装置33は、制御マイコン35に対して所要の電力を供給する装置であり、電力供給回路などを含んでいる。照明電源装置34は、乗りかご4内の照明・空調機器に対して所要の電力を供給する装置であり、電力供給回路などを含んでいる。
これらのうち、制御電源装置33と照明電源装置34は制御電源トランス31にて変圧された電力を受けて動作し、非常用電源装置32についてはバッテリ装置20からDC/DC変換器23を介して直接電力を受けて動作する。
バッテリ24は、大容量かつ高性能な充放電機能を有する。このバッテリ24としては、例えばリチウムイオン電池が用いられる。
制御マイコン35は、エレベータ運転制御用のコンピュータである。この制御マイコン35は、駆動装置10の駆動制御やバッテリ装置20の充放電制御など、エレベータの運転に関する全体制御を行う。
また、図中のSW1〜4は電力供給/遮断切り替え用のスイッチである。
SW1は、商用電源1とエレベータ制御装置30の電力入力側である制御電源トランス31との間に接続された3相の電力供給ラインに設けられている。このSW1がONしているとき、商用電源1からエレベータ制御装置30に対して電力が供給される。
SW2は、商用電源1と駆動装置10の電力入力側であるコンバータ11との間に接続された3相の電力供給ラインに設けられている。このSW2がONしているとき、商用電源1から駆動装置10に対して電力が供給される。
SW3は、駆動装置10の直流母線間とバッテリ装置20の直流母線間に接続された2本の電力供給ラインに設けられている。このSW3がONしているとき、駆動装置10からバッテリ装置20に対して電力が供給され、また、バッテリ装置20から駆動装置10に対して電力が供給される。
SW4は、バッテリ装置20の電力出力側であるAC/DC変換器21とエレベータ制御装置30の電力入力側である制御電源トランス31に接続された3相の電力供給ラインに設けられている。このSW4がONしているとき、バッテリ装置20からエレベータ制御装置30に対して電力が供給され、また、エレベータ制御装置30を通じてバッテリ装置20に対して電力が供給される。
このような構成において、駆動装置10とエレベータ制御装置30に対してバッテリ装置20が互いの電力をやり取り可能に接続されている。したがって、通常運転時に駆動装置10で得られた回生電力や商用電源電力をバッテリ装置20に蓄え、その蓄えた電力を力行運転時に駆動装置10に供給するだけでなく、エレベータ制御装置30にも与えてエレベータの運転に利用することができる。
ここで、エレベータ制御装置30に設けられた制御マイコン35には、停電が発生した場合などに、バッテリ電力を利用して乗りかご4の運転を継続するための機能が備えられている。
図2はエレベータ制御装置30に設けられた制御マイコン35の機能構成を示すブロック図である。
制御マイコン35には、状態検出部41、リミット設定部42、電力供給制御部43を備える。状態検出部41は、駆動装置10に対する電力供給状態を検出するものであり、停電検出部41aと電圧降下検出部41bを有する。
停電検出部41aは、商用電源1と駆動装置10の電力入力側であるコンバータ11との間に接続された3相の電力供給ラインに流れる電流の有無から停電状態を検出する。電圧降下検出部41bは、駆動装置10の直流母線間の直流電圧が所定値以下に降下した状態を検出する。
リミット設定部42は、状態検出部41によって検出された電力供給状態に基づいてバッテリ装置20の放電動作に対するリミット値を設定し、その設定後の状態で固定する。なお、ここで言う「リミット値」とは、放電電流のリミット値である。詳しくは、リミット設定部42は、停電検出部41aによって商用電源1の停電状態が検出された場合または電圧降下検出部41bによって所定値以下の直流母線間の電圧降下が検出された場合に放電電流のリミット値を通常運転時よりも上げ、その上げた状態で固定する。
なお、「通常運転時」とは、停電していない状態、つまり、商用電源1とバッテリ装置20の併用により定格速度で乗りかご4を運転しているときのことである。
電力供給制御部43は、リミット設定部42によって設定されたリミット値に基づいてバッテリ装置20の放電動作を制御し、駆動装置10にバッテリ電力を供給して乗りかご4の運転を継続する。
以下に、第1の実施形態の動作を説明する。
図3は第1の実施形態におけるエレベータの処理動作を示すフローチャートである。
図3は第1の実施形態におけるエレベータの処理動作を示すフローチャートである。
いま、エレベータの乗りかご4が定格速度で運転されているものとする。このとき、通常はSW1〜4はすべてON状態にした後、SW1のみをOFFにしてエレベータ制御装置30にはバッテリ装置20から電力を供給する構成とする。なお、必ずしも、このような構成でなくとも良い。
ここで、停電が発生すると、バッテリ24の電力のみが駆動装置10に駆動される。制御マイコン35に設けられた状態検出部41の停電検出部41aが停電状態を検出すると(ステップS11のYes)、リミット設定部42は、バッテリ電力を放電するときのリミット値を通常運転時よりも上げ、その上げた状態で固定する(ステップS12)。
この様子を図4に示す。
商用電源1の電力(V1)が正常に供給されている状態では、バッテリ放電のリミット値は低めに設定されている(L1)。これは、通常運転時ではバッテリ電力は駆動電力のアシストとして使われるため、あまり大きな電力を必要としないためである。また、電力異常時に備えてバッテリ24の残量に余裕を持たせておく必要もあり、リミット値が低めに設定されている。
商用電源1の電力(V1)が正常に供給されている状態では、バッテリ放電のリミット値は低めに設定されている(L1)。これは、通常運転時ではバッテリ電力は駆動電力のアシストとして使われるため、あまり大きな電力を必要としないためである。また、電力異常時に備えてバッテリ24の残量に余裕を持たせておく必要もあり、リミット値が低めに設定されている。
停電が発生し、バッテリ電力に切り替えられたとき、リミット設定部42によってリミット値が通常運転時よりも上げられる。このときのリミット値をL2とすると(L2>L1)、運転が終了するまでの間、L2の状態が維持される。
電力供給制御部43は、リミット設定部42によって設定されたリミット値に基づいてバッテリ装置20の放電動作を制御し、駆動装置10にバッテリ電力を供給して乗りかご4の運転を継続する(ステップS13,S14)。
このように、停電発生時にリミット値を上げてバッテリ電力を供給することで、乗りかご4の運転速度を落とさせずに定格速度で運転を継続することができる。この場合、乗りかご4を最寄階に一旦停止させた後、停電が復旧するまでの間、バッテリ電力だけで通常の運転を継続することになる。なお、このときの運転継続時間はバッテリ24の性能によって決まる。大容量かつ短時間でフル充電可能なバッテリ24を使用すれば、数時間の間、定格速度で通常の運転を継続することが可能である。
一方、停電が発生したとき、駆動装置10の直流母線間の電圧が急激に低下し、そのときの衝撃で乗りかご4が大きく揺れることがある。図4の例では、停電発生により、駆動装置10の直流母線間の電圧がVd1からVd2に低下した状態を示している。なお、この直流母線間の電圧降下は停電発生時に限らず、例えば商用電源1の欠相などの何らかの電力系統の異常が発生した場合も同様に生じる。
そこで、本実施形態では、制御マイコン35に状態検出部41として停電検出部41aとは別に電圧降下検出部41bが設けられており、駆動装置10の直流母線間の直流電圧を監視する構成としている。この電圧降下検出部41bによって所定値(Vd2)以下の電圧降下が検出された場合に(ステップS15のYes)、リミット設定部42は、上記停電検出と同様にリミット値をL1からL2に上げ、そのL2の状態で固定する(ステップS12)。これにより、電力供給制御部43は、バッテリ電力を上げて駆動装置10に供給して乗りかご4の運転を継続する(ステップS13,S14)。
なお、図4の例は力行運転中に停電が発生した場合を想定した場合である。力行運転中に停電が発生すると、直ちに直流電圧が下がるので、その時点でリミット値を上げる。一方、回生運転中には停電が発生しても直ぐには直流電圧が下がらず、電圧降下の状態でリミット値を上げる。すなわち、回生運転中は停電検出(ステップS11)でリミット値を上げ、力行運転中は電圧降下検出(ステップS15)でリミット値を上げることになる。
このように、駆動装置10の直流母線間の電圧降下を考慮してリミット値を上げてバッテリ電力を供給することで、直流母線間の電圧降下による影響を防ぐことができる(ショックレスの実現)。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、駆動装置10の直流母線間の電圧降下(所定値以下の電圧降下)が検出された場合にバッテリ放電のリミット値を上げるようにした。これに対し、第2の実施形態では、駆動装置10の直流母線間の電圧降下状態に応じてバッテリ放電のリミット値を上げる構成としている。
次に、第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、駆動装置10の直流母線間の電圧降下(所定値以下の電圧降下)が検出された場合にバッテリ放電のリミット値を上げるようにした。これに対し、第2の実施形態では、駆動装置10の直流母線間の電圧降下状態に応じてバッテリ放電のリミット値を上げる構成としている。
図5は第2の実施形態におけるエレベータの処理動作を示すフローチャートである。なお、上記第1の実施形態における図3と同じ処理には同一のステップ番号を付し、その説明を省略するものとする。
上記第1の実施形態と同様に、制御マイコン35に状態検出部41として停電検出部41aとは別に電圧降下検出部41bが設けられており、駆動装置10の直流母線間の直流電圧を監視している。ここで、第2の実施形態では、電圧降下検出部41bによって所定値以下の電圧降下が検出された場合に(ステップS15のYes)、リミット設定部42は、その電圧降下の傾きが急峻であるか否かを判断する(ステップS16)。ここで、「電圧降下の傾きが急峻」とは、直流電圧が短時間に所定値まで低下する状態を言う。
この様子を図6に示す。
停電が発生した場合に、駆動装置10の直流母線間の直流電圧が急激に下がる。このため、図6のように時間t1の間にVd1からVd2まで低下することになる。一方、停電が発生しても、そのときに回生運転中であれば、巻上機2から駆動装置10に回生電力がフィードバックしているため、電圧降下は緩やかなものとなる。すなわち、点線で示すように、時間t2(t2>t1)の間にVd1からVd2まで低下することになる。このような場合には、直ちにバッテリ電力を上げなくても問題ない。すなわち、時間t2後にVd2まで低下した時点でリミット値を上げることになる。
停電が発生した場合に、駆動装置10の直流母線間の直流電圧が急激に下がる。このため、図6のように時間t1の間にVd1からVd2まで低下することになる。一方、停電が発生しても、そのときに回生運転中であれば、巻上機2から駆動装置10に回生電力がフィードバックしているため、電圧降下は緩やかなものとなる。すなわち、点線で示すように、時間t2(t2>t1)の間にVd1からVd2まで低下することになる。このような場合には、直ちにバッテリ電力を上げなくても問題ない。すなわち、時間t2後にVd2まで低下した時点でリミット値を上げることになる。
そこで、駆動装置10の直流母線間の電圧降下の傾きが急峻であった場合つまり時間t1の間にVd1からVd2まで低下した場合に(ステップS16のYes)、リミット設定部42は、リミット値をL1からL2に上げ、そのL2の状態で固定する(ステップS12)。これにより、電力供給制御部43は、バッテリ電力を上げて駆動装置10に供給して乗りかご4の運転を継続する(ステップS13,S14)。
このように、駆動装置10の電圧降下の状態に応じてバッテリ放電のリミット値を上げることで、不用意にバッテリ電力を上げることを防いて運転を継続することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、駆動装置10の直流母線間の電圧降下状態に応じてバッテリ放電のリミット値を線形的に設定する構成としている。
次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、駆動装置10の直流母線間の電圧降下状態に応じてバッテリ放電のリミット値を線形的に設定する構成としている。
図7は第3の実施形態におけるエレベータの処理動作を示すフローチャートである。なお、上記第1の実施形態における図3と同じ処理には同一のステップ番号を付し、その説明を省略するものとする。
上記第1の実施形態と同様に、制御マイコン35に状態検出部41として停電検出部41aとは別に電圧降下検出部41bが設けられており、駆動装置10の直流母線間の直流電圧を監視している。ここで、第3の実施形態では、電圧降下検出部41bによって所定値以下の電圧降下が検出された場合に(ステップS15のYes)、リミット設定部42は、その電圧降下のレベルに応じてバッテリ放電のリミット値を線形的に設定し、その設定後の状態で固定する(ステップS16)。この場合、電圧降下のレベルが大きい程、リミット設定部42は、リミット値を上げるように設定する。
この様子を図8に示す。
停電が発生した場合に、駆動装置10の直流母線間の直流電圧が急激に下がる。そのとき、例えば力行運転が連続しているなど、負荷の大きい運転を行っているときには、直流電圧がさらに下がることになる。
停電が発生した場合に、駆動装置10の直流母線間の直流電圧が急激に下がる。そのとき、例えば力行運転が連続しているなど、負荷の大きい運転を行っているときには、直流電圧がさらに下がることになる。
ここで、図8に示すように、直流電圧がVd1からVd2まで低下した場合には、リミット設定部42は、リミット値を通常運転時のL1からL2まで上げて固定する。また、直流電圧がVd1からVd3まで低下した場合には、リミット設定部42は、リミット値を通常運転時のL1からL3まで上げて固定する。なお、Vd3<Vd2<Vd1であり、L3>L2>L1である。
電力供給制御部43は、リミット設定部42によって設定されたリミット値に基づいてバッテリ電力を駆動装置10に供給して乗りかご4の運転を継続する(ステップS13,S14)。この場合、リミット値が高く設定されている程、バッテリ電力を上げて駆動装置10に供給できることになる。
このように、駆動装置10の電圧降下のレベルに応じてバッテリ放電のリミット値を線形的に設定することで、バッテリ電力を適切に上げて運転を継続することができる。
なお、上記第2の実施形態と組み合わせて、駆動装置10の電圧降下の傾きが急峻の場合に、そのときの電圧降下のレベルに応じてバッテリ放電のリミット値を線形的に設定するように構成することも可能である。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、停電などの電力異常が発生した場合に、定格速度で運転を継続することのできるエレベータを提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…商用電源、2…巻上機、3…ロープ、4…乗りかご、5…カウンタウェイト、10…駆動装置、11…コンバータ、12…平滑コンデンサ、13…インバータ、20…バッテリ装置、21…AC/DC変換器、22…DC/DC変換器、23…DC/DC変換器、24…バッテリ、30…エレベータ制御装置、31…制御電源トランス、32…非常用電源装置、33…制御電源装置、34…照明電源装置、35…制御マイコン、41…状態検出部、41a…停電検出部、41b…電圧降下検出部、42…リミット設定部、43…電力供給制御部。
本実施形態に係るエレベータは、商用電源から供給される電力を受けて巻上機を駆動する駆動装置と、乗りかごの回生運転時に発生する電力を蓄え、力行運転時にその蓄えた電力を上記駆動装置に供給するバッテリ装置と、上記駆動装置に対する電力供給状態を検出する状態検出手段と、この状態検出手段によって検出された電力供給状態に基づいて上記バッテリ装置の放電動作に対するリミット値を設定するリミット設定手段と、このリミット設定手段によって設定された上記リミット値に基づいて上記バッテリ装置の放電動作を制御し、上記駆動装置にバッテリ電力を供給して上記乗りかごの運転を継続する電力供給制御手段とを具備する。
上記状態検出手段は、上記駆動装置に対する電力供給状態として上記駆動装置の直流母線間の電圧降下を検出する。上記リミット設定手段は、上記状態検出手段によって上記駆動装置の直流母線間の電圧降下が検出され、その電圧降下の傾きが急峻であった場合に、上記リミット値を通常運転時よりも上げ、その上げた状態で固定する。
上記状態検出手段は、上記駆動装置に対する電力供給状態として上記駆動装置の直流母線間の電圧降下を検出する。上記リミット設定手段は、上記状態検出手段によって上記駆動装置の直流母線間の電圧降下が検出され、その電圧降下の傾きが急峻であった場合に、上記リミット値を通常運転時よりも上げ、その上げた状態で固定する。
Claims (5)
- 商用電源から供給される電力を受けて巻上機を駆動する駆動装置と、
乗りかごの回生運転時に発生する電力を蓄え、力行運転時にその蓄えた電力を上記駆動装置に供給するバッテリ装置と、
上記駆動装置に対する電力供給状態を検出する状態検出手段と、
この状態検出手段によって検出された電力供給状態に基づいて上記バッテリ装置の放電動作に対するリミット値を設定し、その設定後の状態で固定するリミット設定手段と、
このリミット設定手段によって設定された上記リミット値に基づいて上記バッテリ装置の放電動作を制御し、上記駆動装置にバッテリ電力を供給して上記乗りかごの運転を継続する電力供給制御手段と
を具備したことを特徴とするエレベータ。 - 上記状態検出手段は、
上記駆動装置に対する電力供給状態として上記商用電源の停電状態を検出し、
上記リミット設定手段は、
上記状態検出手段によって上記商用電源の停電状態が検出された場合に、上記リミット値を通常運転時よりも上げ、その上げた状態で固定することを特徴とする請求項1記載のエレベータ。 - 上記状態検出手段は、
上記駆動装置に対する電力供給状態として上記駆動装置の直流母線間の電圧降下を検出し、
上記リミット設定手段は、
上記状態検出手段によって上記駆動装置の直流母線間の電圧降下が検出された場合に、上記リミット値を通常運転時よりも上げ、その上げた状態で固定することを特徴とする請求項1記載のエレベータ。 - 上記リミット設定手段は、
上記駆動装置の直流母線間の電圧降下の傾きが急峻であった場合に、上記リミット値を通常運転時よりも上げ、その上げた状態で固定することを特徴とする請求項3記載のエレベータ。 - 上記リミット設定手段は、
上記駆動装置の直流母線間の電圧降下のレベルに応じて上記リミット値を線形的に設定し、その設定後の状態で固定することを特徴とする請求項3記載のエレベータ。
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