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JP2018187850A - 積層体及びその製造方法、コラーゲンフィルム、コラーゲン複合フィルム、転写方法、細胞培養用足場、創傷被覆材、美容用パック材 - Google Patents

積層体及びその製造方法、コラーゲンフィルム、コラーゲン複合フィルム、転写方法、細胞培養用足場、創傷被覆材、美容用パック材 Download PDF

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JP2018187850A
JP2018187850A JP2017092470A JP2017092470A JP2018187850A JP 2018187850 A JP2018187850 A JP 2018187850A JP 2017092470 A JP2017092470 A JP 2017092470A JP 2017092470 A JP2017092470 A JP 2017092470A JP 2018187850 A JP2018187850 A JP 2018187850A
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JP2017092470A
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理恵 ▲高▼砂
理恵 ▲高▼砂
Rie Takasago
寛 稲田
Hiroshi Inada
寛 稲田
二村 恵朗
Shigeaki Nimura
恵朗 二村
市橋 光芳
Mitsuyoshi Ichihashi
光芳 市橋
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Fujifilm Corp
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Abstract

【課題】簡便な方法で作製でき、且つ、大面積化が容易な、コラーゲンが配向してなるコラーゲン膜を含む積層体、及びその製造方法、コラーゲンフィルム、コラーゲン複合フィルム、転写方法、細胞培養用足場、創傷被覆材、並びに、美容用パックを提供する。
【解決手段】配向層14と、配向層14上に配置された、コラーゲンが配向してなるコラーゲン層16と、を有する、積層体10。および、積層体10からコラーゲン層16を剥離することにより得られる、コラーゲンフィルム。および、積層体10から、コラーゲン層16を支持体上に転写して得られる、コラーゲン複合フィルム。
【選択図】図1

Description

本発明は、積層体及びその製造方法、コラーゲンフィルム、コラーゲン複合フィルム、転写方法、細胞培養用足場、創傷被覆材、並びに、美容用パック材に関する。
昨今、細胞工学分野、及び医療分野等において、コラーゲン繊維の配向性を自由に設計する方法が求められており、例えば、コラーゲンが配向してなるコラーゲン層(以下、単に「コラーゲン層」ともいう。)は細胞培養用足場へ適用が期待される。
コラーゲン層を足場として細胞を培養すると、細胞の培養に配向性が生まれ、特定の方向への細胞の成長が促進されること等が報告されている(非特許文献1、及び株式会社アトリーHP(http://www.a-tree.co.jp/bio/gel.html)等参照)。
また、心筋及び血管等の組織は体内で高次に配向しており、それらの細胞を培養するための足場としては、実際の器官の高次構造に類似した構造となるようにコラーゲンを高次に配向させることが望ましい旨が記載されている(特許文献1参照)。更に、足場の弾性率が細胞の増殖速度及び分化に影響を与えること等も報告されている(非特許文献2参照)。
このため、コラーゲンの配向を自在に制御できる方法が望まれている。
例えば、特許文献1では、支持体上にコラーゲン溶液を展開し、上記コラーゲン溶液を流動させて展延する方法を開示している。具体的には、例えば、支持体上に展開したコラーゲン溶液を、押圧部材等を用いて加圧流動させる方法等が挙げられる。しかし、特許文献1による方法であると、特定の方向(展延方向)のみにしか配向させることができず、また、押圧部材等を用いる必要があり、手順が煩雑であった。
また、特許文献2では、ノズルを用いて、せん断によりコラーゲンを配向させる方法を開示している。しかし、特許文献2による方法であると、繊維状の配向糸が形成されるため、コラーゲン層の大面積化を達成することは困難であった。
国際公開2009/084507号公報 国際公開2012/114707号公報
Langmure 2009, 25, 3200−3206 Biomaterials 30 2009 4695−4699
そこで、本発明は、簡便な方法で作製でき、且つ、大面積化が容易な、コラーゲンが配向してなるコラーゲン層を含む部材(積層体)及びその製造方法を提供することを課題とする。
また、本発明は、コラーゲンが配向してなるコラーゲン層を含む部材(積層体)を用いて形成される、コラーゲンフィルム、コラーゲン複合フィルム、細胞培養用足場、創傷被覆材、及び美容用パック材、並びに、転写方法を提供することも課題とする。
本発明者らは、上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、配向層を用いることにより上記課題を解決できることを知見し、本発明を完成させた。
すなわち、以下の構成により上記目的を達成することができることを見出した。
〔1〕 配向層と、上記配向層上に配置された、コラーゲンが配向してなるコラーゲン層と、を有する、積層体。
〔2〕 上記配向層は、重合性基を有する液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層、シランカップリング剤層、ラビング処理が施された樹脂層、光配向層、及び、延伸樹脂層からなる群から選択される、〔1〕に記載の積層体。
〔3〕 上記配向層は、重合性基を有する液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層、シランカップリング剤層、及びラビング処理が施された樹脂層からなる群から選択される、〔1〕又は〔2〕に記載の積層体。
〔4〕 上記配向層は、重合性基を有する液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層、又はシランカップリング剤層である、〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の積層体。
〔5〕 〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の積層体から上記コラーゲン層を剥離することにより得られる、上記コラーゲン層からなるコラーゲンフィルム。
〔6〕 〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の積層体から、上記コラーゲン層を支持体上に転写して得られる、上記支持体と、上記支持体上に配置された上記コラーゲン層と、を有するコラーゲン複合フィルム。
〔7〕 〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の積層体から、上記コラーゲン層を支持体上に転写する、コラーゲン層の転写方法。
〔8〕 〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の積層体、〔5〕に記載のコラーゲンフィルム、又は、〔6〕に記載のコラーゲン複合フィルムを用いた、細胞培養用足場。
〔9〕 〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の積層体、〔5〕に記載のコラーゲンフィルム、又は、〔6〕に記載のコラーゲン複合フィルムを用いた、創傷被覆材。
〔10〕 〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の積層体、〔5〕に記載のコラーゲンフィルム、又は、〔6〕に記載のコラーゲン複合フィルムを用いた、美容用パック材。
〔11〕 〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の積層体の製造方法であって、
配向層上に、コラーゲンを含む溶液を塗布して、上記コラーゲン層を形成する工程を有する、積層体の製造方法。
本発明によれば、簡便な方法で作製でき、且つ、大面積化が容易な、コラーゲンが配向してなるコラーゲン膜を含む部材(積層体)及びその製造方法を提供することができる。
また、本発明によれば、コラーゲンが配向してなるコラーゲン層を含む部材(積層体)を用いて形成される、コラーゲンフィルム、コラーゲン複合フィルム、細胞培養用足場、創傷被覆材、及び美容用パック材、並びに、転写方法を提供することができる。
本発明の積層体の実施形態の一例を示す断面模式図である。 本発明のコラーゲン複合フィルムの実施形態の一例を示す断面模式図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
また、(メタ)アクリル樹脂とは、アクリル樹脂又はメタクリロイル樹脂を表す。
〔積層体〕
本発明の特徴点の一つとしては、配向層を用いてコラーゲンを配向させている点が挙げられる。コラーゲンを配向層上に付与する(例えば、コラーゲンを含む溶液を配向層上に塗布する)と、配向層の配向に束縛されてコラーゲンが配向し、コラーゲンが配向してなるコラーゲン層が形成される。なお、コラーゲン層は光学異方性を示すことから、コラーゲンの配向の有無及び配向の程度は、位相差(例えば、面内位相差)を測定することにより確認できる。
配向層としては、後述するように、例えば、重合性基を有する液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層、シランカップリング剤層、ラビング処理が施された樹脂層、光配向層、及び、延伸樹脂層等が挙げられる。
本発明の積層体は、上述のように配向層を用いてコラーゲンを配向させるため、簡便に作製でき、且つ、大面積化が容易である。
以下、図面を参照しながら、本発明について詳述する。
図1は、本発明の積層体の一態様を模式的に表す断面図である。図1において、積層体10は、基材12と、配向層14と、コラーゲン層16とをこの順に備える。
以下、各構成部材について説明する。
<基材12>
基材12は、配向層14及びコラーゲン層16を支持するための部材である。
基材12は、透明であるのが好ましく、具体的には、光透過率が80%以上であるのが好ましい。
基材12としては、例えば、ガラス基板及びポリマーフィルムが挙げられる。
ポリマーフィルムの材料としては、セルロース系ポリマー;アクリル系ポリマー;熱可塑性ノルボルネン系ポリマー;ポリカーボネート系ポリマー;ポリエチレンテレフタレート、及びポリエチレンナフタレート等のポリエステル系ポリマー;ポリスチレン、及びアクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)等のスチレン系ポリマー;ポリエチレン、ポリプロピレン、及びエチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン系ポリマー;塩化ビニル系ポリマー;ナイロン、及び芳香族ポリアミド等のアミド系ポリマー;イミド系ポリマー;スルホン系ポリマー;ポリエーテルスルホン系ポリマー;ポリエーテルエーテルケトン系ポリマー;ポリフェニレンスルフィド系ポリマー;塩化ビニリデン系ポリマー;ビニルアルコール系ポリマー;ビニルブチラール系ポリマー;アリレート系ポリマー;ポリオキシメチレン系ポリマー;エポキシ系ポリマー;又はこれらのポリマーを混合したポリマーが挙げられる。
基材12の厚みは特に制限されないが、5〜500μmが好ましく、30〜100μmがより好ましい。
<配向層14>
配向層14は、コラーゲン層16に含まれるコラーゲンを配向させるための層である。コラーゲン層16に含まれるコラーゲンは、配向層14の配向規制力によって配向する。
配向層14の厚みは特に制限されないが、積層体の薄型化の点、及び、コラーゲン層16の配向制御性の点から、0.01〜10μmが好ましく、0.01〜5.0μmがより好ましく、0.01〜2.0μmが更に好ましい。
配向層14の種類としては特に限定されないが、重合性基を有する液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層、シランカップリング剤層、ラビング処理が施された樹脂層、光配向層、及び、延伸樹脂層等が挙げられる。なかでも、コラーゲン層中のコラーゲンの配向性がより優れる点で、配向層14としては、重合性基を有する液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層、シランカップリング剤層、又はラビング処理が施された樹脂層が好ましく、重合性基を有する液晶性化合物を配向して重合してなる液晶層、又はシランカップリング剤層がより好ましい。
以下、各配向層について詳述する。
(重合性基を有する液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層)
液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層は、配向した重合性基を有する液晶性化合物(後述する棒状液晶性化合物又は円盤状液晶性化合物)が重合によって固定されて形成された層であり、この場合、層となった後はもはや液晶性を示す必要はない。つまり、液晶層は、配向した液晶性化合物が固定化されてなる層である。液晶層は、液晶性化合物が所定の配向状態で維持されるため、コラーゲン層16の配向層として寄与できる。
液晶性化合物の種類は特に制限されないが、その形状から、棒状タイプ(棒状液晶性化合物)と円盤状タイプ(円盤状液晶性化合物。ディスコティック液晶性化合物)とに分類できる。更にそれぞれ低分子タイプと高分子タイプとがある。高分子とは一般に重合度が100以上のものを指す(高分子物理・相転移ダイナミクス,土井 正男 著,2頁,岩波書店,1992)。なお、2種以上の棒状液晶性化合物、2種以上の円盤状液晶性化合物、又は、棒状液晶性化合物と円盤状液晶性化合物との混合物を用いてもよい。
液晶性化合物は、重合性基を有する。
重合性基の数は特に制限されないが、液晶層の硬化性がより優れる点から、2以上が好ましい。上限は特に制限されないが、10以下の場合が多い。
上記重合性基の種類は特に制限されず、ラジカル重合又はカチオン重合が可能な重合性基が好ましい。
ラジカル重合性基としては、公知のラジカル重合性基を用いることができ、アクリロイル基又はメタアクリロイル基が好ましい。
カチオン重合性基としては、公知のカチオン重合性基を用いることができ、具体的には、脂環式エーテル基、環状アセタール基、環状ラクトン基、環状チオエーテル基、スピロオルソエステル基、及び、ビニルオキシ基等が挙げられる。なかでも、脂環式エーテル基又はビニルオキシ基が好ましく、エポキシ基、オキセタニル基、又は、ビニルオキシ基がより好ましい。
特に、好ましい重合性基の例としては下記が挙げられる。
液晶層の形成方法は特に制限されないが、配向層としての機能をより高める点で、重合性基を有する液晶性化合物(以後、単に「重合性液晶性化合物」とも称する)を含む組成物(以後、単に「組成物」とも称する)を塗布して塗膜を形成し、塗膜に配向処理を施して重合性液晶性化合物を配向させ、得られた塗膜に対して硬化処理(紫外線の照射(光照射処理)又は加熱処理)を施して、液晶層を形成する方法が好ましい。
以下、上記方法の手順について詳述する。
まず、被塗布基材上に、組成物を塗布して塗膜を形成し、塗膜に配向処理を施して重合性液晶性化合物を配向させる。
被塗布基材としては、上述した基材であってもよく、重合性液晶性化合物の配向がよりしやすい点、基材と基材上に配置された配向層Xとを含む配向層付き基材が好ましい。
配向層Xとしては、公知の配向層を用いることができ、例えば、後述する光配向層又はラビング処理が施された樹脂層が挙げられる。
なお、基材の表面に直接ラビング処理を施して、ラビング処理が施された表面上に組成物を塗布してもよい。
使用される組成物は、重合性液晶性化合物を含む。重合性液晶性化合物の定義は、上述した通りである。
組成物中における重合性液晶性化合物の含有量は特に制限されないが、組成物中の全固形分に対して、50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、90質量%以上が更に好ましい。上限は特に制限されないが、99質量%以下の場合が多い。
なお、組成物中の全固形分には、溶媒は含まれない。
上記組成物には、上述した重合性液晶性化合物以外の成分が含まれていてもよい。
組成物には、重合開始剤が含まれていてもよい。使用される重合開始剤は、重合反応の形式に応じて選択され、例えば、熱重合開始剤、及び、光重合開始剤が挙げられる。例えば、光重合開始剤としては、α−カルボニル化合物、アシロインエーテル、α−炭化水素置換芳香族アシロイン化合物、多核キノン化合物、及び、トリアリールイミダゾールダイマーとp−アミノフェニルケトンとの組み合わせ等が挙げられる。
組成物中における重合開始剤の含有量は、組成物の全固形分に対して、0.01〜20質量%が好ましく、0.5〜5質量%がより好ましい。
また、組成物には、重合性モノマーが含まれていてもよい。
重合性モノマーとしては、ラジカル重合性又はカチオン重合性の化合物が挙げられる。なかでも、多官能性ラジカル重合性モノマーが好ましい。また、重合性モノマーとしては、上記の重合性基を有する液晶性化合物と共重合性のモノマーが好ましい。例えば、特開2002−296423号公報中の段落[0018]〜[0020]に記載の重合性モノマーが挙げられる。
組成物中における重合性モノマーの含有量は、重合性液晶性化合物の全質量に対して、1〜50質量%が好ましく、2〜30質量%がより好ましい。
また、組成物には、界面活性剤が含まれていてもよい。
界面活性剤としては、従来公知の化合物が挙げられるが、特にフッ素系化合物が好ましい。例えば、特開2001−330725号公報中の段落[0028]〜[0056]に記載の化合物、及び、特願2003−295212号明細書中の段落[0069]〜[0126]に記載の化合物が挙げられる。
また、組成物には、溶媒が含まれていてもよい。溶媒としては、有機溶媒が好ましい。有機溶媒としては、アミド(例:N,N−ジメチルホルムアミド)、スルホキシド(例:ジメチルスルホキシド)、ヘテロ環化合物(例:ピリジン)、炭化水素(例:ベンゼン、ヘキサン)、アルキルハライド(例:クロロホルム、ジクロロメタン)、エステル(例:酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル)、ケトン(例:アセトン、メチルエチルケトン)、及び、エーテル(例:テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン)が挙げられる。なお、2種類以上の有機溶媒を併用してもよい。
また、組成物には、垂直配向剤、及び、水平配向剤等の各種配向制御剤が含まれていてもよい。これらの配向制御剤としては、例えば、界面側において液晶性化合物を水平又は垂直に配向制御可能な化合物が挙げられる。
更に、組成物には、上記成分以外に、密着改良剤、可塑剤、及び、ポリマー等が含まれていてもよい。
組成物の塗布方法としては、カーテンコーティング法、ディップコーティング法、スピンコーティング法、印刷コーティング法、スプレーコーティング法、スロットコーティング法、ロールコーティング法、スライドコーティング法、ブレードコーティング法、グラビアコーティング法、及び、ワイヤーバー法等が挙げられる。
被塗布基材上に形成された塗膜に、配向処理を施して、塗膜中の重合性液晶性化合物を配向させる。
配向処理は、室温により塗膜を乾燥させる、又は、塗膜を加熱することにより行うことができる。配向処理で形成される液晶相は、サーモトロピック性液晶性化合物の場合、一般に温度又は圧力の変化により転移させることができる。リオトロピック性液晶性化合物の場合には、溶媒量等の組成比によっても転移させることができる。
なお、塗膜を加熱する場合の条件は特に制限されないが、加熱温度としては50〜150℃が好ましく、加熱時間としては10秒間〜5分間が好ましい。
次に、重合性液晶性化合物が配向された塗膜に対して硬化処理を施す。
重合性液晶性化合物が配向された塗膜に対して実施される硬化処理の方法は特に制限されず、例えば、光照射処理及び加熱処理が挙げられる。なかでも、製造適性の点から、光照射処理が好ましく、紫外線照射処理がより好ましい。
光照射処理の照射条件は特に制限されないが、50〜1000mJ/cmの照射量が好ましい。
(シランカップリング剤層)
配向層は、シランカップリング剤層であってもよい。
シランカップリング剤層の形成方法としては、例えば、基材(例えば、ガラス基材)表面にシランカップリング剤を付与することにより得られる。基材表面に付与されたシランカップリング剤は、縮合によりシロキサン結合を生起し、基材表面にシランカップリング剤層の薄膜を形成する。シランカップリング剤層は、上述の薄膜形成過程において、基材の表面エネルギー及び乾燥速度の影響等により、表面に凹凸構造を有している。シランカップリング剤層は、この凹凸構造によりコラーゲン層16の配向層として寄与できる。
シランカップリング剤の種類は、特に限定されない。シランカップリング剤としては、多数の市販品を入手でき、例えば、3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン((3-Glycidyloxypropyl)trimethoxysilane)、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン((3-Mercaptopropyl)trimethoxysilane)、トリメトキシフェニルシラン(Phenyltrimethoxysilane)、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン(Methyltrimethoxysilane)、ヘキシルトリメトキシシラン(Hexyltrimethoxysilane)、デシルトリメトキシシラン(Decyltrimethoxysilane)、及びドデシルトリメトキシシラン(Dodecyltrimethoxysilane)等が挙げられる。なかでも、コラーゲン層中のコラーゲンの配向性がより優れる点で、Si(ORA13(RA2)(ただし、RA1は、それぞれ独立に、炭素数1〜10(好ましくは炭素数1〜6、より好ましくは炭素数1〜3)のアルキル基を表す。RA2は、*−LA3−Wで表される基を表す。LA3は、−CH2−が−O−、−S−、−NRA4−、及び−CO−(ただし、RA4は、水素原子又はアルキル基を表す。)から選ばれる基で置換されていてもよい、炭素数1〜10(好ましくは炭素数1〜6)のアルキル基を表す。Wは、極性基(例えば、グリシジル基、メルカプト基、アミノ基など)を表す。*は結合位置を表す。)が好ましく、3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン((3-Glycidyloxypropyl)trimethoxysilane)、又は、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン((3-Mercaptopropyl)trimethoxysilane)がより好ましい。
基材表面にシランカップリング剤を付与する方法としては、例えば、シランカップリング剤及び溶剤を含む溶液を調製し、上記溶液を基材表面に塗布する方法、及び、上記溶液中に基材を浸漬する方法等が挙げられる。
上記溶液の塗布方法としては、カーテンコーティング法、ディップコーティング法、スピンコーティング法、印刷コーティング法、スプレーコーティング法、スロットコーティング法、ロールコーティング法、スライドコーティング法、ブレードコーティング法、グラビアコーティング法、及び、ワイヤーバー法等が挙げられる。
塗布後又は浸漬後に実施する乾燥は、室温での乾燥でもよく、50〜120℃での加熱が好ましく、40〜120℃での加熱がより好ましい。乾燥時間は、例えば、1〜30分間程度である。
また、配向性をより向上させるため、シランカップリング剤層にラビング処理を施してもよい。
シランカップリング剤層のラビング処理方法については、公知の方法を適用できる。
(ラビング処理が施された樹脂層)
配向層は、ラビング処理が施された樹脂層であってもよい。
上記樹脂層を形成する樹脂の種類は、特に限定されない。配向層用の樹脂としては、多数の文献に記載があり、多数の市販品を入手できる。ポリビニルアルコール又はポリイミド、及びその誘導体が好ましい。
また、樹脂のラビング処理方法については、公知の方法を適用できる。
(光配向層)
光配向層の種類は特に制限されず、公知の光配向層を用いることができる。
光配向層を形成するための材料は特に制限されないが、通常、光配向性基を有する化合物が使用される。化合物としては、光配向性基を含む繰り返し単位を有する重合体(ポリマー)であってもよい。
上記光配向性基は、光照射により膜に異方性を付与できる官能基である。より具体的には、光(例えば、直線偏光)の照射により、その基中の分子構造に変化が起こり得る基である。典型的には、光(例えば、直線偏光)の照射により、光異性化反応、光二量化反応、及び光分解反応から選ばれる少なくとも1つの光反応が引き起こされる基をいう。
これら光配向性基のなかでも、光異性化反応を起こす基(光異性化する構造を有する基)、及び、光二量化反応を起こす基(光二量化する構造を有する基)が好ましく、光二量化反応を起こす基がより好ましい。
上記光異性化反応とは、光の作用で立体異性化、又は、構造異性化を引き起こす反応をいう。このような光異性化反応を起こす物質としては、例えば、アゾベンゼン構造を有する物質(K. Ichimura et al., Mol.Cryst.Liq.Cryst., 298, page 221 (1997))、ヒドラゾノ−β−ケトエステル構造を有する物質(S. Yamamura et al., Liquid Crystals, vol. 13, No. 2, page 189 (1993))、スチルベン構造を有する物質(J.G.Victor and J.M.Torkelson, Macromolecules, 20, page 2241 (1987))、及びスピロピラン構造を有する物質(K. Ichimura et al., Chemistry Letters, page 1063 (1992) ;K.Ichimura et al., Thin Solid Films, vol. 235, page 101 (1993))等が知られている。
上記光異性化反応を起こす基としては、C=C結合又はN=N結合を含む光異性化反応を起こす基が好ましく、このような基としては、例えば、アゾベンゼン構造(骨格)を有する基、ヒドラゾノ−β−ケトエステル構造(骨格)を有する基、スチルベン構造(骨格)を有する基、及び、スピロピラン構造(骨格)を有する基等が挙げられる。
上記光二量化反応とは、光の作用で二つの基の間で付加反応が起こり、典型的には環構造が形成される反応をいう。このような光二量化を起こす物質としては、例えば、桂皮酸構造を有する物質(M. Schadt et al., J. Appl. Phys., vol. 31, No. 7, page 2155 (1992))、クマリン構造を有する物質(M. Schadt et al., Nature., vol. 381, page 212 (1996))、カルコン構造を有する物質(小川俊博他、液晶討論会講演予稿集,2AB03(1997))、及びベンゾフェノン構造を有する物質(Y. K. Jang et al., SID Int. Symposium Digest, P-53(1997))等が知られている。
上記光二量化反応を起こす基としては、例えば、桂皮酸(シンナモイル)構造(骨格)を有する基、クマリン構造(骨格)を有する基、カルコン構造(骨格)を有する基、ベンゾフェノン構造(骨格)を有する基、及び、アントラセン構造(骨格)を有する基等が挙げられる。これら基のなかでも、桂皮酸構造を有する基、又は、クマリン構造を有する基が好ましく、桂皮酸構造を有する基がより好ましい。
(延伸樹脂層)
配向層は、延伸樹脂層であってもよい。延伸樹脂層とは、延伸処理が施された樹脂層であり、樹脂層内部の樹脂が所定の方向に延伸されている。
上記樹脂層を形成する樹脂の種類は、特に限定されない。延伸可能な樹脂としては、多数の文献に記載があり、多数の市販品を入手できるが、例えば、ポリエステル樹脂、又はポリプロピレン樹脂が好ましい。
また、樹脂の延伸処理方法については、公知の方法を適用できる。延伸は、一軸延伸及び二軸延伸のいずれであってもよい。
なお、延伸樹脂層の形成方法としては、樹脂からなる基材(樹脂基材)上に樹脂膜を形成して積層体を形成した後、この積層体を延伸することにより、基材上に延伸処理が施された樹脂層を形成する方法が挙げられる。
配向層14は、基材12の全面に配置されていても、部分的に配置されていてもよい。なお、配向層14が部分的に配置される態様とは、基材12上において配向層14を形成したい場所にあわせて配置する態様を意味し、例えば、配向層をパターン状に配置する態様が挙げられる。配向層14をパターン状に配置することにより、配向層14上に形成されるコラーゲン層16の配向をより高次に制御することが可能となる。
特に、積層体10が、細胞培養用足場として用いられる場合には、配向層14をパターン状に配置することが望ましい。細胞培養用足場の形状は、細胞の成長速度及び分化の特性に影響を与えることが知られている(Biomaterials 32(2011) 8048-8057 Jiadong Ding et.al等参照)。このため、配向層14をパターン状に配置することにより、種々の細胞を形成できる。
配向層をパターン状に配置する際のパターンとしては特に限定されないが、例えば、メッシュパターンが挙げられる。メッシュパターン内の格子(開口部)の形状は特に制限されず、略ひし形の形状、又は、多角形状(例えば、三角形、四角形、六角形、星形)としてもよい。また、格子の一辺の形状を直線状の他、湾曲形状でもよいし、円弧状にしてもよい。
<コラーゲン層16>
(コラーゲン)
コラーゲン層16を構成するコラーゲンとしては特に限定されず、公知のコラーゲンを使用できる。
なお、本発明において「コラーゲン」とは、動物の結合組織を構成する主要タンパク質成分をいい、分子の主鎖構造が、(Gly−X−Y)、(Gly−Pro−X)及び(Gly−Pro−Hyp)で構成されるものをいう。ここで、「Gly」はグリシンを表し、「Pro」はプロリンを表し、「Hyp」はヒドロキシプロリンを表す。「X」及び「Y」は、グリシン、プロリン及びヒドロキシプロリン以外の天然及び非天然アミノ酸である。
コラーゲンのタイプについては特に限定されないが、例えば、I型、II型及びIII型等が挙げられる。特に取り扱いが容易である観点から、I型及びIII型が好ましい。また、本発明におけるコラーゲンは、三重らせん構造を有するトロポコラーゲン、プロコラーゲン及びアテロコラーゲン(例えば、「コラーゲンBM(新田ゼラチン社製)」)、アルカリ処理コラーゲン、サクシニル化アテロコラーゲン(例えば、多木化学株式会社製3重らせんコラーゲンシリーズ)、合成コラーゲン(JNC株式会社製ピュアコラ)、熱変性コラーゲンであるゼラチン、コラーゲンの加水分解体・酵素処理によって得られるコラーゲンペプチド、及びリコンビナントペプチド(RCP)(例えば、「cellnestリコンビナントペプチド(富士フイルム社製)」)等も含む。
コラーゲンは、生体組織からの抽出、化学的ポリペプチド合成、及び組み替えDNA法等により製造される。
また、生体組織としては、例えば、ウシ、ブタ、ウサギ、ヒツジ、ネズミ、鳥類、魚類、及びヒト等の皮膚、腱、骨、軟骨及び臓器等が挙げられる。
(コラーゲン層の形成方法)
コラーゲン層16の形成方法は特に制限されず、コラーゲンを配向層14上に付与することができればよく、例えば、コラーゲンを含む溶液(以下、「コラーゲン溶液」ともいう。)を、配向層14上に塗布し、必要に応じて塗膜を乾燥する方法が挙げられる。
コラーゲン溶液としては、コラーゲンの種類にもよるが、例えば、pH3〜5の水溶液が好ましい。また、コラーゲン溶液中におけるコラーゲンの濃度は、例えば、1〜10mg/mLが好ましい。
コラーゲン層16は、上記コラーゲン溶液の塗膜を配向層14上に形成した後、必要に応じて、6〜24時間程度、室温にて乾燥させることにより形成できる。コラーゲン層16に含まれるコラーゲンは、下層である配向層14の配向に束縛されて、所定の配向状態を形成する。
コラーゲン溶液の塗布方法としては、カーテンコーティング法、ディップコーティング法、スピンコーティング法、印刷コーティング法、スプレーコーティング法、スロットコーティング法、ロールコーティング法、スライドコーティング法、ブレードコーティング法、グラビアコーティング法、及び、ワイヤーバー法等が挙げられる。
コラーゲン層16の厚みは、0.1〜20μmが好ましく、1〜10μmがより好ましい。
なお、コラーゲン層16の厚みを大きくする場合には、上述の方法により形成したコラーゲン膜上に、更にコラーゲン溶液を塗布して塗膜を形成し、これを乾燥させる工程を繰り返せばよい。
コラーゲン層16の面内レターデーションは特に制限されないが、コラーゲンの配向性が優れる点で、膜厚1μmあたり(膜厚1μm換算)の波長550nmにおける面内レターデーションRe(550)は、0.30nm以上が好ましく、0.60nm以上がより好ましい。上限は特に制限されないが、10nm以下の場合が多い。
<その他の層>
本発明の積層体は、基材、配向層及びコラーゲン層以外の他の層を含んでいてもよい。他の層としては、用途によって適宜選択することができる。
なお、上記図1においては基材12が含まれる態様について述べたが、基材は積層体に含まれていなくともよい。
〔コラーゲンフィルム〕
本発明のコラーゲンフィルムは、上述した本発明の積層体からコラーゲン層を剥離することにより得られる。つまり、コラーゲンフィルムは、上述したコラーゲン層からなる。
上述した本発明の積層体から、コラーゲン層を剥離する方法としては特に限定されないが、コラーゲン層を引き剥がす方法のほか、コラーゲン層以外の層(例えば、配向層)を化学的に溶解することにより剥離する方法が挙げられる。
コラーゲンフィルムは、例えば、後述する創傷被覆材又は美容用パック材として好ましく使用することができる。
〔コラーゲン複合フィルム〕
本発明のコラーゲン複合フィルムは、支持体と、上記支持体上に配置されたコラーゲン層とを有する。本発明のコラーゲン複合フィルムは、上述した本発明の積層体からコラーゲン層を支持体に転写することにより得ることもできる。
図2は、本発明のコラーゲン複合フィルムの一態様を模式的に表す断面図である。図2において、コラーゲン複合フィルム20は、支持体22と、コラーゲン層16とをこの順に備える。つまり、コラーゲン複合フィルムは、配向層を必須として有する必要がない。
上述した本発明の積層体からコラーゲン層を支持体に転写する方法としては特に限定されず、例えば、コラーゲン層の配向層とは反対側の表面に粘着層を設け、この粘着層と支持体(支持体22)を貼り合せた後に、コラーゲン層から配向層及び基材を引き剥がす方法が挙げられる。また、上記以外の他の方法としては、例えば、コラーゲン層の配向層とは反対側の面上に粘着層を設け、この粘着層と支持体(支持体22)を貼り合せた後に、配向層を化学的に溶解することにより剥離する方法が挙げられる。
コラーゲンフィルムは、例えば、後述する創傷被覆材又は美容用パック材として好ましく使用することができる。
(支持体)
上記支持体22としては、コラーゲン層16を支持するための部材である。
支持体としては、プラスチックフィルムが好ましい。プラスチックフィルムを構成する材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、(メタ)アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、セルロース誘導体、シリコーン樹脂、及び、ポリビニルアルコール(PVA)等が挙げられる。
また、上記支持体上には、コラーゲン複合フィルムの使用用途に合わせて、他の層が設置されていてもよい。
(コラーゲン層)
コラーゲン層としては、上述したコラーゲン層16と同義であり、好適態様も同じである。
〔用途〕
本発明の積層体、コラーゲンフィルム、及びコラーゲン複合フィルムは、医療用人工材料、化粧材料、及び細胞培養材料等に使用できる。
医療用人工材料としては、真皮、骨、関節軟骨、腱、靱帯、及び、血管等の欠損部位に対して適応できる材料が挙げられ、空間の保持、及び、細胞の導入等を促進することができる。このような医療用人工材料は、再生医療にも適用できる。
また、本発明の積層体、コラーゲンフィルム、又はコラーゲン複合フィルムを創傷被覆材として用いることができ、例えば、止血剤を含浸させたコラーゲンフィルム、又は、コラーゲン層に止血剤を含浸させた積層体若しくはコラーゲン複合フィルムを出血部に被覆して止血用部材として用いる態様が挙げられる。
化粧材料としては、例えば、美容用パック材が挙げられる。本発明の積層体、コラーゲンフィルム、又はコラーゲン複合フィルムを美容用パック材として用いる場合には、例えば、コラーゲンフィルムを顔面形状にカットし、これに化粧水等を含浸させることにより、又は、本発明の積層体若しくはコラーゲン複合フィルムを顔面形状にカットし、コラーゲン層に化粧水等を含浸させることにより使用できる。
また、本発明の積層体、コラーゲンフィルム、又はコラーゲン複合フィルムは、例えば、細胞培養用足場としても使用でき、細胞を継代培養できる。対象とする細胞としては、例えば、ES細胞(embryonic stem cells)及びiPS細胞(induced pluripotent stem cells)等の細胞が挙げられる。
以下に実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、及び、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す実施例により限定的に解釈されるべきものではない。
〔基板の作製〕
以下の方法により、実施例1〜6及び比較例1で使用する基板1〜7をそれぞれ準備した。
<基板1>
ガラス基板をアルカリ洗剤で洗浄し、蒸留水でよくすすいだ後に、100℃にて5分間の乾燥を実施した。上記洗浄乾燥後のガラス基板上に、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)で2wt%に希釈したポリイミド配向層材料であるSE−130(日産化学社製)を塗布して塗膜を形成した。次いで、上記塗膜を100℃にて2分間乾燥した後、250℃にて1時間焼成することにより、樹脂層を積層したガラス基板を得た。
次いで、上記ガラス基板を3cm角にカットし、上記ガラス基板上の樹脂層に対してラビング処理を行うことにより、配向層付きガラス基板を作製した。この配向層のラビング処理面に、後述する組成の液晶組成物1をスピンコートすることにより液晶組成物の塗膜を形成した。この塗膜を85℃にて1分加熱した後に、500mJ/cmのUV(ultraviolet)露光機を用いて窒素下にて液晶性化合物を重合し、液晶層を形成した。なお、この液晶層は、重合性基を有する液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層に該当する。
上記手順により作製した液晶層付き基板の波長550nmにおける面内レターデーションRe(550)は、235nmであった。
なお、波長550nmにおける面内レターデーションは、後述する方法により測定することができる。
(液晶組成物1)
液晶性化合物LC−1、液晶性化合物LC−2、及び重合開始剤を混合した後、得られた混合物に溶剤を加えることにより、下記組成の液晶組成物1を調製した。なお、以下のLC−1及びLC−2の含有量は、LC−1及びLC−2の合計量に対する質量割合を意図する。
・後述する構造の液晶性化合物LC−1 80質量%
・液晶性化合物LC−2(パリオカラーLC242(BASF社製))
20質量%
・重合開始剤(Irgacure819(BASF社製)) 4.00phr
・溶剤(メチルエチルケトン) 溶質濃度が28質量%となる量
(液晶性化合物LC−1)
液晶性化合物LC−1は、特開2014−198814号公報の0164段落を参照して合成した。
<基板2>
UV露光機での露光を窒素下から大気下に変更した以外は、基板1の作製方法と同様の方法により基板2を作製した。なお、この液晶層は、重合性基を有する液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層に該当する。
<基板3>
液晶層を形成しなかった以外は、基板1の作製方法と同様の方法により基板3を作製した。つまり、基板3として、基板1の作製方法において得られる配向層付きガラス基板を用いた。なお、この配向層は、ラビング処理が施された樹脂層に該当する。
<基板4>
ガラス基板をアルカリ洗剤で洗浄し、蒸留水でよくすすいだ後に、セルホルダーに設置し、100℃にて5分間の乾燥を実施した。乾燥後、熱いままのガラス基板をセルホルダーに設置したまま3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシランの5vol%トルエン溶液に浸漬処理し、30分静置した。その後、溶液からガラス基板を取り出し、メタノールですすぎを行った後、再度100℃にて5分間の乾燥を実施した。
上記ガラス基板を3cm角にカットし、上記ガラス基板上の膜に対してラビング処理を行うことにより、配向層付きガラス基板を作製した。なお、この配向層は、シランカップリング剤層に該当する。
<基板5>
浸漬処理を行う溶液を3−メルカプトプロピルトリメトキシシランの5vol%トルエン溶液に変更した以外は、基板4の作製方法と同様の方法により、基板5を作製した。なお、この配向層は、シランカップリング剤層に該当する。
<基板6>
浸漬処理を行う溶液をメチルトリメトキシシランの5vol%トルエン溶液に変更した以外は、基板4の作製方法と同様の方法により、基板6を作製した。なお、この配向層は、シランカップリング剤層に該当する。
<基板7>
基板7として、基板1の作製方法において得られる、洗浄乾燥後のガラス基板を用いた。つまり、基板7は、配向層を有していない。
〔積層体の作製〕
上記基板1〜7の上に、それぞれコラーゲン層を形成した。具体的には、基板上にコラーゲン溶液(新田ゼラチン社製 コラーゲンBM)1mLを滴下し、クリーンベンチ内で1晩乾燥させることによりコラーゲン層を形成した。
なお、基板1〜6を用いた積層体をそれぞれ実施例1〜6とした。また、基板7を用いた積層体を比較例1とした。
(偏光顕微鏡での観察)
ガラス基板上のコラーゲン層を偏光顕微鏡(クロスニコル)で観察した。
この結果、配向層を有する基板である基板1〜3を用いて作製された実施例1〜3の積層体では、視野全体で位相差が確認でき、ステージを45°回転させるごとに明部と暗部が入れ替わる様子が確認された。
また、配向層を有する基板である基板4〜6を用いて作製された実施例4〜6の積層体では、明部と暗部が縞模様の状態になっている様子が確認され、各々ステージを45°回転させるごとに明部と暗部が入れ替わる様子が確認された。
一方、配向層を有さない基板である基板7を用いて作製された比較例1の積層体では、暗部のみが観測された。
結果を表1に示す。なお、表1では、明部と暗部とが観測された場合を「A」、暗部のみ観測された場合を「B」として示した。
(位相差測定)
偏光顕微鏡に波長550nmのセナルモンコンペンセータを装着し、セナルモン法によって各積層体の位相差(波長550nmにおける面内レターデーションRe(550))を測定した。
各積層体中のコラーゲン層の位相差(波長550nmにおける面内レターデーションRe(550))は、上記積層体の位相差から、使用した基板(基板1〜7のいずれか)の位相差(波長550nmにおける面内レターデーションRe(550))を差し引くことにより算出した。
なお、表1において、各積層体中のコラーゲン層の位相差は、膜厚1μmあたりの換算値として示した。
また、表1中、実施例1〜6の積層体におけるコラーゲン層の波長550nmにおける面内レターデーションReは、上述した偏光顕微鏡の観察において明部として観察された箇所での値である。
(コラーゲンの配向状態の評価)
上記方法により算出したコラーゲン層の位相差(膜厚1μm換算)に基づき、下記の基準によりコラーゲンの配向状態を評価した。コラーゲン層の波長550nmにおける面内レターデーションが大きいほど、コラーゲンの配向性が高い。
(評価基準)
「A」: コラーゲン層の波長550nmにおける面内レターデーションRe(550)が0.60nm以上。
「B」: コラーゲン層の波長550nmにおける面内レターデーションRe(550)が0.30nm以上、0.60nm未満。
「C」: コラーゲン層の波長550nmにおける面内レターデーションRe(550)の変化が0.30nm未満。
結果を表1に示す。
実施例1及び実施例2の結果から、液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層上にコラーゲン層を形成した場合、コラーゲン層形成前後で位相差に変化が見られた。この結果より、実施例1及び実施例2の積層体中のコラーゲン層では、コラーゲンが配向していることが確認できる。なお、コラーゲンをせん断により配向させた場合、膜厚1mmで最大160nm程度の位相差であり、膜厚1μmあたりの換算値は0.16nm程度である(東京都立産業技術研究センター研究報告 第11号 2016参照)。つまり、実施例1及び実施例2に示されるような、液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層上で形成されたコラーゲン層に含まれるコラーゲンは、コラーゲンをせん断により配向させた場合よりも、より配向していることが分かった。
また、実施例3の結果から、ラビング処理を施した樹脂層上で形成されたコラーゲン層に含まれるコラーゲンは、液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層上で形成されたコラーゲン層に含まれるコラーゲンと比べると、コラーゲンの配向状態は劣るものの、その約半分程度が配向している様子が観察された。
実施例4〜6では、使用したシランカップリング剤の種類によって配向状態はやや異なるが、周期的な配向変化が観察され、各ドメイン内(偏光顕微鏡にて明部として観察された領域)では実施例1及び実施例2と同程度に配向している様子が観察された。また、同ドメインの周期と対応し、波高が100〜150nm程度となる周期的な表面凹凸が発生している様子も確認された。
一方、比較例1の結果から、プラズマ処理を施したガラス基板上に形成されたコラーゲン層については、位相差がほとんど観察されず、コラーゲンは配向していなかった。
10 積層体
12 基材
14 配向層
16 コラーゲン層
20 コラーゲン複合フィルム
22 支持体

Claims (11)

  1. 配向層と、前記配向層上に配置された、コラーゲンが配向してなるコラーゲン層と、を有する、積層体。
  2. 前記配向層は、重合性基を有する液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層、シランカップリング剤層、ラビング処理が施された樹脂層、光配向層、及び、延伸樹脂層からなる群から選択される、請求項1に記載の積層体。
  3. 前記配向層は、重合性基を有する液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層、シランカップリング剤層、及びラビング処理が施された樹脂層からなる群から選択される、請求項1又は2に記載の積層体。
  4. 前記配向層は、重合性基を有する液晶性化合物を配向させ重合させてなる液晶層、又はシランカップリング剤層である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層体。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層体から前記コラーゲン層を剥離することにより得られる、前記コラーゲン層からなるコラーゲンフィルム。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層体から、前記コラーゲン層を支持体上に転写して得られる、前記支持体と、前記支持体上に配置された前記コラーゲン層と、を有するコラーゲン複合フィルム。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層体から、前記コラーゲン層を支持体上に転写する、コラーゲン層の転写方法。
  8. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層体、請求項5に記載のコラーゲンフィルム、又は、請求項6に記載のコラーゲン複合フィルムを用いた、細胞培養用足場。
  9. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層体、請求項5に記載のコラーゲンフィルム、又は、請求項6に記載のコラーゲン複合フィルムを用いた、創傷被覆材。
  10. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層体、請求項5に記載のコラーゲンフィルム、又は、請求項6に記載のコラーゲン複合フィルムを用いた、美容用パック材。
  11. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層体の製造方法であって、
    配向層上に、コラーゲンを含む溶液を塗布して、前記コラーゲン層を形成する工程を有する、積層体の製造方法。
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