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JP2018186746A - 根菜掘り取り機 - Google Patents

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JP2018186746A JP2017091439A JP2017091439A JP2018186746A JP 2018186746 A JP2018186746 A JP 2018186746A JP 2017091439 A JP2017091439 A JP 2017091439A JP 2017091439 A JP2017091439 A JP 2017091439A JP 2018186746 A JP2018186746 A JP 2018186746A
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Abstract

【課題】掘り取り体のベルトコンベアの駆動が、トラクタから取り入れた動力を常に最大限活用して駆動されるように構成された長いも等の根菜掘り取り機を提供する。【解決手段】掘り取り体を根菜の下方部に通過させて掘り上げる根菜掘り取り機であって、掘り取り体は、前部の後ろ上がり傾斜の刃部と、刃部後端部から後方側上方に向かう傾斜面を有するベルトコンベア部を備え、ベルトコンベア部はコンベア駆動油圧モータ3eによって駆動され、コンベア駆動油圧モータ3eは一つの油圧ポンプ5aの油圧によって駆動され、油圧ポンプ5aの油圧は少なくとも2系統に分流され、ベルトコンベア部を駆動するコンベア駆動油圧モータ3eの油圧系統が他の系統の回路より優先して油圧ポンプ5aの油圧を利用できる回路構成であることを特徴とした長いも等の根菜掘り取り機である。【選択図】 図6

Description

本発明は、トラクタに装着されて使用される農作業機であり、牽引される機枠に取付けられ、前端部に後部が上方へ傾斜した刃部を有し、該刃部の後部に駆動される無端コンベアベルトを設けた掘り取り体を、植えつけられた長いも等の下方部を通過させ長いも等の根菜を浮き上がらせて掘り取る長いも等の根菜の掘り取り機の改良に関するものである。
長いも等の根菜の掘り取り機は、根菜を損傷することが無く効率よくスムーズに掘り取ることが要求されている。従来、このような掘り取り機械として、特開2000−139151号公報(特許文献1)の「根菜等の掘取り機」、特開2008−29230号公報(特許文献2)の「長いも掘取り装置」が開示されている。
特許文献1に開示された「根菜等の掘取り機」は、「トラクタに取付けられる基枠と、基枠に支持バーを介して支持バーに対して前方部が後方部より下方に位置するように設置され、先端には刃部を有し、前後に亙って掛け渡されるコンベヤベルトを設けられると共に、コンベヤベルトを駆動可能な駆動プーリを設けられる堀取り体とからなり、駆動プーリは、コンベヤベルト上面を後方に向けて回転する方向にのみ空転可能であることを特徴とする根菜等の堀取り機」である。また、特許文献2に開示された「長いも掘取り装置」は、「トラクタの後部に連結されて牽引される基枠の下部に取り付けられ、前部が刃部を形成し、後部が上方に傾斜した無端パワーベルトコンベアから成る掘り取り刃体を有する長いも堀取り装置において、前記無端パワーベルトコンベアの後部に振動板を上下に揺動する振動板揺動機構を連設して成り、前記掘り取り刃体により掘り起こした長いもに付着する栽培土を振り落とすようにしたことを特徴とする長いも掘取り装置。」である。
特開2000−139151号公報 特開2008−29230号公報
刃部の後部に駆動される傾斜した無端コンベアベルトを設けた掘り取り体を、植えつけられた長いも等の下方部を通過させ長いも等の根菜を浮き上がらせて掘り取る長いも等の根菜の掘り取り機は、根菜を損傷することが無くスムーズに掘り取ることが要求される。また、掘り取り体によって上昇させた根菜をスムーズに補助作業者が抜き取れるようにすることにより作業効率が向上する。このため、特許文献1の根菜等の掘取り機は、進行方向後方側に駆動される無端コンベアベルトを設けている。また、特許文献2の長いも掘取り装置は、無端ベルトコンベアの後部に振動板を上下に揺動する振動板揺動機構を設けて、長いもに付着した栽培土ブロックを振り落とすように構成されている。後上がりに傾斜して土中に位置するコンベアベルトには、前方への進行によって土圧が作用して、駆動されるベルトコンベアには大きな負荷が作用する。このとき、特許文献2に示す従来の掘取り装置のように、コンベアベルトと振動板を同時に駆動していると、両方の負荷によりコンベアベルトと揺動板が同時に停止することがある。このように負荷が作用した場合であっても、ベルトコンベアだけでも駆動されていると、掘り取り作業が行える。このため、コンベアベルト以外の駆動部を設けた場合であっても、コンベアベルトは、トラクタから取り入れた動力を最大限活用して駆動される必要がある。
このことから本発明の目的は、コンベアベルトを設けた掘り取り体の駆動が、トラクタから取り入れた動力を最大限活用して駆動されるように構成された長いも等の根菜掘り取り機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、傾斜面を有する掘り取り体を長いも等の根菜の下方部に通過させて長いも等の根菜を浮き上がらせて掘り上げる長いも等の根菜掘り取り機であって、前記掘り取り体は、前部に備えられた後ろ上がり傾斜の刃部と、該刃部後端部から後方側に延びて上面は前方から後方に至るに従って上昇する傾斜面を有するベルトコンベア部を備え、該ベルトコンベア部は油圧モータによって駆動され、該油圧モータは装着されるトラクタからの動力によって駆動される一つの油圧ポンプで発生する油圧によって駆動されていて、前記油圧ポンプによって発生する油圧は、少なくとも2系統に分流されていて、前記ベルトコンベア部を駆動する油圧モータの油圧系統が他の系統を駆動する回路より優先して油圧ポンプの油圧を利用できる回路構成であることを特徴とした長いも等の根菜掘り取り機である。
また、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明は、前記掘り取り体本体後端部に、進行方向と直交する左右方向の上下に揺動する揺動板又は進行方向後端側が上下に揺動する揺動板が設けられていて、前記揺動板は油圧モータによって駆動されるように構成されていて、該油圧モータは、前記一つの油圧ポンプによって発生する油圧から分流された前記他の系統の回路の油圧によって駆動される請求項1記載の長いも等の根菜掘り取り機である。
さらに、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明は、前記ベルトコンベアを駆動する油圧モータと、前記揺動板を駆動する油圧モータの回転速度は、回路内に設けた速度調整バルブによってそれぞれ調整可能であることを特徴とした請求項1又は請求項2の何れかに記載の長いも等の根菜掘り取り機である。
この発明によれば、ベルトコンベアとその他の駆動部に負荷が作用した場合であっても、ベルトコンベアの駆動が優先されて駆動されるため、掘り取り作業がスムーズに効率よく行える根菜掘り取り機を提供できる。また、ベルトコンベアを駆動する油圧モータと、揺動板を駆動する油圧モータの回転速度は、回路内に設けた速度調整バルブによって調整可能であるため、作業圃場の土壌条件が異なる土質や水分の状態によって最適な駆動速度に調整できるため、作業を良好に行える範囲が拡大し、汎用性が向上する。
本発明の実施例の根菜掘り取り機の作業状態の進行方向左側の側面図である。 本発明の実施例の根菜掘り取り機の作業状態の進行方向右側の側面図である。 本発明の実施例の根菜掘り取り機の平面図である。 本発明の実施例の根菜掘り取り機の後面図である。 本発明の実施例の根菜掘り取り機の正面図である。 本発明の油圧回路の説明図である。 本発明のベルトコンベア部及び揺動板部の駆動部の断面した要部平面図である。 本発明の揺動板部の要部後面図である。
実施の一形態を、図1乃至図8に基づいて説明する。図1乃至図5は本発明の根菜掘り取り機の作業姿勢の状態の外観を示した進行方向左側面図と進行方向右側面図と平面図と後面図及び前方正面図を示したものである。走行作業車両であるトラクタ(図示せず)の後部には昇降リンクである3点リンク機構が設けられていて、本発明の根菜掘り取り機前方部の装着部と昇降自在に連結されるとともに、トラクタ側から出力される動力によって駆動される。本例の説明においては、図1に示す左側を進行方向前方側として説明する。
機体を保持する機枠1は、板状体を相互に左右対向させた状態に形成する。そして、機枠1の前方先端には板状体相互間に固定され左右先端部にロアリンクピン1fを設けた丸棒状フレームが板状体を連結固定し、更に機枠1の後端にはブラケット1bを上方へ向け突設する。尚、機枠1は前方側と後方側とに分割されていて、後述する掘削部2の駆動スプロケット2bの回転軸部を中心にして回動自在に連結されている。このように機枠1は、根菜掘り取り機のメインフレームを構成する。
機枠1の前方部には、マストフレーム1aが設けられている。マストフレーム1aは板状体からなり、左右対向させた状態に機枠1に連結されている。マストフレーム1aの下端である基部は、機枠1の前記ロアリンクピン1fを設けた丸棒状フレーム近傍に前後回動自在に回動軸1cによって保持されていて、マストフレーム1aの上部先端前方にはトップリンクピン1eを左右方向水平に設けている。また、マストフレーム1aの後方は油圧シリンダ1dの一端と連結され、油圧シリンダ1dの他端は機枠1の後部に設けたブラケット1bと連結される。そして、トップリンクピン1eと前記機枠1に設けたロアリンクピン1fによってトラクタの昇降リンクである3点リンク機構に取付けられる。従って、油圧シリンダ1dを伸縮させることで、前記駆動スプロケット2bの回転軸を中心に機枠1の後方側を上下に回動することが可能となる。油圧シリンダ1dを縮めると掘削部2及び掘り取り体3が後方に回動して上昇し移動状態となる。
機枠1には、掘削部2とビーム1gが下方に延設され左右一組ずつ設けられている。掘削部2は、ビーム1gの前方側に位置し、掘り上げる長いも等の根菜の左右側方の土壌を掘削するものである。ビーム1gの下方端部には後述する掘り取り体3が備えられている。
掘削部2は、機枠1に下方へ向けて設けられる。掘削部2は、根菜掘り取り機を掘り取り作業状態にした時に、土中に位置し、掘り上げる長いも等の根菜の左右側方の土壌を掘削し根菜とその周囲の土壌を持ち上げやすくする。掘削部2は、ブーム2aとその周囲に巻架された掘削チェーン20からなる。掘削チェーン20は、ローラーチェーン2eとその外周に複数取付けられた掘削刃2fによって構成されている。掘削チェーン20は、ブーム2aの機枠1側の基部に設けた駆動スプロケット2bと他端部に設けたテンションスプロケット2cとブーム2aの中間部の前方に張り出して設けたアイドラスプロケット2dに側面視三角状に巻架されている。ブーム2aは進行方向左右に対向して夫々上端を機枠1の後方側に固定される。従って、掘削チェーン20は対向する各ブーム2aに設けられ、掘り取り作業時には、対向するブーム2a間に掘り取り対象である長いも等の根菜を位置させて、掛け渡された掘削チェーン20を上下に駆動することで、掘起し対象である根菜の左右側方の土壌を上下にかき分け膨軟にすることができる。ブーム2a先端側は長さ方向に伸縮可能で、掘削チェーン20の張り調整が行える。また、掘り取り作業中に土中から露出する掘削部2の上方部は、掘削部カバー7によって覆われている。さらに、左右側方と後方に丸パイプで成形されたサイドガード7aとリヤガード7bが設けられていて、掘削部2の可動部への作業者の接触や巻き込まれによる事故の安全上の防止がされている。
掘削部2の掘削チェーン20後方には、掘削チェーン20に近接してビーム1gが機枠1後方側から下方に延設され左右に対向して設けられ、前方視において掘削チェーン20後方に重合した位置に設けられる。ビーム1gの下端部は掘削チェーン20下端部近傍まで延設されている。ビーム1gは、上下に長い帯板状で板厚端縁が進行方向を向いた状態で機枠1に上方部を固定されている。すなわち、前記ブーム2aとビーム1gは位置関係が固定されている。
ビーム1gの下端部には、掘り取り体3が取付けられている。掘り取り体3は、前部に後ろ上がり傾斜の刃部3dを備え、該刃部後端部から後方側に延びて上面は前方から後方に至るに従って上昇する傾斜面を有する掘り取り体本体であるベルトコンベア3aと、該ベルトコンベア3a後端部に設けられ、ベルトコンベア3aの幅と約同一の平面部を有した前記傾斜面を延長するように作用する揺動板4を備えている。
掘り取り体3は、前記左右に位置するビーム1gの間に設けられ、ビーム1gに刃部3d近傍を固着して取り付けられている。掘り取り作業時の掘り取り体3は、掘り取り対象である長いも等の根菜の下方部を通過して、掘削部2によって掘削され左右側部の土が膨軟になった内側の根菜周辺の土壌と根菜をベルトコンベア3aの傾斜面に載せて移動させ、根菜を上方に浮き上がらせるものである。
刃部3dは、鋼板製でベルトコンベア3aの幅と略同じに設けられ、根菜の下方部の土中をトラクタの進行によって切削していく。ベルトコンベア3aは、後方端側に側面視径が大きい駆動ローラ3bを位置させ、刃部3d側の前端部から後方側に駆動ローラ3bより径が小さいサポートローラを複数配置して、ベルトを巻付けベルコンベア3aの上面が後ろ上がりの傾斜となるように構成されている。ベルトコンベア3aは、駆動ローラ3bを掘り取り体3内に設けたコンベア駆動油圧モータ3eによって回転駆動され、ベルトコンベア3aの上面の傾斜面が前方側から後方側に移動するように駆動される。ベルトコンベア3aの駆動ローラ3bとコンベアベルト3nを支えるサポートローラは、ベルトコンベア3aの左右に立設しているコンベア側板3fにより回転自在に保持されている。
ベルトコンベア3a後端部の駆動ローラ3b後方には、コンベアベルト3nの幅と約同一の平面部を有したベルトコンベア3aの傾斜面を延長するように作用する前記揺動板4が設けられている。揺動板4は、前記コンベア側板3f後方部左右に架け渡され取り付けられている揺動板保持ブラケット4fに左右方向揺動自在に保持されている。揺動板保持ブラケット4fの略中央部に、進行方向と平行のパイプ状のボスである揺動ボス4gが設けられ、該揺動ボス4gに揺動中心軸4aが挿入され揺動板4が左右揺動自在に取付けられる。
揺動板保持ブラケット4fの揺動ボス4gより側方位置には、揺動板駆動油圧モータ4eが設けられ、進行方向と平行の後方に向けて設けられた揺動板駆動油圧モータ4eの出力軸には揺動カム4bが固着されている。揺動カム4bは揺動板駆動油圧モータ4eが回転すると上下左右に偏心して回転する。一方、揺動板4には、揺動カム4bの上下に近接させてガイド板4hが揺動カム4bの上下を挟むように設けられていて、揺動カム4bが上下に偏心して回転するとガイド板4hが上下に移動され、揺動板4が揺動中心軸4aを中心に揺動する。揺動板4が左右方向の上下に揺動することにより、ベルトコンベア3aの斜面によって根菜と共に持ち上げられた土壌を徐々に左右端側から下方に逃がして、揺動板4後端に至った土壌が急激に崩れ落ちない様にする。また、持ち上げられた土壌の上方部を振動によって崩して根菜の頭部を露出させ掴みやすい状態とすることによって抜き取りミスを軽減する。
本例においては、揺動板4を進行方向の左右方向に揺動させているが、本発明では、進行方向後方端側を上下に揺動させるように構成してもよい。
揺動板4は、ベルトコンベア3aの傾斜面に対し平面部の角度を上下に変更して取り付け可能で、コンベア側板3fに対する揺動板保持ブラケット4fのボルト取り付け孔部が長穴となっていて角度を変更して固定可能となっている。
左右のビーム1gの中間位置の上方部の後方側には、土崩し手段8が設けられている。土崩し手段8は、掘り取り体3によって上昇してきた根菜と土砂から土砂を左右に払い崩して根菜の上端部を露出させるためのものである。土崩し手段8は、進行方向に複数の丸棒状のかき分け棒が間隔を置いて直線状に並べられ、上方部を中心に下方部が進行方向と直交する方向に揺動して、土砂を払い崩す。
図1に示す状態は、掘り取り作業状態の姿勢を示したもので、本例の場合、掘り取り体3は地下1.2mくらいの深さに位置する。トラクタによって掘り取り機を移動等させる場合は、油圧シリンダ1dを縮ませることによって、駆動スプロケット2bの駆動軸中心部を中心に機枠1後方側が図1の状態から反時計方向に回動する。これによって、機枠1後方側に固定された掘削部2下方部と掘り取り体3は回動して上昇する。さらに、トラクタの昇降リンクである3点リンク機構を上昇させると、掘削部2の下方部及び掘り取り体が地上より上に位置して装着されたトラクタ等によって移動させることができる。
図7において本発明の掘り取り体3のベルトコンベア3aの駆動部を説明する。掘り取り体3の左右のコンベア側板3fの中央部にはコンベア駆動油圧モータ3eが設けられてコンベアベルト3nを駆動する。ベルトコンベア3aの後端部に位置する駆動ローラ3bが左右に2個設けられ、その中間部にローラ駆動ギヤケース3cが前記コンベア駆動油圧モータ3eを取付けて設けられていて、コンベア駆動油圧モータ3eが駆動されるとベルトコンベア3aが駆動する。
機枠1中央部にはトラクタからの動力が入力される入力ギヤケース5bが設けられている。入力ギヤケース5b前方には入力軸5cが前方に向け突設されていて、トラクタのPTO軸(図示せず)と入力軸5cをユニバーサルジョイント等で連結してトラクタからの動力が入力される。入力ギヤケース5bには、入力軸5cと直交する方向の左右に出力軸が突設されていて、駆動スプロケット2bがそれぞれ固着されている。駆動スプロケット2bには、掘削部2の掘削チェーン20が巻架されていて、入力軸5cに入力された動力によって掘削チェーン20が駆動される。また、入力ギヤケース5bの上部には、油圧ポンプ5aが設けられ、入力軸5cに固着したスプロケットと油圧ポンプ5aの入力軸に固着したスプロケットとにローラーチェーンが巻架され油圧ポンプ5aが駆動される。油圧ポンプ5aで発生した油圧は、配管を通じて掘り取り体3のコンベア駆動油圧モータ3eと揺動板駆動油圧モータ4eに送られそれぞれの油圧モータが駆動される。コンベア駆動油圧モータ3eが駆動されると、掘り取り体3のベルトコンベア3aの駆動ローラ3bが回転してコンベアベルト3nが作動する。また、揺動板駆動油圧モータ4eが駆動されると、揺動板4が揺動する。入力ギヤケース5bの後方には土崩し手段8を駆動する出力部が設けられ、土崩し手段8を駆動する。機枠1を回動させる油圧シリンダ1dはトラクタ側にバルブを設けトラクタ側の油圧によって作動させる。
掘り取り作業時には、掘り取り体3及び揺動板4は土中に位置して常に土圧を受けて駆動される。土圧が大きくなると油圧によって駆動される油圧モータの圧力が上昇して油圧回路内の圧力が上昇する。設定圧力を超えると油圧が逃げて油圧モータが回転できなくなる。この状態になると、掘り取り体3のベルトコンベア3aの駆動が停止して本来の掘り取り作業が行えない状態となる。このときに、同時に駆動している揺動板4の駆動を停止して負荷を軽減させ、ベルトコンベア3aの駆動側のコンベア駆動油圧モータ3eのみを駆動させるようにすると、掘り取り作業の主体であるベルトコンベア3aが作動して掘り取り作業が継続できる。本発明は、一つの油圧ポンプ5aから分流して複数の油圧モータを駆動している場合に、油圧に過負荷が作用したときにベルトコンベア3a側を優先して駆動させ、その他の駆動側を停止や駆動を弱くさせるように自動的に切り換えるように油圧回路が構成されている。
図6に基づいて、本例の油圧回路を説明する。油圧ポンプ5aによって発生させた油圧は、一定の圧力以上が回路内に作用すると油圧ポンプ5a内のポンプリリーフバルブ3mによって油圧タンク内に戻され、油圧ポンプ5aから油圧オイルが循環されなくなるように構成されている。油圧ポンプ5aから吐出された油圧オイルは、本例の場合、コンベア駆動油圧モータ3e側と、揺動板駆動油圧モータ4e側に分流されていて、一つの油圧ポンプ5aによって両方が駆動されるように構成されている。
分流されたコンベア駆動油圧モータ3e側は、絞り弁3kが設けられ、油圧オイルの流量を一部規制している。また、揺動板駆動油圧モータ4e側は、分流リリーフバルブ3jが設けられていて、一定の圧力で油圧オイルが揺動板駆動油圧モータ4e側に流通する。一方、コンベア駆動油圧モータ3e側の絞り弁3kの下流側と分流リリーフバルブ3jは連結されていて、コンベア駆動油圧モータ3e側の回路内が過負荷によって圧力が上昇すると、流通が停止される。これによって、コンベア駆動油圧モータ3e側の回路内に過負荷が作用すると、分流リリーフバルブ3jが揺動板駆動油圧モータ4e側を停止させ、負荷を軽減させてベルトコンベア3a側のみ駆動させる。
コンベア駆動油圧モータ3e側は、絞り弁3kを通過した油圧オイルはコンベア駆動油圧モータ3eに供給され駆動される。コンベア駆動油圧モータ3eから戻された油圧オイルは、油圧タンクに戻される。供給側と戻り側の回路は、可変絞り弁であるコンベア速度調整バルブ3gを介して途中で連結されていて、絞り量を可変することによって戻り側に一部油圧オイルを戻してコンベア駆動油圧モータ3eの回転速度を調整できる。コンベア速度調整バルブ3gは、油圧シリンダ1dの側方部に設置されている。
揺動板駆動油圧モータ4e側は、分流リリーフバルブ3jを通過した油圧オイルは揺動板駆動油圧モータ4eに供給され駆動される。揺動板駆動油圧モータ4eから戻された油圧オイルは、油圧タンクに戻される。供給側と戻り側の回路は、可変絞り弁である揺動板速度調整バルブ3gを介して途中で連結されていて、絞り量を可変することによって戻り側に一部油圧オイルを戻して揺動板駆動油圧モータ4eの回転速度を調整できる。揺動板速度調整バルブ3gは、リヤガード7aの後方端部に設けられていて、根菜の抜取りを行う補助作業者が作業中に調整できるように設置されている。
本発明の実施例の長いも等の根菜掘り取り機によって掘り取り作業を行う方法を説明する。機枠1の前方左右に設けたロアリンクピン1fをトラクタの3点リンク機構のロアリンクに連結し、機枠1前方上方部に設けたマストフレーム1aの前方側に位置するトップリンクピン1eをトラクタの3点リンク機構のトップリンクに連結して掘り取り機をトラクタに装着する。トラクタのPTO軸と入力ギヤケース5bの入力軸5cにユニバーサルジョイント等の動力伝達軸を連結してトラクタからの動力を入力できる状態にする。
掘り取りする長いも等の根菜Aが植えられている畝をトラクタを跨がせた状態に位置させ、すなわち、掘削部2の左右の掘削チェーン20の中央部に根菜が位置するように位置させて、掘削部2及び掘り取り体3のベルトコンベア3aを駆動させる。そして、トラクタ側に設けたバルブを操作して油圧シリンダ1dを伸ばしていくと、機枠1が図1に示す状態の時計方向に回動して、これに固定された掘削部2と掘り取り体3が地中に入り込んでいく。掘り取り体3の前方の刃部3dを所定の掘り取り根菜の下方部に位置させたら、トラクタを前進させて掘り取り作業を開始する。
トラクタが前進することにより、掘削部2によって根菜の左右側方を掘削して土壌を膨軟にしていく、そして、その後方に位置する掘り取り体3のベルトコンベア3aの傾斜面に、左右の掘削チェーン20の内側に位置する土壌が載せられ根菜Aとともに後方に移動する。移動することにより根菜と土壌はベルトコンベア3aの傾斜面に沿って上方に浮き上げられる。浮き上がった土壌が掘り取り体3後端の揺動板4部に移動すると、揺動板4下方部と掘り取り体3下方部の空間部に根菜周辺の土壌の一部が流れ込み、振動により土壌が崩れ根菜の上方の先端部が圃場面から露出する。露出した根菜の先端部を補助作業者が把持して抜き取ることによって掘り取りができる。
本例の場合、掘り取り体3の前方に掘削部2を設けているが、必ずしも掘削部2を設けた掘り取り機でなくても本発明は実施できる。
この発明は、トラクタ等の走行機後方に装着されて長いも等の根菜を掘り取るための油圧駆動部を備えた掘り取り機に適用できる。
1 機枠
1a マストフレーム
1b ブラケット
1c 回動軸
1d 油圧シリンダ
1e トップリンクピン
1f ロアリンクピン
1g ビーム
2 掘削部
20 掘削チェーン
2a ブーム
2b 駆動スプロケット
2c テンションスプロケット
2d アイドラスプロケット
2e ローラーチェーン
2f 掘削刃
3 掘り取り体
3a ベルトコンベア
3b 駆動ローラ
3c ローラ駆動ギヤケース
3d 刃部
3e 油圧モータ
3f コンベア側板
3g コンベア速度調整バルブ
3h 揺動板速度調整バルブ
3j 分流リリーフバルブ
3k 絞り弁
4 揺動板
4a 揺動中心軸
4b 揺動カム
4e 揺動板駆動油圧モータ
4f 揺動板保持ブラケット
4g 揺動ボス
4h ガイド板
5a 油圧ポンプ
5b 入力ギヤケース
5c 入力軸
7 掘削部カバー
7a サイドガード
7b リヤガード
8 土崩し手段

Claims (3)

  1. 傾斜面を有する掘り取り体を長いも等の根菜の下方部に通過させて長いも等の根菜を浮き上がらせて掘り上げる長いも等の根菜掘り取り機であって、
    前記掘り取り体は、前部に備えられた後ろ上がり傾斜の刃部と、該刃部後端部から後方側に延びて上面は前方から後方に至るに従って上昇する傾斜面を有するベルトコンベア部を備え、
    該ベルトコンベア部は油圧モータによって駆動され、該油圧モータは装着されるトラクタからの動力によって駆動される一つの油圧ポンプで発生する油圧によって駆動されていて、前記油圧ポンプによって発生する油圧は、少なくとも2系統に分流されていて、前記ベルトコンベア部を駆動する油圧モータの油圧系統が他の系統を駆動する回路より優先して油圧ポンプの油圧を利用できる回路構成であることを特徴とした長いも等の根菜掘り取り機。
  2. 前記掘り取り体本体後端部に、進行方向と直交する左右方向の上下に揺動する揺動板又は進行方向後端側が上下に揺動する揺動板が設けられていて、前記揺動板は油圧モータによって駆動されるように構成されていて、
    該油圧モータは、前記一つの油圧ポンプによって発生する油圧から分流された前記他の系統の回路の油圧によって駆動される請求項1記載の長いも等の根菜掘り取り機。
  3. 前記ベルトコンベアを駆動する油圧モータと、前記揺動板を駆動する油圧モータの回転速度は、回路内に設けた速度調整バルブによってそれぞれ調整可能であることを特徴とした請求項1又は請求項2の何れかに記載の長いも等の根菜掘り取り機。
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