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JP2018184064A - ステアリング装置 - Google Patents

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JP2018184064A
JP2018184064A JP2017086347A JP2017086347A JP2018184064A JP 2018184064 A JP2018184064 A JP 2018184064A JP 2017086347 A JP2017086347 A JP 2017086347A JP 2017086347 A JP2017086347 A JP 2017086347A JP 2018184064 A JP2018184064 A JP 2018184064A
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竜也 阿部
Tatsuya Abe
竜也 阿部
拓也 饗場
Takuya Aiba
拓也 饗場
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Yamada Manufacturing Co Ltd
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Yamada Seisakusho KK
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Abstract

【目的】テレスコ調整機構と、二次衝突における衝撃吸収機構を備えたステアリング装置において、二次衝突時に、設定された適正なエネルギー吸収荷重を維持することができるステアリング装置とすること。
【構成】
コラムパイプ1と、ハンガーブラケットAと、固定ブラケット5と、固定ブラケット5とハンガーブラケットAとを締付及び締付解除する締付具6とを備えること。ハンガーブラケットAの側板部21には前方側から後方側に向かってテレスコ長孔3と圧潰される被圧潰辺部41を有する衝撃吸収長孔4が形成され、被圧潰辺部41の周辺且つ該被圧潰辺部41に沿うようにして固定側部51又は側板部21の少なくとも一方に薄肉部23が形成され、薄肉部23により形成される凹み部24は固定側部51と側板部21との当接面側に位置すること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テレスコ調整機構と、二次衝突における衝撃吸収機構を備えたステアリング装置において、二次衝突時に、設定された適正なエネルギー吸収荷重を維持することができるステアリング装置に関する。
従来より、テレスコ調整機構と二次衝突時における運転者を保護するための衝撃吸収装置を具備したものが種々存在している。この種のステアリング装置の一般的な構造の一つに、テレスコ調整用の長孔と、二次衝突時のエネルギー吸収用の長孔とが長手方向に連続し、二次衝突時には、装置を構成する締付具のボルト軸がエネルギー吸収用の長孔と相対的に移動しつつ衝突エネルギーを吸収する構造としたタイプのものが存在する。
具体的には、軸方向長孔の幅を前記ボルト軸の直径よりも小さく形成し、二次衝突時に所定以上の衝撃荷重が作用すると、ボルト軸との相対移動によって軸方向長孔の周縁部が潰されながら移動し、このときに二次衝突時の衝撃が吸収されるようにしたものである。このタイプのエネルギー吸収機構が最も単純であり一般的である。上記に示すような構造を有する先行技術として特許文献1(特開2002−337699号公報)が存在する。以下、特許文献1について概略する。なお、説明にあたって、特許文献1の符号に括弧を付してそのまま使用する。
特許文献1では、衝撃吸収領域(42a)の短径は、前記相対移動方向に直交する方向におけるシャフト(51)の最大外径未満としている。シャフト(51)が衝撃吸収領域(42a)を押し拡げることで衝撃が吸収される。
特開2002−337699号公報
特許文献1では、テレスコ調整用のレバーの締付時では、テレスコ調整部、エネルギー吸収部が形成される第2アッパーブラケット(22)の両側壁(22a,22b)と、第1アッパーブラケット(21)の両側壁(21a,21b)とが圧接状態で当接する。そして、衝突時の衝撃によって、第2アッパーブラケット(22)の第2通孔(42)の衝撃吸収領域(42a)の上辺が塑性変形することでエネルギー吸収を行う構成である。
この衝突時の衝撃エネルギー吸収過程で、第2通孔(42)の衝撃吸収領域(42a)において上辺箇所が圧潰されることになるが、この圧潰によって、両側壁(22a,22b)のそれぞれの衝撃吸収領域(42a)の圧潰箇所周辺の肉部が外部にはみ出すことになり、このはみ出し部分がバリとなって、第1アッパーブラケット(21)の両側壁(21a,21b)に強力な圧力を有して当接することになる。
衝撃吸収領域(42a)の圧潰箇所周辺から生じたバリは、第1アッパーブラケット(21)の両側壁(21a,21b)と干渉することで、第2アッパーブラケット(22)の両側壁(22a,22b)と、第1アッパーブラケット(21)の両側壁(21a,21b)とが相対移動するときに新たな摩擦荷重として加わることになる。この荷重は、衝突時の衝撃エネルギー吸収に影響を及ぼすものであり、このような荷重を考慮した設計を行わなければならない。
しかし、バリのはみ出しの量は、容易に設定することはできず、状況に応じてバラツキがあり、適正な設計を行うことは極めて困難である。そこで、本発明の目的は、二次衝突における衝撃吸収において、衝撃吸収長孔が塑性変形することで生じるバリの干渉を防ぎ、安定したエネルギー吸収動作を行うことができるステアリング装置を提供することにある。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく、鋭意、研究を重ねた結果、請求項1の発明を、コラムパイプと、該コラムパイプに固着されるハンガーブラケットと、該ハンガーブラケットの幅方向両側を挟持する固定側部を有する固定ブラケットと、該固定ブラケットと前記ハンガーブラケットとを締付及び締付解除するボルト軸を有する締付具とを備え、前記ハンガーブラケットは、幅方向両側に側板部を有し、該側板部には前方側から後方側に向かって前記ボルト軸を挿入可能としたテレスコ長孔と前記ボルト軸との相対移動時に該ボルト軸により圧潰される被圧潰辺部を有する衝撃吸収長孔が形成され、前記被圧潰辺部の周辺且つ該被圧潰辺部に沿うようにして前記固定側部又は前記側板部の少なくとも一方に薄肉部が形成され、該薄肉部により形成される凹み部は前記固定側部と前記側板部との当接面側に位置してなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1に記載のステアリング装置において、前記凹み部は前記側板部に形成されてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項1に記載のステアリング装置において、前記凹み部は前記固定側部に形成されてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項4の発明を、請求項1に記載のステアリング装置において、前記凹み部は前記側板及び前記固定側部に形成されてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項5の発明を、請求項1,2,3又は4の何れか1項に記載のステアリング装置において、前記薄肉部の肉厚は全て同一としてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項6の発明を、請求項1,2,3又は4の何れか1項に記載のステアリング装置において、前記薄肉部は前記衝撃吸収長孔の周縁から離れるに従い肉厚が増加するように形成されてなるステアリング装置としたことにより上記課題を解決した。
請求項7の発明を、請求項1,2,3,4,5又は6の何れか1項に記載のステアリング装置において、前記衝撃吸収長孔の前記被圧潰辺部は前方側から後方側に向かって上下方向が狭くなるように傾斜形成されると共に、該被圧潰辺部の周辺の前記薄肉部は前記衝撃吸収長孔の前方側から後方側に向かって次第に上下方向に拡がるように形成されてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、二次衝突発生時のエネルギー吸収動作における衝撃吸収長孔の被圧潰辺部の肉のはみ出し部分が、固定ブラケットの固定側部の内側面に干渉し、エネルギー吸収に影響を及ぼすことを防止できる。これによってバリとの干渉を考慮することなく、被圧潰辺部の圧潰荷重のみを考慮するだけで、最適なエネルギー吸収荷重を容易に設定することができる。
上記効果を詳述すると、衝撃吸収長孔の圧潰される部位である被圧潰辺部の周辺に薄肉部を固定側部の内側面及びハンガーブラケットの側板部の少なくとも一方に設け、該薄肉部により形成される凹み部を前記固定ブラケットの固定側部とハンガーブラケットの側板部との当接面側に位置する構成としている。ここで、薄肉部による凹み部をハンガーブラケットの側板部に設けた場合、二次衝突時に、衝撃吸収長孔と、締付具のボルト軸とが相対的移動を行うと、ボルト軸は被圧潰辺部と共に薄肉部を圧潰することになる。
このとき、薄肉部によって形成される凹み部は、固定ブラケットの固定側部側に面しており、圧潰によって生じたバリは凹み部内に収まることになる。したがって、圧潰による肉のはみ出し部分は固定ブラケットの固定側部にまでは到達することなく、はみ出し部分による固定側部への接触による干渉は生じないことになる。よって、二次衝突時のエネルギー吸収構造を設計するに当たって、衝撃吸収長孔が圧潰されることによる肉のはみ出しは考慮する必要がなくなり、設計を簡単にすることができる。また、チルト調整機構を有するステアリング装置にも使用することができる。
また、薄肉部による凹み部を固定ブラケットの固定側部に設けた場合、二次衝突時にボルト軸が被圧潰辺部を圧潰すると、圧潰によって生じたバリが固定ブラケットの固定側部側へはみ出す。しかし、固定側部には、被圧潰辺部の周辺且つ被圧潰辺部に沿うように形成された凹み部が形成されているため、バリは凹み部内に収まることとなる。これにより、圧潰により生じたバリと固定側部とが干渉することなく、最適なエネルギー吸収荷重の設定を容易に行うことができる。
請求項2の発明では、前記凹み部は前記側板部に形成されたことにより、二次衝突時による被圧潰辺部からのはみ出し部の収容を確実にできる。請求項3の発明では、凹み部は固定側部に形成されたことにより、請求項2と略同等の効果を有する。請求項4の発明では、特に被圧潰辺部からのはみ出し部の量が多くなる場合に好適である。
請求項5の発明では、薄肉部の肉厚は全て同一としたことにより、薄肉部をプレス加工によって行い易い、極めて好適な構造となる。請求項6の発明では、薄肉部は前記衝撃吸収長孔の周縁から離れるに従い肉厚が増加するように形成される構成としたことにより、被圧潰辺部と共に薄肉部が圧潰されるときには、圧潰が進むにしたがい圧潰に対する抵抗が大きくなり、車種によるエネルギー吸収動作を種々変更することができる。
請求項7の発明では、衝撃吸収長孔の前記被圧潰辺部は前方側から後方側に向かって上下方向が狭くなるように傾斜形成されると共に、該被圧潰辺部の周辺の前記薄肉部は前記衝撃吸収長孔の前方側から後方側に向かって次第に上下方向に拡がるように形成されることにより、二次衝突時のエネルギー吸収動作の初期から終了までの過程で、次第に抵抗荷重が増加する構成に対して極めて好適な構成にすることができる。
(A)は本発明の凹み部の形成箇所における第1実施形態で且つ衝撃吸収長孔の第1タイプと薄肉部とを有するステアリング装置の側面図、(B)は(A)のY1−Y1矢視拡大断面図、(C)は(A)の(α)部の一部省略した拡大図である。 (A)は本発明におけるコラムパイプと凹み部の形成箇所における第1実施形態で且つ衝撃吸収長孔の第1タイプと薄肉部とを有するハンガーブラケットの要部拡大図、(B)は(A)のY2−Y2矢視拡大断面図、(C)は(B)の(β)部拡大図である。 (A)は本発明における衝撃吸収長孔の第2タイプと薄肉部の構造を示すハンガーブラケットの要部拡大図、(B)は本発明における衝撃吸収長孔の第3タイプと薄肉部の構造を示すハンガーブラケットの要部拡大図、(C)は本発明における衝撃吸収長孔の第4タイプと薄肉部の構造を示すハンガーブラケットの要部拡大図、(D)は本発明における衝撃吸収長孔の第5タイプと薄肉部の構造を示すハンガーブラケットの要部拡大図、(E)は本発明における衝撃吸収長孔の第6タイプと薄肉部の構造を示すハンガーブラケットの要部拡大図である。 (A)は本発明における二次衝突時の衝撃吸収長孔と薄肉部のエネルギー吸収初期過程を示す要部側面図、(B)は(A)のY3−Y3矢視拡大断面図、(C)は二次衝突時における衝撃吸収長孔と薄肉部のエネルギー吸収中間過程を示す要部側面図、(D)は(C)のY4−Y4矢視拡大断面図、(E)は二次衝突時における衝撃吸収長孔と薄肉部のエネルギー吸収最終過程を示す要部側面図、(F)は(E)のY5−Y5矢視拡大断面図である。 (A)は本発明における凹み部の形成箇所における第1実施形態の薄肉部によって形成された凹み部の隅角部を円弧状とした要部拡大断面図、(B)は薄肉部を直線状斜面とした要部拡大断面図、(C)は薄肉部を円弧状斜面とした要部拡大断面図である。 (A)は本発明における薄肉部の肉厚寸法を小さくした実施形態の衝撃吸収長孔と薄肉部の拡大断面図、(B)は薄肉部の高さ寸法を大きくした実施形態の衝撃吸収長孔と薄肉部の拡大断面図である。 本発明における衝撃吸収長孔の前方側から後方側に向かって上下方向に拡がる薄肉部を備えたハンガーブラケットの要部拡大図である。 (A)は本発明の凹み部の形成箇所における第2実施形態の構成及び凹み部の二次衝突前の状態と二次衝突時のはみ出し部の収容状態とを示す要部縦断正面図、(B)は本発明の凹み部の形成箇所における第3実施形態の構成及び凹み部の二次衝突前の状態と二次衝突時のはみ出し部の収容状態とを示す要部縦断正面図である。 本発明における衝撃吸収長孔に突出板片を設けた実施形態のハンガーブラケットの側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ここで、本発明において方向を示す文言として、前方側と、後方側とが存在する。この前方側及び後方側とは、本発明のステアリング装置が自動車に装着された状態において、自動車の前後方向を基準として設定された方向を示すものである。
具体的には、ステアリング装置の各構成部材において、自動車の前輪側を前方側とし、ハンドル(ステアリングホィール)92側を後方側とする〔図1(A)参照〕。本発明の主要な構成は、図1(A),(B)に示すように、主にコラムパイプ1と、ハンガーブラケットAと、固定ブラケット5と、締付具6である。以下、前記固定ブラケット5,締付具6について説明し、次いでハンガーブラケットAについて説明する。
固定ブラケット5は、幅方向両側に形成された固定側部51,51と取付頂部52等から構成されている。両固定側部51,51には、略上下方向又は縦方向に長孔とした調整孔53,53が形成されている(図1参照)。締付具6は、ボルト軸61とロックレバー部62と締付カム63とナット64とから構成されている〔図1(C)参照〕。
締付具6は、固定ブラケット5とハンガーブラケットAとを連結する。コラムパイプ1は、その内部にステアリングシャフト91の中間部分が内装され、コラムパイプ1の後方側から突出するステアリングシャフト91の先端にはステアリングホィール(ハンドル)92が装着されている〔図1(A)参照〕。
ハンガーブラケットAは、所定間隔を有して対向する二つの側板部21と、底板部22とから構成され、これらが金属板により、一体形成されたものである〔図1(B),図2(B)参照〕。両側板部21,21は、同等形状であり、前記コラムパイプ1の軸方向に沿って延長し、且つコラムパイプ1の直径方向の下方側で所定間隔をおいて平行となるように配置され、側板部21の上端がコラムパイプ1に溶接にて固着される〔図1(C)参照〕。
両側板部21,21の下端は、前記底板部22にて連結され、これら両側板部21,21と底板部22によって長手方向に直交する断面形状が略逆門形状或いは角U字形状に形成されている〔図1(B),図2(B)参照〕。両側板部21,21には、それぞれにテレスコ長孔3と衝撃吸収長孔4とが形成されている〔図1(C),図2(A)等参照〕。
テレスコ長孔3と衝撃吸収長孔4とは、ハンガーブラケットAの前後方向を長手方向とする連続した一つの長孔として形成されている〔図1(C)参照〕。テレスコ長孔3は、テレスコ調整に使用される部位である。衝撃吸収長孔4は、二次衝突時において衝撃吸収のためにステアリングコラムが前方側に向かって移動する際に使用される部位である。
テレスコ長孔3の上下方向寸法は、後述する締付具6のボルト軸61の直径よりも大きく、該ボルト軸61が適正な余裕を有して挿入可能となっている。テレスコ調整は、ボルト軸61に対してコラムパイプ1と共にハンガーブラケットAがテレスコ長孔3の範囲で移動し、適正位置にて締付具6によりロックする。
衝撃吸収長孔4と、ボルト軸61とは相対的に移動し、該ボルト軸61が衝撃吸収長孔4の内周縁の所定領域と当接しつつ、その当接箇所を圧潰する。これによって二次衝突時のエネルギー吸収が行われる。ボルト軸61によって、衝撃吸収長孔4の内周縁の圧潰される領域を被圧潰辺部41と称する。
テレスコ長孔3と衝撃吸収長孔4との間に二次衝突時にボルト軸61との衝突にて折曲される突出板片43を設ける構成も存在する(図9参照)。該突出板片43は、軸状又は棒状をなしており、撃吸収長孔4の上下方向(長手方向に直交する方向)の一端側から他端側に向けて突出状に形成されている。
突出板片43は、二次衝突時においてボルト軸61の衝突時の押圧力にて圧潰され、その圧潰状態は、突出板片43がその付け根部から倒れる状態となる。ボルト軸61が突出板片43を倒すときに、二次衝突時における前半の衝撃が吸収される。また、衝撃吸収長孔4の突出板片43が形成されている部分の後方側には、該突出板片43が倒れたときに、該突出板片43を収納する収容部42が形成される。
ハンガーブラケットA又は固定ブラケット5の少なくとも一方には凹み部24が形成される。さらに具体的には、ハンガーブラケットAの衝撃吸収長孔4が形成される側板部21又は固定ブラケット1の固定側部51の少なくとも一方に薄肉部23が形成されることにより、凹み部24が形成される。
また、凹み部24は、前記固定ブラケット5の固定側部51と、前記ハンガーブラケットAの側板部21との当接面側に位置するように形成される。ハンガーブラケットA又は固定ブラケット5の少なくとも一方に形成される薄肉部23によって形成される凹み部24の形成箇所の実施形態は3個存在する。
凹み部24の形成箇所における第1実施形態は、ハンガーブラケットAの側板部21に薄肉部23が形成されることによって凹み部24が形成される〔図1(C),図2,図3等参照〕。第2実施形態では、固定ブラケット5の固定側部51に薄肉部23が形成されることによって凹み部24が形成される〔図8(A)参照〕。
また、第3実施形態では、ハンガーブラケットAの側板部21と、固定ブラケット5の固定側部51との両方に薄肉部23が形成されることによって凹み部24が形成される〔図8(B)参照〕。また、前述したように、凹み部24は、固定ブラケット5の固定側部51と、ハンガーブラケットAの側板部21の少なくとも一方に形成され、いずれの場合でも固定側部51と側板部21とが互いに当接する面に形成される。そして、ハンガーブラケットAの側板部21の当接面側とは、ハンガーブラケットAの幅方向外方側の面となり、固定ブラケット5の固定側部51の当接面側とは、固定ブラケット5の幅方向内方側の面となる。
以下、薄肉部23及び凹み部24における形成箇所の第1実施形態について説明する。上述した薄肉部23及び凹み部24における形成箇所の第1実施形態では、該薄肉部23は、衝撃吸収長孔4の内周縁で且つ被圧潰辺部41の周辺の側板部21に形成されるものである。該薄肉部23は、側板部21の他の部位の肉厚よりも薄く形成されている〔図2(B),(C)参照〕。
薄肉部23は、前記側板部21における他の部位に対して段差状となるように肉厚が薄くなり、段差状部分つまり薄肉部23の外周を境界としてその領域が設定される。薄肉部23の形成領域の形状は略長方形に形成されている。薄肉部23はその形成領域において何れの箇所においても肉厚は全て同一である。また、薄肉部23の表面と、段差部21aとの隅角は直角としたり〔図2(C)参照〕、或いは円弧状に形成される〔図5(A)参照〕。
さらに、薄肉部23は、段差状のみではなく、その領域において前記衝撃吸収長孔4の周縁で且つ被圧潰辺部41に設定かれた位置から離れるに従い、肉厚が次第に増加するように形成されるタイプも存在する。このタイプにおいて、薄肉部23の断面は直線状斜面として形成される〔図5(B)参照〕。
また、前記薄肉部23の断面は円弧状斜面として形成されることもある〔図5(C)参照〕。前記被圧潰辺部41は、前述したように、衝撃吸収動作時にボルト軸61が当接して圧潰される部位であり、被圧潰辺部41が設定される位置により衝撃吸収長孔4には種々の形状の実施形態が存在する。
よって、衝撃吸収長孔4は、被圧潰辺部41とその周辺に形成される薄肉部23との構成は、種々のタイプが存在する。第1タイプは、その上辺4aが前方側から後方側に向かって下方に傾斜する辺として設けられ、該上辺4aを被圧潰辺部41としたものである。薄肉部23は、傾斜状の被圧潰辺部41に沿って形成され、前方側から後方側に向かって下方に傾斜形成される〔図2(A)参照〕。
衝撃吸収長孔4の第2タイプは、その下辺4bが前方側から後方側に向かって上方に傾斜する辺として設けられ、該下辺4bを被圧潰辺部41としたものであり、該被圧潰辺部41と同様に前方側から後方側に向かって上方に傾斜形成されている〔図3(A)参照〕。そして、衝撃吸収長孔4の第3タイプは、上辺4aは前方側から後方側に向かって下方に傾斜し、下辺4bは前方側から後方側に向かって上方に傾斜する辺とし、前記上辺4a及び前記下辺4bにそれぞれ被圧潰辺部41が設けられ、両被圧潰辺部41,41に薄肉部23,23が設けられたものである〔図3(B)参照〕。第3タイプでは、両薄肉部23,23は前方側から後方側に向かって次第に狭まる構成となる。
また、衝撃吸収長孔4の第4タイプでは、上辺4aと下辺4bとが平行である略長方形状である。具体的には、前記テレスコ長孔3よりも幅方向寸法が小さい長方形状の溝状孔としたものであり、その上辺4aを被圧潰辺部41としたものである。薄肉部23は、被圧潰辺部41に沿ってその周辺に形成されたものである〔図3(C)参照〕。
衝撃吸収長孔4の第5タイプでは、前述した第4タイプと同様に略長方形状であり、その下辺4bを被圧潰辺部41とし、該被圧潰辺部41に沿ってその周辺に薄肉部23を形成したものである〔図3(D)参照〕。また、衝撃吸収長孔4の第6タイプでは、第4タイプ及び第5タイプと同様に略長方形状であり、その上辺4aと下辺4bとの間隔はボルト軸61の直径よりも小さく設定され、その上辺4a及び下辺4をそれぞれ被圧潰辺部41とし、両被圧潰辺部41,41に薄肉部23,23を形成したものである〔図3(E)参照〕。
薄肉部23の肉厚の寸法tは、適宜に設定することができ、側板部21の厚さに比較して極めて薄くしたり〔図6(A)参照〕、厚くすることができる〔図6(B)参照〕。さらに薄肉部23の形成領域の形状を長方形状とした場合には、該薄肉部23の高さ寸法hを小さくしたり〔図6(A)参照〕、或いは大きくすることもある〔図6(B)参照〕。
薄肉部23は、前述したように、衝撃吸収長孔4において被圧潰辺部41として設定された辺の周辺で、且つ被圧潰辺部41に沿うようにして形成されたものである。そして、薄肉部23の形成箇所における第1実施形態では側板部21に段差状に薄肉部23が形成されることにより、薄肉部23と同等の領域には窪みが形成され、この窪みを凹み部24と称する。つまり、凹み部24は、薄肉部23が形成されることにより、形成されるものであり、側板部21において薄肉部23と表裏の位置に存在する。
凹み部24は、二次衝突時に衝撃吸収長孔4の被圧潰辺部41が圧潰されることにより生じる肉のはみ出し部Jを収容する役目をなす。凹み部24の凹み寸法は、薄肉部23の肉厚寸法によって決定されるものである。また、側板部21に形成される凹み部24は、後述する固定ブラケット5の固定側部51に面する部位となる。つまり、側板部21の凹み部24は、固定ブラケット5の固定側部51と当接する側面となる。
また、衝撃吸収長孔4の第1タイプ乃至第3タイプにおける薄肉部23には、前方側の上下方向寸法が最も小さく、後方側に向かうに従い、上下方向寸法が大きくなるように形成されるものも存在する(図7参照)。このとき、衝撃吸収長孔4は上辺4a又は下辺4b又は上辺4aと下辺4bの両方が傾斜する被圧潰辺部41としたものである。
次に、薄肉部23及び凹み部24における形成箇所の第2実施形態を説明する。この第2実施形態では、薄肉部23は、固定ブラケット5の固定側部51に形成される。ここで、固定側部51に薄肉部23が形成されることによって、形成される凹み部24は、ハンガーブラケットAの衝撃吸収長孔4の被圧潰辺部41の形成位置に対応する位置で、且つ被圧潰辺部41の付近を覆う状態となることが必要である。つまり、二次衝突時に被圧潰辺部41がボルト軸61によって圧潰されて生じたはみ出し部Jを収容できる位置に凹み部24が存在する。したがって、前述したように、凹み部24は、固定側部51の内面側で且つ被圧潰辺部41付近に対応する位置となる。
次に、薄肉部23及び凹み部24における形成箇所の第3実施形態を説明する。この第3実施形態では、ハンガーブラケットAの側板部21と、固定ブラケット5の固定側部51との両方に薄肉部23が形成される。そして、側板部21と固定側部51の両方に両薄肉部23によって形成される二つの凹み部24,24は、対向するように構成される。
以上述べた薄肉部23及び凹み部24における形成箇所の第2実施形態及び第3実施形態については、その第1実施形態と同様に、衝撃吸収長孔4の被圧潰辺部41における第1タイプ乃至第6タイプに対して適用される。そして、二次衝突時の被圧潰辺部41がボルト軸61により圧潰されることにより生じたはみ出し部Jを、凹み部24に収容することができる。これにより、はみ出し部Jと固定側部51とが干渉することを防止でき、簡易な構成で、設定した最適なエネルギー吸収荷重を維持することができる。
次に、本発明の構成部材の組み付けについて前述した薄肉部23及び凹み部24における形成箇所の第1実施形態を例にして説明する。固定ブラケット5の両固定側部51,51との間に前記ハンガーブラケットAの両側板部21,21が挟持され、両固定側部51,51の調整孔53,53と、ハンガーブラケットAのテレスコ長孔3に締付具6のボルト軸61が貫通し、ロックレバー部62及び締付カム63と共にナット64によって装着される〔図1(C)参照〕。前記締付カム63は、前記ロックレバー部62の回動操作により、前記固定側部が押圧され、両方が締付具6によって締め付けられる。これによって、ハンガーブラケットAと共にコラムパイプ1が固定ブラケット5に軸方向にロック(固定)される。
ハンガーブラケットAは、固定ブラケット5の両固定側部51,51間に配置される。このとき、ハンガーブラケットAの側板部21の薄肉部23の形成領域に位置する凹み部24は、固定ブラケット5の固定側部51との当接側に位置する。つまり、凹み部24は固定側部51に面している。
次に、本発明における二次衝突時のエネルギー吸収動作を説明する。二次衝突時に運転者がステアリングホィール(ハンドル)92に衝突すると、この衝突力によりコラムパイプ1と共にハンガーブラケットAが、固定ブラケット5と締付具6との締付力を越えて、前方側に移動し、ボルト軸61が衝撃吸収長孔4の前後方向端部に到達する〔図4(A),(B)参照〕。
そして、締付具6のボルト軸61がテレスコ長孔3の領域から衝撃吸収長孔4の領域に相対的に移動し、ボルト軸61が被圧潰辺部41を圧潰し始める〔図4(C),(D)参照〕。そして、この圧潰により、衝突エネルギーを吸収するときに、被圧潰辺部41が圧潰されて肉のはみ出し部Jが生じる。ここで、固定側部51側に生じたはみ出し部Jは、凹み部24に収容される。したがって、はみ出し部Jは、固定側部51と接触することはない〔図4(E),(F)参照〕。
したがって、はみ出し部Jと固定側部51とが相互に干渉することなく、安定したエネルギー吸収を行うことができる(図4参照)。また、圧潰されて生じる肉のはみ出し部Jと固定側部51との干渉によって生じる摩擦荷重を考慮する必要がないので、容易に最適なエネルギー吸収荷重を設定することができる。
さらに、前述したように、衝撃吸収長孔4の第1タイプ乃至第3タイプでは、被圧潰辺部41は傾斜しており、そのためにボルト軸61によって被圧潰辺部41が圧潰されると、前方側から後方側に向かって圧潰による肉のはみ出し部Jが次第に膨張するように大きくなる。
つまり、第1タイプ乃至第3タイプにおける被圧潰辺部41では、二次衝突時のエネルギー吸収動作における抵抗力が衝撃吸収長孔4の後方側に向かうに従い大きくなる。このような第1乃至第3タイプの衝撃吸収長孔4に対して、薄肉部23を前述した前方側から後方側に向かって上下方向の寸法が大きくなるように形成する実施形態も存在する(図7参照)。
上記実施形態の薄肉部23によって、被圧潰辺部41の肉のはみ出し部Jの大きさは後方側に向かうに従い増加するが、薄肉部23と同様に凹み部24の後方側寄りの部分が上下方向に大きくなることで、膨張増加したはみ出し部Jであっても完全に凹み部24に収容でき、固定ブラケット5の固定側部51に対する干渉を防止できる。この実施形態における薄肉部23は、単に上下方向寸法を大きくするものではなく、必要な部分だけ大きくするものである。また、薄肉部23の肉厚寸法tや高さ寸法hを適宜変更することで、二次衝突時における被圧潰辺部41の圧潰荷重を容易に変更することができる。
ハンガーブラケットAは、主にプレス加工により形成する。このとき、金属板から打ち抜き加工する際に、テレスコ長孔3,衝撃吸収長孔4と共に側板部21の薄肉部23もプレスにより同時に成形することができる。このとき同時に、凹み部24も形成されることになる。このようにしてはみ出し部Jを収容する凹み部24を容易に形成することができる。さらに、凹み部24の形成は、薄肉部23を側板部21又は固定側部51に対して切削加工により形成することにより可能である。
1…コラムパイプ、A…ハンガーブラケット、21…側板部、23…薄肉部、
24…凹み部、3…テレスコ長孔、4…衝撃吸収長孔、41…被圧潰辺部、
5…固定ブラケット、51…固定側部、6…締付具、61…ボルト軸。

Claims (7)

  1. コラムパイプと、該コラムパイプに固着されるハンガーブラケットと、該ハンガーブラケットの幅方向両側を挟持する固定側部を有する固定ブラケットと、該固定ブラケットと前記ハンガーブラケットとを締付及び締付解除するボルト軸を有する締付具とを備え、前記ハンガーブラケットは、幅方向両側に側板部を有し、該側板部には前方側から後方側に向かって前記ボルト軸を挿入可能としたテレスコ長孔と前記ボルト軸との相対移動時に該ボルト軸により圧潰される被圧潰辺部を有する衝撃吸収長孔が形成され、前記被圧潰辺部の周辺且つ該被圧潰辺部に沿うようにして前記固定側部又は前記側板部の少なくとも一方に薄肉部が形成され、該薄肉部により形成される凹み部は前記固定側部と前記側板部との当接面側に位置してなることを特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1に記載のステアリング装置において、前記凹み部は前記側板部に形成されてなることを特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項1に記載のステアリング装置において、前記凹み部は前記固定側部に形成されてなることを特徴とするステアリング装置。
  4. 請求項1に記載のステアリング装置において、前記凹み部は前記側板及び前記固定側部に形成されてなることを特徴とするステアリング装置。
  5. 請求項1,2,3又は4の何れか1項に記載のステアリング装置において、前記薄肉部の肉厚は全て同一としてなることを特徴とするステアリング装置。
  6. 請求項1,2,3又は4の何れか1項に記載のステアリング装置において、前記薄肉部は前記衝撃吸収長孔の周縁から離れるに従い肉厚が増加するように形成されてなることを特徴とするステアリング装置。
  7. 請求項1,2,3,4,5又は6の何れか1項に記載のステアリング装置において、前記衝撃吸収長孔の前記被圧潰辺部は前方側から後方側に向かって上下方向が狭くなるように傾斜形成されると共に、該被圧潰辺部の周辺の前記薄肉部は前記衝撃吸収長孔の前方側から後方側に向かって次第に上下方向に拡がるように形成されてなることを特徴とするステアリング装置。
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