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JP2018182163A - チップの製造方法、及び、シリコンチップ - Google Patents

チップの製造方法、及び、シリコンチップ Download PDF

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Abstract

【課題】品質の低下を抑制可能なチップの製造方法、及び、シリコンチップを提供する。【解決手段】機能素子15を覆うと共に第1切断予定ライン7aと第2切断予定ライン7bとの交差点7pを含む交差領域30が露出するように基板2にマスクMを形成し、マスクMを用いて基板2をエッチングすることにより基板2に貫通孔24を形成し、レーザ光Lの集光点Pを第1切断予定ライン7aに沿って相対移動させて第1切断予定ライン7aに沿って改質領域7を形成し、集光点Pを第2切断予定ライン7bに沿って相対移動させて第2切断予定ライン7bに沿って改質領域7を形成し、第1切断予定ライン7a及び第2切断予定ライン7bに沿って基板2を切断して機能素子15に応じたシリコンチップ16を形成する。【選択図】図11

Description

本発明は、チップの製造方法、及び、シリコンチップに関する。
特許文献1には、半導体チップ製造方法が記載されている。この方法では、n型窒化ガリウム系半導体層(n型層)とp型窒化ガリウム系半導体層(p型層)とをサファイア基板上に積層して形成された半導体ウエハを複数の半導体チップに分割する。この方法では、まず、所望のチップ形状により素子分離溝を形成する。素子分離溝は、p型層をエッチングすることにより形成される。続いて、サファイア基板の内部に改質領域を形成する。改質領域は、サファイア基板の内部に集光点を合せてレーザ光を照射することにより形成される。改質領域は、半導体ウエハの分断に利用される。改質領域の形成後には、ブレーキング装置を用いて半導体ウエハをチップ状に切断する。
特開2011−181909号公報
ところで、上記のような方法によりチップを製造する際には、レーザ光の照射により改質領域が形成されたラインが、チップの外形を規定することになる。このため、チップの所望の外形が矩形である場合には、互いに交差する2つの方向に延びるラインに沿ってレーザ光を照射して改質領域を形成する必要がある。この場合、2つの方向のラインの交差点(チップの角部となる位置)では、少なくとも2回のレーザ光の照射が行われる。このため、当該交差点においては、1回目のレーザ光の照射により形成された改質領域等が、2回目のレーザ光の照射に悪影響を及ぼすおそれがある。この結果、切断後のチップの角部の品質が低下するおそれがある。
本発明は、品質の低下を抑制可能なチップの製造方法、及び、シリコンチップを提供することを目的とする。
本発明に係るチップの製造方法は、複数の機能素子を含む基板に対して、機能素子の間を通るように延びる第1切断予定ラインと、機能素子の間を通るように第1切断予定ラインに交差する方向に延びる第2切断予定ラインと、を設定する第1工程と、機能素子を覆うと共に第1切断予定ラインと第2切断予定ラインとの交差点を含む交差領域が露出するように基板にマスクを形成する第2工程と、マスクを用いて基板をエッチングすることにより、基板から交差領域を除去して貫通孔を形成する第3工程と、第3工程の後に、レーザ光の集光点を第1切断予定ラインに沿って基板に対して相対移動させることにより、第1切断予定ラインに沿って基板に改質領域を形成する第4工程と、第3工程の後に、レーザ光の集光点を第2切断予定ラインに沿って基板に対して相対移動させることにより、第2切断予定ラインに沿って基板に改質領域を形成する第5工程と、第4工程及び第5工程の後に、第1切断予定ライン及び第2切断予定ラインに沿って基板を切断して機能素子に応じたチップを形成する第6工程とを備える。
この製造方法においては、レーザ光の照射による改質領域の形成に先立って、第1切断予定ラインと第2切断予定ラインとの交差点を含む交差領域を露出するマスクを用いた基板のエッチングにより、基板から当該交差領域を除去して基板に貫通孔を形成する。このため、例えば、第4工程の後に第5工程を実施するときに、第1切断予定ラインと第2切断予定ラインとの交差点において、改質領域がレーザ光の照射に悪影響を及ぼすことがない(改質領域が存在しない)。このため、チップの角部の品質の低下を抑制可能である。
本発明に係るチップの製造方法は、複数の機能素子を含む基板に対して、機能素子を覆うと共に機能素子の角部を規定する開口を有するマスクを形成する第1工程と、マスクを用いて基板をエッチングすることにより、開口に対応する貫通孔を基板に形成する第2工程と、機能素子の間を通るように延びる第1切断予定ラインと、機能素子の間を通り貫通孔において第1切断予定ラインと交差するように第1切断予定ラインに交差する方向に延びる第2切断予定ラインと、を設定する第3工程と、第3工程の後に、レーザ光の集光点を第1切断予定ラインに沿って基板に対して相対移動させることにより、第1切断予定ラインに沿って基板に改質領域を形成する第4工程と、第3工程の後に、レーザ光の集光点を第2切断予定ラインに沿って基板に対して相対移動させることにより、第2切断予定ラインに沿って基板に改質領域を形成する第5工程と、第4工程及び第5工程の後に、第1切断予定ライン及び第2切断予定ラインに沿って基板を切断して機能素子に応じたチップを形成する第6工程と、を備える。
この製造方法においては、レーザ光の照射による改質領域の形成に先立って、機能素子の角部を規定する開口を有するマスクを用いたエッチングにより、基板に貫通孔を形成する。その後、当該貫通孔において交差する第1切断予定ライン及び第2切断予定ラインを設定する。このため、例えば、第4工程の後に第5工程を実施するときに、第1切断予定ラインと第2切断予定ラインとの交差点において、改質領域がレーザ光の照射に悪影響を及ぼすことがない(改質領域が存在しない)。このため、チップの角部の品質の低下を抑制可能である。
ここで、本発明者は、鋭意検討を進める中で、次のような知見を得た。すなわち、レーザ光の照射をオンにしたままレーザ光の集光点が貫通孔を通過した場合、切断に必要な改質領域の形成には影響がないものの、レーザ光の集光点が貫通孔の内側面を通過するときに当該内側面にダメージが生じる場合がある。本発明者は、このような知見に基づいて、次の発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明に係るチップの製造方法においては、第4工程及び第5工程においては、集光点が貫通孔に至るときにレーザ光の出力を低下させると共に、レーザ光の出力を低下させた後にレーザ光の集光する位置が貫通孔を通過したときにレーザ光の出力を増大させてもよい。この場合、レーザ光の出力値が相対的に大きい状態においてレーザ光の集光点が貫通孔の内側面を通過することが避けられる。このため、貫通孔の内側面にダメージが生じることが抑制され、チップの角部の品質の低下を確実に抑制可能である。
なお、レーザ光の出力を低下又は増大させるとは、レーザ光の出力について、改質領域が形成され得る加工閾値を基準として低下又は増大させるものとすることができる。この場合には、レーザ光の出力が加工閾値を越えるようにするか下回るようにするかを制御することになる。このようなレーザ光の出力の制御については、例えば次のように行うことができる。すなわち、一例として、シャッタ等を用いてレーザ光の照射をオン/オフすることができる。この場合、レーザ光の出力(基板に照射される際の出力)は、オンのときに加工閾値を超え、オフのときに0となる。また、別の例として、レーザ光源がQスイッチレーザであれば、RF出力の制御によりQスイッチをオン/オフ制御することができる。この場合には、Qスイッチのオフ時にも、レーザ光の出力が0とならず、微弱な(加工閾値を下回った)出力のレーザ光が基板に照射される。
さらに別の例としては、レーザ光源の制御により、レーザ光のパルス発振と連続発振とを切り替えることができる。この場合には、パルス発振のときにレーザ光の出力が加工閾値よりも大きくなり、且つ、連続発振のときにレーザ光の出力が加工閾値よりも小さくなるようにすることができる。さらには、レーザ光を常にパルス発振させる場合には、そのパルス発振の出力強度を制御して、加工閾値を超えるパルスと加工閾値を下回るパルスとの間で切り替えてもよい。その他、ここでは、レーザ光の出力を制御する任意の方法を利用可能である。
本発明に係るチップの製造方法は、第3工程の後であって第4工程及び第5工程の前に、貫通孔の内側面に金属膜を形成する第7工程を備えてもよい。或いは、本発明に係るチップの製造方法は、第2工程の後であって第4工程及び第5工程の前に、貫通孔の内側面に金属膜を形成する第7工程を備えてもよい。この場合、電極等に利用可能な金属膜が角部に形成されたチップを得ることができる。
本発明に係るチップの製造方法においては、交差領域は、交差領域の中心に向かって凸となる形状を有していてもよい。或いは、本発明に係るチップの製造方法においては、開口は、開口の中心に向かって凸となる形状を有していてもよい。この場合、貫通孔の形成によりチップの角部が面取りされた形状となるため、チップの強度が向上する。
本発明に係るチップの製造方法においては、エッチングは、ドライエッチングであってもよい。この場合、ドライプロセスによりチップを製造可能である。
本発明に係るシリコンチップは、面取りされた複数の角部と、角部同士を接続する複数の辺部分と、外側面と、を備え、外側面の辺部分に対応する第1エリアには、多結晶シリコンが露出しており、外側面の角部に対応する第2エリアは、単結晶シリコンにより構成されることにより第1エリアよりも平坦である。このシリコンチップにおいては、角部が面取りされており、且つ、外側面の角部に対応する第2エリアが単結晶シリコンにより構成されて相対的に平坦とされている。このため、角部の品質がよく、強度が高い。このようなシリコンチップは、例えば、シリコンを含む基板を用いることによって、上記の製造方法により製造することができる。なお、第2エリア及び第1エリアの平坦の比較は、例えば、第2エリア及び第1エリアの平坦度(表面荒さ)の平均の比較とすることができる。
なお、本発明に係るシリコンチップにおいては、第1エリアにおいては、厚さ方向に沿って多結晶シリコンを含む領域が単結晶シリコンを含む領域に挟まれていてもよい。
本発明によれば、品質の低下を抑制可能なチップの製造方法、及び、シリコンチップを提供することができる。
改質領域の形成に用いられるレーザ加工装置の概略構成図である。 改質領域の形成の対象となる加工対象物の平面図である。 図2の加工対象物のIII−III線に沿っての断面図である。 レーザ加工後の加工対象物の平面図である。 図4の加工対象物のV−V線に沿っての断面図である。 図4の加工対象物のVI−VI線に沿っての断面図である。 本実施形態に係る製造方法における加工対象物である基板を示す図である。 図7に示された基板の一部の拡大平面図である。 基板にマスクを形成する工程を示す図である。 マスクを用いて基板をエッチングする工程を示す図である。 レーザ加工に関する工程を示す図である。 レーザ加工に関する工程を示す図である。 基板を切断する工程、及び、製造されたチップを示す図である。 作用・効果を説明するための模式図である。 変形例を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
実施形態に係るレーザ加工方法及びレーザ加工装置では、加工対象物にレーザ光を集光することにより、切断予定ラインに沿って加工対象物に改質領域を形成する。そこで、まず、改質領域の形成について、図1〜図6を参照して説明する。
図1に示されるように、レーザ加工装置100は、レーザ光Lをパルス発振するレーザ光源101と、レーザ光Lの光軸(光路)の向きを90°変えるように配置されたダイクロイックミラー103と、レーザ光Lを集光するための集光用レンズ105と、を備えている。また、レーザ加工装置100は、集光用レンズ105で集光されたレーザ光Lが照射される加工対象物1を支持するための支持台107と、支持台107を移動させるためのステージ111と、レーザ光Lの出力やパルス幅、パルス波形等を調節するためにレーザ光源101を制御するレーザ光源制御部102と、ステージ111の移動を制御するステージ制御部115と、を備えている。
レーザ加工装置100においては、レーザ光源101から出射されたレーザ光Lは、ダイクロイックミラー103によってその光軸の向きを90°変えられ、支持台107上に載置された加工対象物1の内部に集光用レンズ105によって集光される。これと共に、ステージ111が移動させられ、加工対象物1がレーザ光Lに対して切断予定ライン5に沿って相対移動させられる。これにより、切断予定ライン5に沿った改質領域が加工対象物1に形成される。なお、ここでは、レーザ光Lを相対的に移動させるためにステージ111を移動させたが、集光用レンズ105を移動させてもよいし、或いはこれらの両方を移動させてもよい。
加工対象物1としては、半導体材料で形成された半導体基板や圧電材料で形成された圧電基板等を含む板状の部材(例えば、基板、ウェハ等)が用いられる。図2に示されるように、加工対象物1には、加工対象物1を切断するための切断予定ライン5が設定されている。切断予定ライン5は、直線状に延びた仮想線である。加工対象物1の内部に改質領域を形成する場合、図3に示されるように、加工対象物1の内部に集光点(集光位置)Pを合わせた状態で、レーザ光Lを切断予定ライン5に沿って(すなわち、図2の矢印A方向に)相対的に移動させる。これにより、図4、図5及び図6に示されるように、改質領域7が切断予定ライン5に沿って加工対象物1に形成され、切断予定ライン5に沿って形成された改質領域7が切断起点領域8となる。
集光点Pとは、レーザ光Lが集光する箇所のことである。切断予定ライン5は、直線状に限らず曲線状であってもよいし、これらが組み合わされた3次元状であってもよいし、座標指定されたものであってもよい。切断予定ライン5は、仮想線に限らず加工対象物1の表面3に実際に引かれた線であってもよい。改質領域7は、連続的に形成される場合もあるし、断続的に形成される場合もある。改質領域7は列状でも点状でもよく、要は、改質領域7は少なくとも加工対象物1の内部に形成されていればよい。また、改質領域7を起点に亀裂が形成される場合があり、亀裂及び改質領域7は、加工対象物1の外表面(表面3、裏面、若しくは外周面)に露出していてもよい。改質領域7を形成する際のレーザ光入射面は、加工対象物1の表面3に限定されるものではなく、加工対象物1の裏面であってもよい。
ちなみに、加工対象物1の内部に改質領域7を形成する場合には、レーザ光Lは、加工対象物1を透過すると共に、加工対象物1の内部に位置する集光点P近傍にて特に吸収される。これにより、加工対象物1に改質領域7が形成される(すなわち、内部吸収型レーザ加工)。この場合、加工対象物1の表面3ではレーザ光Lが殆ど吸収されないので、加工対象物1の表面3が溶融することはない。一方、加工対象物1の表面3に改質領域7を形成する場合には、レーザ光Lは、表面3に位置する集光点P近傍にて特に吸収され、表面3から溶融され除去されて、穴や溝等の除去部が形成される(表面吸収型レーザ加工)。
改質領域7は、密度、屈折率、機械的強度やその他の物理的特性が周囲とは異なる状態になった領域をいう。改質領域7としては、例えば、溶融処理領域(一旦溶融後再固化した領域、溶融状態中の領域及び溶融から再固化する状態中の領域のうち少なくとも何れか一つを意味する)、クラック領域、絶縁破壊領域、屈折率変化領域等があり、これらが混在した領域もある。更に、改質領域7としては、加工対象物1の材料において改質領域7の密度が非改質領域の密度と比較して変化した領域や、格子欠陥が形成された領域がある。加工対象物1の材料が単結晶シリコンである場合、改質領域7は、高転位密度領域ともいえる。
溶融処理領域、屈折率変化領域、改質領域7の密度が非改質領域の密度と比較して変化した領域、及び、格子欠陥が形成された領域は、更に、それら領域の内部や改質領域7と非改質領域との界面に亀裂(割れ、マイクロクラック)を内包している場合がある。内包される亀裂は、改質領域7の全面に渡る場合や一部分のみや複数部分に形成される場合がある。加工対象物1は、結晶構造を有する結晶材料からなる基板を含む。例えば加工対象物1は、窒化ガリウム(GaN)、シリコン(Si)、シリコンカーバイド(SiC)、LiTaO、及び、サファイア(Al)の少なくとも何れかで形成された基板を含む。換言すると、加工対象物1は、例えば、窒化ガリウム基板、シリコン基板、SiC基板、LiTaO基板、又はサファイア基板を含む。結晶材料は、異方性結晶及び等方性結晶の何れであってもよい。また、加工対象物1は、非結晶構造(非晶質構造)を有する非結晶材料からなる基板を含んでいてもよく、例えばガラス基板を含んでいてもよい。
実施形態では、切断予定ライン5に沿って改質スポット(加工痕)を複数形成することにより、改質領域7を形成することができる。この場合、複数の改質スポットが集まることによって改質領域7となる。改質スポットとは、パルスレーザ光の1パルスのショット(つまり1パルスのレーザ照射:レーザショット)で形成される改質部分である。改質スポットとしては、クラックスポット、溶融処理スポット若しくは屈折率変化スポット、又はこれらの少なくとも1つが混在するもの等が挙げられる。改質スポットについては、要求される切断精度、要求される切断面の平坦性、加工対象物1の厚さ、種類、結晶方位等を考慮して、その大きさや発生する亀裂の長さを適宜制御することができる。また、実施形態では、切断予定ライン5に沿って、改質スポットを改質領域7として形成することができる。
引き続いて、本実施形態に係るチップの製造方法の一例について説明する。ここでは、一例として、上述したレーザ加工装置100及びレーザ加工方法を利用してシリコンチップを製造する。図7は、本実施形態に係る製造方法における加工対象物である基板を示す図である。図8は、図7に示された基板の一部の拡大平面図である。図7,8に示されるように、この方法においては、まず、加工対象物1である基板2を用意する。
基板2は、シリコンを含む。より具体的には、基板2は、主面2sと裏面2rとを含む。また、基板2は、シリコンを含む基板層21と、シリコンを含み基板層21上に形成されたデバイス層22と、を含む。主面2sは、デバイス層22における基板層21と反対側の表面である。裏面2rは、基板層21におけるデバイス層22と反対側の表面である。主面2sと裏面2rとは互いに反対側に臨み、且つ、略平行である。
基板2は、例えば、2次元マトリックス状に配列された複数の機能素子15を有している。機能素子15は、例えば、結晶成長により形成された半導体動作層、フォトダイオード等の受光素子、レーザダイオード等の発光素子、或いは回路として形成された回路素子等である。この機能素子15が個片化されることによりシリコンチップが製造される。
続いて、機能素子15の間を通るように第1方向に沿って延びる複数の第1切断予定ライン7aを設定する(第1工程)。第1方向は、主面2sに沿った方向である。ここでは、第1方向に交差(直交)する第2方向に沿って互いに隣り合う一対の機能素子15の間において、一対の第1切断予定ライン7aが設定される。また、機能素子15の間を通るように第2方向に沿って延びる複数の第2切断予定ライン7bを設定する(第1工程)。ここでは、第1方向に沿って互いに隣り合う一対の機能素子15の間において、一対の第2切断予定ライン7bが設定される。
これにより、基板2(主面2s)には、第1切断予定ライン7aと第2切断予定ライン7bとの複数の交差点7pが形成される。ここでは、4つの機能素子15の複数の角部が集約される領域に、4つの交差点7pが形成される。すなわち基板2には、複数(ここでは4つ)の交差点7pを含む複数の交差領域30が規定される。交差領域30の各々は、主面2sに交差する方向からみて、一対の第1切断予定ライン7aの間において第2方向に延びる一対の第1直線部31と、一対の第2切断予定ライン7bの間において第1方向に延びる一対の第2直線部32と、を含む。
また、交差領域30の各々は、主面2sに交差する方向からみて、1つの機能素子15を規定する一対の第1切断予定ライン7a及び第2切断予定ライン7bの間をつなぐように延びる4つの曲線部33を含む。第1直線部31、第2直線部32、及び曲線部33は、互いに接続されて単一の閉曲線(交差領域30の平面形状)を形成している。ここでは、曲線部33は、交差領域30の中心に向かって凸となるように(例えば円弧状に)湾曲している。曲線部33は、シリコンチップの角部を規定する。したがって、製造されるシリコンチップの角部は、曲線部33の湾曲に応じて面取りされることになる。
続いて、図9に示されるように、基板2にマスクMを形成する(第2工程)。マスクMは、後の工程におけるエッチングに耐性のある材料(例えば、フォトレジスト等)からなる。マスクMには、開口Mpが形成されている。開口Mpは、交差領域30に対応している。したがって、ここでは、機能素子15を覆うと共に交差領域30が露出するように基板2の主面2sにマスクMを形成する。開口Mpは、機能素子15の角部を規定する。開口Mpは、開口Mpの中心に向かって凸となる形状を有している。なお、図9の(a)は平面図であり、図9の(b)は図9の(a)のb−b線に沿っての断面図である。
続いて、マスクMを用いて基板2をエッチングすることにより、基板2から交差領域30を除去して貫通孔を形成する(第3工程)。より具体的には、まず、図10の(a)に示されるように、基板2の裏面2rに対して、保護層23(テープ、無機膜、又は、有機膜)を設ける。続いて、図10の(b)に示されるように、基板2をエッチング装置Dに配置し、マスクMを用いて基板2のエッチングを行う。ここでは、例えばドライエッチングを行う。一例として、ここでのエッチングは、SFをエッチングガスとして用いた反応性イオンエッチング(RIE、DRIE)とすることができる。
これにより、マスクMから露出した交差領域30が基板2から除去され、複数の貫通孔24が基板2に形成される。その後、図10の(c)に示されるように、基板2をエッチング装置Dから取り出し、裏面2rから保護層23を除去する。また、マスクMを除去する。この後、基板2のレーザ加工に移行する。
すなわち、続く工程では、図1に示されるように、基板2をレーザ加工装置100の支持台107に載置する。ここでは、基板2の裏面2rが集光用レンズ105側に位置するように、基板2を支持台107に載置する。したがって、ここでは、基板2の裏面2rが、レーザ光入射面となる。なお、図11の(b)に示されるように、基板2の主面2sには保護フィルム25が設けられている。
続いて、図11に示されるように、基板2の内部にレーザ光Lの集光点Pを位置させた状態において、集光点Pを第1切断予定ライン7aに沿って基板2に対して相対移動させることにより、第1切断予定ライン7aに沿って基板2に改質領域7を形成する(第4工程)。ここでは、一例として、集光点P及び集光用レンズ105の位置を固定しつつステージ111を移動させることにより、集光点Pを基板2に対して相対移動させる。
このとき、図12の(a)に示されるように、集光点Pが貫通孔24に至るときにレーザ光Lの出力を低下させる(ここでは照射をオフにする)。集光点Pが貫通孔24に至るときとは、集光点P(ここでは、集光用レンズ105の光軸B)が、貫通孔24に至る直前であって、貫通孔24の内側面24sから所定距離Qだけ手前の位置に達したときである。所定距離Qは、例えば10μm程度である。これにより、集光点P(レーザ光L)は、基板2の内部から貫通孔24の内部に至るに際して内側面24sを通過しない。
一方、図12の(b)に示されるように、レーザ光Lの出力を低下させた(照射をオフにした)後にレーザ光Lの集光する位置が貫通孔24を通過したときに、レーザ光Lの出力を増大させる(ここでは、再度、照射をオンとする)。レーザ光Lの集光する位置とは、レーザ光Lの照射をオンとしたときに集光点Pが形成される位置であって、例えば集光用レンズ105の光軸Bの位置である。また、レーザ光Lの集光する位置が貫通孔24を通過したときとは、レーザ光Lの集光する位置が貫通孔24の内側面24sから所定距離Rだけ基板2の内部側に達したときである。
所定距離Rは、例えば所定距離Qと同一であってもよく、一例として10μm程度である。これにより、集光点P(レーザ光L)は、貫通孔24の内部から基板2の内部に至るに際して内側面24sを通過しない。その後、図12の(c)に示されるように、集光点Pの相対移動を進めることにより、改質領域7の形成を進展させる。全ての第1切断予定ライン7aに対して同様に改質領域7を形成する。
同様に、図示は省略するが、レーザ光Lの集光点Pを基板2の内部に位置させた状態において、集光点Pを第2切断予定ライン7bに沿って基板2に対して相対移動させることにより、全ての第2切断予定ライン7bに沿って基板2に改質領域7を形成する(第5工程)。これにより、全ての第1切断予定ライン7a及び全ての第2切断予定ライン7bに沿って、基板2の少なくとも内部に改質領域7が形成される。
その後、図13の(a)に示されるように、例えば基板2の裏面2rに設けられたエキスパンドテープ26を拡張することにより、改質領域7(及び改質領域7から延びる亀裂)を起点として、第1切断予定ライン7a及び第2切断予定ライン7bに沿って基板2を切断する(第6工程)。これにより、図13の(b)に示されるように、機能素子15が個片化され、機能素子15に応じたシリコンチップ16が製造される。
製造されたシリコンチップ16の外形は、第1切断予定ライン7a、第2切断予定ライン7b、及び交差領域30の外形(貫通孔24の内側面24s)により規定される。ここでは、シリコンチップ16の外形は矩形状である。したがって、シリコンチップ16は、複数の角部16c(4つの角部16c)と、角部16c同士を接続する複数の辺部分16d(4つの辺部分16d)と、を含む。また、シリコンチップ16は、基板2の主面2sに対応する主面16sと、基板2の裏面2rに対応する裏面16rと、主面16sと裏面16rとを接続する矩形環状の外側面16tと、を含む。
外側面16tは、辺部分16dに対応する第1エリアAdと、角部16cに対応する第2エリアAcと、を含む。角部16cは、交差領域30の平面形状(貫通孔24の内側面24s)によって規定されており、シリコンチップ16の外側に向けて凸となるように(例えば円弧状に)面取りされている。したがって、第2エリアAcは、曲面状(部分的な円筒面状)である。一方、第1エリアAdは、第1切断予定ライン7a又は第2切断予定ライン7bによって規定されており、平面状である。
第1エリアAdには、単結晶シリコン及び多結晶シリコン(改質領域7)が混在して露出している。より具体的には、第1エリアAdには、多結晶シリコンを含む領域である改質領域7と、単結晶シリコンを含む(単結晶シリコンからなる)領域である非改質領域Nと、を含む。そして、改質領域7は、シリコンチップ16の厚さ方向に沿って、非改質領域Nに挟まれている。なお、非改質領域Nに挟まれる改質領域7の数は複数であってもよい。第2エリアAcは、改質領域7を含まず、単結晶シリコンにより構成されている(エッチングにより形成されたエッチング領域である)。したがって、第2エリアAcは、第1エリアAdよりも平坦である。なお、第2エリアAc及び第1エリアAdの平坦の比較は、例えば、第2エリアAc及び第1エリアAdの平坦度(表面荒さ)の平均の比較とすることができる。
引き続いて、図14を参照して本実施形態に係るチップの製造方法の作用・効果について説明する。図14の(a)においては、説明の容易化のため、貫通孔24を円筒状とし、第1切断予定ライン7a及び第2切断予定ライン7bをそれぞれ1つずつ図示している。本実施形態に係る方法においては、レーザ光Lの照射による改質領域7の形成に先立って、第1切断予定ライン7aと第2切断予定ライン7bとの交差点を含む交差領域30を露出するマスクMを用いた基板のエッチングにより、基板2から当該交差領域30を除去して基板2に貫通孔24を形成する。
このため、第4工程及び第5工程(改質領域7を形成する工程)を実施する際には、基板2における第1切断予定ライン7aと第2切断予定ライン7bとの交差点7p近傍の領域(交差領域30)が存在しない。したがって、例えば、第4工程の後に第5工程を実施するときに、第1切断予定ライン7aと第2切断予定ライン7bとの交差点7pにおいて改質領域7がレーザ光Lの照射に悪影響を及ぼすことがない(改質領域7も存在しない)。このため、シリコンチップ16の品質の低下を抑制可能である。
また、この製造方法においては、第4工程及び第5工程において、集光点Pが貫通孔24に至るときにレーザ光Lの照射をオフにすると共に、レーザ光Lの照射をオフにした後にレーザ光Lの集光する位置(例えば集光用レンズ105の光軸B)が貫通孔24を通過したときにレーザ光Lの照射をオンとする。このため、レーザ光Lの集光点Pが貫通孔24の内側面24s(縁部分)を通過することが避けられる。このため、貫通孔24の内側面24sにダメージが生じることが抑制され、シリコンチップ16の角部16cの品質の低下を確実に抑制可能である。
なお、交差点7pにおいて改質領域7がレーザ光Lの照射に悪影響を及ぼした場合には、所定の交差点7p近傍において未切断のチップが生じるおそれがあるが、この製造方法によれば、そのような問題も解決することができる。
また、この製造方法においては、交差領域30は、主面2sに交差する方向からみて、交差領域30の中心に向かって凸となる形状を有している。このため、交差領域30の除去によりシリコンチップ16の角部16cが面取りされた形状となるため、シリコンチップ16の強度が向上する。
さらに、この製造方法においては、エッチングは、ドライエッチングある。このため、レーザ加工を含めドライプロセスによりシリコンチップ16を製造可能である。
なお、シリコンチップ16においては、角部16cが面取りされており、且つ、外側面16tの角部16cに対応する第2エリアAcが単結晶シリコンにより構成されて相対的に平坦とされている。このため、角部16cの品質がよく、強度が高い。ただし、図14の(b)に示されるように、DRIEのボッシュプロセスによりエッチングを行う場合には、微少な凹凸が発生する。この凹凸の大きさは、改質領域7における凹凸の大きさよりも小さい。一例としては、第2エリアAcにおける凹凸が1μm程度であり、改質領域7における凹凸が4μm程度である。したがって、この場合にも、第1エリアAdと比べて第2エリアAcの方が平坦となる。
以上説明した方法、及び、チップは、本発明に係るチップの製造方法、及びシリコンチップの一実施形態を説明したものである。したがって、本発明に係るチップの製造方法、及び、シリコンチップは、上記の方法及びチップに限定されない。本発明は、各請求項の要旨を変更しない範囲において上記の方法及びチップを任意に変更したものとすることができる。
例えば、図15の(a)に示されるように、貫通孔24及び交差領域30の形状を円筒状(主面2sに交差する方向からみて円形状)としてもよい。図15の(b)に示されるように、貫通孔24及び交差領域30の形状を、中心に向かって凸となる複数(4つ)の円筒面からなるように構成してもよい。
さらに、上記の製造方法にあっては、第3工程の後であって第4工程及び第5工程の前に、貫通孔24の内側面24sに金属膜を形成する(例えば蒸着する)第7工程をさらに備えてもよい。この場合、電極等に利用可能な金属膜が角部16cに形成されたシリコンチップ16を得ることができる。
ここで、上記実施形態においては、第1切断予定ライン7a及び第2切断予定ライン7bを設定した後に、マスクMの形成及びエッチングにより貫通孔24を形成した。しかしながら、これらの工程は逆であってもよい。すなわち、まず、第1工程として、複数の機能素子15を含む基板2に対して、機能素子15を覆うと共に機能素子15の角部を規定する開口Mpを有するマスクMを形成する。続いて、第2工程として、マスクMを用いて基板2をエッチングすることにより、開口Mpに対応する貫通孔24を基板2に形成する。その後、第3工程として、機能素子15の間を通るように延びる第1切断予定ライン7aと、機能素子15の間を通り貫通孔24において第1切断予定ライン7aと交差するように第1切断予定ライン7aに交差する方向に延びる第2切断予定ライン7bと、を設定する。その後の第4〜第6工程については同様である。この場合であっても、上記と同様の効果を奏することが可能である。ただし、この場合には、貫通孔24の内側面24sに金属膜を形成する第7工程は、第2工程の後であって第4工程及び第5工程の前に実施することができる。
また、上記実施形態においては、第4工程及び第5工程において、集光点Pが貫通孔24に至るときにレーザ光Lの照射をオフにすると共に、レーザ光Lの照射をオフにした後にレーザ光Lの集光する位置が貫通孔24を通過したときにレーザ光Lの照射を再度オンとする場合について例示した。しかしながら、第4工程及び第5工程においては、このようなレーザ光Lの制御をしなくてもよいし、する場合にも、集光点Pが貫通孔24に至るときにレーザ光Lの出力を低下させると共に、レーザ光Lの出力を低下させた後にレーザ光Lの集光する位置が貫通孔24を通過したときにレーザ光Lの出力を増大させる(元に戻す)ものとすればよい。
レーザ光Lの出力を低下又は増大させるとは、レーザ光Lの出力について、改質領域7が形成され得る加工閾値を基準として低下又は増大させるものとすることができる。この場合には、レーザ光Lの出力が加工閾値を越えるようにするか下回るようにするかを制御することになる。このようなレーザ光Lの出力の制御については、例えば次のように行うことができる。すなわち、一例として、シャッタ等を用いてレーザ光Lの照射をオン/オフすることができる(例えば上記実施形態の場合)。この場合、レーザ光Lの出力(基板2に照射される際の出力)は、オンのときに加工閾値を超え、オフのときに0となる。
また、別の例として、レーザ光源101がQスイッチレーザであれば、RF出力の制御によりQスイッチをオン/オフ制御することができる。この場合には、Qスイッチのオフ時にも、レーザ光Lの出力が0とならず、微弱な(加工閾値を下回った)出力のレーザ光Lが基板2に照射される。
さらに別の例としては、レーザ光源101の制御により、レーザ光Lのパルス発振と連続発振とを切り替えることができる。この場合には、パルス発振のときにレーザ光Lの出力が加工閾値よりも大きくなり、且つ、連続発振のときにレーザ光Lの出力が加工閾値よりも小さくなるようにすることができる。さらには、レーザ光Lを常にパルス発振させる場合には、そのパルス発振の出力強度を制御して、加工閾値を超えるパルスと加工閾値を下回るパルスとの間で切り替えてもよい。その他、ここでは、レーザ光Lの出力を制御する任意の方法を利用可能である。
なお、上記実施形態においては、エッチングとしてドライエッチングを例示したが、エッチングはウェットエッチングであってもよい。
2…基板、7…改質領域、7a…第1切断予定ライン、7b…第2切断予定ライン、7p…交差点、15…機能素子、16…シリコンチップ(チップ)、16c…角部、16d…辺部分、16t…外側面、24…貫通孔、24s…内側面、30…交差領域、Ac…第2エリア、Ad…第1エリア、L…レーザ光、M…マスク、Mp…開口、P…集光点。

Claims (12)

  1. 複数の機能素子を含む基板に対して、前記機能素子の間を通るように延びる第1切断予定ラインと、前記機能素子の間を通るように前記第1切断予定ラインに交差する方向に延びる第2切断予定ラインと、を設定する第1工程と、
    前記機能素子を覆うと共に前記第1切断予定ラインと前記第2切断予定ラインとの交差点を含む交差領域が露出するように前記基板にマスクを形成する第2工程と、
    前記マスクを用いて前記基板をエッチングすることにより、前記基板から前記交差領域を除去して貫通孔を形成する第3工程と、
    前記第3工程の後に、レーザ光の集光点を前記第1切断予定ラインに沿って前記基板に対して相対移動させることにより、前記第1切断予定ラインに沿って前記基板に改質領域を形成する第4工程と、
    前記第3工程の後に、レーザ光の集光点を前記第2切断予定ラインに沿って前記基板に対して相対移動させることにより、前記第2切断予定ラインに沿って前記基板に改質領域を形成する第5工程と、
    前記第4工程及び前記第5工程の後に、前記第1切断予定ライン及び前記第2切断予定ラインに沿って前記基板を切断して前記機能素子に応じたチップを形成する第6工程と、
    を備えるチップの製造方法。
  2. 前記第4工程及び前記第5工程においては、前記集光点が前記貫通孔に至るときに前記レーザ光の出力を低下させると共に、前記レーザ光の出力を低下させた後に前記レーザ光の集光する位置が前記貫通孔を通過したときに前記レーザ光の出力を増大させる、
    請求項1に記載のチップの製造方法。
  3. 前記第3工程の後であって前記第4工程及び前記第5工程の前に、前記貫通孔の内側面に金属膜を形成する第7工程を備える、
    請求項1又は2に記載のチップの製造方法。
  4. 前記交差領域は、前記交差領域の中心に向かって凸となる形状を有している、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のチップの製造方法。
  5. 前記エッチングは、ドライエッチングである、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のチップの製造方法。
  6. 複数の機能素子を含む基板に対して、前記機能素子を覆うと共に前記機能素子の角部を規定する開口を有するマスクを形成する第1工程と、
    前記マスクを用いて前記基板をエッチングすることにより、前記開口に対応する貫通孔を前記基板に形成する第2工程と、
    前記機能素子の間を通るように延びる第1切断予定ラインと、前記機能素子の間を通り前記貫通孔において前記第1切断予定ラインと交差するように前記第1切断予定ラインに交差する方向に延びる第2切断予定ラインと、を設定する第3工程と、
    前記第3工程の後に、レーザ光の集光点を前記第1切断予定ラインに沿って前記基板に対して相対移動させることにより、前記第1切断予定ラインに沿って前記基板に改質領域を形成する第4工程と、
    前記第3工程の後に、レーザ光の集光点を前記第2切断予定ラインに沿って前記基板に対して相対移動させることにより、前記第2切断予定ラインに沿って前記基板に改質領域を形成する第5工程と、
    前記第4工程及び前記第5工程の後に、前記第1切断予定ライン及び前記第2切断予定ラインに沿って前記基板を切断して前記機能素子に応じたチップを形成する第6工程と、
    を備えるチップの製造方法。
  7. 前記第4工程及び前記第5工程においては、前記集光点が前記貫通孔に至るときに前記レーザ光の出力を低下させると共に、前記レーザ光の出力を低下させた後に前記レーザ光の集光する位置が前記貫通孔を通過したときに前記レーザ光の出力を増大させる、
    請求項6に記載のチップの製造方法。
  8. 前記第2工程の後であって前記第4工程及び前記第5工程の前に、前記貫通孔の内側面に金属膜を形成する第7工程を備える、
    請求項6又は7に記載のチップの製造方法。
  9. 前記開口は、前記開口の中心に向かって凸となる形状を有している、
    請求項6〜8のいずれか一項に記載のチップの製造方法。
  10. 前記エッチングは、ドライエッチングである、
    請求項6〜9のいずれか一項に記載のチップの製造方法。
  11. 面取りされた複数の角部と、
    前記角部を接続する複数の辺部分と、
    外側面と、を備え、
    前記外側面の前記辺部分に対応する第1エリアには、多結晶シリコンが露出しており、
    前記外側面の前記角部に対応する第2エリアは、単結晶シリコンにより構成されることにより前記第1エリアよりも平坦である、
    シリコンチップ。
  12. 前記第1エリアにおいては、厚さ方向に沿って前記多結晶シリコンを含む領域が前記単結晶シリコンを含む領域に挟まれている、
    請求項11に記載のシリコンチップ。
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