JP2018182142A - 加工対象物切断方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】反応性イオンエッチングの進行を制御可能な加工対象物切断方法を提供する。【解決手段】単結晶シリコン基板11と第1主面1a側に設けられた機能素子層12とを有する加工対象物1を準備する。加工対象物1にレーザ光Lを照射することで、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って、単結晶シリコン基板11の内部に、少なくとも1列の改質領域7を形成し、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って、加工対象物1に、少なくとも1列の改質領域7と第2主面1bとの間に渡るように亀裂31を形成する.加工対象物1に第2主面1b側から反応性イオンエッチングを施すことで、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って、加工対象物1に、第2主面1bに開口する溝32を形成する。反応性イオンエッチングの実施中に、加工対象物1の第2主面1b及び溝32の内面にブラックシリコン層6を形成する。【選択図】図23
Description
本発明は、加工対象物切断方法に関する。
従来の加工対象物切断方法に関する技術として、特許文献1には、加工対象物にレーザ光を照射することにより切断予定ラインに沿って加工対象物に改質領域を形成した後、エッチングを施すことにより改質領域に沿ってエッチングを進行させる技術が記載されている。
ところで、近年の加工対象物切断方法では、反応性イオンエッチングを利用して加工対象物を切断することが望まれる場合がある。この場合、例えば切断により得られる半導体チップの品質を管理するために、反応性イオンエッチングの進行を制御することが求められる。
そこで、本発明は、反応性イオンエッチングの進行を制御可能な加工対象物切断方法を提供することを目的とする。
本発明に係る加工対象物切断方法は、単結晶シリコン基板と、第1主面側に設けられた機能素子層と、を有する加工対象物を準備する第1ステップと、第1ステップの後に、加工対象物にレーザ光を照射することにより、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って、単結晶シリコン基板の内部に、少なくとも1列の改質領域を形成し、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って、加工対象物に、少なくとも1列の改質領域と加工対象物の第2主面との間に渡るように亀裂を形成する第2ステップと、第2ステップの後に、加工対象物に第2主面側から反応性イオンエッチングを施すことにより、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って、加工対象物に、第2主面に開口する溝を形成する第3ステップと、を含み、第3ステップにおいては、反応性イオンエッチングの実施中に、加工対象物の第2主面及び溝の内面にブラックシリコン層を形成する。
この加工対象物切断方法では、少なくとも1列の改質領域と加工対象物の第2主面との間に渡るように亀裂が形成された加工対象物に、第2主面側から反応性イオンエッチングを施す。これにより、反応性イオンエッチングが第2主面側から亀裂に沿って選択的に進行し、開口の幅が狭く且つ深い溝が複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って形成される。ここで、反応性イオンエッチングの実施中、加工対象物の第2主面及び溝の内面にブラックシリコン層を形成することで、当該ブラックシリコン層を利用して反応性イオンエッチングの進行を終了させることができる。すなわち、反応性イオンエッチングの進行を制御することが可能となる。
本発明に係る加工対象物切断方法では、第2ステップにおいては、加工対象物の厚さ方向に並ぶ複数列の改質領域を形成することにより、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って少なくとも1列の改質領域を形成し、複数列の改質領域において互いに隣り合う改質領域の間に渡るように亀裂を形成してもよい。これによれば、反応性イオンエッチングをより深く選択的に進行させることができる。
本発明に係る加工対象物切断方法では、第2ステップにおいては、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って並ぶ複数の改質スポットを形成することにより、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って少なくとも1列の改質領域を形成し、複数の改質スポットにおいて互いに隣り合う改質スポットの間に渡るように亀裂を形成してもよい。これによれば、反応性イオンエッチングをより効率良く選択的に進行させることができる。
本発明に係る加工対象物切断方法では、第3ステップにおいては、エッチングガスに酸素を混入することにより、ブラックシリコン層を形成してもよい。この構成によれば、ブラックシリコン層の形成を具体的に実現できる。
本発明に係る加工対象物切断方法では、第3ステップにおいては、溝が所定深さのときにエッチングガスに酸素を混入してもよい。この構成によれば、所定深さの溝が形成されるように、ブラックシリコン層を形成して反応性イオンエッチングの進行を終了できる。
本発明に係る加工対象物切断方法は、第3ステップの後に、第2主面側に拡張フィルムを貼り付け、拡張フィルムを拡張させることにより、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って、加工対象物を複数の半導体チップに切断する第4ステップを備えていてもよい。この構成によれば、加工対象物を複数の半導体チップに確実に分割できる。
本発明によれば、反応性イオンエッチングの進行を制御可能な加工対象物切断方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係る加工対象物切断方法では、加工対象物にレーザ光を集光することにより、切断予定ラインに沿って加工対象物に改質領域を形成する。そこで、まず、改質領域の形成について、図1〜図6を参照して説明する。
図1に示されるように、レーザ加工装置100は、レーザ光Lをパルス発振するレーザ光出射部であるレーザ光源101と、レーザ光Lの光軸(光路)の向きを90°変えるように配置されたダイクロイックミラー103と、レーザ光Lを集光するための集光用レンズ105と、を備えている。また、レーザ加工装置100は、集光用レンズ105で集光されたレーザ光Lが照射される加工対象物1を支持するための支持台107と、支持台107を移動させるためのステージ111と、レーザ光Lの出力(パルスエネルギ、光強度)やパルス幅、パルス波形等を調節するためにレーザ光源101を制御するレーザ光源制御部102と、ステージ111の移動を制御するステージ制御部115と、を備えている。
レーザ加工装置100においては、レーザ光源101から出射されたレーザ光Lは、ダイクロイックミラー103によってその光軸の向きを90°変えられ、支持台107上に載置された加工対象物1の内部に集光用レンズ105によって集光される。これと共に、ステージ111が移動させられ、加工対象物1がレーザ光Lに対して切断予定ライン5に沿って相対移動させられる。これにより、切断予定ライン5に沿った改質領域が加工対象物1に形成される。なお、ここでは、レーザ光Lを相対的に移動させるためにステージ111を移動させたが、集光用レンズ105を移動させてもよいし、或いはこれらの両方を移動させてもよい。
加工対象物1としては、半導体材料で形成された半導体基板や圧電材料で形成された圧電基板等を含む板状の部材(例えば、基板、ウェハ等)が用いられる。図2に示されるように、加工対象物1には、加工対象物1を切断するための切断予定ライン5が設定されている。切断予定ライン5は、直線状に延びた仮想線である。加工対象物1の内部に改質領域を形成する場合、図3に示されるように、加工対象物1の内部に集光点(集光位置)Pを合わせた状態で、レーザ光Lを切断予定ライン5に沿って(すなわち、図2の矢印A方向に)相対的に移動させる。これにより、図4、図5及び図6に示されるように、改質領域7が切断予定ライン5に沿って加工対象物1に形成され、切断予定ライン5に沿って形成された改質領域7が切断起点領域8となる。
集光点Pとは、レーザ光Lが集光する箇所のことである。切断予定ライン5は、直線状に限らず曲線状であってもよいし、これらが組み合わされた3次元状であってもよいし、座標指定されたものであってもよい。切断予定ライン5は、仮想線に限らず加工対象物1の表面3に実際に引かれた線であってもよい。改質領域7は、連続的に形成される場合もあるし、断続的に形成される場合もある。改質領域7は列状でも点状でもよく、要は、改質領域7は少なくとも加工対象物1の内部に形成されていればよい。また、改質領域7を起点に亀裂が形成される場合があり、亀裂及び改質領域7は、加工対象物1の外表面(表面3、裏面、若しくは外周面)に露出していてもよい。改質領域7を形成する際のレーザ光入射面は、加工対象物1の表面3に限定されるものではなく、加工対象物1の裏面であってもよい。
ちなみに、加工対象物1の内部に改質領域7を形成する場合には、レーザ光Lは、加工対象物1を透過すると共に、加工対象物1の内部に位置する集光点P近傍にて特に吸収される。これにより、加工対象物1に改質領域7が形成される(すなわち、内部吸収型レーザ加工)。この場合、加工対象物1の表面3ではレーザ光Lが殆ど吸収されないので、加工対象物1の表面3が溶融することはない。一方、加工対象物1の表面3又は裏面に改質領域7を形成する場合には、レーザ光Lは、表面3又は裏面に位置する集光点P近傍にて特に吸収され、表面3又は裏面から溶融され除去されて、穴や溝等の除去部が形成される(表面吸収型レーザ加工)。
改質領域7は、密度、屈折率、機械的強度やその他の物理的特性が周囲とは異なる状態になった領域をいう。改質領域7としては、例えば、溶融処理領域(一旦溶融後再固化した領域、溶融状態中の領域及び溶融から再固化する状態中の領域のうち少なくとも何れか一つを意味する)、クラック領域、絶縁破壊領域、屈折率変化領域等があり、これらが混在した領域もある。更に、改質領域7としては、加工対象物1の材料において改質領域7の密度が非改質領域の密度と比較して変化した領域や、格子欠陥が形成された領域がある。加工対象物1の材料が単結晶シリコンである場合、改質領域7は、高転位密度領域ともいえる。
溶融処理領域、屈折率変化領域、改質領域7の密度が非改質領域の密度と比較して変化した領域、及び、格子欠陥が形成された領域は、更に、それら領域の内部や改質領域7と非改質領域との界面に亀裂(割れ、マイクロクラック)を内包している場合がある。内包される亀裂は、改質領域7の全面に渡る場合や一部分のみや複数部分に形成される場合がある。加工対象物1は、結晶構造を有する結晶材料からなる基板を含む。例えば加工対象物1は、窒化ガリウム(GaN)、シリコン(Si)、シリコンカーバイド(SiC)、LiTaO3、及び、サファイア(Al2O3)の少なくとも何れかで形成された基板を含む。換言すると、加工対象物1は、例えば、窒化ガリウム基板、シリコン基板、SiC基板、LiTaO3基板、又はサファイア基板を含む。結晶材料は、異方性結晶及び等方性結晶の何れであってもよい。また、加工対象物1は、非結晶構造(非晶質構造)を有する非結晶材料からなる基板を含んでいてもよく、例えばガラス基板を含んでいてもよい。
本実施形態では、切断予定ライン5に沿って改質スポット(加工痕)を複数形成することにより、改質領域7を形成することができる。この場合、複数の改質スポットが集まることによって改質領域7となる。改質スポットとは、パルスレーザ光の1パルスのショット(つまり1パルスのレーザ照射:レーザショット)で形成される改質部分である。改質スポットとしては、クラックスポット、溶融処理スポット若しくは屈折率変化スポット、又はこれらの少なくとも1つが混在するもの等が挙げられる。改質スポットについては、要求される切断精度、要求される切断面の平坦性、加工対象物1の厚さ、種類、結晶方位等を考慮して、その大きさや発生する亀裂の長さを適宜制御することができる。また、本実施形態では、切断予定ライン5に沿って、改質スポットを改質領域7として形成することができる。
[加工対象物切断方法に関する実験結果]
[加工対象物切断方法に関する実験結果]
まず、加工対象物切断方法の一例について、図7〜図10を参照して説明する。なお、図7〜図10に示される各構成は模式的なものであり、各構成の縦横比等は実際のものとは異なる。
図7の(a)に示されるように、単結晶シリコン基板11と、第1主面1a側に設けられた機能素子層12と、を有する加工対象物1を準備し、保護フィルム21を加工対象物1の第1主面1aに貼り付ける。機能素子層12は、第1主面1aに沿って例えばマトリックス状に配列された複数の機能素子12a(フォトダイオード等の受光素子、レーザダイオード等の発光素子、又は回路として形成された回路素子等)を含んでいる。なお、加工対象物1の第2主面1b(第1主面1aとは反対側の主面)は、単結晶シリコン基板11における機能素子層12とは反対側の表面である。
図7の(a)に示されるように、単結晶シリコン基板11と、第1主面1a側に設けられた機能素子層12と、を有する加工対象物1を準備し、保護フィルム21を加工対象物1の第1主面1aに貼り付ける。機能素子層12は、第1主面1aに沿って例えばマトリックス状に配列された複数の機能素子12a(フォトダイオード等の受光素子、レーザダイオード等の発光素子、又は回路として形成された回路素子等)を含んでいる。なお、加工対象物1の第2主面1b(第1主面1aとは反対側の主面)は、単結晶シリコン基板11における機能素子層12とは反対側の表面である。
続いて、図7の(b)に示されるように、第2主面1bをレーザ光入射面として加工対象物1にレーザ光Lを照射することにより、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って単結晶シリコン基板11の内部に複数列の改質領域7を形成し、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って加工対象物1に亀裂31を形成する。複数の切断予定ライン5は、加工対象物1の厚さ方向から見た場合に互いに隣り合う機能素子12aの間を通るように、例えば格子状に設定されている。複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って形成された複数列の改質領域7は、加工対象物1の厚さ方向に並んでいる。亀裂31は、少なくとも、第2主面1b側に位置する1列の改質領域7と第2主面1bとの間に渡っている。
続いて、図8の(a)に示されるように、加工対象物1に第2主面1b側からドライエッチングを施すことにより、図8の(b)に示されるように、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って加工対象物1に溝32を形成する。溝32は、第2主面1bに開口する例えばV溝(断面V字状の溝)である。溝32は、ドライエッチングが第2主面1b側から亀裂31に沿って(すなわち、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って)選択的に進行することにより形成される。そして、第2主面1b側に位置する1列の改質領域7がドライエッチングによって除去されることにより、溝32の内面に凹凸領域9が形成される。凹凸領域9は、第2主面1b側に位置する1列の改質領域7に対応する凹凸形状を呈している。これらの詳細については後述する。
なお、加工対象物1に第2主面1b側からドライエッチングを施すとは、第1主面1aを保護フィルム等で覆い、第2主面1b(又は、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿ってガス通過領域が形成されたエッチング保護層23(後述))をエッチングガスに晒した状態で、単結晶シリコン基板11にドライエッチングを施すことを意味する。特に、反応性イオンエッチング(プラズマエッチング)を実施する場合には、プラズマ中の反応種を第2主面1b(又は、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿ってガス通過領域が形成されたエッチング保護層23(後述))に照射することを意味する。
続いて、図9の(a)に示されるように、拡張フィルム22を加工対象物1の第2主面1bに貼り付け、図9の(b)に示されるように、保護フィルム21を加工対象物1の第1主面1aから取り除く。続いて、図10の(a)に示されるように、拡張フィルム22を拡張させることにより、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って加工対象物1を複数の半導体チップ15に切断し、図10の(b)に示されるように、半導体チップ15をピックアップする。
次に、上述した加工対象物切断方法の一例のように改質領域を形成した後にドライエッチングを実施した場合の実験結果について説明する。
第1実験(図11及び図12参照)では、厚さ400μmの単結晶シリコン基板に2mm間隔でストライプ状に複数の切断予定ラインを設定し、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って、単結晶シリコン基板の厚さ方向に並ぶ複数列の改質領域を単結晶シリコン基板に形成した。図11の(a)は、改質領域形成後の単結晶シリコン基板の断面写真(正確には、後述する反応性イオンエッチングを実施する前に単結晶シリコン基板を切断した際の切断面の写真)であり、図11の(b)は、改質領域形成後の単結晶シリコン基板の平面写真である。以下、単結晶シリコン基板の厚さ方向を単に「厚さ方向」といい、単結晶シリコン基板に一方の表面側からドライエッチングを施す場合の当該一方の表面(図11の(a)では、単結晶シリコン基板の上側の表面)を単に「一方の表面」という。
図11において、「標準加工 表面:HC」は、自然球面収差(加工対象物にレーザ光を集光させることに起因して、スネルの法則等により当該集光位置で自然発生する収差)でレーザ光を集光した場合において、一方の表面側に位置する1列の改質領域が一方の表面から離れており、且つ当該1列の改質領域から一方の表面に亀裂が至っている状態であって、各改質領域から厚さ方向に伸展した亀裂が互いに繋がっている状態である。「タクトアップ加工 表面:HC」は、光軸方向における集光点の長さが収差補正によって自然球面収差よりも短くなるようにレーザ光を集光した場合において、一方の表面側に位置する1列の改質領域が一方の表面から離れており、且つ当該1列の改質領域から一方の表面に亀裂が至っている状態であって、各改質領域から厚さ方向に伸展した亀裂が、図11の(a)に見られる黒いスジの部分で繋がっていない状態である。
「VLパターン加工 表面:HC」は、光軸方向における集光点の長さが収差付与によって自然球面収差よりも長くなるようにレーザ光を集光した場合において、一方の表面側に位置する1列の改質領域が一方の表面から離れており、且つ当該1列の改質領域から一方の表面に亀裂が至っている状態である。「VLパターン加工 表面:ST」は、光軸方向における集光点の長さが収差付与によって自然球面収差よりも長くなるようにレーザ光を集光した場合において、一方の表面側に位置する1列の改質領域が一方の表面から離れており、且つ当該1列の改質領域から一方の表面に亀裂が至っていない状態である。「VLパターン加工 表面:アブレーション」は、光軸方向における集光点の長さが収差付与によって自然球面収差よりも長くなるようにレーザ光を集光した場合において、一方の表面側に位置する1列の改質領域が一方の表面に露出している状態である。
以上のように改質領域を形成した後に、単結晶シリコン基板の一方の表面に、CF4(四フッ化炭素)を用いた反応性イオンエッチングを60分間施した。その結果は、図12に示されるとおりである。図12の(a)は、反応性イオンエッチング実施後の単結晶シリコン基板の平面写真であり、図12の(b)は、反応性イオンエッチング実施後の単結晶シリコン基板の断面写真(切断予定ラインに垂直な切断面の写真)である。
ここで、図12に示される各用語の定義について、図13を参照して説明する。「溝幅」とは、ドライエッチングによって形成された溝の開口の幅Wである。「溝深さ」とは、ドライエッチングによって形成された溝の深さDである。「溝アスペクト比」とは、DをWで除した(割った)値である。「Siエッチング量」とは、ドライエッチング実施前の単結晶シリコン基板の厚さ(元厚)からドライエッチング実施後の単結晶シリコン基板の厚さを減じた(引いた)値E1である。「SDエッチング量」とは、E1にDを加えた値E2である。「エッチング時間」とは、ドライエッチングを実施した時間Tである。「Siエッチングレート」とは、E1をTで除した値である。「SDエッチングレート」とは、E2をTで除した値である。「エッチングレート比」とは、E2をE1で除した値である。
図12に示される第1実験の結果から、次のことが分かった。すなわち、一方の表面(単結晶シリコン基板に一方の表面側からドライエッチングを施す場合の当該一方の表面)に亀裂が至っていると、亀裂が繋がっている範囲内において、ドライエッチングが一方の表面側から亀裂に沿って選択的に(すなわち、高いエッチングレート比で)進行し、開口の幅が狭く且つ深い(すなわち、溝アスペクト比が高い)溝が形成される(「標準加工 表面:HC」と「VLパターン加工 表面:ST」及び「VLパターン加工 表面:アブレーション」との比較)。改質領域自体よりも亀裂のほうがドライエッチングの選択的な進行に顕著に寄与している(「標準加工 表面:HC」と「VLパターン加工 表面:HC」及び「VLパターン加工 表面:アブレーション」との比較)。各改質領域から厚さ方向に伸展した亀裂が繋がっていないと、亀裂が繋がっていない部分(図11の(a)に見られる黒いスジの部分)でドライエッチングの選択的な進行が停止する(「標準加工 表面:HC」と「タクトアップ加工 表面:HC」との比較)。なお、ドライエッチングの選択的な進行が停止するとは、ドライエッチングの進行速度が低下することを意味する。
第2実験(図14及び図15参照)では、厚さ100μmの単結晶シリコン基板に100μm間隔で格子状に複数の切断予定ラインを設定し、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って、単結晶シリコン基板の厚さ方向に並ぶ2列の改質領域を単結晶シリコン基板の内部に形成した。ここでは、厚さ方向において互いに隣り合う改質領域が互いに離れた状態であって、各改質領域から厚さ方向に伸展した亀裂が一方の表面及び他方の表面(一方の表面とは反対側の表面)の両方に至っている状態とした。そして、単結晶シリコン基板の一方の表面に、CF4を用いた反応性イオンエッチングを施した。
第2実験の結果は、図14及び図15に示されるとおりである。図14及び図15において、「CF4:60min」は、CF4を用いた反応性イオンエッチングを60分間施した場合を示し、「CF4:120min」は、CF4を用いた反応性イオンエッチングを120分間施した場合を示す。図14の(a)は、反応性イオンエッチング実施前の単結晶シリコン基板の平面写真(一方の表面の写真)であり、図14の(b)は、反応性イオンエッチング実施後の単結晶シリコン基板の底面写真(他方の表面の写真)である。図15の(a)は、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って単結晶シリコン基板が切断されることにより得られた単結晶シリコンチップの側面写真であり、図15の(b)は、当該単結晶シリコンチップの寸法を示す図である。なお、図15の(a)及び(b)では、単結晶シリコン基板の一方の表面が下側になっている。
図14及び図15に示される第2実験の結果から、次のことが分かった。すなわち、一方の表面(単結晶シリコン基板に一方の表面側からドライエッチングを施す場合の当該一方の表面)に亀裂が至っていると、亀裂が繋がっている範囲内において、ドライエッチングが一方の表面側から亀裂に沿って選択的に(すなわち、高いエッチングレート比で)進行し、開口の幅が狭く且つ深い(すなわち、溝アスペクト比が高い)溝が形成される。各改質領域から厚さ方向に伸展した亀裂が一方の表面及び他方の表面の両方に至っていると、ドライエッチングのみで単結晶シリコン基板を完全にチップ化することができる。なお、「CF4:60min」の場合に、単結晶シリコン基板の他方の面に貼り付けられた拡張フィルムを拡張させると、50mm×50mmの矩形板状の単結晶シリコン基板を100μm×100μmのチップに100%の割合で切断することができた。
第3実験(図16参照)では、厚さ400μmの単結晶シリコン基板に2mm間隔でストライプ状に複数の切断予定ラインを設定し、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って、単結晶シリコン基板の厚さ方向に並ぶ複数列の改質領域を単結晶シリコン基板の内部に形成した。ここでは、自然球面収差でレーザ光を集光した場合において、一方の表面側に位置する1列の改質領域が一方の表面から離れており、且つ当該1列の改質領域から一方の表面に亀裂が至っている状態であって、各改質領域から厚さ方向に伸展した亀裂が互いに繋がっている状態とした。そして、単結晶シリコン基板の一方の表面に、反応性イオンエッチングを施した。
第3実験の結果は、図16に示されるとおりである。図16において、「CF4(RIE)」は、CF4を用いた反応性イオンエッチングをRIE(Reactive Ion Etching)装置にて施した場合を示し、「SF6(RIE)」は、SF6(六フッ化硫黄)を用いた反応性イオンエッチングをRIE装置にて施した場合を示し、「SF6(DRIE)」は、SF6を用いた反応性イオンエッチングをDRIE(Deep Reactive Ion Etching)装置にて施した場合を示す。図16の(a)は、反応性イオンエッチング実施後の単結晶シリコン基板の平面写真であり、図16の(b)は、反応性イオンエッチング実施後の単結晶シリコン基板の断面写真(切断予定ラインに垂直な切断面の写真)である。
図16に示される第3実験の結果から、次のことが分かった。すなわち、同程度のSiエッチング量を確保するのに、SF6を用いた反応性イオンエッチングよりもCF4を用いた反応性イオンエッチングのほうが長時間を要するものの、高いエッチングレート比及び高い溝アスペクト比を確保し得る点では、SF6を用いた反応性イオンエッチングよりもCF4を用いた反応性イオンエッチングのほうが有利である。
第4実験(図17参照)では、厚さ400μmの単結晶シリコン基板に2mm間隔でストライプ状に複数の切断予定ラインを設定し、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って、単結晶シリコン基板の厚さ方向に並ぶ複数列の改質領域を単結晶シリコン基板の内部に形成した。図17において、「CF4(RIE):30min 表面:HC」、「CF4(RIE):60min 表面:HC」、「CF4(RIE):6H 表面:HC」は、自然球面収差でレーザ光を集光した場合において、一方の表面側に位置する1列の改質領域が一方の表面から離れており、且つ当該1列の改質領域から一方の表面に亀裂が至っている状態であって、各改質領域から厚さ方向に伸展した亀裂が互いに繋がっている状態としたことを意味する。「CF4(RIE):6H 表面:ST」は、自然球面収差でレーザ光を集光した場合において、一方の表面側に位置する1列の改質領域が一方の表面から離れており、且つ当該1列の改質領域から一方の表面に亀裂が至っていない状態であって、各改質領域から厚さ方向に伸展した亀裂が互いに繋がっている状態としたことを意味する。
そして、単結晶シリコン基板の一方の表面に、CF4を用いた反応性イオンエッチングを施した。図17において、「CF4(RIE):30min 表面:HC」、「CF4(RIE):60min 表面:HC」、「CF4(RIE):6H 表面:HC」、「CF4(RIE):6H 表面:ST」は、それぞれ、30分、60分、6時間、6時間、CF4を用いた反応性イオンエッチングをRIE装置にて施したことを意味する。
第4実験の結果は、図17に示されるとおりである。図17の(a)は、反応性イオンエッチング実施後の単結晶シリコン基板の断面写真(切断予定ラインに垂直な切断面の写真)である。
図17に示される第4実験の結果から、次のことが分かった。すなわち、一方の表面(単結晶シリコン基板に一方の表面側からドライエッチングを施す場合の当該一方の表面)に亀裂が至っていると、亀裂が繋がっている範囲内においては、ドライエッチングの選択的な進行は停止しない(すなわち、高いエッチングレート比が維持される)。一方の表面に亀裂が至っていなくても、一方の表面のエッチングが進行し、一方の表面に亀裂が現れれば、当該亀裂に沿ってドライエッチングが選択的に進行し始める。ただし、一方の表面から一定の深さで亀裂の伸展を停止させることは困難であることから、エッチングの進行によって一方の表面に亀裂が現れるタイミングは場所によって異なり易く、その結果、形成される溝の開口の幅及び深さも場所によって異なり易い。したがって、一方の表面側に位置する1列の改質領域を形成する際に、一方の表面に亀裂が至るように当該改質領域を形成することは極めて重要である。
第5実験(図18参照)では、厚さ320μmの単結晶シリコン基板に3mm間隔で格子状に複数の切断予定ラインを設定し、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って、単結晶シリコン基板の厚さ方向に並ぶ複数列の改質領域を単結晶シリコン基板の内部に形成した。ここでは、自然球面収差でレーザ光を集光した場合において、一方の表面側に位置する1列の改質領域が一方の表面から離れており、且つ当該1列の改質領域から一方の表面に亀裂が至っている状態であって、各改質領域から厚さ方向に伸展した亀裂が互いに繋がっている状態とした。
そして、単結晶シリコン基板の一方の表面に、反応性イオンエッチングを施した。図18において、「CF4(RIE) 表面:HC」は、CF4を用いた反応性イオンエッチングをRIE装置にて施したことを意味する。「XeF2 表面:HC」は、XeF2(二フッ化キセノン)を用いた反応性ガスエッチングを犠牲層エッチャー装置にて施したことを意味する。「XeF2 表面:HC SiO2エッチング保護層」は、SiO2(二酸化シリコン)からなるエッチング保護層が単結晶シリコン基板の一方の表面に形成され、且つ一方の表面側に位置する1列の改質領域から当該エッチング保護層の表面(単結晶シリコン基板とは反対側の外表面)に亀裂が至っている状態で、XeF2を用いた反応性ガスエッチングを犠牲層エッチャー装置にて施したことを意味する。
第5実験の結果は、図18に示されるとおりである。図18の(a)は、反応性イオンエッチング実施前の単結晶シリコン基板の平面写真であり、図18の(b)は、反応性イオンエッチング実施後の単結晶シリコン基板の平面写真であり、図18の(c)は、反応性イオンエッチング実施後の単結晶シリコン基板の断面写真(切断予定ラインに垂直な切断面の写真)である。
図18に示される第5実験の結果から、次のことが分かった。すなわち、SiO2からなるエッチング保護層が単結晶シリコン基板の一方の表面(単結晶シリコン基板に一方の表面側からドライエッチングを施す場合の当該一方の表面)に形成されていなければ、高いエッチングレート比及び高い溝アスペクト比を確保する点で、CF4を用いた反応性イオンエッチングとXeF2を用いた反応性ガスエッチングとで大きな差はない。SiO2からなるエッチング保護層が単結晶シリコン基板の一方の表面に形成されており、且つ一方の表面側に位置する1列の改質領域から当該エッチング保護層の表面に亀裂が至っていると、エッチングレート比及び溝アスペクト比が飛躍的に高くなる。
第6実験(図19参照)では、SiO2からなるエッチング保護層が一方の表面に形成された厚さ320μmの単結晶シリコン基板に3mm間隔で格子状に複数の切断予定ラインを設定し、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って、単結晶シリコン基板の厚さ方向に並ぶ複数列の改質領域を単結晶シリコン基板に形成した。そして、単結晶シリコン基板の一方の表面に、XeF2を用いた反応性ガスエッチングを犠牲層エッチャー装置にて180分間施した。
図19において、「標準加工 表面:HC」は、厚さ方向において互いに隣り合う改質領域が互いに離れ、且つ一方の表面側に位置する1列の改質領域が一方の表面から離れており、当該1列の改質領域からエッチング保護層の表面(単結晶シリコン基板とは反対側の外表面)に亀裂が至っている状態であって、各改質領域から厚さ方向に伸展した亀裂が互いに繋がっている状態である。「標準加工 表面:ST」は、厚さ方向において互いに隣り合う改質領域が互いに離れ、且つ一方の表面側に位置する1列の改質領域が一方の表面から離れており、当該1列の改質領域から一方の表面に亀裂が至っていない状態であって、各改質領域から厚さ方向に伸展した亀裂が互いに繋がっている状態である。
「タクトアップ加工1 表面:HC」は、厚さ方向において互いに隣り合う改質領域が互いに離れ、且つ一方の表面側に位置する1列の改質領域が一方の表面から離れており、当該1列の改質領域からエッチング保護層の表面に亀裂が至っている状態であって、各改質領域から厚さ方向に伸展した亀裂が互いに繋がっている状態である。「タクトアップ加工2 表面:HC」は、厚さ方向において互いに隣り合う改質領域が互いに離れ、且つ一方の表面側に位置する1列の改質領域が一方の表面から離れており、当該1列の改質領域からエッチング保護層の表面に亀裂が至っている状態であって、各改質領域から厚さ方向に伸展した亀裂が一部分で繋がっていない状態である。
「VLパターン加工 表面:HC」は、厚さ方向において互いに隣り合う改質領域が互いに繋がり、且つ一方の表面側に位置する1列の改質領域が一方の表面から離れており、当該1列の改質領域からエッチング保護層の表面に亀裂が至っている状態である。「VLパターン加工 表面:アブレーション」は、厚さ方向において互いに隣り合う改質領域が互いに繋がり、且つ一方の表面側に位置する1列の改質領域がエッチング保護層の表面に露出している状態である。
第6実験の結果は、図19に示されるとおりである。図19の(a)は、反応性イオンエッチング実施後の単結晶シリコン基板の断面写真(切断予定ラインに垂直な切断面の写真)であり、図19の(b)は、反応性イオンエッチング実施後の単結晶シリコン基板の切断面の写真である。
図19に示される第5実験の結果から、次のことが分かった。すなわち、エッチング保護層の表面に亀裂が至っていると、亀裂が繋がっている範囲内において、ドライエッチングが一方の表面側から亀裂に沿って選択的に(すなわち、高いエッチングレート比で)進行し、開口の幅が狭く且つ深い(すなわち、溝アスペクト比が高い)溝が形成される。各改質領域から厚さ方向に伸展した亀裂が繋がっていないと、亀裂が繋がっていない部分においてドライエッチングの等方的に進行する(「タクトアップ加工2 表面:HC」における(a)欄の写真)。
以上の加工対象物切断方法に関する実験結果から、次のことが分かった。すなわち、一方の表面(単結晶シリコン基板に一方の表面側からドライエッチングを施す場合の当該一方の表面)側に位置する1列の改質領域から一方の表面に亀裂が至っていること(SiO2からなるエッチング保護層が単結晶シリコン基板の一方の表面に形成されている場合には、当該エッチング保護層の表面に亀裂が至っていること)を前提とすると、亀裂が繋がっている範囲内では、図20に示されるように、SF6を用いた反応性イオンエッチングよりも、CF4を用いた反応性イオンエッチング、及びXeF2を用いた反応性ガスエッチングのほうが、高いエッチングレート比を確保することができる。更に、SiO2からなるエッチング保護層が単結晶シリコン基板の一方の表面に形成されており、且つ一方の表面側に位置する1列の改質領域から当該エッチング保護層の表面に亀裂が至っていると、エッチングレート比が飛躍的に高くなる。また、溝アスペクト比に着目すると、CF4を用いた反応性イオンエッチングが特に優れている。なお、XeF2を用いた反応性ガスエッチングは、プラズマによる単結晶シリコン基板の強度低下が防止される点で、有利である。
ドライエッチングが亀裂に沿って選択的に進行する原理について説明する。パルス発振されたレーザ光Lの集光点Pを加工対象物1の内部に位置させて、当該集光点Pを切断予定ライン5に沿って相対的に移動させると、図21に示されるように、切断予定ライン5に沿って並んだ複数の改質スポット7aが加工対象物1の内部に形成される。切断予定ライン5に沿って並んだ複数の改質スポット7aが1列の改質領域7に相当する。
加工対象物1の厚さ方向に並ぶ複数列の改質領域7が加工対象物1の内部に形成されている場合、加工対象物1の第2主面1b(加工対象物1に第2主面1b側からドライエッチングを施す場合の当該第2主面1b)側に位置する1列の改質領域7と第2主面1bとの間に渡るように亀裂31が形成されていると、数nm〜数μmの間隔を有する亀裂31にエッチングガスが毛細管現象のように進入する(図21の矢印参照)。これにより、ドライエッチングが亀裂31に沿って選択的に進行すると推定される。
このことから、複数列の改質領域7において互いに隣り合う改質領域7の間に渡るように亀裂31が形成されていると、ドライエッチングがより深く選択的に進行すると推定される。更に、切断予定ライン5に沿って並ぶ複数の改質スポット7aにおいて互いに隣り合う改質スポット7aの間に渡るように亀裂31が形成されていると、ドライエッチングがより効率良く選択的に進行すると推定される。このとき、各改質スポット7aには、その周囲からエッチングガスが接触することになるため、数μm程度の大きさを有する改質スポット7aは、速やかに除去されると推定される。
なお、ここでいう亀裂31は、各改質スポット7aに含まれるマイクロクラック、各改質スポット7aの周囲にランダムに形成されるマイクロクラック等とは異なる。ここでいう亀裂31は、加工対象物1の厚さ方向に平行であり且つ切断予定ライン5を含む面に沿って伸展する亀裂である。ここでいう亀裂31が単結晶シリコン基板に形成される場合、当該亀裂31によって形成される面(数nm〜数μmの間隔で互いに対向する亀裂面)は、単結晶シリコンが露出した面となる。なお、単結晶シリコン基板に形成される改質スポット7aは、多結晶シリコン領域、高転位密度領域等を含んでいる。
次に、一実施形態に係る加工対象物切断方法について説明する。なお、図22〜図26に示される各構成は模式的なものであり、各構成の縦横比等は実際のものとは異なる。
まず、第1ステップとして、図22の(a)に示されるように、単結晶シリコン基板11と、第1主面1a側に設けられた機能素子層12と、を有する加工対象物1を準備し、保護フィルム21を加工対象物1の第1主面1aに貼り付ける。
第1ステップの後に、第2ステップとして、図22の(b)に示されるように、第2主面1bをレーザ光入射面として加工対象物1にレーザ光Lを照射することにより、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って単結晶シリコン基板11の内部に複数列の改質領域7を形成し、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って加工対象物1に亀裂31を形成する。複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って形成された複数列の改質領域7は、加工対象物1の厚さ方向に並んでいる。複数列の改質領域7のそれぞれは、切断予定ライン5に沿って並ぶ複数の改質スポット7aによって構成されている(図21参照)。亀裂31は、第2主面1b側に位置する1列の改質領域7と第2主面1bとの間、及び、複数列の改質領域7において互いに隣り合う改質領域7の間に渡っている。更に、亀裂31は、複数の改質スポット7aにおいて互いに隣り合う改質スポット7aの間に渡っている(図21参照)。
第2ステップの後に、第3ステップとして、図23の(a)に示されるように、加工対象物1に第2主面1b側から反応性イオンエッチングを施すことにより、図23の(b)に示されるように、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って加工対象物1に溝32を形成する。溝32は、第2主面1bに開口する例えばV溝(断面V字状の溝)である。ここでは、CF4又はSF6用いて、加工対象物1に第2主面1b側からCF4又はSF6を用いた反応性イオンエッチングを施す。また、ここでは、複数列の改質領域7のうち第2主面1b側に位置する1列の改質領域7が除去されることにより、除去された1列の改質領域7に対応する凹凸形状を呈する凹凸領域9が溝32の内面に形成されるように、加工対象物1に第2主面1b側から反応性イオンエッチングを施す。なお、凹凸領域9を形成する場合には、溝32の内面から改質領域7(改質スポット7a)が完全に除去されるまで反応性イオンエッチングを実施することが好ましい。その一方で、凹凸領域9が完全になくなるまでは反応性イオンエッチングを実施しないことが好ましい。
第3ステップでは、図23の(c)に示されるように、反応性イオンエッチングの実施中に、エッチングガス(すなわち、CF4又はSF6)にO2(酸素)を混入させることにより、加工対象物1の第2主面1b及び溝32の内面にブラックシリコン層6を形成する。ブラックシリコン層6は、加工対象物1の第2主面1bに積層するように設けられていると共に、溝32内に入り込むように設けられている。ブラックシリコン層6は、加工対象物1の第2主面1b側を覆うように存在する。これにより、反応性イオンエッチングの選択的な進行を停止ないし終了させる。
ブラックシリコン層6は、ドライエッチングを時の反応生成物であるSiO2系物質が被エッチング面に堆積するブラックシリコン現象によって形成される。ブラックシリコン層6は、微細な針状の凹凸を含む。反応性イオンエッチングの終了とは、反応性イオンエッチングがそれ以上進行しない状態にすることである。O2を混入させるタイミングは、溝32の深さが予め設定された所望(任意)の所定深さとなるタイミングである。O2を混入させるタイミングは、例えばエッチングレート比等を用いた演算、実験及び経験の少なくとも何れかによって設定できる。O2を混入させる量は、ブラックシリコン層6が形成可能な所定量以上であればよい。O2を混入させる量は、予め設定された一定量であってもよいし可変量であってもよい。
第3ステップの後に、第4ステップとして、図24の(a)に示されるように、拡張フィルム22を加工対象物1の第2主面1b上のブラックシリコン層6に貼り付け(つまり、加工対象物1の第2主面1b側に貼り付け)、図24の(b)に示されるように、保護フィルム21を加工対象物1の第1主面1aから取り除く。続いて、図25の(a)に示されるように、拡張フィルム22を拡張させることにより、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って加工対象物1を複数の半導体チップ15に切断し、図25の(b)に示されるように、半導体チップ15をピックアップする。
以上の加工対象物切断方法によって得られた半導体チップ15について説明する。図26に示されるように、半導体チップ15は、単結晶シリコン基板110と、単結晶シリコン基板110の第1表面110a側に設けられた機能素子層120と、単結晶シリコン基板110の第2表面110b(第1表面110aとは反対側の表面)に形成されたエッチング保護層230と、を備えている。単結晶シリコン基板110は、加工対象物1の単結晶シリコン基板11から切り出された部分である。機能素子層120は、加工対象物1の機能素子層12から切り出された部分であり、1つの機能素子12aを含んでいる。エッチング保護層230は、エッチング保護層23から切り出された部分である。
単結晶シリコン基板110は、第1部分111と、第2部分(部分)112と、を含んでいる。第1部分111は、第1表面110a側の部分である。第2部分112は、第2表面110b側の部分である。第2部分112は、第1表面110aから離れるほど細くなる形状を呈している。第2部分112は、加工対象物1の単結晶シリコン基板11のうち溝32が形成された部分(すなわち、反応性イオンエッチングが進行した部分)に対応している。一例として、第1部分111は、四角形板状(直方体状)を呈しており、第2部分112は、第1部分111から離れるほど細くなる四角錘台状を呈している。
第1部分111の側面111aには、改質領域7が帯状に形成されている。つまり、改質領域7は、各側面111aおいて、各側面111aに沿って第1表面110aに平行な方向に延在している。第1表面110a側に位置する改質領域7は、第1表面110aから離れている。改質領域7は、複数の改質スポット7aによって構成されている(図21参照)。複数の改質スポット7aは、各側面111aおいて、各側面111aに沿って第1表面110aに平行な方向に並んでいる。改質領域7(より具体的には、各改質スポット7a)は、多結晶シリコン領域、高転位密度領域等を含んでいる。
第2部分112の側面112aには、凹凸領域9が帯状に形成されている。つまり、凹凸領域9は、各側面112aおいて、各側面112aに沿って第2表面110bに平行な方向に延在している。第2表面110b側に位置する凹凸領域9は、第2表面110bから離れている。凹凸領域9は、加工対象物1の第2主面1b側に位置する改質領域7が反応性イオンエッチングによって除去されることにより、形成されたものである。したがって、凹凸領域9は、改質領域7に対応する凹凸形状を呈しており、凹凸領域9では、単結晶シリコンが露出している。つまり、第2部分112の側面112aは、凹凸領域9の凹凸面を含め、単結晶シリコンが露出した面となっている。
なお、半導体チップ15は、エッチング保護層230を備えていなくてもよい。そのような半導体チップ15は、例えば、エッチング保護層23が除去されるように第2主面1b側から反応性イオンエッチングが施された場合に得られる。
図27の(a)において、上段は、凹凸領域9の写真であり、下段は、上段の一点鎖線に沿った凹凸領域9の凹凸プロファイルである。図27の(b)において、上段は、改質領域7の写真であり、下段は、上段の一点鎖線に沿った改質領域7の凹凸プロファイルである。これらを比較すると、凹凸領域9では、比較的大きな複数の凹部のみが形成される傾向があるのに対し、改質領域7では、比較的大きな複数の凹部だけでなく比較的大きな複数の凸部がランダムに形成される傾向があることが分かる。なお、図27の(c)は、加工対象物1に第2主面1b側から反応性イオンエッチングを施さずに加工対象物1を切断した場合の「第2主面1b側に位置する改質領域7」の写真及び凹凸プロファイルである。この場合の改質領域7でも、比較的大きな複数の凹部だけでなく比較的大きな複数の凸部がランダムに形成される傾向がある。つまり、凹凸領域9において比較的大きな複数の凹部のみが形成される傾向があるのは、改質領域7が反応性イオンエッチングによって除去されたことに起因していることが分かる。半導体チップ15では、凹凸領域9に加え、ブラックシリコン層6を、不純物を捕捉するゲッタリング領域として機能させることができる。
以上説明したように、加工対象物切断方法では、少なくとも1列の改質領域7と第2主面1bとの間に渡るように亀裂31が形成された加工対象物1に、第2主面1b側から反応性イオンエッチングを施す。これにより、反応性イオンエッチングが第2主面1b側から亀裂31に沿って選択的に進行し、開口の幅が狭く且つ深い溝32が複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って形成される。ここで、反応性イオンエッチングの実施中、加工対象物1の第2主面1b及び溝32の内面にブラックシリコン層6を形成することで、当該ブラックシリコン層6を利用して反応性イオンエッチングの進行を終了させることができる。すなわち、反応性イオンエッチングの進行を制御することが可能となる。任意のタイミングで確実に反応性イオンエッチングを終了させ、高品質なエッチングダイシングが可能となる。エッチング途中で反応性イオンエッチングを停止できるため、機能素子層12へのエッチングガスの回り込みを防止できる。
加工対象物切断方法では、第2ステップにおいては、加工対象物1の厚さ方向に並ぶ複数列の改質領域7を形成することにより、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って少なくとも1列の改質領域7を形成し、複数列の改質領域7において互いに隣り合う改質領域7の間に渡るように亀裂31を形成してもよい。これによれば、反応性イオンエッチングをより深く選択的に進行させることができる。
加工対象物切断方法では、第2ステップにおいては、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って並ぶ複数の改質スポット7aを形成することにより、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って少なくとも1列の改質領域7を形成し、複数の改質スポット7aにおいて互いに隣り合う改質スポット7aの間に渡るように亀裂31を形成してもよい。これによれば、反応性イオンエッチングをより効率良く選択的に進行させることができる。
加工対象物切断方法では、第3ステップにおいては、エッチングガスにO2を混入することにより、ブラックシリコン層6を形成する。これにより、ブラックシリコン層6の形成を具体的に実現できる。
加工対象物切断方法では、第3ステップにおいては、溝32が所定深さのときにエッチングガスにO2を混入する。これにより、所定深さの溝32が形成されるように、ブラックシリコン層6を形成して反応性イオンエッチングの進行を終了できる。
加工対象物切断方法は、第3ステップの後に、第2主面1b側に拡張フィルム22を貼り付け、拡張フィルム22を拡張させることにより、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って、加工対象物1を複数の半導体チップ15に切断する第4ステップを備えている。これにより、切断予定ライン5のそれぞれに沿って加工対象物1を複数の半導体チップ15に確実に切断することができる。更に、拡張フィルム22上において複数の半導体チップ15が互いに離間するため、半導体チップ15のピックアップの容易化を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られない。
上記実施形態では、保護フィルム21としては、例えば、耐真空性を有する感圧テープ、UVテープ等を用いることができる。保護フィルム21に替えて、エッチング耐性を有するウェハ固定治具を用いてもよい。
上記実施形態では、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って単結晶シリコン基板11の内部に形成される改質領域7の列数は、複数列に限定されず、1列であってもよい。つまり、複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って単結晶シリコン基板11の内部に少なくとも1列の改質領域7を形成すればよい。複数の切断予定ライン5のそれぞれに沿って単結晶シリコン基板11の内部に複数列の改質領域7を形成する場合、互いに隣り合う改質領域7は、互いに繋がっていてもよい。
上記実施形態では、亀裂31は、少なくとも1列の改質領域7と加工対象物1の第2主面1bとの間に渡るように形成されればよい。つまり、亀裂31は、部分的であれば、第2主面1bに至らなくてもよい。更に、亀裂31は、部分的であれば、互いに隣り合う改質領域7の間に渡らなくてもよいし、互いに隣り合う改質スポット7aの間に渡らなくてもよい。亀裂31は、加工対象物1の第1主面1aには、至っても、至らなくてもよい。
上記実施形態では、ドライエッチングは、複数列の改質領域7が除去されることにより、除去された複数列の改質領域7に対応する凹凸形状を呈し且つ単結晶シリコンが露出した凹凸領域9が溝32の内面に形成されるように、第2主面1b側から施されてもよい。ドライエッチングとして、CF4又はSF6以外のガス用いた反応性イオンエッチングを実施してもよい。
1…加工対象物、1a…第1主面、1b…第2主面、5…切断予定ライン、6…ブラックシリコン層、7…改質領域、7a…改質スポット、11…単結晶シリコン基板、12…機能素子層、15…半導体チップ、22…拡張フィルム、31…亀裂、32…溝、L…レーザ光。
Claims (6)
- 単結晶シリコン基板と、第1主面側に設けられた機能素子層と、を有する加工対象物を準備する第1ステップと、
前記第1ステップの後に、前記加工対象物にレーザ光を照射することにより、複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って、前記単結晶シリコン基板の内部に、少なくとも1列の改質領域を形成し、前記複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って、前記加工対象物に、前記少なくとも1列の改質領域と前記加工対象物の第2主面との間に渡るように亀裂を形成する第2ステップと、
前記第2ステップの後に、前記加工対象物に前記第2主面側から反応性イオンエッチングを施すことにより、前記複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って、前記加工対象物に、前記第2主面に開口する溝を形成する第3ステップと、を含み、
前記第3ステップにおいては、前記反応性イオンエッチングの実施中に、前記加工対象物の前記第2主面及び前記溝の内面にブラックシリコン層を形成する、加工対象物切断方法。 - 前記第2ステップにおいては、前記加工対象物の厚さ方向に並ぶ複数列の改質領域を形成することにより、前記複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って前記少なくとも1列の改質領域を形成し、前記複数列の改質領域において互いに隣り合う改質領域の間に渡るように前記亀裂を形成する、請求項1に記載の加工対象物切断方法。
- 前記第2ステップにおいては、前記複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って並ぶ複数の改質スポットを形成することにより、前記複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って前記少なくとも1列の改質領域を形成し、前記複数の改質スポットにおいて互いに隣り合う改質スポットの間に渡るように前記亀裂を形成する、請求項1又は2に記載の加工対象物切断方法。
- 前記第3ステップにおいては、エッチングガスに酸素を混入することにより、前記ブラックシリコン層を形成する、請求項1〜3の何れか一項に記載の加工対象物切断方法。
- 前記第3ステップにおいては、前記溝が所定深さのときに前記エッチングガスに前記酸素を混入する、請求項4に記載の加工対象物切断方法。
- 前記第3ステップの後に、前記第2主面側に拡張フィルムを貼り付け、前記拡張フィルムを拡張させることにより、前記複数の切断予定ラインのそれぞれに沿って、前記加工対象物を複数の半導体チップに切断する第4ステップを備える、請求項1〜5の何れか一項に記載の加工対象物切断方法。
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