JP2018178329A - 液体柔軟剤組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
柔軟性を高める技術としては、シリコーン化合物を活用することが知られている(特許文献1)。
従って、本発明の課題は、香りの持続性及び凍結復元後の使用性に優れた液体柔軟剤組成物を提供することである。
以下の(A)〜(D)成分を含有する液体柔軟剤組成物が提供される:
(A)エステル基(−COO−)及び/又はアミド基(−NHCO−)で分断されている、炭素数10〜26の炭化水素基を分子内に1〜3個有するアミン化合物、その塩及びその4級化物からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物、
(B)0.17質量%以上の、リリアール、ヘディオン、イソイースーパー及びゲラニオールからなる群から選択される1種以上の香料成分 、
(C)シリコーン化合物 、及び
(D)(A)成分以外のカチオン界面活性剤。
本発明の一実施態様によれば、(C)成分は、(D)成分により乳化されているエマルジョンの形態である。
本発明の液体柔軟剤組成物において、(A)成分は、繊維製品へ柔軟性(風合い)を付与する効果(すなわち、柔軟剤本来の機能)を液体柔軟剤組成物へ付与するために配合される。
(A)成分は、「エステル基(−COO−)及び/又はアミド基(−NHCO−)で分断されている、炭素数10〜26の炭化水素基を分子内に1〜3個有するアミン化合物、その塩及びその4級化物からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物」である、カチオン界面活性剤である。
炭素数10〜26の炭化水素基(以下、本明細書において「長鎖炭化水素基」ということがある)の炭素数は、17〜26が好ましく、18〜24がより好ましい。炭素数が10以上であると柔軟性付与効果が良好であり、26以下であると液体柔軟剤組成物のハンドリング性が良好である。
長鎖炭化水素基は、鎖状の炭化水素基であっても、構造中に環を含む炭化水素基であってもよく、好ましくは鎖状の炭化水素基である。鎖状の炭化水素基は、直鎖状又は分岐鎖状のいずれであってもよい。鎖状の炭化水素基としては、アルキル基又はアルケニル基が好ましく、アルキル基がより好ましい。
長鎖炭化水素基は、分断基によって分断されている。分断は1ヶ所でもよく、2ヶ所以上であってもよい。好ましくは1ヶ所である。分断基はエステル基(−COO−)又はアミド基(−NHCO−)である。長鎖炭化水素基が分断基を2つ以上有する場合、各分断基は、同じであっても異なっていてもよい。なお、分断基が有する炭素原子は、長鎖炭化水素基の炭素数にカウントするものとする。
長鎖炭化水素基は、通常、工業的に使用される牛脂由来の未水添脂肪酸、不飽和部を水添もしくは部分水添して得られる脂肪酸、パーム椰子、油椰子などの植物由来の未水添脂肪酸もしくは脂肪酸エステル、あるいは不飽和部を水添もしくは部分水添して得られる脂肪酸又は脂肪酸エステル等を使用することにより導入される。
「エステル基(−COO−)又はアミド基(−NHCO−)で分断されている、炭素数10〜26の炭化水素基を分子内に1〜3個有するアミン化合物(以下、本明細書において「アミン化合物」ということがある)」における長鎖炭化水素基の数は1〜3個である。好ましくは2個(2級アミン化合物)又は3個(3級アミン化合物)であり、より好ましくは3個である。
R1〜R3のうちの少なくとも1つは、−CH2CH(Y)OCOR4又は−(CH2)nNHCOR5である。〕
R4の炭化水素基は、炭素数8〜22の脂肪酸(R4COOH)からカルボキシ基を除いた残基(脂肪酸残基)であり、R4のもととなる脂肪酸(R4COOH)は、飽和脂肪酸でも不飽和脂肪酸でもよく、また、直鎖脂肪酸でも分岐脂肪酸でもよい。中でも、飽和又は不飽和の直鎖脂肪酸が好ましい。柔軟処理した衣類に良好な吸水性を付与するために、R4のもととなる脂肪酸の飽和/不飽和比率(質量比)は、90/10〜0/100が好ましく、90/10〜40/60がより好ましく、90/10〜70/30が特に好ましい。
R4が不飽和脂肪酸残基である場合、シス体とトランス体が存在するが、シス体/トランス体の質量比率は、40/60〜100/0が好ましく、70/30〜90/10が特に好ましい。
(a)飽和脂肪酸/不飽和脂肪酸の比率(質量比)が90/10〜0/100、より好ましくは90/10〜40/60、特に好ましくは90/10〜70/30である。
(b)シス体/トランス体の比率(質量比)が40/60〜100/0、より好ましくは70/30〜90/10である。
(c)炭素数18の脂肪酸が60質量%以上、好ましくは80質量%以上であり、炭素数20の脂肪酸が2質量%未満であり、炭素数21〜22の脂肪酸が1質量%未満である。
一般式(A1)における、基「−(CH2)nNHCOR5」中、nとしては3が好ましい。R5としては、炭素数15〜19の炭化水素基が好ましい。一般式(A1)で表される化合物中にR5が複数存在するとき、該複数のR5は互いに同一であってもよく、それぞれ異なっていても構わない。R5としては、R4と同様のものが具体的に挙げられる。
R1〜R3のうち、1つ又は2つが−CH2CH(Y)OCOR4及び/又は−(CH2)nNHCOR5である場合、残りの2つ又は1つは、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、−CH2CH(Y)OH、又は−(CH2)nNH2であり、炭素数1〜4のアルキル基、−CH2CH(Y)OH、又は−(CH2)nNH2であることが好ましい。ここで、炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル基又はエチル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。−CH2CH(Y)OHにおけるYは、−CH2CH(Y)OCOR4中のYと同様である。−(CH2)nNH2におけるnは、−(CH2)nNHCOR5中のnと同様である。
アミン化合物の塩は、該アミン化合物を酸で中和することにより得られる。アミン化合物の中和に用いる酸としては、有機酸でも無機酸でもよく、例えば塩酸、硫酸、メチル硫酸等が挙げられる。アミン化合物の中和は、公知の方法により実施できる。
(A)成分は、アミン化合物の4級化物であってもよい。4級化物としては、3級アミン化合物の4級化物が好ましい。
アミン化合物の4級化物は、該アミン化合物に4級化剤を反応させて得られる。アミン化合物の4級化に用いる4級化剤としては、例えば、塩化メチル等のハロゲン化アルキルや、ジメチル硫酸等のジアルキル硫酸などが挙げられる。これらの4級化剤をアミン化合物と反応させると、アミン化合物の窒素原子に4級化剤のアルキル基が導入され、4級アンモニウムイオンとハロゲンイオン又はモノアルキル硫酸イオンとの塩が形成される。4級化剤により導入されるアルキル基は、炭素数1〜4のアルキル基が好ましく、メチル基又はエチル基がより好ましく、メチル基が特に好ましい。アミン化合物の4級化は、公知の方法により実施できる。
例えば、一般式(A1−1)で表される化合物(以下「化合物(A1−1)」と言う)及び一般式(A1−2)で表される化合物(以下「化合物(A1−2)」と言う)は、一般式(A1)のR4の欄で説明した脂肪酸組成物、または該脂肪酸組成物における脂肪酸を該脂肪酸のメチルエステルに置き換えた脂肪酸メチルエステル組成物と、メチルジエタノールアミンとの縮合反応により合成することができる。その際、柔軟性付与を良好にする観点から、「化合物(A1−1)/化合物(A1−2)」で表される存在比率が、質量比で99/1〜50/50となるように合成することが好ましい。
更に、その4級化物を用いる場合には、4級化剤としてジメチル硫酸を用いることがより好ましい。その際、柔軟性付与の観点から「化合物(A1−1)の4級化物/化合物(A1−2)の4級化物」で表される存在比率が、質量比で99/1〜50/50となるように合成することが好ましい。
また、その4級化物を用いる場合には、4級化反応を十分に進行させる点で、4級化剤としてジメチル硫酸を用いることがより好ましい。化合物(A1−3)、(A1−4)、(A1−5)の各4級化物の存在比率は、柔軟性付与の観点から質量比で、化合物(A1−3)の4級化物が1〜60質量%、化合物(A1−4)の4級化物が5〜98質量%、化合物(A1−5)の4級化物が0.1〜40質量%であることが好ましく、化合物(A1−3)の4級化物が30〜60質量%、化合物(A1−4)の4級化物が10〜55質量%、化合物(A1−5)の4級化物が5〜35質量%であることがより好ましい。
なお、化合物(A1−3)、(A1−4)、(A1−5)を4級化する場合、一般的に4級化反応後も4級化されていないエステルアミンが残留する。その際、「4級化物/4級化されていないエステルアミン」の比率は70/30〜99/1の質量比率の範囲内であることが好ましい。
また、その4級化物を用いる場合には、4級化剤として塩化メチルを用いることが好ましく、「化合物(A1−6)の4級化物/化合物(A1−7)の4級化物」で表される存在比率が、質量比で99/1〜50/50となるように合成することが好ましい。
一般式(A1)で表される化合物、その塩及びその4級化物からなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましく、
一般式(A1−1)〜(A1−7)で表される化合物、その塩及びその4級化物からなる群から選ばれる少なくとも1種がより好ましく、
一般式(A1−3)〜(A1−5)で表される化合物、その塩及びその4級化物からなる群から選ばれる少なくとも1種がさらに好ましい。
(A)成分は、1種類のアミン化合物、その塩又はその4級化物を単独で用いてもよく、2種類以上からなる混合物、例えば、一般式(A1−3)〜(A1−5)で表される化合物の混合物として用いてもよい。
(A)成分の配合量は、配合目的を達成できる量である限り特に限定されないが、液体柔軟剤組成物の総質量に対して、好ましくは5〜50質量%、より好ましくは8〜30質量%、さらに好ましくは10〜20質量%である。(A)成分の配合量が5質量%以上であると、柔軟性付与効果が十分に得られ、50質量%以下であると、液体柔軟剤組成物の粘度の上昇が一定範囲内に保たれ、使用性が良好である。
本発明の液体柔軟剤組成物において、(B)成分は、0.17質量%以上の、リリアール、ヘディオン、イソイースーパー及びゲラニオールからなる群から選択される1種以上の香料成分である。(B)成分は、液体柔軟剤組成物により処理された衣類等の繊維製品に香りを付与するために配合される。
(B)成分は、市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。また、本発明の液体柔軟剤組成物において、(B)成分は、他の任意の香料成分とともに香料組成物として配合されてもよい。
(B)成分の配合量は、液体柔軟剤組成物の総質量に対して、0.17質量%以上であり、好ましくは0.17〜0.6質量%、より好ましくは0.17〜0.4質量%、さらに好ましくは0.17〜0.3質量%である。(B)成分の配合量が0.17質量%以上であると、香りの持続性が十分であり、0.6質量%以下であると、液体柔軟剤組成物の安定性を良好に保つことができる。
(B)成分が、リリアール及び/又はヘディオンの場合、(B)成分として規定された4種類の香料成分の中でも、(C)成分と併用した際の凍結復元後の粘度増加が特に高いが、(D)成分を配合することにより凍結復元後の粘度増加を抑制できる。
本発明の液体柔軟剤組成物において、(C)成分は、シリコーン化合物である。(C)成分は、主に、(A)成分と一緒になって、柔軟剤組成物へ風合い付与効果(特に、肌着等の衣類へ平滑性を付与する効果)を与えるために配合される。
シリコーン化合物は、液体柔軟剤組成物分野において公知の成分を特に制限なく用いることができる。
シリコーン化合物の分子構造は、直鎖状であってもよいし、分岐状であってもよいし、また、架橋していてもよい。また、シリコーン化合物は変性シリコーン化合物であってもよい。変性シリコーン化合物は、1種以上の有機官能基により変性されたものであってもよい。
シリコーン化合物の具体例としては、例えば、ジメチルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、メチルフェニルシリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、メチルハイドロジェンシリコーン、フッ素変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、カルビノール変性シリコーンや、アミノ変性シリコーンなどが挙げられる。
これらの中でも、感触向上の観点からは、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーンや、ジメチルシリコーンが好ましい。更なる感触向上の観点からは、アミノ変性シリコーンがより好ましい。
好ましいアミノ変性シリコーンは次の一般式(C):
で表される、側鎖Xにアミノ基を導入してなる化合物である。
(C)成分としてのアミノ変性シリコーンは、アミン当量が、好ましくは400〜8000g/mol、より好ましくは500〜5000g/mol、さらに好ましくは1200〜4000g/molである。アミン当量が400〜8000g/molの範囲であると、十分な配合効果を得ることができる。なお、アミン当量は、アミノ変性シリコーンの重量平均分子量を当該アミノ変性シリコーンに含まれる窒素原子数で割ることにより求めることができる。窒素原子数は元素分析により求めることができる。
(C)成分は商業的に入手できるものを使用することができる。シリコーンオイルとしては、例えば、東レ・ダウコーニング株式会社から商品名:SF―8417、BY16−849、BY16−892、FZ−3785又はBY16−890で販売されているものや、信越化学工業株式会社から商品名:KF−864、KF−860、KF−880、KF−8004、KF−8005、KF−8002、KF−867、KF−869、KF−861又はKF―8610で販売されているもの等が挙げられる。
(C)成分の配合量は、配合目的を達成できる量である限り特に限定されないが、液体柔軟剤組成物の総質量に対して、好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.5〜5質量%である、さらに好ましくは1〜3質量%である。(C)成分の配合量が0.1質量%以上であると、(C)成分による十分な柔軟性付与効果をもたらすことができ、10質量%以下であると、被洗物の吸水性悪化を避けることができる。
本発明の液体柔軟剤組成物において、(D)成分は、(A)成分以外のカチオン界面活性剤である。(D)成分は、主に、(C)成分を乳化し、液体柔軟剤組成物の安定性を高めるために配合される。
(D)成分としてのカチオン界面活性剤としては、例えば、以下のものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化牛脂アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ジオクチルジメチルアンモニウム、塩化ポリオキシエチレンオレイルメチルアンモニウム(2E.O.)、塩化ベンザルコニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、ラノリン誘導四級アンモニウム塩、ステアリン酸ジエルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム等が挙げられる。
特に好ましくは、モノアルキルカチオン又はジアルキルカチオンである。
また、(B)成分に対する(D)成分の質量比(D)/(B)は、好ましくは0.1〜50、より好ましくは1〜10、さらに好ましくは2.2〜5である。質量比(D)/(B)が0.1以上であると、凍結復元後の使用性が良好であり、50以下であると、香りの持続性が良好である。
本発明の液体柔軟剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、上記(A)〜(D)成分以外にも、液体柔軟剤組成物分野において公知の成分を適宜配合することができる。本発明の液体柔軟剤組成物は、例えば、以下のような成分を含有してもよい。
ノニオン界面活性剤は、柔軟剤組成物が乳化物である場合に、主に、カチオン界面活性剤((A)成分)の乳化物中での乳化分散安定性を向上させる目的で用いられる。ノニオン界面活性剤を配合すると、商品価値上、凍結し復元した際の安定性(凍結復元安定性)が確保されやすい。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、高級アルコール、高級アミン又は高級脂肪酸から誘導されるものが挙げられる。このようなノニオン界面活性剤としては、例えば、炭素数10〜22のアルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキシドの平均付加モル数が10〜100モルであるポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン脂肪酸アルキル(アルキルの炭素数1〜3)エステル;エチレンオキシドの平均付加モル数が10〜100モルであるポリオキシエチレンアルキルアミン;炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキルポリグルコシド;エチレンオキシドの平均付加モル数が10〜100モルである硬化ヒマシ油等が挙げられる。中でも、炭素数10〜18のアルキル基を有し、エチレンオキシドの平均付加モル数が20〜80モルのポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましい。
本発明の液体柔軟剤組成物中のノニオン界面活性剤の配合量としては、好ましくは0.01〜5質量%、より好ましくは0.5〜3質量%、さらに好ましくは1〜3質量%である。ノニオン界面活性剤の配合量が0.01質量%以上であると、凍結復元後の粘度の上昇が一定範囲内に保たれ、5質量%以下であると、組成物の分級を抑制できる。
本発明の液体柔軟剤組成物には、衣類等の繊維製品に香気を付与するために、香料組成物を配合し得る。
本発明の液体柔軟剤組成物に配合され得る香料組成物の種類に特に制限はなく、液体柔軟剤組成物に一般的に使用される香料成分を1種類以上含む香料組成物から、目的に応じて適宜選択することができる。なお、本発明の液体柔軟剤組成物において、(B)成分を香料組成物として配合してもよい。
香料成分の具体例としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルデヒド類、フェノール類、アルコール類、エーテル類、エステル類、ハイドロカーボン類、ケトン類、ラクトン類、ムスク類、テルペン骨格を有する香料、天然香料、動物性香料などが挙げられる。
各香料の具体例は以下の通りである。
アルデヒド類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウンデシレンアルデヒド、ラウリルアルデヒド、アルデヒドC−12MNA、ミラックアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、シクラメンアルデヒド、シトラール、シトロネラール、エチルバニリン、ヘリオトロピン、アニスアルデヒド、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、オクタナール、リグストラール、リリアール、リラール、トリプラール、バニリンや、ヘリオナールなどが挙げられる。
フェノール類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、オイゲノールや、イソオイゲノールなどが挙げられる。
アルコール類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シトロネロール、ジハイドロミルセノール、ジハイドロリナロール、ゲラニオール、リナロール、ネロール、サンダロール、サンタレックス、ターピネオール、テトラハイドロリナロール、メントール、ボルネオール、1−デカナール、バクダノールや、フェニルエチルアルコールなどが挙げられる。
エーテル類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、セドランバー、グリサルバ、メチルオイゲノールや、メチルイソオイゲノールなどが挙げられる。
エステル類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シス−3−ヘキセニルアセテート、シス−3−ヘキセニルプロピオネート、シス−3−ヘキセニルサリシレート、p−クレジルアセテート、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、アミルアセテート、メチルジヒドロジャスモネート、アミルサリシレート、ベンジルサリシレート、ベンジルベンゾエート、ベンジルアセテート、セドリルアセテート、シトロネリルアセテート、デカハイドロ−β−ナフチルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、エリカプロピオネート、エチルアセトアセテート、エリカアセテート、ゲラニルアセテート、ゲラニルフォーメート、ヘディオン、リナリルアセテート、β−フェニルエチルアセテート、ヘキシルサリシレート、スチラリルアセテート、ターピニルアセテート、ベチベリルアセテート、o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、マンザネートや、アリルヘプタノエートなどが挙げられる。
ハイドロカーボン類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、リモネン(特に、d−リモネン)、α−ピネン、β−ピネン、ミルセン、カンフェンや、テルピノーレン等が挙げられる。
ケトン類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、α−ヨノン、β−ヨノン、メチル−β−ナフチルケトン、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコン、ダマセノン、シス−ジャスモン、メチルヨノン、アリルヨノン、カシュメラン、ジハイドロジャスモン、イソイースーパー、ベルトフィックス、イソロンジフォラノン、コアボン、カルボン、ローズフェノン、ラズベリーケトン、ダイナスコンやマルトールなどが挙げられる。
ラクトン類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、γ−ノナラクトン、γ−ドデカラクトン、クマリンや、アンブロキサンなどが挙げられる。
ムスク類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シクロペンタデカノライド、エチレンブラシレート、ガラクソライド、ムスクケトン、トナリッド、トナライドや、ニトロムスク類などが挙げられる。
テルペン骨格を有する香料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ゲラニオール(ゼラニオール)、ネロール、リナロール、シトラール、シトロネロール、メントール、ミント、シトロネラール、ミルセン、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、テレピネロール、カルボン、ヨノン(例えばβ−ヨノン)、カンフェンや、ボルネオールなどが挙げられる。
天然香料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、オレンジ油、レモン油、ライム油、プチグレン油、ユズ油、ネロリ油、ベルガモット油、ラベンダー油、ラバンジン油、アビエス油、アニス油、ベイ油、ボアドローズ油、イランイラン油、シトロネラ油、ゼラニウム油、ペパーミント油、ハッカ油、スペアミント油、ユーカリ油、レモングラス油、パチュリ油、ジャスミン油、ローズ油、シダー油、ベチバー油、ガルバナム油、オークモス油、パイン油、樟脳油、白檀油、芳樟油、テレピン油、クローブ油、クローブリーフ油、カシア油、ナツメッグ油、カナンガ油や、タイム油などの精油が挙げられる。
動物性香料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、じゃ香、霊猫香、海狸香や、竜涎香などが挙げられる。
アルデヒド類
ウンデシレンアルデヒド、ラウリルアルデヒド、アルデヒドC−12MNA、ミラックアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、シクラメンアルデヒド、シトラール、シトロネラール、ヘリオトロピン、アニスアルデヒド、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、オクタナール、リグストラール、リリアール、リラール、トリプラール、バニリン、エチルバニリン、ヘリオナール
ケトン類
α−ヨノン、β−ヨノン、メチル−β−ナフチルケトン、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコン、シス−ジャスモン、メチルヨノン(メチルイオノン)、アリルヨノン(アリルイオノン)、カシュメラン、ジハイドロジャスモン、イソイースーパー、ベルトフィックス、イソロンジフォラノン、コアボン、ローズフェノン、ラズベリーケトン、ダイナスコン、マルトール、
ハイドロカーボン類
リモネン、α−ピネン、β−ピネン、ミルセン、テルピノーレン
より好ましい香料組成物の具体例としては、α−アミルシンナミックアルデヒド、アニスアルデヒド、オクタナール、バニリン、エチルバニリン、ヘリオナール、β−ヨノン、α−ダマスコン、β−ダマスコン、ラズベリーケトン、マルトール、リモネン、α−ピネン、β−ピネン及びミルセンを含むものが挙げられる。
更に好ましい香料組成物の具体例としては、α−アミルシンナミックアルデヒド、アニスアルデヒド、オクタナール、バニリン、ヘリオナール及びマルトールを含むものが挙げられる。
香料組成物が、香料成分としてアルデヒド類と、ケトン類と、ハイドロカーボン類とを含む場合、凍結復元性の観点で、これらの香料成分の総質量は、香料組成物の総質量に対して、好ましくは10質量%以上、より好ましくは30質量%以上、特に好ましくは50質量%以上である。
溶剤の配合量は、香料組成物の総質量に対して、例えば0.1〜30質量%、好ましくは1〜20質量%である。
酸化防止剤の配合量は、香料組成物の総質量に対して、例えば0.001〜10質量%、好ましくは0.01〜5質量%である。
無機塩は、柔軟剤組成物の粘度コントロール剤として有効である。
無機塩としては、水溶性無機塩が好ましい。本明細書において、20℃、100gの脱イオン水に10g以上溶解する化合物を水溶性無機塩とする。
無機塩として好ましくは、アルカリ金属塩化物及びアルカリ土類金属塩化物から選ばれる無機塩が挙げられる。更に、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム及び塩化マグネシウムからなる群から選ばれる1種以上の無機塩が、組成物の貯蔵安定性の点から好ましい。粘度調整の観点から、塩化カルシウム及び塩化マグネシウムからなる群から選ばれる1種以上の無機塩がより好ましい。
本発明の液体柔軟剤組成物中の無機塩の配合量としては、好ましくは0〜3質量%、より好ましくは0.01〜2質量%、さらに好ましくは0.05〜1質量%である。
防腐剤は、主に、液体柔軟剤組成物の防腐力や殺菌力を強化し、長期保存中の防腐性を保つために配合する。
防腐剤としては、液体柔軟剤組成物分野において公知の成分を特に制限なく用いることができる。具体例としては、例えば、イソチアゾロン系の有機硫黄化合物、ベンズイソチアゾロン系の有機硫黄化合物、安息香酸類、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール等が挙げられる。
イソチアゾロン系の有機硫黄化合物としては、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−ブチル−3−イソチアゾロン、2−ベンジル−3−イソチアゾロン、2−フェニル−3−イソチアゾロン、2−メチル−4,5−ジクロロイソチアゾロン、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンや、これらの混合物などが挙げられる。なかでも、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンが好ましく、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンとの混合物がより好ましく、前者が約77質量%と後者が約23質量%との混合物やその希釈液(例えば、イソチアゾロン液)が特に好ましい。
ベンズイソチアゾロン系の有機硫黄化合物としては、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリン−3−オン、類縁化合物としてジチオ−2,2−ビス(ベンズメチルアミド)や、これらの混合物などが挙げられる。中でも、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンが特に好ましい。
安息香酸類としては、安息香酸又はその塩、パラヒドロキシ安息香酸又はその塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチルや、パラオキシ安息香酸ベンジル等が挙げられる。
防腐剤の配合量は、配合目的を達成できる量である限り特に限定されないが、液体柔軟剤組成物の総質量に対し、好ましくは0.0001〜1質量%である。0.0001質量%以上であると、防腐剤の配合効果が十分に得られ、1質量%以下であると、液体柔軟剤組成物の高い保存安定性を十分に維持することができる。
本発明の液体柔軟剤組成物は、好ましくは水を含む水性組成物である。
水としては、水道水、イオン交換水、純水、蒸留水など、いずれも用いることができる。中でもイオン交換水が好適である。
水の配合量は特に限定されないが、液体柔軟剤組成物の総質量に対し、好ましくは50質量%以上、より好ましくは60質量%以上である。配合量が50質量%以上であると、ハンドリング性がより良好となる。
水溶性溶剤は、液体柔軟剤組成物の安定性の更なる向上、特に凍結復元性の更なる向上のために配合する。
水溶性溶剤としては、炭素数1〜4のアルコール、グリコールエーテル系溶剤、多価アルコールからなる群から選ばれる1種又は2種以上が好ましい。具体的には、エタノール、イソプロパノール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリオキシエチレンフェニルエーテル、及び、下記一般式(W)で表わされる水溶性溶剤から選ばれる溶媒成分を配合することが好ましい。
R4−O−(C2H4O)y−(C3H6O)Z−H ・・・(W)
(式中、R4は、炭素数1〜6、好ましくは2〜4のアルキル基又はアルケニル基であり、yおよびzはそれぞれ平均付加モル数であり、yは1〜10、好ましくは2〜5であり、zは0〜5、好ましくは0〜2である。)
上記に挙げた中でも、エタノール、エチレングリコール、ブチルカルビトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルや、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。
水溶性溶剤の配合量は特に限定されないが、液体柔軟剤組成物の総質量に対し、好ましくは0〜30質量%、より好ましくは0.01〜25質量%、さらに好ましくは0.1〜20質量%である。
染料及び/又は顔料は、それぞれ液体柔軟剤組成物の外観を向上するために配合する。
染料及び顔料共に、液体柔軟剤組成物分野において公知の成分を特に制限なく用いることができる。添加できる染料の具体例は、染料便覧(有機合成化学協会編,昭和45年7月20日発行,丸善株式会社)などに記載されている。また、特開平6−123081号公報、特開平6−123082号公報、特開平7−18573号公報、特開平8−27669号公報、特開平9−250085号公報、特開平10−77576号公報、特開平11−43865号公報、特開2001−181972号公報や特開2001−348784号公報などに記載されている染料も用いることができる。
好ましくは、酸性染料、直接染料、塩基性染料、反応性染料及び媒染・酸性媒染染料から選ばれる、赤色、青色、黄色もしくは紫色系の水溶性染料の1種以上である。
液体柔軟剤組成物の保存安定性や繊維に対する染着性の観点からは、分子内に水酸基、スルホン酸基、アミノ基及びアミド基から選ばれる少なくとも1種類の官能基を有する酸性染料、直接染料又は反応性染料が好ましい。
染料及び顔料のそれぞれについて、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上からなる混合物として用いてもよい。また、染料と顔料とを併用してもよい。
染料及び顔料の各配合量は、配合目的を達成できる量である限り特に限定されないが、液体柔軟剤組成物の総質量に対し、好ましくは1〜50ppm、より好ましくは1〜30ppmである。
紫外線吸収剤は、液体柔軟剤組成物を紫外線から保護するために配合する。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収し、赤外線や可視光線等に変換して放出することで、紫外線防御効果を発揮する成分である。
紫外線吸収剤としては、液体柔軟剤組成物分野において公知の成分を特に制限なく用いることができる。具体例としては、例えば、p−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸エチル、p−アミノ安息香酸グリセリルや、p−ジメチルアミノ安息香酸アミル等のアミノ安息香酸誘導体;サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸オクチルや、サリチル酸ミリスチル等のサリチル酸誘導体;ジイソプロピルケイ皮酸メチル、p−メトキシケイ皮酸エチル、p−メトキシケイ皮酸イソプロピル、p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシルや、p−メトキシケイ皮酸ブチル等のケイ皮酸誘導体;2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸や、2、2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体;ウロカニン酸や、ウロカニン酸エチル等のアゾール系化合物;4−t−ブチル−4'−メトキシベンゾイルメタン等が挙げられる。
紫外線吸収剤の配合量は、配合目的を達成できる量である限り特に限定されないが、液体柔軟剤組成物の総質量に対し、好ましくは0.001〜5質量%である。
抗菌剤は、液体柔軟剤組成物の保存性を高めるために配合する。
抗菌剤としては、液体柔軟剤組成物分野において公知の成分を特に制限なく用いることができる。具体例としては、例えば、ダイクロサン、トリクロサン、塩化ベンザルコニウム、ビス−(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、8−オキシキノリン、ビグアニド系化合物(例えば、ポリヘキサメチレンビグアニド)、塩酸クロロヘキシジンや、ポリリジン等が挙げられる。これらの中でも、塩化ベンザルコニウム、ビグアニド系化合物や、塩酸クロロヘキシジンが好ましい。
抗菌剤の配合量は、配合目的を達成できる量である限り特に限定されないが、液体柔軟剤組成物の総質量に対し、好ましくは0.001〜5質量%である。
前記の任意成分以外にも、液体柔軟剤組成物の香気や色調の安定性を向上させるための酸化防止剤や還元剤、乳濁剤(ポリスチレンエマルジョンなど)、不透明剤、縮み防止剤、洗濯じわ防止剤、形状保持剤、ドレープ性保持剤、アイロン性向上剤、酸素漂白防止剤、増白剤、白化剤、布地柔軟化クレイ、帯電防止剤、移染防止剤(ポリビニルピロリドンなど)、高分子分散剤、汚れ剥離剤、スカム分散剤、蛍光増白剤(4,4−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニルジナトリウム(チバスペシャルティケミカルズ製チノパールCBS−X)など)、染料固定剤、退色防止剤(1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジンなど)、染み抜き剤、繊維表面改質剤(セルラーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼや、ケラチナーゼなどの酵素)、抑泡剤、水分吸放出性など絹の風合い・機能を付与する成分(シルクプロテインパウダー、それらの表面改質物、乳化分散液、具体的にはK−50、K−30、K−10、A−705、S−702、L−710、FPシリーズ(出光石油化学)、加水分解シルク液(上毛)、シルクゲンGソルブルS(一丸ファルコス))や、汚染防止剤(アルキレンテレフタレート及び/又はアルキレンイソフタレート単位とポリオキシアルキレン単位とからなる非イオン性高分子化合物、例えば、互応化学工業製FR627、クラリアントジャパン製SRC−1など)などを適宜配合することができる。
本発明の液体柔軟剤組成物のpHは特に限定されないが、保存経日に伴う(A)成分の加水分解を抑制する等の観点から、25℃におけるpHが1〜6の範囲内であることが好ましく、2〜4の範囲内であることがより好ましい。
pH調整を行う場合、pH調整には、塩酸、硫酸、リン酸、アルキル硫酸、安息香酸、パラトルエンスルホン酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、グリコール酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸、ジメチルアミン等の短鎖アミン化合物、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属珪酸塩などのpH調整剤を用いることができる。
本発明の液体柔軟剤組成物の粘度は特に限定されないが、1000mPa・s(B型粘度計、TOKIMEC社製、25℃、以下同様)未満であることが好ましい。保存経日による粘度上昇を考慮すると、製造直後の粘度は800mPa・s未満であるのがより好ましく、500mPa・s未満であるのがさらに好ましい。このような範囲にあると、洗濯機への投入の際のハンドリング性等の使用性が良好である。
本発明の液体柔軟剤組成物の製造方法は特に限定されず、本発明の液体柔軟剤組成物は、公知の方法、例えば、主剤としてカチオン界面活性剤を用いる従来の液体柔軟剤組成物の製造方法と同様の方法により製造できる。
例えば、(A)成分及び(B)成分を含む油相と、水を含む水相とを、(A)成分の融点以上の温度条件下で混合して乳化物を調製し、その後、(C)成分と(D)成分を得られた乳化物に添加して、混合することにより、本発明の液体柔軟剤組成物を製造することができる。
油相は、(A)成分の融点以上の温度で、(A)成分と(B)成分と、必要に応じて任意成分とを混合することにより調製することができる。
水相は、水と、必要に応じて任意成分とを混合することにより調製することができる。
油相と水相を混合して得られる乳化物には、(C)成分及び(D)成分、必要に応じて任意成分を添加することができる。(C)成分及び(D)成分については、油相と水相を混合して得られる当該乳化物に添加する前にプレミックスし、(D)成分により(C)成分が乳化された乳化物(エマルジョン)としておくことが好ましい。
本発明の液体柔軟剤組成物による衣類等の繊維製品の処理方法は特に制限されるものではなく、従来の使用方法と同様に用いることができる。例えば、洗濯のすすぎの段階ですすぎ水に液体柔軟剤組成物を溶解させて被洗物を柔軟処理する方法や、液体柔軟剤組成物をたらいのような容器中の水に溶解させ、更に被洗物を入れて浸漬処理する方法があるが、液体柔軟剤組成物は適度な濃度に希釈して使用される。
具体的には、柔軟処理を行う際は、全使用水量に対し、(A)成分+(C)成分の濃度が15ppm〜100ppmとなるような量で使用するのが好ましい。ちなみに洗濯のすすぎ回数は1回であっても、複数回であっても同様に使用することができ、柔軟剤の特長である風合いと香りを衣類に付与することができる。
本発明の液体柔軟剤組成物により処理され得る繊維製品は、特に制限されるものではなく、例えば、衣類、カーテン、ソファー、カーペット、タオル、ハンカチ、シーツ、マクラカバー等が挙げられる。その素材も、綿や絹、ウール等の天然繊維でもよいし、ポリエステル等の化学繊維でもよい。
下記のA−1及びA−2を使用した。
・A−1:カチオン界面活性剤(特開2003−12471の実施例4に記載の化合物)
A−1は、一般式(A1−3)、(A1−4)及び(A1−5)で表される化合物(各式中、R9は炭素数15〜17のアルキル基及びアルケニル基である)をジメチル硫酸で4級化したものを含む組成物である。
・A−2:カチオン界面活性剤(Stepan製、商品名:Stepantex SE-88)
下記のB−1〜B−4を使用した。
・B−1:リリアール(高砂香料(株)社製)
・B−2:ヘディオン(高砂香料(株)社製)
・B−3:イソイースーパー(ヴェマンフィス(株)社製)
・B−4:ゲラニオール(IFF社製)
・C−1:アミノ変性シリコーン(信越化学(株)社製、商品名:KF−864)
・C−2:アミノ変性シリコーン(信越化学(株)社製、商品名:KF−861)
・C−3:ジメチルシリコーン(信越化学(株)社製、商品名:KF−96−500cs)
下記のD−1及びD−2を使用した。また、比較例として、ノニオン界面活性であるD’を使用した。
・D−1:塩化オクタデシルトリメチルアンモニウム(東京化成工業(株)社製)
・D−2:塩化ジドデシルジメチルアンモニウム(和光純薬(株)社製)
・D’:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(ライオン化学社製、商品名:レオコールSC−90)
・ポリオキシエチレンイソトリデシルエーテルEO60モル(BASF社製ルテンゾールTO3にエチレンオキサイドを付加させたもの(EO60モルとはエチレンオキサイドの平均付加モル数が60であることを示す))(ライオンケミカル社製、商品名:TA600−75)
・塩化カルシウム(和光純薬株式会社製)
・H−1:イソチアゾロン液(ケーソンCG/ICP、Rohm &Haas社製)
・H−2:1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(クラリアントジャパン株式会社、商品名:Nipacide BIT 20)
内径100mm、高さ150mmのガラス容器と、攪拌機(アジターSJ型、島津製作所製)を用い、各成分の配合量を下記表2に記載のとおり調整して、次の手順により液体柔軟剤組成物を調製した。
まず、(A)成分、(B)成分、(E)成分及び(F)成分を混合攪拌して、油相混合物を得た。一方、(H)成分をバランス用イオン交換水に溶解させて水相混合物を得た。ここで、バランス用イオン交換水の質量は、980gから油相混合物、(C)成分、(D)成分、(G)成分の合計量を差し引いた残部に相当する。
次に、(A)成分の融点以上に加温した油相混合物をガラス容器に収納して攪拌しながら、(A)成分の融点以上に加温した水相混合物を2度に分割して添加し、攪拌した。ここで、水相混合物の分割比率は30:70(質量比)とし、攪拌は回転速度1,500rpmで、1回目の水相混合物添加後に3分間、2回目の水相混合物添加後に2分間行った。得られた乳化物に、(C)成分、(D)成分及び(G)成分を添加した。尚、(G)成分は添加前にイオン交換水に溶解し、30質量%水溶液として用いた。また必要に応じて、塩酸(試薬1mol/L、関東化学)、または水酸化ナトリウム(試薬1mol/L、関東化学)を適量添加してpH2.5に調整し、更に全体質量が1,000gになるようにイオン交換水を添加して、目的の液体柔軟剤組成物を得た。
(C)成分と(D)成分は、乳化物への添加前に下記のように混合したものを用いた。
内径100mm、高さ150mmのガラス容器と、攪拌機(アジターSJ型、島津製作所製)を用い、(C)成分と(D)成分を混合攪拌して、油相混合物を得た。ここに、1000gから(C)成分と(D)成分を差し引いた残部分をバランス用イオン交換水として添加し、攪拌した。
得られた液体柔軟剤組成物について、以下の手順で「香り持続性」及び「凍結復元後の使用性」について評価を行い、下記表2に結果を示した。
<1.香り持続性評価>
1−1.液体柔軟剤組成物を用いた綿タオルの処理
(評価用布の前処理)
市販の綿タオル(東進社製)に対して、市販洗剤「トッププラチナクリア」(ライオン社製)により、二槽式洗濯機(東芝製VH−30S)を用いて、以下の前処理を3回行った。
前処理:洗剤標準使用量、浴比30倍、45℃の水道水での洗浄10分間と、続く注水すすぎ10分間とからなるサイクルを2回行った。
(液体柔軟剤組成物による処理)
前処理洗浄した綿タオル(東進社製)700gを、全自動洗濯機(TOSHIBA社製AW-8V2)を用いて、25℃の水道水で標準コース(すすぎ2回設定)、浴比30倍、市販洗剤「トップNANOX」(ライオン社製)標準使用量で洗濯を行った。上記のとおり調製した液体柔軟剤組成物は、2回目のすすぎ開始時に添加した。洗濯終了後、綿タオルを取り出し、20℃、40%RHの恒湿条件下で一晩保管し、翌日に下記に示す評価を行った。
上記のとおり得られた一晩保管後の綿タオルの香気強度を、下記の6段階臭気強度表示法に準拠して官能評価した。専門パネラー5名の平均点により、下記判定基準で香り持続性を判定した。平均値が3点以上を○、2点以上3点未満を△、2点未満を×とし、商品価値上、○と△を合格とした。
<6段階臭気強度表示法>
0:無臭
1:やっと検知できる程度の香り
2:何の香りか分かる程度の香り
3:楽に感知できる香り
4:強い香り
5:強烈な香り
上記のとおり調製した液体柔軟剤組成物を軽量ガラスビン(PS−No.11、田沼硝子工業所製)に80mL入れて密栓したものを評価用サンプルとし、以下の耐久試験を行った。
サンプルを−15℃で40時間保持(凍結)し、その後、25℃で8時間保持(溶解)するサイクルを3回繰り返した。
耐久試験後のサンプルについて、全自動洗濯機(TOSHIBA社製AW-8V2)の自動投入口に30g入れ、25℃の水道水にて標準コース(すすぎ2回設定)、浴比30倍で洗濯を行った。洗濯終了後の投入口を目視で観察し、下記評価基準により評価した。専門パネラー8人の平均点(小数点第1位まで算出)により、下記の判定基準で凍結復元後の使用性を判定した。2.5点以上3点未満を○、2点以上2.5点未満を△、2点未満を×とし、商品価値上、△以上を合格とした。
<評価基準>
3点:投入口に何も残らず、問題なく使用できる。
2点:投入口にわずかに柔軟剤が残っているが、問題ない。
1点:投入口に柔軟剤が残っており、自動投入ができていない。
Claims (3)
- 以下の(A)〜(D)成分を含有する液体柔軟剤組成物:
(A)エステル基(−COO−)及び/又はアミド基(−NHCO−)で分断されている、炭素数10〜26の炭化水素基を分子内に1〜3個有するアミン化合物、その塩及びその4級化物からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物、
(B)0.17質量%以上の、リリアール、ヘディオン、イソイースーパー及びゲラニオールからなる群から選択される1種以上の香料成分、
(C)シリコーン化合物、及び
(D)(A)成分以外のカチオン界面活性剤。 - (C)成分が、アミノ変性シリコーンである、請求項1に記載の液体柔軟剤組成物。
- (C)成分が、(D)成分により乳化されているエマルジョンの形態である、請求項1又は2に記載の液体柔軟剤組成物。
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