JP2018169366A - 物体検知装置、物体検知システム及び移動体 - Google Patents
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Abstract
【課題】距離の物体検知に用いられる周波数と長距離の物体検知に用いられる周波数との差分を小さくしつつ、近距離の物体検知と長距離の物体検知とを行うことができる物体検知装置、物体検知システム及び移動体を提供する。【解決手段】物体検知装置10は、送波制御部13と、検知部14とを備える。送波制御部13は、送波部21からの超音波の送波を、超音波を送波する複数の送波時間長を切り替えながら繰り返すように、送波部21を制御する。検知部14は、超音波を送波してから超音波の反射波を受波部22が受波するまでの受波時間に基づいて、検知空間(共通空間E3、空間E10,E11)内での物体の検知を行う。【選択図】図1
Description
本発明は、一般に物体検知装置、物体検知システム及び移動体に関し、より詳細には、超音波により物体を検知する物体検知装置、物体検知システム及び移動体に関する。
従来、超音波を用いて障害物(物体)を検知する障害物検出装置が知られており、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1で記載された障害物検出装置は、送波する超音波の周波数を変更して、障害物の検出範囲を変更している。これにより、近距離にある障害物であっても遠距離にある障害物であっても検出することができる。
特許文献1では、周波数を切り替えることで、近距離の物体検知と長距離の物体検知とを行っている。近距離の物体検知の範囲と長距離の物体検知の範囲とによっては、近距離の物体検知に用いられる周波数と長距離の物体検知に用いられる周波数との差分が大きくなってしまう。
そこで、本発明は上記事由に鑑みてなされており、近距離の物体検知に用いられる周波数と長距離の物体検知に用いられる周波数との差分を小さくしつつ、近距離の物体検知と長距離の物体検知とを行うことができる物体検知装置、物体検知システム及び移動体を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の態様の物体検知装置は、送波制御部と、検知部とを備える。前記送波制御部は、送波部からの超音波の送波を、前記超音波を送波する複数の送波時間長を切り替えながら繰り返すように、前記送波部を制御する。前記検知部は、前記超音波を送波してから前記超音波の反射波を受波部が受波するまでの受波時間に基づいて、検知エリア内での物体の検知を行う。
第2の態様の物体検知装置では、第1の態様において、前記検知部は、前記複数の送波時間長にそれぞれ対応付けられ、かつ前記超音波の受波強度に対する複数の閾値を用いて前記物体の検知を行う。
第3の態様の物体検知装置では、第2の態様において、前記複数の閾値の各々は、前記検知部による物体検知の処理が終了するまで時間軸方向に対して変化する。
第4の態様の物体検知装置では、第2又は第3の態様において、前記検知部は、前記複数の閾値のうち前記送波制御部で切り替えられた前記送波時間長に応じた閾値を用いて前記物体の検知を行う。
第5の態様の物体検知装置では、第1〜第4のいずれかの態様において、前記送波部は、複数存在している。前記受波部は、複数存在し、前記複数の送波部にそれぞれ対応している。前記送波制御部は、複数の前記送波部に対して、前記送波部の各々の超音波の送波を前記複数の送波時間長を切り替えながら繰り返すように制御する。前記検知部は、対応する前記送波部が送波した前記超音波に対する前記受波時間に基づいて、前記受波部ごとに検知エリア内での物体の検知を行う。
第6の態様の物体検知装置では、第5の態様において、前記複数の送波時間長は、第1送波時間長と、前記第1送波時間長よりも短い第2送波時間長とを含む。前記送波制御部は、前記送波部の各々が前記第1送波時間長で前記超音波を送波するよう前記複数の送波部を順次制御する。前記検知部は、前記送波部の各々が前記第1送波時間長で前記超音波を送波した後、対応する前記送波部が前記第1送波時間長で送波した前記超音波に対する前記受波時間に基づいて、前記受波部ごとに検知エリア内での物体の検知を行う。前記検知部は、前記複数の受波部のうち少なくとも2つの受波部における検知結果が物体を検知したことを表している場合には、前記少なくとも2つの受波部における検知結果の組み合わせから前記物体の位置を求める。前記送波制御部は、前記送波部の各々が前記第2送波時間長で前記超音波を送波するよう前記複数の送波部を順次制御する。前記検知部は、前記送波部の各々が前記第1送波時間長で前記超音波を送波した後、対応する前記送波部が前記第2送波時間長で送波した前記超音波に対する前記受波時間に基づいて、前記受波部ごとに検知エリア内での物体の検知を行う。
第7の態様の物体検知装置では、第1〜第6のいずれかの態様において、前記複数の送波時間長で送波される前記超音波の周波数は同一である。
第8の態様の物体検知システムは、第1〜第7のいずれかの態様の物体検知装置と、前記送波部及び前記受波部とを備える。
第9の態様の移動体は、第8の態様の物体検知システムを備える。
この発明によると、距離の物体検知に用いられる周波数と長距離の物体検知に用いられる周波数との差分を小さくしつつ、近距離の物体検知と長距離の物体検知とを行うことができる。
以下に説明する各実施形態及び変形例は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、実施形態及び変形例に限定されない。この実施形態及び変形例以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態)
本実施形態における物体検知装置10、物体検知システム100について、図1〜図4を用いて説明する。
本実施形態における物体検知装置10、物体検知システム100について、図1〜図4を用いて説明する。
本実施形態の物体検知システム100は、例えば自動車等の移動体200に搭載される(図2参照)。以下では、移動体200を自動車として説明する。
本実施形態の物体検知システム100は、検知対象として複数の空間において、物体の有無を検知する。例えば、物体検知システム100は、移動体200に近い空間(後述する空間E11,E12)と、移動体200から離れた空間(後述する共通空間E3)において、物体の有無を検知する。
物体検知システム100は、運転支援機能(以下、第1機能)と、周辺物体検知機能(以下、第2機能)とを有している。第1機能とは、移動体200の移動方向において物体の有無を検知し、その検知結果に応じて、移動体200の速度を制御したり、ブレーキの制御をしたりする機能である。第2機能は、移動体200の周辺における物体の有無を検知する機能である。
物体検知システム100は、図1に示すように、物体検知装置10と、複数の超音波センサ20(ここでは、2つの超音波センサ20)とを備える。なお、本実施形態において、2つの超音波センサ20を区別する場合には、超音波センサ20A、超音波センサ20Bと記載する。
超音波センサ20は、移動体200に取り付けられる(例えば、リアバンパ)。具体的には、超音波センサ20Aはリアバンパの中央よりも一端に近い位置に、超音波センサ20Bはリアバンパの中央よりも他端に近い位置に、それぞれ取り付けられる(図2参照)。
超音波センサ20は、図1に示すように、送波部21、受波部22及び駆動部23を備えている。
送波部21は、電気信号を機械的な振動に変換するように構成されている。本実施形態では、送波部21は、駆動部23から出力された所定の電気信号によって振動し、空気を振動させることで超音波を空間に向けて送信(送波)する。本実施形態では、送波部21は、駆動部23からの電気信号に従って一定間隔で超音波を送信する。すなわち、送波部21は、超音波を間接的に送波する。
受波部22は、機械的な振動を電気信号に変換するように構成されている。本実施形態では、受波部22は、超音波センサ20Aの送波部21及び超音波センサ20Bの送波部21のそれぞれから送波された超音波のうち物体で反射した反射波を受信(受波)し、受波した反射波を電気信号に変換する。受波部22は、変換した電気信号を物体検知装置10に出力する。
駆動部23は、物体検知装置10の制御により、物体検知装置10から受け取った駆動信号に基づいた電気信号を複数の送波時間長で送波部21に出力し、複数の送波時間長で超音波を送波させる。なお、複数の送波時間長で送波される超音波の周波数は同一である。なお、超音波センサ20と物体検知装置10との間の通信は、例えばLIN(Local Interconnect Network)通信で行われる。
駆動部23は、送波される超音波の周波数から外れた周波数成分を除去するフィルタ回路を有している。駆動部23は、フィルタ回路でフィルタ処理された電気信号を送波部21に出力する。これにより、駆動部23は、適切な周波数の超音波を送波部21に出力させることができる。
本実施形態では、送波部21及び受波部22は、例えば超音波トランスデューサーで一体に構成されている。また、駆動部23は、超音波トランスデューサーが収納される筐体に収納されている。なお、送波部21、受波部22及び駆動部23は、それぞれ別体に構成されてもよい。例えば、送波部21及び受波部22が収納される筐体と、駆動部23が収納される筐体とが分かれていてもよい。または、送波部21及び駆動部23が収納される筐体と、受波部22が収納される筐体とが分かれていてもよい。その他、送波部21が収納される筐体と、受波部22が収納される筐体と、駆動部23が収納される筐体とが分かれていてもよい。
物体検知装置10は、図1に示すように、処理部11と、記憶部12とを備えている。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、またはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等から選択されるデバイスで構成される。記憶部12は、受波部22で受波した電気信号を用いた物体の検知に必要なデータを記憶している。
処理部11は、ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)であり、例えばMCU(Micro Control Unit:マイクロコントロールユニット)を主構成として備える。処理部11(MCU)は、そのメモリに記録されているプログラムをCPU(Central Processing Unit)で実行することで、処理部11としての機能を実現する。
処理部11は、図1に示すように、送波制御部13と、検知部14とを備える。
送波制御部13は、超音波センサ20の送波部21からの超音波の送波を複数の送波時間長を切り替えながら繰り返すように、送波部21を制御する。
例えば、送波制御部13は、超音波センサ20Aが第1送波時間長で超音波を送波するように、超音波センサ20Aの駆動部23を制御する。具体的には、送波制御部13は、所定の周波数の駆動信号を生成し、生成した駆動信号を第1送波時間長で超音波センサ20Aの駆動部23に出力する。これにより、超音波センサ20Aの送波部21は、第1送波時間長で超音波を送波することができる。その後、送波制御部13は、超音波センサ20Bが第1送波時間長で超音波を送波するように、超音波センサ20Bの駆動部23を制御する。具体的には、送波制御部13は、所定の周波数の駆動信号を生成し、生成した駆動信号を第1送波時間長で超音波センサ20Bの駆動部23に出力する。超音波センサ20A,20Bのそれぞれにおいて、第1送波時間長で超音波が送波された後、送波制御部13は、第1送波時間長よりも短い第2送波時間長で超音波を送波するよう超音波センサ20Aを制御する。具体的には、超音波センサ20Aが第2送波時間長で超音波を送波するように、超音波センサ20Aの駆動部23を制御する。具体的には、送波制御部13は、所定の周波数の駆動信号を生成し、生成した駆動信号を第2送波時間長で超音波センサ20Aの駆動部23に出力する。その後、送波制御部13は、第2送波時間長で超音波を送波するよう超音波センサ20Bを制御する。
送波制御部13は、上述した動作を1サイクルとして、このサイクルを繰り返して、超音波センサ20A,20Bのそれぞれが、第1送波時間長及び第2送波時間長で超音波を送波するように制御する。
検知部14は、第1送波時間長で送波した超音波の反射波を受波した受波部22の波形、第2送波時間長で送波した超音波の反射波を受波した受波部22の波形のそれぞれに基づいて、超音波センサ20の検知対象となる空間での物体の有無を検知する。また、検知部14は、送波部21が超音波を送波してから、受波部22が反射波を受波するまでの時間(受波時間)に基づいて、検知した物体までの距離を求める。また、検知部14は、第1送波時間長において送波された超音波に対して物体が超音波センサ20A,20Bの双方で検知された場合には、検知された物体の位置を三角測量方法等の測量方法を用いて求める。
検知部14は、物体の有無の検知結果を、通信可能に接続された車両制御装置30に出力する。検知部14は、物体の位置を求めている場合には、当該物体の位置を車両制御装置30に出力する。
車両制御装置30は、検知部14から受け取った検知結果に応じて、物体が存在することを通知する警告音を発する。また、物体の位置が求められている場合には、移動体200に備えられた表示装置に、当該物体の位置を表示する。さらに、第1機能では、検知結果に応じて、移動体200の速度を制御したり、ブレーキの制御をしたりする。
上述したように、送波制御部13は、第1送波時間長と第2送波時間長とを切り替えながら、超音波センサ20A,20Bのそれぞれから超音波を送波している。通常、超音波を送波する時間が長い程、検知対象となる空間は広くなる。例えば、超音波センサ20Aの受波部22は、第1送波時間長で送波された超音波について、空間E1内での反射波を受波することが可能である(図2参照)。また、超音波センサ20Bの受波部22は、第1送波時間長で送波された超音波について、空間E2での反射波を受波することが可能である(図2参照)。つまり、第1送波時間長で超音波センサ20Aが超音波を送波した場合、超音波センサ20Aの受波部22及び超音波センサ20Bの受波部22の双方で受波可能な空間は、空間E1と空間E2の共通空間E3である(図2参照)。なお、車幅外に存在する物体は運転支援(追突防止等)に影響を与えないため、共通空間E3は、移動体200の車幅内に収まることが好ましい。
一方、第2送波時間長で超音波センサ20Aが超音波を送波した場合、空間E10が検知対象の空間となる(図2参照)。第2送波時間長で超音波センサ20Bが超音波を送波した場合、空間E11が検知対象の空間となる(図2参照)。空間E10,E11は空間E1,E2よりも狭い空間であるので、空間E10,E11は第2機能に用いられる。第2機能では、移動体200の周辺での物体の有無を検知するため、空間E10,E11には、移動体200の車幅外の領域も含めることが好ましい。
次に、物体検知システム100の基本動作について説明する。
まず、第1送波時間長で超音波を送波した場合での物体検知の動作について説明する。なお、ここでは、超音波センサ20Aは超音波を送波した場合について説明する。
送波制御部13は、所定の周波数の駆動信号を生成し、生成した駆動信号を第1送波時間長で超音波センサ20Aの駆動部23に出力する。駆動部23は、第1送波時間長で駆動信号を送波制御部13から受け取ると、超音波センサ20Aの送波部21が所定の周波数で振動して第1送波時間長で超音波を送波するように、駆動信号に基づいた電気信号を送波部21に出力する。超音波センサ20Aの送波部21は、駆動部23からの電気信号に従って所定の周波数で振動して第1送波時間長で超音波を送波する。図3Aに、第1送波時間長で超音波センサ20Aの送波部21が送波する超音波の波形W1(電気信号の波形)を示す。図3Aに示す時間長X1が、第1送波時間長に相当する。
超音波センサ20Aの受波部22は、超音波センサ20Aの送波部21で送波された超音波の反射波を受波して、電気信号に変換してアナログ信号として物体検知装置10に出力する。ここで、受波部22で受波した反射波(変換された電気信号)の受波強度が大きすぎたり、小さすぎたりして物体検知に支障を来す場合がある。そのため、物体検知装置10の記憶部12は、電気信号の受波強度を補正するための補正値を、動作する機能と検知空間(検知範囲)との組み合わせに応じて記憶している。
処理部11は、検知空間に応じた補正値を用いて、超音波センサ20Aの受波部22から受け取った電気信号を補正する。処理部11は、補正後の電気信号を、AD(Analog to Digital)コンバータによりアナログ信号からデジタル信号に変換する。ADコンバータによりデジタル信号に変換された反射波の波形W10を図3Bに示す。
超音波センサ20Bの受波部22は、超音波センサ20Aの送波部21で送波された超音波の反射波を受波して、電気信号に変換してアナログ信号として物体検知装置10に出力する。
処理部11は、検知空間に応じた補正値を用いて、超音波センサ20Bの受波部22から受け取った電気信号を補正する。処理部11は、補正後の電気信号を、ADコンバータによりアナログ信号からデジタル信号に変換する。ADコンバータによりデジタル信号に変換された反射波の波形W11を図3Bに示す。超音波センサ20Bの受波部22から物体までの距離は、超音波センサ20Aの受波部22から物体までの距離よりも長いため、波形W11は、波形W10よりも遅れて出現する。
検知部14は、まず波形W10及び波形W11のそれぞれから物体の検知を行う。検知空間において物体を検知した場合、波形W10及び波形W11において、超音波が物体で反射した反射波を受信した時間における受波強度がその前後の時間に対する受波強度と比較して小さくなる。そこで、検知部14は、受波強度(電圧)に対する第1閾値T1と比較して、受波強度が第1閾値T1より低い場合には物体が存在することを検知する。本実施形態では、第1閾値T1は時間軸に沿って、検知処理が終了するまでは階段状に増加するよう変化している(図3B参照)。
次に、第2送波時間長で超音波を送波した場合での物体検知の動作について説明する。ここでは、超音波センサ20Aは超音波を送波した場合について説明する。
送波制御部13は、所定の周波数の駆動信号を生成し、生成した駆動信号を第2送波時間長で超音波センサ20Aの駆動部23に出力する。駆動部23は、第2送波時間長で駆動信号を送波制御部13から受け取ると、超音波センサ20Aの送波部21が所定の周波数で振動して第2送波時間長で超音波を送波するように、駆動信号に基づいた電気信号を送波部21に出力する。超音波センサ20Aの送波部21は、駆動部23からの電気信号に従って所定の周波数で振動して第2送波時間長で超音波を送波する。図3Cに、第2送波時間長で送波部21が送波する超音波の波形W2(電気信号の波形)を示す。図3Cに示す時間長X2が、第2送波時間長に相当する。ここで、第2機能において送波される超音波の周波数は、第1機能において送波される超音波の周波数と同一である。
受波部22は、送波部21で送波された超音波の反射波を受波して、電気信号に変換してアナログ信号として物体検知装置10に出力する。
処理部11は、検知空間に応じた補正値を用いて、受波部22から受け取った電気信号を補正する。処理部11は、補正後の電気信号を、ADコンバータによりアナログ信号からデジタル信号に変換する。ADコンバータによりデジタル信号に変換された反射波の波形W20を図3Dに示す。検知空間において物体が検知された場合、波形W20において、超音波が物体で反射した反射波を受信した時間における受波強度がその前後の時間に対する受波強度と比較して、例えば波形W20の破線部分のように小さくなる。
検知部14は、波形W20を用いて移動体200の周辺における物体の検知を行う。具体的には、受波強度(電圧)に対する第2閾値T2と比較して、受波強度が第2閾値T2より低い場合には物体が存在することを検知する。本実施形態では、第2閾値T2は時間軸に沿って検知処理が終了するまでは階段状に増加するよう変化している(図3D参照)。例えば、図3Dにおいて、時刻a1において破線のような波形となっている場合には、第2閾値T2より小さくなっているので、検知部14は、物体が存際するとして、超音波が送信されてから時刻a1までの時間(受波時間)に基づいて、物体までの距離を求める。
本実施形態では、物体検知システム100は、上述したように、第1機能と、第2機能とを有している。
物体検知システム100が第1機能として動作する場合における物体の有無の検知方法には、広範囲(長距離)における物体の有無の検知(長距離用の検知)と、狭範囲(近距離)における物体の有無の検知(近距離用の検知)とが含まれる。第1機能としての動作が開始すると、物体検知システム100は、長距離用の検知を行う。具体的には、物体検知装置10の送波制御部13は、超音波センサ20が第1送波時間長で超音波を送波するように、超音波センサ20を制御する。物体検知装置10の検知部14は、第1送波時間長で送波された超音波の反射波に基づいて、物体の有無の検知を行う。物体検知システム100は、長距離用の検知において、検知した物体の距離が所定値以下(例えば、1m以下)である場合には、検知方法を、近距離用の検知に切り替える。検知方法が近距離用の検知に切り替えられると、送波制御部13は、超音波センサ20が第1送波時間長よりも短い送波時間長(例えば、第2送波時間長)で超音波を送波するように、超音波センサ20を制御する。物体検知装置10の検知部14は、第2送波時間長で送波された超音波の反射波に基づいて、物体の有無の検知を行う。
本実施形態では、第1機能の長距離用の物体検知と、第1機能の近距離用の物体検知では、検知時間長が異なる。例えば、検知部14は、第1機能の長距離用の物体検知では、超音波を送波してから第1時間が経過するまでの第1検知時間長で物体の検知(検知処理)を行う。検知部14は、第1機能の近距離用の物体検知では、超音波を送波してから第1時間よりも短い第2時間が経過するまでの第2検知時間長で検知処理を行う。また、第1機能の長距離用の物体検知と、第1機能の近距離用の物体検知とで用いる第1閾値T1は異なるようにしてもよいし、同一の第1閾値T1であってもよい。なお、本実施形態では、第1機能における長距離用の物体検知と、第1機能の近距離用の物体検知とで用いる第1閾値T1は同一である。
本実施形態では、物体検知システム100が第2機能として動作する場合における物体の有無の検知方法には、第1機能として動作する場合と同様に、検知部14は、長距離用の物体検知と、近距離用の物体検知とが含まれる。この場合においても、第1機能として動作する場合と同様に、第2機能の長距離用の物体検知と、第2機能の近距離用の物体検知では、検知時間長が異なる。例えば、検知部14は、第2機能の長距離用の物体検知では、超音波を送波してから第3時間が経過するまでの第3検知時間長で検知処理を行う。検知部14は、第2機能の近距離用の物体検知では、超音波を送波してから第3時間よりも短い第4時間が経過するまでの第4検知時間長で検知処理を行う。第2機能の長距離用の物体検知と、第2機能の近距離用の物体検知とで用いる第2閾値T2は異なるようにしてもよいし、同一の第2閾値T2であってもよい。なお、本実施形態では、第2機能の長距離用の物体検知と、第2機能の近距離用の物体検知とで用いる第2閾値T2は異なっている。
次に、第1機能と第2機能との双方を用いた物体検知システム100の動作について、図4を用いて説明する。
物体検知システム100は、図4で示す期間t1において、超音波センサ20Aから送波された超音波を用いた第1機能及び第2機能として動作し、第1機能(運転支援機能)及び第2機能(周辺物体検知機能)としての長距離用の物体検知を行う。まず、送波制御部13は、超音波センサ20Aに対して第1送波時間長で超音波を送波するように超音波センサ20Aを制御する。
処理部11は、超音波センサ20Aの受波部22で受波した反射波に応じた電気信号に対して、補正及びデジタル変換を施して電気信号(第1受波信号)を取得する。検知部14は、第1受波信号の電圧(受波強度)と、超音波センサ20Aが超音波を送波してからの経過時間に応じた第1閾値T1とを比較して、共通空間E3において物体の有無を検知する。検知部14は、受波強度が第1閾値T1以下の場合には物体が存在すると判断し、受波強度が第1閾値T1より大きい場合には物体は存在しないと判断する。検知部14は、物体が存在すると判断した場合には、超音波センサ20Aが超音波を送波してから、超音波センサ20Aの受波部22が反射波を受波するまでの時間に基づいて、検知した物体までの距離を求める。
処理部11は、超音波センサ20Bの受波部22で受波した反射波に応じた電気信号に対して、補正及びデジタル変換を施して電気信号(第2受波信号)を取得する。検知部14は、第2受波信号の電圧(受波強度)と、超音波センサ20Aが超音波を送波してからの経過時間に応じた第1閾値T1とを比較して、共通空間E3において物体の有無を検知する。検知部14は、物体が存在すると判断した場合には、超音波センサ20Aが超音波を送波してから、超音波センサ20Bの受波部22が反射波を受波するまでの時間に基づいて、検知した物体までの距離を求める。
検知部14は、第1受波信号及び第2受波信号の双方の信号から物体が検知されると、三角測量法により、その物体の位置を求める。
検知部14は、期間t1のうち上述した第1検知時間長を経過するまで、上記処理を行う。
次に、検知部14は、第1送波時間長で超音波センサ20Aが送波した超音波の反射波に基づいて、周辺での物体検知、つまり第2機能(周辺物体検出機能)における長距離用の物体検知を行う。
この場合、処理部11は、第1送波時間長で超音波センサ20Aが送波した超音波の反射波に応じた電気信号に対して、第2機能(周辺物体検出機能)における長距離用の物体検知に応じた補正値を用いた補正及びデジタル変換を施して、電気信号(第3受波信号)を取得する。
検知部14は、第3受波信号の電圧(受波強度)と、超音波センサ20Aが超音波を送波してからの経過時間に応じた第2閾値T2とを比較して、周辺(空間E10)における物体の有無を検知する。検知部14は、受波強度が第2閾値T2以下の場合には周辺に物体が存在すると判断し、受波強度が第2閾値T2より大きい場合には周辺に物体は存在しないと判断する。検知部14は、物体が存在すると判断した場合には、超音波センサ20Aが超音波を送波してから、超音波センサ20Aの受波部22が反射波を受波するまでの時間に基づいて、検知した物体までの距離を求める。検知部14は、期間t1のうち上述した第3検知時間長を経過するまで、上記処理を行う。
物体検知システム100は、図4で示す期間t2において、超音波センサ20Bを用いた第1機能及び第2機能として動作し、第1機能及び第2機能としての長距離用の物体検知を行う。送波制御部13は、超音波センサ20Bに対して第1送波時間長で超音波を送波するように超音波センサ20Bを制御する。処理部11は、超音波センサ20Bの受波部22で受波した反射波に応じた電気信号に対して、補正及びデジタル変換を施して電気信号(第4受波信号)を取得する。検知部14は、第3受波信号の電圧(受波強度)と、超音波センサ20Bが超音波を送波してからの経過時間に応じた第1閾値T1とを比較して、共通空間E3において物体の有無を検知する。検知部14は、物体が存在すると判断した場合には、超音波センサ20Bの送波部21が超音波を送波してから、超音波センサ20Bは、受波部22が反射波を受波するまでの時間に基づいて、検知した物体までの距離を求める。
処理部11は、超音波センサ20Aの受波部22で受波した反射波に応じた電気信号に対して、補正及びデジタル変換を施して電気信号(第5受波信号)を取得する。検知部14は、第5受波信号の電圧(受波強度)と、超音波センサ20Bが超音波を送波してからの経過時間に応じた第1閾値T1とを比較して、共通空間E3において物体の有無を検知する。検知部14は、物体が存在すると判断した場合には、超音波センサ20Bが超音波を送波してから、超音波センサ20Aの受波部22が反射波を受波するまでの時間に基づいて、検知した物体までの距離を求める。
検知部14は、第4受波信号及び第5受波信号の双方の信号から物体が検知されると、三角測量法により、その物体の位置を求める。
検知部14は、期間t2のうち上述した第1検知時間長を経過するまで、上記処理を行う。
次に、期間t1と同様に、検知部14は、さらに第1送波時間長で超音波センサ20Bが送波した超音波の反射波に基づいて、周辺(空間E11)での物体検知(第2機能における長距離用の物体検知)を行う。
この場合、処理部11は、第1送波時間長で超音波センサ20Bが送波した超音波の反射波に応じた電気信号に対して、第2機能(周辺物体検出機能)における長距離用の物体検知に応じた補正値を用いた補正及びデジタル変換を施して、電気信号(第6受波信号)を取得する。
検知部14は、第6受波信号の電圧(受波強度)と、超音波センサ20Bが送波してからの経過時間に応じた第2閾値T2とを比較して、周辺における物体の有無を検知する。検知部14は、物体が存在することを検知した場合には、超音波センサ20Bが超音波を送波してから、超音波センサ20Bの受波部22が反射波を受波するまでの時間に基づいて、検知した物体までの距離を求める。検知部14は、期間t2のうち上述した第3検知時間長を経過するまで、上記処理を行う。
物体検知システム100は、図4で示す期間t3において、超音波センサ20Aを用いた第2機能として動作し、近距離用の物体検知を行う。送波制御部13は、超音波センサ20Aに対して第2送波時間長で超音波を送波するように超音波センサ20Aを制御する。
処理部11は、第2送波時間長で超音波センサ20Aが送波した超音波の反射波に応じた電気信号に対して、第2機能(周辺物体検出機能)における近距離用の物体検知に応じた補正値を用いた補正及びデジタル変換を施して、電気信号(第7受波信号)を取得する。
検知部14は、第7受波信号の電圧(受波強度)と、超音波センサ20Aが超音波を送波してからの経過時間に応じた第2閾値T2とを比較して、周辺における物体の有無を検知する。検知部14は、物体が存在すると判断した場合には、超音波センサ20Aが超音波を送波してから、超音波センサ20Aの受波部22が反射波を受波するまでの時間に基づいて、検知した物体までの距離を求める。検知部14は、期間t3のうち上述した第4検知時間長を経過するまで、上記処理を行う。
物体検知システム100は、図4で示す期間t4において、超音波センサ20Bを用いた第2機能として動作し、近距離用の物体検知を行う。送波制御部13は、超音波センサ20Bに対して第2送波時間長で超音波を送波するように超音波センサ20Aを制御する。
処理部11は、第2送波時間長で超音波センサ20Bが送波した超音波の反射波に応じた電気信号に対して、第2機能(周辺物体検出機能)における近距離用の物体検知に応じた補正値を用いた補正及びデジタル変換を施して、電気信号(第8受波信号)を取得する。
検知部14は、第8受波信号の電圧(受波強度)と、超音波センサ20Bが超音波を送波してからの経過時間に応じた第2閾値T2とを比較して、周辺における物体の有無を検知する。検知部14は、物体を検知した場合には、超音波センサ20Bが超音波を送波してから、超音波センサ20Bの受波部22が反射波を受波するまでの時間に基づいて、検知した物体までの距離を求める。検知部14は、期間t4のうち上述した第4検知時間長を経過するまで、上記処理を行う。
以降、物体検知システム100は、期間t1〜期間t4までの動作を繰り返す。例えば、物体検知システム100は、図4に示す期間t5では、超音波センサ20Aにおいて第1送波時間長で送波された超音波を用いた第1機能及び第2機能を実行する。物体検知システム100は、期間t6では、超音波センサ20Bにおいて第1送波時間長で送波された超音波を用いた第1機能及び第2機能を実行する。物体検知システム100は、期間t7では、超音波センサ20Aにおいて第2送波時間長で送波された超音波を用いた第2機能を実行する。物体検知システム100は、期間t8では、超音波センサ20Bにおいて第2送波時間長で送波された超音波を用いた第2機能を実行する。
なお、図4で示す期間t1,t2,t5,t6において、上述したように、第1機能における近距離用の物体検出を行う場合がある。例えば、期間t1,t2において検出された物体の距離が所定値以下(1m以下)である場合、期間t5,t6では、第1機能における近距離用の物体検出を行う。
以下、期間t1において、超音波センサ20Aが送波した超音波を用いて第1機能における近距離用の物体検出を行う場合の動作について説明する。
期間t1において、送波制御部13は、超音波センサ20Aに対して第1送波時間長よりも短い時間長(例えば第2送波時間長)で超音波を送波するように超音波センサ20Aを制御する。処理部11は、超音波センサ20Aの受波部22で受波した反射波に応じた電気信号に対して、補正及びデジタル変換を施して電気信号(第9受波信号)を取得する。検知部14は、第9受波信号の電圧(受波強度)と、超音波センサ20Aが超音波を送波してからの経過時間に応じた第1閾値T1とを比較して、物体の有無を検知する。検知部14は、物体を検知した場合には、超音波センサ20Aが超音波を送波してから、超音波センサ20Aの受波部22が反射波を受波するまでの時間に基づいて、検知した物体までの距離を求める。検知部14は、期間t1のうち上述した第2検知時間長を経過するまで、上記処理を行う。
また、検知部14は、さらに第2送波時間長で超音波センサ20Aが送波した超音波の反射波に基づいて、周辺での物体検知(周辺物体検出機能における近距離用の物体検知)をも行う。
この場合、処理部11は、第2送波時間長で超音波センサ20Aが送波した超音波の反射波に応じた電気信号に対して、周辺物体検出機能における長距離用の物体検知に応じた補正値を用いた補正及びデジタル変換を施して、電気信号(第10受波信号)を取得する。
検知部14は、第10受波信号の電圧(受波強度)と、超音波センサ20Aが超音波を送波してからの経過時間に応じた第2閾値T2とを比較して、周辺における物体の有無を検知する。検知部14は、物体を検知した場合には、超音波センサ20Aが超音波を送波してから、超音波センサ20Aの受波部22が反射波を受波するまでの時間に基づいて、検知した物体までの距離を求める。検知部14は、期間t1のうち上述した第4検知時間長を経過するまで、上記処理を行う。
なお、超音波センサ20Aが送波した超音波を用いた第1機能における近距離用の物体検知において、超音波センサ20Bの受波部22が受波した反射波を用いた検知結果と合せて物体の位置を求めてもよい。
また、超音波センサ20Bに対して第1機能における近距離用の物体検知を行う場合の動作については、上記と同様の動作であるので、ここでの説明は省略する。
以上説明したように、物体検知システム100は、周辺物体検知機能では、第1送波時間帯で送波された超音波に基づく検知と、第2送波時間帯で送波された超音波に基づく検知とを行っている。そのため、物体の検知を行う各期間において、周辺物体検知機能による物体検知が行われない期間はない。これにより、物体検知システム100は、周辺物体検知機能についての規格に準拠した検知を行うことができる。
また、従来、2つの周辺物体検知用の超音波センサがバンパの角にそれぞれ設けられ、2つの運転支援用の超音波センサがバンパの中央部に設けられて、周辺物体検知機能及び運転支援機能が実現されている。一方、本実施形態では、2つの超音波センサ20を用いて周辺物体検知機能及び運転支援機能が実現しているので、部品点数が少ない。これにより、物体検知システムのコストを低減することが可能になる。
(5)変形例
以下に、変形例について列記する。なお、以下に説明する変形例は、上記各実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
以下に、変形例について列記する。なお、以下に説明する変形例は、上記各実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
上記実施形態において、送波制御部13は、第1送波時間長と第2送波時間長の2つの時間長を切り替える構成としたが、この構成に限定されない。送波制御部13は、3つ以上の時間長の切り替えを行ってもよい。これにより、物体検知システム100は、近距離、中距離及び長距離と3つの距離に応じた検知空間の各々について物体検知を行うことができる。
上記実施形態において、第1送波時間長において送信する超音波の周波数と、第2送波時間長において送信する超音波の周波数とは、同一であるとしたが、これに限定されない。第1送波時間長において送信する超音波の周波数と、第2送波時間長において送信する超音波の周波数とは、異なっていてもよい。
上記実施形態において、物体検知装置10は、運転支援機能において近距離用物体検知を行う場合、超音波を送波する時間長を第2送波時間長とする構成としたが、この構成に限定されない。物体検知装置10は、運転支援機能において近距離用物体検知を行う場合で超音波を送波する時間長は、第1送波時間長より短い時間長であればよい。
上記実施形態では、超音波センサ20の個数を2つとする構成としたが、この構成に限定されない。超音波センサ20の個数は1つ以上であればよい。
上記実施形態では、超音波センサ20A及び超音波センサ20Bのそれぞれから送波された超音波の反射波を、超音波センサ20Aの受波部22及び超音波センサ20Bの受波部22が受波する構成としたが、この構成に限定されない。超音波センサ20Aから送波された超音波の反射波を超音波センサ20Aの受波部22のみが受波し、超音波センサ20Bから送波された超音波の反射波を超音波センサ20Bの受波部22のみが受波してもよい。この場合、検知部14は、超音波センサ20Aから送波された超音波に基づく物体検知及び超音波センサ20Bから送波された超音波に基づく物体検知が行われた後に、双方の反射波から物体が検知されると、物体の位置を求める。
上記実施形態では、駆動信号の生成を物体検知装置10の送波制御部13が行う構成としたが、この構成に限定されない。他の構成要素、例えば超音波センサ20の駆動部23が駆動信号の生成を行ってもよい。
また、物体検知装置10と超音波センサ20との間の通信方式は、特に限定されず、例えば、上述したLIN通信であってもよいし、他の通信方式であってもよい。
上記実施形態では、超音波センサ20は、移動体200(自動車)のリアバンパに取り付けられる構成としたが、この構成に限定されない。超音波センサ20は、移動体200(自動車)のフロントバンパに取り付けられてもよいし、移動体200(自動車)の側面に取り付けられてもよい。
上記実施形態では、移動体200の一例として自動車としたが、この例示に限定されない。移動体200は、ゴルフ場のカートであってもよい。移動体200は、人の運転により移動する乗り物であればよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の物体検知装置10は、送波制御部13と、検知部14とを備える。送波制御部13は、送波部21からの超音波の送波を、超音波を送波する複数の送波時間長(第1送波時間長、第2送波時間長)を切り替えながら繰り返すように、送波部21を制御する。検知部14は、超音波を送波してから超音波の反射波を受波部22が受波するまでの受波時間に基づいて、検知エリア(検知空間)内での物体の検知を行う。
以上説明したように、第1の態様の物体検知装置10は、送波制御部13と、検知部14とを備える。送波制御部13は、送波部21からの超音波の送波を、超音波を送波する複数の送波時間長(第1送波時間長、第2送波時間長)を切り替えながら繰り返すように、送波部21を制御する。検知部14は、超音波を送波してから超音波の反射波を受波部22が受波するまでの受波時間に基づいて、検知エリア(検知空間)内での物体の検知を行う。
この構成によると、物体検知装置10は、超音波を送波する送波時間長を切り替えることで、超音波が届く範囲を切り替えている。つまり、物体検知装置10は、超音波を送波する送波時間長を切り替えることで、検知エリア(検知空間)を切り替えることができる。これにより、近距離の物体検知を行う空間と、長距離の物体検知を行う空間とをそれぞれ確保するために、近距離の物体検知に用いられる周波数と長距離の物体検知に用いられる周波数との差分を大きくする必要がない。したがって、物体検知装置10は、近距離の物体検知に用いられる周波数と長距離の物体検知に用いられる周波数との差分を小さくしつつ、近距離の物体検知と長距離の物体検知とを行うことができる。
また、従来では、距離の物体検知に用いられる周波数と長距離の物体検知に用いられる周波数との差分が大きくなるため、変調処理等の回路設計が複雑になる可能性がある。一方、上述した物体検知装置10では、距離の物体検知に用いられる周波数と長距離の物体検知に用いられる周波数との差分を小さくすることができるので、従来と比較して変調処理等の回路設計が複雑になる可能性は小さくなる。
第2の態様の物体検知装置10では、第1の態様において、検知部14は、複数の送波時間長(第1送波時間長、第2送波時間長)にそれぞれ対応付けられ、かつ超音波の受波強度に対する複数の閾値(第1閾値T1、第2閾値T2)を用いて物体の検知を行う。
この構成によると、物体検知装置10は、複数の閾値を用いて物体の検出を行うので、より精度の高い物体検出が可能となる。
第3の態様の物体検知装置10では、第2の態様において、複数の閾値の各々は、検知部14による物体検知の処理が終了するまで時間軸方向に対して変化する。
この構成によると、物体検知装置10は、複数の閾値の各々いついて、時間軸方向に対して変化させているので、時間軸方向に対して閾値を任意に設定できる。また、閾値を増加させることで、検出範囲を徐々に広げることができる。そのため、より精度の高い物体検出が可能となる。
第4の態様の物体検知装置10では、第2又は第3の態様において、検知部14は、複数の閾値のうち送波制御部13で切り替えられた送波時間長に応じた閾値を用いて物体の検知を行う。
この構成によると、物体検知装置10は、送波時間長に応じた閾値を用いるので、より精度の高い物体検知を行うことができる。
第5の態様の物体検知装置10では、第1〜第4のいずれかの態様において、送波部21は、複数存在している。受波部22は、複数存在し、複数の送波部21にそれぞれ対応している。送波制御部13は、複数の送波部21に対して、送波部21の各々の超音波の送波を複数の送波時間長を切り替えながら繰り返すように制御する。検知部14は、対応する送波部21が送波した超音波に対する受波時間に基づいて、受波部22ごとに検知エリア内での物体の検知を行う。
この構成によると、物体検知装置10は、複数の送波部21から送波された超音波のそれぞれに基づいて、物体検知を行うので、より精度の高い物体検知を行うことができる。
第6の態様の物体検知装置10では、第5の態様において、複数の送波時間長は、第1送波時間長と、第1送波時間長よりも短い第2送波時間長とを含む。送波制御部13は、送波部21の各々が第1送波時間長で超音波を送波するよう複数の送波部21を順次制御する。検知部14は、送波部21の各々が第1送波時間長で超音波を送波した後、対応する送波部21が第1送波時間長で送波した超音波に対する受波時間に基づいて、受波部22ごとに検知エリア内での物体の検知を行う。検知部14は、複数の受波部22のうち少なくとも2つの受波部における検知結果が物体を検知したことを表している場合には、少なくとも2つの受波部22における検知結果の組み合わせから物体の位置を求める。送波制御部13は、送波部21の各々が第2送波時間長で超音波を送波するよう複数の送波部21を順次制御する。検知部14は、送波部の各々が第1送波時間長で超音波を送波した後、対応する送波部21が第2送波時間長で送波した超音波に対する受波時間に基づいて、受波部22ごとに検知エリア内での物体の検知を行う。
この構成によると、物体検知装置10は、受波部22ごとに、物体の有無を検知し、受波部22の組み合わせから物体の位置を求めている。これにより、より精度の高い物体検知を行うことができる。
第7の態様の物体検知装置10では、第1〜第6のいずれかの態様において、複数の送波時間長で送波される超音波の周波数は同一である。
この構成によると、物体検知装置10は、複数の送波時間長で送波される超音波に対して同一の周波数を用いるので、送波される超音波ごとに異なるフィルタ処理を施す必要がない。従来では、検知エリアを切り替えるために超音波の周波数を切り替えるので、検知エリアごとに異なるフィルタ処理を設ける必要があり、構成が煩雑になる可能性がある。しかしながら、本実施形態の物体検知装置10では、すべての検知エリアに対して同一のフィルタ処理を施せばよいので、検知エリアごとに異なるフィルタ処理を設ける必要はない。そのため、従来と比較して、構成が煩雑なる可能性を低くすることができる。また、複数の送波時間長で送波される超音波の周波数は同一とすることで、Q値を高くし、感度を高めてS/N比をよくすることもできる。
第8の態様の物体検知システム100は、第1〜第7のいずれかの態様の物体検知装置10と、送波部21及び受波部22とを備える。
この構成によると、物体検知システム100は、超音波を送波する送波時間長を切り替えることで、超音波が届く範囲を切り替えている。つまり、物体検知システム100は、超音波を送波する送波時間長を切り替えることで、検知エリア(検知空間)を切り替えることができる。
第9の態様の移動体200は、第8の態様の物体検知システム100を備える。
この構成によると、移動体200は、超音波を送波する送波時間長を切り替えることで、超音波が届く範囲を切り替えている。つまり、移動体200は、超音波を送波する送波時間長を切り替えることで、検知エリア(検知空間)を切り替えることができる。
10 物体検知装置
13 送波制御部
14 検知部
20 超音波センサ
21 送波部
22 受波部
100 物体検知システム
200 移動体
T1 第1閾値
T2 第2閾値
E3 共通空間(検知空間、検知エリア)
E10,E11 空間(検知空間、検知エリア)
13 送波制御部
14 検知部
20 超音波センサ
21 送波部
22 受波部
100 物体検知システム
200 移動体
T1 第1閾値
T2 第2閾値
E3 共通空間(検知空間、検知エリア)
E10,E11 空間(検知空間、検知エリア)
Claims (9)
- 送波部からの超音波の送波を、前記超音波を送波する複数の送波時間長を切り替えながら繰り返すように、前記送波部を制御する送波制御部と、
前記超音波を送波してから前記超音波の反射波を受波部が受波するまでの受波時間に基づいて、検知エリア内での物体の検知を行う検知部とを備える
ことを特徴とする物体検知装置。 - 前記検知部は、
前記複数の送波時間長にそれぞれ対応付けられ、かつ前記超音波の受波強度に対する複数の閾値を用いて前記物体の検知を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の物体検知装置。 - 前記複数の閾値の各々は、前記検知部による物体検知の処理が終了するまで時間軸方向に対して変化する
ことを特徴とする請求項2に記載の物体検知装置。 - 前記検知部は、
前記複数の閾値のうち前記送波制御部で切り替えられた前記送波時間長に応じた閾値を用いて前記物体の検知を行う
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の物体検知装置。 - 前記送波部は、複数存在し、
前記受波部は、複数存在し、前記複数の送波部にそれぞれ対応しており、
前記送波制御部は、
複数の前記送波部に対して、前記送波部の各々の超音波の送波を前記複数の送波時間長を切り替えながら繰り返すように制御し、
前記検知部は、
対応する前記送波部が送波した前記超音波に対する前記受波時間に基づいて、前記受波部ごとに検知エリア内での物体の検知を行う
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の物体検知装置。 - 前記複数の送波時間長は、第1送波時間長と、前記第1送波時間長よりも短い第2送波時間長とを含み、
前記送波制御部は、
前記送波部の各々が前記第1送波時間長で前記超音波を送波するよう前記複数の送波部を順次制御し、
前記検知部は、
前記送波部の各々が前記第1送波時間長で前記超音波を送波した後、対応する前記送波部が前記第1送波時間長で送波した前記超音波に対する前記受波時間に基づいて、前記受波部ごとに検知エリア内での物体の検知を行い、
前記複数の受波部のうち少なくとも2つの受波部における検知結果が物体を検知したことを表している場合には、前記少なくとも2つの受波部における検知結果の組み合わせから前記物体の位置を求め、
前記送波制御部は、
前記送波部の各々が前記第2送波時間長で前記超音波を送波するよう前記複数の送波部を順次制御し、
前記検知部は、
前記送波部の各々が前記第1送波時間長で前記超音波を送波した後、対応する前記送波部が前記第2送波時間長で送波した前記超音波に対する前記受波時間に基づいて、前記受波部ごとに検知エリア内での物体の検知を行う
ことを特徴とする請求項5に記載の物体検知装置。 - 前記複数の送波時間長で送波される前記超音波の周波数は同一である
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の物体検知装置。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の物体検知装置と、
前記送波部及び前記受波部とを備える
ことを特徴とする物体検知システム。 - 請求項8に記載の物体検知システムを備える
ことを特徴とする移動体。
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