JP2018168511A - 多孔中空繊維 - Google Patents
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すなわち本発明は、易溶解性ポリマーを島成分とし、難溶解性ポリマーを海成分とする複数本の海島型複合繊維から該島成分を除去して得られる多孔中空繊維であって、該繊維の長さ方向に対して直角な繊維断面において観察される中空部の数が多孔中空繊維の1本あたり100以上であり、互に隣り合う中空部の間隔が100nm以上であり、中空部のそれぞれの直径が10〜1000nmの範囲内にあり、中空部の直径のばらつき(CV値)が30%以下であり、かつ、難溶解性ポリマーがジカルボン酸成分とジオール成分とのエステル化反応によりオリゴマーを生成しその後オリゴマーを重縮合反応させることにより製造されたポリエステルであり、該ポリエステルにはアルカリ金属化合物および/またはアルカリ土類金属化合物が全ジカルボン酸成分に対して0.5〜2.0モル%となる量で含まれ、かつ下記化学式(I)で表されるリン化合物が下記式(1)を満足する量で含まれていることを特徴とする、多孔中空繊維である。
本発明はまた、易溶解性ポリマーを島成分とし、難溶解性ポリマーを海成分とする海島型複合繊維であって、この複合繊維の繊維長さ方向に対して直角な繊維断面において観察される島成分の数が100以上であり、互に隣り合う島成分の間隔が100nm以上であり、かつ島成分のそれぞれの直径が10〜1000nmの範囲内にあり、中空部の直径のばらつき(CV値)が30%以下であり、かつ、難溶解性ポリマーがジカルボン酸成分とジオール成分とのエステル化反応によりオリゴマーを生成しその後オリゴマーを重縮合反応させることにより製造されたポリエステルであり、該ポリエステルにはアルカリ金属化合物および/またはアルカリ土類金属化合物が全ジカルボン酸成分に対して0.5〜2.0モル%となる量で含まれ、かつ下記化学式(I)で表されるリン化合物が下記式(1)を満足する量で含まれていることを特徴とする、海島型複合繊維である。
本発明の多孔中空繊維において繊維の長さ方向に対して直角な繊維断面において観察される中空部の数は繊維1本あたり100以上、好ましくは500以上である。中空部の数が100未満であると、多孔中空繊維の軽量性、保温性およびソフト感について十分な性能を得ることができない。なお、中空部の数をあまりに多くしすぎると、紡糸口金の製造コストが高くなる他、紡糸口金の加工精度自体も低下しやすくなるので、中空部の数を1000以下とすることが好ましい。
本発明の多孔中空繊維を得るために用いる海島型複合繊維の島成分に用いる易溶解性ポリマーとしては、海成分に用いる難溶解性ポリマーよりもアルカリ水溶液に対する溶解性が高く、難溶解性ポリマーよりも容易に溶解するポリマーを用いる。この易溶解性ポリマーは、アルカリ水溶液に容易に溶解するポリマーであり、例えば、ポリ乳酸、超高分子量ポリアルキレンオキサイド縮合ポリマー、ポリエチレングリコール化合物共重合ポリエステル、およびポリエチレングリコール化合物と5−ナトリウムスルホイソフタル酸との共重合ポリエステルを用いることができる。
島成分の易溶解性ポリマーと海成分の難溶解性ポリマーの溶解速度比(島成分/海成分)は、200以上であることが好ましい。この溶解速度比が200未満であると、得られる海島型複合繊維の断面中央部の島成分をアルカリ水溶液で溶解させている間に、繊維断面表層部の海成分もその一部が溶解されることになり、島成分を完全に溶解除去するために海成分も部分的に溶解され繊維が減量されてしまうことになり、難溶解性ポリマーの太さ斑や溶剤浸食による繊維の強度劣化が発生するとともに、毛羽やフィブリルを生じ、繊維を用いた製品の品位を低下させることがあり好ましくない。
本発明の多孔中空繊維を得るために用いる海島型複合繊維の海成分に用いられる難溶解性ポリマーは、アルカリ水溶液に容易に溶解しないポリマーである。この難溶解性ポリマーは、海島型複合繊維において島成分として組み合わせて用いる易溶解性ポリマーとの間で、上記の溶解速度比を満足するポリマーである。
本発明はまた、海島型複合繊維である。すなわち、本発明はまた、易溶解性ポリマーを島成分とし、難溶解性ポリマーを海成分とする海島型複合繊維であって、この複合繊維の繊維長さ方向に対して直角な繊維断面において観察される島成分の数が100以上であり、互に隣り合う島成分の間隔が100nm以上であり、かつ島成分のそれぞれの直径が10〜1000nmの範囲内にあることを特徴とする、海島型複合繊維である。
0.001≦Smin/r≦1.0 (I)
Smax/R≦0.15 (II)
これらは、下記式(III)かつ(IV)を満たすことがさらに好ましい。
0.01≦Smin/r≦0.7 (III)
Smax/R≦0.08 (IV)
本発明の海島型複合繊維は、例えば下記の方法により製造することができる。
このようにして、本発明の海島型複合繊維を得ることができる。
本発明の多孔中空繊維は、上記の海島型複合繊維から島成分を溶解除去する減量処理を行うことによって得ることができる。島成分の溶解除去は、例えば水酸化ナトリウム水溶液に浸漬して行うことができる。水酸化ナトリウム水溶液の濃度は、例えば1〜10重量%、好ましくは2〜6重量%である。海島型複合繊維をこれに浸漬する時の温度は、例えば60〜97℃、好ましくは80〜95℃である。
供試ポリマーを乾燥し、溶融紡糸用押出機の溶融温度に設定されたオリフィス中にセットし、5分間溶融状態に保持したのち、所定水準の荷重下に、押出し、このときの剪断速度と溶融粘度とをプロットした。上記操作を、複数水準の荷重下において繰返した。上記データに基づいて、剪断速度一溶融粘度関係曲線を作成した。この曲線上において、剪断速度が1000秒−1のときの溶融粘度を見積った。
海成分用ポリマーおよび島両成分用ポリマーの各々を、10個の孔径0.3mm、ランド長0.6mmの吐出孔を有する海島型複合繊維製造用紡糸口金を通して押し出し(以下、「溶融紡糸工程」という)、1000〜2000m/分の速度で巻取った。この繊維を延伸しその切断伸び率が30〜60%の範囲になるようにコントロールして50dtex/10fのマルチフィラメンドを製造した。このマルチフィラメントを用いて筒編みを作成した。筒編みを4重量%NaOH水溶液の液温95℃中に浸漬し、このときの溶解時間と溶解量から、減量速度比(溶解速度比)を算出した。海島型複合繊維における島成分用ポリマーの海成分用ポリマーに対する溶解速度比が200以上であるとき「良好」と評価し、200未満であるとき「不良」と評価した。
前記(2)の溶融紡糸工程において7時間以上連続操業できた場合を「良好」と評価表記し、その他の場合を「不良」と評価した。
海島複合繊維を用いて質量1g以上の筒編み布を作製した。この編布を4重量%NaOH水溶液の液温95℃中に浸漬処理して島成分を除去した。筒編をほどき繊維束を得た。得られた繊維束の荷重−伸長曲線チャートを、室温で初期試料長100mm、引張速度200m/分の条件で作成した。このチャートから繊維束の引張強さ(cN/dtex)および切断伸び率(%)を求めた。引張強さが1.5cN/dtex以上かつ切断伸び率が15%以上である場合を「良好」、引張強さが1.5cN/dtex未満または切断伸び率が15%未満となる場合を「不良」と判定した。
オルソクロロフェノールを溶媒として使用して35℃で測定した。
供試繊維を長さ方向に対して直角な断面が得られるように切断し、断面を透過型電子顕微鏡TEMを用い倍率30000倍において写真撮影した。この電子顕微鏡写真を用いて、複合繊維の直径Rおよび島成分の直径rを測定した。電子顕微鏡写真において、複合繊維の中心点を通り互に45度の角度をもって交差する4本の直線を引き、前記直線上にある島成分間の最大間隔Sminおよび最大間隔Smaxを測定し、島成分間の平均間隔Saveを算出した。
供試海島型複合繊維から溶剤を用いて島成分を除去し、得られた多孔中空繊維束を透過型電子顕微鏡(TEM)を用い30000倍の倍率で観察し多孔中空部の直径を測定し、この標準偏差(σ)と中空部平均直径(r)を算出し、下記式によりばらつき(CV値)を算出した。
CV値=(標準偏差σ/中空部平均直径r)×100(%)
中空部平均径(r)は、中空繊維の断面をTEMを用い、倍率30000倍で観察し、測定された中空部の長径と、短径の平均値である。
供試海島型複合繊維を、島成分用溶剤で処理し、島成分含有比率に相当する質量減少が認められたとき溶解処理を中止し、得られた繊維束の断面をTEMにより観察し、単繊維の断面の均一性に基いて、中空部の均一性を「均一」と「不均一」で評価した。
通常の中実の断面で構成されるポリエステル繊維56dtexの10フィラメントを使用した筒編み布の目付け(g/m2)と布帛厚み(mm)を測定し、布帛厚みに対する目付けの基準曲線を作成した。同じ筒編み布を作成した際の基準曲線の同一厚み値における目付けの減少率を軽量化率(%)とした。
温度20℃ 、湿度60%RHの恒温恒湿環境下で、エネルギー源として200Wレフランプ光源を用い、高さ50cmから光照射し、180秒後の布帛の裏面の温度を熱電対で測定した。かかる温度が30℃以上である場合を良好と判定し、30度未満である場合を不良と判定した。
海島型複合繊維を製造するための用いた原料を表1に示す。表1に記載されたポリマーは下記のとおりである。
PET1:
280℃における溶融粘度が120Pa・sであるポリエチレンテレフタレート
Ny−6:
280℃における溶融粘度が140Pa・sであるナイロン6
改質PET1:
エステル化反応槽にて、テレフタル酸86部とエチレングリコール40部とを、常法に従ってエステル化反応させオリゴマーを得た。このオリゴマーに、テレフタル酸86部とエチレングリコール40部を65分間かけて連続的に供給し、245℃にてエステル化反応を行った。ついで三酸化アンチモン0.045部を添加して20分後、追加供給したテレフタル酸とエチレングリコールとから生成されるオリゴマー量と等モル量のオリゴマーを重縮合反応槽へ送液した。送液終了後直ちに酢酸カルシウムをポリマー中の酸成分に対して1.0モル%を重縮合反応槽に添加した。さらに5分後にフェニルホスホン酸をポリマー中の酸成分に対して1.25モル%を重縮合反応槽に添加した。その後290℃まで昇温し、0.03kPa以下の高真空化にて重縮合反応を行い、得られた固有粘度が0.64dL/gのポリエステルを改質PET1と称する。
改質PET2:
285℃での溶融粘度が1600poiseである平均分子量4000のポリエチレングリコール(PEG)を4wt%、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を8モル%共重合した改質ポリエチレンテレフタレートを改質PET2と称する。
表1に示す島成分用ポリマーと海成分用ポリマーを用いて海島型複合繊維を製造した。この実施例1においては、改質PET1および改質PET2を、それぞれ海成分用ポリマーおよび島成分用ポリマーとして50:50の重量比率で用い、両者をそれぞれ加熱溶融し、海島型複合繊維紡糸用口金に供して290℃の紡糸温度で押出し、表1に記載の引き取り速度で巻取ローラー上に巻き取った。得られた未延伸繊維束をでローラー延伸して、延伸された繊維束に温度150℃の熱処理を施し巻き取った。このとき、得られる延伸熱処理された繊維束のヤーンカウントが50dtex/10fになるように紡糸吐出流量および延伸倍率を調整した。
実施例1と同様にして海島型複合繊維を製造した。ただし、実施例2では、実施例1と同じ海成分用ポリマーおよび島成分のポリマーを用い、両者を60:40の重量比率で用いた。実施例1と同様にして筒編みを作成し、4重量%NaOH水溶液の液温95℃中に浸漬して、海島型複合繊維の繊維重量が40重量%減量し60重量%になるまで減量処理をした。海島型複合繊維の減量処理後の断面を観察したところ、均一な多孔中空を有する多孔中空繊維が形成されていた。得られた多孔中空繊維の繊維束の引張強さは3.0cN/dtex、切断伸び率は35%であった。
実施例1と同様にして海島型複合繊維を製造した。ただし、実施例3では実施例1と同じ海成分用ポリマーおよび島成分用ポリマーを用い、両者を80:20の重量比率で用いた。海島型複合繊維の断面を観察すると、島成分と島間成分との間の海成分の厚さが薄く、均一な直径をもつ島を形成していた。この海島型複合繊維の断面をTEM観察して島成分の直径(r)と島成分の間隔の最小値Smin、海島型複合繊の維径(R)と島成分の間隔の最大値Smaxの関係を調べたところ、Smin/r=0.30、Smax/R=0.01であった。
実施例2と同様にして海島型複合繊維を製造した。実施例4および7では、実施例2と同じ海成分用ポリマーおよび島成分用ポリマーを使用し、両者の重量比率を60:40とし、島数および島の直径を表1記載のとおりとした口金にて製糸した。得られた海島型複合繊維の断面形成性は良好であった。
実施例1と同様にして海島型複合繊維を製造した。比較例1では、実施例1と同じ海成分用ポリマーおよび島成分用ポリマーを使用し、両者の重量比率を20:80とし、島数を800として紡糸・延伸した。得られた海島型複合繊維の断面形成性は良好であったが、海成分量が少な過ぎるために、島−島間の海成分の厚みが薄く、アルカリ水溶液による減量処理により島成分を溶出した後に得られる多孔中空繊維の強度が弱く、実用に耐えうるものではなかった。
実施例1と同様にして海島型複合繊維を製造した。比較例2では実施例1と同じ海成分用ポリマーおよび島成分用ポリマーを使用し、両者の重量比率を90:10とし、島数を800として紡糸・延伸した。得られた海島型複合繊維の断面形成性は良好であったが、海成分量が多過ぎるために、島−島間の海成分厚みが厚く、繊維中心部の島成分を溶解除去できず、多孔中空が均一に形成されなかった。
実施例1と同様にして海島型複合繊維を製造した。比較例3においては、改質PET1を海成分用ポリマー、PET1を島成分用ポリマーとして、両者の重量比率60:40で用いた。海島形成性は良好であったが、島成分のアルカリ水溶液による減量速度が海成分のそれと比較して不十分なために、アルカリ減量のときに海成分用ポリマーのかなりの量が減量されてしまい、海成分用ポリマーの相当分が除去されているにもかかわらず、複合繊維の中心部分に分布している島成分用ポリマーの大部分が減量されずに残存していて、均一な多孔中空繊維が得られなかった。
実施例1と同様にして海島型複合繊維を製造した。比較例4においては、PET1を海成分用ポリマー、改質PET2を島成分用ポリマーとして、両者の重量比率60:40で用いた。海島形成性は良好であったが、海成分のポリマーに微細孔形成剤が含まれていないため、海成分のかなりの量が減量されても、島成分の相当分が完全に除去されず、複合繊維の中心部分に残存してしまい、均一な多孔中空繊維が得られなかった。
2 分配前島成分用ポリマー溜め部
3 複数の中空ピンにより形成された島成分用ポリマー導入路
4 海成分用ポリマー導入通路
5 分配前海成分用ポリマー溜め部
6 複数の芯鞘型複合流用通路
7 ロート状の合流通路
8 吐出口
11 紡糸口金
13 複数の透孔からなる島成分ポリマー用導入通路
21 海島型複合繊維の一例の横断面説明図
22 マトリックスを形成する海成分
23 互に離間して配置された多数の島成分
24 紡糸口金の横断面の中心
25 紡糸口金の横断面の中心をとおり互に45度の角間隔をおいた直線
Claims (7)
- 易溶解性ポリマーを島成分とし、難溶解性ポリマーを海成分とする複数本の海島型複合繊維から該島成分を除去して得られる多孔中空繊維であって、該繊維の長さ方向に対して直角な繊維断面において観察される中空部の数が多孔中空繊維の1本あたり100以上であり、互に隣り合う中空部の間隔が100nm以上であり、中空部のそれぞれの直径が10〜1000nmの範囲内にあり、中空部の直径のばらつき(CV値)が30%以下であり、かつ、難溶解性ポリマーがジカルボン酸成分とジオール成分とのエステル化反応によりオリゴマーを生成しその後オリゴマーを重縮合反応させることにより製造されたポリエステルであり、該ポリエステルにはアルカリ金属化合物および/またはアルカリ土類金属化合物が全ジカルボン酸成分に対して0.5〜2.0モル%となる量で含まれ、かつ下記化学式(I)で表されるリン化合物が下記式(1)を満足する量で含まれていることを特徴とする、多孔中空繊維。
0.80<P[モル]/M[モル]≦2.0 ・・・・(1)
(上記式(1)中、Pはリン化合物のモル数、Mはアルカリ金属化合物および/またはアルカリ土類金属化合物のモル数を表す。) - 易溶解性ポリマーが、ポリ乳酸、超高分子量ポリアルキレンオキサイド縮合系ポリマー、ポリエチレングリコール化合物共重合ポリエステル、およびポリエチレングリコール化合物と5−ナトリウムスルホイソフタル酸との共重合ポリエステルから成る群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の多孔中空繊維。
- 中空部の数が多孔中空繊維の1本あたり500以上である、請求項1に記載の多孔中空繊維。
- 易溶解性ポリマーを島成分とし、難溶解性ポリマーを海成分とする海島型複合繊維であって、この複合繊維の繊維長さ方向に対して直角な繊維断面において観察される島成分の数が100以上であり、互に隣り合う島成分の間隔が100nm以上であり、かつ島成分のそれぞれの直径が10〜1000nmの範囲内にあり、中空部の直径のばらつき(CV値)が30%以下であり、かつ、難溶解性ポリマーがジカルボン酸成分とジオール成分とのエステル化反応によりオリゴマーを生成しその後オリゴマーを重縮合反応させることにより製造されたポリエステルであり、該ポリエステルにはアルカリ金属化合物および/またはアルカリ土類金属化合物が全ジカルボン酸成分に対して0.5〜2.0モル%となる量で含まれ、かつ下記化学式(I)で表されるリン化合物が下記式(1)を満足する量で含まれていることを特徴とする、海島型複合繊維。
0.80<P[モル]/M[モル]≦2.0 ・・・・(1)
(上記式(1)中、Pはリン化合物のモル数、Mはアルカリ金属化合物および/またはアルカリ土類金属化合物のモル数を表す。) - 多孔性中空繊維を製造するために用いられる、請求項4に記載の海島型複合繊維。
- 海成分の島成分に対する質量比率(海:島)が30:70〜80:20である、請求項4に記載の海島型複合繊維。
- 島成分の海成分に対する溶解速度比(島/海)が200以上である、請求項4に記載の海島型複合繊維。
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