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JP2018167480A - 印刷装置、印刷プログラム、及び印刷方法 - Google Patents

印刷装置、印刷プログラム、及び印刷方法 Download PDF

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JP2018167480A
JP2018167480A JP2017066894A JP2017066894A JP2018167480A JP 2018167480 A JP2018167480 A JP 2018167480A JP 2017066894 A JP2017066894 A JP 2017066894A JP 2017066894 A JP2017066894 A JP 2017066894A JP 2018167480 A JP2018167480 A JP 2018167480A
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純 宮澤
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Abstract

【課題】印刷処理が実行される印刷期間を短くすることが可能な印刷装置、印刷プログラム、及び印刷方法を提供する。【解決手段】印刷装置は、サーマルヘッドを加熱して印刷を行う印刷動作と、サーマルヘッドを加熱せず印刷を行わない非印刷動作(S203、S207)とを行う。印刷装置は、印刷動作を行う場合において、印刷イメージのうち第1特定範囲を印刷する第1印刷動作(S205)、第2特定範囲を印刷する第2印刷動作(S201)を実行する。印刷装置は、第1印刷動作を行う場合、可動ガイドを第1方向に移動させて印刷位置速度を第1速度に設定し、且つ、サーマルヘッドを加熱して印刷を行う。印刷装置は第2印刷動作を行う場合、印刷位置速度を、第1速度よりも速い第2速度に設定し、且つ、サーマルヘッドを加熱して印刷を行う。【選択図】図5

Description

本発明は、印刷装置、印刷プログラム、及び印刷方法に関する。
インクリボンを加熱して印刷を行う熱転写型の印刷装置が知られている。特許文献1は、印刷位置における包材の移動速度(以下、「印刷位置速度」という。)を、架台の移動によって制御することが可能な印刷装置を開示する。印刷位置速度は、架台が第1方向に移動したときに減少し、第1方向と反対の第2方向に移動したときに増加する。又、印刷装置は、包材の搬送速度が速すぎる場合、印刷を開始してから終了するまでの間、架台を第1方向に移動させて印刷位置速度を所定速度以下まで減少させる。一方、印刷装置は、包材の搬送速度が遅すぎる場合、印刷を開始してから終了するまでの間、架台を第2方向に移動させて印刷位置速度を所定速度以上まで増加させる。
特許第5935042号公報
上記印刷装置では、包材の搬送速度が速すぎる場合、印刷位置速度は、印刷が開始されてから終了されるまでの間、減少した状態で維持される。一例として、印刷対象となる画像の解像度が相対的に高い場合、印刷位置速度の減少によって搬送方向における印刷ドットの間隔を短くすることで、印刷の解像度も同様に高くすることが考えられる。しかし、上記印刷装置では、同じ画像中に解像度が相対的に高い部分と低い部分とが混在する場合でも、印刷開始から終了までの間、印刷位置速度が減少する。この場合、印刷処理が実行される印刷期間が長くなるという問題点がある。
本発明の目的は、印刷処理が実行される印刷期間を短くすることが可能な印刷装置、印刷プログラム、及び印刷方法を提供することである。
本発明の第1態様に係る印刷装置は、インクリボンを搬送する搬送機構と、前記インクリボンの搬送経路であるリボン経路に隣接し、印刷媒体に対する印刷を行うためのサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドに対向するプラテンと、前記印刷媒体の前記搬送経路である媒体経路において、前記プラテンから離間した位置に設けられ、第1方向と、前記第1方向と反対の第2方向とに移動可能な可動ガイドであって、前記第1方向に移動したときに、前記プラテンの位置における前記印刷媒体の移動速度である印刷位置速度が、前記可動ガイドに対して前記プラテンと反対側の前記媒体経路の位置における前記印刷媒体の移動速度である搬送位置速度よりも遅くなり、前記第2方向に移動したときに、前記印刷位置速度が前記搬送位置速度よりも速くなる可動ガイドと、前記可動ガイドを前記第1方向と前記第2方向とに移動させるモータと、印刷対象となる印刷イメージのうち第1特定範囲を印刷する第1印刷動作と、前記第1特定範囲と異なる第2特定範囲を印刷する第2印刷動作とを実行する第1制御手段であって、前記第1印刷動作は、前記モータの制御により前記可動ガイドを前記第1方向に移動させて前記印刷位置速度を第1速度に設定し、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行い、前記第2印刷動作は、前記モータの制御により、前記印刷位置速度を、前記第1速度よりも速い第2速度に設定し、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行う第1制御手段とを備えたことを特徴とする。
印刷装置は、印刷動作を行う場合において、印刷イメージのうち第1特定範囲を印刷する第1印刷動作と、第2特定範囲を印刷する第2印刷動作とを実行する。印刷装置は、第1印刷動作を実行する場合、印刷位置速度を第1速度としながらサーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行う。一方、印刷装置は、第2印刷動作を実行する場合、印刷位置速度を、第1速度よりも速い第2速度としながらサーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行う。つまり、印刷装置は、印刷イメージの印刷動作中において、印刷位置速度を第1速度と第2速度とに変更する。このため、印刷装置は、印刷動作中において、相対的に遅い第1速度で印刷位置速度が継続される場合と比べて、印刷動作に要する時間を短縮できる。
第1態様において、前記第1制御手段は、前記第2印刷動作を実行する場合において、前記可動ガイドを前記第1方向に移動させず、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行ってもよい。この場合、印刷装置は、第1印刷動作を実行する場合において可動ガイドを第1方向に移動させ、第2印刷動作を実行する場合において、可動ガイドを停止させるか又は第2方向に移動させる。この場合、印刷装置は、第2印刷動作時における印刷位置速度である第2速度を、第1印刷動作時における印刷位置速度である第1速度よりも速くできる。
第1態様において、前記第1制御手段は、前記サーマルヘッドを印刷を行わないように制御する非印刷動作をさらに行い、前記非印刷動作を行う場合において、前記モータの制御により前記可動ガイドを前記第2方向に移動させて、前記印刷位置速度を、前記第1速度よりも速い第3速度に設定してもよい。この場合、印刷装置は、非印刷動作に要する時間を短縮できる。従って、印刷装置は、加熱ガイドを第2方向に移動させない場合と比べて、印刷動作及び非印刷動作に要する時間を短縮できるので、印刷に要する全体時間を短縮できる。又、印刷装置は、印刷動作中において第1方向に移動する可動ガイドを、非印刷動作中において第2方向に移動させることで元に戻すことができる。従って、印刷装置は、印刷動作時において、可動ガイドを第1方向に移動させることが可能な状態を維持できる。
第1態様において、前記第3速度は、前記第2速度よりも速くてもよい。この場合、印刷装置は、非印刷動作時に可動ガイドが第2方向に移動する場合の移動量を大きくできるので、次の印刷動作時に可動ガイドを第1方向に適切に移動させることができる。
第1態様において、前記第1制御手段は、前記印刷イメージを前記印刷媒体に繰り返し印刷し、前記第1印刷動作、前記第2印刷動作、及び、前記非印刷動作のそれぞれが実行される時間を加算した合計時間は、前記印刷媒体において、n(nは整数)回目の前記印刷イメージの印刷が開始される第n位置と、n+1回目の前記印刷イメージの印刷が開始される第n+1位置との間の距離を前記搬送位置速度で除算した値と等しくてもよい。この場合、印刷位置速度を第1速度、第2速度、及び、第3速度に変化させた場合と、印刷位置速度が一定の場合とで、n回目に印刷イメージの印刷を行う第n印刷動作と、n+1回目に印刷イメージの印刷を行う第n+1印刷動作との間の間隔は一致する。このため、印刷装置は、印刷イメージが印刷媒体に繰り返し印刷される場合のそれぞれの合計時間を、印刷位置速度の変化に依らず一定にできる。従って、印刷装置は、印刷イメージの印刷を繰り返すことによって、一定速度で搬送される印刷媒体に対する印刷を適切に実行できる。
第1態様において、n回目に前記印刷イメージが印刷されるときの前記可動ガイドの位置と、n+1回目に前記印刷イメージが印刷されるときの前記可動ガイドの位置とが一致してもよい。この場合、印刷装置は、印刷イメージが繰り返し印刷される場合において、それぞれの期間における可動ガイドの駆動条件を共通化できる。
第1態様において、前記搬送機構を制御して前記インクリボンを搬送する第2制御手段であって、前記第1制御手段によって前記第1印刷動作が実行される場合、前記インクリボンを第4速度で搬送し、前記第1制御手段によって前記第2印刷動作が実行される場合、前記インクリボンを、前記第4速度よりも速い第5速度で搬送する第2制御手段を備えてもよい。この場合、印刷装置は、インクリボンの搬送速度を、印刷媒体の印刷位置速度に対応付けて制御できる。
第1態様において、前記第1特定範囲に対応する画像データの部分を前記第1速度に応じた第1解像度でリサンプリングし、前記第2特定範囲に対応する前記画像データの部分を前記第2速度に応じた第2解像度でリサンプリングすることで、前記画像データから印刷データを生成する生成手段を備え、前記第1制御手段は、前記生成手段によって生成された前記印刷データに基づいて、前記第1印刷動作及び前記第2印刷動作を行ってもよい。この場合、印刷装置は、それぞれが異なる解像度で示される複数の領域を含む印刷イメージを印刷する為の印刷データを、画像データに基づいて作成できる。
本発明の第2態様に係る印刷プログラムは、印刷装置のコンピュータに、印刷対象となる印刷イメージのうち第1特定範囲を印刷する場合において、前記印刷装置のサーマルヘッドに対向するプラテンの位置における印刷媒体の速度である印刷位置速度を変更する可動ガイドを移動させるモータの制御により、前記可動ガイドを第1方向に移動させて前記印刷位置速度を第1媒体速度に設定し、インクリボンを搬送する搬送機構を制御して前記インクリボンの搬送を第1リボン速度にて行い、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行う第1印刷ステップと、前記印刷イメージのうち前記第1特定範囲と異なる第2特定範囲を印刷する場合において、前記モータの制御により前記可動ガイドを前記第1方向に移動させず、前記搬送機構を制御して前記インクリボンの搬送を前記第1リボン速度よりも速い第2リボン速度にて行い、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行う第2印刷ステップとを実行させる。第2態様によれば、第1態様と同様の効果を奏することができる。
本発明の第3態様に係る印刷方法は、印刷対象となる印刷イメージのうち第1特定範囲を印刷する場合において、印刷装置のサーマルヘッドに対向するプラテンの位置における印刷媒体の速度である印刷位置速度を変更する可動ガイドを移動させるモータの制御により、前記可動ガイドを第1方向に移動させて前記印刷位置速度を第1媒体速度に設定し、インクリボンを搬送する搬送機構を制御して前記インクリボンの搬送を第1リボン速度にて行い、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行う第1印刷ステップと、前記印刷イメージのうち前記第1特定範囲と異なる第2特定範囲を印刷する場合において、前記モータの制御により前記可動ガイドを前記第1方向に移動させず、前記搬送機構を制御して前記インクリボンの搬送を前記第1リボン速度よりも速い第2リボン速度にて行い、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行う第2印刷ステップとを備えたことを特徴とする。第3態様によれば、第1態様と同様の効果を奏することができる。
本発明の第4態様に係る印刷装置は、インクリボンを搬送する搬送機構と、前記インクリボンの搬送経路であるリボン経路に隣接し、印刷媒体に対する印刷を行うためのサーマルヘッドと、印刷対象となる印刷イメージのうち第1特定範囲を印刷する第1印刷動作と、前記第1特定範囲と異なる第2特定範囲を印刷する第2印刷動作とを実行する第1制御手段であって、前記第1印刷動作は、前記印刷媒体の前記搬送経路である媒体経路において、前記サーマルヘッドに対向するプラテンに対して、前記印刷媒体の搬送経路である媒体経路に沿った方向に離間した位置に設けられ、第1方向と、前記第1方向と反対の第2方向とに移動可能な可動ガイドであって、前記第1方向に移動したときに、前記プラテンよりも上流側の前記媒体経路の長さを移動開始時点の長さよりも長くし、前記第2方向に移動したときに、前記プラテンよりも上流側の前記媒体経路の長さを移動開始時点の長さよりも短くする前記可動ガイドを前記第1方向に移動させて前記印刷位置速度を第1速度に設定し、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行い、前記第2印刷動作は、前記可動ガイドを移動させるモータの制御により、前記印刷位置速度を、前記第1速度よりも速い第2速度に設定し、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行う第1制御手段とを備えたことを特徴とする。第4態様によれば、第1態様と同様の効果を奏することができる。
印刷装置1及びリボンアッセンブリ90の概要を示す図である。 媒体制御部1Cの動作を示す図である。 印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。 印刷動作の概要を示す図である。 印刷期間及び休止期間を示すタイミングチャートである。 メイン処理を示すフローチャートである。 第1決定処理を示すフローチャートである。 印刷動作決定処理を示すフローチャートである。 非印刷動作決定処理を示すフローチャートである。 第2決定処理を示すフローチャートである。 印刷処理を示すフローチャートである。 休止処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。印刷装置1は、熱転写型の印刷装置である。図1に示すように、印刷装置1はフレーム10を有する。フレーム10は、後述するリボン制御部1A、及び、媒体制御部1Cを保持する。以下、図の説明の理解を助けるため、印刷装置1の上側、下側、左側、右側、前側、及び、後側を定義する。印刷装置1の上側、下側、左側、右側、前側、及び、後側は、図1の上側、下側、左側、右側、手前側、及び、奥側にそれぞれ対応する。
<リボン制御部1A>
リボン制御部1Aは、フレーム10の上下方向略中央よりも上側に配置される。リボン制御部1Aは、箱状の筐体20を有する。筐体20の内部に、金属製のベースプレート20Aが固定される。リボン装着部2、サーマルヘッド36、ガイド軸61〜65(総称して「ガイド軸60」という。)、制御部31(図3参照)、モータ81〜83(図3参照)は、ベースプレート20Aに設けられ、筐体20内に収容される。
<リボンアッセンブリ90>
リボン制御部1Aは、筐体20の内部に収容されるリボンアッセンブリ90のインクリボン9をサーマルヘッド36で加熱することによって、印刷媒体7に印刷を行う。リボンアッセンブリ90は、芯軸90A、90B、及び、インクリボン9を有する。芯軸90A、90Bは、それぞれ円筒状である。インクリボン9は帯状のフィルムであり、例えばポリエチレンテレフタラート(PET)などの基材の表面にインク層が塗布されている。インク層は、例えば、カーボンなどの色素成分と、ワックス及び/又はレジンなどのバインダー成分とを含む。インクは加熱により溶融し、印刷媒体7に転写される。インクリボン9は、必要に応じて、バックコート層、剥離層、接着層などの機能層を有してもよい。インクリボン9は、一端部が芯軸90Aの側面に接続され、他端部が芯軸90Bの側面に接続される。
リボンアッセンブリ90は、芯軸90Aにインクリボン9が巻回された状態で、リボン制御部1Aのリボン装着部2(後述)に装着される。芯軸90Aに巻回されたインクリボン9を、「供給ロール9A」という。インクリボン9は、サーマルヘッド36による印刷の過程で、芯軸90Aの供給ロール9Aから繰り出され、後述するサーマルヘッド36、及び、ガイド軸60によって案内され、芯軸90Bに巻き取られる。芯軸90Bに巻回されたインクリボン9を、「巻取ロール9B」という。インクリボン9が供給ロール9Aから繰り出されて巻取ロール9Bに巻き取られる場合の、芯軸90A、90Bのそれぞれの回転方向を、「正転方向」という。なお、インクリボン9は、芯軸90A、90Bがそれぞれ正転方向と反対方向(以下、「反転方向」という。)に回転することによって、巻取ロール9Bから繰り出されて供給ロール9Aに巻き取られる場合もある。
<リボン装着部2>
リボン装着部2は、第1シャフト21及び第2シャフト22を有する。第1シャフト21及び第2シャフト22は、それぞれ、前後方向に延びる回転軸を中心として回転可能である。第1シャフト21は、ベースプレート20Aの上下方向略中央、且つ、左右方向中央よりも右側に設けられる。第2シャフト22は、ベースプレート20Aの上下方向略中央、且つ、左右方向中央よりも左側に設けられる。第1シャフト21には、リボンアッセンブリ90の芯軸90Aに巻回された供給ロール9Aが装着される。第2シャフト22には、リボンアッセンブリ90の芯軸90Bに巻回された巻取ロール9Bが装着される。即ち、第1シャフト21及び第2シャフト22は、回転可能にベースプレート20Aに取り付けられたスピンドルである。第1シャフト21はモータ81(図3参照、後述)の回転軸に直結する。第1シャフト21は、モータ81の回転軸を中心として回転可能である。第2シャフト22はモータ82(図3参照、後述)に直結する。第2シャフト22は、モータ82の回転軸を中心として回転可能である。第1シャフト21及び第2シャフト22は、それぞれ異なるモータによって回転するので、それぞれ異なる回転速度で回転可能である。
第1シャフト21及び第2シャフト22が、リボン制御部1Aを前側から見た状態で反時計回りに回転するとき、芯軸90A、90Bは正転方向に回転する。このとき、インクリボン9は、供給ロール9Aから繰り出され、巻取ロール9Bに巻き取られる。第1シャフト21及び第2シャフト22が、リボン制御部1Aを前側から見た状態で時計回りに回転するとき、芯軸90A、90Bは反転方向に回転する。インクリボン9は、巻取ロール9Bから繰り出され、供給ロール9Aに巻き取られる。なお、芯軸90A、90Bの正転方向は、時計回り方向に限定されない。例えば、インクリボン9の巻回状態に応じて、供給ロール9A及び巻取ロール9Bの正転方向は、少なくとも一方が時計回り方向であってもよい。
第1シャフト21と第2シャフト22の回転に応じ、供給ロール9Aと巻取ロール9Bとの間に張り渡されるインクリボン9は、筐体20内で搬送される。インクリボン9は、後述するガイド軸60と接触することによって案内される。サーマルヘッド36(後述)は、供給ロール9Aと巻取ロール9Bとの間に張り渡されるインクリボン9に隣接して配置される。サーマルヘッド36、及び、ガイド軸60に沿ってインクリボン9が搬送されるときに通過する経路を、「リボン経路R」という。つまり、サーマルヘッド36は、供給ロール9Aと巻取ロール9Bとが、第1シャフト21及び第2シャフト22に装着されているか否かに関わらず、常にリボン経路Rに隣接しているといえる。
<サーマルヘッド36>
サーマルヘッド36は、前後方向においてベースプレート20Aの前面よりも前側に設けられる。又、サーマルヘッド36は、ベースプレート20Aの左右方向略中央、且つ、第1シャフト21及び第2シャフト22よりも下側に設けられる。サーマルヘッド36は、前後方向に直線状に並んだ複数の発熱素子を有するラインサーマルヘッドである。複数の発熱素子のそれぞれは、後述する制御部31(図3参照)から出力される信号に応じて選択的に発熱する。サーマルヘッド36は、リボン経路Rに隣接する。そのため、サーマルヘッド36、及び、ガイド軸60に沿ってインクリボン9が搬送される場合、サーマルヘッド36は、インクリボン9に隣接する。印刷装置1を用いた印刷が行われる場合、サーマルヘッド36は、ラック・ピニオンなどを有する非図示のヘッド保持機構によって、印刷位置36Aと印刷待機位置36Bとの間を上下方向に移動可能に保持される。印刷位置36Aは、サーマルヘッド36の下端部がプラテンローラ71(後述)に接する位置である。印刷待機位置36Bは、サーマルヘッド36の下端部がプラテンローラ71から離隔し、左右方向に延びるインクリボン9に接触又は近接する位置である。印刷位置36Aと印刷待機位置36Bとの間を移動するサーマルヘッド36は、サーマルヘッド36が印刷待機位置36Bに配置された時のインクリボン9のリボン経路Rと交差する。即ち、サーマルヘッド36がリボン経路Rに隣接するとは、印刷位置36Aと印刷待機位置36Bとの間を移動するサーマルヘッド36の移動経路と、リボン経路Rとが交わることを意味する。モータ83(図3参照)は、サーマルヘッド36を上下方向に移動させる。なお、供給ロール9A及び巻取ロール9Bをリボン制御部1Aに着脱する場合、サーマルヘッド36は、印刷待機位置36Bよりも上側の非図示の退避位置に移動される。
<ガイド軸61〜65>
ガイド軸61〜65は、それぞれ円柱状であり、ベースプレート20Aの前面から前側に向けて延びる。ガイド軸61〜65は、それぞれ、例えば、前後方向に延びる回転軸を中心として回転可能なローラである。ガイド軸61は、ベースプレート20Aのうち右上の隅近傍に設けられる。ガイド軸62は、ベースプレート20Aの右下の隅近傍に設けられる。ガイド軸63は、ベースプレート20Aのうち、印刷位置36Aに配置されたサーマルヘッド36の下端部に対して左斜め上側、言い換えれば、印刷待機位置36Bに配置されたサーマルヘッド36の下端部に対して左斜め下側の位置に設けられる。ガイド軸64は、ベースプレート20Aの左下の隅近傍に設けられる。ガイド軸65は、ベースプレート20Aの左上の隅近傍に設けられる。
ガイド軸61〜65のそれぞれの周面の一部にインクリボン9が接触する。インクリボン9のリボン経路Rは、第1シャフト21に装着された供給ロール9Aから右斜め上側に向けて延び、ガイド軸61に接触して方向を変え、ガイド軸62まで下側に延びる。インクリボン9のリボン経路Rは更に、ガイド軸62に接触して方向を変え、印刷位置36Aに配置されたサーマルヘッド36の下端部まで左側に向けて延びる。インクリボン9のリボン経路Rは更に、印刷位置36Aに配置されたサーマルヘッド36の下端部から左斜め上側に向けて延び、ガイド軸63に接触して方向を変え、ガイド軸64に向けて左側に延びる。インクリボン9のリボン経路Rは更に、ガイド軸64に接触して方向を変え、ガイド軸65に向けて上側に延びる。インクリボン9のリボン経路Rは更に、ガイド軸65に接触して方向を変え、巻取ロール9Bまで右斜め下側に延びる。リボンアッセンブリ90の芯軸90A、90Bがそれぞれ正転方向に回転することに応じ、インクリボン9は、ガイド軸62とサーマルヘッド36との間を左方向に移動する(矢印Y2)。
<速度センサ61A>
ガイド軸61は、ガイド軸61とインクリボン9との間に働く摩擦力によって、インクリボン9の搬送に追随して回転可能である。ガイド軸61に速度センサ61A(図3参照)が設けられる。速度センサ61Aは、例えばエンコーダを備える。エンコーダは、ガイド軸61の回転量を検知する。速度センサ61Aは、回転量を時間で割ることで、回転速度を特定する。速度センサ61Aは更に、既知であるガイド軸61の直径に基づいて、インクリボン9の搬送速度を特定する。速度センサ61Aは、インクリボン9の搬送速度を示す信号を出力する。
<媒体制御部1C>
媒体制御部1Cは、フレーム10の上下方向略中央よりも下側に配置される。媒体制御部1Cは、プラテンローラ71、可動ガイド72、ガイドローラ76A、76B、76C、76D、76E、76F(総称して「ガイドローラ76」という。)、及び、モータ85(図3参照)を有する。媒体制御部1Cは、印刷媒体7を搬送する。
<プラテンローラ71>
プラテンローラ71は、フレーム10の上下方向及び左右方向のそれぞれの略中央に設けられる。プラテンローラ71は円柱状を有し、前後方向に延びる回転軸を中心として回転可能である。プラテンローラ71は、印刷位置36Aに配置されたサーマルヘッド36の下側に対向する。プラテンローラ71は、サーマルヘッド36が印刷位置36Aに移動することに応じ、サーマルヘッド36に印刷媒体7を押し付ける。
<可動ガイド72>
可動ガイド72は、上下方向においてプラテンローラ71よりも下側に配置される。可動ガイド72とプラテンローラ71との間の距離は、印刷位置36Aに配置されたサーマルヘッド36とプラテンローラ71との間の距離よりも長い。つまり、可動ガイド72は、プラテンローラ71に対して下側に離間する。可動ガイド72は左右方向に移動可能である。可動ガイド72は、金属製のベースプレート720、及び、ガイドローラ72A、72Bを有する。ベースプレート720は、左右方向に延びる非図示のレールに係合する。ベースプレート720は、レールに沿って左右方向に移動可能である。ガイドローラ72A、72Bはそれぞれ、ベースプレート720の前面から前側に向けて延びる回転軸を中心として回転可能である。ガイドローラ72A、72Bは、左右方向に並ぶ。ガイドローラ72Aは、ガイドローラ72Bに対して右側に配置される。ガイドローラ72A、72Bは、ベースプレート720の移動に応じて、左右方向に移動する。
可動ガイド72の下側に、モータ85(図3参照)が設けられる。モータ85の回転軸と可動ガイド72とは、非図示の伝達機構によって連結する。伝達機構は、モータ85の回転軸の回転運動を並進運動に変換する。伝達機構として、ボールねじ、ラック・アンド・ピニオン、タイミングベルト、プーリー等が利用可能である。可動ガイド72は、モータ85の一方側への回転に応じて左方向に移動し、他方側への回転に応じて左方向に移動する。可動ガイド72の移動可能な方向(左右方向)のうち、左側に向かう方向を「第1方向」といい、右側に向かう方向を「第2方向」という。
可動ガイド72の左右方向の中心を「ガイド中心」と定義する。図2(A)に示すように、可動ガイド72が移動範囲の中心に配置された場合のガイド中心の位置を、M(0)と表記する。M(0)の位置は、プラテンローラ71の中心の左右方向の位置と一致する。図2(B)に示すように、可動ガイド72が移動範囲のうち最も第1方向側に配置された場合のガイド中心の位置を、M(m)と表記する。図2(C)に示すように、可動ガイド72が移動範囲のうち最も第2方向側に配置された場合のガイド中心の位置を、M(−m)と表記する。以下では、可動ガイド72のガイド中心の位置を、単に「可動ガイド72の位置」という。
<ガイドローラ76>
図1に示すように、ガイドローラ76は、前後方向に延びる回転軸を中心として回転可能である。ガイドローラ76A、76B、76Cは、左右方向においてプラテンローラ71よりも右側に配置される。ガイドローラ76B、76Cのそれぞれの左右方向の位置は略同一である。ガイドローラ76Aは、左右方向においてガイドローラ76B、76Cよりも右側に配置される。ガイドローラ76D、76E、76Fは、左右方向においてプラテンローラ71よりも左側に配置される。ガイドローラ76D、76Eのそれぞれの左右方向の位置は略同一である。ガイドローラ76Fは、左右方向においてガイドローラ76A、76Bよりも左側に配置される。ガイドローラ76C、76Dは、上下方向において可動ガイド72よりも上側に配置される。ガイドローラ76C、76Dの上下方向の位置は略同一である。ガイドローラ76A、76B、76E、76Fは、上下方向において可動ガイド72よりも下側に配置される。ガイドローラ76A、76Fの上下方向の位置は略同一である。ガイドローラ76B、76Eの上下方向の位置は略同一である。ガイドローラ76Aは、ガイドローラ76Bの右斜め下側に配置される。ガイドローラ76Fは、ガイドローラ76Eの左斜め下側に配置される。
図2(B)に示すように、可動ガイド72が第1方向側に最も移動した状態、即ち、可動ガイド72がM(m)に配置された状態で、ガイドローラ72Bの中心は、左右方向においてガイドローラ76D、76Eのそれぞれの中心よりも右側に配置される。図2(C)に示すように、可動ガイド72が第2方向側に最も移動した状態、即ち、可動ガイド72がM(−m)に配置された状態で、ガイドローラ72Aの中心は、左右方向においてガイドローラ76B、76Cのそれぞれの中心よりも左側に配置される。
図1に示すように、印刷媒体7は、印刷装置1の外部から供給される。印刷媒体7は、印刷装置1の内部において、プラテンローラ71、可動ガイド72のガイドローラ72A、72B、及び、ガイドローラ76の間に張り渡され、搬送される。プラテンローラ71、可動ガイド72のガイドローラ72A、72B、及び、ガイドローラ76に沿って印刷媒体7が搬送されるときに通過する経路を、「媒体経路P」という。印刷媒体7の媒体経路Pは、ガイドローラ76A、76B、72A、76C、プラテンローラ71、ガイドローラ76D、72B、76E、76Fのそれぞれに順番に接触して方向を変えながら延びる。印刷媒体7は、媒体経路Pに沿ってガイドローラ76Aからガイドローラ76Fに向けて移動する向き(矢印Y1の向き)に搬送される。
ガイドローラ76A〜76C、及び、可動ガイド72のガイドローラ72Aは、媒体経路Pにおいて、プラテンローラ71よりも上流側に配置される。ガイドローラ76D〜76F、及び、可動ガイド72のガイドローラ72Bは、媒体経路Pにおいて、プラテンローラ71よりも下流側に配置される。即ち、媒体経路Pにおいて、ガイドローラ72Aはプラテンローラ71に対して上流に離間する。媒体経路Pにおいて、ガイドローラ72Bはプラテンローラ71に対して下流に離間する。従って、ガイドローラ72A及びガイドローラ72Bを含む。可動ガイド72は、媒体経路Pにおいて、プラテンローラ71から離間した位置に配置されるといえる。
以下、図2に示すように、印刷媒体7のうちプラテンローラ71に接触する位置での移動速度を、「印刷位置速度」といい、Wpと表記する。印刷媒体7のうち可動ガイド72に対してプラテンローラ71と反対側の位置(即ち、ガイドローラ72Aよりも上流の位置、及び/又は、ガイドローラ72Bよりも下流の位置)での移動速度を、「搬送位置速度」といい、Wtと表記する。搬送位置速度Wtは、印刷装置1に対して外部から印刷媒体7が供給されるときの移動速度に対応する。図2(A)に示すように、可動ガイド72が静止した状態における印刷位置速度Wpを、Wp(a)と表記する。印刷位置速度Wp(a)は、搬送位置速度Wtと一致する。
一方、図2(B)に示すように、可動ガイド72が第1方向に移動することに応じ、プラテンローラ71よりも上流側の媒体経路Pは長くなり、プラテンローラ71よりも下流側の媒体経路Pは短くなる。この場合、印刷媒体7のうち可動ガイド72に対してプラテンローラ71側の部分に、上流側に向かう方向の力が作用する。このため、印刷位置速度Wpは搬送位置速度Wtよりも遅くなる。以下、可動ガイド72が第1方向に移動する場合の印刷位置速度Wpを、Wp(s)と表記する。他方、図2(C)に示すように、可動ガイド72が第2方向に移動することに応じ、プラテンローラ71よりも上流側の媒体経路Pは短くなり、プラテンローラ71よりも下流側の媒体経路Pは長くなる。この場合、印刷媒体7のうち可動ガイド72に対してプラテンローラ71側の部分に、下流側に向かう方向の力が作用する。このため、印刷位置速度Wpは搬送位置速度Wtよりも速くなる。以下、可動ガイド72が左側に移動する場合の印刷位置速度Wpを、Wp(f)と表記する。
<印刷装置1の電気的構成>
図3を参照し、印刷装置1の電気的構成について説明する。制御部31、記憶部32、サーマルヘッド36、モータ81〜モータ83、速度センサ61A、及び、通信インターフェース(通信I/F)33は、リボン制御部1Aに設けられる。モータ85は、媒体制御部1Cに設けられる。
制御部31は、印刷装置1を制御するCPUと、CPUの指示に応じて動作する各種の駆動回路とを含む。各種の駆動回路は、例えば、モータ81〜83、85(総称して「モータ80」という。)に信号(例えば、駆動電流)を供給するための回路、サーマルヘッド36に信号(例えば、駆動電流)を供給するための回路、及び、速度センサ61Aを動作させると共に受信した出力信号を検出するための回路などを含む。制御部31は、記憶部32、サーマルヘッド36、モータ80、速度センサ61A、及び、通信I/F33と、非図示のインターフェース回路を介して電気的に接続する。
記憶部32は、ROM、RAM、フラッシュメモリ等の各種記憶媒体を含む。記憶部32には、制御部31が実行する処理のプログラムが記憶される。プログラムは、例えば、後述する外部機器100から、後述する通信I/F33を介してダウンロードされてもよい。制御部31は、通信I/F33を介して外部機器100から取得したプログラムを、記憶部32に記憶してもよい。
記憶部32には、画像データが記憶される。画像データは、印刷イメージGを示す例えばビットマップ画像のデータである。制御部31は、画像データから印刷データを生成し、印刷データを記憶部32に記憶する(詳細は後述)。印刷データは、印刷イメージG(図5等参照)を印刷媒体7に印刷するためのデータである。印刷データには、複数のラインデータが含まれる。各ラインデータは、サーマルヘッド36の複数の発熱素子のうち通電により発熱させる発熱素子の位置を、印刷媒体7の幅方向に延びるライン毎に規定する。以下、各ラインデータを、「ラインデータ(x)」(xは整数)と表記する。xは、対応するラインが印刷される順番を示す。画像データ及び印刷データは、例えば、外部機器100から通信I/F33を介して受信されてもよい。制御部31は、受信された画像データ及び印刷データを、記憶部32に記憶してもよい
記憶部32には、設定解像度、搬送位置速度Wt、加熱周期Htが記憶される。設定解像度は、印刷時における解像度(第1解像度D1又は第2解像度D2、後述)の設定値である。設定解像度は、例えば、外部機器100から通信I/F33を介して受信されてもよい。制御部31は、受信された設定解像度を、記憶部32に記憶してもよい。搬送位置速度Wtは、例えば、通信I/F33を介して外部機器100から一定間隔で受信されてもよい。制御部31は、受信された搬送位置速度Wtを、記憶部32に記憶してもよい。又は、印刷媒体7の速度を計測する速度センサ(非図示)が印刷装置1に設けられてもよい。制御部31は、速度センサからの出力に基づいて搬送位置速度Wtを特定し、記憶部32に記憶してもよい。加熱周期Htは、サーマルヘッド36の複数の発熱素子に対する通電周期、言い換えれば、複数の発熱素子の発熱周期を示す。加熱周期Htは、印刷装置1に固有の値として記憶部32に予め記憶されてもよい。加熱周期Htとして、下限値及び上限値を含む所定範囲が記憶部32に記憶されてもよい。
記憶部32には更に、後述する第1速度Wp(1)、第2速度Wp(2)、第3速度Wp(3)、第1時間Tp1、第2時間Tp2、第3時間Tp3、印刷時間Tp、休止時間Tk、印刷周期Ts(図5参照)、供給ロール9A及び巻取ロール9Bのそれぞれの直径が記憶される。
モータ80は、パルス信号に同期して回転するステッピングモータである。モータ81は、制御部31から出力されるパルス信号に応じて第1シャフト21を回転させる。モータ82は、制御部31から出力されるパルス信号に応じて第2シャフト22を回転させる。モータ83は、制御部31から出力されるパルス信号に応じて回転し、サーマルヘッド36を、非図示のヘッド保持機構を介して、印刷位置36A(図1参照)、印刷待機位置36B(図1参照)、及び、非図示の退避位置の間で移動させる。モータ85は、制御部31から出力されるパルス信号に応じて回転し、可動ガイド72を第1方向又は第2方向に移動させる。
速度センサ61Aは、インクリボン9の搬送速度を示す信号を、制御部31に出力する。通信I/F33は、印刷装置1に接続される外部機器100との間で通信を行なうためのインターフェース素子である。外部機器100は、ユーザが印刷装置1に対して様々な指示を行うために使用される端末機器である。記憶部32に記憶される各種情報は、外部機器100を介して変更可能としてもよい。
<印刷装置1による印刷処理の概要>
印刷装置1による印刷処理の概要について説明する。印刷装置1は、印刷処理を実行することによって、印刷媒体7に印刷イメージGを繰り返し印刷する。以下では、印刷媒体7が搬送位置速度Wt(図2参照)で印刷装置1に供給される場合を前提とする。可動ガイド72が移動することに応じて印刷媒体7の印刷位置速度Wpが変化した場合、変化後の印刷位置速度Wpと一致する搬送速度でインクリボン9が搬送されるように、モータ81、82が制御される。以下、インクリボン9の搬送速度を、リボン速度Vという。
図1に示すように、サーマルヘッド36は印刷待機位置36Bに配置される。印刷を開始させるための指示が受け付けられた場合、モータ81、82(図3参照)は駆動し、第1シャフト21及び第2シャフト22が回転する。リボンアッセンブリ90の芯軸90A、芯軸90Bは、それぞれ正転方向に回転する。インクリボン9は、第1シャフト21の供給ロール9Aから繰り出され、第2シャフト22の巻取ロール9Bに巻き取られる。インクリボン9は、サーマルヘッド36と接触する部分が右側から左側に向けて移動する向き(矢印Y2の向き)に、リボン速度Vで搬送される。
リボン速度Vが印刷位置速度Wp(図2参照)まで上昇した場合、サーマルヘッド36は、印刷待機位置36Bから印刷位置36Aに移動する。サーマルヘッド36は、インクリボン9及び印刷媒体7を介してプラテンローラ71に上側から接する。インクリボン9は、サーマルヘッド36の移動に応じて印刷媒体7の印刷面に押しつけられる。プラテンローラ71は、印刷媒体7のうち印刷面と反対側の面に接触し、インクリボン9及び印刷媒体7をサーマルヘッド36に押しつける。インクリボン9及び印刷媒体7のそれぞれの搬送方向、及び、搬送速度は、それぞれが接触する位置において一致する。(リボン速度V=印刷位置速度Wp)。
記憶部32に記憶された印刷データに含まれるラインデータ(x)に基づいて、サーマルヘッド36が加熱される。図4(a)に示すように、インクリボン9の所定領域91のインクは、1ライン分ずつ印刷媒体7の印刷面に転写される。以上によって、印刷イメージG(1)が印刷媒体7に形成される。なお、印刷イメージG(1)の印刷中において、印刷媒体7及びインクリボン9は継続して同じ速度で搬送される。なお、理解を容易とするため、図4では、インクリボン9及び印刷媒体7が直線状に示され、且つ、それぞれが互いに離隔する。しかし実際には、インクリボン9及び印刷媒体7は曲折する場合がある。又、インクリボン9及び印刷媒体7は、少なくともサーマルヘッド36がインクリボン9に接触する位置で、互いに接触する。
印刷イメージG(1)が形成された後、サーマルヘッド36の加熱は停止される。図4(b)に示すように、サーマルヘッド36は、印刷位置36Aから印刷待機位置36B(図1参照)に移動する。モータ81、82の駆動は停止し、インクリボン9の搬送は停止される。以上によって、印刷イメージG(1)の印刷処理が終了する。なお、印刷媒体7は、搬送位置速度Wt(図2参照)で継続して印刷装置1に供給される。
印刷媒体7が所定距離L搬送された後、次の印刷を開始させるための指示が受け付けられたとする。次の印刷イメージG(2)の印刷処理が開始される。図4(c)に示すように、モータ81、82が駆動し、インクリボン9は搬送される。サーマルヘッド36は、印刷待機位置36Bから印刷位置36Aに移動する。サーマルヘッド36は、印刷位置36Aに移動した後加熱され、インクリボン9の所定領域92のインクが印刷媒体7の印刷面に1ライン分ずつ転写される。以上によって、印刷イメージG(2)が印刷媒体7に形成される。印刷イメージG(2)が形成された後、サーマルヘッド36の加熱は停止される。図4(d)に示すように、サーマルヘッド36は、印刷位置36Aから印刷待機位置36B(図1参照)に移動する。インクリボン9の搬送は停止される。以上によって、印刷イメージG(2)の印刷処理が終了する。次の印刷イメージG(3)の印刷(図4(e)参照)の説明は省略する。
上記のように、印刷装置1は、印刷イメージG(G(1)、G(2)、・・・)を印刷する印刷処理を、印刷終了の指示が受け付けられるまで繰り返す。この場合、図5に示すように、印刷イメージGが印刷媒体7に形成される期間(図4(a)(c)(e)参照、「印刷期間」という。)と、連続する2つの印刷期間の間で印刷イメージGが形成されない期間(図4(b)(d)参照、「休止期間」という。)とを交互に切り替えながら印刷が行われる。なお、印刷期間の少なくとも一部の期間において、サーマルヘッド36が加熱され、インクリボン9のインクが印刷媒体7に転写される。一方、休止期間においてサーマルヘッド36は加熱されない。
以下、印刷を開始させるための指示を最初に受けてからx回目の印刷期間を、「第x印刷期間」という。第x印刷期間の次の休止期間を、「第x休止期間」という。第x印刷期間において印刷媒体7に形成される印刷イメージGを、「印刷イメージG(x)」という。印刷媒体7のうち、印刷イメージG(x)の形成が開始される位置を、「第x位置」という。印刷期間の時間を、「印刷時間Tp」という。休止期間の時間を「休止時間Tk」という。印刷イメージGが印刷媒体7に形成される周期、即ち、第x印刷期間と第x+1印刷期間とのそれぞれの開始時点の間の時間を、「印刷周期Ts」という。印刷周期Tsは、印刷時間Tpと休止時間Tkとを加算した値と等しい。
<印刷動作(第1印刷動作、第2印刷動作)及び非印刷動作の概要>
図5において、印刷イメージGは、第1特定範囲、第2特定範囲、及び、第3特定範囲を含む。第1特定範囲は、解像度の相対的に高い印刷対象(例えば、バーコード等)が含まれる範囲を示す。第2特定範囲は、解像度の相対的に低い印刷対象(例えは、文字列等)が含まれる範囲を示す。第3特定範囲は、印刷対象が含まれない範囲を示す。以下、第1特定範囲の印刷対象の解像度を、「第1解像度D1」という。第2特定範囲の印刷対象の解像度を、「第2解像度D2」という。
ここで、印刷装置1によって印刷媒体7に印刷される印刷イメージGの解像度と、印刷媒体7の印刷位置速度Wp[mm/s]とは、以下の式(1)の関係を有する。なお、解像度をD[dot/inch]と表記する。サーマルヘッド36の発熱素子の加熱周期(通電周期)を、Ht[s/dot]と表記する。
Wp=(25.4[mm/inch]/D)/Ht・・・(1)
つまり、印刷位置速度Wpと解像度Dとは、加熱周期Htを固定値とした場合において反比例の関係を有する。
制御部31は、印刷イメージGの第1特定範囲及び第2特定範囲をそれぞれ適切な解像度で印刷するために、第1解像度D1及び第2解像度D2に基づいて特定される印刷位置速度Wpで印刷媒体7を搬送する必要がある。これに対し、図2に示すように、印刷位置速度Wpは、可動ガイド72が第1方向に移動することに応じて搬送位置速度Wtよりも遅くなり、Wp(s)となる(図2(B)参照)。一方、印刷位置速度Wpは、可動ガイド72が第2方向に移動することに応じて搬送位置速度Wtよりも速くなり、Wp(f)となる(図2(C)参照)。このため制御部31は、印刷イメージGの第1特定範囲及び第2特定範囲の解像度に応じて、可動ガイド72を第1方向又は第2方向に移動させ、印刷位置速度Wpを調整する。
しかし、可動ガイド72の移動可能な範囲は、M(−m)〜M(m)(図2参照)に制限される。従って、可動ガイド72が第1方向に移動してM(−m)に到達した場合、制御部31は、可動ガイド72を更に第1方向に移動させることができない。この場合、制御部31は、印刷位置速度Wpを搬送位置速度Wtよりも遅くできない。同様に、可動ガイド72が第2方向に移動してM(+m)まで到達した場合、制御部31は、可動ガイド72を更に第2方向に移動させることができない。この場合、制御部31は、印刷位置速度Wpを搬送位置速度Wtよりも速くできない。これらの場合、印刷イメージGの解像度に応じた印刷位置速度Wpとすることができない可能性がある。これに対して制御部31は、解像度に応じた印刷位置速度Wpで印刷媒体7を搬送できる状態を維持するために、印刷期間のうち第3特定範囲に対応する期間、及び休止期間についても、可動ガイド72を移動させる。以下、印刷イメージGの第1特定範囲を印刷する動作を、「第1印刷動作」という。印刷イメージGの第2特定範囲を印刷する動作を「第2印刷動作」という。印刷イメージGの第3特定範囲、及び、休止期間における動作、即ち、サーマルヘッド36を加熱せず印刷を行わない動作を、「非印刷動作」という。
図5を参照し、具体例を挙げて説明する。印刷イメージG(n)の第1特定範囲を第1解像度D1で印刷するための印刷位置速度Wpが、搬送位置速度Wtより遅いWp(1)(「第1速度」という。)であるとする。印刷イメージG(n)の第2特定範囲を第2解像度D2で印刷するための印刷位置速度Wpが、搬送位置速度Wtより遅いWp(2)(「第2速度」という。)であるとする。なお、第2解像度D2は第1解像度D1よりも小さいので、第2速度Wp(2)は第1速度Wp(1)よりも速くなる。このため、Wt>Wp(2)>Wp(1)の関係が成立する。なお、第1速度Wp(1)及び第2速度Wp(2)は、何れも搬送位置速度Wtより遅いため、制御部31は、可動ガイド72を第1方向に移動させる必要がある。
第n印刷期間において、制御部31は、印刷イメージG(n)の第2特定範囲を印刷媒体7に形成させるため、第2印刷動作を実行する(S201)。この場合、制御部31は、印刷位置速度Wpを第2速度Wp(2)とするために、モータ85を制御して可動ガイド72を第1方向に移動させる(S202、図2(B)参照)。又、制御部31は、第2速度Wp(2)と一致するリボン速度V(「第5速度V5」という。)でインクリボン9を搬送するために、モータ81、82を制御する。同時に制御部31は、記憶部32に記憶された印刷データに基づいてサーマルヘッド36を加熱させる。これによって、印刷イメージG(n)の第2特定範囲は、第2解像度D2で印刷媒体7に形成される。
又、制御部31は、第2印刷動作(S201)及び後述する非印刷動作(S203)の終了後、印刷イメージG(n)の第1特定範囲を印刷媒体7に形成させるため、第1印刷動作を実行する(S205)。この場合、制御部31は、印刷位置速度Wpを第1速度Wp(1)とするために、モータ85を制御して可動ガイド72を第1方向に移動させる(S206、図2(B)参照)。又、制御部31は、第1速度Wp(1)と一致するリボン速度V(「第4速度V4」という。)でインクリボン9を搬送するために、モータ81、82を制御する。なお、第1速度Wp(1)は第2速度Wp(2)よりも遅いので、第4速度V4は第5速度V5よりも遅い。同時に制御部31は、記憶部32に記憶された印刷データに基づいてサーマルヘッド36を加熱させる。これによって、印刷イメージG(n)の第1特定範囲は、第1解像度D1で印刷媒体7に印刷される。
一方、制御部31は、第2印刷動作(S201)の実行後、第n印刷期間中において、印刷イメージG(n)の第3特定範囲に対応する非印刷動作を実行する(S203)。この場合、制御部31は、可動ガイド72がM(−m)(図2参照)まで移動して第1方向に移動できなくなることを抑制するため、可動ガイド72を第2方向に移動させる(S204、図2(C)参照)。印刷位置速度Wpは、搬送位置速度Wtよりも速いWp(3)(「第3速度」という。)となる。又、制御部31は、第n印刷期間の次の第n休止期間において、非印刷動作を実行する(S207)。この場合、制御部31は、印刷位置速度Wpを第3速度Wp(3)とするために可動ガイド72を第2方向に移動させる(S208、図2(C)参照)。なお、第1速度〜第3速度はそれぞれ、Wp(3)>Wt>Wp(2)>Wp(1)の関係を満たす。
上記において、制御部31は、第n印刷期間において第n位置に印刷イメージG(n)が印刷開始されるときの可動ガイド72の位置と、第n+1印刷期間において第n+1位置に印刷イメージG(n+1)が印刷開始されるときの可動ガイド72の位置とが一致するように、第3速度Wp(3)を決定する。つまり、第n印刷期間及び第n休止期間において、可動ガイド72の第1方向の移動量の合計と、第2方向の移動量の合計とは一致する。
更に、図5に示すように、第n印刷期間のうち第1印刷動作(S205)、第2印刷動作(S201)、非印刷動作(S203)が実行されるそれぞれの期間の時間を、第1時間Tp1、第2時間Tp2、第3時間Tp3と表記する。印刷媒体7における第n位置と第n+1位置との間の距離をLsと表記する。この場合、印刷周期Tsは、以下の式(2)で示される。
Ts=Tp1+Tp2+Tp3+Tk・・・(2)
これに対して制御部31は、印刷媒体7が搬送位置速度Wtで距離Ls分搬送される場合の時間が印刷周期Tsと一致するように、第1時間Tp1、第2時間Tp2、第3時間Tp3、及び、休止時間Tkを特定する。つまり、以下の式(3)の関係が成立する。
Ts=Tp1+Tp2+Tp3+Tk=Ls/Wt・・・(3)
このため、可動ガイド72が移動する場合と静止した場合とで、印刷媒体7に繰り返し形成される複数の印刷イメージGのそれぞれの間の間隔は等しくなる。
なお、上記の具体例では、第2速度Wp(2)が搬送位置速度Wtよりも遅いことを前提とした。これに対し、第2速度Wp(2)は搬送位置速度Wtと同値でもよい(Wp(2)=Wt)。この場合、制御部31は、印刷位置速度Wpを第2速度Wp(2)とするために、モータ85を制御して回転を停止させ、可動ガイド72を静止させる(図2(A)参照)。又、第2速度Wp(2)は搬送位置速度Wtより速くてもよい(Wp(2)>Wt)。この場合、制御部31は、印刷位置速度Wpを第2速度Wp(2)とするために、モータ85を制御して可動ガイド72を第2方向に移動させる(S202、図2(C)。更に、上記の具体例では、第3速度Wp(3)が第2速度Wp(2)よりも速いことを前提とした。これに対し、第3速度Wp(3)が搬送位置速度Wtよりも速いという条件を満たす限り、第2速度Wp(2)と第3速度Wp(3)とを同値としてもよい(Wp(2)=Wp(3)>Wt)し、第3速度Wp(3)は第2速度Wp(2)より遅くてもよい(Wp(2)>Wp(3)>Wt)。
<メイン処理>
図6〜図12を参照し、メイン処理について説明する。メイン処理は、印刷装置1の電源が投入された場合、記憶部32に記憶されたプログラムを制御部31が読み出して実行することによって開始される。
制御部31は、供給ロール9A及び巻取ロール9Bの直径を計測し、記憶部32に記憶する(S1)。計測された供給ロール9A及び巻取ロール9Bの直径は、所望するリボン速度Vでインクリボン9を搬送させるためのモータ81、82の駆動条件を特定する場合に必要となる。なぜならば、供給ロール9Aから繰り出されるインクリボン9の量は、第1シャフト21の回転量を所定値とした場合でも、供給ロール9Aの直径に応じて変化する為である。同様に、巻取ロール9Bによって巻き取られるインクリボン9の量は、第2シャフト22の回転量を所定値とした場合でも、巻取ロール9Bの直径に応じて変化するためである。
供給ロール9A及び巻取ロール9Bの直径は、様々な方法で計測が可能である。例えば、制御部31は、モータ81、82を所定の回転速度で所定の回転数分回転させ、供給ロール9Aから巻取ロール9Bに向けてインクリボン9を搬送させる。制御部31は、モータ81、82のそれぞれの回転中に速度センサ61Aから出力される信号を取得し、インクリボン9の搬送速度を特定する。制御部31は、モータ81の回転速度とインクリボン9の搬送速度とから、供給ロール9Aの直径を算出する。制御部31は、モータ82の回転速度とインクリボン9の搬送速度とから、巻取ロール9Bの直径を算出する。
制御部31は、印刷イメージGの第1特定範囲(例えばバーコード、図5参照)及び第2特定範囲(例えば文字列、図5参照)の少なくとも何れかの位置を設定する設定操作が、外部機器100を介して入力されたか判定する(S3)。制御部31は、設定操作が入力されていないと判定された場合(S3:NO)、S3の処理を繰り返す。制御部31は、設定操作が入力されたと判定された場合(S3:YES)、処理をS5に進める。
制御部31は、印刷イメージGの第1特定範囲の設定操作が行われている場合、第1特定範囲の解像度として、記憶部32に記憶された設定解像度に基づいて第1解像度D1(例えば、300dpi)を設定する(S5)。制御部31は、印刷イメージGの第2特定範囲が設定されている場合、第2特定範囲の解像度として、記憶部32に記憶された設定解像度に基づいて第2解像度D2(例えば、150dpi)を設定する(S5)。なお、第1解像度D1及び第2解像度として設定される値は、上記の具体例に限定されない。又、例えば制御部31は、S5の処理を実行する場合、外部機器100から通信I/F33を介して受信された値を、第1解像度D1及び第2解像度D2として設定してもよい。
制御部31は、S5において設定された解像度に応じて、印刷イメージGを示す画像データであって記憶部32に記憶された画像データから、印刷データを次のようにして生成する(S6)。例えば、画像データによって示される印刷イメージGが、第1解像度D1以上の単一の解像度を有すると仮定する。この場合、制御部31は、印刷イメージGにおける第1特定範囲に対応する範囲の画素を、第1解像度D1でリサンプリングする。制御部31は、印刷イメージにおける第2特定範囲及び第3特定範囲に対応する範囲の画素を、第2解像度D2でリサンプリングする。但し、第3特定範囲は印刷されないため、任意の解像度でリサンプリングされてもよい。そして、制御部31は、リサンプリングされたそれぞれの印刷イメージGを示す画素データに基づいて、印刷データを生成する。なお、記憶部32に記憶された画像データが、予め異なる設定解像度での印刷イメージGの印刷に対応可能に作り込まれている場合、制御部31は、リサンプリングを行わずに、画像データから印刷データを直接生成してもよい。記憶部32に記憶された画像データが、異なる設定解像度での印刷イメージGの印刷に対応可能か否かは、例えば、ユーザからの入力に基づいて判断されてよい。あるいは、後述の印刷処理(図11参照)において、解像度に応じて1ラインの印刷(S117)を所定間隔でスキップするような制御を行うのであれば、制御部31は、リサンプリングを行わずに、画像データから印刷データを直接生成してもよい。
制御部31は、第1速度Wp(1)、第2速度Wp(2)、及び、第3速度Wp(3)を決定するため、第1決定処理(図7参照)を実行する(S7)。図7を参照し、第1決定処理について説明する。制御部31は、S3(図6参照)の処理によって第1特定範囲の設定操作が入力されたか判定する(S21)。制御部31は、第1特定範囲の設定操作が入力されていないと判定された場合(S21:NO)、処理をS29に進める。制御部31は、第1特定範囲の設定操作が入力されたと判定された場合(S21:YES)、印刷動作決定処理(図8参照)を実行する(S23)。
図8を参照し、印刷動作決定処理について説明する。制御部31は、S5(図6参照)の処理によって設定された第1解像度D1を取得する(S51)。制御部31は、記憶部32に記憶された加熱周期Htを取得する(S53)。制御部31は、第1解像度D1及び加熱周期Htを式(1)に代入することによって、印刷位置速度Wpを算出する(S55)。なお、加熱周期Htとして下限値及び上限値が記憶部32に記憶されている場合、第1解像度D1の算出時において、加熱周期Htの下限値が式(1)に代入される。一方、第2解像度D2の算出時には、加熱周期Htの下限値及び上限値の間の何れかの値が式(1)に代入される。なお、算出される印刷位置速度Wpは、第1特定範囲を第1解像度D1で印刷するための第1速度Wp(1)に対応する。算出される第1速度Wp(1)は、常に搬送位置速度Wtよりも遅くなる。制御部31は印刷動作決定処理を終了させ、処理を第1決定処理(図7参照)に戻す。
図7に示すように、制御部31は、印刷動作決定処理(S23)によって算出された第1速度Wp(1)を記憶部32に記憶する(S25)。制御部31は、第1特定範囲の搬送方向の長さを、入力された設定操作(S3(図6参照))に基づいて特定する。制御部31は、特定された第1特定範囲の搬送方向の長さを第1速度Wp(1)で除算することによって、第1印刷動作(S205、図5参照)の第1時間Tp1を算出する。制御部31は、算出された第1時間Tp1を記憶部32に記憶する(S27)。制御部31は、処理をS29に進める。
制御部31は、S3(図6参照)の処理によって第2特定範囲の設定操作が入力されているか判定する(S29)。制御部31は、第2特定範囲の設定操作が入力されていないと判定された場合(S29:NO)、処理をS37に進める。制御部31は、第2特定範囲の設定操作が入力されていると判定された場合(S29:YES)、印刷動作決定処理(図8参照)を実行する(S31)。
制御部31は、S23の処理によって実行される印刷動作決定処理と同様の処理を、S5(図6参照)の処理によって設定された第2解像度D2に基づいて実行する。これによって、第2特定範囲を第2解像度D2で印刷するための第2速度Wp(2)が算出される。制御部31は、印刷動作決定処理によって算出された第2速度Wp(2)を記憶部32に記憶する(S33)。制御部31は、第2特定範囲の搬送方向の長さを、入力された設定操作(S3(図6参照))に基づいて特定する。制御部31は、特定された第2特定範囲の搬送方向の長さを第2速度Wp(2)で除算することによって、第2印刷動作(S201、図5参照)の第2時間Tp2を算出する。制御部31は、算出された第2時間Tp2を記憶部32に記憶する(S35)。制御部31は、処理をS37に進める。
制御部31は、非印刷動作決定処理(図9参照)を実行する(S37)。図9を参照し、非印刷動作決定処理について説明する。制御部31は、記憶部32に記憶された搬送位置速度Wtを取得する(S61)。制御部31は、記憶部32に記憶された印刷周期Tsを取得する(S63)。制御部31は、印刷周期Tsの範囲で搬送位置速度Wtを時間積分する(S65)。算出結果は、印刷媒体7が搬送位置速度Wtで印刷周期Tsの間搬送された場合の距離Ls(図5参照)を示す(式(3)参照)。
制御部31は、S25(図7参照)の処理によって記憶部32に記憶された第1速度Wp(1)を取得する(S67)。制御部31は、S27(図7参照)の処理によって記憶部32に記憶された第1時間Tp1を取得する(S67)。制御部31は、S33(図7参照)の処理によって記憶部32に記憶された第2速度Wp(2)を取得する(S69)。制御部31は、S35(図7参照)の処理によって記憶部32に記憶された第2時間Tp2を取得する(S69)。
制御部31は、第1時間Tp1の範囲で第1速度Wp(1)を時間積分する(S71)。算出結果は、印刷媒体7が第1印刷動作(S205、図5参照)の間に搬送される距離を示す。以下、算出される距離をS1と表記する。制御部31は、第2時間Tp2の範囲で第2速度Wp(2)を時間積分する(S71)。算出結果は、印刷媒体7が第2印刷動作(S201、図5参照)の間に搬送される距離を示す。以下、算出される距離をS2と表記する。制御部31は、搬送距離S1、S2を加算する(S73)。算出結果は、第1印刷動作及び第2印刷動作の間に印刷媒体7が搬送される距離を示す。以下、算出される距離を、Sp(=S1+S2)と表記する。
制御部31は、S65の処理によって算出された距離Lsから、S73の処理によって算出された距離Spを減算する(S75)。算出結果は、非印刷動作(S203、S207、図5参照)の間に印刷媒体7が搬送される距離を示す。以下、算出される距離をSkと表記する。制御部31は、印刷周期Tsから、第1時間Tp1及び第2時間Tp2を減算することによって、非印刷動作が実行される時間を算出する(S77)。なお、算出される時間は、第n印刷期間に非印刷動作(S203、図5参照)が実行される時間である第3時間Tp3と、第n休止期間に非印刷動作(S207、図5参照)が実行される時間である休止時間Tkとを加算した値(Tp3+Tk)と一致する。
制御部31は、S75の処理によって算出された距離Skを、S77の処理によって算出された時間Tp3+Tkによって除算する(S79)。算出される値は、非印刷動作中における印刷位置速度Wpである第3速度Wp(3)に対応する。算出される第3速度Wp(3)は、常に、第1速度Wp(1)、第2速度Wp(2)、搬送位置速度Wtの何れよりも速くなる。制御部31は、非印刷動作決定処理を終了し、処理を第1決定処理(図7参照)に戻す。
なお上記において、第1速度Vp(1)、第2速度Vp(2)、第3速度Vp(3)はそれぞれ時間変化しないため、非印刷動作決定処理のS65〜S79の結果から、以下の式(4)(4−1〜4−4)の関係が成立することになる。
S1+S2+Sk=Wt×Ts=Ls ・・・(4−1)(S65参照)
S1=Wp(1)×Tp1 ・・・(4−2)(S71参照)
S2=Wp(2)×Tp2 ・・・(4−3)(S71参照)
Sk=Wp(3)×(Tp3+Tk) ・・・(4−4)
搬送距離S1は、第1印刷動作の間に搬送されるインクリボン9の距離を示す。搬送距離S2は、第2印刷動作の間に搬送されるインクリボン9の距離を示す。距離Skは、非印刷動作の間に搬送されるインクリボン9の距離を示す。このため、可動ガイド72の移動によって第1速度Wp(1)、第2速度Wp(2)、第3速度Wp(3)の何れかに切り替えられながら搬送される場合のインクリボン9の搬送距離と、可動ガイド72が移動しない場合に印刷周期Ts間に搬送されるインクリボン9の搬送距離とは一致する。
図7に示すように、制御部31は、非印刷動作決定処理(S37)の終了後、算出された第3速度Wp(3)を記憶部32に記憶する(S39)。制御部31は第1決定処理を終了させ、処理をメイン処理(図6参照)に戻す。
図6に示すように、制御部31は、第1決定処理(S7参照)の終了後、第1速度Wp(1)、第2速度Wp(2)、第3速度Wp(3)で印刷媒体7を搬送させるための可動ガイド72の駆動条件を決定するため、第2決定処理(図10参照)を実行する(S9)。
図10を参照し、第2決定処理について説明する。制御部31は、変数xに1を設定する(S81)。制御部31は、記憶部32に記憶された印刷データから、ラインデータ(x)を選択する(S83)。制御部31は、選択されたラインデータ(x)が印刷イメージGの第1特定範囲に対応する場合、第1速度Wp(1)を取得する。制御部31は、選択されたラインデータ(x)が印刷イメージGの第2特定範囲に対応する場合、第2速度Wp(2)を取得する。制御部31は、選択されたラインデータ(x)が印刷イメージGの第3特定範囲に対応する場合、第3速度Wp(3)を取得する(S83)。
制御部31は、前回のS83の処理によって選択されたラインデータ(x−1)と、今回のS83の処理によって選択されたラインデータ(x)とが、同じ特定範囲(第1〜第3特定範囲の何れか)に対応するか判定する(S85)。制御部31は、2つのラインデータが同じ特定範囲に対応すると判定された場合(S85:YES)、処理をS97に進める。制御部31は、異なる特定範囲に対応すると判定された場合(S85:NO)、処理をS87に進める。なお、制御部31は、xに1が設定されている場合、異なる特定範囲に対応すると判定する(S85:NO)。
制御部31は、ラインデータ(x)が第1特定範囲に対応するか判定する(S87)。制御部31は、ラインデータ(x)が第1特定範囲に対応すると判定された場合(S87:YES)、記憶部32に記憶された第1速度Wp(1)で印刷媒体7を搬送するための可動ガイド72の移動方向及び移動速度(以下、「第1駆動条件」という。)を決定し、記憶部32に記憶する(S89)。なお、第1速度Wp(1)は搬送位置速度Wtよりも常に遅く設定されるので、可動ガイド72の移動方向は第1方向に決定される。制御部31は、処理をS97に進める。
制御部31は、ラインデータ(x)が第1特定範囲に対応しないと判定された場合(S87:NO)、第2特定範囲に対応するか判定する(S91)。制御部31は、ラインデータ(x)が第2特定範囲に対応すると判定された場合(S91:YES)、記憶部32に記憶された第2速度Wp(2)で印刷媒体7を搬送するための可動ガイド72の移動方向及び移動速度(以下、「第2駆動条件」という。)を決定し、記憶部32に記憶する(S93)。なお、第2速度Wp(2)が搬送位置速度Wtよりも遅い場合、可動ガイド72の移動方向は第1方向に決定される。第2速度Wp(2)が搬送位置速度Wtよりも速い場合、可動ガイド72の移動方向は第2方向に決定される。第2速度Wp(2)が搬送位置速度Wtと一致する場合、可動ガイド72の移動方向は設定されない。制御部31は、処理をS97に進める。
制御部31は、ラインデータ(x)が第2特定範囲に対応しないと判定された場合(S91:NO)、第3特定範囲に対応すると判定する。制御部31は、記憶部32に記憶された第3速度Wp(3)で印刷媒体7を搬送するための可動ガイド72の移動方向及び移動速度(以下、「第3駆動条件」という。)を決定し、記憶部32に記憶する(S95)。なお、第3速度Wp(3)は搬送位置速度Wtよりも常に速く設定されるので、可動ガイド72の移動方向は第2方向に決定される。制御部31は、処理をS97に進める。
制御部31は、S83の処理によって、印刷データに含まれるラインデータが全て選択されたか判定する(S97)。制御部31は、ラインデータが全て選択されていないと判定された場合(S97:NO)、xに1加算して更新する(S99)。制御部31は、処理をS83に戻す。制御部31は、更新されたxに基づき、ラインデータ(x)を選択し(S83)、S85〜S95の処理を繰り返す。制御部31は、印刷データに含まれるラインデータが全て選択されたと判定された場合(S97:YES)、第2決定処理を終了させ、処理をメイン処理(図6参照)に戻す。
図6に示すように、制御部31は、第2決定処理(S9)の終了後、可動ガイド72の初期位置を決定する(S11)。具体的には、制御部31は、印刷期間に印刷動作(S201、S205、図5参照)及び非印刷動作(S203、図5参照)が実行された場合において、可動ガイド72が位置M(m)、M(−m)の何れにも到達しないように、可動ガイド72の初期位置を決定する。なお、制御部31は、可動ガイド72の初期位置を位置M(0)としてもよいし、位置M(−m)としてもよい。可動ガイド72の初期位置を位置M(−m)とする場合、位置M(−m)の位置にリミットスイッチを設け、リミットスイッチによって可動ガイド72の初期位置が検出されてもよい。制御部31は、可動ガイド72が位置M(−m)の位置に配置された場合、可動ガイド72の第2方向への移動を制限し、第1方向にのみ移動可能としてもよい。但し、第1方向に可動ガイド72が移動することに応じて、第1解像度D1での印刷が可能となるため、可動ガイド72の第2方向への移動が制限されても、印刷イメージGを適切に印刷できる。
制御部31は、印刷を終了させるための指示が外部機器100を介して入力されたか判定する(S13)、制御部31は、印刷を終了させるための指示が入力されていないと判定された場合(S13:NO)、処理をS15に進める。制御部31は、印刷を開始させるための指示が入力されたか判定する(S15)。この指示は、例えば、外部機器100を介して周期的に入力される。制御部31は、印刷を開始させるための指示が入力されていないと判定された場合(S15:NO)、処理をS13に戻す。制御部31は、印刷を開始させるための指示が入力されたと判定された場合(S15:YES)、入力された指示の周期を、記憶部32に記憶された印刷周期として設定する。制御部31は、印刷期間(図5参照)において印刷動作及び非印刷動作を実行するため、印刷処理(図11参照)を実行する(S17)。
図11を参照し、印刷処理について説明する。制御部31は、変数xに1を設定する(S101)。制御部31はモータ83を駆動し、サーマルヘッド36を印刷待機位置36B(図1参照)から印刷位置36A(図1参照)まで移動させる。制御部31は、記憶部32に記憶された印刷データから、ラインデータ(x)を選択する。
制御部31は、選択されたラインデータ(x)が印刷イメージGの第1特定範囲に対応するか判定する(S103)。制御部31は、第1特定範囲に対応すると判定された場合(S103:YES)、S89(図10参照)の処理によって記憶部32に記憶された第1駆動条件、即ち、第1速度Wp(1)で印刷媒体7を搬送するための可動ガイド72の移動方向及び移動速度を取得する(S105)。制御部31は、選択されたラインデータ(x)が第1特定範囲に対応しないと判定された場合(S103:NO)、第2特定範囲に対応するか判定する(S107)。制御部31は、第2特定範囲に対応すると判定された場合(S107:YES)、S93(図10参照)の処理によって記憶部32に記憶された第2駆動条件、即ち、第2速度Wp(2)で印刷媒体7を搬送するための可動ガイド72の移動方向及び移動速度を取得する(S109)。制御部31は、選択されたラインデータ(x)が第2特定範囲に対応しないと判定された場合(S107:NO)、第3特定範囲に対応すると判定する。制御部31は、S95(図10参照)の処理によって記憶部32に記憶された第3駆動条件、即ち、第3速度Wp(3)で印刷媒体7を搬送するための可動ガイド72の移動方向及び移動速度を取得する(S111)。制御部31は、処理をS113に進める。
制御部31は、S105、S107、S111の何れかの処理によって取得された駆動条件で可動ガイド72を移動させるために、モータ85を制御する。これによって、可動ガイド72の移動が開始される(S113)。なお、可動ガイド72を静止させる場合、モータ85は回転しないように制御される。制御部31は、可動ガイド72の移動に応じた印刷位置速度Wp(第1速度Wp(1)、第2速度Wp(2)、第3速度Wp(3)の何れか)と同じリボン速度Vでインクリボン9を搬送するために、モータ81、82を制御する。これによって、インクリボン9の搬送が開始される(S115)。なお、制御部31は、S1(図6参照)の処理によって計測された供給ロール9A及び巻取ロール9Bのそれぞれの直径に基づいて、モータ81、82の回転速度を制御する。
制御部31は、選択されたラインデータ(x)に基づいてサーマルヘッド36の複数の発熱素子を加熱し、1ライン分の印刷イメージGを印刷媒体7に形成させる(S117)。制御部31は、選択されたラインデータ(x)に対応する特定範囲の印刷が終了したか判定する(S119)。制御部31は、選択されたラインデータ(x)に対応する特定範囲の印刷が終了していないと判定された場合(S119:NO)、処理をS121に進める。この場合、次のラインデータ(x+1)も同じ特定範囲に対応する。制御部31は、変数xに1加算して更新する(S121)。制御部31は、処理をS119に戻す。制御部31は、更新された変数に基づき、印刷データからラインデータ(x)を選択する。制御部31は、記憶部32に記憶された加熱周期Htの経過後、選択されたラインデータ(x)に基づいて1ライン分の印刷イメージGを印刷媒体7に形成させる(S117)。
制御部31は、選択されたラインデータ(x)に対応する特定範囲の印刷が終了したと判定された場合(S119:YES)、処理をS123に進める。制御部31は、印刷データに含まれる複数のラインデータが全て選択されたか判定する(S123)。制御部31は、ラインデータが全て選択されていないと判定された場合(S123:NO)、xに1加算して更新する(S125)。制御部31は、処理をS103に戻す。制御部31は、更新されたxに基づき、ラインデータ(x)を選択し、S103〜S121の処理を繰り返す。制御部31は、印刷データに含まれるラインデータが全て選択されたと判定された場合(S123:YES)、モータ83を駆動し、サーマルヘッド36を印刷位置36A(図1参照)から印刷待機位置36B(図1参照)まで移動させる。制御部31は、印刷処理を終了させ、処理をメイン処理(図6参照)に戻す。
図6に示すように、制御部31は、印刷処理(S17参照)の処理が終了した後、休止期間(図5参照)において非印刷動作を実行するため、休止処理(図12参照)を実行する(S19)。図12を参照し、休止処理について説明する。制御部31は、S95(図10参照)の処理によって記憶部32に記憶された第3駆動条件、即ち、第3速度Wp(3)で印刷媒体7を搬送するための可動ガイド72の移動方向及び移動速度を取得する(S131)。制御部31は、取得された第3駆動条件で可動ガイド72を移動させるために、モータ85を制御する。これによって、可動ガイド72の移動が開始される(S133)。
制御部31は、印刷イメージGのラインデータ(1)に基づいて最初のラインが印刷されてから(図11参照)、記憶部32に記憶された印刷周期Tsが経過したか判定する(S135)。制御部31は、印刷周期Tsが経過していないと判定された場合(S135:NO)、処理をS135に戻す。制御部31は、印刷周期Tsが経過したと判定された場合(S135:YES)、休止処理を終了させ、処理をメイン処理(図6参照)に戻す。図6に示すように、制御部31は、休止処理(S19参照)の終了後、処理をS13に戻す。制御部31は、印刷を終了させるための指示が入力されたと判定された場合(S13:YES)、メイン処理を終了させる。
<本実施形態の主たる作用、効果>
印刷装置1は、印刷処理(S17)において、印刷イメージGの第1特定範囲に対応する第1印刷動作(S205)、及び、第2特定範囲に対応する第2印刷動作(S201)を実行する。印刷装置1は、第1印刷動作を実行する場合(S105)、第1速度Wp(1)で印刷媒体7を搬送しながら(S113)、サーマルヘッド36を加熱して印刷を行う(S117)。印刷装置1は、第2印刷動作を実行する場合(S107)、第1速度Wp(1)よりも速い第2速度Wp(2)で印刷媒体7を搬送しながら(S113)、サーマルヘッド36を加熱して印刷を行う(S117)。つまり、印刷装置1は、印刷イメージGを印刷媒体7に形成させる過程において、印刷位置速度Wpを第1速度Wp(1)と第2速度Wp(2)とに切り替える。このため、印刷装置1は、印刷イメージGの形成過程において、相対的に遅い第1速度Wp(1)で印刷媒体7が継続して搬送される場合と比べて、印刷期間を短縮できる。
印刷装置1は、第1速度Wp(1)を搬送位置速度Wtよりも遅く設定する(S89)。このため、印刷装置1は、第1印刷動作の実行時において可動ガイド72を第1方向に移動させる。一方、印刷装置1は、第2速度Wp(2)を第1速度Wp(1)よりも速く設定する(S93)。この場合、印刷装置1は、第2速度Wp(2)を搬送位置速度Wtと同値としてもよいし、搬送位置速度Wtより速くしてもよい。なお、第2速度Wp(2)を搬送位置速度Wtと同値に設定した場合、印刷装置1は、第2印刷動作の実行時において可動ガイド72を静止させる。又、第2速度Wp(2)を搬送位置速度Wtよりも速く設定した場合、印刷装置1は、第2印刷動作の実行中において可動ガイド72を第2方向に移動させる。これらの場合、印刷装置1は、第2印刷動作中に可動ガイド72が第1方向に移動することを防止できるので、可動ガイド72が位置M(−m)まで移動することを抑制できる。このため印刷装置1は、可動ガイド72を第1方向に移動させて印刷媒体7の印刷位置速度Wpを遅らせることが可能な状態を維持できる。
更に印刷装置1は、印刷処理(S17)において第3特定範囲に対応する非印刷動作(S203)を実行し、休止処理(S19)において非印刷動作(S207)を実行する。この場合、印刷装置1は、第1速度Wp(1)及び搬送位置速度Wtよりも速い第3速度Wp(3)で印刷媒体7を搬送する(S111)ために、可動ガイド72を第2方向に移動させる(S113)。この場合、印刷装置1は、第1印刷動作(S201)によって第1方向に移動した可動ガイド72を、非印刷動作中によって第2方向に移動させることで元に戻すことができる。従って、印刷装置1は、第1印刷動作によって可動ガイド72を第1方向に移動させることが可能な状態を維持できる。又、印刷装置1は、非印刷動作が実行される休止期間(S207)を短縮できるので、印刷周期Tsを短縮できる。
更に、印刷装置1は、第3速度Wp(3)を第2速度Wp(2)よりも速く設定する。この場合、印刷装置1は、非印刷動作の過程で可動ガイド72が第2方向に移動される場合の移動量を大きくできる。従って、印刷装置1は、次に第1印刷動作が実行される場合において可動ガイド72を第1方向に適切に移動させることができる。
印刷装置1は、第1決定処理(S7)において、第1時間Tp1、第2時間Tp2、第3時間Tp3、及び、休止時間Tkを加算した印刷周期Ts(式(2)参照)と、印刷媒体7における第n位置と第n+1位置との間の距離Lsを搬送位置速度Wtで除算した値とが等しくなるように、各パラメータを設定する(式(3)参照)。この場合、可動ガイド72が第1方向又は第2方向に移動する場合と静止した場合とで、印刷媒体7に繰り返し形成される複数の印刷イメージGのそれぞれの間の間隔は等しくなる(式(4)参照)。つまり、設定される第1特定範囲、第2特定範囲、及び、第3特定範囲、及び、休止期間に応じて第1速度Wp(1)、第2速度Wp(2)、及び、第3速度Wp(3)が変化しても、複数の印刷イメージGのそれぞれの間の間隔は変化しない。このため、印刷装置1は、搬送位置速度Wtで供給される印刷媒体7に対し、複数の印刷イメージGを等間隔で印刷できる。
又、印刷装置1は、第n印刷期間において第n位置に印刷イメージG(n)が印刷されるときの可動ガイド72の位置と、第n+1印刷期間において第n+1位置に印刷イメージG(n+1)が印刷されるときの可動ガイド72の位置とが一致するように、第3速度Wp(3)を決定する(S79)。つまり、第n印刷期間及び第n休止期間において、可動ガイド72の第1方向の移動量の合計と、第2方向の移動量の合計とは一致する。この場合、印刷装置1は、それぞれの印刷期間における可動ガイド72の駆動条件を共通化できるので、可動ガイド72の移動制御を容易化できる。
印刷装置1は、可動ガイド72を移動させることによって印刷媒体7の印刷位置速度Wpを変更した場合、変更後の印刷位置速度Wpと一致するリボン速度Vでインクリボン9を搬送させる(S115)。より詳細には、制御部31は、第1速度Wp(1)で印刷媒体7を搬送させる場合、第1速度Wp(1)と一致する第4速度V4でインクリボン9を搬送させる。制御部31は、第2速度Wp(2)で印刷媒体7を搬送させる場合、第2速度Wp(2)と一致する第5速度V5でインクリボン9を搬送させる。なお、第1速度Wp(1)は第2速度Wp(2)よりも遅いので、第4速度V4は第5速度V5よりも遅い。この場合、印刷装置1は、インクリボン9と印刷媒体7とが接触する部分におけるそれぞれの移動速度を一致させることができる。この場合、印刷装置1は、インクリボン9と印刷媒体7とのそれぞれの搬送速度が一致しない時に発生する印刷の擦れを防止できる。従って、印刷装置1は、良好な印刷品質を維持できる。
印刷装置1は、記憶部32に記憶された画像データから印刷データを生成する(S6)。具体的には、印刷イメージGが第1解像度D1以上の単一の解像度を有する場合、印刷イメージGにおける第1特定範囲に対応する範囲の画素は、第1解像度D1でリサンプリングされる。印刷イメージにおける第2特定範囲及び第3特定範囲に対応する範囲の画素は、第2解像度D2でリサンプリングされる。リサンプリングされたそれぞれの印刷イメージGを示す画素データに基づいて、印刷データが生成される。この場合、印刷装置1は、元の印刷イメージの解像度と、印刷後の印刷イメージの第1特定領域、第2特定領域のそれぞれの解像度とが相違する場合であっても、印刷イメージを示す画像データから印刷データを生成できる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。上記において、第1特定範囲及び第2特定範囲は、印刷イメージGに1つずつ設定された。これに対し、第1特定範囲及び第2特定範囲のそれぞれの数は、2以上であってもよい。なお、第1特定範囲が複数設定された場合、それぞれの第1特定範囲に対応する第1印刷動作時の印刷位置速度Wp(1)を、Wp(3)>Wt>Wp(2)>Wp(1)の関係を満たす範囲で相違させてもよい。印刷イメージGに第3特定範囲は含まれなくてもよい。即ち、印刷イメージGは、第1特定範囲及び第2特定範囲のみ含んでいてもよい。印刷装置1は、印刷期間のみ繰り返し実行し、休止期間を設けなくてもよい。つまり、印刷周期には印刷期間のみ含まれていてもよい。
印刷イメージGの第1特定範囲の第1解像度D1と第2特定範囲の第2解像度D2とは、同一であってもよいし、第1解像度D1の方が第2解像度D2より小さくてもよい。この場合、印刷装置1は、第1速度Wp(1)、第2速度Wp(2)、及び、第3速度Wp(3)を、設定値として記憶部32に予め記憶してもよい。つまり、制御部31は、第1解像度D1及び第2解像度D2に関係なく、第1特定範囲及び第2特定範囲のそれぞれの速度を特定してもよい。
第1印刷動作、第2印刷動作、及び、非印刷動作のそれぞれにおける印刷位置速度Wpは、それぞれの期間において時間変化してもよい。この場合、制御部31は、可動ガイド72を第1方向又は第2方向に移動させるときの移動速度を、移動中に変更してもよい。
制御部31は、可動ガイド72の移動に応じた印刷位置速度Wpと同じリボン速度Vでインクリボン9を搬送した。より具体的には、制御部31は、第1速度Wp(1)で印刷媒体7を搬送させる場合、第1速度Wp(1)と一致する第4速度V4でインクリボン9を搬送し、第2速度Wp(2)で印刷媒体7を搬送させる場合、第2速度Wp(2)と一致する第5速度V5でインクリボン9を搬送した。これに対し、制御部31は、第4速度V4が第5速度V5よりも遅いという条件を満たす限り、印刷位置速度Wpと同じリボン速度Vとを相違させてもよい。つまり、第1速度Wp(1)と第4速度V4とは相違してもよいし、第2速度Wp(2)と第5速度V5とは相違してもよい。
印刷装置1は、リボン制御部1A及び装置制御部1Bのみ有する構成でもよい。つまり、印刷装置1は媒体制御部1Cを有していなくてもよい。印刷装置1は、装置外に設けられた媒体制御部1Cのモータ85を制御することによって、可動ガイド72の移動を制御してもよい。
プラテンローラ71は、円柱状以外の形状を有するプラテンに変更可能である。例えば、変更可能なプラテンの形状として、サーマルヘッド36に向けて凸状となる凸状部分を有するプラテン部材、サーマルヘッド36に向けて湾曲した円弧形状のプラテン部材等であってもよい。なお、プラテンをこれらの形状とした場合、印刷媒体7との間の摩擦係数を十分小さくすることができる。
印刷装置1は、距離Skを時間Tp3+Tkによって除算することによって、非印刷動作中における印刷位置速度Wpである第3速度Wp(3)を算出した(S79)。つまり、第n印刷期間に非印刷動作(S203、図5参照)が実行される場合と、第n休止期間に非印刷動作(S207、図5参照)が実行される場合とのそれぞれの期間において、印刷位置速度Wpである第3速度Wp(3)は共通とされた。これに対し、印刷装置1は、距離Skを時間Tp3によって除算することによって第3速度Wp(3)を算出してもよい(S79)。この場合、第n印刷期間に非印刷動作(S203、図5参照)が実行される期間において、第3速度Wp(3)で印刷媒体7を搬送する(S111)ために、可動ガイド72は第2方向に移動される(S113)。一方、第n休止期間に非印刷動作(S207、図5参照)が実行される期間において、可動ガイド72は停止される(S113)。一方、印刷装置1は、距離Skを時間Tkによって除算することによって第3速度Wp(3)を算出してもよい(S79)。この場合、第n休止期間に非印刷動作(S207、図5参照)が実行される期間において、第3速度Wp(3)で印刷媒体7を搬送する(S111)ために、可動ガイド72は第2方向に移動される(S113)。一方、第n印刷期間に非印刷動作(S203、図5参照)が実行される期間において、可動ガイド72は停止される(S113)。このように、印刷装置1は、第n印刷期間に非印刷動作(S203、図5参照)が実行される場合と、第n休止期間に非印刷動作(S207、図5参照)が実行される場合とのそれぞれの期間において、印刷位置速度Wpを異ならせてもよい。
<その他>
モータ81、82は、本発明の「搬送機構」の一例である。モータ85は、本発明の「モータ」の一例である。S17、S19の処理を行う制御部31は、本発明の「第1制御手段」の一例である。S115の処理を行う制御部31は、本発明の「第2制御手段」の一例である。S6の処理を行う制御部31は、本発明の「生成手段」の一例である。S17の処理は、本発明の「第1印刷ステップ」「第2印刷ステップ」の一例である。S19の処理は、本発明の「休止ステップ」の一例である。
1 :印刷装置
7 :印刷媒体
9 :インクリボン
31 :制御部
36 :サーマルヘッド
71 :プラテンローラ
72 :可動ガイド
81、82、85 :モータ
P :媒体経路
R :リボン経路

Claims (11)

  1. インクリボンを搬送する搬送機構と、
    前記インクリボンの搬送経路であるリボン経路に隣接し、印刷媒体に対する印刷を行うためのサーマルヘッドと、
    前記サーマルヘッドに対向するプラテンと、
    前記印刷媒体の前記搬送経路である媒体経路において、前記プラテンから離間した位置に設けられ、第1方向と、前記第1方向と反対の第2方向とに移動可能な可動ガイドであって、
    前記第1方向に移動したときに、前記プラテンの位置における前記印刷媒体の移動速度である印刷位置速度が、前記可動ガイドに対して前記プラテンと反対側の前記媒体経路の位置における前記印刷媒体の移動速度である搬送位置速度よりも遅くなり、
    前記第2方向に移動したときに、前記印刷位置速度が前記搬送位置速度よりも速くなる可動ガイドと、
    前記可動ガイドを前記第1方向と前記第2方向とに移動させるモータと、
    印刷対象となる印刷イメージのうち第1特定範囲を印刷する第1印刷動作と、前記第1特定範囲と異なる第2特定範囲を印刷する第2印刷動作とを実行する第1制御手段であって、
    前記第1印刷動作は、前記モータの制御により前記可動ガイドを前記第1方向に移動させて前記印刷位置速度を第1速度に設定し、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行い、
    前記第2印刷動作は、前記モータの制御により、前記印刷位置速度を、前記第1速度よりも速い第2速度に設定し、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行う第1制御手段と
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第1制御手段は、
    前記第2印刷動作を実行する場合において、前記可動ガイドを前記第1方向に移動させず、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第1制御手段は、
    前記サーマルヘッドを印刷を行わないように制御する非印刷動作をさらに行い、
    前記非印刷動作を行う場合において、前記モータの制御により前記可動ガイドを前記第2方向に移動させて、前記印刷位置速度を、前記第1速度よりも速い第3速度に設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記第3速度は、前記第2速度よりも速いことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記第1制御手段は、前記印刷イメージを前記印刷媒体に繰り返し印刷し、
    前記第1印刷動作、前記第2印刷動作、及び、前記非印刷動作のそれぞれが実行される時間を加算した合計時間は、前記印刷媒体において、n(nは整数)回目の前記印刷イメージの印刷が開始される第n位置と、n+1回目の前記印刷イメージの印刷が開始される第n+1位置との間の距離を前記搬送位置速度で除算した値と等しいことを特徴とする請求項3又は4の何れかに記載の印刷装置。
  6. n回目に前記印刷イメージが印刷されるときの前記可動ガイドの位置と、n+1回目に前記印刷イメージが印刷されるときの前記可動ガイドの位置とが一致することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記搬送機構を制御して前記インクリボンを搬送する第2制御手段であって、
    前記第1制御手段によって前記第1印刷動作が実行される場合、前記インクリボンを第4速度で搬送し、
    前記第1制御手段によって前記第2印刷動作が実行される場合、前記インクリボンを、前記第4速度よりも速い第5速度で搬送する第2制御手段
    を備えたことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の印刷装置。
  8. 前記第1特定範囲に対応する画像データの部分を前記第1速度に応じた第1解像度でリサンプリングし、前記第2特定範囲に対応する前記画像データの部分を前記第2速度に応じた第2解像度でリサンプリングすることで、前記画像データから印刷データを生成する生成手段を備え、
    前記第1制御手段は、前記生成手段によって生成された前記印刷データに基づいて、前記第1印刷動作及び前記第2印刷動作を行うことを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の印刷装置。
  9. 印刷装置のコンピュータに、
    印刷対象となる印刷イメージのうち第1特定範囲を印刷する場合において、前記印刷装置のサーマルヘッドに対向するプラテンの位置における印刷媒体の速度である印刷位置速度を変更する可動ガイドを移動させるモータの制御により、前記可動ガイドを第1方向に移動させて前記印刷位置速度を第1媒体速度に設定し、インクリボンを搬送する搬送機構を制御して前記インクリボンの搬送を第1リボン速度にて行い、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行う第1印刷ステップと、
    前記印刷イメージのうち前記第1特定範囲と異なる第2特定範囲を印刷する場合において、前記モータの制御により前記可動ガイドを前記第1方向に移動させず、前記搬送機構を制御して前記インクリボンの搬送を前記第1リボン速度よりも速い第2リボン速度にて行い、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行う第2印刷ステップと、
    を実行させるための印刷プログラム。
  10. 印刷対象となる印刷イメージのうち第1特定範囲を印刷する場合において、印刷装置のサーマルヘッドに対向するプラテンの位置における印刷媒体の速度である印刷位置速度を変更する可動ガイドを移動させるモータの制御により、前記可動ガイドを第1方向に移動させて前記印刷位置速度を第1媒体速度に設定し、インクリボンを搬送する搬送機構を制御して前記インクリボンの搬送を第1リボン速度にて行い、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行う第1印刷ステップと、
    前記印刷イメージのうち前記第1特定範囲と異なる第2特定範囲を印刷する場合において、前記モータの制御により前記可動ガイドを前記第1方向に移動させず、前記搬送機構を制御して前記インクリボンの搬送を前記第1リボン速度よりも速い第2リボン速度にて行い、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行う第2印刷ステップと、
    を備えたことを特徴とする印刷方法。
  11. インクリボンを搬送する搬送機構と、
    前記インクリボンの搬送経路であるリボン経路に隣接し、印刷媒体に対する印刷を行うためのサーマルヘッドと、
    印刷対象となる印刷イメージのうち第1特定範囲を印刷する第1印刷動作と、前記第1特定範囲と異なる第2特定範囲を印刷する第2印刷動作とを実行する第1制御手段であって、
    前記第1印刷動作は、前記印刷媒体の前記搬送経路である媒体経路において、前記サーマルヘッドに対向するプラテンに対して、前記印刷媒体の搬送経路である媒体経路に沿った方向に離間した位置に設けられ、第1方向と、前記第1方向と反対の第2方向とに移動可能な可動ガイドであって、前記第1方向に移動したときに、前記プラテンよりも上流側の前記媒体経路の長さを移動開始時点の長さよりも長くし、前記第2方向に移動したときに、前記プラテンよりも上流側の前記媒体経路の長さを移動開始時点の長さよりも短くする前記可動ガイドを前記第1方向に移動させて前記印刷位置速度を第1速度に設定し、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行い、
    前記第2印刷動作は、前記可動ガイドを移動させるモータの制御により、前記印刷位置速度を、前記第1速度よりも速い第2速度に設定し、且つ、前記サーマルヘッドの加熱を制御して印刷を行う第1制御手段と
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
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