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JP2018162880A - 緩衝器 - Google Patents

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JP2018162880A
JP2018162880A JP2017062029A JP2017062029A JP2018162880A JP 2018162880 A JP2018162880 A JP 2018162880A JP 2017062029 A JP2017062029 A JP 2017062029A JP 2017062029 A JP2017062029 A JP 2017062029A JP 2018162880 A JP2018162880 A JP 2018162880A
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shock absorber
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rod guide
rod
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雄太 星野
Yuta Hoshino
雄太 星野
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Abstract

【課題】バルブストッパを備えない緩衝器であっても、出荷前の保管時などにおいて、ピストンに積層されたリーフバルブが傷つくのを防止できる緩衝器の提供を目的とする。【解決手段】シリンダ1とピストン3とロッドガイド4のうち少なくともいずれか一つにピストン3とシリンダ1の開口端を閉塞するロッドガイド4の接近を規制するストッパ部を設け、前記ストッパ部がピストン3の伸側室側に重ねられたリーフバルブ5の外周端より外側に配置され、ピストン3とロッドガイド4の最接近時にリーフバルブ5とロッドガイド4との間に隙間を設けることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

この発明は、緩衝器に関する。
一般的に緩衝器は、シリンダと、前記シリンダ内を軸方向に移動自在に挿入されるロッドと、前記ロッドの先端に連結されると共に前記シリンダ内を伸側室と圧側室の二室に区画するピストンと、前記ピストンに設けられた前記伸側室と前記圧側室を連通する通路と、前記ピストンに積層され前記通路を液体が通過すると撓んで液体の流れに抵抗を与えるリーフバルブと、前記リーフバルブの撓み量を規制するバルブストッパとを備える(例えば、特許文献1参照)。
このような緩衝器は、例えば、車両のサスペンションに組み込まれて使用され、伸縮する際に通路を介して二室間を行き来する液体の流れにバルブで抵抗を与えて二室間に差圧を生じさせて減衰力を発揮し、車体の揺れを抑制する。
一般的にこのような緩衝器では、緩衝器が最伸長した場合であってもピストンとロッドガイドが衝突しないように、ピストンとロッドガイドの衝突を規制する伸び切り規制手段が設けられている。
しかしながら、例えば、サスペンションの懸架ばねを、長さの異なる板ばねを複数枚重ねて形成されたリーフスプリングとした場合には、リーフスプリングは、ばね定数が非常に高く、圧縮方向に力が作用してもコイルスプリングのように縮まないため、緩衝器の伸び切りが規制され、ピストンとロッドガイドが衝突しない。
このように、ピストンとロッドガイドの衝突を規制する伸び切り規制手段がサスペンションの緩衝器以外の部分に設けられる場合にあっては、緩衝器自体には伸び切り規制手段を設ける必要がないため、伸び切り規制手段が省略される場合がある。
特開2015−117713
このように伸び切りが規制されるサスペンションに適用される緩衝器の場合、伸び切り規制手段を省略できるが、さらに、バルブの撓み量を規制する必要がない場合には、バルブストッパを廃止すればコストを削減できる。
ところが、片ロッド型の緩衝器では、圧縮荷重を与えないと内部の圧力によって伸長するため、緩衝器の出荷前の保管時には、伸び切り状態となってしまう。
この際、緩衝器がバルブストッパを備える場合には、バルブストッパがリーフバルブとロッドガイドとの間に配置されるため、緩衝器が伸び切り状態となってしまっても、バルブストッパがロッドガイドに当接していた。
しかしながら、バルブストッパを省略すると保管時にピストンの伸側室側面に積層されたリーフバルブがロッドガイドに接触してリーフバルブの表面が傷ついてしまう恐れがあるので、バルブストッパを省略できない。
そこで、本発明では、バルブストッパを備えない緩衝器であっても、出荷前の保管時などにおいて、ピストンに積層されたリーフバルブが傷つくのを防止できる緩衝器の提供を目的とする。
前記課題を解決するための手段は、シリンダとピストンとロッドガイドのうち少なくともいずれか一つに前記ピストンと前記シリンダの開口端を閉塞するロッドガイドの接近を規制するストッパ部を設け、前記ストッパ部が前記ピストンの伸側室側に重ねられたリーフバルブの外周端より外側に配置され、前記ピストンと前記ロッドガイドの最接近時に前記リーフバルブと前記ロッドガイドとの間に隙間を設けることを特徴とする。
また、前記ロッドの外周に段部を設け、前記段部が前記リーフバルブの内周側を支持するようにしてもよい。この構成によると、従来リーフバルブの撓みの支点を決定していた間座に代えて、ロッドの外周に設けられた段部によってリーフバルブの撓みの支点を決定できるため、間座を省略して部品点数を削減できる。
また、前記ストッパ部が、前記ピストンのロッドガイド側に設けられた突起であるとしてもよい。この構成によると、緩衝器を出荷する前の保管時などにおいて、シリンダ内に封入された気体の圧力によってロッドが退出方向に移動したとしても、ピストンのロッドガイド側に設けられた突起がロッドガイドに当接してロッドのそれ以上の移動を規制するため、リーフバルブがロッドガイドに当接せず、リーフバルブを保護できる。
また、前記ストッパ部が、前記ロッドガイドのピストン側に設けられた突起であるとしてもよい。この構成によると、緩衝器を出荷する前の保管時などにおいて、シリンダ内に封入された気体の圧力によってロッドが退出方向に移動したとしても、ロッドガイドのピストン側に設けられた突起がピストンに当接してロッドのそれ以上の移動を規制するため、リーフバルブがロッドガイドに当接せず、リーフバルブを保護できる。
また、前記ストッパ部が、前記シリンダの内周から突出して設けられるとしてもよい。この構成によると、緩衝器を出荷する前の保管時などにおいて、シリンダ内に封入された気体の圧力によってロッドが退出方向に移動したとしても、ピストンがシリンダの内周から突出するストッパ部に当接してロッドのそれ以上の移動を規制するため、リーフバルブがロッドガイドに当接せず、リーフバルブを保護できる。
本発明の緩衝器によれば、シリンダとピストンとロッドガイドのうち少なくともいずれか一つにピストンとロッドガイドの接近を規制するストッパ部を設けているため、出荷前の保管時などにおいて、ロッドが退出方向に移動してもストッパ部によってロッドの移動が規制される。したがって、バルブストッパを省略してもピストンに積層されたリーフバルブがロッドガイドに当接して傷つくのを防止できる。
第一の実施の形態に係る緩衝器の縦断面図であって、左半分は緩衝器の伸び切り状態を示す緩衝器の縦断面図であり、右半分はピストンが緩衝器の伸び切り状態よりも中立位置側に配置された状態を示す緩衝器の縦断面図である。 図1の緩衝器の変形例の一部拡大縦断面図である。 第二の実施の形態に係る緩衝器の縦断面図であって、左半分は緩衝器の伸び切り状態を示す緩衝器の縦断面図であり、右半分はピストンが緩衝器の伸び切り状態よりも中立位置側に配置された状態を示す緩衝器の縦断面図である。 第三の実施の形態に係る緩衝器の縦断面図であって、左半分は緩衝器の伸び切り状態を示す緩衝器の縦断面図であり、右半分はピストンが緩衝器の伸び切り状態よりも中立位置側に配置された状態を示す緩衝器の縦断面図である。
以下に、図面を参照しながら本実施の形態について説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品を示す。
<第一の実施の形態>
本実施の形態に係る緩衝器D1は、図1に示すように、シリンダ1と、シリンダ1内に移動自在に挿入されるロッド2と、ロッド2の一端に設けられシリンダ1内を伸側室R1と圧側室R2に区画するピストン3と、シリンダ1の開口を閉塞するとともにロッド2の移動をガイドするロッドガイド4と、ピストン3の伸側室R1側に重ねられたリーフバルブ5とを備え、ピストン3のリーフバルブ5の外周端より外側にピストン3とロッドガイド4の接近を規制するストッパ部としての突起6を設けている。
緩衝器D1の構成を具体的に説明すると、図1に示すように、緩衝器D1は、作動油などの作動流体を満たしたシリンダ1と、シリンダ1の上端開口に設けられてシリンダ1内を閉塞する環状のロッドガイド4と、ロッドガイド4を貫通して軸方向に移動自在に挿入されるロッド2を備える。さらに、ロッド2の先端には、シリンダ1の内周面に摺接するピストン3が連結されており、シリンダ1内を伸側室R1と圧側室R2の二室に区画している。また、緩衝器D1は、シリンダ1を覆う有底筒状の外筒7を備えており、外筒7とシリンダ1の間にはリザーバ室R3が形成されている。このリザーバ室R3には作動油と気体が充填されており、気体は少なくとも大気圧以上の圧力で封入されている。
また、ピストン3には、伸側室R1と圧側室R2を連通する伸側通路10と圧側通路11が設けられており、伸側通路10はピストン3の内周側に、圧側通路11はピストン3の外周側にそれぞれ配置されている。
図1に示すように、ピストン3の伸側室R1側である上面には環状のリーフバルブ5が重ねられており、リーフバルブ5によって圧側通路11は閉塞されている。また、リーフバルブ5には、伸側通路10と対向する位置に孔5aが設けられており、伸側通路10を閉塞しないようになっている。これにより、本例においては、リーフバルブ5は、圧側室R2から伸側室R1へ向かう作動油の通過のみを許容する逆止弁として機能する。
他方、ピストン3の圧側室R2側である下面には複数の環状のリーフバルブからなる減衰バルブ8が積層されており、この減衰バルブ8は、伸側室R1から圧側室R2へ向かう作動油の通過のみを許容してこの作動油の流れに抵抗を与える。
次に、ロッド2の先端にピストン3を連結する構造について詳細に説明する。図1に示すように、本実施の形態に係るロッド2は、大径部2aと、大径部2aに連続する小径部2bと、大径部2aと小径部2bの間に形成される段部2cと、小径部2bの反大径部側に形成されたねじ溝部2dを備えている。
図1に示すように、ロッド2の小径部2bの外周には図1中上から順にそれぞれ環状のリーフバルブ5、ピストン3、減衰バルブ8、間座9が組み付けられている。そして、これらの部材がこのように組み付けられた状態でバルブナット12をねじ溝部2dに螺合すると、これらの部材はロッド2の小径部2bに固定される。
この際、リーフバルブ5は、内周側が段部2cによって支持されており、圧側室R2から圧力が作用すると、段部2cの外径部を支点にして撓んで圧側通路11を開く。
また、大径部2aの小径部2b側端部(図1中下端)は、小径部2b側に向けて徐々に小径となるテーパー状になっている。これにより、段部2cの外径を大径部2aの外径よりも小径にできる。したがって、テーパーの傾斜角度を調整すれば、リーフバルブ5の内周側を支持する段部2cの外径を調整できるため、リーフバルブ5が撓む際の支点を任意の位置に設定できる。
また、リーフバルブ5における撓みの支点である支持径を段部2cの外径よりも小さくしたい場合には、図2に示すように、小径部2bに小径部2bよりも小径な第二小径部2eを設けて、小径部2bと第二小径部2eの間に段部2cよりも外径の小さい第二段部2fを形成し、当該第二段部2fによってリーフバルブ5の内周側を支持するようにしてもよい。
また、図示しないがシリンダ1の下端には、圧側室R2とリザーバ室R3とを区画するバルブディスクが嵌合されている。当該バルブディスクは、圧側室R2からリザーバ室R3へ向かう作動油の通過のみを許容して作動油の流れに抵抗を与えるベースバルブ(図示せず)と、リザーバ室R3から圧側室R2へ向かう作動油の通過のみを許容するチェック弁(図示せず)とを備えている。
また、本実施の形態に係るロッドガイド4は、図1に示すように、シリンダ1の上端開口に嵌合される軸部4aと、軸部4aの上方に連なり軸部4aより大径であって外周が外筒7の内周に当接するフランジ部4bを備える。
そして、ロッドガイド4の図1中上方にはシール部材20が載置されている。シール部材20は、ロッド2と外筒7の間をシールして、シリンダ内を密閉している。
次に緩衝器D1の作動を説明すると、緩衝器D1の伸長時には、容積が減少する伸側室R1から、作動油が減衰バルブ8を介して容積が拡大する圧側室R2に移動する。これにより、減衰バルブ8が伸側通路10を通過する作動油の流れに抵抗を与えるので、緩衝器D1は伸側減衰力を発揮する。この際、ロッド2がシリンダ1内から退出する体積分の作動油は、バルブディスクに設けられたチェック弁を介してリザーバ室R3から補償される。
反対に緩衝器D1の収縮時には、作動油が圧側通路11を介して容積が減少する圧側室R2から容積が拡大する伸側室R1に移動するとともに、ロッド2がシリンダ1内に侵入し、ロッド侵入体積分だけ過剰になった作動油がベースバルブを介して圧側室R2からリザーバ室R3に排出される。これにより、ベースバルブが、圧側室R2からリザーバ室R3へ排出される作動油の流れに抵抗を与えるので、緩衝器D1は圧側減衰力を発揮する。本例では、リーフバルブ5は、容積が減少する圧側室R2から容積が拡大する伸側室R1に圧側通路11を介して移動する作動油の流れに対しては、ほとんど抵抗を与えないようになっている。ただし、リーフバルブ5の枚数を増やすなどして、リーフバルブ5を圧側室R2から伸側室R1へ移動する液体の流れに抵抗を与える減衰バルブとして機能させてもよい。
次に、ピストン3とロッドガイド4の接近を規制するストッパ部としての突起6について詳細に説明する。本例の突起6は、環状であり、ピストン3の伸側室R1側の外周側端部であって、軸方向から見てリーフバルブ5の外周端より外周側に設けられている。また、本例では突起6の外周面は、ピストン3の外周面と面一になっており、緩衝器D1が伸縮する際には、突起6の外周面はピストン3の外周面とともにシリンダ1の内周に摺接するようになっている。
このように突起6は、軸方向から見てリーフバルブ5の外周端より外周側に設けられているため、リーフバルブ5に干渉せず、リーフバルブ5の開閉を阻害しない。
なお、本例においては、ストッパ部としての突起6は、ピストン3の外周側端部に設けられているが、突起6はピストン3のリーフバルブ5の外周端よりも外側に設けられていればよいため、リーフバルブ5の外周端とピストン3の外周端との間に設けられればよい。
また、本例においては、突起6の軸方向長さは、少なくともリーフバルブ5の厚みよりも長く設定されており、突起6がリーフバルブ5よりもロッドガイド4側に突出するようになっている。
ただし、突起6の軸方向長さが必ずしもリーフバルブ5の厚みよりも長く設定されている必要はなく、突起6のロッドガイド側端が、リーフバルブ5のロッドガイド側端よりロッドガイド側に配置されていれば良い。
ここで、リザーバ室R3に封入された気体の圧力は大気圧よりも高圧であるため、緩衝器D1がサスペンションに組み込まれる前である出荷前の保管時などにおいては、リザーバ室R3に封入された気体の圧力によって伸び切り状態となる。
これに対し、本例の構成によれば、図1の左半分側に示すように、ロッド2が退出方向に移動してピストン3とロッドガイド4が接近しても、リーフバルブ5がロッドガイド4に当接する前に突起6がロッドガイド4に当接してロッド2のこれ以上の移動が規制される。
したがって、リーフバルブ5の撓みを規制するバルブストッパが省略された場合であっても、リーフバルブ5とロッドガイド4との間に隙間が形成されて、リーフバルブ5の表面にロッドガイド4が接触せず、リーフバルブ5の表面の傷つきが防止される。
また、本例においては、突起6はピストン3に一体に形成されているため、ストッパ部を設けても緩衝器D1の部品点数が増加しない。そのため、本例の緩衝器D1によれば、部品点数を増加させることなく、バルブストッパを省略できるため、部品点数を削減できる。
また、通常の緩衝器においては、リーフバルブ5と段部2cの間にリーフバルブ5の撓みを規制するバルブストッパが設けられているため、バルブストッパとリーフバルブ5の間にリーフバルブ5の撓みの支点を決める間座が設けられている。
これに対し、本例の緩衝器D1では、ロッド2の外周に設けられた段部2cによってリーフバルブ5の内周側を支持して、段部2cの外径でリーフバルブ5の撓みの支点を決定しているため、上記間座についても省略でき、部品点数をさらに削減できる。
ただし、段部2cとリーフバルブ5の間に間座を設けて、間座の外径でリーフバルブ5の撓みの支点を決めるようにしてもよい。間座を設けた場合、段部2cの外径の大きさに精度が要求されなくなるため、ロッド2の加工が容易となる。
また、本例においては、突起6は環状に形成されているが、例えば、C環状やU字状に形成されてもよいし、棒状の突起をピストン3の周方向に沿って複数あるいは一つ設けるようにしてもよい。このような形状にすれば、突起6を環状に形成する場合に比べて使用する材料を削減できる。
なお、本実施の形態において緩衝器D1は、複筒型の緩衝器とされているが、シリンダ1内にフリーピストンで区画した気室からなるリザーバを設けた単筒型の緩衝器であってもよい。
また、単筒型の緩衝器の気室に封入される気体の方が、複筒型の緩衝器のリザーバ室R3に封入されている気体よりも高い圧力で封入されるため、保管時などにロッド2を退出方向に押し上げる力が強い。したがって、緩衝器D1を単筒型の緩衝器にした場合には、本例の緩衝器D1はリーフバルブ5を保護する効果をより顕著に発揮する。
<第二の実施の形態>
次に第二の実施の形態に係る緩衝器D2について説明する。緩衝器D2は、図3に示すように、ピストン3とロッドガイド4の接近を規制するストッパ部が、ロッドガイド4のピストン側に設けられた突起30である点で、第一実施の形態に係る緩衝器D1と異なる。
ここでは上述した第一の実施の形態に係る緩衝器D1との異なる点を中心に説明し、同様の機能を有する構成には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態に係る突起30は、図3に示すように、環状であり、ロッドガイド4の軸部4aの下端外周側端部であって、軸方向から見てリーフバルブ5の外周端より外周側に設けられている。
また、本例において、突起30の軸方向長さは、突起30と対向するピストン3の当接面3aから水平に延長した仮想線Xとリーフバルブ5のロッドガイド側端面から水平に延長した仮想線Yとの間の軸方向長さよりも少なくとも長くなっている。そのため、緩衝器D2がサスペンションに組み込まれる前である出荷前の保管時などにおいて、リザーバ室R3内に封入された気体の圧力によってロッド2が退出方向に移動してピストン3とロッドガイド4が接近しても、図3の左半分側に示すように、リーフバルブ5とロッドガイド4が当接する前に、突起30がピストン3のリーフバルブ5が着座している部分より外側の面である当接面3aに当接してロッド2のこれ以上の移動が規制される。
したがって、リーフバルブ5の撓みを規制するバルブストッパが省略された場合であっても、リーフバルブ5とロッドガイド4との間に隙間が形成されて、リーフバルブ5の表面にロッドガイド4が接触せず、リーフバルブ5の表面の傷つきが防止される。
また、本例においては、突起30はロッドガイド4に一体に形成されているため、ストッパ部を設けても緩衝器D2の部品点数が増加しない。そのため、本例の緩衝器D2によれば、部品点数を増加することなく、バルブストッパを省略できるため、部品点数を削減できる。
また、本例の緩衝器D2においても、ロッド2の外周に設けられた段部2cの外径でリーフバルブ5の撓みの支点を決定しているため、バルブストッパとリーフバルブ5の間に設けられている間座を省略でき、部品点数をさらに削減できる。
ただし、本例においては、段部2cによってリーフバルブ5の撓みの支点を決定しているが、段部2cとリーフバルブ5の間に間座を設けて、間座の外径でリーフバルブ5の撓みの支点を決めるようにしてもよい。間座を設けた場合、段部2cの外径の大きさに精度が要求されなくなるため、ロッド2の加工が容易となる。
また、本例においては、突起30は環状に形成されているが、例えば、C環状やU字状に形成されてもよいし、棒状の突起をロッドガイド4の周方向に沿って複数あるいは一つ設けるようにしてもよい。このような形状にすれば、突起30を環状に形成する場合に比べて使用する材料を削減できる。
また、第一の実施の形態に係る緩衝器D1と同様に、緩衝器D2を単筒型の緩衝器としてもよい。緩衝器D2を保管時などにロッド2を退出方向に押し上げる力が複筒型の緩衝器よりも強い単筒型の緩衝器にした場合には、本例の緩衝器D2はリーフバルブ5を保護する効果をより顕著に発揮する。
<第三の実施の形態>
次に第三の実施の形態に係る緩衝器D3について説明する。緩衝器D3は、図4に示すように、ピストン3とロッドガイド4の接近を規制するストッパ部が、シリンダ1の内周から突出して設けられた凸部40である点で、第一の実施の形態に係る緩衝器D1と異なる。
ここでは上述した第一の実施の形態に係る緩衝器D1との異なる点を中心に説明し、同様の機能を有する構成には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態に係る凸部40は、シリンダ1の図4中上方外周からロール加締めされて、シリンダ1の内周から環状に突出するように形成されている。
また、凸部40の径方向長さは、少なくともピストン3の外周側端からリーフバルブ5の外周側端までの幅よりも短くなるようにされており、凸部40は、軸方向から見てリーフバルブ5の外周端より外周側に設けられている。
この構成によると、緩衝器D3がサスペンションに組み込まれる前である出荷前の保管時などにおいて、リザーバ室R3内に封入された気体の圧力によってロッド2が退出方向に移動してピストン3とロッドガイド4が接近しても、図3の左側半分に示すように、リーフバルブ5とロッドガイド4が当接する前に、凸部40がピストン3のリーフバルブ5が着座している部分の外側の面である当接面3aに当接してロッド2のこれ以上の移動が規制される。
したがって、リーフバルブ5の撓みを規制するバルブストッパが省略された場合であっても、リーフバルブ5とロッドガイド4との間に隙間が形成されて、リーフバルブ5の表面にロッドガイド4が接触せず、リーフバルブ5の表面の傷つきが防止される。
また、本例においては、凸部40は、シリンダ1を外周からロール加締めすることで設けられているため、シリンダ1に一体に形成される。そのため、ストッパ部を設けても緩衝器D3の部品点数が増加しない。そのため、本例の緩衝器D3によれば、部品点数を増加することなく、バルブストッパを省略できるため、部品点数を削減できる。
また、本例の緩衝器D3においても、ロッド2の外周に設けられた段部2cの外径でリーフバルブ5の撓みの支点を決定しているため、バルブストッパとリーフバルブ5の間に設けられている間座を省略でき、部品点数をさらに削減できる。
ただし、本例においては、段部2cによってリーフバルブ5の撓みの支点を決定しているが、段部2cとリーフバルブ5の間に間座を設けて、間座の外径でリーフバルブ5の撓みの支点を決めるようにしてもよい。間座を設けた場合、段部2cの外径の大きさに精度が要求されなくなるため、ロッド2の加工が容易となる。
さらに、本例では、凸部40がロール加締めによって設けられているため、既存のシリンダを利用できる点でも有利である。
また、本例の凸部40は、緩衝器D3をサスペンションに組み込んだ後のピストン3のシリンダ1に対してストロークする範囲より図4中上方に設けられている。そのため、緩衝器D3をサスペンションに組み込んだ後では、緩衝器D3が伸長してもピストン3は凸部40に当接せず、ピストン3の移動を阻害しない。
また、凸部40は、ピストン3をシリンダ1内に挿入した後にロール加締めをすることで設けられているため、緩衝器D3を組み立てる際には邪魔にならない。
なお、本例の凸部40は、シリンダ1の内周から環状に突出するように形成されているが、凸部40は環状に限られず、シリンダ1の内周から突出するように形成されていれば良い。
また、図示しないが、ロール加締めによってシリンダ1に形成される凸部40に代えて、シリンダ1の内周に環状溝を設けて、この環状溝にCピンを取り付けてストッパ部を形成してもよい。
この構成であっても、凸部40を設ける場合と同様に、リーフバルブ5とロッドガイド4が当接する前にCピンがピストン3のリーフバルブ5が着座している部分の外側に当接し、リーフバルブ5とロッドガイド4との間に隙間が形成されて、リーフバルブ5の表面の傷つきが防止される。
また、第一の実施の形態に係る緩衝器D1と同様に、緩衝器D3を単筒型の緩衝器としてもよい。緩衝器D3を保管時などにロッド2を退出方向に押し上げる力が複筒型の緩衝器よりも強い単筒型の緩衝器にした場合には、本例の緩衝器D3はリーフバルブ5を保護する効果をより顕著に発揮する。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱なく改造、変形及び変更ができるのは当然である。
1・・・シリンダ、2・・・ロッド、2c・・・段部、3・・・ピストン、4・・・ロッドガイド、5・・・リーフバルブ、6,30・・・突起、40・・・凸部、D1,D2,D3・・・緩衝器、R1・・・伸側室、R2・・・圧側室

Claims (5)

  1. シリンダと、
    前記シリンダ内に移動自在に挿入されるロッドと、
    前記ロッドの一端に設けられ前記シリンダ内を伸側室と圧側室に区画するピストンと、
    前記シリンダの開口端を閉塞するとともに前記ロッドの移動をガイドするロッドガイドと、
    前記ピストンの伸側室側に重ねられたリーフバルブとを備え、
    前記リーフバルブの撓みを規制するバルブストッパを有していない緩衝器において、
    前記シリンダと前記ピストンと前記ロッドガイドのうち少なくともいずれか一つに前記ピストンと前記ロッドガイドの接近を規制するストッパ部を設け、
    前記ストッパ部は前記リーフバルブの外周端より外側に配置され、前記ピストンと前記ロッドガイドの最接近時に前記リーフバルブと前記ロッドガイドとの間に隙間を設ける
    ことを特徴とする緩衝器。
  2. 前記ロッドの外周に段部を設け、
    前記段部が前記リーフバルブの内周側を支持する
    ことを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  3. 前記ストッパ部が、前記ピストンのロッドガイド側に設けられた突起である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の緩衝器。
  4. 前記ストッパ部が、前記ロッドガイドのピストン側に設けられた突起である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の緩衝器。
  5. 前記ストッパ部が、前記シリンダの内周から突出して設けられる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の緩衝器。
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