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JP2018161881A - 液体カートリッジ、液体消費装置、及びカートリッジセット - Google Patents

液体カートリッジ、液体消費装置、及びカートリッジセット Download PDF

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JP2018161881A
JP2018161881A JP2017089837A JP2017089837A JP2018161881A JP 2018161881 A JP2018161881 A JP 2018161881A JP 2017089837 A JP2017089837 A JP 2017089837A JP 2017089837 A JP2017089837 A JP 2017089837A JP 2018161881 A JP2018161881 A JP 2018161881A
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高橋 宏明
Hiroaki Takahashi
宏明 高橋
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Abstract

【課題】液体供給部に変形などが生じ難い液体カートリッジを提供する。【解決手段】インクカートリッジ30は、カートリッジ本体128と、インク供給部34と、を具備する。インク供給部34のキャップ79は、その上面において前後方向に延びる凹部95を有している。カートリッジ本体128は、凹部95の上方に位置する前部129を有している。前部129は、底壁60と、底壁60からインク供給部34へ向かって下方へ延びる縦壁62と、縦壁62の下端と連続して左右方向へ延びるサブ下壁48と、を有している。カートリッジ本体128は、サブ下壁48から下方へ延びており、下端部が凹部95内に位置する凸部89、を更に有する。【選択図】図8

Description

本発明は、液体貯留室を有するカートリッジ本体と液体貯留室に貯留された液体を外部へ供給する液体供給部とを備える液体カートリッジ、当該液体カートリッジを備えた液体消費装置及びカートリッジセットに関する。
インクカートリッジ(例えば、特許文献1参照)から供給されたインクを、ノズルを介して吐出する記録ヘッドを備えるプリンタが知られている。このようなプリンタでは、インクカートリッジに貯留されたインクが消費されると、新たなインクカートリッジが装着される。
特開平6−210865号公報
インクカートリッジにおいて、液体流路を有する液体供給部は、カートリッジ本体から前方へ延びている。例えば、インクカートリッジを床に落下させた衝撃などが液体供給部に加わると、液体供給部が撓み、変形や亀裂などが生じるおそれがある。また、新たな大容量及び小容量の液体カートリッジも求められている。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体供給部に変形などが生じ難い液体カートリッジを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、新たな大容量及び小容量の液体カートリッジを提供することにある。
(1) 本発明に係る液体カートリッジは、液体貯留室を区画するカートリッジ本体と、前方に開口された液体流路を有しており当該液体貯留室内の液体を当該液体流路を介して外部に供給する液体供給部と、を具備する。上記液体供給部は、上記カートリッジ本体の下部から前方へ突出しており、その上面において前後方向に延びる凹部を有している。上記カートリッジ本体は、上記凹部の上方に位置する前部を有している。上記前部は、上記液体貯留室の底面の少なくとも一部を区画する底壁と、上記底壁から上記液体供給部へ向かって下方へ延びており、前後方向及び上下方向に拡がる側面を有する第1壁と、上記第1壁の下端と連続して、前後方向及び上下方向と交差する左右方向へ延びる第2壁と、を有している。上記カートリッジ本体は、上記第2壁から下方へ延びており、下端部が上記凹部内に位置する凸部、を更に有する。
例えば液体カートリッジが床に落下されたりして衝撃が加わり、液体供給部が前後方向に対して曲がるように撓んでも、凹部が凸部と当接することによって、撓みの程度が制限される。また、液体供給部が上方へ撓んでも、凹部が凸部と当接し、凸部に伝達された衝撃は、第1壁及び第2壁により吸収される。
(2) 好ましくは、上記第1壁及び第2壁の前端は、上記液体供給部の前端より前方に位置する。
第1壁及び第2壁によって、液体供給部の前端を保護できる。
(3) 好ましくは、上記前部は、上記第1壁の前端と連続して上記左右方向へ延びる第3壁を更に具備しており、上記第2壁と上記第3壁とが連続している。
上記構成によれば、カートリッジ本体の強度が増す。
(4) 好ましくは、上記第3壁は、上記底壁の前端と連続している。
上記構成によれば、カートリッジ本体の前部分の強度が増す。
(5) 好ましくは、上記第3壁は、上記液体貯留室の最前面を区画しており、上記カートリッジ本体は、上記底壁から下方へ延びており、上記液体貯留室において上記最前面より後方を区画するサブ前面を有するサブ前壁と、を更に有しており、上記第1壁は、上記第2壁、上記第3壁、上記底壁、及び上記サブ前壁と連続し、上記第2壁、上記第3壁、上記底壁、及び上記サブ前壁により区画される空間に渡って拡がっている。
上記構成によれば、カートリッジ本体の強度が増す。
(6) 好ましくは、上記液体貯留室において、上記底壁が区画する底面より上方の第1空間の横断面の第1面積は、当該底面より下方であって上記サブ前壁が区画するサブ前面により区画される第2空間の横断面の第2面積より大きい。
上記構成によれば、液体貯留室から液体が流出することによる液面の下降は、同じ容量の液体の流出に対して、第2空間より第1空間が小さくなる。これにより、液体の流出に対して、第1空間における液面の高さが高く維持することができるので、第1空間に液体が存在する状態において、液体貯留室から液体流路を通じて液体が外部に流出しやすくなる。
(7) 本発明に係る液体消費装置は、請求項6に記載の液体カートリッジと、当該液体カートリッジが液体を流通可能に接続され、当該液体を貯留する第2液体貯留室を有するタンクと、上記タンクから供給される液体を消費する液体消費部と、を具備する。上記液体カートリッジは、上記液体貯留室と外部とを連通する第1大気連通部を有している。上記タンクは、上記第2液体貯留室と外部とを連通する第2大気連通部を有している。
(8) 本発明は、小容量液体カートリッジと、大容量液体カートリッジと、を有するカートリッジセットであって、上記小容量液体カートリッジは、液体貯留室を区画するカートリッジ本体と、前方に開口された液体流路を有しており当該液体貯留室内の液体を当該液体流路を介して外部に供給する液体供給部と、を具備する。上記カートリッジ本体は、上記液体供給部の上方に位置する前部を有する。上記前部は、上記液体貯留室の底面の少なくとも一部を区画する第1底壁と、上記底壁から上記液体供給部へ向かって下方へ延びており、前後方向及び上下方向に拡がる側面を有する第1壁と、上記第1壁の下端と連続して、前後方向及び上下方向と交差する左右方向へ延びる第2壁と、を有する。上記大容量液体カートリッジは、上記液体貯留室より容積の大きな大容量液体貯留室を形成し、当該大容量液体貯留室を構成する側壁間の寸法及び当該大容量液体貯留室を構成する前壁から後壁までの寸法が、上記カートリッジ本体の側壁間の寸法及び前壁から後壁までの寸法と同じである大容量カートリッジ本体と、前方に開口された液体流路を有しており上記大容量液体貯留室内の液体を当該液体流路を介して外部に供給する大容量液体供給部と、を具備する。上記大容量液体供給部は、上記大容量カートリッジ本体の下部から前方へ突出している。上記大容量液体供給部の上方において上記大容量液体貯留室の底面の少なくとも一部を区画する第2底壁は、上記側面視において、上記小容量液体カートリッジの前壁及び後壁を上記大容量液体カートリッジの前壁及び後壁と重ねたときに、上記小容量液体カートリッジの上記第2壁と重なる位置である。
上記構成によれば、小容量液体カートリッジと大容量液体カートリッジとの対比において、大容量カートリッジ本体の側壁間の寸法及び前壁から後壁までの寸法が、カートリッジ本体の側壁間の寸法及び前壁から後壁までの寸法と同じとして、容量の異なるカートリッジが作製できる。また、液体貯留室に、容積を減らすための部材を配置する必要がないので、液体貯留室における液体の流れが当該部材により妨げられたり、当該部材により液体の流路が狭くなったりすることがない。
(9) 好ましくは、上記カートリッジ本体は、上記液体貯留室に通じており、上方を向く開口を有する下部分と、当該下部分の開口を覆う蓋と、を有しており、上記大容量カートリッジ本体は、上記大容量液体貯留室に通じており、上方を向く開口を有する大容量下部分を有しており、上記蓋は、上記大容量下部分の開口を覆うものである。
上記構成によれば、小容量液体カートリッジと大容量液体カートリッジとにおいて、蓋を共通の部品とすることができる。
本発明によれば、液体供給部に変形などが生じ難い液体カートリッジが実現できる。
図1は、プリンタ10の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図2は、カートリッジ装着部110の正面図である。 図3は、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着された状態の縦断面図である。 図4は、インクカートリッジ30の前方斜視図である。 図5は、インクカートリッジ30の後方斜視図である。 図6は、インクカートリッジ30の左側面図である。 図7は、インクカートリッジ30の縦断面図である。 図8は、図7におけるVIII−VIII断面を示す断面図である。 図9は、インク供給部34が分解された状態のインクカートリッジ30の前方斜視図である。 図10は、大容量カートリッジ200の前方斜視図である。 図11は、大容量カートリッジ200の後方斜視図である。 図12は、大容量カートリッジ200の左側面図である。 図13は、大容量カートリッジ200の縦断面図である。 図14は、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着される途中の状態の縦断面図である。 図15は、カートリッジ装着部110内でインクカートリッジ30が回動した状態の縦断面図である。 図16は、ブラックに対応するインクカートリッジ30の前方斜視図である。 図17は、ブラックに対応するインクカートリッジ30の後方斜視図である。 図18は、ブラックに対応するインクカートリッジ30の左側面図である。 図19は、図18におけるXIX−XIX断面を示す断面図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明が具体化された一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
また、以下の説明では、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に挿入される方向が前方向51と定義される。また、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から抜き出される方向が後方向52と定義される。以下では、インクカートリッジ30は、カートリッジ装着部110に対して水平方向(重力方向に対し直交する方向)に挿入及び脱抜される。したがって、前方向51及び後方向52は水平方向である前提として説明がなされるが、必ずしも前方向51及び後方向52は水平方向でなくてもよい。また、前方向51及び後方向52のいずれかに直交する方向が下方向53と定義される。下方向53の反対となる方向が上方向54と定義される。前方向51及び下方向53と直交する方向が右方向55と定義される。右方向55と反対方向が左方向56と定義される。したがって、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されて使用される状態において、重力方向が下方向53であり、重力方向と反対方向が上方向54であることを前提として説明がなされる。つまり、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されて使用される状態において、筐体130の下壁42の外面が重力方向の下方を向く。また、前方向51及び下方向53と直交する方向が、右方向55及び左方向56と定義される。より具体的には、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されて使用される状態で、インクカートリッジ30を後方から前方に視た場合において、右方に向く方向が右方向55と定義され、左方に向く方向が左方向56と定義される。なお、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されて使用される状態とは、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110の装着位置まで挿入された状態である。装着位置は、カートリッジ装着部110に設けられたインクニードル102がインクカートリッジ30に設けられたインク供給部34に挿入されて互いに連結され、且つインクカートリッジ30に設けられたIC基板64がカートリッジ装着部110に設けられた接点106と接触する位置である。また、以下では、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されて使用される状態の、当該インクカートリッジ30の姿勢を使用姿勢と称する。
また、前方向51及び後方向52は、前後方向と定義される。また、上方向54及び下方向53は、上下方向と定義される。また、右方向55及び左方向56は、左右方向と定義される。
また、以下の説明では、「前方を向く」とは、前方の成分を含む方向を向くことを含み、「後方を向く」とは、後方の成分を含む方向を向くことを含む。また、「下方を向く」とは、下方の成分を含む方向を向くことを含み、「上方を向く」とは、上方の成分を含む方向を向くことを含む。例えば、「前面が前方を向く」とは、前面が前方を向いていてもよいし、前面が前方に対して傾斜した方向を向いていてもよい。
[プリンタ10の概要]
図1に示されるように、プリンタ10(液体消費装置の一例)は、インクジェット記録方式に基づいて、用紙に対してインク滴を吐出することにより画像を記録する画像記録装置であり、例えばインクジェットプリンタである。プリンタ10は、記録ヘッド21(液体消費部の一例)と、インク供給装置100と、記録ヘッド21及びインク供給装置100を接続するインクチューブ20とを備えている。インク供給装置100は、カートリッジ装着部110を備える。カートリッジ装着部110には、インクカートリッジ30(液体カートリッジ、小容量液体カートリッジの一例)が装着される。カートリッジ装着部110には、その一面に開口112が形成されている。インクカートリッジ30は、開口112を通じてカートリッジ装着部110に前方へ挿入され、或いは開口112を通じてカートリッジ装着部110から後方へ抜き出される。
インクカートリッジ30は、液体を貯留しており、例えばプリンタ10で使用可能なインク(液体の一例)を貯留する。カートリッジ装着部110へのインクカートリッジ30の装着が完了した状態において、インクカートリッジ30と記録ヘッド21とは、インクチューブ20を介して接続されている。記録ヘッド21は、インクチューブ20を通じて供給されるインクを一時的に貯留するダンパ室28を有する。記録ヘッド21は、ダンパ室28から供給されたインクを複数のノズル29から吐出する。具体的には、記録ヘッド21が備えるヘッド制御基板が、複数のノズル29に対応して設けられた複数のピエゾ素子29Aに選択的に駆動電圧を印加する。これにより、ノズル29から選択的にインクが吐出される。つまり、記録ヘッド21は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30に貯留されたインクを消費する。
プリンタ10は、給紙トレイ15と、給紙ローラ23と、搬送ローラ対25と、プラテン26と、排出ローラ対27と、排紙トレイ16と、を備えている。給紙ローラ23は、給紙トレイ15上の用紙を搬送路24へ向けて給送する。搬送路24へ給送された用紙は、やがて搬送ローラ対25に到達する。搬送ローラ対25は、搬送ローラ対25に到達した用紙をプラテン26上へ搬送する。記録ヘッド21は、プラテン26上を通過する用紙に対してインクを選択的に吐出する。これにより、用紙に画像が記録される。プラテン26を通過した用紙は、排出ローラ対27に到達する。排出ローラ対27は、排出ローラ対27に到達した用紙を、搬送路24の最下流側に位置する排紙トレイ16に排出する。
[インク供給装置100]
図1に示されるように、プリンタ10は、インク供給装置100を備えている。インク供給装置100は、記録ヘッド21にインクを供給する。インク供給装置100は、インクカートリッジ30を装着可能なカートリッジ装着部110、タンク103、インクチューブ20を備えている。なお、図1においては、カートリッジ装着部110へのインクカートリッジ30の装着が完了した状態が示されている。つまり、図1において、インクカートリッジ30は装着状態である。この状態にあるインクカートリッジ30の姿勢が、使用姿勢である。
[カートリッジ装着部110]
図1〜図3に示されるように、カートリッジ装着部110は、カートリッジケース101と、インクニードル102と、凸板111と、光学センサ113と、複数の接点106と、を備えている。カートリッジ装着部110には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ30が収容可能である。また、インクニードル102、凸板111、及び光学センサ113は、4つのインクカートリッジ30それぞれに対応して、4つずつ設けられている。また、複数の接点106について、1つのインクカートリッジ30に対応して4つの接点106が設けられ、4つのインクカートリッジ30に対して16個の接点106が設けられる。タンク103及びインクチューブ20は、4つのインクカートリッジ30それぞれに対応して、4つずつ設けられている。
[カートリッジケース101]
図2に示されるように、カートリッジケース101は、カートリッジ装着部110の筐体を形成する。カートリッジケース101は、天面57と、ガイド溝109と、右側面107と、左側面108と、終面59と、開口112とを有する箱形状である。天面57は、カートリッジケース101の内部空間の上部である天部を画定する。ガイド溝109は、カートリッジケース101の内部空間の下部である底部を画定する。右側面107は、カートリッジケース101の内部空間の右部を画定する。左側面108は、カートリッジケース101の内部空間の左部を画定する。終面59は、天面57と右側面107と左側面108とをつないでいる。開口112は、終面59と前後方向に対向する位置において、カートリッジケース101に形成されている。開口112は、ユーザがプリンタ10を使用するときに対面する面であるプリンタ10のユーザインタフェース面に露出し得る。
インクカートリッジ30は、開口112を通じてカートリッジケース101へ挿入され、開口112を通じてカートリッジケース101から抜き出される。カートリッジケース101の底部にはガイド溝109が形成されている。インクカートリッジ30は、ガイド溝109に、インクカートリッジ30の下端部が挿入されることによって、前後方向(図2における紙面と直交する方向)に沿って案内される。カートリッジケース101は、内部空間を上下方向に長い4つの空間に仕切り分ける3つのプレート104を備える。複数のプレート104によって仕切り分けられた各空間それぞれに1つのインクカートリッジ30が収容される。
[インクニードル102]
図2及び図3に示されるように、インクニードル102は、中空の管状となっており、カートリッジケース101の終面59の下部に位置している。インクニードル102は、カートリッジケース101の終面59において、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30のインク供給部34に対応する位置に配置されている。インクニードル102は、カートリッジケース101の終面59から後方へ突出しており、その先端が後方に向けて開口している。なお、インクニードル102の先端は、平坦であってもよく、尖っていてもよい。
[凸板111]
図3に示されるように、カートリッジケース101において1つのインクカートリッジ30が挿入される内部空間の天面57における開口112付近には、天面57から下方へ突出した凸板111が形成されている。凸板111の左右方向の長さは、後述するインクカートリッジ30の凸部43の一対の壁114(図4参照)の間隔よりも短い。また、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に挿入された状態において、凸板111は、左右方向において、一対の壁114の間に位置する。よって、凸板111は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に挿入される過程において、後述するインクカートリッジ30の凸部43の一対の壁114(図4参照)の間へ挿入される。凸板111の下面111Aは、後述する弁機構135のレバー163(図7参照)と当接可能し得る。
[接点106]
図3に示されるように、カートリッジケース101において1つのインクカートリッジ30が挿入される内部空間の天面57における凸板111の前方には4つの接点106が配置されている。4つの接点106は、天面57からカートリッジケース101の1つのインクカートリッジ30が挿入される内部空間へ向けて下方に突出している。各図には詳細に示されていないが、4つの接点106それぞれは、左右方向に離れて配置されている。4つの接点106の配置は、後述される1つのインクカートリッジ30の4つの電極65(図4参照)の配置に対応している。各接点106は、導電性及び弾性を有する部材で構成されており、上方へ弾性的に変形可能である。4つの接点106は、カートリッジケース101に収容可能な4つのインクカートリッジ30に対応して、4組が配置されている。すなわち、カートリッジケース101には、16個の接点106が配置されている。なお、接点106の個数及び電極65の個数は任意である。
各接点106は、電気回路を介して演算装置に電気的に接続されている。演算装置は、例えばCPU,ROM,RAMなどからなるものであり、例えばプリンタ10のコントローラとしての機能を果たす。各接点106と、当該各接点106と対応する各電極65とが接触して電気的に導通されることによって、電圧Vcが1つ目の電極65に印加されたり、2つ目の電極65がアースされたり、3つ目の電極65にデータを示す信号が送電されたり、4つ目の電極65に演算装置から同期信号が送電されたりする。各接点106と、当該各接点106と対応する各電極65との電気的に導通により、演算装置が、インクカートリッジ30のICに格納されたデータにアクセス可能となる。各接点106から電気回路を通じた出力は演算装置に入力される。
[光学センサ113]
図2に示されるように、カートリッジケース101の天面には、光学センサ113が配置されている。光学センサ113は、4つの接点106よりも前方に位置している。光学センサ113は、発光器及び受光器を備える。発光器は、受光器よりも右方または左方に、受光器と間隔を空けて設けられている。カートリッジ装着部110への装着が完了したインクカートリッジ30の後述する遮光板67(図4参照)は、発光器及び受光器の間に配置される。換言すれば、発光器及び受光器は、カートリッジ装着部110への装着が完了したインクカートリッジ30の遮光板67が、当該発光器及び受光器の間に位置するよう、互いに対向して配置されている。
光学センサ113は、発光器から左右方向に沿って照射された光が受光器で受光されたか否かに応じて異なる検知信号を出力する。例えば、光学センサ113は、発光器から出力された光が受光器で受光できない(すなわち、受光強度が所定の強度未満である)ことを条件として、ローレベル信号を出力する。一方、光学センサ113は、発光器から出力された光が受光器で受光できた(すなわち、受光強度が所定の強度以上である)ことを条件として、ハイレベル信号を出力する。
[ロックシャフト145]
図3に示されるように、ロックシャフト145が、カートリッジケース101の天面57付近且つ開口112付近において、カートリッジケース101の左右方向に延出されている。ロックシャフト145は、左右方向に沿って延びる棒状の部材である。ロックシャフト145は、例えば、金属の円柱である。ロックシャフト145の左右方向の両端は、カートリッジケース101の左右方向の両端を画定している壁に固定されている。したがって、ロックシャフト145は、カートリッジケース101に対して回動等の相対移動をしない。ロックシャフト145は、4つのインクカートリッジ30が収納可能な4つの空間に渡って左右方向に延びている。インクカートリッジ30が収容される各空間において、ロックシャフト145の周囲には空間が存在する。したがって、ロックシャフト145に対して、上方へ向かって、また、後方へ向かってインクカートリッジ30のロック面151などがアクセスすることができる。
ここで、アクセスとは、ロックシャフト145がロック面151に当接するような物理的な接触でもよいし、後述する遮光板67に光学センサ113からの光が当たるような光学的なアクセスでもよいし、後述するIC基板64の電極65に接点106が接触することで電極65と接点106との間で電流が流れるような電気的なアクセスでもよい。また、アクセスされる方向は、上下方向であってもよいし、左右方向であってもよい。
ロックシャフト145は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30を装着位置に保持するためのものである。インクカートリッジ30は、カートリッジ装着部110に挿入されて、使用姿勢に回動されることにより、ロックシャフト145に係合する。さらに、ロックシャフト145は、インクカートリッジ30のコイルバネ78がインクカートリッジ30を後方へ押す力に抗してインクカートリッジ30をカートリッジ装着部110内に保持する。
[タンク103]
図1に示されるように、カートリッジケース101の前方にはタンク103が配置されている。タンク103は、内部にインクを貯留可能な箱形状である。タンク103の内部空間である液体貯留室103A(第2液体貯留室の一例)は、上部において、大気連通ポート124(第2大気連通部の一例)によって外部へ開口している。これにより、タンク103の内部空間は、大気開放されている。タンク103の液体貯留室103Aは、後方においてインクニードル102の内部空間と連通している。これにより、インクニードル102を通じてインクカートリッジ30から流出したインクがタンク103に貯留される。4つのタンク103には、それぞれにインクチューブ20が接続されている。これにより、タンク103の液体貯留室103Aに貯留されたインクがインクチューブ20を通じて記録ヘッド21へ供給される。
[インクカートリッジ30の全体構造]
インクカートリッジ30は液体であるインクが貯留される容器である。本実施形態では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ30が、カートリッジ装着部110に装着可能である。4つのインクカートリッジ30のうち、シアン、マゼンタ、イエローに対応する3つのインクカートリッジ30の構成は、図4に示されるように同一である。一方、ブラックに対応するインクカートリッジ30の構成は、他の3つのインクカートリッジ30よりも左右方向に長い点において、他の3つのインクカートリッジ30の構成とは異なるが、その他の点において、他の3つのインクカートリッジ30の構成と略同一である。
以下では、シアン、マゼンタ、イエローに対応する3つのインクカートリッジ30の構成が説明される。ブラックに対応するインクカートリッジの構成については、後に図16〜19を参照しつつ、シアン、マゼンタ、イエローに対応する3つのインクカートリッジ30との相違点が説明される。
図4〜図7に示されているインクカートリッジ30の姿勢は、インクカートリッジ30が使用姿勢にあるときの姿勢、すなわち使用姿勢である。インクカートリッジ30は、後述されるように、前壁40(第3壁の一例)と、後壁41と、上壁39と、下壁42と、側壁37と、側壁38とを備える。インクカートリッジ30は、使用姿勢においては、後壁41から前壁40に向かう方向が前方向51に一致し、前壁40から後壁41に向かう方向が後方向52に一致する姿勢である。また、インクカートリッジ30は、使用姿勢においては、上壁39から下壁42に向かう方向が下方向53(重力方向)に一致し、下壁42から上壁39に向かう方向が上方向54に一致する姿勢である。また、インクカートリッジ30は、使用姿勢においては、側壁38から側壁37に向かう方向が右方向55に一致し、側壁37から側壁38に向かう方向が左方向56に一致する。また、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されるときに、前壁40の外面は前方を向き、後壁41の外面は後方を向き、下壁42の外面は下方を向き、上壁39の外面は、上方を向く。
図4、図5に示されるように、インクカートリッジ30は、全体として、左右方向に沿った寸法が短く、上下方向及び前後方向それぞれに沿った寸法が、左右方向に沿った寸法よりも長い扁平形状である。
[カートリッジ本体128]
図4〜図6に示されるように、インクカートリッジ30は、カートリッジ本体128と、インク供給部34と、を有する。インク供給部34は、カートリッジ本体128に下部と連続しており、前方に面している。
カートリッジ本体128は、筐体130(下部分の一例)と、外蓋134(蓋の一例)と、を有する。筐体130は、上方が開放された箱形状である。本実施形態では、筐体130は、樹脂によって形成された容器である。図7に示されるように、筐体130の内部に、メイン貯留室32(第1液体貯留室の一例)及びサブ貯留室33が形成されている。
図4〜図6に示されるように、筐体130は、外壁として、前壁40と、後壁41と、側壁37と、側壁38と、下壁42と、サブ下壁48(第2壁の一例)、接続壁49、底壁60と、サブ前壁61と、縦壁62(第1壁の一例)と、を備える。前壁40と後壁41との間の間隔は、側壁37と側壁38との間の間隔よりも長い。前壁40と、後壁41と、側壁37と、側壁38と、底壁60と、サブ前壁61と、が、メイン貯留室32を画定している。
インクカートリッジ30が使用姿勢において、前方を向く筐体130の外表面を有するのが前壁40であり、後方を向く筐体130の外表面を有するのが後壁41である。側壁37、38は、前壁40及び後壁41とそれぞれ交差して延びている。側壁37、38は、前壁40、後壁41、底壁60、及びサブ前壁61とを繋いでいる。使用姿勢において、側壁37の外面は右方を向いており、側壁38の外面は左方を向いている。下壁42は、使用姿勢において下方を向いている。下壁42と、後壁41及び接続壁49とは連続している。前壁40とサブ下壁48とは連続している。前壁40の後面の一部は、メイン貯留室32を区画する最前面40Aである。後壁41の前面は、メイン貯留室32を区画する後面41Aである。
筐体130において、少なくとも前壁40、後壁41、側壁37、側壁38、底壁60、及びサブ前壁61は、メイン貯留室32に貯留されたインクを外部から視認可能な透光性を有するものである。
底壁60は、前壁40から後方向52且つやや下方向53に延びて、サブ前壁61と連続している。すなわち、底壁60は、前壁40とサブ前壁61とを繋いでいる。底壁60の上面は、メイン貯留室32を区画するサブ底面60A(底面の一例)である。サブ底面60Aは、最前面40Aとサブ前面61Aとを繋いでいる。
サブ前壁61は、底壁60の後端から後方向52且つ下方向53へ、前方向51へ膨らむように湾曲しながら延びて、サブ下壁48と連続している。サブ前壁61は、使用姿勢において前方を向いており、前壁40より後方に位置する。サブ前壁61の後面は、メイン貯留室32を区画するサブ前面61Aである。サブ前面61Aは、最前面40Aより後方に位置する。
メイン貯留室32は、サブ底面60Aの最下位置、すなわちサブ底面60Aの後端より上方の第1空間32Uと、サブ底面60Aの後端より下方であってサブ前面61A及び後面41Aにより区画される第2空間32Lと、を有する。なお、図7において、第1空間32Uと第2空間32Lとの境界が2点破線によって示されている。第1空間32Uの横断面の第1面積S1は、第2空間32Lの横断面の第2面積S2より大きい(S1>S2)。
縦壁62は、前壁40、サブ下壁48、底壁60、及びサブ前壁61により区画される空間に渡って拡がっている。縦壁62は、底壁60から下方向53へ向かってサブ下壁48まで延びている。縦壁62は、前壁40、サブ下壁48、底壁60、及びサブ前壁61の左右方向の中央に位置する。したがって、前壁40は、縦壁62の前端から左右方向へ延びている。サブ下壁48は、縦壁62の下端から左右方向へ延びている。底壁60は、縦壁62の上端から左右方向へ延びている。サブ前壁61は、縦壁62の後端から左右方向へ延びている。前壁40、サブ下壁48、底壁60、及びサブ前壁61の左右方向の寸法は同じである。また、前壁40、サブ下壁48、底壁60、及びサブ前壁61の各左端は、左右方向において同じ位置にあり、また、各右端は、左右方向において同じ位置にある。
カートリッジ本体128において、前壁40、サブ下壁48、底壁60、及び縦壁62によって、インク供給部34より上方向54に位置する前部129が構成されている。より詳しくは、使用姿勢において、カートリッジ本体128におけるインク供給部34よりも上方且つ接続壁49よりも前方の部分が前部129である。前壁40、サブ下壁48、底壁60、及び縦壁62の各前端は、インク供給部34の前端より前方向51に位置する。
サブ下壁48と下壁42との間には、接続壁49の前方向51を向く段差面が左右方向及び上下方向に広がっている。接続壁49の段差面より前方向51において、サブ下壁48から下方向53へ向かって凸部89が延びている。凸部89は、上下方向及び左右方向に沿った断面形状が逆T字形状である。凸部89は、後述されるキャップ79の凹部95内に位置する。
前壁40、後壁41、側壁37、及び側壁38の各々の上端部には、筐体130の外方へ突出した係合爪88が形成されている。係合爪88は、外蓋134に形成された開口86と係合する。なお、本実施形態において、係合爪88は、前壁40、後壁41、側壁37、及び側壁38の各々に一つずつ形成されているが、係合爪88の数は各壁に一つずつに限らない。
[内蓋131]
図7に示される内蓋131は、筐体130の開放された上方を閉塞するものである。内蓋131には、上下方向に貫通した貫通孔46が形成されている。
[外蓋134]
図4〜図7に示されるように、外蓋134は、下方が開放された箱形状である。外蓋134は、上壁39と、前壁82と、後壁83と、側壁84と、側壁85とを備える。前壁82は、上壁39の前端と連続しており下方へ延びている。後壁83は、上壁39の後端と連続しており下方へ延びている。側壁84は、上壁39の右端から下方へ延びており、前壁82及び後壁83を繋いでいる。側壁85は、上壁39の左端から下方へ延びており、前壁82及び後壁83を繋いでいる。
前壁82、後壁83、側壁84、及び側壁85の各々には、開口86が形成されている。各開口86には、筐体130の係合爪88が係合される。これにより、外蓋134は、筐体130の上方から筐体130に被せられた状態となる。なお、本実施形態では、外蓋134に開口86が形成され、筐体130に係合爪88が形成されているが、外蓋134に係合爪88が形成され、筐体130に開口86が形成されていてもよい。外蓋134が筐体130に被せられた状態において、前壁82及び前壁40は、カートリッジ本体128の前方を向く外表面を構成する。また、後壁83及び後壁41は、カートリッジ本体128の後方を向く外表面を構成する。また、側壁84及び側壁37、並びに、側壁85及び側壁38は、カートリッジ本体128の各側方をそれぞれ向く各外表面を構成する。
図4及び図5に示されるように、上壁39には、前後方向に延びた開口44が形成されている。開口44は、内蓋131のリブ156、157、158の上方に形成されている。
上壁39には、上方へ突出した凸部43が形成されている。凸部43は、右方、左方、及び後方から開口44を囲むように形成されている。凸部43には、外部からロックシャフト145がアクセス可能である。
凸部43において後方を向く面がロック面151である。ロック面151は、上壁39よりも上方に位置している。ロック面151は、上下方向に沿って延びている。ロック面151は、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着された状態において、ロックシャフト145と後方へ向かって接触し得る面である。ロック面151がロックシャフト145と後方へ向かって接触することにより、インクカートリッジ30がコイルバネ78の付勢力に抗してカートリッジ装着部110に保持される。
凸部43において、ロック面151より前方には、開口44を挟んで一対の壁114が形成されている。一対の壁114の上端面は、水平面154及び傾斜面155で構成されている。水平面154は、ロック面151と連続している。傾斜面155は、水平面154より前方に位置している。傾斜面155は、水平面154と連続している。傾斜面155は、上方且つ前方を向いている。傾斜面155は、その前端がその後端よりも下方となるように傾斜している。水平面154を介してロック面151と傾斜面155とが連続しているので、ロック面151と傾斜面155との境界が尖った山形状とならない。傾斜面155及び水平面154により、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に挿入される過程において、ロックシャフト145が傾斜面155及び水平面154に当接しながらロック面151より後方まで円滑に案内される。
上壁39において、ロック面151より後方には、操作部90が形成されている。操作部90は、ユーザによりアクセスされて操作されるものである。上壁39の後方に、サブ上面91が形成されている。サブ上面91の上方に、サブ上面91と空間を隔てて操作部90が配置されている。操作部90は、上壁39と、サブ上面91との境界付近から上方へ向けて凸部43と同程度まで上方へ突出した平板形状である。操作部90は、その上端位置が下端位置よりも前方に位置している。図5及び図6に示されるように、操作部90と後方のサブ上面91との間には、リブ94が形成されている。リブ94は、操作部90及び後方のサブ上面91に連続しており、且つ後方へ延びている。左右方向に沿ったリブ94の寸法は、左右方向に沿った操作部90の寸法及び後方のサブ上面91の寸法のそれぞれより小さい。リブ94によって、操作部90の後方部分が上下方向に変形することが抑制される。
操作部90において、上方且つ後方を向く面が操作面92である。操作面92の後方部分と後方のサブ上面91とは、前後方向に沿った方向における位置が重複している。換言すれば、インクカートリッジ30を、当該インクカートリッジ30よりも上方から下方に視たとき、操作面92の後方部分と後方のサブ上面91とは重複した位置にある。操作面92には、複数の突起、例えば、左右方向に沿って延出する複数の凸リブ93が、前後方向に間隔を隔てて形成されている。複数の突起としての凸リブ93により、ユーザが操作面92を認識しやすくなり、また、ユーザが操作面92を指で操作するときに、指が操作面92に対して滑りにくくなる。
操作面92は、インクカートリッジ30を、当該インクカートリッジ30より上方から下方に視たときに視認可能であり、且つ、インクカートリッジ30を、当該インクカートリッジ30より後方から前方に視たときに視認可能である。操作面92は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態からインクカートリッジ30を抜き出すために、ユーザが操作するための面である。なお、操作部90は、外蓋134と一体に成型されている。これにより、操作部90は、外蓋134に対して固定されており、外蓋134に対して回動などの相対移動をしない。したがって、操作面92にユーザから加えられる力は、方向を変えずに外蓋134にそのまま伝達される。
なお、インクカートリッジ30の前壁40及び前壁82、後壁41及び後壁83、上壁39、下壁42、側壁37及び側壁84、並びに、側壁38及び側壁85の各外表面は、必ずしも1つの平面をなしている必要はない。すなわち、使用姿勢のインクカートリッジ30を、当該インクカートリッジ30よりも前方から後方に視たときに視認し得る面であり、且つ、使用姿勢のインクカートリッジ30の前後方向の中心よりも前方に位置する面が前壁40及び側壁84の外面である。使用姿勢のインクカートリッジ30を、当該インクカートリッジ30よりも後方から前方に視たときに視認し得る面であり、且つ、使用姿勢のインクカートリッジ30の前後方向の中心よりも後方に位置する面が後壁41及び後壁83の外面である。使用姿勢のインクカートリッジ30を、当該インクカートリッジ30よりも上方から下方に視たときに視認し得る面であり、且つ、使用姿勢のインクカートリッジ30の上下方向の中心よりも上方に位置する面が上壁39の外面である。使用姿勢のインクカートリッジ30を、当該インクカートリッジ30よりも下方から上方に視たときに視認し得る面であり、且つ、使用姿勢のインクカートリッジ30の上下方向の中心よりも下方に位置する面が下壁42の外面である。側壁37,38,84,85の各外面に関しても同様である。また、インクカートリッジ30は、必ずしも筐体130及び外蓋134から構成されていなくてもよい。また、インクの貯留室は、必ずしもメイン貯留室32及びサブ貯留室33に分かれていなくてもよい。すなわち、インクカートリッジ30は、貯留室が、上壁39、前壁40、後壁41、側壁37,38、底壁60、サブ前壁61、及び下壁42により区画されるケースを有するものであってもよい。
図4〜図6に示されるように、上壁39の外面には、上方に突出する遮光板67が形成されている。遮光板67は、前後方向に沿って延びている。遮光板67は、凸部43よりも前方に位置している。遮光板67は、後述するIC基板64よりも前方に位置している。
遮光板67の右面及び左面は、左右方向に沿って進行する光学センサ113(図2参照)の光を遮断する。つまり、遮光板67は、外部から光がアクセス可能である。より詳細には、光学センサ113の発光器から出力された光が受光器に到達するまでの間に遮光板67に当たることによって、受光器に到達する光の強度が所定の強度未満、例えば、ゼロとなる。遮光板67は、光が左右方向に沿って進むのを完全に遮断してもよいし、光を部分的に減衰させてもよいし、光の進行方向を曲げてもよいし、光を全反射させてもよい。また、遮光板67には切欠き66が形成されている。切欠き66は、遮光板67の上端から下方へ凹む空間であり、前後方向に拡がっている。切欠き66が光学センサ113に位置することにより、光学センサ113の発光器から出力された光は、受光器に到達するまでに遮断されない。このような切欠き66の有無によって、インクカートリッジ30の種別、すなわちインクカートリッジ30が貯留するインクの種類や初期量などを、例えばユーザ又はプリンタ10が判別可能となる。
図4〜図6に示されるように、上壁39の外面であって、前後方向における遮光板67と凸部43との間には、IC基板64が配置されている。IC基板64は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される途中において4つの接点106と導通し、かつインクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態においても4つの接点106と導通する。
IC基板64は、基板と、IC(各図には現れていない)と、4つの電極65とを備える。基板は、ICを支持している。また、基板には4つの電極65が形成されている。4つの電極65とICとは電気的に接続されている。4つの電極65は、それぞれが前後方向に沿って延出しており、4つの電極65は左右方向に並んでいる。4つの電極65は、IC基板64の上面に電気的にアクセス可能に露出されている。これにより、カートリッジケース101の4つの接点106それぞれと、4つの電極65それぞれの上面とが、直接に接することが可能となる。ICは、集積回路であり、インクカートリッジ30に関する情報、例えば、ロット番号や製造年月日、インク色などの情報を示すデータが読み出し可能に格納されている。なお、基板は、いわゆるリジット基板であってもよいし、柔軟性のあるフレキシブル基板であってもよい。
[インクカートリッジ30の内部構造]
図7に示されるように、インクカートリッジ30の内部には、メイン貯留室32、サブ貯留室33、インクバルブ室35、及び大気連通流路72が形成されている。
インクカートリッジ30は、その内部に、下壁45を備える。下壁45は、前後方向及び左右方向に拡がる壁である。筐体130が内蓋131を支持した状態において、下壁45と内蓋131の底壁136とは、上下方向において互いに対向している。内蓋131の底壁136には、貫通孔46が形成されている。貫通孔46によって、メイン貯留室32と大気連通流路72の空気室36とが連通されている。
サブ貯留室33は、筐体130の内部空間において、使用姿勢におけるメイン貯留室32の下方に位置してインクを貯留する。サブ貯留室33がインクを貯留可能な容積は、メイン貯留室32がインクを貯留可能な容積より小さい。
サブ貯留室33は、下壁45の下面により上端が画定され、下壁42の上面により下端が画定される。サブ貯留室33は、後壁41の内面により後端が画定される。サブ貯留室33は、側壁37,38の各内面により左右両側端が画定される。サブ貯留室33とインクバルブ室35との間には隔壁50が形成されている。隔壁50のサブ貯留室33に近い面により、サブ貯留室33の前端が画定されている。つまり、サブ貯留室33は、下壁45の下面、下壁42の上面、後壁41の内面、側壁37,38の各内面、及び隔壁50の内面により画定された空間である。
サブ貯留室33は、下壁45に形成された連通孔47(図7参照)によってメイン貯留室32と連通されている。連通孔47は、下壁45の後端部且つ右端部に形成されている。また、図7に示されるように、サブ貯留室33は、隔壁50に形成された貫通孔99によって、インクバルブ室35と連通されている。
なお、連通孔47が形成される位置は、下壁45の後端部且つ右端部に限らない。例えば、連通孔47は、下壁45の前後方向の中央部に形成されていてもよいし、左右方向の全域に亘って形成されていてもよいし、サブ下壁48に形成されていてもよい。
[大気連通流路72]
大気連通流路72(第1大気連通部の一例)は、メイン貯留室32とインクカートリッジ30の外部とを連通する空間であり、筐体130の上方に形成されている。大気連通流路72の一端は、内蓋131の貫通孔46によってメイン貯留室32と連通されている。大気連通流路72の他端は、外蓋134の上壁39に形成された開口44や、外蓋134と筐体130との隙間を通じてインクカートリッジ30の外部と連通している。
[弁機構135及び支持部材150]
弁機構135は、メイン貯留室32と大気との間の連通の有無を切り替える機能を有する機構である。以下に本実施形態における弁機構135の構成が説明されるが、弁機構135の構成は前述した機能を有することを条件として本実施形態における構成とは異なる構成であってもよい。例えば、後述する弁体161が上下方向以外の方向に移動可能に構成されていてもよい。
図7に示されるように、弁機構135の一部は、大気連通流路72に配置されている。弁機構135の当該一部以外の部分は、外蓋134の内部空間134Aに配置されている。なお、弁機構135の配置は、前述した配置に限らない。例えば、弁機構135の全部が大気連通流路72に配置されていてもよい。
図7に示される支持部材150は、弁機構135(詳細には後述するレバー163)を回動可能に支持する部材である。支持部材150の内部には、弁機構135の一部を配置可能な空間が形成されている。図7に示されるように、支持部材150は、その前端部及び後端部に被係合部152を備えている。被係合部152が内蓋131のリブ158の屈曲部分と係合することにより、支持部材150は内蓋131に支持される。
図7に示されるように、弁機構135は、弁体161と、コイルバネ162と、レバー163とを備える。
弁体161は、ロッド165と、ロッド165に外嵌されたシール部材166とを備えている。
ロッド165は、内蓋131のリブ157の間に配置されている。ロッド165の上面は、前部165Aが後部165Bよりも上方に位置するように段差面165Cが形成されている。
ロッド165は、上下方向に延びている。ロッド165は、内蓋131の貫通孔139に挿入されている。シール部材166は、ゴムなどの弾性を有する材料で構成されている。シール部材166は、ロッド165に対して隙間無く圧接されている。これにより、シール部材166とロッド165との間は、閉塞されている。
弁体161は、図7に示される閉塞位置と、図3に示される開放位置との間を上下方向に沿って移動可能である。なお、弁体161の左右方向及び前後方向への移動は、内蓋131のリブ157によって規制されている。
図7に示されるように、弁体161が閉塞位置の状態において、ロッド165の前後両側から突出した部分の下面は、内蓋131の上面と当接して支持されている。また、シール部材166は、貫通孔46の周縁部を覆っている。これにより、シール部材166と貫通孔46との間は、閉塞されている。つまり、貫通孔46がシール部材166及びロッド165によって閉塞されることにより、メイン貯留室32と大気との間の連通が遮断された状態となる。
図3に示されるように、開放位置の弁体161は、閉塞位置の弁体161よりも上方に位置する。弁体161が開放位置の状態において、ロッド165の前後両側から突出した部分の下面は、内蓋131の上面から上方へ離間している。また、シール部材166は、貫通孔46の周縁部から上方へ離間している。これにより、貫通孔46が開放される。その結果、貫通孔46を通じてメイン貯留室32と大気との間が連通された状態となる。
図7に示されるように、コイルバネ162は、ロッド165の周りに配置される。コイルバネ162の上端は、弁体161のロッド165と当接している。コイルバネ162の下端は、内蓋131の上面と当接している。弁体161が閉塞位置の状態において、コイルバネ162は、自然長よりも短い状態である。よって、弁体161が閉塞位置の状態において、コイルバネ162は、弁体161を上方へ、つまり開放位置への向きへ付勢している。なお、弁体161を付勢するのは、コイルバネ162に限らず、板バネや、ゴムなどの弾性体などであってもよい。
図7に示されるように、レバー163は、回動軸167と、回動軸167から延出した第1の突起168及び第2の突起169とを備える。
回動軸167は、本実施形態において、貫通孔の中心である。図7に示されるように、支持部材150の内部空間の右端を区画する右内面と、支持部材150の内部空間の左端を区画する左内面とから、それぞれ突出した一対の突起170が、回動軸167に挿入されている。当該右内面から突出した突起170は、右方から回動軸167に挿入されている。当該左内面から突出した突起170は、左方から回動軸167に挿入されている。これにより、レバー163は、支持部材150によって回動可能に支持されている。なお、回動軸167は、レバー163から右方及び左方へ突出した突起であってもよい。この場合、支持部材150の右内面及び左内面には、それぞれ開口が形成されており、突起である回動軸167は、当該開口に挿入される。
図7に示されるように、第1の突起168及び第2の突起169は、回動軸167を挟んで互いに逆方向へ延出している。
レバー163は、図7に示される第1位置と、図3に示される第2位置との間を回動可能である。
レバー163が第1位置の状態において、第1の突起168は下方へ延出している。第1の突起168の先端は、回動軸167よりも後方に位置している。詳細には、図7に示されるように、回動軸167と第1の突起168の先端とを結んだ仮想線172は、回動軸167から重力方向に延ばした仮想線173に対して所定角度θ3(本実施形態では5度)、後方へ傾いている。第1の突起168の下端部は、弁体161のロッド165の上面の後部165Bと当接して、弁体161を下方へ押している。これにより、弁体161は、閉塞位置に位置する。また、第2の突起169は上方(詳細には後斜め上方)へ延出している。第2の突起169は、凸部43の一対の壁114に挟まれるように配置されている。第2の突起169の上端は、一対の壁114よりも上方へ突出していない。
レバー163が第1位置の状態において、第1の突起168の前方への回動、つまり図7におけるレバー163の第2位置へ向けての時計回りへの回動は、第1の突起168の先端が回動軸167よりも後方に位置していること、及び弁体161のロッド165の段差面165Cによって規制されている。なお、当該規制がなされるように、コイルバネ162の上方への付勢力は、第1の突起168が弁体161のロッド165の上面の後部165Bから前部165Aへ移動するために必要な力よりも小さく設定されている。なお、ロッド165の上面における段差面165Cの有無は任意である。仮に、段差面165Cが無く、ロッド165の上面がフラットであったとしても、第1の突起168の先端が回動軸167よりも後方に位置していることによって、図7におけるレバー163の第2位置へ向けての時計回りへの回動は規制可能である。
一方、第1の突起168の後方への回動、つまり図7におけるレバー163の反時計回りへの回動は、支持部材150の右内面に形成された突起171がレバー163と当接することによって規制されている。以上の規制により、レバー163は、第1位置に保持されている。また、第1位置のレバー163は、弁体161の開放位置への移動を妨害して、弁体161を閉塞位置に保持している。
図3に示されるように、レバー163が第2位置の状態において、レバー163は凸板111から離間している。また、第1の突起168は前方へ延出している。また、第2の突起169は下方(詳細には後斜め下方)へ延出している。また、弁体161は、開放位置に位置している。
なお、前述された大気連通流路に限らず、インクカートリッジ30には、さまざまな態様の大気連通流路が適用可能である。例えば、弁機構135に代えて、大気連通路が外部と連通する一端を、剥離可能なシールで塞ぎ、使用時に当該シールが剥がされることにより、大気連通流路が開放される構成などが採用されてもよい。
[インク供給部34]
図6、図7に示されるように、インク供給部34は、サブ下壁48の下方、且つ下壁42の上方且つ前方において、接続壁49から前方へ延びている。インク供給部34は、下壁45より下方に位置している。また、インク供給部34は、前壁40よりも下方且つ後方に位置している。
図9に示されるように、インク供給部34は、筒体75と、パッキング76と、バルブ77と、コイルバネ78と、キャップ79と、スナップフィット機構74とを備える。
筒体75は、円筒形状の外形をなしている。なお、筒体75は、筒形状であれば円筒以外の形状であってもよい。筒体75の先端は、前方を向いている。筒体75の先端は、前壁40よりも下方且つ後方に位置している。筒体75の前端は開口している。筒体75の内部空間が、インクバルブ室35(液体流路の一例)である。
パッキング76は、円盤形状の部材である。パッキング76は、例えば、ゴムやエラストマのような弾性材料から形成されている。図7に示されるように、パッキング76は、筒体75の前端の開口を覆うように、筒体75の前端部に配置されている。パッキング76の中央が前後方向に貫通されて筒状の内周面が形成されている。当該筒状の内周面により、パッキング76に貫通孔73が形成されている。貫通孔73の内径は、インクニードル102の外径より若干小さい。
図7に示されるように、バルブ77及びコイルバネ78は、インクバルブ室35に収容されている。バルブ77は、前後方向に沿って移動することにより、パッキング76と接離可能である。バルブ77がパッキング76と接離することにより、パッキング76の中央に貫通された貫通孔73が開閉される。コイルバネ78はバルブ77を前方へ付勢している。したがって、外力が付与されていない状態において、バルブ77は、パッキング76の貫通孔73を閉じている。
図9に示されるように、キャップ79は、概ね直方体の外形をなしている。キャップ79は中空である。なお、キャップ79は、前端及び後端が開口された中空の部材であれば、直方体以外の外形であってもよい。キャップ79と筐体130または筒体75とは、スナップフィット機構74により係合している。
キャップ79の後端には、開口87が形成されている。開口87を通じて、筒体75及びパッキング76が、キャップ79の内部空間に挿入される。これにより、キャップ79は、前方から筒体75及びパッキング76に被せられる。図7に示されるように、キャップ79が筒体75に被せられた状態において、キャップ79の下端は、上下方向において、筐体130の下端と略同じ位置である。
図9に示されるように、キャップ79の前面79Aには、インク供給口71が形成されている。キャップ79が筒体75及びパッキング76に被せられた状態において、インクバルブ室35は、パッキング76の貫通孔73及びキャップ79のインク供給口71を通じて、インクカートリッジ30の外部と連通している。
キャップ79の上面79Bには、下方向53へ凹んでおり、前後方向に沿って延びる凹部95が形成されている。凹部95内には、カートリッジ本体128の凸部89が位置する。凹部95の左右方向に沿った寸法は、凸部89の左右方向に沿った最大寸法より大きい。凹部95内に位置する凸部89は、凹部95の両側面や終面とは接触していない。
キャップ79と筐体130または筒体75とは、スナップフィット機構74により係合している。
なお、メイン貯留室32及びサブ貯留室33のインクを外部に供給するインク供給部の構成としては、前述された構成に限定されない。例えば、インク供給部34に代えて、キャップ79などを有しない、前方に延びる筒の内部空間がインク流路として構成され、当該筒の先端が開口して、外部へインクを流出可能に構成されてもよい。
[大容量カートリッジ200]
以下、図10〜図13を参照しつつ、大容量カートリッジ200(大容量液体カートリッジの一例)について説明がされる。大容量カートリッジ200は、インクカートリッジ30のカートリッジ本体128と左右方向に沿った方向から視た側面視(図12参照)において同じ外形であって、メイン貯留室32より容積の大きなメイン貯留室232(大容量液体貯留室)を有する大容量カートリッジ本体228と、インク供給部234(大容量液体供給部の一例と、を有する。インク供給部234は、大容量カートリッジ本体228に下部と連続しており、前方に面している。つまり、インクカートリッジ30は、小容量用のカートリッジであり、大容量カートリッジ200は、大容量用のカートリッジである。
大容量カートリッジ200は、大容量カートリッジ本体228の筐体230(大容量下部分の一例)が、インクカートリッジ30のカートリッジ本体128の筐体130と異なる他は、同様の構成である。すなわち、筐体230に、内蓋131及び外蓋134が組み付けられて、大容量カートリッジ本体228が構成されている。また、インク供給部234は、インク供給部34が具備する筒体75と、パッキング76と、バルブ77と、コイルバネ78と、キャップ79と、スナップフィット機構74と同様の構成を備える。
[大容量カートリッジ本体228]
大容量カートリッジ本体228は、筐体230と、外蓋134と、を有する。筐体230は、上方が開放された箱形状である。本実施形態では、筐体130は、樹脂によって形成された容器である。図13に示されるように、筐体230の内部に、メイン貯留室232(大容量液体貯留室の一例)及びサブ貯留室233が形成されている。
図10〜図13に示されるように、筐体230は、外壁として、前壁240と、後壁241と、側壁237と、側壁238と、下壁242と、サブ下壁248(第2底壁の一例)と、を備える。前壁240と後壁241との間の間隔は、側壁237と側壁238との間の間隔よりも長い。前壁240と、後壁241と、側壁237と、側壁238と、サブ下壁248と、下壁245と、がメイン貯留室232を画定している。
メイン貯留室232の容積は、インクカートリッジ30のメイン貯留室32の容積よりも大きい。図13に示された破線より下方かつ前方の領域(容積)は、メイン貯留室32がインクを貯留する容積として有していない。すなわち、当該領域は、インクカートリッジ30においては、縦壁62が占めている。大容量カートリッジ本体228のメイン貯留室232は、当該領域もインクを貯留する容積として有しているので、当該領域の容積分だけ、メイン貯留室32より多くのインクを貯留可能である。
大容量カートリッジ200が使用姿勢において、前方を向く筐体230の面が前壁240であり、後方を向く筐体230の面が後壁241である。側壁237、238は、前壁240及び後壁241とそれぞれ交差して延びている。側壁237、238は、前壁240と後壁241とを繋いでいる。使用姿勢において、側壁237の外面は右方を向いており、側壁238の外面は左方を向いている。前壁240とサブ下壁248とは連続している。前壁240の後面は、メイン貯留室32を区画する最前面240Aである。後壁241の前面は、メイン貯留室232を区画する後面241Aである。サブ下壁248の上面248Aと、下壁245の上面245Aと、がメイン貯留室232の底面を区画する。下壁245の後端部には上下方向に下壁245を貫通する連通口247が形成されている。連通口247は、メイン貯留室232とサブ貯留室233とを連通する。
筐体230において、少なくとも前壁240、後壁241、側壁237、及び側壁238は、メイン貯留室232に貯留されたインクを外部から視認可能な透光性を有するものである。
前壁240、後壁241、側壁237、及び側壁238の各々の上端部には、筐体230の外方へ突出した係合爪288が形成されている。係合爪288は、外蓋134に形成された開口86と係合する。なお、本実施形態において、係合爪288は、前壁240、後壁241、側壁237、及び側壁238の各々に一つずつ形成されているが、係合爪288の数は各壁に一つずつに限らない。
筐体230において、側壁237,238間の寸法は、インクカートリッジ30の筐体130における側壁37,38間の寸法と同じである。また、筐体230における前壁240から後壁241までの寸法は、筐体130における前壁40から後壁41までの寸法と同じである。すなわち、筐体130において縦壁62が配置された領域を除けば、筐体230の外形と筐体130の外形とは同等である。
インクカートリッジ30及び大容量カートリッジ200のそれぞれの左右方向に沿った側面視(図12参照)において、インク供給部234の外形を、インクカートリッジ30のインクカートリッジ30のインク供給部34の外形と重複させ、各々の外蓋134の外形を重複させ、また、前壁40と前壁240とを重ね、且つ後壁41と後壁241とを重ねた状態において、筐体230のサブ下壁248の上下方向及び前後方向を軸とする位置は、インクカートリッジ30の筐体130のサブ下壁48の上下方向及び前後方向を軸とする位置と重なる。また、前壁40と前壁240とを重ね、且つ後壁41と後壁241とを重ねた状態において、インクカートリッジ30のサブ底面60Aおよびサブ前面61A(図13の破線部分)は、大容量カートリッジ200のメイン貯留室232と重なっている。
[インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ装着される動作]
インクカートリッジ30及び大容量カートリッジ200は、ユーザによって、選択的にカートリッジ装着部110に装着され得る。インクカートリッジ30と、大容量カートリッジ200とは、筐体130と筐体230とが異なることにより、メイン貯留室32及びメイン貯留室232の容量が異なる他は、インク供給部34及びインク供給部234とインクニードル102とそれぞれ接続される構成や、外蓋134に搭載された各部材にカートリッジ装着部110がアクセスする構成は同様なので、以下、インクカートリッジ30を例に、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程が説明される。
図7に示されるように、カートリッジ装着部110に装着される前のインクカートリッジ30において、バルブ77は、パッキング76と当接して貫通孔73を閉じている。これにより、インクバルブ室35からインクカートリッジ30の外部へインクの流通が遮断されている。また、レバー163は第1位置に位置している。弁体161は、第1位置のレバー163の第1の突起168に下方へ押された状態であることにより、閉塞位置に位置している。このとき、貫通孔46は、弁体161のシール部材166及びロッド165によって閉塞されている。これにより、メイン貯留室32は、大気開放されていない。
図14及び図15に示されるように、インクカートリッジ30は、筐体130の前壁40が前方を向いており、且つ上壁39が上方を向いた姿勢で、カートリッジ装着部110の開口112を通じてカートリッジケース101へ挿入される。ユーザは、後壁41を押しつつインクカートリッジ30をカートリッジ装着部110に対して前方へ挿入する。インクカートリッジ30の下部は、カートリッジケース101の下方のガイド溝109に進入した状態となる。
インクカートリッジ30がカートリッジケース101へ挿入されると、インクニードル102が、インク供給口71を介してキャップ79の内部空間に進入し、パッキング76の貫通孔73に圧入される。その後、更に、インクカートリッジ30がカートリッジケース101へ挿入されると、インクニードル102がインクバルブ室35へ進入して、バルブ77をコイルバネ78の付勢力に抗してパッキング76から離間させる(図15参照)。これにより、インクニードル102とインク供給部34とが互いに連結され、メイン貯留室32及びサブ貯留室33からインクバルブ室35を介してインクニードル102の内部空間へ、インクの流通が可能となる。このとき、インクカートリッジ30には、コイルバネ78の付勢力が後方へ付与される。
筐体130の下壁42は、前端が後端よりも下方に位置するように、前後方向に対して傾斜している。よって、カートリッジケース101の底部と下壁42との間には、上下方向の隙間が生じている。このような隙間が生じることにより、インクカートリッジ30は、インクニードル102が圧入されることでインクニードル102と当接しているパッキング76の貫通孔73の位置を回動中心として、その後部が下方へ移動するように回動可能な状態となる。
インクカートリッジ30が回動可能な状態となってから、更に、インクカートリッジ30がカートリッジケース101へ挿入されると、カートリッジ装着部110のロックシャフト145が傾斜面155に当接して傾斜面155に沿って案内される。これにより、傾斜面155がロックシャフト145から下向きの反力を受ける。その結果、インクカートリッジ30は、その後部が下方へ移動するように回動する(図15参照)。
更に、インクカートリッジ30がカートリッジケース101へ挿入されて、インクカートリッジ30の前壁40がカートリッジケース101の終面付近に近づいてくると、図15に示されるように、一対の壁114の間に、カートリッジ装着部110の凸板111が入り込んでくる。しかし、インクカートリッジ30の回動により、レバー163が下方へ移動しているため、この時点においては、凸板111の下面111Aは、レバー163の上方に位置するものの、レバー163に当接していない。
また、インクカートリッジ30の前壁40がカートリッジケース101の終面付近に近づいてくると、図15に示されるように、ロックシャフト145は、傾斜面155から水平面154を介してロック面151よりも後方に位置するようになる。つまり、ロックシャフト145はインクカートリッジ30から離間する。また、このとき、ロックシャフト145の下方には、空間が存在する。すると、インクカートリッジ30はロックシャフト145の反力を受けなくなる。その結果、インクカートリッジ30は、パッキング76の貫通孔73の位置を回動中心として、その後部が上方へ移動するように回動する(図3参照)。なお、図3に示された状態におけるインクカートリッジ30の姿勢が、使用姿勢である。
インクカートリッジ30が回動すると、レバー163が上方に移動する。これにより、レバー163の第2の突起169の先端面169Aが凸板111の下面111Aに下方から当接する。つまり、レバー163は、凸板111に対し上方にアクセスする。また、レバー163が凸板111の下面111Aに当接するのは、インクニードル102がインクバルブ室35へ進入した後、つまりインクニードル102がインク供給部34に接続された後である。
レバー163の第2の突起169の先端面169Aが凸板111の下面111Aに当接すると、第2の突起169は、凸板111から下向きの反力を受ける。つまり、レバー163は、図18における時計回りへ回動するような力を受ける。当該力は、第1の突起168が弁体161のロッド165の上面の後部165Bから前部16Aへ移動するために必要な力よりも大きい。よって、レバー163は、第1位置から第2位置へ向けて、図18における時計回りへ回動する(図3参照)。このとき、レバー163の第1の突起168は、段差面165Cを乗り越えて、弁体161のロッド165の上面の後部165Bから前部165Aへ移動する。このとき、弁体161は、ロッド165によって押されて若干下方へ移動する。これにより、レバー163の第1の突起168は弁体161を下方へ押さなくなる。すると、弁体161は、レバー163によって閉塞位置へ保持されない状態となる。つまり、第2位置のレバー163は、弁体161の開放位置への移動の妨害を解除している。これにより、弁体161は、コイルバネ162の付勢力によって、閉塞位置から開放位置へ向けて上方へ移動する(図3参照)。これにより、貫通孔46が開放される。その結果、メイン貯留室32が、大気連通流路72を介して大気開放される。
なお、最終的に、メイン貯留室32が大気開放されるには、弁体161が一旦下方へ押し込まれてから上方へ移動する必要がある。これにより、弁体161が誤って開放位置へ移動することが抑制される。
また、インクカートリッジ30が回動して図3に示される状態となると、光学センサ113(図2参照)の発光部と受光部との間に、遮光板67が位置する。これにより、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されたことが認識される。なお、図3、図14、図15において、光学センサ113は省略されている。
また、インクカートリッジ30が回動して図3に示される状態となると、IC基板64の各電極65は、接点106を上方へ弾性変形させつつ電気的に接触する。
また、インクカートリッジ30が回動すると、ロック面151は上方に移動する。そして、図3に示される状態となると、ロック面151は、後方へ向かってロックシャフト145と向かい合う。ユーザがインクカートリッジ30を前方へ押し込むことを止めると、インクカートリッジ30は、コイルバネ78の付勢力によって後方へ移動する。ロック面151は後方へ向かってロックシャフト145と向かい合っている。そのため、インクカートリッジ30が後方へ移動すると、ロック面151がロックシャフト145と当接して係合する。これにより、インクカートリッジ30が後方へ移動することが規制される。以上より、インクカートリッジ30は、ロックシャフト145(詳細にはロックシャフト145の前側の面)に対し上方にアクセスすることで使用姿勢をとるものである。
インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から脱抜されるときには、ユーザは、図3に示される状態において操作面92を下方へ押す。これにより、インクカートリッジ30が、パッキング76の貫通孔73の位置を回動中心として、その後部が下方へ移動するように回動する(図15参照)。これにより、ロック面151がロックシャフト145よりも下方へ位置するようになり、インクカートリッジ30の後方への移動の規制が解除される。すると、コイルバネ78の付勢力によって、インクカートリッジ30はカートリッジ装着部110に対して後方へ移動する。これにより、ユーザは筐体130を挟み持ってインクカートリッジ30をカートリッジ装着部110から取り出すことができる。
[本実施形態の作用効果]
インクカートリッジ30によれば、例えばインクカートリッジ30が床に落下されたりして衝撃が加わり、インク供給部34が前後方向に対して曲がるように撓んでも、キャップ79の凹部95が筐体130の凸部89と当接することによって、撓みの程度が制限される。また、インク供給部34が上方へ撓んでも、凹部95が凸部89と当接し、凸部89に伝達された衝撃は、サブ下壁48及び縦壁62により吸収される。
また、サブ下壁48及び縦壁62の前端は、インク供給部34の前端より前方に位置するので、サブ下壁48及び縦壁62によってインク供給部34の前端を保護できる。
また、カートリッジ本体128の前部129が、サブ下壁48及び縦壁62と連続する前壁40を有するので、カートリッジ本体128の強度が増す。
また、前壁40は、底壁60の前端と連続しているので、カートリッジ本体128の前部129の強度が増す。
また、カートリッジ本体128において、縦壁62は、前壁40、サブ下壁48、底壁60、及びサブ前壁61により区画される空間に渡って拡がっているので、カートリッジ本体128の強度が増す。
また、メイン貯留室32において、サブ底面60Aより上方の第1空間32Uの横断面の第1面積S1は、サブ底面60Aより下方であってサブ前面61A及び後面41Aにより区画される第2空間32Lの横断面の第2面積S2より大きい(S1>S2)。メイン貯留室32からインクが流出することによるインクの液面の下降は、同じ容量のインクの流出に対して、第2空間32Lより第1空間32Uが小さくなる。これにより、インクの流出に対して、第1空間32Uにおける液面の高さが高く維持することができるので、第1空間32Uにインクが存在する状態において、メイン貯留室32からインクが外部に流出しやすくなる。
また、インクカートリッジ30及び大容量カートリッジ200のカートリッジセットにおいて、筐体130の側壁37,38間の寸法及び前壁40から後壁41までの寸法が、筐体230の側壁237,238間の寸法及び前壁240から後壁41までの寸法と同じとして、メイン貯留室32,232の容量の異なるカートリッジを作製することができる。また、大容量カートリッジ200のメイン貯留室232において、容積を減らすための部材を配置する必要が無いので、メイン貯留室232におけるインクの流れが当該部材により妨げられたり、当該部材によりメイン貯留室232におけるインクの流路が狭くなったりすることがない。すなわち、インクカートリッジ30のメイン貯留室32及び大容量カートリッジ200のメイン貯留室232において、共通してインクを貯留できる領域(図13に示されるメイン貯留室232において破線より上方且つ後方の領域)の左右方向の寸法が同じである。したがって、インクカートリッジ30のメイン貯留室32において、大容量カートリッジ200のメイン貯留室232における流路抵抗と、同様の流路抵抗でインクが流出することとなる。
なお、インクカートリッジ30のメイン貯留室32の容積は、底壁60又はサブ前壁61の位置又は形状を変更することによって、調整することができる。したがって、インクカートリッジ30の底壁60及びサブ前壁61の形状は、適宜変更されてもよい。例えば、底壁60とサブ前壁61とが共に直線状に延びる壁であってもよい。
また、例えば、図16及び図17に示されるように、サブ前壁61は、底壁60の後端から後方向52且つ下方向53へ、後方向52へ膨らむように湾曲しながら延びて、サブ下壁48と連続していてもよい。
なお、図16及び図17、並びに後述される図18及び図19に示されるインクカートリッジ30は、ブラックに対応する小容量用のカートリッジである。図示されていないが、ブラックに対応する大容量用のカートリッジも存在する。ブラックに対応する大容量用のカートリッジと、ブラックに対応する小容量用のカートリッジとの関係は、シアン、マゼンタ、イエローに対応する大容量用のカートリッジ(図10及び図11参照)と、シアン、マゼンタ、イエローに対応する小容量用のカートリッジ(図4及び図5参照)との関係と同様である。つまり、ブラックに対応する大容量用のカートリッジは、図16〜図19に示されるインクカートリッジ30(ブラックに対応する小容量用のカートリッジ)において、底壁60、サブ前壁61、縦壁62、サブ下壁48、及び前壁40によって区画される凹みがないカートリッジである。また、ブラックに対応する小容量用のカートリッジは、シアン、マゼンタ、イエローに対応する小容量用のカートリッジよりも左右方向に長く、ブラックに対応する大容量用のカートリッジは、シアン、マゼンタ、イエローに対応する大容量用のカートリッジよりも左右方向に長い。
本実施形態では、図4及び図5に示されるように、4つのインクカートリッジ30のうち、シアン、マゼンタ、イエローに対応する3つのインクカートリッジ30において、サブ前壁61は、底壁60の後端から後方向52且つ下方向53へ、前方向51へ膨らむように湾曲しながら延びて、サブ下壁48と連続している。一方、図16及び図17に示されるように、4つのインクカートリッジ30のうち、ブラックに対応するインクカートリッジ30において、サブ前壁61は、底壁60の後端から後方向52且つ下方向53へ、後方向52へ膨らむように湾曲しながら延びて、サブ下壁48と連続している。
なお、各インクカートリッジ30のサブ前壁61の延出構成は、本実施形態と異なっていてもよい。例えば、本実施形態とは逆に、シアン、マゼンタ、イエローに対応する3つのインクカートリッジ30において、サブ前壁61は、後方向52へ膨らむように湾曲しながら延びており、ブラックに対応するインクカートリッジ30において、前方向51へ膨らむように湾曲しながら延びていてもよい。
また、例えば、4つのインクカートリッジ30の全てにおいて、サブ前壁61は、後方向52へ膨らむように湾曲しながら延びていてもよいし、4つのインクカートリッジ30の全てにおいて、サブ前壁61は、前方向51へ膨らむように湾曲しながら延びていてもよい。
また、例えば、シアン、マゼンタに対応する2つのインクカートリッジ30において、サブ前壁61は、直線状に延びており、イエローに対応するインクカートリッジ30において、サブ前壁61は、前方向51へ膨らむように湾曲しながら延びており、ブラックに対応するインクカートリッジ30において、サブ前壁61は、後方向52へ膨らむように湾曲しながら延びていてもよい。
サブ前壁61を、底壁60の後端から後方向52且つ下方向53へ、後方向52へ膨らむように湾曲しながら延びるように構成することにより、メイン貯留室32の容積を小さくすることができる。これにより、メイン貯留室32に貯留可能なインク量を減少するように調整することができる。また、これにより、メイン貯留室32に貯留されているインクの液面の高さを高くすることができる。
サブ下壁48は、凹部68、69を備えている。本実施形態では、図4及び図16に示されるように、凹部68は、縦壁62の下端から左方向56へ延びたサブ下壁48に形成されている。図5及び図17に示されるように、凹部69は、縦壁62の下端から右方向55へ延びたサブ下壁48に形成されている。
図4及び図16に示されるように、凹部68は、傾斜面48Aと底面48Bとで構成されている。傾斜面48A及び底面48Bは、サブ下壁48の上面である。傾斜面48Aは、前壁40の下端から後方向52且つ下方向53へ延びている。底面48Bは、傾斜面48Aの後端から後方向52へ延びて、サブ前壁61と連続している。
図5及び図17に示されるように、凹部69は、側面48Cと底面48Dとで構成されている。側面48C及び底面48Dは、サブ下壁48の上面である。側面48Cは、サブ下壁48の前後方向の中央部または当該中央部より後方において概ね下方向53へ延びている。底面48Dは、側面48Cの下端から後方向52へ延びて、サブ前壁61と連続している。
本実施形態では、シアン、マゼンタ、イエローに対応する3つのインクカートリッジ30の凹部68の形状(図4参照)は、ブラックに対応するインクカートリッジ30の凹部68の形状(図16参照)と、左右方向の長さが異なることを除いて同じである。
本実施形態では、シアン、マゼンタ、イエローに対応する3つのインクカートリッジ30の凹部69の形状(図5参照)は、ブラックに対応するインクカートリッジ30の凹部69の形状(図17参照)と異なる。具体的には、図5に示される凹部68は、図17に示される凹部68よりも前後方向に長い。
なお、本実施形態では、凹部68の形状と凹部69の形状とは異なっていたが、凹部68の形状と凹部69の形状とは同一であってもよい。また、本実施形態とは逆に、凹部68が、縦壁62の下端から右方向55へ延びたサブ下壁48に形成されており、凹部69は、縦壁62の下端から左方向56へ延びたサブ下壁48に形成されていてもよい。また、凹部68が、縦壁62の下端から右方向55へ延びたサブ下壁48、及び縦壁62の下端から左方向56へ延びたサブ下壁48の双方に形成されていてもよい。この場合、サブ下壁48は、凹部69を備えていなくてもよい。また、凹部69が、縦壁62の下端から右方向55へ延びたサブ下壁48、及び縦壁62の下端から左方向56へ延びたサブ下壁48の双方に形成されていてもよい。この場合、サブ下壁48は、凹部68を備えていなくてもよい。また、凹部68、69の形状は、図4、5、16、17に示された形状に限らない。
本実施形態では、シアン、マゼンタ、イエローに対応する3つのインクカートリッジ30の凹部68の形状(図4参照)は、ブラックに対応するインクカートリッジ30の凹部68の形状(図16参照)と、左右方向の長さが異なることを除いて同じであった。
しかし、シアン、マゼンタ、イエローに対応する3つのインクカートリッジ30の凹部68の形状(図4参照)が、ブラックに対応するインクカートリッジ30の凹部68の形状(図16参照)と異なっていてもよい。例えば、シアン、マゼンタ、イエローに対応する3つのインクカートリッジ30の凹部68が、ブラックに対応するインクカートリッジ30の凹部68よりも前後方向に長くてもよい。また、例えば、4つのインクカートリッジ30のそれぞれにおいて、凹部69の形状が異なっていてもよい。
また、本実施形態では、シアン、マゼンタ、イエローに対応する3つのインクカートリッジ30の凹部69の形状(図5参照)は、ブラックに対応するインクカートリッジ30の凹部69の形状(図17参照)と異なっていた。
しかし、例えば、4つのインクカートリッジ30の全てにおいて、凹部69の形状は同一であってもよい。また、例えば、4つのインクカートリッジ30のそれぞれにおいて、凹部69の形状が異なっていてもよい。また、例えば、シアン、マゼンタに対応する2つのインクカートリッジ30の凹部68、69の形状(図5参照)が、イエロー、ブラックに対応するインクカートリッジ30の凹部68、69の形状(図17参照)と異なっていてもよい。
図8に示されるように、シアン、マゼンタ、イエローに対応する3つのインクカートリッジ30では、縦壁62は、左右方向において、インクバルブ室35の右端とインクバルブ35の左端との間に位置している。つまり、縦壁62は、インクバルブ室35と上下方向にオーバーラップしている。
一方、図19に示されるように、ブラックに対応するインクカートリッジ30では、縦壁62は、左右方向において、インクバルブ室35よりも右方に位置している。つまり、縦壁62は、インクバルブ室35と上下方向にオーバーラップしていない。なお、図19では記されていないが、ブラックに対応するインクカートリッジ30においても、シアン、マゼンタ、イエローに対応する3つのインクカートリッジ30(図8参照)と同様に、サブ下壁48から下方向53へ向かって凸部89が延びており、凸部89はキャップ79の凹部95内に位置する。
なお、縦壁62とインクバルブ室35との位置関係は、上述した位置関係に限らない。例えば、4つのインクカートリッジ30の全てにおいて、縦壁62は、インクバルブ室35と上下方向にオーバーラップしていてもよい。また、例えば、4つのインクカートリッジ30の全てにおいて、縦壁62は、インクバルブ室35と上下方向にオーバーラップしていなくてもよい。また、例えば、シアン、マゼンタに対応する2つのインクカートリッジ30では、縦壁62は、インクバルブ室35と上下方向にオーバーラップしており、イエロー、ブラックに対応する2つのインクカートリッジ30では、縦壁62は、インクバルブ室35と上下方向にオーバーラップしていなくてもよい。また、例えば、縦壁62は、左右方向において、インクバルブ室35よりも左方に位置していてもよい。
また、インクカートリッジ30と大容量カートリッジ200とにおいて、外蓋134を共通の部品とすることができる。
10・・・プリンタ(液体消費装置)
21・・・記録ヘッド(液体消費部)
30・・・インクカートリッジ(液体カートリッジ、小容量液体カートリッジ)
32・・・メイン貯留室(液体貯留室)
34・・・インク供給部(液体供給部)
35・・・インクバルブ室(液体流路)
40・・・前壁(第3壁)
48・・・サブ下壁(第2壁)
60・・・底壁
61・・・サブ前壁
62・・・縦壁(第1壁)
72・・・大気連通流路(第1大気連通部)
89・・・凸部
95・・・凹部
103・・・タンク
103A・・・液体貯留室(第2液体貯留室)
124・・・大気連通ポート(第2大気連通部)
128・・・カートリッジ本体
129・・・前部
134・・・外蓋(蓋)
200・・・大容量カートリッジ(大容量液体カートリッジ)
228・・・大容量カートリッジ本体(大容量液体カートリッジ本体)
230・・・筐体(大容量下部分)
232・・・メイン貯留室(大容量液体貯留室)
234・・・インク供給部(大容量液体供給部)
248・・・サブ下壁(第2底壁)

Claims (14)

  1. 液体貯留室を区画するカートリッジ本体と、
    前方に開口された液体流路を有しており当該液体貯留室内の液体を当該液体流路を介して外部に供給する液体供給部と、を具備しており、
    上記液体供給部は、上記カートリッジ本体の下部から前方へ突出しており、その上面において前後方向に延びる凹部を有しており、
    上記カートリッジ本体は、上記凹部の上方に位置する前部を有しており、
    上記前部は、
    上記液体貯留室の底面の少なくとも一部を区画する底壁と、
    上記底壁から上記液体供給部へ向かって下方へ延びており、前後方向及び上下方向に拡がる側面を有する第1壁と、
    上記第1壁の下端と連続して、前後方向及び上下方向と交差する左右方向へ延びる第2壁と、を有しており、
    上記カートリッジ本体は、上記第2壁から下方へ延びており、下端部が上記凹部内に位置する凸部、を更に有する液体カートリッジ。
  2. 上記第1壁及び第2壁の前端は、上記液体供給部の前端より前方に位置する請求項1に記載の液体カートリッジ。
  3. 上記前部は、上記第1壁の前端と連続して上記左右方向へ延びる第3壁を更に具備しており、
    上記第2壁と上記第3壁とが連続している請求項1又は2に記載の液体カートリッジ。
  4. 上記第3壁は、上記底壁の前端と連続している請求項3に記載の液体カートリッジ。
  5. 上記第3壁は、上記液体貯留室の最前面を区画しており、
    上記カートリッジ本体は、上記底壁から下方へ延びており、上記液体貯留室において上記最前面より後方を区画するサブ前面を有するサブ前壁と、を更に有しており、
    上記第1壁は、上記第2壁、上記第3壁、上記底壁、及び上記サブ前壁と連続し、上記第2壁、上記第3壁、上記底壁、及び上記サブ前壁により区画される空間に渡って拡がっている請求項4に記載の液体カートリッジ。
  6. 上記液体貯留室において、上記底壁が区画する底面より上方の第1空間の横断面の第1面積は、当該底面より下方であって上記サブ前壁が区画するサブ前面により区画される第2空間の横断面の第2面積より大きい請求項5に記載の液体カートリッジ。
  7. 請求項6に記載の液体カートリッジと、
    当該液体カートリッジが液体を流通可能に接続され、当該液体を貯留する第2液体貯留室を有するタンクと、
    上記タンクから供給される液体を消費する液体消費部と、を具備しており、
    上記液体カートリッジは、上記液体貯留室と外部とを連通する第1大気連通部を有しており、
    上記タンクは、上記第2液体貯留室と外部とを連通する第2大気連通部を有している液体消費装置。
  8. 小容量液体カートリッジと、大容量液体カートリッジと、を有するカートリッジセットであって、
    上記小容量液体カートリッジは、
    液体貯留室を区画するカートリッジ本体と、
    前方に開口された液体流路を有しており当該液体貯留室内の液体を当該液体流路を介して外部に供給する液体供給部と、を具備しており、
    上記カートリッジ本体は、上記液体供給部の上方に位置する前部を有しており、
    上記前部は、
    上記液体貯留室の底面の少なくとも一部を区画する第1底壁と、
    上記第1底壁から上記液体供給部へ向かって下方へ延びており、前後方向及び上下方向に拡がる側面を有する第1壁と、
    上記第1壁の下端と連続して、前後方向及び上下方向と交差する左右方向へ延びる第2壁と、を有しており、
    上記大容量液体カートリッジは、
    上記液体貯留室より容積の大きな大容量液体貯留室を形成し、当該大容量液体貯留室を構成する側壁間の寸法及び当該大容量液体貯留室を構成する前壁から後壁までの寸法が、上記カートリッジ本体の側壁間の寸法及び前壁から後壁までの寸法と同じである大容量カートリッジ本体と、
    前方に開口された液体流路を有しており上記大容量液体貯留室内の液体を当該液体流路を介して外部に供給する大容量液体供給部と、を具備しており、
    上記大容量液体供給部は、上記大容量カートリッジ本体の下部から前方へ突出しており、
    上記大容量液体供給部の上方において上記大容量液体貯留室の底面の少なくとも一部を区画する第2底壁は、上記側面視において、上記小容量液体カートリッジの前壁及び後壁を上記大容量液体カートリッジの前壁及び後壁と重ねたときに、上記小容量液体カートリッジの上記第2壁と重なる位置であるカートリッジセット。
  9. 上記カートリッジ本体は、上記液体貯留室に通じており、上方を向く開口を有する下部分と、当該下部分の開口を覆う蓋と、を有しており、
    上記大容量カートリッジ本体は、上記大容量液体貯留室に通じており、上方を向く開口を有する大容量下部分を有しており、
    上記蓋は、上記大容量下部分の開口を覆うものである請求項8に記載のカートリッジセット。
  10. 上記第1壁及び第2壁の前端は、上記液体供給部の前端より前方に位置する請求項8又は9に記載のカートリッジセット。
  11. 上記前部は、上記第1壁の前端と連続して上記左右方向へ延びる第3壁を更に具備しており、
    上記第2壁と上記第3壁とが連続している請求項8から10のいずれかに記載のカートリッジセット。
  12. 上記第3壁は、上記第1底壁の前端と連続している請求項11に記載のカートリッジセット。
  13. 上記第3壁は、上記液体貯留室の最前面を区画しており、
    上記カートリッジ本体は、上記第1底壁から下方へ延びており、上記液体貯留室のサブ前面を区画するサブ前壁と、を更に有しており、
    上記第1壁は、上記第2壁、上記第3壁、上記第1底壁、及び上記サブ前壁と連続し、上記第2壁、上記第3壁、上記第1底壁、及び上記サブ前壁により区画される空間に渡って拡がっている請求項11に記載のカートリッジセット。
  14. 上記液体貯留室において、上記第1底壁が区画する底面より上方の第1空間の横断面の第1面積は、当該底面より下方であって上記サブ前壁が区画するサブ前面により区画される第2空間の横断面の第2面積より大きい請求項13に記載のカートリッジセット。
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