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JP2018160297A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半選択メモリセルの影響を軽減しつつ、選択メモリセルのデータを読み出す。【解決手段】一実施形態の半導体記憶装置は、第1配線に接続された第1端、及び第2配線に接続された第2端を含む第1メモリセルと、第1配線に接続された第1端、及び第3配線に接続された第2端を含む第2メモリセルと、センスアンプとを備える。上記センスアンプは、第2配線及び第3配線に第1電圧が供給され、第1配線に第1電圧より大きい第2電圧が供給された際に、第1配線を流れる第1電流をセンスし、第1配線に第2電圧より大きい第3電圧が供給され、第2配線に第1電圧が供給され、第3配線に第2電圧が供給された際に、第1配線を流れる第2電流をセンスし、第1電流及び第2電流の差に基づいて第1メモリセルからデータを読み出す。【選択図】図6

Description

実施形態は、半導体記憶装置に関する。
抵抗変化素子を有する半導体記憶装置が知られている。
特許第5284225号公報
半選択メモリセルの影響を軽減しつつ、選択メモリセルのデータを読み出す。
実施形態の半導体記憶装置は、第1メモリセルと、第2メモリセルと、センスアンプと、を備える。上記第1メモリセルは、第1配線に電気的に接続された第1端と、第2配線に電気的に接続された第2端と、を含む。上記第2メモリセルは、上記第1配線に電気的に接続された第1端と、第3配線に電気的に接続された第2端と、を含む。上記センスアンプは、第1電流及び第2電流をセンスし、上記第1電流及び上記第2電流の差に基づいて、上記第1メモリセルからデータを読み出す。上記第1電流は、上記第2配線及び上記第3配線に第1電圧が供給され、上記第1配線に上記第1電圧より大きい第2電圧が供給された際に、上記第1配線を流れる。上記第2電流は、上記第1配線に上記第2電圧より大きい第3電圧が供給され、上記第2配線に上記第1電圧が供給され、上記第3配線に上記第2電圧が供給された際に、上記第1配線を流れる。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成を説明するためのブロック図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイの構成を説明するための斜視図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイの構成を説明するための平面図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイの構成を説明するための回路図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルのセル電流の分布を説明するためのダイアグラム。 第1実施形態に係る半導体記憶装置のセンスアンプの構成を説明するための回路図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の読出し時におけるメモリセルの選択状態を説明するための模式図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の読出し動作を説明するためのタイミングチャート。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の読出し動作を説明するためのタイミングチャート。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の読出し動作において読み出されるデータを説明するためのテーブル。 第1実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置の読出し動作を説明するためのタイミングチャート。 第1実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置の読出し動作を説明するためのタイミングチャート。 第1実施形態の第2変形例に係る半導体記憶装置の読出し動作を説明するためのタイミングチャート。 第2実施形態に係る半導体記憶装置のセンスアンプの構成を説明するための回路図。 第2実施形態に係る半導体記憶装置の読出し動作を説明するためのタイミングチャート。 第2実施形態に係る半導体記憶装置の読出し動作を説明するためのタイミングチャート。 第2実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置の読出し動作を説明するためのタイミングチャート。 第2実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置の読出し動作を説明するためのタイミングチャート。 第2実施形態の第2変形例に係る半導体記憶装置の読出し動作を説明するためのタイミングチャート。 第2実施形態の第3変形例に係る半導体記憶装置のセンスアンプの構成を説明するための回路図。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。また、共通する参照符号を有する複数の構成要素を区別する場合、当該共通する参照符号に添え字を付して区別する。なお、複数の構成要素について特に区別を要さない場合、当該複数の構成要素には、共通する参照符号のみが付され、添え字は付さない。
1.第1実施形態
第1実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。第1実施形態に係る半導体記憶装置には、抵抗変化素子が記憶素子として用いられる。上述のような抵抗変化素子を有する半導体記憶装置としては、例えば、ReRAM(Resistive Random Access Memory)、PCRAM(Phase − Change Random Access Memory)等が知られている。
1.1 構成について
まず、第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成について説明する。
1.1.1. 半導体記憶装置の構成について
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、半導体記憶装置1は、メモリセルアレイ11、ロウデコーダ12、センスアンプ及び書込みドライバ(SA/WD)13、ページバッファ14、入出力回路15、及び制御部16を備えている。
メモリセルアレイ11は、行(row)及び列(column)に対応付けられた複数のメモリセルMCを備えている。そして、同一行にあるメモリセルMCは、同一のワード線WLに接続され、同一列にあるメモリセルMCの両端は、同一のビット線BLに接続される。ビット線BLは、例えば、ローカルビット線及びグローバルビット線を含む。メモリセルMCは、抵抗変化素子を含む。抵抗変化素子は、その抵抗状態の変化によってデータを書込み可能であり、書込まれたデータを不揮発に保持し、読出し可能である記憶素子として機能する。
ロウデコーダ12は、ワード線WLを介してメモリセルアレイ11と接続される。ロウデコーダ12は、メモリセルアレイ11のロウ方向を指定するロウアドレスをデコードする。そして、デコード結果に応じてワード線WLを選択し、選択されたワード線WLにデータの書込み及び読出し等の動作に必要な電圧を供給する。
SA/WD13は、ビット線BLを介してメモリセルアレイ11と接続される。SA/WD13は、ビット線BLを介して動作対象のメモリセルMCに電圧を供給し、メモリセルMCへのデータの書込み及び読出しを行う。より具体的には、SA/WD13の書込みドライバWDが、メモリセルMCへのデータの書込みを行う。また、SA/WD13のセンスアンプSAが、メモリセルMCからのデータの読出しを行う。
ページバッファ14は、メモリセルアレイ11内に書込まれるデータ、及びメモリセルアレイ11から読出されたデータを、ページと呼ばれるデータ単位で一時的に保持する。
入出力回路15は、半導体記憶装置1の外部から受信した各種信号を制御部16及びページバッファ14へと送信し、制御部16及びページバッファ14からの各種情報を半導体記憶装置1の外部へと送信する。
制御部16は、ロウデコーダ12、SA/WD13、ページバッファ14、及び入出力回路15と接続される。制御部16は、入出力回路15が半導体記憶装置1の外部から受信した各種信号に従い、ロウデコーダ12、SA/WD13、及びページバッファ14を制御する。
1.1.2 メモリセルアレイの積層構成について
次に、第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイの積層構成について説明する。図2は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1のメモリセルアレイの立体構造を説明するための斜視図である。なお、以下の説明では、半導体基板の上面と平行な平面をxy平面とし、xy平面に垂直な軸をz軸とする。x軸及びy軸は、例えば、xy平面内で互いに直交する軸として定義される。
図2に示すように、メモリセルアレイ11は、半導体基板20上にz軸方向に複数のメモリセルMCが積層された構成を有する。半導体基板20上には、グローバルビット線GBL(GBL0、GBL1、GBL2、GBL3、…)として機能する複数の配線層21が設けられる。配線層21は、例えば、x軸方向に沿って延び、y軸方向に沿って並ぶ。
配線層21上には、セレクタ層が設けられる。セレクタ層は、ゲート線SGLとして機能する複数の配線層22を含む。配線層22は、例えば、y軸方向に沿って延び、x軸方向に沿って並ぶ。配線層22は、y軸方向に沿って並ぶ複数のカラムトランジスタCTのゲートに共通接続される。配線層21及び22の間、複数の配線層22の間、並びに配線層22上には、図示せぬ絶縁膜が設けられる。
カラムトランジスタCTが設けられる予定の領域には、z軸方向に沿って貫通孔HL1が設けられる。貫通孔HL1は、例えば、x軸方向に沿う辺とy軸方向に沿う辺とを含む角柱形状を有し、互いに隣り合う配線層22の間を通過して配線層21の上面に達するように設けられる。つまり、貫通孔HL1は、x軸方向及びy軸方向に沿って格子状に並ぶ。
また、貫通孔HL1のy軸方向に沿う辺の側面上には、配線層22が露出する。貫通孔HL1のy軸方向に沿う辺の側面上には、ブロック絶縁膜23が設けられる。すなわち、ブロック絶縁膜23は、配線層22に接する。貫通孔HL1内には、拡散層24、チャネル層25、及び拡散層26が順次積層されて、貫通孔HL1を埋め込む。拡散層24及び26は、例えばキャリアを含み、カラムトランジスタCTのソースまたはドレインとして機能する。チャネル層25は、例えば、ノンドープのポリシリコンであり、カラムトランジスタCTのチャネルとして機能する。このようなカラムトランジスタCTは、例えば、z軸方向に沿う電流経路を有する縦型トランジスタとして機能する。
セレクタ層上には、第1メモリ層、第2メモリ層、第3メモリ層、及び第4メモリ層が、順次積層される。第1メモリ層〜第4メモリ層はそれぞれ、ワード線WL0〜WL4として機能する複数の配線層27を含む。配線層27は、例えば、y軸方向に沿って延び、x軸方向に沿って並ぶ。配線層27は、同一のメモリ層においてy軸方向に沿って並ぶ複数のメモリセルMCの第1端に共通接続される。配線層27の間には、図示せぬ絶縁膜が設けられる。なお、メモリ層は、4層に限らず、任意の数の層が積層可能である。
ローカルビット線LBL及びメモリセルMCが設けられる予定の領域には、z軸方向に沿って貫通孔HL2が設けられる。貫通孔HL2は、例えば、x軸方向に沿う辺とy軸方向に沿う辺とを含む角柱形状を有し、同一のメモリ層において互いに隣り合う配線層27の間を通過して拡散層26の上面に達するように設けられる。つまり、貫通孔HL2は、x軸方向及びy軸方向に沿って格子状に並ぶ。貫通孔HL1及びHL2は、例えば、xy平面において同一の位置に設けられる。
また、貫通孔HL2のy軸方向に沿う辺の側面上には、配線層27が露出する。貫通孔HL2のy軸方向に沿う辺の側面上には、素子層28が設けられる。すなわち、素子層28は、配線層27に接する。貫通孔HL2内には、ローカルビット線LBLとして機能する配線層29が埋め込まれる。素子層28のうち、配線層27及び配線層29に挟まれた部分は、1つのメモリセルMCとして機能する。
以上のように構成することにより、メモリセルMCは、同一のメモリセル層において格子状に設けられ、z軸方向に積層される。また、メモリセルアレイ11は、ワード線WL及びローカルビット線LBLの交差する領域にメモリセルMCが設けられたクロスポイント型の構造となる。
なお、以下の説明では、簡単のため、1つの配線層21上に設けられた複数のメモリセルMCを含む構成を、グローバルユニットGUと言う。
次に、図3を用いて、図2で説明したメモリセルアレイ11をz軸方向から見下ろした場合の構成について説明する。図3は、第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイをz軸方向から見下ろした上面図である。なお、図3では、説明を簡単にするため、絶縁膜の記載を省略している。
図3に示すように、x軸方向に沿って延びる1本の配線層21の上方に、複数の配線層29が設けられる。図3の例では、配線層21(GBL0〜GBL2)の上方にはそれぞれ、複数の配線層29((LBL00、LBL10、LBL20、LBL30、…)、((LBL01、LBL11、LBL21、LBL31、…)、(LBL02、LBL12、LBL22、LBL32、…))が設けられる。
素子層28は、同一のメモリ層(図3の例では第4メモリ層)において、配線層27に接続された第1端と、配線層29のy軸方向に沿う辺に接続された第2端と、を含む。つまり、配線層29は、同一のメモリ層において、2つのメモリセルMCに接続される。
また、複数の配線層27は、同一のメモリ層において、櫛状に設けられた2つの配線層の組を含む。図3の例では、x軸方向に沿って偶数番目に並ぶ配線層27は、配線層21よりも+y軸方向の領域においてx軸方向に沿って延びる配線層によって共通接続され、2つの配線層の組のうちの一方(ワード線の組WL3a)を構成する。また、x軸方向に沿って奇数番目に並ぶ配線層27は、配線層21よりも−y軸方向の領域においてx軸方向に沿って延びる配線層によって共通接続され、2つの配線層の組のうちの他方(ワード線の組WL3b)を構成する。
以上のように構成することにより、或るローカルビット線LBLと、或るワード線の組WLの組を選択することにより、或るメモリセルMCを選択することができる。
1.1.3 メモリセルアレイの回路構成について
次に、第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイの回路構成について説明する。図4は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1のメモリセルアレイの回路構成を説明するための回路図である。図4では、グローバルビット線GBL0に接続されたグローバルユニットGUの一部の回路構成が示される。すなわち、図4では、グローバルユニットGUのうち、特に第1メモリ層及び第2メモリ層の部分の回路構成が示される。
図4に示すように、第1メモリ層には、ワード線の組WL0a及びWL0bが設けられ、第2メモリ層には、ワード線の組WL1a及びWL1bが設けられる。また、セレクタ層には、複数のカラムトランジスタCT(CT0、CT1、CT2、CT3、CT4)が設けられる。カラムトランジスタCT1〜CT4はそれぞれ、2つのトランジスタT1−1及びT1−2、トランジスタT2−1及びT2−2、トランジスタT3−1及びT3−2、並びにトランジスタT4−1及びCT4−2を含む。
カラムトランジスタCT0及びトランジスタT1−1のゲート、トランジスタT1−2及びT2−1のゲート、トランジスタT2−2及びT3−1のゲート、並びにトランジスタT3−2及びT4−1のゲートはそれぞれ、ゲート線SGL0〜SGL3に共通接続される。トランジスタT4−2のゲートは、ゲート線SGL4に接続される。
カラムトランジスタCT0〜CT4の各々の第1端は、グローバルビット線GBL0に共通接続される。カラムトランジスタCT0〜CT4の各々の第2端はそれぞれ、ローカルビット線LBL00、LBL10、LBL20、LBL30、及びLBL40に接続される。
メモリセルMCは、1つのローカルビット線LBL及び1つのワード線の組WLに対応付けられる。すなわち、メモリセルMCは、或るワード線の組WLに接続された第1端と、或るローカルビット線LBLに接続された第2端と、を含む。メモリセルMCは、抵抗変化素子VRを含む。抵抗変化素子VRは、例えば、非線形な抵抗特性を有する。また、抵抗変化素子VRは、例えば、電圧を供給することによって、その抵抗値が低抵抗状態と高抵抗状態とに切替わる機能を有する。
1.1.4 メモリセルのセル電流分布について
次に、メモリセルが取り得るセル電流の大きさの分布について、図5を用いて説明する。図5は、第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルに或る大きさの電圧を供給した際に流れる電流(セル電流)の分布の一例を示す模式図である。また、図5では、1つのメモリセルMCに2ビットのデータが保持される場合(MLC:Multi level cell)の例が示される。
図5に示すように、メモリセルMCは、セル電流の大きさに応じて、上位(Upper)ビット(上位データ)、及び下位(Lower)ビット(下位データ)による2ビットデータ、すなわち“11”、“01”、“10”、及び“00”データを保持可能である。
“11”データのメモリセルMCのセル電流は、“R(Reset)”レベルであり、例えば、データの消去状態に相当する。そして、“R”レベルに含まれるメモリセルMCのセル電流は、電流IREFより小さい。
“01”、“10”、及び“000”データのメモリセルMCのセル電流は、それぞれ“S1(Set1)”、“S2(Set2)”、及び“S3(Set3)”レベルである。“S1”レベル〜“S3”レベルは、例えば、素子層28に電圧が供給されたことによってメモリセルMCの抵抗値が変化した状態に相当する。“S1”レベルに含まれるメモリセルMCのセル電流は、電流IREF1より大きく、かつ電流IREF2より小さい。“S2”レベルに含まれるメモリセルMCのセル電流は、電流IREF2より大きく、かつ電流IREF3より小さい。“R3”レベルに含まれるメモリセルMCのセル電流は、電流IREF3より大きい。なお、電流IREF1〜IREF3は、IREF1<IREF2<IREF3の関係を保つ範囲で任意の値が設定可能である。
以上のように、メモリセルMCは、4個のセル電流の分布のいずれかを有することで、4種類の状態を取ることができる。なお、各データと閾値レベルとの関係は上記に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
なお、図5及び上述のセル電流の分布は、セル電流を電圧に変換した電圧値の分布とも読み替えることができる。セル電流に対応する電圧値は、例えば、当該或るセル電流によって一定時間の間充電されたキャパシタの電圧値として算出し得る。図5を電圧値の分布として読み替えた場合、“R”レベルに含まれるメモリセルMCの電圧値は、電圧VREF1より小さい。“S1”レベルに含まれるメモリセルMCの電圧値は、電圧VREF1より大きく、かつ電圧VREF2より小さい。“S2”レベルに含まれるメモリセルMCの電圧値は、電圧VREF2より大きく、かつ電圧VREF3より小さい。“R3”レベルに含まれるメモリセルMCの電圧値は、電圧VREF3より大きい。なお、電圧VREF1〜VREF3は、VREF1<VREF2<VREF3の関係を保つ範囲で任意の値が設定可能である。
1.1.5 センスアンプの構成について
次に、第1実施形態に係る半導体記憶装置のセンスアンプの構成について説明する。図6は、第1実施形態に係る半導体記憶装置のセンスアンプSAの構成を説明するための回路図である。
図6に示すように、センスアンプSAは、トランジスタTr1、Tr2、Tr3、Tr4、Tr5、Tr6、Tr7、Tr8、Tr9、Tr10、Tr11、Tr12、Tr13、及びTr14、キャパシタC1、C2、及びC3、並びに比較器COMP1、COMP2、及びCOMP3を含む。
トランジスタTr1は、閾値電圧Vthを有し、グローバルビット線GBLに接続された第1端と、信号VCLが供給されるゲートと、を含む。信号VCLは、センスアンプSAからグローバルビット線GBLへ供給される電圧の値を制御する。具体的には、例えば、トランジスタTr1は、閾値電圧Vthよりも或る値V0だけ大きい電圧(Vth+V0)が信号VCLに供給される場合、トランジスタTr1の第1端に電圧V0を転送する。
トランジスタTr1の第2端、トランジスタTr2の第1端及びゲート、並びにトランジスタTr3のゲートは、共通接続される。
トランジスタTr2の第2端、トランジスタTr3の第1端、及びトランジスタTr4の第1端は、共通接続される。
トランジスタTr4は、電源VSAが供給される第2端と、信号/SENSE1が供給されるゲートと、を含む。電源VSAは、例えば、5V〜6Vであり、信号VCLに供給される電圧より大きい。
トランジスタTr3の第2端、トランジスタTr5の第1端、及びトランジスタTr7の第1端は、共通接続される。
なお、トランジスタTr2及びTr3は、例えば、トランジスタTr1の第2端に接続された第1端と、トランジスタTr5の第1端及びトランジスタTr7の第1端に共通接続された第2端と、を含むカレントミラー回路CM1を構成する。
トランジスタTr5は、信号PREが供給されるゲートを含む。
トランジスタTr5の第2端、トランジスタTr6の第1端、キャパシタC1の第1端、及びトランジスタTr13のゲートは、共通接続される。
トランジスタTr6は、接地された第2端と、信号RST1が供給されるゲートと、を含む。
キャパシタC1は、接地された第2端を含み、第2端に対する第1端の電圧は、充電量Vc1に応じて決定される。
トランジスタTr7は、信号READが供給されるゲートを含む。
トランジスタTr7の第2端、トランジスタTr8の第1端、キャパシタC2の第1端、及びトランジスタTr9のゲートは、共通接続される。
トランジスタTr8は、接地された第2端と、信号RST2が供給されるゲートと、を含む。
キャパシタC2は接地された第2端を含み、第2端に対する第1端の電圧は、充電量Vc2に応じて決定される。
トランジスタTr9の第1端、トランジスタTr10の第1端及びゲート、並びにトランジスタTr11のゲートは、共通接続される。
トランジスタTr9の第2端は、接地される。
トランジスタTr10の第2端、トランジスタTr11の第1端、及びトランジスタTr12の第1端は、共通接続される。
トランジスタTr11の第2端、トランジスタTr13の第1端、トランジスタTr14の第1端、キャパシタC3の第1端、比較器COMP1の第1入力端、比較器COMP2の第1入力端、及び比較器COMP3の第1入力端は、共通接続される。
なお、トランジスタTr10及びTr11は、例えば、トランジスタTr9の第1端に接続された第1端と、トランジスタTr13の第1端、トランジスタTr14の第1端、キャパシタC3の第1端、及び比較器COMP1〜COMP3の各々の第1入力端に共通接続された第2端と、を含むカレントミラー回路CM2を構成する。
トランジスタTr12は、電源VSAが供給される第1端と、信号/SENSE2が供給されるゲートと、を含む。
トランジスタTr13の第2端は、接地される。
キャパシタC3は、接地された第2端を含み、第2端に対する第1端の電圧は、充電量Vc3に応じて決定される。
トランジスタTr14は、接地された第2端と、信号RST3が供給されるゲートと、を含む。
比較器COMP1〜COMP3はそれぞれ、信号TRIGによって駆動され、電源VREF1〜VREF3が供給される第2入力端と、信号SAO1〜SAO3が供給される出力端と、を含む。比較器COMP1〜COMP3の各々は、第1入力端に入力された電圧と第2入力端に入力された電圧を比較し、当該比較の結果を出力端に出力する。具体的には、比較器COMP1〜COMP3の各々は、第1入力端に入力された電圧が第2入力端に入力された電圧よりも大きい場合“H”レベルを出力し、小さい場合“L”レベルを出力する。
1.2 動作について
次に、第1実施形態に係る半導体記憶装置の動作について説明する。
1.2.1 メモリセルの選択について
次に、第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルが読出し動作の際に選択される様子について説明する。
以下の説明では、読出し動作の際に読出し対象となるメモリセルMCを選択メモリセルMCと言い、他のメモリセルMCと区別する。
また、選択メモリセルMCに接続されたローカルビット線LBL及びワード線の組WLはそれぞれ、選択ローカルビット線LBL及び選択ワード線WLと言う。選択ローカルビット線LBLに第1端が接続されたカラムトランジスタCT、当該カラムトランジスタCTの第2端に接続されたグローバルビット線GBL、及び当該カラムトランジスタCTのゲートに接続されたゲート線SGLはそれぞれ、選択カラムトランジスタCT、選択グローバルビット線GBL、及び選択ゲート線SGLと言う。
また、選択されていない他のローカルビット線LBL、ワード線の組WL、カラムトランジスタCT、グローバルビット線GBL、及びゲート線SGLはそれぞれ、非選択メモリセルMC、非選択ローカルビット線LBL、非選択ワード線WL、非選択カラムトランジスタCT、非選択グローバルビット線GBL、及び非選択ゲート線SGLと言う。
選択メモリセルMC以外のメモリセルMCは、例えば、半選択メモリセルMC及び非選択メモリセルMCを含む。半選択メモリセルMCは、例えば、選択ローカルビット線LBLに接続された第1端と、非選択ワード線WLに接続された第2端と、を含むメモリセルMCと定義される。非選択メモリセルMCは、例えば、非選択ローカルビット線LBLに接続された第1端を含むメモリセルMCと定義される。なお、上述の「選択」、「半選択」、「非選択」に関する定義は、これに限らず、任意の定義の仕方が適用可能である。
上述の定義に基づくメモリセルMCの選択の様子を、図7を用いて具体的に説明する。図7は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の読出し時におけるメモリセルの選択状態を説明するための模式図である。図7の例では、選択グローバルビット線GBLとしてグローバルビット線GBL0が選択され、選択ワード線WLとしてワード線WL1aが選択された場合の例が示される。つまり、図7の例では、グローバルビット線GBL0以外の図示せぬグローバルビット線GBLは、非選択グローバルビット線GBLである。また、非選択グローバルビット線GBLに接続されたカラムトランジスタCT、ローカルビット線LBL、及びメモリセルMCはそれぞれ、非選択カラムトランジスタCT、非選択ローカルビット線LBL、及び非選択メモリセルMCである。また、ワード線WL1a以外のワード線WLは、非選択ワード線WLである。
図7に示すように、選択ゲート線SGL1及びSGL2が選択されると、トランジスタT1−2、T2−1、T2−2、及びT2−2がオン状態となる。これに伴い、カラムトランジスタCT2内の全てのトランジスタがオン状態となり、ローカルビット線LBL20が選択される。つまり、選択ローカルビット線LBL20は、選択グローバルビット線GBL0と電気的に接続される。
選択ローカルビット線LBL20には、1つの選択メモリセルMC及び複数の半選択メモリセルMCが接続される。具体的には、選択ローカルビット線LBL20に接続されたメモリセルMCのうち、選択ワード線WL1aに接続されたメモリセルMCは、選択メモリセルMCであり、非選択ワード線WL0a、WL0b、及びWL1bに接続されたメモリセルMCは、半選択メモリセルMCである。
一方、非選択ゲート線SGL0及びSGL4は選択されないため、カラムトランジスタCT0、トランジスタT1−1、T3−2、T4−1及びT4−2はオフ状態となる。これに伴い、カラムトランジスタCT0及びCT4内の全てのトランジスタがオフ状態となり、ローカルビット線LBL00及びLBL40が非選択となる。つまり、非選択ローカルビット線LBL00及びLBL40は、選択グローバルビット線GBL0から電気的に切断される。
なお、カラムトランジスタCT1及びCT3は、カラムトランジスタCT1及びCT3内の2つのトランジスタのうちの一方がオン状態となり、他方がオフ状態となっている。このため、カラムトランジスタCT1及びCT3は、読出し動作を行うために十分なチャネルが形成されない(オフ状態となる)。従って、ローカルビット線LBL10及びLBL30は、選択グローバルビット線GBL0と電気的に接続されているともいえるが、非選択となる。
非選択ローカルビット線LBL00、LBL10、LBL30、及びLBL40に接続されたメモリセルMCは、非選択メモリセルMCとなる。
以上のように、読出し動作において、全てのメモリセルMCが選択メモリセルMC、半選択メモリセルMC、及び非選択メモリセルMCのいずれかに分類される。
1.2.2 読出し動作の詳細について
次に、第1実施形態に係る半導体記憶装置の読出し動作について、図8〜図10を用いて説明する。図8は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の読出し動作の際にセンスアンプに入力される信号の様子を説明するためのタイミングチャートである。図9は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の読出し動作の際に各種配線に供給される電圧及びキャパシタに充電される電圧の様子を説明するためのタイミングチャートである。図10は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の読出し動作の際に比較器の入力と出力との関係を説明するためのテーブルである。
まず、読出し動作の際のセンスアンプSAの動作の詳細について、図8を用いて説明する。
図8に示すように、時刻T10に至るまで、信号VCLには電圧VSSが供給される。これにより、カレントミラー回路CM1は、選択グローバルビット線GBLから電気的に切断される。電圧VSSは接地電圧であり、例えば0Vである。また、信号/SENSE1及び/SENSE2には“H”レベルが供給される。これにより、トランジスタTr4及びTr12がオフ状態となり、カレントミラー回路CM1及びCM2は、電源VSAから電気的に切断される。また、信号PRE及びREADには“L”レベルが供給され、信号RST1、RST2、及びRST3には“H”レベルが供給される。これにより、キャパシタC1〜C3の充電がリセットされた状態となる。また、信号TRIGには“L”レベルが供給される。これにより、比較器COMP1〜COMP3は、駆動しない。
時刻T10において、信号RST1に“L”レベルが供給される。これにより、トランジスタTr6がオフ状態となり、キャパシタC1が充電可能な状態となる。
時刻T11において、信号VCLに電圧(Vread/2+Vth)が供給されると共に、信号/SENSE1に“L”レベルが供給される。これにより、カレントミラー回路CM1は、選択グローバルビット線GBL及び電源VSAと電気的に接続される。そして、選択グローバルビット線GBLには、電圧Vread/2が供給されると共に、当該電圧Vread/2に応じてメモリセルアレイ11に流れるセル電流の合計が流れる。カレントミラー回路CM1は、選択グローバルビット線GBLに流れる電流のミラー電流をトランジスタTr5の第1端及びトランジスタTr7の第1端に供給する。なお、電圧Vreadは、メモリセルMCのデータを読み出す際に当該メモリセルMCに供給される電圧であり、電圧VSSより大きい。電圧Vread/2は、例えば、電圧Vreadと電圧VSSとの中間値(Vread/2=(Vread+VSS)/2)である。
時刻T12において、信号PREに“H”レベルが供給され、トランジスタTr5がオン状態となる。これにより、キャパシタC1は、カレントミラー回路CM1からのミラー電流による充電を開始する。
時刻T13において、信号PREに“L”レベルが供給され、トランジスタTr5がオフ状態となる。これにより、キャパシタC1は、カレントミラー回路CM1から電気的に切断され、ミラー電流による充電を終了する。キャパシタC1の充電の結果、トランジスタTr13のゲートには、充電量Vc1に応じた電圧が転送される。
時刻T14において、信号RST2に“L”レベルが供給される。これにより、トランジスタTr8がオフ状態となり、キャパシタC2が充電可能な状態となる。
時刻T15において、信号VCLに電圧(Vread+Vth)が供給される。これにより、選択グローバルビット線GBLには、電圧Vreadが供給されると共に、当該電圧Vreadに応じてメモリセルアレイ11に流れるセル電流の合計が流れる。カレントミラー回路CM1は、選択グローバルビット線GBLに流れる電流のミラー電流をトランジスタTr5の第1端及びトランジスタTr7の第1端に供給する。
時刻T16において、信号READに“H”レベルが供給され、トランジスタTr7がオン状態となる。これにより、キャパシタC2は、カレントミラー回路CM1からのミラー電流による充電を開始する。
時刻T17において、信号READに“L”レベルが供給され、トランジスタTr7がオフ状態となる。これにより、キャパシタC2は、カレントミラー回路CM1から電気的に切断され、ミラー電流による充電を終了する。キャパシタC2の充電の結果、トランジスタTr9のゲートには、充電量Vc2に応じた電圧が転送される。
時刻T18において、信号VCLに電圧VSSが供給されると共に、信号/SENSE1に“H”レベルが供給される。これにより、カレントミラー回路CM1は、選択グローバルビット線GBL及び電源VSAから電気的に切断される。
時刻T19において、信号RST3に“L”レベルが供給される。これにより、トランジスタTr14がオフ状態となり、キャパシタC3が充電可能な状態となる。
時刻T20において、信号/SENSE2に“L”レベルが供給される。これにより、カレントミラー回路CM2は、電源VSAと電気的に接続される。そして、トランジスタTr9には、キャパシタC2の充電量Vc2に応じた電流が流れる。カレントミラー回路CM2は、トランジスタTr9に流れる電流のミラー電流をトランジスタTr13の第1端及びキャパシタC3の第1端に供給する。トランジスタTr13には、キャパシタC1の充電量Vc1に応じた電流が流れる。つまり、キャパシタC3は、充電量Vc2と充電量Vc1との差分に応じた電流により、充電が開始される。
時刻T21において、信号/SENSE2に“H”レベルが供給される。これにより、カレントミラー回路CM2は、電源VSAから電気的に切断され、ミラー電流の供給を停止する。キャパシタC3は、充電量Vc2と充電量Vc1との差分に応じた電流による充電を終了する。キャパシタC3の充電の結果、比較器COMP1〜COMP3の第1入力端には、充電量Vc3に応じた電圧が入力される。
時刻T22において、信号TRIGに“H”レベルが供給される。これにより、比較器COMP1〜COMP3は駆動を開始する。比較器COMP1〜COMP3はそれぞれ、第2入力端に電圧VREF1〜VREF3が入力され、出力端から信号SAO1〜SAO3を出力する。そして、当該信号SAO1〜SAO3に基づき、選択メモリセルMCに保持されたデータが判定される。
時刻T23において、信号TRIGに“L”レベルが供給される。これにより、比較器COMP1〜COMP3は駆動を停止する。
時刻T24において、信号RST1〜RST3に“H”レベルが供給される。これにより、キャパシタC1〜C3に充電された電圧がリセットされる。
以上で、読出し動作におけるセンスアンプSAの動作が終了する。
次に、読出し動作の際の各種配線に供給される電圧と、キャパシタの電圧の詳細について、図9を用いて説明する。なお、図9に示された時刻T11〜T21は、図8に示された時刻T11〜T21に対応する。
図9に示すように、時刻T11に至るまで、センスアンプSAは、グローバルビット線GBL及びローカルビット線LBLに電圧VSSを供給する。また、ロウデコーダ12は、ワード線WLに電圧VSSを供給する。このため、メモリセルアレイ11内の全てのメモリセルMCには、電流が流れない。また、キャパシタC1〜C3は充電されていないため、充電量Vc1〜Vc3は、“0”である。
時刻T11において、センスアンプSAは、選択グローバルビット線GBL及び選択ローカルビット線LBLに電圧Vread/2を供給する。ロウデコーダ12は、非選択グローバルビット線GBL及び全てのワード線WLに、電圧VSSを供給する。このため、選択メモリセルMC及び複数の半選択メモリセルMCには、電圧Vread/2が供給される。このように、メモリセルMCに電圧Vread/2が供給される状態を「半選択状態」と言う。なお、メモリセルMCの第1端に電圧Vread/2が供給され、第2端に電圧VSSが供給されることによって、メモリセルMCに電圧Vread/2が供給される状態は、「第1半選択状態」とも言う。一方、複数の非選択メモリセルMCの両端には電位差が発生しない。このように、メモリセルMCに電位差が発生しない状態を「非選択状態」と言う。
つまり、時刻T11において、選択メモリセルMC及び複数の半選択メモリセルMCは、いずれも第1半選択状態におけるセル電流が流れる。複数の非選択メモリセルMCは、非選択状態となり、微小な大きさの電流が流れ得るが、第1半選択状態と比べて有意な大きさのセル電流は流れない。これらすべてのメモリセルMCに流れるセル電流は、センスアンプSAから選択グローバルビット線GBLを介して、各メモリセルMCに分配される。
時刻T12から時刻T13までの間、第1半選択状態の選択メモリセルMC及び半選択メモリセルMCに流れる合計のセル電流の大きさに応じて、キャパシタC1が充電される。この結果、キャパシタC1の充電量Vc1は、電圧Vaとなる。
時刻T15において、センスアンプSAは、選択グローバルビット線GBL及び選択ローカルビット線LBLに電圧Vreadを供給し、非選択グローバルビット線GBLに電圧Vread/2を供給する。また、ロウデコーダ12は、非選択ワード線WLに電圧Vread/2を供給する。このため、選択メモリセルMCには電圧Vreadが供給され、複数の半選択メモリセルMCには電圧Vread/2が供給される。このように、メモリセルMCに電圧Vreadが供給される状態を「選択状態」と言う。また、複数の半選択メモリセルMCは、半選択状態となる。なお、メモリセルMCの第1端に電圧Vreadが供給され、第2端に電圧Vread/2が供給されることによって、メモリセルMCに電圧Vread/2が供給される状態は、「第2半選択状態」とも言う。一方、複数の非選択メモリセルMCの両端には引き続き電位差が発生しない。
つまり、時刻T15において、選択メモリセルMCは、選択状態におけるセル電流が流れる。複数の半選択メモリセルMCは、第2半選択状態におけるセル電流が流れる。複数の非選択メモリセルMCは、非選択状態となり、微小な大きさの電流が流れ得るが、選択状態及び第2半選択状態と比べて有意な大きさのセル電流は流れない。これらすべてのメモリセルMCに流れるセル電流は、センスアンプSAから選択グローバルビット線GBLを介して、各メモリセルMCに分配される。
なお、第1半選択状態のメモリセルMCに流れるセル電流と、第2半選択状態のメモリセルMCに流れるセル電流とは、同程度の大きさになることが望ましい。
時刻T16から時刻T17までの間、選択状態の選択メモリセルMC、及び第2半選択状態の半選択メモリセルMCに流れる合計のセル電流の大きさに応じて、キャパシタC2が充電される。この結果、キャパシタC2の充電量Vc2は、電圧Vbとなる。電圧Vbは、電圧Vaより大きい。
時刻T18において、センスアンプSAは、全てのグローバルビット線GBL及びローカルビット線LBLに電圧VSSを供給する。また、ロウデコーダ12は、全てのワード線WLに電圧VSSを供給する。これにより、全てのメモリセルMCへの電圧の供給が停止する。
時刻T20から時刻T21までの間、電圧Vbと電圧Vaとの差に応じて、キャパシタC3が充電される。この結果、キャパシタC3の充電量Vc3は、電圧Vcとなる。つまり、電圧Vcは、電圧(Vb−Va)に等しい、又は電圧(Vb−Va)に対応した値となる。
上述のように得られた電圧Vcは、比較器COMP1〜COMP3によってそれぞれ電圧VREF1〜VREF3と比較される。比較器COMP1〜COMP3は、それぞれ信号SAO1〜SAO3を出力し、選択メモリセルMCに書込まれているデータのレベルを判定する。
図10に示すように、比較器COMP1は、電圧Vcが電圧VREF1より小さい場合(Vc<VREF1)、“L”レベルの信号SAO1を出力し、大きい場合(Vc>VREF1)、“H”レベルの信号SAO1を出力する。比較器COMP2は、電圧Vcが電圧VREF2より小さい場合(Vc<VREF2)、“L”レベルの信号SAO2を出力し、大きい場合(Vc>VREF2)、“H”レベルの信号SAO2を出力する。比較器COMP3は、電圧Vcが電圧VREF3より小さい場合(Vc<VREF3)、“L”レベルの信号SAO3を出力し、大きい場合(Vc>VREF3)、“H”レベルの信号SAO3を出力する。
そして、信号SAO1〜SAO3がいずれも“L”レベルの場合、選択メモリセルMCは“R”レベルであると判定される。信号SAO1が“H”レベルであり、SAO2及びSAO3が“L”レベルの場合、選択メモリセルMCは“S1”レベルであると判定される。信号SAO1及びSAO2が“H”レベルであり、SAO3が“L”レベルの場合、選択メモリセルMCは“S2”レベルであると判定される。信号SAO1〜SAO3がいずれも“H”レベルの場合、選択メモリセルMCは“S3”レベルであると判定される。
1.3 本実施形態に係る効果について
第1実施形態によれば、半選択メモリセルの影響を軽減しつつ、選択メモリセルのデータを読み出すことができる。本効果につき、以下に説明する。
抵抗変化素子を含むメモリセルから構成されるメモリセルアレイにおいて、選択メモリセルからデータを読み出す場合、選択メモリセルの他に、複数の半選択メモリセルにも同時にセル電流が流れ得る。このため、データ読出しの際、半選択メモリセルに流れるセル電流は、選択メモリセルに流れるセル電流に対するノイズとなり得る。一般に、抵抗変化素子の非線形な抵抗特性(LNF:Low noise factorとも言う。)により、半選択メモリセルに流れるセル電流は、選択メモリセルに流れるセル電流に対して小さい。しかしながら、メモリセルが半導体基板の上方に3次元に積層された構成の場合、メモリサイズの増加に応じて半選択メモリセルの数が急激に増加する。このため、半選択メモリセルに流れるセル電流に起因するノイズの影響が無視できない程度に大きくなる可能性がある。また、メモリセルに複数ビットのデータを保持させる場合、抵抗変化素子のレベル間のセル電流の差は、1ビットのデータを保持させる場合よりも相対的に小さくなる。このため、半選択メモリセルに流れるセル電流に起因するノイズの影響が更に増加し、データを正常に読み出せない可能性がある。
第1実施形態によれば、センスアンプSAは、データ読出しの際に、2段階でセル電流をセンスする。1段階目では、センスアンプSAは、選択グローバルビット線GBL及び選択ローカルビット線LBLに電圧Vread/2を供給し、非選択グローバルビット線GBLに電圧VSSを供給する。ロウデコーダ12は、全てのワード線WLに電圧VSSを供給する。これにより、選択メモリセルMC及び複数の半選択メモリセルMCは、いずれも第1半選択状態となる。また、複数の非選択メモリセルMCは、非選択状態となる。このため、センスアンプSAは、選択メモリセルMC及び複数の半選択メモリセルMCがいずれも第1半選択状態の場合に選択グローバルビット線GBLに供給されるセル電流の合計をセンスすることができる。
また、2段階目では、センスアンプSAは、選択グローバルビット線GBL及び選択ローカルビット線LBLに電圧Vreadを供給し、非選択グローバルビット線GBLに電圧Vread/2を供給する。ロウデコーダ12は、選択ワード線WLに電圧VSSを供給し、非選択ワード線WLに電圧Vread/2を供給する。これにより、選択メモリセルMCは選択状態となり、複数の半選択メモリセルMCは第2半選択状態となる。また、複数の非選択メモリセルMCは、非選択状態となる。このため、センスアンプSAは、選択メモリセルMCが選択状態であり、かつ複数の半選択メモリセルMCが第2半選択状態の場合に選択グローバルビット線GBLに供給されるセル電流の合計をセンスすることができる。
そして、センスアンプSAは、1段階目でセンスしたセル電流と、2段階目でセンスしたセル電流との差に基づき、選択メモリセルMCに保持されたデータを読み出す。当該セル電流の差は、第2半選択状態のメモリセルMCに流れるセル電流(ノイズb)から第1半選択状態のメモリセルMCに流れるセル電流(ノイズa)が差し引かれる。このため、当該セル電流の差は、ノイズbとノイズaが同等の大きさとみなせる場合、両者が相殺されることにより、選択状態のメモリセルMCに流れるセル電流とみなすことができる。したがって、半選択メモリセルの影響を軽減しつつ、選択メモリセルのセル電流をセンスすることができる。
また、1段階目において選択グローバルビット線GBL及び選択ローカルビット線LBLに供給される電圧、並びに2段階目において非選択ワード線WLに供給される電圧は、2段階目において選択グローバルビット線GBL、選択ローカルビット線LBLに供給される電圧と電圧VSSとの中間値となる。これにより、ノイズb及びノイズaの大きさを同等にすることができる。
また、カレントミラー回路CM1の第1端は、選択グローバルビット線GBLに接続される。カレントミラー回路CM1の第2端は、トランジスタTr5を介してキャパシタC1の第1端に接続され、トランジスタTr7を介してキャパシタC2の第1端に接続される。これにより、1段階目でセンスしたセル電流に対応する電圧Va、及び2段階目でセンスしたセル電流に対応する電圧Vbを、それぞれキャパシタC1及びC2に充電することができる。
また、カレントミラー回路CM2は、第1端がトランジスタTr9の第1端に接続され、第2端がトランジスタTr13の第1端及びキャパシタC3の第1端に接続される。トランジスタTr13のゲートは、第1キャパシタC1の第1端に接続される。トランジスタTr9のゲートは、第2キャパシタのC2の第1端に接続される。これにより、2段階目でセンスしたセル電流から1段階目でセンスしたセル電流を差し引いた値に対応する電圧Vcを、キャパシタC3に充電することができる。
また、比較器COMP1〜COMP3はそれぞれ、電圧VREF1〜VREF3と電圧Vcとの値を比較し、信号SAO1〜SAO3を出力する。これにより、信号SAO1〜SAO3の組み合わせによって、選択メモリセルMCに保持されたデータが多値の場合でも、精度よくデータを読み出すことができる。
1.4 第1実施形態の第1変形例について
上述の第1実施形態に係る半導体記憶装置は、1段階目において選択メモリセルMC及び半選択メモリセルMCが第1半選択状態の場合のセル電流をセンスし、2段階目において、選択メモリセルMCが選択状態、かつ半選択メモリセルMCが第2半選択状態の場合のセル電流をセンスする場合について説明したが、これに限られない。例えば、1段階目のセンスと2段階目のセンスは、第1実施形態の場合と逆の順番で実施してもよい。
図11は、第1実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置の読出し動作の際にセンスアンプに入力される信号の様子を説明するためのタイミングチャートである。図12は、第1実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置の読出し動作の際に各種配線に供給される電圧及びキャパシタに充電される電圧の様子を説明するためのタイミングチャートである。図11及び図12は、第1実施形態に係る図8及び図9に対応する。
まず、読出し動作の際のセンスアンプSAの動作の詳細について、図11を用いて説明する。
図11に示すように、時刻T30に至るまでの動作は、図8における時刻T10に至るまでの動作と同様であるため、説明を省略する。
時刻T30において、信号RST2に“L”レベルが供給される。これにより、トランジスタTr8がオフ状態となり、キャパシタC2が充電可能な状態となる。
時刻T31において、信号VCLに電圧(Vread+Vth)が供給されると共に、信号/SENSE1に“L”レベルが供給される。これにより、カレントミラー回路CM1は、選択グローバルビット線GBL及び電源VSAと電気的に接続される。そして、選択グローバルビット線GBLには、電圧Vreadが供給されると共に、当該電圧Vreadに応じてメモリセルアレイ11に流れるセル電流の合計が流れる。カレントミラー回路CM1は、選択グローバルビット線GBLに流れる電流のミラー電流をトランジスタTr5の第1端及びトランジスタTr7の第1端に供給する。
時刻T32において、信号READに“H”レベルが供給され、トランジスタTr7がオン状態となる。これにより、キャパシタC2は、カレントミラー回路CM1からのミラー電流による充電を開始する。
時刻T33において、信号READに“L”レベルが供給され、トランジスタTr7がオフ状態となる。これにより、キャパシタC2は、カレントミラー回路CM1から電気的に切断され、ミラー電流による充電を終了する。キャパシタC2の充電の結果、トランジスタTr9のゲートには、充電量Vc2に応じた電圧が転送される。
時刻T34において、信号RST1に“L”レベルが供給される。これにより、トランジスタTr6がオフ状態となり、キャパシタC1が充電可能な状態となる。
時刻T35において、信号VCLに電圧(Vread/2+Vth)が供給される。これにより、選択グローバルビット線GBLには、電圧Vread/2が供給されると共に、当該電圧Vread/2に応じてメモリセルアレイ11に流れるセル電流の合計が流れる。カレントミラー回路CM1は、選択グローバルビット線GBLに流れる電流のミラー電流をトランジスタTr5の第1端及びトランジスタTr7の第1端に供給する。
時刻T36において、信号PREに“H”レベルが供給され、トランジスタTr5がオン状態となる。これにより、キャパシタC1は、カレントミラー回路CM1からのミラー電流による充電を開始する。
時刻T37において、信号PREに“L”レベルが供給され、トランジスタTr5がオフ状態となる。これにより、キャパシタC1は、カレントミラー回路CM1から電気的に切断され、ミラー電流による充電を終了する。キャパシタC1の充電の結果、トランジスタTr13のゲートには、充電量Vc1に応じた電圧が転送される。
時刻T38において、信号VCLに電圧VSSが供給されると共に、信号/SENSE1に“H”レベルが供給される。これにより、カレントミラー回路CM1は、選択グローバルビット線GBL及び電源VSAから電気的に切断される。
時刻T39〜T44の動作は、図8における時刻T19〜T24の動作と同様であるため、説明を省略する。
以上で、読出し動作におけるセンスアンプSAの動作が終了する。
次に、読出し動作の際の各種配線に供給される電圧と、キャパシタの電圧の詳細について、図12を用いて説明する。なお、図12に示された時刻T31〜T41は、図11に示された時刻T31〜T41に対応する。
図12に示すように、時刻T31に至るまでの動作は、図9における時刻T11に至るまでの動作と同様であるため、説明を省略する。
時刻T31において、センスアンプSAは、選択グローバルビット線GBL及び選択ローカルビット線LBLに電圧Vreadを供給し、非選択グローバルビット線GBLに電圧Vread/2を供給する。また、ロウデコーダ12は、非選択ワード線WLに電圧Vread/2を供給する。このため、選択メモリセルMCには電圧Vreadが供給され、複数の半選択メモリセルMCには電圧Vread/2が供給される。一方、複数の非選択メモリセルMCの両端には電位差が発生しない。
つまり、時刻T31において、選択メモリセルMCは、選択状態におけるセル電流が流れる。複数の半選択メモリセルMCは、第2半選択状態におけるセル電流が流れる。複数の非選択メモリセルMCは、非選択状態となり、微小な大きさの電流が流れ得るが、選択状態及び第2半選択状態と比べて有意な大きさのセル電流は流れない。これらすべてのメモリセルMCに流れるセル電流は、センスアンプSAから選択グローバルビット線GBLを介して、各メモリセルMCに分配される。
時刻T32から時刻T33までの間、選択状態の選択メモリセルMC、及び第2半選択状態の半選択メモリセルMCに流れる合計のセル電流の大きさに応じて、キャパシタC2が充電される。この結果、キャパシタC2の充電量Vc2は、電圧Vbとなる。
時刻T35において、センスアンプSAは、選択グローバルビット線GBL及び選択ローカルビット線LBLに電圧Vread/2を供給し、非選択グローバルビット線GBLに電圧VSSを供給する。また、ロウデコーダ12は、全てのワード線WLに電圧VSSを供給する。このため、選択メモリセルMC及び複数の半選択メモリセルMCには電圧Vread/2が供給される。一方、複数の非選択メモリセルMCの両端には引き続き電位差が発生しない。
つまり、時刻T35において、選択メモリセルMC及び複数の半選択メモリセルMCは、いずれも第1半選択状態におけるセル電流が流れる。複数の非選択メモリセルMCは、非選択状態となり、微小な大きさの電流が流れ得るが、選択状態及び第2半選択状態と比べて有意な大きさのセル電流は流れない。これらすべてのメモリセルMCに流れるセル電流は、センスアンプSAから選択グローバルビット線GBLを介して、各メモリセルMCに分配される。
時刻T36から時刻T37までの間、第1半選択状態の選択メモリセルMC及び半選択メモリセルMCに流れる合計のセル電流の大きさに応じて、キャパシタC1が充電される。この結果、キャパシタC1の充電量Vc1は、電圧Vaとなる。
時刻T38〜T41の動作は、図9における時刻T18〜T21に至るまでの動作と同様であるため、説明を省略する。
以上のように動作させることにより、キャパシタC1へ電圧Vaが充電されるより前に、キャパシタC2へ電圧Vbを充電することができる。これにより、選択メモリセルMCを選択状態にした後に半選択状態にする場合においても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
1.5 第1実施形態の第2変形例について
上述の第1実施形態に係る半導体記憶装置は、2段階目のセンスにおいて、非選択グローバルビット線GBLに電圧Vread/2が供給される場合について説明したが、これに限られない。
図13は、第1実施形態の第2変形例に係る半導体記憶装置の読出し動作の際に各種配線に供給される電圧及びキャパシタに充電される電圧の様子を説明するためのタイミングチャートである。図13は、第1実施形態における図9に対応する。図13に示すように、時刻T15から時刻T18の間、センスアンプSAは、非選択グローバルビット線GBLに電圧VSSを供給してもよい。
この場合、非選択グローバルビット線GBL上に設けられた非選択ローカルビット線LBLには、電圧VSSが供給される。このため、非選択グローバルビット線GBL上に設けられた非選択ローカルビット線LBLと、選択ワード線WLとに接続された非選択メモリセルMCの両端には、電位差が発生しない。これにより、非選択グローバルビット線GBL上に設けられた非選択メモリセルMCは、非選択状態に保たれる。したがって、非選択グローバルビット線GBL上の非選択メモリセルMCに流れるセル電流が、選択グローバルビット線GBLに回り込む影響を低減することができる。
なお、第1実施形態の第2変形例は、第1実施形態の第1変形例にも同様に適用可能である。すなわち、第1実施形態の第1変形例に係る図12の時刻T31から時刻T35の間、センスアンプSAは、非選択グローバルビット線GBLに電圧VSSを供給してもよい。これにより、第1実施形態の第1変形例についても、第1実施形態の第2変形例と同様の効果を奏することができる。
2. 第2実施形態
次に、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。第1実施形態では、1段階目のセンス結果に対応する電圧をキャパシタC1に充電し、2段階目のセンス結果に対応する電圧をキャパシタC2に充電し、1段階目のセンス結果と2段階目のセンス結果との差分に対応する電圧をキャパシタC3に充電した。これに対し、第2実施形態では、キャパシタC3を用いることなく、1段階目のセンス結果と2段階目のセンス結果との差分に対応する電圧をキャパシタC2に直接充電する点において、第1実施形態と相違する。以下では、第1実施形態と異なる点について説明する。
2.1 センスアンプの構成について
まず、第2実施形態に係る半導体記憶装置のセンスアンプの構成について説明する。図14は、第2実施形態に係る半導体記憶装置のセンスアンプの構成を説明するための回路図である。図14は、第1実施形態に係る図6に対応する。
図14に示すように、センスアンプSAは、トランジスタTr1、Tr2、Tr3、Tr4、Tr5、Tr6、Tr7、Tr8、及びTr15、キャパシタC1及びC2、並びに比較器COMP1、COMP2、及びCOMP3を含む。トランジスタTr1〜Tr4の構成は、図6に示したトランジスタTr1〜Tr4と同様であるため、説明を省略する。
トランジスタTr15は、トランジスタTr7の第2端、トランジスタTr8の第1端、キャパシタC2の第1端、及び比較器COMP1〜COMP3の各々の第1入力端に共通接続された第1端と、接地された第2端と、トランジスタTr5の第2端、トランジスタTr6の第1端、及びキャパシタC1の第1端に共通接続されたゲートと、を含む。
2.2 読出し動作について
次に、第2実施形態に係る半導体記憶装置の読出し動作について、図15及び図16を用いて説明する。図15は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の読出し動作の際にセンスアンプに入力される信号の様子を説明するためのタイミングチャートである。図16は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の読出し動作の際に各種配線に供給される電圧及びキャパシタに充電される電圧の様子を説明するためのタイミングチャートである。図15及び図16は、第1実施形態に係る図8及び図9に対応する。
まず、読出し動作の際のセンスアンプSAの動作の詳細について、図15を用いて説明する。
図15に示すように、時刻T50に至るまで、信号VCLには電圧VSSが供給される。これにより、カレントミラー回路CM1は、選択グローバルビット線GBLから電気的に切断される。また、信号/SENSE1には“H”レベルが供給される。これにより、トランジスタTr4がオフ状態となり、カレントミラー回路CM1は、電源VSAから電気的に切断される。また、信号PRE及びREADには“L”レベルが供給され、信号RST1及びRST2には“H”レベルが供給される。これにより、キャパシタC1及びC2の充電がリセットされた状態となる。また、信号TRIGには“L”レベルが供給される。これにより、比較器COMP1〜COMP3は、駆動しない。
時刻T50〜T52の動作は、図8の時刻T10〜T12の動作と同様であるため、説明を省略する。
時刻T53において、信号PREに“L”レベルが供給され、トランジスタTr5がオフ状態となる。これにより、キャパシタC1は、カレントミラー回路CM1から電気的に切断され、ミラー電流による充電を終了する。キャパシタC1の充電の結果、トランジスタTr15のゲートには、充電量Vc1に応じた電圧が転送される。
時刻T54及びT55の動作は、図8の時刻T14及びT15の動作と同様であるため、説明を省略する。
時刻T56において、信号READに“H”レベルが供給され、トランジスタTr7がオン状態となる。これにより、キャパシタC2及びトランジスタTr15には、カレントミラー回路CM1からのミラー電流が分配される。具体的には、キャパシタC2には、カレントミラー回路CM1からのミラー電流からトランジスタTr15に流れる電流を差し引いた大きさの差分電流が流れる。キャパシタC2は、当該差分電流による充電を開始する。
なお、トランジスタTr15に流れる電流は、トランジスタTr15のゲートに供給される充電量Vc1の大きさと、トランジスタTr15の特性との関係によって制御される。トランジスタTr15の特性は、例えば、トランジスタTr15の閾値電圧、ゲート幅、及びゲート長によって調整される。なお、当該調整の結果としてトランジスタTr15に流れる電流は、例えば、キャパシタC1の第1端に流入した電流と同等の大きさとなるように設定されることが望ましい。
時刻T57において、信号READに“L”レベルが供給され、トランジスタTr7がオフ状態となる。これにより、キャパシタC2は、カレントミラー回路CM1から電気的に切断され、ミラー電流による充電を終了する。キャパシタC2の充電の結果、比較器COMP1〜COMP3の各々の第1入力端には、充電量Vc2に応じた電圧が入力される。
時刻T58において、信号VCLに電圧VSSが供給されると共に、信号/SENSE1に“H”レベルが供給される。これにより、カレントミラー回路CM1は、選択グローバルビット線GBL及び電源VSAから電気的に切断される。
時刻T59において、信号TRIGに“H”レベルが供給される。これにより、比較器COMP1〜COMP3は駆動を開始する。比較器COMP1〜COMP3はそれぞれ、第2入力端に電圧VREF1〜VREF3が入力され、出力端から信号SAO1〜SAO3を出力する。そして、当該信号SAO1〜SAO3に基づき、選択メモリセルMCに保持されたデータが判定される。
時刻T60において、信号TRIGに“L”レベルが供給される。これにより、比較器COMP1〜COMP3は駆動を停止する。
時刻T61において、信号RST1及びRST2に“H”レベルが供給される。これにより、キャパシタC1及びC2に充電された電圧がリセットされる。
以上で、読出し動作におけるセンスアンプSAの動作が終了する。
次に、読出し動作の際の各種配線に供給される電圧と、キャパシタの電圧の詳細について、図16を用いて説明する。なお、図16に示された時刻T51〜T61は、図15に示された時刻T51〜T61に対応する。
図16に示すように、時刻T51に至るまで、センスアンプSAは、グローバルビット線GBL及びローカルビット線LBLに電圧VSSを供給する。また、ロウデコーダ12は、ワード線WLに電圧VSSを供給する。このため、メモリセルアレイ11内の全てのメモリセルMCには、電流が流れない。また、キャパシタC1及びC2は充電されていないため、充電量Vc1及びVc2は、“0”である。
時刻T51において、センスアンプSAは、選択グローバルビット線GBL及び選択ローカルビット線LBLに電圧Vread/2を供給する。このため、選択メモリセルMC及び複数の半選択メモリセルMCには電圧Vread/2が供給される。一方、複数の非選択メモリセルMCの両端には引き続き電位差が発生しない。つまり、選択メモリセルMC及び複数の半選択メモリセルMCは第1半選択状態となり、複数の非選択メモリセルMCは非選択状態となる。
時刻T52から時刻T53までの間、第1半選択状態の選択メモリセルMC及び半選択メモリセルMCに流れる合計のセル電流の大きさに応じて、キャパシタC1が充電される。この結果、キャパシタC1の充電量Vc1は、電圧Vaとなる。
時刻T55において、センスアンプSAは、選択グローバルビット線GBL及び選択ローカルビット線LBLに電圧Vreadを供給し、非選択グローバルビット線GBLに電圧Vread/2を供給する。また、ロウデコーダ12は、非選択ワード線WLに電圧Vread/2を供給する。このため、選択メモリセルMCには電圧Vreadが供給され、複数の半選択メモリセルMCには電圧Vread/2が供給される。一方、複数の非選択メモリセルMCの両端には引き続き電位差が発生しない。つまり、選択メモリセルMCは選択状態となり、複数の半選択メモリセルMCは第2半選択状態となり、複数の非選択メモリセルMCは非選択状態となる。
時刻T56から時刻T57までの間、カレントミラー回路CM1からのミラー電流からトランジスタTr15に流れる電流を差し引いた差分電流の大きさに応じて、キャパシタC2が充電される。カレントミラー回路CM1からのミラー電流は、選択状態の選択メモリセルMC、第2半選択状態の半選択メモリセルMCに流れる合計のセル電流に対応する。一方、トランジスタTr15に流れる電流は、第1半選択状態の選択メモリセルMC及び半選択メモリセルMCに流れる合計のセル電流に対応する。つまり、差分電流は、選択状態の選択メモリセルMCに流れるセル電流に対応する。この結果、キャパシタC2の充電量Vc2は、電圧Vcとなる。
時刻T58において、センスアンプSAは、全てのグローバルビット線GBL及びローカルビット線LBLに電圧VSSを供給する。また、ロウデコーダ12は、全てのワード線WLに電圧VSSを供給する。これにより、全てのメモリセルMCへの電圧の供給が停止する。
上述のように得られた電圧Vcは、比較器COMP1〜COMP3によってそれぞれ電圧VREF1〜VREF3と比較される。比較器COMP1〜COMP3は、それぞれ信号SAO1〜SAO3を出力し、選択メモリセルMCに書込まれているデータのレベルを判定する。
2.3 本実施形態に係る効果について
第2実施形態によれば、カレントミラー回路CM1の第1端は、選択グローバルビット線GBLに接続される。カレントミラー回路CM1の第2端は、トランジスタTr5を介してキャパシタC1の第1端に接続され、トランジスタTr7を介してキャパシタC2の第1端、及びトランジスタTr15の第1端に接続される。これにより、キャパシタC1は、1段階目でセンスしたセル電流に対応する電圧Vaを充電することができる。また、キャパシタC2は、2段階目でセンスしたセル電流と、1段階目でセンスしたセル電流との差分電流に対応する電圧Vcを充電することができる。このため、第1実施形態よりも回路規模を低減しつつ、半選択メモリセルに流れるセル電流の影響を考慮することができる。
2.4 第2実施形態の第1変形例について
上述の第2実施形態に係る半導体記憶装置は、1段階目において選択メモリセルMC及び半選択メモリセルMCが第1半選択状態の場合のセル電流をセンスし、2段階目において、選択メモリセルMCが選択状態、かつ半選択メモリセルMCが第2半選択状態の場合のセル電流をセンスする場合について説明したが、これに限られない。例えば、1段階目のセンスと2段階目のセンスは、第2実施形態の場合と逆の順番で実施してもよい。
図17は、第2実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置の読出し動作の際にセンスアンプに入力される信号の様子を説明するためのタイミングチャートである。図18は、第2実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置の読出し動作の際に各種配線に供給される電圧及びキャパシタに充電される電圧の様子を説明するためのタイミングチャートである。図17及び図18は、第2実施形態に係る図15及び図16に対応する。
まず、読出し動作の際のセンスアンプSAの動作の詳細について、図17を用いて説明する。
図17に示すように、時刻T70に至るまで及び時刻T70の動作は、図15における時刻T50に至るまで及び時刻T50の動作と同様であるため、説明を省略する。
時刻T71において、信号VCLに電圧(Vread+Vth)が供給されると共に、信号/SENSE1に“L”レベルが供給される。これにより、カレントミラー回路CM1は、選択グローバルビット線GBL及び電源VSAと電気的に接続される。そして、選択グローバルビット線GBLには、電圧Vreadが供給されると共に、当該電圧Vreadに応じてメモリセルアレイ11に流れるセル電流の合計が流れる。カレントミラー回路CM1は、選択グローバルビット線GBLに流れる電流のミラー電流をトランジスタTr5の第1端及びトランジスタTr7の第1端に供給する。
時刻T72〜T74の動作は、図15における時刻52〜T54の動作と同様であるため、説明を省略する。
時刻T75において、信号VCLに電圧(Vread/2+Vth)が供給される。これにより、選択グローバルビット線GBLには、電圧Vread/2が供給されると共に、当該電圧Vread/2に応じてメモリセルアレイ11に流れるセル電流の合計が流れる。カレントミラー回路CM1は、選択グローバルビット線GBLに流れる電流のミラー電流をトランジスタTr5の第1端及びトランジスタTr7の第1端に供給する。
時刻T76において、信号READに“H”レベルが供給され、トランジスタTr7がオン状態となる。これにより、キャパシタC2及びトランジスタTr15には、カレントミラー回路CM1からのミラー電流が分配される。具体的には、キャパシタC2には、カレントミラー回路CM1からのミラー電流からトランジスタTr15に流れる電流を差し引いた大きさの差分電流が流れる。キャパシタC2は、当該差分電流による充電を開始する。
なお、キャパシタC2に流れる電流は、例えば、選択状態の選択メモリセルMCに流れるセル電流に対応するミラー電流と同等の大きさとなるように設定されることが望ましい。つまり、トランジスタTr15に流れる電流は、カレントミラー回路CM1からキャパシタC2及びトランジスタTr15に供給されるミラー電流から、当該選択状態の選択メモリセルMCに流れるセル電流に対応するミラー電流を差し引いた大きさとなることが望ましい。上述の通り、トランジスタTr15に流れる電流は、トランジスタTr15のゲートに供給される充電量Vc1の大きさと、トランジスタTr15の特性との関係によって制御される。また、上述の通り、トランジスタTr15の特性は、例えば、トランジスタTr15の閾値電圧、ゲート幅、及びゲート長によって調整される。つまり、当該調整の結果設定されたトランジスタTr15の特性は、例えば、第2実施形態において設定されたトランジスタTr15の特性とは異なり得る。
時刻T77〜T81の動作は、図15における時刻T57〜61の動作と同様であるため、説明を省略する。
以上で、読出し動作におけるセンスアンプSAの動作が終了する。
次に、読出し動作の際の各種配線に供給される電圧と、キャパシタの電圧の詳細について、図18を用いて説明する。なお、図18に示された時刻T71〜T78は、図16に示された時刻T51〜T58に対応する。
図18に示すように、時刻T71に至るまでの動作は、図16における時刻T51に至るまでの動作と同様であるため、説明を省略する。
時刻T71において、センスアンプSAは、選択グローバルビット線GBL及び選択ローカルビット線LBLに電圧Vreadを供給し、非選択グローバルビット線GBLに電圧Vread/2を供給する。また、ロウデコーダ12は、非選択ワード線WLに電圧Vread/2を供給する。このため、選択メモリセルMCには電圧Vreadが供給され、複数の半選択メモリセルMCには電圧Vread/2が供給される。一方、複数の非選択メモリセルMCの両端には電位差が発生しない。
つまり、時刻T71において、選択メモリセルMCは、選択状態におけるセル電流が流れる。複数の半選択メモリセルMCは、第2半選択状態におけるセル電流が流れる。複数の非選択メモリセルMCは、非選択状態となり、微小な大きさの電流が流れ得るが、選択状態及び第2半選択状態と比べて有意な大きさのセル電流は流れない。これらすべてのメモリセルMCに流れるセル電流は、センスアンプSAから選択グローバルビット線GBLに供給され、各メモリセルMCに分配される。
時刻T72から時刻T73までの間、選択状態の選択メモリセルMC、及び第2半選択状態の半選択メモリセルMCに流れる合計のセル電流の大きさに応じて、キャパシタC1が充電される。この結果、キャパシタC1の充電量Vc1は、電圧Vbとなる。
時刻T75において、センスアンプSAは、選択グローバルビット線GBL及び選択ローカルビット線LBLに電圧Vread/2を供給し、非選択グローバルビット線GBLに電圧VSSを供給する。また、ロウデコーダ12は、全てのワード線WLに電圧VSSを供給する。このため、選択メモリセルMC及び複数の半選択メモリセルMCには電圧Vread/2が供給される。一方、複数の非選択メモリセルMCの両端には引き続き電位差が発生しない。
つまり、時刻T75において、選択メモリセルMC及び複数の半選択メモリセルMCは、いずれも第1半選択状態におけるセル電流が流れる。複数の非選択メモリセルMCは、非選択状態となり、微小な大きさの電流が流れ得るが、選択状態及び第2半選択状態と比べて有意な大きさのセル電流は流れない。これらすべてのメモリセルMCに流れるセル電流は、センスアンプSAから選択グローバルビット線GBLに供給され、各メモリセルMCに分配される。
時刻T76から時刻T77までの間、カレントミラー回路CM1からのミラー電流からトランジスタTr15に流れる電流を差し引いた差分電流の大きさに応じて、キャパシタC2が充電される。キャパシタC2に流れる電流は、例えば、選択状態の選択メモリセルMCに流れるセル電流に対応する。この結果、キャパシタC2の充電量Vc2は、電圧Vcとなる。
時刻T78以降の動作は、図16における時刻T58以降の動作と同様であるため、説明を省略する。
以上のように動作させることにより、キャパシタC1へ電圧Vbを充電した後に、キャパシタC2へ電圧Vcを充電することができる。これにより、選択メモリセルMCを選択状態にした後に半選択状態にする場合においても、第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
2.5 第2実施形態の第2変形例について
上述の第2実施形態に係る半導体記憶装置は、2段階目のセンスにおいて、非選択グローバルビット線GBLに電圧Vread/2が供給される場合について説明したが、これに限られない。
図19は、第1実施形態の第2変形例に係る半導体記憶装置の読出し動作の際に各種配線に供給される電圧及びキャパシタに充電される電圧の様子を説明するためのタイミングチャートである。図19は、第2実施形態における図16に対応する。図19に示すように、時刻T55から時刻T58の間、センスアンプSAは、非選択グローバルビット線GBLに電圧VSSを供給してもよい。
この場合、非選択グローバルビット線GBL上に設けられた非選択ローカルビット線LBLには、電圧VSSが供給される。このため、非選択グローバルビット線GBL上に設けられた非選択ローカルビット線LBLと、選択ワード線WLとに接続された非選択メモリセルMCの両端には、電位差が発生しない。これにより、非選択グローバルビット線GBL上に設けられた非選択メモリセルMCは、非選択状態に保たれる。したがって、非選択グローバルビット線GBL上の非選択メモリセルMCに流れるセル電流が、選択グローバルビット線GBLに回り込む影響を低減することができる。
なお、第2実施形態の第2変形例は、第2実施形態の第1変形例にも同様に適用可能である。すなわち、第2実施形態の第1変形例に係る図18の時刻T71から時刻T75の間、センスアンプSAは、非選択グローバルビット線GBLに電圧VSSを供給してもよい。これにより、第2実施形態の第1変形例についても、第2実施形態の第2変形例と同様の効果を奏することができる。
2.6 第2実施形態の第3変形例について
第2実施形態及び第2実施形態の第1変形例では、トランジスタTr15の特性が変更され得ることについて示した。このように、トランジスタTr15は、その特性を或る範囲において任意に変更できる。例えば、トランジスタTr15は、読出し方法毎、又はメモリセルMC毎にその特性を変更させてもよい。
図20は、第2実施形態の第3変形例に係る半導体記憶装置のセンスアンプの構成を説明するための回路図である。図20に示すように、トランジスタTr15は、N個のトランジスタTr15−1、Tr15−2、…、Tr15−Nを含む(Nは2以上の整数)。
トランジスタTr15−1、Tr15−2、…、Tr15−Nは、互いに並列に設けられる。より具体的には、トランジスタTr15−1、Tr15−2、…、Tr15−Nの各々の第1端は、トランジスタTr7の第2端、トランジスタTr8の第1端、キャパシタC2の第1端、及び比較器COMP1〜COMP3の各々の第1入力端に共通接続される。トランジスタTr15−1、Tr15−2、…、Tr15−Nの各々の第2端は、接地される。トランジスタTr15−1、Tr15−2、…、Tr15−Nの各々のゲートは、トランジスタTr5の第2端、トランジスタTr6の第1端、及びキャパシタC1の第1端に共通接続される。
なお、センスアンプSAは、トランジスタTr15−1、Tr15−2、…、Tr15−Nの各々を動作させるか否かを切替える図示しないスイッチ群を含む。これにより、センスアンプSAは、トランジスタTr15内のN個のトランジスタのうち、動作させるトランジスタの数を任意に変更することができる。また、動作させるトランジスタの数は、読出し動作(例えば第2実施形態に係る読出し動作又は第2実施形態の第1変形例に係る読出し動作のいずれか)に応じて、又はデータが読み出されるメモリセルMCに応じて、変更できる。
なお、センスアンプSAは、動作させるトランジスタの数を制御部16から受け取ってもよい。制御部16は、例えば、図示しないフューズや、モードレジスタに格納された値を読み出すことによって動作させるトランジスタの数を決定してもよい。
第2実施形態の第3変形例によれば、トランジスタTr15は、互いに並列に接続された複数のトランジスタTr15−1、Tr15−2、…、Tr15−Nを含む。センスアンプSAは、トランジスタTr15内の複数のトランジスタ数のうち、動作させるトランジスタの数を変更することができる。このため、センスアンプSAは、動作させるトランジスタの数に応じてトランジスタTr15の特性を変更することができる。これにより、トランジスタTr15に流れる電流の大きさを変更することができ、ひいては、キャパシタC2に充電される電圧の大きさを変更することができる。したがって、第2実施形態と第2実施形態の第1変形例のように、異なる読出し動作が適用される場合において、キャパシタC2に充電される電圧の大きさを適切な値に設定することができる。また、製造誤差の影響によりメモリセルMCによってその特性がばらつく場合にも、メモリセルMC毎にトランジスタTr15の特性を変更することができる。
なお、トランジスタTr15の特性を変更する手法は、上述の方法に限られない。例えば、トランジスタTr15は、半導体記憶装置1の製造時に、イオン注入によって閾値電圧が調整されてもよい。
3. その他
上述の各実施形態では、抵抗変化素子を用いた半導体記憶装置について説明したが、具体的には、例えば、ReRAM、PCRAM等のように抵抗変化を利用してデータを記憶する素子を有する半導体記憶装置に適用可能である。
また、揮発性メモリ、不揮発性メモリを問わず、電流又は電圧の供給に伴う抵抗変化によりデータを記憶、若しくは、抵抗変化に伴う抵抗差を電流差又は電圧差に変換することにより記憶されたデータの読出しを行うことができる素子を有する半導体記憶装置に適用可能である。
また、上述の各実施形態では、1つのメモリセルMCあたり2ビットを保持可能な場合(MLC)について説明したが、これに限られない。例えば、メモリセルMCは、1ビットを保持可能(SLC:Single level cell)でもよく、3ビットを保持可能(TLC:Triple level cell)でもよく、4ビット以上を保持可能でもよい。なお、センスアンプSAは、メモリセルMCが保持可能なビット数に応じた数の比較器COMPを含む。例えば、メモリセルMCがkビット(kは自然数)を保持可能な場合、センスアンプSAは、2のk乗(2^k)個の比較器COMPを含む。そして、センスアンプSAは、当該比較器COMPから出力された2のk乗(2^k)個の信号SAOに基づき、メモリセルMCに保持されたデータを読み出すことができる。
また、第2実施形態の第3変形例では、トランジスタTr15が互いに並列に接続された複数のトランジスタを含む場合について説明したが、このような構成は、その他のトランジスタ及びキャパシタについても同様に適用可能である。具体的には、例えば、上述の各実施形態におけるトランジスタTr6及びTr8の各々は、互いに並列に接続された複数のトランジスタを含んでもよい。また、例えば、上述の各実施形態におけるキャパシタC1及びC2の各々は、互いに並列に接続された複数のキャパシタを含んでもよい。このため、センスアンプSAは、動作させるトランジスタ及びキャパシタの数に応じてトランジスタTr6及びTr8、並びにキャパシタC1及びC2の特性を変更することができる。これにより、トランジスタTr6及びTr8に流れる電流の大きさやキャパシタC1及びC2に蓄積される電荷の量を変更することができる。したがって、製造誤差の影響によりメモリセルMCによってその特性がばらつく場合にも、メモリセルMC毎に比較器COMPに入力される電圧を適切な値に設定することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…半導体記憶装置、11…メモリセルアレイ、12…ロウデコーダ、13…センスアンプ及び書込みドライバ、14…ページバッファ、15…入出力回路、16…制御部、20…半導体基板、21、22、27、29…配線層、23…ブロック絶縁膜、24、26…拡散層、25…チャネル層、28…素子層。

Claims (20)

  1. 第1配線に電気的に接続された第1端と、第2配線に電気的に接続された第2端と、を含む第1メモリセルと、
    前記第1配線に電気的に接続された第1端と、第3配線に電気的に接続された第2端と、を含む第2メモリセルと、
    センスアンプと、
    を備え、
    前記センスアンプは、
    前記第2配線及び前記第3配線に第1電圧が供給され、前記第1配線に前記第1電圧より大きい第2電圧が供給された際に、前記第1配線を流れる第1電流をセンスし、
    前記第1配線に前記第2電圧より大きい第3電圧が供給され、前記第2配線に前記第1電圧が供給され、前記第3配線に前記第2電圧が供給された際に、前記第1配線を流れる第2電流をセンスし、
    前記第1電流及び前記第2電流の差に基づいて前記第1メモリセルからデータを読み出す、
    半導体記憶装置。
  2. 第3メモリセルと、
    前記第1配線に電気的に接続された第1端と、前記第1メモリセルの第1端及び前記第2メモリセルの第1端に電気的に接続された第2端と、を含む第1トランジスタと、
    前記第1配線に電気的に接続された第1端と、前記第3メモリセルの第1端に電気的に接続された第2端と、を含む第2トランジスタと、
    を更に備え、
    前記センスアンプは、前記第1トランジスタがオン状態であり、前記第2トランジスタがオフ状態の際に前記第1電流及び前記第2電流をセンスする、
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 第4配線に電気的に接続された第1端と、前記第2配線又は前記第3配線に電気的に接続された第2端と、を含む第4メモリセルを更に備え、
    前記センスアンプは、
    前記第4配線に前記第1電圧が更に供給された際に前記第1電流をセンスし、
    前記第4配線に前記第2電圧が更に供給された際に前記第2電流をセンスする、
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 第4配線に電気的に接続された第1端と、前記第2配線又は前記第3配線に電気的に接続された第2端と、を含む第4メモリセルを更に備え、
    前記センスアンプは、前記第4配線に前記第1電圧が更に供給された際に前記第1電流及び前記第2電流をセンスする、
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記センスアンプは、
    前記第1配線に電気的に接続された第1端を含む第1カレントミラー回路と、
    各々が前記第1カレントミラー回路の第2端と電気的に接続された第1端を含む第1キャパシタ及び第2キャパシタと、
    前記第1キャパシタの第1端に電気的に接続されたゲートを含む第3トランジスタと、
    前記第2キャパシタの第1端に電気的に接続されたゲートを含む第4トランジスタと、
    前記第4トランジスタの第1端に電気的に接続された第1端と、前記第3トランジスタの第1端に電気的に接続された第2端と、を含む第2カレントミラー回路と、
    前記第3トランジスタの第1端及び前記第2カレントミラー回路の第2端に電気的に接続された第1端を含む第3キャパシタと、
    を含む、請求項1記載の半導体記憶装置。
  6. 前記センスアンプは、
    前記第1カレントミラー回路の第2端と電気的に接続された第1端と、前記第1キャパシタの第1端に電気的に接続された第2端と、を含む第5トランジスタと、
    前記第1カレントミラー回路の第2端及び前記第5トランジスタの第1端と電気的に接続された第1端と、前記第2キャパシタの第1端に電気的に接続された第2端と、を含む第6トランジスタと、
    を更に含む、請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 前記センスアンプは、
    前記第1電流をセンスする際に、前記第5トランジスタをオン状態とし、前記第6トランジスタをオフ状態とし、
    前記第2電流をセンスする際に、前記第5トランジスタをオフ状態とし、前記第6トランジスタをオン状態とする、
    請求項6記載の半導体記憶装置。
  8. 前記センスアンプは、前記第3キャパシタの第1端と電気的に接続された第1端と、第4電圧が供給される第2端と、を含む第1比較器を更に含む、請求項5記載の半導体記憶装置。
  9. 前記センスアンプは、前記第3キャパシタの第1端と電気的に接続された第1端と、前記第4電圧と異なる電圧が供給される第2端と、を含むN個(Nは1以上の整数)の第2比較器を更に含み、
    前記N個の第2比較器の各々の第2端には、互いに異なる大きさの電圧が供給される、
    請求項8記載の半導体記憶装置。
  10. 前記センスアンプは、
    前記第1配線に電気的に接続された第1端を含む第1カレントミラー回路と、
    各々が前記第1カレントミラー回路の第2端と電気的に接続された第1端を含む第1キャパシタ及び第2キャパシタと、
    前記第1キャパシタの第1端に電気的に接続されたゲートと、前記第1カレントミラー回路の第2端及び前記第2キャパシタの第1端と電気的に接続された第1端と、を含む第3トランジスタと、
    を含む、請求項1記載の半導体記憶装置。
  11. 前記センスアンプは、
    前記第1カレントミラー回路の第2端と電気的に接続された第1端と、前記第1キャパシタの第1端に電気的に接続された第2端と、を含む第4トランジスタと、
    前記第1カレントミラー回路の第2端及び前記第4トランジスタの第1端と電気的に接続された第1端と、前記第2キャパシタの第1端及び前記第3トランジスタの第1端に電気的に接続された第2端と、を含む第5トランジスタと、
    を更に含む、請求項10記載の半導体記憶装置。
  12. 前記センスアンプは、
    前記第1電流をセンスする際に、前記第4トランジスタをオン状態とし、前記第5トランジスタをオフ状態とし、
    前記第2電流をセンスする際に、前記第4トランジスタをオフ状態とし、前記第5トランジスタをオン状態とする、
    請求項11記載の半導体記憶装置。
  13. 前記センスアンプは、
    前記第1電流をセンスする際に、前記第4トランジスタをオフ状態とし、前記第5トランジスタをオン状態とし、
    前記第2電流をセンスする際に、前記第4トランジスタをオン状態とし、前記第5トランジスタをオフ状態とする、
    請求項11記載の半導体記憶装置。
  14. 前記センスアンプは、前記第2キャパシタの第1端と電気的に接続された第1端と、第4電圧が供給される第2端と、を含む第1比較器を更に含む、請求項10記載の半導体記憶装置。
  15. 前記センスアンプは、前記第2キャパシタの第1端と電気的に接続された第1端と、前記第4電圧と異なる電圧が供給される第2端と、を含むN個(Nは1以上の整数)の第2比較器を更に含み、
    前記N個の第2比較器の各々の第2端には、互いに異なる大きさの電圧が供給される、
    請求項14記載の半導体記憶装置。
  16. 前記第3トランジスタは、各々が互いに並列に接続された複数のトランジスタを含む、請求項10記載の半導体記憶装置。
  17. 前記センスアンプは、データを読み出すメモリセルに応じて、前記第2電流をセンスする際に、前記複数のトランジスタのうちのオン状態とするトランジスタの数を変更する、請求項16記載の半導体記憶装置。
  18. 前記第2電圧は、前記第1電圧及び前記第3電圧の中間値を含む、請求項1記載の半導体記憶装置。
  19. 前記センスアンプは、前記第1電流をセンスした後に前記第2電流をセンスする、請求項1記載の半導体記憶装置。
  20. 前記センスアンプは、前記第2電流をセンスした後に前記第1電流をセンスする、請求項1記載の半導体記憶装置。
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