JP2018157727A - ブリッジレス力率改善回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】電圧・電流検出のために高価な回路部品を使用することなく回路の簡素化や全体の小型化およびコストダウンなどを可能とするブリッジレス力率改善回路を提供する【解決手段】ブリッジレスPFC回路100は、入力電源IPからのエネルギーを蓄積して、低圧高電流から高圧低電流に変換する昇圧インダクタLと、これに断続的にエネルギーを蓄積するためのスイッチング動作を行うスイッチQ1、Q2と、これらからの各電流の逆流を防止する整流素子D1、D1と、昇圧インダクタLより出力されたエネルギーを平滑化する電流平滑コンデンサCと、入力電源IPの一方側を基準電位として入力電圧Vinを検出する入力電圧検出回路10と、インダクタ電流の経路に挿入された抵抗21によってインダクタ電流を検出するインダクタ電流検出回路20と、出力電圧Voを入力電源IPの一方側を基準電位として検出する出力電圧検出回路30とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、整流用ブリッジを持たないブリッジレス力率改善(PFC:Power Factor Correction)回路に関し、特に、トーテムポール・ブリッジレスPFC回路における電圧・電流センサの簡素化に関する。
従来、交流入力に接続されるスイッチング電源では、入力電力の力率を改善するとともに高調波電流を抑制するため、PFC回路が用いられている。一般的には整流用ブリッジを設けたものも多いが、ブリッジ自体の損失が高効率化や小型化の妨げにもなるため、このような整流用ブリッジを持たないブリッジレスPFC回路も提案されている(例えば、特許文献1または特許文献2の図10を参照)。
さらに、交流入力側に設けられたインダクタに対して、交流入力の正の半サイクルで高周波スイッチングの対象となるスイッチング素子と、負の半サイクルで高周波スイッチングの対象となるスイッチング素子とをそれぞれ接続したトーテムポール方式のブリッジレス力率コンバータも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
従来のブリッジレスPFC回路では、入力側の電圧、電流や出力側の電圧を測定する必要があるが、回路の入力側と出力側の間にはスイッチング動作するスイッチング素子が存在し、特に入力側の電圧測定点と出力側の電圧測定点の電位は大きく異なるため、特許文献1のようにトランスなどの絶縁型の検出素子または検出回路を使用していた。そのため回路の複雑化を招いたり、高価な回路部品を使う必要があった。
従来技術のこのような課題に鑑み、本発明の目的は、電圧・電流検出のために高価な回路部品を使用することなく回路の簡素化や全体の小型化およびコストダウンなどを可能とするブリッジレス力率改善回路を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明のブリッジレス力率改善回路は、交流の入力電源からのエネルギーを蓄積して、低圧高電流から高圧低電流に変換する昇圧インダクタと、この昇圧インダクタに断続的にエネルギーを蓄積するためのスイッチング動作を行うスイッチング素子と、このスイッチング素子からの電流の逆流を防止する整流素子と、前記昇圧インダクタより出力されたエネルギーを平滑化する平滑コンデンサと、前記昇圧インダクタを流れるインダクタ電流の経路に挿入された電流検出素子によって前記インダクタ電流を検出するインダクタ電流検出回路と、前記入力電源の一方側を基準電位として入力電圧を検出する入力電圧検出回路と、負荷への出力電圧を前記入力電源の前記一方側を基準電位として検出する出力電圧検出回路と、前記インダクタ電流検出回路によるインダクタ電流検出結果と、前記入力電圧検出回路による入力電圧検出結果と、前記出力電圧検出回路による出力電圧検出結果とに基づいて前記スイッチング動作を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
ここで、出力電圧検出回路は、例えば、抵抗および差動増幅器で構成されてもよいが、これに限らない。また、電流検出素子としては、例えば抵抗が挙げられるが、これに限らない。この電流検出素子はいずれかの一端が前記基準電位に接続されており、前記インダクタ電流検出回路は、前記入力電源の一方側を基準電位として前記電流検出素子の両端の電圧を測定することにより前記インダクタ電流を検出するようにしてもよい。
また、ブリッジレス力率改善回路として、具体的にはトーテムポール・ブリッジレス力率改善回路が挙げられるが、これに限らない。
このような構成のブリッジレス力率改善回路によれば、電圧・電流検出のために高価な回路部品を使用する必要がなくなり、回路の簡素化や全体の小型化およびコストダウンなどが可能となる。
本発明のブリッジレス力率改善回路によれば、電圧・電流検出のために高価な回路部品を使用する必要がなくなり、回路の簡素化や全体の小型化およびコストダウンなどが可能となる。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照して説明する。
<実施形態の全体構成>
図1は本発明の一実施形態に係るトーテムポール・ブリッジレスPFC回路100の概略構成を示す回路図である。
図1は本発明の一実施形態に係るトーテムポール・ブリッジレスPFC回路100の概略構成を示す回路図である。
この図1に示すように、ブリッジレスPFC回路100は、交流の入力電源IPからの電力エネルギーを蓄積して、低圧高電流から高圧低電流に変換する昇圧インダクタLと、この昇圧インダクタLに断続的に電力エネルギーを蓄積するためのスイッチング動作を行うスイッチQ1およびスイッチQ2と、これらのスイッチQ1およびスイッチQ2からの各電流の逆流を防止する整流素子D1および整流素子D1と、昇圧インダクタLより出力された電力エネルギーを平滑化する電流平滑コンデンサCと、入力電源IPの一方側を基準電位として入力電圧Vinを検出する入力電圧検出回路10と、昇圧インダクタLを流れるインダクタ電流の経路に挿入された抵抗21の両端に発生する電圧によってインダクタ電流を検出するインダクタ電流検出回路20と、出力負荷OLへの出力電圧Voを入力電源IPの一方側を基準電位として検出する出力電圧検出回路30とを備えている。
ここで、抵抗21は電流検出素子の一例であるが、このような電流検出素子は抵抗に限らない。
スイッチQ1およびスイッチQ2としては、例えば電界効果トランジスタ(FET)やIGBTなどのスイッチング素子が挙げられるが、これらに限らない。
また、スイッチQ1およびスイッチQ2は、入力電圧検出回路10、インダクタ電流検出回路20、および出力電圧検出回路30による各検出結果に基づいて出力電圧Voが一定となるように、それぞれのスイッチング動作(オン/オフやタイミングなど)が制御部(不図示)によって制御される。
入力電圧検出回路10は、直列接続された抵抗11および抵抗12で構成されている。入力電圧Vinが分圧された電圧を検出すれば、抵抗11と抵抗12の比に基づいて入力電圧Vinを算出することができる。
出力電圧検出回路30は、抵抗31〜34および差動増幅器35で構成されているが、詳細は後述する。
また、差動増幅器27(詳細は後述)および差動増幅器35の電源は共通であり、基準電位を0Vとした±15Vの電圧が供給される。
<インダクタ電流検出回路20の具体例>
図2はインダクタ電流検出回路20の概略構成を例示する回路図である。ただし、このような構成に限るわけではない。
図2はインダクタ電流検出回路20の概略構成を例示する回路図である。ただし、このような構成に限るわけではない。
この図2に示すように、インダクタ電流検出回路20は、インダクタ電流を検出するための抵抗21に加えて、抵抗22〜25、コンデンサ26、および差動増幅器27を備えている。抵抗21の一端が抵抗23を介して差動増幅器27の反転入力に接続されるとともに基準電位に接続されており、抵抗21の他端は抵抗24を介して差動増幅器27の非反転入力に接続されている。また、差動増幅器27の反転入力と出力とが抵抗22を介して接続されるとともに、この抵抗22と並列にコンデンサ26が接続されている。
このような構成を用いて抵抗21の両端の電圧を測定する。この電圧と抵抗21の抵抗値を用いて抵抗21に流れる電流を計算することにより、インダクタ電流検出回路20はインダクタ電流を検出することができる。
また、ブリッジレスPFC回路100は、入力電源IPから100V〜240Vの入力電圧Vinが供給され、このインダクタ電流検出回路20には、数A〜数十Aの電流が流れる。例えば、抵抗21の値を5mΩとしたときに抵抗21の両端にかかる電圧は最大75mV程度である。
したがって、差動増幅器27の反転入力の電圧は基準電位と同じとなり、また非反転入力の電圧は最大75mV程度となるので、差動増幅器27の入力電圧を低くすることができる。
このとき、測定すべき電流の周波数は回路のスイッチング周波数に関係するが、電流形状は三角波となるため周波数は高い。例えば、スイッチング周波数が1MHzのとき、5次高調波まで含むと仮定すれば、5MHz程度まで測定可能でなければならない。
<出力電圧検出回路30の具体例>
図3は出力電圧検出回路30の概略構成を例示する回路図である。
図3は出力電圧検出回路30の概略構成を例示する回路図である。
この図3に示すように、抵抗31および抵抗32は直列接続されており、その接続点が差動増幅器35の非反転入力に接続されている。抵抗31の一端(抵抗32とは反対側)は出力負荷OLの一方側(図1参照)に接続されるとともに、抵抗32の一端(抵抗31とは反対側)は入力電源IP側の基準電位(図1参照)に接続されている。また、抵抗33および抵抗34も直列接続されており、その接続点が差動増幅器35の反転入力に接続されている。抵抗33の一端(抵抗34とは反対側)は出力負荷OLの他方側(図1参照)に接続されるとともに、抵抗34の一端(抵抗33とは反対側)は入力電源IP側の基準電位(図1参照)に接続されている。
これにより、入力電源IP側を基準電位として出力負荷の両端の電位差を測定することにより出力電圧Voを検出することができる。なお、抵抗32に対する抵抗31の抵抗値比は、例えば数十倍とすればよい。抵抗34に対する抵抗33の抵抗値比も同様である。例えば、抵抗31および抵抗33の値をそれぞれ493kΩ、抵抗32および抵抗34の値をそれぞれ10kΩとする。
出力電圧検出回路30が測定すべき出力電圧Voは400V程度であるが、基準電位から見たときの出力負荷OLのスイッチQ1側の電圧は500V程度となり、スイッチQ2側の電圧は100V程度となる。この場合でも、差動増幅器35の反転入力は1V程度、非反転入力は0.2V程度の電圧となるので、差動増幅器35の入力電圧を低くすることができる。カットオフ周波数も20Hz程度に対応できればよい。
なお、本発明は、その主旨または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、例えば、AC−DCコンバータや電源装置などに好適である。
100 ブリッジレスPFC回路
10 入力電圧検出回路
11、12 抵抗
20 インダクタ電流検出回路
22〜25 抵抗
26 コンデンサ
27 差動増幅器
30 出力電圧検出回路
31〜34 抵抗
35 差動増幅器
C 電流平滑コンデンサ
D1、D2 整流素子
IP 入力電源
L 昇圧インダクタ
OL 出力負荷
Q1、Q2 スイッチ
Vin 入力電圧
Vo 出力電圧
10 入力電圧検出回路
11、12 抵抗
20 インダクタ電流検出回路
22〜25 抵抗
26 コンデンサ
27 差動増幅器
30 出力電圧検出回路
31〜34 抵抗
35 差動増幅器
C 電流平滑コンデンサ
D1、D2 整流素子
IP 入力電源
L 昇圧インダクタ
OL 出力負荷
Q1、Q2 スイッチ
Vin 入力電圧
Vo 出力電圧
Claims (4)
- 交流の入力電源からのエネルギーを蓄積して、低圧高電流から高圧低電流に変換する昇圧インダクタと、
この昇圧インダクタに断続的にエネルギーを蓄積するためのスイッチング動作を行うスイッチング素子と、
このスイッチング素子からの電流の逆流を防止する整流素子と、
前記昇圧インダクタより出力されたエネルギーを平滑化する平滑コンデンサと、
前記昇圧インダクタを流れるインダクタ電流の経路に挿入された電流検出素子によって前記インダクタ電流を検出するインダクタ電流検出回路と、
前記入力電源の一方側を基準電位として入力電圧を検出する入力電圧検出回路と、
負荷への出力電圧を前記入力電源の前記一方側を基準電位として検出する出力電圧検出回路と、
前記インダクタ電流検出回路によるインダクタ電流検出結果と、前記入力電圧検出回路による入力電圧検出結果と、前記出力電圧検出回路による出力電圧検出結果とに基づいて前記スイッチング動作を制御する制御部と
を備えることを特徴とするブリッジレス力率改善回路。 - 請求項1に記載のブリッジレス力率改善回路において、
前記出力電圧検出回路は、抵抗および差動増幅器で構成されていることを特徴とするブリッジレス力率改善回路。 - 請求項1に記載のブリッジレス力率改善回路において、
前記電流検出素子はいずれかの一端が前記基準電位に接続されており、
前記インダクタ電流検出回路は、前記入力電源の一方側を基準電位として前記電流検出素子の両端の電圧を測定することにより前記インダクタ電流を検出することを特徴とするブリッジレス力率改善回路。 - トーテムポール・ブリッジレス力率改善回路であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のブリッジレス力率改善回路。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP2017054626A JP2018157727A (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | ブリッジレス力率改善回路 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017054626A JP2018157727A (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | ブリッジレス力率改善回路 |
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Country Status (2)
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