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JP2018157186A - セラミックスヒータ及び静電チャック並びにセラミックスヒータの製造方法 - Google Patents

セラミックスヒータ及び静電チャック並びにセラミックスヒータの製造方法 Download PDF

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JP2018157186A
JP2018157186A JP2017203767A JP2017203767A JP2018157186A JP 2018157186 A JP2018157186 A JP 2018157186A JP 2017203767 A JP2017203767 A JP 2017203767A JP 2017203767 A JP2017203767 A JP 2017203767A JP 2018157186 A JP2018157186 A JP 2018157186A
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Abstract

【課題】耐久性が高く、しかも、セラミックスヒータの温度分布の悪化を抑制できるセラミックスヒータ及び静電チャック並びにセラミックスヒータの製造方法を提供すること。【解決手段】セラミックス基板17には、第2主面Bから発熱体25に到る開口部27が形成されている。よって、開口部27に封止材29を配置する前においては、セラミックスヒータ5の外部から、開口部27を介して、発熱体25(詳しくは調整部59)の一部を除去すること等によって(即ちトリミングすることによって)、発熱体25の抵抗値を調整することができる。つまり、開口部27を介して、例えばレーザ光を発熱体25に照射して、その調整部59の一部を除去することにより、発熱体25の抵抗値を精度良く調整することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば半導体ウェハ等の被加工物を加熱できるセラミックスヒータ、及びそのセラミックスヒータを備えた静電チャック、並びに、そのセラミックスヒータの製造方法に関するものである。
従来、半導体製造装置では、半導体ウェハ(例えばシリコンウェハ)に対して、ドライエッチング(例えばプラズマエッチング)等の処理が行われている。このドライエッチングの精度を高めるためには、半導体ウェハを確実に固定しておく必要があるので、半導体ウェハを固定する固定手段として、静電引力によって半導体ウェハを固定する静電チャックが用いられている。
この静電チャックでは、例えば、セラミックス基板内に吸着用電極を備えており、この吸着用電極に電圧を印加させた際に生じる静電引力を用いて、半導体ウェハをセラミックス基板の上面(吸着面)に吸着させる。なお、静電チャックでは、例えば、セラミックス基板の下面(接合面)に冷却基板である金属ベースが接合されている。
また、静電チャックには、吸着面に吸着された半導体ウェハの温度を調節(加熱または冷却)する機能を有するものがある(特許文献1参照)。例えば、セラミックス基板内に発熱体を配置し、この発熱体によってセラミックス基板を加熱することにより、吸着面上の半導体ウェハを加熱する技術がある。
上述した発熱体は、例えばタングステンなどからなり、通電により発熱する抵抗発熱体である。なお、この発熱体を備えたセラミックス基板をセラミックスヒータと称する。
また、近年では、静電チャックの発熱体の抵抗値のバラツキに対する要求が厳しくなっている。例えば抵抗値のバラツキの要求範囲としては、±15%、±10%、±5%、±3%のように、順次要求が厳しくなっている。
ところで、発熱体を作製する場合には、メタライズ印刷によって発熱パターンを形成し、その後焼成するので、焼成前の発熱パターンの厚みや幅から、焼成後の発熱体の抵抗値を推定している。しかしながら、焼成状態によって発熱体の抵抗値は変動するので、実際の抵抗値は、推定した抵抗値からずれることがあった。
この対策として、発熱パターンを基板表面にて露出させた状態で焼成し、その後、露出した状態の発熱体にレーザ光を照射して抵抗値を調整する方法(即ちトリミングによって抵抗値を調整する方法)が提案されている(特許文献2参照)。
特開2016−001757号公報 国際公開第2002/043441号
しかしながら、上述した従来技術では、必ずしも十分ではなく、一層の改善が求められていた。
詳しくは、基板表面に露出した発熱体をトリミングして、発熱体の抵抗値を調整する技術では、トリミング後に、基板表面に露出した発熱体を覆うように、他の被覆用のセラミックス基板を貼り付ける必要があるが、貼り付ける際に用いる接着剤次第では、セラミックスヒータの耐久性に問題が生ずることがある。
例えば、プラズマ雰囲気でセラミックスヒータを使用する場合には、プラズマによって接着剤が劣化して、セラミックスヒータの耐久性が低下するという問題があった。
また、セラミックス基板と接着剤との熱伝導性の違いにより、接着剤の塗布状態によっては、熱勾配が発生して、セラミックスヒータの温度分布が悪化する恐れがあった。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性が高く、しかも、セラミックスヒータの温度分布の悪化を抑制できるセラミックスヒータ及び静電チャック並びにセラミックスヒータの製造方法を提供することにある。
(1)本発明の第1局面は、セラミックス基板の内部に、通電により発熱する抵抗発熱体が配置されたセラミックスヒータに関するものである。
このセラミックスヒータのセラミックス基板は、一方の主面から抵抗発熱体に到る開口部を有するとともに、開口部の内部には、セラミックス基板の熱伝導率と同じまたはセラミックス基板の熱伝導率より熱伝導率が大きく、かつ、セラミックスおよび樹脂の少なくとも1種からなる封止材が配置されている。
このように、本第1局面では、セラミックス基板には、一方の主面から抵抗発熱体に到る開口部が形成されているので、封止材を配置する前においては、セラミックスヒータの外部から、開口部を介して、抵抗発熱体の一部を除去すること等によって(即ちトリミングすることによって)、抵抗発熱体の抵抗値を調整することができる。
つまり、開口部を介して、例えばレーザ光を抵抗発熱体に照射して、抵抗発熱体の一部を除去することにより、抵抗発熱体の抵抗値を精度良く調整することができる。
また、上述したトリミングを行った場合には、抵抗発熱体全体の抵抗値が上昇するとともに、トリミングした残りの部分、例えばトリミングによって抵抗発熱体の幅が狭くなった部分(以下トリミング残部と称する)の抵抗値が上昇する。そのため、通電の際には、トリミング残部の温度が他の部分の温度に比べて上昇し易くなる。
それに対して、本第1局面では、開口部には、セラミックス基板の熱伝導率と同じまたはセラミックス基板の熱伝導率より熱伝導率が大きく、かつ、セラミックスおよび樹脂の少なくとも1種からなる封止材が配置されているので、抵抗発熱体のトリミング残部の温度が上昇した場合でも、開口部に配置された熱伝導率が高い封止材によって、その部分の熱が速やかに他の箇所に伝導される(即ち熱引きされる)。
そのため、封止材が配置された開口部とその周囲の部分との温度差が小さくなる。つまり、トリミングを行った場合でも、セラミックスヒータの平面方向における温度分布が小さくなる(即ち均熱性が向上する)という効果がある。
また、本第1局面は、表面に発熱体が設けられたセラミックス基板と他のセラミックス基板とを、発熱体の全体を覆うように接着剤で接合するものではない。そのため、セラミックスヒータの使用中(例えばプラズマによる加工中)に、例えばプラズマによって接着剤が劣化することがないので、耐久性が高いという利点がある。
なお、本第1局面で用いる封止材の材料であるセラミックスや樹脂は、上述したセラミ
ックス基板の接合に用いられる従来の接着剤よりは、耐プラズマ性等の耐久性が高いものである。
(2)本発明の第2局面では、抵抗発熱体は、セラミックス基板を厚み方向から見た平面視で、所定の幅を有する線状部分を有していてもよく、開口部の幅は、線状部分の幅よりも大であってもよい。
本第2局面では、開口部の幅は、抵抗発熱体の線状部分の幅よりも大である場合には、開口部を介して、レーザ光等によって、抵抗発熱体の抵抗値の調整を容易に行うことができる。
特に、開口部内に、抵抗発熱体の線状部分の幅方向における全体を露出させることにより、どの部分をどの程度削除すればよいかなどの確認を容易に行うことができるので、トリミングの際の作業性が高いという利点がある。
(3)本発明の第3局面では、封止材は、抵抗発熱体に接触するとともに、開口部の開口端に達するように配置されていてもよい。
本第3局面では、封止材は抵抗発熱体に接触している場合には、接触していない場合に比べて、抵抗発熱体のトリミング残部の温度が高くなったときでも、その熱を速やかに周囲に伝導することができる。
しかも、本第3局面では、封止材は開口部の開口端に達するように配置されている場合に、開口部の開口端側に例えば金属製の冷却基板を配置したときには、トリミング残部等の熱を速やかに冷却基板側に伝導することができる。
これにより、トリミングを行った場合でも、セラミックスヒータの平面方向における温度分布が一層小さくなるという効果がある。
(4)本発明の第4局面は、第1〜第3局面のいずれかのセラミックスヒータと、セラミックス基板の開口部が形成された主面側に、開口部を覆うように接合された金属製の冷却基板と、を備えた静電チャックである。
このような静電チャックは、セラミックスヒータの抵抗発熱体にトリミングを行った場合でも、セラミックスヒータ(従って静電チャック)の平面方向における温度分布が小さいという効果がある。
(5)本発明の第5局面は、第1〜第3局面のいずれかのセラミックスヒータの製造方法に関するものである。
このセラミックスヒータの製造方法では、開口部を有するセラミックス基板に対し、開口部を介して、抵抗発熱体の一部を除去する加工を行って、抵抗発熱体の抵抗値を調整する。
本第5局面により、抵抗発熱体の抵抗値の調整を、容易に且つ精度良く行うことができる。
(6)本発明の第6局面は、第1〜第3局面のいずれかのセラミックスヒータの製造方法に関するものである。
このセラミックスヒータの製造方法では、抵抗発熱体は、開口部にて露出する部分に並列に接続された複数の並列発熱部を有しており、開口部を有するセラミックス基板に対し、開口部を介して、抵抗発熱体の複数の並列発熱部の一部を断線させることによって、抵抗発熱体の抵抗値を調整する。
本第6局面により、抵抗発熱体の抵抗値の調整を、容易に且つ精度良く行うことができる。
(7)本発明の第7局面では、抵抗値の調整後に、開口部内に、セラミックス基板の熱伝導率と同じまたはセラミックス基板の熱伝導率より熱伝導率が大きく、かつ、セラミックスおよび樹脂の少なくとも1種からなる封止材を配置してもよい。
本第7局面により、平面方向における温度分布が小さいセラミックスヒータを容易に製造することができる。
(8)本発明の第8局面では、まず、最初の工程(第1工程)にて、第1のセラミックスグリーンシートと、第1のセラミックスグリーンシートに積層する第2のセラミックスグリーンシートと、を作製する。
次の工程(第2工程)にて、第1のセラミックスグリーンシートの表面に、抵抗発熱体の材料からなる抵抗発熱体パターンを形成する。
次の工程(第3工程)にて、第2のセラミックスグリーンシートに、第1のセラミックスグリーンシート上の抵抗発熱体パターンの位置に合わせて、開口部となる貫通孔を形成する。
次の工程(第4工程)にて、第1のセラミックスグリーンシート上に、抵抗発熱体パターンの位置と貫通孔の位置とを合わせるようにして、第2のセラミックスグリーンシートを積層して、積層体を形成する。
次の工程(第5工程)にて、積層体を焼成して、開口部を有するセラミックス基板を形成する。
本第8局面では、上述した工程にて、セラミックス基板内に抵抗発熱体を備えるとともに、基板表面から抵抗発熱体に到る開口部を備えたセラミックス基板を、容易に製造することができる。
<以下に、本発明の各構成について説明する>
・セラミックス基板とは、セラミックスを主成分(50質量%以上)とする基板(板状の部材)である。このセラミックスの材料としては、酸化アルミニウム(アルミナ)、窒化アルミニウム、酸化イットリウム(イットリア)等が挙げられる。
なお、静電チャックに用いられるセラミックス基板は、電気絶縁性を有するセラミック絶縁板である。
・主面とは、板材(基板)の厚み方向における端部をなす表面のことである。
・抵抗発熱体は、通電によって発熱する発熱体であり、この抵抗発熱体の材料としては、タングステン、タングステンカーバイド、モリブデン、モリブデンカーバイド、タンタル、白金等が挙げられる。
・抵抗発熱体としては、主面に沿った同一平面に、複数配置されている構成を採用できる。
・開口部としては、開口端から抵抗発熱体に光を照射できるように延びる開口部が挙げられる。つまり、開口部としては、主面と垂直な方向に延びる開口部が挙げられる。
・セラミックスおよび樹脂の少なくとも1種からなる封止材は、セラミックスからなる封止材、樹脂からなる封止材、セラミックスおよび樹脂からなる封止材を示している。
ここで、セラミックスとしては、前記セラミックス基板と同様な種類の材料やそれ以外の各種の材料が挙げられる。但し、封止材の熱伝導率は、セラミックス基板の熱伝導率と同じまたはセラミックス基板の熱伝導率より大であるので、その条件を満たす種類や成分を採用する。
このセラミックスとしては、酸化アルミニウム(アルミナ)、窒化アルミニウム、酸化イットリウム(イットリア)などを採用できる。また、樹脂としては、ポリフェニレンサルファイド(PPS)などを採用できる。
ここで、セラミックスおよび樹脂の少なくとも1種からなるの「からなる」とは、セラミックスを主成分(50質量%以上)とする材料からなること、または、樹脂を主成分(59質量%以上)とする材料からなること、或いは、セラミックスと樹脂とを主成分(50質量%以上)とする材料からなることを意味している。
・抵抗発熱体の抵抗値を調整する方法としては、周知の抵抗発熱体のトリミングの方法を採用できる。
例えば、レーザ光等によって、抵抗発熱体の一部を除去してもよい。例えば、抵抗発熱体の一部を切り欠いて線幅等を細くしたり、表面に溝等を設けて、抵抗値を調整(具体的には、抵抗値を高く)してもよい。なお、機械的に、抵抗発熱体の一部を除去してもよい。
また、抵抗発熱体に並列に接続された複数の並列発熱部を設けておき、並列発熱部のいずれか(1又は複数)を切断することによって、抵抗値を調整してもよい。
・セラミックスグリーンシートとは、セラミックスを主成分とする材料をシート状に形成したもの(即ち焼成前のシート)である。
第1実施形態の静電チャックを示す斜視図である。 第1実施形態の静電チャックを厚み方向に破断しその一部を示す断面図である。 セラミックスヒータの加熱領域及び発熱体の配置を示す平面図である。 (a)は静電チャックにおける発熱体及びその調整部と開口部(但し封止材を除く)とを重ねて示す平面図、(b)は静電チャックにおける図4(a)のA−A断面を示す断面図である。 セラミックスヒータの製造工程を示すフローチャートである。 セラミックスヒータの製造方法を示す説明図である。 (a)は開口部に露出するトリミング前の調整部を示す平面図、(b)は開口部に露出するトリミングの調整部を示す平面図である。 (a)は第2実施形態のセラミックスヒータの抵抗値の調整方法を示す説明図、(b)はその変形例のセラミックスヒータの抵抗値の調整方法を示す説明図である。
[1.第1実施形態]
ここでは、第1実施形態として、例えば半導体ウェハを吸着保持できる静電チャックを例に挙げる。
[1−1.構成]
まず、第1実施形態の静電チャックの構造について説明する。
図1に示す様に、本第1実施形態の静電チャック1は、図1の上側にて被加工物である半導体ウェハ3を吸着する装置であり、セラミックスヒータ5と冷却基板7とが積層されて接着剤層9により接合されたものである。
なお、セラミックスヒータ5の図1の上方の面(上面:吸着面)が第1主面Aであり、下面が第2主面Bである。また、冷却基板7の上面が第3主面Cであり、下面が第4主面Dである。
このうち、セラミックスヒータ5は、円盤形状であり、吸着用電極11や発熱部13等を備えたセラミックス基板17から構成されている。
冷却基板7は、セラミックスヒータ5より大径の円盤形状の金属ベースであり、セラミックスヒータ5と同軸に接合されている。この冷却基板7には、セラミックス基板17(従って半導体ウェハ3)を冷却するために、冷却用流体(冷媒)が流される流路(冷却路)19が設けられている。なお、冷却用流体としては、例えばフッ化液又は純水等の冷却用液体などを用いることができる。
また、静電チャック1には、リフトピン(図示せず)が挿入されるリフトピン孔21等が、静電チャック1を厚み方向に貫くように、複数箇所に設けられている。このリフトピン孔21は、半導体ウェハ3を冷却するために第1主面A側に供給される冷却用ガスの流路(冷却用ガス孔)としても用いられる。
なお、リフトピン孔21とは別に、冷却用ガス孔(図示せず)を設けてもよい。冷却用ガスとしては、例えばヘリウムガスや窒素ガス等の不活性ガスなどを用いることができる。
次に、静電チャック1の各構成について、図2に基づいて詳細に説明する。
<セラミックヒータ>
図2に模式的に示すように、セラミックスヒータ5(従ってセラミックス基板17)は、その第2主面B側が、例えばシリコーンからなる接着剤層9により、冷却基板7の第3主面C側に接合されている。
このセラミックス基板17は、複数のセラミックス層(図示せず)が積層されたものであり、アルミナを主成分とするアルミナ質焼結体である。なお、アルミナ質焼結体は、絶縁体(誘電体)である。
セラミックス基板17の内部には、図2の上方より、吸着用電極11、複数の発熱体25からなる発熱部13等が配置されている。
また、後述するように、各発熱体25から第2主面Bに到るように、それぞれ開口部27が設けられており、各開口部27にはそれぞれ封止材29が配置されている。
さらに、後述するように、セラミックス基板17は、厚み方向から見た平面視で、複数の加熱ゾーンKZ(図3参照)に区分されており、各加熱ゾーンKZに、それぞれ発熱体25が配置されている。つまり、セラミックス基板17は、平面視で、複数の発熱体25が配置された構成となっている。なお、複数の発熱体25は同一平面に配置されている。
そして、各発熱体25は、それぞれ給電用端子31に対して電気的に接続されている。
つまり、各発熱体25は、独自に温度制御が可能なように、各発熱体25の両端(一対の端部25a、25b)が、それぞれ配線部33を介して、セラミックス基板17の一方の側(即ち第2主面B側)にて、各一対の給電用端子31に電気的に接続されている。
この配線部33は、発熱体25に給電する構成として、図2の上下方向(厚み方向)に延びるビア35、厚み方向と垂直の平面方向に延びる内部配線層37、端子パッド39等を備えており、その端子パッド39に給電用端子31が接続されている。なお、配線部33は、例えばタングステンからなる。
また、吸着用電極11は、電圧を印加する周知の電極用端子(図示せず)に電気的に接続されている。
<冷却基板>
冷却基板7は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる金属製である。冷却基板7には、前記冷却路19やリフトピン孔21以外に、前記電極用端子、給電用端子31が配置される貫通孔である貫通部41がそれぞれ形成されている。
なお、静電チャック1の第4主面D側には、給電用端子31を収容するために、第4主面Dからセラミックスヒータ5の内部に到るような内部孔43が複数設けられており、冷却基板7の貫通部41は、この内部孔43の一部を構成している。
また、電極用端子や給電用端子31を収容する内部孔43には、電気絶縁性を有する絶縁筒45が配置されている。
<吸着用電極>
吸着用電極11は、例えば平面形状が円形の電極から構成されている。この吸着用電極11とは、静電チャック1を使用する場合には、直流高電圧が印加され、これにより、半導体ウェハ3を吸着する静電引力(吸着力)を発生させ、この吸着力を用いて半導体ウェハ3を吸着して固定するものである。
なお、吸着用電極11については、これ以外に、周知の各種の構成(単極性や双極性の電極など)を採用できる。なお、吸着用電極11は、例えばタングステン等の導電材料からなる。
[1−2.発熱体の構成]
<発熱体の配置>
まず、発熱体25の平面方向の配置状態について説明する。
図3に示すように、セラミックス基板17(従ってセラミックスヒータ5)には、平面視で、複数の加熱ゾーンKZが設定されており、各加熱ゾーンKZには、各加熱ゾーンKZの温度を独立して調節できるように、前記発熱体25が1つずつ配置されている。なお、発熱体25の平面形状は模式的に示してある。
また、加熱ゾーンKZの数は、例えば100以上の範囲の例えば200であるが、図3では、簡略化して示してある(即ち加熱ゾーンKZの数は少なく表示してある)。なお、発熱体25は、電圧が印加されて電流が流れると発熱する金属材料(タングステン等)からなる抵抗発熱体である。
<発熱体、開口部、封止材の構成>
次に、発熱体25と開口部27と封止材29の構成について説明する。
図4に示すように、セラミックスヒータ5を第2主面B側から見た平面視で、発熱体25は、所定幅の線状部(即ち発熱する部分である発熱部)51と、線状部51に電力を供給するためのパッドである両端の円形の端部(即ち発熱体用端子パッド)53と、から構成されている。また、線状部51は、端部53と反対側にて複数回蛇行した蛇行部55と、蛇行部55の両端と各端部53とを接続する各リード部57とから構成されている。
特に本実施形態では、各リード部57には、他の線状部51より幅が広くされた線状部分である矩形状の調整部59が設けられている。
なお、図4(a)では、後述する発熱体25の抵抗値の調整前の調整部59を表示している。
また、セラミックスヒータ5には、第2主面Bから発熱体25に到るように(即ち厚み方向に沿って)、平面視で、調整部59を内側に含むように、調整部59より外周の大きな(即ち縦横の寸法の大きな)開口部27が設けられている。
そして、図4(b)に示すように、各開口部27には、各開口部27を封止するように、開口部27の内部の形状と同様な形状の封止材29が嵌め込まれている。例えば開口部27が四角柱の形状の空間である場合には、封止材29も四角柱である(但し、開口部27よりも僅かに小さい形状である)。
この封止材29は、セラミックス基板17を構成するセラミックス等の材料(例えばアルミナを主成分とする材料)の熱伝導率と同じまたはそのセラミックス等の材料の熱伝導率より熱伝導率が大きく、かつ、セラミックスおよび樹脂の少なくとも1種からなるものである。具体的には、封止材29は、例えばアルミナまたはプラスチックからなる。詳しくは、例えば封止材29の材料としては、セラミックス基板17と同じ組成のセラミックス等の材料を用いることができる。
なお、後述するように、開口部29にバルクである封止材29を嵌め込む方法以外に、溶射等によって封止材29の材料を充填し、その後固化するようにしてもよい。
この封止材29は、その先端(図4(b)の上端)が開口部27に露出する発熱体25(詳しくは調整部59)に接触しており、その後端が、第2主面Bに達している。
[1−3.製造方法]
<セラミックスヒータの製造工程の概要>
まず、図5及び図6に基づいて、セラミックスヒータ5の製造工程の概略について説明する。
(第1工程)
まず、図6(a)に示すように、第1のセラミックスグリーンシート71aと、第1のセラミックスグリーンシートに積層する第2のセラミックスグリーンシート71bと、を作製する。なお、第1、第2のセラミックスグリーンシート71a、71bは、別体のセラミックスグリーンシートを示すものであり、それより多数のセラミックスグリーンシートを用いて積層してもよい。
(第2工程)
次に、図6(b)に示すように、第1のセラミックスグリーンシート71aの表面に、発熱体25となる抵抗発熱体の材料からなる抵抗発熱体パターン26を形成する。
(第3工程)
次に、図6(c)に示すように、第2のセラミックスグリーンシート71bに、第1のセラミックスグリーンシート71a上の抵抗発熱体パターン26の位置に合わせて、詳しくは、調整部59となる調整パターン59aの位置に合わせて、開口部27となる貫通孔27aを形成する。
(第4工程)
次に、図6(d)に示すように、第1のセラミックスグリーンシート71a上に、抵抗発熱体パターン26の調整パターン59aの位置と貫通孔27aの位置とを合わせるようにして、第2のセラミックスグリーンシート71bを積層して、積層体73を形成する。
(第5工程)
次に、図6(e)に示すように、積層体73を焼成して、発熱体25や開口部27を有するセラミックス基板17(従ってセラミックスヒータ5)を形成する。
(第6工程)
次に、図6(f)に示すように、開口部27を有するセラミックス基板17に対し、開口部27を介して、レーザ光等によって、発熱体25(詳しくは調整部59)の一部を除去する加工を行って、発熱体25の抵抗値を調整する。
(第7工程)
次に、図6(g)に示すように、抵抗値の調整後に、開口部27内に、セラミックス基板17の熱伝導率と同じまたはセラミックス基板17の熱伝導率より熱伝導率が大きく、かつ、セラミックスおよび樹脂の少なくとも1種からなる封止材29を配置する。
上述した第1〜第7工程によって、発熱体25の抵抗値が調整されたセラミックスヒータ5が得られる。
<静電チャックの詳細な製造工程>
次に、本実施形態の静電チャック1の全体の製造工程について、その詳細な内容(実施例)を説明する。
(1)まず、セラミックス基板17の原料として、主成分であるAl:92重量%、MgO:1重量%、CaO:1重量%、SiO:6重量%の各粉末を混合して、ボールミルで、50〜80時間湿式粉砕した後、脱水乾燥する。
(2)次に、この粉末に溶剤等を加え、ボールミルで混合して、スラリーとする。
(3)次に、このスラリーを、減圧脱泡後平板状に流し出して徐冷し、溶剤を発散させて、各セラミックス層となる各アルミナグリーンシートを形成する。なお、このアルミナグリーンシートが、第1、第2のセラミックグリーンシート71a、71bに該当する。
そして、各アルミナグリーンシートに対して、リフトピン孔21や開口部27等となる空間(例えば貫通孔27a)、各ビア35となるスルーホールを、必要箇所に開ける。
(4)また、前記アルミナグリーンシート用の原料粉末中にタングステン粉末を混ぜて、スラリー状にして、メタライズインクとする。
(5)そして、吸着用電極11、発熱体25、内部配線層37、端子パッド39等を形成するために、前記メタライズインクを用いて、吸着用電極11、発熱体25、内部配線層37、端子パッド39等の形成箇所に対応したアルミナグリーンシート上に、通常のスクリーン印刷法により、各パターン(例えば抵抗発熱体パターン26)を印刷する。なお、各ビア35を形成するために、スルーホールに対して、メタライズインクを充填する。
(6)次に、各アルミナグリーンシートを、リフトピン孔21や開口部27等の必要な空間が形成されるように位置合わせして、熱圧着し、積層シート(即ち積層体73)を形成する。
(7)次に、熱圧着した積層シート(即ち積層体73)を、所定の形状(即ち円板形状)にカットする。
(8)次に、カットした積層体73を、還元雰囲気にて、1400〜1600℃の範囲(例えば、1550℃)にて5時間焼成(本焼成)し、アルミナ質焼結体を作製する。
(9)そして、焼成後に、アルミナ質焼結体に対して、例えば第1主面A側の加工など必要な加工を行って、セラミックス基板17を作製する。
(10)次に、セラミックス基板17の第2主面B上の端子パッド39に、端子金具(図示せず)をろう付けする。なお、この端子金具は、発熱体25の端部53と電気的に接続されている。
(11)次に、セラミックス基板17の開口部27を介して、後述するように発熱体25のトリミングを行って、発熱体25の抵抗値の調整を行う。
なお、トリミングは、前記焼成後であればよく、冷却基板7の接合後であってもよい。但し、冷却基板7の接合後にトリミングを行う場合には、冷却基板7にもトリミングが可能な貫通孔(即ち開口部27に連通する貫通孔)を設けておく必要がある。
(12)次に、トリミング後に、セラミックス基板17の開口部27に封止材29を嵌め込む。なお、封止材29は、開口部27の空間の形状となるように、予めセラミックス材料を焼成し、適宜表面を加工して作製しておく。
(13)これとは別に、冷却基板7を製造する。具体的には、金属板に対して切削加工等を行うことにより冷却基板7を形成する。
(14)次に、冷却基板7とセラミックス基板17とを接合して一体化する。つまり、セラミックス基板17の開口部27側を冷却基板7で塞ぐようにして、冷却基板7とセラミックス基板17とを接合する。
(15)次に、給電用端子31等を配置して、静電チャック1を完成する。
<発熱体の抵抗値の調整方法>
ここで、発熱体25の抵抗値の調整方法について、詳しく説明する。
図7(a)に示すように、セラミックス基板17の開口部27には、発熱体25の調整部59が露出している。なお、開口部27の幅(同図左右方向の幅)は、トリミングを行う発熱体25の調整部59の幅よりも大である。
従って、図7(b)に示すように、開口部27を介して、例えばレーザ光を調整部59に照射して、調整部59の一部を除去することによって、発熱体25の抵抗値を調整する。例えば、調整部59の幅を狭くするように加工して、発熱体25の抵抗値を上昇させる。
具体的には、どの程度幅を狭くすればどの程度発熱体25の抵抗値が上昇するかを、予め実験等によって調べておけば、どの程度幅を狭くすれば良いかが分かるので、最初は、その知見に基づいて、幅を狭くする。なお、最初は、過度に幅を狭くしないように、やや太めの幅にする。
次に、その段階で、例えばテスターの端子を、発熱体25の両端の端部53に接続された端子金具に接触させて、発熱体25の抵抗値を測定する。その後、測定した抵抗値に応じて、僅かに幅を狭くして、再度抵抗値を測定する。このような作業を繰り返すことによって、抵抗値を目的とする値に精度良く調整することができる。
[1−4.効果]
次に、第1実施形態の効果について説明する。
(1)本第1実施形態では、セラミックス基板17には、第2主面Bから発熱体25に到る開口部27が形成されているので、封止材29を配置する前においては、セラミックスヒータ5の外部から、開口部27を介して、発熱体25(詳しくは調整部59)の一部を除去すること等によって(即ちトリミングすることによって)、発熱体25の抵抗値を調整することができる。
つまり、開口部27を介して、例えばレーザ光を発熱体25に照射して、その調整部59の一部を除去することにより、発熱体25の抵抗値を精度良く調整することができる。
また、上述したトリミングを行った場合には、発熱体25全体の抵抗値が上昇するとともに、トリミングした残りの部分、即ちトリミングによって発熱体25の幅が狭くなった部分(即ちトリミング残部)の抵抗値が上昇する。そのため、通電の際には、トリミング残部の温度が他の部分の温度に比べて上昇し易くなる。
それに対して、本第1実施形態では、開口部27には、セラミックス基板17の熱伝導率と同じかセラミックス基板の熱伝導率より熱伝導率が大きく、かつ、セラミックスおよび樹脂の少なくとも1種からなる封止材29が配置されているので、発熱体25のトリミング残部の温度が上昇した場合でも、開口部27に配置された熱伝導率が高い封止材29によって、その部分の熱が速やかに他の箇所に伝導される(即ち熱引きされる)。
そのため、封止材29が配置された開口部27とその周囲の部分との温度差が小さくなる。つまり、トリミングを行った場合でも、セラミックスヒータ5の平面方向における温度分布が小さくなる(即ち均熱性が向上する)という効果がある。
また、本第1実施形態は、表面に発熱体が設けられたセラミックス基板と他のセラミックス基板とを、発熱体の全体を覆うように接着剤で接合するものではない。そのため、セラミックスヒータ5の使用中(例えばプラズマによる加工中)に、例えばプラズマによって接着剤が劣化することがないので、耐久性が高いという利点がある。
(2)本第1実施形態では、発熱体25は、平面視で、所定の幅を有する線状部分(例えば調整部59)を有しており、開口部27の幅は、トリミングを行う線状部分の幅よりも大である。
そのため、発熱体25の線状部分の幅よりも大きい開口部27を介して、レーザ光等によって、発熱体25の抵抗値の調整を容易に行うことができる。
特に、開口部27内に、発熱体25の線状部分(即ち調整部59)の幅方向における全体を露出させている。そのため、どの部分をどの程度削除すればよいかなどの確認を容易に行うことができるので、トリミングの際の作業性が高いという利点がある。
(3)本第1実施形態では、封止材29は、発熱体25に接触するとともに、開口部27の開口端に達するように配置されている。
つまり、封止材29は発熱体25に接触しているので、発熱体25のトリミング残部の温度が高くなった場合でも、その熱を速やかに周囲に伝導することができる。
しかも、封止材29は開口部27の開口端に達するように配置され、また、開口部27の開口端側に金属製の冷却基板7が配置されているので、トリミング部分の熱を速やかに冷却基板7側に伝導することができる。
これにより、トリミングを行った場合でも、セラミックスヒータ5の平面方向における温度分布が一層小さくなるという効果がある。
(4)本第1実施形態では、前記第1〜第7工程により、上述した優れた性能を有するセラミックスヒータ5(従って静電チャック1)を容易に製造することができる。
[1−5.文言の対応関係]
本第1実施形態の、セラミックス基板17、発熱体25、セラミックスヒータ5、開口部27、封止材29、調整部59、冷却基板7、静電チャック1、第1のセラミックスグリーンシート71a、第2のセラミックスグリーンシート71b、抵抗発熱体パターン26、貫通孔27a、積層体73は、それぞれ、本発明の、セラミックス基板、抵抗発熱体、セラミックスヒータ、開口部、封止材、線状部分、冷却基板、静電チャック、第1のセラミックスグリーンシート、第2のセラミックスグリーンシート、抵抗発熱体パターン、貫通孔、積層体の一例に相当する。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明するが、第1実施形態と同様な内容については、説明を省略又は簡略化する。なお、第1実施形態と同様な構成については同じ番号を付す。
本第2実施形態は、第1実施形態とは発熱体の抵抗値の調整方法が異なるので、本第2実施形態における発熱体の抵抗値の調整方法について説明する。
まず、本第2実施形態における発熱体の構成について説明する。
図8(a)に示すように、セラミックスヒータ5を第2主面B側から見た平面視で、発熱体81は、所定幅の線状部(即ち発熱部)83と線状部83の両端の円形の端部(即ち発熱体用端子パッド)85とから構成されている。また、線状部83は、端部85と反対側にて複数回蛇行した蛇行部87と、蛇行部87の両端と各端部85とを接続する各リード部89とから構成されている。
特に本第2実施形態では、蛇行部87には、第1並列部91と第2並列部93とが、一方の端部85側から他方の端部85側に向かって、順番に配列されている。即ち、第1並列部91と第2並列部93とは、電気的に直列に接続されている。
このうち、第1並列部91は、線状の第1並列発熱部101と線状の第2並列発熱部103とが、電気的に並列に接続されたものである。また、第2並列部93は、線状の第3並列発熱部105と線状の第4並列発熱部107とが、電気的に並列に接続されたものである。
そして、セラミックスヒータ5には、第2主面Bから発熱体81の第1並列発熱部101に到るように(即ち厚み方向に沿って)、平面視で矩形状の第1開口部109が設けられている。この第1開口部109は、第1並列発熱部101の線幅(図8(a)の上下方向の寸法)よりも大きな開口寸法(図8(a)の上下方向の寸法)を有しており、トリミング前においては、第1開口部109には、第1並列発熱部101の全体(幅方向における全体)が露出している。
なお、第1開口部109の図8(a)の左右方向の寸法は、第1並列発熱部101の長手方向の寸法よりも小さく設定されている(以下、後述する他の第2〜第4開口部111、113、115も同様である)。
同様に、セラミックスヒータ5には、第2並列発熱部103が露出するような矩形状の第2開口部111が設けられている。この第2開口部111は、第2並列発熱部103の線幅よりも大きな開口寸法を有しており、トリミング前においては、第2開口部111には、第2並列発熱部103の全体(幅方向における全体)が露出している。
同様に、セラミックスヒータ5には、第3並列発熱部105が露出するような矩形状の第3開口部113が設けられている。この第3開口部113は、第3並列発熱部105の線幅よりも大きな開口寸法を有しており、トリミング前においては、第3開口部113には、第3並列発熱部105の全体(幅方向における全体)が露出している。
同様に、セラミックスヒータ5には、第4並列発熱部107が露出するような矩形状の第4開口部115が設けられている。この第4開口部115は、第4並列発熱部107の線幅よりも大きな開口寸法を有しており、トリミング前においては、第4開口部115には、第4並列発熱部107の全体(幅方向における全体)が露出している。
従って、各開口部109〜115を介して、例えばレーザ光を切断したい並列発熱部101〜107に照射して、当該並列発熱部101〜107を切断することによって、発熱体81の抵抗値を調整することができる。
次に、第2実施形態の変形例について説明する。
第2実施形態では、各並列発熱部101〜107毎にそれぞれ各開口部109〜115を設けたが、図8(b)に示すように、複数の並列発熱部を1つの開口部で囲むように、開口部を設けてもよい。
具体的には、第1、第2並列発熱部101、103を囲むように、第1開口部121を設け、第3、第4並列発熱部105、107を囲むように、第2開口部123を設けてもよい。
[3.他の実施形態]
尚、本発明は前記実施形態や実験例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)セラミックス基板に配置される発熱体の数としては、1個又は複数個が挙げられる。
(2)1つの発熱体に対しては、1又は複数の開口部を設けてもよい。
(3)発熱体が複数ある場合に、それぞれ、各発熱体毎に開口部を設けることが好ましいが、いくつかの発熱体には開口部を設けないようにしてもよい。
(4)1又は複数の発熱体に応じて、開口部を複数設ける場合には、全ての開口部に封止材を配置することが好ましいが、封止材を配置しない開口部があってもよい。
(5)発熱体が複数ある場合に、それぞれ開口部を設けてそれぞれ封止材を配置するときには、各封止材の熱伝導率が異なっていてもよい、例えばトリミングの状態に応じて封止材の種類を選択できる。
例えば、トリミングが多い場合(即ち発熱体を除去する量が多く、よってトリミング残部の温度が高くなる場合)には、熱伝導率が大きな封止材を用い、一方、トリミングがそれより少ない場合(即ち発熱体を除去する量が少なく、よってトリミング残部の温度上昇が小さい場合)、それより熱伝導率が小さな封止材を用いてもよい。
(6)封止材としては、固体のセラミックス部材、樹脂部材、セラミックスおよび樹脂からなる複合部材を採用できる。この場合には、開口部の孔形状に応じた封止材を作製しておき、トリミング後に、開口部に封止材を押し込むようにすればよい。
なお、封止材の形状は、前記実施形態のような四角柱に限らず、多角柱や円柱など、セラミックス基板の一方から抵抗発熱体に到る形状であれば、形状は問わない。
また、固体のセラミックス部材や樹脂部材や複合部材の封止材と、例えばセメントや樹脂等のような流動性を有し封止後に固化する封止材とを併用してもよい。これにより、セラミックス部材や樹脂部材や複合部材の外形が開口部の形状と多少異なっていても、開口部内に隙間無く封止材を充填することができる。
或いは、固体のセラミック部材や樹脂部材や複合部材の封止材を用いずに、例えばセメントや樹脂等のような流動性を有し封止後に固化する封止材を用いてもよい。例えば流動性を有す材料を用いて、溶射等によって開口部を穴埋めし、その後固化させるようにして封止材としてもよい。
(7)なお、上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を、省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
1…静電チャック
5…セラミックスヒータ
7…冷却基板
17…セラミックス基板
25、81…発熱体
26…抵抗発熱体パターン
27、109、111、113、115、121、123…開口部
27a…貫通孔
29…封止材
59…調整部
63…積層体
71a…第1のセラミックスグリーンシート
71b…第2のセラミックスグリーンシート
101、103、105、107…並列発熱部

Claims (8)

  1. セラミックス基板の内部に、通電により発熱する抵抗発熱体が配置されたセラミックスヒータにおいて、
    前記セラミックス基板には、一方の主面から前記抵抗発熱体に到る開口部を有するとともに、
    前記開口部の内部には、前記セラミックス基板の熱伝導率と同じまたは前記セラミックス基板の熱伝導率より熱伝導率が大きく、かつ、セラミックスおよび樹脂の少なくとも1種からなる封止材が配置された、
    セラミックスヒータ。
  2. 前記抵抗発熱体は、前記セラミックス基板を厚み方向から見た平面視で、所定の幅を有する線状部分を有しており、前記開口部の幅は、前記線状部分の幅よりも大である、
    請求項1に記載のセラミックスヒータ。
  3. 前記封止材は、前記抵抗発熱体に接触するとともに、前記開口部の開口端に達するように配置された、
    請求項1又は2に記載のセラミックスヒータ。
  4. 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載のセラミックスヒータと、前記セラミックス基板の前記開口部が形成された主面側に、前記開口部を覆うように接合された金属製の冷却基板と、を備えた、
    静電チャック。
  5. 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載のセラミックスヒータの製造方法であって、
    前記開口部を有する前記セラミックス基板に対し、前記開口部を介して、前記抵抗発熱体の一部を除去する加工を行って、前記抵抗発熱体の抵抗値を調整する工程を有する、
    セラミックスヒータの製造方法。
  6. 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載のセラミックスヒータの製造方法であって、
    前記抵抗発熱体は、前記開口部にて露出する部分に並列に接続された複数の並列発熱部を有しており、
    前記開口部を有する前記セラミックス基板に対し、前記開口部を介して、前記抵抗発熱体の前記複数の並列発熱部の一部を断線させることによって、前記抵抗発熱体の抵抗値を調整する工程を有する、
    セラミックスヒータの製造方法。
  7. 前記抵抗値の調整後に、前記開口部内に、前記セラミックス基板の熱伝導率と同じまたは前記セラミックス基板の熱伝導率より熱伝導率が大きく、かつ、セラミックスおよび樹脂の少なくとも1種からなる封止材を配置する工程を有する、
    請求項5又は6にセラミックスヒータの製造方法。
  8. 第1のセラミックスグリーンシートと、該第1のセラミックスグリーンシートに積層する第2のセラミックスグリーンシートと、を作製する工程と、
    前記第1のセラミックスグリーンシートの表面に、前記抵抗発熱体の材料からなる抵抗発熱体パターンを形成する工程と、
    前記第2のセラミックスグリーンシートに、前記第1のセラミックスグリーンシート上の前記抵抗発熱体パターンの位置に合わせて、前記開口部となる貫通孔を形成する工程と、
    前記第1のセラミックスグリーンシート上に、前記抵抗発熱体パターンの位置と前記貫通孔の位置とを合わせるようにして、前記第2のセラミックスグリーンシートを積層して、積層体を形成する工程と、
    前記積層体を焼成して、前記開口部を有する前記セラミックス基板を形成する工程と、
    を有する、
    請求項5〜7のいずれか1項に記載のセラミックスヒータの製造方法。
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