JP2018150414A - 化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体、及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
Review Article Conversion of Lignocellulosic Biomass to Nanocellulose:
Structure and Chemical Process H. V. Lee, S. B. A. Hamid, and S. K. Zain,
Scientific World Journal Volume 2014,、Article ID 631013, 20 pages,
http://dx.doi.org/10.1155/2014/631013
参照例2:
New lignocellulose pretreatments using cellulose solvents:
A review, Noppadon Sathitsuksanoh, Anthe George and Y-H Percival Zhang,
J Chem Technol Biotechnol 2013; 88: 169-180
天然のリグノセルロースは、基本骨格であるセルロースミクロフィブリル束(セルロースナノファイバー:CNF)の間隙にリグニン、ヘミセルロースが充填された構造である。この構造は、CNFをフィラーとし、リグニン・ヘミセルロースをマトリックスとするナノコンポジットであると言える。
本明細書において、以下の用語は、夫々次の意味を有する。
化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体であって、
前記化学修飾リグノセルロースが、(a)及び(b)の特性を有する、熱圧成形体:
特性(a)
(a-1)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(1):
で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化されていること、
又は、
(a-2)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1〜3の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化されていること、
特性(b)
(b-1)前記ハーフエステル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.4であること、
又は、
(b-2)前記エーテル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.4であること。
前記項1に記載の熱圧成形体であって、
前記化学修飾リグノセルロースが、(a)及び(b)の特性を有する、熱圧成形体:
特性(a)
(a-1)前記リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(1):
で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化されていること、
特性(b)
(b-1)前記ハーフエステル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.1〜0.4であること。
前記項1に記載の熱圧成形体であって、
前記化学修飾リグノセルロースが、(a)及び(b)の特性を有する、熱圧成形体:
特性(a)
(a-2)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化されていること、
特性(b)
(b-2)前記エーテル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.3であること。
前記項1〜3のいずれかに記載の熱圧成形体であって、
前記化学修飾リグノセルロースのリグニン成分含有量が、2〜40質量%である、
熱圧成形体。
前記項1〜4のいずれかに記載の熱圧成形体であって、更に熱可塑性樹脂を含有する、熱圧成形体。
化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体の製造方法であって、
化学修飾リグノセルロース繊維からなる繊維集合体を加熱下に圧縮する工程を含み、
前記化学修飾リグノセルロース繊維が、(a)及び(b)の特性を有する、熱圧成形体の製造方法:
特性(a)
(a-1)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(1):
で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化されていること、
又は、
(a-2)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1〜3の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化されていること、
特性(b)
(b-1)前記ハーフエステル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.4であること、
又は、
(b-2)前記エーテル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.4であること。
前記項6に記載の熱圧成形体の製造方法であって、
前記化学修飾リグノセルロース繊維が、(a)及び(b)の特性を有する、熱圧成形体の製造方法:
特性(a)
(a-1)前記リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(1):
で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化されていること、
特性(b)
(b-1)前記ハーフエステル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.1〜0.4であること。
前記項6に記載の熱圧成形体の製造方法であって、
前記化学修飾リグノセルロース繊維が、(a)及び(b)の特性を有する、熱圧成形体の製造方法:
特性(a)
(a-2)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化されていること、
特性(b)
(b-2)前記エーテル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.3であること。
前記項6〜8のいずれかに記載の熱圧成形体の製造方法であって、
前記化学修飾リグノセルロース繊維の平均繊維径が、20nm〜50μmである、
熱圧成形体の製造方法。
前記項6〜9のいずれかに記載の熱圧成形体の製造方法であって、
前記化学修飾リグノセルロース繊維のリグニン成分含有量が、2〜40質量%である、
熱圧成形体の製造方法。
前記項6〜10のいずれかに記載の熱圧成形体の製造方法であって、
前記化学修飾リグノセルロース繊維からなる繊維集合体を、加熱する温度が160〜240℃であり、圧縮する圧力が30〜100 MPaである、熱圧成形体の製造方法。
前記請求項6〜11のいずれかに記載の熱圧成形体の製造方法であって、
化学修飾リグノセルロース繊維からなる繊維集合体として、更に熱可塑性樹脂を含む繊維集合体を使用する、熱圧成形体の製造方法。
で表されるコハク酸無水物又はその誘導体を反応させて、前記リグノセルロース中に存在する水酸基の一部を、下式(1):
で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化することにより、
前記ハーフエステル化するリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度を0.01〜0.4とすることで、化学修飾リグノセルロース繊維を製造する工程、
又は、
(a-2)リグノセルロース繊維に、下式(4):
X-(CH2)n-COOH ・・・・(4)
(式中nは、1〜3の整数を示す。Xは、Cl、Br及びIからなる群から選ばれるハロゲン原子を示す。)
で表されるハロゲノアルキルカルボン酸を反応させて、前記リグノセルロース中に存在する水酸基の一部を、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1〜3の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化することにより、
前記エーテル化するリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度を0.01〜0.4とすることで、化学修飾リグノセルロース繊維を製造する工程、
(2)第2工程:
前記第1工程で得られた化学修飾リグノセルロース繊維からなる繊維集合体を、加熱下に圧縮する工程。
前記項13に記載の熱圧成形体の製造方法であって、
前記化学修飾リグノセルロース繊維からなる繊維集合体を、加熱する温度が160〜240℃であり、圧縮する圧力が30〜100 MPaである、熱圧成形体の製造方法。
熱圧成形体(発明1)
化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体では、前記化学修飾リグノセルロースが下記(a)及び(b)の特性を有する:
特性(a)
(a-1)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(1):
で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化されていること、
又は、
(a-2)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1〜3の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化されていること、
特性(b)
(b-1)前記ハーフエステル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.4であること、
又は、
(b-2)前記エーテル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.4であること。
化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体では、前記化学修飾リグノセルロースが下記(a)及び(b)の特性を有する:
特性(a)
(a-1)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(1):
で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化されていること、
特性(b)
(b-1)前記ハーフエステル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.4であること。
化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体では、前記化学修飾リグノセルロースが下記(a)及び(b)の特性を有する:
特性(a)
(a-2)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1〜3の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化されていること、
特性(b)
(b-2)前記エーテル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.4であること。
熱圧成形体の製造に使用される、化学修飾リグノセルロース繊維の製造方法について説明する。
前記態様(1)で記した通り、化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体では、その原料の前記化学修飾リグノセルロース繊維は、リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、前記式(1)で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化されている。
で表されるコハク酸無水物又はその誘導体〔以下、これら酸無水物を「式(3)の酸無水物」ということもある。〕を反応させて、前記リグノセルロース中に存在する水酸基の一部を、前記式(1)で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化することにより、前記ハーフエステル化するリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度を0.01〜0.4とすることで、製造することができる。
リグノパルプ繊維中に存在する水酸基がハースエステル化された程度(ハースエステル化の置換度について説明する。
前記態様(2)で記した通り、化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体では、その原料の前記化学修飾リグノセルロース繊維は、リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、前記式(2)で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化されている。
X-(CH2)n-COOH ・・・・(4)
(式中nは、1〜3の整数を示す。Xは、Cl、Br及びIからなる群から選ばれるハロゲン原子を示す。)
で表されるハロゲノアルキルカルボン酸(これを、「本件ハロゲノアルキルカルボン酸」とも記す)を反応させて、前記リグノセルロース中に存在する水酸基の一部を、前記(2)で表される、カルボキシアルキル基でエーテル化することにより、前記エーテル化するリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度を0.01〜0.4とすることで、本発明熱圧成形体の原料(化学修飾リグノセルロース繊維)を製造することができる。
リグノパルプ繊維中に存在する水酸基が本件ハロゲノアルキルカルボン酸によりエーテル化された程度を説明する。
本発明の熱圧成形体は、下記態様(1)又は(2)が好ましい態様である。
化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体では、前記化学修飾リグノセルロース繊維が下記(a)及び(b)の特性を有する:
特性(a)
(a-1)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(1):
で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化されていること、
特性(b)
(b-1)前記ハーフエステル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.1〜0.4であること。
化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体では、前記化学修飾リグノセルロース繊維が下記(a)及び(b)の特性を有する:
特性(a)
(a-2)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化されていること、
特性(b)
(b-2)前記エーテル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.3であること。
本発明の熱圧成形体では、前記化学修飾リグノセルロース繊維のリグニン成分含有量は、2〜40質量%程度であることが好ましい。化学修飾リグノセルロース繊維のリグニン成分含有量は、2〜35質量%程度であることがより好ましく、2〜30質量%程度であることが更に好ましい。
熱圧成形体の製造方法(発明6〜8)
本発明の化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体の製造方法は、化学修飾リグノセルロース繊維からなる繊維集合体を加熱下に圧縮する工程を含み、前記化学修飾リグノセルロースが下記(a)及び(b)の特性を有する:
特性(a)
(a-1)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(1):
で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化されていること、
又は、
(a-2)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1〜3の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化されていること、
特性(b)
(b-1)前記ハーフエステル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.4であること、
又は、
(b-2)前記エーテル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.4であること。
化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体の製造する際に、熱圧加工の温度は、化学修飾リグノセルロース繊維の熱分解を避けるために、160〜240℃程度が好ましい。
本発明の熱圧成形体の製造方法を、リグノセルロース繊維の化学修飾工程から工程順に記載すると、本発明の化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体の製造方法は、下記第1工程及び第2工程を含むことが好ましい。
で表されるコハク酸無水物又はその誘導体を反応させて、前記リグノセルロース中に存在する水酸基の一部を、下式(1):
で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化することにより、
前記ハーフエステル化するリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度を0.01〜0.4とすることで、化学修飾リグノセルロース繊維を製造する工程、
又は、
(a-2)リグノセルロース繊維に、下式(4):
X-(CH2)n-COOH ・・・・(4)
(式中nは、1〜3の整数を示す。Xは、Cl、Br及びIからなる群から選ばれるハロゲン原子を示す。)
で表されるハロゲノアルキルカルボン酸を反応させて、前記リグノセルロース中に存在する水酸基の一部を、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1〜3の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化することにより、
前記エーテル化するリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度を0.01〜0.4とすることで、化学修飾リグノセルロース繊維を製造する工程、
(2)第2工程:
前記第1工程で得られた化学修飾リグノセルロース繊維からなる繊維集合体を、加熱下に圧縮する工程。
熱可塑性樹脂を更に含有する熱圧成形体(発明5及び12)
本発明の熱圧成形体では、前記化学修飾リグノセルロース繊維が、更に熱可塑性樹脂を含有することが好ましい。
本発明の熱圧成形体は、本発明の効果が損なわれない範囲で、ゼオライト、セラミックス、金属粉末等の無機化合物、着色剤、導電剤、帯電防止剤、酸化防止剤等を、適宜含有することができる。これらの添加物を、熱圧成形体の製造原料(化学修飾リグノセルロース繊維集合体)に混合することで、本発明の熱圧成形体を製造することでができる。
本発明の熱圧成形体は、本発明の効果が損なわれない範囲で、前記式(1)で示されるカルボキシ含有アシル基に於けるカルボキシ基、及び、前記式(2)で示されるカルボキシアルキル基含有アシル基に於けるカルボキシ基の一部または全部が、塩を形成していてもよく、このような熱圧成形体も本発明に包含される。
実施例、比較例中で使用する下記の略称は次の意味を有する。
NUKP:針葉樹由来の未晒クラフトパルプ
CSF:カナダ標準濾水度
MCA:モノクロロ酢酸
2-1.針葉樹由来のケミカルサーモメカニカルパルプ(NCTMP)
組成(質量%):
リグニン(Lig)27
組成(質量%):
セルロース(Cel)74.5、
リグニン(Lig)9.9、
ヘミセルロース(Hemcel)15.6〔グルコマンナン(GlcMan)7.3、キシラン(Xy)7.4、アラビノガラクタン(AraGal)0.9(アラビナン(Ara)0.45、ガラクタン(Gal)0.45)〕
(i)リグニンの定量方法(クラーソン法)
ガラスファイバーろ紙(GA55)を105℃オーブンで恒量になるまで乾燥させ、デシケータ内で放冷後、計量した。105℃で絶乾させたリグノセルロース(試料約0.2g)を精秤し、50mL容ビーカーに入れた。72%濃硫酸3mL加え、内容物が均一になるようにガラス棒で適宜押しつぶしながら、30℃の温水に1時間放置した。
リグノセルロースをオーブンデシケータ中に入れ、真空ポンプで減圧しながら50℃で3時間乾燥させた。乾燥試料約30mgを精秤し、耐圧試験管に入れた後に内部標準としてフコース(0.1g/mL)を200μL加えた。メスピペットを用いて72%濃硫酸0.3mLを加え、ガラス棒で押して均一にし、30℃のウォーターバスで1時間反応させた。
リグノセルロースの水懸濁液をエタノールに分散させ、ろ過によりエタノールと共に水を除去した。得られたろ過残渣のエタノール湿潤物を、室温で減圧乾燥させた。このリグノセルロース乾燥物について、500〜10,000倍の走査型電子顕微鏡(SEM)写真を撮影し、撮影した写真上において、少なくとも50本以上の繊維径を測定し、平均値を算出した。
厚さ1mmの熱圧成形体を、カッターを用いて長さ30mm、幅5mmにカットし、サンプルを得た。このサンプルを、万能試験機(インストロン社製型式3365型 ツインコラム卓上型試験システム)を用いて、支点間距離20mm、曲げ速度5mm/minにて3点曲げ試験を行った。
リグノセルロース繊維(実施例及び比較例の熱圧成形体の原料)の製造
製造例1
Ref-NCTMP(NCTMPのリファイナーによる解繊)
前記NCTMP(リグニン含量:27質量%)に水を加えて、固形分濃度が3.0質量%のパルプスラリーを調製した。このパルプスラリーを、リファイナー(相川鉄工株式会社製ラボリファイナー 型式SDR14)を用いて、以下の条件にて解繊処理を行った。
処理量:30L
流量:600mL/min
温度:40〜60℃
時間:約10min
得られたリグノセルロース繊維をRef-NCTMPと言う。
BM-NCTMP(NCTMPのビーズミルでの解繊)
前記NCTMP(リグニン含量:27質量%)に水を加えて、固形分濃度が0.75質量%のパルプスラリーを調製した。このパルプスラリーを、ビーズミル(アイメックス株式会社製型式NVM-2)を用いて、以下の条件にて3回解繊処理を行った。
ビーズ:ジルコニアビーズ(直径:1mm)
ビーズ充填率:70%
回転数:2,000rpm
吐出量:600mL/min
得られたリグノセルロース繊維をBM-NCTMPと言う。
Ref-NUKP(NUKPのリファイナーでの解繊)
原料を、前記NUKP(リグニン含量:9.9質量%)に変更した以外は、製造例1と同様にしてリグノセルロース繊維を得た。
CSFは50mLであった。
ビーズミルで解繊された針葉樹由来の未晒クラフトパルプ(BM-NUKP)
原料を、針葉樹由来の未晒クラフトパルプ(NUKP、リグニン含量:9.9質量%)に変更した以外は、製造例2と同様にしてリグノセルロース繊維を得た。
実施例1:CM(BM-NUKP)の調製とその熱圧成形体
化学修飾リグノセルロースの調製
1Lの3つ口フラスコに、上記製造例4で得られたリグノセルロース繊維(BM-NUKP)を固形分で20g、水160g、イソプロパノール(IPA)480g、水酸化ナトリウム2.6gを仕込み、室温で30分間、混合攪拌した。続いて、モノクロロ酢酸2.4gを加え、更に30分間、混合攪拌した。
α:モノクロロ酢酸の付加率(DS)
A:CM化リグノセルロースのアニオン性イオン当量 [meq/g]
A0:未変性リグノセルロースのアニオン性イオン当量 [meq/g]
B:未変性リグノセルロースの見かけの式量
この式をαについて整理すると、DS(α)は次式によって求めることができる。
アニオン性イオン当量(A又はA0)は、硝酸メタノール法により算出した。
F1:0.1N水酸化ナトリウムの添加量[mL]
F2:0.1N硫酸の滴定量[mL]
未変性リグノセルロースの見かけの式量(B)は、次式により算出した。
Lm:未変性リグノセルロースに含まれるリグニンのモル比 [mol%]
未変性リグノセルロースに含まれるリグニンのモル比(Lm)は、次式により算出した。
Lw:未変性リグノセルロースに含まれるリグニンの重量比 [wt%]
未変性リグノセルロースに含まれるリグニンの重量比(Lw)は、クラーソン法により測定した。
なお、DSの計算には、未変性リグノセルロースの式量(リグノセルロース中のセルロース、リグニン及びヘミセルロースの含有モル分率を勘案して計算)が通常使用される。上記のように、セルロースとリグニンのモル分率だけを使用して計算した見かけの式量(B)をリグノセルロースの式量の代わりに用いてDSを計算しても誤差はほとんどない(誤差約5%)。本発明では、上記の式によりDSを計算した。
上記、CM(BM-NUKP)繊維集合体を乾燥して金型内に封入し、200℃に加熱、100MPaに加圧した状態で3分間保持することで、厚さ1mmの化学修飾リグノセルロース〔CM(BM-NUKP)〕の熱圧成形体を得た。
熱圧成形における加圧条件を30MPaに変更した以外は、実施例1と同様にしてCM化リグノセルロースの熱圧成形体を得た。熱圧成形体の曲げ試験の結果、曲げ強さ207MPa、曲げ弾性率9.7GPaであった。
リグノセルロース及び添加する試薬量を表2に記載の量に変更した以外は、実施例1と同様にしてCM化リグノセルロース繊維を得、次いでこれを表3に示す製造条件でCM化リグノセルロースの熱圧成形体を得た。
CM:カルボキシメチル化
AS:アルケニルコハク酸ハーフエステル化
BM:ビーズミルで解繊したこと
Ref:リファイナーで解繊したこと
NUKP:針葉樹由来未晒クラフトパルプ
NCTMP:針葉樹由来ケミカルサーモメカニカルパルプ。
化学修飾(AS修飾)リグノセルロース繊維の調製
1Lの3つ口フラスコに、上記製造例4で得られたリグノセルロース(BM-NUKP)繊維を固形分で20g、N-メチルピロリドン(NMP)650gを仕込み、攪拌しつつ80℃で減圧脱水した。
α:ASAの付加率(DS)
A:ASAの付加当量 [meq/g]
B:未変性リグノセルロースの見かけの式量
この式をαについて整理すると、DS(α)は次式によって求めることができる。
ASAの付加当量は、下記の方法により測定、算出した。
F1:0.5N水酸化ナトリウムの添加量[mL]
F2:0.1N塩酸の滴定量[mL]
W:秤量したASA付加又は未変性リグノセルロースの乾燥重量[g]
A0:未変性リグノセルロースのアニオン性イオン当量[meq/g]
未変性リグノセルロースの見かけの式量(B)は前述の方法で算出した。
上記、化学修飾リグノセルロース〔AS(BM-NUKP〕繊維の繊維集合体を乾燥して金型内に封入した。次いで、200℃に加熱、100MPaに加圧した状態で3分間保持することで、化学修飾(AS修飾)リグノセルロース〔AS(BM-NUKP〕の熱圧成形体(実施例7)を得た。
リグノセルロース繊維(化学修飾繊維の原料)を変えて表4の条件で化学修飾してAS修飾リグノセルロース繊維を得た。次いで、AS修飾リグノセルロース繊維集合体を分散させた溶媒を変えて繊維集合体を得た。これを表5に示す形状と熱圧条件で加工して、実施例8〜13の熱圧成形体を得た。
上記製造例2で得られたリグノセルロース繊維の水湿潤物を、エタノールでの希釈、ろ過を繰り返し、リグノセルロース繊維の集合体を得た。
リグノセルロース繊維、及び熱圧成形体の製造条件を、表6及び7に示す通りに変更した以外は、比較例1と同様にしてリグノセルロース繊維集合体を得た。
表8に実施例及び比較例の試験結果をまとめて示す。
化学修飾リグノセルロース繊維を熱圧加工して優れた効果を示す本発明の熱圧成形体が得られた理由を次の通り考える。
化学修飾にて導入すべき官能基として、式(1)及び式(2)に示す官能基が優れた理由は、水素結合の阻害性、リグニン同士の相互作用の阻害性、リグニン,ヘミセルロース,CNFの親和性を損なわないこと等、バランスが優れたためであると考える。
Claims (14)
- 化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体であって、
前記化学修飾リグノセルロースが、(a)及び(b)の特性を有する、熱圧成形体:
特性(a)
(a-1)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(1):
(式中、R1及びR2は、夫々水素原子、メチル基、エチル基又は分岐鎖を有してもよい炭素数3〜20のアルケニル基若しくはアルキル基を示す。但し、R1及びR2のいずれか一方の炭素数が4〜20のときは、R1及びR2のいずれか一方は水素原子である。)
で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化されていること、
又は、
(a-2)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1〜3の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化されていること、
特性(b)
(b-1)前記ハーフエステル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.4であること、
又は、
(b-2)前記エーテル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.4であること。 - 請求項1に記載の熱圧成形体であって、
前記化学修飾リグノセルロースが、(a)及び(b)の特性を有する、熱圧成形体:
特性(a)
(a-2)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化されていること、
特性(b)
(b-2)前記エーテル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.3であること。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の熱圧成形体であって、
前記化学修飾リグノセルロースのリグニン成分含有量が、2〜40質量%である、
熱圧成形体。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の熱圧成形体であって、更に熱可塑性樹脂を含有する、熱圧成形体。
- 化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体の製造方法であって、
化学修飾リグノセルロース繊維からなる繊維集合体を加熱下に圧縮する工程を含み、
前記化学修飾リグノセルロース繊維が、(a)及び(b)の特性を有する、熱圧成形体の製造方法:
特性(a)
(a-1)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(1):
で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化されていること、
又は、
(a-2)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1〜3の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化されていること、
特性(b)
(b-1)前記ハーフエステル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.4であること、
又は、
(b-2)前記エーテル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.4であること。 - 請求項6に記載の熱圧成形体の製造方法であって、
前記化学修飾リグノセルロース繊維が、(a)及び(b)の特性を有する、熱圧成形体の製造方法:
特性(a)
(a-2)リグノセルロース中に存在する水酸基の一部が、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化されていること、
特性(b)
(b-2)前記エーテル化されたリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度が0.01〜0.3であること。 - 請求項6〜8のいずれかに記載の熱圧成形体の製造方法であって、
前記化学修飾リグノセルロース繊維の平均繊維径が、20nm〜50μmである、
熱圧成形体の製造方法。 - 請求項6〜9のいずれかに記載の熱圧成形体の製造方法であって、
前記化学修飾リグノセルロース繊維のリグニン成分含有量が、2〜40質量%である、
熱圧成形体の製造方法。 - 請求項6〜10のいずれかに記載の熱圧成形体の製造方法であって、
前記化学修飾リグノセルロース繊維からなる繊維集合体を、加熱する温度が160〜240℃であり、圧縮する圧力が30 MPa〜100 MPaである、熱圧成形体の製造方法。 - 請求項6〜11のいずれかに記載の熱圧成形体の製造方法であって、
化学修飾リグノセルロース繊維からなる繊維集合体として、更に熱可塑性樹脂を含む繊維集合体を使用する、熱圧成形体の製造方法。 - 化学修飾リグノセルロースの熱圧成形体の製造方法であって、
下記第1工程及び第2工程を含む、熱圧成形体の製造方法:
(1)第1工程:
(a-1)リグノセルロース繊維に、下式(3):
で表されるコハク酸無水物又はその誘導体を反応させて、前記リグノセルロース中に存在する水酸基の一部を、下式(1):
で表される、カルボキシ基含有アシル基でハーフエステル化することにより、
前記ハーフエステル化するリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度を0.01〜0.4とすることで、化学修飾リグノセルロース繊維を製造する工程、
又は、
(a-2)リグノセルロース繊維に、下式(4):
X-(CH2)n-COOH ・・・・(4)
(式中nは、1〜3の整数を示す。Xは、Cl、Br及びIからなる群から選ばれるハロゲン原子を示す。)
で表されるハロゲノアルキルカルボン酸を反応させて、前記リグノセルロース中に存在する水酸基の一部を、下式(2):
-(CH2)n-COOH ・・・・(2)
(式中、nは1〜3の整数を示す。)
で表されるカルボキシアルキル基でエーテル化することにより、
前記エーテル化するリグノセルロース中の水酸基の水素原子の置換度を0.01〜0.4とすることで、化学修飾リグノセルロース繊維を製造する工程、
(2)第2工程:
前記第1工程で得られた化学修飾リグノセルロース繊維からなる繊維集合体を、加熱下に圧縮する工程。 - 請求項13に記載の熱圧成形体の製造方法であって、
前記化学修飾リグノセルロース繊維からなる繊維集合体を、加熱する温度が160〜240℃であり、圧縮する圧力が30 MPa〜100 MPaである、熱圧成形体の製造方法。
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