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JP2018148595A - マルチレベル電力変換装置およびその制御方法 - Google Patents

マルチレベル電力変換装置およびその制御方法 Download PDF

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JP2018148595A JP2017037905A JP2017037905A JP2018148595A JP 2018148595 A JP2018148595 A JP 2018148595A JP 2017037905 A JP2017037905 A JP 2017037905A JP 2017037905 A JP2017037905 A JP 2017037905A JP 2018148595 A JP2018148595 A JP 2018148595A
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正太 漆畑
Shota Urushibata
正太 漆畑
鎮教 濱田
Shizunori Hamada
鎮教 濱田
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】フライングキャパシタを複数相で共有するマルチレベル電力変換装置において、そのフライングキャパシタの充電/放電を制御するためのスイッチ制御を行う際に、線間電圧で2レベル以上の電圧変化が生じることを防止する。
【解決手段】フライングキャパシタCFCを利用する電位を出力する相が二つ以上存在し、フライングキャパシタCFCに流れる電流極性を制御するスイッチ群の切り替えを行う必要があるとき、フライングキャパシタCFCを利用する電位を出力する相の電位を、その電位と1レベル差のフライングキャパシタCFCを利用しない電位に変更する。このとき、電位変更するすべての相において、電位を変更する極性を同じとする。次に、フライングキャパシタCFCに流れる電流極性を逆転させる充放電パターンの切り替えを行う。最後に、各相の電位を元の電位に戻す。
【選択図】図1

Description

本発明は、フライングキャパシタ方式のマルチレベル変換装置に係り、特に、フライングキャパシタの充放電制御に伴うスイッチの制御に関する。
電圧型の直流/交流電力変換器(インバータ)において、その交流出力の高電圧化・大容量化・高品質化・低損失化・装置の小型化などを目的として、その出力電圧レベルを3レベル以上に増加させるマルチレベルインバータ回路が種々公開されている。
特許文献1は、直流電圧源に対し、コンデンサ及びそのコンデンサの両端に接続されるスイッチングデバイスによって構成される回路が開示されている。直流電圧源と交流出力端子との間の電流経路のスイッチングデバイスをオンオフすることにより、直流電圧源に対しコンデンサを直列接続したり、切り離したり、コンデンサの接続向きを切り替える。
これにより、直流電圧源の両端電位に加えて、その複数のコンデンサによる電圧を、任意の数だけ加算・減算した電位を交流出力端子に出力することが可能となる。一般的に、このコンデンサはフライングキャパシタと呼ばれ、このような電力変換装置はフライングキャパシタ式マルチレベル電力変換装置などと呼ばれる。
特許文献2には、フライングキャパシタを複数の交流出力相において共有する構成のフライングキャパシタ式マルチレベル電力変換装置が開示されている。特許文献1では、交流出力相毎に独立したフライングキャパシタが設けられている。例えば、三相のフライングキャパシタ式3レベル電力変換回路の場合、一つの直流電圧源に対して、フライングキャパシタは3つ必要となる。
特許文献2では、フライングキャパシタは複数の出力相において共同で利用できる構成となっている。例えば、3レベル電力変換回路の場合、1つの直流電圧源に対して、出力相数がいくつであってもフライングキャパシタは1つでよい。5レベル電力変換回路の場合、直流電圧源が2つ(2分圧される)に対して、出力相数がいくつであってもフライングキャパシタは2つで良い。
これにより、マルチレベル電力変換回路を構成するために必要なフライングキャパシタの数・容量を減らすことができる。
フライングキャパシタ式マルチレベル電力変換装置におけるフライングキャパシタの両端電圧は、所望の電圧出力をパルス幅変調(PWM)によって実現するため、規定の電圧に維持されることを前提としている。例えば、直流リンク電圧の1/2,1/4などに維持される。
また、フライングキャパシタの両端電圧は,通常外部からの電力供給・消費によって制御されるのではなく、そのフライングキャパシタを利用することによって流れる電流によって充電・放電され変動する。従って、フライングキャパシタの両端電圧を規定電圧に維持するためには、そのフライングキャパシタに流れる電流を任意に制御する事によって規定電圧に制御する必要がある。
図19は、特許文献1における3レベルマルチレベル電力変換回路の例である。直流電圧源の電圧VDCの大きさをEとした場合,フライングキャパシタCFCの電圧をE/2に制御することで、3レベルの電圧が出力可能である。ここで、出力電圧VOUTはE/2,0,−E/2となる。なお、図19では、基準電位を決める便宜上、直流電圧源を構成するコンデンサをCDC1とCDC2に分割し、同時に電圧EをE/2に分圧している。また、CDC1とCDC2との共通接続点を基準電位点とする。
フライングキャパシタCFCに電流が流れるスイッチングパターンは、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオンで第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオフの時と、第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオンで、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオフの時がある。
フライングキャパシタCFCの電圧がE/2であるとすると、この両者の場合に交流出力端子に出力される出力電圧VOUTはいずれも0となる。従って、0の電圧を出力するためのスイッチングパターンには2通り存在することになる。
交流出力電流IOUTが、図19に示すように直流側から交流端子側の方向に流れている場合、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオン,第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオフのスイッチングパターンを選択すると、フライングキャパシタCFCが充電する方向に電流が流れる。一方、第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオン,第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオフのスイッチングパターンを選択すると、フライングキャパシタCFCが放電する方向に電流が流れることになる。
よって、出力電圧に0を出力する期間において、この2つのスイッチングパターンを適切な割合で選択することにより、フライングキャパシタCFCの充電・放電を制御する事ができる。例えば、出力電流IOUTの方向が検出できる場合、スイッチング制御によって、適切なスイッチングパターンを選択することにより、フライングキャパシタCFCの充放電を任意に制御する事ができる。
以上のフライングキャパシタ回路特性,およびその電圧制御の基本的な方法は、特許文献2で開示された複数の出力相でフライングキャパシタCFCを共有する回路方式についても同様である。図20に、特許文献2の実施形態14〜17で開示されているマルチレベル電力変換装置が備える基本回路を示し、それに含まれるフライングキャパシタCFCの電圧制御について説明する。
図19と同様、直流電圧源に対して、第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4と、フライングキャパシタCFCで構成されるフライングキャパシタ式マルチレベル電力変換回路が並列に接続される。直流電圧源の電圧VDCをEとしたとき、フライングキャパシタCFCの電圧VFCをE/2と制御する事で、端子P2に0の電圧を出力することができる。
図19の場合と異なり、第2,第3スイッチングデバイスS2,S3の中間点から出力される端子P2の電位は、常に0に制御される。従って、第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4は、第1,第2スイッチングデバイスS1とS2,第3,第4スイッチングデバイスS3とS4が同時にオンすることはなく、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオン,第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオフのパターン、又は、第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオン,第1,第3スイッチングデバイスS1,S3をオフのパターンのみを選択する。
各相の出力は、直流電圧源の正極端P1の電位V1=+E/2,直流電圧源の負極端P3の電位V3=−E/2,端子P2の電位V2=0の3つの電位を入力し、それら3つの電位から一つの電位を電圧選択回路1,2によって選択することによって、マルチレベル(3レベル)電圧を出力する。
図20では出力が2相ある場合の例を示しており、電圧選択回路1によって出力電位VOUT1,電圧選択回路2によって出力電位VOUT2の二つの出力が得られる。
以下の説明は出力が3相以上の場合においても、同様の原理となるが、簡単化のため、図20のとおり2相で説明する。
フライングキャパシタCFCの電圧は、図19の場合と同じく、フライングキャパシタCFCに流れる電流によって変動する。フライングキャパシタCFCに流れる電流IFCは、端子P2に流れる電流と、第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4のスイッチングパターンによって決まり、端子P2に流れる電流は、端子P2の電位を選択した出力相の出力電流の合計によって決まる。
フライングキャパシタCFCに流れる電流IFCおよび出力電流IOUT1,IOUT2の極性を、図20の矢印方向が正とする。その時、例えば、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオン,第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオフで、電圧選択回路1が端子P2,電圧選択回路2が端子P2以外を選択していた場合,IFC=IOUT1となる。
第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオン,第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオフで,電圧選択回路1,2が上記と同じ状況の場合、IFC=−IOUT1となる。さらに、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオン,第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオフで、電圧選択回路1,電圧選択回路2の両方が端子P2を選択していた場合,IFC=IOUT1+IOUT2となる。
電圧選択回路1,2の両方が端子P2以外を選択していた場合は、当然IFC=0となり、電圧変動も発生しない。以上から、端子P2に流れる電流(極性)と、第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4のパターンによって、フライングキャパシタCFCが充電するか放電するかが決定される。
従って、検出や推定などによって得られる出力電流情報や電圧選択回路1,2の選択状況と、フライングキャパシタCFCの電圧情報を元に、端子P2に流れる電流を推定することによって、第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4のスイッチングパターンを決定し、フライングキャパシタCFCの電圧制御を行うことができる。
特許3301761号 特開2015−47056号公報
フライングキャパシタ式マルチレベル電力変換装置は、フライングキャパシタに付属するスイッチングデバイスのうち、フライングキャパシタを介して電流を流す2つのスイッチングパターンを制御する事によって、フライングキャパシタの充電・放電の状態を切り替えて、その電圧を任意の大きさになるように制御する。
この2つのスイッチングパターンは、フライングキャパシタの電圧が規定値にあるとすると、どちらを選択しても同じ出力電位となる。図19において、フライングキャパシタCFCの電位が+E/2ならば、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオン,第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオフのパターンと、第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオン,第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオフのパターンのいずれを選択しても出力電位VOUTは0になる。
特許文献1に見られるような一般的なフライングキャパシタ式マルチレベル電力変換装置における充放電の切り替え時の問題について考える。図19において、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3をオン,第2,第4スイッチングデバイスS2,S4をオフとし、フライングキャパシタCFCに電流が流れるスイッチングパターンを選択しているとする。
この状態から、第2,第4スイッチングデバイスS2,S4をオン,第1,第3スイッチングデバイスS1,S3をオフとするもう一つのフライングキャパシタCFCに電流が流れるスイッチングパターンに切り替える場合、直流電圧源およびフライングキャパシタの短絡を防ぐために、一時的にすべての第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4スイッチをオフする必要がある。
その際、出力電流の経路は、フライングキャパシタCFCに流れる経路から、第1,第2スイッチングデバイスS1,S2または第3,第4スイッチングデバイスS3,S4のスイッチ(IGBTなど)に逆並列に接続されたダイオードを介して流れる経路に切り替わる。
従って、出力電位VOUTは、出力電流IOUTの方向に従って、+E/2または−E/2となる。このような意図しない出力電位の変化により、指令値に対する出力電位VOUTの誤差や転流によるスイッチング損失の発生が生じる。
また、複数相でインバータを構成(例えば単相(2相)や3相など)している場合においては、別の相のPWMなどによる電位変化と、この意図しない電位変化のタイミングが重なることによって、その2相間の線間電圧出力に、同時もしくはごく短時間で2レベル分の変化が発生する可能性がある。
線間電圧の電位変化が通常の2倍になると、電位の変化速度も倍となり、その電位変化率や、大きなサージ電圧によって、その負荷に通常よりも大きな負担がかかり、負荷の種類によっては様々な悪影響が発生する可能性がある。
例えば、負荷がモータの場合、モータ端子やモータ巻線間に通常よりも大きな電圧が加わることで絶縁が低下する可能性があり、結果として寿命低下の要因となる。また、電圧変化に伴うノイズの増加や、損失が増加するなどの問題も発生する。
このような意図しない電位変化を防止するため、充放電パターン間を直接切り替える制御は禁止し、パルス幅変調などによって一旦別の電位に変化した後に、再度フライングキャパシタCFCを介して出力する電位に切り替わるタイミングで切り替える手法が一般的に用いられている。
図21に例を示す。同位相でオフセットの異なる2つのキャリア信号(キャリア信号carry1,キャリア信号carry2)と、電圧指令とを比較して3レベルの電圧出力指令を生成するPWM制御である。これを図19の回路に適用することを考える。電圧指令とキャリア信号carry1,carry2の関係により、以下のように出力電位を制御する。
電圧指令≧carry1 :VOUT=+E/2
carry1>電圧指令≧carry2 :VOUT=0
carry2>電圧指令 :VOUT=−E/2
出力電位VOUT=0の時、フライングキャパシタCFCを利用して出力を行うことになるが、このときのスイッチングパターンは既に述べたとおり2通りある。図21に示すように、PWM制御を行いながら、出力電位VOUT=0になるたびに、この2通りのパターンを交互に切り替える。
または、フライングキャパシタCFCの電圧および出力電流の極性などを見ながら、フライングキャパシタCFCの電圧が最適値になるように、出力電位VOUT=0になるタイミングで、この2パターンを選択する。
このようにすることで、出力電位VOUT=0を出力中、すなわちフライングキャパシタCFCを利用した出力中に充放電パターンを切り替えることなく、フライングキャパシタCFCの電圧を制御することができる。
一方、特許文献2(特に、実施形態14〜17)のような複数の相でフライングキャパシタを共有するマルチレベル電力変換装置でも同様の問題が発生する。図22にフライングキャパシタ共通方式の回路例を示す。
図22は、図20における一つ目の相をX相,二つ目の相をY相とし、また電圧選択回路1,2は、3つのスイッチを用いたT型3レベル回路で構成している。そして、端子P2への接続を制御する電圧選択回路1,2内の第3スイッチSX3,SY3はそれぞれ二つの第3スイッチSX3A,SX3B,および第3SY3A,SY3Bを逆直列に接続することによって構成した逆阻止スイッチとする。また、負荷は例として誘導性負荷とする。
図23に、フライングキャパシタCFCを利用した電位出力中の、フライングキャパシタの充放電パターン切り替えの様子を示す。また、図24に、そのときの各スイッチングデバイス、各スイッチのON/OFF信号およびX相,Y相の出力電位VOUT_X,VOUT_Y,X相−Y相間の線間電圧VOUT_XYを示す。図23において、丸で囲まれているスイッチングデバイス,スイッチはオン状態,点線のスイッチングデバイス,スイッチはオフ状態を示している。
初期状態t0において、フライングキャパシタCFCの充放電特性を決める(フライングキャパシタCFCの充放電電流極性を制御する)第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4の状態(充放電パターン)は、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオン,第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオフの状態である。
また、電圧選択回路1,2は,X相は第1,第2スイッチSX1,SX2がオフ,第3スイッチSX3(SX3A,SX3B)がオン,Y相はスイッチ第1,第2SY1,SY2がオフ,第3スイッチSY3(SY3A,SY3B)がオンの状態である。これはX相,Y相いずれも端子P2の電位を出力している状態、すなわち、フライングキャパシタCFCを利用して電圧を出力している状態である。
X相の出力電流は直流側から交流側に流れており(IOUT_X>0),Y相の出力電流は交流側から直流側へ流れている(IOUT_Y<0)とする。フライングキャパシタCFCの充放電特性を切り替えるため、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3をオンからオフ,第2,第4スイッチングデバイスS2,S4をオフからオンに切り替える場合、直流電圧源およびフライングキャパシタCFCの短絡を防止するため、一時的に第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4のすべてをオフにする(時刻t1)。
このとき、フライングキャパシタCFCを流れていたX相の出力電流IOUT_Xは、その先のフライングキャパシタCFCないし直流電圧源までの経路が遮断されるために、直流電圧源の負極端P3から、第2スイッチSX2のダイオードを介して流れる経路に転流する。従って、X相の出力電位VOUT_Xは0から−E/2へ変化する。
同様にY相の出力電流IOUT_Yは、直流電圧源の正極端P1から第1スイッチSY1のダイオードを介して流れる電流経路に転流し、Y相の出力電位VOUT_Yは0から+E/2へ変化する。このとき,線間電圧VOUT_XYは0から−Eへ、2レベル分の電圧変化が発生する。
時刻t2において、第2,第4スイッチングデバイスS2,S4をオンすると、フライングキャパシタCFCへの電流経路が復帰するため、X相,Y相いずれも元の電流経路に戻り、X相の出力電位VOUT_X=0,Y相の出力電位VOUT_Y=0となる。
このとき線間電圧VOUT_XYは−Eから0へ戻り、再度2レベル分の電圧変化が発生する。以上のように、フライングキャパシタCFCを複数の相で共有する回路において、フライングキャパシタCFCを利用した電圧出力中に、フライングキャパシタCFCの充電・放電の制御のためにその充放電パターンの切り替えを行うと、一般的なフライングキャパシタ式マルチレベル電力変換装置と同様に、意図しない出力電位の変化が発生する。
加えて、複数の出力相がフライングキャパシタCFCを利用した電圧出力を行っている場合には、出力相の電流極性によっては,線間電圧に2レベルの電圧変化が発生する。
この意図しない電位変化を防止するため、フライングキャパシタCFCを共有しない従来のフライングキャパシタ式マルチレベル電力変換装置での一般的な解決手法を適用することを考える。
すなわち、フライングキャパシタCFCを利用した電圧出力中は充放電パターンの切り替えを行わず、フライングキャパシタCFCを利用しない電位からフライングキャパシタCFCを利用する電位に変化する際に,パターンの選択を行う手法を適用する事を検討する。
図25は、図22で示す2相でフライングキャパシタCFCを共有するマルチレベル電力変換装置のPWMパターンの例である。X相電圧指令,およびY相電圧指令と、2つのキャリア信号carry1,carry2とを比較し、それぞれの出力電位を決定する。その関係性は図21の説明と同じである。
X相の電位がフライングキャパシタCFCを利用しない電位(VOUT_X=+E/2または−E/2)からフライングキャパシタCFCを利用する電位(VOUT_X=0)に切り替わる際に、第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4のスイッチングパターン(充放電パターン)を選択・決定すると、例えば図25のように時刻t1から時刻t4の期間では第1,第3スイッチングデバイスS1,S3をオン,第2,第4スイッチングデバイスS2,S4をオフとし、時刻t5から時刻t8の期間では、第2,第4スイッチングデバイスS2,S4をオン,第1,第3スイッチングデバイスS1,S3をオンすることで、充放電のパターン切り替えを行うことができる。
しかし、ここで問題となるのはY相の出力電位である。X相がフライングキャパシタCFCを利用しない電位を出力している時刻t4から時刻t5の期間において、Y相はフライングキャパシタCFCを利用して出力する期間(VOUT_Y=0)をとなっている。
時刻t5の瞬間、第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4からなるスイッチングパターンの切り替えを行うと、Y相出力は一時的にフライングキャパシタCFCへの電流経路が遮断され、VOUT_Y=0から,+E/2または−E/2の電位に切り替わってしまう。すなわち、X相では電位変動は発生しないが、Y相では図23で説明した電位変動が発生する。その結果、この電位変動とX相の電位変動によって、X−Y間線間電圧に2レベル分の電圧変動が発生する可能性がある。
また、3相以上のシステムの場合は、他相の通常PWM制御と、このY相の意図しない電位変動によっても、その他相との線間電圧に2レベルの電圧変動が発生する可能性がある。
したがって、従来のフライングキャパシタが各相独立に存在するフライングキャパシタ式マルチレベル電力変換装置における2レベル変化防止対策は、フライングキャパシタを各相(各電圧選択回路)で共通化するフライングキャパシタ式マルチレベル電力変換装置には適用できない。
以上示したようなことから、フライングキャパシタを複数相で共有するマルチレベル電力変換装置において、そのフライングキャパシタの充電/放電を制御するためのスイッチ制御を行う際に、線間電圧で2レベル以上の電圧変化が生じることを防止することが課題となる。
本発明は、前記従来の問題に鑑み、案出されたもので、その一態様は、各相共通の直流電圧源の正極端と負極端との間に順次直列接続された各相共通の第1〜第4スイッチングデバイスと、前記第1,第2スイッチングデバイスの共通接続点と前記第3,第4スイッチングデバイスの共通接続点との間に接続された各相共通のフライングキャパシタと、を有する共通モジュールと、前記直流電圧源の正極端、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点、前記直流電圧源の負極端と出力端子との間にスイッチを有し、前記直流電圧源の正極端、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点、前記直流電圧源の負極端のうち何れかを選択して出力端子との間を接続状態とする各相の電圧選択回路と、を備えた、相数が2以上のマルチレベル電力変換装置の制御方法であって、前記第1,第3スイッチングデバイスをオン、前記第2,第4スイッチングデバイスをオフの状態と、前記第1,第3スイッチングデバイスをオフ、前記第2,第4スイッチングデバイスのオンの状態と、の間の状態遷移前に、電圧選択回路制御部が、第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点を選択している相の電圧選択回路を、すべて前記直流電圧源の正極端、または、すべて前記直流電圧源の負極端に変更する第1ステップと、充放電制御部が、前記第1,第3スイッチングデバイスをオン、前記第2,第4スイッチングデバイスをオフの状態と、前記第1,第3スイッチングデバイスをオフ、前記第2,第4スイッチングデバイスのオンの状態と、の間の状態遷移を行う第2ステップと、前記電圧選択回路制御部が、前記第2ステップ後に、前記第1ステップで前記直流電圧源の正極端、または、前記直流電圧源の負極端を選択した相の電圧選択回路を、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点に変更する第3ステップと、を有することを特徴とする。
また、他の態様として、各相共通の直流電圧源の正極端と負極端との間に順次直列接続された各相共通の第1〜第4スイッチングデバイスと、前記第1,第2スイッチングデバイスの共通接続点と前記第3,第4スイッチングデバイスの共通接続点との間に接続された各相共通のフライングキャパシタと、を有する共通モジュールと、前記直流電圧源の正極端、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点、前記直流電圧源の負極端と出力端子との間にスイッチを有し、前記直流電圧源の正極端、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点、前記直流電圧源の負極端のうち何れかを選択して出力端子との間を接続状態とする各相の電圧選択回路と、を備えた、相数が2以上のマルチレベル電力変換装置の制御方法であって、前記第1,第3スイッチングデバイスをオン、前記第2,第4スイッチングデバイスをオフの状態と、前記第1,第3スイッチングデバイスをオフ、前記第2,第4スイッチングデバイスのオンの状態と、の間の状態遷移前に、電圧選択回路制御部が、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点を選択している相の電圧選択回路を、前記直流電圧源の正極端または前記直流電圧源の負極端に相毎に一定の時間間隔をもって変更する第1ステップと、充放電制御部が、前記第1,第3スイッチングデバイスをオン、前記第2,第4スイッチングデバイスをオフの状態と、前記第1,第3スイッチングデバイスをオフ、前記第2,第4スイッチングデバイスのオンの状態と、の間の状態遷移を行う第2ステップと、前記電圧選択回路制御部が、前記第2ステップ後に、前記第1ステップで前記直流電圧源の正極端、または、前記直流電圧源の負極端を選択した相の電圧選択回路を、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点に相毎に一定の時間間隔をもって変更する第3ステップと、有することを特徴とする。
また、その一態様として、前記マルチレベル電力変換装置は、前記共通モジュールをN(N=2以上の整数)個備え、K(1〜N−1までの整数)番目の前記共通モジュールの直流電圧源の負極端と、K+1番目の前記共通モジュールの直流電圧源の正極端を接続し、K番目の前記共通モジュールの第4スイッチングデバイスと、K+1番目の前記共通モジュールの第1スイッチングデバイスと、を接続し、K番目の前記共通モジュールの直流電圧源の負極端とK+1番目の前記共通モジュールの直流電圧源の正極端との前記電圧選択回路の接続を共通とすることを特徴とする。
本発明によれば、フライングキャパシタを複数相で共有するマルチレベル電力変換装置において、そのフライングキャパシタの充電/放電を制御するためのスイッチ制御を行う際に、線間電圧で2レベル以上の電圧変化が生じることを防止することが可能となる。
実施形態1におけるスイッチングパターンおよび出力電位、線間電圧を示すタイムチャート。 実施形態1における各制御ステップのスイッチングデバイス、スイッチのオンオフの状態および電流の状態を示す図。 実施形態1における各制御ステップのスイッチングデバイス、スイッチのオンオフの状態および電流の状態を示す図。 実施形態1における各制御ステップのスイッチングデバイス、スイッチのオンオフの状態および電流の状態を示す図。 実施形態1における制御構成を示す図。 5レベル電力変換装置の一例を示す図。 実施形態1におけるスイッチングパターンおよび出力電位、線間電圧を示すタイムチャート。 実施形態1における各制御ステップのスイッチングデバイス、スイッチのオンオフの状態および電流の状態を示す図。 実施形態1における各制御ステップのスイッチングデバイス、スイッチのオンオフの状態および電流の状態を示す図。 実施形態1における各制御ステップのスイッチングデバイス、スイッチのオンオフの状態および電流の状態を示す図。 実施形態2におけるスイッチングパターンおよび出力電位、線間電圧を示すタイムチャート。 実施形態2における各制御ステップのスイッチングデバイス、スイッチのオンオフの状態および電流の状態を示す図。 実施形態2における各制御ステップのスイッチングデバイス、スイッチのオンオフの状態および電流の状態を示す図。 実施形態2における各制御ステップのスイッチングデバイス、スイッチのオンオフの状態および電流の状態を示す図。 実施形態2におけるスイッチングパターンおよび出力電位、線間電圧を示すタイムチャート。 実施形態2における各制御ステップのスイッチングデバイス、スイッチのオンオフの状態および電流の状態を示す図。 実施形態2における各制御ステップのスイッチングデバイス、スイッチのオンオフの状態および電流の状態を示す図。 実施形態2における各制御ステップのスイッチングデバイス、スイッチのオンオフの状態および電流の状態を示す図。 従来のマルチレベル電力変換装置の一例を示す図。 従来のマルチレベル電力変換装置の他例を示す図。 従来のPWM制御の一例を示すタイムチャート。 フライングキャパシタ共通方式のマルチレベル電力変換装置を示す図。 フライングキャパシタ共通方式のマルチレベル電力変換装置のスイッチングデバイス、スイッチのオンオフ状態および電流の状態を示す図。 スイッチングパターンおよび出力電位、線間電圧を示すタイムチャート。 従来のPWM制御の一例を示すタイムチャート。
[実施形態1]
本実施形態1は、図22に示すマルチレベル電力変換装置を制御するものである。図22に示すように、直流電圧源は、直列接続されたコンデンサCDC1,CDC2で構成されている。コンデンサCDC1の正極端とコンデンサCDC2の負極端との間には、第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4が順次直列接続されている。第1,第2スイッチングデバイスS1,S2の共通接続点と第3,第4スイッチングデバイスS3,S4の共通接続点との間にはフライングキャパシタCFCが接続されている。
ここで、直流電圧源(コンデンサCDC1,CDC2)と、第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4と、フライングキャパシタCFCと、で各相共通の共通モジュールを構成している。
コンデンサCDC1の正極端と、第2,第3スイッチングデバイスS2,S3と、コンデンサCDC2の負極端と、出力端子X,Yとの間にスイッチを有する電圧選択回路1,2が設けられる。
電圧選択回路1は、コンデンサCDC1の正極端P1とコンデンサCDC2の負極端P3との間に第1,第2スイッチSX1,SX2が順次直列接続される。第2,第3スイッチングデバイスS2,S3の共通接続点(端子P2)と第1,第2スイッチSX1,SX2の共通接続点との間に第3スイッチSX3が接続される。第3スイッチSX3は、スイッチSX3AとスイッチSX3Bが逆直列接続されて構成されている。電圧選択回路2についても同様である。
本実施形態1では、フライングキャパシタCFCを利用する電位を出力する相が二つ以上存在し、フライングキャパシタCFCに流れる電流極性を制御するスイッチ群の切り替えを行う必要があるとき以下の手順でその切り替え動作を行う。
(1)フライングキャパシタCFCを利用する電位を出力する相の電位を、その電位と1レベル差のフライングキャパシタCFCを利用しない電位に同時に変更する。このとき、電位変更するすべての相において、電位を変更する極性を同じとする。
(2)フライングキャパシタCFCに流れる電流極性を逆転させる充放電パターンの切り替えを行う。
(3)各相の電位を元の電位に戻す。
電位の切り替えは、PWM制御などによる通常の電位変更と同じ手順で行う。例えば、スイッチの短絡を防止するためのデッドタイムの挿入などは通常通り行う。
また、出力線間電圧の変動が2レベル変化しないように、また、各スイッチングデバイス,スイッチのON/OFF動作が確実に完了し、短絡などを発生させないように、各動作にはそれぞれ適切な待機時間を設定する。
逆に、上記2レベル変化や短絡が発生しないところでは、待機時間が不要である。これら待機時間は、回路の使用や回路構成・回路部品などから事前に設定でき、上記制御中にそれらの設定を逐次見直したりする必要はない。
制御の簡単化のため、フライングキャパシタCFCを利用する電位を出力する相が二つ以上存在しない場合においても、上記手順(1)〜(3)を適用してよい。ただし、適用しない場合に対して、切り替えに要する時間がわずかに増加する可能性がある。
特許文献2の実施形態14〜17(例として図10)にみられるような複数のフライングキャパシタ式マルチレベル電力変換回路を複数段直列に接続し、複数のフライングキャパシタCFCをもつ多レベル回路の構成においては、以下のように制御する。複数のフライングキャパシタCFCの充電・放電パターンを同時に切り替える場合、上記手順(1)〜(3)に従って、その充放電パターンを切り替える対象となるフライングキャパシタCFCを利用しているすべての出力相の電位を一時的にフライングキャパシタCFCを利用しない電位に変更する。その上で充放電パターンの切り替えを行って、その後元のフライングキャパシタCFCを利用する電位に戻す動作を実行する。このとき、フライングキャパシタCFCが一つの場合と同様に、一時的に変化させる電位極性を同じ極性とする。
本実施形態1の制御手順を、図22の回路に適用したときの動作及びその作用について説明する。
図1は制御手順を適用したスイッチングパターン(各スイッチングデバイス,各スイッチのオンオフ信号)及びそのときのX相,Y相の出力電位VOUT_X,VOUT_YおよびX−Y線間電圧VOUT_XYを示している。また、図2〜図4は各制御ステップにおけるスイッチングデバイス,スイッチのオン/オフ状態および電流の状態を示した模式図である。
初期状態t0は図24と同じく、フライングキャパシタCFCの充放電特性を決める(フライングキャパシタCFCの充放電電流極性を制御する)第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4の状態(充放電パターン)は、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオン,第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオフの状態である。また、電圧選択回路1,2は、X相は第1,第2スイッチSX1,SX2がオフ,第3スイッチSX3(SX3A,SX3B)がオン,Y相は第1,第2スイッチSY1,SY2がオフ,第3スイッチSY3(SY3A,SY3B)がオンの状態である。
これはX相,Y相いずれも端子P2の電位を出力している状態、すなわち、フライングキャパシタCFCを利用して電圧を出力している状態である。X相の出力電流は直流側から交流側に流れており(IOUT_X>0),Y相の出力電流は交流側から直流側へ流れている(IOUT_Y<0)とする。
この状態から手順(1)を開始する。すなわち,X相,Y相の出力電位VOUT_X,VOUT_Yをフライングキャパシタを利用する電位から利用しない電位に変更する。X相,Y相の出力電位はVOUT_X=VOUT_Y=0であるので,1レベル差のフライングキャパシタCFCを利用しない電位は、+E/2または−E/2となる。どちらか一方の電圧を選択すれば良く、この例では+E/2を選択している。
まず、時刻tAにおいて、各相の端子P2側の第3スイッチSX3A,SY3Aをオフする。これによりY相のフライングキャパシタCFCへの電流経路が遮断され、第1スイッチSY1の逆並列ダイオードに転流するため、Y相の出力電圧VOUT_Y=+E/2となる。
次に、時刻tBにおいて、第1スイッチSX1,SY1をオンする。これにより、直流電圧源の正極端とX相出力間の電流経路が解放され、電流がそちらへ転流する。そのため、X相の出力電位VOUT_X=+E/2となる。
その後、時刻tCにおいて、各相の出力端子側の第3スイッチSX3B,SY3Bをオフし、第3スイッチSX3SY3が完全に遮断され、電位の変化(及び転流)が完了する。このときの線間電圧は、初期状態t0でVOUT_XY=0から、時刻tAにおいて−E/2,時刻tBにおいて再び0にもどるように変化する。線間電圧VOUT_XYの変化は1レベルずつであり、また2レベルの電位変化は防止される。
時刻tAから時刻tBおよび時刻tBから時刻tCへの時間間隔は、通常の電位変化と同じく、インバータの直流電圧源の短絡を防止するデッドタイム相当でよい。
次に、手順(2)を開始する。時刻tDにおいて、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3をオフし、フライングキャパシタCFCを遮断する。次に、時刻tEにおいて第2,第4スイッチングデバイスS2,S4をオンし、充放電パターンの切り替えを完了する。
時刻tCから時刻tDの間隔は、時刻tCにおいて電流がフライングキャパシタCFCを利用する経路(電位)から利用しない経路(電位)に切り替わる場合に想定される転流完了時間とするのが望ましい。
また、時刻tDから時刻tEの間隔は、第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4のスイッチ動作が確実に終了する時間だけ確保するのが望ましい。このフライングキャパシタCFCの充放電パターンの切り替え動作中において、相の電位および線間の電圧変化は発生しない。そのため、従来発生していた2レベルの電位変化も発生しない。
最後に、手順(3)を開始する。手順(1)とは逆に、時刻tFで各相の出力端子側の第3スイッチSX3B,SY3Bをオンし、時刻tGで第1スイッチSX1,SY1をオフ、時刻tHで各相の端子P2側の第3スイッチSX3A,SX3Bをオンする。このとき、相電位の変化および線間電圧の変化には、手順(1)と同じ電圧で時系列的に逆の波形となる。従って、X−Y相間の線間電圧VOUT_XYの2レベル変化は発生しない。
図5は、図22の回路構成において、本実施形態1を実現する制御構成(各スイッチングデバイス,各スイッチをオンオフさせるゲート信号を生成する構成)である。この制御構成は、充放電制御部3(第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4のゲート信号の生成部)と、電圧選択回路制御部4(第1〜第3スイッチSX1、SX2、SX3、SY1、SY2、SY3のゲート信号の生成部)とからなる。
さらに、電圧選択回路制御部4は、電圧指令/キャリア信号比較部5と、ゲート信号補正部6と、を有する。
電圧指令/キャリア信号比較部5では、表1,表2に従って補正前のゲート信号を生成して、ゲート信号補正部6へ出力する。
Figure 2018148595
Figure 2018148595
ゲート信号補正部6では、後述の充放電切換タイミング信号をトリガとして、入力された補正前のゲート信号に対して、図1の時刻tA~時刻tHの期間の各スイッチのゲート信号の補正を行い、各スイッチに補正後のゲート信号を出力する。
また、電圧指令/キャリア信号比較部5は、各電圧指令とキャリア信号carry1,carry2に基づいて、充放電切換タイミング信号を充放電制御部3,ゲート信号補正部6に送信する。この信号は、図25では、キャリア信号carry1とX相電圧指令の差分が負から正へと切り替わる時刻t1、時刻t5のタイミングで送信される。
この信号を受信した充放電制御部3は、所定の遅延時間(図1では、時刻tA〜時刻tD、Eの期間に相当する)を設けて、第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4のゲート信号を切り替えて、各スイッチングデバイスに出力する。
図1では、時刻tDのタイミングで第1,第3スイッチングデバイスS1、S3をオン→オフに切り換える。また、時刻tEでのタイミングで第2,第4スイッチングデバイスS2、S4をオフ→オンに切り換える。
従来技術では、電圧選択回路制御部4にゲート信号補正部6はなかった。電圧選択回路制御部4にゲート信号補正部6を設けたことが、本実施形態1の特徴である。
以上のように、フライングキャパシタCFCを利用する電圧を、一時的にフライングキャパシタCFCを利用しない電位に意図的に変更し、その後にフライングキャパシタCFCの充放電パターンを切り替えることで、パターン切り替え中に出力電流の極性に伴った意図しない電位変動を防止することができる。
その結果、意図しない電位変動によって発生する線間電圧の2レベルの同時変化を防止できる。一時的に変動させる電位の極性を、関係する相全てで同じとすることにより、その電位変動によって発生する可能性のある線間電圧の2レベル変化を防止することができる。
例では出力相数が2相であるが、3相以上の場合においても、同様の制御により同様の効果が得られる。また、例では電圧選択回路1,2にT型の3レベル回路を適用しているが、スイッチとダイオードで構成されるNPC型など、別の回路構成においても同様の効果が得られる。
複数のフライングキャパシタ式マルチレベル電力変換回路を複数段直列に接続し、複数のフライングキャパシタをもつ多レベル回路を構成した場合における動作および作用を例を用いて説明する。
このマルチレベル電力変換装置は、前記共通モジュールをN(N=2以上の整数:最上段の共通モジュールを1,最下段の共通モジュールをNとする)個備える。K(1〜N−1までの整数)番目共通モジュールの直流電圧源の負極端と、K+1番目の共通モジュールの直流電圧源の正極端を接続する。また、K番目の共通モジュールの第4スイッチングデバイスと、K+1番目の共通モジュールの第1スイッチングデバイスと、を接続する。K番目の共通モジュールの直流電圧源の負極端とK+1番目の共通モジュールの直流電圧源の正極端との電圧選択回路の接続を共通とする。
代表的な回路として図6に、特許文献2の実施形態15を示す。フライングキャパシタと4つのスイッチングデバイスで構成された3レベルマルチレベル電力変換装置を2つを直列に接続し、5レベルの直流電圧源を構成している。
具体的には、直流電圧源はコンデンサCDC1,CDC2で構成されている。(CDC1はK番目の共通モジュールのコンデンサに,CDC2はK+1番目の共通モジュールのコンデンサに相当する。)コンデンサCDC1の正極端と負極端との間には第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4が直列接続されている。第1,第2スイッチングデバイスS1,S2の共通接続点と第3,第4スイッチングデバイスS3,S4の共通接続点との間には第1フライングキャパシタCFC1が接続されている。
また、コンデンサCDC2の正極端と負極端との間には第5〜第8スイッチングデバイスS5〜S8が直列接続されている。第5,第6スイッチングデバイスS5,S6の共通接続点と第7,第8スイッチングデバイスS7,S8の共通接続点との間には第2フライングキャパシタCFC2が接続されている。
前記コンデンサCDC1,CDC2,第1〜第8スイッチングデバイスS1〜S8,フライングキャパシタCFC1,CFC2により、各相共通の共通モジュールを構成している。
前記コンデンサCDC1の正極端、第2,第3スイッチングデバイスS2,S3の共通接続点、コンデンサCDC1,CDC2の共通接続点、第6,第7スイッチングデバイスS6,S7の共通接続点、コンデンサCDC2の負極端と出力端子U,V,Wとの間には各相毎に電圧選択回路が設けられる。以下、U相を代表して電圧選択回路について説明する。
コンデンサCDC1の正極端と第2,第3スイッチングデバイスS2,S3の共通接続点との間には第1,第2スイッチSU1,SU2が順次直列接続される。第6,第7スイッチングデバイスS6,S7の共通接続点とコンデンサCDC2の負極端との間には第9,第10スイッチングデバイスSU9,SU10が順次直列接続される。
第1,第2スイッチSU1,SU2の共通接続点と第9,第10スイッチSU9,SU10の共通接続点との間には第3〜第8スイッチSU3〜SU8が順次直列接続される。第3,第4スイッチSU3,SU4の共通接続点と、第7,第8スイッチSU7,SU8の共通接続点との間には第1〜第4ダイオードDU1〜DU4が順次直列接続される。
第4,第5スイッチングデバイスS4,S5の共通接続点(すなわち、コンデンサCDC1、DC2の共通接続点)と第2,第3ダイオードDU2,DU3の共通接続点が接続される。また、第5,第6スイッチSU5,SU6の共通接続点が出力端子Uとなる。V相,W相の電圧選択回路も同様に構成される。このように、5レベルの直流電圧源に電圧選択回路を3つ並列接続することにより、3相の電圧出力を実現している。
図7は制御ロジックを適用した第1〜第8スイッチングデバイスS1〜S8のオン/オフ状態の遷移例,及びそのときのU相,V相,W相の出力電位VOUT_U,VOUT_V,VOUT_WおよびU−V間,V−W間,W−U間の線間電圧VOUT_UV,VOUT_VW,VOUT_WUを示している。ただし、各相の電圧選択回路のスイッチの状態については省略している。
また、図8〜図10は各制御ステップにおける第1〜第8スイッチングデバイスS1〜S8,第1〜第10スイッチSU1〜SU10,SV1〜SV10,SW1〜SW10のオン/オフ状態および電流の状態を示した模式図である。
初期状態t0における各相の出力電位は次の通りである。
OUT_U=+E/4
OUT_V=+E/4
OUT_W=−E/4
U相,V相は第1フライングキャパシタCFC1,W相は第2フライングキャパシタCFC2を利用した電位を出力している。また、各相の出力電流の極性は、直流電圧源側から交流端子に向かう方向を正とすると以下の通りである。
OUT_U>0
OUT_V<0
OUT_W>0
第1フライングキャパシタCFC1の電流極性を制御する第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4は、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオン,第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオフの状態である。また、第2フライングキャパシタCFC2の電流極性を制御する第5〜第8スイッチングデバイスS5〜S8は、第6,第8スイッチングデバイスS6,S8がオン,第5,第7スイッチングデバイスS5,S7がオフの状態である。
この初期状態t0から、第1フライングキャパシタCFC1の電流極性を制御するスイッチングデバイス,第2フライングキャパシタCFC2の電流極性を制御するスイッチングデバイス両方のスイッチングパターンを切り替える場合の手順を以下に説明する。
まず、手順(1)(時刻t0→時刻tA→時刻tB)を開始する。U相,V相,W相は、それぞれ第1フライングキャパシタCFC1または第2フライングキャパシタCFC2を利用した電位を出力しているため、第1,第2フライングキャパシタCFC1,CFC2を利用しない電位に変更する。
U相およびV相は、+E/4を出力しているため、第1,第2フライングキャパシタCFC1,CFC2を利用しない電位で、かつ、1レベル分の変動で変更できる電位は、+E/2もしくは0となる。この例では+E/2を選択している。
U相とV相が異なる電位(例えばU相が+E/2,V相が0)に変動しないことで、この二つの線間電圧VOUT_UVにおいて、2レベルの電圧変化の発生を防止できる。
W相は−E/4を出力しているため、第1,第2フライングキャパシタCFC1,CFC2を利用しない電位で、かつ、1レベル分の変動で変更できる電位は、0もしくは−E/2となる。W相の利用している第2フライングキャパシタCFC2は、U相,V相の利用している第1フライングキャパシタCFC1とは異なるが、U相,V相とW相の線間電圧において2レベルの電圧変化を防止するため、W相の出力電位VOUT_Wは、U相,V相の電位変化の極性(正方向)と同じである0としている。
結果として、図8に示すように、手順(1)(初期状態t0から時刻tBまでの期間)において、線間電圧の2レベルの変化を防止できる。以上の解説を元に、第1〜第10スイッチの切り替え手順を説明する。
時刻tAにおいて第2,第8スイッチSU2,SV2,SW8をオフする。これによりV相電位VOUT_Vが+E/4から+E/2に変わる。次に、時刻tBにおいて、第1,第4,第5スイッチSU1,SV1,SW4,SW5をオンする。これによりU相電位VOUT_Uが+E/4から+E/2に、W相電位VOUT_Wが−E/4から0に変わる。
この相電位の変動では、2相以上が同時に電位変動することがあるが、電位の変動極性が同じなため、たとえ電位変動のタイミングに遅延やバラツキが発生したとしても、線間電圧に2レベルの電圧変化は発生しない。
また、これらは、通常の電位切り替えと同じ手順である。従って、各時間間隔は、通常の電位切り替え(インバータの直流電圧源短絡を防止するデッドタイム)と同じで良い。
次に、手順(2)を開始する。時刻tCにおいて第1,第3,第6,第8スイッチングデバイスS1,S3,S6,S8をオフする。次に、時刻tDにおいて、第2,第4,第5,第7スイッチングデバイスS2,S4,S5,S7をオンする。
手順(1)において、第1,第2フライングキャパシタCFC1,CFC2それぞれに流れる電流は遮断されているため、当然ながらこれらスイッチの変化が、各相電圧に影響を与えることはない。そのため、この動作によって、線間電圧の2レベル変化を防止できる。
時刻tBから時刻tCまでの間隔は、時刻tBによる電位の変動及び電流の転流が完了する時間以上とするのが望ましい(例えばデッドタイム相当)。時刻tCから時刻tDまでの間隔は、電流が遮断されているため、確実にスイッチングデバイスの切り替えが終了する時間相当とすれば良い。
最後に、手順(3)を開始する。手順(1)と逆の操作により、各相の電位を、元の電位に復帰させる。時刻tEにおいて、第1,第4,第5スイッチSU1,SV1,SW4,SW5をオフする。次に、時刻tFにおいて、第2,第8スイッチSU2,SV2,SW8をオンする。
時刻tDから時刻tEの時間間隔は、時刻tCから時刻tDまでと同様である。時刻tEから時刻tFの時間間隔は、通常の切り替え動作(デッドタイム)と同じでよい。
上記では、第1,第2フライングキャパシタCFC1,CFC2の両方の充放電パターンを切り替えているが、片方のみ切り替える場合は、その第1,第2フライングキャパシタCFC1,CFC2に関係する出力相のみ電位を変動させれば良い。これはフライングキャパシタが3つ以上の場合でも同じである。
第1,第2フライングキャパシタCFC1,CFC2の電流極性を制御するスイッチングデバイス群のパターン切り替え時に、事前、かつ、一時的に関係する相の電位を別の電位に変更し、また、その変更する電位の極性が一致するように制御する。その一時的な電位変更操作および、フライングキャパシタの電流極性を制御するスイッチ群のパターン切り替え操作によって発生する線間電圧の2レベルの電圧変動を防止できる。そのため、出力に接続される負荷(機器など)に対する電圧変化によるダメージ(絶縁破壊)を低減できる。
さらに、機器の絶縁に対する設計条件を緩和できることで低コスト化,小型化などが可能となる。
また、ダメージを抑制するために、インバータと負荷との間に挿入する出力フィルタなどの追加の機器の小型化・低コスト化や削減ができる。また、電圧変動によるノイズが低減し、ノイズ対策に伴う機器の追加などのコストやサイズの増大化を抑制できる。
[実施形態2]
本実施形態2は、フライングキャパシタCFCを利用する電位を出力する相が二つ以上存在し、フライングキャパシタCFCに流れる電流極性を逆転させる必要があるとき、以下の手順でスイッチングデバイス、スイッチの切り替え動作を行う。
(1)フライングキャパシタCFCを利用する電位を出力する相が複数存在するとき、それら各相のフライングキャパシタCFCへの電流経路を制御するスイッチを、相ごとに所定の時間以上の間隔をもって、かつ任意の相順でオフする。
(2)フライングキャパシタCFCに流れる電流極性を逆転させる充放電パターンの切り替えを行う。
(3)(1)で遮断したフライングキャパシタCFCへの電流経路を制御するスイッチを、相ごとに所定の時間以上の間隔をもって、かつ、任意の相順でオンする。
手順(1)で示した相毎にフライングキャパシタCFCへの電流経路を制御するスイッチをオフする際の時間間隔は、それら操作による電位変動に伴って、出力線間電圧が負荷に悪い影響を与えない範囲で短くするのが望ましい。
オフした相の電位変化が完了する前に、次の相をオフしないように、すなわち、複数相の間で電位の変動状態が重なってしまわないように、各相の電位変動幅や電位の時間に対する変化量、および、それらと主回路の構成要素・成分などによって発生する影響(サージ電圧や振動的な電位変動)などを考慮して、時間間隔を決定する。
フライングキャパシタCFCへの電流経路を制御するスイッチを相毎にオフする際の順番は、どのように選んでもよい。また、手順(3)でオンする際も同様である。手順(1)と手順(3)でその順番が異なっていても、一致していても、対称性をもって(1)と(3)で逆順となるようにしてもよい。
制御の簡単化のため、フライングキャパシタCFCを利用する電位を出力する相が二つ以上存在しない場合においても、上記手順(1)〜(3)を適用してよい。ただし、適用しない場合に対して、切り替えに要する時間がわずかに増加する可能性がある。
本実施形態2における制御手順を、図22の回路に適用したときの動作及びその作用について、例として説明する。
図11は制御手順を適用したスイッチングパターン(第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4,各スイッチSX1〜SX3,SY1〜SY3のオンオフ信号)及びそのときのX相,Y相の出力電位VOUT_X,VOUT_YおよびX−Y線間電圧VOUT_XYを示している。また、図12〜図14は各制御ステップにおける各スイッチングデバイス,スイッチのオン/オフ状態および電流の状態を示した模式図である。
初期状態t0は図24と同じく、フライングキャパシタCFCの充放電特性を決める(フライングキャパシタCFCの充放電電流極性を制御する)第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4の状態(充放電パターン)は、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオン,第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオフの状態である。
また、電圧選択回路1,2は、X相は第1,第2スイッチSX1,SX2がオフ,第3スイッチSX3(SX3A,SX3B)がオン,Y相は第1,第2スイッチSY1,SY2がオフ,第3スイッチSY3(SY3A,SY3B)がオンの状態である。これはX相,Y相いずれも端子P2の電位を出力している状態、すなわち、フライングキャパシタCFCを利用して電圧を出力している状態である。
X相の出力電流は直流側から交流側に流れており(IOUT_X>0),Y相の出力電流は交流側から直流側へ流れている(IOUT_Y<0)とする。
この状態から手順(1)を開始する。すなわち、X相,Y相のフライングキャパシタCFCにつながる第3スイッチSX3,SY3を順にオフする。まず、時刻tAにおいて第3スイッチSX3(SX3A,SX3B)をオフする。これによりX相のフライングキャパシタCFCへの電流経路が遮断され、第2スイッチSX2の逆並列ダイオードに転流するため、X相の出力電位VOUT_X=−E/2となる。
次に、時刻tBにおいて、第3スイッチSY3(SY3A,SY3B)をオフする。これによりY相のフライングキャパシタCFCへの電流経路が遮断され、電流が第1スイッチSY1の逆並列ダイオードに転流するため、Y相の出力電圧VOUT_Y=+E/2となる。
このときの線間電圧VOUT_XYは、初期状態t0でVOUT_XY=0から、時刻tAにおいて−E/2,時刻tBにおいて−Eへと変化する。電位の変化は1レベルずつであり、2レベルの電位変化は防止される。
時刻tAから時刻tBへの時間間隔は、操作による電位変動に伴って、線間電圧VOUT_XYが負荷に悪い影響を与えない範囲で短くする。時刻tAでX相のフライングキャパシタCFCへの電流遮断を行うことで、X相の出力端子の電位が0から−E/2へと変動を開始するが、それには一定の時間がかかる。過渡的に電位変動中に、時刻tBによるY相の遮断動作を開始してしまうと、X―Y相の線間電圧VOUT_XYにとってはX相,Y相の電位変動の影響が重なり、実質的に2レベルの同時変化と同様の電圧変動が発生する。
例えば、電圧変動の時間当たりの変化量は2レベル同時変動時と同じとなり、サージ電圧の増大など負荷に対する悪影響がある。また、X相のその変動にともなって、出力端子から負荷端子の間のインピーダンスなどによって、振動的な電位変動が発生・持続することがあるが、それが充分完了する前にY相の遮断動作を開始すると、この場合もそれぞれの影響が重なってしまう可能性がある。
従って、そのような影響を考慮した上で、可能な範囲で短い時間間隔にするのが望ましい。以上の操作により、フライングキャパシタCFCに流れていた出力電流が遮断され、フライングキャパシタCFCの電流極性を制御するスイッチ群の操作が、出力の相電位に影響を与えない状態が得られる。また、上記の操作中において、X−Y間の線間電圧VOUT_XYにおける2レベルの電位変動の発生を防止できる。
次に、手順(2)を開始する。時刻tCにおいて、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3をオフする。次に、時刻tDにおいて第2,第4スイッチングデバイスS2,S4をオンすることで、直流電圧源に接続されるフライングキャパシタCFCの極性が反転し、充放電パターンの切り替えが完了する。
時刻tBから時刻tCの間隔は、時刻tCにおいて電流がフライングキャパシタCFCを利用する経路(電位)から利用しない経路(電位)に切り替わる場合に想定される転流完了時間とするのが望ましい。また、時刻tCから時刻tDの間隔は、第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4のスイッチ動作が確実に終了する時間だけ確保するのが望ましい。
このフライングキャパシタCFCの充放電パターンの切り替え動作中において、相の電位および線間の電圧変化は発生しない。そのため、従来発生していた2レベルの電位変化も発生しない。
最後に、手順(3)を開始する。手順(1)とは逆に、時刻tEで第3スイッチSX3をオンし、時刻tFで第3スイッチSY3をオンする。このとき、相電位の変化および線間電圧の変化には、手順(1)と同じ電圧で時系列的に逆の波形となる。従って、線間電圧の2レベル変化は発生しない。各切り替え時間間隔は、これまでと同様でよい。
以上のように、フライングキャパシタCFCへの電流経路を相毎に一定の時間間隔をもって一時的に遮断し、その後にフライングキャパシタCFCの充放電パターンを切り替えることで、その切り替え操作中に発生する線間電圧の2レベルの同時変化を防止できる。
また、一時的にフライングキャパシタCFCへの電流経路を遮断及び復帰(再導通)させる操作において、複数相間で一定の時間間隔を持って行うことで、その電位変動によって発生する可能性のあるX−Y間の線間電圧VOUT_XYの2レベル変化を防止することができる。
例では、出力相数が2相であるが、3相以上の場合においても、同様の制御により同様の効果が得られる。ただし、相数の増加に伴い、フライングキャパシタCFCへの電流経路の遮断・復帰操作の手順数が増加し、充放電切り替え操作の総時間が増加する。また、例では電圧選択回路1,2にT型の3レベル回路を適用しているが、スイッチとダイオードで構成されるNPC型など、別の回路構成においても同様の効果が得られる。
複数のフライングキャパシタ式マルチレベル回路を複数段直列に接続し、複数のフライングキャパシタを有する多レベル回路を構成した場合における動作および作用を,例を用いて説明する。
ここでは、実施形態1と同様に図6を用いて説明する。
図15は制御ロジックを適用した第1〜第8スイッチングデバイスS1〜S8のオン/オフ状態の遷移例,及びそのときのU相,V相,W相の出力電位VOUT_U,VOUT_V,VOUT_WおよびU−V間,V−W間,W−U間の線間電圧VOUT_UV,VOUT_VW,VOUT_WUを示している。ただし、各相の電圧選択回路のスイッチの状態については省略している。
また、図16〜図18は各制御ステップにおける第1〜第8スイッチングデバイスS1〜S8,第1〜第10スイッチSU1〜SU10,SV1〜SV10,SW1〜SW10のオン/オフ状態および電流の状態を示した模式図である。初期状態t0における各相の出力電位は次の通りである。
OUT_U=+E/4
OUT_V=+E/4
OUT_W=−E/4
U相,V相は第1フライングキャパシタCFC1,W相は第2フライングキャパシタCFC2を利用した電位を出力している。
また、各相の出力電流の極性は、直流電圧源側から交流端子に向かう方向を正とすると以下の通りである。
OUT_U>0
OUT_V<0
OUT_W>0
第1フライングキャパシタCFC1の電流極性を制御する第1〜第4スイッチングデバイスS1〜S4は、第1,第3スイッチングデバイスS1,S3がオン,第2,第4スイッチングデバイスS2,S4がオフの状態である。また、第2フライングキャパシタCFC2の電流極性を制御する第5〜第8スイッチングデバイスS5〜S8は、第6,第8スイッチングデバイスS6,S8がオン,第5,第7スイッチングデバイスS5,S7がオフの状態である。
この初期状態t0から、第1フライングキャパシタCFC1の電流極性を制御するスイッチングデバイス,第2フライングキャパシタCFC2の電流極性を制御するスイッチングデバイス両方のスイッチングパターンを切り替える場合の手順を以下に説明する。
まず、手順(1)(時刻t0→時刻tA→時刻tB→時刻tC)を開始する。U相,V相,W相の第1,第2フライングキャパシタCFC1,CFC2への電流経路となるスイッチを、特定の時間間隔をもってオフすることで、線間電圧における2レベルの電圧変化を防止する。
時刻tAにおいて、第2,第3スイッチSU2,SU3をオフする。これにより、第1フライングキャパシタCFC1を流れる電流経路が遮断され、第1,第2ダイオードDU2,DU1,第4,第5スイッチSU4,SU5を通る経路に転流するため、U相電位VOUT_Uは+E/4から0へと変化する。
次に、時刻tBにおいて、第2,第3スイッチSV2,SV3をオフする。これにより第1フライングキャパシタCFC1を流れる電流経路が遮断され、第1,第3,第4,第5スイッチSV1,SV3,SV4,SV5の逆並列ダイオードを通る経路に転流するため、V相電位VOUT_Vは+E/4から+E/2へと変化する。
さらに、時刻tCにおいて、第8,第9スイッチSW8,SW9をオフする。これにより第2フライングキャパシタCFC2を流れる電流経路が遮断され、第10,第8,第7,第6スイッチSW10,SW8,SW7,SW6の逆並列ダイオードを通る経路に転流するため、W相電位VOUT_Wは−E/4から−E/2へと変化する。
これら相電位の変動は、2相以上が同時に電位変動することはない。従って、線間電圧VOUT_UV,VOUT_VW,VOUT_WUに同時の2レベルの電圧変化は発生しない。加えて、各相のオフするタイミングを、各相の電位変動とそれによる電位の振動などの現象を考慮した時間だけずらすことによって、線間電圧VOUT_UV,VOUT_VW,VOUT_WUに2レベルの電圧変化は発生しない。
例ではU相,V相,W相の順序としたが、どのような順序にしても上記の効果は得られるため,順序は任意で良い。
次に、手順(2)を開始する。時刻tDにおいて第1,第3,第6,第8スイッチングデバイスS1,S3,S6,S8を遮断する。次に、時刻tEにおいて、第2,第4,第5,第7スイッチングデバイスS2,S4,S5,S7をオンする。
手順(1)において、第1,第2フライングキャパシタCFC1,CFC2それぞれに流れる電流は遮断されているため、当然ながらこれらスイッチングデバイスの変化が、各相電圧に影響を与えることはない。そのため、この動作によって、線間電圧VOUT_UV,VOUT_VW,VOUT_WUの2レベル変化を防止できる。
時刻tCから時刻tDまでの間隔は、時刻tCによる電位の変動及び電流の転流が完了する時間以上とするのが望ましい(例えばデッドタイム相当)。時刻tDから時刻tEまでの間隔は、電流が遮断されているため、確実にスイッチの切り替えが終了する時間相当とすれば良い。
最後に、手順(3)を開始する。手順(1)で遮断した第1,第2フライングキャパシタCFC1,CFC2への電流経路を再度復帰させ、各相電位を元の大きさに復帰させる。時刻tFにおいて、第1,第2スイッチSU2,SU3をオンする。次に、時刻tGにおいて、第2,第3スイッチSV2,SV3をオンする。最後に、時刻tHにおいて第8,第9スイッチSW8,SW9をオンする。
時刻tEから時刻tFの時間間隔は、時刻tDから時刻tEまでと同様である。時刻tFから時刻tG,時刻tGから時刻tHの時間間隔は、時刻tAから時刻tB,時刻tBから時刻tCの時と同様に、各相の電位変動の影響が重ならない程度の時間間隔とするのが望ましい。
上記では、第1,第2フライングキャパシタCFC1,CFC2の両方の充放電パターンを切り替えているが、片方のみ切り替える場合は、その第1,第2フライングキャパシタCFC1,CFC2に関係する出力相のみ第1,第2フライングキャパシタCFC1,CFC2への電流経路となるスイッチをオン・オフ制御すれば良い。これはフライングキャパシタが3つ以上の場合でも同じである。
以上のように、フライングキャパシタが複数ある場合においても、同様の手法で線間電圧の2レベルの電圧変動を防止できる。
フライングキャパシタの電流極性を制御するスイッチ群のパターン切り替え時に、事前、かつ一時的に関係する相のフライングキャパシタへの電流経路を遮断する。また、その電流経路の遮断、および再導通を行う各相のタイミングをずらすことによって、その一時的なフライングキャパシタへの電流経路遮断操作および、フライングキャパシタの電流極性を制御するスイッチ群のパターン切り替え操作によって発生する線間電圧の2レベルの電圧変動を防止できる。そのため、出力に接続される負荷(機器など)に対する電圧変化によるダメージ(絶縁破壊)を低減できる。
さらに、機器の絶縁に対する設計条件を緩和できることで低コスト化,小型化などが可能となる。また、ダメージを抑制するために、インバータと負荷との間に挿入する出力フィルタなどの追加の機器の小型化・低コスト化や削減ができる。また、電圧変動によるノイズが低減し、ノイズ対策に伴う機器の追加などのコストやサイズの増大化を抑制できる。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
1,2…電圧選択回路
3…充放電制御部
4…電圧選択回路制御部
5…電圧指令/キャリア信号比較部
6…ゲート信号補正部

Claims (5)

  1. 各相共通の直流電圧源の正極端と負極端との間に順次直列接続された各相共通の第1〜第4スイッチングデバイスと、前記第1,第2スイッチングデバイスの共通接続点と前記第3,第4スイッチングデバイスの共通接続点との間に接続された各相共通のフライングキャパシタと、を有する共通モジュールと、
    前記直流電圧源の正極端、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点、前記直流電圧源の負極端と出力端子との間にスイッチを有し、前記直流電圧源の正極端、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点、前記直流電圧源の負極端のうち何れかを選択して出力端子との間を接続状態とする各相の電圧選択回路と、を備えた、相数が2以上のマルチレベル電力変換装置の制御方法であって、
    前記第1,第3スイッチングデバイスをオン、前記第2,第4スイッチングデバイスをオフの状態と、前記第1,第3スイッチングデバイスをオフ、前記第2,第4スイッチングデバイスのオンの状態と、の間の状態遷移前に、
    電圧選択回路制御部が、第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点を選択している相の電圧選択回路を、すべて前記直流電圧源の正極端、または、すべて前記直流電圧源の負極端に変更する第1ステップと、
    充放電制御部が、前記第1,第3スイッチングデバイスをオン、前記第2,第4スイッチングデバイスをオフの状態と、前記第1,第3スイッチングデバイスをオフ、前記第2,第4スイッチングデバイスのオンの状態と、の間の状態遷移を行う第2ステップと、
    前記電圧選択回路制御部が、前記第2ステップ後に、前記第1ステップで前記直流電圧源の正極端、または、前記直流電圧源の負極端を選択した相の電圧選択回路を、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点に変更する第3ステップと、を有することを特徴とするマルチレベル電力変換装置の制御方法。
  2. 各相共通の直流電圧源の正極端と負極端との間に順次直列接続された各相共通の第1〜第4スイッチングデバイスと、前記第1,第2スイッチングデバイスの共通接続点と前記第3,第4スイッチングデバイスの共通接続点との間に接続された各相共通のフライングキャパシタと、を有する共通モジュールと、
    前記直流電圧源の正極端、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点、前記直流電圧源の負極端と出力端子との間にスイッチを有し、前記直流電圧源の正極端、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点、前記直流電圧源の負極端のうち何れかを選択して出力端子との間を接続状態とする各相の電圧選択回路と、を備えた、相数が2以上のマルチレベル電力変換装置の制御方法であって、
    前記第1,第3スイッチングデバイスをオン、前記第2,第4スイッチングデバイスをオフの状態と、前記第1,第3スイッチングデバイスをオフ、前記第2,第4スイッチングデバイスのオンの状態と、の間の状態遷移前に、
    電圧選択回路制御部が、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点を選択している相の電圧選択回路を、前記直流電圧源の正極端または前記直流電圧源の負極端に相毎に一定の時間間隔をもって変更する第1ステップと、
    充放電制御部が、前記第1,第3スイッチングデバイスをオン、前記第2,第4スイッチングデバイスをオフの状態と、前記第1,第3スイッチングデバイスをオフ、前記第2,第4スイッチングデバイスのオンの状態と、の間の状態遷移を行う第2ステップと、
    前記電圧選択回路制御部が、前記第2ステップ後に、前記第1ステップで前記直流電圧源の正極端、または、前記直流電圧源の負極端を選択した相の電圧選択回路を、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点に相毎に一定の時間間隔をもって変更する第3ステップと、有することを特徴とするマルチレベル電力変換装置の制御方法。
  3. 前記マルチレベル電力変換装置は、
    前記共通モジュールをN(N=2以上の整数)個備え、
    K(1〜N−1までの整数)番目の前記共通モジュールの直流電圧源の負極端と、K+1番目の前記共通モジュールの直流電圧源の正極端を接続し、
    K番目の前記共通モジュールの第4スイッチングデバイスと、K+1番目の前記共通モジュールの第1スイッチングデバイスと、を接続し、
    K番目の前記共通モジュールの直流電圧源の負極端とK+1番目の前記共通モジュールの直流電圧源の正極端との前記電圧選択回路の接続を共通とすることを特徴とする請求項1または2記載のマルチレベル電力変換装置の制御方法。
  4. 各相共通の直流電圧源の正極端と負極端との間に順次直列接続された各相共通の第1〜第4スイッチングデバイスと、前記第1,第2スイッチングデバイスの共通接続点と前記第3,第4スイッチングデバイスの共通接続点との間に接続された各相共通のフライングキャパシタと、を有する共通モジュールと、
    前記直流電圧源の正極端、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点、前記直流電圧源の負極端と出力端子との間にスイッチを有し、前記直流電圧源の正極端、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点、前記直流電圧源の負極端のうち何れかを選択して出力端子との間を接続状態とする各相の電圧選択回路と、を備えた、相数が2以上のマルチレベル電力変換装置であって、
    前記第1,第3スイッチングデバイスをオン、前記第2,第4スイッチングデバイスをオフの状態と、前記第1,第3スイッチングデバイスをオフ、前記第2,第4スイッチングデバイスのオンの状態と、の間の状態遷移前に、
    前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点を選択している相の電圧選択回路を、すべて前記直流電圧源の正極端、または、すべて前記直流電圧源の負極端に変更する電圧選択回路制御部と、
    前記第1,第3スイッチングデバイスをオン、前記第2,第4スイッチングデバイスをオフの状態と、前記第1,第3スイッチングデバイスをオフ、前記第2,第4スイッチングデバイスのオンの状態と、の間の状態遷移を行う充放電制御部と、を備え、
    前記電圧選択回路制御部が、
    前記状態遷移前に前記直流電圧源の正極端、または、前記直流電圧源の負極端に変更した相の電圧選択回路を、前記状態遷移後に、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点に変更することを特徴とするマルチレベル電力変換装置。
  5. 各相共通の直流電圧源の正極端と負極端との間に順次直列接続された各相共通の第1〜第4スイッチングデバイスと、前記第1,第2スイッチングデバイスの共通接続点と前記第3,第4スイッチングデバイスの共通接続点との間に接続された各相共通のフライングキャパシタと、を有する共通モジュールと、
    前記直流電圧源の正極端、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点、前記直流電圧源の負極端と出力端子との間にスイッチを有し、前記直流電圧源の正極端、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点、前記直流電圧源の負極端のうち何れかを選択して出力端子との間を接続状態とする各相の電圧選択回路と、を備えた、相数が2以上のマルチレベル電力変換装置であって、
    前記第1,第3スイッチングデバイスをオン、前記第2,第4スイッチングデバイスをオフの状態と、前記第1,第3スイッチングデバイスをオフ、前記第2,第4スイッチングデバイスをオンの状態と、の間の状態遷移前に、
    前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点を選択している相の電圧選択回路を、前記直流電圧源の正極端または前記直流電圧源の負極端に相毎に一定の時間間隔をもって変更する電圧選択回路制御部と、
    前記第1,第3スイッチングデバイスをオン、前記第2,第4スイッチングデバイスをオフの状態と、前記第1,第3スイッチングデバイスをオフ、前記第2,第4スイッチングデバイスをオンの状態と、の間の状態遷移を行う充放電制御部と、を備え、
    前記電圧選択回路制御部が、
    前記状態遷移前に前記直流電圧源の正極端、または、前記直流電圧源の負極端に変更した相の電圧選択回路を、前記状態遷移後に、前記第2,第3スイッチングデバイスの共通接続点に相毎に一定の時間間隔をもって変更することを特徴とするマルチレベル電力変換装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110932589A (zh) * 2019-12-18 2020-03-27 华中科技大学 一种降低逆变器交流侧共模电压的svpwm调制方法
CN113497548A (zh) * 2020-04-01 2021-10-12 现代自动车株式会社 直流-直流转换器
CN114884429A (zh) * 2022-05-12 2022-08-09 中国矿业大学 开关磁阻电机电容储能型多电平拓扑及其控制方法
CN118842312A (zh) * 2024-09-20 2024-10-25 深圳市极测科技有限公司 一种双向稳压电路的控制方法和功率变换器

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