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JP2018143388A - 加熱用容器 - Google Patents

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JP2018143388A
JP2018143388A JP2017039935A JP2017039935A JP2018143388A JP 2018143388 A JP2018143388 A JP 2018143388A JP 2017039935 A JP2017039935 A JP 2017039935A JP 2017039935 A JP2017039935 A JP 2017039935A JP 2018143388 A JP2018143388 A JP 2018143388A
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博 篠原
Hiroshi Shinohara
博 篠原
山田 寛
Hiroshi Yamada
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SHIRATAKI SHUZO KK
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Abstract

【課題】被加熱物の想定した上昇温度や加熱時間が安定して得られる加熱容器を提供する。【解決手段】加熱用容器1は、筒部材10と、内部に発熱開始剤32がシール部材A39で封入された第一容器部材30と、所定の力を加えることで筒部材10の奥方向に摺動しながら移動可能なように取り付けられ、内部に発熱剤42がシール部材A39と対向する側をシール部材B49で封入されている第二容器部材40と、第二容器部材40の内部にあって発熱剤42を囲む様に設けられた3個以上の突起部が設けられており、3個以上の突起部の内少なくとも1個にはシール部材A39とシール部材B49を開封する尖った尖端突起部が設けられ、3個以上の突起部の内少なくとも1個には尖端突起部よりも低い高さで先端に丸みを帯びさせた曲面端突起部52、53が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、対象物を加熱したい場合に、適当な加熱手段を用意できない屋外や非常時等に、簡易な手段で、被加熱物が加熱できる加熱用容器に関する。
現在、飲料を含めた食品、特に加工食品については、長期保存や運搬を容易にできることから、金属、合成樹脂や紙等に密閉した状態で流通させる場合が多い。所謂、缶詰、缶飲料、アルミラミネート袋入り飲料や食品、ペットボトル飲料、紙パック飲料等(以下、「パック食品」と略して説明する。)である。これらのパック食品に関しては、加工されている段階では内部の食品は加熱されている場合もあるが、販売される段階では、内部の食品は外気温度と同じになっており冬等の寒い季節では内部の食品は冷たいものとなっている。
一方、これらのパック食品については、食品自体が温めて食べた方が美味しいとされる場合や、寒い時期では暖かい食品を食べることで暖を取りたい場合や、冷たい食品のままでは飲食することが難しい場合もある。例えば、食品が飲料の場合は、清酒、焼酎、コーヒー、紅茶、スープ等であり、固形物と液体の混在した食品や流動体の食品の場合は、豆腐、おでん、味噌汁、カレールー、ミートスパゲッティ用のルー等である。
このような被加熱物を加熱する容器として、本件出願人において、特許文献1の加熱用容器を提案している。また、パック食品のみならず、おしぼりや塗料等についても、温めて使用した方が使用感や使いやすいものもある。そこで以降、前述のパック食品や、おしぼり等の温めた方が良い対象物に関して被加熱物と呼んで説明する。
特開2016―182309号公報
しかしながら、本件出願人が出願した特許文献1の加熱容器については、保管や輸送の利便性を図るためには、発熱剤である生石灰を、シール部材Bで第二容器部材内部に密閉する構成を選択する必要がある。そしてこの生石灰を密封しているシール部材Bについては、発熱開始剤である水と反応させる前に開封する必要があるが、開封された後のシール部材Bは第二容器部材の内部に残ることになり、シール部材Bの第二容器部材の内部における位置は安定せず、場合によってはシール部材Bが発熱剤である生石灰を覆ってしまい、発熱剤である生石灰への発熱開始剤である水が混じり合うことを阻害すると言う問題があった。
そして発熱剤である生石灰への発熱開始剤である水の混じり合うことが阻害されれば、生石灰に水が混じり合うまでの時間を遅らせる場合や、さらには、生石灰全体に水が混合しない場合が発生した。
また、水と反応した生石灰の熱で水蒸気が発生した場合でも、水蒸気の発生をシール部材Bが阻害することで、水蒸気の時間当たりの発生量を少なくさせる場合もあった。
そして結果、加熱容器内で加熱される被加熱物の想定される加熱時間が長くなる場合や、被加熱物自体の想定されている到達温度まで上がらない場合があるなどの、加熱時間や想定されている到達温度が安定しないと言う問題があった。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
第1発明の加熱用容器は、
内部に被加熱物を納め、前記被加熱物の開け口に上側開口部が密着し、前記被加熱物の側面と所定の間隔を有し、下側開口部を有する筒部材と、
前記筒部材の内面側から所定の隙間を設けて前記筒部材の内部に載置され、内部に発熱開始剤が前記下側開口部の向かう側がシール部材Aで封入され、前記被加熱物の底面に密着する第一容器部材と、前記筒部材の下側開口部の内面に嵌合して、所定の力を加えることで前記筒部材の奥方向に摺動しながら移動可能なように取り付けられ、内部に発熱剤と、開封部材が前記シール部材Aと対向する側をシール部材Bで封入されている第二容器部材と、前記第二容器部材の内部にあって前記発熱剤を囲む様に設けられた3個以上の突起部が設けられており、前記3個以上の突起部の内少なくとも1個には前記シール部材Aと前記シール部材Bを開封する尖った尖端突起部が設けられ、前記3個以上の突起の内少なくとも1個には前記尖端突起部よりも低い高さで先端に丸みを帯びさせた(アールを付けた)曲面端突起部が設けられている。
第2発明の加熱用容器は、請求項1記載の発明において、前記尖端突起部を2個以上設け、前記尖端突起部の1個には、前記シール部材Aと前記シール部材Bに突き刺さり難くなる止部が設けられている。
第3発明の加熱用容器は、請求項1または請求項2記載の発明において、前記曲面端突起部が2個以上設け、前記曲面端突起部同士の間隔を他の突起部との間隔よりも狭い間隔にしている。
以上のような技術的手段を有することにより、以下の効果を有する。
第1発明によれば、曲面端突起部が設けられていることで、シール部材Bを破らずにシール部材Bを、発熱剤である生石灰に近づくことを防止することが可能となり、安定した蒸気の発生することができ、被加熱物の想定した上昇温度や加熱時間を安定させることが可能となる。
第2発明によれば、第1発明の効果に加え、前記尖端突起部の1個には、前記シール部材Aと前記シール部材Bに突き刺さり難くなる止部が設けられているので、さらに、発熱剤である生石灰に近づくことを防止することが可能となり、安定した蒸気の発生することができ、被加熱物の想定した上昇温度や加熱時間を安定させることが可能となる。
第3発明によれば、第1発明または第2発明の効果に加え、前記曲面端突起部が2個以上設け、前記曲面端突起部同士の間隔を他の突起部との間隔よりも狭い間隔にしているので、曲面端突起部が2個の間隔での確実な水の流入や、蒸気が移動する経路を確保することが可能となり、さらに被加熱物の想定した上昇温度や加熱時間を安定させることが可能となる。
本発明に係る第1の実施形態の加熱用容器の分解図である。 本発明に係る第1の実施形態の第二容器の斜視図である。 本発明に係る第1の実施形態の第二容器の平面図と断面図である。 本発明に係る第1の実施形態の加熱用容器の組立外観図である。 本発明に係る第1の実施形態の加熱用容器の断面図で加熱状況説明図である。 本発明に係る第1の実施形態の加熱用容器の断面図で加熱状況説明図である。 本発明に係る第1の実施形態の加熱用容器の断面図で加熱状況説明図である。 本発明に係る第1の実施形態の加熱用容器の断面図で加熱状況説明図である。 本発明に係る第1の実施形態の加熱用容器の断面図で加熱状況説明図である。 本発明に係る第2の実施形態の第二容器の平面図と断面図である。 本発明に係る第3の実施形態の第二容器の平面図と断面図である。 本発明に係る第4の実施形態の第二容器の平面図と断面図である。 本発明に係る第5の実施形態の第二容器の平面図と断面図である。
本発明にかかる加熱用容器についての実施の形態について図1乃至図9に基づき説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
本発明の加熱用容器について、図1の加熱用容器1の分解図を用いて、加熱用容器1の構成及び組立方法について説明する。
加熱用容器1を大きく分けると、筒部材10と、第一容器部材30と第二容器部材40とで構成されている。
筒部材10は、上部筒部材11と、下部筒部材21により分割されており、上部筒部材11の下側開口部12に下部筒部材21の上側開口部22を差し込むことで、一体に結合できるようになっている。上部筒部材11と、下部筒部材21の結合が簡単に外れない様に、上部筒部材11の対向する2ヶ所に長方形の角孔13が開けられており、下部筒部材21の上側開口部22の上端には、上部筒部材11の角孔13に結合する箇所に釣り針のかえし状が付いた抜け止め防止付爪23が設けられている。
上部筒部材11は、円筒形の側壁部14を有しており、この側壁部14は上側と下側で2つの異なった径になる様に途中で径を変化させた形状に形成されている。下側開口部12側の内径は、被加熱物6の外周と所定の隙間(5〜10ミリメートル)が得られる様に形成されている。また。上側開口部15は側壁部14の上端で内側に断面「略逆U字」状に折り曲げられ、上側開口部15の所定の範囲においては、二重の側壁部14を有するように形成されている。上側開口部15の折り曲げがない箇所の内径は、被加熱物6の外径とほぼ等しいか、または若干小さい径となっており、上側開口部15の二重になった箇所の内径は、被加熱物6の外径よりも若干小さくなるように、形成されている(図5を参照)。
下部筒部材21は、ほぼ同一の径の円筒形の側壁部25を有し、上側開口部22と下側開口部24は、ほぼ同じ径で、上部筒部材11の下側開口部12側の内径と同様の内径に形成されている。下部筒部材21の下側開口部24側端においては、外周側全周にすべり止め用の膨張部26が設けられており、内面側には、所定の幅(5〜15ミリメートル)でわずかに(0.5〜2ミリメートル)爪状に突出させた複数の突起27が設けられている。この突起27は、後述する第二容器部材40に外周面に設けられている溝46に嵌合して第二容器部材40の筒部材10(下部筒部材21)からの脱落を防止する(図5を参照)。上部筒部材11は、被加熱物6の開封口が設けられた上部付近を納め、被加熱物6の大部分を下部筒部材21が納めている。
第一容器部材30は、第一容器31と、内部に納められている本実施形態においては水の発熱開始剤32と、第一容器31の下側に向いた第一容器31の開口部を覆うシール部材A39から構成されている。第一容器31は、上面が球面状に膨らんだ天部34と、第一容器21の筒状の側壁部35から等間隔に六方向に一定の長さで突出する脚部36により構成されている。発熱開始剤32の水の量については、後述する生石灰の発熱剤42が加熱に必要な量が入れられている。
天部34とこの周囲から下方に延ばされた側壁部35により、第一容器31は下方に第一容器31の開口部の有る器(うつわ)状に形成されている。第一容器31の筒状の側壁部35から等間隔に六方向に突出する脚部36は、下部筒部材21の内部にあって、第一容器31の側壁部35の外面の全周と、下部筒部材21の内面との間において、脚部36を除き一定の幅の隙間(5〜10ミリメートル)を有すように設けられている。
また、側壁部35の下側に延びる長さは均一ではなく、第一容器31の開口部は水平方向から、やや斜めになる様下方に向かって開口している。
第二容器部材40は、第二容器41と、第二容器41の内部に納められている発熱剤42と、第二容器41の上側に向いた第二容器41の開口部を覆うシール部材B49から構成されている。なお、発熱剤42は本実施形態においては粉末の生石灰(酸化カルシウム)であり、粉末の生石灰は、被加熱物6の加熱に必要な量だけ、水や空気を透過する紙や布等の袋に入れられている。発熱剤42を紙や布等の袋に入れるのは、生石灰の粉末は、人の肌に触れた場合や、これを吸い込んだ場合には人体に対して有害であるので、作業性や、使用後の処理性の向上が可能となるからである。なお、生石灰に水が混合した溶液は強いアルカリ性であり、これも肌に付着する有害となる。
第二容器41は、上部に第二容器41の開口部があり、底部44の周囲に上方に直立した筒状の側壁部45が設けられた器(うつわ)状に形成されている。側壁部45の外周径は、下部筒部材21の内周に摺動可能な径で形成されており、側壁部45の高さは、発熱剤42を納めた状態で、発熱開始剤32が全て流れ込んだとしても、溢れることのない容積となる様に形成されている。
また、側壁部45の上端には、シール部材B49の外周を取り付けるための上部平面45aが設けられている。側壁部45の外側側面には、下部筒部材21の内周と摺動が容易になる様に側壁溝45bが設けられている。
底部44の外縁部には、側壁部45の径よりも少しだけ小さく(0.5〜2ミリメートル)した溝46が全周に設けられており、溝46の底部側の端については側壁部45の径よりも少しだけ大きく(0.1〜1ミリメートル)なるように形成され、先端に行くほど薄くなる鍔部47が形成されている。第二容器部材40の溝46と鍔部47と、下部筒部材21の突起27が設けられていることにより、第二容器部材40の下部筒部材21の脱落を防止すると共に、第二容器部材40が簡単に下部筒部材21の内部に入らないようになっている。
第二容器41について、図2と図3を用いてさらに詳しく説明する。図2は、第二容器41の斜視図であり、図3は、図3(a)が第二容器41の平面図であり、図3(b)は図3(a)のA―Aでの断面図、図3(c)は図3(a)のB―Bでの断面図である。底部44の上側で、第二容器41の内部には複数本(本実施形態においては4本)の突起群(複数本の突起部を突起群と呼ぶ。以下同じ。)が底部44の上側から起立するように設けられている。突起群には、1個のW型尖端突起部51と、曲面端突起部52、53と、1個のV型尖端突起部54の形状の異なる突起がある。
突起群は、第一容器部材30の側壁部35の内面に収まる範囲で配置されると同時に、発熱剤42の周囲を囲む様に設けられている。また、一組の曲面端突起部52、53を1箇所として、W型尖端突起部51の1箇所と、V型尖端突起部54の1箇所の関係は、第二容器41の内部の円形を略3分割する関係にして設けられている。
W型尖端突起部51は、図3(a)の平面図での形状が、「Wの字」の形状をしており、両端と中央部の計3箇所において鋭角に尖った尖端を備えている。また、W型尖端突起部51の3個の尖端の中間部の谷に当たる部分については、シール部材A39とシール部材B49に突き刺さり難くなる止部61となっている。V型尖端突起部54は、図3(a)の平面図での形状が、「Vの字」の形状をしており、中央に1個の鋭角に尖った尖端を備えている。W型尖端突起部51とV型尖端突起部54の尖端までの高さは、上部平面45aの位置よりも、やや低い位高さ(2〜3ミリメートル低い高さ)になるようにしてある。
曲面端突起部52、53は、図3(a)の平面図での形状が、長円状(俵状)をしており、長円状の先端には角の部分に丸み(アール)を付けた先端が曲面の形状となっている。曲面端突起部52、53の先端までの高さは、W型尖端突起部51とV型尖端突起部54の尖端までの高さよりも、やや低い位高さ(2〜3ミリメートル低い高さ)になるようにしてある。曲面端突起部52と曲面端突起部53と関係は、曲面端突起部52と曲面端突起部53との間隔を3〜5ミリメートルにして、W型尖端突起部51やV型尖端突起部54との間隔よりも狭めた状態で並べて設けられている。
また、第一容器部材30と第二容器部材40の関係については、第二容器部材40が、第一容器部材30に向かって下部筒部材21の内部を摺動して行く場合には、第一容器部材30の大部分が第二容器部材40の内側に入る様に、第一容器部材30の側壁部35及び、脚部36の側壁部35に近い側については、第二容器部材40の側壁部45の内周よりも小さい大きさになるように形成されている。
上部筒部材11と、下部筒部材21と、第一容器31と、第二容器41は、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ABS樹脂等の硬質で、摂氏100度程度の耐熱性を有した合成樹脂を用いて成型されている。
また、シール部材A39と、シール部材B49については、水や空気を通さない材質のフィルム状の材質である。フィルム状の材質の一例としては、アルミ箔の両面にポリプロピレンやポリエチレンテレフタレートを貼り付けた、所謂、アルミラミネートフィルムがあり、本実施形態においては、シール部材A39とシール部材B49はアルミラミネートフィルムが用いられている。
シール部材A39は第一容器31の開口部を覆うことが可能な程度の径の円形に加工されており、第一容器31の開口部側の側壁部35の下端に水平方向から、やや斜めになる様に熱で溶着されている。また、シール部材B49は第二容器41の開口部を覆うことが可能な程度の径の円形に加工されており、第二容器41の開口部周囲の上部平面45aに熱によって溶着されている。本実施形態においては、組立が容易なため溶着としているが、接着剤を使用した接着としても良い。
第一容器31の内部に、発熱開始剤32の水を入れ、シール部材A39で第一容器31を密封された状態にすることにより、第一容器部材30の組立品は完成する。また、第二容器41の内部の複数の開封部材47が囲む箇所(第二容器41の中央部)に、発熱剤42の生石灰を袋に入ったままで入れ、シール部材B49で第二容器41を密封された状態にすることで第二容器部材40の組立品は完成する。
発熱剤42と発熱開始剤32については、加熱に必要な熱量を発生する組合せであれば、生石灰と水の組み合わせ以外でも良い。例えば塩化カルシウムと水の組合せによるものである。また、発熱剤42の粉末の生石灰に粉末のアルミニウムを混合して、水と生石灰が反応して、水酸化カルシウムと反応熱が発生し,第二段階として粉末アルミニウムと水酸化カルシウムと水が反応しさらに反応熱を発生させる様にしても良い。
加熱用容器1への被加熱物6を入れる組立方法について図1を用いて説明する。なお、被加熱物6は、コーヒーや紅茶、酒やスープ等の食品を鉄やアルミニウム等の金属製の缶に納めた、所謂缶飲料である。被加熱物6の缶飲料を飲むために、缶切りを使用しなくても開封可能な様に、缶の上部にはプルトップ方式の開封手段が設けられている。缶の開封に関しては、被加熱物6の内容によって、缶の上部の全体を開ける場合や、缶の上部の一部だけを飲み口として開封するものとしても良い。開封方式については、ステイオンタイプとしても良い。
筒部材10は、上部筒部材11と下部筒部材21に分離された状態であり、第一容器部材30と、第二容器部材40については夫々、発熱開始剤32と発熱剤42が密封された状態になっている。まず、下部筒部材21の内部に、第一容器部材30を上側開口部22から、天部34が上になるように入れる。下部筒部材21の内面においては、「略V字」状に所定の厚み内側に張り出し受け部28が、脚部36の受けが脚部36に対応する位置に設けられている。この6か所の受け部28に6本の脚部36がそれぞれ収まることで、第一容器部材30は下部筒部材21の所定の位置に取り付けられる(受け部28と脚部36の関係については、図5参照。)。
次に、第一容器部材30が取り付けられた下部筒部材21の内部に、上側開口部22から被加熱物6を開封手段が設けられた方を上にして入れ、下部筒部材21の上側開口部22を上部筒部材11の下側開口部12の内側に差し込み、角孔13に、抜け止め防止付爪23が差し込まれて、上部筒部材11と下部筒部材21を結合する。
最後に、下部筒部材21(筒部材10)の下側開口部24に発熱剤42が密封された第二容器部材40を差し込み、突起27と溝46で第二容器部材40が下部筒部材21の内部の所定の位置に固定されて、被加熱物6を納めた加熱用容器1は完成する。
図4は、被加熱物6を納めた加熱用容器1の組立後の外観図である。被加熱物6が入った加熱用容器1の外観は、上部筒部材11と下部筒部材21が結合した、筒部材10の状態となり、外側に見えるのは、上側開口部15から覗く開封手段が設けられた被加熱物6の上部と、上部筒部材11の側壁部14と、下部筒部材21の側壁部25であり、図示してないが、底部においては、第二容器部材40の底部44になる。
また、上部筒部材11の側壁部14には、抜け止め防止付爪23が嵌合している角孔13があり、角孔13の幅は、抜け止め防止付爪23の幅より広く形成されているので、角孔13の両端には、部分的に開口した孔が形成されている。この部分的に開口した孔は後述する、加熱用容器1で発熱を開始して、発熱開始剤32の蒸気が被加熱物6を加熱した後に、外部にわずかずつ抜けるための孔となる。
図4の加熱用容器1を組み立てた状態における加熱用容器1の内部の関係を説明するために、図4のC−Cで切断した状態を示す図5の断面図を用いて説明する。なお、図4のC−Cで切断した場合の図5においては、第一容器部材30の脚部36と、下部筒部材21内部の受け部28を切断することになる。このため、後述する被加熱物6の加熱を説明する場合に、脚部36と受け部28が邪魔になる場合があり、脚部36と受け部28が無い切断箇所であるD―Dでの切断箇所についても図4に示してある。
図5は、図4のC−Cで切断した状態を示す断面図である。図5において、被加熱物6がある状態で図示すると分かり難ため、一点鎖線の想像線で被加熱物6を示す。まず、加熱用容器1の内部での被加熱物6の状態について説明する。
被加熱物6の開封手段が設けられている天部については、上部筒部材11の上側開口部15の二重になった箇所に、被加熱物6の缶の上部の外周に設けられているカシメされた部分に嵌まり込む様な状態となり、被加熱物6の缶の上部の外周から発熱開始剤32の蒸気が漏れない様に形成されている。なお、被加熱物6の缶の形状で、上側開口部15の二重になった箇所との密着が十分できない場合には、上側開口部15の二重になった箇所にパッキン貼付して被加熱物6の上側と密着させる様にしても良い。
次に被加熱物6底側については、通常缶の底については、底の中央部が凹んだ状態であり、第一容器部材30の上面が球面状に膨らんだ天部34の頂上部で被加熱物6の底部の中央を押すことになる。そして、上部筒部材11と下部筒部材21は、二組の角孔13と抜け止め防止付爪23によって、簡単に分離できない様に結合されているので、この上側開口部15の二重になった箇所と、上面が球面状に膨らんだ天部34とにより、被加熱物6は加熱用容器1の内部にガタツキのないように保持される。よって、被加熱物6の外形寸法に合わせた、上側開口部15の二重になった箇所から、上面が球面状に膨らんだ天部34の頂上部までの寸法については、寸法精度が出るように形成されている。
そして、被加熱物6が、上側開口部15の二重になった箇所と上面が球面状に膨らんだ天部34とにより保持されると、被加熱物6の外周側面の全周と、下部筒部材21(上部筒部材11の一部も含む)の内側の面については、所定の隙間(5〜10ミリメートル)を有する状態になっている。
第一容器31の内部に発熱開始剤32が密封された第一容器部材30は、第一容器部材30の周囲に延びた6本の脚部36が下部筒部材21の側壁部25の内側に設けられている6か所の受け部28に案内されて、下部筒部材21の下部開口部24との距離を所定の位置に保つ様に取り付けられる。これにより第一容器部材30の下部筒部材21内部での下側方向の動きは規制されており、同時に第一容器部材30の上側方向への動きも前述の被加熱物6と、結合した上部筒部材11と下部筒部材21との関係により規制されている。これにより第一容器部材30は、下部筒部材21の内部の所定の位置で動かない様に取り付けられている。
第二容器41の内部に発熱剤42が密封された第二容器部材40は、第二容器部材40の底部44の外周にある溝46と、下部筒部材21の下側開口部24の近傍の側壁部25の内周に設けられた複数の突起27により、第二容器部材40の底部44の下側の面が下部筒部材21の下側開口部24を塞ぎ、下部筒部材21の側壁部25から第二容器部材40の鍔部47が覗く位置で取り付けられている。第二容器部材40は溝46と突起27、及び鍔部47により、底部44の強い力を加えない限り、下部筒部材21の下端で保持された状態になっている。
図5の状態(以下、セット状態と呼ぶ)の場合には、第一容器部材30と第二容器部材40は、下部筒部材21の内部の所定の位置で保持されており、発熱開始剤32と発熱剤42は分離された状態であるので、簡単に発熱を開始することはなく、梱包した状態での運搬や、梱包から取り出した状態での持ち運びができる。また、発熱開始剤32と発熱剤42は密封されているので、長期に保存することも可能となる。
次にセット状態から、被加熱物6を加熱する場合について、図6〜図9を用いて説明する。図6は、図5状態から、加熱用容器1を持ち上げ、第二容器部材40の底部44を下側から、強い力を込めて指で押し込む、又は指の力が入り難い場合には、机や椅子の角等に押し付ける操作をした場合の図である。底部44が加熱用容器1の内部に向かって押し込まれると、第二容器部材40の溝46に入り込んでいる下部筒部材21の突起27は外れ、同時に、第二容器部材40の鍔部47は、下部筒部材21の側壁部25の端で、破断又は折り曲げられることにより、第二容器部材40は、下部筒部材21の内部に摺動する。
なお、鍔部47の食み出した箇所の食み出し寸法及び、食み出した部分の形状については、所定の強い力(例えば、100〜150N)を加えた場合には、破断又は折り曲げられるように調整して形成してある。例えば、食み出した箇所の厚みを薄くするまたは、破断又は折り曲げし易くするために、浅い溝を付ける等の方法である。また、溝46の深さ、突起27の高さ・幅についても、同様に調整して形成してある。
図6の状態では、第二容器部材40は、第一容器部材30と接触した状態となっている。第二容器部材40のシール部材B49と、第一容器部材30のシール部材A39とは接触して、第二容器部材40の側壁部45の径よりも、第一容器部材30の側壁部35の径の方が小さいので、シール部材B49は、第一容器部材30の側壁部35により、第二容器部材40の内側に向かって押し込まれている状態となっている。この場合に側壁部35の下側に延びる長さは均一ではなく、第一容器31の開口部は水平方向から、やや斜めになる様下方に向かって開口しているので、側壁部35の下端の全部ではなく、一部(図6においては左側)から、シール部材B49を押し込むことになり、シール部材B49の開封が容易に行えることになる。
これは、セット状態における、シール部材A39とシール部材B46との間隔は、0.5〜1.5ミリメートルになる様に調整してあり、W型尖端突起部51とV型尖端突起部54の先端から、シール部材B49までの間隔は2〜3ミリメートルであるため、先にシール部材B49が、第一容器部材30の側壁部35によって押し込まれることによる。
これにより、シール部材B49は、シール部材B49の材質や厚みと、シール部材B49と側壁部45先端との溶着の程度にもよるが、シール部材B49は、引っ張られ、上部平面45aに溶着された箇所から破断を開始する。なお、シール部材A39とシール部材B49間隔と、シール部材B49とW型尖端突起部51とV型尖端突起部54の先端との間隔がこの様な関係にしてあることで、発熱開始剤32の水をより安全に密封させることと同時に、シール部材A39の破断よりも先にシール部材B49の周囲での破断が可能となり、発熱剤42に対して発熱開始剤32が適切に混合させることが可能となっている。
第二容器部材40をさらに押し込んだ図7と図8の状態について説明する。図7と図8における第二容器部材40の位置は同一の状態であるが、図7は、図5と図6と同じ図4におけるC−C断面図であり、図8は、図4におけるD―D断面図である。図7と図8においては、W型尖端突起部51とV型尖端突起部54が、シール部材B49とシール部材A39を合わせた状態で、破断させている状態である。シール部材B49については、シール部材A39に重なった状態になっているため、シール部材B49の周囲の溶着部分の破断が開始していてもW型尖端突起部51とV型尖端突起部54による破断が可能となる。
この状態で、シール部材A39には、W型尖端突起部51とV型尖端突起部54により複数の孔が開けられており、発熱開始剤32の水は下方の第二容器部材40に側に流れる。既に、W型尖端突起部51シール部材B49にも、W型尖端突起部51とV型尖端突起部54により、対応する箇所に孔が開いているので、第二容器部材40の内部の側にある発熱剤42に向かって流れ、発熱剤42は発熱を開始する。なお、発熱開始剤32の水の流れ込む量が多い場合であっても、既に、シール部材B49の上部平面45aの溶着は破れているので、シール部材B49の周囲からも、発熱開始剤32の水は発熱剤42向かって流れ込むことになる。
また、曲面端突起部52と曲面端突起部53については、シール部材B49の周囲の溶着部分の破断が開始して第二容器41の内部に入り込むことを防止している。さらに、曲面端突起部52と曲面端突起部53との間の隙間は狭いことで、シール部材B49が下側に落ちることがなく、発熱開始剤32の水の流入や、発生する蒸気の移動経路が確保されている。さらに、W型尖端突起部51については、シール部材B49に複数の孔をあけるが、シール部材B49を所定以上第二容器41の内部に入り込むことを防止して、蒸気の発生を阻害しないものとなっている。
発熱剤42に発熱開始剤32が混合することで、発熱が開始し、発熱開始剤32の水は蒸発し、蒸気が発生する。この蒸気の発生する状況について、脚部36の箇所の断面図でない図8を用いて説明する。第二容器部材40の内部で発生した蒸気は、シール部材B49の上部平面45aの溶着は破れているので、側壁部45に沿った周囲から、上方に向かって移動する。そして、上方に移動した蒸気は、加熱用容器1の内部の下部筒部材21の側壁部25の内面と被加熱物6の側面の間で、さらに上方に移動する。
この発生した蒸気は、上部筒部材11の2個の角孔13で、下部筒部材21の抜け止め防止付爪23で大部分が塞がれている残り孔から、加熱用容器1の外部に出る。この蒸気が被加熱物6の側面に接触する時に、蒸気の持つ熱量は、被加熱物6に移動して、被加熱物は加熱される。このため、蒸気の外部の排出は、熱交換された後の蒸気であることと、塞がれている角孔13が小さいことから、蒸気は十分に冷却されながら排出される。
図9は、第二容器部材40を第一容器部材30と接触するまで押し込んだ場合の状態を示す。図9は図8と同様に図4におけるD―D断面図である。第二容器41の上部平面45aは、第一容器部材30の6本の脚部36の下部に接触して、第二容器部材40の下部筒部材21の内部での摺動は止まる。第一容器部材30の発熱開始剤32の水は全部、第二容器部材40の側に移動して、発熱剤42の発熱は継続する。
なお、前述の様に側壁部35の下側に延びる長さは均一ではなく、第一容器31の開口部は水平方向から、やや斜めになる様下方に向かって開口しており、曲面端突起部52、53の側の側壁部35が短くなる様に、第一容器部材30と第二容器部材40の関係を調整すれば、曲面端突起部52、53側での上方への蒸気の流出はより容易になる。図1と図5〜図9においては、第一容器部材30と第二容器部材40の関係をその様に調整した状態で図示している。
そして、被加熱物6に必要な熱容量に合わせた発熱剤42と発熱開始剤32の量で決まる加熱時間の間被加熱物6の加熱は行われる。この間、被加熱物6への加熱は前述の被加熱物6の側面からだけではなく、第一容器部材30の天部34も蒸気によって加熱されており、被加熱物6の底部と接触している天部34の熱も伝達して、被加熱物6は加熱される。
第1の実施形態における加熱の具体例について以下に記載する。
180ccの液体(水)が入った被加熱物6について、
発熱開始剤32の水を15ccとし、発熱剤42の生石灰を7gとした場合に、
発熱を開始して、
1.5分後に液体の温度は摂氏19.1度、
3分後に液体の温度は摂氏29.7度、
4分後に液体の温度は摂氏37.4度、
5分後に液体の温度は摂氏43.8度、
6.5分後に液体の温度は摂氏47.8度となった。
なお、液体の当初の温度は摂氏5.8度であり、室温は、摂氏21.4度である。
以上のように被加熱物6の加熱が行われるため、被加熱物6が入った加熱用容器1を逆転させる必要はない。また、発熱剤42と発熱開始剤32が混合することによって発生する蒸気を、第一容器部材30と第二容器部材40の内部に閉じ込めることなく、被加熱物6の外面に効果的に接触させて熱交換できるので、発熱剤42と発熱開始剤32の使用される量を少なくすることが可能となる。
加熱された被加熱物6が飲食された後に、加熱用容器1とこれに入った被加熱物6を捨てる場合には、上部筒部材11の角孔13に覗いている、下部筒部材21の抜け止め防止付爪23の先端を加熱用容器1の内側に押し込むことで、上部筒部材11と下部筒部材21は容易に分離することができる。これにより、被加熱物6の缶は金属であるので、分離して、資源の有効活用できるリサイクルを容易に実施することができる。
また、第二容器部材40の内側には第一容器部材30が入り込んでおり、若干の隙間を有しているが、内部の発熱剤42や発熱開始剤32は外部に漏れにくい状態となっており、強アルカリ性の溶液が外部に漏れにくいものとなっている。そして、被加熱物6を除いた加熱用容器1は分離して焼却可能なゴミとして捨てることができる。
なお、我が国においては、平成7年に、「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」が制定され、容器包装に対してリサイクルが義務づけられており、加熱用容器についても、これを考慮する必要がある。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態の第二容器41が、第二容器41aになるだけである。さらに、第二容器41と第二容器41aと異なる点は、第二容器41と第二容器41aの内部の設けられた、突起部の形状だけである。
よって、第二容器41aに発熱剤42を納め、第二容器41aにシール部材B49を溶着して、第二容器部材とした外観は第1の実施形態となる。さらに、第二容器41aで組み立てられた第二容器部材と、筒部材10と第一容器部材3で組み立てられた加熱用容器の構造や、加熱用容器のセット状態から、被加熱物6を加熱する場合については、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。また、第二容器41aのその他の構造については同一の符号を附して、説明を省略する。
第2の実施形態の第二容器41aについて、図10を用いて説明する。図10は、図10(a)が第二容器41aの平面図であり、図10(b)は図10(a)のE―Eでの断面図である。底部44の上側で、第二容器41aの内部には複数本(本実施形態においては5本)の突起群が底部44の上側から起立するように設けられている。突起群には、1個のW型尖端突起部51と、曲面端突起部52、53と、2個のV型尖端突起部54の形状の異なる突起がある。
突起群は、第一容器部材30の側壁部35の内面に収まる範囲で配置されると同時に、発熱剤42の周囲を囲む様に設けられている。また、一組の曲面端突起部52、53を1箇所として、W型尖端突起部51の1箇所と、V型尖端突起部54の2箇所の関係は、第二容器41aの内部の円形を略4分割する関係にして設けられている。
W型尖端突起部51は、図10(a)の平面図での形状が、「Wの字」の形状をしており、両端と中央部の計3箇所において鋭角に尖った尖端を備えている。また、W型尖端突起部51の3個の尖端の中間部の谷に当たる部分については、シール部材A39とシール部材B49に突き刺さり難くなる止部61となっている。2個のV型尖端突起部54は、図10(a)の平面図での形状が、「Vの字」の形状をしており、中央に1個の鋭角に尖った尖端を備えている。W型尖端突起部51とV型尖端突起部54の尖端までの高さは、上部平面45aの位置よりも、やや低い位高さ(2〜3ミリメートル低い高さ)になるようにしてある。
曲面端突起部52、53は、図10(a)の平面図での形状が、長円状(俵状)をしており、長円状の先端には角の部分に丸み(アール)を付けた先端が曲面の形状となっている。曲面端突起部52、53の先端までの高さは、W型尖端突起部51とV型尖端突起部54の尖端までの高さよりも、やや低い位高さ(2〜3ミリメートル低い高さ)になるようにしてある。曲面端突起部52と曲面端突起部53と関係は、曲面端突起部52と曲面端突起部53との間隔を3〜5ミリメートルにして、W型尖端突起部51やV型尖端突起部54との間隔よりも狭めた状態で並べて設けられている。
上記の様に第二容器41aについては形成されていることで、曲面端突起部52と曲面端突起部53については、シール部材B49の周囲の溶着部分の破断が開始して第二容器41aの内部に入り込むことを防止している。さらに、曲面端突起部52と曲面端突起部53との間の隙間は狭いことで、シール部材B49が下側に落ちることがなく、発熱開始剤32の水の流入や、発生する蒸気の移動経路が確保されている。さらに、W型尖端突起部51については、シール部材B49に複数の孔をあけるが、シール部材B49を所定以上第二容器41aの内部に入り込むことを防止して、蒸気の発生を阻害しないものとなっている。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について説明する。第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態の第二容器41が、第二容器41bになるだけである。さらに、第二容器41と第二容器41bと異なる点は、第二容器41と第二容器41bの内部の設けられた、突起部の形状だけである。
よって、第二容器41bに発熱剤42を納め、第二容器41bにシール部材B49を溶着して、第二容器部材とした外観は第1の実施形態となる。さらに、第二容器41bで組み立てられた第二容器部材と、筒部材10と第一容器部材3で組み立てられた加熱用容器の構造や、加熱用容器のセット状態から、被加熱物6を加熱する場合については、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。また、第二容器41bのその他の構造については同一の符号を附して、説明を省略する。
第3の実施形態の第二容器41bについて、図11を用いて説明する。図11は、図11(a)が第二容器41bの平面図であり、図11(b)は図11(a)のF―Fでの断面図である。底部44の上側で、第二容器41bの内部には複数本(本実施形態においては4本)の突起群が底部44の上側から起立するように設けられている。突起群には、1個のW型尖端突起部51と、曲面端突起部55、56と、1個のV型尖端突起部54の形状の異なる突起がある。
突起群は、第一容器部材30の側壁部35の内面に収まる範囲で配置されると同時に、発熱剤42の周囲を囲む様に設けられている。また、一組の曲面端突起部55、56を1箇所として、W型尖端突起部51の1箇所と、V型尖端突起部54の1箇所の関係は、第二容器41bの内部の円形を略3分割する関係にして設けられている。
W型尖端突起部51は、図11(a)の平面図での形状が、「Wの字」の形状をしており、両端と中央部の計3箇所において鋭角に尖った尖端を備えている。また、W型尖端突起部51の3個の尖端の中間部の谷に当たる部分については、シール部材A39とシール部材B49に突き刺さり難くなる止部61となっている。V型尖端突起部54は、図11(a)の平面図での形状が、「Vの字」の形状をしており、中央に1個の鋭角に尖った尖端を備えている。W型尖端突起部51とV型尖端突起部54の尖端までの高さは、上部平面45aの位置よりも、やや低い位高さ(2〜3ミリメートル低い高さ)になるようにしてある。
曲面端突起部55、56は、図11(a)の平面図での形状が、円筒状をしており、円筒状の先端には角の部分に丸み(アール)を付けた先端が曲面の形状となっている。曲面端突起部55、56の先端までの高さは、W型尖端突起部51とV型尖端突起部54の尖端までの高さよりも、やや低い位高さ(2〜3ミリメートル低い高さ)になるようにしてある。曲面端突起部55と曲面端突起部56と関係は、曲面端突起部55と曲面端突起部56との間隔を3〜5ミリメートルにして、W型尖端突起部51やV型尖端突起部54との間隔よりも狭めた状態で並べて設けられている。
上記の様に第二容器41bについては形成されていることで、曲面端突起部55と曲面端突起部56については、シール部材B49の周囲の溶着部分の破断が開始して第二容器41bの内部に入り込むことを防止している。さらに、曲面端突起部55と曲面端突起部56との間の隙間は狭いことで、シール部材B49が下側に落ちることがなく、発熱開始剤32の水の流入や、発生する蒸気の移動経路が確保されている。さらに、W型尖端突起部51については、シール部材B49に複数の孔をあけるが、シール部材B49を所定以上第二容器41bの内部に入り込むことを防止して、蒸気の発生を阻害しないものとなっている。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について説明する。第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態の第二容器41が、第二容器41cになるだけである。さらに、第二容器41と第二容器41cと異なる点は、第二容器41と第二容器41cの内部の設けられた、突起部の形状だけである。
よって、第二容器41cに発熱剤42を納め、第二容器41cにシール部材B49を溶着して、第二容器部材とした外観は第1の実施形態となる。さらに、第二容器41cで組み立てられた第二容器部材と、筒部材10と第一容器部材3で組み立てられた加熱用容器の構造や、加熱用容器のセット状態から、被加熱物6を加熱する場合については、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。また、第二容器41cのその他の構造については同一の符号を附して、説明を省略する。
第3の実施形態の第二容器41cについて、図12を用いて説明する。図12は、図12(a)が第二容器41cの平面図であり、図12(b)は図12(a)のG―Gでの断面図である。底部44の上側で、第二容器41cの内部には複数本(本実施形態においては3本)の突起群が底部44の上側から起立するように設けられている。突起群には、1個のW型尖端突起部51と、1個の曲面端突起部57と、1個のV型尖端突起部54の形状の異なる突起がある。
突起群は、第一容器部材30の側壁部35の内面に収まる範囲で配置されると同時に、発熱剤42の周囲を囲む様に設けられている。また、曲面端突起部57の1箇所と、W型尖端突起部51の1箇所と、V型尖端突起部54の1箇所の関係は、第二容器41cの内部の円形を略3分割する関係にして設けられている。
W型尖端突起部51は、図12(a)の平面図での形状が、「Wの字」の形状をしており、両端と中央部の計3箇所において鋭角に尖った尖端を備えている。また、W型尖端突起部51の3個の尖端の中間部の谷に当たる部分については、シール部材A39とシール部材B49に突き刺さり難くなる止部61となっている。V型尖端突起部54は、図12(a)の平面図での形状が、「Vの字」の形状をしており、中央に1個の鋭角に尖った尖端を備えている。W型尖端突起部51とV型尖端突起部54の尖端までの高さは、上部平面45aの位置よりも、やや低い位高さ(2〜3ミリメートル低い高さ)になるようにしてある。
曲面端突起部57は、図12(a)の平面図での形状が、長円状をしており、長円状の先端には角の部分に丸み(アール)を付けた先端が曲面の形状となっている。また、曲面端突起部57の側面には、間隔が5〜7ミリメートルの孔62が開けられており、図12(b)の断面図ではアーチ状の形状となっている。曲面端突起部57の先端までの高さは、W型尖端突起部51とV型尖端突起部54の尖端までの高さよりも、やや低い位高さ(2〜3ミリメートル低い高さ)になるようにしてある。
なお、第1の実施形態等の様に曲面端突起部55と曲面端突起部56を並べて設ける方が、加工や成形状は簡単な形状となるが、曲面端突起部57の形状としても曲面端突起部52と曲面端突起部53を並べて設けることと同様の効果を得ることができる。
上記の様に第二容器41cについては形成されていることで、曲面端突起部57については、シール部材B49の周囲の溶着部分の破断が開始して第二容器41cの内部に入り込むことを防止している。さらに、曲面端突起部57の孔62で、発熱開始剤32の水の流入や、発生する蒸気の移動経路が確保されている。さらに、W型尖端突起部51については、シール部材B49に複数の孔をあけるが、シール部材B49を所定以上第二容器41cの内部に入り込むことを防止して、蒸気の発生を阻害しないものとなっている。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態について説明する。第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態の第二容器41が、第二容器41dになるだけである。さらに、第二容器41と第二容器41dと異なる点は、第二容器41と第二容器41dの内部の設けられた、突起部の形状だけである。
よって、第二容器41dに発熱剤42を納め、第二容器41dにシール部材B49を溶着して、第二容器部材とした外観は第1の実施形態となる。さらに、第二容器41dで組み立てられた第二容器部材と、筒部材10と第一容器部材3で組み立てられた加熱用容器の構造や、加熱用容器のセット状態から、被加熱物6を加熱する場合については、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。また、第二容器41dのその他の構造については同一の符号を附して、説明を省略する。
第5の実施形態の第二容器41dについて、図13を用いて説明する。図13は、図13(a)が第二容器41dの平面図であり、図13(b)は図13(a)のH―Hでの断面図である。底部44の上側で、第二容器41dの内部には複数本(本実施形態においては4本)の突起群が底部44の上側から起立するように設けられている。突起群には、1個のW型尖端突起部51と、曲面端突起部52、53と、1個のV型尖端突起部58の形状の異なる突起がある。
突起群は、第一容器部材30の側壁部35の内面に収まる範囲で配置されると同時に、発熱剤42の周囲を囲む様に設けられている。また、一組の曲面端突起部52、53を1箇所として、W型尖端突起部51の1箇所と、V型尖端突起部58の1箇所の関係は、第二容器41dの内部の円形を略3分割する関係にして設けられている。
W型尖端突起部51は、図13(a)の平面図での形状が、「Wの字」の形状をしており、両端と中央部の計3箇所において鋭角に尖った尖端を備えている。また、W型尖端突起部51の3個の尖端の中間部の谷に当たる部分については、シール部材A39とシール部材B49に突き刺さり難くなる止部61となっている。V型尖端突起部58は、図13(a)の平面図での形状が、「略Vの字」の形状をしており、中央に1個の鋭角に尖った尖端を備えている。また、中央の尖端から二方向に下方拡がる斜面の端部に所定の範囲(2〜3ミリメートル程度の幅)の平坦な部分の止部63が設けられている。W型尖端突起部51とV型尖端突起部58の尖端までの高さは、上部平面45aの位置よりも、やや低い位高さ(2〜3ミリメートル低い高さ)になるようにしてある。
曲面端突起部52、53は、図13(a)の平面図での形状が、長円状(俵状)をしており、長円状の先端には角の部分に丸み(アール)を付けた先端が曲面の形状となっている。曲面端突起部52、53の先端までの高さは、W型尖端突起部51とV型尖端突起部58の尖端までの高さよりも、やや低い位高さ(2〜3ミリメートル低い高さ)になるようにしてある。曲面端突起部52と曲面端突起部53と関係は、曲面端突起部52と曲面端突起部53との間隔を3〜5ミリメートルにして、W型尖端突起部51やV型尖端突起部58との間隔よりも狭めた状態で並べて設けられている。
上記の様に第二容器41dについては形成されていることで、曲面端突起部52と曲面端突起部53については、シール部材B49の周囲の溶着部分の破断が開始して第二容器41dの内部に入り込むことを防止している。さらに、曲面端突起部52と曲面端突起部53との間の隙間は狭いことで、シール部材B49が下側に落ちることがなく、発熱開始剤32の水の流入や、発生する蒸気の移動経路が確保されている。さらに、W型尖端突起部51については、シール部材B49に複数の孔をあけるが、シール部材B49を所定以上第二容器41dの内部に入り込むことを防止して、蒸気の発生を阻害しないものとなっている。
以上、本発明について、実施形態に基づき説明してきたが、本発明は何らこれらの実施形態の構成に限定するものではない。例えば、被加熱物の多くが円筒形であるため、加熱用容器もそれに合わせて円筒形として説明しているが、被加熱物が四角柱や三角柱等であっても筒部材や内部に入れる第一容器部材と第二容器部材との構成を同じにすることにより、同様に実施可能である。また、第一容器部材の脚部については、6本として説明しているが、第一容器部材を筒部材の内部に安定して取り付けられるのであれば、2本〜5本またはそれ以上の本数でも実施可能である。
1:加熱用容器
6:被加熱物
10:筒部材
11:上部筒部材
12:下側開口部
13:角孔
14:側壁部
15:上側開口部
16:溝
17:孔
21:下部筒部材
22:上側開口部
23:抜け止め防止付爪
24:下側開口部
25:側壁部
26:膨張部
27:突起
28:受け部
29:オネジ
30:第一容器部材
31:第一容器
32:発熱開始剤
34:天部
35:側壁部
36、36a:脚部
37:メネジ
39:シール部材A
40:第二容器部材
41、41a、41b、41c、41d:第二容器
42:発熱剤
44:底部
45:側壁部
45a:上部平面
45b:側壁溝
46:溝
47:鍔部
49:シール部材B
51:W型尖端突起部
52、53、55、56、57:曲面端突起部
54、58:V型尖端突起部
61、63:止部
62:孔

Claims (3)

  1. 内部に被加熱物を納め、前記被加熱物の開け口に上側開口部が密着し、前記被加熱物の側面と所定の間隔を有し、下側開口部を有する筒部材と、
    前記筒部材の内面側から所定の隙間を設けて前記筒部材の内部に載置され、内部に発熱開始剤が前記下側開口部の向かう側がシール部材Aで封入され、前記被加熱物の底面に密着する第一容器部材と、
    前記筒部材の下側開口部の内面に嵌合して、所定の力を加えることで前記筒部材の奥方向に摺動しながら移動可能なように取り付けられ、内部に発熱剤と、開封部材が前記シール部材Aと対向する側をシール部材Bで封入されている第二容器部材と、
    前記第二容器部材の内部にあって前記発熱剤を囲む様に設けられた3個以上の突起部が設けられており、
    前記3個以上の突起部の内少なくとも1個には前記シール部材Aと前記シール部材Bを開封する尖った尖端突起部が設けられ、
    前記3個以上の突起部の内少なくとも1個には前記尖端突起部よりも低い高さで先端に丸みを帯びさせた曲面端突起部が設けられている加熱用容器。
  2. 前記尖端突起部を2個以上設け、前記尖端突起部の1個には、前記シール部材Aと前記シール部材Bに突き刺さり難くなる止部が設けられている請求項1記載の加熱容器。
  3. 前記曲面端突起部が2個以上設け、前記曲面端突起部同士の間隔を他の突起部との間隔よりも狭い間隔にしている請求項1記載または請求項2記載の加熱容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102044457B1 (ko) * 2018-12-07 2019-11-14 주식회사 나무와뿌리 휴대용 가스용기 워머

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