JP2018039881A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】トイレットペーパーの破れを抑制でき、洗浄力が向上し、かつ、拭き跡を残しにくい洗浄剤組成物。【解決手段】寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤と、架橋剤とから形成される架橋体を含み、平均粒子径が0.01μm以上1,000μm未満のミクロゲル粒子群(A)と、界面活性剤(B)と、水溶性溶剤(C)とを含有する洗浄剤組成物において、洗浄剤組成物の総質量に対する前記(B)成分の質量は、0.1〜5質量%であり、洗浄剤組成物の総質量に対する前記(C)成分の質量は、15〜75質量%である洗浄剤組成物。【選択図】なし
Description
本発明は、洗浄剤組成物に関する。
トイレの便座や、便器の周辺の拭き取り掃除には、トイレットペーパーが使われることが多い。トイレットペーパーに液体洗浄剤を付けて汚れを拭き取ると、トイレットペーパーが容易に破けてしまう。
特許文献1には、液体洗浄剤に水溶性溶剤を高濃度に配合することで、トイレットペーパーの破れを抑制できることが報告されている。この液体洗浄剤を非水平面に使用した場合、液ダレするため、洗浄剤の汚れに対する滞留時間が短くなる。そのため、洗浄剤が本来持っている洗浄力が充分に発揮されていないという課題があった。
そこで、特許文献2では、溶液の粘度を高めるため、高分子を配合することで増粘させた洗浄剤組成物が報告されている。
特許文献1には、液体洗浄剤に水溶性溶剤を高濃度に配合することで、トイレットペーパーの破れを抑制できることが報告されている。この液体洗浄剤を非水平面に使用した場合、液ダレするため、洗浄剤の汚れに対する滞留時間が短くなる。そのため、洗浄剤が本来持っている洗浄力が充分に発揮されていないという課題があった。
そこで、特許文献2では、溶液の粘度を高めるため、高分子を配合することで増粘させた洗浄剤組成物が報告されている。
しかしながら、単純に高分子化合物を配合し増粘させた場合、洗浄対象に対する滞留性が上がることで、洗浄剤組成物の成分が洗浄対象表面に残存しやすくなる。このため、二度拭きや水で充分にすすぐ必要があり、煩雑であった。
そこで、本発明は、トイレットペーパーの破れを抑制でき、洗浄力が向上し、かつ、拭き跡を残しにくい洗浄剤組成物を目的とする。
そこで、本発明は、トイレットペーパーの破れを抑制でき、洗浄力が向上し、かつ、拭き跡を残しにくい洗浄剤組成物を目的とする。
本発明は、以下の態様を有する。
[1]寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤と、架橋剤とから形成される架橋体を含み、平均粒子径が0.01μm以上1,000μm未満のミクロゲル粒子群(A)と、界面活性剤(B)と、水溶性溶剤(C)とを含有する洗浄剤組成物において、洗浄剤組成物の総質量に対する前記(B)成分の質量は、0.1〜5質量%であり、洗浄剤組成物の総質量に対する前記(C)成分の質量は、15〜75質量%である洗浄剤組成物。
[2]前記ゲル化剤の質量が洗浄剤組成物の総質量に対して0.005〜1質量%である、[1]に記載の洗浄剤組成物。
[3]前記(A)成分の質量と、前記(C)成分の質量とが、下記式(1)の関係を満たす、[1]または[2]に記載の洗浄剤組成物。
[(A)成分の質量]/[(C)成分の質量]=0.12〜4 ・・・(1)
[1]寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤と、架橋剤とから形成される架橋体を含み、平均粒子径が0.01μm以上1,000μm未満のミクロゲル粒子群(A)と、界面活性剤(B)と、水溶性溶剤(C)とを含有する洗浄剤組成物において、洗浄剤組成物の総質量に対する前記(B)成分の質量は、0.1〜5質量%であり、洗浄剤組成物の総質量に対する前記(C)成分の質量は、15〜75質量%である洗浄剤組成物。
[2]前記ゲル化剤の質量が洗浄剤組成物の総質量に対して0.005〜1質量%である、[1]に記載の洗浄剤組成物。
[3]前記(A)成分の質量と、前記(C)成分の質量とが、下記式(1)の関係を満たす、[1]または[2]に記載の洗浄剤組成物。
[(A)成分の質量]/[(C)成分の質量]=0.12〜4 ・・・(1)
[4]前記(B)成分は、下記式(b11)で表される二級アルカンスルホン酸塩、及び下記式(b12)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤と、下記式(b21)で表される化合物、及び下記式(b22)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の両性界面活性剤とを含有する[1]〜[3]のいずれかに記載の洗浄剤組成物でもよい。
(上記(b11)式中、p+q=10〜14である。Mは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア、アルカノールアミンのいずれかを示し、sは、Mの価数を表す。)
(上記(b12)式中、R1及びR2は、それぞれ独立に、炭素数6〜18のアルキル基又は炭素数6〜18のアルケニル基である。Maは、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア、アルカノールアミンのいずれかを示し、tはMaの価数を表す。)
(上記(b21)式中、R11は、炭素数8〜20のアルキル基又は炭素数8〜20のアルケニル基を示す。R12は、炭素数1〜5のアルキレン基を示す。R13及びR14は、それぞれ独立に、水素又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。R15は、炭素数1〜5のアルキレン基を示す。)
(上記(b22)式中、R21は、炭素数8〜18の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数8〜18の直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基を示す。R22及びR23は、それぞれ独立に、炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数2〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基を示す。R24は、炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖のアルキレン基又は炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖のヒドロキシアルキレン基を示す。)
本発明の洗浄剤組成物によれば、トイレットペーパーの破れを抑制でき、洗浄力が向上し、かつ、拭き跡を残しにくい。
(洗浄剤組成物)
本発明の洗浄剤組成物は、(A)成分と、(B)成分と、(C)成分とを含有する。
本発明における洗浄剤組成物の粘度は、特に限定されないが、例えば、2〜100mPa・sが好ましい。粘度が上記下限値以上であれば、洗浄対象に塗布した際に、洗浄対象に滞留しやすく、上記上限値以下であれば、洗浄剤組成物を注出しやすく、拭き取りやすい。
洗浄剤組成物の粘度は、B型粘度計(TOKIMEC社製)により25℃で測定される値(測定条件:ロータNo.2、回転数60rpm、60回転後の粘度)である。
本発明の洗浄剤組成物は、(A)成分と、(B)成分と、(C)成分とを含有する。
本発明における洗浄剤組成物の粘度は、特に限定されないが、例えば、2〜100mPa・sが好ましい。粘度が上記下限値以上であれば、洗浄対象に塗布した際に、洗浄対象に滞留しやすく、上記上限値以下であれば、洗浄剤組成物を注出しやすく、拭き取りやすい。
洗浄剤組成物の粘度は、B型粘度計(TOKIMEC社製)により25℃で測定される値(測定条件:ロータNo.2、回転数60rpm、60回転後の粘度)である。
<(A)成分>
(A)成分は、寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤と、架橋剤とから形成される架橋体を含み、平均粒子径が0.01μm以上1,000μm未満のミクロゲル粒子群である。
(A)成分を配合することで、洗浄剤組成物にチキソトロピー性を付与し、非水平面での滞留性及び洗浄力が向上した、拭き跡が残らない洗浄剤組成物を得ることができる。なお、チキソトロピー性とは、ゲルのような塑性固体とゾルのような非ニュートン液体の中間的な物質が示す性質で、粘度が時間経過とともに変化する性質のことをいう。
(A)成分は、寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤と、架橋剤とから形成される架橋体を含み、平均粒子径が0.01μm以上1,000μm未満のミクロゲル粒子群である。
(A)成分を配合することで、洗浄剤組成物にチキソトロピー性を付与し、非水平面での滞留性及び洗浄力が向上した、拭き跡が残らない洗浄剤組成物を得ることができる。なお、チキソトロピー性とは、ゲルのような塑性固体とゾルのような非ニュートン液体の中間的な物質が示す性質で、粘度が時間経過とともに変化する性質のことをいう。
本発明において、(A)成分は、平均粒子径が0.01μm以上1,000μm未満であり、好ましくは0.05〜700μm、より好ましくは0.1〜500μmである。(A)成分の平均粒子径が1,000μm以上では、非水平面での滞留性が低下し、その結果、洗浄力が低下する場合がある。一方、0.01μm未満では、拭き跡が残りやすくなる場合がある。
ここで、(A)成分の平均粒子径測定は、(株)堀場製作所製、レーザ回折散乱式粒度分布測定装置LA−920(粒子径測定範囲:0.02〜2,000μm)のマニュアルフローセル測定方式にて測定する。測定温度は25℃、フローセルの循環ポンプ速度目盛りは2、相対屈折率を112A000Iに設定して測定する。
本発明においてゲル化剤とは、後述する架橋剤によってゲル化する性質を有するものをいう。本発明のゲル化剤は、寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる。ジェランガムとしては、脱アシル型ジェランガム、ネイティブ型ジェランガムが挙げられ、寒天と脱アシル型ジェランガムが好適である。これらゲル化剤は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
また、ゲル化剤の洗浄剤組成物中の配合量としては、洗浄剤組成物の総質量に対して0.005〜1質量%が好ましく、より好ましくは0.05〜0.5質量%、さらに好ましくは0.1〜0.3質量%である。配合量が0.005質量%未満だと非水平面での滞留性及び洗浄力が小さい場合があり、1質量%を超えると、拭き跡が残りやすくなる場合がある。
上記ゲル化剤を架橋させてゲル(架橋体)を形成する架橋剤としては、pH調整剤としての酸性物質や金属塩等が挙げられる。ここでいう酸性物質としては、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、酢酸、リン酸、アジピン酸、酒石酸、果汁類等の有機酸が挙げられる。また金属塩としては、二価の陽イオンを持つ塩類で、例えば可溶性のカルシウム塩、マグネシウム塩等で、水溶液部にカチオンとして存在可能なものが好ましい。
具体的には、グルタミン酸カルシウム、乳酸カルシウム、塩化カルシウム、クエン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、水酸化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムや、ミルクカゼイン、にがり、海水等の食品素材が挙げられる。
具体的には、グルタミン酸カルシウム、乳酸カルシウム、塩化カルシウム、クエン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、水酸化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムや、ミルクカゼイン、にがり、海水等の食品素材が挙げられる。
架橋剤は、酸性物質であれば、ゲル化剤を水性溶媒に溶解した溶解液のpHが3〜7になる範囲でゲル化剤の溶解液に添加するのが好ましい。架橋剤が金属塩であれば、ゲル化剤の濃度によって添加量は異なるが、洗浄剤組成物の総質量に対して金属が、陽イオンとして0.1×10−3〜1mol/kg存在するように配合することが好ましい。また、金属の陽イオン濃度は、より好ましくは0.05×10−3〜0.5mol/kg、さらに好ましくは0.1×10−3〜0.1mol/kg、特に好ましくは0.1×10−3〜0.05mol/kgである。ゲル化剤濃度にもよるが、配合量がこの範囲内であると、高分子化合物が塩析することがない良好な洗浄剤組成物が得られる。
本発明の(A)成分を含む洗浄剤組成物は、例えば、以下の2つの方法により得ることができる。1つ目は、ゲル化剤を水性溶媒に加熱溶解して溶解液を得、この溶解液に架橋剤を加え、その後冷却しながら剪断力を与える装置で剪断力を加えて(A)成分を調製する方法である。この(A)成分に残りの他成分を混合攪拌して洗浄剤組成物を得ることができる。
2つ目は、ゲル化剤を水性溶媒に加熱溶解した後、冷却しながら剪断力を与える装置で剪断力を加え、液温が40℃以下になったところで剪断力を与えながら架橋剤を加えて(A)成分を調製する方法である。1つ目の方法と同様に、この(A)成分に残りの他成分を混合攪拌して洗浄剤組成物を得ることができる。
2つ目は、ゲル化剤を水性溶媒に加熱溶解した後、冷却しながら剪断力を与える装置で剪断力を加え、液温が40℃以下になったところで剪断力を与えながら架橋剤を加えて(A)成分を調製する方法である。1つ目の方法と同様に、この(A)成分に残りの他成分を混合攪拌して洗浄剤組成物を得ることができる。
ゲル化剤の配合量は、(A)成分の総質量に対して0.01〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.01〜3質量%、さらに好ましくは0.05〜2質量%である。配合量が0.01質量%未満の場合、(A)成分が得られにくく、5質量%を超えると(A)成分の粘性が高くなりすぎ、取扱い性が低下する場合がある。
より具体的には、(A)成分の総質量に対してゲル化剤が0.1〜2質量%、架橋剤が0.006〜0.6質量%である。
ゲル化剤の加熱溶解は、ゲル化剤を融点以上の温度で水性溶媒に溶解することが好ましく、例えば、ゲル化剤の溶解液の温度は、85〜90℃とされる。
(A)成分は、上記2つの方法により調製され、ゲル化させつつ剪断して破砕することにより、流動性と降伏値をもったミクロなゲルの集合体を得ることができる。冷却はどのような方法をとっても構わないが、配合槽ジャケットでの冷却や冷却コイルを投入する方法、外部循環による冷却等が挙げられる。
より具体的には、(A)成分の総質量に対してゲル化剤が0.1〜2質量%、架橋剤が0.006〜0.6質量%である。
ゲル化剤の加熱溶解は、ゲル化剤を融点以上の温度で水性溶媒に溶解することが好ましく、例えば、ゲル化剤の溶解液の温度は、85〜90℃とされる。
(A)成分は、上記2つの方法により調製され、ゲル化させつつ剪断して破砕することにより、流動性と降伏値をもったミクロなゲルの集合体を得ることができる。冷却はどのような方法をとっても構わないが、配合槽ジャケットでの冷却や冷却コイルを投入する方法、外部循環による冷却等が挙げられる。
(A)成分の調製における冷却速度は、0.05℃/min以上が好ましく、0.1℃/min以上がより好ましい。冷却速度が、0.05℃/min未満であると、冷却に時間がかかりすぎて生産効率が悪くなる場合がある。冷却速度の上限値については特に制限はなく、冷却速度が大きくても剪断力を加えながらの冷却であれば得られる洗浄剤組成物の品質に影響はない。特に、温度55〜20℃の範囲において、0.1〜30℃/min、好ましくは0.1〜10℃/min、より好ましくは0.1〜5℃/minの冷却速度で冷却することが好ましい。架橋剤の添加は、冷却前に加えても冷却停止後に加えてもよいが、40℃に達する前に添加することが好ましい。
本発明においては、ゲル化中に剪断して破砕する度合いは、必要となる(A)成分の平均粒子径に応じて適宜調整することができる。より滑らかな外観が必要とされる場合には、高速撹拌により充分に破砕して細かな粒径の(A)成分とし、一方、溶液との比重差が大きい分散質や占有体積の大きな分散質を添加する場合には、軽い撹拌により破砕の度合いを弱めてやや大きめの粒径の(A)成分とすることが好ましい。
剪断力としては、特に限定されるものではないが、通常の均一混合を目的とした弱い剪断力よりは強い剪断力が好ましい。具体的には剪断力の下限として2m/s以上が好ましく、3m/s以上がより好ましい。剪断力の上限としては30m/s以下が好ましく、25m/s以下がより好ましい。ゲル化中の剪断力が、2m/s未満であると、(A)成分を形成せずに全体がゲル化してしまう可能性があり、あまり大きすぎてもそれに見合う効果が得られない。
剪断力としては、特に限定されるものではないが、通常の均一混合を目的とした弱い剪断力よりは強い剪断力が好ましい。具体的には剪断力の下限として2m/s以上が好ましく、3m/s以上がより好ましい。剪断力の上限としては30m/s以下が好ましく、25m/s以下がより好ましい。ゲル化中の剪断力が、2m/s未満であると、(A)成分を形成せずに全体がゲル化してしまう可能性があり、あまり大きすぎてもそれに見合う効果が得られない。
(A)成分を調製する際の剪断力を与える装置は、剪断力を与えることができれば特に限定されない。剪断力を与える装置は、具体例としてホモジナイザー、ディスパー翼、パドル翼、メカニカルスターラー、クレアミックス、マイルダー、ウルトラミキサー等の一般的な乳化分散機が挙げられる。剪断力を与える装置としては、これらを組み合わせて併用したり、カキトリ翼やアンカー羽根を併用したりして、溶液の全体流動を促すとなおよい。
本発明において、前記剪断力は、攪拌羽根先端の周速Utで表される。
攪拌羽根先端の周速Utは、下記数式(2)により算出することができる。
Ut=π×n×d ・・・(2)
(但し、nは羽根回転数[rps]、dは羽根径[m]である。)
攪拌羽根先端の周速Utは、下記数式(2)により算出することができる。
Ut=π×n×d ・・・(2)
(但し、nは羽根回転数[rps]、dは羽根径[m]である。)
(A)成分の配合量は、洗浄剤組成物の総質量に対して10〜80質量%が好ましく、より好ましくは10〜65質量%、さらに好ましくは10〜55質量%である。配合量が10質量%以上であれば、非水平面での十分な滞留性及び洗浄力が得られ、80質量%以下であれば、拭き跡がより残りにくくなる。
<(B)成分>
(B)成分は界面活性剤である。(B)成分を配合することで、洗浄力に優れた洗浄剤組成物を得ることができる。
(B)成分としては、洗浄剤に通常使用される、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤を使用することが出来る。
洗浄力、拭き跡残りの観点から、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤が好ましい。
(B)成分は界面活性剤である。(B)成分を配合することで、洗浄力に優れた洗浄剤組成物を得ることができる。
(B)成分としては、洗浄剤に通常使用される、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤を使用することが出来る。
洗浄力、拭き跡残りの観点から、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤が好ましい。
陰イオン性界面活性剤としては、スルホ脂肪酸アルキルエステル塩、高級脂肪酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩もしくはアルケニルエーテル硫酸エステル塩、アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩、ジアルキルスルホ脂肪酸塩、α−スルホ脂肪酸塩類及びそのエステル類等などが挙げられる。
これらの塩の形態としては、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩、マグネシウムなどのアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンなどのアルカノールアミン塩等が挙げられる。二級アルカンスルホン酸塩(b11)、ジアルキルスルホコハク酸塩(b12)が洗浄力、拭き跡残りの観点から好ましい。
これらの塩の形態としては、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩、マグネシウムなどのアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンなどのアルカノールアミン塩等が挙げられる。二級アルカンスルホン酸塩(b11)、ジアルキルスルホコハク酸塩(b12)が洗浄力、拭き跡残りの観点から好ましい。
(B)成分の配合量は、洗浄剤組成物の総質量に対して0.1〜5質量%であり、好ましくは0.5〜1.5質量%である。配合量が0.1質量%未満だと洗浄力が不足し、配合量が5質量%を超えると、拭き跡残りの原因となる。
((b11)成分)
(b11)成分は、二級アルカンスルホン酸塩である。(b11)成分は、パラフィンスルホン酸塩とも呼ばれる界面活性剤であって、通常、炭素数10〜21の混合物の形態で提供される。この混合物の総質量に対して、炭素数13〜18の(b11)成分の含有量は、80質量%以上が好ましく、90質量%以上が好ましく、100質量%でもよい。
また、(b11)成分は、一級アルカンスルホン酸塩、ジスルホン酸塩、ポリスルホン酸塩等が少量含まれる混合物として供給されてもよい。
(b11)成分は、二級アルカンスルホン酸塩である。(b11)成分は、パラフィンスルホン酸塩とも呼ばれる界面活性剤であって、通常、炭素数10〜21の混合物の形態で提供される。この混合物の総質量に対して、炭素数13〜18の(b11)成分の含有量は、80質量%以上が好ましく、90質量%以上が好ましく、100質量%でもよい。
また、(b11)成分は、一級アルカンスルホン酸塩、ジスルホン酸塩、ポリスルホン酸塩等が少量含まれる混合物として供給されてもよい。
好適な(b11)成分としては、下記式(b11)で表される化合物が挙げられる。
(b11)式中、p+q=10〜14である。即ち、上記(b11)式で表される化合物は、炭素数13〜17(ただし、(b11)式中における「M」中の炭素数は含まない。)の二級アルカンスルホン酸塩である。p+qが10以上であれば、油汚れに対する洗浄力が高まる。p+qが14以下であれば、洗浄剤組成物中での(b11)成分の溶解性が良好となるため、低温での保存時における(b11)成分の析出を生じにくい。
(b11)式中、Mは対イオンである。該対イオンとなるMとしては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア、アルカノールアミン等が挙げられる。アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リチウム等が挙げられる。アルカリ土類金属としては、カルシウム、マグネシウム等が挙げられる。アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。中でも、Mとしては、アルカリ金属が好ましく、ナトリウム、カリウムがより好ましい。
(b11)式中、sは、Mの価数を表す。例えば、Mがカルシウムであれば、sは2である。
(b11)式中、Mは対イオンである。該対イオンとなるMとしては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア、アルカノールアミン等が挙げられる。アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リチウム等が挙げられる。アルカリ土類金属としては、カルシウム、マグネシウム等が挙げられる。アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。中でも、Mとしては、アルカリ金属が好ましく、ナトリウム、カリウムがより好ましい。
(b11)式中、sは、Mの価数を表す。例えば、Mがカルシウムであれば、sは2である。
(b11)成分として好適な市販品としては、HOSTAPUR SAS30(商品名、クラリアントジャパン株式会社製。炭素数13〜17の二級アルカンスルホン酸ナトリウムを90質量%以上含む。)、HOSTAPUR SAS60(商品名、クラリアントジャパン株式会社製。炭素数13〜17の二級アルカンスルホン酸ナトリウムを90質量%以上含む。)、MERSOL80(商品名、Bayer社製。平均炭素数15(炭素数13〜17の二級アルカンスルホン酸ナトリウムを80質量%以上含む。)、MARLONシリーズのPS65、PS60、PS60W(商品名、SASOL社製。炭素数10〜18(炭素数13〜17の二級アルカンスルホン酸ナトリウムを90質量%以上含む)。)等が挙げられる。
((b12)成分)
(b12)成分は、下記式(b12)で表される化合物であり、ジアルキルスルホコハク酸エステル又はその塩である。
(b12)成分は、下記式(b12)で表される化合物であり、ジアルキルスルホコハク酸エステル又はその塩である。
(b12)式中、R1及びR2は、それぞれ独立に、炭素数6〜18のアルキル基又は炭素数6〜18のアルケニル基である。
R1及びR2の炭素数は、8〜14が好ましい。上記下限値以上であれば、油汚れに対する洗浄力をより高め、上記上限値以下であれば、洗浄剤組成物中での(b12)成分の溶解性が良好となり、低温での保存時における(b12)成分の析出を生じにくい。
R1及びR2は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、分岐鎖が好ましい。
R1及びR2としては、アルキル基が好ましい。
Maは、対イオンであり、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア、アルカノールアミンのいずれかである。アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リチウム等が挙げられる。アルカリ土類金属としては、カルシウム、マグネシウム等が挙げられる。アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。中でも、Maとしては、アルカリ金属が好ましく、ナトリウム、カリウムがより好ましい。
tは、Maの価数を表す。例えば、Maがカルシウムであれば、tは2である。
R1及びR2の炭素数は、8〜14が好ましい。上記下限値以上であれば、油汚れに対する洗浄力をより高め、上記上限値以下であれば、洗浄剤組成物中での(b12)成分の溶解性が良好となり、低温での保存時における(b12)成分の析出を生じにくい。
R1及びR2は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、分岐鎖が好ましい。
R1及びR2としては、アルキル基が好ましい。
Maは、対イオンであり、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア、アルカノールアミンのいずれかである。アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リチウム等が挙げられる。アルカリ土類金属としては、カルシウム、マグネシウム等が挙げられる。アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。中でも、Maとしては、アルカリ金属が好ましく、ナトリウム、カリウムがより好ましい。
tは、Maの価数を表す。例えば、Maがカルシウムであれば、tは2である。
(b12)成分としては、例えば、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸エステル塩、ジ−トリデシルスルホコハク酸エステル塩、ジラウリルスルホコハク酸エステル塩等が挙げられる。これらの(b12)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
両性界面活性剤としては、例えば炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有するスルホベタイン及びカルボベタイン並びに炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有するアミドスルホベタイン及びアミドカルボベタイン等が挙げられる。
中でも、下記(b21)成分、(b22)成分が洗浄力、拭き跡残り性、起泡性の観点から好ましい。
中でも、下記(b21)成分、(b22)成分が洗浄力、拭き跡残り性、起泡性の観点から好ましい。
((b21)成分)
(b21)成分は、下記式(b21)で表される化合物である。
(b21)成分は、下記式(b21)で表される化合物である。
(b21)式中、R11は、炭素数8〜20のアルキル基又は炭素数8〜20のアルケニル基である。
R11の炭素数は、9〜15が好ましい。上記範囲内であれば、洗浄剤組成物中の(b21)成分の溶解性が良好となり、保存時における析出を生じにくい。
R11は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、直鎖が好ましい。
R11としては、アルキル基が好ましい。
R11の炭素数は、9〜15が好ましい。上記範囲内であれば、洗浄剤組成物中の(b21)成分の溶解性が良好となり、保存時における析出を生じにくい。
R11は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、直鎖が好ましい。
R11としては、アルキル基が好ましい。
R12は、炭素数1〜5のアルキレン基である。
R12の炭素数は、2〜3が好ましい。上記範囲内であれば、低温での液安定性が良好となる。
R12は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、直鎖が好ましい。
R12の炭素数は、2〜3が好ましい。上記範囲内であれば、低温での液安定性が良好となる。
R12は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、直鎖が好ましい。
R13及びR14は、それぞれ独立に、水素又は炭素数1〜3のアルキル基である。
R13又はR14がアルキル基である場合、このアルキル基の炭素数は1〜2が好ましい。上記範囲内であれば、低温での(b21)成分の析出を生じにくい。
R13又はR14がアルキル基である場合、このアルキル基は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、直鎖が好ましい。
R15は、炭素数1〜5のアルキレン基である。R15の炭素数は、1〜3が好ましい。上記範囲内であれば、低温での(b21)成分の析出を生じにくい。
R15は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、直鎖が好ましい。
R13又はR14がアルキル基である場合、このアルキル基の炭素数は1〜2が好ましい。上記範囲内であれば、低温での(b21)成分の析出を生じにくい。
R13又はR14がアルキル基である場合、このアルキル基は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、直鎖が好ましい。
R15は、炭素数1〜5のアルキレン基である。R15の炭素数は、1〜3が好ましい。上記範囲内であれば、低温での(b21)成分の析出を生じにくい。
R15は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、直鎖が好ましい。
(b21)成分としては、例えば、オクチルアミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン(オクタン酸アミドプロピルベタイン)、ラウリルアミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン(ラウリン酸アミドプロピルベタイン)、ステアリル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン(ステアリン酸アミドプロピルベタイン)、ステアリル−N,N−ジメチル−2−ヒドロキシプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が挙げられる。中でも、(b21)成分としては、ラウリン酸アミドプロピルベタインが好ましい。
(b21)成分は、商業的に入手可能である。ラウリン酸アミドプロピルベタインとしては、例えば、ライオン株式会社製「エナジコールL−30B」が挙げられ、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインとしては、例えば、一方社油脂工業株式会社製「CAB−30」、デグサ社製「TEGO BETAIN CK−OK」が挙げられる。パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタインとしては、例えば、ミヨシ油脂株式会社製「アンホレックスPB−1」が挙げられる。
((b22)成分)
(b22)成分は、下記式(b22)で表される化合物である。
(b22)成分は、下記式(b22)で表される化合物である。
(b22)式中、R21は、炭素数8〜18の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数8〜18の直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基である。
R21の炭素数は、10〜16が好ましい。上記範囲内であれば、洗浄剤組成物中の(b22)成分の溶解性が良好となるため、保存時における析出を生じにくい。
R21は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、直鎖が好ましい。
R21としては、アルキル基が好ましい。
R21の炭素数は、10〜16が好ましい。上記範囲内であれば、洗浄剤組成物中の(b22)成分の溶解性が良好となるため、保存時における析出を生じにくい。
R21は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、直鎖が好ましい。
R21としては、アルキル基が好ましい。
R22及びR23は、それぞれ独立に、炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数2〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基である。
R22及びR23の炭素数は、1〜2が好ましい。上記範囲内であれば、洗浄剤組成物中の(b22)成分の溶解性が良好となるため、保存時における析出を生じにくい。
R22及びR23は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、直鎖が好ましい。
R22及びR23としては、アルキル基が好ましい。
R22及びR23の炭素数は、1〜2が好ましい。上記範囲内であれば、洗浄剤組成物中の(b22)成分の溶解性が良好となるため、保存時における析出を生じにくい。
R22及びR23は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、直鎖が好ましい。
R22及びR23としては、アルキル基が好ましい。
R24は、炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖のアルキレン基又は炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖のヒドロキシアルキレン基である。
R24の炭素数は、1〜3が好ましい。上記範囲内であれば、洗浄剤組成物中の(b22)成分の溶解性が良好となるため、保存時における析出を生じにくい。
R24は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、直鎖が好ましい。
R24としては、アルキレン基が好ましい。
R24の炭素数は、1〜3が好ましい。上記範囲内であれば、洗浄剤組成物中の(b22)成分の溶解性が良好となるため、保存時における析出を生じにくい。
R24は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、中でも、直鎖が好ましい。
R24としては、アルキレン基が好ましい。
(b22)成分としては、例えば、ヤシ油アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、パルミチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等が挙げられる。中でも、(b22)成分としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインが好ましい。これらの(b22)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(b22)成分は、商業的に入手可能である。ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインとして、例えば、三洋化成工業株式会社製「レボンLD−36」、東邦化学工業株式会社製「オバゾリンLB−SF」が挙げられる。ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタインとしては、花王株式会社製「アンヒトール86B」が挙げられる。
(b22)成分は、商業的に入手可能である。ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインとして、例えば、三洋化成工業株式会社製「レボンLD−36」、東邦化学工業株式会社製「オバゾリンLB−SF」が挙げられる。ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタインとしては、花王株式会社製「アンヒトール86B」が挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば下記式(b31)で表されるようなアルコールエトキシレートが挙げられる。
R31−(OE)n−OH ・・・(b31)
(b31)式中、R31は、分岐鎖のアルキル基である。R31の炭素数は、8〜18であり、12〜15が好ましい。上記範囲内であれば、低温での(b31)成分の析出を生じにくい。
R31の側鎖の平均数(以下、平均分岐数ということがある)は、0.2〜2であり、0.4〜1.5が好ましい。上記範囲内であれば、低温での(b31)成分の析出を生じにくい。
R31の側鎖の平均数(以下、平均分岐数ということがある)は、0.2〜2であり、0.4〜1.5が好ましい。上記範囲内であれば、低温での(b31)成分の析出を生じにくい。
R31の側鎖の数(分岐数)は、1分子の(b31)成分のメチル基数から1を引いた数として定義される。平均分岐数は、(b31)成分における側鎖の数の統計的平均値である。(b31)成分の平均メチル基数は、1H−NMR分光分析により容易に測定される。本明細書における平均分岐数は、下記式(3)によって算出される。即ち、平均分岐数は、1H−NMRスペクトル中のメチルプロトン(CH3基)に対応するシグナル領域を3で除し、この値と、2で除したCH2−OH基のメチレンプロトンのシグナル領域とを比較により求められる値である。
平均分岐数={(CH3基のメチルプロトンに対応するシグナル領域の積分値/3)−(CH2−OH基のメチレンプロトンに対応するシグナル領域の積分値/2)}/(CH2−OH基のメチレンプロトンに対応するシグナル領域の積分値/2) ・・・(3)
1H−NMR分光分析においては、測定対象((b31)成分)を重水又は重クロロホルムに溶解し、試料濃度を30質量%とする。これを1H−NMR(JEOL社製JNM―LA300 FT NMR SYSTEM)により、測定する。
(b31)式中、OEはオキシエチレン基を表し、nはオキシエチレン基の平均繰り返し数(即ち、エチレンオキシドの平均付加モル数)を表す数である。
nは、2〜7が好ましく、2〜4がより好ましい。上記範囲内であれば、低温での(b31)成分の析出を生じにくい。
nは、2〜7が好ましく、2〜4がより好ましい。上記範囲内であれば、低温での(b31)成分の析出を生じにくい。
<(C)成分>
(C)成分は、水溶性溶剤である。(C)成分を配合することで、洗浄力を向上させ、かつ、拭き跡が残らない洗浄剤組成物を得ることができる。加えて、トイレットペーパーの破れを抑制した洗浄剤組成物を得ることができる。
水溶性溶剤とは、任意の比率で水と混ぜて透明に混ざるものを指す。水溶性溶剤であれば特に限定されないが、エタノール、イソプロパノール等の炭素数2〜3の1級アルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等の炭素数2〜6のグリコール類;及びグリセリン、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等の炭素数3〜8の多価アルコール類等が挙げられる。中でも洗浄力、トイレットペーパーの破れ抑制の観点から、特に、エタノールが好ましい。
エタノールの種類としては、合成エタノール、発酵エタノール、変性エタノール、工業用エタノールのいずれを用いてもよい。
(C)成分は、水溶性溶剤である。(C)成分を配合することで、洗浄力を向上させ、かつ、拭き跡が残らない洗浄剤組成物を得ることができる。加えて、トイレットペーパーの破れを抑制した洗浄剤組成物を得ることができる。
水溶性溶剤とは、任意の比率で水と混ぜて透明に混ざるものを指す。水溶性溶剤であれば特に限定されないが、エタノール、イソプロパノール等の炭素数2〜3の1級アルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等の炭素数2〜6のグリコール類;及びグリセリン、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等の炭素数3〜8の多価アルコール類等が挙げられる。中でも洗浄力、トイレットペーパーの破れ抑制の観点から、特に、エタノールが好ましい。
エタノールの種類としては、合成エタノール、発酵エタノール、変性エタノール、工業用エタノールのいずれを用いてもよい。
(C)成分の配合量は、洗浄剤組成物の総質量に対して15〜75質量%が好ましく、15〜25質量%がより好ましく、18〜22質量%がさらに好ましい。
(C)成分の配合量が、洗浄剤組成物の総質量に対して15質量%以上であれば、トイレットペーパーの破れ抑制効果を高められ、75質量%以下であれば、非水平面での洗浄力を高められる。
(C)成分の配合量が、洗浄剤組成物の総質量に対して15質量%以上であれば、トイレットペーパーの破れ抑制効果を高められ、75質量%以下であれば、非水平面での洗浄力を高められる。
(A)成分の質量と、(C)成分の質量とが、下記式(1)の関係を満たすことが好ましい。
[(A)成分の質量]/[(C)成分の質量]=0.12〜4 ・・・(1)
(1)式において、(A)成分と(C)成分の質量比が、0.6〜2.5であると、より好ましい。前記質量比が0.12未満だと、非水平面における滞留性が低下し、洗浄力が低下する場合がある。一方、前記質量比が4を超えると、水溶性溶剤量が減少することにより、洗浄力が低下する場合がある。
[(A)成分の質量]/[(C)成分の質量]=0.12〜4 ・・・(1)
(1)式において、(A)成分と(C)成分の質量比が、0.6〜2.5であると、より好ましい。前記質量比が0.12未満だと、非水平面における滞留性が低下し、洗浄力が低下する場合がある。一方、前記質量比が4を超えると、水溶性溶剤量が減少することにより、洗浄力が低下する場合がある。
本発明の(A)〜(C)成分の配合の組み合わせとしては、例えば、(A)成分として脱アシル型ジェランガムと塩化カルシウムを含むミクロゲル粒子群、(B)成分として二級アルカンスルホン酸ナトリウム(SAS)、(C)成分としてエタノールを含有する洗浄剤組成物が挙げられる。
また、これとは別に例えば、(A)成分として脱アシル型ジェランガム、ペクチン、リン酸3カルシウム及び硫酸マグネシウム、(B)成分としてラウリン酸アミドプロピルベタイン(LPB)、(C)成分としてエタノールを含有する洗浄剤組成物が挙げられる。
また、これとは別に例えば、(A)成分として脱アシル型ジェランガム、ペクチン、リン酸3カルシウム及び硫酸マグネシウム、(B)成分としてラウリン酸アミドプロピルベタイン(LPB)、(C)成分としてエタノールを含有する洗浄剤組成物が挙げられる。
<任意成分>
洗浄剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、(A)〜(C)成分以外の任意成分を含有してもよい。
例えばキレート剤が挙げられ、乾燥した尿、特にその中の無機成分に対する洗浄力に寄与する。キレート剤としては、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)またはその塩が好ましい。
塩としてはナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩が好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩、モノエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩がより好ましい。
EDTAまたはその塩は、商業的に入手可能であり、例えばアクゾノーベル「ディゾルビンZ」、「ディゾルビンNA」、キレスト社「キレスト3A」、「キレスト2K」、「キレスト2B」等を使用できる。
洗浄剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、(A)〜(C)成分以外の任意成分を含有してもよい。
例えばキレート剤が挙げられ、乾燥した尿、特にその中の無機成分に対する洗浄力に寄与する。キレート剤としては、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)またはその塩が好ましい。
塩としてはナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩が好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩、モノエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩がより好ましい。
EDTAまたはその塩は、商業的に入手可能であり、例えばアクゾノーベル「ディゾルビンZ」、「ディゾルビンNA」、キレスト社「キレスト3A」、「キレスト2K」、「キレスト2B」等を使用できる。
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄剤組成物に通常含まれる成分を更に含むことができる。このような成分としては、防腐剤、着香剤、植物抽出物、pH調整剤等があげられる。
本発明の洗浄剤組成物は、上記成分を定法に従って混合することにより製造することができる。
本発明の洗浄剤組成物は、例えば、トイレの便器の洗浄などに用いられる。具体的には、収納容器から原液を直接或いは薄めて便器やその周辺の床や壁にかけたり、スプレー容器に充填して噴霧したりして適用し、必要により所定時間放置した後、トイレットペーパーで拭き取ることにより使用することができる。
本発明の洗浄剤組成物は、上記成分を定法に従って混合することにより製造することができる。
本発明の洗浄剤組成物は、例えば、トイレの便器の洗浄などに用いられる。具体的には、収納容器から原液を直接或いは薄めて便器やその周辺の床や壁にかけたり、スプレー容器に充填して噴霧したりして適用し、必要により所定時間放置した後、トイレットペーパーで拭き取ることにより使用することができる。
本発明の洗浄剤組成物のpHは、5〜8が好ましい。pH調整剤としては、硫酸、水酸化ナトリウム等があげられる。
なお、本発明の洗浄剤組成物のpHは、JIS Z8802に準拠して測定される値である。具体的には、液体洗浄剤組成物を25℃に調整し、ガラス電極式水素イオン濃度指示計(例えば東亜DKK株式会社製、HM−25R)を用い、3分浸漬後の表示値である。
なお、本発明の洗浄剤組成物のpHは、JIS Z8802に準拠して測定される値である。具体的には、液体洗浄剤組成物を25℃に調整し、ガラス電極式水素イオン濃度指示計(例えば東亜DKK株式会社製、HM−25R)を用い、3分浸漬後の表示値である。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
本実施例において使用した原料は下記の<使用原料>に示す通りである。
本実施例において使用した原料は下記の<使用原料>に示す通りである。
<使用原料>
≪(A)成分:ミクロゲル粒子群≫
[ゲル化剤]
脱アシル型ジェランガムKELCOGEL AFT(三晶株式会社製)。
寒天 試薬 寒天 (和光純薬)特級。
カッパカラギーナン 試薬κ-カラギーナン(東京化成)。
アルギン酸ナトリウム 試薬アルギン酸ナトリウム(関東化学)鹿1級。
ペクチン 試薬(関東化学)。
ネイティブ型ジェランガムKELCOGEL CG−HA(三晶株式会社製)。
比較品:キサンタンガム ケルザンT(ケルコ社)。
[架橋剤]
硫酸マグネシウム 試薬 硫酸マグネシウム七水和物(関東化学)特級。
リンゴ酸 試薬 DL−りんご酸(和光純薬)特級。
塩化カルシウム 試薬 塩化カルシウム(和光純薬)特級。
リン酸3カルシウム 試薬 りん酸三カルシウム (関東化学)食品添加物。
乳酸カルシウム 試薬 DL−乳酸カルシウム五水和物(和光純薬)一級。
クエン酸 クエン酸(扶桑化学工業)。
グルコン酸カルシウム 試薬 グルコン酸カルシウム一水和物(和光純薬)特級。
≪(A)成分:ミクロゲル粒子群≫
[ゲル化剤]
脱アシル型ジェランガムKELCOGEL AFT(三晶株式会社製)。
寒天 試薬 寒天 (和光純薬)特級。
カッパカラギーナン 試薬κ-カラギーナン(東京化成)。
アルギン酸ナトリウム 試薬アルギン酸ナトリウム(関東化学)鹿1級。
ペクチン 試薬(関東化学)。
ネイティブ型ジェランガムKELCOGEL CG−HA(三晶株式会社製)。
比較品:キサンタンガム ケルザンT(ケルコ社)。
[架橋剤]
硫酸マグネシウム 試薬 硫酸マグネシウム七水和物(関東化学)特級。
リンゴ酸 試薬 DL−りんご酸(和光純薬)特級。
塩化カルシウム 試薬 塩化カルシウム(和光純薬)特級。
リン酸3カルシウム 試薬 りん酸三カルシウム (関東化学)食品添加物。
乳酸カルシウム 試薬 DL−乳酸カルシウム五水和物(和光純薬)一級。
クエン酸 クエン酸(扶桑化学工業)。
グルコン酸カルシウム 試薬 グルコン酸カルシウム一水和物(和光純薬)特級。
ミクロゲル粒子群((A)成分)の組成、平均粒子径を表1及び表2に示す。なお、調製方法は以下の通りである。
(1)ゲル化剤を精製水で混合し、85〜90℃に加熱溶解した後に架橋剤を加え、その後強制冷却(冷却速度0.5℃/min)しながら、TKロボミックス(PRIMIX株式会社製 攪拌部:ホモキクサーMARKII 2.5型)で剪断力(羽根先端速度13m/s)を加えて(A)成分を調製した。この(A)成分に残りの他成分を混合撹拌して洗浄剤組成物を得た。
(2)ゲル化剤を精製水で混合し、85〜90℃に加熱溶解した後、強制冷却(冷却速度0.3℃/min)しながらTKロボミックス(PRIMIX株式会社製 攪拌部:ホモキクサーMARKII 2.5型)で剪断力(10m/s)を加え、液温が40℃以下になった時点で剪断力(羽根先端速度10m/s)を与えながら架橋剤を加えて(A)成分を調製した。この(A)成分に残りの他成分を混合撹拌して洗浄剤組成物を得た。
表1及び表2に示す通り、ミクロゲル粒子群((A)成分)1〜10は、上記調製方法(1)により調製し、ミクロゲル粒子群((A)成分)11は、上記調製方法(2)により調製した。
(1)ゲル化剤を精製水で混合し、85〜90℃に加熱溶解した後に架橋剤を加え、その後強制冷却(冷却速度0.5℃/min)しながら、TKロボミックス(PRIMIX株式会社製 攪拌部:ホモキクサーMARKII 2.5型)で剪断力(羽根先端速度13m/s)を加えて(A)成分を調製した。この(A)成分に残りの他成分を混合撹拌して洗浄剤組成物を得た。
(2)ゲル化剤を精製水で混合し、85〜90℃に加熱溶解した後、強制冷却(冷却速度0.3℃/min)しながらTKロボミックス(PRIMIX株式会社製 攪拌部:ホモキクサーMARKII 2.5型)で剪断力(10m/s)を加え、液温が40℃以下になった時点で剪断力(羽根先端速度10m/s)を与えながら架橋剤を加えて(A)成分を調製した。この(A)成分に残りの他成分を混合撹拌して洗浄剤組成物を得た。
表1及び表2に示す通り、ミクロゲル粒子群((A)成分)1〜10は、上記調製方法(1)により調製し、ミクロゲル粒子群((A)成分)11は、上記調製方法(2)により調製した。
≪(B)成分:界面活性剤≫
(b11)成分:二級アルカンスルホン酸ナトリウム(SAS、平均分子量328)、クラリアントジャパン株式会社製の「HOSTAPUR SAS60」(商品名)。
(b11)式中のp+q=10〜14の混合物、Mがナトリウム、sが1である(b11)成分に相当。
(b11)成分:LAS 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS、直鎖アルキル基の炭素数10〜15) テイカ株式会社製の「テイカパワーL121」(商品名)を水酸化ナトリウムで中和し用いた。
(b12)成分:ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製の「リパール870P」(商品名)。
(b12)式中、R1及びR2が2−エチルヘキシル、Maがナトリウム、tが1である(b12)成分に相当。
(b21)成分:ラウリン酸アミドプロピルベタイン ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製の「エナジコールL−30B」(商品名)。
(b22)成分:ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 三洋化成工業株式会社製「レボンLD−36」(商品名)。
KOHで中和して用いた。
(b31)成分:アルコールエトキシレート BASFジャパン株式会社製の「ルテンゾールAO3」(商品名)。
BASF社製のルテンゾールAO3(炭素数が13と15との混合物、平均分岐数0.8、オキシエチレン基の平均繰り返し数が3)。
(b11)成分:二級アルカンスルホン酸ナトリウム(SAS、平均分子量328)、クラリアントジャパン株式会社製の「HOSTAPUR SAS60」(商品名)。
(b11)式中のp+q=10〜14の混合物、Mがナトリウム、sが1である(b11)成分に相当。
(b11)成分:LAS 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS、直鎖アルキル基の炭素数10〜15) テイカ株式会社製の「テイカパワーL121」(商品名)を水酸化ナトリウムで中和し用いた。
(b12)成分:ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製の「リパール870P」(商品名)。
(b12)式中、R1及びR2が2−エチルヘキシル、Maがナトリウム、tが1である(b12)成分に相当。
(b21)成分:ラウリン酸アミドプロピルベタイン ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製の「エナジコールL−30B」(商品名)。
(b22)成分:ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 三洋化成工業株式会社製「レボンLD−36」(商品名)。
KOHで中和して用いた。
(b31)成分:アルコールエトキシレート BASFジャパン株式会社製の「ルテンゾールAO3」(商品名)。
BASF社製のルテンゾールAO3(炭素数が13と15との混合物、平均分岐数0.8、オキシエチレン基の平均繰り返し数が3)。
≪(C)成分:水溶性溶剤≫
エタノール 試薬 エタノール(関東化学)99.5V/V%。
プロパノール 試薬 1−プロパノール(和光純薬)特級。
イソプロパノール 試薬 2−プロパノール(関東化学)特級。
ブチルカルビトール ブチルジグリコ−ル(日本乳化剤)。
エタノール 試薬 エタノール(関東化学)99.5V/V%。
プロパノール 試薬 1−プロパノール(和光純薬)特級。
イソプロパノール 試薬 2−プロパノール(関東化学)特級。
ブチルカルビトール ブチルジグリコ−ル(日本乳化剤)。
≪任意成分≫
エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム:キレスト株式会社製の「キレスト2B」(商品名)。なお、以下の表中、EDTAと記載した。
エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム:キレスト株式会社製の「キレスト2B」(商品名)。なお、以下の表中、EDTAと記載した。
[実施例1〜29、比較例1〜7]
表3から表9の組成に従い、得られた洗浄剤組成物について下記評価法により、非水平面における尿汚れ洗浄力、非水平面における油汚れ洗浄力、トイレットペーパーの破れにくさ、拭き跡残り、滞留性を評価した。結果を表3から表9に併記する。
なお、表中の含有量の単位は「質量%」であり、(A)成分はミクロゲル粒子群としての含有量である。他の成分は、純分換算量を示す。「バランス」は、各例の組成物に含まれる全配合成分の合計の配合量(質量%)が100質量%となるように水が配合されていることを意味する。
表3から表9の組成に従い、得られた洗浄剤組成物について下記評価法により、非水平面における尿汚れ洗浄力、非水平面における油汚れ洗浄力、トイレットペーパーの破れにくさ、拭き跡残り、滞留性を評価した。結果を表3から表9に併記する。
なお、表中の含有量の単位は「質量%」であり、(A)成分はミクロゲル粒子群としての含有量である。他の成分は、純分換算量を示す。「バランス」は、各例の組成物に含まれる全配合成分の合計の配合量(質量%)が100質量%となるように水が配合されていることを意味する。
(評価方法)
トイレットペーパーには日本製紙クレシア株式会社製「クリネックス(シングル)」11.5cm×30cmを用いた。スプレーは、ライオン社製ルックまめピカトイレのふき取りクリーナーのスプレーヤーを用いた。
トイレットペーパーには日本製紙クレシア株式会社製「クリネックス(シングル)」11.5cm×30cmを用いた。スプレーは、ライオン社製ルックまめピカトイレのふき取りクリーナーのスプレーヤーを用いた。
[非水平面における尿汚れ洗浄力]
20cm×20cmのタイルの高さ18cmの位置に、成人男性3名分の実尿を200μL滴下し、室温で乾燥するまで放置、汚垢タイルを作成した。汚垢タイルを80°に傾け、洗浄液を汚垢付着部分に、所定のスプレーヤーにて洗浄剤組成物を1プッシュ分噴射し、3分経過後8ツ折にしたトイレットペーパーで拭き取った際の洗浄力を目視で評価した。
◎、○を良好であるとした。
◎:全て落ちた。
○:ほとんど落ちた。
△:一見してわかる程度残った。
×:ほとんど残っている/ざらつきが残っている。
20cm×20cmのタイルの高さ18cmの位置に、成人男性3名分の実尿を200μL滴下し、室温で乾燥するまで放置、汚垢タイルを作成した。汚垢タイルを80°に傾け、洗浄液を汚垢付着部分に、所定のスプレーヤーにて洗浄剤組成物を1プッシュ分噴射し、3分経過後8ツ折にしたトイレットペーパーで拭き取った際の洗浄力を目視で評価した。
◎、○を良好であるとした。
◎:全て落ちた。
○:ほとんど落ちた。
△:一見してわかる程度残った。
×:ほとんど残っている/ざらつきが残っている。
[非水平面における油汚れ洗浄力]
25℃、65%RH(相対湿度)の環境において、赤色に着色したトリオレイン5mgを20cm×20cmのタイルの下から19cmの部分に塗布し、80°に傾け、所定のスプレーヤーにて洗浄剤組成物を1プッシュ分噴射し、3分経過後8つ折りした1gのティッシュペーパーで拭き取り、汚れの残り具合を目視およびでざらつきの残り具合を触感で評価した。
◎、○を良好であるとした。
◎:全て落ちた。
○:ほとんど落ちた。
△:一見してわかる程度残った。
×:ほとんど残っている/ざらつきが残っている。
25℃、65%RH(相対湿度)の環境において、赤色に着色したトリオレイン5mgを20cm×20cmのタイルの下から19cmの部分に塗布し、80°に傾け、所定のスプレーヤーにて洗浄剤組成物を1プッシュ分噴射し、3分経過後8つ折りした1gのティッシュペーパーで拭き取り、汚れの残り具合を目視およびでざらつきの残り具合を触感で評価した。
◎、○を良好であるとした。
◎:全て落ちた。
○:ほとんど落ちた。
△:一見してわかる程度残った。
×:ほとんど残っている/ざらつきが残っている。
[トイレットペーパーの破れにくさ]
20cm×20cmのタイルに所定のスプレーヤーにて洗浄液を噴霧し、8ツ折にしたトイレットペーパーに洗浄液を含浸させながらクッションフロア全面をまんべんなく拭き取った。拭き取り後のトイレットペーパーの破れ具合を目視で評価した。
◎、○を良好であるとした。
◎:破れていない。
○:ほんの一部破れたが、ほとんど気にならない。
△:明らかに破れている。
×:ボロボロに破れている。
20cm×20cmのタイルに所定のスプレーヤーにて洗浄液を噴霧し、8ツ折にしたトイレットペーパーに洗浄液を含浸させながらクッションフロア全面をまんべんなく拭き取った。拭き取り後のトイレットペーパーの破れ具合を目視で評価した。
◎、○を良好であるとした。
◎:破れていない。
○:ほんの一部破れたが、ほとんど気にならない。
△:明らかに破れている。
×:ボロボロに破れている。
[拭き跡残り]
20cm×20cmのタイルに所定のスプレーヤーにて洗浄液を1プッシュ分噴霧し、8ツ折にしたトイレットペーパーで3回円を描くように拭き取り、拭き跡の残り具合を目視で評価した。
◎、○を良好であるとした。
◎:拭き跡が全く残らない。
○:わずかに細い線状の拭き跡が残るが、気にならない。
△:線状の拭き跡、泡残りがある。
×:全面に拭き跡が残る。
20cm×20cmのタイルに所定のスプレーヤーにて洗浄液を1プッシュ分噴霧し、8ツ折にしたトイレットペーパーで3回円を描くように拭き取り、拭き跡の残り具合を目視で評価した。
◎、○を良好であるとした。
◎:拭き跡が全く残らない。
○:わずかに細い線状の拭き跡が残るが、気にならない。
△:線状の拭き跡、泡残りがある。
×:全面に拭き跡が残る。
[滞留性]
20cm×20cmのタイルを80度に傾斜させ、高さ18cmの位置に、所定のスプレーヤーにて洗浄液を1プッシュ分噴霧し、洗浄液がタイルの最下点までたれ落ちる時間を計測した。
◎、○を良好であるとした。
◎:洗浄液が3分以上タイル上に滞留している。
○:洗浄液が1分以上タイル上に滞留している。
△:洗浄液が30秒以上タイル上に滞留している。
×:洗浄液が30秒未満タイル上に滞留している。
20cm×20cmのタイルを80度に傾斜させ、高さ18cmの位置に、所定のスプレーヤーにて洗浄液を1プッシュ分噴霧し、洗浄液がタイルの最下点までたれ落ちる時間を計測した。
◎、○を良好であるとした。
◎:洗浄液が3分以上タイル上に滞留している。
○:洗浄液が1分以上タイル上に滞留している。
△:洗浄液が30秒以上タイル上に滞留している。
×:洗浄液が30秒未満タイル上に滞留している。
表2から表5に示すように、本発明を適用した実施例1〜29は、すべての評価項目において「◎」又は「○」であり、良好であった。
一方、ミクロゲル粒子群の代わりに比較品を用いた比較例1、2は、拭き跡残りが「△」だった。
界面活性剤の含有量が下限値未満の比較例3は、非水平面における洗浄力が「×」、上限値を超える比較例4は、拭き跡残りが「×」だった。
水溶性溶剤の含有量が下限値未満の比較例5は、トイレットペーパーの破れにくさが「×」、上限値を超える比較例6は、非水平面における洗浄力と滞留性が「△」だった。
ミクロゲル粒子群を含有しない比較例7は、非水平面における洗浄力と滞留性が「×」だった。
一方、ミクロゲル粒子群の代わりに比較品を用いた比較例1、2は、拭き跡残りが「△」だった。
界面活性剤の含有量が下限値未満の比較例3は、非水平面における洗浄力が「×」、上限値を超える比較例4は、拭き跡残りが「×」だった。
水溶性溶剤の含有量が下限値未満の比較例5は、トイレットペーパーの破れにくさが「×」、上限値を超える比較例6は、非水平面における洗浄力と滞留性が「△」だった。
ミクロゲル粒子群を含有しない比較例7は、非水平面における洗浄力と滞留性が「×」だった。
これらの結果から、本発明の洗浄剤組成物によれば、トイレットペーパーの破れを抑制でき、洗浄力が向上し、かつ、拭き跡を残しにくいことが分かった。
Claims (3)
- 寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤と、架橋剤とから形成される架橋体を含み、平均粒子径が0.01μm以上1,000μm未満のミクロゲル粒子群(A)と、界面活性剤(B)と、水溶性溶剤(C)とを含有する洗浄剤組成物において、
洗浄剤組成物の総質量に対する前記(B)成分の質量は、0.1〜5質量%であり、
洗浄剤組成物の総質量に対する前記(C)成分の質量は、15〜75質量%である洗浄剤組成物。 - 前記ゲル化剤の質量が洗浄剤組成物の総質量に対して0.005〜1質量%である、
請求項1に記載の洗浄剤組成物。 - 前記(A)成分の質量と、前記(C)成分の質量とが、下記式(1)の関係を満たす、
請求項1または請求項2に記載の洗浄剤組成物。
[(A)成分の質量]/[(C)成分の質量]=0.12〜4 ・・・(1)
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020529479A (ja) * | 2017-04-03 | 2020-10-08 | オブシェストフォ ス オグラニチェンノイ オトゥヴェステュヴェンノステュ “ビオミクロゲリ”Obshestvo S Ogranichennoi Otvetstvennost’U ‘Biomicrogeli’ | 洗剤中での多糖類ミクロゲルの使用 |
| WO2020230356A1 (ja) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | 資生堂ホネケーキ工業株式会社 | ゲル状洗浄剤 |
| JPWO2021100692A1 (ja) * | 2019-11-21 | 2021-05-27 | ||
| JPWO2021100691A1 (ja) * | 2019-11-21 | 2021-05-27 |
-
2016
- 2016-09-06 JP JP2016173570A patent/JP2018039881A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2020529479A (ja) * | 2017-04-03 | 2020-10-08 | オブシェストフォ ス オグラニチェンノイ オトゥヴェステュヴェンノステュ “ビオミクロゲリ”Obshestvo S Ogranichennoi Otvetstvennost’U ‘Biomicrogeli’ | 洗剤中での多糖類ミクロゲルの使用 |
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| KR20200132841A (ko) * | 2019-05-14 | 2020-11-25 | 시세이도 호네케키 고교 가부시키가이샤 | 겔상 세정제 |
| JP2020189956A (ja) * | 2019-05-14 | 2020-11-26 | 資生堂ホネケーキ工業株式会社 | ゲル状洗浄剤 |
| KR102418206B1 (ko) * | 2019-05-14 | 2022-07-06 | 시세이도 호네케키 고교 가부시키가이샤 | 겔상 세정제 |
| US12138329B2 (en) | 2019-05-14 | 2024-11-12 | Shiseido Honeycake Industries Co., Ltd. | Gel cleansing agent |
| JPWO2021100692A1 (ja) * | 2019-11-21 | 2021-05-27 | ||
| WO2021100692A1 (ja) * | 2019-11-21 | 2021-05-27 | 花王株式会社 | 洗浄又は親水化処理剤組成物 |
| JPWO2021100691A1 (ja) * | 2019-11-21 | 2021-05-27 | ||
| WO2021100691A1 (ja) * | 2019-11-21 | 2021-05-27 | 花王株式会社 | 洗浄剤組成物 |
| EP4063032A4 (en) * | 2019-11-21 | 2024-01-03 | Kao Corporation | CLEANING AND HYDROPHILIZING AGENT COMPOSITION |
| JP7640465B2 (ja) | 2019-11-21 | 2025-03-05 | 花王株式会社 | 洗浄又は親水化処理剤組成物 |
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