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JP2018035474A - ポリプロピレン繊維とセルロース系繊維との混用織物 - Google Patents

ポリプロピレン繊維とセルロース系繊維との混用織物 Download PDF

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JP2018035474A JP2016171350A JP2016171350A JP2018035474A JP 2018035474 A JP2018035474 A JP 2018035474A JP 2016171350 A JP2016171350 A JP 2016171350A JP 2016171350 A JP2016171350 A JP 2016171350A JP 2018035474 A JP2018035474 A JP 2018035474A
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晃啓 土田
Akihiro Tsuchida
晃啓 土田
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Abstract

【課題】ポリプロピレン繊維とセルロース系繊維を用いて、優れた軽量感とさらさら感及び速乾性を有するポリプロピレン繊維含有の混用織物を提供する。【解決手段】ポリプロピレン繊維が15〜60質量%とセルロース系繊維が40〜85質量%とを含有し、脱水6分後の水分率が25〜39%である織物。織物の片面における組織点の比率が、ポリプロピレン繊維は60〜90%であり、セルロース系繊維は10〜40%であること、織物の密度が0.4〜0.5g/cm3であること、前記ポリプロピレン繊維が緯糸に配置され、前記セルロース系繊維が経糸に配置されていること、前記ポリプロピレン繊維がマルチフィラメントであり、総繊度が300〜900dtexであることの1つ以上を満たすことが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、ポリプロピレン繊維とセルロース系繊維とが混用し、軽量で速乾性に優れる織物に関する。
ポリプロピレン繊維を用いた織編物は軽くて、速乾性及び保温性に優れた特徴がある。
例えば特許文献1には、水に濡れやすい環境で着用する衣類等に適した織編物として、織編物の肌側面がポリプロピレンフィラメントを含み、織編物の外表面がポリプロピレンより親水性の高いポリマーからなるフィラメントを含む織編物が提案されている。
また、特許文献2には、肌着、下着等に適した編地として、肌側となる内層、外層、これらを繋ぐ接結糸で構成され、編地の内層をポリプロピレン繊維を含む糸条で構成し、外層、接結糸を異型断面のポリエステル繊維等の疎水性合成繊維で構成した編地が提案されている。
更に、特許文献3には、軽量化として中空断面ポリプロピレン繊維糸が提案されている。
これらの織編物では、いずれも肌側となる面がポリプロピレン繊維で構成され、外表面がポリエステル繊維、アクリル繊維等で構成されており、ポリプロピレン繊維の疎水性、保温性能を発揮させるような繊維の配置構造としたものである。
しかしながら、これらの織編物は、合成繊維100%の繊維構成であるために、天然繊維が有するような適度な吸水性、放湿性に欠け、ソフトな肌触り、着心地感に欠けるという問題がある。
特開2006−161182号公報 特開2013−249560号公報 特開平7−42018号公報
本発明は、ポリプロピレン繊維を主体とする合成繊維からなる織物における天然繊維が有する着心地感に欠ける問題や、吸水性、放湿性に欠ける問題を解決し、一方セルロース系繊維からなる織物における、軽量感や速乾性に欠ける問題を解決するものである。
本発明の目的は、ポリプロピレン繊維と、セルロース系繊維用いて、優れた軽量性、速乾性とソフトでドライ感を有する混用布帛を提供することにある。
本発明の要旨は、次のとおりである。
1.ポリプロピレン繊維が15〜60質量%とセルロース系繊維が40〜85質量%とを含有し、脱水6分後の保水率が25〜39%である織物。
2.織物の片面における組織点の比率が、ポリプロピレン繊維は60〜90%であり、セルロース系繊維は10〜40%である1に記載の織物。
3.織物の密度が0.4〜0.5g/cmである1または2に記載の織物。
4.前記ポリプロピレン繊維が緯糸に配置され、前記セルロース系繊維が経糸に配置されている1〜3のいずれかに記載の織物。
5.前記ポリプロピレン繊維がマルチフィラメントであり、総繊度が300〜900dtexである1〜4のいずれかに記載の織物
6.前記セルロース系繊維の太さが綿番手で5〜40番手である1〜5のいずれかに記載の織物。
7.目付が300〜500g/mであり、90分後の乾燥率が60%以上である1〜6のいずれかに記載の織物。
8.120分後の乾燥率が80%以上である7に記載の織編物。
9.前記ポリプロピレン繊維の単繊維繊度が1.5〜7.0dtexである1〜8のいずれかに記載の織編物。
10.前記ポリプロピレン繊維が仮撚加工糸または撚糸された加工糸である1〜9のいずれかに記載の織編物。
11.前記ポリプロピレン繊維は、2〜5本の仮撚加工糸がインターレースされている加工糸である10に記載の織物。
12.前記ポリプロピレン繊維は、2〜5本の仮撚加工糸が撚糸されている加工糸である10に記載の織物。
13.前記ポリプロピレン繊維は、繊維軸方向に垂直な断面が中空部を有する断面である1〜12に記載の織物。
14.織物の織組織が綾織である1〜13のいずれかに記載の織物。
15.前記セルロース系繊維が綿繊維である1〜14のいずれかに記載の織物。
16.さらに弾性糸を含有する請求項1〜15のいずれか一項に記載の織物。
本発明においては、ポリプロピレン繊維とセルロース系繊維とを含有した織物にすることで、脱水性、乾燥性にすぐれた織物を提供できる。本発明の織物は、特にデニムに適したものである。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の織物は、ポリプロピレン繊維が15〜60質量%とセルロース系繊維が40〜85質量%とを含有し、脱水6分後の水分率が25〜39%である。
本発明の織物は、ポリプロピレン繊維が15質量%以上含有することで、織物の軽量化とドライ感が得られ、良好な脱水性が得られる。また、セルロース系繊維を40質量%以上含有することで、肌触りの良い風合いが得られる。
これらの観点から、本発明の織物は、ポリプロピレン繊維を20質量%〜50質量%含有することが好ましく、セルロース系繊維を50〜80質量%含有することが好ましい。
セルロース系繊維は、特に限定されるものではなく、綿繊維、麻繊維、レーヨン繊維、キュプラ繊維、アセテート繊維が使用できる。中でも、織編物の強度維持の点から、綿繊維が好ましい。
本発明の織物は、脱水6分後の水分率の上限値が39%以下であることで、セルロース系繊維が100質量%使用の織物より、乾燥時間が短縮でき、速乾性が得られる。この観点から、前記水分率は38%以下がより好ましく、37%以下がさらに好ましい。
また、前記水分率の下限値は低いほど好ましいが、前記水分率が25%以上であれば、織物のソフト感を得られるためのセルロース系繊維を含有できる。
本発明の織物は、織物の片面における組織点の比率が、ポリプロピレン繊維は60〜90%であり、セルロース系繊維は10〜40%であることが好ましい。
織物の片面における組織点の比率が、ポリプロピレン繊維が60%以上であると、肌に接する面にした場合にドライ感が得られ易く、90%以下であれば、セルロース系繊維が10%以上になるので、ソフトな肌触り感が得られ易い。 この場合、前記片面の反対側の面は、組織点の比率が、ポリプロピレン繊維は10〜40%であり、セルロース系繊維は60〜90%となる。
これらの観点から、前記片面における組織点の比率が、ポリプロピレン繊維は65〜80%であり、セルロース系繊維は20〜35%であることがより好ましく、
ポリプロピレン繊維は70〜75%であり、セルロース系繊維は25〜30%であることがさらに好ましい。
本発明の織物は、織物の密度が0.4〜0.5g/cmであることが好ましい。
織物の密度が0.4g/cm以上であれば、デニムに適した厚地織物が得られ、0.5g/cm%以下であれば、軽量感が得られる。これらの観点から、前記密度は0.43〜0.48g/cmがより好ましい。
本発明の織物は、経糸にセルロース系繊維、緯糸にポリプロピレン繊維が配されることが好ましい。
経糸にセルロース系繊維、緯糸にポリプロピレン繊維が配されれば、目的の織物強度が得られ風合い、意匠性の効果がある。
本発明の織物は、前記ポリプロピレン繊維がマルチフィラメントであり、総繊度が300〜900dtexであることが好ましい。
前記ポリプロピレン繊維がマルチフィラメントであることで、ソフトな風合いが得られる。
総繊度が300dtex以下であれば、デニムに適した織物が得られ易くなり、900dtex以下であれば織物が厚くなり過ぎない。
これらの観点から、総繊度は330〜750dtexがより好ましく、350〜650dtexがさらに好ましい。
本発明の織物は、前記セルロース系繊維の太さが綿番手で5〜40番手であることが好ましい。
セルロース繊維の太さが綿番手で5番手以上であれば、織編物が軽くでき、40番手以上であれば織編物の強度が使用上問題ない程度に得られる。
これらの観点から、前記セルロース系繊維の太さは、綿番手で7〜20番手であることがより好ましい。
本発明の織物は、目付が300〜500g/mであり、90分後の乾燥率が60%以上であることが好ましい。
前記目付が300g/m以上であれば、デニムに適した風合いが得られ、500g/m以下であれば、織物が重くなり過ぎない。
これらの観点から、前記目付は、330〜450g/mがより好ましい。
本発明の織物は、目付が300〜500g/mである時、90分後の乾燥率が60%以上であることが好ましい。
90分後の乾燥率が60%以上であれば、洗濯時の乾燥時間が綿100%使用した織物と比較してかなり短縮できる。
これらの観点から、前記90分後の乾燥率は65%以上がより好ましい。
本発明の織物は、目付が300〜500g/mである時、120分後の乾燥率が80%以上であることが好ましい。
120分後の乾燥率が80%以上であれば、洗濯時の乾燥時間が綿100%使用した織物と比較してかなり短縮できる。
これらの観点から、前記120分後の乾燥率は85%以上がより好ましい。
本発明の織物は、前記ポリプロピレン繊維の単繊維繊度が1.5〜7.0dtexであることが好ましい。
前記ポリプロピレン繊維の単繊維繊度が1.5dtex以上であれば、織物強度が十分得られ、7.0dtex以下であれば、ソフトな良好な風合いが得られる。
これらの観点から、前記ポリプロピレン繊維の単繊維繊度は、2〜6dtexであることがより好ましく、2.5〜5dtexdtexであることがさらに好ましい。
本発明の織物は、前記ポリプロピレン繊維が仮撚加工糸または撚糸された加工糸であることが好ましい。
ポリプロピレン繊維が仮撚加工糸であれば、糸の嵩高性があり、織編物の軽量化ができ易く、撚糸であれば、織編物の強度を高くすることができる。
本発明の織物は、前記ポリプロピレン繊維が2〜5本の仮撚加工糸がインターレースされている加工糸であることが、取扱い性が良好になる点、風合いがソフトになる点で好ましい。
本発明の織物は、前記ポリプロピレン繊維が2〜5本の仮撚加工糸が撚糸されている加工糸であることが、加工糸の取扱い性が良好になる点、織物強度が高くできる点で好ましい。
本発明の織物は、前記ポリプロピレン繊維が繊維軸方向に垂直な断面が中空部を有する断面であることが、織物のボリュームを損なわずに軽量化できる点で好ましい。
前記中空部は、繊維断面に複数の中空部を有していても良い。中空部の数が1〜4個であることが、繊維の生産性が良好になる点、中空率が高くできる点で好ましい。
本発明の織物の織組織は特に限定されるものではなく、平織、綾織、朱子織などが使用できる。中でも、デニム生地に適用でき、軽量化できることから綾織であることがより好ましく、特に四つ綾(3/1)が好ましい。
四つ綾の場合、一面にポリプロピレン繊維を組織点で75%、もう一面にセルロース系繊維を組織点で75%にできる。 この様に、一面にポリプロピレン繊維を組織点で60〜90%、セルロース系繊維を10〜40%存在させることが、ソフト感、ドライ感を得るのに好ましい。
本発明の織物は、前記セルロース系繊維が綿繊維であることが、デニム生地の風合いが良好になる点から好ましい。
本発明の織編物は、さらに弾性糸を含有することが好ましい。弾性糸を含有すると織編物にストレッチ性を付与でき、衣服にした際に体へのフィット感が良好となる。
弾性糸は、ポリウレタン糸、ナイロンFTY、ポリトリメチレンテレフタレート糸(PTT)、PTTとポリエチレンテレフタレート(PET)複合糸などである。
本発明において用いられるポリプロピレン繊維は、繊維を構成するポリマーに酸化防止剤、光安定剤、核剤、艶消剤、顔料等の添加された、メルトフローレート(MFR)値が7〜60g/分(JIS K7210に準拠、温度230℃、荷重2.16kg)のポリプロピレンが用いられる。
ポリプロピレン繊維の代わりに同じポリオレフィン系のポリエチレン繊維を用いてもよい。
特に、本発明におけるポリプロピレン繊維としては、その構成のポリプロピレンポリマーに酸化防止剤として高分子量型ヒンダードアミン系化合物を0.2〜5質量%含有するポリプロピレン繊維であることが酸化防止、光安定化の効果の持続性を有しポリプロピレン繊維の自己酸化による発熱を防ぐためにも好ましい。前記観点から、高分子量型ヒンダードアミン系化合物の含有量は、好ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上であり、また、5質量%以下であれば、製糸の安定性を確保しうる。
ポリプロピレン繊維は、フィラメントよりなるマルチフィラメント糸、短繊維よりなる紡績糸等その繊維形態に特に制限はないが、形態的に汗、水分等を保持させ難い点でフィラメントよりなるマルチフィラメント糸であることが好ましい。またマルチフィラメント糸が顔料原着のマルチフィラメント糸であってもよい。さらに、ポリプロピレンマルチフィラメント糸は、インターレース加工、タスラン加工、仮撚加工等の糸に嵩高を与える糸加工が施されていてもよく、むしろ加工糸であることが保温性を補助するうえで好ましい。ポリプロピレン繊維のマルチフィラメントの総繊度は、300〜900dtexで、フィラメント本数が20〜100本であることが好ましい。
セルロース系繊維は、フィラメント糸、紡績糸等その繊維形態に特に制限はないが、風合い、水分の吸収、放散性の点で、短繊維よりなる紡績糸であることが好ましい。またセルロース系繊維がその短繊維の紡績糸であるときは、該紡績糸の糸繊度は綿番手で5〜20番手であることが好ましい。
本発明においての好ましい繊維形態であるセルロース系繊維の紡績糸は、いずれの紡績方法によってもよいが、リング法、オープンエンド法によることが好ましい。
本発明の織物には、ストレッチ性を付与するためにポリウレタン弾性糸、ポリトリメチレンテレフタレート糸(PTT)を任意の外数の量として複合させ含有させてもよい。ポリウレタン弾性糸の複合には、ポリウレタン弾性糸との複合糸として用いたり、交織する等の公知の方法が用いられる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
(保水率)
1.試料サイズが20cm×20cmの試料を準備する。
2.1.で準備した試料を、JISL−0217 103法に準じて洗濯処理を5回繰り返し行う。尚、吊干し乾燥は、温度が20℃、湿度が65%RHの室内で24時間行い、その後、試料の質量Wgを測定する。
3.次に試料を水に30分間浸漬させ、その後家庭用電気洗濯機で脱水を所定時間行い、取り出した試料の質量Wgを測定する。
4.以下の計算式で保水率を算出する。
保水率(%)=〔(W−W)/W〕×100
(乾燥率)
1.試料サイズが30cm×30cmの試料を準備する。
2.1.で準備した試料を、温度が20℃、湿度が65%RHの室内に24時間吊干しし、その後、試料の質量Wgを測定する。
3.JISL−0217 103法に準じて洗濯処理を脱水まで行う。脱水時間は6分間とする。その後、試料の質量Wgを測定する。
4.温度が20℃、湿度が65%RHの標準状態の部屋に試料を吊干しし、30分経過毎の質量Wxgを測定する。
5.以下の計算式で乾燥率を算出する。
乾燥率(%)=〔(W−Wx)/(W−W)〕×100
(実施例1)
綿番手が7番手の綿先染糸を経糸に使用し、ポリプロピレン繊維(三菱レイヨン社製、(品番R74 190dtex60f中空断面糸)を仮撚加工した加工糸を3本合わせてインターレース加工を行い緯糸に使用し、3/1の綾織の生地を作製した。得られた生地に、綿繊維の精錬仕上げ加工を行い織物を得た。
得られた織物の仕上経密度、仕上緯密度、混率、目付、生地厚、密度は表1に示す通りであった。
また、該織物の保水率を脱水時間を変えて測定し、乾燥率を30分経過毎に測定した。その結果を表1に示す。
織物の片面は、ポリプロピレン繊維が組織点で75%存在し、セルロース系繊維が組織点で25%存在した。その裏綿は、ポリプロピレン繊維が組織点で25%存在し、セルロース系繊維が組織点で75%存在した。
(実施例2)
綿番手7.7番手の綿先染糸を経糸に使用し、ポリプロピレン繊維(三菱レイヨン社製、(品番R74 190dtex60f中空断面糸)を仮撚加工した加工糸を2本合わせてインターレース加工を行い緯糸に使用し、3/1の綾織の生地を作製した。得られた生地に、綿繊維の精錬仕上げ加工を行い織物を得た。
得られた織物の仕上経密度、仕上緯密度、混率、目付、生地厚、密度は表1に示す通りであった。
また、該織物の保水率を脱水時間を変えて測定し、乾燥率を30分経過毎に測定した。その結果を表1に示す。
織物の片面は、ポリプロピレン繊維が組織点で75%存在し、セルロース系繊維が組織点で25%存在した。その裏綿は、ポリプロピレン繊維が組織点で25%存在し、セルロース系繊維が組織点で75%存在した。
(実施例3)
綿番手40番手の綿先染糸を経糸に使用し、ポリプロピレン繊維(三菱レイヨン社製、(品番R74 190dtex60f中空断面糸)を仮撚加工した加工糸を緯糸に使用し、3/1の綾織の生地を作製した。
得られた生地に、綿繊維の精錬仕上げ加工を行い織物を得た。
得られた織物の仕上経密度、仕上緯密度、混率、目付、生地厚、密度は表1に示す通りであった。
また、該織物の保水率を脱水時間を変えて測定し、乾燥率を30分経過毎に測定した。その結果を表1に示す。
織物の片面は、ポリプロピレン繊維が組織点で75%存在し、セルロース系繊維が組織点で25%存在した。その裏綿は、ポリプロピレン繊維が組織点で25%存在し、セルロース系繊維が組織点で75%存在した。
(比較例1)
綿番手7番手の綿先染糸を経糸及び緯糸に使用し、3/1の綾織の生地を作製した。得られた生地に、綿繊維の精錬仕上げ加工を行い織物を得た。
得られた織物の仕上経密度、仕上緯密度、混率、目付、生地厚、密度は表1に示す通りであった。
また、該織物の保水率を脱水時間を変えて測定し、乾燥率を30分経過毎に測定した。その結果を表1に示す。
実施例1で作製した織物と比較し、織物の密度及び保水率が高く、乾燥率は低いものであった。
(比較例2)
綿番手7.7番手の綿先染糸を経糸及び緯糸に使用し、3/1の綾織の生地を作製した。得られた生地に、綿繊維の精錬仕上げ加工を行い織物を得た。
得られた織物の仕上経密度、仕上緯密度、混率、目付、生地厚、密度は表1に示す通りであった。
また、該織物の保水率を脱水時間を変えて測定し、乾燥率を30分経過毎に測定した。その結果を表1に示す。
実施例2で作製した織物と比較し、保水率が高く、乾燥率は低いものであった。
(比較例3)
綿番手40番手の綿先染糸を経糸及び緯糸に使用し、3/1の綾織の生地を作製した。得られた生地に、綿繊維の精錬仕上げ加工を行い織物を得た。
得られた織物の仕上経密度、仕上緯密度、混率、目付、生地厚、密度は表1に示す通りであった。
また、該織物の保水率を脱水時間を変えて測定し、乾燥率を30分経過毎に測定した。その結果を表1に示す。
実施例3で作製した織物と比較し、保水率が高く、乾燥率は低いものであった。
本発明の織物は、衣料用として幅広い用途に使用でき、特にデニム生地の軽量化、速乾性に優れているものである。肌着、下着、スポーツ用アンダーウエア、靴下、ズボン、スカート等のボトムウエア、スポーツウエア等の肌に近接して着用する繊維製品の素材として有用なるものである。

Claims (16)

  1. ポリプロピレン繊維が15〜60質量%とセルロース系繊維が40〜85質量%とを含有し、脱水6分後の保水率が25〜39%である織物。
  2. 織物の片面における組織点の比率が、ポリプロピレン繊維は60〜90%であり、セルロース系繊維は10〜40%である請求項1に記載の織物。
  3. 織物の密度が0.4〜0.5g/cmである請求項1または2に記載の織物。
  4. 前記ポリプロピレン繊維が緯糸に配置され、前記セルロース系繊維が経糸に配置されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の織物。
  5. 前記ポリプロピレン繊維がマルチフィラメントであり、総繊度が300〜900dtexである請求項1〜4のいずれか一項に記載の織物
  6. 前記セルロース系繊維の太さが綿番手で5〜20番手である請求項1〜5のいずれか一項に記載の織物。
  7. 目付が300〜500g/mであり、90分後の乾燥率が60%以上である請求項1〜6のいずれか一項に記載の織物。
  8. 120分後の乾燥率が80%以上である請求項7に記載の織編物。
  9. 前記ポリプロピレン繊維の単繊維繊度が1.5〜7.0dtexである請求項1〜8のいずれか一項に記載の織編物。
  10. 前記ポリプロピレン繊維が仮撚加工糸または撚糸された加工糸である請求項1〜9のいずれか一項に記載の織編物。
  11. 前記ポリプロピレン繊維は、2〜5本の仮撚加工糸がインターレースされている加工糸である請求項10に記載の織物。
  12. 前記ポリプロピレン繊維は、2〜5本の仮撚加工糸が撚糸されている加工糸である請求項10に記載の織物。
  13. 前記ポリプロピレン繊維は、繊維軸方向に垂直な断面が中空部を有する断面である請求項1〜12のいずれか一項に記載の織物。
  14. 織物の織組織が綾織である請求項1〜13のいずれか一項に記載の織物。
  15. 前記セルロース系繊維が綿繊維である請求項1〜14のいずれか一項に記載の織物。
  16. さらに弾性糸を含有する請求項1〜15のいずれか一項に記載の織物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022118974A (ja) * 2021-02-03 2022-08-16 倉敷紡績株式会社 紡績糸及びそれを用いた速乾性生地並びに速乾性衣料

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