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JP2018034342A - タイヤ用モールド - Google Patents

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JP2018034342A
JP2018034342A JP2016167563A JP2016167563A JP2018034342A JP 2018034342 A JP2018034342 A JP 2018034342A JP 2016167563 A JP2016167563 A JP 2016167563A JP 2016167563 A JP2016167563 A JP 2016167563A JP 2018034342 A JP2018034342 A JP 2018034342A
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hole
mold
bead
ring
tire
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JP2016167563A
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卓也 藁谷
Takuya Waraya
卓也 藁谷
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】スピューの形成が低減されたタイヤ用モールドの提供。
【解決手段】モールド2は、タイヤのビード部を成形するビードリング10を備えている。ビードリング10は、ベントピース18を含む複数の分割ピース14を備えている。この複数の分割ピース14は、周方向に並べられてリング形状にされている。ベントピース18は、周方向一方の端面から周方向に延びる第一孔22と、第一孔22からベントピース18の外面18c、18d又は18eまで連通する第二孔28とを備えている。好ましくは、第一孔22がベントピース18の周方向一方の端面から他方の端面まで貫通している。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤの製造に用いるモールドに関する。
タイヤは、ローカバー(生タイヤ)がモールド内で加硫されて得られる。このモールドの残留エアーは、タイヤ表面にベアを発生させる。このベアは、タイヤの外観を損なう。このため、モールドのビードリングに、ベントホールが形成されている。このベントホールからエアーが排出される。これにより、ベアの発生が抑制される。一方で、このベントホールには、エアーと共にゴム組成物が侵入する。このゴム組成物は、タイヤ表面から円柱状に延びるスピューを形成する。加硫後に、このスピューは除去される。スピューが除去された表面には、スピュー跡が残る。
特開2012−166460公報には、タイヤ用のモールドが開示されている。このモールドでは、サイドプレートとビードリングとの間にガス抜き路が形成されている。このガス抜き路は、ローレット加工溝で形成された第1隙間を備えている。この第1隙間を設けることで、このモールドはエアーの排出性を向上させると共に、この隙間へのゴムの侵入を抑制している。このモールドでは、エアーの排出性に優れると共に、スピューの形成が低減されている。このモールドでは、スピュー跡も低減されうる。
特開2012−166460公報
特開2012−166460公報のモールドでも、スピューが除去されたタイヤ表面には、スピュー跡が残る。タイヤのビード部はリムと嵌合されるため、リムとの密着性が要求される。ビード部のスピュー跡は、ビード部とリムとの密着性を損なう。ビード部とリムとの密着性を向上させる観点から、スピューの形成を更に低減されることが求められている。本発明の目的は、スピューの形成が低減されたタイヤ用モールドの提供にある。
本発明に係るモールドは、タイヤのビード部を成形するビードリングを備えている。上記ビードリングは、ベントピースを含む複数の分割ピースを備えている。この複数の分割ピースは、周方向に並べられて、リング形状にされている。上記ベントピースは、周方向一方の端面から周方向に延びる第一孔と、上記第一孔から上記ベントピースの外面まで連通する第二孔とを備えている。
好ましくは、上記第一孔は、上記ベントピースの周方向一方の端面から他方の端面まで貫通している。好ましくは、上記リング形状にされた上記複数の分割リングに含まれるベントピースの数は、9以上15以下である。好ましくは、上記貫通孔の直径は、0.8mm以上1.2mm以下である。上記第一孔の長さは、12mm以上20mm以下である。
好ましくは、上記第一孔は、上記端面に開口する座ぐり部と、座ぐり部から周方向に延びる孔本体部とを備えている。上記座ぐり部の直径は、上記孔本体部の端から端面に向かって漸増している。
好ましくは、上記ビードリングは、軸方向内側に位置する内リングと、上記内リングの軸方向外側に位置して上記内リングを保持する外リングとを備えている。上記内リングは、上記複数の分割ピースからなっている。
本発明に係るタイヤの製造方法は、モールド内でローカバーが加圧及び加熱されてタイヤが得られる工程とを備えている。上記モールドは、上記タイヤのビード部を成形するビードリングを備えている。上記ビードリングは、ベントピースを含む複数の分割ピースを備えている。この複数の分割ピースは、周方向に並べられてリング形状にされている。上記ベントピースは、周方向一方の端面から周方向に延びる第一孔と、上記第一孔から上記ベントピースの外面まで連通する第二孔とを備えている。
本発明に係るモールドのビードリングでは、分割リング間の隙間からエアーが排出される。この隙間に侵入したゴム組成物は、第一孔に案内される。このビードリングでは、分割リングの隙間からエアーが排出される。ビードリングのキャビティ面にベントホールが形成されていないので、ビード部表面にスピューが形成されることが抑制されている。このビードリングでは、隙間から侵入したゴム組成物は第一孔でスピューを形成する。このビードリングでは、タイヤの表面に断面が円形のスピューが形成されない。タイヤの表面から延びるスピューの形成が抑制されている。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤ用モールドが示された断面図である。 図2は、図1の矢印IIの向きに見たビードリングが示された説明図である。 図3は、図1の線分III−IIIに沿ったビードリングの一部の断面図である。 図4は、本発明の他の実施形態に係るタイヤ用モールドが示された断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図示されないが、空気入りタイヤは、トレッド部、一対のサイドウォール部及び一対のビード部を備えている。トレッド部は、半径方向外側に位置して路面と接地するトレッド面を形成する。それぞれのサイドウォール部は、トレッド部の軸方向端から半径方向略内向きに延びている。それぞれのビード部は、サイドウォール部の半径方向略内側に位置している。
このビード部は、タイヤがリムに組み込まれると、リムと当接する。ビード部は、リムのシート面に当接するビード底面と、リムのフランジに当接する軸方向外側面と、このビード底面と軸方向外側面との間のビードヒール面とを備えている。ビード底面は半径方向内向きに面している。軸方向外側面は軸方向外向きに面している。このビードヒール面はビード底面とビード外側面との間で屈曲している。このビード底面、軸方向外側面及びビードヒール面は、リムとの密着性の観点から、滑らかな面で形成されることが望ましい。
図1には、このタイヤの加硫装置のモールド2が、ブラダー4とローカバーTと共に示されている。この加硫装置は、モールド2及びブラダー4を備えている。図1の上下方向はモールド2の軸方向であり、左右方向はモールド2の半径方向であり、紙面に垂直な方向はモールド2の周方向である。図1の一点鎖線Laはモールド2の軸線を表し、一点鎖線Lrはモールド2の赤道面を表している。この赤道面は、ローカバーTの赤道面でもある。
このモールド2は多数のセグメント6、一対のサイドプレート8及び一対のビードリング10を備えている。図1では、それぞれのサイドプレート8がセグメント6に当接し、それぞれのビードリング10がサイドプレート8に当接して、モールド2は閉じられている。図1のモールド2は、閉姿勢にある。このモールド2の形状は、軸線Laを中心軸とするリング状であり、赤道面に対して対称である。
ブラダー4は、モールド2の内側に配置されている。ブラダー4は、その内部に加圧及び加熱のための媒体が充填されて膨張可能にされ、その媒体が排出されて収縮可能にされている。図1には、膨張したブラダー4が示されている。このブラダー4は、多数のセグメント6、一対のサイドプレート8及び一対のビードリング10に沿って延在している。それぞれのビードリング10の軸方向内側面は、ブラダー4に当接している。このモールド2とブラダー4とは、キャビティを形成している。多数のセグメント6、一対のサイドプレート8及び一対のビードリング10は、キャビティ面12を形成している。キャビティ面12は、タイヤの外側表面を成形する。
多数のセグメント6は、周方向に並べられている。それぞれのセグメント6は、周方向に隣接する他のセグメント6と当接している。多数のセグメント6は、互いに当接して、リング状にされている。これらのセグメント6は、ローカバーTの半径方向外側に位置している。これらのセグメント6は、ローカバーTの半径方向外側面に接触する。これらのセグメント6は、主にタイヤのトレッド面を成形する。
それぞれのサイドプレート8の半径方向外端部は、セグメント6の軸方向端部に当接している。サイドプレート8は、セグメント6の軸方向端部から半径方向内側に延在している。サイドプレート8は、リング状の形状を備えている。サイドプレート8は、ローカバーTの軸方向外面に接触する。サイドプレート8は、主にタイヤのサイドウォール部の軸方向外面を成形する。
それぞれのビードリング10は、サイドプレート8の半径方向内側に位置している。ビードリング10の半径方向外端部がサイドプレート8の半径方向内端部に当接している。ビードリング10は、タイヤのビード部のビード外側面と、ビード底面と、ビードヒール面とを成形する。
図2に示される様に、ビードリング10の形状は、リング状である。このビードリング10は、複数の分割ピース14が周方向に並べられて形成されている。ビードリング10は、多数の分割ピース14として、多数の無孔ピース16及びベントピース18を備えている。このビードリング10では、無孔ピース16とベントピース18とが周方向に交互に並べられている。
無孔ピース16は、周方向一方の端面16aと他方の端面16bとを備えている。ベントピース18は、周方向一方の端面18aと他方の端面18bとを備えている。無孔ピース16の端面16aとベントピース18の端面18bとが対向して当接している。端面16aと端面18bとの間に、僅かな隙間20が形成されている。無孔ピース16の端面16bとベントピース18の端面18aとが対向して当接している。端面16bと端面18aとの間には、僅かな隙間20が形成されている。
ここでいう僅かな隙間20の幅は、エアーが排出可能であり、且つスピューの形成が抑制さる大きさにされる。エアーの排出性の観点から、隙間20の幅は好ましくは0.05mm以上であり、更に好ましくは0.1mm以上である。一方で、スピューの形成を抑制する観点から、好ましくは0.5mm以下であり、更に好ましくは0.4mm以下であり、特に好ましくは0.3mm以下である。
図3に示される様に、ベントピース18には、第一孔としての貫通孔22が形成されている。貫通孔22は、端面18aから端面18bまでを貫通している。この貫通孔22は、周方向の接線方向に貫通している。この貫通孔22は、孔本体部としての貫通部24と、一対の座ぐり部26とを備えている。貫通部24は、その一端に位置する座ぐり部26から他端に位置する座ぐり部26まで延びている。一方の座ぐり部26は、端面18aに開口している。この座ぐり部26の開口断面積は、貫通部26の一端から端面18aに向かって漸増している。他方の座ぐり部26は、端面18bに開口している。この座ぐり部26の開口断面積は、貫通部26の他端から端面18bに向かって漸増している。
このモールド6では、第二孔としての連通孔28が形成されている。連通孔28は、貫通部24から半径方向内向きに延びて、ベントピース18の半径方向内向きの内周面18cに貫通している。この連通孔28は、モールド6の外面まで連通している。連通孔28は、このベントピース18の軸方向面18dに貫通していてもよいし、サイドプレート8と当接する半径方向外面18eに貫通してもよい(図1参照)。この連通孔28は、端面18a及び18bと、キャビティ面18fと、ブラダー4が当接する軸方向内側面とを除く、外へエアーを排出しうるベントピース18の外面に貫通している。この貫通孔28は、貫通孔22からモールド6の外へエアーを排出しうるように、貫通孔22からベントピース18の外面(内周面18c、軸方向外面18d及び半径方向外面18e)まで貫通している。
この貫通孔22の貫通部24及び座ぐり部26の断面形状は特に限定されないが、このモールド6では、貫通部24及び座ぐり部26の断面形状は円形である。連通孔28の断面形状も特に限定されないが、このモールド6では、連通孔28の断面形状は円形である。
図3の両矢印D1は、貫通部24の直径を表している。両矢印D2は、端面18aにおける座ぐり部26の直径を表している。座ぐり部26は、貫通部24の一端から端面18aに向かって、直径D1から直径D2まで漸増している。端面18bにおいても、座ぐり部26は、端面18aと同様の形状に形成されている。両矢印D3は、連通孔28の直径を表している。両矢印L1は、貫通孔22の長さを表している。両矢印L2は、座ぐり部26の長さを表している。一点鎖線Lcは、連通孔28の軸線を表している。両矢印L1’は、端面18aから軸線Lcまでの長さを表している。言い換えると、この長さL1’は、端面18aから連通孔28までの長さを表している。
図示されないが、セグメント6は、図1の位置から半径方向外向きに移動可能にされている。セグメント6は、半径方向外向きに移動することで、周方向に互いに離れた位置に移動可能にされている。また、サイドプレート8は、軸方向に互いに離れた位置に移動可能にされている。サイドプレート8が軸方向に互いに離れた位置にあるとき、サイドプレート8とセグメント6とは離れて位置している。このとき、ビードリング10とサイドプレート8とは離れて位置している。このモールド2は開かれている。このモールド2は、開姿勢にある。このモールド2は、図1の閉姿勢と開姿勢とに姿勢変化可能にされている。
ここで、このモールド2を用いたタイヤの製造方法が説明される。この製造方法は、予備成形工程及び加硫工程を備えている。予備成形工程では、主に未加硫のゴム組成物からなる複数の部材が準備される。これらの部材は、加硫されてタイヤの各部を形成する部材である。これらの部材が組み合わされてローカバーが形成される。加硫工程では、このローカバーが加硫されてタイヤが得られる。この加硫工程では、モールド2が用いられる。加硫工程は、投入工程、閉工程、加圧加熱工程、開工程及び取り出し工程を備えている。
投入工程では、開姿勢にあるモールド2内にローカバーが配置される。閉工程では、モールド2が閉じられる。モールド2は、図1の閉姿勢にされる。
加圧加熱工程では、閉姿勢のモールド2内で、ローカバーTが加圧及び加熱される。ブラダー4の内圧が高められる。ローカバーTは、モール2とブラダー4とに挟まれて、加圧される。ローカバーTは、モールド2及びブラダー4から、加熱される。この加圧及び加熱により、ローカバーTのゴム組成物が流動する。ローカバーTがモールド2及びブラダー4の形状に沿って変形し、タイヤ2が得られる。
この加圧加熱工程では、ビード部近傍のエアーは、隙間20から排出される。更に、エアーは隙間20から貫通孔22及び連通孔28を通って、モールド2の外に排出される。このエアーの排出に伴って、流動するゴム組成物の一部は、隙間20に流入する。隙間20に流入したゴム組成物は、更に貫通孔22に流入する。貫通孔22に流入したゴム組成物は、スピューを形成する。
開工程では、モールド2が開かれる。モールド2は閉姿勢から開姿勢にされる。取り出し工程では、開姿勢にあるモールド2からタイヤが取り出される。この様にして、モールド2を用いて、ローカバーTからタイヤが得られる。
このモールド2では、ベントピース18が第一孔としての貫通孔22と、第二孔としての連通孔28とを備えている。隙間20に侵入したゴム組成物は、貫通孔22及び連通孔24に案内されている。このゴム組成物は、貫通孔22内でスピューを形成する。このモールド2では、従来のモールドの様に、ビード部表面から断面が円形のスピューが形成されない。このビード部表面に、スピューの除去によって、円形のスピュー跡が残らない。このモールド2では、ビード部表面の、スピューの除去作業が軽減されている。
貫通部24の直径D1が大きいビードリング10は、貫通部24が詰まり難い。このビードリング10は、エアーの排出性に優れる。この観点から、直径D1は、好ましくは0.8mm以上であり、更に好ましくは1.0mm以上である。一方で、直径D1が小さいビードリング10では、形成されるスピューの直径が小さいので、スピューが変形し易い。このビードリング10を分割ピース14に分解するときに、スピューが切断され難い。直径D1が小さいビードリング10では、スピューの除去が容易にできる。この観点から、直径D1は、好ましくは1.2mm以下である。
また、貫通孔22と同様にエアーの排出性の観点から、連通孔28の直径D3は、好ましくは0.8mm以上であり、更に好ましくは1.0mm以上である。この直径D3は、大きくても支障はないが、エアーの排出性の観点から、1.2mm以下で十分ある。
この貫通孔22は、ビードリング10の周方向に形成されている。これにより、この貫通孔22は、隙間20から侵入したゴム組成物を収容する十分な空間を容易に確保しうる。この周方向にとは、ビードリング10の周方向に略沿って延びていればよく、周方向の接線方向に延びる場合も含む。貫通孔22は周方向の接線方向に直線で延びているので、この貫通孔22の加工は端面18aから容易にできる。
この貫通孔22の十分な空間を確保する観点から、長さL1は、好ましくは12mm以上であり、更に好ましくは14mm以上である。一方で、貫通孔22の加工性の観点から、この長さL1は、好ましく20mm以下であり、更に好ましくは18mm以下である。
更に、この貫通孔22は座ぐり部26を備えているので、貫通孔22内でスピューが切断されて残留することが抑制されている。このモールド2では、貫通孔22に形成されたスピューの除去が容易にされている。更に、貫通孔22は、端面18aから端面18bまで貫通しているので、貫通孔22内のスピューの除去が一層容易にされている。
更に、この座ぐり部26は、直径D1から直径D2に漸増している。この座ぐり部26が形成されているので、ビードリング10を分解するときに、スピューが切断され難い。この座ぐり部26の直径D2は、直径D1より僅かに大きくされており、例えば1.0mm以上1.5mm以下である。このときの座ぐり部26の長さL2は、例えば1mm以上3mm以下である。
ベントピース18の数が多いビードリング10は、エアーの排出性の向上と、スピューの発生の低減とに寄与する。この観点から、それぞれのビードリング10が備えるベントピース18の数は、好ましくは9以上である。一方で、ベントピース18の数が少ないビードリング10は、クリーニング作業が容易にできる。この観点から、ベントピース18の数は、好ましくは15以下である。
このベントピース18では貫通孔22が形成されたが、貫通孔22に代えて有底孔が形成されてもよい。有底孔が端面18aから周方向に形成されてもよい。この有底孔の底部から、連通孔8が延びていてもよい。図3の長さL1’は,この様な有底孔の長さに相当する。貫通孔22と同様の観点から、この長さL1’は、好ましくは、6mm以上であり、更に好ましくは7mm以上である。この長さL1’は、好ましくは、10mm以下であり、更に好ましくは9mm以下である。
このビードリング10では、無孔ピース16とベントピース18とが周方向に交互に並べられたが、これに限られない。無孔ピース16の数がベントピース18の数より多くてもよいし、少なくてもよい。無孔ピース16とベントピース18とが周方向にランダムに並べられてもよいが、均一にエアーを排出させる観点から、ベントピース18は等間隔に並べられることが好ましい。また、全ての分割ピース14がベントピース18であってもよい。
図4には、本発明に係る他のモールド30が示されている。ここでは、モールド30について、モールド2と異なる構成について説明がされ、モールド2と同様の構成について説明が省略される。また、モールド2と同様の構成についてモールド2と同じ符号を用いて、説明がされる。このモールド30では、図4に示される様に、ビードリング10に代えて、ビードリング32を備えている。このモールド30では、その他の構成は、モールド2と同様にされている。
ビードリング32は、外リング34及び内リング36を備えている。外リング34は、内リング36の軸方向外側に位置してしている。外リング34は、リング状の形状を備えている。外リング34は、リング溝38を備えている。リング溝38は、外リング34の軸方向内側面に形成されている。リング溝38は、外リング34に沿って、円周方向に一周している。このリング溝38は、内リング36の軸方向外面に対応した形状で凹んでいる。これにより、内リング36は、リング溝38に嵌め込まれて、保持されている。
内リング36は、リング状の形状を備えている。この内リング36は、複数の分割ピース40が周方向に並べられて形成されている。内リング36は、多数の分割ピース40として、多数の無孔ピース42及びベントピース44を備えている。この内リング36では、無孔ピース42とベントピース44とが周方向に交互に並べられている。
図示されないが、無孔ピース42は、周方向一方の端面と他方の端面とを備えている。ベントピース44は、周方向一方の端面と他方の端面とを備えている。無孔ピース42の一方の端面とベントピース44の他方の端面とが対向して当接している。これらの端面の間には、僅かな隙間が形成されている。無孔ピース42の他方の端面とベントピース44の一方の端面とが対向して当接している。これらの端面の間には、僅かな隙間が形成されている。更に、ベントピース44には、ベントピース18と同様に、貫通孔22及び連通孔28が形成されている。
このベントピース44は、外リング34に当接している。内周面44cの一部と軸方向外面44dと半径方向外面44eとが、リング溝38に当接している。貫通孔28は、貫通孔22からモールド30の外へエアーを排出しうるように、貫通孔22からベントピース44の外面(内周面44c、軸方向外面44d及び半径方向外面44e)まで貫通している。
このモールド30では、この内リング36を備えているので、エアーの排出性に優れるとともに、ビード部の表面にスピューが成形されるのことが抑制されている。更に、分割ピース40からなる内リング36が外リング34に保持されているので、このビードリング32は、加硫装置への組み付け、取り外しが容易にされている。
本発明では、リムとは、タイヤが依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤが依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例]
図1から3に示されたモールドを用いてタイヤが製造された。このタイヤが50本製造された。
[比較例]
従来のモールドが準備された。このモールドでは、ビードリングの形状は、一体のリング状であった。このビードリングには、複数のベントホールが形成されていた。複数のベントホールは、周方向に等間隔に形成されていた。それぞれのベントホールは、キャビティ面からビードリングの外面まで延びていた。このモールドを用いて、タイヤが製造された。タイヤのビード部に形成されたスピューが除去された。このタイヤが50本製造された。その他の構成は、実施例と同様であった。
[外観検査]
タイヤのビード部の外観が検査された。具体的には、ビード部の表面の、エアー残りによるベア等の有無が検査された。その検査結果が表1に示されている。いずれのタイヤも、ベア等の不具合がなく、良好であった。
[エアー保持性]
これらのタイヤが正規リムに組み込まれて、空気が充填されて、正規内圧にされた。正規内圧にされたタイヤが、3ヶ月放置された。この放置後に、それぞれのタイヤ50本の空気圧が測定された。それぞれのタイヤにおいて、3ヶ月の圧力差が求められた。比較例のタイヤと実施例のタイヤのそれぞれの圧力差の平均値が求められた。表1には、その結果が指数で表されている。この指数は、比較例のタイヤの圧力差の平均値を100として表されている。この指数は大きいほど、圧力差が小さい。この指数は、大きいほど、好ましい。
[リムずれ量]
これらのタイヤのサイドウォールとリムフランジとに目印の直線が引かれた。この目印は、タイヤとリムとの周方向位置を特定するものである。これらのタイヤが乗用車の前後左右の4輪に装着された。この乗用車が、直線道路において80(km/h)に達した後に、急停車させられた。この停車後に、タイヤとリムとの周方向の位置ずれ量が測定された。そのずれ量の平均値が求められた。表1には、その結果が指数で表されている。この指数は、比較例のタイヤのずれ量の平均値を100として表されている。この指数は大きいほど、ずれ量が小さい。この指数は、大きいほど、好ましい。
Figure 2018034342
表1に示されるように、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べて、評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された方法は、モールドを用いて加硫されるタイヤの製造に広く適用されうる。
2、30・・・モールド
4・・・ブラダー
6・・・セグメント
8・・・サイドプレート
10、32・・・ビードリング
12・・・キャビティ面
14、40・・・分割ピース
16、42・・・無孔ピース
18、44・・・ベントピース
20・・・隙間
22・・・貫通孔
24・・・貫通部
26・・・座ぐり部
28・・・連通孔
34・・・外リング
36・・・内リング
38・・・リング溝

Claims (7)

  1. タイヤのビード部を成形するビードリングを備えており、
    上記ビードリングが、ベントピースを含む複数の分割ピースを備えており、この複数の分割ピースが周方向に並べられてリング形状にされており、
    上記ベントピースが周方向一方の端面から周方向に延びる第一孔と、上記第一孔から上記ベントピースの外面まで連通する第二孔とを備えている、タイヤ用モールド。
  2. 上記第一孔が上記ベントピースの周方向一方の端面から他方の端面まで貫通している請求項1に記載のモールド。
  3. 上記リング形状にされた上記複数の分割リングに含まれるベントピースの数が9以上15以下である請求項2に記載のモールド。
  4. 上記貫通孔の直径が0.8mm以上1.2mm以下であり、上記第一孔の長さが12mm以上20mm以下である請求項2又は3に記載のモールド。
  5. 上記第一孔が上記端面に開口する座ぐり部と、座ぐり部から周方向に延びる孔本体部とを備えており、
    上記座ぐり部の直径が上記孔本体部の端から端面に向かって漸増している請求項1から4のいずれかに記載のモールド。
  6. 上記ビードリングが、軸方向内側に位置する内リングと、上記内リングの軸方向外側に位置して上記内リングを保持する外リングとを備えており、
    上記内リングが、上記複数の分割ピースからなっている請求項1から5のいずれかに記載のモールド。
  7. モールド内でローカバーが加圧及び加熱されてタイヤが得られる工程とを備えており、
    上記モールドが、上記タイヤのビード部を成形するビードリングを備えており、
    上記ビードリングが、ベントピースを含む複数の分割ピースを備えており、この複数の分割ピースが周方向に並べられてリング形状にされており、
    上記ベントピースが周方向一方の端面から周方向に延びる第一孔と、上記第一孔から上記ベントピースの外面まで連通する第二孔とを備えているタイヤの製造方法。
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