以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載した構成の具体的な実施形態の1つである。
以下、図面を用いて、本発明の錠剤供給システム(図1)について説明する。なお、以下の実施例において、分包と包装は同義である。
図1は、供給された錠剤を包装する包装装置5と錠剤を取り出して包装装置5(以下、分包装置とも称する)に供給する錠剤供給装置10(以下、錠剤取出装置とも称する)と、手撒き投入部1401と、散薬投入部103を含む錠剤供給システム(以下、錠剤取出システムとも称する)を示す図である。錠剤供給装置10には、複数の錠剤取出ユニット1が搭載されており、この錠剤取出ユニット1により錠剤シートから錠剤が取り出される。このような錠剤取出ユニット1は、情報処理装置300や包装装置5に設けられたタッチパネル式のディスプレイ361等から分包条件を入力されることで、錠剤の取出動作を行うことができる。
図2は、錠剤供給装置10を正面側から見て拡大して示した図である。図2において、投入口203は、錠剤シートを錠剤取出ユニット1に投入する部分である。
錠剤シート51は、プラスチック等からなる錠剤を収容する錠剤収容部510を有するシート本体の下面に、アルミニウム等からなる金属箔などを用いた封止シートを設けることによって錠剤が1錠ずつ錠剤収容部に封入されたものである。錠剤シート51は、一般的にPTPシート(press through pack)と呼ばれている(以下錠剤シートのことをPTPシートとも称する)。このようなPTPシートは錠剤の種類によって、シートの幅や長さ、錠剤の数などが異なっており、様々なものが流通している。
錠剤供給装置10には複数の錠剤取出ユニット1(錠剤取出部)が収納されており、錠剤取出ユニット1により錠剤シート(PTPシート)から錠剤を取り出して、供給経路を経て、包装装置5に供給される。錠剤取出ユニット1は、本発明の錠剤取出装置の適用例である。錠剤取出ユニット1は、幅方向(左右方向)に6つが並べられ、この6つの錠剤取出ユニット1からなる組が上下に3段に配置されている。すなわち、錠剤取出ユニット1は、左右6列、上下3段に配列されている。このように錠剤供給装置10は錠剤取出ユニット1を複数備えているが、錠剤取出ユニット1の数は1でもよい。
また、各錠剤取出ユニット1には、シートガイドの幅を調整するためのオートクローズスイッチ2010が設けられており、投入口203に錠剤シートが1枚投入された状態でオートクローズスイッチ2010が押下されると、錠剤井取出ユニットは錠剤シートの横幅にシートガイドの幅を併せるとともに、錠剤シートの横幅を取得することができる。
散薬投入部103は、包装装置5で分包する散薬を投入する部分であり、散薬投入部103に投入された散薬は、投薬1回分ごとに分けられ、これが後述するメインホッパー505に投入することで、1回分ずつに分包される。
手撒き投入部1401は、ユーザによって手撒きされた錠剤が投入され、手撒き投入部1401から投入された錠剤も、包装装置5に供給され分包されることになる。包装装置5は、錠剤供給装置10から供給された錠剤と手撒き投入部1401から供給された錠剤とを1つの分包として包装することもできるし、別々に分包することもできる。
図3は、錠剤供給システムのハードウェア構成の一例についてブロック図を用いて説明する。ここでは、情報処理装置300のCPU330と、包装装置5のCPU351と、錠剤供給装置10のCPU311とがそれぞれ連携して、包装装置5が制御する各装置(各ユニット)、及び、錠剤供給装置10が制御する各装置(各ユニット)の各種動作を制御している一例を示している(本発明における錠剤を供給する錠剤供給装置で供給動作を行う処方データを管理する情報処理装置の一例)。しかし1つのCPUが、錠剤供給システムの全ての各装置を制御する構成でも構わない。また、ここでは錠剤供給装置10にCPUが1つ設けられている状態を図示しているが、錠剤取出ユニット1ごとにCPUを設けてもよいし、錠剤取出ユニット1の段ごとにCPUを設けてもよい。
まず情報処理装置300のハードウェア構成について説明する。情報処理装置300のCPU330は、システムバスに接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御することができる。また、ROM331あるいは外部メモリ336には、CPU330の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM333は、CPU330の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU330は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM333にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、CPU330は、キーボードや不図示のマウス等の入力端末からの入力を制御する。ビデオコントローラ(VC)は、ディスプレイ334等の表示器への表示を制御することもでき、さらに、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ336へのアクセスを制御することもできる。
またI/F320は、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、本実施形態においては包装装置5のI/F350と通信可能に接続されている。
次に、包装装置5のハードウェア構成について説明する。包装装置5のCPU351は、バスに接続されている各デバイスを統括的に制御することができる。ROM352にはCPU351の制御ブログラムや各種制御プログラムが記憶されている。RAM353は、CPU351が動作するためのシステムワークメモリとして機能する。CPU351は、タッチパネル式のディスプレイ361に対して表示制御したり、ディスプレイ361のタッチパネル機能を入力端末362としてユーザから情報の入力を受け付けたり、プリンタ706に印刷指示を出したりすることもできる。さらにCPU351は、包装装置5の散薬投入部103から投入された散薬を1包に包装する際に動作させる散薬分包機構355を制御したり、ユーザから手撒き投入部に手撒きされた錠剤を包装する際に動作させる手撒き投入機構356を制御したりすることができる。そして包装装置5と錠剤供給装置10とは、包装装置5のI/O354と錠剤供給装置10のI/O312とで通信可能に接続されている。
次に、錠剤供給装置10のハードウェア構成について説明する。錠剤供給装置10のCPU311は、バスに接続されている各デバイスを統括的に制御することができる。ROM314にはCPU311の制御ブログラムや各種制御プログラムが記憶されている。RAM313は、CPU311が動作するためのシステムワークメモリとして機能する。CPU311は、さらに錠剤取出機構15における取出動作を制御したり、錠剤シートを搬送する搬送機構16を制御したりすることもできる。
このようなハードウェア構成においては、以下のように錠剤取出を行うように制御することができる。まず包装装置5のCPU351が、錠剤供給装置10のCPU311に対して、錠剤の取出動作命令を送信する。そして、錠剤供給装置10のCPU311が、当該取出動作命令に従って、錠剤取出機構15や搬送機構16を制御して錠剤取出動作を行わせることができる。また、錠剤供給装置10のCPU311は、包装装置5のCPU351に対して、錠剤取出動作の状況を示す動作情報を送信することもできる。
次に、図4、図5を用いて、錠剤取出ユニット1の構造について説明する。
図4は、錠剤取出ユニット1の内部構造を示す図である。なお、図4は、錠剤取出ユニット1が2つ並んで配置されている例を示している。図5は、錠剤取出ユニット1の内部構造(断面)を示す図であり、錠剤取出ユニット1を右側面から見た図である。
錠剤取出ユニット1は、錠剤収容部510が重力方向に関して上側に来るような状態で複数の錠剤シート51を積層させて投入可能な投入口203(錠剤シート保持部)と、錠剤シート51を搬送する搬送機構16と、搬送機構16により搬送された錠剤シート51が載置される載置台と、載置台上の錠剤シート51の錠剤収容部の側から押圧して錠剤を取り出す押出し機構(錠剤取出機構15)とを有している。錠剤シートを投入する投入口203となる領域は、一対の稼働側壁213で位置が決められており、この幅は、投入される錠剤シートに応じて変更することができる。すなわち、投入する錠剤シートに応じて投入口203の幅を規定することができる。このような投入口203には、カバー901が設けられており、このカバーを開けることにより、錠剤シートを投入口203に搭載することが可能となる。なお、錠剤シート保持部とは、搬送機構16によりPTPシートを錠剤の取出動作が行われる除包位置(錠剤取出位置)に搬送する前にPTPシートをセットする部材のことであって、錠剤シートを投入する投入口203を指すが、錠剤取出ユニット1を錠剤シート保持部としても良い。
そして投入口203に積層されている錠剤シートは、多重搬送防止板1411により、最下層に位置する錠剤シートが錠剤の取出動作が行われる除包位置(錠剤取出位置)へと搬送される。そして、錠剤シートが載置台18上に載置され、支持されている状態で取出動作が行われる。
錠剤シート51は、錠剤を収容する錠剤収容部510を有するシート本体の下面に、アルミニウム等からなる金属箔などを用いた封止シートを設けることによって錠剤が錠剤収容部に密封されている。さらに錠剤シート51は、シート部上に凸状の錠剤収容部が幅方向に間隔をおいて2列に並んだ形態である。各列をなす複数の錠剤収容部は錠剤シート51の長さ方向に沿って並んでいる。
なお、錠剤シート51としては、シート部上に錠剤収容部が2列に並んだ形態のものに限らず、錠剤収容部が錠剤シート51の長さ方向に1列に並んだ形態や、錠剤収容部が幅方向に間隔をおいて3列以上の複数列に並んだ形態も可能である。
次に、図5を用いて錠剤収容部510から錠剤を取り出す際の様子を説明する。図5は、投入口203にセットされた錠剤シートが、錠剤の除包位置(錠剤の取出位置)まで搬送を行った様子を示している。
錠剤取出ユニット1は、錠剤シートを搬送する錠剤シート搬送機構16(搬送機構)と、錠剤シートが載置される載置台18と、錠剤シートから錠剤を取り出す錠剤取出機構15(押出し機構)とを備えている。
錠剤シート搬送機構16は、錠剤シート51を進行方向に向け搬送するものであって、進行方向に沿って互いに間隔をおいて複数設けられた下部ローラ39と、進行方向に沿って互いに間隔をおいて設けられた上部ローラとを備えている。
下部ローラ39は、駆動源(不図示)により回転駆動可能であり、錠剤シート部の重力方向に関して下面側に当接して錠剤シート51に進行方法への力を加えることができる。そして上部ローラは、駆動源(不図示)により回転駆動可能であり、PTPシート部の重力方向に関して上面に当接して錠剤シート51に進行方向への力を加えることができる。
上部ローラおよび下部ローラの幅方向に関する配置位置は、2列の錠剤収容部の間に相当する位置であるため、上部ローラと下部ローラとは錠剤シートを搬送する際に錠剤収容部510に当接することはない。つまり、下部ローラ39と上部ローラとは、錠剤シート部を上下から挟み込んで錠剤シートを進行方向(錠剤取出装置の後方方向)に搬送できる。さらに、下部ローラ39と上部ローラは錠剤シート部を上下から挟み込んで錠剤シート51を進行方向とは逆の方向にも搬送できる。
導入シュート24は、載置台の下側に設けられており、錠剤シート51から取り出され、落下してきた錠剤を、後述する錠剤導入路401に導くものである。すなわち、導入シュート24は、載置台の下面側に排出口を有しており、錠剤シート51から取り出された錠剤はその排出口を通り、後述する錠剤導入路401に落ちていく。なお、この導入シュート24は、錠剤取出ホッパーとも言う。
錠剤取出ユニット1は、載置台上に錠剤シート51を搭載した状態で、錠剤取出機構15の押出し機構で錠剤を押し出すことで錠剤の取出動作を行う。また、錠剤取出ユニット1は、載置台上の錠剤シート51の錠剤収容部を押圧する速度を変更させる変更機構をさらに有している。そして錠剤取出ユニットの所定の動作で錠剤が取り出せなかった場合には、押出し機構の押出し速度を通常の速度より高速に変更して錠剤収容部の押圧を行い、取出動作の継続(リトライ)を行う。またリトライの際には、錠剤収容部の押圧を再度行う前に1度目の載置台18上の押圧位置から所定の距離だけ搬送手段で錠剤シート51を搬送させ、この状態で押出し機構を用いて錠剤収容部を押圧する。このような状態でリトライ動作を行うことにより、1度の取出動作で錠剤が取り出されなかったとしても、確実に錠剤を取り出すことができる。
次に、押出し機構の詳細について説明する。押出し機構は、錠剤収容部の中央付近を押圧する内側押圧体83と、内側押圧体83を取り囲むように設けられ、中央付近よりも外側の部分を押圧する外側押圧体84とを含んで設けられている。この内側押圧体83と外側押圧体84とが独立して動作することでPTPシートの錠剤収容部を押圧し、PTPシートから錠剤を取り出す。具体的には押出し機構は、内側押圧体83よりも先に外側押圧体84により錠剤収容部を押圧する。
内側押圧体83の先端は、錠剤取出ユニットに搭載されることが想定されるほとんどの錠剤シート51の錠剤収容部よりも面積が狭くなるように設けられている。そのため、内側押圧体83を錠剤を取り出すために下降させると、錠剤シートの錠剤収容部の面よりも重力方向に関して下側に至るまで先端が到達し、錠剤シート51の金属箔に開いた穴から先端が下側に突き出ることになる。一方、外側押圧体84の先端は、錠剤取出ユニットに搭載されることが想定されるほとんどの錠剤シート51の錠剤収容部よりも面積が広いので、錠剤を取り出すために下降させても、錠剤シート51の金属箔に開いた穴から先端が突き出ることはない。すなわち、外側押圧体84を用いて最初に錠剤シート51の錠剤収容部を押し潰し、その後内側押圧体83で錠剤を確実に押し出すというように用いられる。
また、錠剤取出機構15(押出し機構)は、外側押圧体84を昇降させる第1昇降機構と、内側押圧体83を昇降させる第2昇降機構も有しており、これらを動作させることにより、押圧体で錠剤を押し出すことができる。
第1昇降機構は、外側押圧体84が取り付けられた第1昇降体93と、回転駆動して第1昇降体93を昇降させるカム94と、第1昇降体93を上昇方向に付勢する付勢部材(ばね)とを備えている。
第1昇降体93は、前後方向にわたって延在する柱状体であり、前端部に外側押圧体84が取り付けられている。カム94は、外側押圧体84の昇降動作を考慮して設計された形状の板状体であり、駆動機構によって回転駆動する軸部に固定されている。
カム94は、第1昇降体93の上面側に設けられ、軸部の回転に伴って回転駆動し、第1昇降体93を押圧することによって高さ位置を調整し、これによって外側押圧体84の高さ位置を調整する(外側押圧体84の昇降動作を行う)ことができる。第1昇降機構は、カムの回転動作のタイミング、カムの形状、軸部に対するカムの固定位置などの設定によって、外側押圧体84の昇降動作のタイミングや変位量を任意に設定できる。
第2昇降機構は、内側押圧体83が取り付けられた第2昇降体98と、回転駆動して第2昇降体98を昇降させるカム99と、第2昇降体98を上昇方向に付勢する付勢部材(ばね)とを備えている。
第2昇降体98は、前後方向にわたって延在する柱状体であり、前端部に内側押圧体83が取り付けられている。カム99は、第2昇降体98の上面側に設けられ、軸部の回転に伴って回転駆動し、第2昇降体98を押圧して高さ位置を調整し、これによって内側押圧体83の高さ位置を調整する(内側押圧体83の昇降動作を行う)ことができる。第2昇降機構は、カム99の回転動作のタイミング、カムの形状、軸部に対するカムの固定位置などの設定によって、内側押圧体83の昇降動作のタイミングや変位量を任意に設定できる。
このため、カム94とカム99は、それぞれ第1昇降体と第2昇降体に対して互いに独立に動作可能であり、内側押圧体83と外側押圧体84は、互いに独立に昇降動作させることができる。
錠剤取出機構15における2つのカムの回転動作のタイミング等は、錠剤位置検出機構の検出部からの信号に基づいて定めることができる。具体的には、検出された錠剤収容部の位置に合わせて内側押圧体83と外側押圧体84を動作させることができる。
錠剤取出ユニット1は、PTPシートの錠剤収容部の押圧をする前に、押圧される錠剤収容部の長さや押圧される錠剤収容部の位置を検知することができる検出機構17をさらに有している。そして錠剤供給装置10は、検出した錠剤収容部の長さや錠剤収容部の位置に応じて押圧に最適な搬送方向に関する位置を算出し、当該位置とするために必要な搬送距離を算出することもできる。つまり搬送機構16(下部ローラ39、上部ローラ)は、搬送距離により載置台18上の錠剤収容部が押圧するために必要な最適位置に錠剤シートを搬送することができる。
次に、図6を用いて、錠剤供給装置10の内部構造について説明する。図6は、錠剤供給装置10を背面側(裏側)から見た図である。
検知機構204は、光学センサ(ビームセンサ)等で設けられた、落下物を検知することができる。除包された錠剤が導入シュート24内を落下する際、錠剤がセンサ上を通過し光の一部を遮光することになる。このビームセンサの光の一部が遮光され、光量が変化した状態をON状態とし、遮光されておらず光量が変化しない状態をOFF状態とする。このON/OFF状態を用いて落下物の有無の判定を行うことができる。さらに光学センサ204と錠剤の通過をカウントする落下錠剤カウンタが設けられており、錠剤落下カウンタと検知機構204により、押圧により錠剤収容部から錠剤が取り出されたか否かを判定することができる。
そして取出動作を行っても錠剤の通過が検知されない場合(錠剤落下カウンタがカウントアップされない場合)には、押出し機構による錠剤収容部の押圧動作を継続(リトライ)させる。これにより、確実に錠剤の取り出しを行うことができる。一方、取出動作後に錠剤の通過が検知されない場合には、取出動作後に押出し機構による錠剤収容部の押圧動作を継続(リトライ)しない。
錠剤導入路401は、導入シュート24と導通しており、錠剤シートから取り出され落下した錠剤を導入シュート24から第1集積ホッパーに中継するためのものである。
次に、図7を用いて、錠剤供給装置10の内部構造について説明する。第1集積ホッパー402は、錠剤取出ユニット1により、PTPシートから取り出された錠剤が導入シュート24を落下して通り、そして、導入シュート24から錠剤導入路401を通り、該錠剤が集積される部分である。すなわち、錠剤導入路401は、第1集積ホッパー402と直接導通している。
第2集積ホッパー501は、第1集積ホッパー402で集積された錠剤をさらに集積する。すなわち、第2集積ホッパー501は、第1集積ホッパー402と導通している。
つまり第1集積ホッパー402に落ちてきた錠剤50は、第2集積ホッパー501に落ちて集積される。
第1の送り出し機構502は、第2集積ホッパーに集積された錠剤50を第3の集積ホッパーに移動させる。第3集積ホッパー503は、第1の送り出し機構502により送り出(移動)された錠剤を集積する。そして第2の送り出し機構504が、第3集積ホッパーに集積された錠剤をメインホッパー505に移動させる。そしてメインホッパー505は、第2の送り出し機構504により送り出(移動)された錠剤(1回分)を集積し、包装シート(分包紙)の中に集積した錠剤を投入する。
次に、図8、図9を用いて、包装ユニット701の内部構造について説明する。
図8は、包装ユニット701の内部構造を示す図である。図9は、図8に示す包装ユニット701の内部構造の一部(703、704、705)を拡大した図である。
包装ユニット701は、包装装置5内のユニットである。ロール紙送出機構702は、包装シートが連なるロール紙(分包紙がロール状になっている紙)を包装機構703,704に送り出す。
包装機構703,704は、メインホッパー505内に集積された錠剤(1回分の錠剤)が包装シートの中に投入されると、当該包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤を、包装シートの中に封入する。すなわち、包装機構703と、包装機構704とで、包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤を、包装シートの中に封入する。
分断機構705は、連なるロール紙を1包毎の包装シート(1つの包み802)に分断するための分断用ミシン目801を包装シートに形成する。プリンタ706は、包装シートに、日付、患者データ、エラー情報を印字することができる。
このような図8及び図9に示す包装ユニットにより、投薬1回分の錠剤または散薬を包装シートに分包することができる。なお包装シートとしては、表面に熱溶着可能な樹脂材をコーティングした紙のみならず、中身を視認することができる透明なフィルム材を用いることもできる。
次に、図10及び図11を用いて、錠剤供給装置10から供給された錠剤が包装機構に運ばれる様子について説明する。図10は、錠剤供給装置10を正面から見た図である。図11は、錠剤供給装置10を横(正面から見て右側)から見た図である。図10及び11に示す点線の矢印は、錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤の移動経路を示している。
錠剤供給装置10には、図11に示すように第1の段と第2の段と第3の段とが重力方向に関して重なるように設けられている。各段には、錠剤シートから錠剤を取り出す錠剤取出ユニット1、錠剤導入路401、及び導入シュート24が設けられている。
錠剤取出ユニット1で、錠剤シートから取り出された錠剤は、導入シュート24を通り、そして、錠剤導入路401を通り、第1集積ホッパー402に落ちていく。
具体的には最上段(第1の段)の錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤は、第1の段の導入シュート24、中段(第2の段)の錠剤導入路401、下段(第3の段)の錠剤導入路401を通過して第1集積ホッパー402の第1の傾斜部1301に至る。また、第2の段の錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤は、第2の段の導入シュート24、第3の段の錠剤導入路401を通過して第1集積ホッパー402の第1の傾斜部1301に至る。また、第3の段の錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤は、第3の段の導入シュート24を通過して第1集積ホッパー402の第1の傾斜部1301に至る。
この時、錠剤供給装置10全体の分包時間を短縮させることを考慮すると、導入シュート24(錠剤取出ホッパー)出口から、まっすぐ下に垂直落下させ、第2集積ホッパー下部に収めることが考えられる。しかし最上段の錠剤取出ユニット1で取り出された錠剤を、導入シュート24(錠剤取出ホッパー)出口からまっすぐ下に垂直落下させ、第2集積ホッパー下部に収めるとかなりの距離落下させる必要が生じ、錠剤が割れたり、欠けたりして破損してしまう可能性が高くなる。また、錠剤シートから取り出される薬が、カプセルの場合は凹んだりして変形をしてしまう可能性が高くなるため好ましくない。
そのため第1集積ホッパー402の上部に、分包時間を余りロスしない程度に錠剤をバウンドさせる第1の傾斜部1301が設けられている。具体的には重力方向から約32°の傾斜を有する第1の傾斜部1301としている。
そして、第1集積ホッパー402を通った錠剤は、第2集積ホッパー501を通り、第1の送り出し機構502に送られる。第1の送り出し機構は、第1の中継ユニットとして用いられる。その後、第1の送り出し機構502は、錠剤を第3集積ホッパー503に送り、第3集積ホッパー503は、第2の送り出し機構504に錠剤を送る。第2の送り出し機構504は、第2の中継ユニットとして用いられる。第2の送り出し機構504は、第2の送り出し機構504に送られた錠剤を、メインホッパー505に送られる。
また、第2集積ホッパー501においても、第1集積ホッパー402から第2集積ホッパー501の下部にダイレクトに錠剤が到達しないように、第2集積ホッパー501も分包時間を余りロスしない程度に錠剤をバウンドさせる第2の傾斜部1302を設けている。具体的には、第2の傾斜部1302は、水平方向より約40°の傾斜としている。
なお上述の第1の傾斜部1301及び第2の傾斜部1302の角度は一例であり、落下してくる錠剤がバウントして(落下スピードを落として)、その後の経路に移動可能な角度(次の供給部に落下により供給可能な角度の傾斜)であれば、どのような角度でもよい。
また、第1の傾斜部1301、第2の傾斜部1302に、ゴムなどの、衝撃を吸収する材料(衝撃吸収材)を更に設けることにより、錠剤の衝撃をさらに抑えることが可能となる。
また、409は排出ポケットであり、錠剤取り出し装置から排出された錠剤シートが集合する部分である。装置前面で開口しており、排出された錠剤シートを容易に取り出すことができる。
ところで、PTPシートのセットは薬剤師が手作業で行っているため、錠剤シートのセットする枚数を間違える場合がある。そこで、以下、そのような間違いを防ぐ仕組みについて説明する。
図12は、錠剤シートの投入口203を正面から見た図である。図12を用いて、投入口203にセットした錠剤シートの枚数を算出する方法を記載する。
図12の1201は、距離センサであり、反射する物とセンサとの距離を測るものである(つまり、距離センサは、距離を検出可能な距離センサであって、当該距離センサから、錠剤シートの搬送方向と交差する方向にある物体までの距離を検出する)。距離センサは、光を使用した物、超音波を使用した物などを用いることが出来る。
距離1202は、錠剤シート51が投入口203にセットされていない状態の距離であって、錠剤シート51の高さを算出するために当該距離1202を記憶する。なお、距離1202の距離は、初めて測ったときにメモリに記憶しておき、2回目以降はメモリに記憶した距離1202の情報を用いることで、2回目以降、距離1202の距離を測る手間を削減することが出来る。
距離1203は錠剤シート51が1枚、投入口203にセットされた状態の距離で錠剤シート51の高さを算出するために当該距離1203を記憶する。
距離1204は、錠剤シート51が投入口203にセットされた状態の距離であって、錠剤シート1枚が投入口203にセットされた状態の距離1203と比較して変化がある場合は、追加の錠剤シートが投入口203にセットされたと判断するために記憶する。
シート幅検出センサ1205は、稼働側壁213に取り付けられたセンサであり、錠剤シート幅に稼働側壁213を合わせる際に錠剤シート側面と稼働側壁213が接触したのを検知するセンサである。
また、錠剤取出しユニット1に付図示のカメラ等を設置し投入口203にセットされた錠剤シートの撮影をするとしても良い。カメラは各錠剤取出しユニット1に設置してもいいし、1台のカメラで錠剤供給装置の錠剤取出しユニット1を撮影するとしても良い。
次に図14を用いて錠剤取出しユニットへ処方データを移動する通知画面を表示する流れについて説明する。
図14は、錠剤シートが投入口203にセットされていなくて処方データが入力されている錠剤取出しユニット1が存在する場合に通知し、更に、錠剤シートが投入口203にセットされていて処方データが入力されていない錠剤取出しユニット1がある場合には、処方が入力されていない錠剤取出しユニット1に処方データを移動する通知画面を表示するフローチャートの一例を示す図である。
なお、図13、図14に示す各ステップに示す処理・動作は包装装置5のCPU(制御部)や錠剤供給装置10のCPU(制御部)が各装置の動作を制御することにより実現されてもよい。
まず、情報処理装置300は、ステップS1401において、情報処理装置300のディスプレイ334に表示にされる不図示の処方データ入力画面を介してユーザから処方データの入力を受け付ける(ステップS1401)。
ステップS1401で処方データ入力画面を介してユーザにより入力される処方データとは、例えば、図16の1608に示す処方データである。図16の1608の説明については後述する。更に、処方データ入力画面のひとつである図16の錠剤取出しユニットを選択する画面を表示し、当該画面で、不図示の処方データ入力画面で入力された処方データに含まれる錠剤を封入した錠剤シートから錠剤を取り出す錠剤取出しユニット1の選択を受け付ける。
ステップS1401は、本発明における、複数の錠剤取出しユニットの中から、錠剤を取り出す錠剤取出しユニットの選択を受け付ける受付手段の適用例である。
また、ステップS1401は、前記受付手段により、選択を受け付けた錠剤取出しユニットを、錠剤を取り出す錠剤取出しユニットとして設定する設定手段の適用例である。
ステップS1402では、情報処理装置300は、投入口203にセットされている錠剤シート数を錠剤供給装置10から取得する(取得方法の一例は図13に示す)。取得した結果は、情報処理装置300の外部メモリ336等に保存してもよい。
ステップS1403では、情報処理装置300は、ステップS1401で外部メモリ336に登録した処方データを取得し、取得した処方データから特定される投入口203にセットすべき錠剤シートの枚数とステップS1402で取得した投入口203にセットされている錠剤シートの枚数とを比較する。
ここで、図15を用いて、処方データから投入口203にセットすべき錠剤シートの枚数を特定する方法の一例を説明する。
図15は情報処理装置300のメモリ等(外部メモリ336)に記憶される薬品情報のデータテーブルの一例を示す図である。
コード1501は、情報処理装置300に登録されている薬品を一意に特定するIDである。
薬品名1502は、コード1501に登録されている薬品名である。
錠剤数1503は、薬品名1502の錠剤シート1枚に封入されている錠剤数である。
シートの長さ1504は薬品名1502の錠剤シート一枚の高さである。
上記、図15の薬品情報のデータテーブルを用いると、処方データから投入口203にセットすべきPTPシートの枚数を特定する方法は次のようになる。
ステップS1401で入力された図16の処方データ1608で必要な錠剤シートは、全錠剤数1613を、(錠剤シート1枚あたりに封入される)錠剤数1503で除算することで求められる。例えば、処方データ入力画面で錠剤名1614の「A錠剤(錠剤数10錠)」を、30錠(ユーザAの処方データ1608の全錠剤数1613)包装する処方の入力を受け付けたとする。そうすると、必要な錠剤シート枚数は「30錠(必要錠剤数)÷10錠(シート錠剤数)=3枚」と求めることができる。
なお、上記の例の場合問題とはならないが、仮に全錠剤数1613が28錠であった場合、「A錠剤」は、錠剤数1503が10のものと錠剤数1503が14のものがあるため、どちらの錠剤シートを使用するかによって、必要な錠剤シート枚数が変わってしまう(錠剤数1503が10の場合は3枚、錠剤数1503が14の場合は2枚必要)。
そのため、ステップS1401で薬剤の種類が同じ錠剤の錠剤シートであって、1枚あたりに封入されている錠剤数が異なる錠剤シートがある場合に、ユーザにどちらの錠剤シートを使用するか選択させる。以上で図15の説明を終了し、図14の説明に戻る。
ステップS1403における比較の結果、投入口203にセットすべき錠剤シートの枚数よりステップS1402で取得した投入口203にセットされている錠剤シートの枚数が少ない場合(ステップS1404:YES)、情報処理装置300は、ステップS1406へ処理を移行し、そうでない場合には(ステップS1404:NO)、ステップS1414へ処理を移行する。
ステップS1414の処理は後述する。
次に、ステップS1406では、情報処理装置300は、投入口203にセットされている錠剤シートがない(セット枚数0枚)の場合(ステップS1406:YES)、情報処理装置300は、ステップS1409へ処理を移行し、そうでない場合には(ステップS1406:NO)、ステップS1407へ処理を移行する。
ステップS1406は、本発明における、受付手段で選択を受け付けた錠剤取出しユニットに、錠剤シートが保持されているか否かを判定する第一の判定手段である。
ステップS1407では、情報処理装置300は、投入口203にセットすべき錠剤シートの枚数から投入口203にセットされている錠剤シートの枚数を減じて、不足枚数を算出する。
ステップS1408では、情報処理装置300は、ディスプレイ334、またはディスプレイ361等に、投入口203にセットされている錠剤シート不足通知画面を表示する(例えば、図20)。画面には、ステップS1407で算出した不足している錠剤シートの枚数や、投入口203にセットすべき錠剤シートの枚数等を表示する。
ここで、図20を用いて、ステップS1408において、情報処理装置300のディスプレイ334に表示される投入口203にセットされている錠剤シートのセット数が不足している不足通知画面について説明する。
図20は、情報処理装置300のディスプレイ334に表示される不足通知画面の一例を示す図である。情報処理装置のディスプレイ334を例に挙げるが包装装置5のディスプレイ361等に表示させてもよい。
情報処理装置300は、ユーザにより、OKボタン2001が押下されることで、ステップS1402のセットされている錠剤シートの数を取得する処理に移行する。
ステップS1409では、情報処理装置300は、処方が入力されていないが、投入口203に錠剤シートがセットされている錠剤取出しユニット1があるかを判定し、ある場合(ステップS1409:YES)、ステップS1410へ処理を移行し、ない場合には(ステップS1409:NO)、ステップS1407へ処理を移行する。より具体的には、処方が入力されていない錠剤取出しユニット1であって、シート幅検出センサ1205により錠剤シートを検出した錠剤取出しユニット1があるかを判定する。
ステップS1409は、本発明における、受付手段で選択を受け付けていない錠剤取出しユニットであって、錠剤シートが保持されている錠剤取出しユニットが存在するかを判定する第二の判定手段の適用例である。
ステップS1410では、情報処理装置300は、処方データが設定されていないが、投入口203に錠剤シートがセットされている錠剤取出しユニット1が、固定の錠剤取出しユニットであるかを判定し、固定の錠剤取出しユニットである場合(ステップS1410:YES)、ステップS1415へ処理を移行し、そうでない場合には(ステップS1410:NO)、ステップS1411へ処理を移行する。本発明における、固定の錠剤取出しユニットとは、高頻度で分包される錠剤シートを常時当該錠剤取出しユニット1にセットしておき、当該錠剤シート専用の錠剤取出しユニットとして使用される錠剤取出しユニットである。処方データが設定されていないが、投入口203に錠剤シートがセットされている錠剤取出しユニット1が、固定の錠剤取出しユニットであるかを判定する方法としては、予めユーザが当該錠剤取出しユニット1が固定の錠剤取出しユニットである旨の設定をして、情報処理装置にその設定を記憶させておいても良いし、ステップS1417で固定の錠剤取出しユニットである旨の登録がユーザによりされたときに、次回以降の処理で、当該錠剤取出しユニット1を固定の錠剤取出しユニットであると判定しても良い。
ステップS1411では、情報処理装置300は、ディスプレイ334、またはディスプレイ361等に、処方データ移動通知画面を表示する(例えば、図18)(ステップS1411は、本発明の通知手段の適用例である)。
ここで図18を用いて、ステップS1411において表示される処方データ移動通知画面について説明する。
図18は、情報処理装置300のディスプレイ334に表示される処方データ移動通知画面の一例を示す図である。情報処理装置のディスプレイ334を例に挙げるが包装装置5のディスプレイ361等に表示させてもよい。図18の処方データ移動通知画面では、ユーザに、処方データが設定されているが、投入口203に錠剤シートがセットされていない錠剤取出しユニット1があることと、処方データが設定されていないが、投入口203に錠剤シートがセットされている錠剤取出しユニット1があることとを認識させ、さらに、当該処方が入力されていないが、投入口203に錠剤シートがセットされている錠剤取出しユニット1に、処方データが設定されているが、投入口203に錠剤シートがセットされていない錠剤取出しユニット1の処方データを移動させるかを促す。YESボタン1801がユーザにより押下されると処方データを移動し、NOボタン1802がユーザにより押下されると、処方データを移動しない。
ここで、図19に関しても説明する。図19は図18の第二の実施形態の図である。錠剤取出しユニット1に不図示のカメラがセットされている場合に、錠剤取出しユニット1にセットされている錠剤シート(錠剤シートの外観を示す画像)を当該カメラで撮影し、1803に表示する。そうすることで、ユーザに、処方データが設定されていないが、投入口203に錠剤シートがセットされている錠剤取出しユニット1にどの薬剤の錠剤シートがセットされているかを認識させ、当該錠剤取出しユニットに処方を移動させても良いかの判断材料にさせることができる。
以上で図18と図19の説明を終了し、図14の説明に戻る。
ステップS1411では、情報処理装置300は、処方データ移動通知画面(図18)内でYESボタン1801、または、NOボタン1802のいずれかを選択して押下する操作をユーザから受け付けるステップである。
ステップS1412では、情報処理装置300は、ステップS1411で通知された処方データ移動通知画面(図18)内でYESボタン1801が押下された場合(ステップS1412:YES)、ステップS1413へ処理を移行し、NOボタンが押下された場合には(ステップS1412:NO)、ステップS1415へ処理を移行する。
ステップS1413では、情報処理装置300は、処方データが設定されていないが、投入口203に錠剤シートがセットされている錠剤取出しユニット1へ処方データを移動する。
ここで、図16を用いて、処方データを移動前の処方入力画面であって、処方入力画面のうち錠剤取出しユニットを選択する画面について説明する。
図16は、図14のステップS1401で情報処理装置300のディスプレイ334に表示される処方入力画面であって、処方入力画面のうち錠剤取出しユニットを選択する画面の一例を示す図である。本実施例では、情報処理装置のディスプレイ334に当該画面が表示される場合を例に挙げるが包装装置5のディスプレイ361等に表示させてもよい。
スタートボタン1601は、当該スタートボタン1601がユーザにより押下されることにより、錠剤供給装置10に分包を開始するように指示する。
ユニット一覧1607には、情報処理装置300と接続する錠剤供給装置10が備える錠剤取出しユニット1のそれぞれに対応する枠が表示される。ユニット一覧1607の中から、今回錠剤を取り出す錠剤取出しユニット1の処方内容(当該錠剤取出しユニットにセットされた錠剤シートから取り出す錠剤の数や錠剤名等)の入力をユーザから受け付けると、情報処理装置300は、処方内容の入力がされている錠剤取出しユニット1から錠剤を取り出す動作を行なうように錠剤供給装置10に指示する。
なお、ユニット一覧1607の中から、今回錠剤を取り出す錠剤取出しユニット1の処方内容(当該錠剤取出しユニットにセットされた錠剤シートから取り出す錠剤の数や錠剤名等)の入力をユーザから受け付けると、当該錠剤取出しユニット1のユニットNoが、図16の処方データ中の当該錠剤取出しユニット1にセットされている錠剤の錠剤名1614と紐付けて登録される。
錠剤取出しユニット1604は、ステップS1402の処理の結果、情報処理装置300により錠剤シートがセットされていると判断された錠剤取出しユニット1を示しており、錠剤取出しユニット1604は、ステップS1402の処理の結果、錠剤シートがセットされていないと判定された錠剤取出しユニット1とは識別可能に表示される。
本実施例の場合、錠剤取出しユニット1のNo.1、No.2、No.3に錠剤シートがセットされているので、No.1〜No.3の錠剤取出しユニット1(錠剤取出しユニット1604)はNo.1〜No.3以外の錠剤取出しユニット1と区別されて表示されている。
通知1603には、ステップS1413で処方データを移動した場合に、処方データが移動されたことをユーザへの通知が表示される。
処方入力タブ1605の選択を受け付けると不図示の処方入力画面が表示される。表示された処方入力画面を介して、ユーザからの処方データ入力を受け付ける。
ユニット選択タブ1606の選択を受け付けると表示される錠剤取出しユニットの選択画面を介してユーザからの処方データ編集を受け付ける。
図16の処方データ入力画面を介してユーザにより入力される処方データとは、例えば、図16の1608に示す処方データである。
ここで、図16の1608の処方データについて説明する。
1608に示す処方データは、情報処理装置300の外部メモリ336で管理される。
1608に示す処方データ入力画面の処方データ1608は、ユーザ(患者)Aの処方データの一例である。
図16に示す処方データ1608は、順番1609、ユニットNo.1610、服用パターン1611、全分包数1612、全錠剤数1613、錠剤名1614の項目から構成されている。
順番1609は、分包の動作処理を行う順番(優先順位)を示しており、値が小さい方が、値が大きい方よりも優先して実行される。なお、処方データは複数設定することができる。
また、図16の1610は、ユニットNo.(錠剤取出ユニット1を識別する番号)である。
また、図16の1611は、服用パターンである。図16の処方データ1608に含まれる「A錠剤」の例では、朝昼夕2錠ずつ服用することを表す。
図16の1612は、分包される数(全分包数)である。
図16の1613は、分包される錠剤の全ての数(全錠剤数)である。
図16のA錠剤の例では、朝昼夕2錠ずつ9包分錠剤を取出す為、取出す全錠剤数は18錠となる。
図16の1614は、錠剤名であり、錠剤や薬剤を含む薬品の名称や、当該薬品の錠剤シート(PTPシート)の名称が登録される。
すなわち、図16の処方データ1608は、ユニットNo.が1の錠剤取出ユニット1により、錠剤Aが錠剤収容部に収容されている錠剤シートから、1611、1612、1613に示される数だけ、錠剤を取り出す必要があることを示している。
より具体的には、包装装置5が、朝、昼、夕のそれぞれの1包に1錠を分包し、合計30包(10日分)を分包するために、ユニットNo.が1の錠剤取出ユニット1が、錠剤Aが錠剤収容部に収容されている錠剤シートから、30錠の錠剤を取り出すことを示している。
そして、情報処理装置300は、処方データ入力画面を介して、ユーザにより不図示の登録ボタンが押下されると、入力された処方データ1608を情報処理装置300の外部メモリ336に登録する。情報処理装置300は、以降、この外部メモリ336に登録された処方データを取得することで(本発明の処方データ取得手段の適用例)、包装装置5に対して分包開始指示を行ったり、処方データの編集をユーザから受け付けたりする。
図16の錠剤取出しユニットを選択する画面では、ユニットNo.1とユニットNo.3に処方データが設定されているが、仮に、図14のステップS1404で、錠剤取出しユニット1のうちユニットNo.3が、錠剤シートが不足している(0枚)と判定され、ユニットNo.2の錠剤取出しユニット1が、ステップS1409で処方データが設定されていないが、投入口203に錠剤シートがセットされていると判定された場合に、このまま分包を開始しても、ユニットNo.2の錠剤取出しユニット1には処方データが設定されていないため錠剤シートからの錠剤取出し動作は開始されず、ユニットNo,3の錠剤取出しユニット1は、処方データは設定されているが錠剤シートがセットされていないため錠剤シートからの錠剤取出し動作が実行されない。
そこで、次に図17を用いて、上記課題を解決すべく、処方データを移動する処理を実行した後の、錠剤取出しユニットを選択する画面、および処方データについて説明する。
図17は、ステップS1411で表示した図18の通知画面上で、YESボタン1801がユーザにより選択されることによって、処方データが移動された後の処方入力画面(錠剤取出しユニットを選択する画面)の一例を示す図である。なお、図16と同じ説明に関しては省略する。
図17では、処方データが設定されているが、投入口203に錠剤シートがセットされていないユニットNo.3の錠剤取出しユニット1から、処方データが設定されていないが、投入口203に錠剤シートがセットされているユニットNo.2の錠剤取出しユニット1に処方データの設定が移動されている。
つまり、錠剤シートが保持されていないと判定されたユニットNo.3の錠剤取出しユニット1の錠剤を取り出す錠剤取出しユニット1としての設定を解除する。
また、情報処理装置300の外部メモリ336で管理される処方データ1608も、ユニットNO.1610の3から2に処方データの設定が移動されている。
なお、本実施形態では、スタートボタン1601がユーザにより押下されたときに、錠剤シートがセットされている錠剤取出しユニット1(後述する錠剤取出しユニット1604)のうちのいずれかが、処方データに含まれる錠剤を取り出す錠剤取出しユニットとして選択されていない場合に通知(図18)を実行することで、錠剤シートをセットする錠剤取り出しユニットとして選択した錠剤取り出しユニットに錠剤シートがセットされていない場合に、方データが設定されていないが、投入口203に錠剤シートがセットされている錠剤取出しユニットへの処方データの設定の移動を容易にすることができる。
ステップS1415では、情報処理装置300はステップS1406で錠剤シートが置かれていないと判定された錠剤取出しユニット1に錠剤シートが置かれた場合(ステップS1415:YES)、ステップS1414へ処理を移行し、そうでない場合には(ステップS1415:NO)、ステップS1416へ処理を移行する。
ステップS1416では、情報処理装置300は、ステップS1412で処方データを移動しなかった錠剤取出しユニット1を固定ユニットに登録する場合(ステップS1416:YES)、ステップS1417へ処理を移行し、そうでない場合には(ステップS1416:NO)、ステップS1414へ処理を移行する。
ステップS1417では、情報処理装置300は、ステップS1412で処方データを移動しなかった錠剤取出しユニット1(処方が入力されていないが、投入口203に錠剤シートがセットされている錠剤取出しユニット1)を固定ユニットとして登録する(本発明における除外ユニット設定手段の適用例)。ここでは、例えば使用頻度が高い錠剤シートがセットされている場合、次の処方データの処理を行った場合に、ステップS1409で処方データがセットされていない錠剤取出しユニット1に該当しても、ステップS1411の処方データ移動画面通知の表示をしないようにする。
ステップS1414では、情報処理装置300は、ユーザの操作に従って、外部メモリ336に登録した図16に示す処方データ1608を包装装置5に送信すると共に、包装装置5に分包開始を指示する。
ステップS1414は、錠剤取出しユニットによる錠剤取出し動作を実行するように指示する指示手段の適用例である。
そして、包装装置5は、当該処方データ2201を受信すると、当該処方データ2201を錠剤供給装置10に送信し、錠剤供給装置10は処方データに従って錠剤シートからの錠剤取出し動作を実行する。
また、ステップS1410、ステップS1416〜ステップS1417は毎回行う必要はない。例えば、最初に固定ユニットに登録した錠剤取出しユニット1を情報処理装置300のメモリに記憶しておき、次からはその記憶された固定ユニットを使用するようにしてもよい。
以上で図14の説明を終了する。
次に、図13を用いて図14のステップS1402に示す、錠剤シートの投入口203にセットされた枚数を測定する方法の流れについて説明する。
図13は、錠剤シートが投入口203にセットされている枚数を測定する方法のフローチャートの一例を示す図である。
情報処理装置300は、ステップS1301では、錠剤シートが投入口203(以下、取出ユニットとも称する)にセットされていない状態の距離1202を錠剤供給装置10から取得する。
そして、情報処理装置300は、ステップS1302では、錠剤シート(以下、PTPシートとも称する)が投入口203にセットされているか判別する。錠剤シートの検出は、シート幅検出センサ1205にて行うが、距離センサ1201の測定値が変化した場合、錠剤シートが投入口203にセットされていると判断しても良い。錠剤シートが投入口203にセットされている場合は(ステップS1302:YES)、ステップS1303へ移行する、一方、ステップS1302で錠剤シートが投入口203にセットされていないと判定された場合には(ステップS1302:NO)、セットされるまで待機する。
ステップS1303では、情報処理装置300は、錠剤シート1枚が投入口203にセットされた状態の距離1203を錠剤供給装置10から取得する。
そして、情報処理装置300は、ステップS1304ではRAM313等のメモリに記憶されている錠剤シートが投入口203にセットされていない状態の距離1202から錠剤シート1枚が投入口203にセットされた状態の距離1203を減算し、錠剤シート1枚の高さを算出しメモリに記憶する。
なお、錠剤シートの1枚の高さの情報は、錠剤のデータベース等を使用しても良い。
ステップS1305では、情報処理装置300は、2枚目以降の錠剤シート51が投入口203にセットされた状態の距離1204を錠剤供給装置10から取得する。
そして、ステップS1306では、情報処理装置300は、錠剤シート51が投入口203にセットされた状態の距離1204をRAM313等のメモリに記憶し、当該メモリに記憶されている錠剤シート1枚が投入口203にセットされた状態の距離1203と比較する。
ステップS1307では、情報処理装置300は、錠剤シートが投入口203にセットされていない状態の距離1202から錠剤シート51がセットされた状態の距離1204(距離センサから複数枚の錠剤シートのうち最も距離センサに近い錠剤シートまでの第三の距離)を減算して、ステップS1304で算出した錠剤シートの高さ(錠剤シートが投入口203にセットされていない状態の距離1202から錠剤シート1枚が投入口203にセットされた状態の距離1203を減算)で除算することにより投入口203にセットされている錠剤シートの枚数を算出し、RAM313等のメモリへ記憶する。
そして、ステップS1308では、追加の錠剤シートが投入口203にセットされたと判断する(ステップS1308)。追加で錠剤シートが投入口203にセットされている場合には(ステップS1308:YES)、ステップS1305に移行する。一方、追加で錠剤シートが投入口203にセットされていない場合は処理を終了する。
以上で、図13の説明を終了する。
以上、本発明によると、錠剤を取り出す錠剤取出しユニットとして選択した錠剤取出しユニットと、異なる錠剤取出しユニットに誤って錠剤シートをセットした場合に、誤った設定のまま錠剤取出し動作が開始される可能性を低減することが出来る。
上述した本発明の実施形態を構成する各手段及び各ステップは、コンピュータのRAMやROM等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。装置が読み取り実行可能なこのプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、一又は複数の機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム又は装置に直接、又は遠隔から供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。更に、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。