JP2018033565A - 運動支援システム、運動支援方法、および運動支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーがトレーニングの実施中に疲労度や回復状態を確認でき、オーバートレーニングや故障などを予防して効果的なトレーニングを行うことを支援できる運動支援システム、運動支援方法、および運動支援装置を提供する。【解決手段】運動支援システム100は、ユーザーの現在の疲労状態に関する疲労度情報を取得する疲労度情報取得部313と、現在の疲労状態の改善に必要な回復期間を算出する回復期間算出部314と、ユーザーが運動を実施しているときに、ユーザーの脈拍情報に基づいて運動の負荷を表す負荷情報を算出する負荷情報算出部312と、負荷情報、疲労度情報、および回復期間に基づいて、ユーザーに報知を行う報知部320と、を備えることを特徴とする。【選択図】図8
Description
本発明は、運動支援システム、運動支援方法、および運動支援装置に関する。
近年、マラソン大会をはじめとする各種スポーツイベントに参加する人が増えており、成績や記録の向上を目指して日々トレーニングが行われている。トレーニングは体力や運動能力の向上を目的として行われるが、トレーニングによる疲労(負荷)が過度に蓄積されると、オーバートレーニングや故障などを生じてしまう場合がある。そこで、トレーニングを行う人(ユーザー)の体調管理をサポートするための装置やシステムが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、ユーザーの睡眠時の眠りの深さから、ユーザーが回復した活動量である回復量を算出する装置が開示されている。特許文献1に記載の装置は、ユーザーの心拍や呼吸等の睡眠中の身体の状態から眠りの深さを算出し、算出された眠りの深さのうち、睡眠段階4に相当する深い眠りと、REM睡眠の割合またはREM睡眠の累積時間との乗算から回復量を算出する。これにより、ユーザーは、トレーニングを実行した後で、現在の回復状態を推定することが可能である。
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、トレーニングを実行中に現在の負荷に対する回復期間を把握することは困難であり、ユーザー自身で回復状態を確認しながらトレーニングを行わなければならない。そのため、負荷が過剰となりオーバートレーニングや故障などを生じてしまう場合や、その反対に負荷が不足して十分なトレーニング効果を得ることができない場合があるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る運動支援システムは、ユーザーの疲労状態に関する疲労度情報を取得する疲労度情報取得部と、前記疲労状態の改善に必要な回復期間を算出する回復期間算出部と、前記ユーザーが運動を実施しているときに、前記ユーザーの脈拍情報に基づいて前記運動の負荷を表す負荷情報を算出する負荷情報算出部と、前記負荷情報、前記疲労度情報、および前記回復期間に基づいて、前記ユーザーに報知を行う報知部と、を備えることを特徴とする。
本適用例の構成によれば、疲労度情報取得部が取得するユーザーの疲労度情報と、回復期間算出部が算出する疲労状態の改善に必要な回復期間と、運動を実施しているときのユーザーの脈拍情報に基づいて負荷情報算出部が算出する負荷情報とに基づいて、報知部がユーザーに報知を行う。そのため、ユーザーは、トレーニングの実施中に、実施している運動の負荷、疲労度、回復期間について知ることができる。これにより、ユーザーがトレーニングの実施中に、疲労の回復状態を考えて運動の負荷や実施時間を調整することが可能になる。この結果、ユーザーは、オーバートレーニングや故障などを予防して、効果的なトレーニングを行うことができる。
[適用例2]上記適用例に係る運動支援システムであって、前記疲労度情報と前記回復期間とに基づいて、前記ユーザーへの報知を実行するための報知条件を決定する報知条件決定部を備え、前記報知部は、前記負荷情報が前記報知条件を満たした場合に、前記ユーザーに報知を行うことが好ましい。
本適用例の構成によれば、疲労度情報と回復期間とに基づいて、報知条件決定部がユーザーへの報知を実行するための報知条件を決定する。そして、運動を実施しているときの負荷情報が報知条件を満たした場合に、報知部がユーザーに報知を行う。そのため、ユーザーは、トレーニングの実施中に、実施している運動の負荷による疲労度や回復期間について報知条件を満たしたことを、操作等を行わなくても知ることができる。
[適用例3]上記適用例に係る運動支援システムであって、前記報知条件は、前記負荷情報に関する上限値、目標値、および所定の範囲の少なくともいずれかを含むことが好ましい。
本適用例の構成によれば、ユーザーは、トレーニングの実施中に、実施している運動の負荷が、その上限値、目標値、および、適正な範囲の少なくともいずれかの条件を満たしたことを知ることができる。これにより、ユーザーは、トレーニングによる負荷が過剰、あるいは不足とならないように、適正な負荷の運動を実施することができる。
[適用例4]上記適用例に係る運動支援システムであって、前記報知部は、前記運動の負荷が継続した場合に、前記上限値に到達するまでに要する時間または距離を前記ユーザーに報知することが好ましい。
本適用例の構成によれば、ユーザーは、トレーニングの実施中に、実施している運動の負荷が上限値に到達するまでに要する時間または距離を確認することができる。これにより、ユーザーは、オーバートレーニングとならないように運動を実施することができる。
[適用例5]上記適用例に係る運動支援システムであって、前記ユーザーの前記運動の開始を検知したときに、前記疲労度情報が所定値以上である場合には、前記報知部は、前記疲労度情報、前記回復期間、または前記報知条件の少なくともいずれかを報知することが好ましい。
本適用例の構成によれば、ユーザーは、トレーニングを開始したときに、そのときの疲労度が所定値以上であること、および、その疲労の程度、疲労の回復に必要な期間、または報知条件(負荷の上限値、目標値、および所定の範囲)を確認することができる。これにより、ユーザーは、トレーニングを開始する際の疲労度の状態に合わせて、実施する運動の負荷や実施時間を調整することができる。
[適用例6]上記適用例に係る運動支援システムであって、前記ユーザーに関するイベントのイベント情報を取得するイベント情報取得部を備え、前記報知条件決定部は、前記イベント情報、前記疲労度情報、および前記回復期間に基づいて前記報知条件を決定することが好ましい。
本適用例の構成によれば、報知条件決定部は、疲労度情報および回復期間だけでなく、例えばユーザーが参加するイベントの開催日やその競技内容、環境情報等のイベント情報を加味して報知条件を決定する。これにより、ユーザーは、参加するイベント当日までに疲労が回復可能なように、またイベントの競技内容や環境情報等に応じて、運動の負荷や実施時間を調整してトレーニングを実施することができる。
[適用例7]上記適用例に係る運動支援システムであって、前記報知部は、前記運動中の前記ユーザーの脈拍情報に基づいて算出された前記負荷情報を用いて算出された暫定疲労度情報、または前記暫定疲労度情報から算出された暫定回復期間の少なくともいずれかを前記ユーザーに報知することが好ましい。
本適用例の構成によれば、ユーザーは、トレーニングの実施中に、実施している運動による現在の疲労度や、現在の疲労度の回復に必要な期間を確認することができる。これにより、ユーザーは、現在の疲労度や現在の疲労度の回復に必要な期間に応じて、実施している運動の負荷や実施時間を調整することができる。
[適用例8]上記適用例に係る運動支援システムであって、前記疲労度情報は、過去に前記ユーザーが実施した運動において算出された過去の負荷情報に基づいて算出されることが好ましい。
本適用例の構成によれば、ユーザーが過去に実施した運動において算出された過去の負荷情報がわかれば、現在のユーザーの疲労度情報を算出することができる。
[適用例9]上記適用例に係る運動支援システムであって、前記脈拍情報は心拍数を含み、前記負荷情報は、前記運動を実施しているときの前記心拍数、最大心拍数、および安静時心拍数を用いて算出されることが好ましい。
本適用例の構成によれば、脈拍情報として、ユーザーが運動を実施しているときの心拍数、最大心拍数、および安静時心拍数を用いて負荷情報が算出される。これにより、ユーザーが運動を実施しているときの負荷を、ユーザーの脈拍情報に基づいて公知の数学モデルを用いて算出することができる。
[適用例10]上記適用例に係る運動支援システムであって、前記回復期間は、前記過去の負荷情報と、前記過去に前記ユーザーが実施した運動からの経過時間と、に基づいて決定されることが好ましい。
本適用例の構成によれば、ユーザーが過去に実施した運動において算出された過去の負荷情報と、過去にユーザーが実施した運動からの経過時間とがわかれば、現在のユーザーの疲労状態の改善に必要な回復期間を算出することができる。
[適用例11]本適用例に係る運動支援方法は、ユーザーの現在の疲労状態に関する疲労度情報を取得するステップと、前記現在の疲労状態の改善に必要な回復期間を算出するステップと、前記疲労度情報と前記回復期間とに基づいて、前記ユーザーへの報知を実行するための報知条件を決定するステップと、前記ユーザーが運動を実施しているときに、前記ユーザーの脈拍情報に基づいて前記運動の負荷を表す負荷情報を算出するステップと、前記負荷情報が前記報知条件を満たした場合に、前記ユーザーに報知を行うステップと、を備えることを特徴とする。
本適用例の方法によれば、取得したユーザーの現在の疲労度情報と、計算した現在の疲労状態の改善に必要な回復期間とに基づいて、ユーザーへの報知を実行するための報知条件を決定する。そして、運動を実施しているときのユーザーの脈拍情報に基づいて算出した負荷情報が報知条件を満たした場合に、ユーザーに報知を行う。そのため、ユーザーは、トレーニングの実施中に、実施している運動の負荷による疲労度に対する回復期間について報知条件を満たしたことを、操作等を行わなくても確認することができる。これにより、ユーザーは、負荷と回復とのバランスが取れたトレーニングを行うことができる。
[適用例12]本適用例に係る運動支援装置は、ユーザーの現在の疲労状態に関する疲労度情報と、前記現在の疲労状態の改善に必要な回復期間と、に基づいて、前記ユーザーへの報知を実行するための報知条件を決定する報知条件決定部と、前記ユーザーの脈拍情報を検出する脈拍情報検出部と、前記ユーザーが運動を実施しているときに、前記ユーザーの前記脈拍情報に基づいて前記運動の負荷を表す負荷情報を算出する負荷情報算出部と、前記負荷情報が前記報知条件を満たした場合に、前記ユーザーに報知を行う報知部と、を備えることを特徴とする。
本適用例の構成によれば、ユーザーの現在の疲労状態に関する疲労度情報と、現在の疲労状態の改善に必要な回復期間とに基づいて、ユーザーへの報知を実行するための報知条件を報知条件決定部が決定する。そして、ユーザーが運動を実施しているときに脈拍情報検出部が検出したユーザーの脈拍情報に基づいて負荷情報算出部が算出した運動の負荷情報が報知条件を満たした場合に、報知部がユーザーに報知を行う。そのため、ユーザーは、トレーニングの実施中に、実施している運動の負荷による疲労度に対する回復期間について報知条件を満たしたことを、操作等を行わなくても知ることができる。これにより、ユーザーがトレーニングの実施中に、疲労の回復状態を考えて運動の負荷や実施時間を調整することが可能になる。この結果、ユーザーは、オーバートレーニングや故障などを予防して、効果的なトレーニングを行うことができる。
[適用例13]上記適用例に係る運動支援装置であって、前記報知条件は、前記負荷情報に関する上限値、目標値、および所定の範囲の少なくともいずれかであることが好ましい。
本適用例の構成によれば、ユーザーは、トレーニングの実施中に、実施している運動の負荷が、その上限値、目標値、および、適正な範囲の少なくともいずれかの条件を満たしたことを確認することができる。これにより、ユーザーは、トレーニングによる負荷が過剰、あるいは不足とならないように、適正な負荷の運動を実施することができる。
[適用例14]上記適用例に係る運動支援装置であって、前記報知部は、前記運動の負荷が継続した場合に、前記上限値に到達するまでに要する時間または距離を前記ユーザーに報知することが好ましい。
本適用例の構成によれば、ユーザーは、トレーニングの実施中に、実施している運動の負荷が上限値に到達するまでに要する時間または距離を確認することができる。これにより、ユーザーは、負荷が上限値を超えて過剰とならないように運動を実施することができる。
[適用例15]上記適用例に係る運動支援装置であって、前記報知部は、前記運動中の前記ユーザーの前記脈拍情報に基づいて算出された前記負荷情報を用いて算出された暫定疲労度情報、または前記暫定疲労度情報から算出された暫定回復期間の少なくともいずれかを前記ユーザーに報知することが好ましい。
本適用例の構成によれば、ユーザーは、トレーニングの実施中に、実施している運動による現在の疲労度や、現在の疲労度の回復に必要な期間を確認することができる。これにより、ユーザーは、現在の疲労度や現在の疲労度の回復に必要な期間に応じて、実施している運動の負荷や実施時間を調整することができる。
[適用例16]上記適用例に係る運動支援装置であって、前記ユーザーの前記運動の開始を検知したときに、前記疲労度情報が所定値以上である場合には、前記報知部は前記疲労度情報、前記回復期間、または前記報知条件の少なくともいずれかを報知することが好ましい。
本適用例の構成によれば、ユーザーは、トレーニングを開始したときに、そのときの疲労度が所定値以上であること、および、その疲労の程度、疲労の回復に必要な期間、または報知条件(負荷の上限値、目標値、および所定の範囲)を確認することができる。これにより、ユーザーは、トレーニングを開始する際の疲労度の状態に合わせて、実施する運動の負荷や実施時間を調整することができる。
以下、本発明を具体化した運動支援システム、運動支援方法、および運動支援装置の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
(第1の実施形態)
<運動支援システムの概要>
まず、第1の実施形態に係る運動支援システムの概要を説明する。第1の実施形態に係る運動支援システムは、ユーザーがトレーニングを実行中に、現在のユーザーの疲労状態を改善するために必要な回復期間を想定した運動強度や運動時間の目安をユーザーに提供し、オーバートレーニングや故障を予防して、ユーザーが効果的なトレーニングを行うことをサポートすることを目的とする。より具体的には、本実施形態に係る運動支援システムは、以下の方法でユーザーの運動支援を行う。
<運動支援システムの概要>
まず、第1の実施形態に係る運動支援システムの概要を説明する。第1の実施形態に係る運動支援システムは、ユーザーがトレーニングを実行中に、現在のユーザーの疲労状態を改善するために必要な回復期間を想定した運動強度や運動時間の目安をユーザーに提供し、オーバートレーニングや故障を予防して、ユーザーが効果的なトレーニングを行うことをサポートすることを目的とする。より具体的には、本実施形態に係る運動支援システムは、以下の方法でユーザーの運動支援を行う。
1)ユーザーが運動を実施しているときの脈拍情報に基づいて、ユーザーが実施している運動の負荷を表す負荷情報(運動負荷)を算出する。
2)ユーザーが過去に実施した運動において算出された過去の負荷情報に基づいて、ユーザーの現在の疲労状態に関する疲労度情報(疲労度)を算出する。また、ユーザーが運動中に算出された負荷情報に基づいて、運動中の疲労状態に関する暫定疲労度情報を算出する。
3)ユーザーの現在の疲労状態を改善するために必要な回復期間を算出する。また、ユーザーが運動中の疲労状態を改善するために必要な暫定回復期間を算出する。
4)疲労度情報と回復期間とに基づいて、ユーザーへの報知を実行するための報知条件(負荷情報に関する上限値、目標値、および所定の範囲等)を決定する。
5)ユーザーが運動を実施しているときに、負荷情報が報知条件を満たした場合に、ユーザーに報知を行う。
運動支援システムの詳細については後述するが、ここでは、運動支援システムにおいて、運動による疲労と、その疲労の改善に必要な回復期間とを算出する方法について説明する。図1は、運動の強度と負荷との関係の一例を示す図である。図2は、運動の時間と累積負荷との関係の一例を示す図である。図3は、運動により蓄積した疲労と回復期間との関係の一例を示す図である。
図1において、横軸は運動強度であり、横軸の右側へ行くほど運動強度が大きいことを示す。縦軸は運動の負荷であり、縦軸の上側へ行くほど運動負荷が大きいことを示す。図1に曲線で示すように、単位時間当たりの運動強度が大きくなるほど、運動負荷も大きくなる。
図2において、横軸は運動時間であり、運動時間の単位毎の運動強度を棒グラフで表している。縦軸は運動を継続する(または繰り返す)ことにより累積された運動負荷であり、運動時間(または日数)の経過にしたがって累積された運動負荷を折れ線グラフで表している。図2に示すように、運動を継続することで運動負荷が累積され、運動時間が長いほど(または日数が多いほど)累積運動負荷は大きくなる。
図3において、横軸は時間であり、運動を開始した時間をt0、運動を終了した時間をt1、運動による疲労が回復した時間をt2とする。縦軸は疲労度であり、縦軸の上側へ行くほど疲労の度合いが大きいことを示す。ここでは、運動開始時(t0)の疲労度を0とする。図3に曲線C1で示すように、運動をしている間(t0からt1まで)は、時間の経過とともに運動負荷が累積されて疲労度が上昇する。
また、図3に曲線C2で示すように、運動を終了した後は、時間の経過とともに疲労が減衰して(回復して)疲労度が低下する。t1以降運動をしなければ(休息すれば)、時間の経過とともに疲労が回復して疲労度が0に戻る。t2は疲労度が0に戻る時間であり、t1からt2までの時間を回復期間とする。
なお、前回の運動による疲労が回復しないうちに(すなわち、図3の時間t2になる前に)運動が行われると、今回の運動の開始時(t0)における疲労度が0ではない(残留疲労がある)ため、今回の運動終了時の疲労度は前回の残留疲労に今回の運動による疲労が加えられたものとなる。その場合、疲労を回復して疲労度が0に戻る時間は、運動の開始時における疲労度が0である場合と比べて長くなる。
本実施形態では、運動負荷を、ユーザーの脈拍情報、より具体的には、心拍数(HR:Heart Rate)に基づき、公知の数学モデルを用いて算出する。以下、本実施形態に係る運動支援システムにおいて、運動負荷(TRIMP:Training Impulse)を、公知の数学モデルの一例であるBanisterモデルを用いて算出する場合を例に取り説明する。
脈拍情報としては、ユーザーの心拍数の最大値(HRmax)と、休息時の心拍数(HRrest)と、ユーザーが運動を実施しているときの心拍数(HR)を用いる。心拍数の最大値と休息時の心拍数とは、過去(運動を実施する前)に測定されたユーザーの心拍数のデータから取得される。これらの脈拍情報に基づいて、ユーザーが運動を実施したときの運動強度(%HRR)は、以下に示す式(1)で表される。
%HRR=(HR−HRrest)/(HRmax−HRrest)…(1)
%HRR=(HR−HRrest)/(HRmax−HRrest)…(1)
式(1)から、ユーザーが運動を実施したことによる運動負荷(TRIMP)は、以下に示す式(2)で表される。
TRIMP=%HRR×0.64×exp(k×%HRR×t)…(2)
TRIMP=%HRR×0.64×exp(k×%HRR×t)…(2)
式(2)において、係数kは、ユーザーが男性の場合は1.92であり、ユーザーが女性の場合は1.67である。また、tは計測時間(秒)である。そして、ユーザーが運動を実施したことによる疲労度(h(t))は、以下に示す式(3)で表される。
h(t)=h(t−d)×exp(−d/τ)+TRIMP…(3)
h(t)=h(t−d)×exp(−d/τ)+TRIMP…(3)
式(3)において、tはユーザーが今回運動を実施した日であり、dは休息日数(ユーザーが前回運動を実施した日からの経過日数)である。τは15日とされている。exp(−d/τ)は、疲労度の減衰率に相当する。式(3)におけるTRIMPは、過去(前回まで)の運動負荷(TRIMP)の累積値である。したがって、ユーザーの現在の疲労度(h(t))は、過去の負荷情報と、過去にユーザーが実施した運動からの経過時間とに基づいて決定される。
回復期間も、過去の負荷情報と、過去にユーザーが実施した運動からの経過時間とに基づいて決定される。より具体的には、式(3)により、現在の疲労度を解消するために必要な疲労回復期間(h(t)を0にするために必要な休息日数d)が求められる。これにより、本実施形態に係る運動支援システムでは、ユーザーに、現在の疲労状態と、現在の疲労状態を改善するために必要な回復期間との目安をユーザーに提供することができる。
例えば、本実施形態に係る運動支援システムでは、ユーザーが参加する予定のマラソン大会等のスポーツイベントの開催日までに疲労回復できるような、運動強度や運動時間の目安をユーザーに提供することができる。また、所望の回復期間から逆算して運動負荷(TRIMP)の上限値を設定し、その上限値を超えないように運動強度に応じた目標運動時間をユーザーに提供することができる。そして、運動負荷の上限値や目標値、および所定の範囲等の報知条件を設定しておき、その報知条件を満たした場合に、運動中のユーザーに対して報知することができる。
<運動支援システムの構成>
次に、第1の実施形態に係る運動支援システムの構成について、図4を参照して説明する。図4は、第1の実施形態に係る運動支援システムの概要を示す概略構成図である。第1の実施形態に係る運動支援システム100は、トレーニングを行う人(ユーザー)の体調管理をサポートするための機能を有する。運動支援システム100は、図1に示すように、運動支援装置110と、ネットワークNEを介して接続される情報処理装置400と、を含む。運動支援装置110は、運動支援システム100の中核部であり、ウェアラブル機器200と携帯端末装置300とを含む。
次に、第1の実施形態に係る運動支援システムの構成について、図4を参照して説明する。図4は、第1の実施形態に係る運動支援システムの概要を示す概略構成図である。第1の実施形態に係る運動支援システム100は、トレーニングを行う人(ユーザー)の体調管理をサポートするための機能を有する。運動支援システム100は、図1に示すように、運動支援装置110と、ネットワークNEを介して接続される情報処理装置400と、を含む。運動支援装置110は、運動支援システム100の中核部であり、ウェアラブル機器200と携帯端末装置300とを含む。
ウェアラブル機器200は、運動支援システム100における検出装置としての機能を有する。ここでは、ウェアラブル機器200として、ユーザーの手首に装着されるウェアラブル機器を例示して説明する。ウェアラブル機器200は、脈拍情報検出部としての脈波センサーと、体動センサーとを備えている。
ウェアラブル機器200では、脈波センサーにより、ユーザーの心拍数(HR)や心拍間隔(RRI:R-R Interval)などの脈拍情報を取得することが可能である。脈波センサーとしては、例えば、光電センサー(図7に示す光電センサー401)が用いられる。この場合には、生体(ユーザー)に対して照射された光の反射光または透過光を当該光電センサーで検出する手法等が考えられる。血管内の血流量に応じて、照射された光の生体での吸収量、反射量が異なるため、光電センサーで検出したセンサー情報は血流量等に対応した信号となり、当該信号を解析することで拍動に関する情報を取得することができる。
光電センサーを含む運動支援システム100では、必要な光を受光し、且つ不要な光を遮光する必要がある。脈波センサーの例であれば、測定の対象物である被検体(特に測定対象のユーザーの血管が含まれる部位)で反射された脈波成分を含む反射光を強い光として受光し、それ以外の光はノイズ成分となるため遮光する。なお、脈波センサーは、光電センサーに限定されず、心電計や超音波センサー等、他のセンサーを用いてもよい。
体動センサーは、ユーザーの体動を検出するセンサーである。体動センサーとしては、加速度センサーや角速度センサー等を用いることが考えられるが、他のセンサーを用いてもよい。本実施形態では、体動センサーとして、加速度センサー(図7に示す加速度センサー55)を備えている。
なお、ウェアラブル機器200は、ユーザーの手首ではなく、頸部や足首等、ユーザーの他の部位に装着されるものとしてもよい。また、ウェアラブル機器200は、光電センサー以外の生体センサーを含んでもよい。ウェアラブル機器200の詳細な構成については、後述する。
携帯端末装置300は、例えば、スマートフォンやタブレット型の端末装置などで構成される。携帯端末装置300は、ウェアラブル機器200と、近距離無線通信や有線通信(図示しない)等によって接続されている。携帯端末装置300は、ネットワークNEを介して、PC(Personal Computer)やサーバーシステム等の情報処理装置400と接続される。ここでのネットワークNEとしては、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、近距離無線通信等、種々のネットワークを利用できる。情報処理装置400は、ネットワークNEを介して運動支援装置110(ウェアラブル機器200および携帯端末装置300)で取得され処理された各種の情報を記憶する記憶部としての機能を有する。
なお、運動支援装置110の機能は、ウェアラブル機器200と携帯端末装置300との少なくともいずれかにより実現されていればよい。換言すれば、運動支援装置110がウェアラブル機器200または携帯端末装置300のいずれか一方で実現されていてもよい。また、本実施形態におけるウェアラブル機器200の構成要素の一部が携帯端末装置300に含まれていてもよいし、その逆であってもよい。
例えば、ウェアラブル機器200は、携帯端末装置300との通信が可能であればよく、直接的にネットワークNEに接続する必要がない。よって、ウェアラブル機器200の構成を簡略化することが可能になる。また、携帯端末装置300を省略し、ウェアラブル機器200と情報処理装置400とを直接接続する変形実施も可能である。
また、運動支援システム100は、情報処理装置400により実現されるものには限定されない。例えばスマートフォン等の携帯端末装置300は、サーバーシステムに比べれば処理性能や記憶領域、バッテリー容量に制約があることが多いが、近年の性能向上を考慮すれば、十分な処理性能等を確保可能となることも考えられる。よって、携帯端末装置300の処理性能等の要求が満たされ情報処理装置400の役割を果たすことが可能であれば、運動支援システム100が情報処理装置400を含まない構成とすることが可能である。さらに、ウェアラブル機器200により、運動支援システム100を実現することとしてもよい。なお、運動支援システム100が、ウェアラブル機器200、携帯端末装置300、情報処理装置400以外の機器を含むことも妨げられない。
また、運動支援システム100は、情報を記憶するメモリーと、メモリーに記憶された情報に基づいて動作するプロセッサーを含む。プロセッサーは、例えば各部の機能が個別のハードウェアで実現されてもよいし、あるいは各部の機能が一体のハードウェアで実現されてもよい。プロセッサーは、例えばCPUであってもよい。ただしプロセッサーはCPUに限定されるものではなく、GPU(Graphics Processing Unit)、あるいはDSP(Digital Signal Processor)等、各種のプロセッサーを用いることが可能である。またプロセッサーはASICによるハードウェア回路でもよい。
メモリーは、例えばSRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体メモリーであってもよいし、レジスターであってもよいし、ハードディスク装置等の磁気記憶装置であってもよいし、光学ディスク装置等の光学式記憶装置であってもよい。例えば、メモリーはコンピューターにより読み取り可能な命令を格納しており、当該命令がプロセッサーにより実行されることで、運動支援システム100の各部の機能が実現されることになる。ここでの命令は、プログラムを構成する命令セットの命令でもよいし、プロセッサーのハードウェア回路に対して動作を指示する命令であってもよい。
本実施形態に係る運動支援システム100で実行される処理は、いずれか1つの機器において実行されてもよいし、複数の機器で分散処理されてもよい。
<ウェアラブル機器>
次に、第1の実施形態に係るウェアラブル機器の構成について、図5および図6を参照して説明する。図5は、第1の実施形態に係るウェアラブル機器の概略構成を示す外観図である。図6は、ウェアラブル機器の装着例を示す外観図である。図7は、ウェアラブル機器の構成を示す断面図である。
次に、第1の実施形態に係るウェアラブル機器の構成について、図5および図6を参照して説明する。図5は、第1の実施形態に係るウェアラブル機器の概略構成を示す外観図である。図6は、ウェアラブル機器の装着例を示す外観図である。図7は、ウェアラブル機器の構成を示す断面図である。
ウェアラブル機器200は、図6に示すように、ユーザーの所与の部位(例えば手首などの測定の対象物)に装着され、脈拍情報等を検出する。ウェアラブル機器200は、図5に示すように、ケース部30を含み、ユーザーに密着されて脈拍情報等を検出する機器本体18と、機器本体18に取り付けられ機器本体18をユーザーに装着するための一対のバンド部10と、を有する。
機器本体18のケース部30には、表示部50および脈波センサー部40が設けられている。また、ケース部30には、ユーザーが操作するための操作ボタン25が設けられている。バンド部10には、嵌合穴12と尾錠14とが設けられる。尾錠14は、尾錠枠15と係止部(突起棒)16とを含む。
なお、以下のウェアラブル機器200の説明では、機器本体18をユーザーに装着したとき、測定の対象物(被検体)側に位置する側を「裏側、もしくは裏面側」、その反対側となる機器本体18表示面側を「表側、もしくは表面側」として説明する。また、測定される「対象物」を「被検体」ということがある。
また、ウェアラブル機器200のケース部30を基準として座標系を設定し、表示部50の表示面に交差する方向であって、表示部50の表示面側を表面とした場合の裏面から表面へと向かう方向をZ軸正方向としている。あるいは、脈波センサー部40から表示部50に向かう方向、あるいは表示部50の表示面の法線方向においてケース部30から離れる方向をZ軸正方向と定義してもよい。ウェアラブル機器200が被検体に装着された状態では、上記Z軸正方向とは、被検体からケース部30へと向かう方向に相当する。また、Z軸に直交する2軸をXY軸とし、特にケース部30に対してバンド部10が取り付けられる方向をY軸に設定している。
図5は、嵌合穴12と係止部16とを用いてバンド部10が固定された状態であるウェアラブル機器200を、バンド部10側の方向(ケース部30の面のうち装着状態において被検体側となる面側)から見た斜視図である。ウェアラブル機器200では、バンド部10に複数の嵌合穴12が設けられ、尾錠14の係止部16を、複数の嵌合穴12のいずれかに挿入することでユーザーへの装着が行われる。複数の嵌合穴12は、バンド部10の長手方向に沿って設けられる。
機器本体18は、図7に示すように、トップケース21とボトムケース22とを含むケース部30を有する。ボトムケース22は、機器本体18をユーザーに装着したとき、測定の対象物の側に位置する。トップケース21は、ボトムケース22に対して、測定の対象物側と反対側(表側)に配置される。そして、ボトムケース22の裏面には、検出窓221が設けられ、検出窓221に対応する位置に脈波センサー部40が設けられている。
図5では、生体センサーとして脈拍情報を取得する脈波センサー(図7に示す光電センサー401)を想定し、ケース部30のうち、ウェアラブル機器200の装着時に被検体側となる面に脈波センサー部40が設けられる例を示した。ただし、生体センサーが設けられる位置は、図5の例示には限定されない。生体センサーは、例えば、ケース部30の内部に設けられてもよい。
図6は、ユーザーが装着した状態でのウェアラブル機器200を、表示部50の設けられる側から見た図である。図6に示すように、本実施形態に係るウェアラブル機器200は、通常の腕時計の文字盤に相当する位置、あるいは数字やアイコンを視認可能な位置に表示部50を有する。ウェアラブル機器200の装着状態では、ケース部30のうちのボトムケース22側が被検体に密着するとともに、表示部50は、ユーザーによる視認が容易な位置となる。
続いて、ウェアラブル機器200のうちの機器本体18の詳細な断面構造の例を、図7を参照して説明する。図7に示すように、機器本体18は、トップケース21とボトムケース22とに加えて、モジュール基板35と、モジュール基板35に接続された脈波センサー部40と、回路基板41と、パネル枠42と、回路ケース44と、表示部50を構成するLCD501と、体動センサーの一例としての加速度センサー55と、二次電池60と、GPSアンテナ65と、を含む。ただし、ウェアラブル機器200の構成は図7に示す構成に限定されず、他の構成を追加することや、一部の構成を省略することが可能である。
トップケース21は、胴部211とガラス板212を備えてもよい。この場合、胴部211およびガラス板212は、内部構造を保護する外壁として用いられるとともに、ガラス板212を介して、ガラス板212の直下に設けられる表示部50の液晶ディスプレイ(以下、LCD501)の表示をユーザーが閲覧可能な構成としてもよい。つまり、本実施形態では、表示部50を用いて運動支援システム100が提供する情報、あるいは時刻情報等の種々の情報を表示し、当該表示をトップケース21側からユーザーに提示するものであってもよい。
なお、ここでは、機器本体18の天板部分をガラス板212により実現する例を示したが、LCD501を閲覧可能な透明部材であり、LCD501等のケース部30の内部に含まれる構成を保護可能な程度の強度を有する部材であれば、天板部分を透明のプラスチック等、ガラス以外の材料により構成することが可能である。
ボトムケース22には、検出窓221および土手部222が設けられる。土手部222は、ボトムケース22から被検体に向かう方向に沿って隆起しており、検出窓221は、土手部222に設けられている。そして、検出窓221に対応する位置に、脈波センサー部40が設けられる。検出窓221においては光が透過する構成となっており、脈波センサー部40に含まれる発光部46(図8参照)から射出される光は、検出窓221を透過して被検体(測定の対象物)に対して照射される。また、検出窓221は、脈波センサー40から被検体に向かって突出した凸部を有する。検出窓221の凸部と、土手部222との間には溝部が設けられ、これらの構成を有することで、例えば特開2014−180291に詳細に記載されているように、運動中にも安定した脈波計測を実現することができる。
また、被検体での反射光も検出窓221を透過し、脈波センサー部40のうちの受光部45(図8参照)において受光される。つまり、検出窓221を設けることで、光電センサーを用いた生体情報の検出が可能になる。脈波センサー部40は、モジュール基板35に接続されている。なお、モジュール基板35は、例えばフレキシブル基板47などを用いて回路基板41と電気的な接続がなされている。
回路基板41には、一方の面にLCD501を案内するパネル枠42が配置され、他方の面に二次電池60などを案内する回路ケース44が配置されている。回路基板41には、脈波センサー部40を駆動し心拍を測定する回路、LCD501を駆動する回路、各回路を制御する回路などを構成する素子が実装されている。回路基板41は、LCD501の電極と図示しないコネクターを介して導通されている。そして、LCD501では、各モードに応じて、運動支援システム100が提供する情報や現在時刻などの時刻情報などが表示される。
回路ケース44には、充電可能な二次電池60(リチウム二次電池)が格納されている。二次電池60は、両極の端子が接続基板48などによって回路基板41に接続され、電源を制御する回路へ電源を供給する。電源は、この回路で所定の電圧に変換されるなどして各回路へ供給され、脈波センサー部40を駆動し心拍を検出する回路、LCD501を駆動する回路、各回路を制御する回路などを動作させる。二次電池60の充電は、コイルばねなどの導通部材(不図示)により回路基板41と導通された一対の充電端子を介して行われる。なお、ここでは電池として二次電池60を用いる例を説明したが、電池には、充電が不要な一次電池を用いてもよい。
また、図7に示したように、検出窓221は、トップケース21とボトムケース22との接続部に設けられる密封部51まで延在形成されていてもよい。ここで、密封部51は、ケース部30の内部を外部から密閉するパッキン52が設けられているものであってもよい。パッキン52は、トップケース21とボトムケース22との接続部に設けられ、ケース部30の内部を外部から密閉するものである。
<運動支援装置>
次に、第1の実施形態に係る運動支援装置110の機能的な構成について、図8を参照して説明する。図8は、第1の実施形態に係る運動支援装置の構成例を示すブロック図である。上述したように、運動支援装置110は、ウェアラブル機器200と携帯端末装置300とを含む。
次に、第1の実施形態に係る運動支援装置110の機能的な構成について、図8を参照して説明する。図8は、第1の実施形態に係る運動支援装置の構成例を示すブロック図である。上述したように、運動支援装置110は、ウェアラブル機器200と携帯端末装置300とを含む。
ウェアラブル機器200は、脈拍情報検出部としての脈波センサー部40と、体動センサー部170と、操作部230と、報知部240と、処理部250とを含む。脈波センサー部40は、ユーザーの脈拍情報を検出するものであり、受光部45と発光部46とを含む。これらの受光部45、発光部46等により脈波センサー(光電センサー)が実現される。脈波センサー部40は、脈波センサーにより検出された信号を、脈波検出信号として出力する。
脈波センサー部40には、例えば光電センサーが用いられる。この場合には、生体(ユーザーの手首)に対して発光部46から照射された光の反射光または透過光を受光部45によって検出する手法等が考えられる。このような手法では、血管内の血流量に応じて、照射された光の生体での吸収量、反射量が異なるため、光電センサーで検出したセンサー情報は血流量等に対応した信号となり、当該信号を解析することで脈拍情報(心拍数HR)を取得することができる。ただし、脈波センサーは光電センサーに限定されず、心電計や超音波センサー等、他のセンサーを用いてもよい。
体動センサー部170は、ユーザーの体動を検出するセンサーであり、体動に応じて変化する信号である体動検出信号を出力する。体動センサー部170は、体動センサーとして、例えば加速度センサー55を含む。なお、体動センサー部170は、体動センサーとして角速度センサー、圧力センサー、およびジャイロセンサーなどを有していてもよい。
操作部230は、ユーザーがウェアラブル機器200の表示や機能の切り替えを行う際に操作するためのものである。操作部230は、ケース部30に設けられた操作ボタン25で構成される。なお、表示部50にタッチパネルを備える場合は、タッチパネルも操作部230として機能する。
報知部240は、ユーザーに対して各種の情報を報知する機能を有する。報知部240は、表示部50と、アラーム53とを含む。表示部50は、ユーザーが運動を実施しているときに、ユーザーの負荷情報、疲労度情報、回復期間等の情報を表示する。表示部50は、上述したように、LCD(液晶ディスプレイ)501で構成されるが、OLED(有機ELディスプレイ)等の他のディスプレイであってもよい。また、表示部50にタッチパネルを備えていてもよい。
アラーム53は、ユーザーが運動を実施しているときの負荷情報が報知条件を満たした場合等に、例えば、音、音声、光の点灯、光の点滅、振動等により、ユーザーに報知する。アラーム53は、例えば、電磁ブザー、発光体、振動モーター(バイブレーター)等の少なくともいずれかで構成される。ユーザーに対する情報の報知は、表示部50への画像表示のみで行ってもよいし、アラーム53(電磁ブザー、発光体、振動モーター等)の少なくともいずれかと表示部50への画像表示とを組み合わせて行ってもよい。
処理部250は、暫定情報算出部251と、報知条件取得部252とを含む。なお、本実施形態では、運動支援装置110における主要な処理は、携帯端末装置300で行う構成例を示している。換言すれば、ウェアラブル機器200の処理部250は、後述する携帯端末装置300の処理部310に対して、ユーザーが運動を実施している最中に必要となる暫定的な処理や補助的な処理を行うものとする。
暫定情報算出部251は、後述する携帯端末装置300(処理部310)の負荷情報算出部312と疲労度情報取得部313と回復期間算出部314とに準ずる機能を有する。すなわち、暫定情報算出部251は、ユーザーが運動を実施しているときのユーザーの脈拍情報を取得して、ユーザーが現在実施している運動の負荷を表す負荷情報を算出する。そして、暫定情報算出部251は、現在の負荷情報に基づいて運動中のユーザーの暫定疲労度情報を取得し、ユーザーの現在の疲労状態の改善に必要な暫定回復期間を算出する。報知条件取得部252は、携帯端末装置300(処理部310)の報知条件決定部315で決定された報知条件を取得する。
携帯端末装置300は、例えば、スマートフォンやタブレット型の端末装置などで構成される。携帯端末装置300は、処理部310と、報知部320と、入力部330と、通信部340と、記憶部350とを含む。
処理部310は、例えば記憶部350をワーク領域として、各種の信号処理や制御処理を行うものであり、例えばCPU等のプロセッサーあるいはASICなどの論理回路により実現できる。処理部310は、体動情報取得部311と、負荷情報算出部312と、疲労度情報取得部313と、回復期間算出部314と、報知条件決定部315と、イベント情報取得部316と、位置情報取得部317とを含む。
体動情報取得部311は、ウェアラブル機器200に含まれる体動センサー部170によって検出されたユーザーの体動情報(体動検出信号)を取得する。体動情報取得部311で体動情報を取得することにより、例えば、ユーザーがウェアラブル機器200を装着したことや、ユーザーが運動を開始したこと等を検知できる。
負荷情報算出部312は、ウェアラブル機器200に含まれる脈波センサー部40によって検出された脈波検出信号を処理して、ユーザーの脈拍情報を取得する。そして、負荷情報算出部312は、取得したユーザーの脈拍情報に基づいて、ユーザーが実施している運動の負荷を表す負荷情報を算出する。
すなわち、負荷情報算出部312は、運動を実施しているときのユーザーの脈拍情報(心拍数HR)に基づいて上述の式(1)により運動強度(%HRR)を算出し、上述の式(2)によりユーザーが運動を実施したことによる運動負荷(TRIMP)を算出する。ただし、ユーザーの心拍数の最大値(HRmax)と休息時の心拍数(HRrest)とは、事前に計測されているものとする。
なお、負荷情報算出部312がノイズ低減部を含み、脈波センサー部40によって検出された脈波検出信号から、体動センサー部170からの体動検出信号に基づいて体動に起因したノイズを低減(除去)する処理を行う構成としてもよい。
疲労度情報取得部313は、負荷情報算出部312が算出した負荷情報に基づいて、ユーザーの疲労状態に関する疲労度情報を取得する。疲労度情報は、ユーザーが過去に実施した運動において算出された過去の負荷情報に基づいて算出される。すなわち、疲労度情報取得部313は、ユーザーが運動を実施したことによる運動負荷(TRIMP)から、上述の式(3)によりユーザーの疲労度情報として疲労度(h(t))を算出する。
なお、ウェアラブル機器200(処理部250)の暫定情報算出部251で算出する暫定疲労度情報は、運動中のユーザーの脈拍情報から算出された運動中のユーザーの負荷情報に基づいた疲労度情報である。
回復期間算出部314は、疲労度情報取得部313が算出した疲労度情報から、ユーザーの現在の疲労状態の改善に必要な回復期間を算出する。回復期間は、過去の負荷情報と、過去にユーザーが実施した運動からの経過時間とに基づいて決定される。すなわち、回復期間算出部314は、式(3)によりユーザーの疲労度h(t)を0、あるいは所定の値以下にするために必要な休息日数d(または時間)を回復期間として算出する。なお、ウェアラブル機器200(処理部250)の暫定情報算出部251で算出する暫定回復期間は、運動中のユーザーの暫定疲労度情報から算出された回復期間である。
算出された疲労度情報および回復期間に基づいて、ユーザーの疲労状態(回復状態)が、例えば以下の4段階で表現される。
1)Very Fatigue:激しい疲労状態
2)Fatigue:疲労状態
3)Fair:適度な状態
4)Recovery:回復状態
1)Very Fatigue:激しい疲労状態
2)Fatigue:疲労状態
3)Fair:適度な状態
4)Recovery:回復状態
報知条件決定部315は、疲労度情報取得部313が算出した疲労度情報と、回復期間算出部314が算出した回復期間とを用いて、ユーザーへの報知を実行するための報知条件を決定する。そして、報知条件決定部315は、決定した報知条件(報知信号)を、ウェアラブル機器200の報知部240に送信する。報知条件は、負荷情報に関する上限値、目標値、および所定の範囲の少なくともいずれかを含む。
上限値は、例えば、疲労状態の改善に必要な回復期間(あるいは、疲労を回復するべき期日)から逆算した運動負荷の最大値として設定される。運動負荷がこの上限値を超えないようにユーザーの運動強度に応じた適正な運動時間の目安を提示することで、ユーザーは、想定した回復期間(期日)で疲労を回復させるようにトレーニングを実施することが可能となる
目標値は、例えば、トレーニングの効果を高めるために目標とする運動負荷として設定される。運動負荷がこの目標値に到達するようにユーザーの運動強度に応じた適正な運動時間の目安を提示することで、ユーザーは、適正な負荷の運動を実施して想定したトレーニング効果を得ることが可能となる。
所定の範囲は、例えば、トレーニングの効果を得るための運動負荷の最小値と回復期間を想定した運動負荷の上限値との範囲として設定される。運動負荷が所定の範囲内となるようにユーザーの運動強度に応じた適正な運動時間の目安を提示することで、ユーザーは、想定したトレーニング効果を得つつ(運動負荷が不足することなく)、想定した回復期間(期日)で疲労を回復させるようにトレーニングを実施することが可能となる。
イベント情報取得部316は、ユーザーに関するイベントのイベント情報を取得する。イベント情報には、例えば、ユーザーが出場しようとしているスポーツ大会の開催日時、競技種目(競技内容)、および環境情報(開催地の標高、起伏状況、気候など)の少なくとも一つを含む。なお、イベント情報取得部316は、ユーザーが入力部330に当該情報を入力することによってイベント情報を取得する。
イベント情報取得部316がイベント情報を取得した場合は、報知条件決定部315は、当該イベント情報、疲労度情報、および回復期間に基づいて報知条件を決定する。すなわち、ユーザーが入力してイベント情報取得部316が取得したイベント情報は、報知条件決定部315が決定する報知条件に反映される。これにより、例えば、スポーツ大会の開催日時、競技種目、および環境情報等を考慮して、運動負荷の上限値、目標値、および所定の範囲を含む報知条件を決定できる。
位置情報取得部317は、例えば、図示しないGPS(Global Positioning System)衛星からのGPS時刻情報と軌道情報とを含む高周波の電波を、アンテナ318を介して取得した位置情報、もしくは図示しない方位センサーなどによって取得した方位情報に基づいて、ユーザーの位置を示したり、移動情報としたりすることができる。
報知部320は、ユーザーに対して各種の情報を報知する機能を有する。報知部320は、表示部321を含む。表示部321は、LCD(液晶ディスプレイ)やOLED(有機ELディスプレイ)等のディスプレイで構成される。表示部321にタッチパネルを備えていてもよい。
入力部330は、表示部321にタッチパネルを備えている場合は、タッチパネルで構成される。入力部330は、キーボード等であってもよい。ユーザーは、入力部330を介してイベント情報を入力することができる。また、ユーザーは、入力部330を介して携帯端末装置300の操作や表示部321の表示の切り替え等を行うことができる。
通信部340は、外部との通信処理を行う。すなわち、通信部340は、ウェアラブル機器200や情報処理装置400、あるいは、それ以外の装置との通信処理を行う。例えば、処理部310の各部の処理によって得られた疲労度情報、回復期間、報知条件等の情報は、通信部340を介してウェアラブル機器200に送信される。また、処理部310の各部の処理によって得られた各種の情報(データ)は、通信部340を介して情報処理装置400に送信され、情報処理装置400に蓄積される。
記憶部350は、プログラムや処理部310で取得された各種のデータ等の情報を記憶する。記憶部350は、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体メモリーで構成される。
なお、運動支援装置110(ウェアラブル機器200および携帯端末装置300)の構成は、図8に示す構成に限定されない。これらの一部の構成要素を省略してもよいし、他の構成要素を追加してもよい。また、運動支援装置110で実行する処理をいずれか1つの機器において実行してもよいし、双方の機器で分散処理してもよい。例えば、運動支援装置110における基本的な処理を携帯端末装置300の処理部310で実行し、その処理結果をウェアラブル機器200の処理部250が取得する構成としてもよいし、携帯端末装置300の処理部310の機能をウェアラブル機器200の処理部250に持たせる構成としてもよい。
<運動支援方法>
次に、本実施形態に係る運動支援方法の実施例を、図9および図10を参照して説明する。図9および図10は、第1の実施形態に係る運動支援方法の実施例を示すフローチャートである。詳しくは、図9に示す各ステップは、ユーザーが運動を実施しているときに、主にウェアラブル機器200により実行される処理であり、図10に示す各ステップはユーザーが運動を実施した後に(例えば、1日の運動が終了した状態において)携帯端末装置300により実行される処理である。図11、図12、および図13は、第1の実施形態に係る運動支援システムの報知部に表示する画像の実施例を示す模式図である。
次に、本実施形態に係る運動支援方法の実施例を、図9および図10を参照して説明する。図9および図10は、第1の実施形態に係る運動支援方法の実施例を示すフローチャートである。詳しくは、図9に示す各ステップは、ユーザーが運動を実施しているときに、主にウェアラブル機器200により実行される処理であり、図10に示す各ステップはユーザーが運動を実施した後に(例えば、1日の運動が終了した状態において)携帯端末装置300により実行される処理である。図11、図12、および図13は、第1の実施形態に係る運動支援システムの報知部に表示する画像の実施例を示す模式図である。
図9および図10に示すように、本実施形態に係る運動支援方法は、ユーザーが運動を実施しているときにユーザーの脈拍情報を取得するステップ(ステップS03)と、ユーザーの脈拍情報に基づいて運動の負荷を表す負荷情報を算出するステップ(ステップS04)と、ユーザーの現在の疲労状態に関する疲労度情報を取得するステップ(ステップS05およびステップS11)と、現在の疲労状態の改善に必要な回復期間を算出するステップ(ステップS06およびステップS12)と、疲労度情報と回復期間とに基づいてユーザーへの報知を実行するための報知条件を決定するステップ(ステップS14)と、ユーザーが運動を実施しているときに負荷情報が報知条件を満たした場合にユーザーに報知を行うステップ(ステップS08)とを含む。
図9に示すステップS01では、ウェアラブル機器200の処理部250が携帯端末装置300の処理部310から、ユーザーが運動を開始する前の時点における(過去の負荷情報に基づいて後述するステップS11およびステップS12で算出された)疲労度情報および回復期間を取得する。そして、ステップS02では、ウェアラブル機器200の報知条件取得部252が、携帯端末装置300の報知条件決定部315が決定した報知条件を取得する。
図11に、ステップS01で取得した情報に基づいて、ウェアラブル機器200の表示部50に表示する画像の一例を示す。表示領域56には、ユーザーが運動を開始する前の時点におけるユーザーの疲労状態(回復状態)が表示される。図11では、Fair(適度な状態)と表示されているが、例えば、ユーザーの疲労が大きくなっている場合には、Very Fatigue(激しい疲労状態)等と表示される。
表示領域57には、疲労状態(回復状態)がグラフィック表示される。表示領域57の右端57aは、報知条件のうち運動負荷の上限値(または目標値)に対応する。表示領域57内の点灯部58は、運動負荷の上限値(または目標値)に対する現在の疲労度を示している。表示領域59には、現在の疲労状態を改善するために必要な回復期間(ここでは、回復に要する時間や回復予定時刻等)が表示されている。これにより、ユーザーは、運動を開始する前に現在の疲労回復状態を知ることができるので、オーバートレーニングとならないように、実施する運動の強度や継続時間を適宜調整することが可能となる。
また、ユーザーが運動を開始する前に、疲労状態や回復期間を表示するように構成すれば、ユーザーが運動を開始する前に、現在の疲労回復状態を知ることができる。この場合、処理部310の少なくとも一部の機能はウェアラブル機器200の処理部250において実行される。例えば、ユーザーが操作部230を操作したことを処理部250が検知すると、疲労状態や回復期間を表示させるように構成することができる。検知するユーザーの操作とは、トレーニングのスタート、ストップ、または一時停止を意図したボタン操作、ユーザーによる表示メニュー選択操作などが挙げられる。このように構成することで、ユーザーが運動を開始する前に、現在の疲労回復状態を知ることができる。
また、定刻またはユーザーが予め設定した時刻に疲労状態や回復期間を表示してもよい。この場合、例えば、ウェアラブル機器200は、処理部250と電気的に接続された計時部および時刻記憶部を備え、処理部250は、計時部からの信号に基づいて現在時刻を検知する。そして時刻記憶部に記憶された所定の報知時刻、あるいはユーザーが設定した時刻を過ぎたことを検出すると、疲労状態や回復期間を表示するように構成することができる。このように構成することで、運動時以外の日常生活の中で自分の疲労度を確認することができ、ユーザーが自身のコンディションを認識することができるので、運動開始前にユーザーのコンディションを整えることができる。例えば、毎正時に疲労状態や回復期間を表示するように設定されていた場合、運動実施日に疲労状態が高い場合には昼寝をして回復を促すというような、日常生活の中で疲労回復につながる行動を積極的に取るように促すことができる。
また、処理部250が体動センサー部170および脈波センサー部40の少なくとも1つからの信号に基づいてユーザーの行動を解析し、ユーザーの行動が運動開始、運動の中断、または運動の終了に該当すると判断すると、疲労状態や回復期間を表示してもよい。このように構成することで、ユーザーがウェアラブル機器200を操作することなく、運動を開始する前、あるいは運動を開始してすぐに、現在の疲労回復状態を知ることができる。
また、ユーザーの運動実施日が設定されているスケジュール情報を参照して、処理部310または処理部250が今日は運動実施日であると判定し、ユーザーがその日の最初にウェアラブル機器200を操作したときに、疲労状態や回復期間を表示してもよい。さらに、運動を実施する時刻が設定されている場合には、運動実施時刻になったとき、あるいはその前後に疲労状態や回復期間を表示してもよい。
続いて、図9に示すステップS03では、ユーザーが運動を実施しているときに、ウェアラブル機器200の脈波センサー部40により、ユーザーの脈拍情報として心拍数(HR)を取得する。ステップS04では、暫定情報算出部251により、脈波センサー部40で検出した脈拍情報を取得して、ユーザーが運動を実施しているときの運動負荷(TRIMP)を算出する。そして、ステップS05でユーザーが運動を実施しているときの暫定疲労度h(t)を算出し、ステップS06で暫定疲労度h(t)を改善するために必要な暫定回復期間(休息日数dまたは時間)を算出する。
続いて、図9に示すステップS07では、ステップS04〜ステップS06で算出した負荷情報(暫定疲労度情報および暫定回復期間を含む)が、報知条件決定部315が決定した報知条件を満たしているか否かを判定する。負荷情報が報知条件を満たしていない場合には(ステップS07:NO)、処理をステップS03に戻す。負荷情報が報知条件を満たしている場合には(ステップS07:YES)、処理をステップS08に進め、ユーザーに報知条件を満たしたことを報知する。
ステップS08での報知は、例えば、表示部50への画像表示や、アラーム53による音、音声、光の点灯、光の点滅、振動等により行われる。図12に、ウェアラブル機器200の表示部50に表示する画像の一例を示す。表示領域56には、現在の疲労状態がFatigue(疲労状態)と表示されている。表示領域57内の点灯部58は右端57a(上限値)側に延びて、ユーザーの疲労が蓄積されたことを示している。表示領域59の回復期間(時間)は、ユーザーの疲労が蓄積されたことで、運動開始前よりも長くなっている。
これにより、ユーザーは、トレーニングの実施中に、実施している運動による現在の疲労度や、現在の疲労度の回復に必要な期間を確認することができる。これにより、ユーザーは、現在の疲労度や現在の疲労度の回復に必要な期間に応じて、実施している運動の負荷や実施時間を調整することができる。
なお、表示部50の各表示領域における表示は、図11および図12に示す表示に限定されない。例えば、表示領域56に、イベント開催日等のイベント情報を表示することとしてもよい。このように構成することで、ユーザーが目標とするイベントと回復に必要な期間や疲労度とを関連付けて認識させることができ、目的を持った休息あるいは運動の実施を促すことができる。また、表示領域57に、目標とする運動強度の範囲に対する現在の運動強度を表示することとしてもよい。
また、表示領域59に、現在の運動強度(負荷)で運動を継続した場合に疲労度が上限値(または目標値)に到達するまでに要する時刻や時間、距離、スピード、ペース等を表示することとしてもよい。例えば、ユーザーが実施する運動がランニングであれば、体動センサー部170やGPSアンテナ65を用いて移動距離やスピード、ペース等を取得することが可能である。このようにすれば、ユーザーは、オーバートレーニングとならないように運動を実施することが可能となる。これらの異なる表示は、ユーザーが操作部230を操作することにより、切り替え可能な構成とすることができる。
なお、本実施形態では、ステップS07で負荷情報(暫定疲労度情報および暫定回復期間を含む)が報知条件を満たした場合にユーザーに報知することとしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、負荷情報が報知条件を満たしていない場合であっても、ユーザーが任意のタイミングで操作部230を操作すれば、そのときのユーザーの負荷情報が表示部50に表示されることとしてもよい。
また、ユーザーが運動を開始したことを検知した場合に、疲労度情報が所定値以上である場合(例えば、激しい疲労状態である場合)は、報知部240により、ユーザーに警告を発したり、疲労度情報、回復期間、または報知条件の少なくともいずれかを報知したりすることとしてもよい。なお、ユーザーが運動を開始したことは、ユーザーによる操作部230の操作や体動センサー部170により検知できる。さらに、ユーザーが回復状態となった場合(回復期間が完了した場合)に、報知部240によりユーザーに報知することとしてもよい。
このように、本実施形態では、ユーザーが運動を実施しているときに、負荷情報が報知条件を満たした場合に、報知部240がユーザーに報知を行う。そして、実施している運動の負荷による現在の疲労度や、その疲労度に対する回復期間を表示部50に表示する。そのため、ユーザーは、トレーニングの実施中に、実施している運動の負荷による現在の疲労状態や回復期間について、操作等を行わなくても知ることができる。
次に、図10に示すステップS11では、携帯端末装置300の負荷情報算出部312により、ユーザーが運動を実施しているときに取得した脈拍情報から、ユーザーが運動を実施していた間の運動負荷(TRIMP)を算出する。そして、負荷情報算出部312により、ユーザーが運動を実施していた間の疲労度h(t)を算出する。そして、ステップS12では、回復期間算出部314により、疲労度h(t)を改善するために必要な回復期間(休息日数dまたは時間)を算出する。
続いて、ステップS13では、イベント情報取得部316により、ユーザーが参加するイベントの開催日等のイベント情報を取得する。なお、ステップS13の処理は、ユーザーがイベント情報を入力した場合に実行されるが、図10に示すステップ順に関わらず、ユーザーによりイベント情報が入力されたときに実行されることとしてもよい。
続いて、ステップS14では、ステップS11で算出した疲労度情報と、ステップS12で算出した回復期間とを用いて、ユーザーへの報知を実行するための報知条件を決定する。ステップS13でイベント情報を取得した場合は、疲労度情報と回復期間とイベント情報を用いて、報知条件を決定する。イベント情報を用いて報知条件を決定することで、ユーザーは、参加するイベント当日までに疲労が回復可能なように、またイベントの競技内容や環境情報等に応じて、運動の負荷や実施時間を調整してトレーニングを実施することが可能となる。
ステップS11〜ステップS14の処理は、定期的に(例えば日毎に)実行され更新される。そして、取得、または算出された情報は記憶部350または情報処理装置400に蓄積される。
なお、ユーザーの疲労状態(回復状態)を、携帯端末装置300の表示部321に表示することとしてもよい。一般に、携帯端末装置300の表示部321は、ウェアラブル機器200の表示部50よりも大きな表示面積を有しているので、例えば、疲労度や回復状態の日別推移等を表示することが可能である。
図13に、携帯端末装置300の表示部321に表示する画面表示の一例を示す。図13は、疲労状態(回復状態)の日毎の推移を示す棒グラフである。図13において、横軸は日(Day)である。縦軸は疲労度であり、疲労度の大小に応じてVery Fatigue(激しい疲労状態)、Fatigue(疲労状態)、Fair(適度な状態)、Recovery(回復状態)の4段階に区分けされている。このような表示によれば、ユーザーは、日毎の疲労状態(回復状態)の推移を認識することができる。
ユーザーが運動を実施した後、運動を実施しない状態が継続すれば(休息すれば)、時間経過とともに疲労度が減少して回復状態となる。回復期間の途中で運動を実施すれば、その運動による疲労度が回復中であった疲労度に重加わり、疲労度が増大する。その状態から休息すれば、経過時間とともに疲労度が減少して疲労が回復することとなる。図13のような表示によれば、例えば、ユーザーが現在実施している運動の強度、継続時間、休息時間等が適正であるか否かの判断や、ユーザーが参加するイベントに向けてのトレーニング計画の立案等を支援することができる。
以上述べたように、第1の実施形態に係る運動支援システム100、運動支援方法、および運動支援装置110によれば、運動を実施しているときのユーザーの脈拍情報(心拍数HR)に基づいて運動中のユーザーの疲労状態(回復状態)を簡便に推定できる。そして、トレーニングを実施している間のユーザーの疲労状態(回復状態)の目安を把握できる。また、運動中のユーザーの疲労状態(回復状態)が報知条件を満たした場合に、ユーザーに報知を行う。そのため、ユーザーは、トレーニングの実施中に、実施している運動の負荷による現在の疲労度に対する回復期間について報知条件を満たしたことを、操作等を行わなくても知ることができる。これにより、ユーザーがトレーニングの実施中に、疲労の回復状態を考えて運動の負荷や実施時間を調整することが可能になる。この結果、ユーザーは、オーバートレーニングや故障などを予防して、効果的なトレーニングを行うことができる。
なお、本実施形態に係る運動支援システム100、運動支援方法、および運動支援装置110によるユーザーのトレーニングを支援する機能は、上述の機能に限定されるものではない。例えば、疲労度情報として、数学モデルを用いて算出する運動負荷(TRIMP)の他に、運動が通常よりもきつく感じたことや、運動時間を通常と異ならせたこと等、ユーザーの主観情報を加味することとしてもよい。体動センサー部170やGPSアンテナ65を用いて取得した運動のパワー(加速度)や移動スピード等のデータ情報を加味することとしてもよい。
また、ユーザーが運動する際の運動時間に制限がある場合には、その制限時間内で疲労度が上限値を超えないような(あるいは運動負荷が目標値に到達するような)運動強度の目標値を運動支援システム100が提示する構成としてもよい。また、運動を実施したことにより疲労度が上限値を超えてしまった場合には、その疲労状態を改善するために必要な回復期間が、予め想定した回復期間に対してどの位増加するかを提示する構成としてもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る運動支援システム、運動支援方法、および運動支援装置を説明する。第2の実施形態では、運動支援システム、運動支援方法、および運動支援装置の構成は第1の実施形態とほぼ同じであるが、ユーザーの脈拍情報として、心拍数(HR)だけでなく、心拍の揺らぎ(HRV)を用いる点が異なる。ここでは、第1の実施形態との相違点を説明し、第1の実施形態と同じ構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、第2の実施形態に係る運動支援システム、運動支援方法、および運動支援装置を説明する。第2の実施形態では、運動支援システム、運動支援方法、および運動支援装置の構成は第1の実施形態とほぼ同じであるが、ユーザーの脈拍情報として、心拍数(HR)だけでなく、心拍の揺らぎ(HRV)を用いる点が異なる。ここでは、第1の実施形態との相違点を説明し、第1の実施形態と同じ構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
まず、ユーザーの脈拍情報の一つであるHRVについて、図14、図15、図16、図17、および図18を参照して説明する。図14は、HRVを説明する図である。図15は、パフォーマンス下降時におけるパフォーマンスと経過時間との相関図である。図16は、図15のP部の状態におけるHRVを示すグラフである。図17は、パフォーマンス上昇時におけるパフォーマンスと経過時間との相関図である。図18は、図17のQ部の状態におけるHRVを示すグラフである。
なお、ここでいうパフォーマンスは、ユーザーの体調や運動能力を含む。トレーニングを適切に行うことで、ユーザーのパフォーマンス(運動能力)を向上させることができる。しかしながら、トレーニングによる運動負荷が過剰になると、疲労が回復しないために本来の運動能力を発揮できない場合や、故障などを生じてしまう場合がある。その反対に、トレーニングによる運動負荷が不足すると、運動能力が向上しない、すなわち、十分なトレーニング効果を得ることができない場合がある。また、ユーザーの体調の良し悪しも、パフォーマンスに影響を与える。
HRV(Heart Rate Variability)は、心拍の揺らぎを表す指標であり、心拍変動ともいわれる。HRVは、ユーザーが睡眠中、あるいは起床直後の安静状態(例えば、3分〜5分程度安静にしている状態)などにおいて測定される。本実施形態では、HRVは、脈波センサー部40により測定された脈波検出信号に基づいて、負荷情報算出部312により算出される。
図14に示すように、心拍の一拍毎の時間間隔は、通常一定ではなく揺らいでいる(常に変動する)。図14において、心拍の時系列の変化における、R波と次のR波との間隔、例えばR1とR2との間隔r1と次のR2とR3との間隔r2との差、R2とR3との間隔r2と次のR3とR4との間隔r3との差、R3とR4との間隔r3と次のR4とR5との間隔r4との差、をRRI(R-R Interval)とする。この心拍の一拍毎の時間間隔(間隔r1〜r4)を示すRRIのばらつきの大きさを、心拍の揺らぎ(HRV)として捉える。
心拍の揺らぎ(HRV)は、疲労が回復した状態では大きくなり、疲労が蓄積された状態では小さくなる。したがって、心拍の揺らぎ(HRV)の大きさによって、ユーザーの疲労状態を知ることができる。そして、心拍の揺らぎ(HRV)を経時的に把握することで、トレーニングによる運動負荷が適切であるか否かの目安とすることができる。
図15に、パフォーマンス下降時(疲労が回復していない状況や体調が思わしくない状況下)において、トレーニングTr1,Tr2,Tr3,を順次行った場合の、心拍の揺らぎ(HRV)の推移を示す。図15において、パフォーマンスは、初回のトレーニングTr1によって矢印f1で示すように下降した後、矢印f2で示すように上昇に転じる。
ここで、初回のトレーニングTr1による疲労の回復が十分でない状況下で、次のトレーニングTr2を実施すると、パフォーマンスは下降し初回のトレーニングTr1後よりも低下する。その疲労が回復しきれていない状況で、次のトレーニングTr3を実施することによって、パフォーマンスは下降してさらに低下する。すなわち、トレーニングによる疲労が蓄積されることで、図15に矢印f5で模式的に示すように、パフォーマンスが徐々に下降していく。
図16には、図15のP部の状態における心拍の揺らぎ(HRV)が示されている。図16を後で説明する図18と比較すると、心拍の揺らぎ(HRV)が小さくなっていることがわかる。このように、疲労が回復せずパフォーマンスが下降している状況下においては、心拍の揺らぎ(HRV)が小さい状態となる。
これに対し、図17には、パフォーマンス上昇時(疲労度が回復して、体調の良好な状況下)において、トレーニングTr1,Tr2,Tr3,を順次行った場合の、疲労度(HRV)の推移を示している。図17に示すように、パフォーマンスが、初回のトレーニングTr1によって矢印f1で示すように下降した後矢印f2で示すように上昇し、初回のトレーニングTr1時よりも高くなった(疲労が回復した)状態で、次のトレーニングTr2を実施する。これによって、パフォーマンスは、再び下降するが図15に示す場合と比べて高いレベルとなる。同様に、トレーニングTr2実施後のパフォーマンスが上昇した(疲労が回復した)ところで次のトレーニングTr3を実施すれば、図17に矢印f10で模式的に示すように、パフォーマンスは徐々に上昇していく。
図18には、図17のQ部の状態における心拍の揺らぎ(HRV)が示されている。図18を図16と比較すると、心拍の揺らぎ(HRV)は大きくなっている。このように、疲労が回復して体調が良好となりパフォーマンスが上昇している状況下においては、心拍の揺らぎ(HRV)が大きな状態となる。
心拍の揺らぎ(HRV)は、運動負荷(TRIMP)と関係がある。HRVとTRIMPとの関係を、図19および図20を参照して説明する。図19は、TRIMPの日毎の推移を示す棒グラフである。図19において、横軸は日(Day)である。図19の縦軸はTRIMPであり、疲労度に対応する。図19において、縦軸の上側へ行くほど運動負荷(TRIMP)が大きいこと、すなわち疲労度が大きいことを示す。
図20は、HRVの日毎の推移を示す折れ線グラフである。図20において、横軸は日(Day)であり、図19の横軸に対応している。図20の縦軸は、HRVの値であり、fair(適度な状態)とunderload(低負荷状態)とoverload(過負荷状態)との3段階に区分している。HRVの値のバラツキを示す偏差値(σ)を用いて、HRVの値の平均値を中心とし、所定の(本例では、+σを上限とし−σを下限とする)範囲内を、fairとする。そして、所定の範囲(上限の+σ)より上側をunderloadとし、所定の範囲(下限の−σ)より下側をoverloadとする。
図19および図20からわかるように、TRIMPが大きくなれば(疲労度が大きくなれば)HRVは小さくなり、TRIMPが小さくなれば(疲労度が小さくなれば)HRVは大きくなる。ここで、HRVの日毎の変化よりも、連続的な(継続的な)変化に着目する。すなわち、HRVの値が連続してoverloadの区分(−σより下側)にある場合は、ユーザーの疲労が蓄積していると考えられ、さらに、その区分内でHRVの値が継続的に低下していれば、トレーニングによる運動負荷が過剰であり休息をとることが推奨される状態であると考えられる。
一方、HRVの値が連続してunderloadの区分(+σより上側)にある場合は、疲労が回復されているが運動負荷が不足していることも考えられ、その区分内でHRVの値が継続的に上昇していれば、トレーニングによる効果を得るためにもっと運動負荷を大きくすることが推奨される状態であると考えられる。したがって、オーバートレーニングを予防しつつ、十分なトレーニング効果を得るためには、HRVの値が連続してfairの範囲内となるように、運動の強度や運動時間を調整することが好ましい。
ここで、HRVには、自律神経系の活動が反映される。したがって、HRVは、運動による負荷だけでなく、睡眠(休息)の状態、栄養状態、外部環境(例えば、標高や温度等)の身体への様々な負荷を反映した指標である。したがって、HRVは、運動による負荷(TRIMP)が同じであっても、ユーザー個人個人で一様ではなく、同じユーザーであっても置かれた環境や体調によって異なる場合がある。したがって、ユーザーのトレーニングを支援する上では、ユーザーが運動を実施しているときの負荷(TRIMP)だけでなく、HRVも用いて、ユーザーによる個人差やユーザーが置かれた環境等も反映させることが望ましい。
図21は、HRVとTRIMPとの相関図である。図21において、横軸はTRIMPの値であり、縦軸はHRVの値である。図19および図20の日毎のTRIMPとHRVとの値をプロットし、そのプロットした相関図の近似線をD1とする。図21に示す例では、近似線D1は傾き1(傾斜角45°)の直線となっている。これに対して、ユーザーによって、あるいは同じユーザーによってもその置かれた環境において、近似線D1に対して近似線D2や近似線D3のように傾きが異なる場合がある。
第1の実施形態では、数学モデルを用いるため運動負荷(TRIMP)が同じであれば、算出される回復期間はどのユーザーに対しても同じとなるが、実際の回復期間は、ユーザーの個人差や置かれた環境等によって、必ずしも同じとはならない。そこで、第2の実施形態では、第1の実施形態に対して、TRIMPだけでなくHRVを反映させて、ユーザーが運動を実施しているときの暫定疲労度に対する暫定回復期間を提供する。さらに、HRVの推移等の情報を付加して提供することで、より実態に近い情報を提供してユーザーのトレーニングを支援する。
図22は、第2の実施形態における運動により蓄積した疲労と回復期間との関係の一例を示す図である。図22は、第1の実施形態における図3に対応しており、曲線C1、曲線C2は図3の曲線C1、曲線C2に対応している。図22において、曲線C2は第1の実施形態で数学モデルを用いて算出された回復期間とし、曲線C3はユーザーの実際の回復期間(t3<t2)とする。すなわち、曲線C1で示す疲労度に対して、曲線C3で示すユーザーの実際の回復期間(t1からt3まで)は、曲線C2で示す数学モデルを用いて算出した回復期間(t1からt2まで)よりも短い。
そこで、第2の実施形態では、ユーザーのHRVを反映させることにより、曲線C2を曲線C3に近付ける補正を行い、より実態に近い回復期間を提示できるようにする。なお、実際の回復期間はユーザーの個人差や環境によって異なるため、曲線C2で示す数学モデルを用いて算出した回復期間に対して、曲線C3で示すユーザーの実際の回復期間は、短くなる場合(t3<t2)だけでなく、長くなる場合(t3>t2)や、変わらない場合(t3≒t2)がある。
第2の実施形態におけるHRVを反映させる方法としては、近似線D2や近似線D3の傾きが近似線D1の傾きに近付くように、例えば、TRIMPを算出するための式(3)において、疲労度の減衰率に相当するexp(−d/τ)を補正する。これにより、ユーザーによる個人差や、ユーザーの環境条件等が反映されて、TRIMPから算出される疲労度h(t)が回復するための回復期間が補正される。
このような補正は、時系列的に(例えば1か月以上)取得されたユーザーのTRIMPおよびHRVのデータに基づいて、図10に示すステップS11およびステップS12において行われる。このように補正した結果は、第1の実施形態と同様に、図11および図12に示すように、ウェアラブル機器200の表示部50に表示される。なお、式(2)における係数kを補正することとしてもよい。
このように、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様にユーザーが運動を実施しているときに現在の疲労状態を改善するために必要な回復期間を提示する機能を有するが、HRVに基づくユーザーによる個人差やユーザーが置かれた環境等が反映されたものとなる。
図23、図24、および図25は、第2の実施形態に係る運動支援システムの報知部に表示する画像の実施例を示す模式図である。図23には、第2の実施形態において、図11および図12に加えて、ウェアラブル機器200の表示部50に表示する画像の一例を示す。図23において、例えば、HRVの値に基づき、現在のユーザーのコンディションが、fair、underload、overloadの3段階の区分で、表示領域61の61a(fair)、61b(underload)、61c(overload)にグラフィカルに表示され、表示領域62には文字で表示される。
図23に示す画面表示は、例えば、ユーザーがウェアラブル機器200の操作部230を操作することにより、図11および図12に示す画面表示と切り替えて、表示部50に表示させることができる。
そして、第2の実施形態では、携帯端末装置300の表示部321に、図19に示すTRIMPの日毎の推移を示す棒グラフや、図20に示すHRVの日毎の推移を示す折れ線グラフを表示してもよい。このような表示を提供すれば、ユーザーの体調管理に役立てることができる。
また、携帯端末装置300の表示部321に、図24および図25に示すように、HRVの状態をより詳細に表示することとしてもよい。図24には、心拍の時系列の変化におけるR波と次のR波との間隔の分布(ばらつき)が楕円で示されている。大きな楕円がRRIの過去の平均値のばらつきであり、小さな楕円がRRIの現在のばらつきである。心拍の揺らぎ(HRV)が大きいほど楕円の面積も大きくなる。
一般に、体調の良いとき、あるいは疲労度合の低いときはHRVのばらつきが大きくなり、グラフの分布も大きくなる。そして体調の悪いとき、あるいは疲労度合の高いときはHRVのばらつきが小さくなり、グラフの分布も小さくなる。図24のグラフにおいて、過去は比較的体調が良く(疲労度が少なく)、現在のデータにおいては比較的体調が悪い(疲労度が高い)ことが、楕円の大きさを比較表示することで容易に把握できる。図24に示す図の他に、楕円の短軸および長軸の長さや楕円の面積等の数値データを併せて表示することとしてもよい。
図25には、自律神経系の活動指標(TP:Total Power、VLF:Very Low Frequency、LF:Low Frequency、HF:High Frequency)の過去の平均値と現在の値とが棒グラフで示されている。これらの数値データを併せて表示することとしてもよい。図24や図25に示すように、HRVに関する指標について、過去の平均値と現在の値とを比較して示すことで、HRVについて深い知識を有するユーザーに対して、より詳細な情報を提供することができる。
以上述べたように、第2の実施形態では、第1の実施形態と比べて、ユーザーによる個人差やユーザーが置かれた環境等を反映させて、ユーザーの実態により近く精度が高い情報を提供することが可能となる。また、第2の実施形態では、ユーザーの心拍数に基づいて得られる疲労度や回復期間等の情報に加えて、ユーザーのHRVに基づいて得られる疲労の回復状態や、HRVの推移に基づく疲労状態(回復状態)の変化等の情報を提供することができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
(変形例1)
第2の実施形態では、TRIMPに基づいて疲労度と回復期間とを算出する際に、HRVを用いて式(3)における減衰率を補正することとしたが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば、トレーニングにおけるベストタイムを過去のベストタイムと比較することで減衰率を補正することとしてもよい。図26は、変形例1に係る減衰率の補正方法を示すフローチャートである。
第2の実施形態では、TRIMPに基づいて疲労度と回復期間とを算出する際に、HRVを用いて式(3)における減衰率を補正することとしたが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば、トレーニングにおけるベストタイムを過去のベストタイムと比較することで減衰率を補正することとしてもよい。図26は、変形例1に係る減衰率の補正方法を示すフローチャートである。
図26に示すステップS21では、ユーザーが過去に実施した運動のデータの中からベストタイムのデータを取得する。ベストタイムとは、例えば、100m走やマラソン等における所要時間や速度等の最高記録を指す。そして、ステップS22では、ユーザーが今回実施した運動のデータの中からベストタイムのデータを取得する。
ステップS23では、ベストタイムを更新したか否か、すなわち、今回のベストタイムが過去のベストタイムよりも良かったか否かを判定する。ベストタイムを更新した場合は(ステップS23:YES)、減衰率を大きくする(ステップS24)。一方、ベストタイムを更新しなかった場合は(ステップS23:NO)、減衰率を小さくする(ステップS25)。
トレーニングは、ユーザーのパフォーマンス(運動能力)向上を目的としている。したがって、変形例1のように、ベストタイムを更新できたか否かで運動能力が向上したか否かを判断し、ベストタイムを更新できたら(運動能力が向上したら)、運動負荷をより大きくして、さらなるパフォーマンスを目指すこととしてもよい。なお、ベストタイムの更新判断は、運動の都度行ってもよいが、ある期間運動を実施した上で行うこととしてもよい。
(変形例2)
また、トレーニングにおける最大酸素摂取量(VO2max)を過去の最大酸素摂取量と比較することで減衰率を補正することとしてもよい。最大酸素摂取量も、ユーザーのパフォーマンス(運動能力)向上の指標とすることができる。図27は、変形例2に係る減衰率の補正方法を示すフローチャートである。
また、トレーニングにおける最大酸素摂取量(VO2max)を過去の最大酸素摂取量と比較することで減衰率を補正することとしてもよい。最大酸素摂取量も、ユーザーのパフォーマンス(運動能力)向上の指標とすることができる。図27は、変形例2に係る減衰率の補正方法を示すフローチャートである。
図27に示すステップS31では、最大酸素摂取量の初期値を設定する。初期値は、過去のデータであってもよいし、トレーニングを開始する際に最初に測定した値であってもよい。ステップS32では、トレーニングを開始した後、ユーザーが今回実施した運動中に測定した最大酸素摂取量のデータを取得する。ステップS33では、最大酸素摂取量が増加したか否かを判定する。最大酸素摂取量が増加した場合は(ステップS33:YES)、減衰率を大きくする(ステップS34)。一方、最大酸素摂取量が増加しなかった場合は(ステップS33:NO)、減衰率を小さくする(ステップS35)。
なお、ユーザーのパフォーマンス(運動能力)向上に関係する指標であれば、上述したベストタイムや最大酸素摂取量の他の指標を用いることができる。例えば、乳酸値を用いることとしてもよい。
40…脈波センサー部(脈拍情報検出部)、100…運動支援システム、110…運動支援装置、200…ウェアラブル機器、240,320…報知部、251…暫定情報算出部(負荷情報算出部、疲労度情報取得部、回復期間算出部)、300…携帯端末装置、312…負荷情報算出部、313…疲労度情報取得部、314…回復期間算出部、315…報知条件決定部、316…イベント情報取得部。
Claims (16)
- ユーザーの疲労状態に関する疲労度情報を取得する疲労度情報取得部と、
前記疲労状態の改善に必要な回復期間を算出する回復期間算出部と、
前記ユーザーが運動を実施しているときに、前記ユーザーの脈拍情報に基づいて前記運動の負荷を表す負荷情報を算出する負荷情報算出部と、
前記負荷情報、前記疲労度情報、および前記回復期間に基づいて、前記ユーザーに報知を行う報知部と、
を備えることを特徴とする運動支援システム。 - 請求項1に記載の運動支援システムであって、
前記疲労度情報と前記回復期間とに基づいて、前記ユーザーへの報知を実行するための報知条件を決定する報知条件決定部を備え、
前記報知部は、前記負荷情報が前記報知条件を満たした場合に、前記ユーザーに報知を行うことを特徴とする運動支援システム。 - 請求項2に記載の運動支援システムであって、
前記報知条件は、前記負荷情報に関する上限値、目標値、および所定の範囲の少なくともいずれかを含むことを特徴とする運動支援システム。 - 請求項3に記載の運動支援システムであって、
前記報知部は、前記運動の負荷が継続した場合に、前記上限値に到達するまでに要する時間または距離を前記ユーザーに報知することを特徴とする運動支援システム。 - 請求項2から4のいずれか一項に記載の運動支援システムであって、
前記ユーザーの前記運動の開始を検知したときに、前記疲労度情報が所定値以上である場合には、
前記報知部は、前記疲労度情報、前記回復期間、または前記報知条件の少なくともいずれかを報知することを特徴とする運動支援システム。 - 請求項2から5のいずれか一項に記載の運動支援システムであって、
前記ユーザーに関するイベントのイベント情報を取得するイベント情報取得部を備え、
前記報知条件決定部は、前記イベント情報、前記疲労度情報、および前記回復期間に基づいて前記報知条件を決定することを特徴とする運動支援システム。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の運動支援システムであって、
前記報知部は、前記運動中の前記ユーザーの脈拍情報に基づいて算出された前記負荷情報を用いて算出された暫定疲労度情報、または前記暫定疲労度情報から算出された暫定回復期間の少なくともいずれかを前記ユーザーに報知することを特徴とする運動支援システム。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の運動支援システムであって、
前記疲労度情報は、過去に前記ユーザーが実施した運動において算出された過去の負荷情報に基づいて算出されることを特徴とする運動支援システム。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載の運動支援システムであって、
前記脈拍情報は心拍数を含み、
前記負荷情報は、前記運動を実施しているときの前記心拍数、最大心拍数、および安静時心拍数を用いて算出されることを特徴とする運動支援システム。 - 請求項8に記載の運動支援システムであって、
前記回復期間は、前記過去の負荷情報と、前記過去に前記ユーザーが実施した運動からの経過時間と、に基づいて決定されることを特徴とする運動支援システム。 - ユーザーの現在の疲労状態に関する疲労度情報を取得するステップと、
前記現在の疲労状態の改善に必要な回復期間を算出するステップと、
前記疲労度情報と前記回復期間とに基づいて、前記ユーザーへの報知を実行するための報知条件を決定するステップと、
前記ユーザーが運動を実施しているときに、前記ユーザーの脈拍情報に基づいて前記運動の負荷を表す負荷情報を算出するステップと、
前記負荷情報が前記報知条件を満たした場合に、前記ユーザーに報知を行うステップと、
を備えることを特徴とする運動支援方法。 - ユーザーの現在の疲労状態に関する疲労度情報と、前記現在の疲労状態の改善に必要な回復期間と、に基づいて、前記ユーザーへの報知を実行するための報知条件を決定する報知条件決定部と、
前記ユーザーの脈拍情報を検出する脈拍情報検出部と、
前記ユーザーが運動を実施しているときに、前記ユーザーの前記脈拍情報に基づいて前記運動の負荷を表す負荷情報を算出する負荷情報算出部と、
前記負荷情報が前記報知条件を満たした場合に、前記ユーザーに報知を行う報知部と、
を備えることを特徴とする運動支援装置。 - 請求項12に記載の運動支援装置であって、
前記報知条件は、前記負荷情報に関する上限値、目標値、および所定の範囲の少なくともいずれかであることを特徴とする運動支援装置。 - 請求項13に記載の運動支援装置であって、
前記報知部は、前記運動の負荷が継続した場合に、前記上限値に到達するまでに要する時間または距離を前記ユーザーに報知することを特徴とする運動支援装置。 - 請求項12から14のいずれか一項に記載の運動支援装置であって、
前記報知部は、前記運動中の前記ユーザーの前記脈拍情報に基づいて算出された前記負荷情報を用いて算出された暫定疲労度情報、または前記暫定疲労度情報から算出された暫定回復期間の少なくともいずれかを前記ユーザーに報知することを特徴とする運動支援装置。 - 請求項12から15のいずれか一項に記載の運動支援装置であって、
前記ユーザーの前記運動の開始を検知したときに、前記疲労度情報が所定値以上である場合には、前記報知部は前記疲労度情報、前記回復期間、または前記報知条件の少なくともいずれかを報知することを特徴とする運動支援装置。
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