[go: up one dir, main page]

JP2018031979A - 防眩性フィルムの製造方法 - Google Patents

防眩性フィルムの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018031979A
JP2018031979A JP2016165973A JP2016165973A JP2018031979A JP 2018031979 A JP2018031979 A JP 2018031979A JP 2016165973 A JP2016165973 A JP 2016165973A JP 2016165973 A JP2016165973 A JP 2016165973A JP 2018031979 A JP2018031979 A JP 2018031979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic solvent
coating
film
thermoplastic resin
coating liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016165973A
Other languages
English (en)
Inventor
真菜 下出
Mana Shimoide
真菜 下出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP2016165973A priority Critical patent/JP2018031979A/ja
Publication of JP2018031979A publication Critical patent/JP2018031979A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

【課題】塗工法によって防眩性フィルムを製造できる新たな製造方法を提供する。
【解決手段】有機溶媒A、有機溶媒B及び溶質を含む液温Tの塗工液を、熱可塑性樹脂フィルムに塗工して、前記塗工液の層を形成する第一工程と、塗工液の層が、露点温度Tr及び相対湿度Rの雰囲気に晒される第二工程と、塗工液の層を乾燥させる第三工程と、をこの順に含む、防眩性フィルムの製造方法であって、20℃における有機溶媒Aの水への溶解度C、20℃における有機溶媒Bの水への溶解度C、酢酸ブチルの蒸発速度を1とした有機溶媒Aの蒸発速度V、酢酸ブチルの蒸発速度を1とした有機溶媒Bの蒸発速度V、液温T、露点温度Tr、及び、相対湿度Rが、所定の関係を満たす。
【選択図】なし

Description

本発明は、防眩性フィルムの製造方法に関する。
熱可塑性樹脂フィルム上に塗工液を塗工して塗工フィルムを製造する方法が、従来から知られていた。この製造方法では、通常、熱可塑性樹脂フィルム上に塗工液を塗工して、塗工液の層を形成する。その後、この塗工液の層を乾燥させて、熱可塑性樹脂フィルム及び塗工層を含む塗工フィルムを得る(特許文献1参照)。
特開2002−326049号公報
液晶表示装置(LCD)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(有機ELディスプレイ)等の表示装置の画面には、外光反射によるコントラストの低下及び像の映りこみを抑制するために、防眩性フィルムが配置されることがある。このような防眩性フィルムは、高いヘイズを有する光学フィルムである。
本発明者は、このような防眩性フィルムを、塗工フィルムとして製造することを試みた。防眩性フィルムは、例えば、金属粒子を含む塗工層を設けることにより、製造できる。金属粒子を含む塗工層では、金属粒子が光を反射するので、ヘイズが大きくなり、防眩作用が得られる。しかし、金属粒子を含む塗工層では、金属粒子の脱落の可能性があった。
また、防眩性フィルムは、塗工層の表面に、サンドブラスト、エッチング等の加工処理を施すことによって、製造できる。加工処理により、塗工層の表面に凹凸構造が設けられ、この凹凸構造によって光が屈折又は反射を生じるので、ヘイズが大きくなり、防眩作用が得られる。しかし、前記のような加工処理は、フィルム製造に要する工程の数を増やすことになるので、コスト増の原因となりうる。
本発明は、前記の課題に鑑みて創案されたもので、塗工法によって防眩性フィルムを製造できる新たな製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、前記の課題を解決するべく鋭意検討した。その結果、本発明者は、塗工液の溶媒として、水に対する溶解度が異なり且つ蒸発速度が所定の関係を満たす複数種類の有機溶媒を組み合わせ、その塗工液の塗工時の液温を調整し、更に、塗工液の塗工後、乾燥までの雰囲気の露点温度及び湿度を制御することにより、塗工法を用いて簡単に防眩性フィルムを製造できることを見い出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下のものを含む。
〔1〕 有機溶媒A、有機溶媒B及び溶質を含む液温Tの塗工液を、熱可塑性樹脂フィルムに塗工して、前記塗工液の層を形成する第一工程と、
前記塗工液の層が、露点温度Tr及び相対湿度Rの雰囲気に晒される第二工程と、
前記塗工液の層を乾燥させる第三工程と、をこの順に含む、防眩性フィルムの製造方法であって、
20℃における前記有機溶媒Aの水への溶解度C
20℃における前記有機溶媒Bの水への溶解度C
酢酸ブチルの蒸発速度を1とした前記有機溶媒Aの蒸発速度V
酢酸ブチルの蒸発速度を1とした前記有機溶媒Bの蒸発速度V
前記液温T、
前記露点温度Tr、及び、
前記相対湿度Rが、下記式(1)〜(4):
>C (1)
1.5<V−V (2)
0℃<T−Tr<12℃ (3)
40%<R (4)
を満たす、防眩性フィルムの製造方法。
〔2〕 前記溶解度Cが、50g/L以上であり、
前記溶解度Cが、50g/L未満である、〔1〕記載の防眩性フィルムの製造方法。
〔3〕 前記有機溶媒A及び前記有機溶媒Bの一方が、前記熱可塑性樹脂フィルムに対する貧溶媒であり、
前記有機溶媒A及び前記有機溶媒Bの他方が、前記熱可塑性樹脂フィルムに対する良溶媒である、〔1〕又は〔2〕記載の防眩性フィルムの製造方法。
〔4〕 前記熱可塑性樹脂フィルムが、シクロオレフィン重合体を含む、〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載の防眩性フィルムの製造方法。
本発明によれば、塗工法によって防眩性フィルムを製造できる新たな製造方法を提供できる。
以下、例示物及び実施形態を示して本発明について詳細に説明するが、本発明は以下に示す例示物及び実施形態に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲及びその均等の範囲を逸脱しない範囲において任意に変更して実施しうる。
以下の説明において、用語「(メタ)アクリル」は、アクリル及びメタクリルの両方を包含し、用語「(メタ)アクリロニトリル」は、アクリロニトリル及びメタクリロニトリルの両方を包含し、用語「(メタ)アクリレート」は、アクリレート及びメタクリレートの両方を包含する。
[1.防眩性フィルムの製造方法の実施形態の概要]
本発明の一実施形態に係る防眩性フィルムの製造方法は、有機溶媒A、有機溶媒B及び溶質を含む液温Tの塗工液を、熱可塑性樹脂フィルムに塗工して、塗工液の層を形成する第一工程と;塗工液の層が、露点温度Tr及び相対湿度Rの雰囲気に晒される第二工程と;塗工液の層を乾燥させる第三工程と;をこの順に含む。
[2.塗工液]
本発明の一実施形態に係る防眩性フィルムの製造方法では、塗工液を用意した後で、その塗工液を熱可塑性樹脂フィルムに塗工する第一工程を行う。塗工液は、有機溶媒A、有機溶媒B及び溶質を含み、更に必要に応じて任意の成分を含みうる。ここで、溶質とは、塗工液に含まれる有機溶媒A及び有機溶媒B以外の成分であって、塗工液中において有機溶媒A及び有機溶媒Bに溶解し、第三工程における乾燥によっては除去されない成分をいう。
〔2.1.溶媒〕
塗工液は、溶媒として、有機溶媒A及び有機溶媒Bを組み合わせて含む。これらの有機溶媒A及び有機溶媒Bの組み合わせは、20℃における水への溶解度Cが相対的に大きい有機溶媒Aと、20℃における水への溶解度Cが相対的に小さい有機溶媒Bとの組み合わせである。
具体的には、20℃における有機溶媒Aの水への溶解度C、及び、20℃における有機溶媒Bの水への溶解度Cは、下記式(1)を満たす。
>C (1)
有機溶媒Aの溶解度Cと有機溶媒Bの溶解度Cとの差C−Cの範囲は、好ましくは0より大きく、より好ましくは100g/Lより大きく、特に好ましくは250g/Lより大きく、好ましくは1200g/L以下、より好ましくは1100g/L以下、特に好ましくは1000g/L以下である。前記の溶解度差C−Cが、前記範囲の下限値より大きいことにより、塗工層におけるヘイズを大きくして、防眩作用を得ることができる。また、前記の溶解度差C−Cが、前記範囲の上限値以下であることにより、有機溶媒Aと有機溶媒Bとの相溶性を高め易いので、塗工層の組成の均一性を容易に高めることができる。
有機溶媒Aの溶解度Cの具体的な範囲は、好ましくは50g/L以上、より好ましくは100g/L以上、特に好ましくは200g/L以上であり、好ましくは1300g/L以下、より好ましくは1200g/L以下、特に好ましくは1100g/L以下である。有機溶媒Aの溶解度Cが、前記範囲の下限値以上であることにより、塗工層におけるヘイズを効果的に大きくして、十分な防眩作用を得ることができる。また、有機溶媒Aの溶解度Cが、前記範囲の上限値以下であることにより、有機溶媒Aと有機溶媒Bとの相溶性を高め易いので、塗工層の組成の均一性を容易に高めることができる。
有機溶媒Bの溶解度Cの具体的な範囲は、好ましくは0.1g/L以上、より好ましくは0.5g/L以上、特に好ましくは5g/L以上であり、好ましくは50g/L未満、より好ましくは40g/L未満、特に好ましくは30g/L未満である。有機溶媒Bの溶解度Cが、前記範囲の下限値以上であることにより、有機溶媒Aと有機溶媒Bとの相溶性を高め易いので、塗工層の組成の均一性を容易に高めることができる。また、有機溶媒Bの溶解度Cが、前記範囲の上限値未満であることにより、塗工層におけるヘイズを効果的に大きくして、十分な防眩作用を得ることができる。
有機溶媒の溶解度の値は、通常、実測値を用いる。ただし、溶解度の値が既知である場合、その既知の値を採用してもよい。例えば、ある有機溶媒の溶解度の値が文献に記載されている場合には、その文献値を採用してもよい。また、例えば、ある有機溶媒の溶解度の値がPHYSPROP Database等のデータベースに記載されている場合、そのデータベースに記載の値を採用してもよい。
さらに、有機溶媒A及び有機溶媒Bの組み合わせは、蒸発速度が相対的に速い有機溶媒Aと、蒸発速度が相対的に遅い有機溶媒Bとの組み合わせである。具体的には、酢酸ブチルの蒸発速度を1とした有機溶媒Aの蒸発速度V、及び、酢酸ブチルの蒸発速度を1とした有機溶媒Bの蒸発速度Vは、下記式(2)を満たす。ここで、有機溶媒Aの蒸発速度Vは、有機溶媒Bと混合した状態での蒸発速度ではなく、有機溶媒Aの単独状態において測定された蒸発速度を表す。また、有機溶媒Bの蒸発速度Vは、有機溶媒Aと混合した状態での蒸発速度ではなく、有機溶媒Bの単独状態において測定された蒸発速度を表す。
1.5<V−V (2)
前記の蒸発速度Vと蒸発速度Vとの差V−Vの範囲は、通常1.5より大きく、好ましくは1.6より大きく、より好ましくは1.7より大きく、好ましくは4以下、より好ましくは3.9以下、特に好ましくは3.8以下である。前記の蒸発速度差V−Vが、前記範囲の下限値以上であることにより、塗工層におけるヘイズを大きくして、防眩作用を得ることができる。また、前記の蒸発速度差V−Vが、前記範囲の上限値以下であることにより、有機溶媒A及び有機溶媒Bの入手が容易である。
酢酸ブチルの蒸発速度を1とした有機溶媒Aの蒸発速度Vの具体的な範囲は、好ましくは1.5以上、より好ましくは1.7以上、特に好ましくは2以上であり、好ましくは6以下、より好ましくは5.9以下、特に好ましくは5.8以下である。有機溶媒Aの蒸発速度Vが、前記範囲の下限値以上であることにより、塗工層におけるヘイズを効果的に大きくして、十分な防眩作用を得ることができる。また、有機溶媒Aの蒸発速度Vが、前記範囲の上限値以下であることにより、溶媒揮発に伴う液面の乱れを抑制できるので、塗工層の厚みの均一性を高めることができる。
酢酸ブチルの蒸発速度を1とした有機溶媒Bの蒸発速度Vの具体的な範囲は、好ましくは1.8以上、より好ましくは1.9以上、特に好ましくは2以上であり、好ましくは3.8以下、より好ましくは3.7以下、特に好ましくは3.6以下である。有機溶媒Bの蒸発速度Vが、前記範囲の下限値以上であることにより、溶媒の除去を円滑に行うことができるので、防眩性フィルムの生産性を高めることができる。また、有機溶媒Bの蒸発速度Vが、前記範囲の上限値以下であることにより、塗工層におけるヘイズを効果的に大きくして、十分な防眩作用を得ることができる。
有機溶媒の蒸発速度は、ASTM D 3539−87 Standard Test Methods for. Evaporation Rates of Volatile Liquids by Shell Thin−Film Evaporometer.に従って測定しうる。
有機溶媒A及び有機溶媒Bとして用いうる溶媒としては、例えば、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、アセトン等のケトン溶媒;エタノール、メタノール、1−プロパノール、2−プロパノール等のアルコール溶媒;シクロヘキサン、ヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等の炭化水素溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル等の酢酸エステル溶媒;トルエン、キシレン、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベンゼン等の芳香族炭化水素溶媒;クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロルエタン等のハロゲン化炭化水素溶媒;1,4−ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン等のエーテル溶媒;などが挙げられる。
代表的な有機溶媒について、20℃における水への溶解度、及び、酢酸ブチルの蒸発速度を1とした蒸発速度を、下記の表1に示す。
Figure 2018031979
有機溶媒A及び有機溶媒Bの少なくとも一方は、熱可塑性樹脂フィルムに対する貧溶媒であることが好ましい。これにより、塗工液の塗工による熱可塑性樹脂フィルムの破損を抑制することができる。ここで、熱可塑性樹脂フィルムに対する貧溶媒とは、熱可塑性樹脂フィルムの塗工液が塗工される側の最外層に含まれる樹脂を溶解し難い溶媒をいう。また、樹脂を溶解し難い溶媒とは、25℃において、樹脂0.5gを100gの溶媒に溶解させた場合に、不溶分が0.5重量%以上である溶媒をいう。他方、熱可塑性樹脂フィルムに対する良溶媒とは、熱可塑性樹脂フィルムの塗工液が塗工される側の最外層に含まれる樹脂を溶解させ易い溶媒をいう。また、樹脂を溶解させ易い溶媒とは、25℃において、樹脂0.5gを100gの溶媒に溶解させた場合に、不溶分が0.5重量%未満である溶媒をいう。
有機溶媒A及び有機溶媒Bの組み合わせとしては、有機溶媒A及び有機溶媒Bの一方が、熱可塑性樹脂フィルムに対する貧溶媒であり、且つ、有機溶媒A及び有機溶媒Bの他方が、熱可塑性樹脂フィルムに対する良溶媒である組み合わせが、好ましい。この組み合わせによれば、塗工液を塗工された面の近傍で、フィルムに含まれる熱可塑性樹脂中の重合体の配向が、良溶媒によって緩和される。そうすると、重合体分子の絡み合いの程度が大きくなり、樹脂の靱性が高まるので、熱可塑性樹脂フィルムの破損による塗工層の剥離を生じ難くできる。そのため、熱可塑性樹脂フィルムと塗工層との密着力を高めることができ、特に、熱可塑性樹脂フィルムが延伸フィルムである場合に効果的である。
例えば、熱可塑性樹脂フィルムとして、シクロオレフィン重合体を含む樹脂フィルムを用いた場合、良溶媒としては、例えば、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、シクロヘキサン、ヘキサン、メチルシクロヘキサン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベンゼン、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロルエタン、1,4−ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、及びテトラヒドロピランが挙げられる。また、貧溶媒としては、例えば、メチルエチルケトン、アセトン、エタノール、メタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸プロピル及び酢酸イソプロピルが挙げられる。
有機溶媒Aと有機溶媒Bとの組み合わせの具体例としては、例えば、下記表2に示す組み合わせが挙げられる。
Figure 2018031979
「有機溶媒Aの重量/有機溶媒Bの重量」で表される重量比は、好ましくは30/70以上、より好ましくは40/60以上、特に好ましくは50/50以上であり、好ましくは90/10以下、より好ましくは85/15以下、特に好ましくは75/25以下である。前記の重量比が、前記範囲に収まることにより、塗工層におけるヘイズを効果的に大きくして、十分な防眩作用を得ることができる。
塗工液100重量%に対する有機溶媒A及び有機溶媒Bの合計量の割合は、好ましくは50重量%以上、より好ましくは55重量%以上、特に好ましくは60重量%以上であり、好ましくは95重量%以下、より好ましくは90重量%以下、特に好ましくは85重量%以下である。有機溶媒A及び有機溶媒Bの合計量の割合が、前記範囲の下限値以上であることにより、塗工層におけるヘイズを効果的に大きくして、十分な防眩作用を得ることができる。また、上限値以下であることにより、塗工された塗工液の層の厚みを厚くできるので、厚い塗工層を容易に形成することができる。
〔2.2.溶質〕
塗工液に含まれる溶質としては、塗工液において溶解できる任意の材料を用いうる。本実施形態に係る防眩性フィルムの製造方法では、通常、塗工液に含まれる溶質又はその重合体等の反応生成物を含む層として、塗工層が形成される。よって、塗工層の溶質の種類は、防眩性フィルムに設ける塗工層の組成に応じて、設定することが好ましい。
溶質としては、例えば、アクリル系化合物が挙げられる。溶質としてアクリル系化合物を用いた場合、塗工層として、高い硬度を有する層を得ることができる。アクリル系化合物としては、例えば、(メタ)アクリル酸化合物、(メタ)アクリル酸エステル化合物、(メタ)アクリルアミド化合物、(メタ)アクリロニトリル化合物、ウレタン(メタ)アクリレート化合物などが挙げられる。これらの具体例としては、例えば、特開2012−236921号公報に記載のものなどが挙げられる。
また、溶質としては、例えば、レベリング剤、重合開始剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、光安定剤、シランカップリング剤等の添加剤が挙げられる。
溶質は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。
塗工液における溶質の濃度は、防眩性フィルムに設ける塗工層の厚み、溶質の種類などに応じて、任意に設定しうる。具体的な濃度は、好ましくは10重量%以上、より好ましくは12重量%以上、特に好ましくは15重量%以上であり、好ましくは30重量%以下、より好ましくは27重量%以下、特に好ましくは25重量%以下である。溶質の濃度が、前記範囲の下限値以上であることにより、所望の厚みの塗工層を容易に形成することができ、また、前記範囲の上限値以下であることにより、有機溶媒A及び有機溶媒Bの割合を相対的に大きくできるので、塗工層におけるヘイズを効果的に大きくして、十分な防眩作用を得ることができる。
〔2.3.任意の成分〕
塗工液は、上述した有機溶媒A、有機溶媒B及び溶質に組み合わせて、更に任意の成分を含みうる。例えば、有機溶媒A及び有機溶媒B以外の任意の溶媒;溶媒に溶解しない非溶解成分;などが挙げられる。
[3.熱可塑性樹脂フィルム]
熱可塑性樹脂フィルムは、熱可塑性樹脂からなるフィルムである。熱可塑性樹脂としては、熱可塑性の重合体と、必要に応じて任意の成分とを含む樹脂を用いうる。重合体としては、例えば、シクロオレフィン重合体、セルロースエステル、ポリビニルアルコール、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、エポキシ重合体、ポリスチレン、アクリル重合体、メタクリル重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。これらの中でも、透明性、低吸湿性、寸法安定性及び軽量性等の観点から、シクロオレフィン重合体及びセルロースエステルが好ましく、シクロオレフィン重合体がより好ましい。
シクロオレフィン重合体は、その重合体の構造単位が脂環式構造を有する重合体である。シクロオレフィン重合体は、主鎖に脂環式構造を有する重合体、側鎖に脂環式構造を有する重合体、主鎖及び側鎖に脂環式構造を有する重合体、並びに、これらの2以上の任意の比率の混合物としうる。中でも、機械的強度及び耐熱性の観点から、主鎖に脂環式構造を有する重合体が好ましい。
脂環式構造の例としては、飽和脂環式炭化水素(シクロアルカン)構造、及び不飽和脂環式炭化水素(シクロアルケン、シクロアルキン)構造が挙げられる。中でも、機械強度及び耐熱性の観点から、シクロアルカン構造及びシクロアルケン構造が好ましく、シクロアルカン構造が特に好ましい。
脂環式構造を構成する炭素原子数は、一つの脂環式構造あたり、好ましくは4個以上、より好ましくは5個以上、特に好ましくは6個以上であり、好ましくは30個以下、より好ましくは20個以下、特に好ましくは15個以下である。脂環式構造を構成する炭素原子数がこの範囲であると、熱可塑性樹脂フィルムの機械強度、耐熱性及び成形性が高度にバランスされる。
シクロオレフィン重合体において、脂環式構造を有する構造単位の割合は、好ましくは50重量%以上、さらに好ましくは70重量%以上、特に好ましくは90重量%以上である。シクロオレフィン重合体における脂環式構造を有する構造単位の割合がこの範囲にあると、熱可塑性樹脂フィルムの透明性及び耐熱性が良好となる。
シクロオレフィン重合体の具体例としては、(1)ノルボルネン系重合体、(2)単環の環状オレフィン重合体、(3)環状共役ジエン重合体、(4)ビニル脂環式炭化水素重合体、及びこれらの水素添加物が挙げられる。これらの中でも、透明性や成形性の観点から、ノルボルネン系重合体及びこれらの水素添加物がより好ましい。
ノルボルネン系重合体の例としては、ノルボルネン構造を有する単量体の開環重合体及びその水素化物;ノルボルネン構造を有する単量体の付加重合体及びその水素化物が挙げられる。また、ノルボルネン構造を有する単量体の開環重合体の例としては、ノルボルネン構造を有する1種類の単量体の開環単独重合体、ノルボルネン構造を有する2種類以上の単量体の開環共重合体、並びに、ノルボルネン構造を有する単量体及びこれと共重合しうる任意の単量体との開環共重合体が挙げられる。さらに、ノルボルネン構造を有する単量体の付加重合体の例としては、ノルボルネン構造を有する1種類の単量体の付加単独重合体、ノルボルネン構造を有する2種類以上の単量体の付加共重合体、並びに、ノルボルネン構造を有する単量体及びこれと共重合しうる任意の単量体との付加共重合体が挙げられる。これらの重合体としては、例えば、特開2002−321302号公報等に開示されている重合体が挙げられる。これらの中で、ノルボルネン構造を有する単量体の開環重合体の水素化物は、透明性、成形性、耐熱性、低吸湿性、寸法安定性及び軽量性の観点から、特に好適である。
ノルボルネン系重合体の好適な具体例としては、日本ゼオン社製「ゼオノア」;JSR社製「アートン」;TOPAS ADVANCED POLYMERS社製「TOPAS」などが挙げられる。
熱可塑性樹脂に含まれる重合体の重量平均分子量(Mw)は、好ましくは10,000以上、より好ましくは25,000以上であり、好ましくは100,000以下、より好ましくは80,000以下、特に好ましくは50,000以下である。重合体の重量平均分子量がこのような範囲にあるときに、熱可塑性樹脂フィルムの機械的強度および成型加工性が高度にバランスされる。
熱可塑性樹脂に含まれる重合体の分子量分布(重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn))は、好ましくは1以上、より好ましくは1.2以上であり、好ましくは10以下、より好ましくは4以下、特に好ましくは3.5以下である。
ここで、重合体の重量平均分子量及び数平均分子量は、溶媒としてシクロヘキサンを用いて(但し、試料がシクロヘキサンに溶解しない場合にはトルエンを用いてもよい)、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィーにより、ポリイソプレン換算(溶媒がトルエンのときは、ポリスチレン換算)の値として測定しうる。
熱可塑性樹脂における重合体の量は、好ましくは70重量%〜100重量%、より好ましくは80重量%〜100重量%である。
熱可塑性樹脂のガラス転移温度は、好ましくは80℃以上、より好ましくは100℃以上であり、好ましくは250℃以下の範囲である。ガラス転移温度がこのような範囲にある熱可塑性樹脂は、高温下での使用における変形及び応力の発生が抑制されるので、耐久性に優れる。
熱可塑性樹脂は、その分子量2,000以下の樹脂成分(すなわち、オリゴマー成分)の含有量が、好ましくは5重量%以下、より好ましくは3重量%以下、さらに好ましくは2重量%以下である。オリゴマー成分の含有量が、前記範囲内にあると、熱可塑性樹脂フィルムの表面における微細な凸部の発生が減少し、厚みのばらつきが小さくなり、面精度が向上する。オリゴマー成分の量の低減は、例えば、重合触媒及び水素化触媒の選択;重合、水素化等の反応条件;樹脂を成形用材料としてペレット化する工程における温度条件;を適切に設定することにより、行いうる。また、オリゴマー成分の量は、前述のゲル・パーミエーション・クロマトグラフィーによって測定しうる。
熱可塑性樹脂フィルムは、1層のみを備える単層構造のフィルムを用いてもよく、2層以上の層を備える複層構造のフィルムを用いてもよい。熱可塑性樹脂フィルムが2層以上の層を備える場合、塗工液を塗工される側の最外層が、シクロオレフィン重合体を含むことが好ましい。シクロオレフィン重合体を含む樹脂からなる層の表面は、一般に、他の層に対する密着性が乏しい傾向がある。これに対し、有機溶媒A及び有機溶媒Bの一方として良溶媒を含む塗工液を用いた場合、シクロオレフィン重合体を含む樹脂からなる最外層と塗工層との密着性を改善できるので、機械的強度に優れた防眩性フィルムを得ることができる。
熱可塑性樹脂フィルムとしては、枚葉のフィルムを用いてもよいが、長尺のフィルムを用いることが好ましい。「長尺のフィルム」とは、幅に対して5倍以上の長さを有するフィルムをいい、好ましくは10倍若しくはそれ以上の長さを有し、具体的にはロール状に巻き取られて保管又は運搬される程度の長さを有するフィルムをいう。フィルムの幅に対する長さの割合の上限は、特に限定されないが、例えば100,000倍以下としうる。長尺の熱可塑性樹脂フィルムを用いることにより、ロールトゥロールでの製造が可能になり、防眩性フィルムの生産性を高めることができる。
熱可塑性樹脂フィルムの厚みは、防眩性フィルムの用途に応じて任意に設定してもよく、好ましくは1μm以上、より好ましくは5μm以上、特に好ましくは10μm以上であり、好ましくは1000μm以下、より好ましくは300μm以下、特に好ましくは100μm以下である。このような厚みを有する熱可塑性樹脂フィルムは、生産性が良好であり、厚みが薄く、且つ、軽量化が可能である。
熱可塑性樹脂フィルムは、例えば、熱可塑性樹脂を任意のフィルム成形法で成形することによって製造しうる。フィルム成形法としては、例えば、キャスト成形法、押出成形法、インフレーション成形法などが挙げられる。中でも、溶媒を使用しない溶融押出法は、揮発性成分の量を効率よく低減させることができ、地球環境の観点、作業環境の観点、及び、製造効率の観点から好ましい。溶融押出法としては、例えばダイスを用いるインフレーション法などが挙げられ、生産性及び厚み精度に優れる点で、Tダイを用いる方法が好ましい。
また、熱可塑性樹脂フィルムの製造方法は、得られたフィルムに延伸処理を施す工程を含んでいてもよい。これにより、熱可塑性樹脂フィルムとして、延伸フィルムが得られる。このような延伸フィルムでは、通常、当該フィルムに含まれる重合体の分子が配向している。よって、延伸フィルムは、レターデーション等の光学特性を有しうる。
延伸処理としては、例えば、一方向のみに延伸を行う一軸延伸処理を行ってもよく、異なる2方向に延伸を行う二軸延伸処理を行ってもよい。また、二軸延伸処理では、2方向に同時に延伸を行う同時二軸延伸処理を行ってもよく、ある方向に延伸を行った後で別の方向に延伸を行う逐次二軸延伸処理を行ってもよい。さらに、延伸処理は、フィルム長手方向に延伸を行う縦延伸処理、フィルム幅方向に延伸を行う横延伸処理、フィルム幅方向に平行でもなく垂直でもない斜め方向に延伸を行う斜め延伸処理のいずれを行ってもよく、これらを組み合わせて行ってもよい。延伸処理の方式は、例えば、ロール方式、フロート方式、テンター方式などが挙げられる。
[5.第一工程]
本発明の一実施形態に係る複層フィルムの製造方法では、塗工液及び熱可塑性樹脂フィルムを用意した後で、塗工液を熱可塑性樹脂フィルムに塗工する第一工程を行う。塗工液の塗工により、熱可塑性樹脂フィルム上に前記塗工液の層が形成される。
第一工程において、塗工される塗工液の液温Tは、好ましくは0℃より高く、より好ましくは5℃より高く、特に好ましくは10℃より高く、また、好ましくは20℃未満、より好ましくは18℃未満、特に好ましくは17℃未満である。塗工液の液温Tが前記の温度範囲にある場合に、塗工層におけるヘイズを効果的に大きくして、十分な防眩作用を得ることができる。
また、第一工程における雰囲気は、当該第一工程における雰囲気の露点温度及び相対湿度が第二工程における雰囲気の露点温度Tr及び相対湿度Rとそれぞれ同じになるように調整することが好ましい。これにより、十分な防眩作用を安定して得ることができる。通常、第一工程と第二工程とは、同じ室内で行われるので、第二工程における雰囲気を露点温度Tr及び相対湿度Rが得られるように調整することで、第一工程における雰囲気の露点温度及び相対湿度も前記温度Tr及び相対湿度Rに調整される。
塗工方法に制限は無く、例えば、スプレーコート法、バーコート法、ロールコート法、ダイコート法、インクジェットコート法、スクリーンコート法、ディップコート法、スロットダイコート法、凸版印刷法、凹版印刷法、グラビア印刷法等が挙げられる。
[6.第二工程]
第一工程の後で、熱可塑性樹脂フィルム上に形成された塗工液の層を、露点温度Tr及び相対湿度Rの雰囲気に晒す第二工程が行われる。
第二工程において塗工液の層が晒される雰囲気の露点温度Trは、式(3)を満たす。
0℃<T−Tr<12℃ (3)
より詳細には、第一工程において塗工される塗工液の液温Tと第二工程における雰囲気の露点温度Trとの差T−Trは、通常0℃より大きく、また、通常12℃未満、好ましくは11℃未満である。前記の温度差T−Trが前記の温度範囲にある場合に、塗工層におけるヘイズを大きくして、防眩作用を得ることができる。
また、第二工程において塗工液の層が晒される雰囲気の相対湿度Rは、式(4)を満たす。
40%<R (4)
より詳細には、前記の相対湿度Rは、通常40%より大きく、好ましくは45%より大きく、特に好ましくは50%より大きい。前記の相対湿度Rが前記の範囲にある場合に、塗工層におけるヘイズを大きくして、防眩作用を得ることができる。ヘイズを大きくする観点では、相対湿度Rは大きいほど好ましいが、製造設備での結露を抑制して製造を安定に行う観点では、好ましくは75%以下、より好ましくは70%以下、特に好ましくは65%以下である。
第二工程は、第一工程以後第三工程より前の期間の、少なくとも一部の期間において行いうる。中でも、第二工程は、第一工程から連続する少なくとも一部の期間において行うことが、好ましい。さらには、第二工程は、第一工程以後第三工程より前の全ての期間で行うことが、特に好ましい。よって、例えば長尺の熱可塑性樹脂フィルムを搬送しながら防眩性フィルムの製造を行う場合には、第一工程を行うための塗工装置以降、塗工液の層の乾燥を行うための乾燥装置よりも前の区間において、フィルム搬送路の雰囲気を露点温度Tr及び相対湿度Rが得られるように調整することが好ましい。これにより、塗工層におけるヘイズを効果的に大きくして、十分な防眩作用を得ることができる。
熱可塑性樹脂フィルム上に形成された塗工液の層を、露点温度Tr及び相対湿度Rの雰囲気に晒す時間は、塗工層におけるヘイズを大きくできる限り任意であるが、好ましくは3秒以上、より好ましくは5秒以上、特に好ましくは7秒以上であり、好ましくは30秒以下、より好ましくは27秒以下、特に好ましくは25秒以下である。塗工液の層を露点温度Tr及び相対湿度Rの雰囲気に晒す時間が、前記範囲の下限値以上であることにより、均一な結露を安定して発生させられるので、顕著な防眩作用を得ることができる。また、上限値以下であることにより、過剰な結露の発生を抑制したり、防眩性フィルムの生産性を高めたりできる。
[7.第三工程]
第二工程の後で、熱可塑性樹脂フィルム上に形成された塗工液の層を乾燥させる第三工程を行う。第三工程により、塗工液の層に含まれていた塗工液から有機溶媒A、有機溶媒B、並びに任意の揮発成分が除去されて、塗工層が形成される。これにより、熱可塑性樹脂フィルム及び塗工層を備える防眩性フィルムが得られる。
第三工程では、通常、塗工液の層を加熱することによって、乾燥を行う。加熱は、例えば、塗工液の層を高温の乾燥雰囲気に晒すことで、達成しうる。乾燥雰囲気の温度は、通常は、第一工程における塗工液の液温Tより高温である。乾燥雰囲気の具体的な温度は、溶媒の除去が可能である限り任意であるが、好ましくは70℃以上、より好ましくは75℃以上、特に好ましくは80℃以上であり、好ましくは110℃以下、より好ましくは105℃以下、特に好ましくは100℃以下である。
[8.任意の工程]
本発明の一実施形態に係る防眩性フィルムの製造方法は、上述した工程に加えて、更に任意の工程を含んでいてもよい。
防眩性フィルムの製造方法は、例えば、塗工層を硬化させる工程を含んでいてもよい。以下、その例を説明する。上述した第三工程によって得られる塗工層は、通常、溶質を含む。この溶質が紫外線等の活性エネルギー線によって重合しうる場合には、第三工程の後で、塗工層に活性エネルギー線を照射する工程を行ってもよい。活性エネルギー線の照射により、溶質が重合して、塗工層の硬度を高めることができる。これにより、機械的強度の高い防眩性フィルムを得ることができる。
また、防眩性フィルムの製造方法は、例えば、防眩性フィルムに表面処理を施す工程、防眩性フィルムを延伸する工程、防眩性フィルムの塗工面あるいはその反対側の面(反塗工面)に保護フィルムを貼合する工程、防眩性フィルムをスリットする工程、防眩性フィルムを巻き取る工程、などを含んでいてもよい。
[9.防眩性フィルム]
上述した製造方法により、熱可塑性樹脂フィルム及び塗工層を備える防眩性フィルムを得ることができる。前記の防眩性フィルムは、大きいヘイズを有するので、優れた防眩作用を発揮できる。防眩性フィルムの具体的なヘイズは、防眩作用が得られる限り任意であるが、好ましくは0.6%より大きく、より好ましくは0.8%より大きく、特に好ましくは1.0%より大きい。ヘイズの上限は、防眩性フィルムの用途に応じて設定してもよく、例えば、表示装置用の防眩性フィルムのヘイズは、好ましくは20%未満、より好ましくは15%未満、特に好ましくは10%未満である。中でも、画面のギラツキを効果的に抑制する観点では、前記のヘイズは2.0%以下が好ましい。
フィルムのヘイズは、ヘイズメーター(例えば、日本電色工業社製「NDH5000」)を用いて測定しうる。
また、上述した製造方法で製造される防眩性フィルムでは、金属粒子を用いることなくヘイズを高めることが可能である。よって、金属粒子の脱離による機能低下を抑制することが可能である。
さらに、上述した製造方法は、第一工程における塗工から第三工程における乾燥までの雰囲気を適切に調整することによってフィルムのヘイズを高めることが可能であり、フィルムに対して加工処理を行う必要が無いので、製造コストを抑制することが可能である。
本発明者によれば、上述した製造方法によって優れた防眩作用を有する防眩性フィルムが得られる仕組みは、下記の通りと推察される。ただし、本発明の技術的範囲は、下記に説明する仕組みによって制限されるものでは無い。
上述した防眩性フィルムの製造方法では、第一工程において塗工液が熱可塑性樹脂フィルムに塗工された直後の時点において、熱可塑性樹脂フィルム上に形成された塗工液の層は、通常、塗工前の液温Tを維持している。その後、時間が経過するに従って、塗工液の層から溶媒等の揮発成分が揮発する。このような揮発によって気化熱が失われるので、塗工液の層の温度が低下する。そして、塗工液の層の温度が、第二工程における雰囲気の露点温度Trに達すると、塗工液の層の表面に結露が生じる。
ここで、塗工液は、式(2)で示すように、相対的に速い蒸発速度Vを有する有機溶媒Aと相対的に遅い蒸発速度Vを有する有機溶媒Bとを組み合わせて含む。そのため、溶媒の揮発の際には、多くの有機溶媒Aと少量の有機溶媒Bが、塗工液の層から揮発する。仮に、第二工程における雰囲気の露点温度Trが塗工液の液温Tよりも大幅に低いと、塗工液を塗工してから塗工液の層の温度が露点温度Trに達するまでに長時間を要する。そうすると、塗工液の層の温度が露点温度Trに達した時点では、塗工液の層から大量の有機溶媒Aが失われ、塗工液の層の表面は、有機溶媒Bが大部分を占めることが考えられる。
しかし、上述した製造方法では、塗工液の液温Tは、式(3)で示すように、第二工程における雰囲気の露点温度Trに近い温度となっている。そのため、塗工液を塗工してから塗工液の層の温度が露点温度Trに達するまでに要する時間が、短い。そうすると、塗工液の層の温度が露点温度Trに達した時点では、有機溶媒Aは、塗工液の層から少量しか失われない。よって、塗工液の層は、十分に多くの量の有機溶媒Aを含みうる。
塗工液の層が十分に多くの量の有機溶媒Aを含んでいると、塗工液の層の表面には、有機溶媒A及び有機溶媒Bが、面内方向で均一に混合して分布できる。ここで、式(1)で示すように、有機溶媒Aの水への溶解度Cが有機溶媒Bの水への溶解度Cよりも大きいから、有機溶媒Aの水に対する親和性は、有機溶媒Bの水に対する親和性よりも高い。よって、結露は、有機溶媒Bの分子が存在する部分では生じ難く、有機溶媒Aの分子が存在する部分に生じ易い。したがって、塗工液の層の表面には、有機溶媒Aの均一な分布に従って、結露が面内方向で均一に生じる。
さらに、第二工程における雰囲気は、式(4)で示すように、高い相対湿度Rを有している。そのため、前記のように生じる結露の数及びサイズを、十分に大きくできる。したがって、上述した製造方法の第二工程では、塗工液の層の表面に、面内方向で均一に分布するように、十分な数及び大きさの結露を形成することができる。
一般に、結露が生じた部分では、塗工層の表面に大きな窪みが生じ、また、その周囲に大きな突起が生じる。そのため、得られる防眩性フィルムの塗工層の表面には、十分な数及び大きさの窪み及び突起が均一に形成される。そして、このように形成された窪み及び突起を含む凹凸構造によって、塗工層の表面では光の屈折及び反射が均一に生じる。その結果、面内方向において大きなヘイズが均一に得られるので、優れた防眩作用を有する防眩性フィルムを得ることができる。
防眩性フィルムの塗工層の厚みは、防眩性フィルムの用途に応じて、任意に設定できる。具体的は範囲を示すと、塗工層の厚みは、好ましくは0.5μm以上、より好ましくは1μm以上、特に好ましくは1.5μm以上であり、好ましくは20μm以下、より好ましくは15μm以下、特に好ましくは10μm以下である。
防眩性フィルムの用途としては、例えば、表示装置用の防眩性フィルムが挙げられる。このような表示装置用の防眩性フィルムとして用いる場合、その防眩性フィルムは、高い透明性を有することが好ましい。具体的には、防眩性フィルムの全光線透過率は、好ましくは80%以上、より好ましくは85%以上、特に好ましくは90%以上である。防眩性フィルムの全光線透過率は、紫外・可視分光計を用いて、波長380nm〜780nmの範囲で測定しうる。
以下、実施例を示して本発明について具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲及びその均等の範囲を逸脱しない範囲において任意に変更して実施しうる。
以下の説明において、量を表す「%」及び「部」は、別に断らない限り重量基準である。以下の操作は、別に断らない限り、常温常圧大気中にて行った。
[評価方法]
(溶媒の蒸発速度の測定方法)
溶媒の蒸発速度を、ASTM D 3539−87 Standard Test Methods for. Evaporation Rates of Volatile Liquids by Shell Thin−Film Evaporometer.に従って、測定した。測定された蒸発速度を、酢酸ブチルの蒸発速度で割算することにより、酢酸ブチルの蒸発速度を1とした当該溶媒の蒸発速度に換算した。
(フィルムのヘイズの測定方法)
フィルムを、選択した任意の部位で、50mm×50mmの正方形の薄膜サンプルに切り出した。その後、薄膜サンプルについて、ヘイズメーター(日本電色工業社製「NDH5000」)を用いてヘイズを測定した。
[実施例1]
(1−1.塗工液の用意)
有機溶媒Aとしてのアセトンと、有機溶媒Bとしてのメチルシクロヘキサンとを含む混合溶媒(重量比が、アセトン/メチルシクロヘキサン=70/30)を用意した。アセトンは、熱可塑性樹脂フィルムに含まれる樹脂に対して貧溶媒である。他方、メチルシクロヘキサンは、熱可塑性樹脂フィルムに含まれる樹脂に対して良溶媒である。
この混合溶媒62.0部、1分子中に6個以上のアクリロイル基を有するウレタンアクリレートオリゴマー(日本合成化学工業社製「UV−7640B」)50.0部、レベリング剤(DIC社製「GRANDIC PC11−6204L」)0.2部、及び、重合開始剤(BASF社製「イルガキュア184」)3.0部を混合して、塗工液を製造した。
(1−2.熱可塑性樹脂フィルムの用意)
熱可塑性樹脂フィルムとして、シクロオレフィン重合体を含む熱可塑性樹脂からなる長尺の横延伸フィルム(日本ゼオン社製「ゼオノアフィルム」、熱可塑性樹脂のガラス転移温度(Tg)126℃、厚み20μm、波長590nmにおける面内レターデーション130nm)を用意した。
(1−3.防眩性フィルムの製造)
塗工液ストックタンク、ギアポンプ、送液チューブ及び塗工ダイからなるダイコーターを、塗工室に設置した。塗工液ストックタンク及び塗工ダイとしては、通水により温度調整可能なものを用いた。また、送液チューブは、通水ジャケットで覆うことにより、通水ジャケット中の通水によって温度調整できるように設置した。前記のストックタンク、塗工ダイ及び通水ジャケットには、22.5℃の水を流し、塗工液の液温Tが22.5℃に維持されるように調整した。
また、塗工室内の温度及び相対湿度を調節することにより、塗工室内の露点温度Trを11.7℃に調整し、さらに、塗工室内の相対湿度Rを52.1%に調整した。
前記の熱可塑性樹脂フィルムを、長手方向に連続的に搬送しながら、下記の工程を行った。
熱可塑性樹脂フィルムを、塗工室に供給した。そして、熱可塑性樹脂フィルム上に、ダイコーターを用いて、液温T=22.5℃の塗工液を塗工し、塗工液の層を形成した(第一工程)。
その後、熱可塑性樹脂フィルムを、塗工室の直ぐ下流に設けられたオーブンに向けて搬送した。この際、塗工液の層は、ダイコーターによって塗工されてからオーブンに入るまでの20秒間、塗工室内を走行することにより、露点温度Tr=11.7℃、相対湿度R=52.1%の雰囲気に晒された(第二工程)。
その後、100℃のオーブンにおいて、塗工液の層が2分ほど乾燥された。これにより、塗工液の層から溶媒が除去されて、塗工層が形成された(第三工程)。
その後、紫外線照射装置(高圧水銀ランプ)を用いて、照度250mW/cm、積算光量400mJ/cmの条件で、塗工層に紫外線を照射した。これにより、塗工層に含まれるウレタンアクリレートオリゴマーが重合して、塗工層が硬化した。硬化後の塗工層の厚みは、3.0μmであった。
以上のようにして、熱可塑性樹脂フィルムと、この熱可塑性樹脂フィルム上に設けられた塗工層とを備える防眩性フィルムを得た。得られた防眩性フィルムのヘイズを、上述した測定方法によって測定した。
[実施例2]
有機溶媒の重量比を、アセトン/メチルシクロヘキサン=75/25に変更した。
以上の事項以外は、実施例1と同様にして、防眩性フィルムの製造及び評価を行った。
[実施例3]
熱可塑性樹脂フィルム上に塗工される塗工液の液温Tを、14.5℃に変更した。
さらに、塗工室内の露点温度Tr及び相対湿度Rを、それぞれ11.9℃及び52.9%に変更した。
以上の事項以外は、実施例1と同様にして、防眩性フィルムの製造及び評価を行った。
[実施例4]
有機溶媒の重量比を、アセトン/メチルシクロヘキサン=75/25に変更した。
また、熱可塑性樹脂フィルム上に塗工される塗工液の液温Tを、14.5℃に変更した。
さらに、塗工室内の露点温度Tr及び相対湿度Rを、それぞれ11.9℃及び52.9%に変更した。
以上の事項以外は、実施例1と同様にして、防眩性フィルムの製造及び評価を行った。
[実施例5]
ノルボルネンとエチレンとの共重合比率が82:18であり、ガラス転移温度180℃、メルトボリュームレート(MVR)=1.5の共重合体(TOPAS Advanced Polymers社製「TOPAS」)を溶融押出して得られた長尺のフィルムを、横一軸延伸して、長尺の横延伸フィルム(厚み20μm、波長590nmにおける面内レターデーション130nm)を得た。この横延伸フィルムを、熱可塑性樹脂フィルムとして用いた。
また、熱可塑性樹脂フィルム上に塗工される塗工液の液温Tを、14.5℃に変更した。
さらに、塗工室内の露点温度Tr及び相対湿度Rを、それぞれ11.9℃及び52.9%に変更した。
以上の事項以外は、実施例1と同様にして、防眩性フィルムの製造及び評価を行った。
[実施例6]
有機溶媒Bの種類を、メチルシクロヘキサンからトルエンに変更した。トルエンは、熱可塑性樹脂フィルムに含まれる樹脂に対して良溶媒である。
また、熱可塑性樹脂フィルム上に塗工される塗工液の液温Tを、16℃に変更した。
さらに、塗工室内の露点温度Tr及び相対湿度Rを、それぞれ11.0℃及び52.9%に変更した。
以上の事項以外は、実施例1と同様にして、防眩性フィルムの製造及び評価を行った。
[比較例1]
熱可塑性樹脂フィルム上に塗工される塗工液の液温Tを、22.3℃に変更した。
さらに、塗工室内の露点温度Tr及び相対湿度Rを、それぞれ5.2℃及び33.2%に変更した。
以上の事項以外は、実施例1と同様にして、防眩性フィルムの製造及び評価を行った。
[比較例2]
有機溶媒の重量比を、アセトン/メチルシクロヘキサン=75/25に変更した。
また、熱可塑性樹脂フィルム上に塗工される塗工液の液温Tを、22.3℃に変更した。
さらに、塗工室内の露点温度Tr及び相対湿度Rを、それぞれ5.2℃及び33.2%に変更した。
以上の事項以外は、実施例1と同様にして、防眩性フィルムの製造及び評価を行った。
[比較例3]
熱可塑性樹脂フィルム上に塗工される塗工液の液温Tを、16.2℃に変更した。
さらに、塗工室内の露点温度Tr及び相対湿度Rを、それぞれ5.2℃及び33.3%に変更した。
以上の事項以外は、実施例1と同様にして、防眩性フィルムの製造及び評価を行った。
[比較例4]
有機溶媒の重量比を、アセトン/メチルシクロヘキサン=75/25に変更した。
また、熱可塑性樹脂フィルム上に塗工される塗工液の液温Tを、16.2℃に変更した。
さらに、塗工室内の露点温度Tr及び相対湿度Rを、それぞれ5.2℃及び33.3%に変更した。
以上の事項以外は、実施例1と同様にして、防眩性フィルムの製造及び評価を行った。
[比較例5]
熱可塑性樹脂フィルムを、実施例5で用いたのと同様の横延伸フィルムに変更した。
また、熱可塑性樹脂フィルム上に塗工される塗工液の液温Tを、16.2℃に変更した。
さらに、塗工室内の露点温度Tr及び相対湿度Rを、それぞれ5.2℃及び33.3%に変更した。
以上の事項以外は、実施例1と同様にして、防眩性フィルムの製造及び評価を行った。
[比較例6]
ウレタンアクリレートオリゴマーを使用しなかった。
また、熱可塑性樹脂フィルム上に塗工される塗工液の液温Tを、16.2℃に変更した。
さらに、塗工室内の露点温度Tr及び相対湿度Rを、それぞれ5.2℃及び33.3%に変更した。
以上の事項以外は、実施例1と同様にして、防眩性フィルムの製造及び評価を行った。
[比較例7]
有機溶媒Bの種類をメチルシクロヘキサンからアセトンに変更することによって、有機溶媒A及び有機溶媒Bの両方としてアセトンを用いた。
また、熱可塑性樹脂フィルム上に塗工される塗工液の液温Tを、16.2℃に変更した。
さらに、塗工室内の露点温度Tr及び相対湿度Rを、それぞれ5.2℃及び52.9%に変更した。
以上の事項以外は、実施例1と同様にして、防眩性フィルムの製造及び評価を行った。
[比較例8]
熱可塑性樹脂フィルム上に塗工される塗工液の液温Tを、22.3℃に変更した。
また、塗工室内の露点温度Tr及び相対湿度Rを、それぞれ5.2℃及び52.9%に変更した。
以上の事項以外は、実施例1と同様にして、防眩性フィルムの製造及び評価を行った。
[結果]
上述した実施例及び比較例の結果を、下記の表3及び表4に示す。下記の表において、略称の意味は、下記のとおりである。
COP:シクロオレフィン重合体。
UA:ウレタンアクリレート。
MCH:メチルシクロヘキサン。
:酢酸ブチルの蒸発速度を1とした有機溶媒Aの蒸発速度。
:酢酸ブチルの蒸発速度を1とした有機溶媒Bの蒸発速度。
T:塗工液の液温。
Tr:塗工室内雰囲気の露点温度。
R:塗工室内雰囲気の相対湿度。
:20℃における有機溶媒Aの水への溶解度。
:20℃における有機溶媒Bの水への溶解度。
:有機溶媒A及び有機溶媒Bの合計100%に対する有機溶媒Aの重量割合。
:有機溶媒A及び有機溶媒Bの合計100%に対する有機溶媒Bの重量割合。
Figure 2018031979
Figure 2018031979
[検討]
比較例1〜8で得られたフィルムは、いずれも、ヘイズが小さく、したがって、防眩作用を得ることが難しい。これに対し、実施例1〜6においては、大きいヘイズを有する防眩性フィルムが得られた。これらの防眩性フィルムは、高い防眩作用を発揮することが可能である。

Claims (4)

  1. 有機溶媒A、有機溶媒B及び溶質を含む液温Tの塗工液を、熱可塑性樹脂フィルムに塗工して、前記塗工液の層を形成する第一工程と、
    前記塗工液の層が、露点温度Tr及び相対湿度Rの雰囲気に晒される第二工程と、
    前記塗工液の層を乾燥させる第三工程と、をこの順に含む、防眩性フィルムの製造方法であって、
    20℃における前記有機溶媒Aの水への溶解度C
    20℃における前記有機溶媒Bの水への溶解度C
    酢酸ブチルの蒸発速度を1とした前記有機溶媒Aの蒸発速度V
    酢酸ブチルの蒸発速度を1とした前記有機溶媒Bの蒸発速度V
    前記液温T、
    前記露点温度Tr、及び、
    前記相対湿度Rが、下記式(1)〜(4):
    >C (1)
    1.5<V−V (2)
    0℃<T−Tr<12℃ (3)
    40%<R (4)
    を満たす、防眩性フィルムの製造方法。
  2. 前記溶解度Cが、50g/L以上であり、
    前記溶解度Cが、50g/L未満である、請求項1記載の防眩性フィルムの製造方法。
  3. 前記有機溶媒A及び前記有機溶媒Bの一方が、前記熱可塑性樹脂フィルムに対する貧溶媒であり、
    前記有機溶媒A及び前記有機溶媒Bの他方が、前記熱可塑性樹脂フィルムに対する良溶媒である、請求項1又は2記載の防眩性フィルムの製造方法。
  4. 前記熱可塑性樹脂フィルムが、シクロオレフィン重合体を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の防眩性フィルムの製造方法。
JP2016165973A 2016-08-26 2016-08-26 防眩性フィルムの製造方法 Pending JP2018031979A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016165973A JP2018031979A (ja) 2016-08-26 2016-08-26 防眩性フィルムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016165973A JP2018031979A (ja) 2016-08-26 2016-08-26 防眩性フィルムの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018031979A true JP2018031979A (ja) 2018-03-01

Family

ID=61304197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016165973A Pending JP2018031979A (ja) 2016-08-26 2016-08-26 防眩性フィルムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018031979A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104603727B (zh) 带触摸面板的显示装置
CN103492181B (zh) 光学层叠体
US9989675B2 (en) Polarizing plate and image display device
JP6609093B2 (ja) ハードコートフィルム、偏光板及び画像表示装置
JP2019028109A (ja) 複層フィルム及びその製造方法
CN101952051B (zh) 多层膜及其制备方法
KR101930744B1 (ko) 화상 표시 장치용 시트, 화상 표시 장치용 적층체 및 화상 표시 장치
JP6728651B2 (ja) 光学フィルム及びその製造方法、偏光板及び液晶表示装置
KR20190003510A (ko) 필름 센서 부재 및 그 제조 방법, 원 편광판 및 그 제조 방법, 그리고 화상 표시 장치
TWI607879B (zh) 光學積層體、使用其之偏光板及影像顯示裝置
JP2008250267A (ja) 光学フィルムの製造方法
TWI670316B (zh) 樹脂組成物
JP2018173546A (ja) 転写用シート及び成形体の製造方法
KR102192944B1 (ko) 방현 필름의 제조 방법
TW201618940A (zh) 輥狀丙烯酸系樹脂薄膜之製造方法及偏光板之製造方法
JP2018031979A (ja) 防眩性フィルムの製造方法
JP2016071033A (ja) 偏光板保護フィルムの製造方法、偏光板保護フィルム及びそれを備えた偏光板、液晶表示装置、及び光学フィルムの製造方法
JP5781464B2 (ja) 塗膜付きフィルムの製造方法
JP2011053596A (ja) 光学フィルム、偏光板及び表示装置
JP2009114333A (ja) ハードコートフィルム、及びその製造方法
JP2018030120A (ja) 塗工フィルムの製造方法
JP2018030118A (ja) 塗工フィルムの製造方法
CN117120892A (zh) 偏振片保护膜
TW202118637A (zh) 層合體、層合體之製造方法、偏光板之製造方法
KR102468236B1 (ko) 적층체