JP2018031869A - 画像加熱装置およびヒータ - Google Patents
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Abstract
【課題】小サイズ記録材を用いた印刷ジョブ後の大サイズ記録材を用いた印刷ジョブ時におけるウエイトタイムを短縮し、生産性を向上する。【解決手段】記録材上の画像Tを加熱する画像加熱装置40に用いられるヒータ600であって、細長い基板610と、基板の長手方向に沿って且つ短手方向に間隔をあけて形成されており長手幅Aが同一でそれぞれ通電により独立して発熱されうる第1の発熱体701および第2の発熱体702と、を有し、第1の発熱体701の長手に沿う抵抗分布は均一であり、第2の発熱体702の長手に沿う抵抗分布は長手幅Aよりも所定に幅狭の記録材Pの幅に対応している所定幅領域702aの抵抗よりも所定幅領域の外側領域702bの抵抗が低い抵抗分布であることを特徴とするヒータ。【選択図】図1
Description
本発明は、記録材上の画像を加熱する画像加熱装置およびこれに用いられるヒータ(加熱体)に関するものである。本発明の画像加熱装置およびヒータは、電子写真方式や静電記録方式などの複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの機能を複数備える複合機等の画像形成装置に用いられ得る。
従来、画像形成装置に適用した画像加熱装置としての定着装置には、接触加熱型の熱ローラ方式やベルト(フイルム)加熱方式が一般に採用されている。
ベルト加熱方式の定着装置は、加熱用回転体である耐熱性の定着ベルト(以下、ベルトと記す)を、加圧用回転体である加圧ローラによってヒータに圧着させ、摺動搬送している。そして、ベルトを介して加圧ローラとヒータとで形成される定着ニップ部(以下、ニップ部と記す)に、未定着のトナー画像を担持した記録材(以下、用紙と記す)を導入することで、ベルトと一緒に搬送している。これにより、ベルトを介して付与されるヒータからの熱とニップ部の加圧力によって、未定着のトナー画像を用紙上に固着画像として定着している。
上記のようなベルト加熱方式の定着装置は、ヒータに設けた発熱体として低熱容量の線状発熱体を、ベルトとして低熱容量の薄膜を用いることが出来るため、省電力化・ウエイトタイム短縮化(クイックスタート性)が可能である。
本出願人は、ベルト加熱方式の定着装置におけるヒータとして、特許文献1のヒータ構成を提案している。このヒータは、絶縁基板上にその短手方向に沿って複数の長手方向の長さが異なる発熱体を並設し、記録材進行方向の絶縁基板幅方向上流側に長手方向の長さの短い発熱体を配置する構成である。
このヒータは、通紙する用紙の幅サイズに応じて、通電する発熱体を選択するようになっており、幅広の大サイズの用紙を通紙するときは長手方向の長さが長く、幅が広い発熱体を発熱させる。そして、幅が一定量以下の小サイズの用紙を通紙させる際は長手方向の長さが短く、幅が狭い発熱体を発熱させる。これにより、用紙の非通紙部領域の昇温を抑え、小サイズ用紙の生産性を満足させている。さらに、種々異なる幅サイズの用紙を定着処理する定着装置においては、用紙の幅サイズに応じて必要な熱量が異なり、用紙の幅サイズに応じて発熱量を変えることが望ましいと記載されている。
上記において、印刷時に、長さが長く、幅が広い発熱体と、長さが短く、幅が狭い発熱体を制御(切り替え)させない理由は次のとおりである。独立させて発熱を行うヒータ方式となっているため、各発熱体に通電させる通電量(電力量)が多くなり、制御時における通電電流の変動が大きくなる。通電電流が大きくなってしまうと、長さが長く、幅が広い発熱体と、長さが短く、幅が狭い発熱体を切り替える際に、位相制御の場合はフリッカーが、波数制御の場合は高調波歪みによるノイズ現象が発生してしまう。
特許文献1のヒータにおいては、幅広の大サイズの用紙を通紙するときは長手方向の長さが長く、幅が広い発熱体を発熱させ、幅が一定量以下の小サイズの用紙を通紙させる際は長手方向の長さが短く、幅が狭い発熱体を発熱させるようになっている。よって、通紙中に上記の両発熱体を制御(切り替え)させないようにしている。つまり、小サイズ用紙では小サイズ用発熱体しか発熱させていない。
そのため、小サイズ用紙を印刷した後に大サイズ用紙を印刷する場合に、小サイズ用発熱体の端部から非通紙部(小サイズ用発熱体の端部〜基板端部)にかけて、ベルトへの熱の伝わり方が弱くなってしまう。結果、次の印刷ジョブ(Job)である大サイズ用紙を印刷するまでにベルトを温める時間(ウエイトタイム)が必要となり、トータルとしての生産性が低下してしまうという課題が生じる。
本発明は引用文献1の技術を更に発展させたものである。その目的とするところは、小サイズ記録材の印刷後の大サイズ記録紙の印刷時におけるウエイトタイムを短縮し、生産性を向上できる画像加熱装置およびヒータを提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像加熱装置の代表的な構成は、ヒータと、前記ヒータに接して摺動しつつ移動する伝熱部材と、前記ヒータとの間に前記伝熱部材を挟んで当接するニップ形成部材と、を有し、前記伝熱部材と前記ニップ形成部材との間に形成されるニップ部で記録材を挟持搬送して記録材上の画像を加熱する画像加熱装置であって、前記ニップ部における記録材搬送方向に関して前記ヒータの基板短手方向の中央部よりも下流側に加圧力のピークを持つ画像加熱装置において、前記ヒータは、細長い基板と、前記基板に基板長手方向に沿って且つ基板短手方向の前記ニップ部における記録材搬送方向に関して上流側と下流側とに間隔をあけて並設されておりそれぞれ通電により独立して発熱されうる第1の発熱体および第2の発熱体と、を有し、前記第1の発熱体の長手に沿う抵抗分布は実質均一であり、前記第2の発熱体の長手に沿う抵抗分布は所定の記録材の幅に対応している所定幅領域の抵抗よりも前記所定幅領域の外側領域の抵抗が低い抵抗分布であることを特徴とする。
上記の目的を達成するための本発明に係るヒータの代表的な構成は、ヒータと、前記ヒータに接して摺動しつつ移動する伝熱部材と、前記ヒータとの間に前記伝熱部材を挟んで当接するニップ形成部材と、を有し、前記伝熱部材と前記ニップ形成部材との間に形成されるニップ部で記録材を挟持搬送して記録材上の画像を加熱する画像加熱装置であって、前記ニップ部における記録材搬送方向に関して前記ヒータの基板短手方向の中央部よりも下流側に加圧力のピークを持つ画像加熱装置において用いられる前記ヒータであって、細長い基板と、前記基板に基板長手方向に沿って且つ基板短手方向の前記ニップ部における記録材搬送方向に関して上流側と下流側とに間隔をあけて並設されておりそれぞれ通電により独立して発熱されうる第1の発熱体および第2の発熱体と、を有し、前記第1の発熱体の長手に沿う抵抗分布は実質均一であり、前記第2の発熱体の長手に沿う抵抗分布は所定の記録材の幅に対応している所定幅領域の抵抗よりも前記所定幅領域の外側領域の抵抗が低い抵抗分布であることを特徴とする。
本発明によれば、画像の加熱に必要な熱量を低減しつつ、小サイズ記録材の印刷後の大サイズ記録材の印刷時におけるウエイトタイムを短縮し、生産性を向上できる画像加熱装置およびヒータを提供することが可能となる。
以下、本発明に係る実施の形態について説明する。尚、以下の実施例では画像形成装置として電子写真プロセスを利用したレーザービームプリンタを例に説明する。
《実施例1》
[画像形成装置]
図9は本実施例におけるプリンタ1の概略断面図である。このプリンタ1は、タンデム方式−中間転写方式のフルカラープリンタであり、イエロ(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、ブラック(Bk)色の各色トナーの画像(以降、トナー像)を形成する4つの画像形成部UY・UM・UC・UBkを有する。
[画像形成装置]
図9は本実施例におけるプリンタ1の概略断面図である。このプリンタ1は、タンデム方式−中間転写方式のフルカラープリンタであり、イエロ(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、ブラック(Bk)色の各色トナーの画像(以降、トナー像)を形成する4つの画像形成部UY・UM・UC・UBkを有する。
各画像形成部は、それぞれ、感光ドラム2、帯電器3、レーザスキャナ4、現像器5、一次転写帯電器6、ドラムクリーナ7を有する。なお、図の煩雑を避けるため画像形成部UY以外の画像形成部UM・UC・UBkにおけるこれらの機器に対する符号の記入は省略した。また、これら画像形成部の電子写真プロセスや作像動作は公知であるからその説明は割愛する。
各画像形成部のドラム2から回動する中間転写ベルト8に対して各色のトナー像が所定に重畳されて一次転写される。これによりベルト8上に4色重畳のトナー像が形成される。一方、カセット9又は10、或いは手差しトレイ11から記録材(シート:以下、用紙と記す)Pが一枚宛給送されて搬送路12を通って所定の制御タイミングでベルト8と二次転写ローラ13との圧接部である二次転写ニップ部に導入される。これにより、用紙Pに対してベルト8上の4色重畳のトナー像が一括して二次転写される。その用紙Pが定着装置40に導入されてトナー像の定着処理を受ける。
定着装置40を出た用紙Pは片面画像形成モードの場合はフラッパ14の制御により搬送路15の側に誘導されて排出トレイ16上にフェイスダウンで排出される。或いは、搬送路17の側に誘導されて排出トレイ18上にフェイスアップで排出される。
両面画像形成モードの場合は、定着装置40を出た用紙Pはフラッパ14の制御により搬送路15の側に一旦誘導された後にスイッチバック搬送されて両面搬送路19の側に導入される。そして、表裏反転された状態で再び搬送路12を通って二次転写ニップ部に導入されて他方の面にトナー像が形成される。以後は、片面画像形成の場合と同様に定着装置40に導入され、排出トレイ16又は18に両面画像形成物として排出される。
なお、本実施例のプリンタ1においては、大小各種幅サイズの用紙Pの搬送は、用紙幅中心の所謂中央基準でなされる。以下において、装置に使用可能な最大幅サイズの用紙を大サイズ用紙、それよりも幅狭の用紙を小サイズ用紙と記す。
[定着装置]
次に、本実施例における定着装置40について説明する。図7の(a)は定着装置40の要部の横断面模式図、(b)は定着ベルトの層構成模式図である。図8は定着装置40の要部の途中部分省略の縦断正面模式図である。定着装置40の正面は用紙導入側から見た面である。
次に、本実施例における定着装置40について説明する。図7の(a)は定着装置40の要部の横断面模式図、(b)は定着ベルトの層構成模式図である。図8は定着装置40の要部の途中部分省略の縦断正面模式図である。定着装置40の正面は用紙導入側から見た面である。
この定着装置40はベルト(フイルム)加熱方式の画像加熱装置である。大別して、用紙上(記録材上)の画像を加熱するベルトユニット(フイルムユニット)60と、対向部材(ニップ形成部材)としての弾性加圧ローラ70と、これらを収容している装置筐体41と、を有する。
ベルトユニット60は、伝熱部材としてのエンドレスベルトの形態の可撓性を有する薄肉の定着ベルト(定着フイルム:以下、ベルトと記す)603をベルト内面に接触するヒータ600により加熱する構成である。そのため、ベルト603を効率良く加熱でき、立ち上げ性能に優れる。ベルト603にはヒータ600およびヒータホルダ601と加圧ローラ70の加圧によりニップ部(定着ニップ部)Nが形成され、ニップ部Nに給送された用紙Pを挟持搬送する。この時、ヒータ600で発生した熱はベルト603を介して用紙Pに付与され、用紙P上のトナー画像Tは用紙Pに定着される。
ベルトユニット60は用紙P上の画像を加熱、加圧する為のユニットであり、加圧ローラ70とほぼ平行となるように設けられ、ヒータ(加熱体)600、ヒータホルダ601、支持ステー602、ベルト603を有する。ベルト603は、ヒータ(加熱体)600、ヒータホルダ601、支持ステー602のアセンブリの外回りにルーズに外嵌されている。
ヒータ600はニップ部Nが用紙搬送方向(記録材搬送方向)aにおいて所望の幅となるように、ベルト603を加圧ローラ70の方向に押圧する。また、ヒータ600は、基板610と、基板610上に通電により発熱する第1と第2の抵抗発熱体(抵抗発熱層:以後、発熱体と呼ぶ)701、702を備え、ヒータホルダ601の下面の凹部601aに固定されている。
ヒータホルダ601は、図7の(a)ように、ヒータ600を固定する下面の凹部601aに関して、記録材搬送方向aの下流側の凸部(顎部)601bの高さを、上流側の凸部(顎部)601cの高さよりも高くしている。
具体的には、記録材搬送方向aの上流側および下流側の凸部601c・601bの高さを、それぞれ、下面の凹部に固定したヒータ600の定着ベルト603の内側に当接する面より、それぞれ、0μm、350μmの高さとなるよう設計している。これにより、ニップ部Nにおける記録材搬送方向aに関してヒータ600の基板短手方向の中央部よりも下流側に加圧力のピークを持たせている。
尚、本実施例では基板610の裏面側(ベルト603と当接しない側)に第1と第2の発熱体701、702を設けている。しかし、これに限定されるものでは無く、表面側(ベルト603と当接する側)に設けても良い。ヒータ600の詳細な構成については[ヒータ]の項で詳述する。
ベルト603は用紙P上のトナー像Tをニップ部Nにて加熱、加圧するための、可撓性を有する肉薄の円筒状部材である。本実施例では図7の(b)の層構成模式図のように基材603a上に弾性層603bと離型層603cを設けたものを用いる。具体的に、基材603aとしては外径が30mm、長さ(幅)が340mm、厚みが30μmのニッケル合金から成る円筒形状の部材を用いている。更に、基材603a上には弾性層603bとして厚みが400μmのシリコーンゴム層を形成し、更に弾性層603b上には離形層603cとして厚みが約20μmのフッ素樹脂チューブを被覆している。
ヒータホルダ601(以後、ホルダ601と呼ぶ)はヒータ600をベルト603に向かって押圧した状態で保持する部材である。また、ホルダ601は断面形状がほぼ半円弧形状であり、ベルト603の回転軌道を規制する機能を備えている。ホルダ601には高耐熱性の樹脂等が用いられ、本実施例ではデュポン社のゼナイト7755(商品名)を使用している。
支持ステー602はホルダ601を介してヒータ600を支持する部材である。支持ステー602は大きな荷重をかけられても撓みにくい材質であることが望ましく、本実施例においてはSUS304(ステンレス鋼)を使用している。
図8のように、支持ステー602はその長手方向の両端部において、フランジ411a、411bに支持されている。フランジ411a、411bを総称してフランジ411と呼ぶ。フランジ411はベルト603の長手方向の移動、および周方向の形状を規制している。フランジ411には耐熱性の樹脂等が用いられ、本実施例ではPPS(ポリフェニレンサルファイド)を使用している。
フランジ411(a、b)は装置筐体41の一端側と他端側の側板41(a、b)にそれぞれ設けられたガイドスリット43(a、b)に係合されており、加圧ローラ70に接近する方向と離間する方向にスライド移動する自由度を有している。そして、フランジ411(a、b)と加圧アーム414(a、b)との間には加圧バネ415(a、b)が縮められた状態で設けられる。
上記の構成により、フランジ411、支持ステー602、ホルダ601を介して、加圧バネ415の弾性力がヒータ600に伝わる。そして、ヒータ600とホルダ601の一部によりベルト603が加圧ローラ70に対して所定の押圧力で加圧され、ベルト603と加圧ローラ70との間に用紙搬送方向aにおいて所定幅のニップ部Nが形成される。本実施例に於ける加圧力は一端側と他端側がそれぞれ約156.8N、総加圧力が約313.6N(32kgf)である。
また、コネクタ500はヒータ600に電圧を印加するためにヒータ600と電気的に接続される給電部材であり、ヒータ600の長手方向片端側に着脱可能に取り付けられる。
加圧ローラ70はベルト603と協働して用紙上のトナー像Tを加熱するためのニップ部Nを形成するとともにベルト603を回転駆動する駆動回転体である。加圧ローラ70は金属の芯金71上に弾性層72を設け、更に、弾性層72上に離型層73を設けた多層構造である。芯金71としてはステンレス鋼、SUM(硫黄および硫黄複合快削鋼鋼材)、アルミニウムを用いることができる。弾性層72としてはシリコーンゴム、スポンジゴム層、あるいは弾性気泡ゴムを用いることができる。離型層73としてはフッ素樹脂材料を用いることができる。
本実施例の加圧ローラ70はステンレス製の芯金71と、発泡シリコーンゴムの弾性層72と、フッ素樹脂チューブの離型層73からなり、外径は約25mm、弾性層の長手長さは330mmである。
図8のように、加圧ローラ70の芯金71の両端部はそれぞれ装置筐体41の一端側と他端側の側板41a、41bとの間に軸受け42(a、b)を介して回転可能に保持されている。芯金71の一方側の端部にはギアGが設けられて、制御回路(制御部)100で制御されるモータ(駆動源)Mの駆動力を芯金71に伝達する。
モータMにより駆動される加圧ローラ70は図7において矢印R70の方向に回転し、ニップ部Nにてベルト603に駆動力を伝達してベルト603を矢印R603の方向に従動回転させる。ベルト603はその内面がニップ部Nにおいてヒータ600の下面とホルダ601の一部の面に密着して摺動しながら加圧ローラ70の回転に従動して回転する。尚、本実施例では加圧ローラ70の表面速度が200mm/secとなるように、制御回路100によってモータMは制御される。
上記のように、モータMの駆動により加圧ローラ70が回転駆動され、これに伴いベルト603が従動回転する。そして、後述するように、ヒータ600に対する通電制御がなされ、かつヒータ600の発熱領域が所定の温度に立ち上げられて温調される。
この定着装置状態において、画像形成部側から定着装置40に未定着のトナー像Tを担持した用紙Pが導入されてニップ部Nに進入して挟持搬送される。これにより、ニップ部Nでトナー像が記録材に加熱加圧定着される。ニップ部Nを通過した用紙Pはベルト603の面から曲率分離して排出搬送されていく。
[ヒータ]
次に、ヒータ600の構成を詳細に説明する。図2の(a)は本実施例におけるヒータ600の裏面側の平面模式図と給電系統のブロック図である。同図の(b)は(a)のヒータ600の(b)−(b)線矢視の拡大横断面模式図である。図1は絶縁コート層704と温度センサTHを省いたヒータ裏面側の平面模式である。なお、図は模式図であり、以下に記載する構成部材・部分の寸法に対して図における構成部材・部分の寸法比率は対応していない。
次に、ヒータ600の構成を詳細に説明する。図2の(a)は本実施例におけるヒータ600の裏面側の平面模式図と給電系統のブロック図である。同図の(b)は(a)のヒータ600の(b)−(b)線矢視の拡大横断面模式図である。図1は絶縁コート層704と温度センサTHを省いたヒータ裏面側の平面模式である。なお、図は模式図であり、以下に記載する構成部材・部分の寸法に対して図における構成部材・部分の寸法比率は対応していない。
このヒータ600は電気絶縁性の細長い基板610を有する。基板610は、ヒータ600の寸法や形状を決定する部材であり、ベルト603の長手方向(幅方向)に沿ってベルト内面に当接可能な部材である。基板610の材料には、耐熱性・熱伝導性・電気絶縁性などに優れたアルミナ・窒化アルミ等のセラミック材料が用いられる。本実施例では長手方向の長さが約400mm、短手方向の長さ約10mm、厚さ約1mmの窒化アルミナの板部材を用いている。
この基板610のベルト630の内面に接する側を表面側とし、その反対側の面を裏面側としている。基板610の表面側にはベルト内面との接触面領域に摺動層703として、例えば、厚さ約10μmのポリイミド層を設けてもよい。摺動層703を設けることで、ベルト630とヒータ600の間の摺擦抵抗を低減してベルト内面の摩耗を抑制することができる。さらに摺動性を高める場合は、ベルト内面にグリス等の潤滑剤を塗布するとよい。
基板610の裏面側には、基板長手方向に沿って且つ基板短手方向に間隔をあけて形成されており長手幅Aが実質同一でそれぞれ通電により独立して発熱されうる複数の発熱体実質平行に形成されている。本実施例では、基板長手方向に沿って且つ基板短手方向のニップ部Nにおける用紙搬送方向(記録材搬送方向)aに関して上流側と下流側とに間隔をあけて並設された第1の発熱体701および第2の発熱体702とを有している。
図1においてX−Xは基板短手幅の中央線(2等分線:仮想線)である。第1の発熱体701はこの中央線X−Xにほぼ対応する位置に配設されている。第2の発熱体702はこの第1の発熱体701よりも用紙搬送方向下流側(以下、ニップ下流側)に所定に離されて配設されている。
また、基板610の裏面側において基板長手方向の一端側には、共通電極711と、第1の個別電極712と、第2の個別電極713の3つの電極がパターン形成されている。共通電極711は共通給電配線711aを介して第1および第2の発熱体701、702の共通電極711の側である一端側とは反対側である各他端側に対して電気的に接続されている。第1と第2の個別電極712、713はそれぞれ第1と第2の個別給電配線712a、713aを介して第1および第2の発熱体701、702のそれぞれの個別電極712、713の側である一端側に対して電気的に接続されている。
上記の共通電極711、第1の個別電極712、第2の個別電極713、共通給電配線711a、第1の個別給電配線712a、第2の個別給電配線713aの全体を導体パターンもしくは配線と呼ぶ。
上記の発熱体701、702と導体パターンは、それぞれ、例えば導電厚膜ペーストを用いて厚膜印刷法(スクリーン印刷法)によって形成することができる。本実施例では、導体パターンには抵抗率が低くなるように銀ペーストが用いられている。導体パターンの抵抗値は0.005Ω程度である。発熱体701、702には抵抗率が高くなるように銀−パラジウム合金のペーストが用いられている。発熱体701、702の抵抗値に関しては後述する。
そして、図2に示すように、発熱体701、702と、導体パターンのうちの共通電極711、第1の個別電極712、第2の個別電極713を除いた部分は耐熱性ガラスからなる絶縁コート層704によって被覆されている。この絶縁コート層704によって発熱体701、702、および上記の導体パターン部分はリークやショートが生じないように電気的に保護されている。
また、基板610の裏面側にはヒータ温度を検知する温度センサとしてのサーミスタTHが絶縁コート層704の表面に対して接着されて、あるいは押圧部材(不図示)の押圧力で押し付けられて配設されている。本実施例のプリンタ1においては用紙Pの搬送が前述したように中央基準でなされる。そこで、サーミスタTHは発熱体701、702の長手方向のほぼ中央部に対応するヒータ部分の温度を検知すべく用紙搬送の中央基準線O−O(仮想線)にほぼ対応する位置に配設されている。
サーミスタTHは、ケーブル705とA/Dコンバータ706を介して制御回路100に接続しており、検知した温度に応じた出力を制御回路100に送信する。制御回路100は、各種制御に伴う演算を行うCPUと、各種プログラムを記憶したROM等の不揮発性記憶媒体を備えた回路である。ROMにはプログラムが記憶されており、CPUがこれを読み出して実行することで、各種制御を実行する。なお、制御回路100としては、同様の機能を果たせばASIC等の集積回路などでもよい。
ヒータ600に電圧を印加するためにヒータ600と電気的に接続される給電部材であるコネクタ500はヒータ600の共通電極711、第1の個別電極712、第2の個別電極713が配設されている一端側に対して着脱可能に取り付けられる。
コネクタ500が装着されている状態において、共通電極711はケーブル501、スイッチ(リレー)SW502を介して、ヒータ600に給電する電力供給源である電源部200の一方側の端子200aに接続する。また、第1の個別電極712はケーブル503、スイッチSW504を介して電源部200の他方側の端子200bに接続する。また、第2の個別電極713はケーブル505、スイッチSW506を介して電源部200の他方側の端子200bに接続する。
スイッチSW502、SW504、SW506はそれぞれ制御回路100により選択的にオン−オフ制御される。スイッチSW502と同SW504がオンされることで第1の発熱体701の一端側と他端側との間に電圧が印加されて第1の発熱体701が全長域に渡って発熱する。また、スイッチSW502と同SW506がオンされることで第2の発熱体702の一端側と他端側との間に電圧が印加されて第2の発熱体702が全長域に渡って発熱する。
即ち、第1と第2の発熱体701、702が通電により独立して発熱されうる。制御回路部100は定着装置40に導入される用紙Pの幅サイズに応じて、第1の発熱体701と第2の発熱体702を選択的に発熱させる。これについては後述する。
制御回路100は、電源部200の通電内容を制御するように電源部200と電気的に接続されている。制御回路100はサーミスタTHから取得(入力)した検知温度情報を電源部200の通電制御に反映させている。つまり、制御回路100は、サーミスタTHの出力をもとに、電源部200を介してヒータ600の第1の発熱体701または第2の発熱体702へ供給する電力を制御している。
本実施例では、制御回路100が電源部200の出力の波数制御を行うことで、ヒータ600の発熱量を調整する。このような制御をおこなうことで、ヒータ600の通紙領域部は定着を行う所定の温度(本実施例では205℃)に立ち上げられてほぼ一定に維持される。本実施例では電源部200として単相交流の実効値が約100Vの商用交流電源を用いている。ヒータ600に電力を供給する機能を有していれば、電源部200は直流電源でも良い。
本実施例のヒータ600において、第1と第2の発熱体701、702は共に約10μmの厚みでAg/Pd抵抗材料を塗工してパターン形成したものである。また、第1と第2の発熱体701、702共に長手幅Aとして322mmの発熱体を使用している。この長手幅A:322mmは本実施例の画像形成装置(プリンタ)もしくは定着装置において使用可能な最大幅サイズの用紙(大サイズ紙)としてのSRA3縦の幅(320mm)に対応する長さ寸法である。
ニップ上流側の発熱体である第1の発熱体701はその長手幅A:322mmの全長域に渡って単位面積当たりの抵抗分布を実質均一にしてある。抵抗分布の実質均一の範囲として、±5%以内の抵抗値であれば良い。このように、抵抗値が実質均一ならば、長手の温度分布への影響は殆ど無い。本実施例において第1の発熱体701の単位面積当たりの抵抗値は7Ωである。
ニップ下流側の発熱体である第2の発熱体702に関しては、長手幅A:322mm内で単位面積当たりの抵抗分布を変更している。具体的には、第2の発熱体702は、最大幅サイズの用紙よりも所定に幅狭の用紙(小サイズ用紙)の通紙領域に対応する中央部(所定幅領域)702aとその外側の非通過領域に対応する端部(外側領域)702bとで単位面積当たりの抵抗分布を変更している。
本実施例においては、最大幅サイズの用紙よりも所定に幅狭の用紙として、A4横(幅297mm)を想定しており、第2の発熱体702に関しては、中央部702aの長手幅を301mm、端部702bの長手幅を10.5mmにしている。そして、第2の発熱体702の中央部702aにおける単位面積当たりの抵抗値は第1の発熱体701の単位面積当たりの抵抗値と同じ7Ωとしている。
一方、端部702bの単位面積当たりの抵抗値は中央部702aにおける単位面積当たりの抵抗値よりも小さくしてある。本実施例では端部702bの単位面積当たりの抵抗値と中央部702aの抵抗値の抵抗比率を1:5とする為、端部702bの抵抗値は1.4±5%Ωの範囲で中央702aの抵抗値よりも小さくさせている。そうすることにより、端部702bの発熱量を狙ったものにすることが出来る。
制御回路部100は装置に導入される用紙の幅がA4横の幅297mmよりも大きい大サイズ用紙である場合にはスイッチSW502と同SW504をオンして第1の発熱体701を発熱させる。第2の発熱体702は発熱させない。また、装置に導入される用紙の幅がA4横の幅以下(297mm以下)の小サイズ用紙である場合にはスイッチSW502と同SW506をオンして第2の発熱体702を発熱させる。第1の発熱体701は発熱させない。
上記のヒータ構成にした理由として、画像形成装置の使用比率上、印刷される頻度が高いA4横(幅297mm)用紙通紙時に第2の発熱体702の中央部702aへの電力投入量を上げることが可能となる。よって、A4部の定着性を満足しつつ、端部702bの発熱量を減らしている為、非通紙部昇温を低減させることが出来る。
また、第1と第2の発熱体701、702のヒータ基板幅方向の並び方にも特徴をもたせている。発熱体の長手幅における抵抗分布を変更している第2の発熱体702を第1の発熱体701に対し、通紙方向・定着ニップにおける下流側(ニップ下流側)に配置させている。
その理由として、画像形成装置の使用比率上、印刷される頻度が高いA4横(幅297mm)用紙通紙時に、ニップ部後端をピーク圧として加圧し定着する。これによりトナーが十分に加熱され、定着性を一番満足させやすい下流側に第2の発熱体702を配置させることが望ましい。即ち、ニップ部後端に加圧力のピークを持たせることで、トナーが十分に加熱されるニップ部後端での定着性を維持しつつ、画像定着に必要な熱量を下げられるようになっている。
本実施例においては図3の模式図のような方法で第2の発熱体702の端部702bの単位面積当たりの抵抗値を中央部702aよりも小さくしている。即ち、ヒータ600の窒化アルミ基板(絶縁基板)610上に第1と第2の発熱体701、702を、約10μm(1回塗工)の厚みでAg/Pd抵抗材料を塗工する。その際に、第2の発熱体702の端部702bの箇所(位置)においては5層(5回)塗工している。そうすることにより、端部702bの塗工部分の単位面積当たりの抵抗値を中央部702aの7Ωから1.4Ωへと下げることが可能となる。
つまり、第2の発熱体702の中央部702aと端部702bとの単位面積当たりの抵抗値を発熱体の厚みによって変化させている。
次に、本実施例におけるA4用紙(小サイズ紙)を1分間連続通紙させ、SRA3用紙(大サイズ紙)を印刷した時(1分間時)の通紙時間を比較した。
初めに、A4用紙を1分間連続通紙させた時のベルト603の長手方向の温度分布について説明する。図4は、本実施例のヒータ600と、図5に示す比較例のヒータ600Aを用いた場合のベルト603の発熱体長手方向位置に関する温度分布を示す図である。本実施例のヒータ600を用いた場合の温度分布を実線で、比較例のヒータ600Aを用いた場合の温度分布を破線で示す。
図5の比較例のヒータ600Aは、図1、図2の実施例1のヒータ600において第2の発熱体702について、端部702bを除去して、中央部702aだけとている。また、第1の発熱体701をニップ下流側に、第2の発熱体702をニップ上流側に配置している構成である。この比較例のヒータ600Aは特許文献1に記載のヒータ構成に対応する構成である。
図4の横軸は図1、図2、図5のヒータ600、600Aの第1と第2の発熱体701、702における左端を原点とする。本実施例の定着装置では、前述のようにサーミスタTHによって、ヒータ600の長手方向中央部における温度が205℃に維持される。
この時、1分間連続通紙した場合において、比較例のヒータ600AではA4幅の発熱体部702aのみの発熱の為、A4幅から非通紙部領域にかけてのベルト603の温度が低くなっている。反対に、本実施例のヒータ構成では、A4幅の発熱体部702aに加えてA4幅から非通紙部領域702bにかけても発熱量自体は低いが、ヒータとしての発熱を行っている。その為、A4幅の発熱体部702aから非通紙部領域702bにかけてのベルト603の温度が比較例に比べて高くなっている。
よって、次の印刷ジョブ(Job)であるSRA3用紙(大サイズ用紙)の定着に必要な温度が確保し易くなる。結果として、A4用紙印刷後のSRA3用紙等(大サイズ用紙)印刷への切り替え時間を比較例のヒータ600Aでは10秒間要していたのに対し、本実施例のヒータ600では2秒間の切り替え時間でOKであった。その為、図6のように、比較例のヒータ600Aに比べて本実施例のヒータ600を使用することにより8秒間短縮させることが可能となった。
また、図4Aのように、ニップ部後端(ニップ部Nにおける用紙搬送方向下流側)に加圧力のピークをもたせることにより、トナーが十分に加熱されるニップ部後端での定着性を維持しつつ、定着に必要な熱量を下げることができる。そのため、比較例に比べベルト表面温度を低下させた場合においても、比較例と同等の定着性を得た(図6)。
尚、本実施例のヒータ600では、発熱体が第1と第2の発熱体701、702の2本で構成されており、且つ、第2の発熱体702の抵抗分布をAg/Pd厚みを変えて中央部702aと端部702bの2領域を有する構成である。しかし、この構成に限られるものでは無く、発熱体が3本以上、Ag/Pdの厚みを変えて得られる抵抗分布が3領域以上を有する構成においても適用可能であることは言うまでも無い。
このようにヒータ600に、装置に導入される用紙の幅サイズに応じて最適な発熱体を選択する、且つ発熱量が少ない非通紙部の発熱体を設けることで、小サイズ紙から大サイズ紙への印刷に要する切り替え時間を短縮可能な定着装置を提供することができる。
《実施例2》
上記の実施例1のヒータ600においては、第2の発熱体702の中央部702aと端部702bとの単位面積当たりの抵抗値を発熱体の厚みによって変化させている。本実施例2においては、第2の発熱体702の中央部702aと端部702bとの単位面積当たりの抵抗値を発熱体の材質によって変化させている。その他のヒータ構成、定着装置構成画像形成装置構成は実施例1と同様であるその説明は省略する。
上記の実施例1のヒータ600においては、第2の発熱体702の中央部702aと端部702bとの単位面積当たりの抵抗値を発熱体の厚みによって変化させている。本実施例2においては、第2の発熱体702の中央部702aと端部702bとの単位面積当たりの抵抗値を発熱体の材質によって変化させている。その他のヒータ構成、定着装置構成画像形成装置構成は実施例1と同様であるその説明は省略する。
図10により本実施例2のヒータ600における第2の発熱体702の構成を説明する。本実施例において第2の発熱体702は、実施例1のヒータ600における第2の発熱体702と同様に中央部702aと端部702bに単位面積当たりの抵抗分布が分かれている。そして、中央部702aは第1の発熱体701と同じ単位面積当たりの抵抗(7Ω)で、長手幅として301mmとしている。また、端部702bは中央部702aよりも小さい単位面積当たりの抵抗(1.4Ω)で、長手幅として10.5mmとなっている。
本実施例2においても、端部702bの抵抗値と中央702aの抵抗値の抵抗比率を1:5とする為、端部702bの抵抗値は1.4±5%Ωの範囲で中央702aの抵抗値よりも小さくさせている。
ヒータ600の第1と第2の発熱体701、702は窒化アルミ基板(絶縁基板)610上に約10μm(1回塗工)の厚みでAg/Pd抵抗材料を塗工する。この場合、第2の発熱体702の端部702bにおいてはAg/Paの混合比を中央部702aおよび第1の発熱体701を形成するためのAg/Paの混合比を変更し、その混合比を変更した抵抗材料を塗工する方式となっている。そうすることにより、端部702bの塗工部分の単位面積当たりの抵抗値を中央部702aの7Ωから1.4Ωへと下げることが可能となる。
本実施例のヒータ600を用いた定着装置も実施例1の定着装置と同様に、A4用紙印刷後のSRA3用紙等(大サイズ紙)印刷への切り替え時間が2秒間でOKの為、比較例に比べて8秒間短縮させることが可能となった(図6)。
また、図4Aのように、ニップ部後端に加圧力のピークをもたせることにより、トナーが十分に加熱されるニップ部後端での定着性を維持しつつ、定着に必要な熱量を下げることができる。そのため、比較例に比べベルト表面温度を低下させた場合においても、比較例と同等の定着性を得た(図6)。
尚、本実施例のヒータ600においても、発熱体が3本以上、Ag/Pdの混合比を変えて得られる抵抗分布が3領域以上を有する構成においても適用可能であることは言うまでも無い。
以上のように、本実施例のヒータ600によっても、小サイズ紙から大サイズ紙への印刷に要する切り替え時間を短縮可能な定着装置を提供することができる。
《その他の実施例》
1)以上、本発明を適用することができる実施例について説明したが、各実施例で例示した寸法等の数値は一例であって、この数値に限定されるものではない。発明を適用できる範囲において、数値は適宜選択できる。また、発明を適用できる範囲において実施例に記載の構成を適宜変更してもよい。
1)以上、本発明を適用することができる実施例について説明したが、各実施例で例示した寸法等の数値は一例であって、この数値に限定されるものではない。発明を適用できる範囲において、数値は適宜選択できる。また、発明を適用できる範囲において実施例に記載の構成を適宜変更してもよい。
2)ヒータ600の第2の発熱体702の形状として、実施例1、2の様にヒータ600の第2の発熱体702のAg/Pdの厚みや混合比を変更するのではなく、図11のようにしてもよい。すなわち、第2の発熱体702の通紙方向(基板短手方向)の幅を、端部702bについては中央部702aよりも幅広に変更することを採用しても良い。
3)ヒータ600の発熱領域は中央基準には限られない。例えば、ヒータ600の発熱領域を端部基準にしてもよい。したがって、小サイズ紙の発熱領域を大サイズの発熱領域にするとき、小サイズ紙の両端側の発熱領域が拡大するのではなく、小サイズ紙の一端側の発熱領域が拡大する構成であってもよい。
4)ヒータ600の発熱領域のパターンは大サイズと小サイズの2パターンのみには限られない。例えば、3パターン以上の発熱領域を有していてもよい。
5)ベルト603は、ヒータ600によってその内面を支持され、ローラ70によって駆動される構成に限られない。例えば、複数のローラに架け渡されてこれらの複数のローラのいずれかによって駆動されるユニット方式であってもよい。しかしながら、低熱容量化の観点から実施例1、2のような構成が望ましい。
6)ベルト603とニップ部Nを形成するニップ形成部材は、ローラ70のようなローラ部材には限られない。例えば、複数のローラにベルトを架け渡した加圧ベルトユニットを用いてもよい。
7)プリンタ1を例に説明した画像形成装置は、フルカラーの画像を形成する画像形成装置に限られず、モノクロの画像を形成する画像形成装置でもよい。また画像形成装置は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、複写機、FAX、および、これらの機能を複数備えた複合機等、種々の用途で実施できる。
8)以上の説明における画像加熱装置は、未定着のトナー画像をシートPに定着する装置のみには限られない。例えば、半定着済みのトナー画像を記録材Pに定着させる装置や、定着済みの画像に対して加熱処理を施す装置であってもよい。したがって、画像加熱装置としての定着装置40は、例えば、画像の光沢や表面性を調節する表面加熱装置であってもよい。
40・・画像加熱装置(定着装置)、600・・ヒータ、P・・記録材、T・・画像、610・・基板、701・・第1の発熱体、702・・第2の発熱体、702a・・所定幅領域、702b・・外側領域
Claims (17)
- ヒータと、前記ヒータに接して摺動しつつ移動する伝熱部材と、前記ヒータとの間に前記伝熱部材を挟んで当接するニップ形成部材と、を有し、前記伝熱部材と前記ニップ形成部材との間に形成されるニップ部で記録材を挟持搬送して記録材上の画像を加熱する画像加熱装置であって、前記ニップ部における記録材搬送方向に関して前記ヒータの基板短手方向の中央部よりも下流側に加圧力のピークを持つ画像加熱装置において、
前記ヒータは、細長い基板と、前記基板に基板長手方向に沿って且つ基板短手方向の前記ニップ部における記録材搬送方向に関して上流側と下流側とに間隔をあけて並設されておりそれぞれ通電により独立して発熱されうる第1の発熱体および第2の発熱体と、を有し、前記第1の発熱体の長手に沿う抵抗分布は実質均一であり、前記第2の発熱体の長手に沿う抵抗分布は所定の記録材の幅に対応している所定幅領域の抵抗よりも前記所定幅領域の外側領域の抵抗が低い抵抗分布であることを特徴とする画像加熱装置。 - 所定幅領域の抵抗と外側領域の抵抗が発熱体の厚みによって変更されていることを特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
- 所定幅領域の抵抗と外側領域の抵抗が発熱体の材質によって変更されていることを特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
- 所定幅領域の抵抗と外側領域の抵抗が発熱体の短手幅によって変更されていることを特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
- 前記第1の発熱体と前記第2の発熱体の前記所定幅領域の単位面積当たりの抵抗値が同じであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像加熱装置。
- 前記所定の記録材の幅は使用可能な最大幅サイズの記録材の幅よりも狭いことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の画像加熱装置。
- 前記伝熱部材がエンドレスベルトであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像加熱装置。
- 前記ニップ形成部材が駆動回転体であるであることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の画像加熱装置。
- 電源部と、前記電源部から前記ヒータへの給電を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記所定に幅狭の記録材の幅よりも大きい幅の記録材が導入される場合には前記第1の発熱体を発熱させ、前記所定に幅狭の記録材の幅以下の幅の記録材が導入される場合には前記第2の発熱体を発熱させることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の画像加熱装置。
- 前記電源部は交流電源であることを特徴とする請求項9に記載の画像加熱装置。
- ヒータ温度を検知する温度センサを有し、前記制御部は前記温度センサから入力する検知温度情報に基づいて前記ヒータの温度が所定の温度に維持されるように前記電源部から前記ヒータに給電する電力を制御することを特徴とする請求項9または10に記載の画像加熱装置。
- ヒータと、前記ヒータに接して摺動しつつ移動する伝熱部材と、前記ヒータとの間に前記伝熱部材を挟んで当接するニップ形成部材と、を有し、前記伝熱部材と前記ニップ形成部材との間に形成されるニップ部で記録材を挟持搬送して記録材上の画像を加熱する画像加熱装置であって、前記ニップ部における記録材搬送方向に関して前記ヒータの基板短手方向の中央部よりも下流側に加圧力のピークを持つ画像加熱装置において用いられる前記ヒータであって、
細長い基板と、前記基板に基板長手方向に沿って且つ基板短手方向の前記ニップ部における記録材搬送方向に関して上流側と下流側とに間隔をあけて並設されておりそれぞれ通電により独立して発熱されうる第1の発熱体および第2の発熱体と、を有し、前記第1の発熱体の長手に沿う抵抗分布は実質均一であり、前記第2の発熱体の長手に沿う抵抗分布は所定の記録材の幅に対応している所定幅領域の抵抗よりも前記所定幅領域の外側領域の抵抗が低い抵抗分布であることを特徴とするヒータ。 - 所定幅領域の抵抗と外側領域の抵抗が発熱体の厚みによって変更されていることを特徴とする請求項12に記載のヒータ。
- 所定幅領域の抵抗と外側領域の抵抗が発熱体の材質によって変更されていることを特徴とする請求項12に記載のヒータ。
- 所定幅領域の抵抗と外側領域の抵抗が発熱体の短手幅によって変更されていることを特徴とする請求項12に記載のヒータ。
- 前記第1の発熱体と前記第2の発熱体の前記所定幅領域の単位面積当たりの抵抗値が実質同じであることを特徴とする請求項12乃至15の何れか一項に記載のヒータ。
- 前記所定の記録材の幅は使用可能な最大幅サイズの記録材の幅よりも狭いことを特徴とする請求項12乃至16の何れか一項に記載のヒータ。
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|---|---|---|---|---|
| CN108936815A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-12-07 | 董立军 | 一种气溶胶发生器的发热装置 |
| JP2021043344A (ja) * | 2019-09-11 | 2021-03-18 | 東芝ライテック株式会社 | ヒータ、および画像形成装置 |
-
2016
- 2016-08-24 JP JP2016163447A patent/JP2018031869A/ja active Pending
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