JP2018030765A - シリコン単結晶ウェーハの製造方法、シリコンエピタキシャルウェーハの製造方法、シリコン単結晶ウェーハ及びシリコンエピタキシャルウェーハ - Google Patents
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Abstract
【課題】高密度BMDを面内均一に形成することができ、ボイド状欠陥が少なく、PIDが発生せず、DZ幅が広く、酸化膜耐圧特性が良好で、ウェーハの外周平坦度の良いシリコン単結晶ウェーハを提供する。【解決手段】シリコン単結晶ウェーハの製造方法であって、窒素濃度が5×1011〜5×1014atoms/cm3であり、1000℃と1150℃の2段階の酸化性雰囲気の熱処理を行ったときに酸化誘起積層欠陥が検出されず、100nm以上のボイド状欠陥が検出されず、10nm以上100nm未満のボイド状欠陥を0.01個/cm2以上有するシリコン単結晶を準備する工程と、該シリコン単結晶をスライス後に研磨加工してシリコン単結晶ウェーハに加工する工程と、該シリコン単結晶ウェーハをH2及びArの少なくともいずれかを含むガス雰囲気で、1050℃以上1350℃以下の温度で熱処理する工程を有し、熱処理後に、研磨加工を実施しない。【選択図】図1
Description
本発明は、シリコン単結晶ウェーハの製造方法、シリコンエピタキシャルウェーハの製造方法、シリコン単結晶ウェーハ及びシリコンエピタキシャルウェーハに関する。
シリコン単結晶中には、結晶成長中にシリコン単結晶に取り込まれるベイカンシイ(Vacancy)と呼ばれる空孔型の点欠陥と、インタースティシアル−シリコン(Interstitial−Si)と呼ばれる格子間シリコン型の点欠陥が存在する。
シリコン単結晶において、V領域とは、シリコン原子の不足から発生するボイドが多い領域であり、I領域とは、シリコン原子が余分に存在することにより発生するシリコン原子の凝集体や転位ループクラスタが多い領域のことである。また、V領域とI領域の間には、原子の過不足が少ないニュートラル(Neutral)領域(以下、N領域と略記する)が存在している。
N領域はベイカンシイが優勢なNv領域とインタースティシアル−シリコンが優勢なNi領域に区分され(特許文献1参照)、Nv領域には高密度のBMD(Bulk Micro Defect)が形成されるが、Ni領域にはBMDが発生しにくい。
ウェーハ全面で酸化膜耐圧特性が高く、かつ、高密度のBMDを面内均一に形成するためには、ウェーハ全面をNv領域にすることが望ましいが、これは技術的に非常に難しい。
また、Nv領域とNi領域が混在しても、NH3ガスでRTP処理をしてBMD面内分布を均一にする技術があるが、DZ(Denuded Zone)幅が不十分なため、酸化膜耐圧が悪化する問題があった。さらに、NH3ガスでRTP処理をした後に研磨加工を行うと、PID(Polishing Induced Defect)が発生し(特許文献2参照)、最先端デバイスへの悪影響が懸念される。
また、V−rich領域の結晶を用いたエピタキシャルウェーハは、高密度のBMDが面内均一に形成されており、酸化膜耐圧特性も高いが、研磨ウェーハよりも平坦性が低く、特に外周領域で平坦性が低いために、最先端デバイスではフォトリソグラフィー不良を起こす可能性がある。エピタキシャルウェーハのエピタキシャル膜を薄膜化すると、外周領域の平坦性を改善できる。しかしながら、高密度のBMDが面内均一に形成できるV−rich領域の結晶をエピタキシャル膜成長用ウェーハとして用いた場合、エピタキシャル膜の膜厚を1μm以下にすると、COP(Crystal Originated Particle)の形状を完全に消去できず、LLS(Localized Light Scatters)が多発する問題がある。
一方、窒素ドープ結晶では、N領域とOSF(Oxidation Induced Stacking Fault:酸化誘起積層欠陥)領域の間に、OSFが発生せず、100nm以下、多くの場合は50nm以下の微小なボイド状欠陥を有する結晶領域(以下、微小ボイド状欠陥領域と略記)が存在する(特許文献3の[0012]段落参照)。この領域の結晶を用いると、高密度のBMDをウェーハ面内に均一に形成できる。しかし、この領域の結晶の研磨ウェーハは、N領域の研磨ウェーハと比べて酸化膜耐圧特性が著しく悪いという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、高密度BMDを面内均一に形成することができ、ボイド状欠陥が少なく、PIDが発生せず、DZ幅が十分あり、酸化膜耐圧特性が良好で、かつ、ウェーハの外周平坦度の良いシリコン単結晶ウェーハ及びシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法を提供することを目的とする。また、本発明は前述したような特性を有するシリコン単結晶ウェーハ及びシリコンエピタキシャルウェーハを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、シリコン単結晶ウェーハの製造方法であって、
シリコン単結晶中の窒素濃度が5×1011atoms/cm3以上5×1014atoms/cm3以下であり、該シリコン単結晶に1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階の酸化性雰囲気での熱処理を行ったときに酸化誘起積層欠陥が該シリコン単結晶内部に検出されず、さらに、100nm以上の大きさのボイド状欠陥が該シリコン単結晶内部に検出されず、10nm以上100nm未満の大きさのボイド状欠陥を0.01個/cm2以上該シリコン単結晶内部に有するシリコン単結晶を準備する工程と、
前記準備したシリコン単結晶をスライスした後に研磨加工してシリコン単結晶ウェーハに加工する工程と、
該加工したシリコン単結晶ウェーハをH2ガス及びArガスの少なくともいずれかを含むガス雰囲気で、1050℃以上1350℃以下の温度で熱処理を行う工程とを有し、
該1050℃以上1350℃以下の温度での熱処理後に、前記加工したシリコン単結晶ウェーハに研磨加工を実施しないことを特徴とするシリコン単結晶ウェーハの製造方法を提供する。
シリコン単結晶中の窒素濃度が5×1011atoms/cm3以上5×1014atoms/cm3以下であり、該シリコン単結晶に1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階の酸化性雰囲気での熱処理を行ったときに酸化誘起積層欠陥が該シリコン単結晶内部に検出されず、さらに、100nm以上の大きさのボイド状欠陥が該シリコン単結晶内部に検出されず、10nm以上100nm未満の大きさのボイド状欠陥を0.01個/cm2以上該シリコン単結晶内部に有するシリコン単結晶を準備する工程と、
前記準備したシリコン単結晶をスライスした後に研磨加工してシリコン単結晶ウェーハに加工する工程と、
該加工したシリコン単結晶ウェーハをH2ガス及びArガスの少なくともいずれかを含むガス雰囲気で、1050℃以上1350℃以下の温度で熱処理を行う工程とを有し、
該1050℃以上1350℃以下の温度での熱処理後に、前記加工したシリコン単結晶ウェーハに研磨加工を実施しないことを特徴とするシリコン単結晶ウェーハの製造方法を提供する。
このように、窒素をドープしてNv領域とOSF領域の間に微小ボイド状欠陥領域を発生させ、微小ボイド状欠陥領域のみ、又は、微小ボイド状欠陥領域とNv領域を含みNi領域を含まないシリコン単結晶を準備し、該シリコン単結晶から作製したシリコン単結晶ウェーハをH2ガス及びArガスの少なくともいずれかを含むガス雰囲気で、1050℃以上1350℃以下の温度で熱処理を行うことにより、高密度BMDを面内均一に形成でき、ボイド状欠陥が少なく、PIDが発生せず、DZ幅が十分に広く、酸化膜耐圧特性が良好で、かつ、ウェーハの外周平坦度の良いシリコン単結晶ウェーハを製造することができる。
このとき、前記1050℃以上1350℃以下の温度の熱処理の時間が、5秒以上600秒以下であることが好ましい。
このような熱処理の時間であれば、微小ボイド状欠陥をほぼ完全に消滅させることができ、DZ層の幅を広くすることができ、また、生産性を低下させることがない。
このとき、前記1050℃以上1350℃以下の熱処理温度までの昇温速度が、1℃/秒以上であることが好ましい。
このような昇温速度であれば、生産性を低下させることがなく、安価にシリコン単結晶ウェーハを製造することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、上述したシリコン単結晶ウェーハの製造方法を用いてシリコン単結晶ウェーハを製造し、該製造されたシリコン単結晶ウェーハの主面上に、厚さ1.0μm以下の単結晶シリコン膜をエピタキシャル成長させることを特徴とするシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法を提供する。
このような方法でシリコンエピタキシャルウェーハを製造すれば、エピタキシャルウェーハでありながら、ウェーハ外周領域の平坦性が悪化することがないため、高密度BMDが面内均一に分布し、ボイド状欠陥が少なく、PIDが発生せず、DZ幅が十分広く、酸化膜耐圧特性が良好で、かつ、ウェーハの外周平坦度の良いシリコンエピタキシャルウェーハを製造することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、シリコン単結晶ウェーハであって、
該シリコン単結晶ウェーハ中の窒素濃度が5×1011atoms/cm3以上5×1014atoms/cm3以下であり、1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階の酸化性雰囲気での熱処理を行ったときに前記シリコン単結晶ウェーハに酸化誘起積層欠陥が検出されず、TDDB特性のγモードの良品率が90%以上、前記シリコン単結晶ウェーハ表面の10nm以上のボイド状欠陥個数が10個以下、PIDが0個、バルク部の平均BMD密度が1×109個/cm3以上、DZ層の幅が1.0μm以上のものであることを特徴とするシリコン単結晶ウェーハを提供する。
該シリコン単結晶ウェーハ中の窒素濃度が5×1011atoms/cm3以上5×1014atoms/cm3以下であり、1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階の酸化性雰囲気での熱処理を行ったときに前記シリコン単結晶ウェーハに酸化誘起積層欠陥が検出されず、TDDB特性のγモードの良品率が90%以上、前記シリコン単結晶ウェーハ表面の10nm以上のボイド状欠陥個数が10個以下、PIDが0個、バルク部の平均BMD密度が1×109個/cm3以上、DZ層の幅が1.0μm以上のものであることを特徴とするシリコン単結晶ウェーハを提供する。
このようなシリコン単結晶ウェーハであれば、最先端デバイス用のシリコン単結晶ウェーハとして極めて好適である。
また、上記目的を達成するために、本発明は、シリコン単結晶ウェーハの主面上に単結晶シリコン膜をエピタキシャル成長させたシリコンエピタキシャルウェーハであって、
前記シリコン単結晶ウェーハ中の窒素濃度が5×1011atoms/cm3以上5×1014atoms/cm3以下であり、1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階の酸化性雰囲気での熱処理を行ったときに前記シリコン単結晶ウェーハに酸化誘起積層欠陥が検出されず、TDDB特性のγモードの良品率が90%以上、前記シリコンエピタキシャルウェーハ表面の10nm以上のエピ欠陥が10個以下、バルク部の平均BMD密度が1×109個/cm3以上、ESFQRmax(エッジエクスクルージョン2mm)が20nm以下のものであることを特徴とするシリコンエピタキシャルウェーハを提供する。
前記シリコン単結晶ウェーハ中の窒素濃度が5×1011atoms/cm3以上5×1014atoms/cm3以下であり、1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階の酸化性雰囲気での熱処理を行ったときに前記シリコン単結晶ウェーハに酸化誘起積層欠陥が検出されず、TDDB特性のγモードの良品率が90%以上、前記シリコンエピタキシャルウェーハ表面の10nm以上のエピ欠陥が10個以下、バルク部の平均BMD密度が1×109個/cm3以上、ESFQRmax(エッジエクスクルージョン2mm)が20nm以下のものであることを特徴とするシリコンエピタキシャルウェーハを提供する。
このようなシリコンエピタキシャルウェーハであれば、最先端デバイス用のシリコンエピタキシャルウェーハとして極めて好適である。
本発明によれば、窒素をドープしたシリコン単結晶から作製したウェーハに、還元性ガス雰囲気での熱処理を行うことにより、高密度BMDを面内均一に形成することができ、ボイド状欠陥が少なく、PIDが発生せず、DZ幅が十分あり、酸化膜耐圧特性が良好で、かつ、ウェーハの外周平坦度の良いシリコン単結晶ウェーハ及びシリコンエピタキシャルウェーハを提供することができる。
以下、本発明について、図を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
まず、本発明のシリコン単結晶ウェーハの製造方法について、図1を参照して説明する。図1は本発明のシリコン単結晶ウェーハの製造方法の工程フローを示す図である。本発明のシリコン単結晶ウェーハの製造方法は、最初に、シリコン単結晶中の窒素濃度が5×1011atoms/cm3以上5×1014atoms/cm3以下であり、シリコン単結晶に1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階の酸化性雰囲気での熱処理を行ったときに酸化誘起積層欠陥がシリコン単結晶内部に検出されず、さらに、100nm以上の大きさのボイド状欠陥がシリコン単結晶内部に検出されず、10nm以上100nm未満の大きさのボイド状欠陥を0.01個/cm2以上シリコン単結晶内部に有するシリコン単結晶を準備する工程を有している(図1のA工程)。
一般的に、ウェーハ全面がNv領域のみの結晶の作製は非常に難しい。そこで、本発明では、窒素をドープしてNv領域とOSF領域の間に微小ボイド状欠陥領域を発生させ、微小ボイド状欠陥領域のみ、又は、微小ボイド状欠陥領域とNv領域を含みNi領域を含まない結晶をシリコン単結晶として用いる。
ここで、窒素濃度が5×1011atoms/cm3未満の場合は、微小ボイド状欠陥領域が発生する引き上げ速度の範囲が非常に狭く、微小ボイド状欠陥領域のみ、又は、微小ボイド状欠陥領域とNv領域を含みNi領域を含まないシリコン単結晶を作製するのが非常に難しい。また、窒素濃度が5×1014atoms/cm3を超える場合は、ウェーハに熱処理を施した時に異常酸素析出のような窒素の弊害が発生する場合がある。従って、窒素濃度は5×1011atoms/cm3以上5×1014atoms/cm3以下とする。
また、本発明のシリコン単結晶ウェーハの製造方法で用いるシリコン単結晶は、1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階の酸化性雰囲気での熱処理を行ったときに酸化誘起積層欠陥がシリコン単結晶内部に検出されない。さらに、100nm以上の大きさのボイド状欠陥がシリコン単結晶内部に検出されず、10nm以上100nm未満の大きさのボイド状欠陥を0.01個/cm2以上シリコン単結晶内部に有している。
100nm以上のボイド状欠陥は、Nv領域とOSF領域の間の微小ボイド状欠陥領域には検出されず、V−rich領域が入ったときに検出され、短時間の熱処理では完全に消失させることができない。本発明のシリコン単結晶ウェーハの製造方法で用いるシリコン単結晶は、100nm以上の大きさのボイド状欠陥を含まないので、還元性のガス雰囲気での熱処理により、ボイド状欠陥を消滅させることができる。一方、10nm未満の微小ボイド状欠陥はほとんど問題となることがない。
本発明のシリコン単結晶ウェーハの製造方法は、次に、準備したシリコン単結晶をスライスした後に研磨加工してシリコン単結晶ウェーハに加工する工程を有する(図1のB工程)。尚、シリコン単結晶をシリコン単結晶ウェーハに加工する工程には、一般的に、スライスや研磨に加えて種々のラッピング、エッチング、洗浄、検査等のステップが含まれてよい。
本発明のシリコン単結晶ウェーハの製造方法は、さらに、加工したシリコン単結晶ウェーハをH2ガス及びArガスの少なくともいずれかを含むガス雰囲気で、1050℃以上1350℃以下の温度で熱処理を行う工程を有する(図1のC工程)。このとき、熱処理の温度が1050℃未満では、微小ボイド状欠陥の消滅効果が十分ではなく、1350℃を超えると、結晶内にスリップが発生するので好ましくない。熱処理雰囲気に使用されるガスは、H2ガス、H2を含む混合ガス、Arガス、Arを含む混合ガス、H2とArの混合ガス、H2とArを含む混合ガスが好ましく、これらの中に他の希ガスが含まれていてもよい。また、多少のシランガスやHClガスが含まれていてもよい。ただし、O2、N2、NH3など、Siと反応してシリコン結晶とは別の薄膜を形成するガスが含まれることは好ましくない。
また、本発明のシリコン単結晶ウェーハの製造方法では、1050℃以上1350℃以下の熱処理の後に、研磨加工を実施しない(図1のC工程)。熱処理後に研磨加工を行わないため、DZ層の幅が減少することがなく、PIDが発生することもない。また、熱処理後に、シリコン単結晶ウェーハの洗浄を行ってもよい。
以上で説明した本発明のシリコン単結晶ウェーハの製造方法によれば、高密度BMDを面内均一に形成できる。また、シリコン単結晶ウェーハの表層の微小ボイド状欠陥は還元性ガス雰囲気ガスでの熱処理で消失するため、LLS品質は良好である。また、十分な厚さのDZ層が形成され、酸化膜耐圧特性がウェーハ全面で良好である。また、研磨ウェーハと同じ平坦性が得られ、一般的なエピタキシャルウェーハと比べ、特に外周領域の平坦性が高い。さらに、還元性ガス雰囲気での熱処理によりPIDが消失し、熱処理後に研磨加工を行わないので、N領域結晶を用いた研磨ウェーハよりLLS数が大幅に少ない。
このように、本発明のシリコン単結晶ウェーハの製造方法では、シリコン単結晶ウェーハに対して、安価なガスで短時間の熱処理を1回行うだけであり、簡単な熱処理炉で製造することができ、また、熱処理炉の調整やメンテナンスの頻度も少ないため、エピタキシャルウェーハよりも生産コストを低く抑えることができる。
また、1050℃以上1350℃以下の温度の熱処理の時間は、5秒以上600秒以下であることが好ましい。このような熱処理時間であれば、微小ボイド状欠陥をほぼ完全に消滅させることができ、DZ層の幅を広くすることができ、また、生産性を低下させることがない。
また、1050℃以上1350℃以下の熱処理温度までの昇温速度が、1℃/秒以上であることが好ましい。このような昇温速度であれば、生産性を低下させることがなく、安価にシリコン単結晶ウェーハを製造することができる。
また、本発明のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法では、上述したシリコン単結晶ウェーハの製造方法を用いて高密度BMDが面内均一に分布し、ボイド状欠陥が少なく、PIDが発生せず、DZ幅が十分広いシリコン単結晶ウェーハを製造し、製造されたシリコン単結晶ウェーハの主面上に、厚さ1.0μm以下の単結晶シリコン膜をエピタキシャル成長させる。このような方法でシリコンエピタキシャルウェーハを製造すれば、極めて高品質な表層品質を有するエピタキシャルウェーハを製造することができる。また、エピタキシャルウェーハでありながら、ウェーハ外周領域の平坦性が悪化することがないため、酸化膜耐圧特性が良好で、かつ、ウェーハの外周平坦度の良いシリコンエピタキシャルウェーハを製造することができる。
また、本発明のシリコン単結晶ウェーハは、シリコン単結晶ウェーハ中の窒素濃度が5×1011atoms/cm3以上5×1014atoms/cm3以下であり、1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階の酸化性雰囲気での熱処理を行ったときにシリコン単結晶ウェーハに酸化誘起積層欠陥が検出されず、TDDB特性のγモード(真性破壊)の良品率が90%以上、シリコン単結晶ウェーハ表面の10nm以上のボイド状欠陥個数が10個以下、PIDが0個、バルク部の平均BMD密度が1×109個/cm3以上、DZ層の幅が1.0μm以上のものである。このようなシリコン単結晶ウェーハであれば、最先端デバイス用のシリコン単結晶ウェーハとして極めて好適である。
また、本発明のシリコンエピタキシャルウェーハは、シリコン単結晶ウェーハ中の窒素濃度が5×1011atoms/cm3以上5×1014atoms/cm3以下であり、1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階の酸化性雰囲気での熱処理を行ったときにシリコン単結晶ウェーハに酸化誘起積層欠陥が検出されず、TDDB特性のγモードの良品率が90%以上、シリコンエピタキシャルウェーハ表面の10nm以上のエピ欠陥が10個以下、バルク部の平均BMD密度が1×109個/cm3以上、ESFQRmax(エッジエクスクルージョン2mm)が20nm以下のものである。ここで、ESFQR(Edge site front least squares range)は、サイトフラットネスのうち、平坦度の悪化しやすいエッジに注目した指標であり、厚さの分布から最小2乗法により求められた基準面からの偏差の最大、最小の幅で定義される。ESFQRmaxは、ウェーハ周辺部のサイトの複数のESFQRのうちの最大値である。そして、このようなシリコンエピタキシャルウェーハであれば、最先端デバイス用のシリコンエピタキシャルウェーハとして極めて好適である。
以下、実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
シリコン単結晶中の窒素濃度を1×1013atoms/cm3とし、酸素濃度を1×1018atoms/cm3とした。このシリコン単結晶の結晶領域の確認は以下のようにして行った。800℃、4時間と1000℃、16時間の析出熱処理を行ってから、劈開した断面をレイテックス社製MO−441で測定することによりBMDを計測し、BMD密度が1×107個/cm3以下となるNi領域及びI−rich領域が含まれないことを確認した。さらに、FPD法によりCOPを有するV−rich領域が含まれないことを確認した。FPD(Flow Pattern Defect)法は、サンプルに選択エッチを施して欠陥を顕在化させ、評価する方法である。次に、このシリコン単結晶に、酸化性雰囲気で1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階熱処理を行ってから、選択エッチングを行うことにより酸化誘起積層欠陥を計測し、OSF領域が含まれないことを確認した。
シリコン単結晶中の窒素濃度を1×1013atoms/cm3とし、酸素濃度を1×1018atoms/cm3とした。このシリコン単結晶の結晶領域の確認は以下のようにして行った。800℃、4時間と1000℃、16時間の析出熱処理を行ってから、劈開した断面をレイテックス社製MO−441で測定することによりBMDを計測し、BMD密度が1×107個/cm3以下となるNi領域及びI−rich領域が含まれないことを確認した。さらに、FPD法によりCOPを有するV−rich領域が含まれないことを確認した。FPD(Flow Pattern Defect)法は、サンプルに選択エッチを施して欠陥を顕在化させ、評価する方法である。次に、このシリコン単結晶に、酸化性雰囲気で1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階熱処理を行ってから、選択エッチングを行うことにより酸化誘起積層欠陥を計測し、OSF領域が含まれないことを確認した。
このシリコン単結晶を加工して研磨ウェーハを作製し、パーティクルカウンターで13nm以上として検出されたLLSをSEM(Scanning Electron Microscope)観察して、微小ボイド状欠陥数をカウントした。ここで、10nm以上の大きさの微小ボイド状欠陥が検出されない領域をNv領域と判定し、微小ボイド状欠陥領域とNv領域からなるシリコン単結晶ウェーハを用いた。このウェーハ10枚の微小ボイド状欠陥数は、平均178個(0.25個/cm2)であった。Nv領域の割合を増やせば微小ボイド状欠陥数を低減できるが、0.01個/cm2未満の場合はNi領域が含まれてしまい、BMDを面内均一に形成できなくなる。
このシリコン単結晶から作製した直径300mmのウェーハをH2雰囲気で600℃のチャンバ(熱処理炉)に投入し、5℃/secで昇温して、1050、1100、1200、1300、1350℃の各温度で180secの熱処理を行い、その後、RCA洗浄を行った。
これらのウェーハについて、TDDB(Time Dependent Dielectric Breakdown)法で酸化膜耐圧評価を行ったところ、γモードの良品率は、1050、1100、1200、1300、1350℃の各熱処理温度に対して、それぞれ91、95、98、98、98%となり、1050〜1350℃の熱処理で全て90%以上となった。また、いずれのウェーハも、ウェーハ表面に10nm以上として検出されたボイド状欠陥は10個以下であり、PIDはひとつも検出されなかった。
また、H2で熱処理したウェーハに対して、800℃、4時間と1000℃、16時間の析出熱処理を行ってからMO−441で測定したBMDの平均密度は1.0〜1.3×109個/cm3、BMD密度の面内均一性は面内バラツキが11〜16%と20%以下となり、高密度で均一性の高いBMD品質が得られた。一例として、1200℃で熱処理したウェーハの半径方向のBMD密度分布を図2に示した。また、ESFQRmax(エッジエクスクルージョン2mm)は12〜16nmと20nm以下となった。DZ幅は1050、1100、1200、1300、1350℃の各熱処理温度に対して、それぞれ1.5、2.3、3.7、5.3、8.1μmと、熱処理温度が上昇するとともに拡大した。以上の結果をまとめて表1に示した。
(実施例2)
実施例1で作製した、H2雰囲気で1100℃、180secの熱処理を行ったウェーハと同条件で作製した直径300mmのシリコン単結晶ウェーハに、厚さ1μmのエピタキシャル層を形成して評価した。TDDB法のγモードの良品率は98%、エピタキシャルウェーハ表面のボイド状欠陥(エピ欠陥)は0個であった。バルク部のBMDの平均密度と面内均一性は実施例1に示したエピタキシャル層を形成していないウェーハとほぼ同じであった。DZ幅は3.4μmであり十分広く、ESFQRmaxは17nmと20nm以下であった。実施例2において得られた結果を表1に示した。
実施例1で作製した、H2雰囲気で1100℃、180secの熱処理を行ったウェーハと同条件で作製した直径300mmのシリコン単結晶ウェーハに、厚さ1μmのエピタキシャル層を形成して評価した。TDDB法のγモードの良品率は98%、エピタキシャルウェーハ表面のボイド状欠陥(エピ欠陥)は0個であった。バルク部のBMDの平均密度と面内均一性は実施例1に示したエピタキシャル層を形成していないウェーハとほぼ同じであった。DZ幅は3.4μmであり十分広く、ESFQRmaxは17nmと20nm以下であった。実施例2において得られた結果を表1に示した。
(比較例1)
実施例1と同じシリコン単結晶から研磨加工した直径300mmのウェーハをH2雰囲気で600℃のチャンバに投入し、5℃/secで昇温して、1000℃で180secの熱処理を行い、その後、RCA洗浄を行った。そのウェーハを評価したところ、TDDB法のγモードの良品率は88%と90%以下となり、ウェーハ表面で10nm以上として検出されたボイド状欠陥は31個、PIDは16個であった。BMDの平均密度と面内均一性、及び、ESFQRmaxは、1050〜1350℃で熱処理をしたものとほぼ同じであったが、DZ幅は0.5μmと、1μm以下であった。比較例1において得られた結果を表1に示した。
実施例1と同じシリコン単結晶から研磨加工した直径300mmのウェーハをH2雰囲気で600℃のチャンバに投入し、5℃/secで昇温して、1000℃で180secの熱処理を行い、その後、RCA洗浄を行った。そのウェーハを評価したところ、TDDB法のγモードの良品率は88%と90%以下となり、ウェーハ表面で10nm以上として検出されたボイド状欠陥は31個、PIDは16個であった。BMDの平均密度と面内均一性、及び、ESFQRmaxは、1050〜1350℃で熱処理をしたものとほぼ同じであったが、DZ幅は0.5μmと、1μm以下であった。比較例1において得られた結果を表1に示した。
(比較例2)
実施例1と同じシリコン単結晶から研磨加工した直径300mmのウェーハに熱処理を行わずに評価した。TDDB法のγモードの良品率は57%とH2雰囲気で熱処理をした場合より著しく悪化し、ウェーハ表面にはボイド状欠陥が182個、PIDが92個検出された。BMDの平均密度と面内均一性(図2参照)、及び、ESFQRmaxは、1050〜1350℃で熱処理をしたものとほぼ同じであったが、DZ幅は0μmであった。比較例2において得られた結果を表1に示した。
実施例1と同じシリコン単結晶から研磨加工した直径300mmのウェーハに熱処理を行わずに評価した。TDDB法のγモードの良品率は57%とH2雰囲気で熱処理をした場合より著しく悪化し、ウェーハ表面にはボイド状欠陥が182個、PIDが92個検出された。BMDの平均密度と面内均一性(図2参照)、及び、ESFQRmaxは、1050〜1350℃で熱処理をしたものとほぼ同じであったが、DZ幅は0μmであった。比較例2において得られた結果を表1に示した。
(比較例3)
実施例1と同じシリコン単結晶から研磨加工した直径300mmのウェーハに厚さ3μmのエピタキシャル層を形成して評価した。TDDB法のγモードの良品率は98%、エピタキシャルウェーハ表面のボイド状欠陥(エピ欠陥)は0個であった。バルク部のBMDの平均密度と面内均一性は1050〜1350℃で熱処理をしたものとほぼ同じであり(図2参照)、DZ幅は5.2μmであったが、ESFQRmaxが21nmと20nm以上になった。比較例3において得られた結果を表1に示した。
実施例1と同じシリコン単結晶から研磨加工した直径300mmのウェーハに厚さ3μmのエピタキシャル層を形成して評価した。TDDB法のγモードの良品率は98%、エピタキシャルウェーハ表面のボイド状欠陥(エピ欠陥)は0個であった。バルク部のBMDの平均密度と面内均一性は1050〜1350℃で熱処理をしたものとほぼ同じであり(図2参照)、DZ幅は5.2μmであったが、ESFQRmaxが21nmと20nm以上になった。比較例3において得られた結果を表1に示した。
(比較例4)
窒素をドープせず、酸素濃度が0.9×1018atoms/cm3で、Nv領域とNi領域が混合したシリコン単結晶を用いて直径300mmの研磨ウェーハを作製し、熱処理なしで評価した。TDDB法のγモードの良品率は87%と90%以下であった。ウェーハ表面のボイド状欠陥は検出されなかったが、PIDが104個検出された。BMDの平均密度は2.8×108個/cm3と1×109個/cm3以下であり、BMD密度の面内均一性は面内バラツキが100%と著しく悪かった(図2参照)。比較例4において得られた結果を表1に示した。
窒素をドープせず、酸素濃度が0.9×1018atoms/cm3で、Nv領域とNi領域が混合したシリコン単結晶を用いて直径300mmの研磨ウェーハを作製し、熱処理なしで評価した。TDDB法のγモードの良品率は87%と90%以下であった。ウェーハ表面のボイド状欠陥は検出されなかったが、PIDが104個検出された。BMDの平均密度は2.8×108個/cm3と1×109個/cm3以下であり、BMD密度の面内均一性は面内バラツキが100%と著しく悪かった(図2参照)。比較例4において得られた結果を表1に示した。
(比較例5)
シリコン単結晶中の窒素濃度を1×1013atoms/cm3、酸素濃度を1×1018atoms/cm3とし、全面V−rich領域のシリコン単結晶を作製した。このシリコン単結晶から研磨加工した直径300mmのウェーハにH2雰囲気で1100℃の熱処理を行った後、厚さ1μmのエピタキシャル層を形成して評価した。TDDB法のγモードの良品率は98%であった。バルク部のBMDの平均密度と面内均一性は実施例とほぼ同じであった。DZ幅は1.8μmであり、ESFQRmaxが18nmと20nm以下であった。しかしながら、エピタキシャルウェーハ表面のボイド状欠陥(エピ欠陥)は247個と極めて多かった。比較例5において得られた結果を表1に示した。
シリコン単結晶中の窒素濃度を1×1013atoms/cm3、酸素濃度を1×1018atoms/cm3とし、全面V−rich領域のシリコン単結晶を作製した。このシリコン単結晶から研磨加工した直径300mmのウェーハにH2雰囲気で1100℃の熱処理を行った後、厚さ1μmのエピタキシャル層を形成して評価した。TDDB法のγモードの良品率は98%であった。バルク部のBMDの平均密度と面内均一性は実施例とほぼ同じであった。DZ幅は1.8μmであり、ESFQRmaxが18nmと20nm以下であった。しかしながら、エピタキシャルウェーハ表面のボイド状欠陥(エピ欠陥)は247個と極めて多かった。比較例5において得られた結果を表1に示した。
以上で説明したように、実施例1及び2では、1)TDDB法のγモードの良品率:90%以上、2)ウェーハ面内のボイド状欠陥数:10個以下、3)PID数:0個、4)BMDの平均密度:1.0〜1.3×1019個/cm3の範囲内、5)BMD密度の面内均一性:20%以下、6)DZ幅:1.5μm以上、7)ESFQRmax:20nm以下の全基準を満足した。これに対し、比較例1〜5では、全基準を満足したものはなかった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以上で説明したように、実施例1及び2では、1)TDDB法のγモードの良品率:90%以上、2)ウェーハ面内のボイド状欠陥数:10個以下、3)PID数:0個、4)BMDの平均密度:1.0〜1.3×10 9 個/cm3の範囲内、5)BMD密度の面内均一性:20%以下、6)DZ幅:1.5μm以上、7)ESFQRmax:20nm以下の全基準を満足した。これに対し、比較例1〜5では、全基準を満足したものはなかった。
Claims (6)
- シリコン単結晶ウェーハの製造方法であって、
シリコン単結晶中の窒素濃度が5×1011atoms/cm3以上5×1014atoms/cm3以下であり、該シリコン単結晶に1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階の酸化性雰囲気での熱処理を行ったときに酸化誘起積層欠陥が該シリコン単結晶内部に検出されず、さらに、100nm以上の大きさのボイド状欠陥が該シリコン単結晶内部に検出されず、10nm以上100nm未満の大きさのボイド状欠陥を0.01個/cm2以上該シリコン単結晶内部に有するシリコン単結晶を準備する工程と、
前記準備したシリコン単結晶をスライスした後に研磨加工してシリコン単結晶ウェーハに加工する工程と、
該加工したシリコン単結晶ウェーハをH2ガス及びArガスの少なくともいずれかを含むガス雰囲気で、1050℃以上1350℃以下の温度で熱処理を行う工程とを有し、
該1050℃以上1350℃以下の温度での熱処理後に、前記加工したシリコン単結晶ウェーハに研磨加工を実施しないことを特徴とするシリコン単結晶ウェーハの製造方法。 - 前記1050℃以上1350℃以下の温度の熱処理の時間が、5秒以上600秒以下であることを特徴とする請求項1に記載のシリコン単結晶ウェーハの製造方法。
- 前記1050℃以上1350℃以下の熱処理温度までの昇温速度が、1℃/秒以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシリコン単結晶ウェーハの製造方法。
- 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシリコン単結晶ウェーハの製造方法を用いてシリコン単結晶ウェーハを製造し、該製造されたシリコン単結晶ウェーハの主面上に、厚さ1.0μm以下の単結晶シリコン膜をエピタキシャル成長させることを特徴とするシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法。
- シリコン単結晶ウェーハであって、
該シリコン単結晶ウェーハ中の窒素濃度が5×1011atoms/cm3以上5×1014atoms/cm3以下であり、1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階の酸化性雰囲気での熱処理を行ったときに前記シリコン単結晶ウェーハに酸化誘起積層欠陥が検出されず、TDDB特性のγモードの良品率が90%以上、前記シリコン単結晶ウェーハ表面の10nm以上のボイド状欠陥個数が10個以下、PIDが0個、バルク部の平均BMD密度が1×109個/cm3以上、DZ層の幅が1.0μm以上のものであることを特徴とするシリコン単結晶ウェーハ。 - シリコン単結晶ウェーハの主面上に単結晶シリコン膜をエピタキシャル成長させたシリコンエピタキシャルウェーハであって、
前記シリコン単結晶ウェーハ中の窒素濃度が5×1011atoms/cm3以上5×1014atoms/cm3以下であり、1000℃、180分間と1150℃、100分間の2段階の酸化性雰囲気での熱処理を行ったときに前記シリコン単結晶ウェーハに酸化誘起積層欠陥が検出されず、TDDB特性のγモードの良品率が90%以上、前記シリコンエピタキシャルウェーハ表面の10nm以上のエピ欠陥が10個以下、バルク部の平均BMD密度が1×109個/cm3以上、ESFQRmax(エッジエクスクルージョン2mm)が20nm以下のものであることを特徴とするシリコンエピタキシャルウェーハ。
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