JP2018019665A - 移植機 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の第1実施形態を添付した図1、図2を参照して説明する。
第1実施形態に係る移植機1は、圃場に苗を移植する要素である移植体11と、当該移植体11を牽引する要素である走行体21と、により構成される。便宜的に、図1、図2における右方向(右側)を前方向(前側)、図1、図2における左方向(左側)を後方向(後側)、図1における上方向(上側)を左方向(左側)、図1における下方向(下側)を右方向(右側)、図2における上方向(上側)をそのまま上方向(上側)、図2における下方向(下側)をそのまま下方向(下側)と各々定める。
第1実施形態において、移植体11は、典型的な連続鉢苗移植機(例えば「特許文献1」参照)の移植機本体が適用される。すなわち、移植体11は、連続鉢苗(図示省略)が載置される苗載置部12と、当該移植体11の移動(前進)に伴い苗載置部12から引き出された1条の連続鉢苗を整列させる苗案内部13と、苗案内部13にて整列させた連続鉢苗を圃場へ繰り出す苗繰出部14と、を備える。苗載置部12は、当該移植体11(機台)の前側部分に設けられ、連続鉢苗を収容した育苗トレイ(図示省略)が載置される。
走行体21は、フレーム22、エンジン23(原動機)、左右一対の車輪24L、24R(駆動輪)、及びエンジン23の動力を車輪24L、24Rへ伝達させる動力伝達装置25を備える。フレーム22は、例えば、角パイプ等の一般構造用鋼管、チャンネル材、或いはアングル材等を適宜組み合わせることで構成される。各車輪24L、24Rは、各々が車軸26の左右両端に固定される。車軸26は、フレーム22に設けられた軸受(図示省略)により回転可能に支持される。動力伝達装置25は、フレーム22の前端部、換言すると、フレーム22上の車軸26の前方部分に配置される。
次に、第1実施形態の作用を説明する。
ここでは、管理機等により予め複数条の植付溝が作溝された圃場に、前述の移植機1を用いて苗を移植する手順を説明する。
第1実施形態によれば、ハンドル35を、移植機1の右方(左右の一方)に位置する作業者が前向きで操作する一方の操作位置と、移植機1の左方(左右の他方)に位置する作業者が前向きで操作する他方の操作位置と、の間で旋回可能に支持する平行リンク機構38(ハンドル支持機構)を備えているので、当該ハンドル35を移植機1の右方或いは左方に配置することにより、作業者は、前向きの状態で、移植機1と共に横並びで前進することが可能である。また、移植中、作業者は、体を前方へ向けたまま、視線を移植機1の方へ向けることにより、苗の移植状態を目視することができる。
また、連続鉢苗移植機では、チゼル3が土中に食込むことで機体(本体)が土中へ沈み、機体の前方の土が当該機体の側方(左右両側)へ押し退けられ、当該押し退けられた土が移植済みの苗列にかかると、苗の姿勢が乱れたり、苗が埋もれてしまうことがある。この場合、苗の姿勢を正す等の修正作業が発生するが、第1実施形態では、修正作業が必要な状況が発生した時点で、そのことを容易に発見することが可能であり、かつ修正箇所へのアクセスも容易である。
これにより、作業者が後退する(後向きの状態で移動する)従来型の移植機と比較して、作業性を大幅に向上させることができるので、作業者の身体への負担を軽減することが可能であり、当該移植機1をより規模の大きい農家へ適用することができる。また、従来、ハンドル35が、移植機1の中心線上、すなわち、移植機1が位置する植付溝と同一の植付溝上に配置される場合、作業者は、圃場に移植された苗を踏まないように留意して前進していたが、第1実施形態では、ハンドル35を旋回させて当該移植機1の左方或いは右方に配置することにより、このような煩わらしさから作業者を解放することができる。さらに、ハンドル35が移植機1の中心線上に配置される場合、ハンドル35を支持するためのフレームを延長することが必須であり、これに伴い、移植機1の全長が延びることを余儀なくされていたが、第1実施形態では、平行リンク機構38によりハンドル35を旋回可能に支持したので、当該移植機1の大型化を防ぐことができる。
また、連続鉢苗移植機では、鉢苗載置部12から最先端の連続鉢苗を手に持って引き出し、引き出した連続鉢苗を鉢苗案内部13を経由させて鉢苗繰出部14から繰り出し、さらに、圃場に植付けてその位置を固定する、所謂、「初期位置固定」の作業がある。作業者が当該移植機の前方に位置する従来の移植機では、作業者は、初期位置固定時に、移植機の前方と後方とを往復する必要があり、足場が悪い圃場での移動距離が相対的に長くなっていたが、第1実施形態では、初期位置固定時における作業者の圃場での移動距離を短縮することが可能であり、当該初期位置固定作業の作業者への負担を軽減することができる。
また、第1実施形態では、エンジン23の動力を動力伝達装置25により車輪24L、24R(駆動輪)に伝達することで走行体21を前進させるので、予備苗台63等の装備により総重量が嵩む場合であっても、高齢や女性の作業者にも単独で移植作業を行うことができる。さらに、予備苗台63を装備したことで、苗を補充するための、当該移植機1と苗が置いてある場所との間を行き来する回数を削減することが可能であり、作業者への負担が軽減される。併せて、第1実施形態では、ハンドルを予備苗台63の位置よりも後方に配置したので、当該予備苗台により作業者の視線が遮られて移植状態が確認し難くなることがなく、作業性を確保することができる。
なお、第1実施形態は、前述した形態に限定されるものではなく、例えば、次のように構成することができる。
第1実施形態では、移植体11に、典型的な連続鉢苗移植機の移植機本体を適用したが、移植体11は、例えば、薄膜剥離装置から繰り出された土付き苗を起立姿勢のまま機体の後部へ挟持搬送する搬送コンベアを備えるタイプの移植機(例えば「特開平11−56022号公報」参照)等を適用することができる。
また、走行体21に、複数台の移植体11を横並びに取り付けるように移植機1を構成することができる。この場合、複数条の植付溝に同時に移植することが可能であり、さらなる能率化が可能である。
第1実施形態では、ハンドル支持機構に平行リンク機構38を適用し、ハンドル35を旋回軌道T1で旋回させて当該移植機1の左側と右側とに配置するように構成したが、ハンドル支持機構は、平行リンク機構38に限定されるものではなく、例えば、既存のスライド機構(伸長機構)を適用して、ハンドル35を直線軌道で左右方向へ移動させることができる。あるいは、ラックアンドピニオン機構を利用することにより、ハンドル35を直線軌道で左右方向へ移動させるようにハンドル支持機構を構成することもできる。
また、第1実施形態では、ハンドル35を旋回可能に支持する平行リンク機構38(ハンドル支持機構)を走行体21のフレーム22に取り付けることで移植機1を構成したが、平行リンク機構38を含む種々のハンドル支持機構を移植体11に取り付けることで移植機1を構成することができる。
本発明の第2実施形態を添付した図3、図4を参照して説明する。
なお、前述の第1実施形態と同一又は相当する構成については、同一の名称及び符号を付与するとともに詳細な説明を省略する。
図3を参照すると、ハンドル35は、旋回軌道T1(図1参照)上における最も反時計回り方向側の端位置(以下「右端位置」と称する)に位置している。このとき、ハンドル35が移植機71の右方に位置することに伴う走行体21(移植機71)のバランス(重心)の右寄りの偏りは、スライドビーム74及び予備苗台73L、73Rが移植機71の左方向の端位置に位置することに伴う走行体21のバランスの左寄りの偏りにより相殺される。
第2実施形態によれば、前述の第1実施形態と同等の効果を得ることができる。加えて、第2実施形態は、バランス保持機構72を備え、ハンドル35の旋回運動に連動させて、スライドビーム74及び予備苗台73L、73Rをハンドル35とは反対側へ移動させるので、ハンドル35の旋回に伴う走行体21(移植機71)のバランス移動を当該バランス保持機構72により相殺することが可能であり、移植中の姿勢が安定することで作業性をより向上させることができる。
本発明の第3実施形態を添付した図6、図7を参照して説明する。
なお、前述の第1及び第2実施形態と同一又は相当する構成については、同一の名称及び符号を付与するとともに詳細な説明を省略する。
図6を参照すると、ハンドル35が、旋回軌道T1上における最も反時計回り方向側の端位置(右端位置)に位置しているとき、カウンタウエイト85は、旋回軌道T2上における最も反時計回り方向側の端位置(左端位置)に位置している。このように、バランス保持機構82は、ハンドル35が移植機81の右方に位置することに伴う走行体21(移植機81)のバランス(重心)の右寄りの偏りを、カウンタウエイト85が移植機81の左方に位置することに伴う走行体21のバランスの左寄りの偏りにより相殺することができる。
第3実施形態によれば、前述の第1実施形態と同等の効果を得ることができる。加えて、第3実施形態は、バランス保持機構82を備え、ハンドル35の旋回運動に連動させてカウンタウエイト85を平面視で同一方向(時計回り方向或いは反時計回り方向)へ旋回させるので、ハンドル35の旋回に伴う走行体21(移植機71)のバランス移動を当該バランス保持機構82により相殺することが可能であり、第2実施形態同様、作業性を向上させることができる。
Claims (6)
- 圃場を歩行する作業者により操作されるハンドルを備える歩行型移植機であって、
前記ハンドルを、前記移植機の左右の一方に位置する作業者が操作する一方の操作位置と、前記一方の操作位置に対して相反する他方の操作位置と、の間で移動可能に支持するハンドル支持機構を備えることを特徴とする移植機。 - 前記ハンドルの配置に伴うバランス移動を相殺させるバランス保持機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の移植機。
- 前記バランス保持機構は、前記移植機の左右における前記ハンドルとは反対側に位置させる移動体を備えることを特徴とする請求項2に記載の移植機。
- 前記バランス保持機構は、前記移動体を、前記ハンドルの左右方向への移動に連動させて前記ハンドルに対して反対方向へ移動させることを特徴とする請求項2又は3に記載の移植機。
- 1台あるいは横並びに配置された複数台の移植体を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の移植機。
- 前記移植体は、連続鉢苗が載置される鉢苗載置部と、前記鉢苗載置部から引き出された1条の前記連続鉢苗を整列させる鉢苗案内部と、前記鉢苗案内部で整列させた前記連続鉢苗を圃場へ繰り出す鉢苗繰出部と、を有する連続鉢苗移植機の移植機本体であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の連続鉢苗移植機。
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Family Applications (1)
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Citations (7)
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2016
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