以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、撮像装置2000の模式的な断面図である。撮像装置2000は、一眼レフレックスカメラである。撮像装置2000は、レンズユニット2010およびカメラ本体2020を備える。レンズユニット2010は、交換レンズである。レンズユニット2010は、カメラ本体2020に着脱可能である。図1は、カメラ本体2020にレンズユニット2010が装着された状態を撮像装置2000として示す。
カメラ本体2020は、ボディ側マウント2022と、カバー部2030と、ボディ部2040と、ミラーユニット2042と、シャッタユニット2023と、撮像ユニット2100と、処理ユニット2400と、表示ユニット2024と、ファインダユニット2060と、ファインダ窓2064と、レンズ駆動ユニット2025と、焦点検出ユニット2026とを有する。レンズユニット2010は、ボディ側マウント2022に装着される。
カバー部2030は、撮像装置2000の外観を提供する。カバー部2030は、前カバー2031と、上カバー2032と、後カバー2033とを有する。ボディ部2040と、ミラーユニット2042と、シャッタユニット2023と、撮像ユニット2100と、処理ユニット2400と、ファインダユニット2060と、レンズ駆動ユニット2025と、焦点検出ユニット2026とは、前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033によって実質的に覆われる。
撮像装置2000に係る構成を説明する場合に、レンズユニット2010の光軸に沿う方向をz軸方向と定める。すなわち、被写体光束が入射する方向をz軸方向と定める。被写体光束が入射する方向をz軸マイナス方向と定め、その反対方向をz軸プラス方向と定める。また、図1に図示した方向にx軸方向およびy軸方向を定める。x軸、y軸、z軸は右手系の直交座標系である。また、z軸プラス方向を前方、前側等と呼ぶ場合がある。また、z軸マイナス方向を後方、後側等と呼ぶ場合がある。また、y軸プラス方向を上方、上側、上部等と呼ぶ場合がある。y軸プラス方向を下方、下側、下部等と呼ぶ場合がある。
レンズユニット2010は、レンズ側マウント2012と、光学系2014とを有する。光学系2014は、レンズ群2015と、レンズ群2016とを含む。レンズ群2015およびレンズ群2016は、z軸マイナス方向に沿って、レンズ群2015、レンズ群2016の順で、光軸Xに沿って設けられる。レンズ側マウント2012は、光学系2014より後側に設けられる。レンズ側マウント2012は、カメラ本体2020の前面に配されたボディ側マウント2022と嵌合することにより、レンズユニット2010がカメラ本体2020に装着される。
レンズ群2016は、光軸Xに沿って移動可能に設けられる。レンズ群2016が光軸Xに沿って移動することにより、光学系2014の焦点距離、合焦位置が変化する。レンズ群2016は、レンズ駆動ユニット2025によって、光軸Xに沿って移動する。レンズユニット2010は、レンズ群2015およびレンズ群2016を通過した被写体光束を出射する。
カメラ本体2020において、ボディ部2040の上方には、ファインダユニット2060が固定される。ファインダユニット2060は、フォーカシングスクリーン2061と、ペンタプリズム2062と、ファインダレンズ系2063と、測光ユニット2067とを有する。測光ユニット2067は、測光光学系2068と、測光センサ2069とを含む。
ボディ部2040内には、ミラーユニット2042が設けられる、ミラーユニット2042は、メインミラー2043と、サブミラー2044とを含む。
ミラーユニット2042は、レンズユニット2010が出射した被写体光束の光路中に進入した状態と、被写体光束の光路から退避した状態とをとる。図1は、ミラーユニット2042が被写体光束の光路中に進入した状態を示す。具体的には、メインミラー2043は、レンズユニット2010が出射した被写体光束の光路中に進入した進入位置と、被写体光束の光路から退避した退避位置との間で、回転可能に軸支される。サブミラー2044は、メインミラー2043に対して回転可能に軸支される。サブミラー2044は、メインミラー2043とともに被写体光束中に進入し、メインミラー2043とともに被写体光束から退避する。
メインミラー2043が進入位置にある場合、メインミラー2043に入射した被写体光束の一部は、メインミラー2043に反射されてフォーカシングスクリーン2061に導かれる。フォーカシングスクリーン2061は、撮像ユニット2100が有する撮像素子2130の撮像面と共役な位置に配されて、レンズユニット2010が有する光学系2014が形成した被写体像を可視化する。フォーカシングスクリーン2061に形成された被写体像の光束は、ペンタプリズム2062に導かれる。ペンタプリズム2062に導かれた光束の一部の光束は、ペンタプリズム2062およびファインダレンズ系2063を通じてファインダ窓2064から出射して、被写体として観察され得る。ファインダ窓2064は、後カバー2033に締結されて固定されている。
メインミラー2043が進入位置にある場合、メインミラー2043に入射した被写体光束のうちメインミラー2043で反射した被写体光束以外の光束は、サブミラー2044に入射する。具体的には、メインミラー2043はハーフミラー領域を有し、メインミラー2043のハーフミラー領域を透過した被写体光束がサブミラー2044に入射する。ハーフミラー領域を透過しサブミラー2044で反射した被写体光束は、焦点検出ユニット2026に入射する。焦点検出ユニット2026は、入射した光束を検出して被写体に対する焦点状態を示す情報を出力する焦点検出センサ部2027を有する。焦点検出センサ部2027は、焦点状態の検出結果を処理ユニット2400へ出力する。処理ユニット2400は、焦点状態の検出結果に基づいて焦点調節を行う。例えば、処理ユニット2400は、焦点状態の検出結果に基づいてレンズ駆動ユニット2025を制御して、レンズ群2016を移動させる。
ペンタプリズム2062に導かれた光束の一部の光束は、測光光学系2068を通じて測光センサ2069に入射する。測光センサ2069は、入射した光束を受光して、被写体の光量を検出する。測光センサ2069は、被写体の光量の検出結果を処理ユニット2400へ出力する。処理ユニット2400は、被写体の光量の検出結果に基づいて露出調節を行う。例えば、処理ユニット2400は、被写体の光量の検出結果に基づいて、レンズユニット2010の絞り、露出時間、撮像素子2130の感度の少なくとも一つを制御する。
ミラーユニット2042が被写体光束から退避し、シャッタユニット2023の先幕および後幕が開状態となれば、レンズユニット2010を透過する被写体光束は、シャッタユニット2023の後方に配置された撮像ユニット2100に入射して、有する撮像素子2130の撮像面に到達する。
撮像ユニット2100の後方には、処理ユニット2400および表示ユニット2024が順次配置される。表示ユニット2024としては、液晶パネル等を適用できる。表示ユニット2024の表示面は、カメラ本体2020の背面に現れる。表示ユニット2024は、撮像素子2130からの出力信号から生成される画像を表示する。表示ユニット2024は、後カバー2033に固定される。表示ユニット2024は、後カバー2033に締結されて固定される。
処理ユニット2400には、MPU、ASIC等の電子回路が実装される。MPUは、撮像装置2000の全体の制御を担う。撮像素子2130からの出力信号は、フレキシブルプリント基板2180を介してASICへ出力される。ASICは、撮像素子2130から出力された出力信号を処理する。
ASICは、撮像素子2130からの出力信号に基づいて、表示用の画像データを生成する。表示ユニット2024は、ASICが生成した表示用の画像データに基づいて画像を表示する。ASICは、撮像素子2130からの出力信号に基づいて、記録用の画像データを生成する。ASICが生成した記録用の画像データは、カメラ本体2020に装着された記録媒体に記録される。カメラ本体2020には記録媒体が着脱可能に設けられる。
前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033は樹脂で形成される。前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033は、導電性を有する樹脂で形成される。前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033は、樹脂成形により形成される。ボディ側マウント2022は金属で形成される。ボディ側マウント2022は、環形状を有するマウントリングである。ボディ部2040は、樹脂で形成される。ボディ側マウント2022は、ボディ部2040の剛性より高い剛性を有する。
カバー部2030において、前カバー2031は、ボディ側マウント2022の近傍においてボディ部2040に固定される。前カバー2031は、ボディ部2040においてボディ側マウント2022が締結された部位およびボディ側マウント2022の少なくとも一方に締結される。例えば、前カバー2031は、ボディ側マウント2022に締結される。より具体的には、前カバー2031は、ボディ側マウント2022およびボディ部2040と共締めされる。前カバー2031は、ボディ側マウント2022とボディ部2040との間に挟まれた状態で、ボディ側マウント2022およびボディ部2040と共締めされてよい。前カバー2031は、ボディ側マウント2022をボディ部2040に締結するビスにより、ボディ側マウント2022およびボディ部2040と共締めされる。
カバー部2030はモノコック構造を有する。上カバー2032は、前カバー2031および後カバー2033と締結される。後カバー2033は、前カバー2031および上カバー2032と締結される。前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033は、前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033で形成されるカバー部2030がモノコック構造を有するように、それぞれ他のカバーと締結される。
前カバー2031は、ボディ側マウント2022の近傍以外の部位では、ボディ部2040に締結されていない。また、前カバー2031は、ボディ側マウント2022を除いて、ボディ部2040と締結された他の部材に締結されていない。上カバー2032および後カバー2033は、ボディ部2040と締結されていない。上カバー2032および後カバー2033は、前カバー2031を除いて、ボディ部2040と締結された他の部材に締結されていない。したがって、カバー部2030は、ボディ側マウント2022の近傍の部位でのみ、ボディ部2040に締結されている。
ボディ側マウント2022がボディ部2040と締結されることで、ボディ部2040においてボディ側マウント2022が締結された部位およびその近傍の部位の剛性が高まる。したがって、カバー部2030は、ボディ部2040において高い剛性を有する部位に締結される。ボディ部2040は、他の部位では前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033のいずれとも締結されていない。
また、カバー部2030はモノコック構造を有するので、前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033のいずれかに加わった応力を、前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033の全体で受け持つことができるとともに、前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033のいずれかに加わった応力は、ボディ部2040においてボディ側マウント2022が固定されることによって剛性が高まった部位に集中的に伝達される。そのため、前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033のいずれかに加わった応力がボディ部2040の他の部位に伝達される場合と比べて、その応力が撮像ユニット2100の位置決め精度に与える影響を軽減できる。
図2は、撮像装置2000の外観の斜視図である。図3は、図2とは異なる方向から見た場合の撮像装置2000の外観の斜視図を示す。図4は、前カバー2031、上カバー2032、後カバー2033、吊り環2910および吊り環2920の分解斜視図である。
撮像装置2000は、吊り環2910および吊り環2920をさらに備える。吊り環2910および吊り環2920は、撮像装置2000を吊すストラップ等の吊り具を撮像装置2000に取り付けるための取付部材の一例である。吊り環2910および吊り環2920は、金属で形成される。
吊り環2910および吊り環2920は、カバー部2030の内部から外部に突出する。具体的には、吊り環2910は、上カバー2032に形成された開口1490から突出する。吊り環2920は、上カバー2032に形成された開口1491から突出する。
吊り環2910は、吊り具装着部1420と、前カバー側固定部1421と、後カバー側固定部1422と、前カバー側固定部1421と後カバー側固定部1422との間の連結部1423とを有する。吊り環2920は、吊り具装着部1430と、前カバー側固定部1431と、後カバー側固定部1432と、前カバー側固定部1431と後カバー側固定部1432との間の連結部1433とを有する。
上カバー2032は、吊り環2910を上カバー2032に固定するための孔1405を有する。孔1405は、開口1490の近傍に設けられる。上カバー2032は、吊り環2920を上カバー2032に固定するための同様の孔を、開口1491の近傍に有する。
吊り環2910は、連結部1423において、上カバー2032に固定される。吊り環2920は、連結部1433において、上カバー2032に固定される。吊り環2920の連結部1433は、吊り環2920を上カバー2032に固定するための孔1417を有する。連結部1433は、y軸に略直交する主面を持つ平板形状を有する。孔1417は、連結部1433の2つの主面の間を貫通する。吊り環2910は、吊り環2920を上カバー2032に固定するための同様の孔を、y軸に略直交する主面を持つ平板形状を有する連結部1423に有する。
吊り環2910は、前カバー側固定部1421において、前カバー2031に固定される。前カバー側固定部1421は、吊り環2910を前カバー2031に固定するための孔1404を有する。吊り環2920は、前カバー側固定部1431において、前カバー2031に固定される。前カバー側前カバー側固定部1431は、吊り環2920を前カバー2031に固定するための孔1414を有する。
吊り環2910は、後カバー側固定部1422において、後カバー2033に固定される。後カバー側固定部1422は、吊り環2910を後カバー2033に固定するための孔1409を有する。吊り環2920は、後カバー側固定部1432において、後カバー2033に固定される。後カバー側固定部1432は、吊り環2920を後カバー2033に固定するための孔1419を有する。
吊り環2910および吊り環2920をカバー部2030に組み付ける手順について説明する。
吊り環2910は、前カバー2031に位置決めされた状態で前カバー2031に固定される。具体的には、吊り環2910は、前カバー側固定部1421が有する孔1400が、前カバー2031が有する位置決めピン1401に挿入されることにより、前カバー2031に位置決めされる。吊り環2910は、前カバー2031に位置決めされた状態で、前カバー2031にビス1402で締結される。具体的には、吊り環2910は、前カバー側固定部1421が有する孔1404および前カバー2031が有する孔1403にビス1402が挿入されて、ビス1402で前カバー2031に締結される。このように、ビス1402は、z軸に沿う方向に孔1404および孔1403に挿入される。具体的には、ビス1402は、z軸プラス方向に孔1404および孔1403に挿入される。
吊り環2920は、前カバー2031に位置決めされた状態で前カバー2031に固定される。具体的には、吊り環2920は、前カバー側固定部1431が有する孔1410が、前カバー2031が有する位置決めピン1411に挿入されることにより、前カバー2031に位置決めされる。吊り環2920は、前カバー2031に位置決めされた状態で、前カバー2031にビス1412で締結される。具体的には、吊り環2920は、前カバー側固定部1431が有する孔1414および前カバー2031が有する孔1413にビス1412が挿入されて、ビス1412で前カバー2031に締結される。このように、ビス1412は、z軸に沿う方向に孔1414および孔1413に挿入される。具体的には、ビス1402は、z軸プラス方向に孔1414および孔1413に挿入される。
吊り環2910および吊り環2920が前カバー2031に固定された後、吊り環2910の吊り具装着部1420および吊り環2920の吊り具装着部1430が上カバー2032から外に突出するように、吊り環2910および吊り環2920の上方から上カバー2032を取り付ける。吊り環2910の吊り具装着部1420は、上カバー2032に形成された開口1490から突出する。吊り環2920の吊り具装着部1430は、上カバー2032に形成された開口1491から突出する。
吊り環2910は、ビス1406によって上カバー2032に固定される。具体的には、吊り環2910は、上カバー2032にビス1406で締結される。より具体的には、吊り環2910は、連結部1423が有する孔および上カバー2032が有する孔1405にビス1406が挿入されて、ビス1406で上カバー2032に締結される。このように、ビス1406は、y軸に沿う方向に、連結部1423が有する孔および孔1405に挿入される。具体的には、ビス1406は、y軸マイナス方向に、連結部1423が有する孔および孔1405に挿入される。
吊り環2920は、ビス1416によって上カバー2032に固定される。具体的には、吊り環2920は、上カバー2032にビス1416で締結される。より具体的には、吊り環2920は、連結部1433が有する孔1417および上カバー2032が有する孔にビス1416が挿入されて、ビス1416で上カバー2032に締結される。このように、ビス1416は、y軸に沿う方向に、連結部1433が有する孔1417および上カバー2032に形成された孔に挿入される。具体的には、ビス1406は、y軸マイナス方向に、孔1417および上カバー2032が有する孔に挿入される。
吊り環2910および吊り環2920が上カバー2032に固定された後、後述する金属導体1450やボタン押さえ板1451等の内部部材が組み付けられる。内部部材の組み付け手順の詳細については省略する。内部部材が組み付けられた後、吊り環2910および吊り環2920は、後カバー2033に固定される。
吊り環2910は、ビス1488によって後カバー2033に固定される。具体的には、吊り環2910は、後カバー2033にビス1488で締結される。より具体的には、吊り環2910は、後カバー2033が有する孔1408および後カバー側固定部1422が有する孔1409にビス1488が挿入されて、ビス1488で後カバー2033に締結される。このように、ビス1488は、z軸に沿う方向に、孔1408および孔1409に挿入される。具体的には、ビス1488は、z軸プラス方向に、孔1408および孔1409に挿入される。後述するように、ビス1488は、吊り環2910、後カバー2033とともにボタン押さえ板1451を共締めする。
吊り環2920は、ビス1498によって後カバー2033に固定される。具体的には、吊り環2920は、後カバー2033にビス1498で締結される。より具体的には、吊り環2920は、後カバー2033が有する孔1418および後カバー側固定部1432が有する孔1419にビス1498が挿入されて、ビス1498で後カバー2033に締結される。このように、ビス1498は、z軸に沿う方向に、孔1418および孔1419に挿入される。具体的には、ビス1498は、z軸プラス方向に、孔1418および孔1419に挿入される。後述するように、ビス1498は、吊り環2920、後カバー2033とともに軸支持部1481を共締めする。
吊り環2910の前カバー側固定部1421は、z軸方向に垂直な主面をもつ板形状を有する。前カバー側固定部1421は、連結部1423の前カバー2031側の端部からy軸方向に沿って延伸する。具体的には、前カバー側固定部1421はy軸マイナス方向に延伸する。孔1404は、前カバー側固定部1421の2つの主面の間を貫通する。
吊り環2910の後カバー側固定部1422は、z軸方向に垂直な主面をもつ板形状を有する。後カバー側固定部1422は、連結部1423の後カバー2033側の端部からy軸方向に沿って延伸する。具体的には、後カバー側固定部1422はy軸マイナス方向に延伸する。孔1409は、後カバー側固定部1422の2つの主面の間を貫通する。
xy平面内において、前カバー側固定部1421の位置は、後カバー側固定部1422の位置と異なる。具体的には、xy平面内において、前カバー側固定部1421の孔1404の位置は、後カバー側固定部1422に重ならない。したがって、吊り環2910を前カバー2031に位置決めした状態で、z軸プラス方向にビス1402を孔1404に挿入して、吊り環2910を前カバー2031に締結することが可能になる。このように、吊り環2910を前カバー2031に締結する場合に、後カバー側固定部1422がビス1402の挿入に邪魔にならないように、後カバー側固定部1422は、前カバー側固定部1421とxy平面内においてずれた位置に設けられる。
撮像装置2000においては、孔1404は、後カバー側固定部1422からx方向およびy方向にずれて位置する。しかし、孔1404は、後カバー側固定部1422からx方向およびy方向の少なくとも一方の方向にずれた位置に存在してよい。
吊り環2920も吊り環2910と同様の構成を持つ。xy平面内において、前カバー側固定部1431の位置は、後カバー側固定部1432の位置と異なる。具体的には、xy平面内において、前カバー側固定部1431の孔1414の位置は、後カバー側固定部1432に重ならない。したがって、吊り環2920を前カバー2031に位置決めした状態で、z軸プラス方向にビス1412を孔1414に挿入して、吊り環2920を前カバー2031に締結することが可能になる。このように、吊り環2920を前カバー2031に締結する場合に、後カバー側固定部1432がビス1412の挿入に邪魔にならないように、後カバー側固定部1432は前カバー側固定部1431とxy平面内においてずれた位置に設けられる。
撮像装置2000においては、前カバー側固定部1431の孔1414は、後カバー側固定部1432からx方向にずれた位置に設けられている。しかし、孔1414は、後カバー側固定部1432からx方向およびy方向の少なくとも一方の方向にずれた位置に存在してよい。
上述したように、吊り環2910は、カバー部2030の内部で、カバー部2030に固定されている。吊り具装着部1420は、連結部1423からy軸プラス方向に上カバー2032の外まで延伸する。同様に、吊り環2920は、カバー部2030の内部で、カバー部2030に固定されている。吊り具装着部1430は、連結部1433からy軸プラス方向に上カバー2032の外まで延伸する。
前カバー2031と後カバー2033とは、ビス1440およびビス1441で締結される。具体的には、前カバー2031は、前カバー2031が有する孔1442にビス1440が挿入されて後カバー2033に締結される。前カバー2031は、前カバー2031が有する孔1443にビス1441が挿入されて後カバー2033に締結される。
上カバー2032と後カバー2033とは、後カバー2033が有する孔1445および上カバー2032が有する孔1446にビス1444が挿入されて締結される。
このように、撮像装置2000は、前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033を吊り環2910および吊り環2920に締結したモノコック構造を有する。そのため、吊り環2910、吊り環2920、前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033のいずれかに加わった力を分散させ、カバー部2030全体で力を受け止めることができる。そのため、例えばストラップを介して吊り環2910や吊り環2910に力がかかってカバー部2030が破損することを抑制できる。また、例えば撮像装置2000を落下させてしまった場合等に、前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033のいずれかに加わった衝撃でカバー部2030が破損することを抑制できる。
次に、吊り環2910および吊り環2920に係る接地接続について説明する。吊り環2910は、撮像装置2000の各部に電力を供給する電源回路の接地導体に固定されている。例えば、吊り環2910は、電源回路の接地導体に接触して締結されている。吊り環2910は、後カバー側固定部1422において、ボタン押さえ板1451に締結されている。具体的には、後カバー2033、ボタン押さえ板1451および吊り環2910の後カバー側固定部1422は、ビス1488により共締めされる。ボタン押さえ板1451は、後カバー2033と吊り環2910の後カバー側固定部1422との間に挟まれて、後カバー2033および後カバー側固定部1422に接触して共締めされる。
ボタン押さえ板1451は、ビス1452、ビス1453およびビス1454によって、後カバー2033に締結される。ボタン押さえ板1451は、吊り環2910および吊り環2920が上カバー2032に締結された後、吊り環2910および吊り環2920が後カバー2033に締結される前に、後カバー2033に締結される。ボタン押さえ板1451に係る構成については図5に関連して説明する。
吊り環2920は、電源回路の接地導体と締結された金属導体1450を介して、電源回路の接地導体と電気的に短絡される。具体的には、吊り環2920において、金属導体1450は、前カバー側固定部1431が有する孔1414を介して、金属導体1450がビス1412で締結される。このように、吊り環2910の前カバー側固定部1431、金属導体1450および前カバー2031は、ビス1412によって共締めされる。金属導体1450は、前カバー2031と吊り環2920の前カバー側固定部1431との間に挟まれて、前カバー2031および前カバー側固定部1431に接触して共締めされる。
軸支持部1481は、ビス1498によって、後カバー2033および吊り環2920の後カバー側固定部1432と共締めされる。軸支持部1482は、ビス1499によって、後カバー2033に固定される。軸支持部1481および軸支持部1482は、y軸方向に設けられたヒンジ支軸を支持する。ヒンジ支軸は、軸支持部1481に接触して固定される。したがって、ヒンジ支軸は、電源回路の接地導体に電気的に短絡される。
ヒンジ支軸は、表示ユニット2024を回転可能に支持する。表示ユニット2024の内部の接地導体は、ヒンジ支軸に電気的に接続される。したがって、表示ユニット2024の内部の接地導体は、ヒンジ支軸、軸支持部1481、吊り環2920および金属導体1450を介して電源回路の接地導体に電気的に短絡される。
なお、金属導体1450は、三脚座1458に固定される三脚座固定部1457を有する。三脚座1458は、三脚等の雲台に撮像装置2000を取り付けるための取付部材の一例である。三脚座固定部1457は、ビス1459によって、三脚座1458に締結される。三脚座固定部1457および三脚座1458は、前カバー2031および後カバー2033に共締めされる。
撮像装置2000によれば、前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033は、少なくとも吊り環2910を介して、電源回路の接地導体に電気的に短絡される。また、前カバー2031、上カバー2032および後カバー2033は、少なくとも金属導体1450および吊り環2920を介して、電源回路の接地導体に電気的に短絡される。そのため、接地接続を強化することができる。また、ノイズを低減させることができる。
以上に説明したように、撮像装置2000によれば、ボディ部等を固定するための内部シャシー等の内部構造体を持たせなくて済む。そのため、内部構造体を設ける場合と比べて、総重量を軽くすることができる。また、内部の空間利用効率を高めることができる。そのため、撮像装置を小型化することができる。また、吊り環を内部構造体に固定する場合に比べて、吊り環2910および吊り環2920に加わった力が、ボディ部2040の沢山の部位に伝わることを抑制できる。
図5は、ボタン押さえ板1451によって固定されるボタン部1470の断面を模式的に示す。ボタン部1470は、操作部材1471と、防滴ゴム1472と、スイッチ部1473とを有する。操作部材1471は、ユーザからの押し込み操作を受け付ける。操作部材1471は、後カバー2033の内部から外部まで貫通して設けられる。後カバー2033の内部は、後カバー2033に接触して設けられた防滴ゴム1472によって防滴される。
スイッチ部1473が有する2つの接点は、操作部材1471が押し込まれた状態で接触し、操作部材1471が押し込まれていない状態では離間する。スイッチ部1473の2つの接点は、xy平面に略平行に設けられたフレキシブルプリント基板1474が有する導体を介して、処理ユニット2400に接続されている。スイッチ部1473が有する接地側の接点は、処理ユニット2400が有する接地導体に電気的に接続されている。フレキシブルプリント基板1474が有する接地側の導体は、ボタン押さえ板1451に接触している。そのため、スイッチ部1473の接地側の接点の接地接続を強化することができる。
上記の説明では、カバー部2030を形成する各カバー部材は、吊り環2910および吊り環2920介して物理的に接続される。また、各カバー部材は、吊り環2910および吊り環2920介して、接地導体に電気的に接続される。カバー部材を物理的に接続する部材としては、吊り環の他に、上述した三脚座、アクセサリシューを撮像装置に装着するためのシュー座、バリアングルの表示ユニット2024を支えるステー、端子カバーを回転可能に支持するヒンジ等を用いてよい。
本実施形態においては、レンズユニットをするカメラ本体を取り上げて、撮像装置2000が有する構成を説明した。しかし、撮像装置とは、レンズユニットを有しないカメラ本体を含む概念である。また、撮像装置とは、レンズ交換式カメラの一例である一眼レフレックスカメラの他に、レンズ非交換式の種々の態様のカメラを含む概念である。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。