JP2018017170A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 パージ経路にパージガスを昇圧するポンプが配置さている構成において、制御弁を通過して吸気経路に流出するパージガス量を特定する技術を提供する。
【解決手段】 蒸発燃料処理装置10は、パージ経路22に配置され、燃料タンクFT内の蒸発燃料を吸着するキャニスタ14と、吸気経路IWとキャニスタ14の間のパージ経路22に配置されており、キャニスタ14と吸気経路IWとを連通する連通状態と遮断する遮断状態と、に切り替わる制御弁34と、制御弁34とキャニスタ14との間のパージ経路22に配置されるポンプ12と、インテークマニホールドIMの圧力とポンプ12の回転数と制御弁34の開度とを用いて、制御弁34をポンプ12から吸気経路IWに向かって流れる蒸発燃料と空気とが混合されたパージガス量を特定する制御部102と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 蒸発燃料処理装置10は、パージ経路22に配置され、燃料タンクFT内の蒸発燃料を吸着するキャニスタ14と、吸気経路IWとキャニスタ14の間のパージ経路22に配置されており、キャニスタ14と吸気経路IWとを連通する連通状態と遮断する遮断状態と、に切り替わる制御弁34と、制御弁34とキャニスタ14との間のパージ経路22に配置されるポンプ12と、インテークマニホールドIMの圧力とポンプ12の回転数と制御弁34の開度とを用いて、制御弁34をポンプ12から吸気経路IWに向かって流れる蒸発燃料と空気とが混合されたパージガス量を特定する制御部102と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本明細書は、蒸発燃料処理装置を開示する。
蒸発燃料処理装置は、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着して貯留するキャニスタと、キャニスタと吸気経路とを接続するパージ経路上に配置される制御弁と、を備える。制御弁は、キャニスタと吸気経路とが連通する連通状態と連通しない遮断状態とに切り替わる。制御弁が連通状態である場合、キャニスタ内の蒸発燃料と空気とが混合されたパージガスがパージ経路及び吸気経路を通過して、内燃機関に供給される。以下では、パージガスが制御弁を通過して内燃機関に供給される処理をパージ処理と呼ぶ。
特許文献1には、パージ処理によって内燃機関に供給されるパージガス量を推定する技術が開示されている。
パージ処理では、制御弁のキャニスタ側と吸気経路側との圧力差を利用して、キャニスタ側のパージガスが吸気経路に向けて流れる。このため、内燃機関の回転数が低い場合や、吸気経路に過給機が配置されている場合等において、制御弁の吸気経路側の圧力がキャニスタ側の圧力に対して十分に低くならない場合がある。この場合、圧力差を利用してパージガスを十分に流すことが難しい。
そこで、制御弁のキャニスタ側にパージガスを昇圧するポンプを配置する構成が採用される場合がある。本明細書は、パージ経路にパージガスを昇圧するポンプが配置さている構成において、制御弁を通過して吸気経路に流出するパージガス量を特定する技術を提供する。
本明細書で開示される技術は、パージ経路を通じて燃料タンクと吸気経路のインテークマニホールドとが連通されている車両に搭載される蒸発燃料処理装置である。蒸発燃料処理装置は、パージ経路に配置され、燃料タンク内の蒸発燃料を吸着するキャニスタと、吸気経路とキャニスタの間のパージ経路に配置されており、キャニスタと吸気経路とをパージ経路を介して連通する連通状態と、キャニスタと吸気経路とをパージ経路上で遮断する遮断状態と、に切り替わる制御弁と、制御弁とキャニスタとの間のパージ経路に配置されるポンプと、インテークマニホールドの圧力とポンプの回転数と制御弁の開度とを用いて、制御弁をポンプから吸気経路に向かって流れる蒸発燃料と空気とが混合されたパージガス量を特定する特定部と、を備える。
この構成では、制御弁を通過して流れるパージガス量は、遮断状態における制御弁の上流側と下流側との圧力差と制御弁の開度に相関して変化する。制御弁の下流側の圧力は、インテークマニホールドの圧力に応じて変化する一方、制御弁の上流側の圧力は、ポンプの回転数によって変化する。従って、制御弁から吸気経路に流れるパージガス量は、インテークマニホールドの圧力とポンプの回転数とに相関して変化する。この構成によると、インテークマニホールドの圧力とポンプの回転数と制御弁の開度とを用いて、制御弁から吸気経路に向かって流れるパージガス量を適切に特定することができる。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)本明細書では、吸気経路に、過給機と、過給機の下流側であってインテークマニホールドの上流側に位置するスロットルバルブと、が配置されていてもよい。また、パージ経路は、制御弁と吸気経路との間で、スロットルバルブよりも下流の吸気経路に接続される下流パージ経路と、過給機よりも上流の吸気経路に接続される上流パージ経路と、に分岐していてもよい。蒸発燃料処理装置では、特定部は、インテークマニホールドの圧力とポンプの回転数と制御弁の開度とを用いて、制御弁から上流パージ経路に流れる上流側パージガス量と、制御弁から下流パージ経路に流れる下流側パージガス量と、をそれぞれ算出してもよい。パージ経路が上流パージ経路と下流パージ経路とに分岐している場合、制御弁を通過するパージガスは、上流パージ経路と下流パージ経路に分かれて吸気経路に流れる。例えば、過給機の駆動中は、過給機の下流側の吸気経路の圧力(即ちインテークマニホールドの圧力)が高くなるため、上流側パージ経路により多くのパージガスが流れる。一方、過給機の停止中は、スロットルバルブよりも下流側の吸気経路の圧力が内燃機関によって負圧になるため、下流側パージ経路により多くのパージガスが流れる。上記の構成によれば、インテークマニホールドの圧力を考慮して、制御弁から吸気経路に流れるパージガスのうち、上流パージ経路と下流パージ経路に分かれて吸気経路に流れるパージガス量をそれぞれ算出することができる。
(特徴2)本明細書の蒸発燃料処理装置は、制御弁を全開状態と全閉状態とに繰り返し切り替えることによって、キャニスタと吸気経路とを連通状態と遮断状態に繰り返し切り替えるパージ制御部を備えていてもよい。パージ制御部は、全開状態と全閉状態とを繰り返し切り替えて制御弁から吸気経路にパージガスを供給するパージ期間のうちの全開状態の期間を調整することによって、制御弁から吸気経路に流れるパージガス量を制御してもよい。特定部は、インテークマニホールドの圧力とポンプの回転数とパージ期間に制御弁が全開状態に維持されている場合の制御弁から吸気経路に流れる全開時パージガス量との関係を表すパージガス量データと、インテークマニホールドの圧力と制御弁から吸気経路に流れるパージガス量に対する上流側パージガス量の割合を示す割合データと、を予め格納していてもよい。特定部は、インテークマニホールドの圧力と、ポンプの回転数と、パージガス量データと、割合データと、パージ期間に対する全開状態の期間の割合と、を用いて、上流側パージガス量と下流側パージガス量とを特定してもよい。この構成によれば、パージ期間のうちの制御弁の全開状態の期間を調整することによって、キャニスタから供給される蒸発燃料量を調整することができる。また、パージガス量データと割合データとが予め格納されているために、ポンプの回転数と、インテークマニホールドの圧力と、全開状態の期間の割合と、を用いて、上流側パージガス量と下流側パージガス量とを特定することができる。
(特徴3)本明細書の蒸発燃料処理装置は、制御弁を全開状態と全閉状態とに繰り返し切り替えることによって、キャニスタと吸気経路とを連通状態と遮断状態に繰り返し切り替えるパージ制御部を備えていてもよい。パージ制御部は、全開状態と全閉状態とを繰り返し切り替えて制御弁から吸気経路にパージガスを供給するパージ期間のうちの全開状態の期間を調整することによって、制御弁から吸気経路に流れるパージガス量を制御してもよい。特定部は、インテークマニホールドの圧力とポンプの回転数とパージ期間に制御弁が全開状態に維持されている場合の上流側パージガス量との関係を表す上流側パージガス量データと、インテークマニホールドの圧力とポンプの回転数とパージ期間に制御弁が全開状態に維持されている場合の下流側パージガス量との関係を表す下流側パージガス量データと、を予め格納していてもよい。特定部は、インテークマニホールドの圧力と、ポンプの回転数と、上流側パージガス量データと、下流側パージガス量データと、パージ期間に対する全開状態の期間の割合と、を用いて、上流側パージガス量と下流側パージガス量とを特定してもよい。この構成によれば、パージ期間のうちの制御弁の全開状態の期間を調整することによって、キャニスタから供給される蒸発燃料量を調整することができる。また、上流側パージガス量データと下流側パージガス量データとが予め格納されているために、ポンプの回転数と、インテークマニホールドの圧力と、全開状態の期間の割合と、を用いて、上流側パージガス量と下流側パージガス量とをそれぞれ特定することができる。
(特徴4)本明細書の蒸発燃料処理装置では、特定部は、第1タイミングで特定された上流側パージガス量と、第1タイミングと異なる第2タイミングで特定された下流側パージガス量と、を加算することによって、第1タイミング及び第2タイミングよりも後の第3タイミングで内燃機関に到達するパージガス量を算出してもよい。上流パージ経路から内燃機関に至る経路は、下流パージ経路から内燃機関に至る経路よりも長い。このため、制御弁を同時に通過したパージガスが、上流パージ経路から内燃機関に至るタイミングと下流パージ経路から内燃機関に至るタイミングとは異なる。上記の構成では、第1タイミングにおける上流側パージガス量と、第2タイミングにおける下流側パージガス量と、を加算して第3タイミングで内燃機関に到達するパージガス量を算出する。これにより、内燃機関に到達するタイミングのずれを考慮して、内燃機関に到達するパージガス量を算出することができる。
(第1実施例)
図面を参照して、蒸発燃料処理装置10を説明する。図1に示すように、蒸発燃料処理装置10は、自動車等の車両に搭載され、燃料タンクFTに貯留される燃料をエンジンENに供給する燃料供給システム2に配置される。
図面を参照して、蒸発燃料処理装置10を説明する。図1に示すように、蒸発燃料処理装置10は、自動車等の車両に搭載され、燃料タンクFTに貯留される燃料をエンジンENに供給する燃料供給システム2に配置される。
燃料供給システム2は、燃料タンクFT内に収容される燃料ポンプ(図示省略)から圧送された燃料をインジェクタIJに供給する。インジェクタIJは、後述するECU(Engine Control Unitの略)100によって開度が調整される電磁弁を有する。インジェクタIJは、燃料をエンジンENに噴射する。
エンジンENには、吸気管IPと排気管EPが接続されている。吸気管IPは、エンジンENの負圧あるいは過給機CHの動作によって、エンジンENに空気を供給するための配管である。吸気管IPには、スロットルバルブTVが配置されている。スロットルバルブTVは、吸気管IPの開度を調整することによって、エンジンENに流入する空気量を制御する。スロットルバルブTVは、ECU100によって制御される。吸気管IPのスロットルバルブTVよりも上流側には、過給機CHが配置されている。過給機CHは、いわゆるターボチャージャーであり、エンジンENから排気管EPに排気された気体によってタービンを回転させ、それにより、吸気管IP内の空気を加圧してエンジンENに供給する。過給機CHは、ECU100によって、エンジンENの回転数Nが予め決められた回転数(例えば2500回転)を超えると作動するように制御される。
吸気管IPの過給機CHよりも上流側には、エアクリーナACが配置されている。エアクリーナACは、吸気管IPに流入する空気から異物を除去するフィルタを有する。吸気管IPでは、スロットルバルブTVが開弁すると、エアクリーナACを通過してエンジンENに向けて吸気される。エンジンENは、燃料と空気とを内部で燃焼し、燃焼後に排気管EPに排気する。
過給機CHが停止している状況では、エンジンENの駆動により、吸気管IP内に負圧が発生している。なお、自動車の停止時にエンジンENのアイドリングを停止したり、ハイブリッド車のようにエンジンENを停止してモータで走行する場合、言い換えると、環境対策のためにエンジンENの駆動を制御する場合、エンジンENの駆動による吸気管IP内の負圧が発生しないか、あるいは小さい状況が生じる。一方、過給機CHが作動している状況では、過給機CHよりも上流側では大気圧である一方、過給機CHよりも下流側で正圧が発生している。
蒸発燃料処理装置10は、燃料タンクFT内の蒸発燃料を、吸気管IPを介してエンジンENに供給する。蒸発燃料処理装置10は、キャニスタ14と、ポンプ12と、パージ管32と、制御弁34と、ECU100内の制御部102と、逆止弁80,83と、圧力センサ16と、を備える。キャニスタ14は、燃料タンクFT内で発生した蒸発燃料を吸着する。キャニスタ14は、活性炭14dと、活性炭14dを収容するケース14eと、を備える。ケース14eは、タンクポート14aと、パージポート14bと、大気ポート14cとを有する。タンクポート14aは、燃料タンクFTの上端に接続されている。これにより、燃料タンクFTの蒸発燃料がキャニスタ14に流入される。活性炭14dは、燃料タンクFTからケース14eに流入する気体から蒸発燃料を吸着する。これにより、蒸発燃料が大気に放出されることを防止することができる。
大気ポート14cは、エアフィルタAFを介して大気に連通している。エアフィルタAFは、大気ポート14cを介してキャニスタ14内に流入する空気から異物を除去する。
パージポート14bには、パージ管32が連通している。キャニスタ14内の蒸発燃料を含む空気との混合気体(以下では「パージガス」と呼ぶ)は、キャニスタ14からパージポート14bを介してパージ管32内に流入する。パージ管32は、パージ経路22,24,26を画定している。パージ管32内のパージガスは、パージ経路22,24,26を流れて、吸気経路IWに供給される。
パージ管32は、キャニスタ14と吸気経路IWとの中間の分岐位置32aにおいて、2つに分岐している。分岐後のパージ管32の一方は、スロットルバルブTV及び過給機CHよりもエンジンEN側(即ち下流側)の吸気管IPに配置されているインテークマニホールドIMに接続されており、分岐後のパージ管32の他方は、スロットルバルブTV及び過給機CHよりもエアクリーナAC側(即ち上流側)に接続されている。分岐位置32aよりもキャニスタ14側のパージ管32でパージ経路22が画定されており、パージ管32の分岐位置32aから下流側に接続されているパージ管32でパージ経路24が画定されており、パージ管32の分岐位置32aから上流側に接続されているパージ管32でパージ経路26が画定されている。
パージ経路22の中間位置には、ポンプ12が配置されている。ポンプ12は、いわゆる渦流ポンプ(カスケードポンプ、ウエスコポンプとも呼ぶ)あるいは遠心式ポンプである。ポンプ12は、制御部102によって制御される。ポンプ12の吸入口は、パージ経路22を介してキャニスタ14に連通している。
ポンプ12の吐出口は、パージ管32に連通している。ポンプ12は、パージ経路22にパージガスを送出する。パージ経路22に送出されたパージガスは、パージ経路24又はパージ経路26を通過して、吸気経路IWに供給される。
パージ経路24には、逆止弁83が配置されている。逆止弁83は、パージ経路24を気体が吸気経路IW側に向かって流れることを許容し、キャニスタ14側に向かって流れることを禁止する。パージ経路26には、逆止弁80が配置されている。逆止弁80は、パージ経路26を気体が吸気経路IW側に向かって流れることを許容し、キャニスタ14側に向かって流れることを禁止する。
ポンプ12と分岐位置32aとの間のパージ経路22には、制御弁34が配置されている。制御弁34が閉弁されると、制御弁34がキャニスタ14と吸気経路IWとをパージ経路22において遮断する遮断状態となる。遮断状態では、パージ経路22のパージガスは、制御弁34によって停止され、吸気経路IWに向かって流れない。一方、制御弁34が開弁されると、キャニスタ14と吸気経路IWとをパージ経路22を介して連通する連通状態となる。これにより、パージガスは吸気経路IWに向かって流れる。制御弁34は、電子制御弁であり、制御部102によって制御される。なお、パージ経路22のうち、制御弁34よりも下流側に位置するパージ経路22を、「パージ経路22a」と呼び、制御弁34よりも上流側に位置するパージ経路22を、「パージ経路22b」と呼ぶ。
インテークマニホールドIMには、圧力センサ16が配置されている。圧力センサ16は、インテークマニホールドIMの圧力を検出する。なお、圧力センサ16は、インテークマニホールドIMと圧力が一致する位置、即ち、スロットルバルブTVとエンジンENとの間に配置されていてもよい。
制御部102は、ECU100の一部であり、ECU100の他の部分(例えばエンジンENを制御する部分)と一体的に配置されている。なお、制御部102は、ECU100の他の部分と別に配置されていてもよい。制御部102は、CPUとROM,RAM等のメモリ104とを含む。制御部102は、メモリ104に予め格納されているプログラムに応じて、蒸発燃料処理装置10を制御する。具体的には、制御部102は、ポンプ12に信号を出力し、ポンプ12を制御する。また、制御部102は、制御弁34に信号を出力しデューティ制御を実行する。即ち、制御部102は、制御弁34に出力する信号のデューティ比を調整することによって、制御弁34の開弁時間を調整する。
ECU100は、排気管EP内に配置される空燃比センサ50に接続されている。ECU100は、空燃比センサ50の検出結果から排気管EP内の空燃比を検出し、インジェクタIJからの燃料噴射量を制御する。
また、ECU100は、エアクリーナAC付近に配置されるエアフロメータ52に接続されている。エアフロメータ52は、いわゆるホットワイヤ式のエアフロメータであるが、他の構成であってもよい。ECU100は、エアフロメータ52から検出結果を示す信号を受信して、エンジンENに吸入される気体量(即ち吸気量)を検出する。
次いで、パージガスをキャニスタ14から吸気経路IWに供給するパージ処理について説明する。エンジンENが駆動中であってパージ条件が成立すると、制御部102は、制御弁34をデューティ制御することによってパージ処理を実行する。パージ条件とは、パージガスをエンジンENに供給するパージ処理を実行すべき場合に成立する条件であり、エンジンENの冷却水温やパージ濃度の特定状況によって、予め製造者によって制御部102に設定される条件である。制御部102は、エンジンENの駆動中に、パージ条件が成立するか否かを常時監視している。
パージ処理では、パージガスが、キャニスタ14からパージ経路22,24を経て、スロットルバルブTVの下流側の吸気経路IWに供給されるか、あるいは、キャニスタ14からパージ経路22,26を経て、過給機CHの上流側の吸気経路IWに供給される。どちらの経路で供給されるかは、インテークマニホールドIMの圧力(即ちスロットルバルブTVの下流側の吸気経路IWの圧力)によって変化する。
過給機CHが動作していない場合、エンジンENに駆動によって、スロットルバルブTVの下流側の吸気経路IWが負圧となる。一方、スロットルバルブTVの上流側の吸気経路IWは、大気圧に略等しい。この結果、パージガスは、主に、キャニスタ14からパージ経路22,24を経て、スロットルバルブTVの下流側の吸気経路IW(即ちインテークマニホールドIM内)に供給される。制御弁34からパージ経路22a,24、吸気経路IWを経てエンジンENに供給されるパージガスの経路を、下流側パージ経路FPと呼ぶ。
一方、過給機CHが動作している間は、過給機CHによって過給機CHの下流側の空気が加圧される。このため、過給機CHよりも下流側では、吸気経路IWの圧力は、過給機CHの上流側よりも高くなる。この結果、パージガスは、主に、キャニスタ14からパージ経路22,26を経て、過給機CHの上流側の吸気経路IWに供給される。なお、過給機CHの上流側の吸気経路IWは、大気圧に近似し、過給機CHによって若干の負圧が発生している。制御弁34からパージ経路22a,26、吸気経路IWを経てエンジンENに供給されるパージガスの経路を、上流側パージ経路SPと呼ぶ。上流側パージ経路SPは、下流側パージ経路FPよりも長い。
過給機CHが動作している間にパージ処理を実行する場合、制御部102がポンプ12を駆動してパージガスを圧送することによって、パージガスは、上流側パージ経路SPにより多く供給される。一方、過給機CHが動作していない間にパージ処理を実行する場合、パージガスは、下流側パージ経路FPにより多く供給される。制御部102は、例えばスロットルバルブTVの開度が大きい場合等によって、吸気経路IWの負圧が小さく、パージガスが十分に吸気経路IWに供給されない場合、ポンプ12を駆動して、パージガスを吸気経路IWに供給する。制御部102は、吸気経路IWの負圧の状況に応じて、ポンプ12の回転数の制御を実行する。具体的には、制御部102は、0〜12000rpmのうちの複数の回転数(例えば0、4000、8000、12000rpm)のいずれの回転数でポンプ12を駆動又は停止させる。なお、変形例では、制御部102は、ポンプ12の回転数を0から12000rpmの間の任意の値で制御可能であってもよい。
パージ処理が実行されている間、エンジンENには、燃料タンクFTからインジェクタIJを介して供給される燃料と、パージ処理による蒸発燃料と、が供給される。制御部102は、インジェクタIJからの燃料の噴射時間と制御弁34のデューティ比を調整することによって、エンジンENの空燃比を最適な空燃比(例えば理想空燃比)に調整する。
このため、制御部102が、インジェクタIJからエンジンENに供給される燃料量と、パージ処理によってエンジンENに供給される燃料量と、を適切に把握することが望まれる。インジェクタIJからエンジンENに供給される燃料は、インジェクタIJからの燃料の噴射時間によって決まる。一方、パージ処理によって供給される燃料は、パージ濃度と制御弁34からのパージガス量によって変化する。
エンジンENに供給されるパージガス量を推定する手法を説明する。最初に、メモリ104について説明する。
メモリ104は、図2に示すように、ポンプ12が停止している場合のインテークマニホールドIMの圧力と制御弁34を通過するパージガス量との関係を示す停止時ガス量データマップを格納している。なお、メモリ104には、図2のグラフに表されるインテークマニホールドIMの圧力と制御弁34を通過するパージガス量との関係が数値化されて格納されている。パージガス量は、制御弁34がデューティ制御されている場合のデューティ比が1.0(即ちパージ処理中に全開状態で維持されている状態)でのパージガス量(以下では「全開時パージガス量」と呼ぶ。)である。ポンプ12が停止している場合、制御弁34よりも上流側のパージ経路22bの圧力は、大気圧に近似する。このため、インテークマニホールドIMの圧力が高くなると(即ち負圧が小さくなると)、パージガス量は低下する。そして、インテークマニホールドIMの圧力が大気圧に到達すると、制御弁34の上下流で圧力差が無くなり、パージガスが略流れない。
メモリ104は、さらに、図3に示すように、ポンプ12が駆動している場合のインテークマニホールドIMの圧力と制御弁34を通過する全開時パージガス量との関係を示す駆動時ガス量データマップを格納している。駆動時ガス量データマップは、ポンプ12の複数の回転数(例えば4000、8000、12000rpm)のそれぞれについて、インテークマニホールドIMの圧力と制御弁34を通過する全開時パージガス量との関係を示すデータを有する。なお、図3では、複数の回転数のうち、実線で示される最大の回転数(例えば12000rpm)及び破線で示される最小の回転数(例えば4000rpm)のインテークマニホールドIMの圧力と制御弁34を通過する全開時パージガス量との関係が示されている。しかしながら、動作時ガス量データマップは、ポンプ12の複数の回転数のそれぞれについて、インテークマニホールドIMの圧力と制御弁34を通過する全開時パージガス量との関係を有する。なお、メモリ104には、図3のグラフに表されるインテークマニホールドIMの圧力と制御弁34を通過する全開時パージガス量との関係が数値化されて格納されている。
なお、変形例では、駆動時ガス量データマップは、ポンプ12の最大の回転数(例えば12000rpm)について、インテークマニホールドIMの圧力と制御弁34を通過する全開時パージガス量との関係を示すデータを有していてもよい。この場合、制御部102は、ポンプ12の最大の回転数の場合の全開時パージガス量と最小の回転数の場合の全開時パージガス量との差のインテークマニホールドIMの圧力による変化を表す全開時パージガス量差データマップをさらに格納していてもよい。制御部102は、インテークマニホールドIMの圧力と、ポンプ12の現在の回転数と、を用いて、最大の回転数の全開時パージガス量−パージガス量の差×(ポンプ12の現在の回転数−最小の回転数(例えば4000rpm))/(最大の回転数−最小の回転数)を計算することによって、全開時パージガス量を算出してもよい。
インテークマニホールドIMの圧力の負圧が大きく、ポンプ12が駆動している場合には、制御弁34を通過したパージガスは、下流側パージ経路FPを通過する。インテークマニホールドIMの圧力の負圧が小さくなり、スロットルバルブTVよりも上流側の吸気経路IWの圧力(即ち大気圧)との差が小さくなると、上流側パージ経路SPにもパージガスが流れる。そして、インテークマニホールドIMの圧力が大気圧を越えると(即ち過給機CHが作動すると)、パージガスは、上流側パージ経路SPに流れ、下流側パージ経路FPにはほとんど流れない。このため、インテークマニホールドIMの圧力が大気圧を越えると、インテークマニホールドIMの圧力が大きくなってもパージガスの量は変化しない。
メモリ104は、さらに、図4に示すように、インテークマニホールドの圧力と上流流量率との関係を示す割合データマップを格納している。上流流量率は、制御弁34を通過する全開時パージガス量のうち、上流側パージ経路SPに流れる上流側パージガス量の割合を示す。
図2の停止時ガス量データマップ、図3の駆動時ガス量データマップ及び図4の割合データマップは、実験によって予め特定され、メモリ104に格納されている。
図5に示すように、メモリ104は、1番から300番までの300個の上流側格納領域104a(図5では1番及び2番のみに符号を付す)を有する。各上流側格納領域104aは、上流側パージ経路SPを体積で300等分した場合の300個の部分経路26aのそれぞれの上流側パージガス量を格納する。制御弁34からエンジンENまで300個の部分経路26aが、制御弁34から順に、1番から300番の上流側格納領域104aに対応している。なお、パージ経路26等の分割は、体積に限らず、長さを基準に分割してもよい。
図7に示すように、メモリ104は、さらに、1番から50番までの50個の下流側格納領域104b(図7では1番及び2番のみに符号を付す)を有する。各下流側格納領域104bは、下流側パージ経路FPを体積で50等分した場合の50個の部分経路24aのそれぞれの下流側パージガス量を格納する。制御弁34からエンジンENまで50個の部分経路24aが、制御弁34から順に、1番から50番の下流側格納領域104bに対応している。なお、パージ経路26等の分割は、体積に限らず、長さを基準に分割してもよい。
図6に示すように、メモリ104には、さらに、後述する上流側パージガス量決定処理(図9参照)で利用されるデータマップ106と、下流側パージガス量決定処理(図12参照)で利用されるデータマップ107と、が格納されている。データマップ106,107は、後述する各パージガス量決定処理で明らかにされる。
制御部102は、イグニションスイッチがオンにされると、制御弁34を通過して上流側パージ経路SPを流れる上流側パージガス量と、制御弁34を通過して下流側パージ経路FPを流れる下流側パージガス量と、をそれぞれ算出するパージガス量算出処理を開始する。制御部102は、定期的(例えば16ms毎)にパージガス量算出処理を実行する。
図8に示すように、パージガス量算出処理では、まず、S1において、制御部102は、パージ処理を実行中であるか否かを判断する。具体的には、制御弁34をデューティ制御しているか否かを判断する。制御弁34をデューティ制御している場合、パージ処理を実行中であると判断して(S1でYES)、S2に進む。S2では、制御部102は、ポンプ12が駆動中であるか否かを判断する。ポンプ12が駆動中でない場合(S2でNO)、S4において、制御部102は、停止時ガス量データマップ(図2参照)を用いて、全開時パージガス量を特定する。具体的には、制御部102は、圧力センサ16からインテークマニホールドIMの圧力を取得する。次いで、制御部102は、停止時ガス量データマップにおいて、取得された圧力に対応する全開時パージガス量を特定して、S5に進む。
一方、ポンプ12が駆動中である場合(S2でYES)、S3において、制御部102は、駆動時ガス量データマップ(図3参照)を用いて、全開時パージガス量を特定する。具体的には、制御部102は、圧力センサ16からインテークマニホールドIMの圧力を取得するとともに、ポンプ12から回転数を取得する。次いで、制御部102は、駆動時ガス量データマップにおいて、取得されたインテークマニホールドIMの圧力と、取得された回転数に対応する全開時パージガス量との関係を用いて、全開時パージガス量を特定して、S5に進む。
S5では、制御部102は、割合データマップ(図4参照)を用いて、上流流量率を特定する。具体的には、制御部102は、S3又はS4において取得されたインテークマニホールドIMの圧力に対応する上流流量率を特定する。次いで、S6において、制御部102は、上流側パージガス量を算出する。具体的には、制御部102は、まず、制御弁34のデューティ比を取得する。次いで、制御部102は、S3又はS4で特定された全開時パージガス量に、デューティ比を乗算する。これにより、実際に制御弁34を通過するパージガス量(以下「実パージガス量」と呼ぶ)が算出される。次いで、制御部102は、実パージガス量に、S5で特定された上流流量率を乗算して、上流側パージガス量を算出する。
次いで、S7では、制御部102は、制御部102は、下流側パージガス量を算出する。制御部102は、S6で算出された実パージガス量に、S5で特定された上流流量率を1.0から減算した値を乗算して、下流側パージガス量を算出する。なお、変形例では、制御部102は、S6で算出された実パージガス量からS6で算出された上流側パージガス量を減算することによって、下流側パージガス量を算出してもよい。下流側パージガス量が算出されると、パージガス量算出処理が終了する。
一方、S1において、制御弁34をデューティ制御していない場合、パージ処理を実行中でないと判断して(S1でNO)、S8に進む。S8では、制御部102は、上流側パージガス量及び下流側パージガス量をともに0リットル/分と特定して、パージガス量算出処理が終了する。
制御部102は、パージガス量算出処理とは独立して、図9に示す上流側パージガス量決定処理と、図12に示す下流側パージガス量決定処理と、を順次実行する。上流側パージガス量決定処理では、上流側格納領域104aに格納されている上流側パージガス量を用いて、上流側パージ経路SPを通じてエンジンENに供給される上流側パージガス量が決定される。一方、下流側パージガス量決定処理では、下流側格納領域104bに格納されている下流側パージガス量を用いて、下流側パージ経路FPを通じてエンジンENに供給される下流側パージガス量が決定される。
各パージガス量決定処理は、イグニションスイッチがオンにされると開始され、イグニションスイッチがオンからオフに切り換えられるまで定期的(例えば16ms毎)に繰り返し実行される。これらのパージガス量決定処理が開始されるタイミングでは、メモリ104の格納領域104a、104bには、デフォルトの値が格納されている。なお、格納領域104a、104b内の内容は、イグニションスイッチがオフからオンに切り換えられると、デフォルト値に置換される。
図9に示すように、上流側パージガス量決定処理では、まず、S12において、制御部102は、全ての上流側格納領域104aにデフォルトの値が格納されているか否かを判断する。全ての上流側格納領域104aにデフォルトの値が格納されている場合(S12でYES)、S14で、制御部102は、全ての上流側格納領域104aに0を格納させて、S16に進む。一方、上流側格納領域104aのいずれかにデフォルトの値以外の値が格納されている場合(S12でNO)、S14をスキップして、S16に進む。
S16〜S20の処理では、吸気経路IW内の単位時間当たりの吸気量に合わせて、上流側格納領域104aに格納された上流側パージガス量をシフトさせる。吸気量は、最も新しくパージガス量算出処理のS5で算出された実パージガス量に、エアフロメータ52で検出された値を加算した値である。S16では、制御部102は、1番の上流側格納領域104aに格納されている上流側パージガス量を何番の上流側格納領域104aに移動させるか(以下では「シフト数」と呼ぶ)を特定する。
図6に示すように、メモリ104には、1秒当たりの吸気量とシフト数とが関連付けられたデータマップ106が格納されている。データマップ106は、予め算出されてメモリ104に格納されている。なお、データマップ106は、以下に基づいて算出されて作成されている。即ち、上流側パージ経路SPの体積が7リットルであり、上流側格納領域104aが300個であり、上流側パージガス量決定処理の実行周期が16msであるとする。
この場合、1個の上流側格納領域104aは、上流側パージ経路SPの0.023リットル(≒7リットル/300個)分の体積に対応する。このため、1秒当りの吸気量が、0.023リットル/16ms≒1.44リットル/秒である場合、上流側パージガス量決定処理が実行される毎(即ち16ms毎)に、1番〜299番の上流側格納領域104aのパージ濃度が、2番〜300番の上流側格納領域104aに格納されている上流側パージガス量に置換して格納される(即ちシフト数=1である)と、パージガスの流れに合わせて、上流側格納領域104aの上流側パージガス量をシフトさせる。これを基に、1秒当たりの吸気量に合わせてシフト数を決定する。例えば、1秒当たりの吸気量が10.0リットル/秒である場合、シフト数は7(≒10.0/1.44)である。
S16では、制御部102は、吸気量とデータマップ106とを用いて、シフト数(以下では「300−M」とする(1≦M≦300の整数))を特定する。続くS18では、制御部102は、1番からM番の上流側格納領域104aに格納されている上流側パージガス量を、300番から300−M+1番の上流側格納領域104aに置換して格納する。これにより、300番の上流側格納領域104aに格納される上流側パージガス量、即ち、上流側パージ経路SPを経てエンジンENに供給される上流側パージガス量が更新される。なお、過給機CHが動作していない場合でも、パージ経路26内でパージガスが流れる。このため、過給機CHが動作しているか否かに関わらず、上流側格納領域104aの上流側パージガス量をシフトさせる。なお、変形例では、過給機CHのブローオフバルブの動作の有無に応じて、パージ経路26を流れる上流側パージガス量を考慮して、シフト数を変更してもよい。
次いで、S20では、制御部102は、最も新しく実行されたパージガス量算出処理のS6において算出された上流側パージガス量又はS8において特定された上流側パージガス量(即ち0)を、300−M番から1番の上流側格納領域104aに置換して格納して、上流側パージガス量決定処理を終了する。
蒸発燃料処理装置10では、パージガス量算出処理において、制御弁34を通過するパージガス量が特定される。特定されたパージガス量のパージガスが、エンジンENに到達するまでには時間が掛かる。上流側パージガス量決定処理では、パージガスが上流側パージ経路SPを流れるのに合わせて、エンジンENにおけるパージガス量を変化させる。
図10に示されるように、吸気量が2.0リットル/秒と比較的に小さく、S16においてシフト数=300−M=1(即ちM=299)と特定される場合、S18,S20の処理において、1番から299番の上流側格納領域104aに格納されている上流側パージガス量α1〜α299のそれぞれを、2番から300番の上流側格納領域104aに格納されている上流側パージガス量α2〜α300のそれぞれと置換して格納する。そして、1番の上流側格納領域104aに最新上流側パージガス量βを格納する。
一方、図11に示されるように、パージ流量が144リットル/秒と比較的に大きく、S16においてシフト数=300−M=100(即ちM=200)と特定される場合、S18,S20の処理において、1番から200番の上流側格納領域104aに格納されている上流側パージガス量α1〜α200のそれぞれを、101番から300番の上流側格納領域104aに格納されている上流側パージガス量α101〜α300のそれぞれに置換して格納する。そして、1番から100番の上流側格納領域104aに最新上流側パージガス量βを格納する。
この構成によれば、吸気量に合わせて、上流側パージ経路SPを通じてエンジンENに供給される上流側パージガス量を変化させることができる。
上流側パージガス量決定処理が終了すると、続いて、図12に示す下流側パージガス量決定処理が実行される。下流側パージガス量決定処理では、まず、上流側パージガス量決定処理のS12〜S18と同様のS112〜S118の処理を実行する。なお、S116では、制御部102は、1番の下流側格納領域104bに格納されている下流側パージガス量を何番の下流側格納領域104bに移動させるか(以下では「シフト数」と呼ぶ)を特定する。
図6に示すように、メモリ104には、1秒当たりの吸気量とシフト数とが関連付けられたデータマップ107が格納されている。データマップ107は、予め算出されてメモリ104に格納されている。なお、データマップ107は、以下に基づいて算出されて作成されている。即ち、下流側パージ経路FPの体積が1.2リットルであり、下流側格納領域104bが50個であり、下流側パージガス量決定処理の実行周期が16msであるとする。
この場合、1個の下流側格納領域104bは、下流側パージ経路FPの0.023リットル(≒1.2リットル/50個)分の体積に対応する。このため、1秒当りの吸気量が、0.023リットル/16ms≒1.44リットル/秒である場合、下流側パージガス量決定処理が実行される毎(即ち16ms毎)に、1番〜49番の下流側格納領域104bのパージ濃度が、2番〜50番の下流側格納領域104bに格納されている下流側パージガス量に置換して格納される(即ちシフト数=1である)と、パージガスの流れに合わせて、下流側格納領域104bの下流側パージガス量をシフトさせる。これを基に、1秒当たりの吸気量に合わせてシフト数を決定する。例えば、1秒当たりの吸気量が10.0リットル/秒である場合、シフト数は7(≒10.0/1.44)である。
S116では、制御部102は、吸気量とデータマップ107とを用いて、シフト数(以下では「50−Y」とする(1≦Y≦50の整数))を特定する。続くS118では、制御部102は、1番からY番の下流側格納領域104bに格納されている下流側パージガス量を、50番から50−Y+1番の下流側格納領域104bに置換して格納する。これにより、50番の下流側格納領域104bに格納される下流側パージガス量、即ち、下流側パージ経路FPを経てエンジンENに供給される下流側パージガス量が更新される。なお、過給機CHが動作している場合でも、パージ経路24内でパージガスが流れる。このため、過給機CHが動作しているか否かに関わらず、下流側格納領域104bの下流側パージガス量をシフトさせる。なお、変形例では、過給機CHのブローオフバルブの動作の有無に応じて、パージ経路24を流れる下流側パージガス量を考慮して、シフト数を変更してもよい。
次いで、S120では、制御部102は、最も新しく実行されたパージガス量算出処理のS7において算出された下流側パージガス量又はS8において特定された下流側パージガス量(即ち「0」)を、50−Y番から1番の下流側格納領域104bに置換して格納して、下流側パージガス量決定処理を終了する。
蒸発燃料処理装置10では、パージガス量算出処理において、制御弁34を通過する下流側パージガス量が特定される。特定された下流側パージガス量のパージガスが、エンジンENに到達するまでには時間が掛かる。下流側パージガス量決定処理では、パージガスが下流側パージ経路FPを流れるのに合わせて、エンジンENにおける下流側パージガス量を変化させる。
下流側パージガス量決定処理によれば、上流側パージガス量決定処理と同様に、吸気量が比較的に大きい場合にシフト数が大きく、吸気量が比較的に小さい場合にシフト数が小さくなる。この構成によれば、吸気量に合わせて、下流側パージ経路FPを通じてエンジンENに供給される下流側パージガス量を変化させることができる。
制御部102は、現在に300番の上流側格納領域104aに格納されている上流側パージガス量と、50番の下流側格納領域104bに格納されている下流側パージガス量と、の合計のパージガス量を、エンジンENに供給されるパージガス量と推定することができる。
ECU100は、空燃比センサ50で検出される空燃比が予め決められた基準空燃比(例えば理想空燃比)となるように、インジェクタIJからの燃料の噴射時間を調整して、エンジンENに供給される燃料噴射量を制御する。パージ処理が実行されると、空燃比がリッチ側に変化する。このとき、ECU100は、パージ濃度が所定のX%であると想定する。そして、推定されたパージガス量を用いて、パージ処理によって供給される燃料量を特定する。ECU100は、特定された燃料量に基づいて、インジェクタIJからの燃料の噴射時間を調整して、燃料噴射量を制御する(即ち、燃料噴射量を減少させる)。このとき、空燃比がリッチで維持される場合、さらに、ECU100は、想定されたパージ濃度にX%を加算して、上記と同様に、パージ処理によって供給される燃料量を特定する。ECU100は、上記の処理を、空燃比が基準空燃比になるように繰り返す。パージ処理によってエンジンENに供給されるパージガス量が適切に推定されると、パージ処理が開始された後、早期に空燃比を基準空燃比に制御することができる。
本実施例では、パージガス量算出処理において、インテークマニホールドIMの圧力とポンプ12の回転数と制御弁34の開度(即ちデューティ比)とを用いて、制御弁34から吸気経路IWに向かって流れるパージガス量を適切に特定することができる。
また、上流側パージガス量決定処理と、下流側パージガス量決定処理と、を実行することによって、上流側パージ経路SPと下流側パージ経路FPとの長さの差によって、パージガスのエンジンENへの到達タイミングが異なることを考慮して、エンジンENに到達するパージガス量を特定することができる。また、停止時ガス量データマップ、駆動時ガス量データマップ及び割合データマップを用いることによって、インテークマニホールドIMの圧力とポンプ12の回転数と制御弁34の開度(即ちデューティ比)とを用いて、適切にパージガス量を算出することができる。
(第2実施例)
第2実施例では、制御部102が実行するパージガス量算出処理(図8参照)が異なる。また、制御部102は、上流側パージガス決定処理(図9参照)及び下流側パージガス決定処理(図12参照)を実行しない。また、図15に示すように、メモリ104は、第1実施例の上流側格納領域104aに替えて、313個の上流側格納領域204aを有する。上流側格納領域204aは、上流側パージ経路SPの区画に対応していない。さらに、図16に示すように、メモリ104は、第1実施例の下流側格納領域104bに替えて、53個の下流側格納領域204bを有する。下流側格納領域204bは、下流側パージ経路FPの区画に対応していない。
第2実施例では、制御部102が実行するパージガス量算出処理(図8参照)が異なる。また、制御部102は、上流側パージガス決定処理(図9参照)及び下流側パージガス決定処理(図12参照)を実行しない。また、図15に示すように、メモリ104は、第1実施例の上流側格納領域104aに替えて、313個の上流側格納領域204aを有する。上流側格納領域204aは、上流側パージ経路SPの区画に対応していない。さらに、図16に示すように、メモリ104は、第1実施例の下流側格納領域104bに替えて、53個の下流側格納領域204bを有する。下流側格納領域204bは、下流側パージ経路FPの区画に対応していない。
さらに、図13に示すように、メモリ104には、データマップ106,107に替えて、1秒当りの吸気量と番号と係数とが関連付けられたデータマップ206,207が格納されている。データマップ206,207は、予め算出されてメモリ104に格納されている。なお、データマップ206は、以下のように算出されて作成されている。即ち、上流側パージ経路SPの体積が7.0リットルである場合、吸気量の最小値が1.4リットル/秒であると、最少のパージ流量でパージガスが上流側パージ経路SPを制御弁34からエンジンENまで流れるのには、5000msかかる。上流側パージガス量決定処理の実行周期が16msであるとすると、5000ms/16ms=313個の上流側格納領域204aが準備され、パージ流量が1.4リットル/秒のときに、313番の上流側格納領域204aが選択されるように作成されている。上流側係数は、後述するS54で上流側パージガス量を算出する際に用いられる。
また、データマップ207は、以下のように算出されて作成されている。即ち、上流側パージ経路SPの体積が1.2リットルである場合、吸気量の最小値が1.4リットル/秒であると、最少のパージ流量でパージガスが上流側パージ経路SPを制御弁34からエンジンENまで流れるのには、850msかかる。上流側決定処理の実行周期が16msであるとすると、パージ流量が1.4リットル/秒のときに、850ms/16ms=53番の下流側格納領域204bが選択されるように作成されている。下流側係数は、後述するS56で下流側パージガス量を算出する際に用いられる。
メモリ104は、さらに、停止時ガス量データマップ(図2参照)、駆動時ガス量データマップ(図3参照)及び係数データマップ(図4参照)に替えて、下流側パージガス量データマップ208及び上流側パージガス量データマップ210を予め格納している。
これらのデータマップ206、207、208、210は、実験によって予め特定され、メモリ104に格納されている。
下流側パージガス量データマップ208は、ポンプ12の回転数とインテークマニホールドIMの圧力と、制御弁34を通過した下流側パージ経路FPに流れる下流側パージガス量との関係を示す。下流側パージガス量データマップ208の下流側パージガス量は、制御弁34がデューティ制御されている場合のデューティ比が1.0(即ちパージ処理中に全開状態で維持されている状態)での下流側パージガス量(以下では「全開時下流側パージガス量」と呼ぶ)である。例えば、ポンプ12の回転数が8000rpmであり、インテークマニホールドIMの圧力が100kPaである場合、全開時下流側パージガス量は9リットル/分である。なお、インテークマニホールドIMの圧力が110kPa以上である場合の全開時下流側パージガス量は、インテークマニホールドIMの圧力が110kPaの場合と一致する。
上流側ガス量データマップ210は、ポンプ12の回転数とインテークマニホールドIMの圧力と、制御弁34を通過して上流側パージ経路SPに流れる上流側パージガス量との関係を示す。上流側パージガス量データマップ210の上流側パージガス量は、制御弁34がデューティ制御されている場合のデューティ比が1.0での上流側パージガス量(以下では「全開時上流側パージガス量」と呼ぶ)である。例えば、ポンプ12の回転数が8000rpmであり、インテークマニホールドIMの圧力が100kPaである場合、全開時上流側パージガス量は、9リットル/分である。なお、インテークマニホールドIMの圧力が110kPa以上である場合の全開時上流側パージガス量は、インテークマニホールドIMの圧力が110kPaの場合と一致する。また、インテークマニホールドIMの圧力が90kPa以下である場合の全開時上流側パージガス量は、インテークマニホールドIMの圧力が90kPaの場合と一致する。
なお、下流側パージガス量データマップ208、上流側パージガス量データマップ210のポンプ12の回転数は、ポンプ12をどのように制御するかによって決定される。ポンプ12の回転数が段階的に切り替わる場合、切り替わる回転数のそれぞれについて、全開時の上流側及び下流側パージガス量が記録されていてもよい。
次いで、図14を参照して、制御部102が実行するパージガス量算出処理を説明する。パージガス量算出処理は、定期的に(例えば16ms毎に)実行される。まず、S60では、図8のS1と同様に、パージ処理が実行中であるか否かを判断する。パージ処理が実行中である場合(S60でYES)、S62において、制御部102は、ポンプ12の回転数を特定する。次いで、S64では、制御部102は、インテークマニホールドIMの圧力を特定する。続くS66では、制御部102は、上流側パージガス量を算出する。具体的には、制御部102は、S62で特定されたポンプ12の回転数と、S64で特定されたインテークマニホールドIMの圧力と、に対応する全開時上流側パージガス量を、上流側パージガス量データマップ210から特定する。次いで、制御部102は、全開時上流側パージガス量にデューティ比を乗算することによって、上流側パージガス量を算出する。
次に、S68では、制御部102は、下流側パージガス量を算出する。具体的には、制御部102は、S62で特定されたポンプ12の回転数と、S64で特定されたインテークマニホールドIMの圧力と、に対応する全開時下流側パージガス量を、下流側パージガス量データマップ208から特定する。次いで、制御部102は、全開時下流側パージガス量にデューティ比を乗算することによって、下流側パージガス量を算出して、パージガス量算出処理を終了する。
一方、パージ処理が実行中である場合(S60でNO)、S69において、制御部102は、上流側パージガス量及び下流側パージガス量を0リットル/分と特定して、パージガス量算出処理を終了する。
制御部102は、パージガス量算出処理を実行する毎に、格納領域204aに、S66で算出された上流側パージガス量(以下では「β」)を格納し、格納領域204bに、S68で算出された下流側パージガス量(以下では「δ」)を格納する。具体的には、図15に示すように、制御部102は、1番から312番の上流側格納領域204aに格納されている上流側パージガス量α1〜α312のそれぞれを、2番から313番の上流側格納領域204aに格納されている上流側パージガス量α2〜α313のそれぞれに置換して格納する。そして、制御部102は、上流側パージガス量βを、1番の上流側格納領域204aに格納する。同様に、図16に示すように、制御部102は、1番から52番の下流側格納領域204bに格納されている下流側パージガス量γ1〜γ52のそれぞれを、2番から53番の格納領域204bに格納されている下流側パージガス量γ2〜γ53のそれぞれに置換して格納する。そして、制御部102は、下流側パージガス量δを1番の下流側格納領域204bに格納する。
次いで、図17を参照して、エンジンENにおけるパージガス量を推定するパージガス量推定処理を説明する。まず、S52において、制御部102は、エンジンENの吸気量と、データマップ206,207と、を用いて、上流側格納領域204aの番号と上流側係数とを特定し、下流側格納領域204bの番号と下流側係数とを特定する。なお、エンジンENの吸気量は、エアフロメータ52において検出される吸気量と、パージガス量算出処理で特定される上流側パージガス量と、下流側パージガス量と、の合計である。
次いで、S54において、制御部102は、前回のS54において推定された上流側パージガス量(無い場合デフォルト値(例えば「0」))(以下では「上流側前回ガス量」と呼ぶ)と、S52でデータマップ206から特定された番号の上流側格納領域204aに格納されている上流側パージガス量(以下では「上流側特定ガス量」と呼ぶ)と、係数と、を用いて、上流側前回ガス量+(上流側特定ガス量−上流側前回ガス量)/係数を計算することによって、上流側パージ経路SPから供給される上流側パージガス量を推定する。なお、吸気量が75.0リットル/秒以上である場合には、下流側格納領域204bの番号が1であり、下流側係数が1である。
次いで、S56において、制御部102は、前回のS56において推定された下流側パージガス量(無い場合デフォルト値(例えば「0」))(以下では「下流側前回ガス量」と呼ぶ)と、S52でデータマップ207から特定された番号の下流側格納領域204bに格納されているパージガス量(以下では「下流側特定ガス量」と呼ぶ)と、係数と、を用いて、下流側前回ガス量+(下流側特定ガス量−下流側前回ガス量)/係数を計算することによって、下流側パージ経路FPから供給される下流側パージガス量を推定する。
次いで、S58では、制御部102は、S54で推定された上流側パージガス量と、S56で推定された下流側パージガス量と、の合計を、エンジンENにおけるパージガス量として推定する。
本実施例では、パージガス量推定処理を実行することによって、上流側パージ経路SPと下流側パージ経路FPとの長さの差によって、パージガスのエンジンENへの到達タイミングが異なることを考慮して、エンジンENに到達するパージガス量を特定することができる。また、下流側パージガス量データマップ208及び上流側パージガス量データマップ210を用いることによって、インテークマニホールドIMの圧力とポンプ12の回転数と制御弁34の開度(即ちデューティ比)とを用いて、適切にパージガス量を算出することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(1)上記の各実施例では、過給機CHの上流側に接続される上流側パージ経路SPと、過給機CHの下流側に接続される下流側パージ経路FPと、が設けられている。しかしながら、下流側パージ経路FPは設けられていなくてもよい。この場合、パージガス量推定処理では、下流側パージ経路FPからのパージガス量を考慮せずに推定してもよい。また、制御部102は、下流側パージガス量決定処理を実行しなくてもよい。
(2)上記の各実施例では、吸気経路IWに過給機CHが配置されている。しかしながら、過給機CHは配置されていなくてもよい。この場合、上流側パージ経路SPは設けられていなくてもよい。パージガス量推定処理では、上流側パージ経路SPからのパージガス量を考慮せずに推定してもよい。また、制御部102は、上流側パージガス量決定処理を実行しなくてもよい。
(3)上記の第1実施例では、データマップ106,107は、吸気量とシフト数とが関連付けられている。しかしながら、シフト数と関連付けられるパラメータは、吸気量以外に、エンジン回転数、パージガス量、過給機CHの下流側の圧力を含む複数のパラメータであってもよい。この場合、複数のパラメータとシフト数とが関連付けられたデータマップを予め特定し、メモリ104に格納してもよい。また、制御部102は、図9のS16、図12のS116において、複数のパラメータを特定し、特定された複数のパラメータに関連付けられているシフト数をデータマップ106,107から特定してもよい。
(4)上記の第2実施例では、データマップ206,207は、吸気量と格納領域番号と係数とが関連付けられている。しかしながら、納領域番号と係数とに関連付けられるパラメータは、吸気量以外に、エンジン回転数、パージガス量を含む複数のパラメータであってもよい。この場合、複数のパラメータと納領域番号と係数とが関連付けられたデータマップを予め特定し、メモリ104に格納してもよい。また、制御部102は、図17のS52において、複数のパラメータを特定し、特定された複数のパラメータに関連付けられている納領域番号と係数とをデータマップ206,207から特定してもよい。
(5)上記の各実施例では、制御弁34は、デューティ制御されている。即ち、上記の各実施例では、制御弁34のデューティ比(デューティ制御期間に対する開弁期間の比)が「制御弁の開度」の一例である。しかしながら、制御弁34は、全開状態から全閉状態までの間に、段階的に又は無段階に開口面積を調整可能な弁(例えばサーボ弁)であってもよい。この場合、制御部102は、制御弁34の開口面積を調整することによって、エンジンENに供給されるパージガス量を制御してもよい。本変形例では、制御弁34の開口面積が「制御弁の開度」であってもよい。
(6)上記の第1実施例では、エンジンENに供給されるパージガス量を特定する。しかしながら、制御弁34を通過するパージガス量を特定すべき場合には、上流側パージガス量決定処理及び下流側パージガス量決定処理を実行しなくてもよい。また、図8のパージガス量算出処理のS5において、実パージガス量を算出すればよく、S6及びS7の処理を実行しなくてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :燃料供給システム
10 :蒸発燃料処理装置
12 :ポンプ
14 :キャニスタ
16 :圧力センサ
22 :パージ経路
22a :パージ経路
22b :パージ経路
24 :パージ経路
26 :パージ経路
34 :制御弁
102 :制御部
104 :メモリ
104a :上流側格納領域
104b :下流側格納領域
CH :過給機
EN :エンジン
FP :下流側パージ経路
FT :燃料タンク
IJ :インジェクタ
IM :インテークマニホールド
IW :吸気経路
SP :上流側パージ経路
TV :スロットルバルブ
10 :蒸発燃料処理装置
12 :ポンプ
14 :キャニスタ
16 :圧力センサ
22 :パージ経路
22a :パージ経路
22b :パージ経路
24 :パージ経路
26 :パージ経路
34 :制御弁
102 :制御部
104 :メモリ
104a :上流側格納領域
104b :下流側格納領域
CH :過給機
EN :エンジン
FP :下流側パージ経路
FT :燃料タンク
IJ :インジェクタ
IM :インテークマニホールド
IW :吸気経路
SP :上流側パージ経路
TV :スロットルバルブ
Claims (5)
- パージ経路を通じて燃料タンクと吸気経路のインテークマニホールドとが連通されている車両に搭載される蒸発燃料処理装置であって、
パージ経路に配置され、燃料タンク内の蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
吸気経路とキャニスタの間のパージ経路に配置されており、キャニスタと吸気経路とをパージ経路を介して連通する連通状態と、キャニスタと吸気経路とをパージ経路上で遮断する遮断状態と、に切り替わる制御弁と、
制御弁とキャニスタとの間のパージ経路に配置されるポンプと、
インテークマニホールドの圧力とポンプの回転数と制御弁の開度とを用いて、制御弁をポンプから吸気経路に向かって流れる蒸発燃料と空気とが混合されたパージガス量を特定する特定部と、を備える、蒸発燃料処理装置。 - 吸気経路には、過給機と、過給機の下流側であってインテークマニホールドの上流側に位置するスロットルバルブと、が配置されており、
パージ経路は、制御弁と吸気経路との間で、スロットルバルブよりも下流の吸気経路に接続される下流パージ経路と、過給機よりも上流の吸気経路に接続される上流パージ経路と、に分岐しており、
特定部は、インテークマニホールドの圧力とポンプの回転数と制御弁の開度とを用いて、制御弁から上流パージ経路に上流側パージガス量と、制御弁から下流パージ経路に流れる下流側パージガス量と、をそれぞれ算出する、請求項1に記載の蒸発燃料処理装置。 - 制御弁を全開状態と全閉状態とに繰り返し切り替えることによって、キャニスタと吸気経路とを連通状態と遮断状態に繰り返し切り替えるパージ制御部を、さらに備え、
パージ制御部は、全開状態と全閉状態とを繰り返し切り替えて制御弁から吸気経路にパージガスを供給するパージ期間のうちの全開状態の期間を調整することによって、制御弁から吸気経路に流れるパージガス量を制御し、
特定部は、
インテークマニホールドの圧力とポンプの回転数とパージ期間に制御弁が全開状態に維持されている場合の制御弁から吸気経路に流れる全開時パージガス量との関係を表すパージガス量データと、
インテークマニホールドの圧力と制御弁から吸気経路に流れるパージガス量に対する上流側パージガス量の割合を示す割合データと、を予め格納しており、
インテークマニホールドの圧力と、ポンプの回転数と、パージガス量データと、割合データと、パージ期間に対する全開状態の期間の割合と、を用いて、上流側パージガス量と下流側パージガス量とを特定する、請求項2に記載の蒸発燃料処理装置。 - 制御弁を全開状態と全閉状態とに繰り返し切り替えることによって、キャニスタと吸気経路とを連通状態と遮断状態に繰り返し切り替えるパージ制御部を、さらに備え、
パージ制御部は、全開状態と全閉状態とを繰り返し切り替えて制御弁から吸気経路にパージガスを供給するパージ期間のうちの全開状態の期間を調整することによって、制御弁から吸気経路に流れるパージガス量を制御し、
特定部は、
インテークマニホールドの圧力とポンプの回転数とパージ期間に制御弁が全開状態に維持されている場合の上流側パージガス量との関係を表す上流側パージガス量データと、
インテークマニホールドの圧力とポンプの回転数とパージ期間に制御弁が全開状態に維持されている場合の下流側パージガス量との関係を表す下流側パージガス量データと、
を予め格納しており、
インテークマニホールドの圧力と、ポンプの回転数と、上流側パージガス量データと、下流側パージガス量データと、パージ期間に対する全開状態の期間の割合と、を用いて、上流側パージガス量と下流側パージガス量とを特定する、請求項2に記載の蒸発燃料処理装置。 - 特定部は、第1タイミングで特定された上流側パージガス量と、第1タイミングと異なる第2タイミングで特定された下流側パージガス量と、を加算することによって、第1タイミング及び第2タイミングよりも後の第3タイミングで内燃機関に到達するパージガス量を算出する、請求項2から4のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016147785A JP2018017170A (ja) | 2016-07-27 | 2016-07-27 | 蒸発燃料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016147785A JP2018017170A (ja) | 2016-07-27 | 2016-07-27 | 蒸発燃料処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018017170A true JP2018017170A (ja) | 2018-02-01 |
Family
ID=61076672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016147785A Pending JP2018017170A (ja) | 2016-07-27 | 2016-07-27 | 蒸発燃料処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018017170A (ja) |
-
2016
- 2016-07-27 JP JP2016147785A patent/JP2018017170A/ja active Pending
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