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JP2018016039A - 印刷装置 - Google Patents

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JP2018016039A
JP2018016039A JP2016150217A JP2016150217A JP2018016039A JP 2018016039 A JP2018016039 A JP 2018016039A JP 2016150217 A JP2016150217 A JP 2016150217A JP 2016150217 A JP2016150217 A JP 2016150217A JP 2018016039 A JP2018016039 A JP 2018016039A
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Abstract

【課題】簡単な構成により、ヘッドキャップ周縁における不要物やインク等の乾燥、固着を防止して、印字品質が低下するのを防止する。【解決手段】インクジェットヘッド32に脱着自在に設けられ、装着された状態においてノズルを外気から密閉した状態で覆うヘッドキャップ201と、ヘッドキャップ201のインクジェットヘッド32と接触する部分を覆うように装着され、ヘッドキャップ201とインクジェットヘッド32との間に介在され、ヘッドキャップ201による密閉状態を保持するパッキン部231,232と、パッキン部231,232を、ヘッドキャップ201に対して接離させるモーター210と、ヘッドキャップ201の周辺において周回可能に設けられた環状のループ部材233とを備え、パッキン部231,232は、ループ部材233に接続され、モーター210はループ部材233をヘッドキャップ201の周辺で周回させることにより、パッキン部231,232をヘッドキャップ201に対して接離させる。【選択図】図2

Description

本発明は、インクジェットヘッドによりインクを吐出して印刷用紙に印刷を行う印刷装置に関する。
一般的に、インクジェット方式が適用されたインクジェット印刷装置は、画像情報や文字情報等の印刷データに基づいて、インクジェットヘッドのノズルからインクを印刷用紙に向けて吐出して画像や文字などを印刷することができ、多色のインクを使用して印刷用紙上に印刷データをカラーで印刷できるので、家庭用や業務用として普及している。
このようなインクジェット印刷装置では、インクジェットヘッド表面の乾燥を防いだり、クリーニングしたりするために、インクジェットヘッドのノズルを外気から密閉した状態で覆うヘッドキャップが、インクジェットヘッドに着脱自在に装着される。このヘッドキャップは、インクジェットヘッドに装着されることにより、インクジェットヘッド表面に残留したり付着したりした不要物や、ノズル近傍で増粘したインク等が乾燥して固着するのを防止したり、ポンプ駆動によりインクジェットヘッドから強制的にインクを排出するクリーニング処理の際にその排液を吸引したりして、インクジェットヘッド表面における不要物等の発生を抑制したり、不要物等を除去したりして、ノズルの目詰まり等を防止することができる。
ところで、ヘッドキャップの縁にインクが固着すると、インクジェットヘッドをヘッドキャップで覆ったときに密閉性が確保できず、キャッピング状態であってもノズル内が乾燥したりするとともに、密閉性が劣化することによりクリーニング処理のインク吸引時に空気漏れが発生し、ノズル内に気泡が混入してしまい、結果的に印字品質が低下するおそれがあった。
従来、このようなヘッドキャップ周縁における不要物やインク等の乾燥・固着を防止又は解消する技術として、特許文献1に開示された技術がある。この特許文献1に開示された技術では、ヘッドキャップユニットを回転移動させて、洗浄液に浸すことにより、ヘッドキャップ周縁における不要物やインク等の乾燥・固着を防止又は解消する。
特開2010−162814号公報
しかしながら、特許文献1記載のインクジェット印刷装置では、ヘッドキャップユニット全体を回転移動させて、洗浄液に浸す構成であるため、ヘッドキャップユニットの回転移動に伴って、クリーニング処理のインク吸引用の吸引チューブや、大気開放用のチューブなど、クリーニング処理のための装置や機構も回転移動させなければならず、そのための駆動機構が複雑化、大型化するうえ、チューブの引き回しのための機構や空間を確保しなければならず、構成が煩雑になるとともに設計上の制約が過大になるという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成により、ヘッドキャップ周縁における不要物やインク等の乾燥、固着を防止して、印字品質が低下するのを防止できる印刷装置の洗浄装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷装置の第1の特徴は、印刷媒体に対してインクをノズルから吐出するインクジェットヘッドを有する印刷装置であって、
前記インクジェットヘッドに脱着自在に設けられ、装着された状態において前記ノズルを外気から密閉した状態で覆うヘッドキャップと、
前記ヘッドキャップの前記インクジェットヘッドと接触する部分を覆うように装着され、前記ヘッドキャップと前記インクジェットヘッドとの間に介在され、前記ヘッドキャップによる密閉状態を保持するパッキン部と、
前記パッキン部を、前記ヘッドキャップに対して接離させる駆動手段と、
を備えることにある。
本発明に係る印刷装置の第2の特徴は、前記ヘッドキャップの周辺において周回可能に設けられた環状のループ部材をさらに備え、
前記パッキン部は、前記ループ部材に接続され、
前記駆動手段は、前記ループ部材を前記ヘッドキャップの周辺で周回させることにより、前記パッキン部を前記ヘッドキャップに対して接離させる
ことにある。
本発明に係る印刷装置の第3の特徴は、前記ヘッドキャップ近傍に設置され、前記パッキン部を洗浄する洗浄液が充填される洗浄槽をさらに備え、
前記駆動手段は、前記パッキン部を、前記ヘッドキャップに対する装着位置と、前記洗浄槽内の前記洗浄液に浸沈可能な位置との間を往復させる
ことにある。
本発明に係る印刷装置の第4の特徴は、前記パッキン部が複数設けられ、
前記駆動手段は、前記複数のパッキン部を、前記ヘッドキャップに対して交互に接離させる
ことにある。
本発明に係る印刷装置の第5の特徴は、前記ループ部材に、当該ループ部材が周回されることにより前記ヘッドキャップ内面に対して摺動接触する払拭部をさらに備えることにある。
本発明に係る印刷装置の第6の特徴は、前記ループ部材が、前記ヘッドキャップの幅よりも広い幅を有する可撓性のベルト状部材であり、
前記パッキン部は、前記ベルト状部材を貫通されて形成された開口部の周縁に形成されている
ことにある。
本発明に係る印刷装置の第7の特徴は、前記ループ部材が、フレキシブルに屈曲可能なチェーン部材であり、
前記パッキン部は、前記チェーン部材に接続されている
ことにある。
本発明に係る印刷装置の第8の特徴は、前記洗浄槽内に設けられ、前記洗浄槽内に充填された洗浄液中に超音波を発生させる超音波発生手段をさらに備えることにある。
本発明に係る印刷装置の第1の特徴によれば、ヘッドキャップとインクジェットヘッドとの間に介在され、ヘッドキャップ周縁を覆って密閉状態を保持するパッキン部を設けることにより、ヘッドキャップ周縁における不要物やインク等の乾燥・固着を防止又は解消することができるとともに、このパッキン部を駆動手段で、適宜ヘッドキャップから離脱させることにより、パッキン部を交換したり、洗浄したりすることができる。パッキン部のみを駆動させる機構であることから、そのための駆動機構が複雑化、大型化するのを回避できるとともに、チューブ等を引き回すための機構や空間を確保する必要がないため、機構の簡素化・省スペース化を実現しつつ、ヘッドキャップの周縁の不要物やインク等を除去することができる。
本発明に係る印刷装置の第2の特徴によれば、ヘッドキャップの周辺において周回可能に設けられた環状のループ部材にパッキン部を接続し、ループ部材をヘッドキャップの周辺で周回させるという簡単な構成であるため、機構の簡素化・省スペース化を実現することができる。
本発明に係る印刷装置の第3の特徴によれば、パッキン部を洗浄する洗浄槽を設け、パッキン部を洗浄槽内の洗浄液に浸沈させることができ、パッキン部を洗浄するメンテナンス作業を簡素化できる。
本発明に係る印刷装置の第4の特徴によれば、パッキン部を複数設けて、ヘッドキャップに対して交互に接離させることにより、1つのパッキン部を洗浄している間にも他のパッキン部でヘッドキャップを密閉することができ、インクジェットヘッドのノズル面が空気に晒される時間を短縮することができる。
本発明に係る印刷装置の第5の特徴によれば、ループ部材を周回させて払拭部をヘッドキャップ内面に対して摺動接触させることにより、ヘッドキャップ周縁の不要物等を除去することができ、ヘッドキャップをより清潔に保つことができる。この払拭部は、駆動手段によりループ部材を周回させてパッキン部とともに駆動させることができるため、装置を複雑にすることなく、払拭部をヘッドキャップに対して接離させることができる。
本発明に係る印刷装置の第6の特徴によれば、ループ部材を、ヘッドキャップの幅よりも広い幅を有する可撓性のベルト状部材の開口部周縁に形成することにより、構成をより簡素化することができる。
本発明に係る印刷装置の第7の特徴によれば、ループ部材をフレキシブルに屈曲可能なチェーン部材とし、このチェーン部材にパッキン部を接続することにより、ループ部材の強度を向上させつつ、機構の簡素化を図ることができる。
本発明に係る印刷装置の第8の特徴によれば、洗浄槽内に充填された洗浄液中に超音波を発生させる超音波発生手段を洗浄槽内に設けることにより、洗浄槽内に超音波を発生させ、洗浄液内に浸沈されたパッキン部に付着した不要物等をより確実に除去することができる。
本発明の実施形態であるインクジェット印刷装置の構成を示す構成図である。 実施形態に係るインクジェットヘッドとメンテナンスユニットを示す構成図である。 実施形態に係るインクジェット印刷装置の機能構成を示したブロック図である。 実施形態に係るメンテナンスユニットの構成を模式的に示す斜視図である。 実施形態に係るパッキン部及びヘッドキャップの関係を示す説明図であり、(a)はパッキン部をヘッドキャップから離脱させた状態を示す断面図であり、(b)はパッキン部をヘッドキャップに装着した状態を示す断面図である。 実施形態に係るメンテナンスユニットのパッキン部交換・洗浄時における動作を模式的に示す説明図である。 実施形態に係るパッキン部の変更例を示す斜視図である。 実施形態に係るメンテナンスユニットの全体動作を示すフローチャート図である。 実施形態に係るメンテナンスユニットのクリーニング処理時の動作を示すフローチャート図である。 実施形態に係るメンテナンスユニットの超音波発生手段の構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の一実施形態では、多数のノズルが形成されたインクジェットヘッドを複数本備え、それぞれのインクジェットヘッドから黒又はカラーのインクを吐出してライン単位で印刷用紙に印刷を行うライン型の画像形成装置を例に挙げて説明する。
(インクジェット印刷装置の全体構成)
本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の構成について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の構成を示す構成図であり、図2は、インクジェットヘッドユニット31とメンテナンスユニット200の構成を示す構成図である。
図1に示すように、インクジェット印刷装置1は、サイド給紙部10と、内部給紙部20と、印刷部30と、排紙部40と、反転部50とを備えている。
サイド給紙部10は、印刷用紙Wが積層される給紙台11と、この給紙台11から最上位置の印刷用紙Wのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部12と、この1次給紙部12によって搬送された印刷用紙Wを循環搬送路CR上へ搬送する2次給紙部14とを備えている。
内部給紙部20は、印刷用紙Wが積層される給紙台21aと、この給紙台21aから最上位置の印刷用紙Wのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22aと、印刷用紙Wが積層される給紙台21bと、この給紙台21bから最上位置の印刷用紙Wのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22bと、印刷用紙Wが積層される給紙台21cと、この給紙台21cから最上位置の印刷用紙Wのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22cと、印刷用紙Wが積層される給紙台21dと、この給紙台21dから最上位置の印刷用紙Wのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22dとを備えている。
このように、2次給紙部14には、サイド給紙部10及び内部給紙部20から印刷用紙Wが搬送され、さらに、後述する反転部50からも印刷用紙Wが搬送される。
そのため、搬送方向における2次給紙部14の手前には、給紙された印刷用紙Wの搬送経路と、一方の面が印刷された用紙が循環して搬送されてくる経路とが合流する合流地点が存在する。この合流地点を基準に、給紙機構側の経路を給紙搬送路FRと称し、それ以外の経路を循環搬送路CRと称している。
印刷部30は、循環搬送路CR上で印刷用紙Wを搬送する用紙搬送ユニット133と、この用紙搬送ユニット133の上部に設けられ、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のインク色ごとに千鳥状に複数配置されたインクジェットヘッド32を保持するインクジェットヘッドユニット31と、インクジェットヘッド32のクリーニング処理を実行するメンテナンスユニット200とを備える。
インクジェットヘッドユニット31は、印刷媒体に対してインクをノズルから吐出する記録ヘッド本体であるインクジェットヘッド32を保持する部材であり、図2に示すように、これらインクジェットヘッド32の下面側において、用紙搬送ユニット133上の印刷用紙Wに平行に配置されたノズル面が設けられる。このノズル面上には、画像データに応じて一定のインク滴を下方に吐出するノズルが複数穿設されたノズルプレート33が形成されている。また、なお、インクジェットヘッド32の詳細は図示しないが、各ノズルにインクを供給するインク室や、例えば圧電素子などを用いた吐出機構が設けられている。
用紙搬送ユニット133は、環状のプラテンベルト132を備えており、2次給紙部14により給紙された印刷用紙Wは、プラテンベルト132内に設置された後述するサクションファン131によってプラテンベルト132上に吸引され、搬送路上を所定の搬送速度で搬送されながら、インクジェットヘッド32から吐出されたインクによりライン単位で印刷される。
印刷部30により印刷された印刷用紙Wは、循環搬送路CR上に配置された搬送ローラ等によって筐体内の循環搬送路CR上を搬送される。循環搬送路CR上には、循環搬送路CR上を搬送された印刷用紙Wを排紙部40へ誘導するか、又は循環搬送路CR上を再循環させるかを切り替える切り替え機構43が備えられている。
切り替え機構43は、印刷用紙Wを、後述する排紙部40又は反転部50のいずれか1方へ誘導するために、切り替える。
印刷用紙Wの印刷後であって所定時間が経過した場合、インクジェットヘッドのノズル面の乾燥インク等の不要物を除去する必要がある。そこで、不要物の除去を目的として、用紙搬送ユニット133の下方に、インクジェットヘッド32のノズル面のクリーニング処理を実行するメンテナンスユニット200が配置されている。クリーニング処理の際には、用紙搬送ユニット133がX1方向に移動し、メンテナンスユニット200がY1方向に移動することにより、メンテナンスユニット200がインクジェットヘッド32に接近され、さらにヘッドキャップ201が上昇されてインクジェットヘッド32に対して装着され、クリーニング処理が実行される。
排紙部40は、インクジェット印刷装置1の筐体から突出したトレイ形状をした排紙台41と、排紙台41に印刷用紙Wを誘導する一対の排紙ローラ42とを有している。そして、切り替え機構43により排紙部40に誘導された印刷用紙Wは、排紙ローラ42により排紙台41に搬送され、排紙台41に印刷面を下にして積載される。
反転部50は、印刷用紙Wを反転させる反転台51と、循環搬送路CRから反転台51へ印刷用紙Wを搬送し、又は反転台51から循環搬送路CR上へ印刷用紙Wを搬送する反転ローラ52とを備えている。
切り替え機構43により反転部50に誘導された印刷用紙Wは、反転ローラ52により循環搬送路CRから反転台51に搬送され、所定時間経過後、反転台51から循環搬送路CRへ搬送されることにより、循環搬送路CRに対して表裏が反転する。そして、表裏が反転された印刷用紙Wは、循環搬送路CR上に設けられた搬送ローラ53等の複数のローラにより循環搬送路CR上を印刷部30へ向かって搬送される。
(メンテナンスユニット200の構成)
次いで、メンテナンスユニット200の構成について説明する。図2は、本実施形態に係るインクジェットヘッドとメンテナンスユニットを示す構成図である。図2に示すように、メンテナンスユニット200は、インクジェットヘッド32に対応付けられて配置されたヘッドキャップ201と、大気開放弁203と、吸排ポンプ205とを備えている。
これらのうち、少なくともヘッドキャップ201はインクジェットヘッド32ごとに設けられている。ただし、吸排ポンプ205及び大気開放弁203は、インクジェットヘッド32間で各動作を共通化できる場合には、複数のキャップ201に対して1台設ける構成としてもよい。以下では、説明の便宜上、1つのインクジェットヘッド32に対して吸排ポンプ205及び大気開放弁203がそれぞれが1つずつ設けられている構成の例で説明する。
なお、各インクジェットヘッド32及びヘッドキャプ201の下方には図示しないパンが設置されている。このパンは、上側に開口した箱状とされ、ノズル面と略平行な底面からなり、漏洩したインクの受皿となる。
ヘッドキャップ201は、インクジェットヘッド32に脱着自在に設けられ、装着された状態においてノズルを外気から密閉した状態で覆う部材である。このヘッドキャップ201は、上側に開口した箱状とされ、ノズル面に下方からかぶせることで、1つのインクジェットヘッド32に含まれる全てのノズルを含むノズル面の領域を下方から囲んで封止する。ヘッドキャップ201の開口端部には、ノズルプレート33に弾性的に押圧されることで液密及び気密シールを形成するための弾性体若しくは可撓体からなる封止部材が全周にわたって設けられている。
このヘッドキャップ201は、ヘッドキャップ201の上下方向の位置を選択的に切り換えるために上下動を行うキャップ駆動手段が設けられている。このキャップ駆動手段としては、例えば、機械的、電磁的、流体的な適宜の昇降手段からなり、インクジェットヘッド32に対して、ヘッドキャップ201を上下方向に進退させ、ヘッドキャップ201がノズル面を封止する状態と、封止を解除する状態とを切り換えることができるようになっている。なお、ヘッドキャップ201に対して、インクジェットヘッド32側を上下動してもよい。なお、このヘッドキャップ201を上下動させるキャップ駆動手段は、パッキン部231,232の周回動作に合わせて、ヘッドキャップ201を上下動させるようにしてもよく、汚れたパッキン部231,232や払拭部233aがヘッドキャップ上を通過する際に、ヘッドキャップ201を下降させて、これらが接触するのを防止するようにしてもよい。
ヘッドキャップ201の下面には、吸引空間をヘッドキャップ201から大気に開放するための大気導入管202が設けられている。大気導入管202は、一端がヘッドキャップ201に接続され、他端が大気に通じている。そして、大気導入管202の途中には、大気開放弁203が設けられている。大気開放弁203は、大気導入管202の大気に連通する開口を開閉するもので、制御部70の制御によって開状態と閉状態とが選択できるようになっている。大気開放弁203が開かれるとヘッドキャップ201が大気開放される。大気開放弁203の構成は、特に限定されないが、例えば、電磁弁などを採用することができる。
また、ヘッドキャップ201の下面には、接続経路204が接続される。接続経路204は、ヘッドキャップ201に洗浄液を供給し、又はヘッドキャップ201内の廃液を廃液タンク209に排出する配管である。
ヘッドキャップ201は、この接続経路204を介して洗浄液タンクと連通されるとともに、接続経路204に接続された排液経路を介して廃液タンクと連通される。
洗浄液タンクは、ヘッドキャップ201内に供給する洗浄液を貯留するタンクである。洗浄液タンク内の洗浄液は、接続経路204を介してヘッドキャップ201内に供給される。洗浄液タンクには、送液経路が接続経路204を介して接続される。この送液経路は、ヘッドキャップ201内に洗浄液を供給するための配管である。
廃液タンクは、ヘッドキャップ201から排出された廃液を貯留するタンクである。廃液タンク内には、排液経路及び接続経路204を介してヘッドキャップ201から廃液が排出される。廃液タンクには、排液経路が接続され、この排液経路は、接続経路204を介して、ヘッドキャップ201内に貯留された廃液を排出するための配管である。
本実施形態において、接続経路204には、送液経路及び排液経路が切換部を介して接続されており、この切換部を適宜切り替えることにより、送液経路と排液経路とが選択的に接続経路204に接続される。具体的には、接続経路204、送液経路、及び排液経路の各経路は、送液経路又は排液経路からヘッドキャップ201へ至る接続経路204に対して、送液経路及び排液経路が接続される接続点が形成され、相互に連結されている。この接続点に切替部が形成される。
吸排ポンプ205は、送液経路を通じてヘッドキャップ201に洗浄液を送出するとともに、廃液経路を通じてヘッドキャップ201から廃液を排出する。接続経路204には、吸排ポンプ205が設けられている。吸排ポンプ205は、適宜構成の流体ポンプ、例えばチューブポンプなどを採用することができる。本実施形態では、制御部70の制御により吸引量を可変できる構成とされている。
さらに、メンテナンスユニット200には、インクジェットヘッド内を加圧してノズルからインクを排出するために、インクジェットヘッド内に空気を供給するパージポンプ35が備えられている。このパージポンプ35の圧力によりインクジェットヘッドからインクを排出することをパージ動作という。そして、このパージ動作により、インクジェットヘッドからインクが排出されると、ヘッドキャップ201内部にインクが貯留され、貯留されたインクにノズルが浸される。
また、本実施形態のメンテナンスユニット200には、ヘッドキャップ201のインクジェットヘッド32と接触する部分を覆うように装着されるパッキン部231,232と、パッキン部231,232をヘッドキャップ201に対して接離させるモーター210と、パッキン部231,232を洗浄する洗浄槽200aとが設けられている。
パッキン部231,232は、ヘッドキャップ201のインクジェットヘッド32と接触する部分を覆うように装着され、ヘッドキャップ201とインクジェットヘッド32との間に介在され、ヘッドキャップ201による密閉状態を保持する部材であり、本実施形態では、上下一対となるように、2個のパッキン部231,232が設けられている。
これらパッキン部231,232は、例えば、ニトリルゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴムシリコンゴム等のゴム系の素材や、フッ素樹脂や、ポリエチレン、ポリエステルなどの合成樹脂系の素材で形成され、ヘッドキャップ201に嵌合され、表裏に貫通された貫通孔230dを有する環状の部材である。詳述すると、図5に示すように、ヘッドキャップ201は、インクジェットヘッド32に嵌合され、密封するようにインクジェットヘッド32の平面形状に合致した外縁部を有する密封用溝部201dを中心に有しており、この密封用溝部201dを画成する内壁部201bを取り囲むように環状溝201c及び外壁部201aを有している。パッキン部231は、このヘッドキャップ201の内壁部201bの周縁部分に嵌合されるように、内壁部201bの周縁部分の平面形状に合致された環状の嵌合溝230cを有している。一対のパッキン部231,232は、嵌合溝230cが形成された面を内側にして対向配置され、ヘッドキャップ201に嵌合される際には、嵌合溝230cが形成された面が下方を向くようにヘッドキャップ201の内壁部201bを覆うようにして装着される。
そして、これら一対のパッキン部231,232は、ヘッドキャップ201の周辺において周回可能に設けられた環状のループ部材233に接続され、環状のループ部材233の相対する位置に対向配置されている。このループ部材233は、本実施形態では、パッキン部231,232と一体成型されたベルト部材であり、パッキン部231,232と同様に、ニトリルゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴムシリコンゴム等のゴム系の素材や、フッ素樹脂や、ポリエチレン、ポリエステルなどの合成樹脂系の素材で形成されている。図4に示した例では、このループ部材は、単一の環状部材として、各パッキン部231,232の長手方向中央部分を相互に連結した形状をなしている。このループ部材は、モーター210によって、ヘッドキャップ201の長手方向(図4中Z1−Z2で示す方向)に直交する垂直面内において図4中のZ軸を中心として回転される。
なお、本実施形態では、図2に示すように、ループ部材233の内周面から環状内方に向けて突出されてヘッドキャップ201内面に対して摺動接触される払拭部233aが設けられている。ループ部材233が周回されることにより、払拭部233aもパッキン部231,232とともに周回され、ヘッドキャップ201に対して接離されることとなる。この払拭部233aは、本実施形態では、ループ部材と一体成型されており、パッキン部231,232と同様に、ニトリルゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴムシリコンゴム等のゴム系の素材や、フッ素樹脂や、ポリエチレン、ポリエステルなどの合成樹脂系の素材で形成されている。なお、この払拭部233aの材質としては、ゴムや合成樹脂の他、不織布等を用いることもできる。
上記洗浄槽200aは、ヘッドキャップ201の近傍において、ヘッドキャップ201の下方に設置されており、この洗浄槽200aには、パッキン部231,232を洗浄する洗浄液L1が充填されている。この洗浄槽200aは、パッキン部231,232が浸沈可能な深さを有しており、パッキン部231,232が洗浄槽200a内に浸沈された際には、上方を向けられた嵌合溝230cの上面まで浸る程度まで洗浄液L1が充填されている。
なお、この洗浄槽200aについては、水平を保ったまま上下動する駆動装置を設けてもよい。これにより、例えば、パッキン部231,232の周回に合わせて上下動することにより、パッキン部231,232の洗浄液L1への浸沈をスムーズに行うようにしてもよい。この洗浄槽200a内には、図10に示すような、超音波発生手段220を設けてもよい。この超音波発生手段220は、洗浄槽200a内に充填された洗浄液L1中に超音波を発生させる装置であり、例えば、圧電素子である超音波発生素子を駆動して超音波を発生させ、その振動やキャビテーションによりパッキン部231,232の汚れを剥離させる。
モーター210は、パッキン部231,232をヘッドキャップ201に対して接離させる駆動手段であり、本実施形態では、ループ部材233をヘッドキャップ201の周辺で周回させることにより、パッキン部231,232をヘッドキャップ201に対して交互に接離させる。具体的にモーター210は、ループ部材233を周回することにより、パッキン部231,232を、ヘッドキャップ201に対する上方の装着位置と、洗浄槽200a内の洗浄液L1に浸沈可能な下方位置との間を往復させる。このとき、ループ部材233には払拭部が設けられていることから、モーター210がループ部材233を周回させることにより、払拭部233aもパッキン部231,232とともにヘッドキャップ201に対して接離されることとなる。
(インクジェット印刷装置1の機能構成)
次に、本実施形態であるインクジェット印刷装置1の機能構成について説明する。図3は、本実施形態であるインクジェット印刷装置1の機能構成を示した図である。
図3に示すように、インクジェット印刷装置1は、外部インタフェース部71と、ユニット駆動部139と、用紙搬送ユニット133と、メンテナンスユニット200と、印刷部30と、操作部60と、制御部70とを備えている。これらの構成のうち、用紙搬送ユニット133と、メンテナンスユニット200と、印刷部30とについては、上述したので、説明を省略する。
ユニット駆動部139は、制御部70からの指示に基づいて、用紙搬送ユニット133及びメンテナンスユニット200を駆動する。
外部インタフェース部71は、ネットワーク9を介して端末100と接続するためのインタフェース機器であり、例えば、端末100から送信された印刷データを制御部70に供給する。計測部72は、時間を計時する機器である。
操作部60は、表示/入力パネル(図示しない)と、読み取りや印刷等を開始させるためのスタートキー、読み取りや印刷等を停止させるためのストップキー、印刷枚数等を入力するためのテンキー(いずれも図示せず)等の各種操作キーとを備え、利用者操作に基づく操作信号を制御部70に供給する。
操作部60の表示/入力パネルは、前面に配置された感圧式あるいは静電式の透明なタッチパネルと、このタッチパネルの裏面に配置され、各種表示画面を表示する液晶表示パネル(いずれも図示せず)とを有している。利用者は、液晶表示パネルの表示画面を見ながら、タッチパネルの表面を指などで直接触れることで、クリーニング処理を実行するためのボタンや、クリーニング処理を自動的に開始するための待機設定時間や、インクジェットヘッドの乾燥を防止するため、自動的に用紙搬送ユニット133を待機位置へ移動し、さらにメンテナンスユニット200をメンテナンス位置に移動するための待機位置移動設定時間や、クリーニング処理を実行する洗浄設定時間を設定する設定ボタン等の各種ボタンの押下操作を行うことができる。
制御部70は、インクジェット印刷装置1の中枢的な制御を行い、サイド給紙部10と、内部給紙部20と、印刷部30と、排紙部40と、反転部50とを制御する。また、制御部70は、その機能上、駆動制御部70aと、洗浄制御部70bとを備える。
駆動制御部70aは、クリーニング処理を実行する際にメンテナンス準備が完了していない場合、用紙搬送ユニット133を待機位置へ移動させると共に、メンテナンスユニット200をメンテナンス位置へ移動させる。また、駆動制御部70aは、クリーニング処理が終了すると、メンテナンスユニット200を待機位置へ移動させると共に、用紙搬送ユニット133を印字位置へ移動させる。
洗浄制御部70bは、切替部による経路の選択に応じて、吸排ポンプ205による送液方向をヘッドキャップ方向又は廃液方向に切り替えてキャップ洗浄処理を行うとともに、パッキン部231,232の駆動制御を行う。
このキャップ洗浄処理として、洗浄制御部70bは、接続経路204の切替部が送液経路をヘッドキャップ201に接続させている間に、吸排ポンプ205にヘッドキャップ201方向へ洗浄液を送出させる。このキャップ洗浄処理では、ヘッドキャップ201の上面から洗浄液が溢れ出す量の洗浄液を送出させる。
また、洗浄制御部70bは、接続経路204切替部が排液経路をヘッドキャップ201に接続している間に、吸排ポンプ205に廃液タンク209方向へ廃液を送出させる。また、洗浄制御部70bでは、吸排ポンプ205の送出開始及び送出停止を、送出させた流量に従って制御する。本実施形態では、吸排ポンプ205の駆動時間を計測部72によって計測して、その計測時間によって吸排ポンプ205の送出開始及び送出停止を制御する。
(メンテナンス処理時における動作)
次に、以上の構成を備えたインクジェット印刷装置1のメンテナンス処理時における動作について説明する。
(1)全体処理
先ず、メンテナンス処理時における全体処理について説明する。 図78は、本実施形態であるインクジェット印刷装置1におけるメンテナンス処理の全体処理手順を示したフローチャートである。同図に示すように、制御部70は、メンテナンス処理が要求されたか否かを判定する(ステップS101)。メンテナンス処理の要求は、操作部60からクリーニング処理の実行を要求する操作信号が供給されるユーザー手動である場合や、自動で行うことができる。なお、自動である場合には、所定時間経過、所定回数印刷実施、又は汚れセンサの検知などが含まれる。
メンテナンス処理が要求されていないと判定された場合(S101における"N")、クリーニング処理の実行を要求する操作信号が供給されるまで待機する。
メンテナンス処理の実行を要求する操作信号が入力された場合、制御部70の駆動制御部70aは、用紙搬送ユニット133を待機位置へ移動させる(ステップS102)。具体的には、駆動制御部70aは、用紙搬送ユニット133を、図1に示したX1方向に移動させるようにユニット駆動部139を制御する。
次に、制御部70の駆動制御部70aは、メンテナンスユニット200をメンテナンス位置へ移動させる(ステップS103)。具体的には、駆動制御部70aは、メンテナンスユニット200を、図1に示したY1方向に移動するようにユニット駆動部139を制御する。これにより、メンテナンスユニット200がインクジェットヘッド32へ接近され、図示しない駆動系によりヘッドキャップ201がさらに上昇されてインクジェットヘッド32に装着される。このとき、パッキン部231または232のいずれかがヘッドキャップ201に装着され、ヘッドキャップ201とインクジェットヘッド32との間にパッキン部231または232のいずれかが介在されることとなる。
この状態で洗浄制御部70bは、ヘッドキャップ201のクリーニング処理を実行する(S104)。その後、駆動制御部70aは、ヘッドキャップ201を下降させてインクジェットヘッド32に対する封止状態を解除するとともに、メンテナンスユニット200を、図1に示したY2方向に移動するようにユニット駆動部139を制御し、インクジェットヘッド32から離隔させる(S105)。その後、洗浄制御部70bは、パッキン部231,232の交換を行う(S106)。
(2)クリーニング処理
次いで、上述したメンテナンス処理に含まれるステップS104におけるクリーニング処理について説明する。図89は、本実施形態に係るクリーニング処理の処理手順を示したフローチャートである。
クリーニング処理において洗浄制御部70bは、接続経路204の切替部を駆動させ、排液経路をヘッドキャップ201に接続させる(S201)。次いで、洗浄制御部70bは、吸排ポンプ205による送液方向を廃液方向に切り替える(S202)。
そして、洗浄制御部70bは、通常クリーニング動作を実行する(S203)。この通常クリーニング動作とは、吸引動作、空吸引動作、ワイプ動作、スピット動作が含まれる。吸引動作とは、大気開放弁203を閉状態にして、吸排ポンプ205を駆動させて、インクジェットヘッドから強制的にインクを排出させる動作である。空吸引動作とは、大気開放弁203を開状態にして吸排ポンプ205を低速モードで作動させる動作である。ワイプ動作とは、ワイプ手段(不図示)をインクジェットヘッド32のノズル面に沿って摺接させる動作である。スピット動作とは、インクを吐出して増粘インクなどをノズルから排除する予備吐出動作である。
(3)パッキン部交換動作
次いで、上述したメンテナンス処理に含まれるステップS106におけるパッキン部交換動作について説明する。図6は、実施形態に係るメンテナンスユニットのパッキン部交換時における動作を模式的に示す説明図である。
図6(a)に示すように、ステップS105において、インクジェットヘッド32を上昇させることにより、パッキン部231を介したキャッピングによるインクジェットヘッドの封止状態が解除される。次いで、同図(b)に示すように、モーター210によって、ループ部材233を回転させて、上方に位置していたパッキン部231が洗浄槽200aに向かって移動させる一方、洗浄槽200a内に浸沈していたパッキン部232がヘッドキャップ201側に向かって移動させる。
このとき、同図(c)に示すように、ループ部材233の周回に伴って、払拭部233aがヘッドキャップ201に接近され、同図(d)に示すように、ヘッドキャップ201を通過する際、払拭部233aがヘッドキャップ201内面に摺動接触され、キャップ内の縁部を払拭する。
その後、パッキン部232がヘッドキャップ201に到達したことをセンサが検知した時点で、モーター210が停止される。なお、キャッピングやクリーニングを実行する場合には、ヘッドキャップ201が上昇されると、キャップの周縁部がパッキン部231または232のいずれかを押し上げながらインクジェットヘッド32へ到達し、ヘッドキャップ201がインクジェットヘッド32に押しつけられることによって、パッキン部231または232のいずれかの嵌合溝230cが、ヘッドキャップ201の周縁部に嵌合され、強固に装着される。
(変更例)
なお、上述した実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、パッキン部231,232を2個設け、上下一対とするとともに、ループ部材233をZ軸を中心に回転させるようにしたが、例えば、図7(a)に示すように、パッキン部を4個設けて上下・左右2組の対で構成するとともに、パッキン部231,232の幅方向(図中X1−X2)に直交する垂直面内でX軸を中心として回転させるようにしてもよい。この場合は、上下一対のパッキン部(例えば231及び232)を180°ずつ回転させて交互に使用し、一定期間、パッキン部231及び232の組のみを交互に繰り返し連続して使用し、一定期間が経過した後に、ループ部材233を90°回転させて残りのパッキン部234及び235の組を交互に繰り返し連続して使用する。これにより、パッキン部の経時的劣化を緩やかなものとし、パッキン部交換の頻度を低減して、メンテナンスの作業の負担を軽減できる。
また、上述した実施形態では、ループ部材を、パッキン部の幅よりも細い紐状としたが、例えば、図7(b)に示したような、ヘッドキャップ201の幅よりも広い幅を有する可撓性のベルト状部材240としてもよく、パッキン部231,232は、ベルト状部材240を貫通されて形成された開口部241の周縁に形成することができる。この開口部241の周縁には、ヘッドキャップ201の周縁部を覆うように嵌合される溝が形成される。
さらに、上述した実施形態では、単一のループ部材233によって形成したが、例えば図7(c)及び(d)に示すように、パッキン部231,232の両端を各々連結するような一対の部材で構成してもよい。この部材としては、図7(c)に示すように、ループ部材をフレキシブルに屈曲可能なチェーン部材236で構成し、各パッキン部231,232は、その両端において、チェーン部材236に接続することができる。また、この一対のループ部材としては、図7(d)に示すように、ベルト部材をプーリで駆動してもよい。
(作用・効果)
本実施形態によれば、パッキン部231,232を、ヘッドキャップ201とインクジェットヘッド32との間に介在させ、ヘッドキャップ201の周縁を覆って密閉状態を保持することにより、ヘッドキャップ201周縁における不要物やインク等の乾燥・固着を防止又は解消することができる。また、このパッキン部231,232をモーター210で、適宜ヘッドキャップ201から離脱させることにより、パッキン部231,232を交換したり、洗浄したりすることができる。このように、本実施形態では、パッキン部231,232のみを駆動させる機構であることから、そのための駆動機構が複雑化、大型化するのを回避できるとともに、チューブ等を引き回すための機構や空間を確保する必要がないため、機構の簡素化・省スペース化を実現しつつ、ヘッドキャップ201の周縁の不要物やインク等を除去することができる。
また、本実施形態によれば、パッキン部231,232を洗浄する洗浄槽200aを設け、パッキン部231,232を洗浄槽内の洗浄液に浸沈させることができ、パッキン部を洗浄するメンテナンス作業を簡素化できる。この際、パッキン部は複数設けられて、ヘッドキャップ201に対して交互に接離させることから、一方のパッキン部231を洗浄している間にも他方のパッキン部232でヘッドキャップを密閉することができ、インクジェットヘッド32のノズル面が空気に晒される時間を短縮することができる。
さらに、本実施形態では、払拭部233aをヘッドキャップ201内面に対して摺動接触させることにより、ヘッドキャップ201周縁の不要物等を除去することができ、ヘッドキャップ201をより清潔に保つことができる。この払拭部233aは、モーター210によりループ部材233が周回されてパッキン部231,232とともに駆動させることができるため、この払拭部233aを駆動させる機構を特別に追加することなく、払拭部233aをヘッドキャップ201に対して接離させることができる。
L1…洗浄液
1…インクジェット印刷装置
9…ネットワーク
10…サイド給紙部
20…内部給紙部
30…印刷部
31…インクジェットヘッドユニット
32…インクジェットヘッド
40…排紙部
50…反転部
60…操作部
70…制御部
70a…駆動制御部
70b…洗浄制御部
71…外部インタフェース部
72…計測部
100…端末
131…サクションファン
132…プラテンベルト
133…用紙搬送ユニット
139…ユニット駆動部
200…メンテナンスユニット
200a…洗浄槽
201…ヘッドキャップ
201a…外壁部
201b…内壁部
201c…環状溝
201d…密封用溝部
202…大気導入管
203…大気開放弁
204…接続経路
205…吸排ポンプ
209…廃液タンク
210…モーター
220…超音波発生手段
230c…嵌合溝
230d…貫通孔
231,232,234,235…パッキン部
233…ループ部材
233a…払拭部
236…チェーン部材
240…ベルト状部材
241…開口部

Claims (8)

  1. 印刷媒体に対してインクをノズルから吐出するインクジェットヘッドを有する印刷装置であって、
    前記インクジェットヘッドに脱着自在に設けられ、装着された状態において前記ノズルを外気から密閉した状態で覆うヘッドキャップと、
    前記ヘッドキャップの前記インクジェットヘッドと接触する部分を覆うように装着され、前記ヘッドキャップと前記インクジェットヘッドとの間に介在され、前記ヘッドキャップによる密閉状態を保持するパッキン部と、
    前記パッキン部を、前記ヘッドキャップに対して接離させる駆動手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記ヘッドキャップの周辺において周回可能に設けられた環状のループ部材をさらに備え、
    前記パッキン部は、前記ループ部材に接続され、
    前記駆動手段は、前記ループ部材を前記ヘッドキャップの周辺で周回させることにより、前記パッキン部を前記ヘッドキャップに対して接離させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記ヘッドキャップ近傍に設置され、前記パッキン部を洗浄する洗浄液が充填される洗浄槽をさらに備え、
    前記駆動手段は、前記パッキン部を、前記ヘッドキャップに対する装着位置と、前記洗浄槽内の前記洗浄液に浸沈可能な位置との間を往復させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記パッキン部は複数設けられ、
    前記駆動手段は、前記複数のパッキン部を、前記ヘッドキャップに対して交互に接離させる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記ループ部材に、当該ループ部材が周回されることにより前記インクジェットヘッドヘッドキャップ内面に対して摺動接触する払拭部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  6. 前記ループ部材は、前記ヘッドキャップの幅よりも広い幅を有する可撓性のベルト状部材であり、
    前記パッキン部は、前記ベルト状部材を貫通されて形成された開口部の周縁に形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  7. 前記ループ部材は、フレキシブルに屈曲可能なチェーン部材であり、
    前記パッキン部は、前記チェーン部材に接続されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  8. 前記洗浄槽内に設けられ、前記洗浄槽内に充填された洗浄液中に超音波を発生させる超音波発生手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
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