JP2018014200A - 有機エレクトロニクス装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】素子形成基板から有機エレクトロニクス装置を分割する際に、無機封止膜に剥離やクラックといったダメージを与えずに素子形成基板を確実に切断する。【解決手段】マザー基板10’の内部に集光点を合わせてマザー基板10’の裏面からレーザ光を照射することで、マザー基板10’の内部に、切断予定ライン70に沿った少なくとも一列の改質領域180を形成する工程と、素子形成基板90を切断予定ライン70に沿って切断し、複数の有機エレクトロニクス装置100に分割する工程と、をこの順で有し、改質領域180を形成する工程において、集光点を、マザー基板10’の表面から40μm以上離れた箇所に合わせ、かつ少なくとも一つの集光点を、マザー基板10’の表面から40μm以上マザー基板10’の厚さの半分未満離れた箇所に合わせる。【選択図】図4
Description
本発明は、有機エレクトロニクス装置の製造方法に関する。
近年、有機エレクトロルミネッセンス素子や有機光電変換素子に代表される有機エレクトロニクスデバイスの開発が急速に進んでいる。例えば、有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、「有機EL素子」と表記する)を電子写真方式のプリンターの露光光源に用いた場合、発光素子をライン状に配置して長尺状の露光光源を作り込むことができる。そのため、従来のレーザービームプリンターの露光光源であるレーザースキャンユニットより小さくすることができ、プリンター本体のサイズダウンが期待できる。また有機光電変換素子では従来の無機シリコンより感度が高く、撮像素子を小型化でき、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話用カメラ等をサイズダウンできると期待されている。
しかしこれら有機エレクトロニクスデバイスは、優れたデバイスである一方で、水分によってその特性が劣化してしまうことが知られている。例えば有機EL素子の場合、エッチングガラスカバーで覆い、シール剤により周辺を貼り付け、内部に吸湿剤を装着して、シール面から浸入する水分を吸湿剤で吸湿し、有機EL素子の発光性能を確保している。しかしながらこの封止構造では、有機EL装置のサイズが大きくなる課題があり、搭載された製品のサイズダウンができない。
そこで水分を遮断できる硬く緻密な膜で有機エレクトロニクスデバイスを覆う封止構造が提案されている。この封止構造は有機エレクトロニクスデバイスを使った省スペースの製品を実現するには好適である。これまで硬くて緻密な膜を形成するために、VHFプラズマCVD法を用いた膜形成法があり、下部の有機化合物層にダメージを与えることなく薄膜封止層を形成する手法として用いられてきた。このCVD法による薄膜封止層は無機材料から構成されており、単膜としての防湿性は高いが、硬くて緻密なために、外部衝撃に対して割れやすく、クラックが生じることで欠陥となり、防湿性を損なうことがあった。
また、有機エレクトロニクスデバイスの生産性を向上させるためには、一枚の基板に多くの有機エレクトロニクスデバイスを集積させ、タクトタイムを縮める必要があり、そのため薄膜封止層も含めて基板を分割する工程が含まれることがある。その際に生じる薄膜封止層内のクラック等の欠陥は、分割後の素子の信頼性を低下させる原因となる。そこで、欠陥を防ぐ目的で、素子の作製方法から、構成に至るまでさまざまな検討が行われている。
特許文献1には、GaAs基板上の素子を周縁部で切断する際に、ダイシングラインに沿って、事前にエッチングにより溝を形成し、その上にSiN等の絶縁膜を形成する方法が提案されている。特許文献1では、ダイシングにより素子が分断されクラックが生じても、その溝にあるR部分に応力が集中し、素子までクラックが広がることを防止できる。
特許文献2には、2枚の基板間に光硬化樹脂を接着層として有機EL素子をはさみこみ、発光素子部分の樹脂は先に光硬化させ、切断部は硬化させずに押し割りを行うことで、硬化していない切断部分にクラックを発生させない方法が提案されている。
特許文献3には、複数の無機エレクトロニクス素子が形成された基板の内部に集光点を合わせてレーザ光を照射することで、切断の起点となる改質領域を形成し、高精度な切断を可能にするレーザ加工方法が提案されている。
しかしこれら有機エレクトロニクスデバイスは、優れたデバイスである一方で、水分によってその特性が劣化してしまうことが知られている。例えば有機EL素子の場合、エッチングガラスカバーで覆い、シール剤により周辺を貼り付け、内部に吸湿剤を装着して、シール面から浸入する水分を吸湿剤で吸湿し、有機EL素子の発光性能を確保している。しかしながらこの封止構造では、有機EL装置のサイズが大きくなる課題があり、搭載された製品のサイズダウンができない。
そこで水分を遮断できる硬く緻密な膜で有機エレクトロニクスデバイスを覆う封止構造が提案されている。この封止構造は有機エレクトロニクスデバイスを使った省スペースの製品を実現するには好適である。これまで硬くて緻密な膜を形成するために、VHFプラズマCVD法を用いた膜形成法があり、下部の有機化合物層にダメージを与えることなく薄膜封止層を形成する手法として用いられてきた。このCVD法による薄膜封止層は無機材料から構成されており、単膜としての防湿性は高いが、硬くて緻密なために、外部衝撃に対して割れやすく、クラックが生じることで欠陥となり、防湿性を損なうことがあった。
また、有機エレクトロニクスデバイスの生産性を向上させるためには、一枚の基板に多くの有機エレクトロニクスデバイスを集積させ、タクトタイムを縮める必要があり、そのため薄膜封止層も含めて基板を分割する工程が含まれることがある。その際に生じる薄膜封止層内のクラック等の欠陥は、分割後の素子の信頼性を低下させる原因となる。そこで、欠陥を防ぐ目的で、素子の作製方法から、構成に至るまでさまざまな検討が行われている。
特許文献1には、GaAs基板上の素子を周縁部で切断する際に、ダイシングラインに沿って、事前にエッチングにより溝を形成し、その上にSiN等の絶縁膜を形成する方法が提案されている。特許文献1では、ダイシングにより素子が分断されクラックが生じても、その溝にあるR部分に応力が集中し、素子までクラックが広がることを防止できる。
特許文献2には、2枚の基板間に光硬化樹脂を接着層として有機EL素子をはさみこみ、発光素子部分の樹脂は先に光硬化させ、切断部は硬化させずに押し割りを行うことで、硬化していない切断部分にクラックを発生させない方法が提案されている。
特許文献3には、複数の無機エレクトロニクス素子が形成された基板の内部に集光点を合わせてレーザ光を照射することで、切断の起点となる改質領域を形成し、高精度な切断を可能にするレーザ加工方法が提案されている。
しかしながら、特許文献1の技術は、無機防湿層中の折れ曲がり点に応力を集中させることで、無機防湿層中に発生するクラックの進行を止める方法である。この方法は、ダイシング等の切断法を例に挙げているがスクライブでも用いることができる。ただし、無機防湿層中の折れ曲がり点を設けるために、基板にエッチングによる溝を形成しなければならないのは、生産性を低下させる。また、ガラス基板上などに溝を形成することは困難でもある。いずれにせよ別工程を用いて切断面に処理を行い、防湿性の高い構造にする、あるいは別工程で切断のクラックが入りにくい構造にすることは、生産性の向上の面から、また、信頼性の面からも損失が出てくる可能性がある。
また、特許文献2の技術は、樹脂硬度の違い(硬化前後)を利用し切断時のクラックを防止しており、その適用範囲は、光硬化樹脂等の硬化性樹脂を用いる場合に限定される。
更に、特許文献3の技術は、基板の素子形成面から5μm〜15μmとなる位置に集光点を合わせてレーザ光を照射するため、その適用範囲は、レーザ光を照射により生じる熱の影響を受けにくい無機エレクトロニクス素子が形成された基板に限定される。
そこで本発明はこの様な課題に対して、複数の有機エレクトロニクス装置が形成された素子形成基板から有機エレクトロニクス装置を分割する際に、無機封止膜に剥離やクラックといったダメージを与えずに素子形成基板を確実に切断できる有機エレクトロニクス装置の製造方法を提供することを目的とする。
また、特許文献2の技術は、樹脂硬度の違い(硬化前後)を利用し切断時のクラックを防止しており、その適用範囲は、光硬化樹脂等の硬化性樹脂を用いる場合に限定される。
更に、特許文献3の技術は、基板の素子形成面から5μm〜15μmとなる位置に集光点を合わせてレーザ光を照射するため、その適用範囲は、レーザ光を照射により生じる熱の影響を受けにくい無機エレクトロニクス素子が形成された基板に限定される。
そこで本発明はこの様な課題に対して、複数の有機エレクトロニクス装置が形成された素子形成基板から有機エレクトロニクス装置を分割する際に、無機封止膜に剥離やクラックといったダメージを与えずに素子形成基板を確実に切断できる有機エレクトロニクス装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の有機エレクトロニクス装置の製造方法は、複数の有機エレクトロニクス素子を基板上に有し、前記有機エレクトロニクス素子を被覆する無機封止膜を有する有機エレクトロニクス装置の製造方法であって、
マザー基板の表面に、一対の電極間に配置された有機化合物層を有する有機エレクトロニクス素子を複数有し、前記有機エレクトロニクス素子を被覆し、かつ切断予定ラインをまたぐ無機封止膜を有する素子形成基板を用意する工程と、
前記マザー基板の内部に集光点を合わせて前記マザー基板の裏面からレーザ光を照射することで、前記マザー基板の内部に、前記切断予定ラインに沿った少なくとも一列の改質領域を形成する工程と、
前記素子形成基板を前記切断予定ラインに沿って切断し、複数の有機エレクトロニクス装置に分割する工程と、をこの順で有し、
前記改質領域を形成する工程において、前記集光点を、前記マザー基板の表面から40μm以上離れた箇所に合わせ、かつ少なくとも一つの前記集光点を、前記マザー基板の表面から40μm以上前記マザー基板の厚さの半分未満離れた箇所に合わせることを特徴とする。
マザー基板の表面に、一対の電極間に配置された有機化合物層を有する有機エレクトロニクス素子を複数有し、前記有機エレクトロニクス素子を被覆し、かつ切断予定ラインをまたぐ無機封止膜を有する素子形成基板を用意する工程と、
前記マザー基板の内部に集光点を合わせて前記マザー基板の裏面からレーザ光を照射することで、前記マザー基板の内部に、前記切断予定ラインに沿った少なくとも一列の改質領域を形成する工程と、
前記素子形成基板を前記切断予定ラインに沿って切断し、複数の有機エレクトロニクス装置に分割する工程と、をこの順で有し、
前記改質領域を形成する工程において、前記集光点を、前記マザー基板の表面から40μm以上離れた箇所に合わせ、かつ少なくとも一つの前記集光点を、前記マザー基板の表面から40μm以上前記マザー基板の厚さの半分未満離れた箇所に合わせることを特徴とする。
本発明によれば、複数の有機エレクトロニクス装置が形成された素子形成基板から有機エレクトロニクス装置を分割する際に、有機化合物層に結晶化や溶融等のダメージを与えることなく、また、無機封止膜に剥離やクラック等の損傷を生じさせず、かつ、マザー基板に余分な割れを生じさせず、素子形成基板を確実に切断することができる。そのため、水分や酸素の浸入が防止され、長期保管においても信頼性の高い有機エレクトロニクス装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。本明細書で特に図示または記載されない部分に関しては、当該技術分野の周知または公知技術を適用できる。
<第1実施形態>
本実施形態では、マザー基板としてガラス基板を用い、有機エレクトロニクス装置の一例である有機発光装置を製造した。
本実施形態では、マザー基板としてガラス基板を用い、有機エレクトロニクス装置の一例である有機発光装置を製造した。
図1は、本実施形態により製造される有機発光装置を示す模式図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)のA−A’線断面模式図である。図2は、図1に示す有機発光装置100が複数形成された素子形成基板の平面図である。本実施形態では、図2に示す素子形成基板90を切断予定ライン70に沿って切断し、複数の有機発光装置100に分割する。
[有機発光装置の構成]
本実施形態により製造される有機発光装置100は、図1(a)に示すように、基板10上に配置された、複数の発光画素12、複数の画素回路14、電源線16、走査回路18、データ線20、配線パッド22等を有している。
本実施形態により製造される有機発光装置100は、図1(a)に示すように、基板10上に配置された、複数の発光画素12、複数の画素回路14、電源線16、走査回路18、データ線20、配線パッド22等を有している。
発光画素12は、有機エレクトロニクス素子の一例である有機EL素子60(図1(b)参照)から構成されている。複数の発光画素12は、長尺状の基板10上に、基板10の長手方向1に沿ってライン状に並べて配置されている。本実施形態の有機発光装置は、たとえば複数の発光画素12がn行×m列(n≦4、且つ100≦m)で配置されたライン状の発光装置である。A4サイズの用紙に印字するレーザービームプリンターの露光光源の場合、その発光画素12が並んだ長手方向1の全幅はA4の短辺に相当する21.2cm程度となる。
画素回路14は、基板10上に、発光画素12の列に隣接して平行に、ライン状に並んで配置されている。画素回路14は、発光画素12の駆動電流を制御するためのものであり、1つの発光画素12に対して1つずつ配置されている。
電源線16及び走査回路18は、基板10上に、画素回路14の列に隣接して配置されている。また、データ線20は発光画素12の列の画素回路14の列が配置された側とは反対側に配置されている。画素回路14、電源線16、走査回路18、データ線20は、複数の発光画素12を駆動するための駆動回路を構成する。画素回路14及び走査回路18は、例えば薄膜トランジスタなどのスイッチング素子や、アルミニウムやモリブデン等の金属配線などにより形成されている。電源線16及びデータ線20も、同様の金属配線により形成されている。
本実施形態による有機発光装置100のように複数の発光画素12をライン状に並べて配置する発光装置では、発光画素12を駆動するための駆動回路は、画素領域の周囲4辺に配置することは困難である。そのため、一般的には、図1(a)に示すように、発光画素12の列を挟む両側部の2辺に配置される。なお、図1(a)は、画素回路14、電源線16、走査回路18及びデータ線20の配置の一例を示したものである。画素回路14、電源線16、走査回路18及びデータ線20を発光画素12の列のどちら側に配置するか、どの順番で配置するか、については、個々に決定することができる。
配線パッド22が、長尺状の基板10の片辺に配置される。ただし、配線パッド22は基板10の両辺にあってもよい。電源線16、走査回路18、データ線20、有機EL素子60の上部電極58は、この配線パッド22にそれぞれ接続して基板10の表面に露出される。配線パッド22において、ACF(異方性導電膜)等を用いてフレキシブルケーブルに接続される。
このような発光装置100において、各発光画素12に対応した駆動回路から適宜入力される制御信号により、各発光画素12の発光が制御される。この光でたとえば感光体を露光することで、電子写真方式のプリンター等の機器が構築できる。
図1(b)に示す様に、基板10上には、酸化シリコン(SiOx)や窒化シリコン(SiNx)等の無機絶縁材料よりなるアンダーコート層30が形成されている。アンダーコート層30上には、チャネル層32、ゲート絶縁膜34及びゲート電極36を含む薄膜トランジスタ38が形成されている。薄膜トランジスタ38は、画素回路14や走査回路18等の駆動回路を構成するスイッチング素子である。
薄膜トランジスタ38が形成されたアンダーコート層30上には、酸化シリコンや窒化シリコン等の無機絶縁材料よりなる層間絶縁膜40が形成されている。層間絶縁膜40上には、層間絶縁膜40に形成された接続孔を介して薄膜トランジスタ38のチャネル層32やゲート電極36に電気的に接続されたソース/ドレイン電極42や、電源線16やデータ線20を構成する金属配線44が形成されている。
ソース/ドレイン電極42や金属配線44等が形成された層間絶縁膜40上には、酸化シリコンや窒化シリコン等の無機絶縁材料よりなる層間絶縁膜46が形成されている。層間絶縁膜46上には、層間絶縁膜46に形成された接続孔を介して薄膜トランジスタ38のソース/ドレイン電極42に電気的に接続された下部電極48が形成されている。
下部電極48が形成された層間絶縁膜46上には、酸化シリコンや窒化シリコン等の無機絶縁材料よりなる画素分離膜50が形成されている。画素分離膜50は、発光素子である有機EL素子60の発光領域を画定するためのものであり、下部電極48上の所定の発光領域に、開口部52が設けられている。なお、画素分離膜50は無機材料からなる方が好ましい。
下部電極48、有機化合物層54及び上部電極58は、基板側(基板10側)からこの順番で順次積層されている。なお、図1(b)において、発光画素12は、有機EL素子60の発光領域、すなわち、画素分離膜50に設けられた開口部52の部分に相当する。
画素分離膜50上には、開口部52内において下部電極48に接し、開口部52内から画素分離膜50上に延在して、発光層を含む有機化合物層54が形成されている。有機化合物層54は、図1(a)に示すように、ライン状に並んだ全ての発光画素12に共通して長尺状に形成されることが好ましい。
有機化合物層54は少なくとも発光層を含む層であり、好ましくはいくつかの機能分離された層からなることが好ましい。たとえば、正孔注入層、正孔輸送層、電子ブロック層、正孔ブロック層、電子輸送層、電子注入層などが発光層以外の層として含まれていてもよい。下部電極48、有機化合物層54及び上部電極58により有機EL素子60が構成される。有機化合物層54上には、上部電極58が形成されているが、本発明において、有機化合物層54は上部電極58によって被覆されていることが好ましい。ここで被覆とは、有機化合物層54の層上および層の端部が上部電極58によって覆われていることを意味する。同様に、ある層の層上、および層の端部をその上部の層によって覆われることを被覆と呼ぶ。電極に用いる材料は一般に密度が高く封止性能があるため、有機化合物層54は上部電極58によって簡易的に封止されていることになる。このため、外部からの水侵入に対して耐久性が強くなり有機発光装置の信頼性を高めることが可能である。この有機化合物層54の総膜厚は光学干渉設計によって異なるが、50〜300nm程度である。
本実施形態では、下部電極48もしくは上部電極58のいずれかが透明電極または半透明電極であり、その対向電極は反射電極である。透明電極の材料としては、インジウムスズ酸化物、インジウム亜鉛酸化物などを用いることができる。半透明電極は、アルミニウムや銀などの金属膜を薄く成膜して透過性と反射性の適度な膜厚とすることで得られる。反射電極は主にアルミニウムや銀などの可視域の反射率の高い電極が好ましい。なお電極は前記のもの以外でもよくそれらの混合膜(合金)や積層膜であってもよい。上部電極58の膜厚は透過率、反射率、体積抵抗などを考慮して決めればよくその膜厚は例えば20〜300nmである。
上部電極58上には、無機材料からなる無機封止膜64が形成され、上部電極58は無機封止膜64に被覆されている。ここで被覆とは、上部電極58の層上および層の端部が無機封止膜64によって覆われていることを意味する。無機封止膜64を形成することによって、有機EL素子60を水分や酸素などの外部雰囲気から遮断することができる。無機封止膜64としては、スパッタリング法やCVD法(化学気相成長法)で形成されたシリコン窒化物、シリコン窒化酸化物、シリコン酸化物が好ましい。また、緻密な膜が成膜できるALD法(原子層堆積法)で形成されたアルミ酸化物、シリコン窒化物等も好ましい。無機封止膜64は、上記いずれかの材料の単膜、もしくはこれらを積層した積層膜であることが好ましい。また、無機封止膜64の封止性能について例えば水透過率は、10-6g/m2・day程度あることが好ましいが、この封止性能の実現のために選ばれる材料種によって本発明は限定されるものではない。なお、配線パッド22は無機封止膜64によって一度被覆されるが、別途工程により露出された後に外部と接続される。無機封止膜64の膜厚は特に限定されるものではないが、封止性能の観点から100nm以上であることが好ましい。
発光画素12の配置パターンにはいくつか考えられる。たとえば、1行×2506列で配置されたライン状の発光装置が考えられる。図3は、発光画素の配列パターンの例を示す模式図である。図3(a)に示すように、発光画素の大きさa×bが42.3μm×42.3μmで、ピッチcが84.6μmの場合、露光幅212mm(84.6μm×2506発光画素)となる。またこの時の長尺状のガラス基板の長手方向1の長さは219mmで、短手方向2の長さは4.7mmである。長尺状の基板の短手方向2の長さは、短ければそれだけ1枚のマザー基板から多数個取りできるため、10mm以下が好ましい。さらに具体的には1mm以上10mm以下が好ましい。
また、図3(b)に示すように、発光画素が2行×2506列で配置されたライン状の発光装置でもよい。発光画素の大きさa×bが42.3μm×42.3μmで、長手方向1のピッチcが84.6μmで、短手方向2のピッチdが67.7μmの場合、露光幅212mm(84.6μm×2506発光画素)となる。
また、図3(c)に示すように、1行おきに行方向(長手方向1)の位置をずらして千鳥配列状にジグザグに配置してもよい。この場合、図3(b)のような配列よりも行方向(長手方向1)に高密度に発光画素を配置できる。発光画素の大きさa×bが42.3μm×25.4μmで、長手方向1のピッチcが84.6μmで、短手方向2のピッチdが50.8μmの場合、露光幅212mm(42.3μm×5012発光画素)となる。
[有機発光装置の製造方法]
以下、本実施形態の有機発光装置の製造方法について説明する。
以下、本実施形態の有機発光装置の製造方法について説明する。
≪素子形成基板を用意する工程≫
本実施形態では、まず図2に示す素子形成基板90を用意する。図2の素子形成基板90は、マザー基板10’の表面に、一対の電極(下部電極48、上部電極58)間に配置された有機化合物層54を有する有機EL素子60が複数配置されている。図2の素子形成基板90において、有機化合物層54は、複数の有機EL素子60に共通して形成されており、上部電極58は、有機化合物層54を被覆している。さらに、図2の素子形成基板90は、有機EL素子60を被覆し、かつ切断予定ライン70をまたぐ様に、具体的にはマザー基板10’の全面に無機封止膜64を有する。即ち、図2の素子形成基板90の表面には、切断予定ライン70に沿って切断することで形成される有機発光装置100が複数配置されている。図2において、切断予定ライン70は、有機発光装置100となる領域を囲む直線状の仮想線であるが、切断予定ライン70はこれに限定されず、曲線状の線でもよいし、マザー基板10’に実際に引かれた線でもよい。
本実施形態では、まず図2に示す素子形成基板90を用意する。図2の素子形成基板90は、マザー基板10’の表面に、一対の電極(下部電極48、上部電極58)間に配置された有機化合物層54を有する有機EL素子60が複数配置されている。図2の素子形成基板90において、有機化合物層54は、複数の有機EL素子60に共通して形成されており、上部電極58は、有機化合物層54を被覆している。さらに、図2の素子形成基板90は、有機EL素子60を被覆し、かつ切断予定ライン70をまたぐ様に、具体的にはマザー基板10’の全面に無機封止膜64を有する。即ち、図2の素子形成基板90の表面には、切断予定ライン70に沿って切断することで形成される有機発光装置100が複数配置されている。図2において、切断予定ライン70は、有機発光装置100となる領域を囲む直線状の仮想線であるが、切断予定ライン70はこれに限定されず、曲線状の線でもよいし、マザー基板10’に実際に引かれた線でもよい。
図2の素子形成基板90は、購入することにより用意してもよい。また、マザー基板10’の表面に複数の有機EL素子60を形成し、有機EL素子60を被覆して、かつ切断予定ライン70をまたいで無機封止膜64を形成することにより図2の素子形成基板90を用意してもよい。
≪改質領域を形成する工程≫
図4は、図2の素子形成基板90に改質領域を形成した後の断面模式図であり、図4(a)は図2のB−B‘線断面模式図、図4(b)は図2のC−C‘線断面模式図である。尚、図4では、アンダーコート層30、層間絶縁膜40,46、画素分離膜50をまとめて下地層80として表している。
図4は、図2の素子形成基板90に改質領域を形成した後の断面模式図であり、図4(a)は図2のB−B‘線断面模式図、図4(b)は図2のC−C‘線断面模式図である。尚、図4では、アンダーコート層30、層間絶縁膜40,46、画素分離膜50をまとめて下地層80として表している。
本実施形態では、図2の素子形成基板90のマザー基板10’の内部に集光点を合わせてマザー基板10’の裏面からレーザ光を照射し、切断予定ライン70に沿って走査することで、多光子吸収により改質領域180を形成する。具体的には、内部吸収(加工)型レーザダイシング、例えば、ステルスダイシング(登録商標)技術(浜松ホトニクス株式会社)等を適用することができる。
本実施形態では、切断予定ライン70に沿った走査を1本の切断予定ライン70に対して5回行い、各回毎に集光点を合わせる位置の深さ(マザー基板10’の裏面からの距離)を変えることで、5列の改質領域180を形成した。その際、改質領域180は、集光点を合わせる位置が深い順(マザー基板10’の裏面から遠い順)に一列ずつ形成した。これにより、マザー基板10’の裏面と集光点との間に改質領域180が存在しないことになり、既に形成された改質領域180によるレーザ光の散乱、吸収等が起こることがなく、改質領域180を精度良く形成することができる。隣り合う改質領域180は、マザー基板10’の厚さ方向において、一続きとなる様に形成してもよいし、離間する様に形成してもよい。また、改質領域180を構成する改質点190同士は、マザー基板10’の面内方向において、一続きとなる様に形成してもよいし、離間する様に形成してもよい。
集光点の位置は、マザー基板10’の表面から40μm以上離れた箇所に合わせる。これにより、素子形成基板90の切断時に、改質領域180を起点とした割れが切断予定ライン70に沿って精度良く無機封止膜64まで達し、無機封止膜64に剥離やクラック等の損傷を生じさせずに、素子形成基板90を切断できる。また、改質領域180は、集光点を起点としてレーザ光照射側へ主に広がるため、有機化合物層54に結晶化、溶融等のダメージを与えることがない。
また、少なくとも一つの集光点を、マザー基板10’の表面から40μm以上、マザー基板10’の厚さの半分未満離れた箇所に合わせる。これにより、素子形成基板90の切断時に、改質領域180を起点とした割れが切断予定ライン70に沿って精度良くマザー基板10’内に発生し、マザー基板10’に余分な割れを生じさせずに、素子形成基板90を切断できる。
従って、本実施形態により製造される有機発光装置100は、水分や酸素の浸入が防止され、長期保管においても信頼性の高い装置である。特に、本実施形態の有機発光装置100の様に長尺状の装置の場合、基板10の長手方向1の長さは、例えば露光光源として必要な露光幅で決まってしまうため、とり個数を高めるためには基板10の短手方向2の幅をより狭くする必要がある。また、装置小型化の要請から、狭額縁化の必要もある。そのため、有機EL素子60と切断予定ライン70との距離が短くなり、レーザ光照射の影響をより受けやすく、また、より確実な封止状態が求められる。従って、本発明は、特にこのような装置の製造に有効である。
≪複数の有機エレクトロニクス装置に分割する工程≫
改質領域180を形成した素子形成基板90に人為的な力を加えることにより、改質領域180を起点として割れが発生し易くなるため、比較的小さな力で素子形成基板90を切断することができる。よって、下地層80、無機封止膜64に、剥離やクラック等の不必要な割れを発生させることなく、素子形成基板90を切断予定ライン70に沿って高精度に切断することができ、長期保管おいても信頼性の高い複数の有機発光装置100に分割される。
改質領域180を形成した素子形成基板90に人為的な力を加えることにより、改質領域180を起点として割れが発生し易くなるため、比較的小さな力で素子形成基板90を切断することができる。よって、下地層80、無機封止膜64に、剥離やクラック等の不必要な割れを発生させることなく、素子形成基板90を切断予定ライン70に沿って高精度に切断することができ、長期保管おいても信頼性の高い複数の有機発光装置100に分割される。
人為的な力を加える方法としては、例えば、素子形成基板90の切断予定ライン70に沿って曲げ応力やせん断応力を加える方法、素子形成基板90に温度差を与えることにより熱応力を発生させる方法等が挙げられる。具体的には、例えば、エキスパンドテープ等の拡張可能フィルムをマザー基板10’の裏面に貼り付けて拡張させる方法等が挙げられる。尚、マザー基板10’が薄い場合には、改質領域180を起点として素子形成基板90の厚さ方向に向かって自然に割れ、結果的に素子形成基板90が切断される場合もある。
[有機発光装置の用途]
本発明の有機発光装置は、感光体を露光するための露光装置の構成部材として使用することができる。図5は、本発明の有機発光装置を有する画像形成装置の一例を示す模式図である。図5の画像形成装置200は、感光体101と、露光光源102と、現像器104と、帯電部105と、転写器106と、搬送ローラー107と、定着器109と、を有している。画像形成装置200は、露光光源102から感光体101へ向けて光103が照射され、感光体101の表面に静電潜像が形成される。露光光源102は、本発明に係る有機発光装置である。また現像器104は、トナー等を有している。帯電部105は、感光体101を帯電させるために設けられている。転写器106は、現像された画像を紙等の記録媒体108に転写するために設けられている。尚、記録媒体108は、搬送ローラー107によって転写機106へ搬送される。定着器109は、記録媒体108に形成された画像を定着させるために設けられている。
本発明の有機発光装置は、感光体を露光するための露光装置の構成部材として使用することができる。図5は、本発明の有機発光装置を有する画像形成装置の一例を示す模式図である。図5の画像形成装置200は、感光体101と、露光光源102と、現像器104と、帯電部105と、転写器106と、搬送ローラー107と、定着器109と、を有している。画像形成装置200は、露光光源102から感光体101へ向けて光103が照射され、感光体101の表面に静電潜像が形成される。露光光源102は、本発明に係る有機発光装置である。また現像器104は、トナー等を有している。帯電部105は、感光体101を帯電させるために設けられている。転写器106は、現像された画像を紙等の記録媒体108に転写するために設けられている。尚、記録媒体108は、搬送ローラー107によって転写機106へ搬送される。定着器109は、記録媒体108に形成された画像を定着させるために設けられている。
<第2実施形態>
本実施形態では、マザー基板としてウエハを用い、有機エレクトロニクス装置の一例である有機発光装置を製造した。
本実施形態では、マザー基板としてウエハを用い、有機エレクトロニクス装置の一例である有機発光装置を製造した。
図6は、本実施形態の素子形成基板を示す図であり、図6(a)は平面図、図6(b)は図6(a)のD−D’線断面模式図である。図6の素子形成基板90は、マザー基板310の表面に、一対の電極(下部電極350、上部電極352)間に配置された有機化合物層351を有する有機EL素子が複数配置されている。さらに、図6の素子形成基板90は、有機EL素子を被覆し、かつ切断予定ライン70をまたぐ様に無機封止膜353を有する。即ち、図6の素子形成基板90の表面には、切断予定ライン70に沿って切断することで形成される有機発光装置300が複数配置されている。
より具体的には、図6(b)に示す様に、シリコン等よりなるマザー基板310上には、酸化シリコン(SiOx)や窒化シリコン(SiNx)等の無機絶縁材料よりなるアンダーコート層330が形成されている。アンダーコート層330上には、薄膜トランジスタ(TFT)を構成する層(ソース、ドレイン電極層)331、絶縁層346、347、平坦化層348の順で積層形成されている。なお、アンダーコート層330から平坦化層348までは、必ずしも必要ではない。本発明は、個々の有機EL素子を駆動する薄膜トランジスタを有するアクティブマトリクス型の発光装置だけではなく、ストライプ状の電極の交差部分で発光を得るパッシブマトリクス型の発光装置にも適用できるからである。後者の場合、基板は薄膜トランジスタを有しておらず、基板310上に下部電極350が形成される場合もある。また、TFTを構成する層331は、本実施形態ではソース、ドレイン電極と同一の層であるが、別の層であってもよい。例えばゲート電極層と同一の層であってもよい。
そして、平坦化層348の上部に、単位画素の下部電極350が形成され、その各画素の周辺をポリイミド製の素子分離膜339で覆っている。下部電極350は、Al等の反射性を有する材料が好ましく、Alと透明電極IZO、ITOの組み合わせでも良い。単層および積層で反射電極として機能するものあれば何でも良い。画素開口には、有機化合物層351として、正孔輸送層、有機発光層、電子輸送層、電子注入層が順次形成されている。その上部には、上部電極352が形成されている。上部電極352は、透明電極IZO、ITOの組み合わせでも良く、またはAgの薄膜の半透明電極でも良い。単層および積層で透明または半透明電極として機能するものあれば何でも良い。これらの下部電極350と、有機化合物層351と、上部電極352とで有機EL素子が形成されている。更に取り出し電極を除き、上部電極352、素子分離膜339、平坦化層348を完全に覆う、無機材料からなる無機封止膜353が形成されている。無機封止膜353の材質、性能、厚さ等の詳細については第1実施形態で説明した通りである。そして、無機封止膜353を含むその上部にカラーフィルタ360が設けられている。
本実施形態では、第1実施形態と同様の方法で、図6(a)に示す素子形成基板90を切断予定ライン70に沿って切断し、複数の有機発光装置300に分割する。
本実施形態で製造される有機発光装置は、CMOSセンサなどの撮像素子を有するデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置のディスプレイや電子ビューファインダに使用することができる。その他に、画像形成装置のディスプレイ、携帯電話やスマートフォンなどの携帯情報端末のディスプレイに使用することができる。
<第3実施形態>
本実施形態では、マザー基板としてウエハを用い、有機エレクトロニクス装置の一例である有機光電変換装置を製造した。
本実施形態では、マザー基板としてウエハを用い、有機エレクトロニクス装置の一例である有機光電変換装置を製造した。
図7は、本実施形態の素子形成基板を示す図であり、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)のE−E’線断面模式図である。図7の素子形成基板90は、マザー基板499の表面に、一対の電極519,521間に配置された光電変換層(有機化合物層)520を有する有機光電変換素子518が複数配置されている。さらに、図7の素子形成基板90は、有機光電変換素子518を被覆し、かつ切断予定ライン70をまたぐ様に無機封止膜514を有する。即ち、図7の素子形成基板90の表面には、切断予定ライン70に沿って切断することで形成される有機光電変換装置500が複数配置されている。
より具体的には、図7(b)に示す様に、シリコン等よりなるマザー基板499の受光領域501に、光電変換素子518を有する。光電変換素子518は、電極519と、光電変換層(有機化合物層)520と、電極521を含んで構成されている。電極519は下部電極とも称され、アルミニウムや銅を主成分とする導電体からなる。電極521は上部電極とも称され、透明導電材料からなることが望ましく、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)やポリイミドを主成分とする導電体からなる。そして、電極521は、電極526を介して、周辺回路領域502に形成された周辺回路と電気的に接続される。光電変換層520は、例えば、有機材料からなる光電変換可能な材料からなる。光電変換層520として、例えば、有機材料の場合には、金属錯体色素、シアニン系色素等の色素等がある。また、別の有機材料としては、アクリジン、クマリン、トリフェニルメタン、フラーレン、アルミニウムキノリン、ポリパラフェニレンビニレン、ポリフルオレン、ポリビニルカルバゾール、ポリチオール、ポリピロール、ポリチオフェンなどの誘導体がある。受光領域501のマザー基板499には、複数のトランジスタ516が配されている。周辺回路領域502のマザー基板499には、複数のトランジスタ517が配されている。複数のトランジスタ517は、処理回路を構成する。
マザー基板499の表面502の上には、配線構造体503が設けられている。配線構造体503は、少なくとも1層の配線層を有する。ここでは、配線構造体503は、受光領域501と周辺回路領域502に連続して設けられた絶縁膜504〜506と、周辺回路領域502に設けられ、受光領域501には設けられていない絶縁膜507、508を有する。更に、配線構造体503は、受光領域501と周辺回路領域502の両方に設けられた配線層509、510と、周辺回路領域502に設けられ、受光領域501には設けられていない配線層511、512、513を有する。各配線層509〜513は、互いに異なる高さに位置し、少なくとも1つの配線パターンを有する。配線層512は、例えば、周辺回路領域502の少なくとも一部において周辺回路領域502のマザー基板499へ入射し得る光を低減する遮光膜として機能する。また、配線層513は、外部との接続のための端子(パッド部)となる。無機封止膜514は、受光領域501の光電変換素子518の上から配線層513を覆い、配線層513の上面の一部を露出させる開口515を有する。無機封止膜514の材質、性能、厚さ等の詳細については第1実施形態で説明した通りである。受光領域501の無機封止膜514の上には、カラーフィルタ層522とマイクロレンズ層523が設けられている。カラーフィルタ層522は、複数のカラーフィルタを含み、マイクロレンズ層523は複数のマイクロレンズを含む。
本実施形態では、第1実施形態と同様の方法で、図7(a)に示す素子形成基板90を切断予定ライン70に沿って切断し、複数の光電変換装置500に分割する。
本実施形態で製造される有機光電変換装置は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラの撮像素子、車載用カメラの撮像素子、監視カメラの撮像素子、携帯電話やスマートフォンなどの携帯情報端末の撮像素子に使用することができる。
以下、実施例により、本発明を詳細に説明する。
<実施例1〜4および比較例1〜3>
本実施例にて作製する有機発光装置において、下地工程から画素分離膜を形成するまでの工程においては半導体プロセスにおける一般的な製造方法で行われる範囲においては本発明に含まれるものとする。その層構成は駆動回路によって変わるため本実施例では一例として記載するものとする。基板はガラス以外にもシリコン等などでもよい。発光層を赤色発光層としているが別の色でもよいし2種類以上(複数色)であってもよい。また、発光画素の配置、基板サイズ等についても特に限定されない。また、有機化合物層や上部電極層の長手方向の長さは基板サイズに合わせた長さとすればよい。
本実施例にて作製する有機発光装置において、下地工程から画素分離膜を形成するまでの工程においては半導体プロセスにおける一般的な製造方法で行われる範囲においては本発明に含まれるものとする。その層構成は駆動回路によって変わるため本実施例では一例として記載するものとする。基板はガラス以外にもシリコン等などでもよい。発光層を赤色発光層としているが別の色でもよいし2種類以上(複数色)であってもよい。また、発光画素の配置、基板サイズ等についても特に限定されない。また、有機化合物層や上部電極層の長手方向の長さは基板サイズに合わせた長さとすればよい。
図2に示す素子形成基板90から、図1に示す有機発光装置100を多数個取りした。マザー基板10’としては、第2世代マザーガラス基板(460mm×365mm、厚さ0.5mm)を用いた。有機発光装置100は、長尺状(219mm×4.7mm)であり、図2に示すように、有機発光装置100をマザー基板10’の中央部に69行×2列で詰め合わせることで138個取りした。
1.素子形成基板90を用意する工程
[マザー基板10’上に画素分離膜50を形成するまでの工程]
まず、マザー基板10’上に、CVD法により、窒化シリコンの無機絶縁材料よりなるアンダーコート層30を形成した。次いで、アンダーコート層30上に、公知の薄膜トランジスタの製造方法と同様にして、チャネル層32、ゲート絶縁膜34、ゲート電極36を有する薄膜トランジスタ38を形成した。次いで、薄膜トランジスタ38が形成されたアンダーコート層30上に、CVD法により、酸化シリコンの無機絶縁材料よりなる層間絶縁膜40を形成した。次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜40に、薄膜トランジスタ38の電極上に開口された接続孔を形成後、この接続孔を介して薄膜トランジスタ38に接続されたソース/ドレイン電極42や金属配線44等を形成した。次いで、ソース/ドレイン電極42及び金属配線44が形成された層間絶縁膜40上に、CVD法により、酸化シリコンの無機絶縁材料よりなる層間絶縁膜46を形成した。次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜46に、ソース/ドレイン電極42上に開口された接続孔を形成した。その後、この接続孔を介してソース/ドレイン電極42に接続された下部電極48としてインジウムスズ酸化物(ITO)を形成した。
[マザー基板10’上に画素分離膜50を形成するまでの工程]
まず、マザー基板10’上に、CVD法により、窒化シリコンの無機絶縁材料よりなるアンダーコート層30を形成した。次いで、アンダーコート層30上に、公知の薄膜トランジスタの製造方法と同様にして、チャネル層32、ゲート絶縁膜34、ゲート電極36を有する薄膜トランジスタ38を形成した。次いで、薄膜トランジスタ38が形成されたアンダーコート層30上に、CVD法により、酸化シリコンの無機絶縁材料よりなる層間絶縁膜40を形成した。次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜40に、薄膜トランジスタ38の電極上に開口された接続孔を形成後、この接続孔を介して薄膜トランジスタ38に接続されたソース/ドレイン電極42や金属配線44等を形成した。次いで、ソース/ドレイン電極42及び金属配線44が形成された層間絶縁膜40上に、CVD法により、酸化シリコンの無機絶縁材料よりなる層間絶縁膜46を形成した。次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜46に、ソース/ドレイン電極42上に開口された接続孔を形成した。その後、この接続孔を介してソース/ドレイン電極42に接続された下部電極48としてインジウムスズ酸化物(ITO)を形成した。
次いで、下部電極48が形成された層間絶縁膜46上に、CVD法により、窒化シリコンの無機絶縁材料よりなる画素分離膜50を膜厚200nmで形成した。
[画素分離膜50の加工工程]
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより画素分離膜50をパターニングして、発光領域を40μm角に画定する開口部52を形成した。このとき、各有機発光装置100は、n=1、m=500の発光画素12がライン状に配列し、総発光画素数は500画素であった。その後、有機化合物層54成膜前には真空で250℃程度のベークを行って基板からの脱水を行った。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより画素分離膜50をパターニングして、発光領域を40μm角に画定する開口部52を形成した。このとき、各有機発光装置100は、n=1、m=500の発光画素12がライン状に配列し、総発光画素数は500画素であった。その後、有機化合物層54成膜前には真空で250℃程度のベークを行って基板からの脱水を行った。
[有機化合物層54を形成する工程]
次いで、画素分離膜50の開口部52内に露出した下部電極48上に、真空蒸着法を用いて、蒸着マスクを密着させて有機化合物層54を形成し、所定の成膜領域に有機化合物層54を形成した。その際、有機化合物層54として、正孔注入層、正孔輸送層、電子ブロック層、発光層、正孔ブロック層、電子輸送層、電子注入層の順に成膜を行った。各層に用いた材料は市販されている公知材料を用いた。感光材料の感光波長に合わせて発光層の発光色は赤色とした。
次いで、画素分離膜50の開口部52内に露出した下部電極48上に、真空蒸着法を用いて、蒸着マスクを密着させて有機化合物層54を形成し、所定の成膜領域に有機化合物層54を形成した。その際、有機化合物層54として、正孔注入層、正孔輸送層、電子ブロック層、発光層、正孔ブロック層、電子輸送層、電子注入層の順に成膜を行った。各層に用いた材料は市販されている公知材料を用いた。感光材料の感光波長に合わせて発光層の発光色は赤色とした。
[上部電極58を形成する工程]
有機化合物層54を被覆するように、上部電極58を成膜した。上部電極にはアルミニウムを用い、蒸着マスクを用いた真空蒸着法により所定の成膜領域に上部電極58を膜厚200μmで形成した。この工程において、有機化合物層54は上部電極58により被覆された。
有機化合物層54を被覆するように、上部電極58を成膜した。上部電極にはアルミニウムを用い、蒸着マスクを用いた真空蒸着法により所定の成膜領域に上部電極58を膜厚200μmで形成した。この工程において、有機化合物層54は上部電極58により被覆された。
[無機封止膜64を形成する工程]
次いで、マザー基板10’全面に、CVD法により、窒化シリコンからなる無機封止膜64を2μmの膜厚で形成した。この工程において、上部電極58は無機封止膜64により被覆された。
次いで、マザー基板10’全面に、CVD法により、窒化シリコンからなる無機封止膜64を2μmの膜厚で形成した。この工程において、上部電極58は無機封止膜64により被覆された。
2.改質領域を形成する工程、複数の有機発光装置に分割する工程
素子形成基板90の裏面に、UV硬化型の透明ダイシングテープ(リンテック製)を貼り付け、表面に微粘着シート(日東電工製)を貼り付けてダイシング装置のステージにセットした。レーザ光を、下記条件で、マザー基板10’の内部に集光点を合わせてマザー基板10’の裏面から照射し、切断予定ライン70に沿って走査した。これにより、マザー基板10’の内部に、多光子吸収により改質した改質領域180を、切断予定ライン70に沿って複数列形成した。尚、改質領域180は、マザー基板10’の裏面から遠い順に一列ずつ形成した。
光源:半導体レーザ励起Nd:YAGレーザ
波長:1064nm
パルス幅:30ns
出力:1mJ/パルス以下
レーザ移動速度:300mm/秒
レーザ光の集光点位置:表1に示す通り
素子形成基板90の裏面に、UV硬化型の透明ダイシングテープ(リンテック製)を貼り付け、表面に微粘着シート(日東電工製)を貼り付けてダイシング装置のステージにセットした。レーザ光を、下記条件で、マザー基板10’の内部に集光点を合わせてマザー基板10’の裏面から照射し、切断予定ライン70に沿って走査した。これにより、マザー基板10’の内部に、多光子吸収により改質した改質領域180を、切断予定ライン70に沿って複数列形成した。尚、改質領域180は、マザー基板10’の裏面から遠い順に一列ずつ形成した。
光源:半導体レーザ励起Nd:YAGレーザ
波長:1064nm
パルス幅:30ns
出力:1mJ/パルス以下
レーザ移動速度:300mm/秒
レーザ光の集光点位置:表1に示す通り
その後、素子形成基板90の表面に貼り付けた微粘着シートを剥がし、UV光を照射した後、テープエキスパンド分離機にて素子形成基板90を切断し、複数の有機発光装置100に分割した。
[信頼性評価]
長期保管信頼性を確認するために、温度85℃湿度85%の恒温層にて500時間の保管試験を行ったのち、有機発光装置を駆動して発光状態を評価した。
長期保管信頼性を確認するために、温度85℃湿度85%の恒温層にて500時間の保管試験を行ったのち、有機発光装置を駆動して発光状態を評価した。
実施例1から実施例3では、全画素にわたって良好な発光状態を保っていた。比較例1,2では、最も深い集光点がマザー基板10’の表面から40μm以上離れていないため、切断予定ライン70に沿った端部周辺に切断時のダメージによる無機封止膜64の損傷が欠陥となって、そこから水や酸素が侵入して、発光不良が発生していた。
実施例4は、エキスパンド時に、マザー基板10’に割れはなく有機発光装置100を得られ、全画素にわたって良好な発光状態を保っていた。一方、比較例3では、最も深い集光点が、マザー基板10’の表面から、マザー基板10’の厚さの半分(250μm)以上離れているため、マザー基板10’に割れが発生し不良となった。
以上の評価結果から、本発明の条件で改質領域を形成することで、長期信頼性の高い有機発光装置が得られたことが分る。
<実施例5〜7および比較例4〜6>
図6に示す素子形成基板90を用意した。マザー基板310は、シリコンウエハの両面研磨品(厚さ0.725mm)である。
図6に示す素子形成基板90を用意した。マザー基板310は、シリコンウエハの両面研磨品(厚さ0.725mm)である。
実施例1と同様にして素子形成基板90をダイシング装置のステージにセットし、下記条件を変更した以外は実施例1と同様にして改質領域180を形成した。
出力:0.2mJ/パルス以下
レーザ光の集光点位置:表2に示す通り
出力:0.2mJ/パルス以下
レーザ光の集光点位置:表2に示す通り
その後、実施例1と同様にして素子形成基板90を切断し、複数の有機発光装置300に分割した。
[信頼性評価]
実施例1と同様にして長期保管信頼性を評価した。
実施例1と同様にして長期保管信頼性を評価した。
実施例5,6では、全画素にわたって良好な発光状態を保っていた。比較例4,5では、最も深い集光点がマザー基板310の表面から40μm以上離れていないため、切断予定ライン70に沿った端部周辺に切断時のダメージによる無機封止膜353の損傷が欠陥となって、そこから水や酸素が侵入して、発光不良が発生していた。
実施例7は、エキスパンド時に、マザー基板310に割れはなく有機発光装置300を得られ、全画素にわたって良好な発光状態を保っていた。一方、比較例6では、最も深い集光点が、マザー基板310の表面から、マザー基板310の厚さの半分(362.5μm)以上離れているため、マザー基板310に割れが発生し不良となった。
以上の評価結果から、本発明の条件で改質領域を形成することで、長期信頼性の高い有機発光装置が得られたことが分る。
<実施例8〜10および比較例7〜9>
図7に示す素子形成基板90を用意した。マザー基板499は、シリコンウエハの両面研磨品(厚さ0.825mm)である。
図7に示す素子形成基板90を用意した。マザー基板499は、シリコンウエハの両面研磨品(厚さ0.825mm)である。
実施例1と同様にして素子形成基板90をダイシング装置のステージにセットし、下記条件を変更した以外は実施例1と同様にして改質領域180を形成した。
出力:0.3mJ/パルス以下
レーザ光の集光点位置:表3に示す通り
出力:0.3mJ/パルス以下
レーザ光の集光点位置:表3に示す通り
その後、実施例1と同様にして素子形成基板90を切断し、複数の有機光電変換装置500に分割した。
[信頼性評価]
長期保管信頼性を確認するために、温度85℃湿度85%の恒温層にて500時間の保管試験を行ったのち、有機光電変換装置の暗電流を評価した。
長期保管信頼性を確認するために、温度85℃湿度85%の恒温層にて500時間の保管試験を行ったのち、有機光電変換装置の暗電流を評価した。
実施例8、9では、初期とほぼ同じ暗電流を保っていた。比較例7,8では、有機光電変換装置の暗電流が1桁以上上昇した。比較例7,8では、最も深い集光点がマザー基板499の表面から40μm以上離れておらず、切断予定ライン70に沿った端部周辺に生じた切断時のダメージによる無機封止膜514の損傷が原因として考えられる。
実施例10は、エキスパンド時に、マザー基板499に割れはなく有機光電変換装置500を得られ、初期とほぼ同じ暗電流を保っていた。一方、比較例9では、最も深い集光点が、マザー基板499の表面から、マザー基板499の厚さの半分(412.5μm)以上離れているため、マザー基板499に割れが発生し不良となった。
以上の評価結果から、本発明の条件で改質領域を形成することで、長期信頼性の高い有機光電変換装置が得られたことが分る。
10:基板、10’:マザー基板、12:発光画素、48:下部電極、50:画素分離膜、52:開口部、54:有機化合物層、58:上部電極、60:有機EL素子、64:無機封止膜、70:切断予定ライン、80:下地層、90:素子形成基板、100:有機発光装置、180:改質領域
Claims (15)
- 複数の有機エレクトロニクス素子を基板上に有し、前記有機エレクトロニクス素子を被覆する無機封止膜を有する有機エレクトロニクス装置の製造方法であって、
マザー基板の表面に、一対の電極間に配置された有機化合物層を有する有機エレクトロニクス素子を複数有し、前記有機エレクトロニクス素子を被覆し、かつ切断予定ラインをまたぐ無機封止膜を有する素子形成基板を用意する工程と、
前記マザー基板の内部に集光点を合わせて前記マザー基板の裏面からレーザ光を照射することで、前記マザー基板の内部に、前記切断予定ラインに沿った少なくとも一列の改質領域を形成する工程と、
前記素子形成基板を前記切断予定ラインに沿って切断し、複数の有機エレクトロニクス装置に分割する工程と、をこの順で有し、
前記改質領域を形成する工程において、前記集光点を、前記マザー基板の表面から40μm以上離れた箇所に合わせ、かつ少なくとも一つの前記集光点を、前記マザー基板の表面から40μm以上前記マザー基板の厚さの半分未満離れた箇所に合わせることを特徴とする有機エレクトロニクス装置の製造方法。 - 前記改質領域を、一の切断予定ラインについて複数列形成することを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロニクス装置の製造方法。
- 前記改質領域を、前記マザー基板の裏面から遠い順に一列ずつ形成することを特徴とする請求項2に記載の有機エレクトロニクス装置の製造方法。
- 前記レーザ光の波長が、前記マザー基板を透過する波長であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の有機エレクトロニクス装置の製造方法。
- 前記レーザ光を、前記切断予定ラインに沿って走査することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の有機エレクトロニクス装置の製造方法。
- 前記改質領域を多光子吸収により形成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の有機エレクトロニクス装置の製造方法。
- 前記素子形成基板を用意する工程が、
前記マザー基板の表面に複数の前記有機エレクトロニクス素子を形成する工程と、
前記有機エレクトロニクス素子を被覆し、かつ前記切断予定ラインをまたいで前記無機封止膜を形成する工程と、
をこの順で有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の有機エレクトロニクス装置の製造方法。 - 前記素子形成基板が、前記マザー基板の全面に前記無機封止膜を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の有機エレクトロニクス装置の製造方法。
- 前記素子形成基板が、複数の前記有機エレクトロニクス素子に共通して形成された前記有機化合物層を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の有機エレクトロニクス装置の製造方法。
- 前記素子形成基板が、前記有機化合物層を被覆する電極を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の有機エレクトロニクス装置の製造方法。
- 前記無機封止膜は、シリコン窒化物、シリコン窒化酸化物、シリコン酸化物、原子層堆積法で形成されたアルミ酸化物のいずれか、もしくはこれらを積層した積層膜であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の有機エレクトロニクス装置の製造方法。
- 前記有機エレクトロニクス素子が、有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の有機エレクトロニクス装置の製造方法。
- 前記有機エレクトロニクス装置が、複数の発光画素がn行×m列(n≦4、且つ100≦m)で配置され、前記発光画素が有機エレクトロルミネッセンス素子を有するライン状の発光装置であることを特徴とする請求項12に記載の有機エレクトロニクス装置の製造方法。
- 前記発光画素が、1行おきに行方向の位置をずらして千鳥配列状に配置されていることを特徴とする請求項13に記載の有機エレクトロニクス装置の製造方法。
- 前記有機エレクトロニクスデバイスが有機光電変換素子であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の有機エレクトロニクス装置の製造方法。
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| JP2016142141A JP2018014200A (ja) | 2016-07-20 | 2016-07-20 | 有機エレクトロニクス装置の製造方法 |
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|---|---|---|---|---|
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| WO2021049168A1 (ja) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 露光装置 |
| WO2024197649A1 (zh) * | 2023-03-29 | 2024-10-03 | 京东方科技集团股份有限公司 | 芯片结构及其制备方法、显示装置 |
-
2016
- 2016-07-20 JP JP2016142141A patent/JP2018014200A/ja active Pending
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