JP2018010070A - 練習曲生成装置、および練習曲生成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】任意の曲について、その曲をうまく演奏できるようになるための演奏練習を行えるようにする。【解決手段】曲データを取得する第1のステップと、第1のステップにて取得された曲データの表す曲よりも簡略化された音楽構造を有する練習曲を各々表す複数種の練習曲データを当該曲データから生成する第2のステップと、を有する練習曲生成方法を提供する。そして、この練習曲生成方法により生成された複数種の練習曲データを、音楽構造が簡略なものから順にユーザに提示し、各練習曲データの表す練習曲の演奏練習を行わせる。【選択図】図3
Description
本発明は、楽器の演奏練習を支援する技術に関する。
特定の曲をうまく演奏するために専らその曲の演奏練習を行う場合がある。例えば、特定の曲をうまく演奏することへの憧れが楽器購入の動機となっていた場合や、楽器演奏を趣味とする者が「私の結婚式に私の大好きなこの曲を演奏してちょうだい」と友人に頼まれた場合などである。しかし、うまく演奏することを所望する曲(以下、目標曲)の難易度が高いと、目標曲の演奏を単に繰り返すといった演奏練習では、演奏が上達しないことへの焦りや不安、苛立ちなどからモチベーションの低下を招き、挫折する場合がある。そこで、無理なく効果的に演奏練習を行うことを可能にする技術が提案されており、その一例としては特許文献1に開示の技術が挙げられる。
特許文献1では、曲記憶手段、課題曲選択手段、演奏評価手段、および練習曲選択提示手段を有する練習支援装置が開示されている。曲記憶手段は、複数の課題曲および各課題曲の演奏練習を行う際に効果的な練習を行える各種の練習曲を記憶する。課題曲選択手段は、曲記憶手段に記憶されている複数の課題曲の何れかをユーザに選択させる手段である。演奏評価手段は、課題曲選択手段により選択された課題曲についてユーザが行った演奏を評価する。練習曲選択提示手段は、曲記憶手段に記憶されている各種の練習曲のうちから、演奏評価手段による評価結果に基づいて最適な練習曲を選択しユーザに提示する。
文部科学省、"現行学習指導要領・生きる力 7.音楽に関すること 答7−1"、[online]、<URL: http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/qa/07.htm>
しかし、特許文献1に開示の技術には次のような問題がある。すなわち、曲記憶手段に記憶されている複数の課題曲にユーザの目標曲が含まれているとは限らず、目標曲が含まれていない場合には練習支援を行えない、といった問題である。
本発明は以上に説明した課題に鑑みて為されたものであり、任意の曲について、その曲をうまく演奏できるようになるための演奏練習を行えるようにする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、曲データを取得する取得手段と、取得手段により取得した曲データの表す曲よりも簡略化された音楽構造を有する練習曲を表す練習曲データを当該曲データから生成する生成手段と、を有する練習曲生成装置、を提供する。
本発明によれば、目標曲の曲データを取得手段に取得させることで、その目標曲の演奏練習のための練習曲を表す練習曲データが当該目標曲の曲データから生成される。練習曲データは目標曲の曲データから生成されるのであるから、本発明によれば、任意に曲の演奏練習に対応可能である。また、練習曲は目標曲に比較して音楽構造が簡略であり、一般に音楽構造が簡略であるほど演奏の難易度は低い。このため、上記練習曲で演奏練習を行う態様であれば、目標曲そのものの演奏練習を繰り返す態様に比較してモチベーションの低下が回避される。
より好ましい態様においては、生成手段は、取得手段により取得した曲データの表す曲の音楽構造の少なくとも一部と共通の音楽構造を有する練習曲を表す練習曲データを当該曲データから生成する。このような態様によれば、練習支援装置のユーザは、目標曲をうまく演奏できるようになるための演奏練習に対するモチベーションを従来よりも高く保ちつつ、演奏練習を行えるようになる。理由は以下の通りである。
特許文献1に開示の練習支援装置によりユーザに提示される練習曲は、練習効果の面から見て最適なものであるかもしれないが、練習曲と課題曲(本願における目標曲)との関係、すなわち、練習曲で演奏練習することの意義をユーザが把握できるとは限らない。ユーザがうまく演奏することを望んでいるのは目標曲であるから、練習曲の演奏練習を行うことの意義をユーザが把握できなければ、「この練習曲で演奏練習することにどんな意味があるのか?」といった疑問や「この練習を繰り返すことで本当に目標曲をうまく演奏できるようになるのか?」といった不安がユーザに生じ易く、モチベーションの低下を避けられない。
これに対して、目標曲の曲データを取得手段に取得させることで本発明の練習曲生成装置により生成される練習曲データの表す練習曲は、当該目標曲の音楽構造を簡略化したものであり、練習曲の音楽構造は目標曲の音楽構造の少なくとも一部と共通する。練習曲の音楽構造が目標曲の音楽構造の少なくとも一部と共通であるため、練習曲の聴感には目標曲の音楽的な雰囲気や面影が残っている。このように、本発明の練習曲生成装置により生成される練習曲には目標曲の音楽的な雰囲気や面影が残っているため、ユーザはその練習曲で演奏練習を行うことの意義を把握し易く、「この練習曲で演奏練習することにどんな意味があるのか?」といった疑問や「この練習を繰り返すことで本当に目標曲をうまく演奏できるようになるのか?」といった不安がユーザに生じることが回避される。つまり、本発明によれば、モチベーションの低下を招くことはなく、任意の曲について、その曲をうまく演奏できるようになるための演奏練習をユーザに行わせることが可能になる。
練習曲データの生成手法については種々の方法が考えられるが、一例を挙げれば次の通りである。上記曲データとして曲の音楽構造を音符の配列で表現するデータを用い、生成手段には、取得手段により取得した曲データを解析して音高軸、時間軸および強弱軸の軸毎に音楽構造の骨組みを特定し、当該骨組みと音楽理論とに即した優先度に応じて音符の削除と音符の置き換え(例えば、時間軸上で連続する複数の音符を、それら音符と等価な時間長を有する1つの音符への置き換えること)の少なくとも一方を行わせることで練習曲データを生成させる。生成手段には、取得手段により取得される曲データ毎に練習曲データを1つ生成させても良いし、1つの曲データに対して複数種の練習曲データを生成させても良い。また、1つの曲データに対して複数種の練習曲データを生成する態様の場合は、各々音楽構造の簡略度が異なる複数種の練習曲データを生成すると良い。
複数種の練習曲データを生成手段に生成させる態様においては、複数種の練習曲データを音楽構造の簡略度に応じた順に練習者に提示する練習曲提示手段を上記練習曲生成装置に設けて練習支援装置を構成しても良い。本態様によれば、目標曲をうまく演奏できるようになるための演奏練習は、練習曲提示手段により提示された練習曲の演奏練習を行うことで実現される。本態様では、音楽構造の簡略度に応じた順(例えば、音楽構造が最も簡略なものから次第に複雑なものへの順)に練習曲データが練習者に提示されるため、練習者は目標曲の演奏練習を自身の技量に即して無理なく段階的に行うことができる。つまり、本態様によれば、任意の曲について、その曲をうまく演奏できるようになるための演奏練習を、無理なく段階的に行うことができ、演奏練習に対するモチベーションの低下を招くことはない。
さらに好ましい態様としては、練習曲提示手段は、練習者に提示した練習曲データの表す練習曲の当該練習者による再現度合いに応じて次に当該練習者に提示する練習曲データを選択する態様が考えられる。このような態様によれば、目標曲をうまく演奏できるようになるための演奏練習を、練習者の上達具合に即して無理なく行わせることが可能になる。ここで、練習者による練習曲の再現度合いの評価および評価結果に応じた次の練習曲の提示については種々の態様が考えられる。例えば、練習者による練習曲の演奏音を収音して当該演奏音における音高の時間変化を解析し、その解析結果と当該練習曲の練習曲データの表す音高の時間変化との相関値を算出し、当該相関値が所定の閾値以上である場合に当該練習曲に比較して音符を増加させた練習曲(音楽構造がより複雑な練習曲)を次の練習曲として提示する態様が考えられる。
また、上記課題を解決するために本発明は、曲データを取得する第1のステップと、第1のステップにて取得された曲データの表す曲よりも簡略化された音楽構造を有する練習曲を表す練習曲データを当該曲データから生成する第2のステップと、を有する練習曲生成方法を提供する。また、この練習曲生成方法により生成された練習曲を用いた曲の練習支援方法として、上記練習曲生成方法により生成された簡略度の異なる複数種の練習曲データを、音楽構造の簡略度に応じた順に練習者に提示する練習曲提示ステップを含む練習支援方法、を提供しても良い。
上記課題を解決するための本発明の別の態様としては、CPU(Central Processing Unit)などのコンピュータに上記練習曲生成方法(或いは上記練習曲生成方法に加えて上記練習支援方法)を実行させるプログラム、すなわち、コンピュータに上記第1および第2のステップ(或いは上記第1および第2のステップに加えて練習曲提示ステップ)を実行させるプログラムを提供する態様が考えられる。タブレット端末やノート型パソコンなどの情報処理装置の制御部(CPU)を、上記プログラムにしたがって作動させることによって、当該情報処理装置に本発明の練習曲生成方法(或いは練習支援方法)を実行させることが可能になる。また、上記課題を解決するための別の態様としては、コンピュータを上記取得手段および上記生成手段(或いは上記取得手段および生成手段に加えて練習曲提示手段)として機能させるプログラムを提供する態様も考えられる。
上記プログラムの具体的な提供態様としては種々の態様が考えられる。具体的には、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)やフラッシュROM(Read Only Memory)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に上記プログラムを書き込んで配布する態様や、インターネットなどの電気通信回線経由のダウンロードにより配布する態様が考えられる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による練習支援装置10の外観を示す図である。
図1に示すように、練習支援装置10はタブレット端末であり、液晶ディスプレイなどで構成された表示手段120aを有する。練習支援装置10には、本実施形態の特徴を顕著に示す練習支援方法を制御部に実行させるための練習支援プログラムが予めインストールされている。練習支援装置10のユーザは、練習支援プログラムを練習支援装置10の制御部に実行させることで、上記練習支援方法に即した支援を受けつつ、目標曲の演奏練習を行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態による練習支援装置10の外観を示す図である。
図1に示すように、練習支援装置10はタブレット端末であり、液晶ディスプレイなどで構成された表示手段120aを有する。練習支援装置10には、本実施形態の特徴を顕著に示す練習支援方法を制御部に実行させるための練習支援プログラムが予めインストールされている。練習支援装置10のユーザは、練習支援プログラムを練習支援装置10の制御部に実行させることで、上記練習支援方法に即した支援を受けつつ、目標曲の演奏練習を行うことができる。
詳細については後述するが、練習支援装置10は、目標曲を指定されたことを契機として当該目標曲よりも簡略化された音楽構造であって、かつ目標曲の音楽構造の少なくとも一部と共通の音楽構造を各々有する複数種の練習曲を生成する。そして、練習支援装置10は、それら複数種の練習曲を音楽構造が簡略なものから順にユーザに提示する。具体的には、練習支援装置10は、練習曲の楽譜の画像を表示手段120aに表示させる。練習支援装置10のユーザは、表示手段120aに表示された楽譜にしたがって楽器の演奏を行うことで目標曲の演奏練習が実現される。一般に音楽構造が簡単であるほど演奏の難易度は低い。ユーザは上記練習曲の演奏練習を難易度の低いものから順次行うことで、特段の無理をすることなく、モチベーションの低下を招くことなく、目標曲をうまく演奏できるようになる。
加えて、練習支援装置10により生成される複数種の練習曲の各々は、何れも目標曲の音楽構造の少なくとも一部と共通の音楽構造を有しているため、各練習曲は目標曲と共通する聴感を有する。すなわち、各練習曲には目標曲の音楽的な雰囲気や面影が残っている。各練習曲には目標曲の音楽的な雰囲気や面影が残っているため、ユーザはそれら練習曲で演奏練習することの意義を把握することができ、この点からもモチベーションの低下を招くこともない。
図2は、練習支援装置10の電気的な構成例を示す図である。
図2に示すように練習支援装置10は、制御部100、外部機器インタフェース(以下、「IF」と表記)部110、ユーザIF部120、記憶部130、およびこれら構成要素間のデータ授受を仲介するバス140を有する。
図2に示すように練習支援装置10は、制御部100、外部機器インタフェース(以下、「IF」と表記)部110、ユーザIF部120、記憶部130、およびこれら構成要素間のデータ授受を仲介するバス140を有する。
制御部100は、例えばCPUである。制御部100は記憶部130に記憶されている各種プログラムにしたがって作動することにより、練習支援装置10の制御中枢として機能する。外部機器IF部110は、例えばUSB(Universal Serial Bus)インタフェースや無線LAN(Local
Area Network)インタフェースなどの集合体であり、他の外部機器とのデータ授受を仲介する。
Area Network)インタフェースなどの集合体であり、他の外部機器とのデータ授受を仲介する。
ユーザIF部120は、練習支援装置10をユーザに使用させるための各種ユーザインタフェースを提供する。図2に示すように、ユーザIF部120は、表示手段120aと操作入力手段120bを有する。表示手段120aは、制御部100による制御の下、各種画像を表示する。操作入力手段120bは、表示手段120aの表示面を被覆するように設けられた透明感圧センサであり、表示手段120aとともに所謂タッチパネルを形成する。ユーザが手指等で操作入力手段120bの何れかの箇所を押圧すると、操作入力手段120bは当該押圧箇所を示す情報(例えば、表示手段120aの表示面の左上隅を原点とした場合の位置座標を示す情報)を制御部100に与える。これにより、ユーザの操作内容が制御部100に伝達される。本実施形態では、操作入力手段120bとして透明感圧センサを用いた。しかし、操作入力手段120bはユーザの入力操作を受け付け、その操作内容に応じた情報を制御部100に与えることができるものであれば良く、マウスなどのポインティングデバイス或いはキーボードを操作入力手段120bとして用いても良い。
記憶部130は、図2に示すように揮発性記憶部132と不揮発性記憶部134とを有する。揮発性記憶部132は例えばRAM(Random Access Memory)であり、各種プログラムを実行する際のワークエリアとして制御部100によって利用される。不揮発性記憶部134は例えばフラッシュROMやEEPROM(Electrically
Erasable Programmable Read-Only Memory)である。不揮発性記憶部134には、各種プログラムと各種データが記憶されている。不揮発性記憶部134に記憶されているプログラムには、OS(Operating System)を実現するためのカーネル、ブラウザ、メーラ(図2では何れも図示略)等の他に、曲の演奏練習を支援するための練習支援プログラムが含まれている。
Erasable Programmable Read-Only Memory)である。不揮発性記憶部134には、各種プログラムと各種データが記憶されている。不揮発性記憶部134に記憶されているプログラムには、OS(Operating System)を実現するためのカーネル、ブラウザ、メーラ(図2では何れも図示略)等の他に、曲の演奏練習を支援するための練習支援プログラムが含まれている。
練習支援装置10の電源(図2では図示略)の投入或いはリセットを契機として、制御部100はカーネルを不揮発性記憶部134から揮発性記憶部132へ読み出し、当該カーネルの実行を開始する。カーネルにしたがって作動しOSを実現している制御部100は、ユーザの指示に応じて他のプログラムを実行することができる。例えば、ブラウザの実行を指示された場合には、制御部100はブラウザを不揮発性記憶部134から揮発性記憶部132へ読み出してその実行を開始し、練習支援プログラムの実行を指示された場合には練習支援プログラムを不揮発性記憶部134から揮発性記憶部132へ読み出してその実行を開始する。
図3は、制御部100が練習支援プログラムにしたがって実行する練習支援方法の流れを示すフローチャートである。図3に示すように本実施形態の練習支援方法は、ステップSA100、SA110およびSA120の3つのステップを含む。ステップSA100は、目標曲の曲データを取得する目標曲取得ステップである。ステップSA110は、ステップSA100にて取得された曲データから、目標曲よりも簡略化された音楽構造であって、目標曲の音楽構造の少なくとも一部と共通の音楽構造を有する練習曲を各々表す複数種の練習曲データを生成する練習曲生成ステップである。そして、ステップSA120は、ステップSA110にて生成された複数種の練習曲データの各々をユーザに提示し、演奏練習を行わせる練習曲提示ステップである。
目標曲取得ステップSA100において制御部100が実行する処理の具体例は次の通りである。例えば、制御部100は、ユーザに対して目標曲の指定を促す画面(以下、目標曲指定画面)の画像を表示手段120aに表示させる。目標曲指定画面の具体例としては、目標曲の曲名および作曲者名など、目標曲を一意に示す目標曲識別情報の入力を促す画面が挙げられる。操作入力手段120bに対する操作により目標曲識別情報が入力されると、制御部100は、外部機器IF部110を介してインターネット上の楽譜データベースと通信し、目標曲の楽譜を表す楽譜データを上記曲データとして取得する。本実施形態における楽譜データとは、曲を構成する各音符のノート番号(音高)、ノートオンタイミングおよび持続時間を表すデータのことを言い、例えばMIDIデータである。
本実施形態では、インターネット上の楽譜データベースから目標曲の曲データを取得する場合について説明するが、これに限定される訳ではない。例えば、目標曲取得ステップSA100において制御部100が実行する処理は、目標曲の曲データの書き込まれた記録媒体(例えば、USBメモリ)の外部機器IF部110への装着をユーザに促し、外部機器IF部110に装着された記録媒体から目標曲の曲データを読み出す処理であっても良い。また、楽譜データはMIDIデータには限定されず、曲を構成する各音符を五線譜に表記した画像を表す画像データや文書データであっても良い。要は、目標曲の音楽構造を音符の配列で表現するデータであれば良い。また、曲データは楽譜データには限定されず、目標曲の演奏音の波形データであっても良い。周知技術を適用することにより、波形データから楽譜データへの変換は可能だからである。
練習曲生成ステップSA110において制御部100が実行する処理の具体例は以下の通りである。制御部100は、目標曲取得ステップSA100にて取得した曲データを音高軸、時間軸および強弱軸の軸毎に解析して、当該曲データの表す曲(すなわち、目標曲)の音楽構造の骨組みを特定する。なお、「音楽構造」および「音楽構造の骨組み」の詳細については非特許文献1を参照されたい。音楽構造とは「音楽を特徴付けている要素」および「音楽の仕組み」のことを言う。「音楽を特徴付けている要素」とは、音(音色)、音と音との時間的な関係(リズム、速度)、連なりや織りなす関係(旋律、テクスチャ)、音量の変化(強弱)、拍の流れ、フレーズ、音の重なり、音階、調、和声の響きなどのことを言う。また、「音楽の仕組み」とは、反復、問いと答え、変化、音楽の縦と横の関係、音楽の組み立て方(形式、構成)のことを言う。音楽構造の骨組みとは、例えば和声における根音の並び、或いはリズムにおける強拍である。
次いで、制御部100は、目標曲の音楽構造の骨組みと音楽理論とに即した各音符の優先度に基づいて、音符の削除および音符の置き換え(例えば、時間軸上で連続する複数の音符を、それら複数の音符と等価な時間長を有する1つの音符に置き換えること等)の少なくとも一方を行うことで複数の練習曲データを生成する。ある音楽構造を音符で表現すると、音高軸と時間軸では、音楽理論に則ると各音符に対して優先度を付けることができる。本実施形態では、制御部100は、目標曲の曲データに対して、上記優先度に応じて音符の削除または音符の置き換えを行うことで複数種の練習曲データを生成する。練習曲データは、目標曲の曲データに対して音符の削除および音符の置き換えの少なくとも一方を施して得られるデータであるため、当該曲データと同種のデータ、すなわち、MIDIデータである。
例えば、「ド」、「ミ」および「ソ」の各音により構成される和音であれば、音高軸上での優先度は、根音である「ド」が最も高く、次いで「ソ」が高く、「ミ」の優先度が最も低い。したがって、和音が「ドミソ」である目標曲については、根音のみを残す(「ミ」および「ソ」を和音から削除する)ことで最も難易度の低い練習曲を生成することができ、「ミ」のみを和音から削除する(すなわち、根音と根音の次に優先度の高い音を残す)ことで次に難易度の低い練習曲を生成することができる。また、リズムに関しては、単純であるほど難易度が低い。例えば、4連の十六分音符で和音が構成される目標曲であれば、4連の十六分音符を単一の四分音符に置き換えることで最も難易度の低い練習曲を生成することができ、4連の十六分音符を2連の八分音符に置き換えることで次に難易度の低い練習曲を生成することができる。
本実施形態では、上記のような音符の削除および音符の置き換えの組み合わせにより複数種の練習曲を生成できるようにするため、音符の削除および音符の置き換えのルールを表すルールテーブルが練習支援プログラムに埋め込まれている(図2参照)。図4は、このようなルールテーブルの一例を表す図である。例えば、図4にて符号R−7の示す「ド 四分」というルールは、和音の根音(「ドミソ」という和音であれば、「ド」)のみを残し、当該和音が4連の十六分音符(或いは2連の八分音符)で構成されている場合に単一の四分音符に置き換えるルールである。また、図4にて符号R−5の示す「ド ソ 八分×2」というルールは、和音の根音と根音の次に優先度の高い音、例えば「ドミソ」という和音であれば、「ド」と「ソ」、のみを残し、当該和音が4連の十六分音符で構成されている場合に二連の八分音符に置き換えるルールである。
例えば、練習対象の楽器がピアノであり、目標曲の左手パートの楽譜が図5において符号S−3の示す楽譜である場合、制御部100は、目標曲の曲データに対して、図4における符号R−n(n=1〜9)の各々が示すルールにしたがった音符の削除および置き換えを行うことで、図5において符号S−1〜S−9の各々が示す各楽譜に対応する練習曲データが生成される。なお、符号S−3に示すルールにしたがった処理を施すことで得られる練習曲データは元の曲データと同一である。本実施形態では、音符の削除および音符の置き換えのルールを表すルールテーブルを練習支援プログラムに埋め込んでおく場合について説明したが、練習支援プログラムとは別個に上記ルールテーブルを不揮発性記憶部134に格納しておいても良い。また、インターネットなどの電気通信回線経由で練習支援装置10からアクセス可能な装置(例えば、ネットワーク対応のハードディスク装置等)に上記ルールテーブルを記憶させておき、制御部100には、練習曲生成ステップSA110を実行する毎に当該装置にアクセスしてルールテーブルを参照させるようにしても良い。
練習曲提示ステップSA120において制御部100が実行する処理の具体例は次の通りである。制御部100は、練習曲生成ステップSA110にて生成した複数の練習曲データの各々が表す練習曲の楽譜の画像を、音楽構造が簡略なものから順に、すなわち、演奏の難易度の低いものから順に表示手段120aに表示させる。表示手段120aに表示させる楽譜は、図5にて符号S−n(n=1〜9)の各々が示す五線譜に音符を付記したものであっても良いし、歌唱合成用スコアのように縦軸が音高を表し、横軸が時間軸を表す二次元平面に音符を表現する矩形を並べた楽譜であっても良い。なお、MIDIデータからの上記各種楽譜画像の生成については既存技術を適宜用いるようにすれば良い。
演奏の難易度の低いものから順に練習曲を提示することを可能とするため、図2に示すように、練習支援プログラムには、前述したルールテーブル(図4参照)に対応づけて提示順テーブルが格納されている。なお、前述したルールテーブルと同様に、提示順テーブルについても練習支援プログラムとは別個に不揮発性記憶部134に記憶させておいても良いし、インターネットなどの電気通信回線経由で練習支援装置10からアクセス可能な装置に記憶させておいても良い。
図6は提示順テーブルの格納内容の一例を示す図である。図6にて符号P−n(n=1〜9)の各々が指す数値は図4におけるルールR−nにしたがって生成される練習曲の難易度を意味し、その値が小さいほど難易度が低いことを意味する。図6に示す提示順テーブルの格納内容にしたがって練習曲の楽譜をユーザに提示する場合、例えば難易度1→2→3→4→5の順に練習曲の楽譜をユーザに提示することが考えられ、この場合、以下の(パターンA)〜(パターンD)の4通りの提示順が考えられる。
(パターンA)
楽譜S−7→楽譜S−4→楽譜S−1→楽譜S−2→楽譜S−3(目標曲の楽譜)
(パターンB)
楽譜S−7→楽譜S−8→楽譜S−5→楽譜S−2→楽譜S−3(目標曲の楽譜)
(パターンC)
楽譜S−7→楽譜S−8→楽譜S−5→楽譜S−6→楽譜S−3(目標曲の楽譜)
(パターンD)
楽譜S−7→楽譜S−8→楽譜S−9→楽譜S−6→楽譜S−3(目標曲の楽譜)
(パターンA)
楽譜S−7→楽譜S−4→楽譜S−1→楽譜S−2→楽譜S−3(目標曲の楽譜)
(パターンB)
楽譜S−7→楽譜S−8→楽譜S−5→楽譜S−2→楽譜S−3(目標曲の楽譜)
(パターンC)
楽譜S−7→楽譜S−8→楽譜S−5→楽譜S−6→楽譜S−3(目標曲の楽譜)
(パターンD)
楽譜S−7→楽譜S−8→楽譜S−9→楽譜S−6→楽譜S−3(目標曲の楽譜)
上記(パターンA)〜(パターンD)の何れにより練習曲の提示を行うのかについては予め定めておいても良いし、目標曲取得ステップSA100を実行する毎に疑似乱数等を用いて制御部100に決定させても良い。また、表示手段120aに表示させる楽譜の切り替え(現在表示されている楽譜より難易度の高い楽譜への切り替え、すなわち演奏練習を次のステップへ進めるか否かの判断)については、練習支援装置10のユーザに任せても良く、制御部100に判断させても良い。制御部100に判断させる場合には、例えばマイクロホンを外部機器IF部110に接続してユーザの演奏音を収音し、表示手段120aに表示されている楽譜の再現度の評価結果に応じて上記判断を行えば良い。ユーザの演奏する楽器がMIDI対応の電子楽器である場合には、MIDI受信機器を外部機器IF部110に接続してユーザの演奏情報を当該MIDI受信機器により取得して上記評価を行っても良い。なお、楽譜の再現度の評価についてはカラオケ等における既存の採点技術を適宜用いるようにすれば良い。また、再現度の評価結果をカラオケ等と同様に点数化してユーザに報知しても良く、点数に応じたキャラクタ画像の表示等で評価結果をユーザに報知しても良い。
上記の要領で表示手段120aに表示される楽譜を見ながら各練習曲の演奏練習を順次行うことで、ユーザは徐々に上達を促され、最終的には目標曲をうまく演奏できるようになる。このように本実施形態によれば、目標曲をうまく演奏できるようになるための演奏練習を、上達具合に即して無理なく段階的にユーザに行わせることが可能になる。加えて、本実施形態では、目標曲の演奏練習のための複数種の練習曲は何れも当該目標曲から生成されるため、任意の目標曲に対応可能である。つまり、本実施形態によれば、任意の曲について、その曲をうまく演奏できるようになるための演奏練習をモチベーションの低下を招くことなく行えるようになる。
以上本発明の一実施形態について説明したが、この実施形態に以下の変形を加えても勿論良い。
(1)上記実施形態では、優先度に応じた音符の削除および音符の置き換えを組み合わせて目標曲の曲データに施すことで複数種の練習曲データを生成したが、何れか一方のみで複数種の練習曲データを生成しても良い。例えば、優先度に応じた音符の削除のみで複数の練習曲データを生成する場合には、図7に示すルールテーブルを練習支援装置10に記憶させておけば良く、また、優先度に応じた音符の置き換えのみで複数の練習曲データを生成する場合には、図8に示すルールテーブルを練習支援装置10に記憶させておけば良い。また、図7或いは図8に示すルールテーブルを用いて練習曲を生成する場合には、図9に示す提示順テーブルを練習支援装置10に記憶させておけば良い。また、図7に示すルールテーブルと図8に示すルールテーブルとを練習支援装置10に記憶させておき、何れのルールテーブルを用いて練習曲を生成するのかをユーザに選択させるようにしても良い。
(1)上記実施形態では、優先度に応じた音符の削除および音符の置き換えを組み合わせて目標曲の曲データに施すことで複数種の練習曲データを生成したが、何れか一方のみで複数種の練習曲データを生成しても良い。例えば、優先度に応じた音符の削除のみで複数の練習曲データを生成する場合には、図7に示すルールテーブルを練習支援装置10に記憶させておけば良く、また、優先度に応じた音符の置き換えのみで複数の練習曲データを生成する場合には、図8に示すルールテーブルを練習支援装置10に記憶させておけば良い。また、図7或いは図8に示すルールテーブルを用いて練習曲を生成する場合には、図9に示す提示順テーブルを練習支援装置10に記憶させておけば良い。また、図7に示すルールテーブルと図8に示すルールテーブルとを練習支援装置10に記憶させておき、何れのルールテーブルを用いて練習曲を生成するのかをユーザに選択させるようにしても良い。
(2)上記実施形態では、目標曲から生成した複数種の練習曲を、音楽構造が簡略なものから順に(すなわち、難易度が低いものから順に)ユーザに提示した。しかし、音楽構造(難易度)が中程度の練習曲をまず提示し、その練習曲についての演奏の再現度に応じてより簡略なものを提示するのか、それともより複雑なものを提示するのかを制御部100に決定させても良い。また、上記実施形態では、ユーザに提示する練習曲の難易度を1ずつ増加させる場合について説明したが、1→3→5或いは1→3→4→5といった具合に難易度を増加させても良く、また、難易度の増加態様をユーザに指定させても良い。
(3)上記実施形態では、本発明の練習支援方法を実現する練習支援プログラムをタブレット端末に予めインストールしておき、当該タブレット端末の制御部を練習支援プログラムにしたがって作動させることで、当該タブレット端末を本発明の練習支援装置として機能させた。しかし、練習支援プログラムのインストール先はタブレット端末に限定される訳ではなく、据え置き型或いはノート型のパーソナルコンピュータ、家庭用の据え置き型或いは携帯型ゲーム機、スマートフォン、PDAであっても良い。要は、プログラム実行機能を備えた情報処理装置、すなわち、プログラム実行手段として機能するCPU等のコンピュータを備えた情報処理装置であれば良い。練習支援プログラムにしたがって上記コンピュータを作動させることで上記情報処理装置を本発明の練習支援装置として機能させることができるからである。
(4)上記実施形態では、本発明の練習支援方法をソフトウェアにより実現したが、ハードウェアにより実現しても良い。具体的には、目標曲取得ステップを実行する取得手段、練習曲生成ステップを実行する生成手段、および練習曲提示ステップを実行する練習曲提示手段の各々を電子回路で構成し、これら各手段を組み合わせて練習支援装置を構成しても良い。
(5)上記実施形態では、本発明の練習支援装置の一実施例について説明したが、この練習支援装置から練習提示機能を省略した装置、すなわち、曲データを取得する取得手段と、取得手段により取得した曲データの表す曲よりも簡略化された音楽構造を有する練習曲を表す練習曲データを当該曲データから生成する生成手段と、を備えた練習曲生成装置を提供しても良い。このような練習曲生成装置の取得手段に目標曲の曲データを取得させることで生成される練習曲データの表す練習曲の演奏練習を行うことで、目標曲をうまく演奏できるようになるための演奏練習をモチベーションの低下を招くことなく行えるようになることに変わりはなく、また、任意の目標曲に対応可能であることにも変わりはないからである。
(6)上記実施形態では、単一の情報処理装置を本発明の練習支援装置として機能させる場合について説明した。しかし、複数の情報処理装置を協働させることで本発明の練習支援装置を実現しても良い。例えば、インターネットに接続された複数の情報処理装置のうちの何れかを上記取得手段および生成手段として機能させ、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置を練習曲提示手段として機能させる態様、或いは複数の情報処理装置の各々に互いに異なる練習曲データを生成させる態様などが考えられる。
10…練習支援装置、100…制御部、110…外部機器IF部、120…ユーザIF部、120a…表示手段、120b…操作入力手段、130…記憶部、132…揮発性記憶部、134…不揮発性記憶部、140…バス。
Claims (8)
- 曲データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した曲データの表す曲よりも音楽構造が簡略化された練習曲を表す練習曲データを当該曲データから生成する生成手段と、
を有する練習曲生成装置。 - 前記生成手段は、前記取得手段により取得した曲データの表す曲の音楽構造の少なくとも一部と共通の音楽構造を有する練習曲を表す練習曲データを当該曲データから生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の練習曲生成装置。 - 前記取得手段により取得した曲データは曲の音楽構造を音符の配列で表現するデータであり、
前記生成手段は、前記取得手段により取得した曲データを解析して音高軸、時間軸および強弱軸の軸毎に音楽構造の骨組みを特定し、当該骨組みと音楽理論とに基づく音符の優先度に応じて、音符の削除と音符の置き換えの少なくとも一方を前記取得手段により取得した曲データに施すことで前記練習曲データを生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の練習曲生成装置。 - 前記生成手段は、
音符の削除と音符の置き換えの少なくとも一方についてのルールを表すデータが格納されたルールテーブルの格納内容にしたがって前記練習曲データを生成することを特徴とする請求項3に記載の練習曲生成装置。 - 前記生成手段は、音楽構造の簡略度が各々異なる複数種の練習曲データを前記取得手段により取得した曲データから生成することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の練習曲生成装置。
- 前記生成手段により生成された複数種の練習曲データを音楽構造の簡略度に応じた順に練習者に提示する練習曲提示手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項5に記載の練習曲生成装置。 - 前記練習曲提示手段は、前記練習者に提示した練習曲データの表す練習曲についての前記練習者による演奏の再現度に応じて、次に提示する練習曲データを選択する
ことを特徴とする請求項6に記載の曲の練習曲生成装置。 - 曲データを取得する第1のステップと、
前記第1のステップにて取得された曲データの表す曲よりも音楽構造が簡略化された練習曲を表す練習曲データを当該曲データから生成する第2のステップと、
を有することを特徴とする練習曲生成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016137432A JP2018010070A (ja) | 2016-07-12 | 2016-07-12 | 練習曲生成装置、および練習曲生成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016137432A JP2018010070A (ja) | 2016-07-12 | 2016-07-12 | 練習曲生成装置、および練習曲生成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018010070A true JP2018010070A (ja) | 2018-01-18 |
Family
ID=60995376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016137432A Pending JP2018010070A (ja) | 2016-07-12 | 2016-07-12 | 練習曲生成装置、および練習曲生成方法 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2018010070A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008145564A (ja) * | 2006-12-07 | 2008-06-26 | Casio Comput Co Ltd | 自動編曲装置および自動編曲プログラム |
| JP2013083845A (ja) * | 2011-10-12 | 2013-05-09 | Sony Corp | 情報処理装置および方法、並びにプログラム |
-
2016
- 2016-07-12 JP JP2016137432A patent/JP2018010070A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| 大島 千佳: "楽曲の技術的な敷居を低くする手法の開発に向けて", 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG 2006−EC−3 エンタテインメントコンピューティング, vol. 第2006巻 第24号, JPN6020008945, 14 March 2006 (2006-03-14), pages 57 - 64, ISSN: 0004229409 * |
| 福田 翼: "ユーザの技術に合せた自動編曲機能をもつピアノ演奏練習システム", 第77回(平成27年)全国大会講演論文集(2) 人工知能と認知科学, JPN6020008944, 17 March 2015 (2015-03-17), pages 2 - 403, ISSN: 0004229408 * |
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