JP2018008789A - シート積載装置、及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートの積載位置を規制する規制部材の固定位置を調整すること無く、容易に設定することができるシート積載装置を提供する。【解決手段】カセット10は、シートが積載される。シート幅規制板104a,104bは、カセット10に積載されるシートの積載位置を規制する。ピニオンギア122は、シートサイズ可変タイプの組み立て状態とシートサイズ固定タイプの組み立て状態とを設定可能である。シートサイズ可変タイプの組み立て状態では、シート幅規制板104a,104bによる規制位置を選択可能である。一方、シートサイズ固定タイプの組み立て状態では、シート幅規制板104a,104bによる規制位置の選択を不可とする。【選択図】図6
Description
本発明は、シートを積載するシート積載装置に関する。
対向する一対の規制部材を用いて、積載するシートの搬送方向に直交する幅方向の両端面を規制するシート積載装置が使用されている。特許文献1には、画像形成装置の画像形成部にシートを供給するためのシート積載装置としてのカセットが示される。ここでは、シートの搬送方向に直交する幅方向に対向させた一対の規制部材にそれぞれ固定した一対のラックギアを、1個のピニオンギアに噛み合わせて、シート端面を規制する一対の規制部材を幅方向に連動して移動させている。このように容易に異なるサイズのシートに対応して積載できるシートサイズ可変カセット(ユニバーサルカセット)が知られている。
ところで、積載するシートのサイズの選択頻度が、地域においてはA4縦送りサイズ等の1種類のサイズに偏っている場合がある。このような場合のために、最初から使用頻度が高い1種類のシートのサイズに合わせて、幅方向の規制部材の位置を固定しておくシートサイズ固定カセットがある。
ここで、シートサイズ固定カセットでは、規制部材を移動できないようにカセットにビス固定しているが、規制部材の固定位置は公差内でバラツキを生じる。この固定位置のバラツキによって、規制部材がピニオンギアとラックギアとの噛み合いガタを持つシートサイズ可変カセットとでは、積載されたシート端と規制部材との間隔等に差を生じることがある。このため、一方のカセットに合わせて給送方向下流側の分離部材等を配置すると、他方のカセットでは給送性能に影響を及ぼすおそれがあった。そこで、このような問題に対処するためにシートサイズ固定カセットでは規制部材の固定位置を個別調整しており、組み立て工数が増加してコストアップに繋がっている。
本発明は、シートの積載位置を規制する規制部材の固定位置を調整すること無く、容易に設定することができるシート積載装置を提供することを目的としている。
本発明のシート積載装置は、シートが積載される積載部と、前記積載部に積載されるシートの積載位置を規制する一対の規制手段と、前記一対の規制手段による規制位置を選択可能な第1の状態及び前記一対の規制手段による前記選択を不可とする第2の状態を設定可能な設定手段と、を有するものである。
本発明によれば、シートの積載位置を規制する規制部材の固定位置を調整すること無く、容易に設定することができる。
本発明の実施の形態を、添付した図面を参照して詳細に説明する。
<実施の形態1>
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置1は、本発明の実施の形態の一例であるシート供給部2が組み込まれた電子写真方式のモノクロプリンタである。画像形成装置1は、シート供給部2の上方に画像形成部3を配置し、画像形成部3の上方に定着装置18を配置した、いわゆる縦搬送タイプである。
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置1は、本発明の実施の形態の一例であるシート供給部2が組み込まれた電子写真方式のモノクロプリンタである。画像形成装置1は、シート供給部2の上方に画像形成部3を配置し、画像形成部3の上方に定着装置18を配置した、いわゆる縦搬送タイプである。
画像形成部3は、シート積載装置の一例であるカセット10から給送されたシートに画像を形成する。画像形成部3は、感光ドラム15を囲んで帯電ローラ14、露光装置13、現像装置16、転写ローラ17、ドラムクリーニング装置15aを配置している。感光ドラム15は、感光層を有して回転する。帯電ローラ14は、帯電電圧を印加されて感光ドラム15の表面を一様な電位に帯電させる。
露光装置13は、レーザービームを走査して感光ドラム15の表面に画像の静電潜像を形成する。現像装置16は、現像ローラ16aにトナーを担持させて感光ドラム15との対向部へ搬送し、感光ドラム15の静電潜像をトナー像に現像する。転写ローラ17は、転写電圧を印加されて、感光ドラム15のトナー像を、シート供給部2から転写部T1へ給送されたシートに転写する。ドラムクリーニング装置15aは、感光ドラム15にクリーニングブレードを摺擦して転写残トナーを回収する。
シート供給部2は、カセット10から1枚ずつシートを取り出して転写部T1へ給送する。転写部T1においてトナー像が転写されたシートは、画像形成部3の上方に配置された定着装置18に搬送され、加熱ニップ部N2で挟持搬送される過程でトナー像を溶融して、画像を定着される。定着装置18は、加熱ベルトを用いた加熱ユニット18aに加圧ローラ18bを圧接して加熱ニップ部N2を形成している。積載トレイ19は、画像形成装置1の上面に、略水平方向の積載面を配置している。画像が定着されたシートは、定着装置18から排出ローラ21を通じて積載トレイ19に排出して積載される。
(シート供給部)
画像形成装置1は、シートを収容するシート積載装置の一例であるカセット10を備えている。カセット10は、画像形成装置1の本体下部に、正面側へ挿抜自在に装着されている。カセット10に収容されたシートは、半月給紙ローラ101及び分離部106により1枚ずつ画像形成部3に供給される。
画像形成装置1は、シートを収容するシート積載装置の一例であるカセット10を備えている。カセット10は、画像形成装置1の本体下部に、正面側へ挿抜自在に装着されている。カセット10に収容されたシートは、半月給紙ローラ101及び分離部106により1枚ずつ画像形成部3に供給される。
カセット10は、積載板102上にシートを積載して収容する。揺動側部分である積載板102の前端側は、下面側から上方に付勢するように配置された圧縮バネ103の付勢力により、半月給紙ローラ101に向かって押し上げられている。圧縮バネ103は、積載板102に積載されたシートを持ち上げて、最上位のシートを分離爪105(105a,105b:図2)に当接させる。
カセット10における給紙方向の前端側部分の斜め上方位置に半月給紙ローラ101が設けられている。半月給紙ローラ101は、カセット10からシートを引き出して分離部106へ受け渡す。半月給紙ローラ101によりカセット10から送り出されたシートは、分離部106を経てレジストローラ107へ搬送される。
分離部106は、搬送ローラにリタードローラを当接させた搬送ニップN1により、最上位のシートをレジストローラ107へ搬送しつつ、最上位のシートに重送される重送シートをカセット10へ引き戻す。
レジストローラ107は、感光ドラム15のトナー像にタイミングを合わせて転写部T1へシートを送り出す。レジストローラ107の直前位置に、不図示のレジストセンサが配置されている。このレジストセンサによりシートの先端が検知されると、レジストローラ107が所定時間停止され、これによりシートに適宜のループが形成されて、シートの斜行状態が矯正される。その後、レジストローラ107が適宜のタイミングで回転を開始すると、レジストローラ107の回転駆動により、シートの先端が整合された状態で転写部T1へ搬送される。転写部T1では、転写ローラ17の転写作用によって感光ドラム15上のトナー像がシートに転写される。
(カセット)
図2は斜視図によるシート積載装置としてのカセットの構成の説明図である。図3は平面図によるシート幅規制板の連動機構の説明図である。図2に示すように、積載部の一例である積載板102は、シートが積載/保持される。カセット10の内側には、積載板102が傾斜面を形成するように配置されている。積載板102は、シートの搬送方向の後端縁部を中心として前端側部分が上下方向に揺動する。
図2は斜視図によるシート積載装置としてのカセットの構成の説明図である。図3は平面図によるシート幅規制板の連動機構の説明図である。図2に示すように、積載部の一例である積載板102は、シートが積載/保持される。カセット10の内側には、積載板102が傾斜面を形成するように配置されている。積載板102は、シートの搬送方向の後端縁部を中心として前端側部分が上下方向に揺動する。
一対の規制手段の一例であるシート幅規制板104a,104bは、積載板102に積載されるシートの積載位置を規制する。シート幅規制板104a,104bは、図1に示す画像形成部3へシートを供給する際、シートの幅方向の中心と感光ドラム15の回転軸線方向の画像形成中心とを一致させる。図2に示すカセット10は、シートの幅方向の端面を規制するシート幅規制板104a,104bを有する。シート幅規制板104a,104bは、シートの幅方向に積載板102を挟んで、シートの幅方向へ移動可能に組み立てられている。
シート幅規制板104a,104bの前方側端部に分離爪105a,105bが設けられている。分離爪105a,105bは、シートの両端縁角部を抑え込むように構成されている。図1に示すように、半月給紙ローラ101が矢印方向に回転駆動されると、シートを積載した積載板102が所定の高さまで押し下げられつつ半月給紙ローラ101によりカセット10からシートが引き出される。このとき、図2に示すカセット10のシート送り出し部分(左端部分)に配置された分離爪105a,105bの捌き作用によってシートが一枚ずつに分離される。
図2に示すように、シートサイズ可変タイプのカセット10の内側には、シートの幅方向である矢印C方向の両側端面に当接するようにシート幅規制板104a,104bが配置されている。シート幅規制板104a,104bは、図3に示すように、シートの幅方向の両側端面に当接して、積載されたシートの幅方向の縁を揃える。
図3に示すように、シート幅規制板104a,104bは、それぞれ基板123上に、矢印C方向へ移動自在に取り付けられている。シート幅規制板104a,104bは、ユーザが手動操作することにより、容易に対向間隔を調整できる。ユーザは、カセット10に収容しようとするシートのサイズに応じて、シート幅規制板104a,104bの対向間隔を設定する。
カセット10では、シート幅規制板104a,104bにラックギア&ピニオンギアの連動機構5を設けている。ピニオンギア122は、シート幅規制板104a,104bを連動させて対称に移動させる。ピニオンギア122は、第1ラックギアの一例であるラックギア120aと第2ラックギアの一例であるラックギア120bとに噛み合うピニオンギアを設けた回転部材である。設定手段の一例であるピニオンギア122は、第1の状態の一例であるシートサイズ可変タイプの組み立て状態と第2の状態であるシートサイズ固定タイプの組み立て状態とを選択して設定可能である。
シートサイズ可変タイプの組み立て状態では、シート幅規制板104a,104bによる規制位置を選択可能である。シートサイズ可変タイプの組み立て状態では、シート幅規制板104a,104bを連動させて移動自在である。これに対して、シートサイズ固定タイプの組み立て状態ではシート幅規制板104a,104bによる規制位置の選択を不可とする。シートサイズ固定タイプの組み立て状態では、シート幅規制板104a,104bが所定の対向間隔で固定される。
シート幅規制板104a,104bは、連動機構5により連動してシートPの幅方向へ対称に移動する。シート幅規制板104aは、ラックギア120aに接続されている。シート幅規制板104bは、ラックギア120bに接続されている。ラックギア120a及びラックギア120bは、共通のピニオンギア122に噛み合っている。
ラックギア120aは、位置決め溝124a,125aに対して弾性的に係合してシート幅規制板104aの位置を設定する位置保持部121aを有する。位置決め溝124aはレターサイズ、位置決め溝125aはA4サイズ縦送りのシートの規制位置に対応している。
ラックギア120bは、位置決め溝124b,125bに対して弾性的に係合してシート幅規制板104bの位置を設定する位置保持部121bを有する。位置決め溝124bはレターサイズ、位置決め溝125bはA4サイズ縦送りのシートの規制位置に対応している。
位置保持部121a,121bは、シート幅規制板104a,104bの移動に伴って容易に撓むため、ユーザが手動操作でシート幅規制板104a,104bを動かすことを妨げない。シート幅規制板104a,104bは、位置保持部121a,121bによるクリック感を伴って対向幅を調整される。
(比較例)
図4は平面図による比較例のカセットの説明図である。図4は、図3に対応させて、比較例のシートサイズ固定タイプのカセット10Kにおけるシート幅規制板104a,104bの取り付け状態を説明する平面図である。
図4は平面図による比較例のカセットの説明図である。図4は、図3に対応させて、比較例のシートサイズ固定タイプのカセット10Kにおけるシート幅規制板104a,104bの取り付け状態を説明する平面図である。
ところで、例えばA4サイズプリンタでは、機種や販売地域によっては、A4サイズのシートしか使用しない場合がある。この場合、シート幅規制板104a,104bの位置を変更する必要が無い。
このため、A4サイズのシートしか使用しない機種や地域では、図4に示すように、シート幅規制板104a,104bをカセット10の底板128に固定して移動不可能にしたシートサイズ固定タイプのカセット10Kが採用される。
図4に示すように、比較例のカセット10Kは、シートサイズを変更する必要の無い地域へ出荷されるA4サイズ専用のカセットである。比較例のカセット10Kでは、シート幅規制板104a,104bは、幅規制板穴119にビス119bを挿入してカセット10の底板128に直接固定している。
カセット10Kは、ビス119bにより固定されるため、シート幅規制板104a,104bには微小なガタツキも無くなってしまう。
シートサイズ可変タイプのカセット10は、連動機構5で多少のガタつきが発生する。これに対して、シートサイズ固定タイプのカセット10Kは、ビス119bによる固定であるため、シートサイズ可変タイプのカセット10に比較して、シート幅規制板104a,104bのガタつき量などに違いが出てくる。
シートサイズ固定タイプのカセット10Kは、シート幅規制板104a,104bに適度なガタつきが無い分、シートサイズ可変タイプのカセット10に比べて、シートの給送性能の余裕度が狭まってしまう。シート幅規制板104a,104bのガタつき量の違いは、上述した分離爪105a,105bとシート角部の掛かり具合が異なってくるため、シートの分離性能にも大きく影響を及ぼす。
これにより、シートサイズ可変タイプのカセット10とシートサイズ固定タイプのカセット10Kとでは、シート幅規制板104a,104bの物理的な位置が同じであっても、一方だけシートの給送不良が発生し易くなることがある。比較例のカセット10Kでは、シートサイズ可変タイプのカセット10よりも、カセット10Kの間でシートの給送性能に大きなばらつきが発生する。
このため、画像形成装置1の1台ごとにシートサイズ固定タイプのカセット10Kを装備した状態でシート幅規制板104a,104bの取り付け調整をする必要が生じており、組み立て工数が増えて組み立てコストが大きくなっている。
そこで、実施の形態1では、シートサイズ可変タイプのカセット10において、ピニオンギア122を反転して取り付けることで、シートサイズ固定タイプに変更できるようにした。
(ピニオンギア)
図5は実施の形態1のカセットにおけるピニオンギアの構造の説明図である。図6は連動機構の組み立て状態の説明図である。図5中、(a)はシートサイズ可変タイプとして使用される面、(b)はシートサイズ固定タイプとして使用される面である。図6中、(a)はシートサイズ可変タイプの組み立て方、(b)はシートサイズ固定タイプの組み立て方である。図6は、図3の連動機構5の下面図であって、連動機構5を、破線で示す基板123の下面側から基板123を省略した状態を図示している。
図5は実施の形態1のカセットにおけるピニオンギアの構造の説明図である。図6は連動機構の組み立て状態の説明図である。図5中、(a)はシートサイズ可変タイプとして使用される面、(b)はシートサイズ固定タイプとして使用される面である。図6中、(a)はシートサイズ可変タイプの組み立て方、(b)はシートサイズ固定タイプの組み立て方である。図6は、図3の連動機構5の下面図であって、連動機構5を、破線で示す基板123の下面側から基板123を省略した状態を図示している。
図3に示すように、ピニオンギア122は、噛み合い歯が配置された面を下にして、カセット10の基板123に設けた回転軸123jに挿入している。そして、ピニオンギア122は、弾性係合爪(パッチン爪)127を有するリングを回転軸123jに挿入して、ワンタッチで、回転自在に取り付けられている。
図5の(a)、(b)に示すようにピニオンギア122は両面に噛み合い歯を設けている。図5の(a)に示すように、シートサイズ可変タイプとして使用されるピニオンギア122の片面である面Aは、全周がギア形状126になっている。図5の(b)に示すように、シートサイズ固定タイプとして使用されるピニオンギア122の片面である面Bは、部分的なギア形状126a、126bを有する。
図6の(a)に示すように、ピニオンギア122のギア形状126は、シート幅規制板104aに固定されたラックギア120aと、シート幅規制板104bに固定されたラックギア120bと、に噛み合っている。このため、シート幅規制板104a,104bは連動を保って対称に移動する。
図6の(a)に示すシートサイズ可変タイプの組み立て状態では、図5の(a)に示すピニオンギア122の一方の面Aの全周歯面側をラックギア120a,120bと噛み合わせている。これにより、ピニオンギア122が回転可能となり、ピニオンギア122と噛み合っているラックギア120a,120bが自在に移動でき、ラックギア120a,120bに固定されたシート幅規制板104a,104bもそれぞれ自在に移動させることができる。
図5の(b)に示すように、実施の形態1では、ピニオンギア122の他方の面Bがシートサイズ固定タイプとして使用される。ピニオンギア122の一方の面Aにピニオンギアが配置され、ピニオンギア122の他方の面Bにピニオンギアボス131が配置されている。ギア形状126a,126bは、ピニオンギア122の全周の一部のみに形成されている。ピニオンギア122のギア形状126a,126bは、ピニオンギアボス131と中心とを含むピニオンギア122の横断領域を除いて形成されている。
図6の(b)に示すように、ピニオンギアボス131及び孔123aは、シート幅規制板104a,104bに所定の対向間隔を設定した状態でピニオンギア122を固定することが可能である。ピニオンギアボス131は、ピニオンギア122に設けた係合手段の一例である。孔123aは、ピニオンギアボス131に係合するようにカセット10(基板123)に設けた係合部の一例である。ピニオンギアボス131は、基板123と係合することでピニオンギア122を固定可能である。
ピニオンギア122は、基板123に形成された孔123aにピニオンギアボス131を挿入することで基板123に対する回転を規制されている。回転を規制されたピニオンギア122は、ギア形状126a,126bをそれぞれラックギア120a,120bに噛み合わせて、シート幅規制板104a,104bのシートの幅方向の移動を規制する。
図6の(b)に示すシート固定タイプの組み立て状態では、基板123の孔123aにピニオンギアボス131が拘束されて、基板123上でピニオンギア122が回転できなくなる。ピニオンギア122は、部分的なギア形状126a,126bをラックギア120a,120bに噛み合わせて、ラックギア120a,120bがA4サイズ縦送りのシート幅の対向間隔で位置決め固定される。
実施の形態1のカセット10は、ピニオンギア122と、ピニオンギア122を挟んで噛み合う一対のラックギア120a,120bと、によりシート幅規制板104a,104bの間隔調整機構が構成される。そして、ピニオンギア122の取り付け方向により、シート幅規制板104a,104bを移動可能とするか、固定とするかを自由に選択可能である。
(実施の形態1の効果)
実施の形態1では、ピニオンギア122の取り付け方向により、シートサイズ固定タイプとシートサイズ可変タイプとを容易に切り替えることができる。シートサイズ固定タイプとシートサイズ可変タイプとを、同一の構成部品を用いて、同一の作業手順で組み立てることができる。シートサイズ固定タイプとシートサイズ可変タイプとに対してそれぞれ設計を異ならせた専用の部品を設計し、製造し、在庫しておく必要が無い。シート幅規制板104a,104bが固定されたカセット10の組み立ては調整自体が不要な簡単な作業となる。
実施の形態1では、ピニオンギア122の取り付け方向により、シートサイズ固定タイプとシートサイズ可変タイプとを容易に切り替えることができる。シートサイズ固定タイプとシートサイズ可変タイプとを、同一の構成部品を用いて、同一の作業手順で組み立てることができる。シートサイズ固定タイプとシートサイズ可変タイプとに対してそれぞれ設計を異ならせた専用の部品を設計し、製造し、在庫しておく必要が無い。シート幅規制板104a,104bが固定されたカセット10の組み立ては調整自体が不要な簡単な作業となる。
実施の形態1では、ピニオンギア122を取り付けた段階で、シート幅規制板104a,104bのガタつき量がシートサイズ可変タイプとシートサイズ固定タイプとで等しく設定される。このため、シートサイズ可変タイプとシートサイズ固定タイプとでシートの給送性能に差が発生しにくくなる。シートサイズ可変タイプのカセット10とシートサイズ固定タイプのカセット10との間でシート幅規制板104a、104bによるシートの幅方向の端部の規制性能をほぼ等しく確保することができる。シートの積載状態、シートの引き出し抵抗等、シート幅規制板104a,104bによるシートの幅方向の端部の規制性能をほぼ等しく再現することができる。
実施の形態1では、ピニオンギアボス131を挿入する基板123に形成された孔123aは1個であるが、挿入する作業性を考慮して孔123aを複数設けても良い。また、ピニオンギア122の他方の面Bのギア形状126a,126bは、ピニオンギア122の全周の一部のみに形成されているが、ギア形状は一部のみでは無く、全周でも良い。面Bのピニオンギア122はラックギアと噛み合うことと回転しないことが要件だからである。
実施の形態1では、容易に取り外して再組み立てできるピニオンギア122の向きによって、カセット10をシートサイズ可変タイプとシートサイズ固定タイプとへ容易に切り替え可能である。このため、市場でサービスマンやオペレータが容易にカセットの種類を切り替えることができる。
<実施の形態2>
実施の形態1では、図6の(b)に示すように、ピニオンギア122を裏返して連動機構5を組み立てることで、カセット10をシートサイズ可変タイプとシートサイズ固定タイプとに切り替えた。これに対して、実施の形態2では、図7、図8に示すように、表裏反転すること無く、ピニオンギア122を180度回転して連動機構5を組み立てることで、シートサイズ可変タイプとシートサイズ固定タイプとを切り替える。実施の形態2のカセット10は、ピニオンギア122の基板123上への取り付け構造が異なる以外、実施の形態1のカセット10と同一に構成される。このため、図7、図8中、実施の形態1と共通する構成には図5、図6と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1では、図6の(b)に示すように、ピニオンギア122を裏返して連動機構5を組み立てることで、カセット10をシートサイズ可変タイプとシートサイズ固定タイプとに切り替えた。これに対して、実施の形態2では、図7、図8に示すように、表裏反転すること無く、ピニオンギア122を180度回転して連動機構5を組み立てることで、シートサイズ可変タイプとシートサイズ固定タイプとを切り替える。実施の形態2のカセット10は、ピニオンギア122の基板123上への取り付け構造が異なる以外、実施の形態1のカセット10と同一に構成される。このため、図7、図8中、実施の形態1と共通する構成には図5、図6と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
(ピニオンギア)
図7は実施の形態2のカセットにおけるピニオンギアの構造の説明図である。図8は連動機構の組み立て状態の説明図である。図8中、(a)はシートサイズ可変タイプの組み立て方、(b)はシートサイズ固定タイプの組み立て方である。図8は、図3の連動機構5の下面図であって、連動機構5を、破線で示す基板123の下面側から基板123を省略した状態を図示している。
図7は実施の形態2のカセットにおけるピニオンギアの構造の説明図である。図8は連動機構の組み立て状態の説明図である。図8中、(a)はシートサイズ可変タイプの組み立て方、(b)はシートサイズ固定タイプの組み立て方である。図8は、図3の連動機構5の下面図であって、連動機構5を、破線で示す基板123の下面側から基板123を省略した状態を図示している。
図7に示すように、実施の形態2では、ピニオンギア122の一方の面に全周のギア形状126及びピニオンギアボス133が配置される。ピニオンギア122には、ギア形状126の上にピニオンギアボス133が形成されている。
図8の(a)に示すように、カセット10は、ピニオンギアボス133が係合可能であってピニオンギアボス133の可動範囲がそれぞれ異なる孔123h及び案内溝123mを有する。すなわち、カセット10の基板123に、ピニオンギア122のピニオンギアボス133を挿入可能な孔123h及び案内溝123mが形成されている。
すなわち、設定手段の一例であるピニオンギア122の同一面にピニオンギア及び係合手段の一例であるピニオンギアボス133が配置される。そして、積載部の一例である基板123に、回避部の一例である案内溝123mと係合部の一例である孔123hとが配置される。案内溝123mは、第1の状態の一例であるシートサイズ可変タイプの組み立て状態を設定するようにピニオンギアボス133に対する係合を回避する。孔123hは、第2の状態の一例であるシートサイズ固定タイプの組み立て状態を設定するようにピニオンギアボス133と係合する。
図8の(a)に示すシートサイズ可変タイプの組み立て状態では、ピニオンギア122のピニオンギアボス133が基板123の案内溝123mに挿入されている。このため、ピニオンギア122は、ピニオンギアボス133が案内溝123mで案内される範囲で、基板123に対して回転軸123jを中心にして回転自在である。また、ピニオンギア122のギア形状126は、シート幅規制板104aに固定されたラックギア120aと、シート幅規制板104bに固定されたラックギア120bと、に噛み合っている。このため、図3に示すシート幅規制板104a,104bは、ピニオンギアボス133が案内溝123mに案内される範囲で、連動を保って対称に移動する。
シートサイズ可変タイプのカセット10を組み立てる際には、ピニオンギアボス133を案内溝123mに保持させるように、回転軸123jにピニオンギア122を挿入する。これにより、ピニオンギア122は、回転軸123jを中心として、案内溝123mが形成された角度範囲内で回転可能となる。そして、シートサイズ切り替え時のシート幅規制板104a,104bの移動範囲は、案内溝123mに限界付けられたピニオンギア122の回転範囲内に収まるため、シートサイズ可変タイプのカセット10を組み立てることができる。
図8の(b)に示すシートサイズ固定タイプの組み立て状態では、ピニオンギア122が、図8の(a)に示すシートサイズ可変タイプの組み立て状態から180度回転させた位置に取り付けられる。このとき、ピニオンギア122のピニオンギアボス133が基板123の孔123hに挿入される。このため、ピニオンギア122は、ピニオンギアボス133が基板123の孔123hに拘束されるため、基板123に対する回転を規制されている。そして、回転を規制されたピニオンギア122は、シート幅規制板104aに固定されたラックギア120aと、シート幅規制板104bに固定されたラックギア120bと、に噛み合って、シート幅規制板104a,104bの回転を規制している。
シートサイズ固定タイプのカセット10を組み立てる際には、ピニオンギアボス133を孔123hに緩く保持させた状態で回転軸123jにピニオンギア122が挿入される。これにより、ピニオンギア122は、ピニオンギアボス133と孔123hの直径差に相当するガタつき量を確保しつつ基板123上で回転をロックされる。そして、シート幅規制板104a,104bは、基板123上のピニオンギア122のガタつき量に相当するシート幅方向の移動余地を確保しつつ、基板123上におけるシート幅方向の移動をロックされる。これにより、シート幅規制板104a,104bに一定のガタつき量が設定されたシートサイズ固定タイプのカセット10を組み立てることができる。
(実施の形態2の効果)
実施の形態2では、実施の形態1と同様に、シートサイズ可変タイプのカセット10と構成部品を共有して、シートの給送性能の差やばらつきの少ないシートサイズ固定タイプのカセット10を製造することができる。また、シートサイズ可変タイプのカセット10を、構成部品を追加又は変更することなく、簡単にシートサイズ固定タイプのカセット10に組み立て直すことが可能である。
実施の形態2では、実施の形態1と同様に、シートサイズ可変タイプのカセット10と構成部品を共有して、シートの給送性能の差やばらつきの少ないシートサイズ固定タイプのカセット10を製造することができる。また、シートサイズ可変タイプのカセット10を、構成部品を追加又は変更することなく、簡単にシートサイズ固定タイプのカセット10に組み立て直すことが可能である。
<その他の実施の形態>
本発明のシート積載装置は、実施の形態1、2で説明した具体的な構成及び制御には限定されない。例えば、実施の形態1、2では、シートサイズ固定タイプのカセット10を組み立てる際には、ピニオンギアのボスを使用した。しかし、これに限定せず、基板123からピニオンギアの孔に向けて係合手段としての突出自在なボスを設けてもよい。シートサイズ固定タイプのカセット10を組み立てる際には、退避していたボスを突出させることで、ピニオンギアに係合させ、ピニオンギアの回転を固定すればよい。また、画像形成装置は、モノクロプリンタには限らずフルカラープリンタであってもよい。マルチファンクションプリンタ、シングルファンクションプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、これらの機能を組み合わせた複合機等の実施の形態でも実施可能である。インクジェット方式等の他の動作原理に基づく画像形成装置、または画像形成以外の用途目的でシートを扱う装置においても、本発明のシート積載装置を実施することにより、実施の形態1、2と同様な効果を得ることができる。
本発明のシート積載装置は、実施の形態1、2で説明した具体的な構成及び制御には限定されない。例えば、実施の形態1、2では、シートサイズ固定タイプのカセット10を組み立てる際には、ピニオンギアのボスを使用した。しかし、これに限定せず、基板123からピニオンギアの孔に向けて係合手段としての突出自在なボスを設けてもよい。シートサイズ固定タイプのカセット10を組み立てる際には、退避していたボスを突出させることで、ピニオンギアに係合させ、ピニオンギアの回転を固定すればよい。また、画像形成装置は、モノクロプリンタには限らずフルカラープリンタであってもよい。マルチファンクションプリンタ、シングルファンクションプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、これらの機能を組み合わせた複合機等の実施の形態でも実施可能である。インクジェット方式等の他の動作原理に基づく画像形成装置、または画像形成以外の用途目的でシートを扱う装置においても、本発明のシート積載装置を実施することにより、実施の形態1、2と同様な効果を得ることができる。
実施の形態1、2では、シート積載装置としてのカセット10の実施の形態を説明したが、シート積載装置として、マルチ給送ユニット、手差し給送ユニット、及び画像読取装置の原稿給送ユニットとして実施してもよい。
1:画像形成装置、2:シート供給部、3:画像形成部、5:連動機構、10:カセット(シート積載装置)、101:半月給紙ローラ、102:積載板、103:圧縮バネ、104a,104b:シート幅規制板(規制手段)、105a,105b:分離爪、119:幅規制板穴、120a,120b:ラックギア、121a,121b:位置保持部、122:ピニオンギア(設定手段)、123:基板、123a,123h:孔(係合部)、123j:回転軸、123m:案内溝(回避部)、124a,124b:位置決め溝、125a,125b:位置決め溝、126:ギア形状、127:パッチン爪、128:底板(積載部)、131,133:ピニオンギアボス(設定手段、係合手段)
Claims (6)
- シートが積載される積載部と、
前記積載部に積載されるシートの積載位置を規制する一対の規制手段と、
前記一対の規制手段による規制位置を選択可能な第1の状態及び前記一対の規制手段による前記選択を不可とする第2の状態を設定可能な設定手段と、を有することを特徴とするシート積載装置。 - 前記設定手段は、
前記一対の規制手段の一方に設けた第1ラックギアと前記一対の規制手段の他方に設けた第2ラックギアとに噛み合うピニオンギアと、
前記積載部と係合することで前記ピニオンギアを固定可能な係合手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。 - 前記設定手段は、前記係合手段を前記積載部と係合させることで、前記第2の状態を設定することを特徴とする請求項2に記載のシート積載装置。
- 前記設定手段の両面に前記ピニオンギアが配置され、片面に前記係合手段が配置されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のシート積載装置。
- 前記設定手段の同一面に前記ピニオンギア及び前記係合手段が配置され、
前記積載部は、前記第1の状態を設定するように前記係合手段に対する係合を回避する回避部と、前記第2の状態を設定するように前記係合手段と係合する係合部と、を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のシート積載装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート積載装置と、
前記シート積載装置から給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016138470A JP2018008789A (ja) | 2016-07-13 | 2016-07-13 | シート積載装置、及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2016138470A JP2018008789A (ja) | 2016-07-13 | 2016-07-13 | シート積載装置、及び画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018008789A true JP2018008789A (ja) | 2018-01-18 |
Family
ID=60994872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2016138470A Pending JP2018008789A (ja) | 2016-07-13 | 2016-07-13 | シート積載装置、及び画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018008789A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020070140A (ja) * | 2018-10-30 | 2020-05-07 | キヤノン株式会社 | シート収容装置、及び、画像形成装置 |
-
2016
- 2016-07-13 JP JP2016138470A patent/JP2018008789A/ja active Pending
Cited By (2)
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|---|---|---|---|---|
| JP2020070140A (ja) * | 2018-10-30 | 2020-05-07 | キヤノン株式会社 | シート収容装置、及び、画像形成装置 |
| JP7229724B2 (ja) | 2018-10-30 | 2023-02-28 | キヤノン株式会社 | シート収容装置、及び、画像形成装置 |
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