以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
まず、第1実施形態の車両用電源制御システム100について、図1〜図5を参照しながら説明する。
図1は、第1実施形態の車両用電源制御システム100の構成図である。車両用電源制御システム100では、プッシュスイッチ装置3または携帯端末装置2の操作に基づいて、車両10のエンジン6の稼働/停止状態または車両10に搭載された電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態が切り替えられる。
車両10は自動四輪車から成り、エンジン6が稼働することにより走行する。エンジン6は、本発明の「走行駆動源」の一例である。
車載制御装置1、プッシュスイッチ装置3、IG(イグニション)リレー4、スタータモータ5、エンジン6、ACC(アクセサリ)リレー7a〜7c、および電気負荷8a〜8dは、車両10に搭載されている。これらの各部には、車両10に搭載されたバッテリ(図示省略)から電力が供給される。
車載制御装置1は、制御部11、LF(Low Frequency;長波)送信部12、UHF(Ultra High Frequency;高周波)受信部13、電源供給判断部14、および認証部15を備えている。制御部11は、CPUとメモリなどから構成されている。
LF送信部12は、車両10に複数設置されている(図1では1つのみ図示)。各LF送信部12は、LF送信アンテナと送信用信号処理部などから構成されている(図示省略)。LF送信アンテナは、車両10の右側面、左側面、および後側面などの外面に設置されているとともに、車室内にも設置されている。LF送信部12は、送信用信号処理部で生成したLF信号を、LF送信アンテナから車室外または車室内にある携帯端末装置2へ送信する。
UHF受信部13は、UHF受信アンテナと受信用信号処理部などから構成されている(図示省略)。UHF受信部13は、たとえば車両10の車室内に設置されている。UHF受信部13は、携帯端末装置2から送信されたUHF信号を、UHF受信アンテナと受信用信号処理部により受信する。
制御部11は、LF送信部12とUHF受信部13を介して、携帯端末装置2と無線通信を行い、携帯端末装置2に対して信号や情報の送受信を行う。
プッシュスイッチ装置3は、車載制御装置1と電気的に接続されている。プッシュスイッチ装置3は、車両10の車室内の運転席の近傍に設置されている。プッシュスイッチ装置3には、操作部31と表示部32とが備わっている。操作部31は、押しボタンから成り、車両10の利用者によりエンジン6の稼働/停止状態を切り替えるために押し操作される。表示部32は、LED(発光ダイオード)から成り、エンジン6の稼働/停止状態を報知するために点灯または消灯する。操作部31は、本発明の「第1操作部」の一例であり、表示部32は、本発明の「第1報知部」の一例である。
IGリレー4は、車載制御装置1とスタータモータ5とに電気的に接続されている。詳しくは、スタータモータ5に対するIG電力供給経路に、IGリレー4が設けられている。
プッシュスイッチ装置3の操作部31が押し操作されると、プッシュスイッチ装置3から車載制御装置1へ電気信号が出力される。すると、車載制御装置1の電源供給判断部14が、そのプッシュスイッチ装置3からの出力信号に基づいて、エンジン6の始動または停止の指示があったと判断する。そして、制御部11が、その電源供給判断部14の判断結果に基づいて、IGリレー4をオン(通電)またはオフ(非通電)して、スタータモータ5によりエンジン6を始動し、またはエンジン6を停止する。
ACCリレー7a〜7cと電気負荷8a〜8dは、それぞれ複数設けられている。各ACCリレー7a〜7cは、車載制御装置1と電気的に接続されているとともに、少なくとも1つの電気負荷8a〜8dと電気的に接続されている。
詳しくは、ACCリレー7aは、電気負荷8aに対するACC電力供給経路に設けられている。ACCリレー7aをオン(通電)することで、電気負荷8aへの電力供給が開始され、ACCリレー7aをオフ(非通電)することで、電気負荷8aへの電力供給が停止される。ACCリレー7bは、電気負荷8bに対するACC電力供給経路に設けられている。ACCリレー7bをオンすることで、電気負荷8bへの電力供給が開始され、ACCリレー7bをオフすることで、電気負荷8bへの電力供給が停止される。ACCリレー7cは、電気負荷8a〜8dに対するACC電力供給経路に設けられている。ACCリレー7cをオンすることで、電気負荷8a〜8dへの電力供給が開始され、ACCリレー7cをオフすることで、電気負荷8a〜8dへの電力供給が停止される。
電気負荷8a〜8dは、IGリレー4、スタータモータ5、およびエンジン6以外の電装品である。たとえば、電気負荷8aは、カーナビゲーション装置(以下、「カーナビ装置」という。」であり、電気負荷8bは、エアーコンディショナ装置(以下、「エアコン装置」という。)であり、電気負荷8cは、照明装置であり、電気負荷8dは、シガーソケットである。これら以外にも、車両10には他の電装品や電気負荷が搭載されている(図示省略)。
携帯端末装置2は、電子キーまたはスマートフォンから成り、車両10の利用者により携帯される。携帯端末装置2は、制御部21、LF受信部22、UHF送信部23、操作表示部24、および電池25を備えている。携帯端末装置2の各部21〜24は、電池25の電力により動作する。制御部21は、CPUとメモリなどから構成されている。
LF受信部22は、LF受信アンテナと受信用信号処理部などから成る(図示省略)。LF受信部22は、車載制御装置1から送信されたLF信号を、LF受信アンテナを介して受信する。
UHF送信部23は、UHF送信アンテナと送信用信号処理部などから成る(図示省略)。UHF送信部23は、送信用信号処理部で生成したUHF信号を、UHF送信アンテナから車載制御装置1へ送信する。
制御部21は、LF受信部22とUHF送信部23を介して、車載制御装置1と無線通信を行い、車載制御装置1に対して信号や情報の送受信を行う。
操作表示部24は、タッチパネルタイプのディスプレイから成る。図2は、操作表示部24の表示例を示した図である。操作表示部24には、車両10の電源モードを切り替えるための複数のモード選択キー24a〜24cが設けられている。これらのモード選択キー24a〜24cは、車両10の電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を切り替えるためにタッチ操作される。複数の電気負荷8a〜8dのうち、少なくとも1つの所定の電気負荷が、各モード選択キー24a〜24cに関連付けられている。
図3は、モード選択キー24a〜24cと電気負荷8a〜8dの関連付け情報Tを示した図である。この関連付け情報Tは、車載制御装置1の制御部11の内部メモリに記憶されている。
図3に示すように、Aモード選択キー24aには、電気負荷(カーナビ装置)8aが起動対象として関連付けられている。Bモード選択キー24bには、電気負荷(エアコン装置)8bが起動対象として関連付けられている。Cモード選択キー24cには、全ての電気負荷8a〜8dが起動対象として関連付けられている。つまり、電源モードとして、Aモード選択キー24aによりAモードが選択されることで、電気負荷8aが起動(通電)対象として指定される。また、Bモード選択キー24bによりBモードが選択されることで、電気負荷8bが起動対象として指定される。さらに、Cモード選択キー24cによりCモードが選択されることで、電気負荷8a〜8dが起動対象として指定される。
モード選択キー24a〜24cは、1度タッチ操作されると、選択状態(有効状態)になって、初期状態とは異なる態様(色や形の変化)で表示される。その後、モード選択キー24a〜24cは、再度タッチ操作されると、選択解除状態(無効状態)になって、初期状態の表示態様に復帰する。図2の例では、(a)に各モード選択キー24a〜24cの初期状態を示し、(b)にCモード選択キー24cの選択状態を示している。このように表示態様を変えることで、各モード選択キー24a〜24に対応する電源モードの選択/選択解除状態を視認することができる。
初期状態から、いずれかのモード選択キー24a〜24cがタッチ操作されると、携帯端末装置2の制御部21が、そのモード選択キーに対応する電源モードが選択されたと判断し、該選択された電源モードを示す情報を含んだ遠隔操作信号をUHF送信部23により車載制御装置1へ送信する。また、1度タッチ操作されたモード選択キー24a〜24cが再度タッチ操作されると、制御部21が、そのモード選択キーに対応する電源モードが選択解除されたと判断し、該選択解除された電源モードを示す情報を含んだ遠隔操作信号をUHF送信部23により車載制御装置1へ送信する。
携帯端末装置2から送信された遠隔操作信号が車載制御装置1のUHF受信部13により受信されると、電源供給判断部14が、受信した遠隔操作信号に基づいて、どの電源モードが選択/選択解除されたかを判別し、対応する電気負荷8a〜8dの通電または非通電の指示があったと判断する。そして、制御部11が、その電源供給判断部14の判断結果と、受信した遠隔操作信号とに基づいて、対応するACCリレー7a〜7cをオンまたはオフして、少なくとも1つの対応する電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を切り替える。
携帯端末装置2の操作表示部24は、本発明の「第2操作部」および「第2報知部」の一例である。Aモード選択キー24aとBモード選択キー24bはそれぞれ、本発明の「一部操作キー」の一例である。Cモード選択キー24cは、本発明の「全部操作キー」の一例である。
図4は、第1実施形態による車両用電源制御システム100のACC電源切り替え時の動作を示したフローチャートである。なお、本例において、ACC電源切り替えとは、ACCリレー7a〜7cをオン/オフすることによる、電気負荷8a〜8dに対する通電/非通電の切り替えのことである。
利用者により携帯端末装置2の操作表示部24のいずれかのモード選択キー24a〜24cがタッチ操作されると(図4のステップS1:YES)、制御部21は、その操作がモード選択キー24a〜24cに対応するいずれかの電源モードの選択か否かを判定する。このとき、モード選択キー24a〜24cの操作が、いずれかの電源モードの選択である場合は(図4のステップS2:YES)、制御部21が、選択された電源モードを示す情報を含んだ遠隔操作信号をUHF送信部23により車載制御装置1へ送信する(図4のステップS3)。
一方、モード選択キー24a〜24cの操作が、いずれかの電源モードの選択解除である場合は(図4のステップS4:YES)、制御部21が、選択解除された電源モードを示す情報を含んだ遠隔操作信号をUHF送信部23により車載制御装置1へ送信する(図4のステップS5)。
携帯端末装置2から送信された遠隔操作信号がUHF受信部13により受信されると(図4のステップS6)、車載制御装置1の制御部11は、エンジン6が停止中か否かを確認する。このとき、エンジン6が稼働中であれば(図4のステップS7:NO)、制御部11は、受信した遠隔操作信号を無視して、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態の切り替え情報をLF送信部12により携帯端末装置2へ送信する(図4のステップS17)。
この場合、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態が変わっていないので、この旨を通電/非通電状態の切り替え情報として、制御部11が携帯端末装置2へ送信する。この通電/非通電状態の切り替え情報がLF受信部22により受信されると(図4のステップS18)、携帯端末装置2の制御部21は、該通電/非通電状態の切り替え情報に基づいて、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を操作表示部24により報知する(図4のステップS19)。このとき、たとえば、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態に変化がない旨を、文字などにより操作表示部24に一定時間表示する。または、選択もしくは選択解除された電源モードへの移行が成功しなかった旨を、文字などにより操作表示部24に一定時間表示する。または、図4のステップS1でタッチ操作されたモード選択キー24a〜24cの表示態様を、操作前の状態に戻す。
一方、エンジン6が停止中であれば(図4のステップS7:YES)、電源供給判断部14が、受信した遠隔操作信号に基づいて、いずれかの電源モードが選択または選択解除されたことを判別する(図4のステップS8)。このとき、電源供給判断部14が、いずれかの電源モードが選択されたと判別すると(図4のステップS8:選択)、制御部11が、LF送信部12により応答要求信号を携帯端末装置2に送信する(図4のステップS9)。この応答要求信号がLF受信部22により受信されると(図4のステップS10)、携帯端末装置2の制御部21が、UHF送信部23から応答信号を車載制御装置1に送信する(図4のステップS11)。この応答信号がUHF受信部13により受信されると(図4のステップS12)、車載制御装置1の制御部11が、該応答信号に基づいて、携帯端末装置2の認証を行う。
このとき携帯端末装置2からされた応答信号には、携帯端末装置2のIDコード(識別情報)が含まれている。車載制御装置1の制御部11は、その応答信号に含まれる携帯端末装置2のIDコードと、予め記憶された車載制御装置1のIDコードとを照合し、両IDコードが一致しなければ、携帯端末装置2の認証が成功しなかったと判断する(図4のステップS13:NO)。そして、制御部11は、受信した遠隔操作信号を無視して、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態の切り替え情報をLF送信部12により携帯端末装置2へ送信する(図4のステップS17)。この場合も、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態が変わっていないので、この旨を通電/非通電状態の切り替え情報として、制御部11が携帯端末装置2へ送信する。
対して、応答信号に含まれる携帯端末装置2のIDコードと、車載制御装置1のIDコードとが一致すると、制御部11は、携帯端末装置2の認証が成功したと判断する(図4のステップS13:YES)。そして、さらに制御部11は、応答信号に基づいて、携帯端末装置2が車両10の車室内にあるか否かの判定(以下、「車内判定」という。)を行う。
具体的には、たとえば、図4のステップS10で応答要求信号を受信する際に、携帯端末装置2の制御部21は、LF受信部22により応答要求信号のRSSI(信号受信強度)値を測定する。そして、制御部21は、測定したRSSI値を応答信号に含めて、UHF送信部23により車載制御装置1へ送信する。車載制御装置1の制御部11は、UHF受信部13により受信した応答信号に含まれるRSSI値と所定の閾値とを比較し、RSSI値が閾値より小さければ、携帯端末装置2が車両10の車室内にないと判断する(図4のステップS14:NO)。そして、制御部11は、受信した遠隔操作信号を無視して、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態の切り替え情報をLF送信部12により携帯端末装置2へ送信する(図4のステップS17)。この場合も、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態が変わっていないので、この旨を通電/非通電状態の切り替え情報として、制御部11が携帯端末装置2へ送信する。
対して、UHF受信部13により受信した応答信号に含まれるRSSI値が閾値以上であれば、制御部11は、携帯端末装置2が車両10の車室内にあると判断する(図4のステップS14:YES)。すると、電源供給判断部14が、図4のステップS6で受信した遠隔操作信号に基づいて、選択された電源モードに対応する電気負荷8a〜8dの通電指示があったと判断し、制御部11が、対応するACCリレー7a〜7cをオン(通電)して、当該電気負荷8a〜8dへの通電を開始する(図4のステップS15)。そして、制御部11は、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態の切り替え情報をLF送信部12により携帯端末装置2へ送信する(図4のステップS17)。
この場合、少なくとも1つの電気負荷8a〜8dが通電状態に切り替わったので、この旨を通電/非通電状態の切り替え情報として、制御部11が携帯端末装置2へ送信する。この通電/非通電状態の切り替え情報がLF受信部22により受信されると(図4のステップS18)、携帯端末装置2の制御部21は、該通電/非通電状態の切り替え情報に基づいて、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を操作表示部24により報知する(図4のステップS19)。このとき、たとえば、少なくとも1つの電気負荷8a〜8dが通電状態に切り替わった旨を、文字などにより操作表示部24に一定時間表示する。または、選択された電源モードへの移行が成功した旨を、文字などにより操作表示部24に一定時間表示する。または、図4のステップS1でタッチ操作されたモード選択キー24a〜24cの表示態様を選択状態にしたり、当該モード選択キー24a〜24cに対応する電源モードが実行中であるような表示を操作表示部24に表示したりしてもよい。
また一方、図4のステップS8で、電源供給判断部14は、遠隔操作信号に基づいて、いずれかの電源モードが選択解除されたと判別すると(図4のステップS8:選択解除)、該選択解除された電源モードに対応する電気負荷8a〜8dの非通電指示があったと判断する。この場合、制御部11が、対応するACCリレー7a〜7cをオフ(通電停止)して、当該電気負荷8a〜8dへの通電を停止する(図4のステップS16)。そして、制御部11は、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態の切り替え情報をLF送信部12により携帯端末装置2へ送信する(図4のステップS17)。
この場合、少なくとも1つの電気負荷8a〜8dが非通電状態に切り替わったので、この旨を通電/非通電状態の切り替え情報として、制御部11が携帯端末装置2へ送信する。この通電/非通電状態の切り替え情報がLF受信部22により受信されると(図4のステップS18)、携帯端末装置2の制御部21は、該通電/非通電状態の切り替え情報に基づいて、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を操作表示部24により報知する(図4のステップS19)。このとき、たとえば、少なくとも1つの電気負荷8a〜8dが非通電状態に切り替わった旨を、文字などにより操作表示部24に一定時間表示する。または、選択解除された電源モードからの離脱が成功した旨を、文字などにより操作表示部24に一定時間表示する。または、図4のステップS1でタッチ操作されたモード選択キー24a〜24cの表示態様を選択解除状態にしたり、当該モード選択キー24a〜24cに対応する電源モードが実行中でないような表示を操作表示部24に表示したりしてもよい。
図5は、第1実施形態による車両用電源制御システム100のエンジン切り替え時の動作を示したフローチャートである。なお、エンジン切り替えとは、エンジン6の稼働/停止の切り替えのことである。
利用者により車両10のプッシュスイッチ装置3の操作部31が押し操作されると(図5のステップS21:YES)、プッシュスイッチ装置3から車載制御装置1へ操作信号が出力される(図5のステップS22)。
車載制御装置1の制御部11は、プッシュスイッチ装置3から操作信号が入力されると(図5のステップS23)、エンジン6が停止中か否かを確認する。このとき、エンジン6が停止中であれば(図5のステップS24:YES)、制御部11は、LF送信部12により応答要求信号を携帯端末装置2に送信する(図5のステップS25)。この応答要求信号がLF受信部22により受信されると(図5のステップS26)、携帯端末装置2の制御部21が、UHF送信部23から応答信号を携帯端末装置2に送信する(図5のステップS27)。この応答信号がUHF受信部13により受信されると(図5のステップS28)、車載制御装置1の制御部11が、該応答信号に基づいて、携帯端末装置2の認証を行う。
このとき携帯端末装置2から送信された応答信号にも、携帯端末装置2のIDコードが含まれている。車載制御装置1の制御部11は、前述したように、携帯端末装置2のIDコードと車載制御装置1のIDコードとの照合結果から、携帯端末装置2の認証の成功/不成功を判断する。
携帯端末装置2の認証が成功しなければ(図5のステップS29:NO)、制御部11は、表示部32を制御するための報知オン/オフ信号をプッシュスイッチ装置3へ出力し(図5のステップS35)、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態の切り替え情報をLF送信部12により携帯端末装置2へ送信する(図5のステップS36)。この場合、エンジン6が停止状態のままになるので、報知オフ信号がプッシュスイッチ装置3へ出力される。また、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態が変わっていないので、この旨が通電/非通電状態の切り替え情報として、携帯端末装置2へ送信される。
そして、プッシュスイッチ装置3は、車載制御装置1から報知オフ信号が入力されると(図5のステップS37)、表示部32を消灯して、エンジン6が停止状態であることを報知する(図5のステップS38)。携帯端末装置2では、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態が変わっていない旨を示す通電/非通電状態の切り替え情報が、LF受信部22により受信される(図5のステップS39)。すると、制御部21が、その通電/非通電状態の切り替え情報に基づいて、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を操作表示部24により報知する(図5のステップS40)。このときは、たとえば、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態に変化がない旨、もしくは電源モードに移行または離脱の変化がない旨を、文字などにより操作表示部24に一定時間表示する。他の例として、現在の操作表示部24の表示内容を変更せずに、そのまま継続してもよい。
図5のステップS29で、応答信号に含まれる携帯端末装置2のIDコードと、車載制御装置1のIDコードとが一致すると、制御部11は、携帯端末装置2の認証が成功したと判断する(図5のステップS29:YES)。そして、さらに制御部11は、応答信号に基づいて、携帯端末装置2の車内判定を行う。この車内判定も、前述と同様の手順で行う。
制御部11は、応答信号に基づいて、携帯端末装置2が車両10の車室内にないと判断すると(図5のステップS30:NO)、上述したように、報知オフ信号をプッシュスイッチ装置3へ出力する(図5のステップS35)。また、制御部11は、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態が変わっていない旨を、通電/非通電状態の切り替え情報として、LF送信部12により携帯端末装置2へ送信する(図5のステップS36)。
対して、制御部11が応答信号に基づいて、携帯端末装置2が車両10の車室内にあると判断すると(図5のステップS30:YES)、電源供給判断部14が、エンジン6の始動指示があったと判断する。そして、制御部11が、その電源供給判断部14の判断結果に基づいて、IGリレー4をオン(通電)して、スタータモータ5によりエンジン6を始動する(図5のステップS31)。また、制御部11は、ACCリレー7a〜7cをオンして、全ての電気負荷8a〜8dへの通電を開始する(図5のステップS32)。そして、制御部11は、報知オン/オフ信号をプッシュスイッチ装置3へ出力し(図5のステップS35)、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態の切り替え情報をLF送信部12により携帯端末装置2へ送信する(図5のステップS36)。この場合、エンジン6が稼働状態に切り替わったので、報知オン信号がプッシュスイッチ装置3へ出力される。また、全ての電気負荷8a〜8dが通電状態に切り替わったので、この旨が通電/非通電状態の切り替え情報として、携帯端末装置2へ送信される。
そして、プッシュスイッチ装置3は、車載制御装置1から報知オン信号が入力されると(図5のステップS37)、表示部32を点灯して、エンジン6が稼働状態であることを報知する(図5のステップS38)。携帯端末装置2では、電気負荷8a〜8dが通電状態に切り替わった旨を示す通電/非通電状態の切り替え情報が、LF受信部22により受信される(図5のステップS39)。すると、制御部21が、その通電/非通電状態の切り替え情報に基づいて、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を操作表示部24により報知する(図5のステップS40)。このときは、たとえば、電気負荷8a〜8dが通電状態にある旨、もしくは複数の電源モードのうち、Cモードに移行した旨を、文字などにより操作表示部24に一定時間表示する。または、図2に示したCモード選択キー24cの表示態様、もしくは全てのモード選択キー24a〜24cの表示態様を選択状態にしたり、全ての電源モードが実行中であるような表示を操作表示部24に表示したりしてもよい。
一方、図5のステップS23で操作信号の入力があったときに、エンジン6が稼働中であれば(図5のステップS24:NO)、電源供給判断部14が、エンジン6の停止指示があったと判断する。そして、制御部11が、その電源供給判断部14の判断結果に基づいて、IGリレー4をオフ(通電停止)して、エンジン6を停止する(図5のステップS33)。また、制御部11は、ACCリレー7a〜7cをオフして、全ての電気負荷8a〜8dへの通電を停止する(図5のステップS34)。そして、制御部11は、報知オン/オフ信号をプッシュスイッチ装置3へ出力し(図5のステップS35)、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態の切り替え情報をLF送信部12により携帯端末装置2へ送信する(図5のステップS36)。この場合、エンジン6が停止状態に切り替わったので、報知オフ信号がプッシュスイッチ装置3へ出力される。また、電気負荷8a〜8dが非通電状態に切り替わったので、この旨が通電/非通電状態の切り替え情報として、携帯端末装置2へ送信される。
そして、プッシュスイッチ装置3は、車載制御装置1から報知オフ信号が入力されると(図5のステップS37)、表示部32を消灯して、エンジン6が停止状態であることを報知する(図5のステップS38)。携帯端末装置2では、電気負荷8a〜8dが非通電状態に切り替わった旨を示す通電/非通電状態の切り替え情報が、LF受信部22により受信される(図5のステップS39)。すると、制御部21が、その通電/非通電状態の切り替え情報に基づいて、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を操作表示部24により報知する(図5のステップS40)。このときは、たとえば、電気負荷8a〜8dが非通電状態にある旨、もしくは全ての電源モードから離脱した旨を、文字などにより操作表示部24に一定時間表示する。または、図2に示した全てのモード選択キー24a〜24cの表示態様を選択解除状態にしたり、全ての電源モードが実行中でないような表示を操作表示部24に表示したりしてもよい。
上記第1実施形態によると、車両10のエンジン6の稼働/停止状態を切り替える操作部31と、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を切り替える操作表示部24とを、プッシュスイッチ装置3と携帯端末装置2に別々に設けている。このため、車載制御装置1は、プッシュスイッチ装置3において、エンジン6の稼働/停止状態を切り替える操作部31の操作の有無を監視し、携帯端末装置2において、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を切り替える操作表示部24の操作の有無を監視すればよいので、車載制御装置1による操作監視処理の負担を軽減することができる。
また、上記第1実施形態では、車載制御装置1において、エンジン6の停止中に、プッシュスイッチ装置3の操作部31の操作を検出した場合は、エンジン6を始動し、携帯端末装置2の操作表示部24の操作を検出した場合は、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を切り替える。さらに、エンジン6の稼働中に、プッシュスイッチ装置3の操作部31の操作を検出した場合は、エンジン6を停止し、携帯端末装置2の操作表示部24の操作を検出した場合は、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を切り替えない。このため、たとえばエンジン6の稼働中に、必要な電気負荷8a〜8dへの通電が意図せず停止されて、不便になったり危険になったりするおそれがない。また、たとえばエンジン6の停止中に、所望の電気負荷8a〜8dへの通電が意図せず停止されて、不便になるおそれがない。よって、利用者の意図したプッシュスイッチ装置3の操作部31と携帯端末装置2の操作表示部24の操作により、利便性や安全性を損なうことなく、エンジン6の稼働/停止状態と電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態とを切り替えることができる。
また、上記第1実施形態では、エンジン6の稼働中に、プッシュスイッチ装置3の操作部31の操作を検出した場合に、エンジン6を停止し、かつ電気負荷8a〜8dへの通電を停止する。このため、エンジン6を停止したとき、つまり車両10が走行していないときに、電気負荷8a〜8dへの通電も停止されて、車両10のバッテリなどの電源の電力が消費されるのを抑制することができる。
また、上記第1実施形態では、エンジン6の停止中に、プッシュスイッチ装置3の操作部31が操作された場合に、車載制御装置1と携帯端末装置2との無線通信に基づいて、携帯端末装置2の認証と携帯端末装置2の車内判定とを行う。そして、携帯端末装置2の認証が成功しかつ携帯端末装置2が車室内にあることを検出した場合に、エンジン6を始動する。このため、正規の携帯端末装置2を携帯した利用者がプッシュスイッチ装置3の操作部31を操作し、かつ携帯端末装置2が車室内にある場合に、エンジン6を始動して、車両10の安全性を確保することが可能となる。
また、上記第1実施形態では、エンジン6の停止中に、携帯端末装置2の操作表示部24が操作された場合に、車載制御装置1と携帯端末装置2との無線通信に基づいて、携帯端末装置2の認証と携帯端末装置2の車内判定とを行う。そして、携帯端末装置2の認証が成功しかつ携帯端末装置2が車室内にあることを検出した場合に、電気負荷8a〜8dへ通電を開始する。このため、正規の携帯端末装置2を携帯した利用者が携帯端末装置2の操作表示部24を操作し、かつ携帯端末装置2が車室内にある場合に、電気負荷8a〜8dへ通電して、車両10の安全性を確保することが可能となる。
また、上記第1実施形態では、携帯端末装置2の操作表示部24に、複数の電気負荷8a〜8dのうち、少なくとも1つの所定の電気負荷8a、8bの通電/非通電状態をそれぞれ切り替えるためのAモード選択キー24aおよびBモード選択キー24bと、全ての電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を切り替えるためのCモード選択キー24cとを設けている。そして、Cモード選択キー24cを操作することにより、全部の電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を一度に切り替えることができる。また、Aモード選択キー24aまたはBモード選択キー24bを操作することにより、一部の電気負荷8aまたは電気負荷8bの通電/非通電状態をそれぞれ切り替えることができる。このため、たとえば車両10を居室空間として使用するに際し、状況に応じて少なくとも1つの電気負荷8a〜8dと各モード選択キー24a〜24cとを関連付けて、該電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を切り替えることができ、複数の電気負荷8a〜8dの通電/非通電の遷移状態を拡張することが可能となる。
また、上記第1実施形態では、プッシュスイッチ装置3が車両10の車室内に設置され、操作表示部24が携帯端末装置2に設置されている。このため、たとえば、携帯端末装置2を携帯した利用者が車両10に乗車して、プッシュスイッチ装置3の操作部31または携帯端末装置2の操作表示部24を操作することにより、エンジン6の稼働/停止状態または電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を切り替えることができる。
また、上記第1実施形態では、エンジン6の停止中に、携帯端末装置2の認証や車内判定を行わずに、プッシュスイッチ装置3の操作部31の操作により、エンジン6を停止状態に切り替えたり、電気負荷8a〜8dを非通電状態に切り替えたりする。さらに、エンジン6の停止中に、携帯端末装置2の認証や車内判定を行わずに、携帯端末装置2の操作表示部24の操作により、電気負荷8a〜8dを非通電状態に切り替える。このため、プッシュスイッチ装置3や携帯端末装置2を操作してから、エンジン6が停止状態または電気負荷8a〜8dが非通電状態に切り替わるまでの時間を短縮し、車両10のバッテリの電力の消費を低減することができる。
さらに、上記第1実施形態では、プッシュスイッチ装置3の表示部32によりエンジン6の稼働/停止状態を報知し、携帯端末装置2の操作表示部24により電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を報知する。このため、利用者は、プッシュスイッチ装置3の表示部32を目視することで、エンジン6の稼働/停止状態を把握することができ、携帯端末装置2の操作表示部24を目視することで、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を把握することができる。そして、プッシュスイッチ装置3の操作部31と携帯端末装置2の操作表示部24の誤操作を防止することが可能となる。
次に、第2実施形態の車両用電源制御システム200について、図6〜図10を参照しながら説明する。
図6は、第2実施形態の車両用電源制御システム200の構成図である。この車両用電源制御システム200では、携帯端末装置2に図1の操作表示部24が設けられていない代わりに、車両10に車載端末装置9が設けられている。車載端末装置9は、たとえばカーナビゲーション装置から成る。車載端末装置9と車載制御装置1とは、CAN(Controller Area Network) などにより電気的に接続されている。
また、車両用電源制御システム200で通電/非通電状態を切り替える電気負荷として、図1の電気負荷8aに代えて、電気負荷8eが車両10に設けられている。電気負荷8eは、たとえばシートヒータから成る。電気負荷8eの通電/非通電状態は、ACCリレー7a’をオン/オフすることにより切り替えられる。電気負荷8bの通電/非通電状態は、ACCリレー7bをオン/オフすることにより切り替えられる。電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態は、ACCリレー7c’をオン/オフすることにより切り替えられる。
車載端末装置9は、制御部91と操作表示部92とを備えている。制御部91は、CPUとメモリなどから構成されている。操作表示部92は、タッチパネルタイプのディスプレイから成る。車載端末装置9には、車両10のバッテリから常に待機電力が供給されている。車載端末装置9の待機状態では、操作表示部92に何も画像が表示されない。待機状態から、操作表示部92をタッチ操作することで、車両10のバッテリから車載端末装置9に待機電力より大きな起動電力が供給されて、車載端末装置9が起動し、図7に示すような画像が操作表示部92に表示される。
図7は、操作表示部92の表示例を示した図である。操作表示部92には、車両10の電源モードを切り替えるための複数のモード選択キー92a〜92cが設けられている。これらのモード選択キー92a〜92cは、車両10の電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を切り替えるためにタッチ操作される。複数の電気負荷の8b〜8eのうち、少なくとも1つの所定の電気負荷が、各モード選択キー92a〜92cに関連付けられている。
図8は、モード選択キー92a〜92cと電気負荷8b〜8eの関連付け情報T’を示した図である。この関連付け情報T’は、車載制御装置1の制御部11の内部メモリに記憶されている。
図8に示すように、Aモード選択キー92aには、電気負荷8eが起動対象として関連付けられている。Bモード選択キー92bには、電気負荷8bが起動対象として関連付けられている。Cモード選択キー92cには、全ての電気負荷8b〜8eが起動対象として関連付けられている。電源モードとして、Aモード選択キー92aによりAモードが選択されることで、電気負荷8eが起動対象として指定される。また、Bモード選択キー92bによりBモードが選択されることで、電気負荷8bが起動対象として指定される。さらに、Cモード選択キー92cによりCモードが選択されることで、電気負荷8b〜8eが起動対象として指定される。
モード選択キー92a〜92cは、1度タッチ操作されると、選択状態になって、初期状態とは異なる態様で表示される。その後、モード選択キー92a〜92cは、再度タッチ操作されると、選択解除状態になって、初期状態の表示態様に復帰する。図7の例では、(a)に各モード選択キー92a〜92cの初期状態を示し、(b)にAモード選択キー92aの選択状態を示している。
車載端末装置9の操作表示部92は、本発明の「第2操作部」および「第2報知部」の一例である。Aモード選択キー92aとBモード選択キー92bはそれぞれ、本発明の「一部操作キー」の一例である。Cモード選択キー92cは、本発明の「全部操作キー」の一例である。
図9は、第2実施形態による車両用電源制御システム200のACC電源切り替え時の動作を示したフローチャートである。なお、本例において、ACC電源切り替えとは、ACCリレー7a’、7b、7c’をオン/オフすることによる、電気負荷8b〜8eに対する通電/非通電の切り替えのことである。
利用者により車両10の車載端末装置9の操作表示部92のいずれかのモード選択キー92a〜92cがタッチ操作されると(図9のステップS51:YES)、制御部91は、その操作がモード選択キー92a〜92cに対応するいずれかの電源モードの選択か否かを判定する。このとき、モード選択キー92a〜92cの操作が、いずれかの電源モードの選択である場合は(図9のステップS52:YES)、制御部91が、選択された電源モードを示す情報を含んだ操作信号を車載制御装置1へ出力する(図9のステップS53)。
一方、モード選択キー92a〜92cの操作が、いずれかの電源モードの選択解除である場合は(図9のステップS54:YES)、制御部91が、選択解除された電源モードを示す情報を含んだ操作信号を車載制御装置1へ出力する(図9のステップS55)。
車載端末装置9から車載制御装置1へ操作信号が入力されると(図9のステップS56)、車載制御装置1の制御部11は、エンジン6が停止中か否かを確認する。このとき、エンジン6が稼働中であれば(図9のステップS7:NO)、制御部11は、入力された操作信号を無視して、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態の切り替え情報を車載端末装置9へ出力する(図9のステップS60)。
この場合、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態が変わっていないので、この旨を通電/非通電状態の切り替え情報として、制御部11が車載端末装置9へ送信する。この通電/非通電状態の切り替え情報が車載端末装置9に入力されると(図9のステップS61)、車載端末装置9の制御部91は、該通電/非通電状態の切り替え情報に基づいて、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を操作表示部92により報知する(図9のステップS62)。このとき、たとえば、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態に変化がない旨を、文字などにより操作表示部92に一定時間表示する。または、選択もしくは選択解除された電源モードへの移行が成功しなかった旨を、文字などにより操作表示部92に一定時間表示する。または、図9のステップS51でタッチ操作されたモード選択キー92a〜92cの表示態様を、操作前の状態に戻す。
一方、エンジン6が停止中であれば(図9のステップS7:YES)、電源供給判断部14が、入力された操作信号に基づいて、いずれかの電源モードが選択または選択解除されたことを判別する(図9のステップS57)。このとき、電源供給判断部14が、いずれかの電源モードが選択されたと判別すると(図9のステップS57:選択)、制御部11が、応答要求信号を携帯端末装置2に送信する(図9のステップS9)。この応答要求信号が携帯端末装置2で受信されると(図9のステップS10)、携帯端末装置2から車載制御装置1へ応答信号が送信される(図9のステップS11)。この応答信号が車載制御装置1で受信されると(図9のステップS12)、制御部11が、該応答信号に基づいて携帯端末装置2の認証を行う。
このとき、応答信号に含まれる携帯端末装置2のIDコードと、車載制御装置1のIDコードとが一致しなければ、携帯端末装置2の認証が成功しなかったと判断する(図9のステップS13:NO)。そして、制御部11は、入力された操作信号を無視して、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態の切り替え情報を車載端末装置9へ出力する(図9のステップS60)。この場合も、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態が変わっていないので、この旨を通電/非通電状態の切り替え情報として、制御部11が車載端末装置9へ出力する。
対して、応答信号に含まれる携帯端末装置2のIDコードと、車載制御装置1のIDコードとが一致すると、制御部11は、携帯端末装置2の認証が成功したと判断する(図9のステップS13:YES)。そして、さらに制御部11は、応答信号に基づいて、携帯端末装置2の車内判定を行う。
そして、制御部11は、携帯端末装置2が車両10の車室内にないと判断すると(図9のステップS14:NO)、入力された操作信号を無視して、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態の切り替え情報を車載端末装置9へ出力する(図9のステップS60)。この場合も、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態が変わっていないので、この旨を通電/非通電状態の切り替え情報として、制御部11が車載端末装置9へ送信する。
対して、制御部11により携帯端末装置2が車両10の車室内にあると判断されると(図9のステップS14:YES)、電源供給判断部14が、図9のステップS56で入力された操作信号に基づいて、選択された電源モードに対応する電気負荷8b〜8eの通電指示があったと判断する。そして、制御部11が、対応するACCリレー7a’〜7c’をオンして、当該電気負荷8b〜8eへの通電を開始する(図9のステップS58)。また、制御部11は、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態の切り替え情報を車載端末装置9へ出力する(図9のステップS60)。
この場合、少なくとも1つの電気負荷8b〜8eが通電状態に切り替わったので、この旨を通電/非通電状態の切り替え情報として、制御部11が車載端末装置9へ出力する。この通電/非通電状態の切り替え情報が車載端末装置9に入力されると(図9のステップS61)、制御部91が、該通電/非通電状態の切り替え情報に基づいて、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を操作表示部92により報知する(図9のステップS62)。このとき、たとえば、少なくとも1つの電気負荷8b〜8eが通電状態に切り替わった旨を、文字などにより操作表示部92に一定時間表示する。または、選択された電源モードへの移行が成功した旨を、文字などにより操作表示部92に一定時間表示する。または、図9のステップS51でタッチ操作されたモード選択キー92a〜92cの表示態様を選択状態にしたり、当該モード選択キー92a〜92cに対応する電源モードが実行中であるような表示を操作表示部92に表示したりしてもよい。
また一方、図9のステップS57で、電源供給判断部14は、操作信号に基づいて、いずれかの電源モードが選択解除されたと判別すると(図9のステップS57:選択解除)、その選択解除された電源モードに対応する電気負荷8b〜8eの非通電指示があったと判断する。この場合、制御部11が、対応するACCリレー7a’〜7c’をオフして、当該電気負荷8b〜8eへの通電を停止する(図9のステップS59)。そして、制御部11は、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態の切り替え情報を車載端末装置9へ出力する(図9のステップS60)。
この場合、少なくとも1つの電気負荷8b〜8eが非通電状態に切り替わったので、この旨を通電/非通電状態の切り替え情報として、制御部11が車載端末装置9へ出力する。この通電/非通電状態の切り替え情報が車載端末装置9に入力されると(図9のステップS61)、制御部91が、該通電/非通電状態の切り替え情報に基づいて、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を操作表示部92により報知する(図9のステップS62)。このとき、たとえば、少なくとも1つの電気負荷8b〜8eが非通電状態に切り替わった旨を、文字などにより操作表示部92に一定時間表示する。または、選択解除された電源モードからの離脱が成功した旨を、文字などにより操作表示部92に一定時間表示する。または、図9のステップS51でタッチ操作されたモード選択キー92a〜92cの表示態様を選択解除状態にしたり、当該モード選択キー92a〜92cに対応する電源モードが実行中でないような表示を操作表示部92に表示したりしてもよい。
図10は、第2実施形態による車両用電源制御システム200のエンジン切り替え時の動作を示したフローチャートである。
利用者によりプッシュスイッチ装置3の操作部31が押し操作されると(図10のステップS21:YES)、プッシュスイッチ装置3から車載制御装置1へ操作信号が出力される(図10のステップS22)。
車載制御装置1の制御部11は、プッシュスイッチ装置3から操作信号が入力されると(図10のステップS23)、エンジン6が停止中か否かを確認する。このとき、エンジン6が停止中であれば(図10のステップS24:YES)、制御部11は、携帯端末装置2との間で応答要求信号と応答信号の送受信を行う(図10のステップS25〜ステップS28)。
そして、制御部11は、携帯端末装置2から受信した応答信号に基づいて、携帯端末装置2の認証を行い、当該認証が成功しなければ(図10のステップS29:NO)、報知オン/オフ信号をプッシュスイッチ装置3へ出力し(図10のステップS35)、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態の切り替え情報を車載端末装置9へ出力する(図10のステップS42)。この場合、エンジン6が停止状態のままになるので、報知オフ信号がプッシュスイッチ装置3へ出力される。また、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態が変わっていないので、この旨が通電/非通電状態の切り替え情報として、車載端末装置9へ送信される。
そして、プッシュスイッチ装置3は、報知オフ信号が入力されると(図10のステップS37)、表示部32を消灯して、エンジン6が停止状態であることを報知する(図10のステップS38)。車載端末装置9では、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態が変わっていない旨を示す通電/非通電状態の切り替え情報が入力されると(図10のステップS43)、制御部91が、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を操作表示部92により報知する(図10のステップS44)。このときは、たとえば、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態に変化がない旨、もしくは電源モードに移行または離脱の変化がない旨を、文字などにより操作表示部92に一定時間表示する。他の例として、現在の操作表示部92の表示内容を変更せずに、そのまま継続してもよい。
一方、図10のステップS29で、制御部11は、携帯端末装置2の認証が成功したと判断すると(図10のステップS29:YES)、さらに携帯端末装置2の車内判定を行う。そして、制御部11は、携帯端末装置2が車両10の車室内にないと判断すると(図10のステップS30:NO)、報知オフ信号をプッシュスイッチ装置3へ出力する(図10のステップS35)。また、制御部11は、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態が変わっていない旨を、通電/非通電状態の切り替え情報として、車載端末装置9へ送信する(図10のステップS42)。
対して、制御部11により、携帯端末装置2が車両10の車室内にあると判断されると(図10のステップS30:YES)、電源供給判断部14が、エンジン6の始動指示があったと判断する。そして、制御部11が、その電源供給判断部14の判断結果に基づいて、エンジン6を始動する(図10のステップS31)。また、制御部11は、ACCリレー7a’〜7c’をオンして、全ての電気負荷8b〜8eへ通電する(図10のステップS41)。そして、制御部11は、報知オン/オフ信号をプッシュスイッチ装置3へ出力し(図10のステップS35)、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態の切り替え情報を車載端末装置9へ送信する(図10のステップS42)。この場合、エンジン6が稼働状態に切り替わったので、報知オン信号がプッシュスイッチ装置3へ出力される。また、全ての電気負荷8b〜8eが通電状態に切り替わったので、この旨が通電/非通電状態の切り替え情報として、車載端末装置9へ送信される。
そして、プッシュスイッチ装置3は、車載制御装置1から報知オン信号が入力されると(図10のステップS37)、表示部32を点灯して、エンジン6が稼働状態であることを報知する(図10のステップS38)。車載端末装置9では、電気負荷8b〜8eが通電状態に切り替わった旨を示す通電/非通電状態の切り替え情報が入力されると(図10のステップS43)、制御部91が、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を操作表示部92により報知する(図10のステップS44)。このときは、たとえば、電気負荷8b〜8eが通電状態にある旨、もしくは複数の電源モードのうち、Cモードに移行した旨を、文字などにより操作表示部92に一定時間表示する。または、図7に示したCモード選択キー92cの表示態様、もしくは全てのモード選択キー92a〜92cの表示態様を選択状態にしたり、全ての電源モードが実行中であるような表示を操作表示部92に表示したりしてもよい。
一方、図10のステップS23で操作信号の入力があったときに、エンジン6が稼働中であれば(図10のステップS24:NO)、電源供給判断部14が、エンジン6の停止指示があったと判断する。そして、制御部11が、その電源供給判断部14の判断結果に基づいて、エンジン6を停止する(図10のステップS33)。また、制御部11は、ACCリレー7a’〜7c’をオフして、全ての電気負荷8b〜8eへの通電を停止する(図10のステップS45)。そして、制御部11は、報知オン/オフ信号をプッシュスイッチ装置3へ出力し(図10のステップS35)、通電/非通電状態の切り替え情報を車載端末装置9へ出力する(図10のステップS42)。この場合、エンジン6が停止状態に切り替わったので、報知オフ信号がプッシュスイッチ装置3へ出力される。また、電気負荷8b〜8eが非通電状態に切り替わったので、この旨が通電/非通電状態の切り替え情報として、車載端末装置9へ送信される。
そして、プッシュスイッチ装置3は、車載制御装置1から報知オフ信号が入力されると(図10のステップS37)、表示部32を消灯して、エンジン6が停止状態であることを報知する(図10のステップS38)。車載端末装置9では、電気負荷8b〜8eが非通電状態に切り替わった旨を示す通電/非通電状態の切り替え情報が入力されると(図10のステップS43)、制御部92が、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を操作表示部92により報知する(図10のステップS44)。このときは、たとえば、電気負荷8b〜8eが非通電状態にある旨、もしくは全ての電源モードから離脱した旨を、文字などにより操作表示部92に一定時間表示する。または、図7に示した全てのモード選択キー92a〜92cの表示態様を選択解除状態にしたり、全ての電源モードが実行中でないような表示を操作表示部92に表示したりしてもよい。
上記第2実施形態によると、エンジン6の稼働/停止状態を切り替える操作部31と、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を切り替える操作表示部92とを、車両10のプッシュスイッチ装置3と車載端末装置9に別々に設けている。このため、車載制御装置1は、プッシュスイッチ装置3において、エンジン6の稼働/停止状態を切り替える操作部31の操作の有無を監視し、車載端末装置9において、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を切り替える操作表示部92の操作の有無を監視すればよいので、車載制御装置1による操作監視処理の負担を軽減することができる。
また、上記第2実施形態では、車載制御装置1において、エンジン6の停止中に、プッシュスイッチ装置3の操作部31の操作を検出した場合は、エンジン6を始動し、車載端末装置9の操作表示部92の操作を検出した場合は、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を切り替える。さらに、エンジン6の稼働中に、プッシュスイッチ装置3の操作部31の操作を検出した場合は、エンジン6を停止し、車載端末装置9の操作表示部92の操作を検出した場合は、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を切り替えない。このため、たとえばエンジン6の稼働中に、必要な電気負荷8b〜8eへの通電が意図せず停止されて、不便になったり危険になったりするおそれがない。また、たとえばエンジン6の停止中に、所望の電気負荷8b〜8eへの通電が意図せず停止されて、不便になるおそれがない。よって、利用者の意図したプッシュスイッチ装置3の操作部31と車載端末装置9の操作表示部92の操作により、利便性や安全性を損なうことなく、エンジン6の稼働/停止状態と電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態とを切り替えることができる。
また、上記第2実施形態では、エンジン6の停止中に、車載端末装置9の操作表示部92が操作された場合に、車載制御装置1と携帯端末装置2との無線通信に基づいて、携帯端末装置2の認証と携帯端末装置2の車内判定とを行う。そして、携帯端末装置2の認証が成功しかつ携帯端末装置2が車室内にあることを検出した場合に、電気負荷8b〜8eへ通電を開始する。このため、たとえば、正規の携帯端末装置2を携帯した利用者が、車両10に乗車して、車室内に設けられた車載端末装置9の操作表示部92を操作した場合に、電気負荷8b〜8eへ通電して、車両10の安全性を確保することが可能となる。
また、上記第2実施形態では、車載端末装置9の操作表示部92に、複数の電気負荷8b〜8eのうち、少なくとも1つの所定の電気負荷8e、8bの通電/非通電状態をそれぞれ切り替えるためのAモード選択キー92aおよびBモード選択キー92bと、全ての電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を切り替えるためのCモード選択キー92cとを設けている。そして、Cモード選択キー92cを操作することにより、全部の電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を一度に切り替えることができる。また、Aモード選択キー92aまたはBモード選択キー92bを操作することにより、一部の電気負荷8eまたは電気負荷8bの通電/非通電状態をそれぞれ切り替えることができる。このため、たとえば車両10を居室空間として使用するに際し、状況に応じて少なくとも1つの電気負荷8b〜8eと各モード選択キー92a〜92cとを関連付けて、該電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を切り替えることができ、複数の電気負荷8b〜8eの通電/非通電の遷移状態を拡張することが可能となる。
また、上記第2実施形態では、エンジン6の停止中に、携帯端末装置2の認証や車内判定を行わずに、車載端末装置9の操作表示部92の操作により、電気負荷8b〜8eを非通電状態に切り替える。このため、車載端末装置9を操作してから、電気負荷8b〜8eを非通電状態に切り替えるまでの時間を短縮し、車両10のバッテリの電力の消費を低減することができる。
また、上記第2実施形態では、プッシュスイッチ装置3と車載端末装置9とが両方とも車両10の車室内に設置されている。このため、たとえば利用者が車両10に乗車したときに、プッシュスイッチ装置3の操作部31と車載端末装置9の操作表示部92とを確実に操作することができ、エンジン6の稼働/停止状態や電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を切り替えることができる。
さらに、上記第2実施形態では、車載端末装置9の操作表示部92により電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を報知する。このため、利用者は、車両10の車室内において、操作表示部92を目視することで、電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態を把握することができ、操作表示部92の誤操作を防止することが可能となる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態の車両用電源制御システムの構成は、図1に示した第1実施形態の車両用電源制御システム100の構成と同様である。また、第3実施形態のACC電源切り替え時の動作、およびエンジン切り替え時の動作は、それぞれ図4および図5に示した第1実施形態と同様である。第3実施形態では、図11のフローチャートに示す動作が追加される。
図11において、車両10のエンジン6が始動すると(図11のステップS71)、車載制御装置1の制御部11が、エンジン始動通知をLF送信部12により携帯端末装置2へ送信する(図11のステップS72)。携帯端末装置2のLF受信部22によりエンジン始動通知が受信されると(図11のステップS73:YES)、制御部21が、操作表示部24のモード選択キー24a〜24cの操作に基づく電源モードの切り替えを禁止する(図11のステップS74)。この禁止中は、モード選択キー24a〜24cが操作されても、携帯端末装置2において、図4に示した各処理が実行されず、車載制御装置1においても、図4の各処理が実行されない。つまり、モード選択キー24a〜24cの操作に基づく電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態の切り替えが禁止される。
その後、エンジン6が停止すると(図11のステップS75)、車載制御装置1の制御部11が、エンジン停止通知をLF送信部12により携帯端末装置2へ送信する(図11のステップS76)。携帯端末装置2のLF受信部22によりエンジン停止通知が受信されると(図11のステップS77:YES)、制御部21が、モード選択キー24a〜24cの操作に基づく電源モードの切り替えを許可する(図11のステップS78)。この許可中は、モード選択キー24a〜24cが操作されると、携帯端末装置2において、図4に示した各処理が実行され、車載制御装置1においても、図4の各処理が実行される。つまり、モード選択キー24a〜24cの操作に基づく電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態の切り替えが許可される。
携帯端末装置2の制御部21は、本発明の「許可/禁止制御部」の一例である。なお、上記のように、携帯端末装置2において、モード選択キー24a〜24cの操作に基づく電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態の切り替えが許可または禁止された後、この旨を携帯端末装置2から車載制御装置1へ通知してもよい。
上記第3実施形態によると、車両10のエンジン6の停止中に、携帯端末装置2でモード選択キー24a〜24cの操作に基づく電源モードの切り替えが許可されるので、モード選択キー24a〜24cを操作することで、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を切り替えることができる。また、エンジン6の稼働中に、携帯端末装置2でモード選択キー24a〜24cの操作に基づく電源モードの切り替えが禁止されるので、モード選択キー24a〜24cが誤って操作されても、電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態を切り替えないようにすることができ、利便性や安全性を確保することが可能となる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。たとえば、図4や図9の実施形態では、エンジン6の停止中に端末装置2、9の操作により、いずれかの電源モードが選択された場合は、携帯端末装置2の認証と車内判定を実行し、いずれかの電源モードが選択解除された場合は、携帯端末装置2の認証と車内判定を実行しない例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、エンジン6の停止中に端末装置2、9の操作によりいずれかの電源モードが選択解除された場合にも、車載制御装置1が、携帯端末装置2の認証と車内判定を実行してもよい。そして、携帯端末装置2の認証が成功し、かつ携帯端末装置2が車室内にあると判定したときに、対応する電気負荷8a〜8eへの通電を停止してもよい。また、エンジン6の停止中に端末装置2、9の操作によりいずれかの電源モードが選択された場合に、携帯端末装置2の認証だけを実行して、該認証が成功したときに、対応する電気負荷8a〜8eへの通電を開始してもよい。
また、以上の実施形態では、端末装置2、9の操作により通電/非通電状態を切り替える電気負荷が4つ設けられている例を示したが、当該電気負荷の数は、1つでも4つ以外の複数でもよい。また、端末装置2、9の操作表示部24、92の各モード選択キー24a〜24c、92a〜92cに関連付ける電気負荷の数も、1つでも複数でも全部でもよい。さらに、前述した電気負荷8a〜8e以外の電気負荷の通電/非通電状態を、端末装置2、9の操作により切り替えてもよい。
また、図5や図10の実施形態では、プッシュスイッチ装置3の操作によりエンジン6を停止する(ステップS33)とともに、電気負荷8a〜8eへの通電も停止した(ステップS34、S45)例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、プッシュスイッチ装置3の操作によりエンジン6は停止するが、電気負荷8a〜8eへの通電状態は継続してもよい。または、複数の電気負荷8a〜8eのうち、一部の電気負荷への通電を停止し、他の電気負荷への通電を継続してもよい。
また、図11の実施形態では、エンジン6の始動または停止に応じて、携帯端末装置2で電気負荷8a〜8dの通電/非通電状態の切り替えを禁止または許可する例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。他の例として、エンジン6の始動または停止に応じて、車載端末装置9で電気負荷8b〜8eの通電/非通電状態の切り替えを禁止または許可してもよい。つまり、本発明の「許可/禁止制御部」を、車両10に搭載される車載端末装置9に設けてもよい。
また、図4の実施形態では、携帯端末装置2から車載制御装置1へ遠隔操作信号が送信された(ステップS3、S5)後、携帯端末装置2の認証や車内判定を行うために、車載制御装置1と携帯端末装置2との間で応答要求信号や応答信号の通信(ステップS9〜S12)が行われた例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、携帯端末装置2のIDコードを携帯端末装置2から送信される遠隔操作信号に含めて車載制御装置1へ送信し、車載制御装置1が、該遠隔操作信号に基づいて携帯端末装置2の認証を行ってもよい。また、たとえば、車載制御装置1が遠隔操作信号の受信時に、該遠隔操作信号の受信強度を測定し、該測定値と閾値との比較により携帯端末装置2の車内判定を行ってもよい。そして、このようにすることで、車載制御装置1と携帯端末装置2の間での応答要求信号や応答信号の通信を省略してもよい。
また、以上の実施形態では、車載制御装置1の電源供給判断部14が、端末装置2、9から送信された遠隔操作信号または操作信号と、制御部11の内部メモリに記憶された関連付け情報T、T’(図3、図8)とに基づいて、通電/非通電状態の切り替え対象の電気負荷8a〜8eを判断した例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、図3や図8に示した関連付け情報T、T’を端末装置2、9の制御部21、91の内部メモリに記憶しておき、制御部21、91がモード選択キー24a〜24c、92a〜92cの操作状態と、当該関連付け情報T、T’とに基づいて、通電/非通電状態の切り替え対象の電気負荷8a〜8eを判断してもよい。そして、その判断結果を端末装置2、9から車載制御装置1へ送信して、車載制御装置1により切り替え対象の電気負荷8a〜8eの通電/非通電状態を切り替えればよい。
さらに、以上の実施形態では、エンジン6を走行駆動源とする車両10に本発明を適用した例を挙げたが、本発明は、電動機を走行駆動源とする電気自動車などの車両や、エンジンと電動機の両方を走行駆動源とするハイブリッドカーなどの車両にも適用することができる。また、以上の実施形態では、車両10として自動四輪車を例に挙げたが、たとえば大型自動車などの他の車両に対しても、本発明を適用することは可能である。