JP2018095690A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]
(A)分子内に少なくとも2つのフェノール骨格を有し、かつ分子内のフェノール骨格を形成する芳香環の一部又は全部に式(1)で表される2−アルケニル基が結合しているポリアルケニルフェノール化合物を含むポリアルケニルフェノール樹脂、
(B)芳香族ポリマレイミド化合物、及び
(C)アミノ基、ヒドロキシアルキル基、及びメルカプト基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有し、官能基当量が400〜8000であるポリオルガノシロキサン
を含む熱硬化性樹脂組成物。
[2]
前記(B)芳香族ポリマレイミド化合物の反応性二重結合に対して、前記(C)ポリオルガノシロキサンの前記官能基が1mol%〜20mol%となる量で前記(C)ポリオルガノシロキサンを含む、[1]に記載の熱硬化性樹脂組成物。
[3]
前記(C)ポリオルガノシロキサンの官能基当量が400〜6000である、[1]又は[2]のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
[4]
前記(A)ポリアルケニルフェノール樹脂を100質量部としたとき、前記(B)芳香族ポリマレイミド化合物を50〜350質量部含む[1]〜[3]のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
[5]
(G)カップリング剤をさらに含む、[1]〜[4]のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
[6]
(A)分子内に少なくとも2つのフェノール骨格を有し、かつ分子内のフェノール骨格を形成する芳香環の一部又は全部に式(1)で表される2−アルケニル基が結合しているポリアルケニルフェノール化合物を含むポリアルケニルフェノール樹脂、及び
(D)ポリオルガノシロキサンと芳香族ポリマレイミド化合物の付加物を含む熱硬化性樹脂組成物であって、前記(D)ポリオルガノシロキサンと芳香族ポリマレイミド化合物の付加物が(B)芳香族ポリマレイミド化合物、及び(C)アミノ基、ヒドロキシアルキル基、及びメルカプト基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有し、官能基当量が400〜8000であるポリオルガノシロキサンの反応生成物である熱硬化性樹脂組成物。
[7]
前記(D)ポリオルガノシロキサンと芳香族ポリマレイミド化合物の付加物が式(3)又は(4)に表される化合物である[6]に記載の熱硬化性樹脂組成物。
[8]
前記(A)ポリアルケニルフェノール樹脂100質量部に対して、前記(D)ポリオルガノシロキサンと芳香族ポリマレイミド化合物の付加物を0.1〜1500質量部含む、[6]又は[7]のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
[9]
前記(A)ポリアルケニルフェノール樹脂が式(2)−1及び式(2)−2に示す構造単位を有するポリアルケニルフェノール化合物であり、式(2)−1に示す構造単位の一分子あたりの平均数をm、式(2)−2に示す構造単位の一分子あたりの平均数をnとしたときに、mは1.1〜35の実数、m+nは1.1〜35の実数、nは0〜1.5mとなる実数である、[1]〜[8]のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
[10]
(F)充填材をさらに含む[1]〜[9]のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
[11]
前記(B)芳香族ポリマレイミド化合物と、前記(C)ポリオルガノシロキサンとを反応させて(D)ポリオルガノシロキサンと芳香族ポリマレイミド化合物の付加物を合成し、前記(D)ポリオルガノシロキサンと芳香族ポリマレイミド化合物の付加物を前記(A)ポリアルケニルフェノール樹脂を含む組成物と混合することを含む、[1]〜[10]のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物の製造方法。
[12]
[1]〜[11]のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物の硬化物。
[13]
[1]〜[11]のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物の硬化物と金属材料とが接合された構造体。
[14]
[1]〜[11]のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物を含む半導体用封止材。
ポリアルケニルフェノール樹脂は、分子内に少なくとも2つのフェノール骨格を有し、かつ分子内のフェノール骨格を形成する芳香環の一部又は全部に式(1)で表される2−アルケニル基が結合しているポリアルケニルフェノール化合物を含む樹脂である。
芳香族ポリマレイミド化合物とは、マレイミド基を2つ以上有し、これらのマレイミド基が同一又は異なる芳香環に結合しているものを意味する。芳香環として、ベンゼン等の単環、ナフタレン、アントラセン等の縮合環などが挙げられる。芳香族ポリマレイミド化合物の具体例としては、ビス(4−マレイミドフェニル)メタン等のビスマレイミド、トリス(4−マレイミドフェニル)メタン等のトリスマレイミド、ビス(3,4−ジマレイミドフェニル)メタン等のテトラキスマレイミド及びポリ(4−マレイミドスチレン)等のポリマレイミドが挙げられる。硬化性樹脂混合物及び硬化性樹脂組成物中で良好に混合することから、芳香族ポリマレイミド化合物はビスマレイミド化合物であることが好ましい。ビスマレイミド化合物の具体例としては、ビス(4−マレイミドフェニル)メタン(4,4’−ビスマレイミドジフェニルメタン)、ビス(3−マレイミドフェニル)メタン、ビス(3−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン、ビス(3,5−ジメチル−4−マレイミドフェニル)メタン、ビス(3−エチル−4−マレイミドフェニル)メタン、ビス(3,5−ジエチル−4−マレイミドフェニル)メタン、ビス(3−プロピル−4−マレイミドフェニル)メタン、ビス(3,5−ジプロピル−4−マレイミドフェニル)メタン、ビス(3−ブチル−4−マレイミドフェニル)メタン、ビス(3,5−ジブチル−4−マレイミドフェニル)メタン、ビス(3−エチル−4−マレイミド−5−メチルフェニル)メタン、2,2−ビス(4−マレイミドフェニル)プロパン、2,2−ビス[4−(4−マレイミドフェニルオキシ)フェニル]プロパン(ビスフェノールA−ジフェニルエーテルビスマレイミド)、ビス(4−マレイミドフェニル)エーテル、ビス(3−マレイミドフェニル)エーテル、ビス(4−マレイミドフェニル)ケトン、ビス(3−マレイミドフェニル)ケトン、ビス(4−マレイミドフェニル)スルホン、ビス(3−マレイミドフェニル)スルホン、ビス[4−(4−マレイミドフェニルオキシ)フェニル]スルホン、ビス(4−マレイミドフェニル)スルフィド、ビス(3−マレイミドフェニル)スルフィド、ビス(4−マレイミドフェニル)スルホキシド、ビス(3−マレイミドフェニル)スルホキシド、1,4−ビス(4−マレイミドフェニル)シクロヘキサン、1,4−ジマレイミドナフタレン、2,3−ジマレイミドナフタレン、1,5−ジマレイミドナフタレン、1,8−ジマレイミドナフタレン、2,6−ジマレイミドナフタレン、2,7−ジマレイミドナフタレン、4,4’−ジマレイミドビフェニル、3,3’−ジマレイミドビフェニル、3,4’−ジマレイミドビフェニル、2,5−ジマレイミド−1,3−キシレン、2,7−ジマレイミドフルオレン、9,9−ビス(4−マレイミドフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−マレイミド−3−メチルフェニル)フルオレン、9,9−ビス(3−エチル−4−マレイミドフェニル)フルオレン、3,7−ジマレイミド−2−メトキシフルオレン、9,10−ジマレイミドフェナントレン、1,2−ジマレイミドアントラキノン、1,5−ジマレイミドアントラキノン、2,6−ジマレイミドアントラキノン、1,2−ジマレイミドベンゼン、1,3−ジマレイミドベンゼン、1,4−ジマレイミドベンゼン、1,4−ビス(4−マレイミドフェニル)ベンゼン、2−メチル−1,4−ジマレイミドベンゼン、2,3−ジメチル−1,4−ジマレイミドベンゼン、2,5−ジメチル−1,4−ジマレイミドベンゼン、2,6−ジメチル−1,4−ジマレイミドベンゼン、4−エチル−1,3−ジマレイミドベンゼン、5−エチル−1,3−ジマレイミドベンゼン、4,6−ジメチル−1,3−ジマレイミドベンゼン、2,4,6−トリメチル−1,3−ジマレイミドベンゼン、2,3,5,6−テトラメチル−1,4−ジマレイミドベンゼン、4−メチル−1,3−ジマレイミドベンゼン等が挙げられる。市販品としては例えば、BMI(商品名、大和化成工業(株)製)シリーズ等が挙げられる。
本発明に用いられるポリオルガノシロキサンは、アミノ基、ヒドロキシアルキル基、及びメルカプト基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有する化合物である。本明細書において、「アミノ基、ヒドロキシアルキル基、及びメルカプト基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基」を「反応性官能基」と記載する場合もある。
(D)ポリオルガノシロキサンと芳香族ポリマレイミド化合物の付加物は、上記(B)芳香族ポリマレイミド化合物及び(C)アミノ基、ヒドロキシアルキル基、及びメルカプト基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有し、官能基当量が400〜8000であるポリオルガノシロキサンから合成することができる。具体的には、(B)芳香族ポリマレイミド化合物のマレイミド基の反応性二重結合に(C)ポリオルガノシロキサンの反応性官能基をマイケル付加させることで、(D)ポリオルガノシロキサンと芳香族ポリマレイミド化合物の付加物を合成することができる。
上記付加反応は、10℃から200℃の温度範囲で行うことが好ましく、30℃から150℃の温度範囲で行うことがより好ましく、50℃から120℃の温度範囲で行うことがさらに好ましい。原料が溶解する溶媒で原料を希釈して反応させることもできる。原料を溶媒で希釈する場合は、溶媒、(B)芳香族ポリマレイミド化合物及び(C)ポリオルガノシロキサンの合計に対して(B)及び(C)の合計質量が1〜30質量%の範囲とすることが好ましく、より好ましくは5〜20質量%の範囲、さらに好ましくは8〜15質量%の範囲である。上記範囲とすることにより、重合などの副反応を良好に制御することができる。
重合開始剤を使用することで硬化を促進することができる。重合開始剤としては、例えば光ラジカル開始剤、熱ラジカル開始剤等のラジカル開始剤が挙げられる。重合開始剤は好ましくは熱ラジカル開始剤である。より好ましい熱ラジカル開始剤としては、有機過酸化物を挙げることができる。有機過酸化物の中でも、さらに好ましくは10時間半減期温度が100〜170℃の有機過酸化物である。具体的にはジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、tert−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−tert−ブチルパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド等を挙げることができる。重合開始剤の好ましい使用量は、ポリアルケニルフェノール樹脂及び芳香族ポリマレイミド化合物の総和100質量部に対して、0.1〜5質量部であり、より好ましくは0.2〜4質量部であり、さらに好ましくは0.5〜3質量部である。重合開始剤の使用量が0.1質量部以上であれば十分に硬化反応が進行し、5質量部以下であれば熱硬化性樹脂組成物の保存安定性が良好である。
充填材の種類に特に制限は無く、シリコーンパウダー等の有機充填材、シリカ、窒化ホウ素等の無機充填材などが挙げられ、用途により適宜選択することができる。
カップリング剤は接着性付与の観点から配合してもよいが、その構造は特に限定されず、例えば、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランなどのシランカップリング剤などが挙げられる。カップリング剤は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。(F)充填材への(G)カップリング剤の配合量は0.1〜5質量%が好ましい。上記配合量が0.1質量%以上であれば、カップリング剤の配合効果が充分発揮され、5質量%以下であれば、溶融粘度、硬化物の吸湿性、強度が良好である。
その他の添加剤として、消泡剤、着色剤、蛍光体、変性剤、レベリング剤、光拡散剤、難燃剤などを使用することも可能である。
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、加熱することにより溶融でき、任意の好ましい形状に成形することができる。熱硬化性樹脂組成物の成形の温度は樹脂の配合量、分子量、分子量分布などによって様々であってよいが、120〜250℃が好ましく、より好ましくは130〜220℃であり、さらに好ましくは140〜200℃である。成形方法としては、注入及び塗布が挙げられ、中でもトランスファーモールド成形及びコンプレッションモールド成形が好ましい。
実施例及び比較例で用いた原料は以下のとおりである。
(A)ポリアルケニルフェノール樹脂
・フェノールノボラック樹脂ショウノール(登録商標)BRG−558(昭和電工株式会社)を用いフェノール性水酸基のパラ位をアリル化した樹脂(水酸基当量159、数平均分子量Mn1600、重量平均分子量Mw5400、融点55℃、m=10、n=0)。製造方法は特開2016−28129号公報の実施例3に記載。
(B)ポリマレイミド化合物
・BMI−4000(ビスフェノールA−ジフェニルエーテルビスマレイミド、融点165℃、大和化成工業株式会社)
(C)アミノ基、ヒドロキシアルキル基、及びメルカプト基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有し、官能基当量が400〜8000であるポリオルガノシロキサン
・KF−8010(アミノ変性両末端型、信越化学工業株式会社)
・X−22−161A(アミノ変性両末端型、信越化学工業株式会社)
・X−22−161B(アミノ変性両末端型、信越化学工業株式会社)
・KF−8012(アミノ変性両末端型、信越化学工業株式会社)
・X−22−1660B−3(アミノ変性両末端型、式(6)におけるR12がフェニル基、信越化学工業株式会社)
・KF−8008(アミノ変性両末端型、信越化学工業株式会社)
・KF−864(アミノ変性側鎖型、信越化学工業株式会社)
・KF−865(アミノ変性側鎖型、信越化学工業株式会社)
・KF−6002(カルビノール変性両末端型、信越化学工業株式会社)
・X−22−170DX(カルビノール変性片末端型、信越化学工業株式会社)
(E)重合開始剤:パークミルD(ジクミルパーオキサイド、日油株式会社)
(F)充填材:MSR2212(球状シリカ、平均粒径25.5μm、株式会社龍森)
(G)シランカップリング剤:KBM−903(3−アミノプロピルトリメトキシシラン、信越化学工業株式会社)
(H)ポリマレイミド化合物と反応性を有する(C)以外の化合物
・PAM−E(アミノ変性両末端型、信越化学工業株式会社)
・KF−9701(シラノール変性両末端型、信越化学工業株式会社)
・1,12−ジアミノドデカン(アルキルジアミン、東京化成工業株式会社)
[実施例1]
各成分を表1に示す割合で配合し、東洋精機株式会社製二本ロール(ロール径8インチ)にて、110℃、10分間の混練を行った。ついで、25℃にて1時間放冷、固化したのちミルミキサー(大阪ケミカル株式会社製、型式WB−1、25℃、30秒)を用いて粉砕することにより、目的とする粉末状の樹脂組成物を得た。
表1に示す割合で各成分を用い、実施例1と同様の方法により樹脂組成物を得た。
[合成例1]
BMI−4000(官能基当量285.3)50.0g、KF−8010(官能基当量430)3.8g、トルエン570mlを撹拌子及びリービッヒ冷却管を備えた1Lナス型フラスコに加え、105℃のオイルバスで1時間加熱撹拌した。室温まで放冷後、エバポレーターで溶媒を留去した。その後、真空乾燥機で乾燥し、黄色粉体を52.0g得た。生成物を1H−NMRで確認したところ、マイケル付加物の生成が確認された。
表2に示す割合で各成分を用い、合成例1と同様の方法により生成物を得た。生成物を1H−NMRで確認したところ、合成例2〜16においてマイケル付加物の生成が確認された。
[実施例13]
各成分を表2に示す割合で配合し、東洋精機株式会社製二本ロール(ロール径8インチ)にて、110℃、10分間の混練を行った。ついで、25℃にて1時間放冷、固化したのちミルミキサー(大阪ケミカル株式会社製、型式WB−1、25℃、30秒)を用いて粉砕することにより、目的とする粉末状の樹脂組成物を得た。
表2に示す割合で各成分を用い、実施例13と同様の方法により樹脂組成物を得た。
・曲げ弾性率
トランスファー成形機(株式会社松田製作所製)で、金型温度180℃、成形圧力100kgf/cm2、硬化時間180秒の条件で長さ750mm×幅10mm×厚さ3mmの曲げ試験用サンプルを作製した。エー・アンド・デイ社製テンシロン試験機(型式:MSAT0002RTF/RTG)を用い、JIS K7171に準拠して、室温にて試験速度2mm/minで3点曲げ試験を5回行い、その平均値を曲げ弾性率とした。結果を表1及び表2に示す。
曲げ弾性率試験用サンプル成形後、サンプルを金型から取り出した後に金型を目視で観察した。金型のエアベント部において樹脂漏れ又は曇りがある場合を「あり」、樹脂漏れ又は曇りがない場合を「なし」とした。結果を表1及び表2に示す。
トランスファー成形機(株式会社松田製作所製)で、金型温度180℃、成形圧力100kgf/cm2、硬化時間180秒の条件で無酸素Cu基板上に直径3mmのプリンカップ形状の成形品を得た。これをダイシェアテスター(デイジ社製)を用いて12mm/minの定速で横荷重をかけ、せん断破壊したときの強度を25℃にて3点測定し平均値をCuへの密着性とした。結果を表1及び表2に示す。
表1及び表2より、実施例1〜24は、低い弾性率とCuへの高い密着性を示した。一方、比較例1〜8は高弾性率を示しCuへの密着性も得られなかった。このことから、アミノ基、ヒドロキシアルキル基、及びメルカプト基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有し、官能基当量が400〜8000であるポリオルガノシロキサン、又はそのようなポリオルガノシロキサンと芳香族ポリマレイミド化合物の付加物を含む熱硬化性樹脂組成物とすることで、硬化物において低弾性化と金属への高い密着性を達成できることが示唆される。
Claims (14)
- (A)分子内に少なくとも2つのフェノール骨格を有し、かつ分子内のフェノール骨格を形成する芳香環の一部又は全部に式(1)で表される2−アルケニル基が結合しているポリアルケニルフェノール化合物を含むポリアルケニルフェノール樹脂、
(B)芳香族ポリマレイミド化合物、及び
(C)アミノ基、ヒドロキシアルキル基、及びメルカプト基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有し、官能基当量が400〜8000であるポリオルガノシロキサン
を含む熱硬化性樹脂組成物。
(式(1)において、R1、R2、R3、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数5〜10のシクロアルキル基、又は炭素数6〜12のアリール基を表す。式(1)の*は、芳香環を構成する炭素原子との結合部を表す。) - 前記(B)芳香族ポリマレイミド化合物の反応性二重結合に対して、前記(C)ポリオルガノシロキサンの前記官能基が1mol%〜20mol%となる量で前記(C)ポリオルガノシロキサンを含む、請求項1に記載の熱硬化性樹脂組成物。
- 前記(C)ポリオルガノシロキサンの官能基当量が400〜6000である、請求項1又は2のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
- 前記(A)ポリアルケニルフェノール樹脂を100質量部としたとき、前記(B)芳香族ポリマレイミド化合物を50〜350質量部含む請求項1〜3のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
- (G)カップリング剤をさらに含む、請求項1〜4のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
- (A)分子内に少なくとも2つのフェノール骨格を有し、かつ分子内のフェノール骨格を形成する芳香環の一部又は全部に式(1)で表される2−アルケニル基が結合しているポリアルケニルフェノール化合物を含むポリアルケニルフェノール樹脂、及び
(D)ポリオルガノシロキサンと芳香族ポリマレイミド化合物の付加物を含む熱硬化性樹脂組成物であって、前記(D)ポリオルガノシロキサンと芳香族ポリマレイミド化合物の付加物が(B)芳香族ポリマレイミド化合物、及び(C)アミノ基、ヒドロキシアルキル基、及びメルカプト基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有し、官能基当量が400〜8000であるポリオルガノシロキサンの反応生成物である熱硬化性樹脂組成物。
(式(1)において、R1、R2、R3、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数5〜10のシクロアルキル基、又は炭素数6〜12のアリール基を表す。式(1)の*は、芳香環を構成する炭素原子との結合部を表す。) - 前記(A)ポリアルケニルフェノール樹脂100質量部に対して、前記(D)ポリオルガノシロキサンと芳香族ポリマレイミド化合物の付加物を0.1〜1500質量部含む、請求項6又は7のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
- 前記(A)ポリアルケニルフェノール樹脂が式(2)−1及び式(2)−2に示す構造単位を有するポリアルケニルフェノール化合物であり、式(2)−1に示す構造単位の一分子あたりの平均数をm、式(2)−2に示す構造単位の一分子あたりの平均数をnとしたときに、mは1.1〜35の実数、m+nは1.1〜35の実数、nは0〜1.5mとなる実数である、請求項1〜8のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
(式(2)−1及び式(2)−2において、R6はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、又は炭素数1〜5のアルコキシ基を表し、R7はそれぞれ独立に式(1)で表される2−アルケニル基を表す。R6及びR7は各フェノール骨格単位で同じでもよく異なっていてもよい。Qはそれぞれ独立に式−CR8R9−で表されるアルキレン基、炭素数5〜10のシクロアルキレン基、芳香環を有する二価の有機基、脂環式縮合環を有する二価の有機基、又はこれらを組み合わせた二価の有機基を表し、R8及びR9はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数5〜10のシクロアルキル基、又は炭素数6〜12のアリール基を表す。 - (F)充填材をさらに含む請求項1〜9のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
- 前記(B)芳香族ポリマレイミド化合物と、前記(C)ポリオルガノシロキサンとを反応させて(D)ポリオルガノシロキサンと芳香族ポリマレイミド化合物の付加物を合成し、前記(D)ポリオルガノシロキサンと芳香族ポリマレイミド化合物の付加物を前記(A)ポリアルケニルフェノール樹脂を含む組成物と混合することを含む、請求項1〜10のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物の製造方法。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物の硬化物。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物の硬化物と金属材料とが接合された構造体。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物を含む半導体用封止材。
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