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JP2018079154A - カニューレ - Google Patents

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JP2018079154A JP2016224459A JP2016224459A JP2018079154A JP 2018079154 A JP2018079154 A JP 2018079154A JP 2016224459 A JP2016224459 A JP 2016224459A JP 2016224459 A JP2016224459 A JP 2016224459A JP 2018079154 A JP2018079154 A JP 2018079154A
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Abstract

【課題】吐出される血液の流量を確保しつつ吐出速度を抑えることができる、新規な構造のカニューレを提供する。【解決手段】カニューレ10において、複数の吐出口64が設けられた先端部分の周壁22の内周側には、内部流路16を先端面において閉鎖する先端閉鎖部50から突出する突出部56が設けられていると共に、先端閉鎖部50における突出部56の外周側部分には、突出部56の外周面59の傾斜角度が小さくされた変向部58が形成されている一方、互いに周方向で隣り合う前記複数の吐出口64の間を長さ方向に延びる柱状部分44における少なくとも先端側の端部が、各該吐出口64の開口幅を規定することにより変向部58で導かれて吐出される血流を周方向で相互に連続させる開口規定部48,78とされている。【選択図】図3

Description

本発明は、血管に挿入されて、内部流路内を血液が流動するカニューレに関するものである。
従来から、血管に挿入されて、内部流路内を血液が流動するようにされているカニューレが知られている。例えば、特開平8−196624号公報(特許文献1)には、心臓外科手術の際に大動脈に挿入されて使用されるカニューレが提案されている。すなわち、特許文献1では、心臓外科手術中に体外に取り出された血液が、大動脈に挿入されたカニューレを経て患者の大動脈内に戻されて、患者の体内を環流するようになっている。
ところで、かかる大動脈カニューレでは、カニューレ内を流動する血液の量が非常に多く、カニューレから吐出される血液がジェット流となって血管の内壁に打ち当たることがある。かかる場合には、勢いよく噴き出された血液が血管にダメージを与えるおそれがあり、例えば血管内に付着した血栓が引き剥がされて下流に流されることで塞栓症を引き起こすおそれもあった。
そこで、特許文献1のカニューレでは、内部流路の先端を閉鎖すると共に先端部分の周壁に複数の吐出口を設けており、当該複数の吐出口を通じて血液を分散状に吐出させることで、カニューレから吐出される血液の流速低減を図っている。
ところが、特許文献1に記載のカニューレでは、特許文献1の図9,10に示されるように、血液が複数の吐出口のそれぞれから吐出されているに過ぎなかった。それ故、吐出される血液の流量を確保しつつ流速を充分に低減させることが難しく、血管のダメージを充分に避けられないおそれがあった。
特開平8−196624号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、吐出される血液の流量を確保しつつ吐出速度を抑えることができる、新規な構造のカニューレを提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
本発明の第1の態様は、基端側から先端側に向かって延びる内部流路が先端面において閉鎖されていると共に、先端部分の周壁に複数の吐出口が周方向で相互に離れて設けられたカニューレにおいて、前記複数の吐出口が設けられた前記先端部分の周壁の内周側には、前記内部流路を先端面において閉鎖する先端閉鎖部から突出する突出部が設けられていると共に、該先端閉鎖部における該突出部の外周側部分には、該突出部の外周面の傾斜角度が小さくされた変向部が形成されている一方、互いに周方向で隣り合う前記複数の吐出口の間を長さ方向に延びる前記周壁からなる柱状部分における少なくとも先端側の端部が、各該吐出口の開口幅を規定することにより前記変向部で導かれて吐出される血流を周方向で相互に連続させる開口規定部とされていることを特徴とするものである。
本態様に従う構造とされたカニューレによれば、複数の吐出口の内周側に突出部が設けられているとともに、当該突出部の外周側部分には、突出部の外周面の傾斜角度が小さくされた変向部が形成されていることから、血液が変向部に当たることで血液の流動方向が変更せしめられる。それ故、内部流路内を流動する血液をより確実に外周側へ向けることができて、血液を、吐出口を通じて外周側へ広がるように吐出することができる。また、変向部で導かれて吐出口から吐出される血流は、吐出口の開口規定部によって周方向で相互に連続されて繋がることとなる。そして、これら変向部と開口規定部との相乗的作用により、カニューレの先端から吐出される血流が、全体として吐出方向に向かって広がる中空のチューブ状又は傘状の流動態様をもって吐出されることとなる。これにより、血液の吐出の流量を確保しつつ速度を効率的に抑えることができて、血管へのダメージも低減され得る。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様に係るカニューレにおいて、前記開口規定部として、前記柱状部分の少なくとも先端側の端部において周方向幅が次第に狭くなるテーパ状部が設けられることにより、前記各吐出口の周方向幅が先端に向かって次第に大きくされているものである。
本態様に従う構造とされたカニューレによれば、吐出口の周方向間には長さ方向に延びる柱状部分が設けられているとともに、当該柱状部分には、少なくとも先端側の端部において周方向幅が次第に狭くなるテーパ状部が設けられていることから、各吐出口の周方向幅が先端に向かって次第に大きくされている。それ故、周方向で隣り合う吐出口から吐出される血液を、変向部とテーパ状部との相乗的作用により、一層効率的に相互に繋げることが可能になる。
本発明の第3の態様は、前記第1の態様に係るカニューレにおいて、前記開口規定部として、前記柱状部分の少なくとも先端側の端部における周方向幅寸法が0.6mm以下とされた狭幅部が設けられているものである。
本態様に従う構造とされたカニューレによれば、吐出口の周方向間には長さ方向に延びる柱状部分が設けられているとともに、当該柱状部分の先端側の端部における周方向幅寸法が0.6mm以下とされて狭くされている。即ち、周方向間で隣り合う各吐出口の離隔距離を小さくすることができて、周方向で隣り合う吐出口から吐出される血液を、変向部と狭幅部との相乗的作用により、一層効率的に相互に繋げることができる。
本発明の第4の態様は、前記第1〜3の何れかの態様に係るカニューレにおいて、前記柱状部分には、内周側に向かって先細断面で突出して長さ方向に延びる突出リブが設けられているものである。
本態様に従う構造とされたカニューレによれば、柱状部分の内周側に突出リブが設けられていることから、柱状部分における強度が十分に確保される。特に、かかる突出リブが内周側に向かって先細となる断面形状で長さ方向に延びて形成されていることから、内部流路内を流動する血液の流れに悪影響を及ぼすおそれも効果的に低減され得る。
本発明の第5の態様は、前記第4の態様に係るカニューレであって、前記柱状部分の先端側端部において、前記突出リブが前記先端閉鎖部における前記突出部の外周部分に対して接続されているものである。
本態様に従う構造とされたカニューレによれば、突出リブの先端側端部が先端閉鎖部における突出部の外周部分に対して接続されていることから、例えば柱状部分にテーパ状部が設けられる場合には、強度が弱くなりがちな柱状部分の先端側端部の強度をより確実に向上させることができる。
本発明の第6の態様は、前記第1〜5の何れかの態様に係るカニューレにおいて、前記柱状部分が、基端側の所定長さにわたって一定の周方向幅をもって延びているものである。
本態様に従う構造とされたカニューレによれば、柱状部分が基端側の所定長さに亘って一定の周方向幅寸法を有していることから、柱状部分における強度が一層安定して確保され得る。
本発明の第7の態様は、前記第1〜6の何れかの態様に係るカニューレにおいて、前記変向部の内周縁部には、前記突出部の外周面に対して滑らかにつながる湾曲連接面が設けられているものである。
本態様に従う構造とされたカニューレによれば、突出部の外周面と変向部とが湾曲連接面により滑らかに接続されていることから、吐出される血液が一層滑らかに導かれる。
本発明の第8の態様は、前記第1〜7の何れかの態様に係るカニューレにおいて、先端部分が湾曲形状とされていると共に、該湾曲形状の外周側に位置する前記吐出口が、該湾曲形状の内周側に位置する前記吐出口に比して、小さな長さ寸法とされているものである。
本態様に従う構造とされたカニューレによれば、先端部分が湾曲形状とされていることから、カニューレをより容易に血管内に挿入することができる。また、カニューレの先端部分が湾曲形状とされていることに起因する各吐出口から吐出される血液流量の相違が、吐出口の長さ寸法の相対的な設定によって軽減され得て、全周に亘って連続したチューブ状の流動態様での吐出が、一層安定して実現され得る。
本発明に従う構造とされたカニューレによれば、吐出される血液の流量を確保しつつ、吐出速度を抑えることが可能になる。
本発明の第1の実施形態としてのカニューレにおける先端部分を示す斜視図。 図1に示されたカニューレにおける先端部分の正面図。 図2における要部を拡大して示す正面図。 図1に示されたカニューレにおける先端部分の平面図。 図1に示されたカニューレにおける先端部分の底面図。 図1に示されたカニューレにおける先端部分の縦断面図。 図6における要部を拡大して示す縦断面図。 図6におけるVIII−VIII断面図。 図1に示されたカニューレを用いて流体を吐出した状態を側方視をもって説明するための説明図。 図1に示されたカニューレを用いて流体を吐出した状態を図9とは異なる後方視をもって説明するための説明図。 本発明の第2の実施形態としてのカニューレにおける先端部分を示す斜視図。 図11における要部を拡大して示す正面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜8には、本発明の第1の実施形態としての大動脈用のカニューレ10が示されている。このカニューレ10は、全体としてチューブ状とされており、カニューレ本体12の先端部分に先端チップ14が取り付けられることで構成されている。そして、カニューレ10の先端部分である先端チップ14が大動脈に挿入されることで、カニューレ10の基端側から流入せしめられた血液が、カニューレ10の内部に形成された内部流路16を通じて大動脈内に吐出されるようになっている。なお、以下の説明において、長さ方向とは、カニューレ10の中心軸の延びる方向であって、図2中の右方から左方に向かい、その後湾曲して図2中の左下方に向かう方向である。また、先端側とは、カニューレ本体12に対して先端チップ14が取り付けられる側である図2中の左側をいう一方、基端側とは、カニューレ本体12に対して血液が流入せしめられる図2中の右側をいう。
より詳細には、カニューレ本体12は、可撓性を有するチューブ状とされており、ポリアミドやポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエチレン、ポリエチレンエラストマー、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテルケトン、ポリフッ化ビニリデンなどの軟質の合成樹脂により形成されている。かかるカニューレ本体12は、周壁18を備えており、当該周壁18の内周側には、長さ方向に貫通する内孔20が形成されている。なお、カニューレ本体としては、例えば周壁18の内部に、金属などからなる編組線や、円形断面ばねや角ばねなどのコイルばねなどが埋設されて補強されてもよい。
かかるカニューレ本体12の先端側には先端チップ14が取り付けられている。この先端チップ14は、全体として略筒形状とされており、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンなどの硬質の合成樹脂により形成されている。すなわち、先端チップ14は、周壁22を備えており、当該周壁22の内周側には、長さ方向に延びる内孔24が形成されている。そして、カニューレ本体12の内孔20と先端チップ14の内孔24とが相互に連通されており、これら両内孔20,24によりカニューレ10の内部流路16が構成されている。
本実施形態では、先端チップ14の形状が長さ方向で異なっており、先端側部分26と基端側部分28とから構成されている。
すなわち、先端チップ14の基端側部分28は、略直線状に延びる略テーパ筒形状とされており、略一定の肉厚寸法を有する基端側周壁部30、および当該基端側周壁部30の内周側に形成された基端側内孔32を備えている。この基端側周壁部30の内周面および外周面は、先端側に向かって内径寸法および外径寸法が次第に小さくなるようになっている。なお、本実施形態のカニューレ10は大動脈用とされていることから、他の血管用のカニューレに比べて太くされている。具体的寸法は用途等に応じて設定されるものであって限定されないが、例えば基端側周壁部30の基端部分における内径寸法φA (図6参照)がおよそ3〜19mmとされる一方、基端側周壁部30の基端部分における外径寸法φB (図6参照)がおよそ4〜20mmとされる。
また、かかる略テーパ筒形状とされた基端側周壁部30には、基端側に突出する接続筒部34が設けられている。この接続筒部34は、内径寸法が、基端側周壁部30の基端における内径寸法(基端側周壁部30の最大内径寸法)と略等しくされている。一方、接続筒部34の外径寸法が、基端側周壁部30の基端における外径寸法(基端側周壁部30の最大外径寸法)に比べて、基端側になるにつれて段階的に小さくされている。かかる接続筒部34に対してカニューレ本体12の先端部分が外挿されて、必要に応じて溶着や接着、カシメ固定などで固着されることにより、カニューレ本体12と先端チップ14とが相互に連結されるようになっている。
一方、先端チップ14の先端側部分26は、図2中の下方に湾曲する湾曲筒形状とされており、略一定の肉厚寸法を有する先端側周壁部36、および当該先端側周壁部36の内周側に形成された先端側内孔38を備えている。したがって、これら先端側周壁部36と基端側周壁部30とを含んで先端チップ14の周壁22が構成されているとともに、先端側内孔38と基端側内孔32とを含んで先端チップ14の内孔24が構成されている。
かかる先端側周壁部36の内径寸法および外径寸法は、長さ方向で略一定とされており、先端側周壁部36の内径寸法が、基端側周壁部30の先端における内径寸法(基端側周壁部30の最小内径寸法)と略等しくされている。これにより、先端側周壁部36の内周面(先端側内孔38)と基端側周壁部30の内周面(基端側内孔32)とが、相互に滑らかに接続されている。一方、先端側周壁部36の外径寸法は、基端側周壁部30の先端における外径寸法(基端側周壁部30の最小外径寸法)よりも小さくされている。なお、本実施形態のカニューレ10は大動脈用とされていることから、他の血管用のカニューレに比べて太くされている。具体的寸法は用途等に応じて設定されるものであって限定されないが、例えば先端側周壁部36の内径寸法φC (図6参照)がおよそ1〜14mmとされている一方、先端側周壁部36の基端部分における外径寸法φD (図6参照)がおよそ2〜15mmとされている。
なお、本実施形態では、先端側周壁部36の外周面と基端側周壁部30の外周面とが、外周側に突出する係止突部40により接続されている。この係止突部40は、略半円状の縦断面をもって周方向の略全周に亘って連続して延びる略円環形状とされており、当該係止突部40の最大外径寸法が、基端側周壁部30の先端における外径寸法よりも大きくされている。かかる係止突部40の外周面と先端側周壁部36の外周面とは、滑らかな湾曲面をもって接続されている。
かかる先端側周壁部36の先端には、先端側に開口する複数の切欠き42が形成されている。本実施形態では、周方向で略等間隔に4つの切欠き42,42,42,42が設けられており、各切欠き42の周方向幅寸法が略等しくされている。一方、これらの切欠き42のうち2つの切欠き42,42の長さ寸法は、残り2つの切欠き42,42の長さ寸法と異なっている。すなわち、先端側周壁部36において、湾曲形状の外周側に位置する、図2中上側の切欠き42a,42aが、湾曲形状の内周側に位置する、図2中の下側の切欠き42b,42bに比べて、長さ寸法が小さくされている。
上記の如き切欠き42a,42a,42b,42bが形成されることにより、周方向で隣り合う切欠き42,42間には、先端側周壁部36から構成されて長さ方向に延びる柱状部分44,44,44,44が形成されている。
そして、各切欠き42a,42a,42b,42bは、基端部分から所定の長さに亘って略一定の周方向幅寸法をもって形成されている一方、先端側開口部においては、先端側に向かって次第に拡開するようになっている。すなわち、周方向で隣り合う切欠き42,42間に形成される柱状部分44,44,44,44には、基端側から所定の長さ寸法に亘って、略一定の周方向幅寸法を有する等幅部46,46,46,46が形成されている。一方、柱状部分44,44,44,44の先端には、先端側に向かって次第に周方向幅寸法が小さくなるテーパ状部48,48,48,48が形成されている。したがって、本実施形態では、柱状部分44,44,44,44の先端側の端部にテーパ状部48,48,48,48が設けられることで、その周方向幅寸法が狭くされて、開口規定部が構成されている。
なお、柱状部分44,44,44,44の周方向幅寸法は、何等限定されるものではないが、柱状部分44,44,44,44の先端における周方向幅寸法(テーパ状部48,48,48,48における最小周方向幅寸法)w(図3参照)は、0.6mm以下とされることが好適であり、さらに好適には0.4mm以下とされ、本実施形態では、およそ0.4mmとされている。すなわち、柱状部分44の先端における周方向幅wが0.6mm以下とされることで、後述するように、吐出口64から吐出される流体が、安定して傘状またはチューブ状とされ得る。
また、かかる柱状部分44,44,44,44のそれぞれの内周面には、所定の長さ寸法を有して内周側に突出する突出リブ49,49,49,49が形成されている。本実施形態では、これら突出リブ49,49,49,49が、それぞれ略同形状で略等しい長さ寸法を有しており、それぞれ先細断面をもって形成されている。突出リブ49,49,49,49は、テーパ状部48,48,48,48に設けられることで周方向幅寸法を小さくされた柱状部分44,44,44,44を補強しており、更に本実施形態では柱状部分44,44,44,44の等幅部46,46,46,46にまで突出リブ49,49,49,49が延びている。そして、かかる突出リブ49,49,49,49が、柱状部分44,44,44,44の略全長に亘って、或いは柱状部分44,44,44,44よりも更に基端側まで延びて形成されている。なお、本実施形態では、かかる突出リブ49,49,49,49は略三角形断面とされており、且つ角部が丸くされている。
かかる構造とされた先端側周壁部36の先端側開口部が、先端閉鎖部50によって閉鎖されている。この先端閉鎖部50は、先端側周壁部36などと一体形成されており、又は先端側周壁部36などと別体形成された後に固着されている。先端閉鎖部50は、全体として、円柱ブロック形状とされており、その外径寸法が、先端側周壁部36の外径寸法と略等しくされている。また、かかる先端閉鎖部50の先端側端面52と基端側端面54とは、相互に傾斜角度が異なっており、先端閉鎖部50の基端側端面54が、先端側周壁部36の先端側開口部に対して略垂直に広がっている一方、先端閉鎖部50の先端側端面52が基端側端面54に対して所定の傾斜角度をもって広がっている。
本実施形態では、先端閉鎖部50において、先端側周壁部36の湾曲形状の外周側となる、図2中上側の長さ寸法が、先端側周壁部36の湾曲形状の内周側となる、図2中の下側の長さ寸法よりも短くされている。なお、かかる先端閉鎖部50は、最先端面の外周縁の角部を丸くしたアール面取り形状とされている。このように、先端閉鎖部50の先端側端面52が、基端側端面54に対して所定の傾斜角度を有することにより、カニューレ10の先端を大動脈に対して容易に挿入することができる。
また、先端閉鎖部50の基端側端面54からは、先細形状の突出部56が突出しており、本実施形態では、突出部56が、基端側端面54の略中央部分から突出している。さらに、本実施形態の突出部56は略円錐形状とされており、当該突出部56の中心軸が、先端閉鎖部50の基端側端面54における中心軸と同軸的か僅かに傾斜して、即ち基端側端面54に対して略直交する方向に、或いは先端側周壁部36の中心軸と略同軸上に突出している。
なお、かかる突出部56の頂部となる突出先端は、先鋭形状であってもよいし、丸くされていてもよい。また、図7に示される縦断面において、円錐の頂角に相当する突出部56の中心角αは、好適には30度〜50度とされる。すなわち、中心角αが30度より小さいと、突出部が先鋭形状となり過ぎて、血流の方向を外周側へと変更させる作用が小さくなるおそれがある。一方、中心角αが50度より大きいと、突出部における血液の流動方向に対する傾斜角度が大きくなり過ぎて、血液のスムーズな流れが実現され難くなるおそれがある。また、突出部56の突出高さ寸法tは、好適には5mm〜10mmとされる。すなわち、突出高さ寸法tが5mmより小さいと、血流の方向を外周側へと変更させる作用が小さくなったり、血液のスムーズな流れが実現され難くなるおそれがある。一方、突出高さ寸法tが10mmより大きいと、突出部56が必要以上に長くなって先端側周壁部36との間で流路を狭窄してしまうおそれがある。
かかる突出部56の最大外径寸法(突出部56における突出基端の外径寸法)は、先端閉鎖部50の基端側端面54における外径寸法よりも小さくされており、先端閉鎖部50の基端側端面54における最外縁部から突出部56の突出基端に亘っては、突出部56の突出方向先端側に向かって次第に外径寸法が小さくなっている。本実施形態では、先端閉鎖部50の基端側端面54と突出部56の突出基端との長さ方向間において、突出部56の外周側において所定の径方向幅寸法r(図7参照)を有する環状の段差面58が形成されている。
そして、突出部56の外周側部分に段差面58が設けられることにより、突出部56の外周面59の傾斜角度が異なっている。すなわち、突出部56における段差面58よりも突出先端側の外周面59の、基端側端面54に対する傾斜角度β(図7参照)に対して、段差面58の基端側端面54に対する傾斜角度γ(図7参照)が小さくされており(γ<β)、本実施形態では、γが略0度(γ≒0)とされている。したがって、本実施形態では、突出部56の外周側部分において、突出部56の外周面59の傾斜角度を小さくせしめる変向部が、段差面58により構成されている。
なお、段差面58の径方向幅寸法rは、好適には0<r≦1mmとされる。すなわち、径方向幅寸法rが0とされる場合には、血流の方向を外周側へと変更させる作用が小さくなるおそれがある。また、径方向幅寸法rが1mmより大きいと、段差面58の内周側に設けられる突出部の外径寸法が小さくなり過ぎて、血流の方向を外周側へと変更させる作用が小さくなるおそれがあるし、血液が段差面によりスムーズに流れなくなるおそれがある。それに加えて、径方向幅寸法rが1mmより大きいと、血液が段差面に打ち当たることに伴い溶血が発生するおそれがある。
かかる段差面58は、カニューレ10の長さ方向に対して略直交する方向に広がっており、当該段差面58の内周縁部と突出部56の突出基端とが相互に接続されている一方、段差面58の外周縁部と先端閉鎖部50の基端側端面54における最外縁部とが相互に接続されている。
特に、本実施形態では、段差面58の内周縁部と突出部56の突出基端における外周面59とが、湾曲する湾曲連接面としての突出先端側連接面60により接続されている一方、段差面58の外周縁部と先端閉鎖部50の基端側端面54における最外縁部とが、湾曲する突出基端側連接面62により接続されている。なお、突出先端側連接面60は、その外方となる突出部56の外周側に曲率中心を有する、内方に向かって凹となる湾曲面からなる断面形状とされている一方、突出基端側連接面62は、先端閉鎖部50の外周面よりも内周側に曲率中心を有する、外方に向かって凸となる湾曲面からなる断面形状とされている。
かかる構造とされた先端閉鎖部50により先端チップ14における先端側周壁部36の先端側開口部が閉鎖されている。すなわち、先端側周壁部36の柱状部分44,44,44,44の先端が先端閉鎖部50の基端側端面54に対して一体形成されており、または溶着や接着されることで固着されている。
これにより、先端閉鎖部50の基端側端面54から突出する突出部56が、各柱状部分44,44,44,44(先端側周壁部36)の内周側に位置して、長さ方向基端側に突出している。本実施形態では、柱状部分44,44,44,44の先端が、先端閉鎖部50の基端側端面54から連続する突出基端側連接面62に一体的に接続されている。一方、柱状部分44,44,44,44の内周面に設けられた突出リブ49,49,49,49は、突出部56の外周部分63である突出部56の外周面59、突出先端側連接面60、段差面58および突出基端側連接面62に対して一体的に接続されている。
このように先端側周壁部36の先端側開口部が先端閉鎖部50による閉鎖構造とされることで、先端側周壁部36の先端に設けられた切欠き42a,42a,42b,42bの先端側開口が、先端閉鎖部50により覆蓋されている。これにより、先端チップ14の先端側には、内外を相互に連通する窓状の吐出口64a,64a,64b,64bが、周方向で相互に所定距離だけ離隔して形成されている。
なお、切欠き42a,42a,42b,42bの長さ寸法に応じて、先端側周壁部36の湾曲形状の外周側となる、図2中上側の吐出口64a,64aの長さ寸法が、先端側周壁部36の湾曲形状の内周側となる、図2中下側の吐出口64b,64bの長さ寸法に比べて小さくされている。また、切欠き42a,42a,42b,42bは、先端側開口部が先端側に向かって次第に拡開するようになっていることから、吐出口64a,64a,64b,64bは、先端側端部において、周方向幅寸法が先端側に向かって次第に大きくなるようになっている。
そして、先端側周壁部36の先端側開口部が先端閉鎖部50により閉鎖されることで、カニューレ10の内部流路16が先端面(先端閉鎖部50の基端側端面54)により閉鎖されているとともに、内部流路16が、先端部分において、吐出口64a,64a,64b,64bを通じて外部空間に連通されている。また、各柱状部分44,44,44,44の先端が突出基端側連接面62に接続されていることから、突出基端側連接面62の内周側に位置する段差面58が、吐出口64a,64a,64b,64bの先端縁部に位置している。
以上の如きカニューレ10は、心臓外科手術の際に、先端チップ14を大動脈に挿入して使用される。すなわち、心臓外科手術の際に、体外に取り出された血液が人工心肺装置によって酸素加されて、カニューレ10の内部流路16を経て、大動脈内に吐出される。これにより、心臓外科手術中でも酸素加された血液を、患者の体内を環流させることができるようになっている。
なお、本実施形態では、先端チップ14の先端側部分26が湾曲形状とされていることから大動脈への挿入が容易とされる。また、先端チップ14の長さ方向中間部分には、外周側に突出する係止突部40が設けられており、当該係止突部40と大動脈の内壁が当接することで、先端チップ14が大動脈に対して深く挿入され過ぎることが防止され得る。
ここにおいて、カニューレ10では、先端部分に吐出口64a,64a,64b,64bが設けられているとともに、吐出口64a,64a,64b,64bの周方向間に位置する柱状部分44,44,44,44の先端部分には、先端側に向かって次第に周方向幅寸法が小さくなるテーパ状部48,48,48,48が設けられている。そして、このような吐出口64a,64a,64b,64bにおける先端側の拡幅構造と外周側部分に段差面58を備えた突出部56とが、血流に対して及ぼす整流効果として相乗的に作用することにより、周方向で隣り合う吐出口64,64から吐出される血液が、吐出口64から吐出された直後に相互に繋がるようにされる。
これにより、カニューレ10から吐出される血液が、全体として、周方向の全周に亘って連続して次第に拡開する傘状乃至はチューブ状の流動態様を呈することとなる。その結果、周方向の全周で繋がった環状の流路幅となり、従来のような線状の流路幅に比して大きな流路幅が確保されることで、血液の流動量を確保しつつ、血液の流速ひいては吐出速度を低下させることが可能になるのである。
因みに、本実施形態に記載の如き構造とされた試作品を用いた実験結果を表す図9,10には、実際にカニューレ10の基端側から流入せしめられた流体が先端から吐出された状態が示されており、周方向の全周に亘って連続して吐出することを確認することができる。すなわち、カニューレ10の先端から吐出される流体は、周方向の全周に亘って連続する薄膜の傘状又はチューブ状の流れとなって、吐出口64から吐出方向先端側に向かって次第に拡径した後、次第に縮径する流動態様を示している。
なお、図9,10に示された流体の吐出実験では、φC =6mmのカニューレ10を用い、流体として水を採用しており、ローラーポンプを用いて当該流体をカニューレ10の基端側から流入させて、各吐出口64から吐出させた。また、当該流体の流量は、3L/分であった。そして、吐出された流体において最も広がった部分の大きさ(最大径)は、吐出口64から先端側に60mmの位置において、略5cmであった。
なお、本実施形態では、カニューレ10の先端チップ14が湾曲形状とされていることから、血管への挿入が容易とされる。尤も、湾曲形状とされることで、湾曲形状の内周側と外周側とで吐出口64を通じて吐出される血液量に差が生じるおそれがあるが、湾曲形状の外周側に形成される吐出口64a,64aの大きさ(本実施形態では長さ寸法)を、内周側に形成される吐出口64b,64bの長さ寸法に比べて小さくすることで、吐出される血液量を全周に亘って均一化することができる。これにより、湾曲形状の先端チップ14においても、血液を周方向の全周に亘って連続した流動態様をもって、より安定して吐出させることができる。
また、吐出口64a,64a,64b,64bの周方向間に位置する柱状部分44,44,44,44の内周面には、突出リブ49,49,49,49が設けられていることから、各柱状部分44の強度が十分に確保され得る。さらに、かかる突出リブ49は内周側に向かって先細断面とされていることから、流動する血液に対する整流効果が発揮されるとともに、突出リブ49に対して周方向両側に位置する吐出口64,64へ分流状に導く作用も発揮される。
更にまた、かかる突出リブ49の先端部分が突出部56に接続されていることから、テーパ状部48が設けられることで弱くなりがちな柱状部分44の先端部分の強度を安定して確保することができる。
それに加えて、柱状部分44,44,44,44には、周方向幅寸法が略一定となる等幅部46,46,46,46が設けられていることから、柱状部分44,44,44,44の強度が一層確実に確保され得る。
更にまた、突出部56の外周面59には、血流と略直交する方向に広がる段差面58が形成されていることから、血流の方向が外周側へと一層安定して変更せしめられる。特に、本実施形態では、かかる段差面58の内周縁部と外周縁部に湾曲する突出先端側連接面60および突出基端側連接面62が設けられていることから、血液が滑らかに流動して、血液が壁面などに打ち当たることに伴う溶血などのおそれが効果的に低減され得る。
次に、図11,12には、本発明の第2の実施形態としてのカニューレ70が示されている。本実施形態のカニューレ70は、前記第1の実施形態におけるカニューレ10とは、先端チップ72の、特に先端側部分74の形状が異なっている。なお、本実施形態の説明において、前記第1の実施形態と実質的に同一の部材および部位については、図中に、前記第1の実施形態と同一の符号を付すことにより、詳細な説明を省略する。
すなわち、前記実施形態では、先端チップ14の先端側部分26において、4つの吐出口64a,64a,64b,64bの周方向間には柱状部分44,44,44,44が設けられており、当該柱状部分44,44,44,44の先端側の端部が、周方向幅が次第に狭くなるテーパ状部48,48,48,48とされることで、柱状部分44,44,44,44の先端側端部における周方向幅が狭くされていた。一方、本実施形態では、周上における吐出口76の個数をより多く設けることで、テーパ状部を設けることなく、即ち柱状部分78の周方向幅寸法を長さ方向で略一定としつつ、柱状部分78の先端側端部における周方向幅寸法を狭くしている。
具体的には、本実施形態では、先端チップ72の先端側部分74において、20個の吐出口76が、周上で略等間隔に形成されているとともに、これら周方向で隣り合う吐出口76,76間に、20個の狭幅部としての柱状部分78が形成されている。開口規定部としての狭幅部を構成するこれら柱状部分78の周方向幅寸法w’(図12参照)は、長さ方向で略一定とされており、その大きさは何等限定されるものではないが、w’は、0.6mm以下とされることが好適であり、さらに好適には0.4mm以下とされ、本実施形態では、およそ0.4mmとされている。すなわち、柱状部分78の周方向幅w’が0.6mm以下とされることで、吐出口76が少なくとも先端側において(本実施形態では全長に亘って)周方向で相互に近接して位置する複数のスリット状の吐出口76とされており、これら吐出口76から吐出される流体が、安定して傘状またはチューブ状とされ得る。
なお、本実施形態においても、先端側周壁部80の湾曲形状の外周側となる、図12中上側の10個の吐出口76aの長さ寸法が、先端側周壁部80の湾曲形状の内周側となる、図12中の下側の10個の吐出口76bの長さ寸法に比べて小さくされている。
以上の如き構造とされたカニューレ70についても、本発明者らは実験を行い、吐出口76から吐出される流体が傘状またはチューブ状となることを確認している。すなわち、本実施形態のカニューレ70においても、前記実施形態と同様の効果が発揮され得る。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はかかる実施形態における具体的な記載によって限定的に解釈されるものでなく、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良などを加えた態様で実施可能である。
たとえば、カニューレの先端部分に設けられる吐出口の数は前記第1の実施形態に記載の如き4つや前記第2の実施形態に記載の如き20個に限定されるものではなく、複数(2つ以上)あればよい。
また、突出部の形状は円錐形状に限定されるものではなく、三角錐や四角錐など底面が多角形とされる錐体や半球形状、およびそれらの組み合わせなどの各種の先細形状であってもよい。なお、突出部の突出先端は先鋭形状とされる必要はなく、円錐台形状や多角錐台形状、凹形状などであってもよいが、突出先端面に打ち当たることに伴う溶血のおそれが低減されることから、先鋭形状とされることが好ましい。
さらに、先細形状とされた突出部(変向部よりも内周側)の外周面は略一定の傾斜角度とされる必要はなく、突出部の突出方向で傾斜角度が異なっていてもよい。なお、変向部よりも内周側に位置する突出部の、基端側端面54に対する傾斜角度βは、変向部の基端側端面54に対する傾斜角度γより大きくされる(γ<β)が、変向部よりも内周側に位置する突出部には、部分的に変向部よりも傾斜角度が小さくされる部分が設けられてもよい。すなわち、突出部の外周面における傾斜角度とは、突出部の頂点から変向部の内周縁部までの平均の傾斜角度として求められる。
更にまた、段差面(変向部)の径方向幅寸法rの大きさは、0とされてもよい。すなわち、突出部の突出基端と先端閉鎖部の基端側端面とは、1つの湾曲面で接続されてもよく、突出部の外周側部分に、突出部よりも基端側端面54に対する傾斜角度が小さくされた変向部が設けられればよい。
また、突出部の突出基端と変向部の内周縁部とを接続する湾曲面(湾曲連接面)または変向部の外周縁部と先端閉鎖部の基端側端面とを接続する湾曲面、あるいはその両方は必須なものではない。すなわち、突出部の突出基端と変向部の内周縁部とは直線状の連接面を介して接続されてもよいし、変向部の外周縁部と先端閉鎖部の基端側端面とは直線状の連接面を介して接続されてもよい。また、そのような連接面を設けないで、変向部の内周端や外周端を突出部や先端閉鎖部の外周面に対して角部をもって直接に接続しても良い。
さらに、前記実施形態では、段差面58が、カニューレ10の長さ方向に対して直交する方向(即ち、基端側端面54と略平行であり、傾斜角度γ≒0)に広がっていたが、段差面(変向部)は、突出部の裾部の傾斜角度を小さくする態様をもって、カニューレの長さ方向に対して所定の傾斜角度で広がっていてもよい。なお、変向部は、一定の傾斜角度で径方向に広がる領域を有していても良いし、一定の傾斜角度で径方向に広がる領域を有せずに径方向で傾斜角度が次第に変化する態様であっても良い。
更にまた、前記第1の実施形態では、柱状部分44の基端から所定長さに亘っては周方向幅寸法が略一定の等幅部46が設けられる一方、柱状部分44の先端部分のみに先端側に向かって周方向幅寸法が次第に小さくなるテーパ状部48が設けられていたが、かかる態様に限定されるものではない。すなわち、例えば柱状部分は、長さ方向略全長に亘って、先端側に向かって周方向幅寸法が次第に小さくなるテーパ形状とされてもよい。
また、先端チップの先端側部分は湾曲形状とされる必要はなく、例えば直線状であってもよい。かかる場合には、複数の吐出口は、それぞれ略等しい長さ寸法とされてもよい。
さらに、前記実施形態では、柱状部分44の内周面に略三角形状の突出リブ49が設けられていたが、突出リブの断面形状は、半円形状や四角形以上の多角形状とされてもよい。尤も、本発明において、柱状部分の内周面に設けられる突出リブは必須なものではない。
なお、前記実施形態のカニューレ10は大動脈用とされていたが、本発明に係るカニューレは大動脈用に限定されるものではなく、例えば大動脈以外の血管に用いられるカニューレなどにも適用され得る。
10,70:カニューレ、16:内部流路、22:周壁、44:柱状部分、48:テーパ状部(開口規定部)、49:突出リブ、50:先端閉鎖部、56:突出部、58:段差面(変向部)、59:外周面、60:突出先端側連接面(湾曲連接面)、62:突出基端側連接面、64,64a,64b,76,76a,76b:吐出口、78:狭幅部としての柱状部分(開口規定部)

Claims (8)

  1. 基端側から先端側に向かって延びる内部流路が先端面において閉鎖されていると共に、先端部分の周壁に複数の吐出口が周方向で相互に離れて設けられたカニューレにおいて、
    前記複数の吐出口が設けられた前記先端部分の周壁の内周側には、前記内部流路を先端面において閉鎖する先端閉鎖部から突出する突出部が設けられていると共に、
    該先端閉鎖部における該突出部の外周側部分には、該突出部の外周面の傾斜角度が小さくされた変向部が形成されている一方、
    互いに周方向で隣り合う前記複数の吐出口の間を長さ方向に延びる前記周壁からなる柱状部分における少なくとも先端側の端部が、各該吐出口の開口幅を規定することにより前記変向部で導かれて吐出される血流を周方向で相互に連続させる開口規定部とされていることを特徴とするカニューレ。
  2. 前記開口規定部として、前記柱状部分の少なくとも先端側の端部において周方向幅が次第に狭くなるテーパ状部が設けられることにより、前記各吐出口の周方向幅が先端に向かって次第に大きくされている請求項1に記載のカニューレ。
  3. 前記開口規定部として、前記柱状部分の少なくとも先端側の端部における周方向幅寸法が0.6mm以下とされた狭幅部が設けられている請求項1に記載のカニューレ。
  4. 前記柱状部分には、内周側に向かって先細断面で突出して長さ方向に延びる突出リブが設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載のカニューレ。
  5. 前記柱状部分の先端側端部において、前記突出リブが前記先端閉鎖部における前記突出部の外周部分に対して接続されている請求項4に記載のカニューレ。
  6. 前記柱状部分が、基端側の所定長さにわたって一定の周方向幅をもって延びている請求項1〜5の何れか1項に記載のカニューレ。
  7. 前記変向部の内周縁部には、前記突出部の外周面に対して滑らかにつながる湾曲連接面が設けられている請求項1〜6の何れか1項に記載のカニューレ。
  8. 先端部分が湾曲形状とされていると共に、該湾曲形状の外周側に位置する前記吐出口が、該湾曲形状の内周側に位置する前記吐出口に比して、小さな長さ寸法とされている請求項1〜7の何れか1項に記載のカニューレ。
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