JP2018070064A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】タイヤの軽量化を可能としつつ、カーカスプライの折り返し部の周りでのエア入りを抑制できる、空気入りタイヤを提供する。【解決手段】この発明の空気入りタイヤは、1対のビードコアと、1対のビードコア間をトロイダル状に連続して延在している本体部と、本体部から連続して延び、ビードコアの周囲をタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ巻き回して折り返されている折り返し部と、を備える1枚のみのカーカスプライからなるカーカスと、を備える空気入りタイヤであって、カーカスプライの折り返し部が、カーカスプライの本体部に沿って延在するプライ重なり領域を有し、カーカスプライのタイヤ径方向内側端からプライ重なり領域のタイヤ径方向内側端までのタイヤ径方向長さL1は、4〜45mmであり、カーカスプライを構成するカーカスプライコードは、1本当たりの繊度が5000〜9100dtexであり、かつ、剛軟度が30〜120mNである。【選択図】図1
Description
この発明は、空気入りタイヤに関するものである。
従来、2〜3枚のカーカスプライを重ねてなるカーカスを備えた空気入りタイヤがある(例えば、特許文献1)。
近年、低燃費のタイヤが求められており、その対応策の一つとして、転がり抵抗の低減のために、タイヤを軽量化するというものがある。タイヤの軽量化を実現するための手法の1つとしては、カーカスプライのコード径を太くしつつカーカスプライの数を1枚に低減することにより、複数枚のカーカスプライからなるカーカスよりも、カーカス全体のゴム量を低減させることが考えられる。
しかし、カーカスプライのコード径が太いカーカスを採用する場合、生タイヤの製造時において、生タイヤ成形用ドラム上で未加硫のカーカスプライ(「トリート」ともいう。)をビードコアの周囲で折り返して未加硫のカーカスプライの折り返し部を形成する際に、例えば小さな曲げ半径で曲げて未加硫のカーカスプライの本体部に沿わせようとしても、所期したとおりに曲げることができないおそれがあった。そのため、最終的に完成したタイヤにおける、カーカスプライの折り返し部とそれに隣接配置されたタイヤ構成部分(ビードフィラー、ビードコア又はカーカスプライの本体部など)との間の、エア残り(以降、これを「エア入り」ともいう。)について、従前より改善されてはきているが、未だ改良の余地がある。
しかし、カーカスプライのコード径が太いカーカスを採用する場合、生タイヤの製造時において、生タイヤ成形用ドラム上で未加硫のカーカスプライ(「トリート」ともいう。)をビードコアの周囲で折り返して未加硫のカーカスプライの折り返し部を形成する際に、例えば小さな曲げ半径で曲げて未加硫のカーカスプライの本体部に沿わせようとしても、所期したとおりに曲げることができないおそれがあった。そのため、最終的に完成したタイヤにおける、カーカスプライの折り返し部とそれに隣接配置されたタイヤ構成部分(ビードフィラー、ビードコア又はカーカスプライの本体部など)との間の、エア残り(以降、これを「エア入り」ともいう。)について、従前より改善されてはきているが、未だ改良の余地がある。
この発明は、上記のような問題を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、タイヤの軽量化を可能としつつ、カーカスプライの折り返し部の周りでのエア入りを抑制できる、空気入りタイヤを提供することにある。
この発明の空気入りタイヤは、1対のビードコアと、前記1対のビードコア間をトロイダル状に連続して延在している本体部と、前記本体部から連続して延び、前記ビードコアの周囲をタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ巻き回して折り返されている折り返し部と、を備える1枚のみのカーカスプライからなるカーカスと、を備える空気入りタイヤであって、前記カーカスプライの折り返し部が、前記カーカスプライの本体部に沿って延在するプライ重なり領域を有し、前記カーカスプライのタイヤ径方向内側端から前記プライ重なり領域のタイヤ径方向内側端までのタイヤ径方向長さL1は、4〜45mmであり、前記カーカスプライを構成するカーカスプライコードは、1本当たりの繊度が5000〜9100dtexであり、かつ、剛軟度が30〜120mNであることを特徴とする。
この発明の空気入りタイヤによれば、タイヤの軽量化を可能としつつ、カーカスプライの折り返し部の周りでのエア入りを抑制できる。
この発明の空気入りタイヤによれば、タイヤの軽量化を可能としつつ、カーカスプライの折り返し部の周りでのエア入りを抑制できる。
なお、本明細書において、「タイヤ径方向長さ」等の各寸法は、特に断りがない限り、タイヤが正規リムに組みつけられるとともにタイヤに正規内圧が充填されて無負荷の状態にある場合における、タイヤ幅方向に沿う断面での、寸法を指すものとする。
ここで、「正規リム」とは、タイヤが生産され、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会) のJATMA YEAR BOOK、欧州ではETRTO(The European Tyre and Rim Technical Organisation)のSTANDARDS MANUAL、米国ではTRA(The Tire and Rim Association, Inc.)のYEAR BOOK等に記載されている、適用サイズにおける標準リム(ETRTOのSTANDARDS MANUALではMeasuring Rim、TRAのYEAR BOOKではDesign Rim)を指す。「正規内圧」とは、上記の規格に記載されている、適用サイズにおける単輪の最大負荷能力に対応する空気圧をいう。
ここで、「正規リム」とは、タイヤが生産され、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会) のJATMA YEAR BOOK、欧州ではETRTO(The European Tyre and Rim Technical Organisation)のSTANDARDS MANUAL、米国ではTRA(The Tire and Rim Association, Inc.)のYEAR BOOK等に記載されている、適用サイズにおける標準リム(ETRTOのSTANDARDS MANUALではMeasuring Rim、TRAのYEAR BOOKではDesign Rim)を指す。「正規内圧」とは、上記の規格に記載されている、適用サイズにおける単輪の最大負荷能力に対応する空気圧をいう。
この発明の空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライの折り返し部のタイヤ幅方向外側に、外側ビードフィラーを備え、前記外側ビードフィラーは、タイヤ径方向長さL82が25〜50mmであると、好適である。
これにより、ビードコア近傍での剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
これにより、ビードコア近傍での剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
この発明の空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライの折り返し部は、前記ビードコアの周囲を前記ビードコアを包み込むようにタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ巻き回して折り返されているとともに、その端部分が前記プライ重なり領域であり、前記外側ビードフィラーのタイヤ径方向外側端が、前記カーカスプライの折り返し部のタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向外側に位置し、前記カーカスプライの折り返し部のタイヤ径方向長さL5bが、18〜45mmであると、好適である。
これにより、よりタイヤを軽量化できるとともに、折り返し部のタイヤ径方向外側端での損傷の発生を抑制できる。
これにより、よりタイヤを軽量化できるとともに、折り返し部のタイヤ径方向外側端での損傷の発生を抑制できる。
この発明の空気入りタイヤにおいて、前記ビードコアのタイヤ径方向外側であって前記カーカスプライの本体部と前記カーカスプライの折り返し部との間に、タイヤ幅方向断面視においてタイヤ径方向外側に向けて先細りとなる内側ビードフィラーを、さらに備えると、好適である。
これにより、ビード部からサイドウォール部にかけて、剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
これにより、ビード部からサイドウォール部にかけて、剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
この発明の空気入りタイヤにおいて、前記内側ビードフィラーのタイヤ径方向長さL81が、9〜17mmであり、前記カーカスプライの折り返し部が、前記内側ビードフィラーに沿って延在するフィラー重なり領域をさらに有し、前記プライ重なり領域のタイヤ径方向長さLPOが、前記折り返し部のタイヤ径方向長さL5bの30〜75%であると、好適である。
これにより、プライ重なり領域においてカーカスプライの本体部及び折り返し部間のせん断力による係留作用を生じさせることができ、カーカスの耐久性を確保しつつ、転がり抵抗を低減することができる。
これにより、プライ重なり領域においてカーカスプライの本体部及び折り返し部間のせん断力による係留作用を生じさせることができ、カーカスの耐久性を確保しつつ、転がり抵抗を低減することができる。
この発明の空気入りタイヤにおいて、前記内側ビードフィラーのタイヤ径方向長さL81が、30〜45mmであると、好適である。
これにより、ビード部からサイドウォール部にかけて、剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
これにより、ビード部からサイドウォール部にかけて、剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
この発明の空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライコードと前記カーカスプライコードを被覆する被覆ゴムとの間に、接着層を有すると、好適である。
これにより、カーカスプライコードと被覆ゴムとの間でのエア入りを抑制できる。
これにより、カーカスプライコードと被覆ゴムとの間でのエア入りを抑制できる。
この発明の空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライコードの2cN/dtex荷重時の伸びが、3.6〜5.6%であると、好適である。
これにより、カーカスプライ及びその近傍部分の耐疲労性及び耐久性を向上できる。
これにより、カーカスプライ及びその近傍部分の耐疲労性及び耐久性を向上できる。
この発明の空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライコードの引張破断強度が、350N以上であると、好適である。
これにより、カーカスプライ及びその近傍部分の耐疲労性及び耐久性を向上できる。
これにより、カーカスプライ及びその近傍部分の耐疲労性及び耐久性を向上できる。
この発明の空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライコードのフィラメント束の1本当たりの撚り係数が、0.34〜0.63であると、好適である。
これにより、カーカスプライの折り返し部の周りでのエア入りを抑制できる。
これにより、カーカスプライの折り返し部の周りでのエア入りを抑制できる。
この発明の空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライコードの前記カーカスプライへの打込み数が、15〜25本/2.5cmであると、好適である。
これにより、カーカスプライの折り返し部の周りでのエア入りを抑制できる。
これにより、カーカスプライの折り返し部の周りでのエア入りを抑制できる。
この発明の空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライコードが、ポリエステル繊維を含むと、好適である。
これにより、タイヤの軽量化が可能となる。
これにより、タイヤの軽量化が可能となる。
この発明の空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライコードと前記カーカスプライコードを被覆する被覆ゴムとの間に、接着層を有し、前記接着層を形成する接着剤が、イソシアネート化合物を含むと、好適である。
これにより、カーカスプライコードと被覆ゴムとの間でのエア入りを抑制できる。
これにより、カーカスプライコードと被覆ゴムとの間でのエア入りを抑制できる。
この発明によれば、タイヤの軽量化を可能としつつ、カーカスプライの折り返し部の周りでのエア入りを抑制できる、空気入りタイヤを提供することができる。
以下に図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について例示説明する。
〔第1実施形態〕
図1、図2を参照して、本発明の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という場合がある。)の第1実施形態について説明する。本実施形態で説明するタイヤは、ラジアル構造からなり、トラック・バス等の重荷重車両用の空気入りタイヤに特に好適なものとして構成されている。ただし、本発明のタイヤは、他の種類の車両に用いられる空気入りタイヤにも適用可能である。
図1は、第1実施形態のタイヤを示す、タイヤ幅方向に沿う断面図である。図1のタイヤは、タイヤの構造がタイヤ赤道面Cに対する両側で同様であるので、タイヤ赤道面Cに対して一方側のみ図示している。図1に示すタイヤは、重荷重車両用の空気入りタイヤであり、タイヤが正規リムに組みつけられるとともにタイヤに正規内圧が充填されて無負荷の状態にあり、タイヤ断面高さHが例えば150〜350mmである。
図1、図2を参照して、本発明の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という場合がある。)の第1実施形態について説明する。本実施形態で説明するタイヤは、ラジアル構造からなり、トラック・バス等の重荷重車両用の空気入りタイヤに特に好適なものとして構成されている。ただし、本発明のタイヤは、他の種類の車両に用いられる空気入りタイヤにも適用可能である。
図1は、第1実施形態のタイヤを示す、タイヤ幅方向に沿う断面図である。図1のタイヤは、タイヤの構造がタイヤ赤道面Cに対する両側で同様であるので、タイヤ赤道面Cに対して一方側のみ図示している。図1に示すタイヤは、重荷重車両用の空気入りタイヤであり、タイヤが正規リムに組みつけられるとともにタイヤに正規内圧が充填されて無負荷の状態にあり、タイヤ断面高さHが例えば150〜350mmである。
図1に示すタイヤは、トレッド部1と、トレッド部1のタイヤ幅方向両端部からそれぞれタイヤ径方向内側へ延びる一対のサイドウォール部2と、サイドウォール部2からそれぞれタイヤ径方向内側に連続する一対のビード部3とからなっている。このタイヤは、一対のビード部3にそれぞれ埋設された一対のビードコア4と、一対のビードコア4どうしの間をトロイダル状に連続して延在する1枚のみのカーカスプライ5からなるカーカスと、を備えている。
カーカスプライ5が1枚のみ設けられていることから、仮にカーカスプライ5が複数枚設けられる場合に比べて、特にゴム量の低減による、タイヤの軽量化が可能となる。
カーカスプライ5が1枚のみ設けられていることから、仮にカーカスプライ5が複数枚設けられる場合に比べて、特にゴム量の低減による、タイヤの軽量化が可能となる。
トレッド部1の、カーカスプライ5のクラウン域よりもタイヤ径方向外側には、複数のベルト層からなるベルト6及びトレッドゴム7が順次配置されている。トレッド踏面を構成する、トレッドゴム7のタイヤ外表面には、例えばタイヤ周方向に延びる複数の周溝1a等を含むトレッドパターンが形成されている。
タイヤとリム(図示せず)とにより区画されるタイヤ内腔に面する側(タイヤ内側)には、空気不透過性のインナーライナー9が配設されている。
ビードコア4は、複数のスチール製のビードコードが束ねられることによって、タイヤ幅方向断面において例えば略多角形状又は略円形状(図1の例では略四角形状)に形成される。
タイヤとリム(図示せず)とにより区画されるタイヤ内腔に面する側(タイヤ内側)には、空気不透過性のインナーライナー9が配設されている。
ビードコア4は、複数のスチール製のビードコードが束ねられることによって、タイヤ幅方向断面において例えば略多角形状又は略円形状(図1の例では略四角形状)に形成される。
図2(a)、図2(b)は、図1のカーカスプライ5の内部構造の一例を説明するための図である。図2(a)の断面図に示すように、カーカスプライ5は、ラジアル構造に配列された多数のカーカスプライコード51と、これらのカーカスプライコード51を被覆する被覆ゴム52と、を有する。図2(b)の斜視図に示すように、カーカスプライコード51は、多数(例えば500本)のフィラメント510aをそれぞれ同じ向きに下撚りしてなるフィラメント束510の2本を、下撚りとは逆向きに上撚りすることにより、形成されている。ただし、カーカスプライコード51は、1本、2本、又は3本以上のフィラメント束510が上撚りされてなるもの等、その他のコード構造でもよい。
図1のタイヤ幅方向断面図に戻り、カーカスプライ5は、1対のビードコア4間をトロイダル状に連続して延在している本体部5aと、本体部5aから連続して延び、ビードコア4の周囲をタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ巻き回してタイヤ径方向外側へと折り返されている折り返し部5bと、を備えている。
第1実施形態において、ビードコア4の近傍には、さらに、ゴムチェーファー10、11と、チェーファー20と、カーカスプライ5の折り返し部5bよりタイヤ幅方向外側に配置された外側ビードフィラー82とが、設けられている。ゴムチェーファー10、11、チェーファー20、外側ビードフィラー82は、それぞれ、ビード部3からサイドウォール部2にかけての剛性段差を緩やかにし、歪の集中を抑制することに、寄与するものである。
ゴムチェーファー10は、ビードコア4の近傍において、カーカスプライ5の本体部5aよりタイヤ幅方向内側に配置されているとともに、カーカスプライ5の折り返し部5bよりタイヤ径方向内側に配置されている。チェーファー20は、このゴムチェーファー10を、カーカスプライ5とは反対側から、覆っている。ゴムチェーファー11は、折り返し部5bよりタイヤ幅方向外側に配置されている。
第1実施形態において、外側ビードフィラー82は、折り返し部5bよりタイヤ幅方向外側及びタイヤ径方向外側、かつ、ゴムチェーファー11よりタイヤ幅方向内側に、配置されている。外側ビードフィラー82のタイヤ径方向外側端は、折り返し部5bのタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向外側に位置している。
なお、後に図3、図4を参照して説明するように、本発明では、タイヤ幅方向断面で観たときの折り返し部5bの構成は第1実施形態とは異なるものも可能である
ゴムチェーファー10は、ビードコア4の近傍において、カーカスプライ5の本体部5aよりタイヤ幅方向内側に配置されているとともに、カーカスプライ5の折り返し部5bよりタイヤ径方向内側に配置されている。チェーファー20は、このゴムチェーファー10を、カーカスプライ5とは反対側から、覆っている。ゴムチェーファー11は、折り返し部5bよりタイヤ幅方向外側に配置されている。
第1実施形態において、外側ビードフィラー82は、折り返し部5bよりタイヤ幅方向外側及びタイヤ径方向外側、かつ、ゴムチェーファー11よりタイヤ幅方向内側に、配置されている。外側ビードフィラー82のタイヤ径方向外側端は、折り返し部5bのタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向外側に位置している。
なお、後に図3、図4を参照して説明するように、本発明では、タイヤ幅方向断面で観たときの折り返し部5bの構成は第1実施形態とは異なるものも可能である
第1実施形態において、カーカスプライ5の折り返し部5bは、ビードコア4の周囲をビードコア4をほぼ全周にわたって包み込むように、本体部5aのタイヤ径方向内側端から連続して、タイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ巻き回して、タイヤ径方向外側へ、さらにはタイヤ幅方向内側へと、折り返されている。さらに、折り返し部5bの端部分は、ビードコア4よりタイヤ径方向外側で、本体部5aに沿って延在している。この構成により、折り返し部のタイヤ径方向外側端での損傷の発生を抑制でき、また、主に折り返し部5bよりタイヤ幅方向外側の部分(外側ビードフィラー82やゴムチェーファー11)での歪の集中を抑制でき、ひいては、耐久性を向上できる。
第1実施形態では、本体部5aと折り返し部5bとの間に、ビードフィラーが設けられていない。しかし、後に図3、図4を参照して説明するように、本発明では、本体部5aと折り返し部5bとの間に位置する内側ビードフィラーを設けてもよい。
第1実施形態では、本体部5aと折り返し部5bとの間に、ビードフィラーが設けられていない。しかし、後に図3、図4を参照して説明するように、本発明では、本体部5aと折り返し部5bとの間に位置する内側ビードフィラーを設けてもよい。
本明細書では、折り返し部5bのうち、本体部5aに沿って延在する部分を、「プライ重なり領域PO」という。折り返し部5bのプライ重なり領域POでのカーカスプライコード51は、本体部5aのカーカスプライコード51から略一定の間隔をもって、延在している。
本発明では、カーカスプライ5の折り返し部5bが、プライ重なり領域POを有する。例えば、第1実施形態では、ビードコア4よりタイヤ径方向外側にある、折り返し部5bの端部分が、プライ重なり領域POである。
本発明では、カーカスプライ5の折り返し部5bが、プライ重なり領域POを有する。例えば、第1実施形態では、ビードコア4よりタイヤ径方向外側にある、折り返し部5bの端部分が、プライ重なり領域POである。
本発明では、カーカスプライ5のタイヤ径方向内側端からプライ重なり領域POのタイヤ径方向内側端までのタイヤ径方向長さL1は、4〜45mmである。
本発明において、カーカスプライ5のタイヤ径方向内側端からプライ重なり領域POのタイヤ径方向内側端までのタイヤ径方向長さL1は、従来のタイヤのものよりも短いものである。タイヤ径方向長さL1をこのように設定することにより、折り返し部のタイヤ径方向外側端での損傷の発生を抑制でき、また、主に折り返し部5bよりタイヤ幅方向外側の部分(外側ビードフィラー82やゴムチェーファー11)での歪の集中を抑制でき、ひいては、耐久性を向上できる。
なお、図1に示す第1実施形態では、プライ重なり領域POのタイヤ径方向内側端が、ビードコア4に隣接しており、カーカスプライ5のタイヤ径方向内側端からプライ重なり領域POのタイヤ径方向内側端までのタイヤ径方向長さL1は、4〜9mmが好適である。
本発明において、カーカスプライ5のタイヤ径方向内側端からプライ重なり領域POのタイヤ径方向内側端までのタイヤ径方向長さL1は、従来のタイヤのものよりも短いものである。タイヤ径方向長さL1をこのように設定することにより、折り返し部のタイヤ径方向外側端での損傷の発生を抑制でき、また、主に折り返し部5bよりタイヤ幅方向外側の部分(外側ビードフィラー82やゴムチェーファー11)での歪の集中を抑制でき、ひいては、耐久性を向上できる。
なお、図1に示す第1実施形態では、プライ重なり領域POのタイヤ径方向内側端が、ビードコア4に隣接しており、カーカスプライ5のタイヤ径方向内側端からプライ重なり領域POのタイヤ径方向内側端までのタイヤ径方向長さL1は、4〜9mmが好適である。
本発明において、カーカスプライ5を構成するカーカスプライコード51は、1本当たりの繊度が5000〜9100dtex(デシテックス)である。
ここで、dtex単位での繊度とは、長さ10000m当たりの質量のグラム数を指す。
図2の例では、カーカスプライコード51がフィラメント束510の2本撚りで構成されているため、フィラメント束510の1本当たりの繊度の2倍が、カーカスプライコード51の1本当たりの繊度に相当する。
本発明のタイヤのカーカスプライコード51は、複数枚のカーカスプライを備えた従来のタイヤに用いられていたカーカスプライコードよりも、繊度が高いものである。カーカスプライコードの材料を同じとしたとき、カーカスプライコードの繊度は、カーカスプライコードのコード径の尺度としても見ることができる。よって、本発明のタイヤのカーカスプライコード51は、従来のタイヤに用いられていたカーカスプライコードよりも、コード径が太いともいえる。本発明では、カーカスプライコード51の繊度が高い(コード径が太い)ことにより、タイヤ軽量化の観点からカーカスプライ数を1枚に低減しつつも、カーカスの機能(タイヤの過度の変形の抑制機能や、タイヤの内圧の保持機能)を十分に発揮させることが可能となる。
ここで、dtex単位での繊度とは、長さ10000m当たりの質量のグラム数を指す。
図2の例では、カーカスプライコード51がフィラメント束510の2本撚りで構成されているため、フィラメント束510の1本当たりの繊度の2倍が、カーカスプライコード51の1本当たりの繊度に相当する。
本発明のタイヤのカーカスプライコード51は、複数枚のカーカスプライを備えた従来のタイヤに用いられていたカーカスプライコードよりも、繊度が高いものである。カーカスプライコードの材料を同じとしたとき、カーカスプライコードの繊度は、カーカスプライコードのコード径の尺度としても見ることができる。よって、本発明のタイヤのカーカスプライコード51は、従来のタイヤに用いられていたカーカスプライコードよりも、コード径が太いともいえる。本発明では、カーカスプライコード51の繊度が高い(コード径が太い)ことにより、タイヤ軽量化の観点からカーカスプライ数を1枚に低減しつつも、カーカスの機能(タイヤの過度の変形の抑制機能や、タイヤの内圧の保持機能)を十分に発揮させることが可能となる。
本発明において、カーカスプライ5を構成するカーカスプライコード51は、1本当たりの剛軟度が30〜120mNである。
ここで、剛軟度とは、曲げ反発性を表す尺度であり、ひいては、曲げ易さを表す尺度であるともいえる。その測定方法については、後述する。
本発明のタイヤのカーカスプライコード51の剛軟度を、120mN以下と比較的低くすることにより、カーカスプライコード51を曲げ易いものとすることができる。後述するように、カーカスプライコードの剛軟度の調整は、カーカスプライコードの構成(撚り方や材料)や製造方法の調整によって可能である。
カーカスプライコード51の剛軟度を低くすることにより、その分、カーカスプライ5を形成するために生タイヤの製造時に用いられる、未加硫のカーカスプライ(トリート)自体の剛軟度も低くすることができる。ここで、未加硫のカーカスプライは、多数のカーカスプライコード51に未加硫のゴムを被覆させてなる、帯状部材である。このため、生タイヤの製造時において、生タイヤ成形用ドラム上で未加硫のカーカスプライをビードコアの周囲で折り返して未加硫のカーカスプライの折り返し部を形成する際に、例え小さな曲げ半径で曲げようとしても、所期したとおりに曲げることが可能となる。よって、最終的に完成したタイヤにおいて、カーカスプライ5の折り返し部5bとそれに隣接配置されたタイヤ構成部分(外側ビードフィラー82、ビードコア4又はカーカスプライ5の本体部5aなど)との間で、エアが残ること(エア入り)を抑制できる。
特に、本発明では、上述のとおり、耐久性向上の観点から、カーカスプライ5のタイヤ径方向内側端からプライ重なり領域POのタイヤ径方向内側端までのタイヤ径方向長さL1を4〜45mmと比較的短くするので、その分、生タイヤの製造時において未加硫のカーカスプライを小さな曲げ半径で曲げることが必要となる場合が多い。よって、カーカスプライコード51の剛軟度を上記のように設定することの意義は大きい。
なお、本発明のタイヤのカーカスプライコード51の剛軟度を、30mN以上とすることにより、カーカスの機能を十分に発揮させることが可能となる。
ここで、剛軟度とは、曲げ反発性を表す尺度であり、ひいては、曲げ易さを表す尺度であるともいえる。その測定方法については、後述する。
本発明のタイヤのカーカスプライコード51の剛軟度を、120mN以下と比較的低くすることにより、カーカスプライコード51を曲げ易いものとすることができる。後述するように、カーカスプライコードの剛軟度の調整は、カーカスプライコードの構成(撚り方や材料)や製造方法の調整によって可能である。
カーカスプライコード51の剛軟度を低くすることにより、その分、カーカスプライ5を形成するために生タイヤの製造時に用いられる、未加硫のカーカスプライ(トリート)自体の剛軟度も低くすることができる。ここで、未加硫のカーカスプライは、多数のカーカスプライコード51に未加硫のゴムを被覆させてなる、帯状部材である。このため、生タイヤの製造時において、生タイヤ成形用ドラム上で未加硫のカーカスプライをビードコアの周囲で折り返して未加硫のカーカスプライの折り返し部を形成する際に、例え小さな曲げ半径で曲げようとしても、所期したとおりに曲げることが可能となる。よって、最終的に完成したタイヤにおいて、カーカスプライ5の折り返し部5bとそれに隣接配置されたタイヤ構成部分(外側ビードフィラー82、ビードコア4又はカーカスプライ5の本体部5aなど)との間で、エアが残ること(エア入り)を抑制できる。
特に、本発明では、上述のとおり、耐久性向上の観点から、カーカスプライ5のタイヤ径方向内側端からプライ重なり領域POのタイヤ径方向内側端までのタイヤ径方向長さL1を4〜45mmと比較的短くするので、その分、生タイヤの製造時において未加硫のカーカスプライを小さな曲げ半径で曲げることが必要となる場合が多い。よって、カーカスプライコード51の剛軟度を上記のように設定することの意義は大きい。
なお、本発明のタイヤのカーカスプライコード51の剛軟度を、30mN以上とすることにより、カーカスの機能を十分に発揮させることが可能となる。
ここで、カーカスプライコード51の剛軟度の測定方法について説明する。本発明において、カーカスプライコード51の剛軟度は、JIS L 1096(2010)の「8.22.1Aの剛軟度(ガーレ法)」の規定に準じて測定されるものである。
まず、測定対象のカーカスプライコード51から、長さLmmの試験片を5本採取する。
ガーレ式試験機(例えば、株式会社東洋精機製作所製のガーレーステフネステスタ)を用い、試験片をチャックに取り付け、可動アーム上の目盛1、1.5及び2(L/25.4)のいずれかに合わせてチャックを固定し、試験片が振り子の頂点から離れた位置に移動しておく。次に、振り子の支点から下部の荷重取付孔a、b及びcに、おもりWa(g)、Wb(g)及びWc(g)を単独又は組み合わせて取り付け、振動のない垂直の状態にする。ここで、そして、可動アームを2回/minの速度で右又は左に定速で移動させる。試験片の下部が振り子に接触し、振り子から離れるときの目盛RGを読む。剛軟度は、それぞれ5本の試験片の表裏を測る。5回の平均値を算出し、次の式によって、剛軟度Brを求める。小数点以下1けたに丸める。
ここに、Br:剛軟度(mN)
RG:試験片が振り子から離れるときの目盛
a、b、c:荷重取付孔と支点間の距離(mm)
Wa(g)、Wb(g)、Wc:荷重取付孔に取り付けたおもりの質量(g)
L:試験片の長さ(mm)
d:試験片の幅(すなわちコード径)(mm)
まず、測定対象のカーカスプライコード51から、長さLmmの試験片を5本採取する。
ガーレ式試験機(例えば、株式会社東洋精機製作所製のガーレーステフネステスタ)を用い、試験片をチャックに取り付け、可動アーム上の目盛1、1.5及び2(L/25.4)のいずれかに合わせてチャックを固定し、試験片が振り子の頂点から離れた位置に移動しておく。次に、振り子の支点から下部の荷重取付孔a、b及びcに、おもりWa(g)、Wb(g)及びWc(g)を単独又は組み合わせて取り付け、振動のない垂直の状態にする。ここで、そして、可動アームを2回/minの速度で右又は左に定速で移動させる。試験片の下部が振り子に接触し、振り子から離れるときの目盛RGを読む。剛軟度は、それぞれ5本の試験片の表裏を測る。5回の平均値を算出し、次の式によって、剛軟度Brを求める。小数点以下1けたに丸める。
RG:試験片が振り子から離れるときの目盛
a、b、c:荷重取付孔と支点間の距離(mm)
Wa(g)、Wb(g)、Wc:荷重取付孔に取り付けたおもりの質量(g)
L:試験片の長さ(mm)
d:試験片の幅(すなわちコード径)(mm)
図1に戻り、第1実施形態において、外側ビードフィラー82のタイヤ径方向長さL82が25〜50mmであると、好適である。
これにより、ビードコア近傍での剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
これにより、ビードコア近傍での剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
また、第1実施形態において、カーカスプライ5の折り返し部5bのタイヤ径方向長さL5bが、18〜45mmであると、好適である。
これにより、折り返し部のタイヤ径方向外側端での損傷の発生を抑制できる。
これにより、折り返し部のタイヤ径方向外側端での損傷の発生を抑制できる。
また、第1実施形態において、折り返し部5bのプライ重なり領域POのタイヤ径方向長さLPOが、14〜36mmであると、好適である。
プライ重なり領域POでの本体部5a及び折り返し部5bには、荷重時に、互いに反する方向の力が発生するが、このようにプライ重なり領域POのタイヤ径方向長さLPOを設定することにより、重なり領域POにおいて適切な上記互いに反する方向の力を発生させることができ、ひいては、折り返し部5bのタイヤ径方向最外端部にかかる力を低減させることができ、ビード部3の耐久性を高めることができる。
プライ重なり領域POでの本体部5a及び折り返し部5bには、荷重時に、互いに反する方向の力が発生するが、このようにプライ重なり領域POのタイヤ径方向長さLPOを設定することにより、重なり領域POにおいて適切な上記互いに反する方向の力を発生させることができ、ひいては、折り返し部5bのタイヤ径方向最外端部にかかる力を低減させることができ、ビード部3の耐久性を高めることができる。
なお、本発明のタイヤにおいては、図2(a)に示すように、カーカスプライコード51と、カーカスプライコード51を被覆する被覆ゴム52との間に、接着層53を有すると、好適である。
これにより、カーカスプライコード51と被覆ゴム52との間の接着性が高まるので、カーカスプライコード51と被覆ゴム52との間でのエア入りを抑制できる。
なお、接着層53を形成するには、例えば、未加硫のカーカスプライの製造時において、すだれ状にぶら下げられた多数のカーカスプライコード51を、接着層53の材料としての接着剤が入った接着剤プールに入れ(DIP処理)、接着剤プールから出されたカーカスプライコード51を乾燥路で乾燥させ(乾燥処理)、その後、未加硫ゴムで被覆する(カレンダー処理)とよい。
これにより、カーカスプライコード51と被覆ゴム52との間の接着性が高まるので、カーカスプライコード51と被覆ゴム52との間でのエア入りを抑制できる。
なお、接着層53を形成するには、例えば、未加硫のカーカスプライの製造時において、すだれ状にぶら下げられた多数のカーカスプライコード51を、接着層53の材料としての接着剤が入った接着剤プールに入れ(DIP処理)、接着剤プールから出されたカーカスプライコード51を乾燥路で乾燥させ(乾燥処理)、その後、未加硫ゴムで被覆する(カレンダー処理)とよい。
なお、上記のDIP処理後の乾燥処理においては、カーカスプライコード51を、温度230〜250℃で熱しながら、カーカスプライコード51に1.0×10-3〜2.0×10-3N/dtexの張力を作用させるとよい。これによって、曲げ易いカーカスプライコード51を生成することができる。
また、本発明のタイヤにおいては、カーカスプライコード51の2cN/dtex引張荷重時の伸びが、3.6〜5.6%であると、好適である。
この値は、従来のタイヤのものよりも低いため、従来よりもカーカスプライコード51が引張荷重に対して伸び難いことを表している。この構成によれば、カーカスプライ5の周辺での歪みを低減できるので、カーカスプライ5及びその近傍部分の耐疲労性、耐久性を向上できる。なお、本発明のタイヤでは、上述のとおりカーカスプライコード51の繊度が高いことから、カーカスプライコード51を従来よりも伸び難くすることが可能である。
なお、カーカスプライコード51の2cN/dtex引張荷重時の伸びは、JIS L 1013(2010) の「8.5引張強さ及び伸び率 8.5.1標準時試験」の規定に準拠して得られる、伸び率Sを指す。
この値は、従来のタイヤのものよりも低いため、従来よりもカーカスプライコード51が引張荷重に対して伸び難いことを表している。この構成によれば、カーカスプライ5の周辺での歪みを低減できるので、カーカスプライ5及びその近傍部分の耐疲労性、耐久性を向上できる。なお、本発明のタイヤでは、上述のとおりカーカスプライコード51の繊度が高いことから、カーカスプライコード51を従来よりも伸び難くすることが可能である。
なお、カーカスプライコード51の2cN/dtex引張荷重時の伸びは、JIS L 1013(2010) の「8.5引張強さ及び伸び率 8.5.1標準時試験」の規定に準拠して得られる、伸び率Sを指す。
また、本発明のタイヤにおいては、カーカスプライコード51の引張破断強度が、350N以上であると、好適である。
この値は、従来のタイヤのものよりも高いため、従来よりもカーカスプライコード51が引張荷重に対して切れ難いことを表している。この構成によれば、カーカスプライ5及びその近傍部分の耐疲労性及び耐久性を向上できる。
なお、カーカスプライコード51の引張破断強度は、JIS L 1013(2010) の「8.5引張強さ及び伸び率 8.5.1標準時試験」の規定に準拠して、1本のカーカスプライコード51について引張り試験を行った際における、カーカスプライコード51の切断時の強さSD(N)を指す。
この値は、従来のタイヤのものよりも高いため、従来よりもカーカスプライコード51が引張荷重に対して切れ難いことを表している。この構成によれば、カーカスプライ5及びその近傍部分の耐疲労性及び耐久性を向上できる。
なお、カーカスプライコード51の引張破断強度は、JIS L 1013(2010) の「8.5引張強さ及び伸び率 8.5.1標準時試験」の規定に準拠して、1本のカーカスプライコード51について引張り試験を行った際における、カーカスプライコード51の切断時の強さSD(N)を指す。
また、本発明のタイヤにおいては、カーカスプライコード51のフィラメント束510の1本当たりの撚り係数が、0.34〜0.63であると、好適である。ここで、撚り係数は、次の式で求められる。
ここで、Tは、1本のカーカスプライコード51を構成するフィラメント束510の上撚りの回数(回/10cm)であり、Dは、1本のカーカスプライコード51の繊度(dtex)の半分であり、ρは、カーカスプライコード51を構成するコード材料の比重である。
この構成により、カーカスプライコード51を曲げ易くすることができ、ひいては、カーカスプライ5の折り返し部5bの周りでのエア入りを抑制できる。
この構成により、カーカスプライコード51を曲げ易くすることができ、ひいては、カーカスプライ5の折り返し部5bの周りでのエア入りを抑制できる。
また、本発明のタイヤにおいては、カーカスプライコード51のカーカスプライ5への打込み数が、15〜25本/2.5cmであると、好適である。
この構成により、カーカスプライコード51を曲げ易くすることができ、ひいては、カーカスプライ5の折り返し部5bの周りでのエア入りを抑制できる。
この構成により、カーカスプライコード51を曲げ易くすることができ、ひいては、カーカスプライ5の折り返し部5bの周りでのエア入りを抑制できる。
また、本発明のタイヤにおいては、カーカスプライコード51が、ポリエステル繊維を含むと、好適である。
これにより、タイヤの軽量化が可能となる。
ただし、カーカスプライコード51のコード材料は、ポリエステル以外の任意の樹脂でもよいし、あるいは、スチール等の金属でもよい。
これにより、タイヤの軽量化が可能となる。
ただし、カーカスプライコード51のコード材料は、ポリエステル以外の任意の樹脂でもよいし、あるいは、スチール等の金属でもよい。
また、本発明のタイヤにおいては、図2の例のようにカーカスプライコード51と被覆ゴム52との間に接着層53を有する場合、接着層53を形成する接着剤が、イソシアネート化合物を含むと、好適である。
これにより、カーカスプライコード51と被覆ゴム52との間の接着性が高まるので、カーカスプライコード51と被覆ゴム52との間でのエア入りを抑制できる。
これにより、カーカスプライコード51と被覆ゴム52との間の接着性が高まるので、カーカスプライコード51と被覆ゴム52との間でのエア入りを抑制できる。
〔第2実施形態〕
つぎに、図3を参照して、本発明のタイヤの第2実施形態を、第1実施形態と異なる点を中心に、説明する。図3に示す第2実施形態のタイヤは、第1実施形態のタイヤと比べて、主に、タイヤ幅方向断面で観たときの、カーカスプライ5の折り返し部5bの構成が異なるとともに、カーカスプライ5の本体部5aと折り返し部5bとの間に内側ビードフィラーが設けられている点で、異なる。カーカスプライコード51の繊度及び剛軟度や、カーカスプライコード51の撚り構造等の、カーカスプライ5の内部構造については、第1実施形態で説明したものと同様である。
つぎに、図3を参照して、本発明のタイヤの第2実施形態を、第1実施形態と異なる点を中心に、説明する。図3に示す第2実施形態のタイヤは、第1実施形態のタイヤと比べて、主に、タイヤ幅方向断面で観たときの、カーカスプライ5の折り返し部5bの構成が異なるとともに、カーカスプライ5の本体部5aと折り返し部5bとの間に内側ビードフィラーが設けられている点で、異なる。カーカスプライコード51の繊度及び剛軟度や、カーカスプライコード51の撚り構造等の、カーカスプライ5の内部構造については、第1実施形態で説明したものと同様である。
第2実施形態では、タイヤ幅方向断面視において、ビードコア4のタイヤ径方向外側であってカーカスプライ5の本体部5aと折り返し部5bとの間に、タイヤ径方向外側に向けて先細りとなる内側ビードフィラー81が、さらに設けられている。
これにより、ビード部3からサイドウォール部2にかけて、剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
これにより、ビード部3からサイドウォール部2にかけて、剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
そして、第2実施形態では、カーカスプライ5の折り返し部5bが、内側ビードフィラー81に沿って延在するフィラー重なり領域FOをさらに有しており、フィラー重なり領域FOよりタイヤ径方向外側に、プライ重なり領域POを有している。
第2実施形態において、外側ビードフィラー82は、本体部5aよりタイヤ幅方向外側、折り返し部5bよりタイヤ幅方向外側及びタイヤ径方向外側、かつ、ゴムチェーファー11よりタイヤ幅方向内側に、配置されている。外側ビードフィラー82のタイヤ径方向外側端は、折り返し部5bのタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向外側に位置している。
第2実施形態では、内側ビードフィラー81のタイヤ径方向長さL81が、9〜17mmであると、好適である。
また、第2実施形態では、プライ重なり領域POのタイヤ径方向長さLPOが、折り返し部5bのタイヤ径方向長さL5bの30〜75%であると、好適である。
これにより、プライ重なり領域POにおいてカーカスプライ5の本体部5a及び折り返し部5b間のせん断力による係留作用を生じさせることができ、カーカスプライ5の耐久性を確保しつつ、転がり抵抗を低減することができる。
また、第2実施形態において、カーカスプライ5の折り返し部5bのタイヤ径方向長さL5bが、22〜64mmであると、好適である。また、プライ重なり領域POのタイヤ径方向長さLPOが、9〜38mmであると、好適である。
また、第2実施形態では、プライ重なり領域POのタイヤ径方向長さLPOが、折り返し部5bのタイヤ径方向長さL5bの30〜75%であると、好適である。
これにより、プライ重なり領域POにおいてカーカスプライ5の本体部5a及び折り返し部5b間のせん断力による係留作用を生じさせることができ、カーカスプライ5の耐久性を確保しつつ、転がり抵抗を低減することができる。
また、第2実施形態において、カーカスプライ5の折り返し部5bのタイヤ径方向長さL5bが、22〜64mmであると、好適である。また、プライ重なり領域POのタイヤ径方向長さLPOが、9〜38mmであると、好適である。
なお、図2に示す第2実施形態では、カーカスプライ5のタイヤ径方向内側端からプライ重なり領域POのタイヤ径方向内側端までのタイヤ径方向長さL1は、13〜26mmが好適である。
また、第2実施形態では、外側ビードフィラー82のタイヤ径方向長さL82が25〜50mmであると、好適である。
これにより、ビードコア近傍での剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
これにより、ビードコア近傍での剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
〔第3実施形態〕
つぎに、図4を参照して、本発明のタイヤの第3実施形態を、第2実施形態と異なる点を中心に、説明する。図4に示す第3実施形態のタイヤは、カーカスプライ5の本体部5aと折り返し部5bとの間に内側ビードフィラー81が設けられている点や、カーカスプライ5の折り返し部5bがフィラー重なり領域FOを有する点では、第2実施形態のタイヤと同様である。しかし、第3実施形態のタイヤは、主に、タイヤ幅方向断面で観たときの、カーカスプライ5の折り返し部5bの構成が異なるとともに、内側ビードフィラー81、外側ビードフィラー82の寸法が異なる。カーカスプライコード51の繊度及び剛軟度や、カーカスプライコード51の撚り構造等の、カーカスプライ5の内部構造については、第1実施形態で説明したものと同様である。
つぎに、図4を参照して、本発明のタイヤの第3実施形態を、第2実施形態と異なる点を中心に、説明する。図4に示す第3実施形態のタイヤは、カーカスプライ5の本体部5aと折り返し部5bとの間に内側ビードフィラー81が設けられている点や、カーカスプライ5の折り返し部5bがフィラー重なり領域FOを有する点では、第2実施形態のタイヤと同様である。しかし、第3実施形態のタイヤは、主に、タイヤ幅方向断面で観たときの、カーカスプライ5の折り返し部5bの構成が異なるとともに、内側ビードフィラー81、外側ビードフィラー82の寸法が異なる。カーカスプライコード51の繊度及び剛軟度や、カーカスプライコード51の撚り構造等の、カーカスプライ5の内部構造については、第1実施形態で説明したものと同様である。
第3実施形態では、カーカスプライ5の折り返し部5bのタイヤ径方向外側端が、タイヤの最大幅位置MWHよりもタイヤ幅方向外側に位置している。
そして、第3実施形態では、カーカスプライ5の折り返し部5bが、フィラー重なり領域FOよりタイヤ径方向外側に、プライ重なり領域POを有している。
そして、第3実施形態では、カーカスプライ5の折り返し部5bが、フィラー重なり領域FOよりタイヤ径方向外側に、プライ重なり領域POを有している。
第3実施形態において、外側ビードフィラー82は、折り返し部5bよりタイヤ幅方向外側、かつ、ゴムチェーファー11よりタイヤ幅方向内側に、配置されている。折り返し部5bのタイヤ径方向外側端は、外側ビードフィラー82のタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向外側に位置している。
第3実施形態では、内側ビードフィラー81のタイヤ径方向長さL81が、30〜45mmであると好ましく、30〜40mmであるとより好ましい。
これにより、ビード部3からサイドウォール部2にかけて、剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
これにより、ビード部3からサイドウォール部2にかけて、剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
また、図3に示す第3実施形態では、カーカスプライ5のタイヤ径方向内側端からプライ重なり領域POのタイヤ径方向内側端までのタイヤ径方向長さL1は、33〜45mmが好適である。
また、第3実施形態では、外側ビードフィラー82のタイヤ径方向長さL82が、内側ビードフィラー81のタイヤ径方向長さL81よりも短い。
第3実施形態では、外側ビードフィラー82のタイヤ径方向長さL82が、25〜50mmであると、好適である。
これにより、ビードコア近傍での剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
第3実施形態では、外側ビードフィラー82のタイヤ径方向長さL82が、25〜50mmであると、好適である。
これにより、ビードコア近傍での剛性段差を緩やかにすることができるので、耐久性を向上できる。
また、第3実施形態では、プライ重なり領域POのタイヤ径方向長さLPOが、46〜81mmであると、好適である。
これにより、プライ重なり領域POにおける本体部5a及び折り返し部5b間での十分な反力を発生させることができ、ひいては、折り返し部5bのタイヤ径方向最外端部にかかる力を低減させることが可能であると共に、本例のようにタイヤ断面高さHが高いタイヤにおいて発生しやすいサイドカット等の外傷を防ぐことが可能となる。
なお、折り返し部5bのタイヤ径方向長さL5bは、79〜126mmであると、好適である。
これにより、プライ重なり領域POにおける本体部5a及び折り返し部5b間での十分な反力を発生させることができ、ひいては、折り返し部5bのタイヤ径方向最外端部にかかる力を低減させることが可能であると共に、本例のようにタイヤ断面高さHが高いタイヤにおいて発生しやすいサイドカット等の外傷を防ぐことが可能となる。
なお、折り返し部5bのタイヤ径方向長さL5bは、79〜126mmであると、好適である。
以上、第1実施形態〜第3実施形態について説明したように、本発明のタイヤによれば、タイヤの軽量化、ひいてはタイヤの転がり抵抗の低減を可能としつつ、カーカスプライの折り返し部の周りでのエア入りを抑制できる。
本発明の効果を確かめるために、比較例タイヤ1〜4、実施例タイヤ1〜6をそれぞれ試作し、評価したので説明する。各タイヤの内部構造は、表1に示す点のみで異なるものであった。各タイヤは、いずれも、重荷重車両用空気入りタイヤであり、タイヤサイズがLT225/75R16、リムサイズが16/6J(JATMA標準リム)、タイヤ断面高さHが210mmであった。 表1において、「コードの繊度(dtex)」、「コードの剛軟度(mN)」は、それぞれ、上述した、カーカスプライコードの1本当たりの繊度、剛軟度を、指している。
なお、比較例タイヤ1は、カーカスプライを2枚備えており、各カーカスプライのカーカスプライコードの1本当たりの繊度が3340dtexであった。比較例タイヤ2〜4、実施例タイヤ1〜6は、カーカスプライを1枚のみ備えており、カーカスプライコードの1本当たりの繊度が6680dtexであった。
そして、各タイヤについて、それぞれのタイヤ重量を計測し、その計測値を相対的な指数に変換した。また、各タイヤについて、カーカスプライの折り返し部とそれに隣接配置されたタイヤ構成部分との間にエア入りが生じたか否かを評価した。その結果は、表1に示すとおりであった。
なお、比較例タイヤ1は、カーカスプライを2枚備えており、各カーカスプライのカーカスプライコードの1本当たりの繊度が3340dtexであった。比較例タイヤ2〜4、実施例タイヤ1〜6は、カーカスプライを1枚のみ備えており、カーカスプライコードの1本当たりの繊度が6680dtexであった。
そして、各タイヤについて、それぞれのタイヤ重量を計測し、その計測値を相対的な指数に変換した。また、各タイヤについて、カーカスプライの折り返し部とそれに隣接配置されたタイヤ構成部分との間にエア入りが生じたか否かを評価した。その結果は、表1に示すとおりであった。
表1から判るように、実施例タイヤ1〜6では、比較例タイヤ1〜4とは異なり、タイヤを軽量化しつつ、カーカスプライの折り返し部の周りでのエア入りを防止できた。
本発明は、例えばトラック・バス等の重荷重車両用の空気入りタイヤを含む、各種の空気入りタイヤに利用することができる。
1:トレッド部、 1a:周溝、 2:サイドウォール部、 3:ビード部、 4:ビードコア、 5:カーカスプライ(カーカス)、 5a:本体部、 5b:折り返し部、 6:ベルト、 7:トレッドゴム、 9:インナーライナー、 10、11:ゴムチェーファー、 20:チェーファー、 51:カーカスプライコード、 52:被覆ゴム、 53:接着層、 81:内側ビードフィラー、 82:外側ビードフィラー、 510:フィラメント束、 510a:フィラメント、 C:タイヤ赤道面、 FO:フィラー重なり領域、 H:タイヤ断面高さ、 MWH:タイヤの最大幅位置、 PO:プライ重なり領域
Claims (13)
- 1対のビードコアと、
前記1対のビードコア間をトロイダル状に連続して延在している本体部と、前記本体部から連続して延び、前記ビードコアの周囲をタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ巻き回して折り返されている折り返し部と、を備える1枚のみのカーカスプライからなるカーカスと、
を備える空気入りタイヤであって、
前記カーカスプライの折り返し部が、前記カーカスプライの本体部に沿って延在するプライ重なり領域を有し、
前記カーカスプライのタイヤ径方向内側端から前記プライ重なり領域のタイヤ径方向内側端までのタイヤ径方向長さL1は、4〜45mmであり、
前記カーカスプライを構成するカーカスプライコードは、1本当たりの繊度が5000〜9100dtexであり、かつ、剛軟度が30〜120mNであることを特徴とする、空気入りタイヤ。 - 前記カーカスプライの折り返し部のタイヤ幅方向外側に、外側ビードフィラーを備え、
前記外側ビードフィラーは、タイヤ径方向長さL82が25〜50mmであることを特徴とする、請求項1に記載した空気入りタイヤ。 - 前記カーカスプライの折り返し部は、前記ビードコアの周囲を前記ビードコアを包み込むようにタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ巻き回して折り返されているとともに、その端部分が前記プライ重なり領域であり、
前記外側ビードフィラーのタイヤ径方向外側端が、前記カーカスプライの折り返し部のタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向外側に位置し、
前記カーカスプライの折り返し部のタイヤ径方向長さL5bが、18〜45mmであることを特徴とする、請求項2に記載した空気入りタイヤ。 - 前記ビードコアのタイヤ径方向外側であって前記カーカスプライの本体部と前記カーカスプライの折り返し部との間に、タイヤ幅方向断面視においてタイヤ径方向外側に向けて先細りとなる内側ビードフィラーを、さらに備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載した空気入りタイヤ。
- 前記内側ビードフィラーのタイヤ径方向長さL81が、9〜17mmであり、
前記カーカスプライの折り返し部が、前記内側ビードフィラーに沿って延在するフィラー重なり領域をさらに有し、
前記プライ重なり領域のタイヤ径方向長さLPOが、前記折り返し部のタイヤ径方向長さL5bの30〜75%であることを特徴とする、請求項4に記載した空気入りタイヤ。 - 前記内側ビードフィラーのタイヤ径方向長さL81が、30〜45mmであることを特徴とする、請求項4に記載した空気入りタイヤ。
- 前記カーカスプライコードと前記カーカスプライコードを被覆する被覆ゴムとの間に、接着層を有することを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載した空気入りタイヤ。
- 前記カーカスプライコードの2cN/dtex荷重時の伸びが、3.6〜5.6%であることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載した空気入りタイヤ。
- 前記カーカスプライコードの引張破断強度が、350N以上であることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれかに記載した空気入りタイヤ。
- 前記カーカスプライコードのフィラメント束の1本当たりの撚り係数が、0.34〜0.63であることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれかに記載した空気入りタイヤ。
- 前記カーカスプライコードの前記カーカスプライへの打込み数が、15〜25本/2.5cmであることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれかに記載した空気入りタイヤ。
- 前記カーカスプライコードが、ポリエステル繊維を含むことを特徴とする、請求項1乃至11のいずれかに記載した空気入りタイヤ。
- 前記カーカスプライコードと前記カーカスプライコードを被覆する被覆ゴムとの間に、接着層を有し、
前記接着層を形成する接着剤が、イソシアネート化合物を含むことを特徴とする、請求項1乃至12のいずれかに記載した空気入りタイヤ。
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