JP2018069448A - 紙容器の成形方法および成形装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、製造品質が安定する紙容器の成形方法として、以下のようなコアとキャビティとで原紙をプレス成形して紙容器を成形する製造方法及び製造装置が公知である。
また、この紙容器の製造装置は、帯状の原紙を供給する原紙供給手段と、供給された原紙の対応する位置に、成形時の皺を吸収するための罫線を形成した後、移送する罫線形成手段と、移送された原紙から、罫線の少なくとも一部を含む所望の形状のブランクシートを打ち抜くブランクシート打抜手段と、打ち抜かれたブランクシートを、その位置でプレス成形するプレス手段とで構成されたものである。
このように構成したことにより、帯状の原紙からブランクシートを打ち抜いた位置でそのままプレス成形されるため、ブランクシートを打ち抜き後にプレス位置まで移載する場合に比べて位置ずれを抑制でき、製造品質が安定するようになる。
また、ブランクシートには罫線が形成されるため、プレス成形時に圧縮されたブランクシートの表面に無秩序に発生する皺を、罫線に沿って形成された凹凸に吸収することができ、さらに紙容器の製造品質を安定できる。
また、紙容器の使用時に底面の変形を抑制するために、紙容器の底面に凹凸を設けることが有効であるが、特許文献1の紙容器の製造方法及び製造装置では、ブランクシートに大きな引張力を与えながらブランクシートの中心方向へブランクシートの外周部を引き込んでプレス成形するため、紙容器の底部に凹凸を設けるための材料を十分に集めることが困難であり、成形不良が発生する虞があった。
また、紙容器の底面と壁部との接続位置であり、筒状の壁部が立ち上がり始める外周縁部の円弧を小さく形成すると、プレス成形前に外周縁部から底面側へ集められる材料が減り、成形不良が発生する虞があった。
本発明の紙容器を成形する成形装置は、底面と、前記底面から立ち上がった筒状の壁部とを有した紙容器を成形する成形装置であって、該成形装置は、平板状の原紙を押圧して紙容器の内面を形成するコアと、前記原紙を押圧して紙容器の外面を形成するキャビティと、前記原紙の周囲をおさえる原紙ホルダーとを有し、前記コアは、内底面形成部と、内壁面形成部とを有し、前記内底面形成部は、前記内壁面形成部から離脱して前記キャビティ方向へ相対的に前後駆動可能に構成されており、前記キャビティは、前記コア方向へ相対的に前後駆動可能に構成されていることにより、前記課題を解決するものである。
また、原紙が内壁面形成部と密着しないため、原紙を内壁面形成部と密着させている場合に比べて、原紙に大きな引張力を与えることなくキャビティ側へ引き込むことができ、紙容器の底面の形成に必要な材料を供給できる。
また、プレス成形した紙容器がコアに張り付いた場合、内底面形成部をキャビティ方向へ移動させることで、コアからの紙容器の取り外しを容易にできる。
請求項3に記載の構成によれば、外底面形成部が外壁面形成部からコア方向へ突出したまま原紙を引き込みつつ、原紙を外底面形成部と内底面形成部とで挟むため、原紙とコア及びキャビティとの接触箇所が少ない状態で原紙を外底面形成部と内底面形成部とで挟むことで、原紙の位置ずれを抑制できる。
また、内底面形成部を内壁面形成部方向へ移動する直前、直後、あるいは同時に、外底面形成部が外壁面形成部側に相対的に移動するため、コア及びキャビティ全体がほぼ同時に原紙を挟み込むことができ、原紙に大きな引張力を与えることがなく、紙容器全体の形成に必要な材料を供給でき、紙容器の成形不良を防止できる。
さらに、プレス成形した紙容器がキャビティに張り付いた場合、外底面形成部をコア方向へ移動させることで、キャビティからの紙容器の取り外しを容易にできる。
このため、原紙に大きな引張力を与えることなく紙容器の底面の形成に必要な材料を供給でき、紙容器の成形不良を防止できる。
また、プレス成形した紙容器がコアに張り付いた場合、内底面形成部をキャビティ方向へ移動させることで、コアからの紙容器の取り外しを容易にできる。
また、内底面形成部が内壁面形成部方向へ移動する直前、直後、あるいは同時に、外底面形成部が外壁面形成部側に相対的に移動することで、コア及びキャビティ全体が同時に原紙を挟み込むことができ、原紙に大きな引張力を与えることがなく、紙容器全体の形成に必要な材料を十分に供給でき、紙容器の成形不良を防止できる。
さらに、プレス成形した紙容器がキャビティに張り付いた場合、外底面形成部をコア方向へ移動させることで、キャビティからの紙容器の取り外しを容易にできる。
請求項6に記載の構成によれば、内底面形成部には、駆動部としてエアシリンダが設けられているため、エアシリンダの設定を変更することで、タイミングや圧力、速度を容易に調整可能であり、内底面形成部の移動距離や、内底面形成部と外底面形成部とで原紙を挟む際の圧力調整等を行うことで、様々な形状の容器に最適に対応することができる。
本発明の一実施形態に係る紙容器成形装置100によって成形される紙容器200は、図1に示すように、円形の底面201と、底面201から立ち上がった筒状の壁面203とを有しており、底面201には、紙容器200に重量物を載せた際に底面201の変形を抑制する変形防止溝202が底面201の中心から半径方向外方に向かって放射状に設けられている。
また、壁面203の上端には、半径方向外方に向かって円筒状に丸められたカール部204が全周に渡って形成されている。
上部ユニット110には、上部フレーム111と、平板状の原紙Pを押圧して紙容器200の外面を形成するキャビティ112とが設けられ、下部ユニット120には、下部フレーム121と、原紙Pを押圧して紙容器200の内面を形成するコア122と、下部移動部材127とが設けられている。
上部フレーム111と下部移動部材127は上下方向に移動可能に構成され、上部フレーム111の下端と下部移動部材127の上端とには、互いに接近し原紙Pの周囲を挟んでおさえる原紙ホルダー130が設けられている。
外底面形成部113は、変形防止溝202の外面形状を形成する凹部114を有しているとともに、外底面駆動エアシリンダ115を介して上部フレーム111に接続され、コア122方向へ前後移動可能に構成されている。
また、外壁面形成部116は、スプリング117によってコア122方向へ付勢されている。
内底面形成部123は、変形防止溝202の内面形状を形成する凸部124を有しているとともに、内底面駆動エアシリンダ125を介して下部フレーム121に接続され、キャビティ112方向へ前後移動可能に構成されている。
原紙ホルダー130には、紙容器200のカール部204を形成するカーリング部材131が設けられている。
まず、図3の手順1に示すように、プレス成形用の所定のサイズにカットされた原紙Pをコア122の位置に合わせて下部ユニット120の上に載せる。このとき、外底面駆動エアシリンダ115は外底面形成部113をコア122方向へ付勢しており、外底面形成部113は外壁面形成部116との隣接部分よりもコア122側へ張り出している。
次に、図3の手順2に示すように、上部ユニット110を下降して下部ユニット120と当接させ、原紙ホルダー130によって原紙Pをおさえた後、図3の手順3に示すように、内底面駆動エアシリンダ125によって内底面形成部123を上方へ付勢し、内底面形成部123とともに原紙Pを上方へ押し出す。
このとき、原紙ホルダー130が原紙Pを挟み込む力よりも、内底面形成部123が原紙Pを上方へ押し出す力が強いため、原紙Pは内底面形成部123に押し出された分、原紙ホルダー130側からキャビティ112内へ材料が引き込まれていく。
次に、キャビティ112を下げることで、図4の手順6に示すように、キャビティ112と内底面形成部123とで原紙Pを挟み込み、容器の底面201が成型されはじめる。
このように、容器の底面201を成型する直前に原紙Pにかかっていた引張力を一度取り除いてから原紙Pをキャビティ112と内底面形成部123とで挟み込むことによって、原紙Pの底面201形成部付近へ材料が集まりやすくなるため、底面201に凹凸を有した変形防止溝202が設けられている場合であっても、原紙Pが破れることなく成型できる。
このように、原紙Pを容器形状に挟み込む直前に、外底面形成部113及び内底面形成部123が移動することで、コア122及びキャビティ112全体がほぼ同時に原紙Pを挟み込むことができ、原紙Pに大きな引張力を与えることがなく、紙容器200全体の形成に必要な材料を供給でき、その後のプレス成形の際に紙容器200の底面や壁部が局所的に薄くなったり、破れるなどの成形不良を防止できる。
プレス成形後、下部移動部材127を上方へ移動させる。これによって、上部フレーム111及びカーリング部材131を下部移動部材127に押し上げられるように上方へ移動させると、カーリング部材131に原紙Pの外周端が入り込み、図4の手順8に示すように、上部ユニット110の移動に合わせてカール部204を形成していく。
上部ユニット110が十分に上方へ移動し、上部ユニット110と下部ユニット120とが離れた状態で、図5の手順10に示すように、外底面駆動エアシリンダ115によって外底面形成部113を下方へ付勢すると、図5の手順11に示すように、外底面形成部113がプレス成形された原紙P(紙容器200)を外壁面形成部116から離脱させることによって、図5の手順12に示すように、キャビティ112からプレス成形された原紙P(紙容器200)を簡単に取り出すことができる。
なお、上述した実施形態では、紙容器は円形の底面及び外周面を有しているものとして説明したが、紙容器の形状はこれに限定されず、例えば、底面の外周の一部が直線状に形成されていてもよく、外周面の一部が半径方向外方に鍔状に張り出して形成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、底面の外面側に張り出した変形防止溝が底面の中心から半径方向外方に向かって放射状に設けられているものとして説明したが、変形防止溝の形状はこれに限定されず、例えば、底面の内面側に張り出す渦巻き型の溝状に設けられていてもよく、変形防止溝がなくてもよい。
また、上述した実施形態では、プレス成形用の所定のサイズにカットされた原紙を供給しているものとして説明したが、原紙の供給時の状態はこれに限定されず、例えば、原紙ホルダーの外周面にカッターを設け、紙容器成形装置に連続して供給される帯状の原紙を原紙ホルダーでおさえながらカッターでプレス成形用の所定のサイズにカットしてもよい。
また、上述した実施形態では、外底面形成部及び内底面形成部はエアシリンダによって付勢され、外壁面形成部はスプリングによって付勢されるものとして説明したが、付勢する方法はこれに限定されず、例えば、油圧シリンダを用いて付勢してもよく、サーボモータとスライダを用いて位置決め制御を行って各部を移動させてもよい。
また、上述した実施形態では、下部移動部材が上下方向移動可能に構成されているものとして説明したが、下部ユニットの構成はこれに限定されず、例えば、下部移動部材が位置固定され、コア全体が下部移動部材に対して相対的に上下方向移動可能に構成されていてもよい。
110 ・・・ 上部ユニット
111 ・・・ 上部フレーム
112 ・・・ キャビティ
113 ・・・ 外底面形成部
114 ・・・ 凹部
115 ・・・ 外底面駆動エアシリンダ
116 ・・・ 外壁面形成部
117 ・・・ スプリング
120 ・・・ 下部ユニット
121 ・・・ 下部フレーム
122 ・・・ コア
123 ・・・ 内底面形成部
124 ・・・ 凸部
125 ・・・ 内底面駆動エアシリンダ
126 ・・・ 内壁面形成部
127 ・・・ 下部移動部材
130 ・・・ 原紙ホルダー
131 ・・・ カーリング部材
200 ・・・ 紙容器
201 ・・・ 底面
202 ・・・ 変形防止溝
203 ・・・ 壁面
204 ・・・ カール部
Claims (6)
- 底面と、前記底面から立ち上がった筒状の壁部とを有した紙容器を成形するものであり、
紙容器の外面を成形するキャビティと前記紙容器の内面を成形するコアとの間に置いた平板状の原紙の周囲をおさえ、前記キャビティと前記コアとを接近する方向に相対的に移動させて前記原紙を周囲から変形させつつ引き込んだ後、前記コアと前記キャビティとで変形した前記原紙を挟み、さらに圧縮成形する紙容器の成形方法であって、
前記コアには、内底面形成部と、内壁面形成部とが設けられ、
前記内底面形成部は、前記キャビティ方向へ前記内壁面形成部と相対的に駆動可能に構成され、
前記原紙をおさえた後に、前記内底面形成部によって、前記原紙を前記キャビティ方向へ押し出すことを特徴とする、紙容器を成形する成形方法。 - 前記キャビティと前記内底面形成部とで前記原紙を挟みながら、圧縮成形直前に前記内底面形成部を前記内壁面形成部方向へ移動することを特徴とする、請求項1に記載の紙容器を成形する成形方法。
- 前記キャビティには、外底面形成部と、外壁面形成部とが設けられ、
前記外底面形成部が前記外壁面形成部から前記コア方向へ突出したまま前記原紙を引き込みつつ、前記原紙を前記外底面形成部と前記内底面形成部とで挟み、
前記内底面形成部を前記内壁面形成部方向へ移動する直前、直後、あるいは同時に、前記外底面形成部が前記外壁面形成部側に相対的に移動することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の紙容器を成形する成形方法。 - 底面と、前記底面から立ち上がった筒状の壁部とを有した紙容器を成形する成形装置であって、
該成形装置は、平板状の原紙を押圧して紙容器の内面を形成するコアと、前記原紙を押圧して紙容器の外面を形成するキャビティと、前記原紙の周囲をおさえる原紙ホルダーとを有し、
前記コアは、内底面形成部と、内壁面形成部とを有し、
前記内底面形成部は、前記内壁面形成部から離脱して前記キャビティ方向へ相対的に前後駆動可能に構成されており、
前記キャビティは、前記コア方向へ相対的に前後駆動可能に構成されていることを特徴とする、紙容器を成形する成形装置。 - 前記キャビティは、外底面形成部と、外壁面形成部とを有し、
前記外底面形成部は、前記外壁面形成部から離脱して前記コア方向へ相対的に前後駆動可能に構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の紙容器を成形する成形装置。 - 前記内底面形成部には、駆動部としてエアシリンダが設けられていることを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の紙容器を成形する成形装置。
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