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JP2018064744A - 超音波振動子、超音波内視鏡、及び超音波振動子の製造方法 - Google Patents

超音波振動子、超音波内視鏡、及び超音波振動子の製造方法 Download PDF

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JP2018064744A JP2016204982A JP2016204982A JP2018064744A JP 2018064744 A JP2018064744 A JP 2018064744A JP 2016204982 A JP2016204982 A JP 2016204982A JP 2016204982 A JP2016204982 A JP 2016204982A JP 2018064744 A JP2018064744 A JP 2018064744A
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Abstract

【課題】耐久性を確保しつつ、小型化を図ること。
【解決手段】超音波振動子10は、入力した電気信号に応じて超音波を出射するとともに、外部から入射した超音波を電気信号に変換する圧電素子11と、圧電素子11における当該超音波振動子10の外表面側に位置する第1の面111、及び当該第1の面に交差する1つの交差面113の2つの面に連続して形成された第1の電極12と、圧電素子11における第1の面111とは反対側の第2の面112に第1の電極12から離間して形成された第2の電極13と、第1の電極12のうち交差面113に形成された部分に導電接続される第1の配線142と、第2の電極13に導電接続される第2の配線143とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、超音波振動子、超音波内視鏡、及び超音波振動子の製造方法に関する。
従来、柔軟で細長い挿入部を人等の被検体内に挿入し、当該挿入部の先端に設けられた超音波振動子を用いて当該被検体内を観察する超音波内視鏡が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の超音波振動子は、電子ラジアル走査方式の超音波振動子で構成され、円筒を形成するように規則的に配列された複数の圧電素子を有する。より具体的に、当該超音波振動子は、バッキング材と、圧電素子と、音響整合層とが一体に積層されるとともに、当該音響整合層に対して外表面側に音響レンズが取り付けられた構成を有する。
ここで、圧電素子は、平板状の圧電体と、当該圧電体における超音波振動子の外表面側に位置する一方の板面に形成された上部電極と、他方の板面に形成された下部電極とを備える。また、上,下部電極には、リード線がそれぞれ導電接続される。そして、リード線を介して入力した電気信号に応じて圧電素子で発生した超音波は、音響整合層を介し、音響レンズにて収束されて被検体内に照射される。また、被検体内で反射された超音波は、音響レンズ及び音響整合層を介して圧電素子に入射し、当該圧電素子にて電気信号に変換されてリード線を介して出力される。
ところで、上,下部電極と各リード線との接合部分が音響レンズに近接している場合には、音響レンズを透過した薬剤等により当該接合部分が腐食し、上,下部電極と各リード線とが不導通となる虞がある。
そこで、特許文献1に記載の超音波振動子では、薬剤等に対する耐久性を向上させるために、以下の構成を採用している。なお、以下で記載する「基端側」は、挿入部の先端から離間する側を意味する。
上,下部電極は、挿入部の延在方向に沿う挿入軸方向の長さが圧電体よりも長く、当該圧電体に対して基端側に突出している。また、上,下部電極における基端側に突出した各部分の間には、圧電体と同じ厚みで圧電機能を持たないダミー基板が挟み込まれている。さらに、ダミー基板との間で上部電極を挟み込む配線保護層が音響整合層の基端側に隣接されている。この配線保護層と音響整合層との境界は、音響レンズにおける基端側の端部よりも基端側に位置する。そして、各リード線は、上,下部電極における基端側に突出した部分において、配線保護層と音響整合層との境界よりも基端側の位置にそれぞれ導電接続される。
以上のように構成することにより、音響レンズ〜配線保護層と音響整合層との境界〜上,下部電極と各リード線との接合部分に至る薬剤等の進入経路の経路長が長くなり、薬剤等が上,下部電極と各リード線との接合部分に到達し難い構造となる。すなわち、薬剤等に対する耐久性が向上する。
特開2009−297118号公報
しかしながら、特許文献1に記載の超音波振動子では、配線保護層やダミー基板を設けるとともに、上,下部電極を基端側に延長する必要があり、超音波振動子における挿入軸方向の長さ寸法が長くなってしまう、という問題がある。
このため、耐久性を確保しつつ、小型化を図ることができる技術が要望されている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、耐久性を確保しつつ、小型化を図ることができる超音波振動子、超音波内視鏡、及び超音波振動子の製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る超音波振動子は、超音波を送受する超音波振動子であって、入力した電気信号に応じて超音波を出射するとともに、外部から入射した超音波を電気信号に変換する圧電素子と、前記圧電素子における当該超音波振動子の外表面側に位置する第1の面、及び当該第1の面に交差する1つの交差面の2つの面に連続して形成された第1の電極と、前記圧電素子における前記第1の面とは反対側の第2の面に前記第1の電極から離間して形成された第2の電極と、前記第1の電極のうち、前記交差面に形成された部分に導電接続される第1の配線と、前記第2の電極に導電接続される第2の配線とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る超音波振動子では、上記発明において、前記第1の配線は、グラウンドとなるグラウンド配線であり、前記第2の配線は、前記圧電素子に前記超音波を出射させる前記電気信号を供給する信号配線であることを特徴とする。
また、本発明に係る超音波振動子では、上記発明において、前記第2の電極は、前記第2の面において、当該第2の面の中心よりも前記交差面側に延在し、前記第2の配線は、前記第2の電極のうち、前記第2の面の中心よりも前記交差面側に延在した部分に導電接続されることを特徴とする。
また、本発明に係る超音波振動子では、上記発明において、前記圧電素子は、第1の方向に沿って直線状に延在する長尺状の直方体で構成され、前記第1の面及び前記第2の面は、前記第1の方向に平行となる面であり、前記交差面は、前記第1の方向に直交する面であることを特徴とする。
また、本発明に係る超音波振動子では、上記発明において、当該超音波振動子は、複数の前記圧電素子が配列されたアレイ型の超音波振動子であることを特徴とする。
また、本発明に係る超音波振動子では、上記発明において、当該超音波振動子は、円筒を形成するように前記複数の圧電素子が規則的に配列された電子ラジアル走査方式の超音波振動子であることを特徴とする。
また、本発明に係る超音波振動子では、上記発明において、前記第1の配線及び前記第2の配線の少なくとも一方は、フレキシブルプリント基板に設けられた導電層であることを特徴とする。
また、本発明に係る超音波振動子では、上記発明において、前記フレキシブルプリント基板は、絶縁性の基板と、前記基板に対して互いに電気的に絶縁された状態でそれぞれ設けられ、前記第1の配線及び前記第2の配線としてそれぞれ構成される2つの前記導電層とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る超音波振動子では、上記発明において、前記2つの導電層は、前記基板の一方の面、及び当該一方の面とは反対側の他方の面にそれぞれ設けられ、前記2つの導電層の一方は、前記基板に対して折り曲げられた状態で、前記第1の電極または前記第2の電極に導電接続されることを特徴とする。
また、本発明に係る超音波振動子では、上記発明において、前記第1の配線として構成される前記導電層には、当該導電層に導通し、当該導電層から膨出した膨出部が設けられ、前記膨出部は、前記第1の電極のうち前記交差面に形成された部分に当接した状態で、当該部分に導電接続されることを特徴とする。
本発明に係る超音波内視鏡は、被検体内に挿入される挿入部を備え、当該挿入部の先端に超音波振動子が設けられた超音波内視鏡であって、前記超音波振動子は、上述した超音波振動子であることを特徴とする。
また、本発明に係る超音波内視鏡では、上記発明において、前記圧電素子は、前記交差面が前記挿入部の基端側に向いた姿勢で配設されることを特徴とする。
本発明に係る超音波振動子の製造方法は、圧電素子を構成する圧電素子用母材における第1の面、及び当該第1の面に交差する1つの交差面の2つの面に連続して形成された第1の電極を構成する第1の薄膜のうち、前記交差面に形成された部分に第1の配線を導電接続する第1配線工程と、前記圧電素子用母材における前記第1の面とは反対側の第2の面に形成された第2の電極を構成する第2の薄膜に第2の配線を導電接続する第2配線工程と、前記第1の面側または前記第2の面側に積層部材を積層して成形用部材を作製する成形用部材作製工程と、前記第1配線工程、前記第2配線工程、及び前記成形用部材作製工程の後、前記積層部材の途中の深さまで前記成形用部材を裁断し、複数の前記圧電素子を成形する成形工程とを含み、前記第1の配線及び前記第2の配線の少なくとも一方は、フレキシブルプリント基板に設けられた導電層であることを特徴とする。
本発明に係る超音波振動子、超音波内視鏡、及び超音波振動子の製造方法によれば、耐久性を確保しつつ、小型化を図ることができる、という効果を奏する。
図1は、本実施の形態に係る内視鏡システムを模式的に示す図である。 図2は、超音波振動子の構成を示す図である。 図3は、超音波振動子の構成を示す図である。 図4は、超音波振動子の構成を示す図である。 図5は、超音波振動子の構成を示す図である。 図6は、超音波振動子の製造方法を示すフローチャートである。 図7Aは、超音波振動子の製造方法を説明する図である。 図7Bは、超音波振動子の製造方法を説明する図である。 図7Cは、超音波振動子の製造方法を説明する図である。 図7Dは、超音波振動子の製造方法を説明する図である。 図7Eは、超音波振動子の製造方法を説明する図である。 図7Fは、超音波振動子の製造方法を説明する図である。 図7Gは、超音波振動子の製造方法を説明する図である。 図8は、本実施の形態の変形例1に係る超音波振動子を示す図である。 図9は、本実施の形態の変形例2に係る超音波振動子を示す図である。 図10は、本実施の形態の変形例3に係る超音波振動子を示す図である。 図11は、本実施の形態の変形例4に係る成形用部材を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一符号を付している。
〔内視鏡システムの概略構成〕
図1は、本実施の形態に係る内視鏡システム1を模式的に示す図である。
内視鏡システム1は、超音波内視鏡を用いて人等の被検体内の超音波診断を行うシステムである。この内視鏡システム1は、図1に示すように、超音波内視鏡2と、超音波観測装置3と、内視鏡観察装置4と、表示装置5とを備える。
超音波内視鏡2は、一部を被検体内に挿入可能とし、被検体内の体壁に向けて超音波パルス(音響パルス)を送信するとともに被検体にて反射された超音波エコーを受信してエコー信号を出力する機能、及び被検体内を撮像して画像信号を出力する機能を有する。
なお、超音波内視鏡2の詳細な構成については、後述する。
超音波観測装置3は、超音波ケーブル31(図1)を介して超音波内視鏡2に電気的に接続し、超音波ケーブル31を介して超音波内視鏡2にパルス信号を出力するとともに超音波内視鏡2からエコー信号を入力する。そして、超音波観測装置3では、当該エコー信号に所定の処理を施して超音波画像を生成する。
内視鏡観察装置4には、超音波内視鏡2の後述する内視鏡用コネクタ9(図1)が着脱自在に接続される。この内視鏡観察装置4は、図1に示すように、ビデオプロセッサ41と、光源装置42とを備える。
ビデオプロセッサ41は、内視鏡用コネクタ9を介して超音波内視鏡2からの画像信号を入力する。そして、ビデオプロセッサ41は、当該画像信号に所定の処理を施して内視鏡画像を生成する。
光源装置42は、内視鏡用コネクタ9を介して被検体内を照明する照明光を超音波内視鏡2に供給する。
表示装置5は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)を用いて構成され、超音波観測装置3にて生成された超音波画像や、内視鏡観察装置4にて生成された内視鏡画像等を表示する。
〔超音波内視鏡の構成〕
次に、超音波内視鏡2の構成について説明する。
超音波内視鏡2は、図1に示すように、挿入部6と、操作部7と、ユニバーサルコード8と、内視鏡用コネクタ9とを備える。
なお、以下に記載する「先端側」は、挿入部6の先端側(被検体内への挿入方向の先端側)を意味する。また、以下に記載する「基端側」は、挿入部6の先端から離間する側を意味する。
挿入部6は、被検体内に挿入される部分である。この挿入部6は、図1に示すように、先端側に設けられる超音波振動子10と、超音波振動子10の基端側に連結される硬性部材61と、硬性部材61の基端側に連結され湾曲可能とする湾曲部62と、湾曲部62の基端側に連結され可撓性を有する可撓管63とを備える。
なお、本発明の要部である超音波振動子10の詳細な構成については、後述する。
操作部7は、挿入部6の基端側に連結され、医師等から各種操作を受け付ける部分である。この操作部7は、図1に示すように、湾曲部62を湾曲操作するための湾曲ノブ71と、各種操作を行うための複数の操作部材72とを備える。
ユニバーサルコード8は、操作部7から延在し、光源装置42から供給された照明光を伝送するライトガイド(図示略)、上述したパルス信号やエコー信号を伝送する振動子ケーブル(図示略)、及び上述した画像信号を伝送する信号ケーブル(図示略)等が配設されたコードである。
内視鏡用コネクタ9は、ユニバーサルコード8の端部に設けられている。そして、内視鏡用コネクタ9は、超音波ケーブル31が接続されるとともに、内視鏡観察装置4に挿し込まれることでビデオプロセッサ41及び光源装置42に接続する。
〔超音波振動子の構成〕
次に、超音波振動子10の構成について説明する。
図2ないし図5は、超音波振動子10の構成を示す図である。具体的に、図2は、超音波振動子10を先端側から見た斜視図である。図3は、超音波振動子10から第1,第2の電極12,13、第1,第2の音響整合層15,16、音響レンズ17、及び係止部材19を省略した斜視図である。図4は、挿入軸Axに沿う平面にて超音波振動子10を切断した断面図である。図5は、図4の一部を拡大した図である。
超音波振動子10は、電子ラジアル走査方式の超音波振動子(アレイ型の超音波振動子)であり、円筒を形成するように規則的に配列された複数の圧電素子11(図3)を有する。そして、超音波振動子10は、当該円筒から放射状に超音波パルスを送信するとともに、当該円筒の中心軸を中心とした360°の回転方向に超音波パルスを走査する。
そして、超音波振動子10は、図2ないし図5に示すように、複数の圧電素子11(図3〜図5)と、複数の第1,第2の電極12,13(図4,図5)と、フレキシブルプリント基板14(以下、FPC基板14と記載)と、第1,第2の音響整合層15,16(図4,図5)と、音響レンズ17(図2,図4,図5)と、バッキング材18(図3〜図5)と、係止部材19(図2,図4,図5)とを備える。
圧電素子11は、図3ないし図5に示すように、挿入軸Axに沿う方向(本発明に係る第1の方向に相当)に沿って直線状に延在する長尺状の直方体で構成されている。また、圧電素子11の外面には、図4または図5に示すように、第1,第2の電極12,13が形成されている。そして、圧電素子11は、上述した振動子ケーブル(図示略)、FPC基板14、及び第2の電極13を介して入力したパルス信号(本発明に係る電気信号に相当)を超音波パルスに変換して被検体に送信する。また、圧電素子11は、被検体で反射された超音波エコーを電圧変化で表現する電気的なエコー信号(本発明に係る電気信号に相当)に変換して出力する。
ここで、圧電素子11は、PMN−PT単結晶、PMN−PZT単結晶、PZN−PT単結晶、PIN−PZN−PT単結晶またはリラクサー系材料を用いて形成される。
なお、PMN−PT単結晶は、マグネシウム・ニオブ酸鉛及びチタン酸鉛の固溶体の略称である。PMN−PZT単結晶は、マグネシウム・ニオブ酸鉛及びチタン酸ジルコン酸鉛の固溶体の略称である。PZN−PT単結晶は、亜鉛・ニオブ酸鉛及びチタン酸鉛の固溶体の略称である。PIN−PZN−PT単結晶は、インジウム・ニオブ酸鉛、亜鉛・ニオブ酸鉛及びチタン酸鉛の固溶体の略称である。リラクサー系材料は、圧電定数や誘電率を増加させる目的でリラクサー材料である鉛系複合ペロブスカイトをチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)に添加した三成分系圧電材料の総称である。鉛系複合ペロブスカイトは、Pb(B1、B2)Oで表され、B1はマグネシウム、亜鉛、インジウムまたはスカンジウムのいずれかであり、B2はニオブ、タンタルまたはタングステンのいずれかである。これらの材料は、優れた圧電効果を有している。このため、小型化しても電気的なインピーダンスの値を低くすることができ、第1,第2の電極12,13との間のインピーダンスマッチングの観点から好ましい。
第1の電極12は、導電性を有する金属材料または樹脂材料で構成され、圧電素子11における以下の外面に形成されている。
すなわち、第1の電極12は、図4または図5に示すように、圧電素子11の外面において、挿入軸Axに平行となり、超音波振動子10の外表面側(円筒状の超音波振動子10の中心軸から離間する側)に位置する第1の面111全面と、当該第1の面111に直交(交差)する(挿入軸Axに直交する)基端側の交差面113全面とに連続して形成されている。
そして、第1の電極12は、FPC基板14に設けられた第1の導電層142と導電接続し、グラウンド電極として機能する。
第2の電極13は、第1の電極12と同様に、導電性を有する金属材料または樹脂材料で構成され、圧電素子11における以下の外面に形成されている。
すなわち、第2の電極13は、図4または図5に示すように、圧電素子11の外面において、第1の面111とは反対側に位置する第2の面112に形成されている。より具体的に、第2の電極13は、第2の面112全面において、交差面113側の一部の領域Ar1(図4,図5)を除く他の領域Ar2(図4,図5)に形成されている。すなわち、第2の電極13は、第1の電極12から離間して形成されている。
そして、第2の電極13は、FPC基板14に設けられた第2の導電層143と導電接続し、圧電素子11への信号の入出力を行う信号電極として機能する。
FPC基板14は、上述した振動子ケーブル(図示略)と第1,第2の電極12,13とを電気的に接続する部分である。このFPC基板14は、図4または図5に示すように、基板141と、第1の導電層142と、複数の第2の導電層143と、接合用電極144とを備える。
基板141は、ポリイミド等の絶縁材料から構成された可撓性を有する基板である。
第1の導電層142は、グラウンドとなるグラウンド配線であり、基板141の一方の面に一様に設けられている(図7A参照)。そして、第1の導電層142は、先端側が基板141から折り曲げられた状態で、第1の電極12のうち、交差面113に形成された部分に導電接続される。すなわち、第1の導電層142は、本発明に係る第1の配線に相当する。
複数の第2の導電層143は、上述した振動子ケーブル(図示略)と複数の圧電素子11にそれぞれ設けられた各第2の電極13との間で上述したパルス信号やエコー信号を伝送する信号配線である。そして、複数の第2の導電層143は、基板141における上述した一方の面とは反対側の他方の面において、FPC基板14の長手方向に直交する方向に並ぶように、配線パターンとしてそれぞれ構成されている(図7A参照)。
なお、具体的な図示は省略したが、基板141における上述した一方の面及び他方の面には、ポリイミド等の絶縁材料から構成され、第1,第2の導電層142,143を保護する保護層がそれぞれ設けられている。
接合用電極144は、FPC基板14の先端に設けられ、当該FPC基板14の長手方向に直交する方向に延在し、複数の第2の導電層143にそれぞれ導通する(図7A参照)。そして、接合用電極144は、第2の電極13のうち、第2の面112の中心よりも交差面113側に延在した部分に導電接続される。すなわち、第2の導電層143は、接合用電極144を介して第2の電極13に導電接続され、本発明に係る第2の配線に相当する。
以上説明した第1,第2の導電層142,143及び接合用電極144は、例えば、銅等の導電性材料を用いて構成されている。
第1の音響整合層15は、図4または図5に示すように、圧電素子11に対して第1の面111側に設けられている。また、第2の音響整合層16は、第1の音響整合層15とは異なる材料で構成され、第1の音響整合層15に対して超音波振動子10の外表面側に設けられている。
より具体的に、第1,第2の音響整合層15,16は、圧電素子11と被検体との間で音(超音波)を効率よく透過させるために、圧電素子11と被検体との間の音響インピーダンスをマッチングさせる部材である。
なお、本実施の形態では、2つの音響整合層(第1,第2の音響整合層15,16)を有するものとして説明するが、圧電素子11と被検体との特性により一層としてもよく、あるいは、三層以上としても構わない。また、音響整合層は、被検体との音響インピーダンスの整合が取れていれば、当該音響整合層を有しない超音波振動子としても構わない。
音響レンズ17は、例えば、シリコーン樹脂等を用いて構成され、図2、図4または図5に示すように、外周面が凸状に湾曲した略円筒形状を有し、超音波振動子10の外表面に位置する。そして、音響レンズ17は、圧電素子11から送信され、第1,第2の音響整合層15,16を介した超音波パルスを収束させる機能を有する。なお、音響レンズ17は、任意に設けることができ、当該音響レンズ17を有しない構成としても構わない。
バッキング材18は、図3ないし図5に示すように、圧電素子11に対して第2の面112側に設けられ、圧電素子11の動作によって生じる不要な超音波振動を減衰させる部材である。このバッキング材18は、減衰率の大きい材料、例えば、アルミナやジルコニア等のフィラーを分散させたエポキシ樹脂や、上述したフィラーを分散したゴムを用いて形成される。
係止部材19は、上述した各部材11〜18を支持するとともに、硬性部材61に取り付けられる部分である。この係止部材19は、図2、図4または図5に示すように、先端側係止部材191と、第1,第2の基端側係止部材192,193とを備える。
先端側係止部材191は、図4に示すように、挿入軸Axに沿って延在する円筒状の筒体191Aと、筒体191Aの先端側の端部から外側(筒体191Aの中心軸から離間する側)に直角に屈曲して延在する円環状の板体で構成される張出部191Bとを備える。
第1の基端側係止部材192は、図4に示すように、筒体191Aの外径寸法よりも大きい内径寸法を有し、張出部191Bの外径寸法と略同一の外形寸法を有する円環状の板体で構成される。
第2の基端側係止部材193は、図4に示すように、筒体191Aの内径寸法と略同一の内径寸法を有し、第1の基端側係止部材192の内径寸法よりも小さい外径寸法を有する円環状の板体で構成される。なお、第2の基端側係止部材193の厚み寸法は、第1の基端側係止部材192の厚み寸法と同一である。
そして、第2の基端側係止部材193は、第1の基端側係止部材192の内側に配設される。また、第1,第2の基端側係止部材192,193は、張出部191Bに対向するように、筒体191Aの基端側に配設される。そして、筒体191A、張出部191B、及び第1,第2の基端側係止部材192,193で囲まれる空間に、上述した各部材11〜18が配設される。
また、張出部191Bの外周面、及び第1の基端側係止部材192の外周面には、音響レンズ17を覆うようにバルーン(図示略)を取り付けるためのバルーン保持溝194がそれぞれ形成されている。
ここで、円筒状の超音波振動子10内(筒体191A内)には、具体的な図示は省略したが、上述したライトガイドの出射端側、当該ライトガイドの出射端から出射された照明光を挿入軸Axに沿って被検体内に照射する照明レンズ、当該被検体内で反射された光(被写体像)を集光する対物光学系、及び当該対物光学系にて集光された被写体像を撮像する撮像素子が配設されている。そして、当該撮像素子にて撮像された画像信号は、上述した信号ケーブルを介して内視鏡観察装置4(ビデオプロセッサ41)に伝送される。
すなわち、本実施の形態に係る超音波内視鏡2は、挿入軸Axに沿う方向を観察する直視タイプの内視鏡として構成されている。なお、直視タイプの内視鏡に限らず、挿入軸Axに対して鋭角で交差する方向を観察する斜視タイプの内視鏡や、挿入軸Axに直交する方向を観察する側視タイプの内視鏡で超音波内視鏡2を構成しても構わない。
〔超音波振動子の製造方法〕
次に、上述した超音波振動子10の製造方法について説明する。
図6は、超音波振動子10の製造方法を示すフローチャートである。図7Aないし図7Gは、超音波振動子10の製造方法を説明する図である。
先ず、作業者は、図7Aに示すように、平板状の圧電素子用母材110における一方の板面(第1の面111に相当)側に第1の音響整合層用母材150及び第2の音響整合層16を順に積層して、成形用部材100を作製する(工程S1:成形用部材作製工程)。
すなわち、第1の音響整合層用母材150及び第2の音響整合層16は、本発明に係る積層部材に相当する。
ここで、圧電素子用母材110は、圧電素子11を構成する材料を用いて形成され、図7Aに示すように、平面視長方形状の平板で構成されている。そして、圧電素子用母材110における一方の板面(第1の面111に相当)全体、及び当該一方の板面に直交(交差)する端面(交差面113に相当)全体には、第1の電極12と同一の材料で構成された第1の薄膜120が連続して形成されている。また、圧電素子用母材110における他方の板面(第2の面112に相当)全体において、上述した端面(交差面113に相当)に近接する側の領域Ar1を除く他の領域Ar2には、第2の電極13と同一の材料で構成された第2の薄膜130が形成されている。
また、第1の音響整合層用母材150は、第1の音響整合層15と同一の材料で構成された部材である。
次に、作業者は、図7Aに示すように、第1の導電層142の先端側を基板141から略直角に折り曲げた状態で、第1の薄膜120のうち、上述した端面(交差面113に相当)に形成された部分に当該先端側を半田付けにより導電接続する(工程S2:第1配線工程)。
次に、作業者は、図7Aに示すように、第2の薄膜130のうち、上述した他方の面(第2の面112に相当)の中心よりも上述した端面(交差面113に相当)側に延在した部分に接合用電極144を半田付けにより導電接続する(工程S3:第2配線工程)。
なお、上述した工程S1〜S3の順序は、上述した順序に限らず、工程S1〜S3のいずれの工程から実施しても構わない。
以下では、説明の便宜上、工程S1〜S3により、FPC基板14が接続された成形用部材100をFPC付き成形用部材200(図7A)と記載する。
次に、作業者は、図7Bまたは図7Cに示すように、ダイシングソーDSを用いて、FPC付き成形用部材200を裁断する(工程S4:成形工程)。
具体的に、作業者は、FPC基板14の長手方向(挿入軸Ax方向)に沿って延びる裁断経路DP(図7B,図7C)に沿ってダイシングソーDS等の精密裁断機の刃を回転させながら移動させ、第2の音響整合層16の途中の深さまで成形用部材100を裁断するとともに、FPC基板14における先端側の一部(接合用電極144を含む)を裁断する。その結果、複数の圧電素子11(第1,第2の電極12,13を含む)、及び複数の第1の音響整合層15がそれぞれ成形される。また、接合用電極144が裁断されることで、複数の第2の導電層143がそれぞれ電気的に分断される。
以下では、説明の便宜上、工程S4により、裁断されたFPC付き成形用部材200を裁断済み成形用部材300(図7D)と記載する。
次に、作業者は、図7Dに示すように、複数の圧電素子11が円筒を形成するように配列され、かつ、第2の音響整合層16が外周側に位置するように裁断済み成形用部材300を円筒状に湾曲させ、当該湾曲させた裁断済み成形用部材300を音響レンズ17内に挿通して、当該裁断済み成形用部材300と音響レンズ17とを固着する(工程S5)。
なお、本実施の形態では、工程S5において、音響レンズ17として事前に成形したものを採用したが、これに限らず、円筒状に湾曲させた裁断済み成形用部材300を型に入れ、当該型に液体状の樹脂材料を充填し、裁断済み成形用部材300に対して音響レンズ17を直接、注型しても構わない。
以下では、説明の便宜上、裁断済み成形用部材300と音響レンズ17とを固着した円筒状のユニットをラジアルアレイ400(図7E)と記載する。
次に、作業者は、図7Eに示すように、円筒状のラジアルアレイ400内に先端側から筒体191Aを挿通し、ラジアルアレイ400と先端側係止部材191との中心を合わせた状態で、ラジアルアレイ400と先端側係止部材191とを固着する(工程S6)。
次に、作業者は、図7Eに示すように、第1の基端側係止部材192内にFPC基板14を挿通し、ラジアルアレイ400と第1の基端側係止部材192との中心を合わせた状態で、ラジアルアレイ400と第1の基端側係止部材192とを固着する(工程S7)。
次に、作業者は、図7Fに示すように、先端側係止部材191、ラジアルアレイ400、及び第1の基端側係止部材192が固着されたユニットを第1の基端側係止部材192が上方に位置する姿勢とする。そして、作業者は、筒体191A、張出部191B、及びラジアルアレイ400で囲まれる空間に、バッキング材18を構成する材料(バッキング材用母材180(図7F))を充填する(工程S8)。
次に、作業者は、図7Gに示すように、第1の基端側係止部材192の内周面と第2の基端側係止部材193の外周面との間にFPC基板14が挿通されるように、第2の基端側係止部材193を筒体191Aの基端側の端部に固着する(工程S9)。
最後に、工程S8で充填したバッキング材用母材180を硬化させる(工程S10)ことで、超音波振動子10は製造される。
以上説明した本実施の形態に係る超音波振動子10によれば、以下の効果がある。
本実施の形態に係る超音波振動子10では、第1の電極12は、圧電素子11における第1の面111及び交差面113の2つの面に連続して形成されている。また、第2の電極13は、圧電素子11における第2の面112に形成されている。そして、第1の導電層142は、第1の電極12のうち、交差面113に形成された部分に導電接続される。また、第2の導電層143は、第2の電極13に導電接続される。
このため、第1の電極12及び第1の導電層142の接合部分と、第2の電極13及び第2の導電層143の接合部分とを超音波振動子10の外表面から離れた位置に位置付けることができる。したがって、音響レンズ17及び第1,第2の音響整合層15,16における先端側及び基端側の各端部と係止部材19との界面(隙間)を介して上述した各接合部分に至る薬剤等の進入経路の経路長を長く設定し、薬剤等が上述した接合部分に到達し難い構造とすることができる。すなわち、薬剤等に対する耐久性を向上させることができる。
また、従来の構成のように第1,第2の電極12,13を圧電素子11に対して基端側に延長する必要がないため、超音波振動子10における挿入軸Ax方向の長さを短くすることができる。すなわち、被検体内への挿入部6の挿入性を向上させることができる。
以上のことから、本実施の形態に係る超音波振動子10によれば、耐久性を確保しつつ、小型化を図ることができる、という効果を奏する。
また、本実施の形態に係る超音波振動子10では、第1の導電層142は、グラウンドとなるグラウンド配線である。また、第2の導電層143は、圧電素子11に超音波パルスを出射させるパルス信号を供給する信号配線である。すなわち、薬剤等に対する影響をより考慮する必要のある信号配線の接合部分をグラウンド配線の接合部分よりも超音波振動子10の外表面から離れた位置に位置付けることができる。
また、本実施の形態に係る超音波振動子10では、第2の導電層143は、第2の電極13のうち、第2の面112の中心よりも交差面113側に延在した部分に導電接続される。このため、本発明に係る第1,第2の配線を交差面113側から基端側に纏めて引き回すことができ、配線作業を容易に実施することができる。また、当該第1,第2の配線を纏めて引き回すことができるため、当該第1,第2の配線をFPC基板14で構成することができる。
また、本実施の形態に係る超音波振動子10の製造方法では、成形用部材作製工程S1、第1配線工程S2、及び第2配線工程S3を実施した後に、成形工程S4を実施する。
このため、例えば、圧電素子用母材110を裁断して複数の圧電素子11を成形した後に、各第1の電極12及び各第2の電極13に順次、配線を実施していく場合と比較して、狭ピッチでの配線作業を容易に実施することができる。
(その他の実施形態)
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。
図8は、図5に対応した図であって、本実施の形態の変形例1に係る超音波振動子10Aを示す図である。
本変形例1に係る超音波振動子10Aでは、図8に示すように、上述した実施の形態で説明した超音波振動子10(図5)に対して、音響レンズ17の代わりに音響レンズ17Aを採用している。
音響レンズ17Aは、音響レンズ17に対して形状のみ異なる。この音響レンズ17Aは、図8に示すように、レンズ部171と、一対の突出部172とを備える。
レンズ部171は、外周面が凸状に湾曲した略円筒形状を有し、第2の音響整合層16に対して超音波振動子10Aの外表面側に位置する。
一対の突出部172は、レンズ部171における先端側及び基端側の各端部から円筒状のレンズ部171の中心軸に向けて直角に屈曲してそれぞれ延在した円環形状を有する。そして、一対の突出部172は、図8に示すように、複数の圧電素子11、複数の第1の音響整合層15、及び第2の音響整合層16における先端側及び基端側の各端部にそれぞれ対向する。
そして、第1の導電層142は、音響レンズ17Aの内部において、第1の電極12のうち交差面113に形成された部分に導電接続される。また、本変形例1に係るFPC基板14Aでは、基板141における一方の面及び他方の面には、ポリイミド等の絶縁材料から構成され、第1,第2の電極12,13との接合部分のみが露出するように、第1,第2の導電層142,143を保護する保護層145がそれぞれ設けられている。
本変形例1に係る超音波振動子10Aによれば、音響レンズ17Aと係止部材19との界面(隙間)を介して上述した接合部分に至る薬剤等の進入経路の経路長をさらに長く設定することができる。したがって、薬剤等が上述した接合部分にさらに到達し難い構造となり、薬剤等に対する耐久性をさらに向上させることができる。
図9は、図5に対応した図であって、本実施の形態の変形例2に係る超音波振動子10Bを示す図である。
本変形例2に係る超音波振動子10Bでは、図9に示すように、上述した実施の形態で説明した超音波振動子10(図5)に対して、音響レンズ17の代わりに音響レンズ17Bを採用している。
音響レンズ17Bは、図9に示すように、上述した変形例1に係る音響レンズ17A(図8)と同様に、レンズ部171と、一対の突出部172とを備える。
本変形例2に係る一対の突出部172は、上述した変形例1に係る一対の突出部172よりもレンズ部171からの突出寸法が長く設定されている。そして、当該一対の突出部172は、図9に示すように、複数の圧電素子11、複数の第1の音響整合層15、及び第2の音響整合層16の他、バッキング材18における先端側及び基端側の端部にそれぞれ対向する。
また、本変形例2に係るFPC基板14Bは、上述した実施の形態で説明したFPC基板14に対して、上述した変形例1に係るFPC基板14Aと同様に保護層145が設けられているとともに、接合用電極144とは形状の異なる接合用電極144Bが採用されている。この接合用電極144Bは、図9に示すように、挿入軸Axに沿って延在するとともに、基端側の端部から円筒状の超音波振動子10Bの中心軸に向けて略直角に屈曲して延在する断面略L字状に形成されている。
本変形例2に係る超音波振動子10Bによれば、上述した変形例1に係る超音波振動子10Aに対して、音響レンズ17Bと係止部材19との界面(隙間)を介して上述した接合部分に至る薬剤等の進入経路の経路長をさらに長く設定することができる。したがって、薬剤等が上述した接合部分にさらに到達し難い構造となり、薬剤等に対する耐久性をさらに向上させることができる。
図10は、図5に対応した図であって、本実施の形態の変形例3に係る超音波振動子10Cを示す図である。なお、図10では、説明の便宜上、第2の音響整合層16、音響レンズ17、及び係止部材19を省略している。
本変形例3に係る超音波振動子10Cでは、図10に示すように、上述した実施の形態で説明した超音波振動子10(図5)に対して、FPC基板14に膨出部146を追加したFPC基板14Cを採用している。
膨出部146は、銅やニッケル等の導電性材料を用いて構成され、第1の導電層142に導通する。より具体的に、膨出部146は、第1の導電層142の先端側において、基板141から離間するように当該第1の導電層142から膨出する。そして、膨出部146は、第1の電極12のうち、交差面113に形成された部分に当接した状態で、当該部分に導電接続される。この膨出部146は、FPC基板14Cの作製工程で、信号配線部のパターニング後に電界めっきにより形成する。一般的なフォトリソを利用することで数μm単位の精度で膨出部146を形成可能であり、精度良く導電接続が可能となる。
本変形例3に係る超音波振動子10Cによれば、第1,第2配線工程S2,S3を実施する際に、膨出部146を交差面113(第1の電極12)に当接させれば、成形用部材100に対してFPC基板14Cを容易に位置決めすることができる。そして、当該位置決めした状態で接合用電極144及び膨出部146を半田付けにより導電接続することができ、配線作業を容易に実施することができる。
図11は、図7Cに対応した図であって、本実施の形態の変形例4に係る成形用部材100Dを示す図である。
上述した実施の形態では、成形用部材作製工程S1において、圧電素子用母材110における第1の面111側に第1の音響整合層用母材150及び第2の音響整合層16を順に積層して、成形用部材100を作製していたが、これに限らない。本発明に係る成形用部材として、本変形例4に係る成形用部材100D(図11)を採用しても構わない。
成形用部材100Dは、図11に示すように、平板状の圧電素子用母材110における第2の面112側にバッキング材18が設けられたものである。
すなわち、バッキング材18は、本発明に係る積層部材に相当する。
このような成形用部材100Dを用いる場合には、本発明に係る第1,第2配線工程、成形用部材作製工程、及び成形工程は、以下の通りである。
先ず、作業者は、第1の導電層142の先端側を基板141から略直角に折り曲げた状態で、第1の薄膜120のうち、交差面113に形成された部分に当該先端側を半田付けにより導電接続する(第1配線工程)。
次に、作業者は、第2の薄膜130のうち、第2の面112の中心よりも交差面113側に延在した部分に接合用電極144を半田付けにより導電接続する(第2配線工程)。
次に、作業者は、FPC基板14が接続された圧電素子用母材110における第2の面112側にバッキング材18を設けて、成形用部材100Dを作製する(成形用部材作製工程)。
次に、作業者は、図11に示すように、FPC基板14の長手方向(挿入軸Ax方向)に沿って延びる裁断経路DPに沿ってダイシングソーDS等の精密裁断機の刃を回転させながら移動させ、バッキング材18の途中の深さまで成形用部材100Dを裁断するとともに、FPC基板14における先端側の一部(接合用電極144を含む)を裁断する(成形工程)。その結果、複数の圧電素子11(第1,第2の電極12,13を含む)がそれぞれ成形される。また、接合用電極144が裁断されることで、複数の第2の導電層143がそれぞれ電気的に分断される。
上述した実施の形態及びその変形例1〜4では、本発明に係る第1,第2の配線をフレキシブルプリント基板で構成していたが、これに限らず、本発明に係る第1,第2の配線の少なくとも一方をリード線等で構成しても構わない。また、本発明に係る第1,第2の配線を別々のフレキシブル基板でそれぞれ構成しても構わない。
上述した実施の形態及びその変形例1〜4では、本発明に係る超音波振動子を超音波内視鏡2に適用していたが、これに限らず、被検体の体表から超音波パルスを照射する体外式超音波プローブに適用しても構わない。
上述した実施の形態及びその変形例1〜4では、本発明に係る超音波振動子として、電子ラジアル走査方式の超音波振動子を採用していたが、これに限らず、電子コンベックス走査方式等の超音波振動子として構成しても構わない。また、超音波パルスを電子的に走査する方式に限らず、メカ的に走査する方式を採用しても構わない。
上述した実施の形態及びその変形例1〜4では、内視鏡システム1は、超音波画像を生成する機能、及び内視鏡画像を生成する機能の双方を有していたが、これに限らず、超音波画像を生成する機能のみを有する構成としても構わない。
上述した実施の形態及びその変形例1〜4において、内視鏡システム1は、医療分野に限らず、工業分野において、機械構造物等の被検体の内部を観察する内視鏡システムとしても構わない。
1 内視鏡システム
2 超音波内視鏡
3 超音波観測装置
4 内視鏡観察装置
5 表示装置
6 挿入部
7 操作部
8 ユニバーサルコード
9 内視鏡用コネクタ
10,10A〜10C 超音波振動子
11 圧電素子
12,13 第1,第2の電極
14 フレキシブルプリント基板
14A〜14C FPC基板
15,16 第1,第2の音響整合層
17,17A,17B 音響レンズ
18 バッキング材
19 係止部材
31 超音波ケーブル
41 ビデオプロセッサ
42 光源装置
61 硬性部材
62 湾曲部
63 可撓管
71 湾曲ノブ
72 操作部材
100,100D 成形用部材
110 圧電素子用母材
111,112 第1,第2の面
113 交差面
120,130 第1,第2の薄膜
141 基板
142,143 第1,第2の導電層
144,144B 接合用電極
145 保護層
146 膨出部
150 第1の音響整合層用母材
171 レンズ部
172 突出部
180 バッキング材用母材
191 先端側係止部材
191A 筒体
191B 張出部
192,193 第1,第2の基端側係止部材
194 バルーン保持溝
200 FPC付き成形用部材
300 裁断済み成形用部材
400 ラジアルアレイ
Ar1,Ar2 領域
Ax 挿入軸
DS ダイシングソー
DP 裁断経路

Claims (13)

  1. 超音波を送受する超音波振動子であって、
    入力した電気信号に応じて超音波を出射するとともに、外部から入射した超音波を電気信号に変換する圧電素子と、
    前記圧電素子における当該超音波振動子の外表面側に位置する第1の面、及び当該第1の面に交差する1つの交差面の2つの面に連続して形成された第1の電極と、
    前記圧電素子における前記第1の面とは反対側の第2の面に前記第1の電極から離間して形成された第2の電極と、
    前記第1の電極のうち、前記交差面に形成された部分に導電接続される第1の配線と、
    前記第2の電極に導電接続される第2の配線とを備える
    ことを特徴とする超音波振動子。
  2. 前記第1の配線は、
    グラウンドとなるグラウンド配線であり、
    前記第2の配線は、
    前記圧電素子に前記超音波を出射させる前記電気信号を供給する信号配線である
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波振動子。
  3. 前記第2の電極は、
    前記第2の面において、当該第2の面の中心よりも前記交差面側に延在し、
    前記第2の配線は、
    前記第2の電極のうち、前記第2の面の中心よりも前記交差面側に延在した部分に導電接続される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の超音波振動子。
  4. 前記圧電素子は、
    第1の方向に沿って直線状に延在する長尺状の直方体で構成され、
    前記第1の面及び前記第2の面は、
    前記第1の方向に平行となる面であり、
    前記交差面は、
    前記第1の方向に直交する面である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の超音波振動子。
  5. 当該超音波振動子は、
    複数の前記圧電素子が配列されたアレイ型の超音波振動子である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の超音波振動子。
  6. 当該超音波振動子は、
    円筒を形成するように前記複数の圧電素子が規則的に配列された電子ラジアル走査方式の超音波振動子である
    ことを特徴とする請求項5に記載の超音波振動子。
  7. 前記第1の配線及び前記第2の配線の少なくとも一方は、
    フレキシブルプリント基板に設けられた導電層である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の超音波振動子。
  8. 前記フレキシブルプリント基板は、
    絶縁性の基板と、
    前記基板に対して互いに電気的に絶縁された状態でそれぞれ設けられ、前記第1の配線及び前記第2の配線としてそれぞれ構成される2つの前記導電層とを備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の超音波振動子。
  9. 前記2つの導電層は、
    前記基板の一方の面、及び当該一方の面とは反対側の他方の面にそれぞれ設けられ、
    前記2つの導電層の一方は、
    前記基板に対して折り曲げられた状態で、前記第1の電極または前記第2の電極に導電接続される
    ことを特徴とする請求項8に記載の超音波振動子。
  10. 前記第1の配線として構成される前記導電層には、
    当該導電層に導通し、当該導電層から膨出した膨出部が設けられ、
    前記膨出部は、
    前記第1の電極のうち前記交差面に形成された部分に当接した状態で、当該部分に導電接続される
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の超音波振動子。
  11. 被検体内に挿入される挿入部を備え、当該挿入部の先端に超音波振動子が設けられた超音波内視鏡であって、
    前記超音波振動子は、
    請求項1〜10のいずれか一つに記載の超音波振動子である
    ことを特徴とする超音波内視鏡。
  12. 前記圧電素子は、
    前記交差面が前記挿入部の基端側に向いた姿勢で配設される
    ことを特徴とする請求項11に記載の超音波内視鏡。
  13. 圧電素子を構成する圧電素子用母材における第1の面、及び当該第1の面に交差する1つの交差面の2つの面に連続して形成された第1の電極を構成する第1の薄膜のうち、前記交差面に形成された部分に第1の配線を導電接続する第1配線工程と、
    前記圧電素子用母材における前記第1の面とは反対側の第2の面に形成された第2の電極を構成する第2の薄膜に第2の配線を導電接続する第2配線工程と、
    前記第1の面側または前記第2の面側に積層部材を積層して成形用部材を作製する成形用部材作製工程と、
    前記第1配線工程、前記第2配線工程、及び前記成形用部材作製工程の後、前記積層部材の途中の深さまで前記成形用部材を裁断し、複数の前記圧電素子を成形する成形工程とを含み、
    前記第1の配線及び前記第2の配線の少なくとも一方は、
    フレキシブルプリント基板に設けられた導電層である
    ことを特徴とする超音波振動子の製造方法。
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