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JP2018064489A - 麺類用素材、その製造方法及びこれを含有する麺類 - Google Patents

麺類用素材、その製造方法及びこれを含有する麺類 Download PDF

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Abstract

【課題】特別な添加剤を用いなくても、麺類の食感を改善し、当該麺類に良好な湯戻り、老化耐性を付与しうる麺類用素材、その製造方法及びこれを含有する麺類を提供すること。【解決手段】小麦粉及び澱粉を含有する原料に加水混合し、エクストルーダー等により加熱処理を施して、当該小麦粉及び澱粉がα化度が80%以上にα化されている麺類用素材を麺類の原料穀粉の一部として配合する。上記麺類用素材にはさらにグルテンを配合することが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、麺類用素材、その製造方法及びこれを含有する麺類に関する。詳細には、麺類の食感を改善し、また麺類に良好な湯戻り、老化耐性を付与しうる、小麦粉及び澱粉を含有し、当該小麦粉及び澱粉がα化されていることを特徴とする麺類用素材、その製造方法及びこれを含有する麺類に関する。
従来、α化小麦粉やα化澱粉を麺類用素材として用いる技術としては、澱粉類に水を加えて高圧加熱混練し、澱粉質をα化する工程と、α化生地を高圧部から低圧部に圧出する工程と、圧出α化生地を高圧又は減圧化に脱気する工程と、脱気した生地を整形乾燥する工程との結合を特徴とする高膨張性膨化食品の製造法(特許文献1)や、穀粉若しくは澱粉を吸湿状態で加圧押出機によりノズルを介して大気中に押し出して膨化穀粉又は膨化澱粉を得、次いで該膨化穀粉又は膨化澱粉を粉砕したのち小麦粉と配合して常法に従って製麺するか、又は、穀粉若しくは澱粉を吸湿状態で加熱処理してアルファ化させたのち凍結乾燥して多孔質穀粉又は多孔質澱粉を得、次いで該多孔質穀粉又は多孔質澱粉を粉砕したのち小麦粉と配合して常法に従って製麺する、茹で上がり時間を短縮できる麺類の製造方法(特許文献2)や、加圧押出して糊化及び膨化させた加熱造粒小麦粉の粉砕物を1〜10質量%含有する即席麺用穀粉組成物において、加熱造粒小麦粉の粉砕物の粒度が200〜1600μmの範囲であり、α化度が80%以上であり、且つ粒度500〜700μmのときの見かけ比重が55〜75g/100mlであることを特徴とする、喫食時に麺線が良好な復元性と触感となる即席麺用穀粉組成物(特許文献3)が知られている。
その他、α化澱粉類及び湿熱処理小麦粉のうちの1種又は2種以上を含有する穀粉原料の全重量に基づいてデュラム小麦粉砕物を60〜90重量%の割合で含有する非押出油揚げ即席麺(特許文献4)や、α化低アレルゲン化小麦粉及び/又はα化澱粉を加えることにより、乾物当りのα化物含有量が10〜50%になるように調整した低アレルゲン化小麦粉を含む混合物を押出成形することを特徴とする小麦粉加工食品の製造方法(特許文献5)や、A層及びB層からなる多層構造を有し、A層用麺類生地とB層用麺類生地とを重ね合わせ、圧延して多層生地とする工程を有し、B層用麺類生地は、A層用麺類生地に比して、α化小麦粉及びα化澱粉の少なくとも一方を多く含有する多層麺の製造方法(特許文献6)が知られている。
特公昭49−21773号公報 特許平6−46781号公報 特開2010−4822号公報 特開平8−140609号公報 特開2000−342204号公報 特開2014−18179号公報
本発明の課題は、特別な添加剤を用いなくても、麺類の食感を改善し、当該麺類に良好な湯戻り、老化耐性を付与しうる麺類用素材、その製造方法及びこれを含有する麺類を提供することにある。
本発明者等は、上記課題を解決するため検討した結果、小麦粉及び澱粉を含有する原料に加水混合し、加熱処理を施して、当該小麦粉及び澱粉がα化されている麺類用素材を麺類の原料穀粉の一部として配合することにより、前記課題を解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記(1)〜(5)の麺類用素材、(6)〜(9)の麺類用素材の製造方法、(10)の麺類及び(11)の麺類の製造方法に関する。
(1)原料として小麦粉及び澱粉を含有し、当該小麦粉及び澱粉がα化されていることを特徴とする麺類用素材。
(2)さらにグルテンを含有することを特徴とする上記(1)記載の麺類用素材。
(3)原料として、小麦粉40〜70質量%、澱粉30〜60質量%及びグルテン1〜10質量%を含有することを特徴とする上記(1)又は(2)記載の麺類用素材。
(4)α化度が90%以上であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の麺類用素材。
(5)乾物換算で0.3〜20質量%含む麺類の製造に用いるための上記(1)〜(4)のいずれかに記載の麺類用素材。
(6)小麦粉及び澱粉に加水混合して加熱し、当該小麦粉及び澱粉をα化させることを特徴とする麺類用素材の製造方法。
(7)原料にさらにグルテンを配合することを特徴とする上記(6)記載の製造方法。
(8)小麦粉40〜70質量%、澱粉30〜60質量%及びグルテン1〜10質量%を含有する粉体原料100質量部に対し、水30〜65質量部を添加・混合し、温度80〜120℃でα化度が90%以上になるまで加熱処理することを特徴とする上記(6)又は(7)記載の製造方法。
(9)加熱処理がエクストルーダーによる処理であることを特徴とする上記(6)〜(8)のいずれかに記載の製造方法。
(10)麺類の穀粉原料中において、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の麺類用素材を乾物換算で0.3〜20質量%含有する麺類。
(11)麺類の穀粉原料中において、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の麺類用素材を乾物換算で0.3〜20質量%配合することを特徴とする麺類の製造方法。
本発明の麺類用素材を、穀粉原料中において乾物換算で0.3〜20質量%配合して製麺すると、麺類の食感が改善され、当該麺類に良好な湯戻り、老化耐性を付与することができる。
本発明の麺類用素材としては、原料として小麦粉及び澱粉を含有し、当該小麦粉及び澱粉がα化されているものであれば特に制限されず、また本発明の麺類用素材の製造方法としては、小麦粉及び澱粉に加水混合して加熱し、当該小麦粉及び澱粉をα化させる製法であれば特に制限されず、上記麺類用素材は、さらにグルテンを含有することが好ましい。本発明の麺類としては、上記本発明の麺類用素材を乾物換算で0.3〜20質量%含有するものであれば特に制限されず、また本発明の麺類の製造方法としては、麺類の穀粉原料中において、上記本発明の麺類用素材を乾物換算で0.3〜20質量%配合する麺類の製法であれば特に制限されない。かかる本発明の麺類からして、上記本発明の麺類用素材は、「乾物換算で0.3〜20質量%含む麺類の製造に用いるため」という用途が特定された麺類用素材であるということができる。
本発明の麺類用素材に用いる小麦粉としては特に限定はされないが、中力粉、薄力粉などの軟質系小麦を原料とする小麦粉が好ましく、アミロース含量が30%未満、例えば27%程度とやや少ない、低アミロース小麦を原料とする小麦粉が好ましい。また、小麦粉の形態としては特に限定はされず、常法に従って製造される小麦粉でも、全粒粉でもよい。
また、本発明の麺類用素材に用いる澱粉としては、小麦澱粉、タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、ワキシーコーンスターチ、米澱粉、甘藷澱粉、及びこれら澱粉の加工品(架橋化、リン酸化、アセチル化、エーテル化、酸化等及びそれらの組み合わせを施したもの)を適宜用いることができるが、小麦澱粉、タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉が好ましく、アセチル化タピオカ澱粉が最も好ましい。
本発明の麺類用素材に用いるグルテンとしては、特に限定はされず、通常、食品や麺類の製造に用いられるものであれば適宜使用可能であり、中でも小麦グルテンを特に好適に例示することができる。
本発明の麺類用素材には、本発明の効果を損なわない範囲で、小麦粉以外の穀粉、例えば大麦粉、ライ麦粉、ソバ粉、米粉、コーンフラワー等のその他の穀粉の他に、大豆蛋白質、大豆多糖類、卵黄粉、卵白粉、全卵粉、卵蛋白酵素分解物、脱脂粉乳等の蛋白質素材;動植物油脂、粉末油脂等の油脂類;かんすい、焼成カルシウム、食物繊維、膨張剤、食塩、甘味料、香辛料、調味料、ビタミン類、ミネラル類、色素、香料、デキストリン、難消化性デキストリン、難消化性澱粉、アルコール、保存剤、pH調整剤、酵素剤、増粘剤、糖類、乳化剤を配合してもよい。
本発明の麺類用素材は、原料として、小麦粉10〜90質量%、澱粉10〜90質量%及びグルテン0〜20質量%、特に小麦粉40〜70質量%、澱粉30〜60質量%及びグルテン1〜10質量%を含有することが好ましい。小麦粉が10質量%未満であると、最終製品である麺類の食感として弾力性に乏しくなりやすく、90質量%を超えると粘弾性が弱くなりやすい。また、澱粉が10質量%未満であると粘弾性が弱いものとなりやすく、90質量%を超えると食感として弾力性に乏しいものとなりやすい。グルテンは必ずしも含有させる必要はないが、適量で含有させることにより、粘弾性に優れたものとなるため好適であるが、含有量が20質量%を超えるとぼそつきを生じやすい。
本発明の麺類用素材において、当該小麦粉及び澱粉は、これらに含まれる澱粉質がα化されていることが必要である。α化度は通常は80%以上であるが、好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上である。なお、本発明におけるα化度は、従来法であるβ−アミラーゼ・プルラナーゼ法により測定したものである。従来法であるβ−アミラーゼ・プルラナーゼ法は、特開2012−039897号公報に記載されている、以下に示すとおりの方法である。
〔β−アミラーゼ・プルラナーゼ法によるα化度の測定法〕
(A)試薬
使用する試薬は、以下の通りである。
1.0.8M酢酸−酢酸Na緩衝液
2.10N水酸化ナトリウム溶液
3.2N酢酸溶液
4.酵素溶液:β−アミラーゼ(ナガセ生化学工業(株)#1500)0.017g及びプルラナーゼ(林原生物化学研究所、No.31001)0.17gを上記0.8M酢酸−酢酸Na緩衝液に溶かして100mlとしたもの。
5.失活酵素溶液:上記酵素溶液を10分間煮沸させて調製。
6.ソモギー試薬及びネルソン試薬(還元糖量の測定用試薬)
(B)測定方法
1.湿熱処理小麦粉をホモジナイザーで粉砕し、100メッシュ以下とする。この粉砕した湿熱処理小麦粉0.08〜0.10gをガラスホモジナイザーに取る。
2.これに脱塩水8.0mlを加え、ガラスホモジナイザーを10〜20回上下させて分散を行う。
3.2本の25ml容目盛り付き試験管に上記2.の分散液を2mlずつとり、1本は0.8M酢酸−酢酸Na緩衝液で定容し、試験区とする。
4.他の1本には、10N水酸化ナトリウム溶液0.2mlを添加し、50℃で3〜5分間反応させ、完全に糊化させる。その後、2N酢酸溶液1.0mlを添加し、pHを6.0付近に調整した後、0.8M酢酸−酢酸Na緩衝液で定容し、糊化区とする。
5.上記3.及び4.で調製した試験区及び糊化区の試験液をそれぞれ0.4mlとり、それぞれに酵素溶液0.1mlを加えて、40℃で30分間酵素反応させる。同時に、ブランクとして、酵素溶液の代わりに失活酵素溶液0.1mlを加えたものも調製する。酵素反応は途中で反応液を時々攪拌させながら行う。
6.上記反応済液0.5mlにソモギー試薬0.5mlを添加し、沸騰浴中で15分間煮沸する。煮沸後、流水中で5分間冷却した後、ネルソン試薬1.0mlを添加・攪拌し、15分間放置する。
7.その後、脱塩水8.00mlを加えた後、攪拌し、500nmの吸光度を測定する。
(C)α化度の算出
下式によりα化度を算出する。
α化度(%)=(試験溶液の分解率)/(完全糊化試験溶液の分解率)×100
=(A−a)/(A’−a’)×100
式中、A、A’、a及びa’は下記の通りである。
A=試験区の吸光度
A’=糊化区の吸光度
a=試験区のブランクの吸光度
a’=糊化区のブランクの吸光度
当該小麦粉に含まれる澱粉質や、当該澱粉がα化されるためには、小麦粉や澱粉に水を添加・混合し、加熱処理する。この場合、小麦粉及び澱粉、必要によりグルテンを含有する粉体原料100質量部に対し、水30〜65質量部、好ましくは35〜60質量部を添加・混合し、温度70℃以上、好ましくは80〜120℃でα化度が80%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上になるまで加熱処理する。加熱処理の時間は水の添加量、加熱温度や加熱手段、その他の条件(例えば圧力等)により異なるが、通常常圧下では1〜60分間程度である。この加熱処理は、作業性に優れ、当該素材中に含まれる澱粉が膨化されることで本発明の効果が促されるため、エクストルーダーによる加圧・加熱処理であるのが好ましい。
このようにして製造された麺類用素材は、そのまま麺類の製造に用いてもよいが、保存性や流通、麺類の製造の作業性等の点から、乾燥し粉末化することが好ましい。具体的には水分含量が20質量%以下、通常は5〜15質量%程度になるまで乾燥する。乾燥方法は特に限定されず、例えば熱風乾燥などが挙げられるが、エクストルーダーによる加圧・加熱処理の場合、同時に乾燥されるためこの点からも当該処理が好ましい。また、乾燥した麺類用素材は、麺類の製造時の作業性や食感等の点から、平均粒径が200μ以下、例えば30〜100μmの範囲になるまで粉末化することが好ましい。
本発明の麺類用素材は、麺類の穀粉原料中において0.3〜20質量%、好ましくは1〜10質量%含有される。麺類用素材の含有量が、0.3質量%未満であると、当該素材の添加効果が奏されず、20質量%を超えると生地がべたつきやすく、好ましくない。
本発明の麺類の製造方法は、穀粉原料中において、麺類用素材を0.3〜20質量%、好ましくは1〜10質量%配合し、その他の製麺原料、水等を添加・配合したのち、常法に従って麺類を製造する。ここでいる穀粉原料としては、小麦粉(強力粉、準強力粉、中力粉、薄力粉、デュラム小麦粉、全粒粉)、米粉、そば粉、ライ麦粉、大麦粉などの穀粉の他に、タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉、米澱粉、小麦澱粉、コーンスターチ、ワキシーコーンスターチなどの各種澱粉及びその加工澱粉が含まれる。また、その他の製麺原料としては、小麦グルテン、大豆蛋白質、大豆多糖類、卵黄粉、卵白粉、全卵粉、卵蛋白酵素分解物、脱脂粉乳等の蛋白質素材;動植物油脂、粉末油脂等の油脂類;かんすい、焼成カルシウム、食物繊維、膨張剤、食塩、甘味料、香辛料、調味料、ビタミン類、ミネラル類、色素、香料、デキストリン、難消化性デキストリン、難消化性澱粉、アルコール、保存剤、pH調整剤、酵素剤、増粘剤、糖類、乳化剤などを挙げることができる。
本発明の麺類の種類としては、うどん(素麺、冷麦などを含む)、そば、中華麺、パスタ等が挙げられるが、うどんが好ましい。また、麺類の形態としては、生麺、茹で麺(チルド麺、冷凍麺)、ロングライフ麺、蒸し麺、乾麺(半乾燥麺も含む)、即席麺、麺皮(餃子、焼売、ワンタン、春巻き等)が挙げられるが、茹で麺、即席麺が好ましい。
製造例1〜7 麺類用素材の製造
麺類用素材の粉体原料として、以下の[表1]に示す小麦粉、澱粉質及びグルテンを含有するものを用いた。
各粉体原料100質量部に水43質量部を加えて混合し、一軸エクストルーダーを用いて加圧加熱(バレル温度:98℃)してα化させ、ダイノズル(ダイ径5mm)から押し出して膨化させ、次いで回転カッターでカットして粒状物を得た。この粒状物を乾燥(100℃、約30分)した後、ピンミルにより粉砕し、平均粒径約60μmの麺類用素材(α化度:95%)を得た。
Figure 2018064489
※1 日清製粉製「金すずらん」(アミロース含量:約30%)
※2 日清製粉製「ちくご麦畑」(アミロース含量:約27%)
試験例1(冷蔵うどん)
小麦粉(中力粉;日清製粉製「金すずらん」)58質量部、製造例1〜7の麺類用素材2質量部、アセチル化タピオカ澱粉40質量部に、水45質量部と食塩5質量部を添加し、製麺用ミキサーを用いて減圧下(−700mmHg)で混捏(高速6分間→低速7分間)してうどん生地を調製した。この生地を、製麺ロールを用いて複合及び圧延して3mm厚の麺帯を得た後、切刃を用いて幅3mmに切り出し、うどんを製造した。
得られたうどんを沸騰水で13分間茹でた後、水冷して水を切り、4℃で24時間冷蔵した。冷蔵うどんを沸騰した湯で2分間茹で、その茹で調理済みのうどんの湯戻り及び食感を、10名のパネラーにより以下の評価基準により評価した。その結果を[表2]に示す。
評価基準:
・食感 5点:麺の粘弾性のバランスが極めて良好であった。
4点:麺の粘弾性のバランスが良好であった。
3点:麺の粘弾性のバランスがやや良好であった。
2点:麺の粘弾性のバランスがやや悪かった。
1点:麺の粘弾性のバランスが悪かった。

・湯戻り 5点:麺の湯戻りが極めて良好であった。
4点:麺の湯戻りが良好であった。
3点:麺の湯戻りがやや良好であった。
2点:麺の湯戻りがやや悪かった。
1点:麺の湯戻りが悪かった。
Figure 2018064489
製造例8〜11
麺類用素材の粉体原料として、以下の表3に示す小麦粉、澱粉質及びグルテンを用いた以外は製造例1と同様にして、各麺類用素材を製造した。
試験例2(冷蔵うどん)
製造例8〜11の各麺類用素材を用いた以外は試験例1と同様にして、うどんを製造した。
得られたうどんを沸騰水で13分間茹でた後、水冷して水を切り、4℃で24時間冷蔵した。冷蔵うどんを沸騰した湯で2分間茹で、その茹で調理済みのうどんの湯戻り及び食感を、試験例1の評価基準により評価した。その結果を[表3]に示す。
Figure 2018064489
試験例3(ノンフライ即席うどん)
中力粉(日清製粉製「わらべ」)85〜99.5質量部と下記の表4に示す量の製造例7の麺類用素材(これらを合わせて100質量部)に、水30質量部と食塩1.5質量部を添加し、製麺用ミキサーを用いて混捏してうどん生地を調製した。この生地を、製麺ロールを用いて複合及び圧延して1.2mm厚の麺帯を得た後、切刃を用いて幅3mmに切り出し、麺線を製造した。得られた麺線を100℃の蒸気で2分間蒸熱処理してα化した後、90℃の熱風で18分間乾燥させることにより、ノンフライ即席うどんを製造した。
得られたノンフライ即席うどんを沸騰水中で3分間茹でた後、ノンフライ即席うどんの湯戻り及び食感を、上記の評価基準により評価した。
Figure 2018064489
試験例4(ノンフライ即席中華麺)
中力粉(日清製粉製「わらべ」)98質量部と製造例1もしくは製造例7の麺類用素材2質量部、または中力粉95質量部と製造例7の麺類用素材5質量部の原料粉に、水35質量部、かんすい(オリエンタル酵母工業製「粉末かんすい赤」)0.4質量部、及び食塩1.2質量部を添加し、製麺用ミキサーを用いて混捏して中華麺生地を調製した。この生地を、製麺ロールを用いて複合及び圧延して1.25mm厚の麺帯を得た後、切刃を用いて幅1.66mmに切り出し、麺線(生中華麺)を製造した。得られた麺線を100℃の蒸気で2分間蒸熱処理してα化した後、90℃の熱風で18分間乾燥することにより、ノンフライ即席中華麺を製造した。
得られたノンフライ即席中華麺を容器に移し、沸騰水を添加して4分間復元させた。このノンフライ即席中華麺の復元性(湯戻り)及び食感を、上記の評価基準により評価した。得られた結果を表5に示す。
Figure 2018064489

Claims (11)

  1. 原料として小麦粉及び澱粉を含有し、当該小麦粉及び澱粉がα化されていることを特徴とする麺類用素材。
  2. さらにグルテンを含有することを特徴とする請求項1記載の麺類用素材。
  3. 原料として、小麦粉40〜70質量%、澱粉30〜60質量%及びグルテン1〜10質量%を含有することを特徴とする請求項1又は2記載の麺類用素材。
  4. α化度が90%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の麺類用素材。
  5. 乾物換算で0.3〜20質量%含む麺類の製造に用いるための請求項1〜4のいずれかに記載の麺類用素材。
  6. 小麦粉及び澱粉に加水混合して加熱し、当該小麦粉及び澱粉をα化させることを特徴とする麺類用素材の製造方法。
  7. 原料にさらにグルテンを配合することを特徴とする請求項6記載の製造方法。
  8. 小麦粉40〜70質量%、澱粉30〜60質量%及びグルテン1〜10質量%を含有する粉体原料100質量部に対し、水30〜65質量部を添加・混合し、温度80〜120℃でα化度が90%以上になるまで加熱処理することを特徴とする請求項6又は7記載の製造方法。
  9. 加熱処理がエクストルーダーによる処理であることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の製造方法。
  10. 麺類の穀粉原料中において、請求項1〜5のいずれかに記載の麺類用素材を乾物換算で0.3〜20質量%含有する麺類。
  11. 麺類の穀粉原料中において、請求項1〜5のいずれかに記載の麺類用素材を乾物換算で0.3〜20質量%配合することを特徴とする麺類の製造方法。
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