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JP2017174098A - 無線icタグ - Google Patents

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JP2017174098A
JP2017174098A JP2016058677A JP2016058677A JP2017174098A JP 2017174098 A JP2017174098 A JP 2017174098A JP 2016058677 A JP2016058677 A JP 2016058677A JP 2016058677 A JP2016058677 A JP 2016058677A JP 2017174098 A JP2017174098 A JP 2017174098A
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coil conductor
insulating substrate
wireless
recess
semiconductor element
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JP2016058677A
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English (en)
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尾上 勝彦
Katsuhiko Onoe
勝彦 尾上
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

【課題】 外部との通信距離を大きくする上で有効な無線ICタグ等を提供すること。
【解決手段】 凹部1aを含む上面を有する絶縁基板1と、絶縁基板1の凹部1aを囲む部分に凹部1aを囲んで配置されたコイル導体2Aと、凹部1a内に収容されており、コイル導体2Aと電気的に接続された半導体素子3と、半導体素子3上に配置されて半導体素子3を封止している封止材4とを備えており、封止材4を含む凹部1a内の透磁率が絶縁基板1の透磁率よりも大きい無線ICタグである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、IC(Integrated Circuit)等の半導体素子を含む無線ICタグ(Integrated Circuit Tag)に関する。
RFID(radio frequency identifier)等の無線技術を用いた自動認識技術が、各種物品等の情報認識のために用いられている。この技術では、物品等に配置された無線ICタグとリーダライタ(reader / writer、読み取りおよび書き込み装置)との間で、電波
を介して情報が送受される。ICタグは、情報の読み取りおよび書き込みが可能な半導体素子と、リーダライタとの間で電波の送受を行なうアンテナとしてのコイル導体とを有している(例えば特許文献1を参照)。
リーダライタからコイル導体に送信された電波による電磁誘導によって、半導体素子でのデータの読み取り(リーダライタへの送信)および書き込みに必要な電力が得られる。
特開2015−79534号公報
上記のような自動認識技術では、ICタグのリーダライタに対する有効な通信距離をより大きくすることが求められている。通信距離の増加によって、物品とリーダライタとの間で情報の送受が容易になり、情報の送受に要する時間の短縮、両者の位置関係の自由度の向上(互いに近付ける必要がある距離の低減)等において有利になる。
本発明の1つの態様のICタグは、凹部を含む上面を有する絶縁基板と、該絶縁基板の前記凹部を囲む部分に前記凹部を囲むように配置されたコイル導体と、前記凹部内に収容されており、前記コイル導体と電気的に接続された半導体素子と、前記半導体素子上に配置されて前記半導体素子を封止している封止材とを備えている。また、前記封止材を含む前記凹部内の透磁率が前記絶縁基板の透磁率よりも大きい。
本発明の一つの態様のICタグによれば、上記構成であり、封止材を含む凹部内の透磁率が絶縁基板の透磁率よりも高いことから、凹部内、つまりコイル導体の内側に電波を効果的に誘導することができる。そのため、無線ICタグとリーダライタとの間の距離が多少大きくなったとしても、コイル導体において有効に電力が生じる。したがって、リーダライタとの通信距離を効果的に大きくすることができるICタグを提供することができる。
本発明の第1の実施形態の無線ICタグの一例を示す断面図である。 図1に示す無線ICタグにおけるコイル導体の一例を示す分解断面図である。 (a)は本発明の第2の実施形態の無線ICタグの一例を示す断面図であり、(b)は本発明の第3の実施形態の無線ICタグの一例を示す断面図である。 (a)は図3(a)の変形例を示す断面図であり、(b)は図1の変形例を示す断面図である。 (a)は図3(a)の他の変形例を示す断面図であり、(b)は図1の他の変形例を示す断面図である。 図3の他の変形例を示す断面図である。
本発明の実施形態の無線ICタグを、添付の図面を参照して説明する。なお、以下の説明における上下の区別は便宜的なものであり、実際に無線ICタグが使用されるときの上下を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態の無線ICタグ10を示す断面図である。図2は図1に示す無線ICタグ10におけるコイル導体2Aの一例を示す分解断面図である。上面に凹部1aを有する絶縁基板1と、絶縁基板1の凹部1aを囲む部分に配置されたコイル導体2Aとによって、半導体素子3を収容するためのパッケージ本体(パッケージ本体としては符号なし)が構成されている。このパッケージ本体の凹部1aの底部に搭載された半導体素子3が封止材4で封止されて無線ICタグ10が基本的に構成されている。
また、図1に示す例においては、絶縁基板1の凹部1a内からコイル導体2Aにかけて設けられた配線導体5と半導体素子3とがボンディングワイヤ6を介して互いに電気的に接続されている。この電気的な接続によって、コイル導体2Aと半導体素子3とが互いに電気的に接続され、コイル導体2Aで生じる電力(詳細は後述)の半導体素子3への供給、つまり半導体素子3への情報の書き込み等ができるようになっている。また、半導体素子3から外部電気回路(リーダライタを備えるコンピュータ等)への情報の送信ができるようになっている。配線導体5は、例えば上記のようにコイル導体と他の導体とを電気的に接続する機能を有している。
絶縁基板1は、コイル導体2Aを、コイル導体2A自体の電気絶縁性を確保しながら所定のパターンで配置するための電気絶縁性の基体として機能する。また、絶縁基板1は、半導体素子3を固定するための基体としても機能する。また、絶縁基板1は、コイル導体2Aおよび半導体素子3を外気から保護する機能も有している。
絶縁基板1は、例えば四角形状の板状である。絶縁基板1の上面には、半導体素子3を収容するための凹部1aが設けられている。また、絶縁基板1の上面のうち凹部1aを囲む部分は枠状になっている。言い換えれば、絶縁基板1は、凹部1aおよび凹部1aを囲む枠状の上面を有している。
絶縁基板1は、例えば、酸化アルミニウム質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体またはガラスセラミック焼結体等のセラミック焼結体によって形成されている。絶縁基板1は、例えば酸化アルミニウム質焼結体からなる場合であれば、次のようにして製作することができる。すなわち、まず酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素等の原料粉末を適当な有機バインダおよび有機溶剤とともにシート状に成形して四角シート状の複数のセラミックグリーンシートを作製する。次に、これらのセラミックグリーンシートを積層して積層体を作製する。その後、この積層体を1300〜1600℃の温度で焼成することによって絶縁基板1を製作することができる。
この場合、絶縁基板1となる複数のセラミックグリーンシートのうち上側に積層されるものの中央部を機械的な打抜き加工等で打ち抜いて枠状のシートに成形しておけば、凹部1aを有する絶縁基板1を製作することができる。枠状のシートの中央の開口部分が、そ
の下側に積層されているセラミックグリーンシート(絶縁層)の上面とともに凹部1aを形成する。製作された絶縁基板1は、それぞれがセラミックグリーンシートの焼成されたものである複数の絶縁層(符号なし)が積層されてなる積層体である。
コイル導体2Aは、リーダライタ等の外部装置との間で電波の送受信を行なうためのアンテナとして機能する。前述したように、リーダライタから送信された電波に応じてコイル導体2Aで誘導電流が生じ、半導体素子3の作動等に必要な電力が得られる。
コイル導体2Aは、例えば図1および図2に示すように複数の絶縁層上に配置されたコイル用導体2Aaによって構成されている。上下の絶縁層に配置されたコイル用導体2Aaは、例えば絶縁層を厚み方向に貫通する貫通導体2Abによって互いに電気的に接続されている。つまり、複数のコイル用導体2Aaが貫通導体2Abを介して順次直列に接続されて、1つのソレノイド状のコイル導体2Aが形成されている。なお、図2に示す例は、絶縁基板1のうちコイル用導体2Aaが配置された絶縁層のうち互いに上下に隣り合う2つの沿絶縁層の上面を模式的に示したものである。これらの2つの絶縁層は、図1においてコイル用導体2Aaが上面に設けられたものであるとともに互いに上下に隣り合うものであれば、どの絶縁層であっても該当し得る。
コイル導体2Aを設ける絶縁層の層数、つまりコイル導体2Aの巻き数は、コイル導体2Aでの所定の誘導電力または生産性等の条件に応じて適宜設定すればよい。コイル導体2Aに含まれるコイル用導体2Aaの長さおよび線幅等についても、無線ICタグ10としての特性および生産性等を考慮して適宜設定すればよい。
半導体素子3は、物品の各種の情報の記憶(書き込みおよび書き換え等)、およびリーダライタから送信される各種の情報の処理の機能を有するものであり、例えばIC(集積回路)またはLSI(大規模集積回路)等の半導体集積回路素子である。
半導体素子3は、半導体素子3上に配置されている封止材4によって封止され、外気等の環境から保護されている。これによって、例えば外気に含まれる水分または酸素等の腐食作用から半導体素子3が保護されて、半導体素子の作動について信頼性が高められている。
図1に示す無線ICタグ10における封止材4は、凹部1a内に充填されて、半導体素子3を被覆している。また、この例では、配線導体5およびボンディングワイヤ6も封止材4によって半導体素子3と一体的に被覆されている。この場合の封止材4は、半導体素子3等を直接に被覆している被覆材4Aである。以下、第1の実施形態に関しては封止材4を被覆材4Aという場合がある。
被覆材4Aは、例えばエポキシ樹脂の樹脂材料によって形成されている。硬化前の流動性を有するエポキシ樹脂等の樹脂材料を凹部1a内に充填した後に、この未硬化の樹脂材料を熱または紫外線等で硬化させることによって、半導体素子3等を容易に被覆することができる。つまり、被覆材4Aは、樹脂材料からなるときには、その形成が容易であり、半導体素子3の封止も容易である。
また、本実施形態の無線ICタグ10では、この封止材4を含む凹部1a内の透磁率が絶縁基板1の透磁率よりも大きい。封止材4を含む凹部1a内の透磁率とは、封止材4を含む凹部1a内の全体としての透磁率であり、凹部1aが封止材4(被覆材4A)で充填されている場合には、被覆材4Aの透磁率に相当する。
この場合、酸化アルミニウム質焼結体等からなる絶縁基板1の透磁率が比透磁率として
約1程度であるのに対して、エポキシ樹脂等の樹脂材料の透磁率も比透磁率とした約1程度であるので、鉄、ニッケル、コバルトまたはフェライト等の透磁率が比較的大きい材料(比透磁率として約1000〜8000程度等の材料)からなる添加材(図示せず)が被覆材4A中に配置される。
添加材を形成する材料としては、例えば、上記のような鉄、ニッケル、コバルト等の磁性体である金属材料、またはこれらの金属材料の合金を含む金属材料、またはフェライトを用いること挙げられる。これらの材料は、例えば粉末として被覆材4A内に分散したものでもよく、被覆材4Aの上端部に箔状または板状の部材として挿入されたものでもよい。添加材が金属等の電気伝導性の材料であるときには、ボンディングワイヤ6、配線導体5および半導体素子3の電極等の導体同士の間で電気的短絡が生じないように、その配置位置を適宜設定する必要がある。例えば、上記粉末の表面をガラス、樹脂材料または導体(金属)の酸化膜等の絶縁材料で被覆するか、または上記導体に接する部分は樹脂材料のみで被覆するようにすればよい。
なお、封止材4が被覆材4Aであるときに、その被覆材4Aが、樹脂材料からなる母材と、母材中に分散している磁性体材料(粉末等)とを有するものであるときには、被覆材4Aによる半導体素子3の被覆による封止と、凹部1a内の透磁率を高めることとを同時に行なうことも容易である。そのため、無線ICタグ10の生産性および経済性(コスト等)の点でも有利である。
コイル導体2A(個々のコイル用導体2Aaおよび貫通導体2Ab)および配線導体5は、タングステン、モリブデン、マンガン、銅、銀、パラジウム、金、白金、ニッケルまたはコバルト等の金属材料によって形成されている。また、コイル導体2Aおよび配線導体5はこれらの金属材料を含む合金材料等によって形成されているものでもよい。このような金属材料等は、メタライズ層またはめっき層等の金属層として絶縁基板1の所定部位に設けられている。またコイル導体2Aおよび配線導体5は、上記の金属材料または合金材料が複数の層状に積層されて設けられたものでもよく、複数の層は、互いに異なる方法で形成された層を含んでいてもよい。
コイル導体2Aおよび配線導体5は、例えばタングステンのメタライズ層である場合には、タングステンの粉末を有機溶剤および有機バインダと混合して作製した金属ペーストを絶縁基板1となるセラミックグリーンシートの所定位置にスクリーン印刷法等の方法で印刷して焼成する方法で形成することができる。貫通導体2Abについては、あらかじめセラミックグリーンシートに貫通孔を設けておいて、この貫通孔内に金属ペーストを塗布し充填することで形成することができる。
また、配線導体5の場合にであれば、上記メタライズ層の露出表面に、電気めっき法または無電解めっき法等のめっき法でニッケル(ニッケル−コバルト合金等を含む)および金等のめっき層をさらに被着させてもよい。
ボンディングワイヤ6は、いわゆる金ワイヤまたはアルミニウムワイヤ等のワイヤである。なお、半導体素子3と配線導体5との電気的な接続は、ボンディングワイヤ6に限らず、はんだ等の金属材料からなる金属バンプまたは導電性接着剤等の他の導電性接続材を介して行なわれても構わない。
(第2および第3の実施形態)
図3(a)は本発明の第2の実施形態の無線ICタグ10の一例を示す断面図であり、図3(b)は本発明の第3の実施形態の無線ICタグ10の一例を示す断面図である。図3において図1と同様の部位には同様の符号を付している。図3に示す例においては、凹部1
aが蓋体4Bで塞がれて半導体素子3が気密封止されている。すなわち、これらの例において封止材4は蓋体4Bである。以下、封止材4について蓋体4Bという。
蓋体4Bは、金属材料またはセラミック材料等によって形成されている。この金属材料としては、鉄−コバルト合金等の鉄合金、銅系合金およびアルミニウム系合金等が挙げられる。セラミック材料としては、酸化アルミニウム質焼結体およびガラスセラミック焼結体等が挙げられる。蓋体4Bは、例えばろう材、ガラスまたは接着剤等の接合材によって絶縁基板1に接合されている。
図3(a)に示す例は、封止材4が、凹部1aの開口を塞いで半導体素子3を封止している蓋体4Bである。この蓋体4Bの透磁率が絶縁基板1の透磁率よりも大きい。これによって、封止材4としての蓋体4Bを含む凹部1a内の透磁率が絶縁基板1の透磁率よりも大きくなっている。つまり蓋体4Bは、半導体素子3の気密封止に加えて、凹部1a内の透磁率を大きくする機能を有している。
この場合の蓋体4Bは、鉄、ニッケルまたはコバルト等の磁性体である金属材料またはこれらの金属材料を1種以上含む合金材料によって形成されている。例えば、蓋体4Bは、鉄−ニッケル合金または鉄−ニッケル−コバルト合金によって作製されたものが用いられる。この場合には、絶縁基板1の上面のうち蓋体4Bが接合される部分に下地金属層8図示せず)を設けておいて、この下地金属層に蓋体4Bを、ろう材等の接合材(図示せず)を介して接合するようにすればよい。
また、図3(a)に示す例では、蓋体4Bのうち平面透視で凹部1a内に位置する部分(中央部)が下方向に凸状になっている。つまり、蓋体4Bは、その下面の中央部が凹部1a内により深く入り込んでいる。この蓋体4Bの凸状部分の入り込みによって、凹部1a内の透磁率を効果的に大きくすることができる。また、この入り込みの深さの調整によって、凹部1a内の透磁率を調整することも容易に行なうことができる。
図3(b)に示す例の無線ICタグ10は、絶縁基板1よりも高い透磁率を有しているとともに凹部1a内に配置された補助部材7をさらに有している。この補助部材7の作用によって、封止材4としての蓋体4Cを含む凹部1a内の透磁率が絶縁基板1の透磁率よりも大きくなっている。
この場合には、凹部1a内の透磁率を大きくする機能は補助部材7が有しているため、図3に示す例における蓋体4Cは、絶縁基板1よりも透磁率が高いものである必要はない。例えば、この例において蓋体4Cは、前述した酸化アルミニウム質焼結体等のセラミック材料からなるものであっても構わない。
補助部材7は、鉄、ニッケル、コバルトまたはフェライト等の透磁率が比較的大きい材料を含むものである。このような補助部材7は、例えば第1の実施形態における被覆材4Aと同様に、樹脂材料中に磁性体材料の粉末が分散したものが挙げられる。
また、補助部材7は、鉄等の金属材料からなる板状の部材であってもよい。また、このような板状の部材である補助部材7が、セラミック材料からなる蓋体4Cの下面の中央部に接合されていてもよい。金属材料からなる補助部材7とセラミック材料からなる蓋体44Cとの接合は、例えばあらかじめ蓋体4Cの下面に設けておいたメタライズ層(図示せず)に、蓋体4Cをろう付けすることによって行なうことができる。
なお、補助部材7が配置されている形態において、半導体素子3が、蓋体4C以外の封止手段で封止されていてもよい。このような封止手段としては、例えば前述した第1の実
施形態における被覆材4Aと同様の樹脂材料(磁性材が含まれていないもの)が挙げられる。
(変形例)
図4(a)は図3(a)の変形例を示す断面図であり、図4(b)は図1の変形例を示す断面図である。図4において図1〜図3と同様の部位には同様の符号をふしている。
図4(a)に示す例の無線ICタグ10は、蓋体4Bの内部に配置されているとともにコイル導体2Aと電気的に接続された補助コイル導体2Bをさらに有している。
このような補助コイル導体2Bによって、凹部1a内への電波の誘導の効果が向上する。そのため、無線ICタグ10のリーダライタ等に対する通信距離が向上する。補助コイル導体2Bは、例えば、コイル導体2と同様の材料を用い、同様の方法で形成することができる。
なお、補助コイル導体2Bが設けられる場合には、その補助コイル導体2Bによる誘導電流の分、コイル導体2Aの巻き数を少なくすることもできる。そのため、無線ICタグとしての低背化に対しても有効である。また、コイル導体2Aと補助コイル導体2Bとをあわせたコイル導体全体(符号なし)として、設計の自由度を高めることもできる。
また、蓋体4Bのうち少なくとも補助コイル導体2Bを含む導体部分が配置された部分は、セラミック材料等の絶縁材料からなるものとしておく。この場合の蓋体4Bとしては、例えば、セラミック材料からなる四角枠状の部分(図示せず)と、その枠状の部分の内側にはめ込まれて接合された金属材料からなる四角板状の部分(図示せず)とによって構成されたものが挙げられる。
図4(b)に示す例では、絶縁基板1が、凹部1aの内側面から凹部1a内に張り出た段状部1cをさらに有している。また、この例の無線ICタグ10は、段状部1c内に配置されているとともにコイル導体2Aと電気的に接続された補助コイル導体2Cをさらに有している。
段状部1cの上面には配線導体5の一部が配置されている。これによって、半導体素子3の上面の電極と配線導体5との間の距離が短くなり、ボンディングワイヤ6部分における電気抵抗が低減されている。また、ボンディングワイヤ6の接続が容易になるため、無線ICタグ10の生産性の点でも有利である。
また、この例でも、段状部1c内の補助コイル導体2Cによって、凹部1a内への電波の誘導の効果が向上する。そのため、無線ICタグ10のリーダライタ等に対する通信距離が向上する。また、この場合にも、コイル導体2Aと補助コイル導体2Cとをあわせたコイル導体全体(符号なし)として、設計の自由度を高めることもできる。
なお、段状部1c内に補助コイル導体2Cが配置されるときに、半導体素子3の封止は、前述した第3の実施形態で説明したような樹脂材料のみによる被覆で行なわれていてもよい。
上記のような蓋体4B内および段状部1c内の補助コイル導体2B、2Cは、コイル導体2Aと同様の材料を用い、同様の方法で形成することができる。蓋体4B内の補助コイル導体2Bの場合には、蓋体4Bのうちセラミック材料からなる部分に補助コイル導体2Bとなる金属ペーストを塗布しておき、このセラミック材料と同時焼成する方法で補助コイル導体2Bを形成することができる。
補助コイル導体2B、2Cとコイル導体2Aとの電気的な接続は、例えば上記のような貫通導体2Abまたは配線導体5の一部等によって行なわせることができる。
蓋体4B内および段状部1c内の補助コイル導体2B、2Cは、本実施形態のコイル導体2Aと同様にソレノイド状のものであってもよい。この場合には、例えば、蓋体4Bまたは段状部1cを複数の絶縁層に分けて形成し、その絶縁層の表面に補助コイル導体2Bまたは補助コイル導体2Cとなるコイル用導体(コイル導体2Aのコイル用導体2Aaと同様なもの)を配置するようにすればよい。
図5(a)は図3(a)の他の変形例を示す断面図であり、図5(b)は図1の他の変形例を示す断面図である。図5(a)に示す例において、コイル導体2Aは、絶縁基板1のうち凹部1aを囲む部分の上部に偏って配置されている。
この場合には、無線ICタグが実装される物品に配置されている他の導体(例えば実装用の回路基板上の回路導体等)とコイル導体2Aとの距離をより大きくすることができる。そのため、例えばこのような導体とリーダライタとの間で電磁誘導による不要な電流が生じたとしても、それによるコイル導体2Aへの影響が低減される。つまり、コイル導体2Aから半導体素子3に伝送される情報の精度が向上する。
なお、図5(a)に示す例では、絶縁基板1の上面までコイル導体2Aの一部が延長されている。絶縁基板1の上面に設けられたコイル導体2A(コイル用導体2Aa)は、蓋体4Bおよび蓋体4Bと絶縁基板1とを接合している接合材によって被覆され、外気から保護されている。この場合の接合材は、蓋体4Bが金属材料からなるときに、電気絶縁材料からなるものでもよい。これによって、蓋体4Bとコイル用導体2Aaとの電気絶縁性が向上する。
図5(b)に示す例においては、絶縁基板1の外側面が磁性シート8で被覆されている。磁性シート8は、例えば磁性材料の粉末が樹脂材料中に添加されて分散した材料をシート状に成形したものである。
この場合には、無線ICタグが実装される物品に配置されている他の導体(例えば実装用の回路基板上の回路導体等)とコイル導体2Aとを効果的に電磁的に遮蔽することができる。そのため、例えばこのような導体とリーダライタとの間で電磁誘導による不要な電流が生じたとしても、それによるコイル導体2Aへの影響が低減される。したがって、この場合にも、コイル導体2Aから半導体素子3に伝送される情報の精度が向上する。
磁性シート8に含まれる樹脂材料としては、例えばエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリプロピレン樹脂および各種のアクリル系(メタクリル系)樹脂が挙げられる。また、磁性シート8に含まれる磁性材料は、上記各例における封止材4(特に被覆材4Aおよび透磁率が比較的大きい蓋体4B)または補助部材7の場合と同様に、鉄、ニッケル、コバルトまたはフェライト等の材料が挙げられる。
磁性シート8は、例えば上記の樹脂材料の未硬化物に磁性材料の粉末を添加した混合物を作製し、この混合物を絶縁基板1の側面に塗布した後に樹脂材料を加熱または紫外線照射等の方法で硬化させることによって形成することができる。
図6は図3の他の変形例を示す断面図である。図6において図1〜図3と同様の部位には同様の符号を付している。図6に示す例おいて、絶縁基板1は、凹部1aが設けられた部分における厚みよりも、凹部1aよりも下側に位置する部分における厚みの方が大きい
。この場合にも、無線ICタグ10が実装される物品に配置されている他の導体とコイル導体2Aとの距離をより大きくして、コイル導体2Aへの不要な誘導電流の影響が低減される。そのため、コイル導体2Aから半導体素子3に伝送される情報の精度が向上する。
また、絶縁基板1の透磁率は、凹部1aよりも下側において凹部を囲む部分よりも小さいものであってもよい。これによって、凹部1aの下側から凹部1a内に外部の不要な誘導電流(誘導電流による電波)が入り込むことが抑制される。したがって、コイル導体2Aへの不要な誘導電流の影響が低減され、コイル導体2Aから半導体素子3に伝送される情報の精度が向上する。
なお、本発明は以上の実施形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内であれば種々の変更は可能である。例えば、絶縁基板1の透磁率を、凹部1aよりも下側において凹部を囲む部分よりも小さくした構成は、第1〜第3の実施形態およびこれらの変形例のいずれに適用されても構わない。また、絶縁基板1の外側面に磁性シート8を設ける構成についても、同様に、第1〜第3の実施形態およびこれらの変形例のいずれに適用されても構わない。
1・・・絶縁基板
1a・・・凹部
1c・・・枠状部
2A・・コイル導体
2Aa・・コイル用導体
2Ab・・貫通導体
2B・・補助コイル導体(蓋体内)
2C・・補助コイル導体(段状部内)
3・・・半導体素子
4・・・封止材
4A・・・被覆材
4B・・・蓋体
4C・・・蓋体
5・・・配線導体
6・・・ボンディングワイヤ
7・・・補助部材
8・・・磁性シート
10・・・無線ICタグ

Claims (9)

  1. 凹部を含む上面を有する絶縁基板と、
    該絶縁基板の前記凹部を囲む部分に前記凹部を囲むように配置されたコイル導体と、
    前記凹部内に収容されており、前記コイル導体と電気的に接続された半導体素子と、
    前記半導体素子上に配置されて前記半導体素子を封止している封止材とを備えており、
    前記封止材を含む前記凹部内の透磁率が前記絶縁基板の透磁率よりも大きいことを特徴とする無線ICタグ。
  2. 前記封止材が、前記半導体素子を被覆している被覆材であり、該被覆材
    が、樹脂材料からなる母材と、該母材中に分散している磁性体材料とを有するものであることを特徴とする請求項1に記載の無線ICタグ。
  3. 前記封止材が、前記凹部の開口を塞いで前記半導体素子を封止している蓋体であり、該蓋体の透磁率が記前記絶縁基板の透磁率よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の無線ICタグ。
  4. 前記絶縁基板よりも高い透磁率を有しているとともに前記凹部内に配置された補助部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の無線ICタグ。
  5. 前記蓋体の内部に配置されているとともに前記コイル導体と電気的に接続された補助コイル導体をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の無線ICタグ。
  6. 前記絶縁基板が、前記凹部の内側面から前記凹部内に張り出た段状部をさらに有しており、該段状部内に配置されているとともに前記コイル導体と電気的に接続された補助コイル導体をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の無線ICタグ。
  7. 前記絶縁基板の透磁率は、前記凹部よりも下側において前記凹部を囲む部分よりも小さいことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の無線ICタグ。
  8. 前記コイル導体は、前記絶縁基板のうち前記凹部を囲む部分の上部に偏って配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の無線ICタグ。
  9. 前記絶縁基板の外側面が磁性シートで被覆されていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の無線ICタグ。
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