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JP2017039569A - シート状原料分別装置、シート状原料供給装置、シート状原料分別方法、シート状原料供給方法、シート製造装置 - Google Patents

シート状原料分別装置、シート状原料供給装置、シート状原料分別方法、シート状原料供給方法、シート製造装置 Download PDF

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JP2017039569A
JP2017039569A JP2015161683A JP2015161683A JP2017039569A JP 2017039569 A JP2017039569 A JP 2017039569A JP 2015161683 A JP2015161683 A JP 2015161683A JP 2015161683 A JP2015161683 A JP 2015161683A JP 2017039569 A JP2017039569 A JP 2017039569A
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利昭 山上
Toshiaki Yamagami
利昭 山上
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】再生利用に適したシート状原料を分別可能なシート状原料分別装置を提供する。【解決手段】シート状原料分別装置は、シート状原料を積載する積載部と、前記積載部から最上位の前記シート状原料を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された前記シート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定する計測部と、前記計測部による抵抗力に応じて、前記シート状原料を複数の収容部のうち何れの収容部に収容するかを判定する判定部と、を有し、前記判定部による判定結果に応じて、前記シート状原料を収容部に収容する。【選択図】図1

Description

本発明は、シート状原料分別装置、シート状原料供給装置、シート状原料分別方法、シート状原料供給方法、シート製造装置に関する。
従来、給紙トレイから引き出された印刷用紙を横切る光軸を形成する光透過型センサーを備え、印刷用紙を透過する透過光量を検出し、当該透過光量に基づいて印刷用紙の種類を判別する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平7−196207号公報
しかしながら、上記のような光学検出装置を用いた判別技術では、例えば、外乱光の影響や埃の付着等により誤判別してしまう、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかるシート状原料分別装置は、シート状原料を積載する積載部と、前記積載部から最上位のシート状原料を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された前記シート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定する計測部と、前記計測部による抵抗力に応じて、前記シート状原料を複数の収容部のうち何れの収容部に収容するかを判定する判定部と、を有し、前記判定部による判定結果に応じて、前記シート状原料を前記収容部に収容することを特徴とする。
この構成によれば、シート状原料に針状体を刺したときの抵抗力に応じてシート状原料が分別される。従って、外乱光の影響や埃や粉塵等の影響を受けることなく、異なる形態(紙種、紙厚等)のシート状原料が混在した中から必要とされる所定の形態のシート状原料を分別することができる。
[適用例2]上記適用例にかかるシート状原料分別装置の前記搬送部は、シート状原料を吸着させる吸着部を有し、前記計測部は、前記吸着部により吸着されたシート状原料に前記針状体を刺したときの抵抗力を測定することを特徴とする。
この構成によれば、シート状原料を搬送する過程において抵抗力を測定するため、シート状原料を効率よく分別することができる。
[適用例3]上記適用例にかかるシート状原料分別装置の前記計測部は、前記針状体を備えたステージ部を有し、前記計測部は、前記搬送部により前記ステージ部に載置されたシート状原料に前記針状体を刺したときの抵抗力を測定することを特徴とする。
この構成によれば、シート状原料をステージ部に載置し安定させた状態で抵抗力を測定することができる。また、シート状原料の種類が同じであっても、例えば複数枚重なった状態のシート状原料を分別することができる。
[適用例4]本適用例にかかるシート状原料供給装置は、シート状原料を積載する積載部と、前記積載部から最上位のシート状原料を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された前記シート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定する計測部と、前記計測部による抵抗力に応じて、前記シート状原料を供給部に搬送するか排出部に搬送するかを判定する判定部と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、シート状原料に針状体を刺したときの抵抗力に応じて、所望するシート状原料のみを供給部に確実に搬送することができる。従って、外乱光の影響や埃や粉塵等の影響を受けることなく、異なる形態のシート状原料が混在した中から必要とされる所定の形態のシート状原料を分別して搬送することができる。
[適用例5]本記適用例にかかるシート製造装置は、上記のシート状原料供給装置と、前記シート状原料供給装置から供給されたシート状原料を粗砕片に粗砕する粗砕部と、粗砕片を解繊物に解繊する解繊部と、解繊物の少なくとも一部を用いてシートを成形するシート成形部と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、シート状原料供給装置がシート製造装置におけるシート状原料の供給部として機能する。この場合、シート状原料供給装置からは、シートの製造に好適なシート状原料のみが供給され、例えば、樹脂層を有する写真用紙等のシートの製造に不適な原料は供給されることがないので、均一な品質のシートを製造することができる。また、樹脂層を有する写真用紙等が供給されないため、例えば、粗砕部への樹脂等の絡み付きや樹脂等の溶解による付着等が低減され、搬送不具合等の発生を抑制することができる。
[適用例6]本適用例にかかるシート状原料分別方法は、積載された最上位のシート状原料を搬送し、搬送された前記シート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定し、測定された抵抗力に応じて、前記シート状原料を複数の収容部のうち何れの収容部に収容するかを判定し、判定結果に応じて、前記シート状原料を前記収容部に収容することを特徴とする。
この構成によれば、シート状原料に針状体を刺したときの抵抗力に応じてシート状原料が分別される。従って、外乱光の影響や埃や粉塵等の影響を受けることなく、異なる形態のシート状原料が混在した中から必要とされる所定の形態のシート状原料を分別することができる。
[適用例7]本適用例にかかるシート状原料供給方法は、積載された最上位のシート状原料を搬送し、搬送された前記シート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定し、測定された抵抗力に応じて、前記シート状原料を供給部に搬送するか排出部に搬送するかを判定することを特徴とする。
この構成によれば、シート状原料に針状体を刺したときの抵抗力に応じて、所望するシート状原料のみを供給部に確実に搬送することができる。従って、外乱光の影響や粉塵等の影響を受けることなく、異なる形態のシート状原料が混在した中から必要とされる所定の形態のシート状原料を分別して搬送することができる。
第1実施形態にかかるシート状原料分別装置の構成を示す概略斜視図。 第1実施形態にかかるシート状原料分別装置の構成を示す一部側面図。 第1実施形態にかかるシート状原料分別装置の構成を示す一部側断面図。 第1実施形態にかかるシート状原料分別方法を示すフローチャート。 第1実施形態にかかるシート状原料分別装置の動作を示す模式図。 第1実施形態にかかるシート状原料分別装置の動作を示す模式図。 第1実施形態にかかるシート状原料分別装置の動作を示す模式図。 第1実施形態にかかるシート状原料分別装置の動作を示す模式図。 第1実施形態にかかるシート状原料分別装置の動作を示す模式図。 第1実施形態にかかるシート状原料分別装置の動作を示す模式図。 第1実施形態にかかるシート状原料分別装置の動作を示す模式図。 第2実施形態にかかるシート状原料分別装置の構成を示す概略平面図。 第2実施形態にかかる計測部の構成を示す概略断面図。 第2実施形態にかかる計測部の構成を示す概略断面図。 第2実施形態にかかるシート状原料分別方法を示すフローチャート。 第3実施形態にかかるシート状原料供給装置の構成を示す概略斜視図。 第3実施形態にかかるシート状原料供給方法を示すフローチャート。 第4実施形態にかかるシート状原料供給装置の構成を示す概略平面図。 第4実施形態にかかるシート状原料供給方法を示すフローチャート。 第5実施形態にかかるシート製造装置の構成を示す模式図。
以下、本発明の第1実施形態から第5実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。
(第1実施形態)
まず、シート状原料分別装置の構成について説明する。シート状原料分別装置は、シート状原料を積載する積載部と、積載部から最上位のシート状原料を搬送する搬送部と、搬送部により搬送されたシート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定する計測部と、計測部による抵抗力に応じて、シート状原料を複数の収容部のうち何れの収容部に収容するかを判定する判定部と、を有し、判定部による判定結果に応じて、シート状原料を収容部に収容する分別装置である。また、シート状原料分別装置は、シート状原料を積載する積載部と、積載部から最上位のシート状原料を分離する分離部と、分離部により分離されたシート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定する計測部と、計測部による抵抗力に応じて、シート状原料を複数の収容部のうち何れの収容部に収容するかを判定する判定部と、を有し、記判定部による判定結果に応じて、シート状原料を収容部に収容する分別装置である。以下、具体的に説明する。
図1は、シート状原料分別装置の構成を示す概略斜視図であり、図2は、シート状原料分別装置の構成を示す一部側面図であり、図3は、シート状原料分別装置の構成を示す一部側断面図である。
図1に示すように、本実施形態にかかるシート状原料分別装置10は、積載部300と、搬送部400と、計測部500と、これらの各部等を制御する制御部(図示せず)を備えている。また、シート状原料分別装置10には、複数の収容部が設けられている。本実施形態では、第1収容部700及び第2収容部800の2つの収容部が設けられている。
積載部300は、複数枚のシート状原料Puを積載するものである。シート状原料Puは、例えば、古紙やパルプシート等の繊維を含むものである。
積載部300は、図1及び図2に示すように、複数枚のシート状原料Puを重ねて貯めておくトレイ301と、トレイ301を鉛直方向(Z軸方向)に移動(昇降)させる移動機構302とを備えている。本実施形態の移動機構302は、ボールねじ軸310と、トレイ301が接続されたボールナット311と、ボールナット311を移動方向に案内するガイド部318等とを備えている。ボールねじ軸310にはモーター312が接続されている。そして、モーター312からの動力は、ボールねじ軸310に伝達される。これにより、ボールねじ軸310は回転し、ボールナット311に接続されたトレイ301は、ボールねじ軸310方向(Z軸方向)に移動することができる。また、トレイ301の移動量(位置)は、モーター312またはボールねじ軸310の回転方向と回転量を検出するロータリーエンコーダー313によって検出可能に構成されている。
また、積載部300には、トレイ301に積載された最上位のシート状原料Puの位置を検出するレベルセンサー(図示せず)が配置されている。そして、制御部は、レベルセンサーの出力信号に基づいて、最上位のシート状原料が常に規定の位置となるようトレイ301の位置を制御する。すなわち、制御部は、トレイ301から最上位のシート状原料Puが搬送されると、モーター312を駆動してトレイ301を上昇させ、レベルセンサーの出力信号に基づいて、トレイ301に積載された(新たに最上位となった)シート状原料Puが規定の位置に達したときモーター312の駆動を停止させる。これにより、最上位のシート状原料Puの位置を常に規定の位置に保つことができる。なお、規定の位置は、後述する吸着部430により最上位のシート状原料Puを吸着することが可能な範囲内であればよく、トレイ301の位置制御(上昇)は、1枚単位であってもよいし、所定枚数単位であってもよい。
搬送部400は、積載部300に積載された最上位のシート状原料Puを第1収容部700または第2収容部800に搬送するものである。また、搬送部400は、積載部300から最上位のシート状原料Puを分離する分離部として機能する。本実施形態の搬送部400は、図1に示すように、4軸駆動の水平多関節ロボットである。搬送部400は、設置面に設置されるベース部410と、ベース部410に連結された第1アーム部411と、第1アーム部411に連結された第2アーム部412と、第2アーム部412に連結された第3アーム部413等を備えている。
ベース部410と第1アーム部411とは、第1関節部415を介して連結されている。第1関節部415は鉛直方向(Z軸方向)に延びる第1軸を有し、第1アーム部411はモーター等の駆動によりベース部410に対して第1軸中心に回転する。また、第1アーム部411には、第2関節部416を介して第2アーム部412が連結されている。第2関節部416はZ軸方向に延びる第2軸を有し、第2アーム部412はモーター等の駆動により第2軸中心に回転する。また、第2アーム部412にはZ軸方向を第3軸とする第3アーム部413が連結されている。そして、第3アーム部413の一端部には吸着部430が接続されている。第3アーム部413は、ボールねじとガイドとモーターとを備え、Z軸方向に移動可能に連結されている。さらに、第3アーム部413は、第3軸を中心に回転可能にモーター等が接続されている。これにより、第3アーム部413に接続された吸着部430がZ軸方向に移動可能となるとともに、第3軸を中心に回転可能となる。なお、モーター等のアクチュエーターは、制御部に電気的に接続され、制御部からの制御信号に基づいて駆動される。
吸着部430は、積載部300に積載されたシート状原料Puを吸着させるものである。吸着部430は、図2及び図3に示すように、開口部431を有している。吸着部430は、例えば、ゴム材等の弾性力を有する材質で構成されている。吸着部430が接続された第3アーム部413の内部には、空気等の流体を連続的に輸送可能な管部413aが形成されており、当該管部413aの一部にポンプ等の空気を吸引する吸引機構(図示せず)が接続されている。そして、吸引機構を駆動させることにより第3アーム部413の管部413aを介して吸着部430の開口部431から空気が吸引され、負圧によりシート状原料Puを吸着(付着)させることができる。なお、吸着部430によるシート状原料Puの吸引力は、後述の計測部500の針状体501でシート状原料Puを刺した際の押し圧に耐え得るように設定される。一方、吸引機構の駆動を停止させることにより開口部431からの空気の吸引が停止され負圧状態が解除される。これにより、吸着部430に吸着させたシート状原料Puを落下させることができる。
本実施形態の搬送部400は、一つの吸着部430を有し、積載部300に積載された最上位のシート状原料Puの中央部分を吸着可能に駆動制御される。これにより、シート状原料Puを吸着して搬送する際、シート状原料Puのバランスを保持し、安定した姿勢で搬送することができる。なお、シート状原料Puのサイズ等に応じて、吸着部430や開口部431等の大きさを任意に設定することができる。また、吸着部430の数は一つに限定されず複数であってもよく、例えば4つの吸着部430をシート状原料Puの四隅に対応する位置に設けてもよい。この場合、後述する計測部500(針状体501)を各吸着部430に対応させて四箇所に設けてもよいし、少なくとも一つの計測部500(針状体501)を吸着部430の何れかに対応させて設けてもよい。
計測部500は、図3に示すように、第3アーム部413内部の管部413aに配置され、針状体501と、針状体501を移動させる移動機構502と、針状体501にかかる抵抗力を計測するひずみゲージ503と、を備えている。
針状体501は、例えば、鋼材等の金属部材で構成され、針状体501の断面径は、0.5mmから2mm程度のものである。そして、針状体501の先端部は細く尖った形状を有している。移動機構502は、例えば、モーター等を備え、モーターの駆動に応じて針状体501がZ軸方向に移動可能となる。モーターは、制御部に電気的に接続され、制御信号に基づいて駆動するように構成されている。なお、針状体501の形態は、測定するシート状原料Puの材質、厚み等に応じて適宜設定することができる。
抵抗力の測定には、ひずみゲージや圧電素子が用いられる。ひずみゲージ503は、シート状原料Puに針状体501を刺した際の抵抗力による針状体501のひずみを測定するもので、電気抵抗の変化によりひずみを測定する電気抵抗式(金属抵抗体式)のセンサーである。ひずみゲージ503は、例えば、針状体501の表面に電気絶縁物を介して接着されている。ひずみゲージ503は、制御部に電気的に接続され、その出力信号(抵抗値の変化に応じた出力電圧)が制御部に入力される。ここで、針状体503の一部を弾性体で構成し、その弾性体の表面にひずみゲージ503を接着することが好ましい。なお、圧電素子を利用した圧電式の力センサーでは、力に応じた電圧が出力される。
第1収容部700及び第2収容部800は、計測部500によって得られたシート状原料Puの抵抗力に応じて、当該シート状原料Puを分別して収容するためのものである。第1及び第2収容部700,800は、例えば、箱状の容器である。制御部(判定部)は、計測部500による抵抗力に応じて、シート状原料Puを第1及び第2収容部700,800のうち何れの収容部に収容するかを判定し、当該判定結果に応じて、シート状原料Puを第1収容部700または第2収容部800に収容させる。例えば、規定の抵抗力を満たさないシート状原料Puを第1収容部700に収容し、規定内の抵抗力のシート状原料Puを第2収容部800に収容させる。また、本実施形態では、図1に示すように、第1収容部700は積載部300に対してX軸正方向に並列して配置され、第2収容部800は積載部300に対してX軸負方向に並列して配置されている。すなわち、第1収容部700と第2収容部800とは、平面視において積載部300を挟んだ状態で並置されている。これにより、搬送部400の動きを最小限に抑えることができ、シート状原料Puを効率よく分別することができる。
次に、シート状原料分別方法について説明する。本実施形態のシート状原料分別方法は、積載された最上位のシート状原料を搬送し、搬送されたシート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定し、測定された抵抗力に応じて、シート状原料を複数の収容部のうち何れの収容部に収容するかを判定し、判定結果に応じて、シート状原料を収容部に収容するものである。以下、具体的に説明する。なお、本実施形態では、上記シート状原料分別装置10にかかるシート状原料分別方法について説明する。
図4は、シート状原料分別方法を示すフローチャートであり、図5から図11はシート状原料分別装置の動作を示す模式図である。
まず、ステップS11では、シート状原料Puを吸着(付着)させる。具体的には、図5に示すように、搬送部400を駆動して、積載部300に積載されたシート状原料Puの上方に吸着部430を移動させる。次いで、図6に示すように、第3アーム部413を駆動して、吸着部430を最上位のシート状原料Puの位置まで下降させる。そして、吸引機構を駆動して負圧によりシート状原料Puの上面を吸着部430で吸着する。
次いで、ステップS12では、吸着したシート状原料Puを上昇させる。具体的には、図7に示すように、第3アーム部413を駆動して、吸着部430を所定の高さまで上昇させる。これにより、吸着部430に吸着されたシート状原料Puの一部分が所定の高さで保持される。本実施形態では、吸着した最上位のシート状原料Puの全体が、積載部300に積載された他のシート状原料Puから離れる程度の高さまで、吸着部430(シート状原料Pu)を移動させる。
次いで、ステップS13では、シート状原料Puの抵抗力を測定する。具体的には、図8に示すように、吸着部430により吸着したシート状原料Puを所定の高さまで移動させた状態で、図9に示すように、計測部500を駆動して、針状体501を吸着したシート状原料Puに向けて移動させ、シート状原料Puに針状体501を刺す。このとき、ひずみゲージ503によって針状体501にかかる力(シート状原料Puの抵抗力)が計測される。ここで、例えば、普通紙(PPC用紙)と樹脂層を含む写真用紙の抵抗力を測定した場合、樹脂層を含む写真用紙の方が、普通紙よりも明らかに抵抗力は高い。このように、普通紙と樹脂層を含むシート(写真用紙、合成紙、ラミネート紙、フィルム等)とでは抵抗力が異なる。
次いで、ステップS14では、測定された抵抗力に応じて、シート状原料Puを複数の収容部のうち何れの収容部(第1収容部700または第2収容部800)に収容するかを判定する。具体的には、測定された抵抗力が規定値か否かを判定する。規定値は、抵抗力のある範囲を有する値であってもよい。そして、測定された抵抗力が規定値でない(NO)と判断された場合はステップS15に移行する。一方、測定された抵抗力が規定値である(YES)と判断された場合はステップS16に移行する。
そして、測定された抵抗力が規定値でない(ステップS14:NO)と判定された場合、図10に示すように、吸着部430を第1収容部700側に移動させ、吸引機構の駆動を停止し、シート状原料Puを第1収容部700に収容させる。これにより、写真用紙等の規定外のシート状原料Puは第1収容部700に収容される。
一方、測定された抵抗力が規定値である(ステップS14:YES)と判定された場合、図11に示すように、吸着部430を第2収容部800側に移動させ、吸引機構の駆動を停止し、シート状原料Puを第2収容部800に収容させる。これにより、規定内のシート状原料Puである普通紙のみが第2収容部800に収容される。
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
シート状原料Puに針状体501を刺すことで、シート状原料Puの抵抗力が測定され、抵抗力に応じてシート状原料Puが第1収容部700または第2収容部800に収容される。これにより、所望するシート状原料Puとそれ以外の原料とを確実に分別することができる。また、シート状原料Puが同じ種類(同じ材質)のシート状原料Puであっても、厚みが異なる場合には抵抗力が異なるため、厚みに応じてシート状原料Puを分別することも可能である。さらには、針状体501を用いた測定により、外乱光の影響や粉塵等の影響を受けることなく、異なる形態のシート状原料Puが混在した中から必要とされる形態のシート状原料を分別することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態のシート状原料分別装置は、シート状原料を積載する積載部と、積載部から最上位のシート状原料を搬送する搬送部と、搬送部により搬送されたシート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定する計測部と、計測部による抵抗力に応じて、シート状原料を複数の収容部のうち何れの収容部に収容するかを判定する判定部と、を有し、判定部による判定結果に応じて、シート状原料を収容部に収容する分別装置である。さらに、本実施形態のシート状原料分別装置の計測部は、針状体を備えたステージ部を有し、当該計測部は、搬送部によりステージ部に載置されたシート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定するものである。以下、具体的に説明する。
図12は、シート状原料分別装置の構成を示す概略平面図であり、図13及び図14は、シート状原料分別装置の計測部の構成を示す概略断面図である。
図12に示すように、本実施形態にかかるシート状原料分別装置10aは、積載部1300と、搬送部(第1から第6搬送部1401から1406)と、計測部1500と、これらの各部等を制御する制御部(図示せず)を備えている。また、シート状原料分別装置10aには、複数の収容部が設けられている。本実施形態では、第3収容部1700及び第4収容部1800の2つの収容部が設けられている。
積載部1300は、複数枚のシート状原料Pu等を積載するものである。積載部1300は、複数枚のシート状原料Puを重ねて貯めておくトレイ1301と、トレイ1301を鉛直方向(Z軸方向)に移動させる移動機構1302とを備えている。なお、積載部1300の構成は、第1実施形態の積載部300の構成と同様なので説明を省略する。
図13に示すように、積載部1300のX軸方向に並列して計測部1500が配置されている。計測部1500は、ステージ部1511と、針状体1501と、針状体1501を移動させる移動機構1502と、針状体1501にかかる抵抗力を計測するひずみゲージ1503と、押え部1504と、を備えている。
ステージ部1511は、略平坦な載置面1511aを有し、積載部1300から搬送されるシート状原料Puが載置面1511aに載置される。
また、ステージ部1511には、載置面1511aに開口した空間部1550が形成されている。空間部1550には、針状体1501と、針状体1501を移動させる移動機構1502とが配置されている。針状体1501、移動機構1502、ひずみゲージ1503は、第1実施形態の針状体501、移動機構502、ひずみゲージ503と同様の構成であり、その説明を省略する。
また、ステージ部1511の載置面1511aの上方には押え部1504が配置されている。押え部1504は、図14に示すように、シート状原料Puに対して針状体1501を刺すとき、シート状原料Puが載置面1511aから浮いたり、移動しないように、載置面1511aと押え部1504とでシート状原料Puを挟み込み、シート状原料Puを固定するために設けられている。本実施形態の押え部1504は、シート状原料Puを押さえる環状部1504aと、環状部1504aによって囲まれた空間部1551とを有する。そして、シート状原料Puを載置面1511aと環状部1504aとで挟み込んだとき、ステージ部1511の空間部1550と押え部1504の空間部1551とが対向するよう構成されている。なお、載置面1511aと環状部1504aとでシート状原料Puを挟み込む圧力は、針状体501でシート状原料Puを刺した際の押し圧に耐え得るように設定される。
押え部1504には、押え部1504をZ軸方向に移動させる移動機構(図示せず)が設けられ、シート状原料Puの抵抗力を測定するときには、載置面1511aとの間でシート状原料Puを挟み押さえ込む位置まで押え部1504を移動させる。抵抗力の測定以外のときは、載置面1511aから上方に離れた所定の高さまで押え部1504を移動させる。
第3収容部1700及び第4収容部1800は、計測部500によって得られたシート状原料Puの抵抗力に応じて、当該シート状原料Puを分別して収容するためのものである。第3収容部1700は、複数枚のシート状原料Puを重ねて貯めておくトレイ1701と、トレイ1701をZ軸方向に移動させる移動機構1702とを備えている。第4収容部1800は、複数枚のシート状原料Puを重ねて貯めておくトレイ1801と、トレイ1801をZ軸方向に移動させる移動機構1802とを備えている。なお、トレイ1701,1801及び移動機構1702,1802の構成は、積載部1300の構成と同様なので説明を省略する。そして、制御部(判定部)は、計測部1500による抵抗力に応じて、シート状原料Puを第3及び第4収容部1700,1800のうち何れの収容部に収容するかを判定し、当該判定結果に応じて、シート状原料Puを第3収容部1700または第4収容部1800に収容させる。例えば、規定の抵抗力を満たさないシート状原料Puを第3収容部1700に収容し、規定内の抵抗力のシート状原料Puを第4収容部1800に収容させる。また、本実施形態では、図12に示すように、第4収容部1800はステージ部1511に対してX軸方向に並列して配置され、第3収容部1700はステージ部1511に対してY軸方向に並列して配置されている。これにより、ステージ部1511からシート状原料Puを最短距離で搬送させることができる。
搬送部(第1から第6搬送部1401から1406)は、積載部1300に積載された最上位のシート状原料Puを計測部1500のステージ部1511に、また、ステージ部1511に載置されたシート状原料Puを第3収容部1700または第4収容部1800に搬送するものである。以下、具体的に説明する。
第1搬送部1401は、積載部1300に積載された最上位のシート状原料Puをステージ部1511側に搬送するものである。本実施形態の第1搬送部1401は、ピックアップローラーであり、トレイ1301に積層されているシート状原料Puのうち最上位のシート状原料Puに当接している。そして、第1搬送部1401を回転駆動させることで、トレイ1301からステージ部1511側にシート状原料Puを順次送り出すことができる。
積載部1300とステージ部1511との間には第2搬送部1402が配置されている。第2搬送部1402は、第1搬送部1401側から搬送されるシート状原料Puをステージ部1511側に搬送するものである。第2搬送部1402は、モーター等の駆動手段によって回転駆動される駆動ローラー1402aと、従動ローラー1402bとで構成されている(図13参照)。そして、第1搬送部1401により繰り出されたシート状原料Puは、第2搬送部1402によってステージ部1511に搬送される。このように、第1搬送部1401及び第2搬送部1402は、積載部1300から最上位のシート状原料Puを分離する分離部として機能する。
第3搬送部1403は、ステージ部1511に載置されたシート状原料Puを第4収容部1800側に搬送するものである。本実施形態の第3搬送部1403は、ピックアップローラーであり、Z軸方向に移動可能に構成されている。シート状原料Puを搬送する場合には、下方に移動させてシート状原料Puに当接させ、回転駆動させることで、ステージ部1511から第4収容部1800側にシート状原料Puを搬送させることができる。
ステージ部1511と第4収容部1800の間には第4搬送部1404が配置されている。第4搬送部1404は、ステージ部1511側から搬送されるシート状原料Puを第4収容部1800側に搬送するものである。第4搬送部1404は、モーター等の駆動手段によって回転駆動される駆動ローラー1404aと、従動ローラー1404bとで構成されている(図13参照)。そして、第3搬送部1403により繰り出されたシート状原料Puは、第4搬送部1404によって第4収容部1800に搬送される。
第5搬送部1405は、ステージ部1511に載置されたシート状原料Puを第3収容部1700側に搬送するものである。本実施形態の第5搬送部1405は、ピックアップローラーであり、Z軸方向に移動可能に構成されている。シート状原料Puを搬送する場合には、下方に移動させてシート状原料Puに当接させ、回転駆動させることで、ステージ部1511から第3収容部1700側にシート状原料Puを搬送させることができる。
ステージ部1511と第3収容部1700の間には第6搬送部1406が配置されている。第6搬送部1406は、ステージ部1511側から搬送されるシート状原料Puを第3収容部1700側に搬送するものである。第6搬送部1406は、モーター等の駆動手段によって回転駆動される駆動ローラー1406aと、従動ローラー1406bとで構成されている。そして、第5搬送部1405により繰り出されたシート状原料Puは、第6搬送部1406によって第3収容部1700に搬送される。
次に、シート状原料分別方法について説明する。本実施形態のシート状原料分別方法は、積載された最上位のシート状原料を搬送し、搬送されたシート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定し、測定された抵抗力に応じて、シート状原料を複数の収容部のうち何れの収容部に収容するかを判定し、判定結果に応じて、シート状原料を収容部に収容するものである。以下、具体的に説明する。なお、本実施形態では、上記シート状原料分別装置10にかかるシート状原料分別方法について説明する。図15は、シート状原料分別方法を示すフローチャートである。
まず、ステップS21では、シート状原料Puを積載部1300からステージ部1511に搬送する。具体的には、第1搬送部1401と第2搬送部1402とを駆動して、積載部1300に積載された最上位のシート状原料Puをステージ部1511に搬送し載置面1511a上に載置させる。
次いで、ステップS22では、シート状原料Puの抵抗力を測定する。具体的には、図13に示すように、載置面1511aと押え部1504とでシート状原料Puを挟み込んだ状態で、図14に示すように、計測部1500を駆動して、針状体1501をシート状原料Puに向けて移動させ、シート状原料Puに針状体1501を刺す。このとき、ひずみゲージ1503によって針状体1501にかかる力(シート状原料Puの抵抗力)が計測される。
次いで、ステップS23では、測定された抵抗力に応じて、シート状原料Puを複数の収容部のうち何れの収容部(第3収容部1700または第4収容部1800)に収容するかを判定する。具体的には、測定された抵抗力が規定値か否かを判定する。規定値は、抵抗力のある範囲を有する値であってもよい。そして、測定された抵抗力が規定値でない(NO)と判断された場合はステップS24に移行する。一方、測定された抵抗力が規定値である(YES)と判断された場合はステップS25に移行する。
そして、測定された抵抗力が規定値でない(ステップS23:NO)と判定された場合、第5搬送部1405及び第6搬送部1406を駆動して、シート状原料Puを第3収容部1700側に搬送し第3収容部1700に収容させる。なお、この際、押え部1504及び第3搬送部1403は、載置面1511aに対して所定の高さまで移動させておく。これにより、写真用紙等の規定外のシート状原料Puは第3収容部1700に収容される。
一方、測定された抵抗力が規定値である(ステップS23:YES)と判定された場合、第3搬送部1403及び第4搬送部1404を駆動して、シート状原料Puを第4収容部1800側に搬送し第4収容部1800に収容させる。なお、この際、押え部1504及び第5搬送部1405は、載置面1511aに対して所定の高さまで移動させておく。これにより、規定内のシート状原料Puである普通紙のみが第4収容部1800に収容される。
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
シート状原料Puをステージ部1511に載置し安定させた状態で抵抗力を測定することができる。また、例えば、ステープラーの針等で複数枚が綴られたシート状原料Puがステージ部1511に搬送された場合であっても、その抵抗力は一枚のシート状原料Puの抵抗力よりも高く測定されるため、このような複数枚が綴られたシート状原料Puも規定外のシート状原料Puとして分別することができる。
(第3実施形態)
次に、シート状原料供給装置の構成について説明する。シート状原料供給装置は、シート状原料を積載する積載部と、積載部から最上位のシート状原料を搬送する搬送部と、搬送部により搬送されたシート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定する計測部と、計測部による抵抗力に応じて、シート状原料を供給部に搬送するか排出部に搬送するかを判定する判定部と、を有する装置である。また、シート状原料供給装置は、シート状原料を積載する積載部と、積載部から最上位のシート状原料を分離する分離部と、分離部により分離されたシート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定する計測部と、計測部による抵抗力に応じて、シート状原料を供給部に搬送するか排出部に搬送するかを判定する判定部と、を有する装置である。以下、具体的に説明する。なお、本実施形態にかかる動作等は、第1実施形態の図面等を参照しながら説明する。
図16は、シート状原料供給装置の構成を示す概略斜視図である。図16に示すように、本実施形態にかかるシート状原料供給装置11は、積載部300と、搬送部400と、計測部500と、排出部2700と、供給部2800と、判定部を含む制御部(図示せず)と、を備えている。なお、積載部300、搬送部400及び計測部500の構成は、第1実施形態にかかる構成と同様なので説明を省略する。
排出部2700及び供給部2800は、計測部500によって得られた抵抗力に応じて選択されるシート状原料Puの搬送先となるものである。排出部2700は、例えば、箱状の容器である。供給部2800は、例えば、箱状の容器であってもよいし、供給口(給紙口)や供給口に連通する供給路等を含む形態であってもよい。
判定部を含む制御部は、計測部500による抵抗力に応じて、シート状原料Puを供給部2800に搬送するか排出部2700に搬送するかを判定し、当該判定結果に応じて、シート状原料Puを供給部2800または排出部2700に搬送させる。例えば、規定の抵抗力を満たさないシート状原料Puは排出部2700に搬送され、規定内の抵抗力のシート状原料Puは供給部2800に搬送される。
また、本実施形態では、図16に示すように、排出部2700は積載部300に対してX軸正方向に並列して配置され、供給部2800は積載部300に対してX軸負方向に並列して配置されている。すなわち、排出部2700と供給部2800とは、平面視において積載部300を挟んだ状態で並置されている。これにより、搬送部400の動きを最小限に抑えることができ、シート状原料Puを効率よく分別し、必要とされるシート状原料Puを供給部2800に供給することができる。
次に、シート状原料供給方法について説明する。本実施形態のシート状原料供給方法は、積載された最上位のシート状原料を搬送し、搬送されたシート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定し、測定された抵抗力に応じて、シート状原料を供給部に搬送するか排出部に搬送するかを判定し、判定結果に応じて、シート状原料を供給部または排出部の何れかに搬送するものである。以下、具体的に説明する。なお、本実施形態では、上記シート状原料供給装置11にかかるシート状原料供給方法について説明する。図17は、シート状原料供給方法を示すフローチャートである。
まず、ステップS31では、シート状原料Puを吸着(付着)させる。具体的には搬送部400を駆動して、積載部300に積載されたシート状原料Puの上方に吸着部430を移動させる(図5参照)。次いで、第3アーム部413を駆動して、吸着部430を最上位のシート状原料Puの位置まで下降させる。そして、吸引機構を駆動して負圧によりシート状原料Puの上面を吸着部430で吸着する(図6参照)。
次いで、ステップS32では、吸着したシート状原料Puを上昇させる。具体的には、第3アーム部413を駆動して、吸着部430を所定の高さまで上昇させる。これにより、吸着部430に吸着されたシート状原料Puの一部分が所定の高さで保持される。本実施形態では、吸着した最上位のシート状原料Puの全体が、積載部300に積載された他のシート状原料Puから離れる程度の高さまで、吸着部430(シート状原料Pu)を移動させる(図7参照)。
次いで、ステップS33では、シート状原料Puの抵抗力を測定する。具体的には、吸着部430により吸着したシート状原料Puを所定の高さまで移動させた状態で、計測部500を駆動して、針状体501を吸着したシート状原料Puに向けて移動させ、シート状原料Puに針状体501を刺す(図8及び図9参照)。このとき、ひずみゲージ503によって針状体501にかかる力(シート状原料Puの抵抗力)が計測される。
次いで、ステップS34では、測定された抵抗力に応じて、シート状原料Puを供給部2800に搬送するか排出部2700に搬送するかを判断する。具体的には、測定された抵抗力が規定値か否かを判定する。規定値は、抵抗力のある範囲を有する値であってもよい。そして、測定された抵抗力が規定値でない(NO)と判断された場合はステップS35に移行する。一方、測定された抵抗力が規定値である(YES)と判断された場合はステップS36に移行する。
そして、測定された抵抗力が規定値でない(ステップS34:NO)と判定された場合、吸着部430を排出部2700側に移動させた後に吸引機構の駆動を停止し、シート状原料Puを排出部2700に搬送(排出)する(図10参照)。これにより、写真用紙等の規定外のシート状原料Puは排出部2700に搬送される。
一方、測定された抵抗力が規定値である(ステップS34:YES)と判定された場合、吸着部430を供給部2800側に移動させた後に吸引機構の駆動を停止し、シート状原料Puを供給部2800に搬送(供給)する(図11参照)。これにより、規定内のシート状原料Puである普通紙のみが供給部2800に搬送される。
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
シート状原料Puに針状体501を刺すことで、シート状原料Puの抵抗力が測定され、抵抗力が規定値を満たさない場合、シート状原料Puは排出部2700に搬送され、抵抗力が規定値を満たす場合、シート状原料Puは供給部2800に搬送される。これにより、所望するシート状原料Puのみを供給部2800に確実に搬送することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態のシート状原料供給装置は、シート状原料を積載する積載部と、積載部から最上位のシート状原料を搬送する搬送部と、搬送部により搬送されたシート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定する計測部と、計測部による抵抗力に応じて、シート状原料を供給部に搬送するか排出部に搬送するかを判定する判定部と、を有する装置である。さらに、本実施形態のシート状原料供給装置の計測部は、針状体を備えたステージ部を有し、当該計測部は、搬送部によりステージ部に載置されたシート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定するものである。以下、具体的に説明する。
図18は、シート状原料供給装置の構成を示す概略平面図である。図18に示すように、本実施形態にかかるシート状原料供給装置11aは、積載部1300と、搬送部(第1から第6搬送部1401から1406)と、計測部500と、計測部1500と、排出部3700と、供給部3800と、判定部を含む制御部(図示せず)と、を備えている。なお、積載部1300、搬送部(第1から第6搬送部1401から1406)及び計測部1500の構成は、第2実施形態にかかる構成と同様なので説明を省略する。
排出部3700及び供給部3800は、計測部1500によって得られた抵抗力に応じて選択されるシート状原料Puの搬送先となるものである。排出部3700は、トレイ3701と、トレイ3701をZ軸方向に移動させる移動機構3702とを備えている。供給部3800は、トレイ3801と、トレイ3801をZ軸方向に移動させる移動機構3802とを備えている。なお、トレイ3701,3801及び移動機構3702,3802の構成は第2実施形態にかかる構成と同様なので説明を省略する。
判定部を含む制御部は、計測部1500による抵抗力に応じて、シート状原料Puを供給部3800に搬送するか排出部3700に搬送するかを判定し、当該判定結果に応じて、シート状原料Puを供給部3800または排出部3700に搬送させる。例えば、規定の抵抗力以外のシート状原料Puは排出部3700に搬送され、規定内の抵抗力のシート状原料Puは供給部3800に搬送される。
また、本実施形態では、図18に示すように、供給部3800はステージ部1511に対してX軸方向に並列して配置され、排出部3700はステージ部1511に対してY軸方向に並列して配置されている。これにより、ステージ部1511からシート状原料Puを最短距離で搬送させることができる。
次に、シート状原料供給方法について説明する。本実施形態のシート状原料供給方法は、積載された最上位のシート状原料を搬送し、搬送されたシート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定し、測定された抵抗力に応じて、シート状原料を供給部に搬送するか排出部に搬送するかを判定し、判定結果に応じて、シート状原料を供給部または排出部の何れかに搬送するものである。以下、具体的に説明する。なお、本実施形態では、上記シート状原料供給装置11aにかかるシート状原料供給方法について説明する。図19は、シート状原料供給方法を示すフローチャートである。
まず、ステップS41では、シート状原料Puを積載部1300からステージ部1511に搬送する。具体的には、第1搬送部1401と第2搬送部1402とを駆動して、積載部1300に積載された最上位のシート状原料Puをステージ部1511に搬送し載置面1511a上に載置させる。
次いで、ステップS42では、シート状原料Puの抵抗力を測定する。具体的には、載置面1511aと押え部1504とでシート状原料Puを挟み込んだ状態で、計測部1500を駆動して、針状体1501をシート状原料Puに向けて移動させ、シート状原料Puに針状体1501を刺す(図13及び図14参照)。このとき、ひずみゲージ1503によって針状体1501にかかる力(シート状原料Puの抵抗力)が計測される。
次いで、ステップS43では、測定された抵抗力に応じて、シート状原料Puを供給部3800に搬送するか排出部3700に搬送するかを判断する。具体的には、測定された抵抗力が規定値か否かを判定する。規定値は、抵抗力のある範囲を有する値であってもよい。そして、測定された抵抗力が規定値でない(NO)と判断された場合はステップS44に移行する。一方、測定された抵抗力が規定値である(YES)と判断された場合はステップS45に移行する。
そして、測定された抵抗力が規定値でない(ステップS43:NO)と判定された場合、第5搬送部1405及び第6搬送部1406を駆動して、シート状原料Puを排出部3700に搬送させる。なお、この際、押え部1504及び第3搬送部1403は、載置面1511aに対して所定の高さまで移動させておく。これにより、写真用紙等の規定外のシート状原料Puは排出部3700に搬送される。
一方、測定された抵抗力が規定値である(ステップS43:YES)と判定された場合、第3搬送部1403及び第4搬送部1404を駆動して、シート状原料Puを供給部3800に搬送させる。なお、この際、押え部1504及び第5搬送部1405は、載置面1511aに対して所定の高さまで移動させておく。これにより、規定内のシート状原料Puである普通紙のみが供給部3800に搬送される。
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
シート状原料Puに針状体1501を刺すことで、各シート状原料Puの抵抗力が測定され、抵抗力が規定値を満たさない場合、シート状原料Puは排出部3700に搬送され、抵抗力が規定値を満たす場合、シート状原料Puは供給部3800に搬送される。これにより、所望するシート状原料のみを供給部に確実に搬送することができる。
(第5実施形態)
次に、シート製造装置の構成について説明する。シート製造装置は、シート状原料供給装置と、シート状原料供給装置から供給されたシート状原料を粗砕片に粗砕する粗砕部と、粗砕片を解繊物に解繊する解繊部と、解繊物の少なくとも一部を用いてシートを成形するシート成形部と、を含む装置である。本実施形態にかかるシート製造装置100は、図16に示すシート状原料供給装置11または図18に示すシート状原料供給装置11aを備え、当該シート状原料供給装置11または11aから供給されたシート状原料Puを用いてシートを製造するものである。尤も、シート状原料分別装置10、10aにより分別された規定内のシート状原料Puを用いてシートを製造してもよい。
図20は、本実施形態にかかるシート製造装置100の構成を示す模式図である。図20に示すように、シート製造装置100は、シート状原料供給装置11(11a)と、製造部102と、制御部104と、を備える。製造部102は、シートを製造する。製造部102は、粗砕部12と、解繊部20と、選別部40と、第1ウェブ形成部45と、回転体49と、混合部50と、堆積部60と、第2ウェブ形成部70と、シート成形部80と、切断部90と、を有している。
シート状原料供給装置11(11a)は、供給部2800(3800)を介してシートSの製造に適したシート状原料Puを粗砕部12に供給する装置である。ここで、本実施形態においてシートSの製造に適したシート状原料Puとして、オフィスで現在主流となっている定型(A4サイズ)の普通紙(古紙)を想定して説明する。なお、シート状原料供給装置11(11a)の構成は第3実施形態または第4実施形態の構成と同様なので説明を省略する。
粗砕部12は、シート状原料供給装置11(11a)から供給されたシート状原料Puを、空気中で裁断して細片にするものである。細片の形状や大きさは、例えば、数cm角の細片である。本実施形態の粗砕部12は、粗砕刃14を有し、粗砕刃14によって、投入されたシート状原料を裁断することができる。粗砕部12としては、例えば、シュレッダーを用いることができる。そして、粗砕部12によって裁断された原料(細片)は、ホッパー1で受けてから管2を介して、解繊部20に移送(搬送)される。
解繊部20は、粗砕部12によって裁断された原料(細片)を解繊する。ここで、「解繊する」とは、複数の繊維が結着されてなる原料(被解繊物)を、繊維1本1本に解きほぐすことをいう。解繊部20は、原料に付着した樹脂粒やインク、トナー、にじみ防止剤等の物質を、繊維から分離させる機能をも有する。
解繊部20を通過したものを「解繊物」という。「解繊物」には、解きほぐされた解繊物繊維の他に、繊維を解きほぐす際に繊維から分離した樹脂(複数の繊維同士を結着させるための樹脂)粒や、インク、トナーなどの色剤や、にじみ防止材、紙力増強剤等の添加剤を含んでいる場合もある。解きほぐされた解繊物は、他の解きほぐされた繊維と絡み合っていない状態(独立した状態)で存在してもよいし、他の解きほぐされた解繊物と絡み合って塊状となった状態(いわゆる「ダマ」を形成している状態)で存在してもよい。
解繊部20は、大気中(空気中)において乾式で解繊を行う。具体的には、解繊部20としては、インペラーミルを用いる。解繊部20は、原料を吸引し、解繊物を排出するような気流を発生させる機能を有している。これにより、解繊部20は、自ら発生する気流によって、導入口22から原料を気流と共に吸引し、解繊処理して、解繊物を排出口24へと搬送することができる。解繊部20を通過した解繊物は、管3を介して、選別部40に移送される。なお、解繊部20から選別部40に解繊物を搬送させるための気流は、解繊部20が発生させる気流を利用してもよいし、ブロアー等の気流発生装置を設け、その気流を利用してもよい。
選別部40は、解繊部20により解繊された解繊物を導入口42から導入し、繊維の長さによって選別する。選別部40としては、例えば、篩(ふるい)を用いる。選別部40は、網(フィルター、スクリーン)を有し、網の目開きの大きさより小さい繊維または粒子(網を通過するもの、第1選別物)と、網の目開きの大きさより大きい繊維や未解繊片やダマ(網を通過しないもの、第2選別物)と、を分けることができる。例えば、第1選別物は、管7を介して、混合部50に移送される。第2選別物は、排出口44から管8を介して、解繊部20に戻される。具体的には、選別部40は、モーターによって回転駆動される円筒の篩である。選別部40の網としては、例えば、金網、切れ目が入った金属板を引き延ばしたエキスパンドメタル、金属板にプレス機等で穴を形成したパンチングメタルを用いる。
第1ウェブ形成部45は、選別部40を通過した第1選別物を、混合部50に搬送する。第1ウェブ形成部45は、メッシュベルト46と、張架ローラー47と、吸引部(サクション機構)48と、を含む。
吸引部48は、選別部40の開口(網の開口)を通過して空気中に分散された第1選別物をメッシュベルト46上に吸引することができる。第1選別物は、移動するメッシュベルト46上に堆積し、ウェブVを形成する。メッシュベルト46、張架ローラー47および吸引部48の基本的な構成は、後述する第2ウェブ形成部70のメッシュベルト72、張架ローラー74およびサクション機構76と同様である。
ウェブVは、選別部40および第1ウェブ形成部45を経ることにより、空気を多く含み柔らかくふくらんだ状態に形成される。メッシュベルト46に堆積されたウェブVは、管7へ投入され、混合部50へと搬送される。
回転体49は、ウェブVが混合部50に搬送される前に、ウェブVを切断することができる。図示の例では、回転体49は、基部49aと、基部49aから突出している突部49bを有している。突部49bは、例えば、板状の形状を有している。図示の例では、突部49bは4つ設けられ、4つの突部49bが等間隔に設けられている。基部49aが方向Rに回転することにより、突部49bは、基部49aを軸として回転することができる。回転体49によってウェブVを切断することにより、例えば、堆積部60に供給される単位時間当たりの解繊物の量の変動を小さくすることができる。
回転体49は、第1ウェブ形成部45の近傍に設けられている。図示の例では、回転体49は、ウェブVの経路において下流側に位置する張架ローラー47aの近傍に(張架ローラー47aの横に)設けられている。回転体49は、突部49bがウェブVと接触可能な位置であって、ウェブVが堆積されるメッシュベルト46と接触しない位置に設けられている。これにより、メッシュベルト46が突部49bによって磨耗する(破損する)ことを抑制することができる。突部49bとメッシュベルト46との間の最短距離は、例えば、0.05mm以上0.5mm以下である。
混合部50は、選別部40を通過した第1選別物(第1ウェブ形成部45により搬送された第1選別物)と、樹脂を含む添加物と、を混合する。混合部50は、添加物を供給する添加物供給部52と、第1選別物と添加物とを搬送する管54と、ブロアー56と、を有している。図示の例では、添加物は、添加物供給部52からホッパー9を介して管54に供給される。管54は、管7と連続している。
混合部50では、ブロアー56によって気流を発生させ、管54中において、第1選別物と添加物とを混合させながら、搬送することができる。なお、第1選別物と添加物とを混合させる機構は、特に限定されず、高速回転する羽根により攪拌するものであってもよいし、V型ミキサーのように容器の回転を利用するものであってもよい。
添加物供給部52としては、図1に示すようなスクリューフィーダーや、図示せぬディスクフィーダーなどを用いる。添加物供給部52から供給される添加物は、複数の繊維を結着させるための樹脂を含む。樹脂が供給された時点では、複数の繊維は結着されていない。樹脂は、シート成形部80を通過する際に溶融して、複数の繊維を結着させる。
添加物供給部52から供給される樹脂は、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂であり、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンエーテル、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、などである。これらの樹脂は、単独または適宜混合して用いてもよい。添加物供給部52から供給される添加物は、繊維状であってもよく、粉末状であってもよい。
なお、添加物供給部52から供給される添加物には、繊維を結着させる樹脂の他、製造されるシートの種類に応じて、繊維を着色するための着色剤や、繊維の凝集を防止するための凝集防止剤、繊維等が燃えにくくするための難燃剤が含まれていてもよい。混合部50を通過した混合物(第1選別物と添加物との混合物)は、管54を介して、堆積部60に移送される。
堆積部60は、混合部50を通過した混合物を導入口62から導入し、絡み合った解繊物(繊維)をほぐして、空気中で分散させながら降らせる。さらに、堆積部60は、添加物供給部52から供給される添加物の樹脂が繊維状である場合、絡み合った樹脂をほぐす。これにより、堆積部60は、第2ウェブ形成部70に、混合物を均一性よく堆積させることができる。
堆積部60としては、回転する円筒の篩を用いる。堆積部60は、網を有し、混合部50を通過した混合物に含まれる、網の目開きの大きさより小さい繊維または粒子(網を通過するもの)を降らせる。堆積部60の構成は、例えば、選別部40の構成と同じである。
なお、堆積部60の「篩」は、特定の対象物を選別する機能を有していなくてもよい。すなわち、堆積部60として用いられる「篩」とは、網を備えたもの、という意味であり、堆積部60は、堆積部60に導入された混合物の全てを降らしてもよい。
第2ウェブ形成部70は、堆積部60を通過した通過物を堆積して、ウェブWを形成する。第2ウェブ形成部70は、例えば、メッシュベルト72と、張架ローラー74と、サクション機構76と、を有している。
メッシュベルト72は、移動しながら、堆積部60の開口(網の開口)を通過した通過物を堆積する。メッシュベルト72は、張架ローラー74によって張架され、通過物を通しにくく空気を通す構成となっている。メッシュベルト72は、張架ローラー74が自転することによって移動する。メッシュベルト72が連続的に移動しながら、堆積部60を通過した通過物が連続的に降り積もることにより、メッシュベルト72上にウェブWが形成される。メッシュベルト72は、例えば、金属製、樹脂製、布製、あるいは不織布等である。
サクション機構76は、メッシュベルト72の下方(堆積部60側とは反対側)に設けられている。サクション機構76は、下方に向く気流(堆積部60からメッシュベルト72に向く気流)を発生させることができる。サクション機構76によって、堆積部60により空気中に分散された混合物をメッシュベルト72上に吸引することができる。これにより、堆積部60からの排出速度を速くすることができる。さらに、サクション機構76によって、混合物の落下経路にダウンフローを形成することができ、落下中に解繊物や添加物が絡み合うことを防ぐことができる。
以上のように、堆積部60および第2ウェブ形成部70(ウェブ形成工程)を経ることにより、空気を多く含み柔らかくふくらんだ状態のウェブWが形成される。メッシュベルト72に堆積されたウェブWは、シート成形部80へと搬送される。
なお、図示の例では、ウェブWを調湿する調湿部78が設けられている。調湿部78は、ウェブWに対して水や水蒸気を添加して、ウェブWと水との量比を調節することができる。
シート成形部80は、メッシュベルト72に堆積したウェブWを加圧加熱してシートSを成形する。シート成形部80では、ウェブWにおいて混ぜ合された解繊物および添加物の混合物に、熱を加えることにより、混合物中の複数の繊維を、互いに添加物(樹脂)を介して結着することができる。
シート成形部80は、ウェブWを加圧する加圧部82と、加圧部82により加圧されたウェブWを加熱する加熱部84と、を備えている。加圧部82は、一対のカレンダーローラー85で構成され、ウェブWに対して圧力を加える。ウェブWは、加圧されることによりその厚さが小さくなり、ウェブWの密度が高められる。加熱部84としては、例えば、加熱ローラー(ヒーターローラー)、熱プレス成形機、ホットプレート、温風ブロワー、赤外線加熱器、フラッシュ定着器を用いる。図示の例では、加熱部84は、一対の加熱ローラー86を備えている。加熱部84を加熱ローラー86として構成することにより、加熱部84を板状のプレス装置(平板プレス装置)として構成する場合に比べて、ウェブWを連続的に搬送しながらシートSを成形することができる。ここで、カレンダーローラー85(加圧部82)は、加熱ローラー86(加熱部84)によってウェブWに印加される圧力よりも高い圧力をウェブWに印加することができる。なお、カレンダーローラー85や加熱ローラー86の数は、特に限定されない。
切断部90は、シート成形部80によって成形されたシートSを切断する。図示の例では、切断部90は、シートSの搬送方向と交差する方向にシートSを切断する第1切断部92と、搬送方向に平行な方向にシートSを切断する第2切断部94と、を有している。第2切断部94は、例えば、第1切断部92を通過したシートSを切断する。
以上により、所定のサイズの単票のシートSが成形される。切断された単票のシートSは、排出部96へと排出される。
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
シート状原料供給装置11(11a)から粗砕部12に向けて、シートSの製造に好適なシート状原料Puのみが供給され、例えば、樹脂層を有する写真用紙等のシートの製造に不適な原料が供給されることはない。従って、供給されるシート状原料Puの種類や厚さが限定されるため、均一な品質のシートSを製造することができる。また、樹脂層を有する写真用紙等が供給されないため、例えば、粗砕部12への樹脂等の絡み付きや樹脂等の溶解による付着等が低減され、搬送不具合等の発生を抑制することができる。
古紙には種類の異なる用紙が混在していることが多く、再利用に適した用紙を分別する必要がある。従来のような光学式センサーによる紙種判別技術では、古紙の状態(皺や印刷状態等)によって紙種が同じでも透過光量や反射光量が異なり、紙種を正確に判別することができない場合がある。これに対して、古紙に針状体を刺したときの抵抗力に基づいて古紙を分別することにより、古紙の状態に拘らず、より正確に分別することが可能となる。したがって、シート製造装置100のような古紙を利用する装置においては、シート状原料分別装置10、10aにより分別された古紙やシート状原料供給装置11、11aにより供給される古紙を用いることが好ましく、これにより上記の効果を得ることが可能となる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。変形例を組み合わせてもよい。
(変形例1)第1実施形態では、2つの収容部(第1及び第2収容部700,800)を備えた構成としたが、この構成に限定されない。例えば、3つ以上の収容部を備えた構成であってもよい。この場合、計測部500により測定したシート状原料Puの抵抗力に応じて、その抵抗力に対応する収容部に収容する。このようにすれば、シート状原料Puをより細かく分別することが可能となる。なお、本変形例は第2実施形態においても上記同様の構成を取り得る。
(変形例2)第1実施形態では、搬送部400が直接第1収容部700または第2収容部800にシート状原料Puを搬送したが、この構成に限定されない。例えば、搬送部400から一時格納部に搬送し、その後格納部から第1収容部700または第2収容部800に搬送する構成であってもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。なお、本変形例は第2実施形態においても上記同様の構成を取り得る。
(変形例3)第1実施形態の計測部500では、シート状原料Puに針状体501を刺した際、針状体501がシート状原料Puを貫通する場合を例に説明したが、これに限定されない。シート状原料Puに針状体501を刺した際、針状体501にかかる抵抗力が規定値よりも大きい基準値(閾値)を超えた場合は、針状体501がシート状原料Puを貫通する前に測定を終了してもよい。この場合には、抵抗力が規定値よりも高いシート状原料Pu(例えば、写真用紙)として処理される。このようにすれば、針状体501にかかる負荷を抑え、針状体501の破損等を防ぐことができる。なお、本変形例は第2から第4実施形態においても上記同様の構成を取り得る。
(変形例4)第1実施形態では、シート状原料Puの一箇所に針状体501を刺して抵抗力を測定したが、これに限定されない。例えば、シート状原料Puの複数個所に針状体501を刺して抵抗力を測定する構成であってもよい。この場合、針状体501を複数配置する構成としてもよい。このようにすれば、抵抗力を精度よく測定することができる。また、シート状原料Puに対して針状体501を刺す位置はシート状原料Puの中央部でなくともよい。例えば、シート状原料Puの端部に対して針状体501を刺して抵抗力を測定してもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。なお、本変形例は第2から第4実施形態においても上記同様の構成を取り得る。
(変形例5)第1実施形態では、吸着部430では空気の吸引によりシート状原料Puを吸着させたが、これに限定されない。例えば、他に、付着力によりシート状原料Puを付着させる付着部や、粘着力によってシート状原料Puを粘着させる粘着部等を用いてもよい。そして、シート状原料Puを付着した状態または粘着させた状態で抵抗力を測定すればよい。このようにしても、上記効果と同様の効果を得ることができる。なお、本変形例は第3実施形態においても上記同様の構成を取り得る。
(変形例6)第2実施形態では、ステージ部1511の内部に針状体1501を配置し、針状体1501を下方から上方に移動させてシート状原料Puを刺したが、この構成に限定されない。例えば、針状体1501をステージ部1511上部に配置し、針状体1501を上方から下方に移動させてシート状原料Puを刺す構成としてもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。なお、本変形例は第4実施形態においても上記同様の構成を取り得る。
(変形例7)第2実施形態では、第4収容部1800はステージ部1511に対してX軸方向に並列して配置し、第3収容部1700はステージ部1511に対してY軸方向に並列して配置する構成としたが、この構成に限定されない。例えば、第4収容部1800と第3収容部1700とをZ軸方向に並べて配置するとともに、ステージ部1511に対してX軸方向またはY軸方向に配置し、Z軸方向に移動可能に構成してもよい。この場合、計測部1500による抵抗力に応じて、第4収容部1800及び第3収容部1700をZ軸方向に移動させ、抵抗力に対応した収容部にシート状原料Puを収容すればよい。この構成によれば、シート状原料分別装置10aの設置面積を低減することがでる。なお、本変形例は第4実施形態においても上記同様の構成を取り得る。
10,10a…シート状原料分別装置、11,11a…シート状原料供給装置、12…粗砕部、20…解繊部、80…シート成形部、100…シート製造装置、300…積載部、400…搬送部、430…吸着部、500…計測部、501…針状体、700…第1収容部、800…第2収容部、1300…積載部、1401…第1搬送部、1402…第2搬送部、1403…第3搬送部、1404…第4搬送部、1405…第5搬送部、1406…第6搬送部、1500…計測部、1501…針状体、1504…押え部、1511…ステージ部、1511a…載置面、1700…第3収容部、1800…第4収容部、1802…移動機構、2700…排出部、2800…供給部、3700…排出部、3800…供給部。

Claims (7)

  1. シート状原料を積載する積載部と、
    前記積載部から最上位のシート状原料を搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送された前記シート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定する計測部と、
    前記計測部による抵抗力に応じて、前記シート状原料を複数の収容部のうち何れの収容部に収容するかを判定する判定部と、を有し、
    前記判定部による判定結果に応じて、前記シート状原料を前記収容部に収容することを特徴とするシート状原料分別装置。
  2. 請求項1に記載のシート状原料分別装置において、
    前記搬送部は、シート状原料を吸着させる吸着部を有し、
    前記計測部は、前記吸着部により吸着されたシート状原料に前記針状体を刺したときの抵抗力を測定することを特徴とするシート状原料分別装置。
  3. 請求項1に記載のシート状原料分別装置において、
    前記計測部は、前記針状体を備えたステージ部を有し、
    前記計測部は、前記搬送部により前記ステージ部に載置されたシート状原料に前記針状体を刺したときの抵抗力を測定することを特徴とするシート状原料分別装置。
  4. シート状原料を積載する積載部と、
    前記積載部から最上位のシート状原料を搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送された前記シート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定する計測部と、
    前記計測部による抵抗力に応じて、前記シート状原料を供給部に搬送するか排出部に搬送するかを判定する判定部と、を有することを特徴とするシート状原料供給装置。
  5. 請求項4に記載のシート状原料供給装置と、
    前記シート状原料供給装置から供給されたシート状原料を粗砕片に粗砕する粗砕部と、
    粗砕片を解繊物に解繊する解繊部と、
    解繊物の少なくとも一部を用いてシートを成形するシート成形部と、を有することを特徴とするシート製造装置。
  6. 積載された最上位のシート状原料を搬送し、
    搬送された前記シート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定し、
    測定された抵抗力に応じて、前記シート状原料を複数の収容部のうち何れの収容部に収容するかを判定し、判定結果に応じて、前記シート状原料を前記収容部に収容することを特徴とするシート状原料分別方法。
  7. 積載された最上位のシート状原料を搬送し、
    搬送された前記シート状原料に針状体を刺したときの抵抗力を測定し、
    測定された抵抗力に応じて、前記シート状原料を供給部に搬送するか排出部に搬送するかを判定することを特徴とするシート状原料供給方法。
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