JP2017039294A - 液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造の複雑化を抑制しつつ液体噴射ヘッドを払拭することができる液体噴射装置を提供する。
【解決手段】ノズル形成面34に形成されたノズル33から液体を噴射する液体噴射ヘッド20と、液体噴射ヘッド20に付着した付着物31を払拭する払拭部材30と、液体噴射ヘッド20と払拭部材30とを走査方向Xと相対方向Zに相対移動させる走査機構26及び昇降機構43と、を備え、払拭部材30は、液体噴射ヘッド20と走査方向Xに相対移動してノズル形成面34の払拭を行い、液体噴射ヘッド20と相対方向Zに相対移動して液体噴射ヘッド20の第1の側面35の払拭を行う。
【選択図】図2
【解決手段】ノズル形成面34に形成されたノズル33から液体を噴射する液体噴射ヘッド20と、液体噴射ヘッド20に付着した付着物31を払拭する払拭部材30と、液体噴射ヘッド20と払拭部材30とを走査方向Xと相対方向Zに相対移動させる走査機構26及び昇降機構43と、を備え、払拭部材30は、液体噴射ヘッド20と走査方向Xに相対移動してノズル形成面34の払拭を行い、液体噴射ヘッド20と相対方向Zに相対移動して液体噴射ヘッド20の第1の側面35の払拭を行う。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えばインクジェット式プリンターなどの液体噴射装置に関する。
従来から、記録ヘッド(液体噴射ヘッド)から記録液(液体)を噴射して用紙(媒体)に画像を形成する画像形成装置(液体噴射装置)が知られている(例えば特許文献1)。
こうした画像形成装置のなかには、記録ヘッドのノズル面(ノズル形成面)をワイピングするためのワイパーブレード(払拭部材)を備えたものがある。すなわち、ワイパーブレードは、ワイピング方向に移動することにより、ノズル面に付着しているインクを払拭していた。
こうした画像形成装置のなかには、記録ヘッドのノズル面(ノズル形成面)をワイピングするためのワイパーブレード(払拭部材)を備えたものがある。すなわち、ワイパーブレードは、ワイピング方向に移動することにより、ノズル面に付着しているインクを払拭していた。
ところで、こうした画像形成装置では、ワイパーブレードがノズル面から離れる前にワイピング方向への移動を停止させると共に、ワイパーブレードを下降させていた。すると、ノズル面には拭き残し部分が生じるため、拭き残した残留記録液をワイパーブレードとは別の除去部材により除去しなければならなかった。
すなわち、この画像形成装置では、記録ヘッドを払拭するために備える部材がワイパーブレードと除去部材という複数の部材であるため、構成が複雑になってしまっていた。
なお、こうした課題は、画像形成装置に限らず、液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置においては、概ね共通したものとなっている。
なお、こうした課題は、画像形成装置に限らず、液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造の複雑化を抑制しつつ液体噴射ヘッドを払拭することができる液体噴射装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液体噴射装置は、ノズル形成面に形成されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに付着した付着物を払拭する払拭部材と、前記液体噴射ヘッドと前記払拭部材とを第1方向と該第1方向と交差する第2方向に相対移動させる移動部と、を備え、前記払拭部材は、前記液体噴射ヘッドと前記第1方向に相対移動して前記ノズル形成面の払拭を行い、前記液体噴射ヘッドと前記第2方向に相対移動して前記液体噴射ヘッドの側面の払拭を行う。
上記課題を解決する液体噴射装置は、ノズル形成面に形成されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに付着した付着物を払拭する払拭部材と、前記液体噴射ヘッドと前記払拭部材とを第1方向と該第1方向と交差する第2方向に相対移動させる移動部と、を備え、前記払拭部材は、前記液体噴射ヘッドと前記第1方向に相対移動して前記ノズル形成面の払拭を行い、前記液体噴射ヘッドと前記第2方向に相対移動して前記液体噴射ヘッドの側面の払拭を行う。
この構成によれば、液体噴射ヘッドと払拭部材を第1方向と第2方向に相対移動させることにより、1つの払拭部材で液体噴射ヘッドのノズル形成面と側面を払拭することができる。したがって、ノズル形成面と側面を払拭するために複数の部材を設ける場合に比べ、構造の複雑化を抑制しつつ液体噴射ヘッドを払拭することができる。
上記液体噴射装置は、前記払拭部材の姿勢を変更する姿勢変更部を更に備え、前記姿勢変更部は、前記払拭部材の姿勢を前記ノズル形成面の払拭時と前記側面の払拭時とで変更するのが好ましい。
この構成によれば、姿勢変更部が払拭部材の姿勢を変更することにより、ノズル形成面と側面をそれぞれ異なる姿勢の払拭部材に払拭させることができる。すなわち、例えばノズル形成面と側面をそれぞれ適した姿勢の払拭部材に払拭させることにより、拭き残しや払拭部材の消耗を低減することができる。
上記液体噴射装置において、前記払拭部材は、該払拭部材において前記ノズル形成面を払拭する払拭面が前記ノズル形成面に対して非直交となる姿勢で前記ノズル形成面を払拭するのが好ましい。
この構成によれば、払拭面とノズル形成面とが非直交であるため、例えばノズル形成面と側面とが直交する場合には払拭面は側面とも非直交となる。そのため、液体噴射ヘッドと払拭部材が相対移動する方向を変更するだけで液体噴射ヘッドの側面をノズル形成面と同様に払拭することができる。
上記液体噴射装置において、前記払拭部材は、前記ノズル形成面を払拭する第1の払拭面と、前記側面を払拭する第2の払拭面とを有するのが好ましい。
この構成によれば、払拭部材は、ノズル形成面と側面をそれぞれ異なる払拭面で払拭するため、例えばノズル形成面を払拭した際に第1の払拭面に付着した付着物が、側面に付着してしまう虞を低減することができる。
この構成によれば、払拭部材は、ノズル形成面と側面をそれぞれ異なる払拭面で払拭するため、例えばノズル形成面を払拭した際に第1の払拭面に付着した付着物が、側面に付着してしまう虞を低減することができる。
上記液体噴射装置は、前記ノズル形成面を払拭する際の前記第1方向と交差する方向における前記ノズル形成面と前記払拭部材の第1の干渉量よりも、前記側面を払拭する際の前記第2方向と交差する方向における前記側面と前記払拭部材の第2の干渉量が大きいのが好ましい。
ノズル形成面に付着した付着物よりも、液体噴射ヘッドの側面に付着した付着物の方が流動性が低下している、もしくは硬化していることがある。その点、この構成によれば、払拭部材が側面を払拭する際の第2の干渉量が、ノズル形成面を払拭する際の第1の干渉量よりも大きい。そのため、側面と払拭部材との間の摺動力を、ノズル形成面と払拭部材との間の摺動力よりも大きくすることができる。したがって、側面に付着した付着物の拭き残しを低減することができる。
上記液体噴射装置において、前記液体噴射ヘッドの前記側面には、凹部が形成されているのが好ましい。
この構成によれば、液体噴射ヘッドの側面を払拭する際に払拭部材が撓んでも、側面には凹部が形成されているため払拭部材の撓みを復帰させることができる。したがって、側面に付着した付着物の拭き残しを低減することができる。
この構成によれば、液体噴射ヘッドの側面を払拭する際に払拭部材が撓んでも、側面には凹部が形成されているため払拭部材の撓みを復帰させることができる。したがって、側面に付着した付着物の拭き残しを低減することができる。
(第1実施形態)
以下、液体噴射装置の第1実施形態について、図面に従って説明する。
図1に示すように、液体噴射装置11は、略矩形箱状をなすフレーム12を備えている。フレーム12内の下部には、その長手方向に沿って媒体13を支持する媒体支持部14が延設されている。また、フレーム12の背面下部には、媒体13を搬送する搬送機構(図示略)を駆動するための搬送モーター15が設けられている。すなわち、媒体13は、媒体支持部14に支持された状態で搬送機構によって搬送方向Yに搬送される。
以下、液体噴射装置の第1実施形態について、図面に従って説明する。
図1に示すように、液体噴射装置11は、略矩形箱状をなすフレーム12を備えている。フレーム12内の下部には、その長手方向に沿って媒体13を支持する媒体支持部14が延設されている。また、フレーム12の背面下部には、媒体13を搬送する搬送機構(図示略)を駆動するための搬送モーター15が設けられている。すなわち、媒体13は、媒体支持部14に支持された状態で搬送機構によって搬送方向Yに搬送される。
さらに、フレーム12内における媒体支持部14の上方には、フレーム12の長手方向に沿ってガイド軸17が架設されている。そして、ガイド軸17には、搬送方向Yと交差(例えば直交)する走査方向Xに往復移動可能なキャリッジ18が支持されている。なお、キャリッジ18には、液体を収容した液体収容体19が着脱可能に装着されていると共に、液体収容体19から供給された液体を噴射する液体噴射ヘッド20が搭載されている。
また、フレーム12の長手方向に延びる壁部には、駆動プーリー22及び従動プーリー23が回転自在な状態で支持されている。駆動プーリー22には、キャリッジ18を往復移動させる際の動力源となるキャリッジモーター24の出力軸が連結されている。また、駆動プーリー22と従動プーリー23には、無端状のタイミングベルト25が掛装されている。そして、キャリッジ18は、キャリッジモーター24の駆動力がタイミングベルト25を通じて伝達されることにより、ガイド軸17にガイドされながら移動する。
すなわち、キャリッジ18、駆動プーリー22、従動プーリー23、キャリッジモーター24、及びタイミングベルト25により、液体噴射ヘッド20を走査方向Xに往復移動させる走査機構26が構成されている。そして、液体噴射ヘッド20は、走査機構26の駆動に伴って媒体支持部14に支持された媒体13上を往復移動し、液体(例えばインク)を噴射して媒体13に記録(印刷)を行う。
また、フレーム12内において、その長手方向の一端側には、液体噴射ヘッド20を含む液体供給系のメンテナンスを行うためのメンテナンスユニット28が設けられている。このメンテナンスユニット28は、液体噴射ヘッド20から強制的に液体を排出させるキャップ29と、液体噴射ヘッド20を払拭する払拭部材30とを備えている。すなわち、メンテナンスユニット28は、キャップ29を液体噴射ヘッド20に接触させた状態でキャップ29内を減圧することにより、液体噴射ヘッド20のクリーニングや、液体噴射ヘッド20への液体の充填を行なう。そして、払拭部材30は、クリーニングや液体の充填などに伴って液体噴射ヘッド20に付着した例えば液体などの付着物(図2参照)31を払拭する。
さて、液体噴射ヘッド20が走査方向Xに移動すると、液体噴射ヘッド20と払拭部材30は走査方向Xにおいて相対移動する。したがって、走査機構26は、液体噴射ヘッド20と払拭部材30とを第1方向の一例である走査方向Xに相対移動させる移動部の一例として機能している。
そして、以下の説明では、キャリッジ18が媒体支持部14と対向する記録領域からメンテナンスユニット28と対向する非記録領域に向かう方向を第1の走査方向X1とし、キャリッジ18が非記録領域から記録領域に向かう方向を第2の走査方向X2とする。さらに、走査方向X、及び搬送方向Yと交差(例えば直交)する方向であって、非記録領域に位置する液体噴射ヘッド20とメンテナンスユニット28とが相対する方向を相対方向Zとする。
図2に示すように、液体噴射ヘッド20は、液体を噴射する複数のノズル33が形成されたノズル形成面34と、ノズル形成面34と交差する第1の側面35及び第2の側面36とを有している。なお、第1の側面35及び第2の側面36は、略直方体状の液体噴射ヘッド20における走査方向Xの両側の面である。そして、払拭部材30がノズル形成面34を払拭する際に、払拭を開始する側(第2の走査方向X2側)の側面を第1の側面35とし、拭き終わり側(第1の走査方向X1側)の側面を第2の側面36とする。
液体噴射ヘッド20の第1の側面35には、搬送方向Yに亘って凹部37が形成されている。なお、凹部37は、相対方向Zにおいてノズル形成面34から離れたキャリッジ18側に形成されている。
さらに、キャリッジ18において、液体噴射ヘッド20が搭載された搭載面39には、液体を吸収可能な吸収材40が設けられている。この吸収材40は、搬送方向Yにおいて払拭部材30よりも大きく、且つ走査方向Xにおいて第1の側面35よりも第2の走査方向X2側に設けられている。
払拭部材30は、例えば弾性を有する略矩形板状のゴム製ワイパーであり、ノズル形成面34を払拭する第1の払拭面41と、第1の側面35を払拭する第2の払拭面42とを有している。そして、払拭部材30は、第1の払拭面41がノズル形成面34に対して非直交となり、且つ第1の払拭面41より第2の払拭面42が相対方向Zにおいて液体噴射ヘッド20側に位置する傾いた姿勢で設けられている。
メンテナンスユニット28は、例えばカムを回転させることにより払拭部材30を相対方向Zに沿って昇降移動させる昇降機構43を備えている。すなわち、昇降機構43は、待機位置A1に位置する払拭部材30を第1の相対方向Z1に移動させることにより払拭部材30と液体噴射ヘッド20とを相対方向Zにおいて接近させる。さらに、昇降機構43は、払拭部材30を第2の相対方向Z2に移動させることにより、払拭部材30と液体噴射ヘッド20とを相対方向Zにおいて離間させる。したがって、昇降機構43は、液体噴射ヘッド20と払拭部材30とを第2方向の一例である相対方向Zに相対移動させる移動部の一例として機能している。
すなわち、本実施形態の液体噴射装置11は、液体噴射ヘッド20と払拭部材30の走査方向Xにおける相対移動と、相対方向Zにおける相対移動を異なる機構により行なっている。具体的には、液体噴射ヘッド20と払拭部材30は、走査機構26が液体噴射ヘッド20を走査方向Xに移動させるのに伴って走査方向Xに相対移動し、昇降機構43が払拭部材30を相対方向Zに移動するのに伴って相対方向Zに相対移動する。そして、払拭部材30は、液体噴射ヘッド20と走査方向Xに相対移動してノズル形成面34の払拭を行い、液体噴射ヘッド20と相対方向Zに相対移動して液体噴射ヘッド20の第1の側面35の払拭を行う。
また、液体噴射装置11は、この液体噴射装置11を統括的に制御する制御部45を備えている。すなわち、制御部45は、制御信号を出力することにより、搬送モーター(図1参照)15、走査機構26及び昇降機構43の駆動や、液体噴射ヘッド20からの液体の噴射などを制御する。
次に、例えば非記録領域に位置してクリーニングされた後の液体噴射ヘッド20を払拭部材30により払拭する場合の作用について、まずノズル形成面34を払拭部材30で払拭する場合の作用について説明する。なお、図2の液体噴射ヘッド20は、キャップ29によりノズル33の開口部が封止される封止位置B1に位置しているものとする。
さて、図2に示すように、制御部45は、昇降機構43を駆動して待機位置A1に位置する払拭部材30を白抜き矢印で示すように第1の相対方向Z1に移動させる。すなわち、払拭部材30は、第1の払拭面41がノズル形成面34に対して傾いた姿勢のまま払拭位置A2まで移動する。なお、払拭位置A2とは、払拭部材30の先端がノズル形成面34よりも第1の相対方向Z1側に位置し、相対方向Zにおけるノズル形成面34と払拭部材30の重なり部分が第1の干渉量C1となる位置である。
図3に示すように、続いて制御部45は、走査機構26を駆動して液体噴射ヘッド20を白抜き矢印で示すように第2の走査方向X2に移動させる。すると、液体噴射ヘッド20は、ノズル形成面34に接触した払拭部材30を弾性変形させつつ移動する。換言すると、払拭部材30は、ノズル形成面34を払拭する第1の払拭面41の基端側がノズル形成面34に対して非直交となる姿勢を維持したまま、第1の払拭面41の先端側がノズル形成面34と摺接し、このノズル形成面34を払拭する。
図4に示すように、液体噴射ヘッド20が払拭部材30を通過し、この払拭部材30と非接触となる通過位置B2まで移動すると、制御部45は走査機構26の駆動を停止させる。また、弾性変形していた払拭部材30は、液体噴射ヘッド20が通過すると元の形状に戻る。そして、払拭部材30に払拭された付着物31は、払拭部材30の撓みが復帰するのに伴って弾かれ、払拭部材30から離れる。なお、このとき付着物31の一部は、払拭部材30に残ることがある。
さらに、制御部45は、昇降機構43を駆動して払拭部材30を白抜き矢印で示すように第2の相対方向Z2に移動させる。すなわち、払拭部材30は、払拭位置A2から待機位置A1に移動する。なお、待機位置A1とは、相対方向Zにおいて、ノズル形成面34と払拭部材30とが重ならない位置である。その後、制御部45は、走査機構26を駆動して液体噴射ヘッド20を第1の走査方向X1に移動させる。
そして、制御部45は、液体噴射ヘッド20を封止位置(図2参照)B1に戻す。このように、制御部45は、払拭部材30によるノズル形成面34の払拭を少なくとも1回行う。また、ノズル形成面34を払拭する際に、先の払拭に伴って第1の払拭面41に付着物31が付着していると、払拭部材30が液体噴射ヘッド20に接触して弾性変形する際に、払拭部材30に付着した付着物31が第1の側面35に付着することがある。
そこで、次に第1の側面35を払拭部材30で払拭する場合の作用について説明する。
図5に示すように、制御部45は、走査機構26を駆動して液体噴射ヘッド20を第1の側面払拭位置B3に位置させる。なお、第1の側面払拭位置B3は、封止位置B1と通過位置B2の間の位置である。そして、液体噴射ヘッド20が第1の側面払拭位置B3に位置すると、払拭部材30の先端が第1の側面35よりも第1の走査方向X1側に位置し、走査方向Xにおける第1の側面35と払拭部材30との重なり部分が第2の干渉量C2となる。なお、第2の干渉量C2は、第1の干渉量C1よりも大きい。
図5に示すように、制御部45は、走査機構26を駆動して液体噴射ヘッド20を第1の側面払拭位置B3に位置させる。なお、第1の側面払拭位置B3は、封止位置B1と通過位置B2の間の位置である。そして、液体噴射ヘッド20が第1の側面払拭位置B3に位置すると、払拭部材30の先端が第1の側面35よりも第1の走査方向X1側に位置し、走査方向Xにおける第1の側面35と払拭部材30との重なり部分が第2の干渉量C2となる。なお、第2の干渉量C2は、第1の干渉量C1よりも大きい。
続いて制御部45は、昇降機構43を駆動し、白抜き矢印で示すように払拭部材30を第1の相対方向Z1に移動させる。すると、払拭部材30は、第1の側面35に接触して弾性変形しつつ移動する。すなわち、払拭部材30は、第2の払拭面42の基端側が第1の側面35に対して非直交となる姿勢を維持したまま、第2の払拭面42の先端側が第1の側面35と摺接し、この第1の側面35を払拭する。
また、第2の干渉量C2は第1の干渉量C1よりも大きいため、払拭部材30は、ノズル形成面34を払拭する場合に比べて第1の側面35を払拭する場合の方が大きく変形する。すなわち、払拭部材30は、ノズル形成面34を払拭する場合に比べてより強い力で第1の側面35を払拭する。
図6に示すように、払拭部材30が第1の側面35の払拭を完了する完了位置A3まで移動すると、制御部45は、昇降機構43の駆動を停止させる。また、第1の側面35には凹部37が形成されているため、払拭部材30が完了位置A3まで移動すると、弾性変形していた部分が元の形状に戻る。そして、払拭部材30の撓みが復帰するのに伴って付着物31の一部が弾かれ、払拭部材30から離れて吸収材40に受容される。
続いて制御部45は、走査機構26を駆動して液体噴射ヘッド20を白抜き矢印で示すように第1の走査方向X1に移動させ、封止位置B1まで移動させる。その後、制御部45は、昇降機構43を駆動して払拭部材30を第2の相対方向Z2に移動させ、待機位置(図2参照)A1まで移動させる。なお、このとき液体噴射ヘッド20は封止位置B1に位置し、走査方向Xにおいて払拭部材30とは干渉しない。したがって払拭部材30は液体噴射ヘッド20に対して非接触な状態で移動する。
上記第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)液体噴射ヘッド20と払拭部材30を走査方向Xと相対方向Zに相対移動させることにより、1つの払拭部材30で液体噴射ヘッド20のノズル形成面34と第1の側面35を払拭することができる。したがって、ノズル形成面34と第1の側面35を払拭するために複数の部材を設ける場合に比べ、構造の複雑化を抑制しつつ液体噴射ヘッド20を払拭することができる。
(1)液体噴射ヘッド20と払拭部材30を走査方向Xと相対方向Zに相対移動させることにより、1つの払拭部材30で液体噴射ヘッド20のノズル形成面34と第1の側面35を払拭することができる。したがって、ノズル形成面34と第1の側面35を払拭するために複数の部材を設ける場合に比べ、構造の複雑化を抑制しつつ液体噴射ヘッド20を払拭することができる。
(2)第1の払拭面41とノズル形成面34とが非直交であるため、例えばノズル形成面34と第1の側面35とが直交する場合には第1の払拭面41は第1の側面35とも非直交となる。そのため、液体噴射ヘッド20と払拭部材30が相対移動する方向を変更するだけで液体噴射ヘッド20の第1の側面35をノズル形成面34と同様に払拭することができる。
(3)払拭部材30は、ノズル形成面34と第1の側面35をそれぞれ異なる第1の払拭面41と第2の払拭面42で払拭する。そのため、例えばノズル形成面34を払拭した際に第1の払拭面41に付着した付着物31が、第1の側面35に付着してしまう虞を低減することができる。
(4)ノズル形成面34に付着した付着物31よりも、液体噴射ヘッド20の第1の側面35に付着した付着物31の方が流動性が低下している、もしくは硬化していることがある。その点、払拭部材30が第1の側面35を払拭する際の第2の干渉量C2が、ノズル形成面34を払拭する際の第1の干渉量C1よりも大きい。そのため、第1の側面35と払拭部材30との間の摺動力を、ノズル形成面34と払拭部材30との間の摺動力よりも大きくすることができる。したがって、第1の側面35に付着した付着物31の拭き残しを低減することができる。
(5)液体噴射ヘッド20の第1の側面35を払拭する際に払拭部材30が撓んでも、第1の側面35には凹部37が形成されているため払拭部材30の撓みを復帰させることができる。したがって、第1の側面35に付着した付着物31の拭き残しを低減することができる。
(6)第2の干渉量C2よりも第1の干渉量C1を小さくすることにより、ノズル形成面34と払拭部材30との間の摺動力を、第1の側面35と払拭部材30との間の摺動力よりも小さくすることができる。したがって、払拭部材30がノズル形成面34に損傷を与える虞を低減することができる。
(7)払拭部材30は、ノズル形成面34を払拭した後で第1の側面35を払拭する。そのため、ノズル形成面34の払拭に伴って第1の側面35に付着物31が付着しても、第1の側面35を払拭して付着物31を除去することができる。すなわち、払拭部材30が第1の側面35を払拭してからノズル形成面34を払拭する場合に比べ、液体噴射ヘッド20に付着した付着物31の量を減らすことができる。
(第2実施形態)
次に、液体噴射装置の第2実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第2実施形態は、払拭部材30の姿勢を変更可能である点が第1実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
次に、液体噴射装置の第2実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第2実施形態は、払拭部材30の姿勢を変更可能である点が第1実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
図7に示すように、払拭部材30は、搬送方向Yに沿って延びる支軸47を有している。さらに、メンテナンスユニット28は、支軸47を中心として払拭部材30を回動させることにより払拭部材30の姿勢を変更する姿勢変更部48を備えている。なお、姿勢変更部48は、例えば払拭部材30における支軸47よりも第2の相対方向Z2側の端部を従節部とし、中央にくびれを有する円柱状の球面カムと、球面カムを回転させるモーターにより構成される。そして、制御部45は、姿勢変更部48の駆動を制御することにより、払拭部材30の姿勢を変更する。
すなわち、払拭部材30は、姿勢変更部48により実線で示す第1の姿勢と、二点鎖線で示す第2の姿勢となる。なお、第1の姿勢と第2の姿勢は、共に相対方向Zに対して同じ角度だけ傾いた姿勢である。そして、第1の姿勢では第1の払拭面41及び第2の払拭面42が支軸47よりも第1の走査方向X1側に位置し、第2の姿勢では第1の払拭面41及び第2の払拭面42が支軸47よりも第2の走査方向X2側に位置する。また、第1の姿勢では、相対方向Zにおいて、第2の払拭面42が液体噴射ヘッド20側に位置し、第2の姿勢では、相対方向Zにおいて第1の払拭面41が液体噴射ヘッド20側に位置する。
また、第1の姿勢は、ノズル形成面34と第1の側面35を払拭する際の姿勢であり、第2の姿勢は、第2の側面36を払拭する際の姿勢である。すなわち、姿勢変更部48は、払拭部材30の姿勢をノズル形成面34の払拭時と第2の側面36の払拭時とで変更する。そして、払拭部材30が払拭対象面を払拭するために液体噴射ヘッド20に接触すると、払拭対象面を払拭する払拭面と払拭対象面とが鈍角をなす。すなわち、例えば第2の姿勢で第2の側面36を払拭する際には、液体噴射ヘッド20と払拭部材30とが接した際に、払拭対象の第2の側面36と、この第2の側面36を払拭する第1の払拭面41が鈍角をなす。
また、液体噴射ヘッド20の第2の側面36には、第1の側面35と同様に凹部37が搬送方向Yに亘って形成されている。さらに、液体噴射ヘッド20よりも第2の側面36側におけるキャリッジ18の搭載面39には、吸収材40が設けられている。
次に、液体噴射ヘッド20を払拭部材30により払拭する場合の作用について説明する。ただし、ノズル形成面34を払拭する場合の作用は第1実施形態と同じであるため、払拭部材30によりノズル形成面34を払拭する場合の説明は省略する。また、ノズル形成面34を払拭した払拭部材30が付着物31を弾くと、弾かれた付着物31は第2の側面36にも付着することがある。そこで、払拭部材30により第2の側面36を払拭する場合の作用について説明する。
さて、図7に示すように、制御部45は、姿勢変更部48を駆動して白抜き矢印で示すように払拭部材30を回動させ、払拭部材30を第1の姿勢から第2の姿勢に変更する。なお、このとき液体噴射ヘッド20は、第2の側面払拭位置B4に位置している。なお、第2の側面払拭位置B4は、走査方向Xにおいて第2の姿勢の払拭部材30の先端と第2の側面36との重なり部分が第2の干渉量C2となる位置である。
図8に示すように、制御部45は、昇降機構43を駆動し、白抜き矢印で示すように払拭部材30を第1の相対方向Z1に移動させる。すると、払拭部材30は、第1の払拭面41の基端側が第2の側面36に対して非直交となる姿勢を維持したまま、第1の払拭面41の先端側が第2の側面36と摺接し、この第2の側面36を払拭する。
そして、払拭部材30が完了位置A3まで移動すると、制御部45は、昇降機構43の駆動を停止させる。また、第2の側面36には凹部37が形成されているため、弾性変形していた払拭部材30は、完了位置A3まで移動すると元の形状に戻る。このとき、払拭部材30の復元に伴って付着物31の一部が弾かれて払拭部材30から離れ、吸収材40に受容される。
図9に示すように、制御部45は、走査機構26を駆動し、液体噴射ヘッド20を白抜き矢印で示すように第2の走査方向X2に移動させる。すなわち、液体噴射ヘッド20は、第2の側面払拭位置B4から通過位置B2に移動する。その後、制御部45は、昇降機構43を駆動して払拭部材30を第2の側面36とは非接触な状態で第2の相対方向Z2に移動させる。
続いて、払拭部材30が第1の側面35を払拭する場合の作用について説明する。
図10に示すように、制御部45は、走査機構26を駆動して液体噴射ヘッド20を第1の走査方向X1に移動させる。すると、液体噴射ヘッド20は、第1の側面払拭位置B3まで移動する。さらに制御部45は、姿勢変更部48を駆動し、白抜き矢印で示すように払拭部材30の姿勢を実線で示す第2の姿勢から二点鎖線で示す第1の姿勢に変更する。その後、制御部45は、第1の実施形態と同様に昇降機構43を駆動し、払拭部材30を完了位置A3まで移動させて第1の側面35の払拭を行う。
図10に示すように、制御部45は、走査機構26を駆動して液体噴射ヘッド20を第1の走査方向X1に移動させる。すると、液体噴射ヘッド20は、第1の側面払拭位置B3まで移動する。さらに制御部45は、姿勢変更部48を駆動し、白抜き矢印で示すように払拭部材30の姿勢を実線で示す第2の姿勢から二点鎖線で示す第1の姿勢に変更する。その後、制御部45は、第1の実施形態と同様に昇降機構43を駆動し、払拭部材30を完了位置A3まで移動させて第1の側面35の払拭を行う。
上記第2実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)〜(7)の効果に加えて以下のような効果を得ることができる。
(8)姿勢変更部48が払拭部材30の姿勢を変更することにより、ノズル形成面34と第2の側面36をそれぞれ異なる姿勢の払拭部材30に払拭させることができる。すなわち、例えばノズル形成面34と第2の側面36をそれぞれ適した姿勢の払拭部材30に払拭させることにより、拭き残しや払拭部材30の消耗を低減することができる。
(8)姿勢変更部48が払拭部材30の姿勢を変更することにより、ノズル形成面34と第2の側面36をそれぞれ異なる姿勢の払拭部材30に払拭させることができる。すなわち、例えばノズル形成面34と第2の側面36をそれぞれ適した姿勢の払拭部材30に払拭させることにより、拭き残しや払拭部材30の消耗を低減することができる。
(9)例えば弾性変形しつつノズル形成面34を払拭した払拭部材30が元の形状に戻る際には、払拭部材30により弾かれた付着物31が第2の側面36に付着することがある。その点、第2の側面36を払拭部材30により払拭することができるため、液体噴射ヘッド20に付着した付着物31の量をより減らすことができる。
(第3実施形態)
次に、液体噴射装置の第3実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第3実施形態は、払拭部材30が第1実施形態及び第2の実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態及び第2の実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
次に、液体噴射装置の第3実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第3実施形態は、払拭部材30が第1実施形態及び第2の実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態及び第2の実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
図11に示すように、払拭部材30は、弾性を有する弾性部50と、液体を吸収可能な多孔質部51とを備えている。なお、多孔質部51は、封止位置B1に位置する液体噴射ヘッド20に対し、走査方向Xにおける液体噴射ヘッド20側に位置して弾性部50に接着されている。そして、払拭部材30は、払拭面50aがノズル形成面34と略直交する姿勢で設けられている。
次に、例えば非記録領域に位置してクリーニングされた後の液体噴射ヘッド20を払拭部材30により払拭する場合の作用について、まずノズル形成面34を払拭する場合の作用を説明する。
図11に示すように、制御部45は、昇降機構43を駆動して待機位置A1に位置する払拭部材30を白抜き矢印で示すように第1の相対方向Z1に移動させる。すなわち、払拭部材30は、相対方向Zにおいて弾性部50とノズル形成面34とが重なる払拭位置A2まで移動する。
図12に示すように、続いて制御部45は、走査機構26を駆動して液体噴射ヘッド20を白抜き矢印で示すように第2の走査方向X2に移動させる。すなわち、制御部45は、液体噴射ヘッド20と払拭部材30とを走査方向Xに相対移動させる。すると、払拭部材30は、弾性部50が弾性変形すると共に、弾性部50に追随するように多孔質部51が変形する。また、弾性部50は、ノズル形成面34と摺接し、このノズル形成面34を払拭する。
図13に示すように、液体噴射ヘッド20が払拭部材30を通過し、この払拭部材30と非接触となる通過位置B2まで移動すると、制御部45は走査機構26の駆動を停止させる。また、弾性変形していた払拭部材30は、元の形状に戻る。
さらに、制御部45は、昇降機構43を駆動して払拭部材30を白抜き矢印で示すように第2の相対方向Z2に移動させる。すなわち、払拭部材30は、払拭位置A2から待機位置A1に移動する。
次に第1の側面35を払拭部材30で払拭する場合の作用について説明する。
図14に示すように、制御部45は、走査機構26を駆動して液体噴射ヘッド20を第1の側面払拭位置B3まで移動させる。なお、本実施形態の第1の側面払拭位置B3は、走査方向Xにおいて第1の側面35と多孔質部51とが一致する位置である。
図14に示すように、制御部45は、走査機構26を駆動して液体噴射ヘッド20を第1の側面払拭位置B3まで移動させる。なお、本実施形態の第1の側面払拭位置B3は、走査方向Xにおいて第1の側面35と多孔質部51とが一致する位置である。
そして、制御部45は、昇降機構43を駆動し、白抜き矢印で示すように払拭部材30を第1の相対方向Z1に移動させる。すると払拭部材30は、多孔質部51が第1の側面35に摺接しつつ完了位置A3まで移動し、第1の側面35を払拭する。そして、払拭部材30が完了位置A3まで移動すると、制御部45は、さらに昇降機構43を駆動して払拭部材30を第2の相対方向Z2に移動させて待機位置A1に位置させる。
上記第3実施形態によれば、上記第1実施形態及び第2実施形態の(1)〜(9)の効果に加えて以下のような効果を得ることができる。
(10)払拭部材30は多孔質部51を備え、さらに多孔質部51によって液体噴射ヘッド20の第1の側面35を払拭する。すなわち、払拭部材30により流動性が高い付着物31を吸収することができるため、液体噴射ヘッド20に付着した付着物31の量を減らすことができる。
(10)払拭部材30は多孔質部51を備え、さらに多孔質部51によって液体噴射ヘッド20の第1の側面35を払拭する。すなわち、払拭部材30により流動性が高い付着物31を吸収することができるため、液体噴射ヘッド20に付着した付着物31の量を減らすことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態において、ノズル形成面34を払拭した後、払拭部材30が液体噴射ヘッド20から離れる際に弾いた付着物31を受容する吸収材や壁などの受容部を設けてもよい。
・上記各実施形態において、ノズル形成面34を払拭した後、払拭部材30が液体噴射ヘッド20から離れる際に弾いた付着物31を受容する吸収材や壁などの受容部を設けてもよい。
・上記各実施形態において、払拭部材30は、ノズル形成面34と第2の側面36とを払拭してもよい。
・上記各実施形態において、第1の側面35と第2の側面36の少なくとも一方の側面を払拭する頻度は、ノズル形成面34を払拭する頻度より少なくしてもよい。また、第1の側面35と第2の側面36の少なくとも一方の側面を払拭する頻度は、ノズル形成面34を払拭する頻度より多くしてもよい。例えば、払拭部材30は、複数回ノズル形成面34を払拭した後、第1の側面35を払拭してもよい。そして、払拭頻度が異なる場合には、液体噴射ヘッド20と払拭部材30の第1の干渉量C1と第2の干渉量C2とを異ならせるのがより好ましい。すなわち、液体噴射ヘッド20に付着した液体は、時間が経過するのに伴って乾燥する。そのため、払拭頻度が低い面ほど付着物31の流動性が低下している。その点、払拭部材30が払拭頻度の低い面を払拭する場合は、払拭頻度の高い面を払拭する場合に比べて、液体噴射ヘッド20と払拭部材30との干渉量を多くすることにより、より強い力で払拭することができる。
・上記各実施形態において、第1の側面35と第2の側面36の少なくとも一方の側面を払拭する頻度は、ノズル形成面34を払拭する頻度より少なくしてもよい。また、第1の側面35と第2の側面36の少なくとも一方の側面を払拭する頻度は、ノズル形成面34を払拭する頻度より多くしてもよい。例えば、払拭部材30は、複数回ノズル形成面34を払拭した後、第1の側面35を払拭してもよい。そして、払拭頻度が異なる場合には、液体噴射ヘッド20と払拭部材30の第1の干渉量C1と第2の干渉量C2とを異ならせるのがより好ましい。すなわち、液体噴射ヘッド20に付着した液体は、時間が経過するのに伴って乾燥する。そのため、払拭頻度が低い面ほど付着物31の流動性が低下している。その点、払拭部材30が払拭頻度の低い面を払拭する場合は、払拭頻度の高い面を払拭する場合に比べて、液体噴射ヘッド20と払拭部材30との干渉量を多くすることにより、より強い力で払拭することができる。
・上記各実施形態において、払拭部材30は、第1の側面35と第2の側面36の少なくとも一方の側面とノズル形成面34とを交互に払拭してもよい。また、払拭部材30は、第1の側面35と第2の側面36の少なくとも一方の側面をノズル形成面34よりも先に払拭してもよい。
・上記各実施形態において、払拭部材30は、ノズル形成面34を第2の姿勢で払拭してもよい。また、第3実施形態のように、払拭部材30は、第1の払拭面41がノズル形成面34と略垂直な姿勢でノズル形成面34を払拭し、第1の姿勢や第2の姿勢で第1の側面35や第2の側面36を払拭してもよい。
・上記第1実施形態及び第2実施形態において、払拭部材30と吸収材40とが接触する位置を完了位置A3としてもよい。すなわち、払拭部材30は、完了位置A3まで移動して払拭部材30に付着した付着物31を吸収材40に吸収させてもよい。
・上記各実施形態において、通過位置B2と第2の側面払拭位置B4は同じ位置であってもよい。
・上記第2実施形態において、液体噴射ヘッド20を第2の側面払拭位置B4に位置させた状態で第2の姿勢の払拭部材30を完了位置A3から第2の相対方向Z2に移動させてもよい。すなわち、第2の相対方向Z2に移動する払拭部材30は、第2の払拭面42で第2の側面36を払拭してもよい。
・上記第2実施形態において、液体噴射ヘッド20を第2の側面払拭位置B4に位置させた状態で第2の姿勢の払拭部材30を完了位置A3から第2の相対方向Z2に移動させてもよい。すなわち、第2の相対方向Z2に移動する払拭部材30は、第2の払拭面42で第2の側面36を払拭してもよい。
・上記第1実施形態及び第2実施形態において、第1の側面35と第2の側面36に凹部37を形成しなくてもよい。また、払拭部材30が第1の側面35や第2の側面36を払拭している途中で、液体噴射ヘッド20を払拭部材30から離れる方向に移動させ、弾性変形した払拭部材30の撓みを復帰させてもよい。
・上記各実施形態において、第1の干渉量C1や第2の干渉量C2は、払拭部材30が液体噴射ヘッド20を払拭する最中に変更してもよい。例えば、払拭部材30がノズル形成面34の払拭を開始する払拭開始時の干渉量よりも、払拭終了時の干渉量が大きくなるように、払拭部材30を第1の相対方向Z1に移動させつつノズル形成面34を払拭させてもよい。なお、払拭開始時の干渉量を小さくすることにより、ノズル形成面34に損傷を与える虞を低減することができる。
・上記各実施形態において、第1の干渉量C1と第2の干渉量C2は同じにしてもよい。また、第1の干渉量C1は第2の干渉量C2よりも大きくしてもよい。
・上記各実施形態において、払拭部材30は、同じ払拭面でノズル形成面34、第1の側面35、第2の側面36を払拭してもよい。すなわち、例えば、払拭部材30は、ノズル形成面34を払拭した第1の払拭面41で第1の側面35を払拭してもよい。
・上記各実施形態において、払拭部材30は、同じ払拭面でノズル形成面34、第1の側面35、第2の側面36を払拭してもよい。すなわち、例えば、払拭部材30は、ノズル形成面34を払拭した第1の払拭面41で第1の側面35を払拭してもよい。
・上記各実施形態において、払拭部材30を走査方向Xに移動させる移動部を備えてもよい。すなわち、払拭部材30は、走査方向X及び相対方向Zに移動することにより、液体噴射ヘッド20の第1の側面35と第2の側面36とのうち少なくとも一方の側面とノズル形成面34とを払拭してもよい。
・上記各実施形態において、液体噴射ヘッド20を相対方向Zに移動させる移動部を備えてもよい。すなわち、液体噴射ヘッド20が走査方向X及び相対方向Zに移動することにより払拭部材30に液体噴射ヘッド20の第1の側面35と第2の側面36とのうち少なくとも一方の側面とノズル形成面34とを払拭させてもよい。
・上記各実施形態において、払拭部材30は、液体を吸収可能な長尺状の吸収部材としてもよい。すなわち、例えば、吸収部材は、一端側が繰り出しローラーに巻きつけられてロール状をなし、他端側が巻き取りローラーに接続されている。そして、吸収部材において、液体噴射ヘッド20を払拭して付着物31を吸収した部分を巻き取りローラーにより巻き取ってもよい。
・上記実施形態において、キャリッジ18を設けない構成としてもよい。例えば搬送方向Yと交差する媒体13の幅方向に亘って液体噴射ヘッド20を設け、搬送される媒体13に対して液体を噴射する所謂ラインタイプの液体噴射装置としてもよい。そして、払拭部材30は、幅方向もしくは搬送方向Y(第1方向の一例)に移動してノズル形成面34を払拭してもよい。
・媒体13は、紙、樹脂、金属、布、セラミック、ゴム、自然素材(木材や石など)や、これらの複合体としてもよい。また、媒体の厚みは、板、シート、フィルム、箔などとしてもよい。さらに、媒体の形状は、矩形や円形など任意の形状であってよい。すなわち、例えば紙と樹脂の複合体フィルム(樹脂含浸紙、樹脂コート紙など)、樹脂と金属の複合体フィルム(ラミネートフィルム)、織物、不織布、ディスク、回路基板などとしてもよい。
・上記実施形態において、液体噴射装置は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
A1…待機位置、A2…払拭位置、A3…完了位置、B1…封止位置、B2…通過位置、B3…第1の側面払拭位置、B4…第2の側面払拭位置、C1…第1の干渉量、C2…第2の干渉量、X…走査方向(第1方向の一例)、X1…第1の走査方向、X2…第2の走査方向、Y…搬送方向、Z…相対方向(第2方向の一例)、Z1…第1の相対方向、Z2…第2の相対方向、11…液体噴射装置、12…フレーム、13…媒体、14…媒体支持部、15…搬送モーター、17…ガイド軸、18…キャリッジ、19…液体収容体、20…液体噴射ヘッド、22…駆動プーリー、23…従動プーリー、24…キャリッジモーター、25…タイミングベルト、26…走査機構(移動部の一例)、28…メンテナンスユニット、29…キャップ、30…払拭部材、31…付着物、33…ノズル、34…ノズル形成面、35…第1の側面、36…第2の側面、37…凹部、39…搭載面、40…吸収材、41…第1の払拭面、42…第2の払拭面、43…昇降機構(移動部の一例)、45…制御部、47…支軸、48…姿勢変更部、50…弾性部、50a…払拭面、51…多孔質部。
Claims (6)
- ノズル形成面に形成されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドに付着した付着物を払拭する払拭部材と、
前記液体噴射ヘッドと前記払拭部材とを第1方向と該第1方向と交差する第2方向に相対移動させる移動部と、
を備え、
前記払拭部材は、前記液体噴射ヘッドと前記第1方向に相対移動して前記ノズル形成面の払拭を行い、前記液体噴射ヘッドと前記第2方向に相対移動して前記液体噴射ヘッドの側面の払拭を行うことを特徴とする液体噴射装置。 - 前記払拭部材の姿勢を変更する姿勢変更部を更に備え、
前記姿勢変更部は、前記払拭部材の姿勢を前記ノズル形成面の払拭時と前記側面の払拭時とで変更することを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。 - 前記払拭部材は、該払拭部材において前記ノズル形成面を払拭する払拭面が前記ノズル形成面に対して非直交となる姿勢で前記ノズル形成面を払拭することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体噴射装置。
- 前記払拭部材は、前記ノズル形成面を払拭する第1の払拭面と、前記側面を払拭する第2の払拭面とを有することを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
- 前記ノズル形成面を払拭する際の前記第1方向と交差する方向における前記ノズル形成面と前記払拭部材の第1の干渉量よりも、前記側面を払拭する際の前記第2方向と交差する方向における前記側面と前記払拭部材の第2の干渉量が大きいことを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
- 前記液体噴射ヘッドの前記側面には、凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015163690A JP2017039294A (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 液体噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015163690A JP2017039294A (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 液体噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017039294A true JP2017039294A (ja) | 2017-02-23 |
Family
ID=58202849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015163690A Pending JP2017039294A (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 液体噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017039294A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018084057A1 (ja) | 2016-11-02 | 2018-05-11 | ヤマハ株式会社 | 打楽器 |
-
2015
- 2015-08-21 JP JP2015163690A patent/JP2017039294A/ja active Pending
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