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JP2017036195A - ガラス繊維の製造装置及びガラス繊維の製造方法 - Google Patents

ガラス繊維の製造装置及びガラス繊維の製造方法 Download PDF

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JP2017036195A JP2015159918A JP2015159918A JP2017036195A JP 2017036195 A JP2017036195 A JP 2017036195A JP 2015159918 A JP2015159918 A JP 2015159918A JP 2015159918 A JP2015159918 A JP 2015159918A JP 2017036195 A JP2017036195 A JP 2017036195A
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和征 中川
禅 松浦
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Abstract

【課題】酸成分が揮発した雰囲気中でも冷却用部材の腐食が抑えられ、ガラス繊維を好適に製造することができるガラス繊維の製造装置及びガラス繊維の製造方法を提供する。【解決手段】ガラス繊維の製造装置11は、ブッシング12と、ブッシング12から引き出されたガラスフィラメントFを冷却するための冷却用部材13とを備える。冷却用部材13は、チタン又はチタン合金からなる外面を有する。ガラス繊維の製造方法は、チタン又はチタン合金からなる外面を有する冷却用部材13を備えたガラス繊維の製造装置11を用いる。【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス繊維の製造装置及びガラス繊維の製造方法に関する。
従来、ブッシングと、ブッシングから引き出されたガラスフィラメントの冷却を促進する中空又は中実の冷却用部材とを備えたガラス繊維の製造装置が知られている。特許文献1〜4には、各種材料から構成された冷却用部材が提案されている。特許文献1には、白金製の冷却用部材が開示されている。特許文献2には、パラジウムを主成分とし、ルテニウムを含む合金製の冷却用部材が開示されている。特許文献3には、金属、ガラス、又は樹脂製の冷却用部材が開示されている。特許文献4には、ニッケルやクロムを含有する材料から構成された外面を有する冷却用部材が開示されている。
特開昭61−236629号公報 特開平05−124833号公報 特開2008−069049号公報 特開2010−184858号公報
ガラス繊維の製造装置において、ガラスフィラメントを冷却するための冷却用部材は、耐食性や耐熱性に優れるという観点から、白金から形成されていることが好ましい。ところが、製造されるガラス繊維の種類によっては、白金から形成された冷却用部材が腐食することがあり、例えば、設備コストの増大を招くことがある。
本発明の目的は、酸成分が揮発した雰囲気中でも冷却用部材の腐食が抑えられ、ガラス繊維を好適に製造することができるガラス繊維の製造装置及びガラス繊維の製造方法を提供することにある。
本発明者らは、冷却用部材を腐食させる原因が、溶融ガラスに含まれる酸成分が揮発したガスであることを発見し、溶融ガラスに含まれる酸成分が揮発したガスに対して耐食性を有する材料を用いることで上記課題を解決した。
上記課題を解決するガラス繊維の製造装置は、ブッシングと、ブッシングから引き出されたガラスフィラメントを冷却するための冷却用部材とを備えるガラス繊維の製造装置であって、前記冷却用部材は、チタン又はチタン合金からなる外面を有する。
上記ガラス繊維の製造装置において、前記冷却用部材の全体がチタン又はチタン合金からなることが好ましい。
上記ガラス繊維の製造装置は、前記ガラスフィラメントに水を噴霧する噴霧装置をさらに備えることが好ましい。
上記課題を解決するガラス繊維の製造方法は、上記ガラス繊維の製造装置を用いる。
上記ガラス繊維の製造方法において、塩素を含有するガラス繊維の製造方法であり、前記冷却用部材の配置される雰囲気中の水蒸気量は、1.0g/m以上であることが好ましい。
本発明によれば、酸成分が揮発した雰囲気中でも冷却用部材の腐食が抑えられ、ガラス繊維を好適に製造することができる。
(a)は、本実施形態のガラス繊維の製造装置を示す概略正面図であり、(b)は、(a)の1b−1b線に沿った部分断面図である。 ガラス繊維の製造装置の変更例を示す部分断面図である。 ガラス繊維の製造装置の変更例を示す部分断面図である。
(第1実施形態)
以下、ガラス繊維の製造装置及びガラス繊維の製造方法の第1実施形態について図1を参照して説明する。なお、図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際と異なる場合がある。
図1(a)及び図1(b)に示すように、ガラス繊維の製造装置11は、ブッシング12と、ブッシング12から引き出されたガラスフィラメントFを冷却するための中空の冷却用部材13とを備えている。まず、ガラス繊維の製造装置11の全体構成について説明する。
<ガラス繊維の製造装置11の全体構成>
ガラス繊維の製造装置11におけるブッシング12は、ガラスフィラメントFの紡糸に用いられるものであり、溶融ガラスGが供給されるブッシング本体12aと、ブッシング本体12aの底部に設けられたベースプレート12bと、ベースプレート12bに設けられた多数のブッシングノズルNとを備えている。ブッシングノズルNの数は、例えば、10〜8000本であり、ブッシングノズルNの内径は、例えば、0.70〜2.00mmの範囲である。ブッシング本体12aは、図示を省略するが、溶融ガラスGが供給される供給口と溶融ガラスGを流通する流路とレンガ等の異物がベースプレート12b上に堆積するのを抑制するスクリーンとを有するとともに、抵抗加熱用のターミナルを有している。
ブッシングノズルNの両隣には、ブッシングノズルNから引き出される溶融ガラスGを冷却するための冷却用部材13が配設されている。ブッシング12は、例えば、上方が開放された長方形箱形をなしており、各ブッシングノズルNは、ベースプレート12bの長手方向に沿って、直線状に複数の列をなして並んで形成されている。ブッシング12は、例えば、白金製又は白金合金製である。ブッシング12に供給された溶融ガラスGは、各ブッシングノズルNから引き出され、冷却用部材13や外気により冷却されることにより、ブッシングノズルNの数と同数のガラスフィラメントFとなる。
ガラス繊維の製造装置11は、ブッシング12の各ブッシングノズルNから引き出された多数のガラスフィラメントFに水を噴霧する噴霧装置14をさらに備えている。噴霧装置14には、水が供給され、噴霧装置14のノズルから噴霧される水によりガラスフィラメントFが冷却される。噴霧装置14は、図示を省略した支持部に支持されている。
ガラス繊維の製造装置11は、多数のガラスフィラメントFに液体状の集束剤を塗布するアプリケータ15と、集束剤が塗布された多数のガラスフィラメントFを集束させるギャザリングシュー16とをさらに備えている。多数のガラスフィラメントFは、ギャザリングシュー16により集束されることで、ガラスストランドSが得られる。
なお、ガラス繊維の製造装置11は、図示を省略するが、ガラスストランドSを往復移動させるトラバースと、トラバースを通過したガラスストランドSを巻き取るコレットとを備えている。
<冷却用部材13>
ガラス繊維の製造装置11における冷却用部材13の形状は管状であり、冷却用部材13は、冷媒を流通する流通路Pを有している。冷却用部材13は、その全体がチタン又はチタン合金からなる。すなわち、冷却用部材13は、チタン又はチタン合金からなる外面を有している。
チタンとしては、例えば、JIS H4600に規定される1種、2種、3種、及び4種の純チタンが挙げられる。チタン合金としては、例えば、JIS H4600に規定されるTi−Pd合金、Ti−Ta合金、Ti−Al合金、及びTi−6Al−4V合金が挙げられる。チタン又はチタン合金としては、例えば、ASTM B265に規定されるものを用いてもよい。冷却用部材13は、例えば、チタン又はチタン合金からなる板材の曲げ加工、溶接等により製造することができる。チタン又はチタン合金からなる板材は、ステンレスやアルミニウムの板材よりも耐熱性が高く、溶融ガラスGの熱により変形し難い。
冷却用部材13の断面形状としては、図1(b)に示す長四角形状に限定されず、例えば、楕円形状や円形状、長四角形状以外の多角形状であってもよい。冷却用部材13の壁の厚さは、0.1mm以上であることが好ましい。冷却用部材13の壁の厚さをより厚く設定した場合、冷却用部材13の強度が確保され易い。冷却用部材13の壁の厚さは、1.0mm以下であることが好ましい。冷却用部材13の壁の厚さをより薄くした場合、熱交換の効率が高まり、各ブッシングノズルNから引き出される溶融ガラスGを効率的に冷却できる。
冷却用部材13を流通する冷媒としては、特に限定されず、液体であってもよいし、気体であってもよい。冷媒としては、例えば、水、不凍液等の液体が好適に用いられる。例えば、冷媒として水を用いる場合は、冷却用部材13の流通路Pの一端に水を供給し、冷却用部材13の流通路Pの他端から排出される水を廃棄又は別の用途に再利用してもよい。また、冷却用部材13に供給される冷媒は、冷却装置及び循環装置を用いて、再度冷却して冷却用部材13の冷媒として再利用することもできる。
次に、冷却用部材13の配置の一例について説明する。本実施形態のガラス繊維の製造装置11は、それぞれ離間して配置される複数の冷却用部材13を備え、複数の冷却用部材13は、隣り合う一対の冷却用部材13の間にガラスフィラメントFが通過するように配置されている。詳述すると、各冷却用部材13は、ブッシングノズルNの列と隣り合うとともに、ブッシングノズルNの列(例えば、ブッシングプレートの長手方向)に沿って延在している。各冷却用部材13は、図示を省略した支持部に支持されている。なお、各冷却用部材13は、ガラスフィラメントFを効率的に冷却するという観点から、ブッシング12から離間して配置されることが好ましい。
<ガラス繊維の製造方法>
次に、ガラス繊維の製造方法について説明する。
ガラス繊維の製造方法は、上述したガラス繊維の製造装置11を用いて、塩素を含有するガラス繊維(ガラスストランドS)を製造する方法である。溶融ガラスGは、酸成分である塩素を含有している。ガラス繊維を製造に用いる溶融ガラスG中の塩素は、例えば、清澄剤としてガラスに配合した塩素系化合物に由来する。
ガラス繊維中の塩素の含有量は、例えば、0.003質量%以上、0.225質量%以下の範囲である。ガラス繊維中の塩素量は、蛍光X線分析装置によって測定することができる。ガラス繊維中の塩素の含有量が0.003質量%以上の場合、溶融ガラスGの清澄が十分に行われ、ガラス繊維に含まれる気泡を減らすことができる。また、ガラス繊維中の塩素の含有量が0.225質量%以下の場合、塩素ガス雰囲気下における冷却用部材13の腐食を特に抑えることができる。
ガラス繊維を構成するガラスとしては、質量%において、例えば、SiO:42〜67%、Al:8〜25%、B:0〜25%、MgO:0〜15%、CaO:10〜35%、LiO+NaO+KO:0〜2%、P:0〜5%、Cl:0.003〜0.225%、SO:0.005〜0.1%含有するガラスを使用することができる。
チタン又はチタン合金からなる上記冷却用部材13は、塩素等の酸成分が揮発したガス(例えば、塩素ガス)に対する耐食性が良好である。特に、冷却用部材13において塩素等の酸成分が揮発したガスに対する耐食性は、冷却用部材13の配置される雰囲気中の水蒸気量が高いほど高い。その傾向は、塩素ガスで顕著に表れる。すなわち、冷却用部材13は、湿潤塩素ガスに対して特に耐食性が高い。ガラス繊維の製造方法において、上記冷却用部材13の塩素ガスに対する耐食性を高めるという観点から、冷却用部材13の配置される雰囲気中の水蒸気量は、1.0g/m以上であることが好ましい。塩素ガスに対する耐食性をさらに高めるという観点から、冷却用部材13の配置される雰囲気中の水蒸気量は、10g/m以上であることがより好ましく、100g/m以上であることがさらに好ましく、150g/m以上であることが最も好ましい。なお、冷却用部材13の配置される雰囲気中の水蒸気量の上限は、飽和水蒸気量であり、冷却用部材13の配置される雰囲気の温度は、例えば、70℃以上、150℃以下の範囲である。冷却用部材13の配置される雰囲気の温度が70℃以上、150℃以下の範囲である場合、相対湿度は、5%以上、50%以下であることが好ましい。
冷却用部材13の配置される雰囲気中の水蒸気量は、ガラスフィラメントFに水を噴霧する噴霧装置14を用いることで容易に高めることができる。また、冷却用部材13の配置される雰囲気中の水蒸気量は、例えば、超音波式、気化式、加熱式等の加湿装置を用いることで高めることも可能である。また、冷却用部材13の配置される雰囲気の温度を高くすることにより、飽和水蒸気量を大きくすることができる。
ガラス繊維の製造方法によって製造されるガラス繊維の形態としては、例えば、ガラスストランドSを巻回したケーキが挙げられる。ガラスストランドSは、例えば、所定長さにカットされたチョップドストランド、ミルドファイバ、ロービング、ヤーン、マット、クロス、テープ、又は組布等として利用することができる。ガラス繊維の用途としては、例えば、車両用途、電子材料用途、建材用途、土木用途、航空機関連用途、造船用途、物流用途、産業機械用途、及び日用品用途が挙げられる。
<作用>
次に、ガラス繊維の製造装置11及びガラス繊維の製造方法の主な作用について説明する。
塩素を含有するガラスを用いてガラス繊維(ガラスストランドS)を成形する場合には、溶融ガラスGに含まれる塩素等の酸成分が揮発し易い。このため、冷却用部材13は、酸成分が揮発した雰囲気(例えば、塩素ガスと空気とを含有する混合気体)に曝される。ここで、例えば、白金製の冷却用部材は、塩素ガスを含有する雰囲気に曝されることで腐食し易い。そのため、中空の冷却用部材の場合、冷却用部材の壁の腐食により流通路内の冷媒が漏れ出すことになる。なお、例えば、白金−ロジウム合金は、耐食性に優れるものの、非常に高価であるため、設備コストを抑えるという観点から、白金−ロジウム合金の使用量は可能な限り削減することが好ましい。
上記ガラス繊維の製造装置11における冷却用部材13は、チタン又はチタン合金からなる外面を有している。チタン又はチタン合金は、例えば、塩素ガスに対して耐食性を有している。このため、塩素等の酸成分を含有するガラスを用いてガラスフィラメントFを得たとしても、冷却用部材13の塩素ガス等による腐食を抑えることができる。しかも、チタン又はチタン合金は、例えば、白金よりも安価である。また、チタン又はチタン合金を用いることで、非常に高価な白金−ロジウム合金の使用を回避することも可能である。
以上詳述した第1実施形態によれば、次のような作用効果が発揮される。
(1)ガラス繊維の製造装置11は、ブッシング12と、ブッシング12から引き出されたガラスフィラメントFを冷却するための冷却用部材13とを備えている。この冷却用部材13は、チタン又はチタン合金からなる外面を有している。この構成によれば、ガラスフィラメントFを冷却するための冷却用部材13において、塩素等の酸成分が揮発したガス(例えば、塩素ガス)による腐食を比較的低コストで抑えることができる。従って、上記ガラス繊維の製造装置11は、酸成分が揮発した雰囲気中でも冷却用部材の腐食が抑えられ、ガラス繊維を好適に製造することができる。例えば、酸成分として塩素を含有するガラス繊維を製造する際に、ガラス繊維の製造装置11の稼働率を高めるとともに設備コストを削減することが可能となる。
(2)例えば、チタン又はチタン合金からなる皮膜層を有する冷却用部材では、物理的な衝撃により、冷却用部材の基材層から皮膜層が剥離することがある。これに対して、上記実施形態の冷却用部材13では、その全体がチタン又はチタン合金からなるため、このような事態が起こることを回避することができる。
(3)ガラス繊維の製造装置11は、ガラスフィラメントFに水を噴霧する噴霧装置14をさらに備えている。この場合、噴霧装置14から噴霧された水によってガラスフィラメントFの冷却を促進することができる。また、上記冷却用部材13が配置された雰囲気中の水蒸気量を噴霧装置14から噴霧された水によって高めることができる。ここで、塩素等の酸成分が揮発したガスに対するチタン又はチタン合金の耐食性は、雰囲気中の水蒸気量が高いほど向上し易い。このため、冷却用部材13が配置されている雰囲気中の水蒸気量を噴霧装置14によって高めることで、冷却用部材13の上記ガスによる腐食をより抑えることができる。従って、噴霧装置14を備えるガラス繊維の製造装置11は、塩素等の酸成分を含有するガラス繊維を製造する際にさらに好適である。
(4)ガラス繊維の製造装置11を用いてガラス繊維を製造する方法によれば、塩素等の酸成分を含有するガラス繊維を製造する際に、ガラス繊維の製造装置11の稼働率を高めるとともに設備コストを削減することが可能となる。
(5)ガラス繊維の製造方法は、塩素を含有するガラス繊維の製造方法であり、冷却用部材13の配置される雰囲気中の水蒸気量は、1.0g/m以上であることが好ましい。このように、塩素ガスを含有する雰囲気中の水蒸気量を高めることで、冷却用部材13の腐食をより抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、ガラス繊維の製造装置11及びガラス繊維の製造方法の第2実施形態について図2を参照して説明する。本実施形態では、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図2に示すように、ガラス繊維の製造装置11における冷却用部材13は、流通路Pを有する基材層13aと、基材層13aの外面を覆う皮膜層13bとを有している。基材層13aと皮膜層13bとは異なる材料から構成されている。基材層13aを構成する材料としては、例えば、銅、ステンレス鋼、及び炭素鋼が挙げられる。基材層13aの熱伝導性を高めるという観点から、銅製の基材層13aを用いることが好ましい。皮膜層13bは、チタン又はチタン合金からなる。基材層13aに皮膜層13bを積層する方法としては、例えば、蒸着法、スパッタリング法、溶射法、及びクラッド法(異種金属を圧着させることで接合する方法)が挙げられる。なお、基材層13aは、単層構造に限定されず、異なる金属層が積層された多層構造であってもよい。
以上詳述した第2実施形態によれば、ガラス繊維の製造装置11における冷却用部材13は、基材層13aと、基材層13aの外面を覆うとともにチタン又はチタン合金からなる皮膜層13bから構成されているため、上記(1)欄で述べた作用効果が得られる。また、例えば、冷却用部材13の基材層13aを皮膜層13bよりも安価な材料から構成することにより、冷却用部材13のコストを削減することが可能である。
(変更例)
上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。なお、以下では、ガラス繊維の製造装置11の変更例について説明するが、ガラス繊維の製造方法においても同様に変更することができる。
・第1実施形態のガラス繊維の製造装置11において、冷却用部材13における流通路Pを省略してもよい。すなわち、第1実施形態における中空の冷却用部材13を、図3に示すように中実の冷却用部材13(冷却フィン)に変更することができる。図3に示す冷却用部材13の形状は、板状であり、長手方向を有している。この冷却用部材13の厚さは、例えば、0.1mm以上であることが好ましく、1.0mm以下であることが好ましい。冷却用部材13の厚さをより厚くした場合、冷却用部材13の強度が得られ易い。冷却用部材13の厚さをより薄くした場合、例えば、材料のコストを削減することができる。なお、図3に示す冷却用部材13の断面形状や外形は、特に限定されず、例えば、ブッシングノズルNの配置態様に応じて適宜変更することができる。
・図3に示すガラス繊維の製造装置11における冷却用部材13は、上記第2実施形態のように、基材層13aと、基材層13aの外面を覆うとともにチタン又はチタン合金からなる皮膜層13bから構成することもできる。
・ガラス繊維の製造装置11において、中空の冷却用部材13と中実の冷却用部材13とを組み合わせて用いてもよい。また、チタン又はチタン合金からなる皮膜層13bを有する冷却用部材13と、全体がチタン又はチタン合金からなる冷却用部材13とを組み合わせて用いてもよい。
・ガラス繊維の製造装置11において、噴霧装置14を省略してもよい。
・ガラス繊維の製造装置11において、冷却用部材13の配置態様は、特に限定されず、例えば、ブッシングノズルNの配置態様に応じて適宜変更することができる。例えば、冷却用部材13をブッシングプレートの短手方向に延在するように配置したり、ブッシングプレートの長手方向及び短手方向のいずれにも交差する方向に延在するように配置したりすることもできる。また、冷却用部材13の数についても、ブッシングプレートの寸法やブッシングノズルNの数に応じて設定されるものであり、単数であってもよいし、複数であってもよい。
・ガラス繊維の製造装置11は、塩素以外の酸成分を含有するガラス繊維の製造に用いてもよい。塩素以外の酸成分としては、例えば、SO、P、F、Bが挙げられる。
11…ガラス繊維の製造装置、12…ブッシング、13…冷却用部材、14…噴霧装置、F…ガラスフィラメント、S…ガラスストランド。

Claims (5)

  1. ブッシングと、ブッシングから引き出されたガラスフィラメントを冷却するための冷却用部材とを備えるガラス繊維の製造装置であって、
    前記冷却用部材は、チタン又はチタン合金からなる外面を有することを特徴とするガラス繊維の製造装置。
  2. 前記冷却用部材の全体がチタン又はチタン合金からなることを特徴とする請求項1に記載のガラス繊維の製造装置。
  3. 前記ガラスフィラメントに水を噴霧する噴霧装置をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガラス繊維の製造装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のガラス繊維の製造装置を用いることを特徴とするガラス繊維の製造方法。
  5. 塩素を含有するガラス繊維の製造方法であり、前記冷却用部材の配置される雰囲気中の水蒸気量は、1.0g/m以上であることを特徴とする請求項4に記載のガラス繊維の製造方法。
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