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JP2017031268A - 加熱硬化性エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

加熱硬化性エポキシ樹脂組成物 Download PDF

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JP2017031268A
JP2017031268A JP2015150326A JP2015150326A JP2017031268A JP 2017031268 A JP2017031268 A JP 2017031268A JP 2015150326 A JP2015150326 A JP 2015150326A JP 2015150326 A JP2015150326 A JP 2015150326A JP 2017031268 A JP2017031268 A JP 2017031268A
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tert
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由衣 田澤
Yui Tazawa
由衣 田澤
寛樹 坂本
Hiroki Sakamoto
寛樹 坂本
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Abstract

【課題】本発明は、低温速硬化性と貯蔵安定性を両立させながら、Tgの高い硬化物が得られる加熱硬化性エポキシ樹脂組成物を提供することを目的とする。【解決手段】下記の(A)〜(C)成分を含有する加熱硬化性エポキシ樹脂組成物であり、前記(A)成分100質量部に対して、(C)成分を5〜90質量部含有する加熱硬化性エポキシ樹脂組成物。(A)成分:エポキシ樹脂(B)成分:軟化点が105℃以上150℃未満である潜在性硬化剤(C)成分:一般式(1)で表されるポリチオール化合物【選択図】なし

Description

本発明は、低温速硬性と貯蔵安定性を両立させながら、ガラス転移点(以下、Tgと表記する)の高い硬化物が得られる加熱硬化性エポキシ樹脂組成物に関する。
従来、エポキシ樹脂組成物は、電気・電子機器部品、自動車部品、航空部品、建材等に広範囲に使用されている。中でも、エポキシ樹脂組成物は各種部材に対する接着力に優れ、耐久性に優れることから、車載用電子部品の実装用アンダーフィル剤(特許文献1参照)、永久磁石式回転電機の組み立て用接着剤(特許文献2参照)など車載部品用接着剤として多用されてきている。また、近年、画像センシング技術が発達しており、車載部品においても車載画像センサー、車載ミリ波レーダセンサー、車載カメラなどが搭載されているが、材質としてはプラスチック材料が多用されてきているという背景から、部材にダメージを与えないように120℃以下の低温での速硬化することが車載部品用接着剤に求められてきている。
特許文献3には、そのような低温速硬化性を満たすものとして、(1)分子内にエポキシ基を2個以上有するエポキシ樹脂、(2)分子内にチオール基を2個以上有するポリチオール化合物、及び(3)固体分散型アミンアダクト系潜在性硬化促進剤を含有するエポキシ樹脂組成物が開示されている。
特開2009−256483号公報 特開2008−167565号公報 特開平6ー211969号公報
しかしながら、特許文献3に開示されたエポキシ樹脂組成物の硬化物のTgは低く、車載部材に求められる耐熱性を満足するものではなかった。また、貯蔵安定性も劣るという問題があった。
本発明は、上記の状況に鑑みてされたものであり、低温速硬性と貯蔵安定性を両立させながら、Tgの高い硬化物が得られる加熱硬化性エポキシ樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明は以下の要旨を有するものである。
下記の(A)〜(C)成分を含有する加熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
(A)成分:エポキシ樹脂
(B)成分:軟化点が105℃以上150℃未満である潜在性硬化剤
(C)成分:一般式(1)で表されるポリチオール化合物
本発明は、低温速硬化性と貯蔵安定性を両立させながら、Tgの高い硬化物が得られる加熱硬化性エポキシ樹脂組成物を提供するものである。
以下に発明の詳細を説明する。
<(A)成分>
本発明の(A)成分は、エポキシ樹脂であれば特に限定されないが、1分子中にグリシジル基を2以上有する化合物などがあげられる。また、(A)成分は、エピクロルヒドリンとビスフェノール類などの多価フェノール類や多価アルコールとの縮合によって得られるものである。
(A)成分としては、特に限定されないが、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型型エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型型エポキシ樹脂脂環式エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂等が挙げられる。その他エピクロルヒドリンとフタル酸誘導体や脂肪酸などのカルボン酸との縮合によって得られるグリシジルエステル型エポキシ樹脂、さらには様々な方法で変性したエポキシ樹脂を挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらは単独あるいは混合で使用してもよい。これらの(A)成分の中でも組成物が、低温速硬化性と高Tgな硬化物が得られるという観点から、ビスフェノールA型エポキシ樹脂やビスフェノールF型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂が好ましい。
本発明の(A)成分は、エポキシ当量が100〜500の範囲のものが好ましく、より好ましくは120〜300の範囲であり、特に好ましくは140〜200の範囲である。(A)成分が上記の範囲内であることで、低温速硬化性とTgの高い硬化物である加熱硬化性樹脂組成物が得られる。ここでエポキシ当量とはJIS K 7236に規定された方法に基づき測定されるものである。
前記(A)成分の市販品としては、例えばjER828、1001、801、806、807、152、604、630、871、YX8000、YX8034、YX4000(三菱化学株式会社製)、エピクロン830、EXA−830LVP、EXA−850CRP、835LV、HP4032D、HP−4700、HP−4770、703、720、726、HP820(DIC株式会社製)、EP4100、EP4000、EP4000G、EP4000E、EP4000TX、EP4400、EP4520S、EP4530、EP4901、EP4080、EP4085、EP4088、EPU6、EPR4023、EPR1309、EP49−20(旭電化工業株式会社製)、デナコールEX614B、EX411、EX314、EX201、EX212、EX252(ナガセケムテックス株式会社製)、ブレンマーCP−15、CP−30、CP−50M、マープルーフG−1005S(日油株式会社製)、TEPIC、TEPIC−S、TEPIC−VL(日産化学工業株式会社製)等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。これらは、それぞれ単独で用いることも、また二種以上を混合して用いても良い。
<(B)成分>
本発明の(B)成分は、軟化点は105℃以上150℃未満の潜在性硬化剤であれば特に限定されないが、(B)成分の軟化点はより好ましくは、110℃以上140℃未満である。上記の範囲であることで、低温速硬化性と貯蔵安定性を両立させながら、高Tgな硬化物が得ることができる。また、(B)成分は、25℃で(A)成分に不溶な固体であり、加熱することにより(A)成分に溶解し、硬化促進剤として働くものである。また、(B)成分は、貯蔵安定性と低温速硬化性が優れることから、エポキシ樹脂とアミン化合物を反応させたアミンアダクト物の潜在性硬化剤などが好ましい。なお、本発明における軟化点とは、JISK7234(1986年)の軟化点測定方法に準拠した値である。
また、前記(B)成分の平均粒径は、1〜50μmが好ましく、特に好ましくは3〜25μmであり、特に好ましくは、4〜10μmである。1μmを下回ると、貯蔵安定性が劣るという恐れがあり、50μmを上回ると低温速硬化性が劣るおそれがある。
前記(B)成分の市販品としては、フジキュアーFXE−1000、FXR−1030、FXR−1081、FXR−1121、FXR−1110(T&KTOKA社製)などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、潜在性硬化剤を複数組み合わせて使用することもできる。
(A)成分100質量部に対して、(B)成分の添加量は3〜90質量部が好ましく、より好ましくは、4〜30質量部含むことである。(B)成分が3質量部より多い場合は硬化性を発現し、90質量部より少ない場合は貯蔵安定性を維持することができる。
<(C)成分>
本発明の(C)成分は、一般式(1)で表されるポリチオール化合物である。本発明のその他成分を組み合わせることにより、低温速硬化性と貯蔵安定性を両立させながら、高Tgの硬化物が得られる加熱硬化性エポキシ樹脂組成物を得ることができる。
Figure 2017031268
(R1及びR2はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜12のアルキル基又はフェニル基、R3、R4、R5及びRはそれぞれ独立にメルカプトメチル基、メルカプトエチル基及びメルカプトプロピル基から選ばれる。)
本発明の(C)成分としては、例えば、1,3,4,6−テトラキス(メルカプトメチル)グリコールウリル、1,3,4,6−テトラキス(2−メルカプトエチル)グリコールウリル、1,3,4,6−テトラキス(3−メルカプトプロピル)グリコールウリル、1,3,4,6−テトラキス(メルカプトメチル)−3a−メチルグリコールウリル、1,3,4,6−テトラキス(2−メルカプトエチル)−3a−メチルグリコールウリル、1,3,4,6−テトラキス(3−メルカプトプロピル)−3a−メチルグリコールウリル、1,3,4,6−テトラキス(メルカプトメチル)−3a,6a−ジメチルグリコールウリル、1,3,4,6−テトラキス(2−メルカプトエチル)−3a,6a−ジメチルグリコールウリル、1,3,4,6−テトラキス(3−メルカプトプロピル)−3a,6a−ジメチルグリコールウリル、1,3,4,6−テトラキス(メルカプトメチル)−3a,6a−ジフェニルグリコールウリル、1,3,4,6−テトラキス(2−メルカプトエチル)−3a,6a−ジフェニルグリコールウリル、1,3,4,6−テトラキス(3−メルカプトプロピル)−3a,6a−ジフェニルグリコールウリル等を挙げることができる。これらは、それぞれ単独で用いることも、また二種以上を混合して用いても良い。(C)成分の市販品としては 四国化成工業株式会社製TSーGなどが挙げられる。
前記(C)成分の配合量は、特に限定されないが、(A)成分100質量部に対して、5〜90質量部含み、より好ましくは、7〜60質量部含み、特に好ましくは、8〜50質量部含めることができる。(C)成分が5質量部以上である場合は、低温速硬化性を維持することができる。一方、(B)成分が90質量部以下である場合は貯蔵安定性が優れる。
<任意成分>
本発明に対し、本発明の目的を損なわない範囲で、本発明の(C)成分を除くポリチオール化合物、ホウ酸エステル化合物、スチレン系共重合体等の各種エラストマー、充填材、導電性フィラー、貯蔵安定剤、酸化防止剤、光安定剤、保存安定剤、重金属不活性剤、シランカップリング剤、タッキファイヤー、可塑剤、消泡剤、顔料、防錆剤、レベリング剤、分散剤、レオロジー調整剤、難燃剤、及び界面活性剤等の添加剤を使用することができる。
本発明に対し、本発明の(C)成分を除くポリチオール化合物を更に添加してもよい。そのようなポリチオール化合物としては、特に限定されないが、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトブチレート)、トリメチロールエタントリス(3−メルカプトブチレート)、トリメチロールエタントリス(3−メルカプトブチレート)、エチレングリコールビス(3−メルカプトグリコレート)、ブタンジオール ビス(3−メルカプトグリコレート)、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトグリコレート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトグリコレート)、トリス−[(3−メルカプトプロピオニルオキシ)−エチル]−イソシアヌレート、ペンタエリスリトール テトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、テトラエチレングリコール ビス(3−メルカプトプロピオネート)、ジペンタエリスリトール ヘキサキス(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトール テトラキス(3−メルカプトブチレート)、1,4−ビス(3−メルカプトブチリルオキシ)ブタン、1,3,5−トリス(3−メルカブトブチルオキシエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン等が挙げられる、これらに限定されるものではない。商品としては、SC有機化学株式会社製のPEMPなどが、昭和電工株式会社製のカレンズMT(商標登録)シリーズのPE1、BD1、NR1などが挙げられるがこれらに限定されるものではない。
本発明の加熱硬化性エポキシ樹脂組成物に貯蔵安定性を向上させる目的で、ホウ酸エステル化合物を配合してもよい。ホウ酸エステル化合物としては、例えば、トリメチルボレート、トリエチルボレート、トリ−n−プロピルボレート、トリイソプロピルボレート、トリ−n−ブチルボレート、トリス(2−エチルヘキシロキシ)ボラン、トリフェニルボレート等が挙げられる。また、ホウ酸エステル化合物の市販品としては、例えば、「キュアダクトL−07N」(四国化成工業(株)商品名)等が挙げられる。
本発明に対し、硬化物の弾性率、流動性などの改良を目的として、貯蔵安定性を阻害しない程度の充填材を添加してもよい。具体的には有機質粉体、無機質粉体等が挙げられる。
無機質粉体の充填材としては、特に限定されないが、ガラス、フュームドシリカ、アルミナ、マイカ、セラミックス、シリコーンゴム粉体、炭酸カルシウム、窒化アルミ、カーボン粉、カオリンクレー、乾燥粘土鉱物、乾燥珪藻土等が挙げられる。無機質粉体の配合量は、(A)成分100質量部に対し、0.1〜200質量部程度が好ましい。
フュームドシリカは、加熱硬化性エポキシ樹脂組成物の粘度調整又は硬化物の機械的強度を向上させる目的で配合される。好ましくは、ジメチルシラン、トリメチルシラン、アルキルシラン、メタクリロキシシラン、オルガノクロロシラン、ポリジメチルシロキサン、ヘキサメチルジシラザンなどで表面処理したヒュームドシリカなどが用いられる。フュームドシリカの市販品としては、例えば、アエロジルR972、R972V、R972CF、R974、R976、R976S、R9200、RX50、NAX50,NX90、RX200、RX300、R812、R812S、R8200、RY50、NY50、RY200S、RY200、RY300、R104、R106、R202、R805、R816、T805、R711、RM50、R7200等(日本アエロジル(株)製)が挙げられる。
有機質粉体の充填材としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、架橋アクリル、架橋ポリスチレン、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリカーボネートが挙げられる。有機質粉体の配合量は、(A)成分100質量部に対し、0.1〜200質量部程度が好ましい。
導電性フィラーとしては、特に限定されないが、例えば金、銀、白金、ニッケル、パラジウム及び有機ポリマー粒子に金属薄膜を被覆したメッキ粒子が挙げられる。
本発明に対し酸化防止剤を添加してもよい。酸化防止剤としては、例えば、β−ナフトキノン、2−メトキシ−1,4−ナフトキノン、メチルハイドロキノン、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、モノ−tert−ブチルハイドロキノン、2,5−ジ−tert−ブチルハイドロキノン、p−ベンゾキノン、2,5−ジフェニル−p−ベンゾキノン、2,5−ジ−tert−ブチル−p−ベンゾキノン等のキノン系化合物;フェノチアジン、2,2−メチレン−ビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、カテコール、tert−ブチルカテコール、2−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、2−tert−ブチル−6−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、2−〔1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ペンチルフェニル)エチル〕−4,6−ジ−tert−ペンチルフェニルアクリレート、4,4′−ブチリデンビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、4,4′−チオビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、3,9−ビス〔2−〔3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニロキシ〕−1,1−ジメチルエチル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン、ペンタエリスリトールテトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、チオジエチレンビス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N,N′−ヘキサン−1,6−ジイルビス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド〕、ベンゼンプロパン酸,3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシ,C7−C9側鎖アルキルエステル、2,4−ジメチル−6−(1−メチルペンタデシル)フェノール、ジエチル〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル〕メチル〕フォスフォネート、3,3′,3″,5,5′,5″−ヘキサ−tert−ブチル−a,a′,a″−(メシチレン−2,4,6−トリル)トリ−p−クレゾール、カルシウムジエチルビス〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル〕メチル〕フォスフォネート、4,6−ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾール、エチレンビス(オキシエチレン)ビス〔3−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−m−トリル)プロピオネート〕、ヘキサメチレンビス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、1,3,5−トリス〔(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−キシリル)メチル〕−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,6−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,6−ジ−tert−ブチル−4−(4,6−ビス(オクチルチオ)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)フェノール、ピクリン酸、クエン酸等のフェノール類;トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)フォスファイト、トリス〔2−〔〔2,4,8,10−テトラ−tert−ブチルジベンゾ〔d,f〕〔1,3,2〕ジオキサフォスフェフィン−6−イル〕オキシ〕エチル〕アミン、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリートールジフォスファイト、ビス〔2,4−ビス(1,1−ジメチルエチル)−6−メチルフェニル〕エチルエステル亜リン酸、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)〔1,1−ビスフェニル〕−4,4‘−ジイルビスホスフォナイト、6−〔3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ〕−2,4,8,10−テトラ−tert−ブチルジベンズ〔d、f〕〔1,3,2〕ジオキサフォスフェフィン等のリン系化合物;ジラウリル3,3′−チオジプロピオネート、ジミリスチル3,3′−チオジプロピオネート、ジステアリル3,3’−チオジプロピオネート、ペンタエリスリチルテトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)、2−メルカプトベンズイミダゾール等のイオウ系化合物;フェノチアジン等のアミン系化合物;ラクトン系化合物;ビタミンE系化合物等が挙げられる。中でもフェノール系化合物が好適である。
本発明に対しシランカップリング剤を添加してもよい。シランカップリング剤としては特に限定されないが、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、オクテニルトリメトキシシラン、グリシドキシオクチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン等があげられる。密着性付与剤の含有量は、(C)成分100質量部に対し、0.05〜30質量部が好ましく、更に好ましくは0.2〜10質量部である。
本発明の加熱硬化性エポキシ樹脂組成物は、従来公知の方法により製造することができる。例えば、(A)成分〜(C)成分の所定量を配合して、3本ロール、プラネタリミキサ−等の混合手段を使用して、好ましくは10〜70℃の温度で好ましくは0.1〜5時間混合することにより製造することができる。
本発明の加熱硬化性エポキシ樹脂組成物が好適に用いられる用途としては、被覆剤、注型用樹脂、シール剤、シーリング剤、ポッティング剤、接着剤、コーティング剤、ライニング剤、インキ等があげられる。本発明の加熱硬化性エポキシ樹脂組成物は、低温速硬化性と貯蔵安定性を両立させながら、Tgの高い硬化物が得られる加熱硬化性エポキシ樹脂組成物であることから、特に好ましい用途は、車載用電子部品の実装用アンダーフィル剤、車載画像センサー、車載ミリ波レーダセンサー、車載カメラ、永久磁石式回転電機等の車載部材用接着剤等が挙げられる。
以下に実施例をあげて本発明を更に詳細の説明をするが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例及び比較例において使用した試験法は下記の通りである。
<加熱硬化性エポキシ樹脂組成物の調製>
各成分を表1に示す質量部で採取し、常温にてプラネタリーミキサーで60分混合し、加熱硬化性エポキシ樹脂組成物を調製し、各種物性に関して次のようにして測定した。尚詳細な調製量は表1に従い、数値は全て質量部で表記する。
<(A)成分>
a1:エポキシ当量170のビスフェノールA型エポキシ樹脂(jER807、三菱化学製)
a2:エポキシ当量165のナフタレン骨格のエポキシ樹脂(HP−4700、DIC株式会社製)
<(B)成分>
b1:平均粒径7μm、軟化点133℃のアミンアダクト系潜在性硬化剤(FXR−1121、T&KTOKA社製)
b2:平均粒径6μm、軟化点120℃のアミンアダクト系潜在性硬化剤(FXR−1081、T&KTOKA社製)
<(B)成分の比較成分>
b’1:平均粒径11μm、軟化点100℃のアミンアダクト系潜在性硬化剤(PN−23、味の素ファインテクノ株式会社製)
<(C)成分>
c1:1,3,4,6−テトラキス(2−メルカプトエチル)グリコールウリル(TS−G、四国化成工業株式会社製)
<(C)成分の比較成分>
c’1:ジペンタエリスリトール ヘキサキス(3−メルカプトプロピオネート)(SC有機化学株式会社製)
c’2:ペンタエリスリトール テトラキス(3−メルカプトブチレート)(昭和電工株式会社製)
c’3:ペンタエリスリトール テトラキス(3−メルカプトプロピオネート)(SC有機化学株式会社製)
表1の実施例、比較例において使用した試験方法は下記の通りである。
<低温速硬化性確認>
120℃に設定したホットプレート上に組成物を0.1g滴下して、先端が尖った棒を加熱硬化性エポキシ樹脂組成物に接触させてタックが無くなる状態、つまり硬化するまでの時間をタイマーで測定する。下記の評価基準に従い「硬化性」を評価する。本発明において硬化性が60秒以内であることが好ましい。
<貯蔵安定性>
前記各加熱硬化性エポキシ樹脂組成物を容量15mlのプラスチック容器に入れ、温度25℃の環境下で30日間静置し、その後、目視にて下記評価基準に基づき評価した。
[評価基準]
○:ゲル化は確認されず、液状であることが確認されたもの。
×:ゲル化が確認されたもの。
<ガラス転移点の確認>
各加熱硬化性エポキシ樹脂組成物を120℃雰囲気で30分硬化させ、直径5mmの円筒形硬化物を作成し、長さ10mmに切断する。熱機械的分析装置(TMA)により、昇温速度10℃/minで昇温して荷重10Nで測定を行った。「線膨張率(α1)(ppm/℃)」を測定し、α1とα2の接線の交点により「ガラス転移点(℃)」を測定した。本発明において耐熱性が優れるという観点からTgが105℃以上であることが好ましい。
Figure 2017031268
表1によれば、本発明は、低温速硬化性と貯蔵安定性を両立させながら、Tgの高い硬化物が得られる加熱硬化性エポキシ樹脂組成物であることがわかる。
また、比較例1は、本発明の(C)成分ではないジペンタエリスリトールヘキサキス(3−メルカプトプロピオネート)を含有する加熱硬化性エポキシ樹脂組成物であるが、本発明の実施例と比較して、硬化物のTgが低いことがわかる。また、比較例2,3は、本発明の(C)成分ではないペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトブチレート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)を含有する加熱硬化性エポキシ樹脂組成物であるが、本発明の実施例と比較して、低温速硬化性が劣り、硬化物のTgが低いことが確認された。比較例4は、本発明の(B)成分よりも軟化点が低いPN-23(平均粒径11μm、軟化点110℃のアミンアダクト系潜在性硬化剤)を含有する加熱硬化性エポキシ樹脂組成物であるが、本発明の実施例と比較して、低速硬化性、硬化物のTgは良好なものの、貯蔵安定性が劣ることが確認された。
本発明の加熱硬化性エポキシ樹脂組成物は、低温速硬化性と貯蔵安定性を両立させながら、Tgの高い硬化物が得られるので、各種接着用途に好適用いられる。具体的には、被覆剤、注型用樹脂、シール剤、シーリング剤、ポッティング剤、接着剤、コーティング剤等として極めて有効であり、広い分野に適用可能であることから産業上有用である。

Claims (4)

  1. 下記の(A)〜(C)成分を含有する加熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
    (A)成分:エポキシ樹脂
    (B)成分:軟化点が105℃以上150℃未満である潜在性硬化剤
    (C)成分:一般式(1)で表されるポリチオール化合物
    Figure 2017031268
    (R1及びR2はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜12のアルキル基又はフェニル基、R3、R4、R5及びRはそれぞれ独立にメルカプトメチル基、メルカプトエチル基及びメルカプトプロピル基から選ばれる。)
  2. 前記(C)成分が、前記(A)成分100質量部に対して、5〜90質量部含有することを特徴とする請求項1に記載の加熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
  3. 前記(B)成分が、前記(A)成分100質量部に対して、3〜90質量部含有することを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の加熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
  4. 前記(B)成分の平均粒径が、1〜50μmであることを特徴とする1〜3のいずれか1項に記載の加熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
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