[go: up one dir, main page]

JP2017009050A - 微小流体素子及びその製造方法 - Google Patents

微小流体素子及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017009050A
JP2017009050A JP2015125751A JP2015125751A JP2017009050A JP 2017009050 A JP2017009050 A JP 2017009050A JP 2015125751 A JP2015125751 A JP 2015125751A JP 2015125751 A JP2015125751 A JP 2015125751A JP 2017009050 A JP2017009050 A JP 2017009050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
floating member
sintered
hollow
sintering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015125751A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6659252B2 (ja
Inventor
田中 茂雄
Shigeo Tanaka
茂雄 田中
智行 横田
Tomoyuki Yokota
智行 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Kogyo KK
Original Assignee
Taisei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Kogyo KK filed Critical Taisei Kogyo KK
Priority to JP2015125751A priority Critical patent/JP6659252B2/ja
Publication of JP2017009050A publication Critical patent/JP2017009050A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6659252B2 publication Critical patent/JP6659252B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Check Valves (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

【課題】精度及び耐久性の高い微小流体素子を、少ない工程で、かつ安価に提供する。
【解決手段】流体入口5と流体出口6とを備える中空本体3と、上記中空本体内に遊動可能に保持される遊動部材4とを備える微小流体素子1であって、上記中空本体は、焼結金属粉体とバインダ成分とを含むとともに、焼結時における所定の収縮率を備える焼結材料成形体110aを焼結して一体形成される一方、上記遊動部材は上記金属粉体と焼結しない材料から形成されており、上記遊動部材は、上記焼結前に上記焼結材料成形体内に挿入された後、上記焼結を行うことにより、上記収縮率で収縮した上記中空本体内に、遊動可能かつ離脱不可能に保持されている。
【選択図】図2

Description

本願発明は、微小流体素子及びその製造方法に関する。詳しくは、内部に遊動部材を備え、焼結金属粉体を含む焼結材料成形体を焼結して形成される微小流体素子及びその製造方法に関する。
たとえば、逆止弁は、流体を一方向へ流す一方、逆方向への流れを阻止するように構成されている。通常、逆止弁は、筒状本体内に、上記流体の流れによって変位あるいは揺動させられる弁体と、この弁体が密着させられる弁座を設けて構成されている。
医療器具や化学分析機器等で使用される小型逆止弁として、ポリエチレン樹脂やフッソ樹脂から形成されたものが多く採用されている。ところが、上記樹脂製の逆止弁は、強度や耐熱性が低く、また、消毒や洗浄を行うのも困難であった。
上記問題を解決するため、特許文献1に記載されているような金属製の逆止弁が提案されている。
特開2005−9531号公報
上記特許文献1には、医療器具や化学分析機器等に用いられる小型の逆止弁が記載されている。上記逆止弁は、流路中に設けられた弁座と、上記弁座の一側に当接させられて上記流路を封止するとともに、上記弁座から離間させることにより流体の流動を許容する弁体とを備えて構成される。
上記弁座は、板状部材から形成されるとともに、この板状部材に貫通孔を形成することにより、上記流路が形成されている。上記弁体は、非常に薄い金属製薄板で形成されており、上記貫通孔の近傍に固定される固定部分と、この固定部分から延びる腕部分と上記腕部分の先端に設けられる開閉部分とを備えて構成されている。
上記固定部分と上記腕部分と上記開閉部分は、ステンレス製の薄板にエッチング加工を施すことにより、それぞれ厚みを異ならせて形成されおり、流体圧力によって上記開閉部分が弾性的に変位するように構成されている。
上記特許文献1に記載された発明では、上記弁座と上記弁体とを別途加工し、その後これら部材を精度高く組み付ける必要がある。特に微小な逆止弁の場合、上記弁座と上記弁体の取付位置が少しでもずれると、逆止弁としての機能を果たせなくなる恐れがあり、上記組み付け作業が面倒である。
また、上記弁座を形成するために板状部材に貫通孔を精度高く形成しなければならない。さらに、上記弁体における上記固定部分と上記腕部分と上記開閉部分の厚みを異ならせるためにエッチングが行われる。しかしながら、エッチング作業によって、板材の厚みの精度を確保するのは困難である。また、エッチング作業の工程及び作業も面倒である。
さらに、上記貫通孔の周囲と上記固定部分とは隙間なく密着させる必要がある。このため、上記固定部分及び上記弁座の表面精度も要求される。
本願発明は、上記従来の問題を解決し、精度及び耐久性の高い微小流体素子を、少ない工程で、かつ安価に提供することを課題とする。
本願発明は、流体入口と流体出口とを備える中空本体と、上記中空本体内に遊動可能に保持される遊動部材とを備える微小流体素子であって、上記中空本体は、焼結金属粉体とバインダ成分とを含むとともに、焼結時における所定の収縮率を備える焼結材料成形体を焼結して一体形成される一方、上記遊動部材は上記金属粉体と焼結しない材料から形成されており、上記遊動部材は、上記焼結前に上記焼結材料成形体内に挿入された後、上記焼結を行うことにより、上記収縮率で収縮した上記中空本体内に、遊動可能かつ離脱不可能に保持されている。
本願発明に係る微小流体素子は、焼結金属から形成される。このため、高い温度や強度が要求される微小流体素子や、耐腐食性を要求される微小流体素子を形成することができる。また、高い耐圧性の要求される微小流体素子を形成することもできる。さらに、種々の金属から、流体の種類等に応じた微小流体素子を製造することができる。
上記中空本体を構成する上記焼結材料成形体は焼結により収縮するが、上記遊動部材は収縮しない。本願発明では、焼結時における上記焼結材料成形体の収縮を利用して、収縮が生じない上記遊動部材を上記中空本体内に遊動可能かつ離脱不可能に組み付けている。
本願発明に係る上記微小流体素子は、全体的な寸法が小さいだけでなく、上記中空本体が焼結金属粉体を焼結して形成されるとともに、上記中空本体内で揺動させられる上記遊動部材を含んで構成される。また、上記中空本体は、上記遊動部材とともに焼結されて、上記中空本体内に閉じ込められる。このため、収縮率を精度高く管理しなければ、上記遊動部材を上記中空本体内に遊動可能かつ離脱不可能に保持させることができない。
すなわち、上記遊動部材を中空本体内に遊動可能かつ離脱不可能に保持させるには、焼結前の上記中空本体内に上記遊動部材を挿入できる開口部を設ける一方、焼結後に上記開口部を、上記遊動部材が離脱しない大きさまで収縮させる必要がある。
上記遊動部材が遊動可能かつ離脱不可能となるように、上記焼結材料成形体の焼結による収縮率を、10%〜25%に設定するのが好ましい。収縮率が10%未満の場合、上記開口部の大きさと上記遊動部材の大きさの差が小さくなり、遊動部材を上記中空本体内に挿入しにくくなる。また、上記収縮率が10%以下の成形材料の流動性は低く、所定の精度の成形体を成形するのが困難である。一方、収縮率が25%を越えると、中空本体に不要な変形が生じて形状精度が低下する。
筒状の形態を有する中空本体を採用する場合、上記中空本体の外径が1〜5mm、壁部の厚みが0.05〜0.5mmで形成することができる。上記中空本体の外形が1mm未満の場合、精度の高い筒状体を成形することが困難である。また、上記中空本体の外形が5mmを越えると、流体素子自体の大きさが大きくなる。また、0.05mm未満の壁部を精度高く成形するのは困難である。また、壁部の厚みが0.5mmを越えると、流体素子の大きさが大きくなる。好ましくは、上記中空本体の外径が2〜5mm、壁部の厚みが0.1〜0.4mmに設定するのが良い。上記外形寸法は、試験機器や医療機器において多用されている樹脂チューブ等の直径に対応しており、これまで樹脂等で形成されるものが多かった。本願発明に係る微量流体素子は、金属で形成できるため強度や耐熱性が高く、これまで使用不可能であった流体や装置に適用することが可能となる。また、筒状の形態を備えるため、配管ラインに容易に設置することができる。
上記焼結金属の種類は特に限定されることはない。たとえば、ステンレス鋼の粉体を用いて、耐熱性や耐腐食性の高い微小流体素子を形成できる。また、焼結材料を構成する焼結金属粉体の粒度も特に限定されることはなく、採用する成形法や成形体の寸法に応じて焼結材料成形体を成形できる粒度の焼結金属粉体を採用できる。微小な成形体を形成する場合、上記焼結金属粉体は、小さい粒度のものを採用するのが好ましい。たとえば、直径が1〜3mm程度の筒状体を成形する場合、平均粒度D50が、1〜3μmのものを採用するのが好ましい。
上記バインダ成分は特に限定されることはない。成形型に充填して焼結材料成形体を形成できるとともに、脱脂工程において消失させることができれば、種々の樹脂材料から形成することができる。また、熱によって消失させるバインダに限定さることはなく、水やアルコール等の溶媒によって上記焼結材料成形体から消失させることができるものを採用できる。たとえば、射出成形によって焼結材料成形体を成形する場合、上記バインダによって成形時の流動性を付与できるとともに、成形後の保形性を確保できるものを採用するのが好ましい。
本願発明に係る微小流体素子を構成する中空本体は、焼結金属粉体を型成形するものであるため、切削加工等の後加工を要しない。このため、製造工程を削減できるとともに製造コストを低減させることができる。また、複雑な形態や流路を有する微小流体素子を容易に形成することができる。
本願発明に係る上記遊動部材は、上記焼結金属粉体を焼結させる際の収縮を利用して、中空本体内に、遊動可能かつ離脱不可能に閉じ込められる。すなわち、上記焼結金属の粉体から形成された焼結材料成形体内に上記遊動部材を収容した状態で焼結工程が行われる。このため、上記遊動部材は、焼結工程において、上記焼結金属粉体と焼結しない材料から形成される。たとえば、上記金属粉体としてステンレス粉末を採用した場合、上記ステンレス粉体と焼結しないセラミック材料から上記遊動部材を形成することができる。また、低い温度で焼結する第1の金属焼結粉体から上記中空本体を形成する一方、上記遊動部材を、上記第1の金属粉体の焼結温度では溶融等せず、また、上記第1の金属粉体と焼結しない第2の金属材料から形成することもできる。
上記遊動部材の形態も特に限定されることはない。たとえば、球状や円錐状の遊動部材を採用することができる。また、種々の機能を発揮できる形態の遊動部材を採用できる。
上記中空本体内で流動する流体を精度高く制御するには、上記遊動部材と上記中空本体内面とが接触させられて流体の流動を規制する規制部(たとえば接触面)の精度を高める必要がある。たとえば、逆止弁では、弁体と弁座とが精度高く密着できるように構成するのが好ましい。従来は上記遊動部材と上記中空本体の接触面は、別途加工されていた。このため、上記接触面において隙間等が生じやすく、流体の制御精度の低下を招くことが多かった。
本願発明では、上記中空本体内に設けられ、上記遊動部材が当接させられて流体の流動を規制する規制部を、上記焼結時に、上記遊動部材の形態の一部を転写して形成することができる。上記遊動部材の形態を転写するため、上記遊動部材を上記中空本体の所定部位に押し付けながら焼結させるのが好ましい。上記遊動部材を中空本体の所定部位に押し付ける手法として、重力を利用することができる。たとえば、遊動部材の自重を利用し、さらに、上記遊動部材に所要の重しを付加し、上記規制部形成部位に所要の力で押し付けて焼結工程を行うことができる。一方、上記中空本体は焼結工程において収縮するため、所定部位に位置決めする程度の力で押し付けるだけで、遊動部材の接触部の形態が中空本体の所定部位に転写される。
本願発明では、上記遊動部材の形態を転写して規制部を形成することができるため、非常に精度の高い規制部(たとえば、弁体と弁座の接触面)を形成することが可能となる。しかも、遊動部材の形状精度が低い場合であっても、転写により接触面が形成されるため、接触精度を高めることが可能となる。このため、制御の精度が高い微小流体素子を、精密な加工を要することなく容易に形成することが可能となる。
本願発明は、種々の微小流体素子に適用することができる。たとえば、逆止弁として機能する微小流体素子に本願発明を適用できる。また、中空本体に2以上の流体入口を設けるとともに、上記流体の流動によって上記遊動部材を上記中空本体内で揺動させるように構成することにより、2以上の流体を攪拌する微小流体素子を構成することができる。また、2の流体出口を設け、上記流体出口及び上記流体入口とは別途に制御流体の入口及び出口を設け、上記制御流体によって上記遊動部材を上記2の流体出口に選択的に位置決めするように構成した切り換えバルブ機能を有する微小流体素子を形成することもできる。
本願発明に係る微小流体素子は、上記中空本体の中空部に対応した形態を備えるとともに樹脂材料から形成された中子を形成する中子形成工程と、上記中空本体の外側形態に対応する中空型部を設けた金型内に、上記中子を設置する中子設置工程と、上記中空型部の内側面と上記中子の外側面で構成される成形空間内に、上記焼結金属粉体とバインダとを含む成形材料を充填して焼結材料成形体を形成する成形工程と、上記焼結材料成形体と上記中子とを上記金型内から一体的に取り出す成形体取り出し工程と、上記中子及び上記バインダを消失させる上記中子消失工程と、上記焼結金属粉体とは焼結しない材料で上記遊動部材を形成する遊動部材形成工程と、上記中子が消失した上記焼結材料成形体の内部に上記遊動部材を挿入する遊動部材挿入工程と、上記遊動部材を挿入した上記焼結材料成形体を焼結するとともに、上記焼結材料成形体の収縮を利用して、上記遊動部材を上記中空本体の内部に遊動可能かつ離脱不可能に閉じ込める焼結工程とを含んで製造することができる。
上記中子成形工程は、種々の手法を用いて行うことができる。たとえば、脱脂工程において消失する樹脂材料を射出成形して上記中子を形成することができる。また、樹脂材料を切削加工等によって形成することもできる。
上記成形工程は、上記中子を設置した金型内に、焼結金属粉体とバインダ成分とを含む成形材料を充填して行われる。本願発明に係る中空本体は、寸法が非常に小さいため、射出成形法を利用して行うのが好ましい。
本願発明に係る微小流体素子は、金型の大きさに比べて成形材料の充填空間が小さい。しかも、上記成形材料は、金属粉体を含むため、熱伝導性が高い。このため、金属粉体を用いた射出成形法を利用して製造する場合、上記金型内に成形材料を充填すると上記成形材料の温度が急激に低下し、金型内の隅々に成形材料を充填するのが困難となる。上記中子を樹脂材料から形成することにより、上記成形材料の温度低下を緩和し、射出成形等における成形性を高めることができる。
上記中子設置工程は、別工程において製造した中子を、上記金型内に設置して行うことができる。また、中子成形工程と、中空本体を成形する上記成形工程とを2色成形法等を利用して連続して行うこともできる。
上記成形体取り出し工程は、上記焼結材料成形体と上記中子とを上記金型内から一体的に取り出すことにより行われる。本願発明に係る焼結材料成形体は、非常に寸法が小さいが、上記中子と一体的に取り出すことにより、金型から離間させる際に、焼結材料成形体が傷つくのを防止することができる。また、次の脱脂工程にいたるまでのハンドリングも容易になる。さらに、上記中子に、ハンドリング用の突起等を設けておくことにより、取り扱いがさらに容易になる。
上記中子消失工程は、種々の手法を用いて行うことができる。たとえば、加熱により中子やバインダを構成する樹脂を蒸発させて、上記中子及び上記バインダを消失させることができる。また、種々の溶媒を用いて、上記中子及び上記バインダを溶出させて消失させることもできる。
なお、上記中子消失工程において、上記バインダ成分を完全に消失させる必要はない。上記バインダ成分の一部を残留させることにより、焼結工程までのハンドリング及び焼結工程における保形性を高めることもできる。
上記遊動部材形成工程においては、上記焼結金属粉体とは焼結しない材料で上記遊動部材が形成される。たとえば、上記中空本体より焼結温度が高いセラミック粉体を型成形し焼結させることにより、上記遊動部材を形成できる。本願発明では、上記遊動部材の形態は特に限定されることはなく、型成形や切削加工することにより種々の形態の遊動部材を採用できる。
本願発明では、上記遊動部材が上記中空本体内に遊動可能かつ離脱不可能に保持される。このため、上記焼結材料成形体における流体入口側又は流体出口側の少なくとも一方の内径が、上記遊動部材の最大外形より大きくなるように中子の外径寸法が設定される。これにより、上記遊動部材挿入工程において、上記中子を消失させた焼結材料成形体内に、上記遊動部材を容易に挿入することが可能となる。
上記焼結工程は、上記焼結材料成形体を所定温度に加熱して金属粉体を焼結することにより行われる。焼結温度は、採用した焼結金属粉体に応じて設定される。本願発明では、上記焼結金属粉体を焼結するだけではなく、上記焼結材料成形体の収縮を利用して、上記遊動部材を上記中空本体の内部に遊動可能かつ離脱不可能に閉じ込める。このため、上記中空本体における上記遊動体保持空間の両側の内径が、上記遊動部材の最大外径より小さくなるように、上記焼結工程が行われる。
上記遊動部材を遊動可能かつ離脱不可能となるように上記形成体を収縮させるためには、上記焼結体の焼結による収縮率を、10〜25%に設定するのが好ましい。収縮率が10%未満の場合、上記開口部の大きさと上記遊動部材の大きさの差が小さくなり、遊動部材を上記中空本体内に挿入しにくくなる。一方、収縮率が25%を越えると、中空本体に不要な変形が生じて形状精度が低下する。また、上記中空本体内における遊動部材の遊動性が低下する。
上記収縮率となるように、上記金属粉体の種類や粒度、上記バインダ成分や上記金属粉体の配合割合等が設定される。
上述の製造方法においては、上記遊動部材を、中子を消失させてから焼結材料成形体の内部に挿入したが、上記中子の成形時に、中子内部に保持させておくこともできる。
すなわち、上記遊動部材を準備する工程と、上記中空本体の中空部に対応した形態を備えるとともに、内部に上記遊動部材を保持させた中子を、樹脂材料から形成する中子形成工程と、上記中空本体の外側形態に対応する中空型部を設けた金型内に、上記中子を設置する中子設置工程と、上記中空型部の内側面と上記中子の外側面で構成される成形空間内に、上記焼結金属粉体とバインダとを含む成形材料を充填して焼結材料成形体を形成する成形工程と、上記焼結材料成形体と上記中子とを上記金型内から一体的に取り出す成形体取り出し工程と、上記中子及び上記バインダを消失させる中子消失工程と、上記焼結材料成形体を焼結するとともに、上記遊動部材を上記中空本体の内部に遊動可能かつ離脱不可能に閉じ込める焼結工程とを含んで製造することができる。
上記手法を採用すると遊動部材挿入工程を省くことが可能となり、製造工程を簡略化できる。また、中子の消失後に遊動部材を中空本体内に挿入する必要がないため、焼結材料成形体の収縮率の範囲の自由度が大きくなる。
上述したように、本願発明に係る微小流体素子は寸法が非常に小さいため、射出成形法を用いて成形材料を金型内に充填する際に、上記成形材料の温度が急激に低下し、流動性が低下して成形性が確保できない恐れがある。
上記問題を緩和するため、上述した製造方法において、上記中子消失工程及び/又は焼結工程において消失する材料を用いて、上記金型内に上記中空型部の一部又は全部に対応する犠牲型部を形成する犠牲型部形成工程を含ませることができる。すなわち、中空本体の内部空間を成形する中子と外側を成形する犠牲型部を、共に樹脂で構成する。これにより、成形型内の保温性が高まり、成形空間内に充填された成形材料の温度低下を防ぎ、成形性を高めることができる。
さらに、上記成形体取り出し工程において、上記焼結材料成形体と、上記中子と、上記犠牲型部とを一体的に取り出すことが可能となる。上記焼結材料成形体は、外側が上記犠牲型部に囲まれた状態で、金型から離型される。このため、離型の際の損傷が生じるのを防止できるばかりでなく、脱脂工程までのハンドリングも容易になる。
上記犠牲型部を採用する場合、成形空間内に樹脂を注入する部分及びその近傍は、金型から構成するのが好ましい。すなわち、本願発明に係る成形体は寸法が小さいため、金型内に精度高く成形材料を注入するには、金型部分から成形空間に直接成形材料を注入するのが好ましい。
本願発明では、上記中空本体の内部に上記遊動部材が保持され、上記中空本体内面との相互作用によって流体が制御される。このため、上記遊動部材が当接あるいは接触する部分(規制部)の形状精度が要求される。ところが、上記中空本体の寸法が非常に小さいため、焼結した後に後加工で接触面を加工するのは困難である。
本願発明では、上記焼結工程において、上記遊動部材の外面形態の少なくとも一部を、焼結過程にある上記焼結材料成形体の上記中空部の内面に転写する。これにより、上記中空本体と上記遊動部材の接触面を精度高く接触させて、流動する流体を確実に制御することができる。
上記転写を行う手法として、上記遊動部材に作用する重力を利用することができる。たとえば、上記遊動部材の下方に中空本体の接触面が位置するように配置し、上記遊動部材を上記接触面に接触させた状態で焼結工程を行う。上記中空部材は、焼結工程において収縮するため、上記遊動部材を上記中空部材の所定位置に位置決めして焼結工程を行うことにより、上記遊動部材の接触面が転写されながら収縮が進行する。これにより、上記中空部材に上記遊動部材の接触面を転写することができる。
上記手法を採用することにより、上記中空部材の内部に、上記遊動部材と精度高く接触できる規制部(接触面)を形成することができる。また、上記遊動部材の形状精度が低い場合でも、上記接触面の接触精度を確保することができる。特に、血液等の液体を制御する場合、上記弁体と上記弁座の間の接触面が大きいと、血液成分が破壊される恐れがある。本願発明では、上記遊動部材の一部形態を上記中空本体内に形成した角部に転写することにより、精度の高い接触面を非常に小さく形成できる。このため、血液成分等が破壊されにくい流体素子を提供できる。
なお、上記焼結工程において、上記遊動部材の自重による力に加えて、他の力を作用させて遊動部材の形態を転写することができる。たとえば、所定の重力が作用する重しを上記遊動部材の上に重ねて載置したり、バネ部材等を利用して遊動部材に弾力を作用させながら、上記焼結工程を行うことができる。
精度及び耐久性の高い微小流体素子を安価に提供することができる。
本願発明に係る逆止弁の外観を示す正面図である。 図1に示す逆止弁の軸に沿う断面図である。 図1示す逆止弁の右側面図である。 図1に示す逆止弁を成形する金型装置の中子を設置した断面図である。 図4に示す金型装置の成形空間に成形材料を充填した状態を示す断面図である。 図5に示す金型装置で成形された成形体を中子とともに取り出した状態を示す断面図である。 図6に示す成形体から中子を消失させた状態を示す断面図である。 図7に示す成形体の内部に遊動部材を挿入する状態を示す断面図である。 第2の実施形態に係る金型装置であって、図1に示す逆止弁を製造するための犠牲型部を形成する金型装置の断面図である。 図9におけるX−X線に沿う断面図である。 図9に示す金型装置の犠牲型部を成形した状態を示す断面図である。 図11に示す犠牲型部内に、逆止弁の内部に対応した中子を設置した状態を示す断面図である。 図12に示す成形空間内に焼結金属粉体とバインダ成分を含む成形材料を充填した状態を示す断面図である。 図13に示す金型装置から、中子と犠牲型部と焼結材料成形体とを一体的に取り出した状態を示す断面図である。 第3の実施形態に係る焼結材料成形体の断面図であり、遊動部材の一部の形態を転写する手順を示す断面図である。 図15の要部拡大図であり、遊動部材を中空本体内の接触部位に接触させた状態を示す図である。 図15に示す状態で焼結工程を行った後の形態を示す要部拡大断面図である。
以下、本願発明に係る実施形態を図に基づいて説明する。なお、本実施形態は、微小流体素子として、内部に球状の弁体4を備える逆止弁1に本願発明を適用したものであるが、内部に他の形態の遊動部材を備える他の微小流体素子に本願発明を適用することもできる。
図1から図3に、本願発明に係る微小逆止弁1の概要を示す。
図1に示すように、逆止弁1は、両端部の外周に接続チューブの抜け止め用の凸条2,2を設けた円筒状の筒状本体3と、内部に遊動可能に保持された球状の遊動部材4とを備えて構成されている。
上記筒状本体3は、一側に流体が流入する流体入口5が形成されるとともに、他端に流体出口6が形成されている。中央部には、上記遊動部材4を遊動可能に保持する遊動部材保持空間7が設けられている。上記遊動部材保持空間7の上記流体入口側の流路8は、上記遊動部材4の外径より小さく形成されている。一方、上記流体出口6側の流路18は、上記遊動部材4の外径より大きく形成されている。上記遊動部材保持空間7の流体出口6側には、上記遊動部材4の流体出口側への離脱を阻止する一対の凸部9,9が形成されているとともに、上記凸部9,9の間に、流体の流動を許容する隙間10,10が形成されている。
上記構成の逆止弁1においては、上記流体入口5から流体が流入した場合、上記遊動部材4が上記一対の凸部9,9に掛止されるとともに、上記隙間10,10から流体が上記流体出口に向かって流れる。一方、上記流体出口側から流体が流入しようとすると、上記遊動部材4が、上記流体入口側の流路8のテーバ状の端縁11に密着するように構成されているため、流体は上記流体入口5に向かって逆流することはない。これにより、逆止弁としての機能が発揮される。
本実施形態に係る上記筒状本体3は、外径が2.4mm、長さが8mmで形成されるとともに、壁部の最小厚みが、0.2mmで形成されている。このため、金属を切削加工して形成するのは困難である。本願発明では、以下に説明する焼結金属粉体を用いた射出成形法によって形成している。
上記筒状本体3は、焼結金属粉体とバインダ成分とを含むとともに、焼結時における所定の収縮率を備える焼結材料成形体を焼結して一体形成される一方、上記遊動部材4は上記金属粉体と焼結しないセラミック材料から形成されている。本実施形態では、上記焼結金属粉体としてSUS316Lのステンレス鋼粉体が採用される。上記ステンレス鋼粉体の粒度(D50)は、2μm以下のものを採用するのが好ましい。上記セラミック材料としてアルミナ系の粉体を焼結して上記遊動体4が形成されている。そして、上記遊動部材4は、上記焼結前に上記焼結材料成形体内に挿入された後、上記焼結を行うことにより、収縮した上記筒状本体3内に、遊動可能かつ離脱不可能に閉じ込められて保持されている。
図4から図8に、図1に示す逆止弁1の製造方法の一例を示す。
図4に示すように、上記逆止弁1の外形形態に対応した凹部103,104を備える一対の金型101,102を備えて構成される金型装置100内に、逆止弁1の内側形態に対応した中子106が設置される。なお、上記凹部103,104及び上記中子106は、上記焼結材料成形体が収縮する前の状態に対応して形成される。
上記中子106は、樹脂で一体形成されており、両端部が上記凹部103,104の両端部に設けられた中子支持部101a,102a及び101b,102bに挟持されるようにして、上記凹部103,104の間に支持されている。上記中子106の外面と上記凹部103,104の内面との間に、上記筒状本体3に対応した成形空間109が構成される。なお、図4では、成形材料注入口105が一方の金型101の中間部に設けられるように記載されているが、実際は、上記一対の金型101,102の合わせ面に形成されている。
図5に示すように、上記成形空間109に、上記成形材料注入口105から、成形材料107が注入される。本実施形態では、射出成形法を利用して、上記成形材料注入口105から、焼結金属粉体とバインダ成分とを含む成形材料107が、上記成形空間109内に注入される。
上記成形材料107は、ステンレス粉体とバインダとを含んで構成されており、上記バインダを溶融させることにより流動性を付与し、射出成形装置によって上記金型装置100の成形空間109内に充填される。一方、上記中子106は、後に行われる脱脂工程において、所定温度に加熱することにより消失できる樹脂から形成される。たとえば、上記中子106をポリアセタール樹脂等で形成することができる。また、上記中子106の成形手法は特に限定されることはない。たとえば、射出成形法によって型成形することができる。
上記中子106が樹脂材料から形成されているため、上記成形材料107を上記成形空間109内に注入する際、成形材料の温度低下を緩和することができる。これにより、上記成形材料107を、上記成形空間109の隅々まで充填することができる。
上記成形材料107から形成された焼結材料成形体110aと上記中子106とは、図6に示すように、上記金型装置100の上記凹部103,104から一体的に取り出される。図6に示すように、上記中子106と上記焼結材料成形体110aとを一体的に金型装置100から取り出すことができるため、上記焼結材料成形体110aを傷めることなく、金型装置100から取り出すことができる。また、以降の工程におけるハンドリングが容易になる。
上記金型装置100から取り出された中子106及び焼結材料成形体110aに含まれるバインダは、中子消失工程において消失させられる。上記中子消失工程は、上述したように、上記中子106を構成する樹脂材料が消失する温度まで加熱することにより行われる。なお、上記中子消失工程において、上記成形材料107中のバインダ成分を完全に除去する必要はない。後の焼結工程における保形性を確保するために、所要の割合で残留させることもできる。また、中子消失工程を、上記焼結材料成形体110aを、上記中子106を構成する樹脂が溶解する溶剤に浸漬等することにより行うこともできる。上記中子消失工程を行うことにより、図7に示す形態の焼結材料成形体110aが形成される。
図8に示すように、上記中子106を消失させた焼結材料成形体110aの遊動部材保持空間7a内に、上記流体入口5a側から球状の遊動部材4が挿入される。上記焼結材料成形体110aの上記流体入口5aから上記遊動部材保持空間7aまでの流路8aは、上記遊動部材4より大きな直径で形成されている。このため、上記遊動部材4を遊動部材保持空間7aまで容易に挿入することができる。
上記遊動部材4を挿入した焼結材料成形体110aは、上記遊動部材4を上記遊動部材保持空間7aに収容した状態で所定温度に加熱され、上記焼結材料成形体110aを構成する焼結金属粉体が焼結させられる。
上記焼結材料成形体110aを焼結する際に、上記流路8aの直径が上記遊動部材4の直径以下の直径となるように、上記焼結材料成形体110aの収縮率が設定される。本実施形態では、上記焼結材料成形体110aの収縮率が15%に設定されている。これにより、上記流路8aの直径を上記遊動部材4の直径より小さく収縮させることができる。
上記遊動部材4は、上記焼結材料成形体110aを構成する焼結金属粉体とは焼結しないセラミック材料から形成されている。このため、上記遊動部材4とともに上記焼結材料成形体110aを焼結しても、上記遊動部材保持空間7a内で、上記遊動部材4を遊動可能な状態で焼結することができる。
上記製造方法を採用することにより、図1に示すように、内部に遊動部材4を遊動可能かつ離脱不可能に閉じ込めることができる。
図9から図13に、本願発明に係る逆止弁1の他の製造方法を示す。
上述したように、本実施形態に係る逆止弁1は、寸法が非常に小さい。このため、通常の金属製の金型を用いると、成形材料を型内に精度高く充填するのが困難である。上述した実施形態では、中子に樹脂を採用して充填の際の成形材料の温度低下を緩和したが、本実施形態は、中子に加え、外側の型(犠牲型部)を樹脂で形成するものである。
図9に示すように、金型201.202の内面に、上記逆止弁1の外形形態より一まわり大きな形態を有する凹部203a.204aが設けられる。なお、上記凹部203a.204aに成形材料を注入する注入口205aは、図9では、金型201の中間部に設けられるように記載されているが、実際は、上記金型201と上記金型202の合わせ面に形成されている。同様に、焼結材料成形体を構成する成形材料を注入する注入口205bも、上記金型201と上記金型202の合わせ面に形成されている。
図10に示すように、本実施形態に係る上記凹部203a,204aは、金型201,202の内面の全域に形成されておらず、成形材料を注入する上記注入口205bを設けた側の分離面201a,202aの近傍には形成されていない。
上記凹部203a,204aの間の空間に、逆止弁1の外形形態に対応した中子206aが設置される。そして、上記中子206aの外面と上記凹部203a.204aの内面で構成される成形空間209a内に、注入口205aから、第1の実施形態において中子6を構成する樹脂材料207aが充填されて、上記逆止弁1の外側形成に対応した犠牲型部203b,204bが形成される。上記犠牲型部203b,204bは、上述した第1の実施形態における凹部103,104と同様の形態を備えて構成されている。
図10に示すように、本実施形態では、上記犠牲型部203a,204bは、上記金型201,202とともに分離させることができるように構成されている。このため、上記犠牲型部203b、204bを成形した後に、上記金型201,202を分離させ、上記金型201,202から上記中子206aが取り出される。なお、上記中子206の全体を取り囲むように半割り状の犠牲型部を形成することもできる。
上記犠牲型部203b,204b及び上記金型201,202には、第1の実施形態と同様の中子支持部201a,202a及び201b,202bが形成されている。そして、図12に示すように、上記中子支持部201a,202a及び201b,202bに、第1の実施形態と同様の中子106が設置される。
これにより、上記中子106の外面と上記犠牲型部203b,204b内面との間に、上記筒状本体3に対応した成形空間209bが構成される。
図13に示すように、上記成形空間209b内に、成形材料注入口205bから、焼結金属粉体とバインダ成分とを含む成形材料210が充填される。なお、上記成形材料注入口205bも、上記金型201と上記金型202の合わせ面に形成されている。
次に、図14に示すように、上記金型装置200内から、上記犠牲型部203b,204bと、上記中子106と、上記焼結材料成形体210aが一体的に取り出される。上記焼結材料成形体210aは、内側に中子106が充填されているとともに、外側に犠牲型部203b,204bが設けられているため、金型装置200から離型される際に傷ついたり、変形する恐れがなくなる。このため、離型作業や後のハンドリングが容易になる。
上記犠牲型部203b,204bと、上記中子106と、上記焼結材料成形体210aについて、第1の実施形態と同様に中子消失工程が行われる。中子消失工程においては、上記犠牲型部203b,204b、上記中子106及び成形体210a内のバインダ成分が消失させられる。
その後、上述した実施形態と同様に、遊動部材が挿入され、焼結工程が行われる。なお、遊動部材挿入工程及び焼結工程は、上述の実施形態と同様であるので説明は省略する。
上記製造方法を採用することにより、焼結金属粉体とバインダ成分を含む成形材料の金型充填時の温度低下を防止することが可能となる。このため、成形性をより高めることができる。また、精度の高い製品を形成することが可能となる。
図15から図17に、本願発明の第3の実施形態を示す。
上述したように、本願発明に係る逆止弁1は、寸法が小さいため、遊動部材104と筒状本体310の接触部の接触精度を、後加工等で確保するのは困難である。
第3の実施形態では、焼結材料成形体310a内に遊動部材104を挿入した後、上記遊動部材104の接触部352の形態を、焼結工程において、上記焼結材料成形体310aの入口流路353aの縁部に転写する。
図16に示すように、本実施形態では、上記焼結材料成形体310aにおける入口側流路308aの直径が上記遊動部材104の直径より小さく設定されているとともに、内側縁部にテーパ部351aが形成されており、上記遊動部材104は、上記テーパ部の縁部353aに当接するように形成されている。
上記遊動部材104を上記縁部353aに当接させた状態、すなわち、図16に示すように、上記遊動部材104に作用する重力によって上記遊動部材104の表面が上記縁部353aに押し付けられた状態で焼結が行われる。
焼結工程において、焼結材料成形体310aは所定量収縮しながら焼結される。このため、図17に示すように、上記焼結材料成形体310aの縁部353aが上記遊動部材104の表面に沿って変形させられながら収縮させられる。これにより、上記遊動部材104の表面形態(球面)の一部が、上記縁部353aに転写され、上記遊動部材104の表面形態が転写された接触部353bが形成される。
上記接触部353bは、上記遊動部材104の表面形態が精度高く転写されたものであるため、上記遊動部材104と上記接触部353bの接触精度が極めて高く、気密性を有する接触構造を得ることができる。このため、逆止効果の高い逆止弁を形成することができる。
しかも、上記接触部353bの接触面積を小さく設定しても接触精度が高く、高い逆止効果を得ることができる。このため、血液等の流体に適用した場合、血液の粒子成分が上記接触面間に挟まれることが少なくなり、上記血液成分が破壊される量を低減させることができる。
本願発明は、上述の実施形態に限定されることはない。本実施形態は、本願発明を逆止弁に適用したが、内部に遊動部材を備える他の機器に適用することができる。
微小流体素子を、精度高く、かつ安価に製造することができる。
1 逆止弁(微小流体素子)
3 筒状本体(中空本体体)
4 遊動部材
5 流体入口
6 流体出口
110a 焼結材料成形体

Claims (10)

  1. 流体入口と流体出口とを備える中空本体と、上記中空本体内に遊動可能に保持される遊動部材とを備える微小流体素子であって、
    上記中空本体は、焼結金属粉体とバインダ成分とを含むとともに、焼結時における所定の収縮率を備える焼結材料成形体を焼結して一体形成される一方、上記遊動部材は上記金属粉体と焼結しない材料から形成されており、
    上記遊動部材は、上記焼結前に上記焼結材料成形体内に挿入された後、上記焼結を行うことにより、上記収縮率で収縮した上記中空本体内に、遊動可能かつ離脱不可能に保持されている、微小流体素子。
  2. 上記焼結材料成形体の焼結による収縮率が、10%〜25%である、請求項1に記載の微小流体素子。
  3. 上記中空本体は筒状形態を有し、外径が1〜5mm、壁部の厚みが0.05mm〜0.5mmで形成されている、請求項1又は請求項2に記載の微小流体素子。
  4. 上記中空本体内に、上記遊動部材が当接させられて流体の流動を規制する規制部を設け、
    上記規制部は、上記焼結時に上記遊動部材の形態を転写して形成されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の微小流体素子。
  5. 上記微小流体素子が、逆止弁である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の微小流体素子。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載された微小流体素子の製造方法であって、
    上記中空本体の中空部に対応した形態を備えるとともに樹脂材料から形成された中子を形成する中子形成工程と、
    上記中空本体の外側形態に対応する中空型部を設けた金型内に、上記中子を設置する中子設置工程と、
    上記中空型部の内側面と上記中子の外側面で構成される成形空間内に、上記焼結金属粉体とバインダとを含む成形材料を充填して焼結材料成形体を形成する成形工程と、
    上記焼結材料成形体と上記中子とを上記金型内から一体的に取り出す成形体取り出し工程と、
    上記中子及び上記バインダを消失させる中子消失工程と、
    上記焼結金属粉体とは焼結しない材料で上記遊動部材を形成する遊動部材形成工程と、
    上記焼結材料成形体の内部に上記遊動部材を挿入する遊動部材挿入工程と、
    上記遊動部材を挿入した上記焼結材料成形体を焼結するとともに、上記焼結材料成形体の収縮を利用して、上記遊動部材を上記中空本体の内部に遊動可能かつ離脱不可能に閉じ込める焼結工程とを含む、微小流体素子の製造方法。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載された微小流体素子の製造方法であって、
    上記遊動部材を準備する工程と、
    上記中空本体の中空部に対応した形態を備えるとともに、内部に上記遊動部材を保持させた中子を、樹脂材料から形成する中子形成工程と、
    上記中空本体の外側形態に対応する中空型部を設けた金型内に、上記中子を設置する中子設置工程と、
    上記中空型部の内側面と上記中子の外側面で構成される成形空間内に、上記焼結金属粉体とバインダとを含む成形材料を充填して焼結材料成形体を形成する成形工程と、
    上記焼結材料成形体と上記中子とを上記金型内から一体的に取り出す成形体取り出し工程と、
    上記中子及び上記バインダを消失させる中子消失工程と、
    上記焼結材料成形体を焼結するとともに、上記遊動部材を上記中空本体の内部に遊動可能かつ離脱不可能に閉じ込める焼結工程とを含む、微小流体素子の製造方法。
  8. 上記焼結工程における収縮率が、10%〜25%に設定される、請求項6又は請求項7に記載の微小流体素子の製造方法。
  9. 上記中子焼結工程及び/又は上記焼結工程において消失する材料を用いて、上記金型内に上記中空型部の一部又は全部に対応する犠牲型部を形成する犠牲型部形成工程を含むとともに、
    上記成形体取り出し工程において、上記焼結材料成形体と、上記中子と、上記犠牲型部とを一体的に取り出し、
    上記中子消失工程及び/又は上記焼結工程において、上記犠牲型部を消失させる、請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の微小流体素子の製造方法。
  10. 上記焼結工程において、上記遊動部材の外面形態の少なくとも一部を、焼結過程にある上記焼結材料成形体の上記中空部の内面に転写する、請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の微小流体素子の製造方法。
JP2015125751A 2015-06-23 2015-06-23 微小流体素子及びその製造方法 Active JP6659252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015125751A JP6659252B2 (ja) 2015-06-23 2015-06-23 微小流体素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015125751A JP6659252B2 (ja) 2015-06-23 2015-06-23 微小流体素子及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017009050A true JP2017009050A (ja) 2017-01-12
JP6659252B2 JP6659252B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=57762482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015125751A Active JP6659252B2 (ja) 2015-06-23 2015-06-23 微小流体素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6659252B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108533348A (zh) * 2017-03-06 2018-09-14 株式会社久保田 发动机的阀装置、阀引导筒、以及制造阀引导筒的方法
CN109973701A (zh) * 2017-12-28 2019-07-05 蓝色海洋(天津)工程技术有限公司 一种直埋式防腐阀门

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02107269A (ja) * 1988-10-17 1990-04-19 Terumo Corp 逆止弁およびその製造方法
JPH11230390A (ja) * 1998-02-20 1999-08-27 Mitsubishi Electric Corp 逆止弁およびシートバルブ
JP2003183705A (ja) * 2001-12-13 2003-07-03 Taisei Kogyo Kk 粉体焼結成形体の製造方法、粉体焼結成形体、粉体射出成形体の製造方法、粉体射出成形体及び粉体射出成形用金型
JP2012247060A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Lechler Gmbh スプレーノズル用逆止め弁およびノズルパイプ
JP2014034707A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Castem Co Ltd 中空部を有する金属粉末焼結体の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02107269A (ja) * 1988-10-17 1990-04-19 Terumo Corp 逆止弁およびその製造方法
JPH11230390A (ja) * 1998-02-20 1999-08-27 Mitsubishi Electric Corp 逆止弁およびシートバルブ
JP2003183705A (ja) * 2001-12-13 2003-07-03 Taisei Kogyo Kk 粉体焼結成形体の製造方法、粉体焼結成形体、粉体射出成形体の製造方法、粉体射出成形体及び粉体射出成形用金型
JP2012247060A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Lechler Gmbh スプレーノズル用逆止め弁およびノズルパイプ
JP2014034707A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Castem Co Ltd 中空部を有する金属粉末焼結体の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108533348A (zh) * 2017-03-06 2018-09-14 株式会社久保田 发动机的阀装置、阀引导筒、以及制造阀引导筒的方法
JP2018145894A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 株式会社クボタ エンジンの弁装置と弁ガイド筒と弁ガイド筒の製造方法
CN108533348B (zh) * 2017-03-06 2021-10-15 株式会社久保田 发动机的阀装置、阀引导筒、以及制造阀引导筒的方法
CN109973701A (zh) * 2017-12-28 2019-07-05 蓝色海洋(天津)工程技术有限公司 一种直埋式防腐阀门

Also Published As

Publication number Publication date
JP6659252B2 (ja) 2020-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102770377B1 (ko) 고순도 유체 통로를 접합하기 위한 초밀봉 가스켓
CN104837598B (zh) 树脂零件的紧固部构造及其成型装置
CN105874254A (zh) 隔膜式止回阀及其制造方法
JP6945995B2 (ja) プラスチックバルブ本体内に金属スリーブを有する制御バルブ
JP2015520677A (ja) タービンエンジンブレード用の鋳物用中子を製造するための工具およびその製造方法
JP2017009050A (ja) 微小流体素子及びその製造方法
US7316245B2 (en) Fluid flow control device
JP5998637B2 (ja) 流路を一体に有する装置本体および当該装置本体の製造方法
JP7248270B2 (ja) レギュレータ
Cheng et al. Manufacture of three-dimensional valveless micropump
JPWO2017069256A1 (ja) ナノ流体デバイス及び化学分析装置
RS52686B (sr) Cev livačkog lonca za uređaj za livenje tečnog metala
CN102483175B (zh) 阀的制造方法
JP4312088B2 (ja) 流路ブロック
EP3632647A1 (en) Injection molding die, resin member, and method for producing resin article
KR102742210B1 (ko) 3차원 공압 액추에이터가 통합된 오리피스 가변형 마이크로 액적 생성기 및 그의 제조 방법
JP4758772B2 (ja) 成形用金型および成形方法
US10837569B2 (en) Flow control valve and method of manufacturing flow control valve housing
JP2002018911A (ja) 樹脂管の成形方法及び金型装置
JP6403952B2 (ja) 粉体焼結成形体の製造方法、流体素子の製造方法、粉体焼結成形体及び粉体焼結成形体製造用中子
JP2007139196A (ja) 流路ブロック
CN109890514A (zh) 适合用于液滴生成器的毛细管
Ananthanarayanan et al. Development of in-mold assembly process for realizing mesoscale revolute joints
EP3569900A1 (en) Valve device
JP2007001282A (ja) 成形用金型及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6659252

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250