JP2017007205A - マーキング装置およびマーキング装置用リボンカセット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、供給リールと巻取リールを備えたリボンカセットが着脱自在に装着され、リボンカセットは、その一部にインクリボンをリボンカセットの外部側に案内する第1案内部とインクリボンをリボンカセットの内部側に案内する第2案内部を備え、第1案内部と第2案内部の間にインクリボンを掛け渡すための間隙が形成されたリボンカセットであり、リボンカセットを着脱自在に受ける取付板と、供給リール側の駆動軸および巻取リール側の駆動軸と、取付板から突出形成されてリボンカセット装着時に第1案内部と第2案内部の間に挿入される熱転写ヘッドと、熱転写ヘッドを移動自在に支持し、リボンカセット装着時に第1案内部と第2案内部間に送られたインクリボンに熱転写ヘッドを接近離間する方向に移動させるスライド機構を具備したことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
例えば、下記特許文献1には、シリンダーと、シリンダー内で往復運動するピストンと、ピストンを基端側に付勢する弾性部材と、このピストンの往復運動に追従して先端部でワークの表面を打刻するスタイラスとを備えたマーキング装置用振動ペンが開示されている。
このため、プラスチック部品や薄い部品などに対し文字や数字、記号などを印字できる装置の提供が望まれている。
ところで、インクジェットプリンター、レーザープリンター、熱転写方式のプリンターなどの汎用のプリンターは、いずれも印刷紙などの平面に対し印刷はできるものの、樹脂製のガソリンタンクあるいはそれらに類する機構部品などの立体物表面の曲面には印刷できない問題がある。また、レーザマーキング装置は印字対象面の色の影響を受けやすく、黒色樹脂にはマーキングできないという問題がある。このため、レーザマーキングでは樹脂に発色材を混入させる方法が採用されることがあるが、発色材を含まない既存の樹脂にはマーキングできないし、発色材のコストが掛かるという問題がある。
また、本発明のマーキング装置は、着色した刻印が自由に可能であり、樹脂に対するマーキングが可能であり、曲面マーキング、二次元コードマーキングが可能なマーキング装置および該マーキング装置用リボンカセットの提供を目的とする。
本発明のマーキング装置は、供給リールと巻取リールを備え、前記供給リールに未使用のインクリボンを巻回し、使用済みのインクリボンを前記巻取リールに巻き取る構成のリボンカセットが着脱自在に装着されるマーキング装置であって、前記リボンカセットは、その一部に前記供給リールから出されたインクリボンを前記リボンカセットの外部側に案内する第1案内部と該インクリボンを前記リボンカセットの内部側に案内する第2案内部を備え、前記第1案内部の先端側と前記第2案内部の先端側の間に前記インクリボンを掛け渡すための間隙が形成されたリボンカセットであり、前記リボンカセットを着脱自在に受ける取付板と、前記取付板から回転自在に突出形成された供給リール側の駆動軸および巻取リール側の駆動軸と、前記取付板から突出形成されて前記リボンカセット装着時に前記第1案内部と第2案内部の間に挿入される熱転写ヘッドと、前記取付板と前記熱転写ヘッドとの間に介在されて前記熱転写ヘッドを移動自在に支持し、前記リボンカセット装着時に前記第1案内部と第2案内部間に送られた前記インクリボンに前記熱転写ヘッドを接近離間する方向に移動させるスライド機構を具備し、前記取付板がx−y可動軸によってx方向およびy方向に移動自在に支持されたことを特徴とする。
また、インクリボンをリボンカセットから引き出して第1案内部と第2案内部の間隙に掛け渡し、第1案内部と第2案内部間に設ける熱転写ヘッドで前記間隙のインクリボンをマーキング対象物に押し付けて文字や数式、記号などを転写できるので、凸部や凹部を有し、マーキングする部位が曲面であるマーキング対象物に対し支障なく文字や数字、記号などを印字できる。
本実施形態のマーキング装置1は、図1に示すように、水平面内で任意のx方向および該x方向に直角なy方向に移動可能なx−y可動軸2を備えたx−y駆動機構3と、x−y可動軸2に支持されたペン機構部4と、該ペン機構部4に着脱自在に装着されたリボンカセット5を備えてなる。
駆動機構3には位置決め制御部6が接続され、ペン機構部4には転写制御部7が接続されるとともに、位置決め制御部6と転写制御部7との間で信号のやり取りを行うことができる。位置決め制御部6にはシーケンサ等の外部コントローラー8が接続され、マーキング開始信号やマーキング停止信号などの制御信号を外部コントローラー8から入力できる。
x方向とy方向に沿って移動されるx−y可動軸2に吊り下げられた状態で以下に詳細に説明するペン機構部4が設けられている。
リボンカセット5は、薄型の箱状のカセット本体部11の内側に円環状の供給リール(第1リール)12と巻取リール(第2リール)13が左右に離間して収容され、供給リール12の外周側に未使用のインクリボン15が巻回され、巻取リール13の外周側に使用済みのインクリボン16が巻き取られる。カセット本体部11は一例として樹脂の成形品からなる。カセット本体部11は音楽用カセットテープのケースと同等の構造であり、通常はカセット本体部を2つ割りとした構造の成形品をボルト止めして図2、図3に示すように一体化される。
カセット本体部11は、一例として、前面壁11aの横幅が110mm程度、高さが60mm程度、厚さが10mm程度の大きさに形成されている。
そして、窓部19の供給リール側の部分に窓部19の外側に突出された金属製の第1案内部20が形成され、窓部19の巻取リール側の部分に窓部19の外側に突出された金属製の第2案内部21が形成されている。第1案内部20と第2案内部21は、それぞれステンレス鋼材などの強度の高い金属板からなる。
第2案内部20は、搬送路Rに沿ってカセット本体部11の底壁11fに支持された基端片21aと、この基端片21aの巻取リール側の端部に直角に延在された起立片21bと、この起立片21bの先端側において供給リール側に若干傾斜するように延在された案内片21cとからなる。
また、一例として、案内部20、21の底壁11fからの突出長さは30〜35mm程度、起立片20b、21bの間隔は20mm程度、間隙dは3〜5mm程度に形成される。
このため、インクリボンの搬送経路Rは、供給リール12に近い側と巻取リール13に近い側ではカセット本体部11の底壁11fに沿って延在されるが、カセット本体部11の中央側において、第1案内部20と第2案内部21に沿ってカセット本体部11の外部側にV字状に突出するように延在される。インクリボン15の詳細構造については後に詳述する。
カセット本体部11の底壁11fにおいて透孔30の近傍部分に挿通孔33が形成され、透孔32の近傍部分に挿通孔34が形成されている。これらの挿通孔33、34は後に詳述するペン機構部4に設けられるピンチローラー68を通過させるために設けられている。
これらの染料タイプのリボンあるいは顔料タイプのリボンはいずれも一般市販の熱転写印刷機用に用いるインクリボンと同等構造であり、従来公知のインクリボンを適用することができる。染料層38と顔料層41の色は、白色、黒色、金色、銀色、赤色、青色、緑色など、いずれの色であっても、マーキング対象物9の色に合わせて適宜設定することができる。マーキング対象物9の色が黒色である場合は、白色や銀色を選択することができ、マーキング対象物9の色が白色の場合は、黒色、金色、銀色、赤色、青色、緑色など、いずれの色を選択しても良い。勿論、マーキング対象物9が銀色や金属光沢面などの場合はその表面の色に合わせて人間の肉眼で目立つ色、あるいは、機械判別の場合は判別装置が認識容易な色を適宜選択することができる。前述した染料層38と顔料層41の色は、一例であり、一般市販の他の色を選択しても良いのは勿論である。
ペン機構部4は全体として図2に示すように片面側が開口した直方体状のケース45の内部に収容され、その前面側に前述したリボンカセット5が着脱自在に装着される。図6は図2に示すケース45とリボンカセット5を取り除いた状態のペン機構部4の要部構造を示す斜視図である。
ペン機構部4は、図2、図3に示すような起立状態のリボンカセット5を装着するための取付板46を有し、その裏面側にベース盤47に取り付けられたリニア駆動機構(スライド機構)48が設けられている。
リニア駆動機構48は、図5あるいは図8〜図10に示すようにベース盤47の裏面側に個々に上下に延在するように左右に離間配置された案内レール50、50と、これら案内レール50、50に沿ってスライド移動自在に設けられた走行体51を有する。
走行体51は、案内レール50、50に2個ずつスライド移動自在に設けられている移動駒52と、4つの移動駒52によって支持された矩形状のスライド枠53と、このスライド枠53の内側を通過してスライド枠53の外側に突出するように設けられた電磁石55を備えている。
スライド枠53の中央側であって上下の磁石部材57、59の間には鉄芯60を中心部に挿通した直方体形状のコイル部61を有する電磁石55が設けられている。この電磁石55は、鉄心60を上下向きとし、鉄心60の上下端を磁石部材57、59の間に配置し、コイル部61の半分ほどをスライド枠53の外側に突出させてベース盤47側に固定されている。
鉄心60の上下端には厚み1mm程度の緩衝材60aが取り付けられている。また、図面では略されているが、電磁石55に通電するための通電手段が設けられている。一例として上方の磁石部材57の下面側はN極に着磁され、下方の磁石部材59の上面側もN極に着磁されている。
ペン機構部4において、取付板46の前面側に左右に離間してリール駆動用の駆動軸62、63が突出され、各駆動軸62、63は取付板46をその厚み方向に貫通するように設けられている。取付板46の裏面側であってベース盤47の一部にリール駆動用のモーター65が設けられ、このモーター65の回転駆動力がベース盤47の内部側に設けられたギヤ機構Gを介して前記各駆動軸62、63に伝達され、駆動軸62、63が回転駆動される。取付板46において駆動軸62、63が突出されている位置は、取付板46にリボンカセット5を装着した際、リボンカセット5の供給リール12の中心に駆動軸62を位置合わせでき、巻取リール13の中心に駆動軸63を位置合わせできる位置とされている。
熱転写ヘッド73は、主に図11に示すようにアルミニウム製またはステンレス鋼製などの良熱伝導性の矩形金属ブロックからなる下窄まり型の本体部75と、この本体部75の後端側に挿入された電熱式のヒーター76と、本体部75の先端側に着脱自在に装着されたピン型のスタイラス77を備えてなる。
本体部75は、冷却板71の下方に冷却板71と所定の間隔をあけ、かつ、取付板46に対し直角向きに延在されている。取付板46に起立状態のリボンカセット5を装着した場合、本体部75の下窄まり型の下縁部分がリボンカセット5の案内片20c、21cの間の空間部に挿入され、本体部75の先端側のスタイラス77が案内片20c、21cの先端部間の間隙の若干上方に配置される。
取付板46の前面側に図2に示すようにリボンカセット5を装着すると、リボンカセット5の透孔17、17に駆動軸62、63を挿通できるとともに、第1案内部20と第2案内部21との間に熱転写ヘッド73を挿入することができる。
この状態で第1案内部20の案内片20cと第2案内部21の案内片21cの間にスタイラス77の先端を望ませることができ、案内片20cの先端と案内片21cの先端との間隙部分の若干上方にスタイラス77の先端を配置できる。
また、マーキング対象物9を案内片20c、21cの先端下方に設置する。従来の打刻方式のマーキング装置では亀裂を生じるおそれがある薄肉の部品であっても適用することができる。
駆動機構3によるペン機構4のx−y方向位置決めがなされると、位置決め制御部6は位置決め完了信号を転写制御部7に送る。
転写制御部7はスタイラス77の上下制御信号を送り、更にインクリボン15の巻き取り信号を送る。ヒーター76は図示されていない温度制御器によって常時温度制御されており、本体部75を目的の温度に加熱し、更にスタイラス77を目的の温度に加熱することができる。リボンカセット5に収容されているインクリボン15を熱転写できる温度は200℃前後であるので、スタイラス77の先端部が目的の温度になるようにヒーター76に通電制御し、温度制御器が温度制御を行う。
また、送風ファン86を作動させて通風路から冷却板71側に風を送り、本体部75とスタイラス77の温度が高くなり過ぎないように温度制御することが望ましい。本体部75とスタイラス77の温度制御については熱電対79の温度計測結果に基づきヒーター76に対する通電量を調整して制御することができる。
x−y駆動機構3を用いて所望の位置にx−y可動軸2を移動させて、スタイラス77の位置を変更するとともに、インクリボン15を供給リール12側から巻取リール13側に若干移動させて次の熱転写動作の準備を行う。
また、マーキング対象物9が立体物であり、表面に凹凸や曲面があったとしても、インクリボン15をリボンカセット5から引き出して案内片20c、21c間の数mmの間隙に露出させ、この領域のインクリボン15を使用するので、案内片20c、21cの先端側が到達できる位置であれば、マーキング対象物9の表面に凹凸があったとしても支障なく文字や数字、記号などを印字できる。
また、インクリボン15は現状において金色や銀色、白色や各黒色は勿論、種々の色の熱転写印刷が可能であるので、黒い樹脂部品など、レーザー印刷ではマーキング対象にできない部品にも文字や数字、記号などを印字できる。例えば黒い樹脂部品の表面に銀色や白色の文字や数字、記号などを印字できるならば、極めてコントラストの高い、識別性の高い高品質のマーキングができる。
また、リボンカセット5は図3に示すように左右対称構造であるので、前面側と背面側を裏返しとして取付板46に装着し、使用することができる。この場合、カセット5を裏返しすることによりインクリボン15の幅方向において使用していない領域を利用できる。リボンカセット5を裏返して利用する場合、巻取リール13と供給リール12の関係が逆転するので、巻取リール13側から供給リール12側にインクリボンを戻しながら利用することができる。このため、リボンカセット5に装着したインクリボン15を無駄なく使用することができる。
Claims (8)
- 供給リールと巻取リールを備え、前記供給リールに未使用のインクリボンを巻回し、使用済みのインクリボンを前記巻取リールに巻き取る構成のリボンカセットが着脱自在に装着されるマーキング装置であって、
前記リボンカセットは、その一部に前記供給リールから出されたインクリボンを前記リボンカセットの外部側に案内する第1案内部と該インクリボンを前記リボンカセットの内部側に案内する第2案内部を備え、前記第1案内部の先端側と前記第2案内部の先端側の間に前記インクリボンを掛け渡すための間隙が形成されたリボンカセットであり、
前記リボンカセットを着脱自在に受ける取付板と、前記取付板から回転自在に突出形成された供給リール側の駆動軸および巻取リール側の駆動軸と、前記取付板から突出形成されて前記リボンカセット装着時に前記第1案内部と第2案内部の間に挿入される熱転写ヘッドと、前記取付板と前記熱転写ヘッドとの間に介在されて前記熱転写ヘッドを移動自在に支持し、前記リボンカセット装着時に前記第1案内部と第2案内部間に送られた前記インクリボンに前記熱転写ヘッドを接近離間する方向に移動させるスライド機構を具備し、
前記取付板がx−y可動軸によってX方向およびY方向に移動自在に支持されたことを特徴とするマーキング装置。 - 前記熱転写ヘッドが前記取付板の前面側に突出され、前記取付板の裏面側に直線状の案内レールに沿って磁気駆動機構により移動自在にスライド枠が支持され、該スライド枠に前記熱転写ヘッドが接続されて該熱転写ヘッドが前記インクリボンに対し接近離間する方向に移動自在に支持されたことを特徴とする請求項1に記載のマーキング装置。
- 前記熱転写ヘッドにピン型のスタイラスが設けられ、このスタイラスの先端部が前記リボンカセットの前記第1案内部と第2案内部間に位置するインクリボンを前記第1案内部と第2案内部間から外側に押出自在にされたことを特徴とする請求項2に記載のマーキング装置。
- 前記取付板において前記リボンカセットの第1案内部と第2案内部が配置される部分の近傍に通風口が形成され、前記取付板の裏面側に前記通風口に送風する送風ファンが設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のマーキング装置。
- 前記通風口の開口部に前記熱転写ヘッドに隣接して延在する冷却板が設けられた請求項4に記載のマーキング装置。
- インクリボンが巻回された供給リールと、前記インクリボンを巻き取るための巻取リールと、前記供給リールおよび前記巻取リールをそれぞれ回転自在に収納するカセット本体部を備え、前記カセット本体部内において前記供給リールから出された前記インクリボンを前記カセット本体部内において前記巻取リールに巻き取る間の領域の一部に前記インクリボンの搬送路が設けられ、前記カセット本体縁部の前記搬送路の一部に前記インクリボンを前記カセット本体部の外側に露出させる窓部が形成されるとともに、
前記窓部の一側に前記インクリボンを前記カセット本体部の外側に案内する第1案内部が他側に前記インクリボンを前記カセット本体部内に案内する第2案内部が形成され、
前記第1案内部の先端と前記第2案内部の先端の間に前記インクリボンが掛け渡されたことを特徴とするリボンカセット。 - 前記第1案内部と前記第2案内部の間に熱転写ヘッドを挿入自在な空間が設けられたことを特徴とする請求項6に記載のリボンカセット。
- 前記供給リールから前記インクリボンが引き出される領域の近傍であって前記カセット本体部の一部に前記インクリボン案内用のキャプスタン軸を挿通する透孔が形成され、前記カセット本体部の一部であって前記透孔の隣接部分にピントローラー通過用の挿通孔が形成されたことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のリボンカセット。
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