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JP2017099180A - 回転電機、および、それを用いたシフトバイワイヤシステム - Google Patents

回転電機、および、それを用いたシフトバイワイヤシステム Download PDF

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JP2017099180A JP2015230337A JP2015230337A JP2017099180A JP 2017099180 A JP2017099180 A JP 2017099180A JP 2015230337 A JP2015230337 A JP 2015230337A JP 2015230337 A JP2015230337 A JP 2015230337A JP 2017099180 A JP2017099180 A JP 2017099180A
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牧野 孝則
Takanori Makino
孝則 牧野
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

【課題】環境温度にかかわらず出力トルクが安定する回転電機を提供する。【解決手段】ステータ30は、ハウジング10内に設けられている。コイル33は、ステータ30に設けられ、通電により磁束を発生可能である。ロータ40は、磁性材料により形成され、ステータ30の内側において回転可能に設けられ、ロータコア41、ロータコア41からステータ30に向かって突出するよう形成された突極42、および、ロータコア41および突極42のうち少なくとも突極42を板厚方向に延びるよう形成された収容穴部43を有している。膨張部材80は、ロータ40の熱膨張係数とは異なる熱膨張係数の磁性材料により形成され、収容穴部43の内側に設けられ、温度の上昇に応じて膨張する。【選択図】図1

Description

本発明は、トルクを出力可能な回転電機、および、それを用いたシフトバイワイヤシステムに関する。
従来、自動車のシフトレンジ切替装置では、運転者が選択したシフトレンジを電子制御装置で検出し、この検出値に応じて回転駆動装置を駆動制御し、自動変速機のシフトレンジを切り替えるシフトバイワイヤシステムが知られている。
特開2013−247798号公報
特許文献1のシフトバイワイヤシステムでは、回転駆動装置の出力部は、自動変速機のシフトレンジ切替装置に接続されている。回転駆動装置は回転電機を備えており、回転電機から出力されるトルク(以下、「出力トルク」という。)は、減速機を経由して出力部から出力される。回転電機からの出力トルクは、コイルにおいて発生する磁束に比例する。コイルで発生する磁束は、コイルに流れる電流に比例する。一般に、シフトバイワイヤシステムは、−40〜100℃以上の広い温度範囲で使用される。そのため、環境温度が高くなるとコイルの抵抗値が大きくなるというように、環境温度の変化によりコイルの抵抗値が変化する。これにより、コイルで発生する磁束が不安定になるおそれがある。したがって、低温時は回転電機からの出力トルクが大きく、高温時は出力トルクが小さくなるというように、環境温度の変化により、回転電機からの出力トルクが不安定になるおそれがある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、環境温度にかかわらず出力トルクが安定する回転電機、および、それを用いたシフトバイワイヤシステムを提供することにある。
本発明の回転電機は、ハウジングとステータとコイルとロータと膨張部材とを備えている。
ステータは、ハウジング内に設けられている。
コイルは、ステータに設けられ、通電により磁束を発生可能である。
ロータは、磁性材料により形成され、ステータの内側において回転可能に設けられ、ロータコア、ロータコアからステータに向かって突出するよう形成された突極、および、ロータコアおよび突極のうち少なくとも突極を板厚方向に延びるよう形成された収容穴部を有している。
膨張部材は、ロータの熱膨張係数とは異なる熱膨張係数の磁性材料により形成され、収容穴部の内側に設けられ、温度の上昇に応じて膨張する。
本発明では、例えば環境温度が所定温度以下のとき、膨張部材の外壁と収容穴部の内壁との間に隙間が形成される。そのため、このとき、コイルの抵抗値は小さく、コイルから発生する磁束は多くなるものの、コイルから発生した磁束は、前記隙間により、ロータを流れ難くなる。これにより、低温時に回転電機からの出力トルクが過度に増大するのを抑制することができる。
一方、環境温度が前記所定温度より高いとき、膨張部材の外壁の少なくとも一部と収容穴部の内壁とは当接する。そのため、このとき、コイルの抵抗値は大きく、コイルから発生する磁束は少なくなるものの、コイルから発生した磁束は、ロータを流れ易くなる。これにより、高温時に回転電機からの出力トルクが過度に低下するのを抑制することができる。
このように、本発明では、収容穴部において、膨張部材が温度の上昇に応じて膨張することにより、環境温度にかかわらず、回転電機の出力トルクを安定させることができる。
本発明の一実施形態による回転電機を含む回転駆動装置を示す断面図。 本発明の一実施形態による回転電機を含む回転駆動装置を適用したシフトバイワイヤシステムを示す概略図。 本発明の一実施形態による回転電機を図1の矢印III方向から見た図。 本発明の一実施形態による回転電機の膨張部材およびその近傍を示す断面図であって、(A)は環境温度が所定温度以下のときの状態を示す図、(B)は環境温度が所定温度より高いときの状態を示す図。 (A)は図4(A)のVA−VA線断面図、(B)は図4(B)のVB−VB線断面図。
以下、本発明の一実施形態による回転電機を含む回転駆動装置を図面に基づき説明する。
(一実施形態)
図1に示す回転駆動装置としての回転式アクチュエータ1は、例えば車両の自動変速機のシフトを切り替えるシフトバイワイヤシステムの駆動部として適用される。
まず、当該シフトバイワイヤシステムについて説明する。図2に示すように、シフトバイワイヤシステム100は、回転式アクチュエータ1、電子制御ユニット(以下、「ECU」という。)2、シフトレンジ切替装置110およびパーキング切替装置120等を備えている。回転式アクチュエータ1は、駆動対象としてのシフトレンジ切替装置110のマニュアルシャフト101を回転駆動する。これにより、自動変速機108のシフトレンジが切り替えられる。回転式アクチュエータ1は、ECU2によって回転が制御される。回転式アクチュエータ1は、例えば、シフトレンジ切替装置110のハウジング130に取り付けられる。なお、回転式アクチュエータ1は、シフトレンジ切替装置110のマニュアルシャフト101を回転駆動することにより、パーキング切替装置120のパークロッド121等を駆動する。
シフトレンジ切替装置110は、マニュアルシャフト101、ディテントプレート102、油圧バルブボディ104およびハウジング130等から構成されている。ハウジング130は、マニュアルシャフト101、ディテントプレート102および油圧バルブボディ104等を収容している。マニュアルシャフト101は、ハウジング130に形成された穴部131(図1参照)を経由して、一方の端部がハウジング130から飛び出すようにして設けられている。
マニュアルシャフト101は、一方の端部が回転式アクチュエータ1の出力軸60にスプライン結合される(後述する)。ディテントプレート102は、マニュアルシャフト101から径外方向に延びる扇形状に形成され、マニュアルシャフト101と一体に回転する。ディテントプレート102には、マニュアルシャフト101と平行に突出するピン103が設けられている。
ピン103は、油圧バルブボディ104に設けられるマニュアルスプール弁105の端部に係止されている。このため、マニュアルスプール弁105は、マニュアルシャフト101と一体で回転するディテントプレート102によって、軸方向へ往復移動する。マニュアルスプール弁105は、軸方向に往復移動することで、自動変速機108の油圧クラッチへの油圧供給路を切り替える。この結果、油圧クラッチの係合状態が切り替わり、自動変速機108のシフトレンジが変更される。
ディテントプレート102は、径方向の端部に凹部151、凹部152、凹部153および凹部154を有している。当該凹部151〜154は、例えば、それぞれ自動変速機108のシフトレンジであるPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、およびDレンジに対応している。板ばね106の先端に支持されているストッパ107が、ディテントプレート102の凹部151〜154のいずれかと噛み合うことにより、マニュアルスプール弁105の軸方向の位置が決定する。
回転式アクチュエータ1からマニュアルシャフト101を経由してディテントプレート102にトルクが加わると、ストッパ107は隣接する他の凹部(凹部151〜154のいずれか)へ移動する。これにより、マニュアルスプール弁105の軸方向の位置が変化する。
例えば、マニュアルシャフト101を図2の矢印Y方向から見て時計回り方向に回転させると、ディテントプレート102を介してピン103がマニュアルスプール弁105を油圧バルブボディ104の内部に押し込み、油圧バルブボディ104内の油路がD、N、R、Pの順に切り替えられる。これにより、自動変速機108のシフトレンジがD、N、R、Pの順に切り替えられる。
一方、マニュアルシャフト101を反時計回り方向に回転させると、ピン103がマニュアルスプール弁105を油圧バルブボディ104から引き出し、油圧バルブボディ104内の油路がP、R、N、Dの順に切り替えられる。これにより、自動変速機108のシフトレンジがP、R、N、Dの順に切り替えられる。
このように、回転式アクチュエータ1により回転駆動されるマニュアルシャフト101の回転角度、すなわち回転方向の所定の位置は、自動変速機108の各シフトレンジに対応している。
パーキング切替装置120は、パークロッド121、パークポール123およびパーキングギア126等から構成されている。パークロッド121は、略L字型に形成され、一方の端部にディテントプレート102が接続されている。パークロッド121の他方の端部には、円錐部122が設けられている。ディテントプレート102の回転運動をパークロッド121が直線運動に変換することで、円錐部122は、軸方向へ往復移動する。円錐部122の側面には、パークポール123が当接している。そのため、パークロッド121が往復移動すると、パークポール123は軸部124を中心に回転駆動する。
パークポール123の回転方向には突部125が設けられており、この突部125がパーキングギア126の歯車に噛み合うと、パーキングギア126の回転が規制される。これにより、図示しないドライブシャフトまたはディファレンシャルギア等を経由して駆動輪がロックする。一方、パークポール123の突部125がパーキングギア126の歯車から外れると、パーキングギア126は回転可能となり、駆動輪のロックは解除する。
次に、回転式アクチュエータ1について説明する。
図1に示すように、回転式アクチュエータ1は、ハウジング10、入力軸20、回転電機としてのモータ3、減速機50、出力軸60、軸受部材91およびシール部材95等を備えている。
ハウジング10は、フロントハウジング11およびリアハウジング12を有している。フロントハウジング11およびリアハウジング12は、例えば樹脂により形成されている。フロントハウジング11は、有底筒部13および支持筒部14を有している。有底筒部13は、一方の端部に底部を有する筒状に形成されている。支持筒部14は、有底筒部13の底部の中央に、有底筒部13と一体に形成されている。リアハウジング12は、有底筒部15を有している。有底筒部15は、一方の端部に底部を有する筒状に形成されている。
フロントハウジング11とリアハウジング12とは、有底筒部13の底部とは反対側の端部、および、有底筒部15の底部とは反対側の端部同士を当接した状態でボルト4により固定されている。これにより、フロントハウジング11とリアハウジング12との間に空間5が形成されている。フロントハウジング11とリアハウジング12とが当接する箇所には、ゴムにより形成された環状のガスケット6が挟み込まれている。そのため、空間5の内部と外部とは、気密または液密に保持されている。
入力軸20は、例えば金属により形成されている。入力軸20は、一端部21、大径部22、偏心部23、他端部24を有している。一端部21、大径部22、偏心部23、他端部24は、この順で軸Ax1方向に並ぶよう一体に形成されている。
一端部21は、円柱状に形成されている。大径部22は、一端部21より外径が大きい円柱状に形成され、一端部21と同軸(軸Ax1)に設けられている。偏心部23は、大径部22より外径が小さい円柱状に形成され、入力軸20の回転中心である軸Ax1に対し偏心して設けられている。すなわち、偏心部23は、一端部21および大径部22に対し偏心して設けられている。他端部24は、偏心部23より外径が小さい円柱状に形成され、一端部21および大径部22と同軸(軸Ax1)に設けられている。
入力軸20は、他端部24をフロントベアリング16に、一端部21をリアベアリング17によって回転可能に支持されている。本実施形態では、フロントベアリング16およびリアベアリング17は、例えばボールベアリングである。
フロントベアリング16は、後述する出力軸60の内側に設けられている。出力軸60は、フロントハウジング11の内側に設けられた金属製で筒状のメタルベアリング18によって回転可能に支持されている。すなわち、入力軸20の他端部24は、フロントハウジング11に設けられたメタルベアリング18、出力軸60、および、フロントベアリング16を介して回転可能に支持されている。一方、入力軸20の一端部21は、リアハウジング12の底部の中央に設けられたリアベアリング17を介して回転可能に支持されている。このように、入力軸20は、ハウジング10に回転可能に支持されている。
回転電機としてのモータ3は、永久磁石を用いることなく駆動力を発生する3相ブラシレスモータである。モータ3は、空間5のリアハウジング12側に設けられている。すなわち、モータ3は、ハウジング10に収容されるようにして設けられている。モータ3は、ステータ30、コイル33、ロータ40および膨張部材80等を有している。
ステータ30は、略円環状に形成され、リアハウジング12にインサートモールドされた金属製のプレート7に圧入されることにより、リアハウジング12に回転不能に固定されている。
ステータ30は、例えば鉄等の磁性材料からなる薄板を板厚方向に複数積層することによって形成されている。ステータ30は、ステータコア31およびステータティース32を有している。ステータコア31は、円環状に形成されている。ステータティース32は、ステータコア31から径方向内側へ突出するよう形成されている。ステータティース32は、ステータコア31の周方向に等間隔で複数形成されている。本実施形態では、ステータティース32は、例えば12個形成されている(図3参照)。なお、図3では、図面が煩雑になることを避けるため、実質的に同一の複数の部材または部位には符号を1つのみ付し、すべての部材または部位に符号を付すことはしていない。
コイル33は、複数のステータティース32のそれぞれに巻回されるようにして設けられている。コイル33は、バスバー部70に電気的に接続されている。バスバー部70は、図1に示すようにリアハウジング12の有底筒部15の底部に設けられている。バスバー部70には、コイル33に供給される電力が流れる。バスバー部70は、ステータ30に設けられているコイル33の径方向内側に、コイル33と接続されるターミナル71を有している。コイル33は、ターミナル71と電気的に接続されている。ターミナル71には、ECU2から出力された駆動信号に基づいて電力が供給される。
ロータ40は、ステータ30の径方向内側に設けられている。ロータ40は、例えば鉄等の磁性材料、すなわち、軟磁性材料からなる薄板を板厚方向に複数積層することによって形成されている。ここで、ロータ40の熱膨張係数は、12.1(×10-6/℃)程度である。
ロータ40は、ロータコア41、突極42および収容穴部43を有している。
ロータコア41は、円環状に形成され、入力軸20の大径部22に圧入固定されている。突極42は、ロータコア41から径方向外側のステータ30に向けて突出するよう形成されている。突極42は、ロータコア41の周方向に等間隔で複数形成されている。本実施形態では、突極42は、例えば8個形成されている(図3参照)。図3では、ロータコア41と突極42との境界を二点鎖線で示している。
収容穴部43は、ロータコア41および突極42のうち少なくとも突極42を板厚方向に延びるよう形成されている(図3、4参照)。図3に示すように、収容穴部43は、8個の突極42のそれぞれに形成されている。つまり、収容穴部43は、突極42と同じく、8つ形成されている。
収容穴部43は、ロータコア41と突極42との境界近傍に形成されている。収容穴部43は、大部分が突極42側に形成され、その他の一部がロータコア41側に形成されている。
図3、4、5に示すように、収容穴部43は、内壁431、432、433、434、435、436を有している。
内壁431は、収容穴部43の中心に対し入力軸20の軸Ax1側に、矩形の平面状に形成される内壁である。内壁431は、軸Ax1に対し平行である。内壁432は、内壁431に対向するよう、収容穴部43の中心に対し軸Ax1とは反対側に、矩形の平面状に形成される内壁である。ここで、内壁431と内壁432とは、互いに平行である。
内壁433は、内壁431の外縁部と内壁432の外縁部との間に、矩形の平面状に形成される内壁である。内壁434は、内壁433に対向するよう内壁431の外縁部と内壁432の外縁部との間に、矩形の平面状に形成される内壁である。ここで、内壁433と内壁434とは、互いに平行である。
内壁435は、外縁部が内壁431〜434の外縁部に接続するよう、収容穴部43の中心に対しフロントハウジング11側に、矩形の平面状に形成される内壁である。なお、内壁435は、ロータ40を構成する薄板のうち最もフロントハウジング11側に位置する薄板のリアハウジング12側の面に形成されている(図4参照)。
内壁436は、内壁435に対向し外縁部が内壁431〜434の外縁部に接続するよう、収容穴部43の中心に対しリアハウジング12側に、矩形の平面状に形成される内壁である。内壁436は、ロータ40を構成する薄板のうち最もリアハウジング12側に位置する薄板のフロントハウジング11側の面に形成されている(図4参照)。ここで、内壁435と内壁436とは、互いに平行である。
上述のように内壁431〜436が形成されることにより、収容穴部43は、直方体状に形成されている。なお、本実施形態では、内壁431と内壁433との間の角部、内壁433と内壁432との間の角部、内壁432と内壁434との間の角部、内壁434と内壁431との間の角部は、曲面状に形成されている(図5参照)。
図4に示すように、内壁435の中央に、内壁436側へ突出する突起401が形成されている。また、内壁436の中央に、内壁435側へ突出する突起402が形成されている。
ロータ40は、ロータコア41が入力軸20に圧入固定されることにより、ハウジング10およびステータ30に対し、相対的に回転可能である。
膨張部材80は、例えばパーマロイ等の磁性材料、すなわち、軟磁性材料により形成されている。より詳しくは、膨張部材80は、Ni含有量が約78%のNi−Fe合金である78−パーマロイにMo、Cu等を添加して透磁率を高めたもの(JIS規格ではパーマロイC)により形成されている。そのため、膨張部材80は、透磁率が比較的高い。また、膨張部材80の熱膨張係数は、13.6(×10-6/℃)程度である。つまり、膨張部材80の熱膨張係数は、ロータ40の熱膨張係数より大きい。
膨張部材80は、ロータ40に形成された収容穴部43の内側に設けられている。膨張部材80は、収容穴部43に対応し、収容穴部43と同数、すなわち、8つ設けられている。
膨張部材80は、収容穴部43の形状に対応し、直方体状に形成されている。図3、4、5に示すように、膨張部材80は、正面81、背面82、側面83、84、上面85、下面86を有している。
正面81は、収容穴部43の内壁431に対向するよう、矩形の平面状に形成される外壁である。背面82は、収容穴部43の内壁432に対向するよう、矩形の平面状に形成される外壁である。ここで、正面81と背面82とは、互いに平行である。
側面83は、収容穴部43の内壁433に対向するよう、矩形の平面状に形成される外壁である。側面84は、収容穴部43の内壁434に対向するよう、矩形の平面状に形成される外壁である。ここで、側面83と側面84とは、互いに平行である。
上面85は、収容穴部43の内壁435に対向するよう、矩形の平面状に形成される外壁である。下面86は、収容穴部43の内壁436に対向するよう、矩形の平面状に形成される外壁である。ここで、上面85と下面86とは、互いに平行である。
なお、本実施形態では、正面81と側面83との間の角部、側面83と背面82との間の角部、背面82と側面84との間の角部、側面84と正面81との間の角部は、曲面状に形成されている(図5参照)。
図4に示すように、上面85の中央に、下面86側へ凹む凹部801が形成されている。また、下面86の中央に、上面85側へ凹む凹部802が形成されている。膨張部材80は、凹部801に突起401が入り込み、凹部802に突起402が入り込んだ状態で収容穴部43に設けられている。これにより、膨張部材80は、収容穴部43における位置が安定する。
膨張部材80およびロータ40は、例えば環境温度が上昇し温度が上昇すると、膨張する。
本実施形態では、環境温度が所定温度以下のとき、つまり、膨張部材80およびロータ40の温度が所定温度以下のとき、膨張部材80の外壁と収容穴部43の内壁との間に隙間が形成される。例えば、正面81と内壁431との間に隙間S1が形成され、背面82と内壁432との間に隙間S2が形成され、側面83と内壁433との間に隙間S3が形成され、側面84と内壁434との間に隙間S4が形成され、上面85と内壁435との間に隙間S5が形成され、下面86と内壁436との間に隙間S6が形成される(図4(A)、図5(A)参照)。このように、膨張部材80およびロータ40の温度が所定温度以下のとき、膨張部材80の外壁と収容穴部43の内壁との間にエアギャップが形成される。なお、このとき、突起401は凹部801に入り込み、突起402は凹部802に入り込んだ状態である。
一方、環境温度が所定温度より高いとき、つまり、膨張部材80およびロータ40の温度が所定温度より高いとき、膨張部材80の外壁の少なくとも一部と収容穴部43の内壁とは当接する。本実施形態では、正面81と内壁431とが当接し、背面82と内壁432とが当接し、側面83と内壁433とが当接し、側面84と内壁434とが当接し、上面85と内壁435とが当接し、下面86と内壁436とが当接する(図4(B)、図5(B)参照)。
なお、本実施形態では、上記所定温度は、例えば約0℃に設定されている。
コイル33に電力が供給されると、コイル33が巻回されたステータティース32に磁束が生じる。ステータティース32に生じた磁束は、ロータ40の突極42を経由してロータコア41に流れる。また、突極42を経由してロータコア41に流れた磁束は、突極42を経由してステータティース32に流れる。これにより、対応するロータ40の突極42がステータティース32に引き寄せられる。複数のコイル33は、例えばU相、V相、W相の3相を構成している。ECU2がU相、V相、W相の順に通電を切り替えるとロータ40は例えば周方向の一方に回転し、逆にW相、V相、U相の順に通電を切り替えるとロータ40は周方向の他方に回転する。このように、各コイル33への通電を切り替えてステータティース32に生じる磁力を制御することによって、ロータ40を任意の方向へ回転させることができる。
例えば膨張部材80およびロータ40の温度が所定温度以下のとき、膨張部材80の外壁と収容穴部43の内壁との間に隙間S1〜S6、すなわち、エアギャップが形成されるため、コイル33に電力が供給され、ステータティース32に磁束が生じると、この磁束は、膨張部材80および隙間S1〜S6を避けるようにして突極42およびロータコア41を流れる(図5(A)参照)。つまり、このとき、隙間S1〜S6により、ロータ40は、磁束が流れ難い状態、すなわち、磁気飽和状態になっている。
一方、膨張部材80およびロータ40の温度が所定温度より高いとき、膨張部材80の外壁と収容穴部43の内壁とが当接しエアギャップが消滅するため、コイル33に電力が供給され、ステータティース32に磁束が生じると、この磁束は、膨張部材80を避けることなく、突極42、膨張部材80およびロータコア41を流れる(図5(B)参照)。つまり、このとき、ロータ40は、磁束が流れ易い状態になっている。
本実施形態では、リアハウジング12の有底筒部15の底部とロータコア41との間にロータリーエンコーダ72が設けられている。ロータリーエンコーダ72は、磁石73、基板74およびホールIC75等を有している。
磁石73は、環状に形成され、N極およびS極が周方向で交互に着磁された多極磁石である。磁石73は、ロータコア41と同軸に、ロータコア41のリアハウジング12側の端部に配置されている。基板74は、リアハウジング12の有底筒部15の底部の内壁に固定されている。ホールIC75は、磁石73に対向するようにして基板74に実装されている。
ホールIC75は、ホール素子および信号変換回路を有している。ホール素子は、ホール効果を利用した磁電変換素子であり、磁石73が発生する磁束の密度に比例した電気信号を出力する。信号変換回路は、ホール素子の出力信号をデジタル信号に変換する。ホールIC75は、ロータコア41の回転に同期したパルス信号を、信号ピン76を経由してECU2に出力する。ECU2は、ホールIC75からのパルス信号に基づき、ロータコア41の回転角および回転方向を検出可能である。
減速機50は、リングギア51およびサンギア52を有している。
リングギア51は、例えば鉄等の金属により円環状に形成されている。リングギア51は、ミドルハウジング13にインサートモールドされた環状のプレート8に圧入されることにより、ハウジング10に対し回動不能に固定されている。ここで、リングギア51は、入力軸20と同軸(軸Ax1)となるようハウジング10に固定されている。リングギア51は、内縁部に形成される内歯53を有している。
サンギア52は、例えば鉄等の金属により略円盤状に形成されている。サンギア52は、一方の面の中心から径方向に所定距離離れた位置から板厚方向へ突出するよう形成される円柱状の突出部54を有している。当該突出部54は、サンギア52の周方向に等間隔で複数形成されている。また、サンギア52は、リングギア51の内歯53に噛み合うよう外縁部に形成される外歯55を有している。サンギア52は、入力軸20の偏心部23の外周に設けられたミドルベアリング19を介し、入力軸20に対し相対回転可能に偏心して設けられている。これにより、入力軸20が回転すると、サンギア52は、外歯55がリングギア51の内歯53に噛み合いながらリングギア51の内側で自転しつつ公転する。ここで、ミドルベアリング19は、フロントベアリング16およびリアベアリング17と同様、例えばボールベアリングである。
出力軸60は、例えば鉄等の金属により形成されている。出力軸60は、略円筒状の出力筒部61および略円盤状の円盤部62を有している。出力筒部61は、フロントハウジング11の支持筒部14の内側に設けられたメタルベアリング18を介し、ハウジング10の支持筒部14に回転可能に支持されている。ここで、出力筒部61は、入力軸20の大径部22と同軸になるよう設けられている。出力筒部61の内側にフロントベアリング16が設けられている。これにより、出力筒部61は、メタルベアリング18およびフロントベアリング16を介して入力軸20の他端部24を回転可能に支持している。また、出力筒部61の内側には、スプライン溝64が形成されている。
円盤部62は、空間5において、出力筒部61のサンギア52側の端部から径方向外側に拡がるように略円盤状に形成されている。円盤部62には、サンギア52の突出部54が入り込み可能な穴部63が形成されている。穴部63は、円盤部62を板厚方向に貫くよう形成されている。穴部63は、突出部54に対応し、円盤部62の周方向に突出部54と同数形成されている。
円盤部62の外縁部には、周方向の全範囲に亘り外歯64が形成されている(図3参照)。
上述の構成により、サンギア52がリングギア51の内側で自転しつつ公転すると、出力軸60の円盤部62の穴部63の内壁は、突出部54の外壁によって円盤部62の周方向に押される。これにより、サンギア52の自転成分が出力軸60に伝達される。サンギア52の自転の速度は、入力軸20の回転速度に比べて遅い。そのため、モータ3の回転出力は、減速されて出力軸60から出力される。このように、リングギア51およびサンギア52は、「減速機」として機能する。
図1に示すように、シフトバイワイヤシステム100のマニュアルシャフト101の一端が出力軸60のスプライン溝64に嵌合することにより、出力軸60とマニュアルシャフト101とがスプライン結合される。これにより、出力軸60は、入力軸20の回転が減速機50を経由して伝達されることで、モータ3のトルクをマニュアルシャフト101に出力する。
軸受部材91は、支持筒部14の内側で支持されるようにして設けられている。具体的には、支持筒部14の内側にインサートモールドされた金属製の筒状の固定部材92の内側に嵌め込まれるようにして設けられている。本実施形態では、軸受部材91は、フロントベアリング16、リヤベアリング17およびミドルベアリング19と同様、ボールベアリングである。
図1に示すように、回転式アクチュエータ1は、出力軸60の出力筒部61の内側にマニュアルシャフト101の端部が結合するよう、シフトレンジ切替装置110のハウジング130に取り付けられる。
具体的には、マニュアルシャフト101の出力軸60に結合する側の端部には、小径部111が形成されている。当該小径部111は、マニュアルシャフト101の他の部位よりも外径が小さい。そのため、小径部111の出力軸60とは反対側の端部には、テーパ状のテーパ部112が形成されている。本実施形態では、小径部111およびテーパ部112は、ハウジング130の外側に位置している。なお、軸受部材91の内径は、小径部111の外径と概ね同じに設定されている。
小径部111のテーパ部112とは反対側の端部、すなわち、マニュアルシャフト101の一方の端部の外壁には、スプライン溝113が形成されている。
回転式アクチュエータ1がハウジング130に取り付けられるとき、出力軸60の出力筒部61のスプライン溝64とマニュアルシャフト101のスプライン溝113とが嵌り合うことにより、出力軸60とマニュアルシャフト101とはスプライン結合される。この状態で、軸受部材91は、マニュアルシャフト101の小径部111を軸受けする。
シール部材95は、例えばアクリル等の樹脂または耐熱耐水ゴム等により環状に形成されている。シール部材95は、フロントハウジング11の支持筒部14の内側に設けられている。なお、シール部材95は、外径が支持筒部14の内径と概ね同じ、かつ、内径がマニュアルシャフト101の小径部111の外径と概ね同じに設定されている。シール部材95は、マニュアルシャフト101が出力軸60の出力筒部61に結合した状態で、マニュアルシャフト101の小径部111の外壁と支持筒部14の内壁との間を気密または液密に保持可能である。
以上説明したように、(1)本実施形態のモータ3は、ハウジング10とステータ30とコイル33とロータ40と膨張部材80とを備えている。
ステータ30は、ハウジング10内に設けられている。
コイル33は、ステータ30に設けられ、通電により磁束を発生可能である。
ロータ40は、磁性材料により形成され、ステータ30の内側において回転可能に設けられ、ロータコア41、ロータコア41からステータ30に向かって突出するよう形成された突極42、および、ロータコア41および突極42のうち少なくとも突極42を板厚方向に延びるよう形成された収容穴部43を有している。
膨張部材80は、ロータ40の熱膨張係数とは異なる熱膨張係数の磁性材料により形成され、収容穴部43の内側に設けられ、温度の上昇に応じて膨張する。
本実施形態では、例えば環境温度が所定温度以下のとき、膨張部材80の外壁と収容穴部43の内壁との間に隙間S1〜S6が形成される。そのため、このとき、コイル33の抵抗値は小さく、コイル33から発生する磁束は多くなるものの、コイル33から発生した磁束は、前記隙間により、ロータ40を流れ難くなる。これにより、低温時にモータ3からの出力トルクが過度に増大するのを抑制することができる。
一方、環境温度が前記所定温度より高いとき、膨張部材80の外壁の少なくとも一部と収容穴部43の内壁とは当接する。そのため、このとき、コイル33の抵抗値は大きく、コイル33から発生する磁束は少なくなるものの、コイル33から発生した磁束は、ロータ40を流れ易くなる。これにより、高温時にモータ3からの出力トルクが過度に低下するのを抑制することができる。
このように、本実施形態では、収容穴部43において、膨張部材80が温度の上昇に応じて膨張することにより、環境温度にかかわらず、モータ3の出力トルクを安定させることができる。
また、(2)本実施形態では、所定温度以下のとき、膨張部材80の外壁の少なくとも一部と収容穴部43の内壁との間に隙間(S1〜S6)が形成される。一方、前記所定温度より高いとき、膨張部材80の外壁の少なくとも一部と収容穴部43の内壁とは当接する。そのため、上述のように、環境温度にかかわらず、モータ3の出力トルクを安定させることができる。
また、(3)本実施形態では、膨張部材80は、軟磁性材料により形成されている。つまり、膨張部材80は、透磁率が大きく、保持力が小さい。そのため、温度の上昇に応じて膨張部材80の外壁と収容穴部43の内壁とが当接したとき、磁束は、膨張部材80を流れ易い。また、磁束が膨張部材80を流れても、磁束が消滅すれば、膨張部材80に残留する磁力は小さくなる。よって、環境温度にかかわらず、モータ3の出力トルクを安定させることができるとともに、膨張部材80に残留する磁力がロータ40の回転に影響するのを抑制することができる。
また、(4)本実施形態のシフトバイワイヤシステム100は、上述のモータ3を含む回転式アクチュエータ1とシフトレンジ切替装置110とを備えている。シフトレンジ切替装置110は、回転式アクチュエータ1の出力軸60に接続され、出力軸60を経由してモータ3から出力されるトルクにより自動変速機108のシフトレンジを切り替え可能である。
本実施形態のモータ3は、環境温度にかかわらず出力トルクが安定するため、環境温度にかかわらず、回転式アクチュエータ1により、自動変速機108のシフトレンジを安定して切り替えることができる。よって、本実施形態のモータ3は、−40〜100℃以上の広い温度範囲で使用されるシフトバイワイヤシステム100に好適である。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、所定温度以下のとき、膨張部材の6つすべての外壁と収容穴部の6つすべての内壁との間に隙間(S1、S2、S3、S4、S5、S6)が形成され、前記所定温度より高いとき、膨張部材の6つすべての外壁と収容穴部の6つすべての内壁とが当接する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、所定温度以下のとき、膨張部材の外壁の少なくとも一部と収容穴部の内壁との間に隙間が形成され、前記所定温度より高いとき、膨張部材の外壁の少なくとも一部と収容穴部の内壁とが当接することとしてもよい。
また、上述の実施形態では、上記所定温度を約0℃に設定する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、上記所定温度は、0℃より低い温度に設定してもよい。また、上記所定温度は、0℃より高い温度に設定してもよい。ただし、上記所定温度は、常温(例えば15℃)より低い温度に設定するのが好ましい。
また、上述の実施形態では、収容穴部が突極とロータコアとの境界近傍に形成される例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、収容穴部は、突極の先端部寄りに形成されていてもよい。また、収容穴部および膨張部材は、磁束の流れを制限できる部位であれば、ステータ側に設けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、収容穴部および膨張部材が直方体状に形成される例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、収容穴部および膨張部材は、互いに対応する形状であれば、直方体状に限らず、どのような形状に形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、収容穴部に突起401、402が形成されていなくてもよい。また、膨張部材に凹部801、802が形成されていなくてもよい。
また、上述の実施形態では、膨張部材がパーマロイCにより形成される例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、膨張部材は、例えば、Ni含有量が約45%のNi−Fe合金である45−パーマロイ(JIS規格ではパーマロイB)により形成されていてもよい。この場合、膨張部材の熱膨張係数は、7.7(×10-6/℃)程度である。つまり、膨張部材の熱膨張係数は、ロータの熱膨張係数より小さい。このような構成であっても、温度に応じて膨張部材の外壁とロータの収容穴部の内壁との間に隙間を形成することができるため、上述の実施形態と同様、環境温度にかかわらず、回転電機の出力トルクを安定させることができる。
また、本発明の他の実施形態では、膨張部材80は、パーマロイに限らず、例えば、ケイ素鋼、センダスト、パーメンジュール、ソフトフェライト、アモルファス磁性合金、ナノクリスタル磁性合金等の軟磁性材料により形成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、入力軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速機を備える例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、減速機に代えて、入力軸の回転を増速して出力軸に伝達する増速機を備えることとしてもよい。または、減速機に代えて、入力軸の回転を等速で出力軸に伝達する機構を備えることとしてもよい。あるいは、これら減速機や増速機等の機構を備えることなく、入力軸と出力軸とを相対回転不能に一体に結合または形成する構成としてもよい。すなわち、出力軸は、入力軸の回転が伝達されることによって回転電機のトルクを駆動対象のシャフトに出力可能であればよい。
また、上述の実施形態では、回転電機を含む回転式アクチュエータをシフトレンジ切替装置のハウジングに取り付ける例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、回転式アクチュエータをシフトレンジ切替装置のハウジング以外の部位あるいは装置の外壁等に取り付けることとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、回転電機は、3相ブラシレスモータに限らず、他の形式のモータであってもよい。また、回転電機は、トルクが入力されることにより発電可能なジェネレータであってもよい。
また、本発明の他の実施形態では、ディテントプレートの凹部は、いくつ形成されていてもよい。すなわち、本発明を適用可能な自動変速機のレンジの数は4つに限らない。
本発明によるシフトバイワイヤシステムは、上述の実施形態と同様に「P」、「R」、「N」、「D」の4ポジションを切り替える無段変速機(CVT)やHV(ハイブリッド車)の自動変速機(A/T)の他、「P」または「notP」の2ポジションを切り替えるEV(電気自動車)もしくはHVのパーキング機構等のレンジ切替に用いることもできる。
また、本発明の他の実施形態では、回転電機を含む回転式アクチュエータは、車両のシフトバイワイヤシステムのシフトレンジ切替装置またはパーキング切替装置以外の装置等を駆動対象としてもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
3 モータ(回転電機)、10 ハウジング、30 ステータ、33 コイル、40 ロータ、41 ロータコア、42 突極、43 収容穴部、80 膨張部材

Claims (4)

  1. ハウジング(10)と、
    前記ハウジング内に設けられているステータ(30)と、
    前記ステータに設けられ、通電により磁束を発生可能なコイル(33)と、
    磁性材料により形成され、前記ステータの内側において回転可能に設けられ、ロータコア(41)、前記ロータコアから前記ステータに向かって突出するよう形成された突極(42)、および、前記ロータコアおよび前記突極のうち少なくとも前記突極を板厚方向に延びるよう形成された収容穴部(43)を有するロータ(40)と、
    前記ロータの熱膨張係数とは異なる熱膨張係数の磁性材料により形成され、前記収容穴部の内側に設けられ、温度の上昇に応じて膨張する膨張部材(80)と、
    を備える回転電機(3)。
  2. 所定温度以下のとき、前記膨張部材の外壁の少なくとも一部と前記収容穴部の内壁との間に隙間(S1、S2、S3、S4、S5、S6)が形成され、
    前記所定温度より高いとき、前記膨張部材の外壁の少なくとも一部と前記収容穴部の内壁とは当接する請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記膨張部材は、軟磁性材料により形成されている請求項1または2に記載の回転電機。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転電機と、
    前記回転電機から出力されるトルクにより自動変速機(108)のシフトレンジを切り替え可能なシフトレンジ切替装置(110)と、
    を備えるシフトバイワイヤシステム(100)。
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