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JP2017098274A - ヒートシンク装置 - Google Patents

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Kenji Kato
健次 加藤
崇 米澤
Takashi Yonezawa
崇 米澤
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Abstract

【課題】一体化された駆動装置の設置方向を変更しても、駆動装置を効率的に冷却することのできるヒートシンク装置を得る。【解決手段】x方向、y方向およびz方向で構成される空間において、x−y平面と平行に位置するベース(6)の表面をy方向に沿って第1区画、第2区画および第3区画に3分割し、それぞれの区画に立設されるフィン(7,8,9,10)の形状および配置を区画ごとに変化させることで、自然対流の吸気面積が拡大するようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、制御回路内の発熱素子を冷却する放熱フィン(以下、フィンと省略する)が設けられたヒートシンク装置に関するものである。
従来から、半導体素子等といった電子部品(発熱素子)は、複数のフィンが設けられたヒートシンク装置によって冷却される。また、ヒートシンク装置内の収納部に設けられた制御回路が制御する駆動装置と、ヒートシンク装置とが一体化されることがある。
具体的には、制御回路を収納する筐体の外面にフィンを設けたヒートシンク装置が一体的に取り付けられたモータが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。ここで、特許文献1に記載の従来技術においては、ヒートシンク装置と一体化したモータの設置方向によらずに、ヒートシンク装置によってモータが自然空冷されるように構成されている。
特開平11−122875号公報(6頁、図5)
しかしながら、従来技術には以下のような課題がある。
ヒートシンク装置と一体化した駆動装置を設置する場合、駆動装置の設置方向によって、一部のフィンの冷却性能や放熱能力が低下し、全体として冷却性能が低下するという問題がある。
より具体的に説明すると、特許文献1に記載の従来技術においては、モータの設置方向を変更した場合に、一部のフィンでは自然冷却が可能であるが、一部のフィンでは冷却性能や放熱能力が低下し、全体として冷却性能が低下する。その結果、制御回路内の半導体素子等といった電子部品(冷却対象部)の温度が上昇するという問題点がある。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、一体化されている駆動装置の設置方向を変更しても、駆動装置を効率的に冷却することのできるヒートシンク装置を得ることを目的とする。
本発明におけるヒートシンク装置は、ベースの表面に複数のフィンが立設されるとともに、冷却対象部の放熱を行うヒートシンク装置であって、x方向、y方向およびz方向で構成される空間において、ベースの表面は、y方向に沿って、第1区画と第2区画と第1区画および第2区画に挟まれた第3区画とに3分割され、第1区画に立設される第1フィンと、第2区画に立設される第2フィンは、y−z平面と平行になるように構成され、第3区画に立設される第3フィンは、y−z平面と平行になるように構成され、第3フィンの両側面のそれぞれに立設される第4フィンおよび第5フィンは、y−z平面と平行でない平面と平行になるように構成され、第4フィンおよび第5フィンは、ベースと接触しないように、ベースの表面に対してz方向の隙間を有しているものである。
本発明によれば、ベースの表面を第1区画、第2区画および第3区画に3分割し、それぞれの区画に立設されるフィンの形状および配置を区画ごとに変化させることで、自然対流の吸気面積が拡大するようにする。これにより一体化されている駆動装置の設置方向を変更しても、駆動装置を効率的に冷却することのできるヒートシンク装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1による制御装置付きモータを水平設置した場合の斜視図である。 本発明の実施の形態1による図1の制御装置付きモータのy軸方向から見た断面図である。 本発明の実施の形態1による図1の制御装置付きモータのx軸方向から見た断面図である。 本発明の実施の形態1による制御装置付きモータを垂直設置した場合の斜視図である。 本発明の実施の形態2による制御装置付きモータを水平に対して傾けて設置した場合の斜視図である。 本発明の実施の形態3による制御装置付きモータを水平設置した場合の斜視図である。 本発明の実施の形態3による制御装置付きモータを垂直設置した場合の斜視図である。 本発明の実施の形態4による制御装置付きモータを水平設置した場合の斜視図である。 本発明の実施の形態4による制御装置付きモータを垂直設置した場合の斜視図である。 本発明の実施の形態5による制御装置付きモータを水平設置した場合の斜視図である。 本発明の実施の形態5による制御装置付きモータを垂直設置した場合の斜視図である。
以下、本発明によるヒートシンク装置を、好適な実施の形態にしたがって図面を用いて説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
また、以下の各実施の形態では、本発明によって得られる効果を具体的に示すために、本願発明が適用される駆動装置の具体例として、モータ(制御装置付きモータ)を例示しながら詳細に説明する。さらに、以下の各実施の形態では、ヒートシンク装置のベースに立設される各フィンの形状、配置等を説明する際、互いに直交するx方向、y方向およびz方向で構成される3次元空間において、本願発明のヒートシンク装置と一体化したモータの軸方向をy方向と一致させ、ヒートシンク装置のベースをx−y平面と平行に位置させた状態を基準として説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による制御装置付きモータを水平設置した場合の斜視図、図2は、モータ軸方向の中央付近のy軸方向に見た断面図である。
図1に示すように、モータ1のモータフレーム2の上面にヒートシンク装置5が取り付けられている。また、ヒートシンク装置5は、制御装置3、筐体4、ベース6、前部フィン7(第1フィン)、後部フィン8(第2フィン)、中央第一フィン9(第3フィン)、および中央第二フィン10(第4フィンおよび第5フィン)を有する。
ヒートシンク装置5の筐体4内(筐体4の収納部)には、モータ1の動作を制御する制御装置3が収納されており、筐体4の上部にはヒートシンクが一体成型されている。また、ヒートシンク装置5のベース6の表面には、複数のフィンとして、前部フィン7、後部フィン8、中央第一フィン9、および中央第二フィン10が立設されている。
ここで、本実施の形態1におけるヒートシンク装置5は、x方向、y方向およびz方向で構成される空間において、ベース6の表面をy方向に沿って、第1区画と、第2区画と、第1区画および第2区画に挟まれた第3区画と、に3分割し、それぞれの区画に立設されるフィンの形状および配置を区画ごとに変化させるという技術的特徴を有する。
すなわち、本実施の形態1において、第1区画に立設される前部フィン7と、第2区画に立設される後部フィン8は、y−z平面と平行になるように構成される。また、第3区画に立設される中央第一フィン9は、y−z平面と平行になるように構成される。さらに、中央第一フィン9の両側面のそれぞれに対称に立設される中央第二フィン10は、y−z平面と平行でない平面と平行になるように構成される。以降では、ベース6に立設される各フィンについて、さらに詳しく説明する。
ヒートシンク装置5のベース6のy軸方向の前部(第1区画)には、モータ1の軸(回転軸)と平行方向に複数枚の前部フィン7が設けられ、後部(第2区画)には、モータ1の軸と平行方向に複数枚の後部フィン8が設けられている。なお、図1から分かるように、後部フィン8のそれぞれのフィン幅は、前部フィン7のそれぞれのフィン幅よりも長い。すなわち、後部フィン8のy軸方向の長さは、前部フィン7よりも長くしている。
ヒートシンク装置5のベース6のy軸方向の中央部(第3区画)には、モータ1の軸と平行方向に一枚の中央第一フィン9が設けられる。また、中央第一フィン9の両側面にはモータ1の軸と垂直方向でかつベース6とは接しないように複数の中央第二フィン10が設けられ、ベース6と中央第二フィン10の間には隙間11が生じるように構成されている。なお、図1から分かるように、中央第一フィン9のフィン厚(厚さ)は、中央第二フィン10のフィン厚よりも大きくしている。
ヒートシンク装置5において、ヒートシンク(各フィン)を含む筐体4は、例えばアルミニウムから形成される。また、筐体4、前部フィン7、後部フィン8、中央第一フィン9および中央第二フィン10は、一体で形成されることが好ましい。
図2に示すように、制御装置3の内部において、基板15にモータ1の回転動作を制御する電子部品14が両面実装されており、そのうちの発熱する半導体素子12が熱伝導性材料13を介してベース6と密着するように取り付けられる。なお、熱伝導性材料13には、例えばサーマルグリースやサーマルシートが用いられる。また、半導体素子12は、y軸方向に見た場合、中央第一フィン9と重なるように配置されることが好ましい。
このような構成によれば、半導体素子12で発生した熱は、ヒートシンク装置5のベース6から前部フィン7、後部フィン8、中央第一フィン9に伝わる。中央第一フィン9に伝わった熱は、中央第二フィン10に伝わる。
重力方向が−z方向の場合、図1中に矢印で示したような方向に流れる冷却風16が発生する。具体的には、前部フィン7の周囲では、伝わった熱により周囲の空気の温度が上昇し、空気の密度差により、筐体4の前面(−y方向)から吸気し、前部フィン7の間を通過し、上(+z方向)に流れる冷却風16が発生する。同様に、後部フィン8の周囲では、伝わった熱により周囲の空気の温度が上昇し、空気の密度差により、筐体4の後面(+y方向)から吸気し、後部フィン8の間を通過し、上(+z方向)に流れる冷却風16が発生する。
また、中央第二フィン10の周囲では、伝わった熱により周囲の空気の温度が上昇し、空気の密度差により、筐体の側面(±x方向)から吸気し、中央第二フィン10および中央第一フィン9の間を通過し、上(+z方向)に流れる冷却風16が発生する。この冷却風16により、ベース6、前部フィン7、後部フィン8、中央第一フィン9、中央第二フィン10が自然空冷により冷却され、半導体素子12が冷却される。
本願発明のヒートシンク装置5をモータ1に適用する場合、図1に示すように、前部フィン7と後部フィン8においては、モータ1の軸と平行方向(y軸方向)にフィンが配置され、中央第二フィン10おいては、モータ1の軸と垂直方向(x軸方向)にフィンが配置されるように、ヒートシンク装置5をモータ1に取り付ける。これにより、制御装置3の前面、後面、側面の全方向から冷却風16の吸気が可能となる。そして、吸気面積が拡大されることで、自然空冷の冷却風量が増加し、放熱特性を向上させることができる。
また、中央第一フィン9のフィン厚を中央第二フィン10のフィン厚よりも大きくすることで、中央第一フィン9のフィン効率が向上する。さらに、半導体素子12の熱が中央第一フィン9から中央第二フィン10に伝わるまでの熱抵抗が小さくなり、中央第二フィン10へ効率よく熱を伝えられるので放熱特性が向上する。
図3は、モータ1をLフランジ17に取り付けた状態を示す、x軸方向から見た側面図である。
図3に示すように、モータ1は、前面をLフランジ17に固定して使用されることが多い。このように、モータ1をLフランジ17に固定すると前部フィン7の吸気部とLフランジ17が接近して吸気部の圧力損失が大きくなることが考えられる。
これに対して、ヒートシンク装置5では、後部フィン8のフィン幅を前部フィン7のフィン幅よりも長くすることで、モータ1の前面をLフランジ17に固定して使用される場合の対策を図っている。
すなわち、後部フィン8の吸気部は開放されているため、吸気部の圧力損失は小さい。そのため、前部フィン7の間を流れる冷却風16は少なく、後部フィン8の間を流れる冷却風16は多くなる。したがって、後部フィン8のフィン幅を前部フィン7のフィン幅よりも長くすることで、効率的に冷却が可能となり、放熱特性が向上する。
図4は、モータ1をモータ1の軸が重力方向(+y方向)になるように配置した状態を示す斜視図である。
従来では、モータの設置方向を図1に示す水平状態から図3に示す垂直状態に変更した場合に、一部のフィンでは自然冷却が可能であるが、一部のフィンでは冷却性能や放熱能力が低下し、全体として冷却性能が低下するという問題がある。
これに対して、ヒートシンク装置5では、中央第二フィン10とベース6の間に隙間11を設けていることで、モータの設置方向を変更した場合の対策を図っている。
すなわち、図4に示すように、モータ1を重力方向が+y軸方向になるように垂直方向に配置しても、隙間11を冷却風16が流れて自然空冷されるので、ベース6を冷却することが可能となり、放熱特性が向上する。
以上、本実施の形態1によれば、x方向、y方向およびz方向で構成される3次元空間において、x−y平面と平行に位置するベースの表面における第1区画に立設される第1フィン(前部フィン)と、第2区画に立設される第2フィン(後部フィン)は、y−z平面と平行になるように構成され、第3区画に立設される第3フィン(中央第一フィン)は、y−z平面と平行になるように構成される。
第3フィンの両側面のそれぞれに立設される第4フィンおよび第5フィン(中央第二フィン)は、y−z平面と平行でない平面(実施の形態1ではx−z平面)と平行になるように構成され、第4フィンおよび第5フィンは、ベースと接触しないように、ベースの表面に対してz方向の隙間を有している。
これにより、本願発明をモータに適用した場合、モータの前部、後部とモータの中央部でヒートシンク装置のフィンの方向が変わることとなるので、自然対流の吸気面積が拡大され、フィン間を通過する風量が増加し、冷却性能が向上する。また、中央第二フィンとベースの間に隙間を設けることで、モータを垂直方向に設置したときもフィン間に冷却風が流れ、冷却性能が向上する。
すなわち、筐体の前面、後面、側面から吸気できるので放熱特性が向上する。また、中央第二フィンとベースの間に隙間を設けているので、駆動装置本体を垂直方向に配置しても(モータの軸が重力方向になるように配置しても)、隙間を空気が流れてベースを冷却することができる。
また、第3フィンのフィン厚は、第4フィンおよび第5フィンのそれぞれのフィン厚よりも大きくなるように構成されている。これにより、半導体素子の熱が中央第一フィンを通して中央第二フィンへ伝わるまでの熱抵抗が小さくなり冷却性能が向上する。
また、第2フィンにおけるy方向のフィン幅は、第1フィンにおけるy方向のフィン幅よりも長くなるように構成されている。これにより、本願発明をモータに適用し、ヒートシンク装置と一体化したモータの前面をLフランジに固定した場合であっても、冷却性能を向上させることができる。すなわち、このような構成を採用することで、前部フィンではモータの取り付けフランジ等があり空気が流入しにくいが、後部フィン周辺が開放されている場合に空気が流入しやすく、後部フィンの放熱面積が大きく冷却性能が向上する。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2による制御装置付きモータを水平に対して傾けて設置した場合の斜視図である。図5に示すように、中央第一フィン9のフィン高さは、中央第二フィン10とベースの間に設けられる隙間の高さと同じにして、中央第一フィン9におけるz方向の上部端面に中央第二フィン10が立設されるようにする。すなわち、先の実施の形態1と比較して、中央第一フィン9のz軸方向の長さを短くして、中央第二フィン10の下面と接する位置までの高さにしている。
このような構成によれば、重力方向が+x方向になるようにモータ1を設置した場合に、半導体素子12で発生した熱は、ヒートシンク装置5のベース6から中央第一フィン9に伝わり、中央第一フィン9に伝わった熱は中央第二フィン10に伝わる。
中央第二フィン10の周囲では、伝わった熱により周囲の空気の温度が上昇し、空気の密度差により、+x方向から吸気し、中央第二フィン10の間を通過し、−x方向に流れる冷却風16が発生する。この冷却風16により、ベース6、中央第二フィン10が自然空冷により冷却され、半導体素子12が冷却される。
ヒートシンク装置5では中央第一フィン9のz軸方向の長さを短くしているため、中央第二フィン10の間をx軸方向に流れる冷却風16の流れを阻害しないため圧力損失が低く、冷却風量が増加し、放熱特性が向上する。
また、先の実施の形態1と同様に、中央第一フィン9のフィン厚を中央第二フィン10のフィン厚よりも大きくすることで、中央第一フィン9のフィン効率が向上する。そして、半導体素子12の熱が中央第一フィン9から中央第二フィン10に伝わるまでの熱抵抗が小さくなり、中央第二フィン10へ効率よく熱を伝えられるので放熱特性が向上する。
以上、本実施の形態2によれば、第3フィンにおけるz方向のフィン高さは、隙間と同じであり、第3フィンにおけるz方向の上部端面に第4フィンおよび第5フィンが立設されるように構成されている。
これにより、ヒートシンク装置を傾けても中央第二フィン間をx軸方向に流れる冷却風の流れを阻害しないため、圧力損失が低く、冷却風量が増加し、放熱特性が向上する。より具体的には、本願発明をモータに適用した場合、モータ軸の円周方向に傾いても中央第二フィン間を空気が流れ、冷却性能が向上する。
実施の形態3.
図6および図7は、本発明の実施の形態3による制御装置付きモータを示す斜視図である。ここで、図6は、重力方向が−z方向となるように設置した場合、図7は、重力方向が+y方向となるように設置した場合を示す。
図6および図7に示すように、ヒートシンク装置5のベース6のy軸方向の中央部にはモータ1の軸と平行方向に一枚の中央第一フィン9が設けられ、中央第一フィン9の側面にはベース6とは接しないよう複数の中央第二フィン10が設けられる。
ここで、先の実施の形態1では、中央第二フィン10は、x−z平面と平行であるのに対して、本実施の形態3では、以下のように中央第二フィン10が構成される。すなわち、中央第一フィン9の一端面に立設されている中央第二フィン10は、z方向を中心にしてx−z平面を+y方向に回転させた平面と平行になるように構成される。また、中央第一フィン9の他端面に立設されている中央第二フィン10は、z方向を中心にしてx−z平面を−y方向に回転された平面と平行になるように構成されている。
また、図6においては、特に、中央第二フィン10は、中央第一フィン9と接する根元位置よりも、先端の位置がモータ1の軸方向の前部方向(−y方向)になるように傾斜させて配置され、z軸方向から見ると中央第二フィン10がV字になるように構成している。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によれば、図6のように、重力方向が−z方向の場合は実施の形態1と同様の効果が得られる。
一方、図7のように重力方向が+y方向の場合、半導体素子12で発生した熱は、ヒートシンク装置5のベース6から前部フィン7、後部フィン8、中央第一フィン9に伝わる。中央第一フィン9に伝わった熱は、中央第二フィン10に伝わる。
重力方向が+y方向の場合、前部フィン7の周囲では、伝わった熱により周囲の空気の温度が上昇し、空気の密度差により、筐体4の上面(+z方向)から吸気し、前部フィン7の間を通過し、前面(−y方向)に流れる冷却風16が発生する。
後部フィン8の周囲では、伝わった熱により周囲の空気の温度が上昇し、空気の密度差により、筐体4の後面(+y方向)から吸気し、後部フィン8の間を通過し、上面(+z方向)および中央第二フィン10方向(−y方向)に流れる冷却風16が発生する。
また、中央第二フィン10の周囲では、伝わった熱により周囲の空気の温度が上昇し、空気の密度差により、筐体4の上面(+z方向)から吸気し、中央第二フィン10および中央第一フィン9の間を通過し、側面(±x方向)に流れる冷却風16が発生する。この冷却風16により、ベース6、前部フィン7、後部フィン8、中央第一フィン9、中央第二フィン10が自然空冷により冷却され、半導体素子12が冷却される。
このように、本実施の形態3におけるヒートシンク装置5では、中央第二フィン10は、中央第一フィン9と接する根元位置より、先端の位置がモータ1の軸方向の前部方向(−y方向)になるように傾斜させてz軸方向から見ると中央第二フィン10がV字になるように配置される。したがって、重力方向が+y方向となっても、筐体4の上部から吸気して側面から排気する冷却風16の流れが発生するため、自然空冷による放熱特性を向上させることができる。
また、先の実施の形態1と同様に、中央第一フィン9のフィン厚を中央第二フィン10のフィン厚よりも大きくすることで、中央第一フィン9のフィン効率が向上し、半導体素子12の熱が中央第一フィン9から中央第二フィン10に伝わるまでの熱抵抗が小さくなり、中央第二フィン10へ効率よく熱を伝えられるので放熱特性が向上する。
また、先の実施の形態1と同様に、ヒートシンク装置5では後部フィン8のフィン幅を前部フィン7のフィン幅よりも長くすることで、モータ1の前部をLフランジ17に固定しても、効率的に冷却が可能となり、放熱特性が向上する。
また、先の実施の形態2と同様に、ヒートシンク装置5の中央第一フィン9のフィン高さを短くして、中央第二フィン10の下面と接する位置までの高さにすることで、重力方向がx方向の場合でも、中央第二フィン10の間をx軸方向に流れる冷却風16の流れを阻害しないため、圧力損失が低く、冷却風量が増加し、放熱特性が向上する。
以上、本実施の形態3によれば、第3フィンの両側面のそれぞれに立設される第4フィンおよび第5フィンについて、以下のように構成される。すなわち、第4フィンは、y−z平面と平行でない平面(実施の形態3ではz方向を中心にしてx−z平面を+y方向に回転させた平面)と平行になるように構成されている。また、第5フィンは、y−z平面と平行でない平面(実施の形態3ではz方向を中心にしてx−z平面を−y方向に回転された平面)と平行になるように構成されている。
これにより、ヒートシンク装置を傾けても筐体の上部から吸気して側面から排気する冷却風の流れが発生するため、自然空冷による放熱特性を向上させることができる。より具体的には、本願発明をモータに適用した場合、モータを垂直方向に配置しても(モータ軸が重力方向になるように配置しても)、筐体のフィンの側面から空気が排気されるため冷却性能が向上する。
実施の形態4.
図8および図9は、本発明の実施の形態4による制御装置付きモータを示す斜視図である。ここで、図8は、重力方向が−z方向となるように設置した場合、図9は、重力方向が+y方向となるように設置した場合を示す。
図8および図9に示すように、ヒートシンク装置5のベース6のy軸方向の中央部にはモータ1の軸と平行方向に一枚の中央第一フィン9が設けられ、中央第一フィン9の側面にはベース6とは接しないよう複数の中央第二フィン10が設けられる。
ここで、本実施の形態4では、中央第二フィン10は、x方向を中心にしてx−z平面を−y方向に回転させた平面と平行になるように構成されている。すなわち、中央第二フィン10は、フィン上部がフィン下部よりもモータ1の前部方向となるように傾斜するように構成している。その他の構成は、先の実施の形態1と同様である。
このような構成によれば、図8のように、重力方向が−z方向の場合においては、先の実施の形態1と同様の効果が得られる。
一方、図9のように重力方向が+y方向の場合、半導体素子12で発生した熱は、ヒートシンク装置5のベース6から前部フィン7、後部フィン8、中央第一フィン9に伝わる。中央第一フィン9に伝わった熱は中央第二フィン10に伝わる。
重力方向が+y方向の場合、前部フィン7の周囲では、伝わった熱により周囲の空気の温度が上昇し、空気の密度差により、筐体4の上面(+z方向)から吸気し、前部フィン7の間を通過し、前面(−y方向)に流れる冷却風16が発生する。
後部フィン8の周囲では、伝わった熱により周囲の空気の温度が上昇し、空気の密度差により、筐体4の後面(+y方向)から吸気し、後部フィン8の間を通過し、上面(+z方向)および中央第二フィン10方向(−y方向)に流れる冷却風16が発生する。
また、中央第二フィン10の周囲では、伝わった熱により周囲の空気の温度が上昇し、空気の密度差により、筐体4の側面(±x方向)および隙間11から吸気し、中央第二フィン10および中央第一フィン9の間を通過し、上面(+z方向)に流れる冷却風16が発生する。この冷却風16により、ベース6、前部フィン7、後部フィン8、中央第一フィン9、中央第二フィン10が自然空冷により冷却され、半導体素子12が冷却される。
このように、本実施の形態4におけるヒートシンク装置5では、中央第二フィン10は、フィン上部がフィン下部よりもモータ1の前部方向になるように傾斜するように構成している。したがって、重力方向が+y方向となっても、筐体4の側面および隙間11から吸気して上面から排気する冷却風16の流れが発生するため、自然空冷による放熱特性を向上させることができる。
また、先の実施の形態1と同様に、中央第一フィン9のフィン厚を中央第二フィン10のフィン厚よりも大きくすることで、中央第一フィン9のフィン効率が向上し、半導体素子12の熱が中央第一フィン9から中央第二フィン10に伝わるまでの熱抵抗が小さくなり、中央第二フィン10へ効率よく熱を伝えられるので放熱特性が向上する。
また、先の実施の形態1と同様に、ヒートシンク装置5では後部フィン8のフィン幅を前部フィン7のフィン幅よりも長くすることで、モータ1の前部をLフランジ17に固定しても、効率的に冷却が可能となり、放熱特性が向上する。
また、先の実施の形態2と同様に、ヒートシンク装置5の中央第一フィン9のフィン高さを短くして、中央第二フィン10の下面と接する位置までの高さにすることで、重力方向がx方向の場合でも、中央第二フィン10の間をx軸方向に流れる冷却風16の流れを阻害しないため圧力損失が低く、冷却風量が増加し、放熱特性が向上する。
以上、本実施の形態4によれば、第4フィンおよび第5フィンは、y−z平面と平行でない平面(実施の形態4ではx方向を中心にしてx−z平面を−y方向に回転させた平面)と平行になるように構成されている。
これにより、ヒートシンク装置を傾けても筐体の側面および隙間から吸気して上面から排気する冷却風の流れが発生するため、自然空冷による放熱特性を向上させることができる。より具体的には、本願発明をモータに適用した場合、モータを垂直方向に配置しても(モータ軸が重力方向になるように配置しても)、中央第二フィンの側面から吸気してモータと反対側の端部より排気されるため冷却性能が向上する。
実施の形態5.
図10および図11は、本発明の実施の形態5による制御装置付きモータを示す斜視図である。ここで、図10は、重力方向が−z方向となるように設置した場合、図11は、重力方向が+y方向となるように設置した場合を示す。
図10および図11に示すように、ヒートシンク装置5のベース6のy軸方向の中央部にはモータ1の軸と平行方向に一枚の中央第一フィン9が設けられ、中央第一フィン9の側面にはベース6とは接しないよう複数の中央第二フィン10が設けられる。
ここで、本実施の形態5では、中央第二フィン10は、x方向を中心にしてx−z平面を+y方向に回転させた平面と平行になるように構成されている。すなわち、中央第二フィン10は、フィン上部がフィン下部よりモータ1の後部方向となるように傾斜するように構成している。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によれば、図10のように、重力方向が−z方向の場合は実施の形態1と同様の効果が得られる。
一方、図11のように、重力方向が+y方向の場合、半導体素子12で発生した熱は、ヒートシンク装置5のベース6から前部フィン7、後部フィン8、中央第一フィン9に伝わる。中央第一フィン9に伝わった熱は、中央第二フィン10に伝わる。
重力方向が+y方向の場合、前部フィン7の周囲では、伝わった熱により周囲の空気の温度が上昇し、空気の密度差により、筐体4の上面(+z方向)から吸気し、前部フィン7の間を通過し、前面(−y方向)に流れる冷却風16が発生する。
後部フィン8の周囲では、伝わった熱により周囲の空気の温度が上昇し、空気の密度差により、筐体4の後面(+y方向)から吸気し、後部フィン8の間を通過し、上面(+z方向)および中央第二フィン10方向(−y方向)に流れる冷却風16が発生する。
また、中央第二フィン10の周囲では、伝わった熱により周囲の空気の温度が上昇し、空気の密度差により、筐体4の上面(+z方向)から吸気し、中央第二フィン10および中央第一フィン9の間を通過し、側面(±x方向)および隙間11に流れる冷却風16が発生する。この冷却風16により、ベース6、前部フィン7、後部フィン8、中央第一フィン9、中央第二フィン10が自然空冷により冷却され、半導体素子12が冷却される。
このように、本実施の形態5におけるヒートシンク装置5では、中央第二フィン10は、フィン上部がフィン下部よりモータ1の後部方向になるように傾斜するように構成している。したがって、重力方向が+y方向となっても、筐体4の上面から吸気して側面および隙間11から排気する冷却風16の流れが発生するため、自然空冷による放熱特性を向上させることができる。
また、先の実施の形態1と同様に、中央第一フィン9のフィン厚を中央第二フィン10のフィン厚よりも大きくすることで、中央第一フィン9のフィン効率が向上し、半導体素子12の熱が中央第一フィン9から中央第二フィン10に伝わるまでの熱抵抗が小さくなり、中央第二フィン10へ効率よく熱を伝えられるので放熱特性が向上する。
また、先の実施の形態1と同様に、ヒートシンク装置5では後部フィン8のフィン幅を前部フィン7のフィン幅よりも長くすることで、モータ1の前部をLフランジ17に固定しても、効率的に冷却が可能となり、放熱特性が向上する。
また、先の実施の形態2と同様に、ヒートシンク装置5の中央第一フィン9のz軸方向の長さを短くして、中央第二フィン10の下面と接する位置までの高さにすることで、重力方向がx方向の場合でも、中央第二フィン10の間をx軸方向に流れる冷却風16の流れを阻害しないため圧力損失が低く、冷却風量が増加し、放熱特性が向上する。
以上、本実施の形態5によれば、第4フィンおよび第5フィンは、y−z平面と平行でない平面(実施の形態5ではx方向を中心にしてx−z平面を+y方向に回転させた平面)と平行になるように構成されている
これにより、重力方向が+y方向となっても、筐体の上面から吸気して側面および隙間から排気する冷却風の流れが発生するため、自然空冷による放熱特性を向上させることができる。より具体的には、本願発明をモータに適用した場合、モータを垂直方向に配置しても(モータ軸が重力方向になるように配置しても)、中央第二フィンのモータと反対側の端部から吸気して側面およびベースと中央第二フィンの隙間から排気されるので冷却性能が向上する。
1 モータ、2 モータフレーム、3 制御装置、4 筐体、5 ヒートシンク装置、6 ベース、7 前部フィン、8 後部フィン、9 中央第一フィン、10 中央第二フィン、11 隙間、12 半導体素子(冷却対象部)、13 熱伝導性材料、14 電子部品、15 基板、16 冷却風、17 Lフランジ。

Claims (7)

  1. x方向、y方向およびz方向で構成される3次元空間において、x−y平面と平行に位置するベースの表面に複数のフィンが立設されるとともに、冷却対象部の放熱を行うヒートシンク装置であって、
    前記ベースの表面は、前記y方向に沿って、第1区画と、第2区画と、前記第1区画および前記第2区画に挟まれた第3区画とに3分割され、
    前記第1区画に立設される第1フィンと、前記第2区画に立設される第2フィンは、y−z平面と平行になるように構成され、
    前記第3区画に立設される第3フィンは、前記y−z平面と平行になるように構成され、
    前記第3フィンの両側面のそれぞれに立設される第4フィンおよび第5フィンは、前記y−z平面と平行でない平面と平行になるように構成され、
    前記第4フィンおよび前記第5フィンは、前記ベースと接触しないように、前記ベースの表面に対して前記z方向の隙間を有している
    ヒートシンク装置。
  2. 請求項1に記載のヒートシンク装置において、
    前記第4フィンおよび前記第5フィンは、前記y−z平面と平行でない平面として、x−z平面と平行になるように構成されている
    ヒートシンク装置。
  3. 請求項1に記載のヒートシンク装置において、
    前記第4フィンは、前記y−z平面と平行でない平面として、前記z方向を中心にして前記x−z平面を+y方向に回転させた平面と平行になるように構成され、
    前記第5フィンは、前記y−z平面と平行でない平面として、前記z方向を中心にして前記x−z平面を−y方向に回転された平面と平行になるように構成されている
    ヒートシンク装置。
  4. 請求項1に記載のヒートシンク装置において、
    前記第4フィンおよび前記第5フィンは、前記y−z平面と平行でない平面として、前記x方向を中心にして前記x−z平面を+y方向または−y方向に回転させた平面と平行になるように構成されている
    ヒートシンク装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のヒートシンク装置において、
    前記第3フィンのフィン厚は、前記第4フィンおよび前記第5フィンのそれぞれのフィン厚よりも大きい
    ヒートシンク装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のヒートシンク装置において、
    前記第2フィンにおける前記y方向のフィン幅は、前記第1フィンにおける前記y方向のフィン幅よりも長い
    ヒートシンク装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のヒートシンク装置において、
    前記第3フィンにおける前記z方向のフィン高さは、前記隙間と同じであり、前記第3フィンにおける前記z方向の上部端面に前記第4フィンおよび前記第5フィンが立設されている
    ヒートシンク装置。
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