JP2014036050A - 放熱器および放熱システム - Google Patents
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Abstract
【課題】構成の簡素化および小型化を図りつつ、放熱効率を高めることが可能な放熱器を提供する。
【解決手段】放熱器1は、放熱性を有する放熱性材料で形成されるとともに、複数の放熱用のフィン1aと、複数のフィン1aの根元が繋がる基部1bとを備えている。複数のフィン1aは、基部1bから立ち上るように形成され、基部1bには、フィン1aが立ち上がる方向に略直交する方向で基部1bを貫通するように複数の貫通孔1dが形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】放熱器1は、放熱性を有する放熱性材料で形成されるとともに、複数の放熱用のフィン1aと、複数のフィン1aの根元が繋がる基部1bとを備えている。複数のフィン1aは、基部1bから立ち上るように形成され、基部1bには、フィン1aが立ち上がる方向に略直交する方向で基部1bを貫通するように複数の貫通孔1dが形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、発熱部品等の熱を放散させるための放熱器、および、この放熱器を備える放熱システムに関する。
従来、半導体チップを冷却するための電子部品の冷却装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の冷却装置は、半導体チップに固定される放熱部材を備えている。この放熱部材には、複数のフィン壁が形成されており、複数のフィン壁によって気体の流路が形成されている。また、流路には、ファンを装着したモータ(ファンモータ)が配置されている。この冷却装置では、ファンモータが回転すると、流路内に空気の流れが発生して、放熱部材が固定された半導体チップが冷却される。
特許文献1に記載の冷却装置では、ファンモータによって流路内に空気の流れを強制的に発生させているため、放熱部材の放熱効率を高めることができる。しかしながら、この冷却装置では、ファンモータによって流路内に空気の流れを発生させることで放熱部材の放熱効率を高めているため、ファンモータが停止すると、放熱部材の放熱効率が大きく低下する。すなわち、この冷却装置では、放熱部材の放熱効率を高めるために、ファンモータが停止していないことを検出するための検出機構が必要になり、その結果、装置の構成が複雑になる。また、この冷却装置では、流路にファンモータを配置しなければならないため、放熱部材が大型化するおそれがある。
そこで、本発明の課題は、構成の簡素化および小型化を図りつつ、放熱効率を高めることが可能な放熱器を提供することにある。また、本発明の課題は、かかる放熱器を備える放熱システムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の放熱器は、放熱性を有する放熱性材料で形成されるとともに、複数の放熱用のフィンと、複数のフィンの根元が繋がる基部とを備え、複数のフィンは、基部から立ち上るように形成され、基部には、フィンが立ち上がる方向に略直交する方向で基部を貫通するように複数の貫通孔が形成されていることを特徴とする。
本発明の放熱器では、基部を貫通するように基部に複数の貫通孔が形成されている。そのため、本発明では、貫通孔が形成された分だけ放熱器の放熱面積を増やすことが可能になる。また、本発明では、たとえば、貫通孔に圧縮空気を供給すれば、貫通孔を通過する圧縮空気によって、放熱器の内部から放熱器を冷却することが可能になる。したがって、本発明では、放熱器の放熱効率を高めることが可能になる。また、本発明では、基部に複数の貫通孔を形成することで、放熱器の放熱効率を高めることが可能になるため、放熱器の構成の簡素化および小型化を図りつつ、放熱器の放熱効率を高めることが可能になる。
本発明において、貫通孔は、たとえば、フィンが立ち上がる方向とフィンの厚さ方向とに直交する方向で基部を貫通している。この場合には、基部は、複数のフィンの根元が繋がる第1基部と、複数の貫通孔を通る分割面を境界に第1基部と分割可能な第2基部とから構成されていることが好ましい。このように構成すると、たとえば、複数のフィンおよび第1基部を押出成形によって一体で形成する際、および/または、第2基部を押出成形によって形成する際に、貫通孔を比較的容易にかつ一緒に形成することが可能になる。したがって、放熱器を容易に製作することが可能になり、放熱器の製造コストを低減することが可能になる。
本発明において、基部には、基部の、複数のフィンが形成されるフィン形成面から貫通孔まで貫通する複数の第2貫通孔が形成されていることが好ましい。このように構成すると、第2貫通孔が形成された分だけ放熱器の放熱面積を増やすことが可能になる。また、このように構成すると、貫通孔に圧縮空気を供給すれば、第2貫通孔を通過する圧縮空気をフィンに当てることが可能になる。したがって、第2貫通孔から吹き出す圧縮空気によってフィンの表面に滞留する熱を帯びた空気層をフィンの先端側へ吹き飛ばして、フィンを効率的に冷却することが可能になる。その結果、放熱器の放熱効率を効果的に高めることが可能になる。
本発明の放熱器は、圧縮空気の供給源と、供給源からの圧縮空気を貫通孔へ供給するための配管部材とを備える放熱システムに用いることができる。この放熱システムでは、配管部材を介して供給源から貫通孔に供給される圧縮空気によって、放熱器の内部から放熱器を冷却することが可能になる。したがって、放熱器の放熱効率を高めることが可能になる。
本発明において、配管部材は、たとえば、供給源からの圧縮空気が複数の貫通孔を順次通過するように複数の貫通孔に直列に接続されている。また、本発明において、配管部材は、供給源からの圧縮空気が複数の貫通孔を一緒に通過するように複数の貫通孔に並列で接続されていても良い。この場合には、配管部材が複数の貫通孔に直列に接続されている場合と比較して、供給源から貫通孔までの圧縮空気の通過経路を短くすることが可能になるため、より温度の低い圧縮空気を貫通孔に供給することが可能になる。したがって、放熱器を効果的に冷却することが可能になり、その結果、放熱器の放熱効率を効果的に高めることが可能になる。
本発明において、基部には、基部の、複数のフィンが形成されるフィン形成面から貫通孔まで貫通する複数の第2貫通孔が形成され、複数の第2貫通孔は、第2貫通孔を通過する圧縮空気がフィンの側面に当たるように形成されていることが好ましい。このように構成すると、貫通孔に供給され第2貫通孔を通過する圧縮空気をフィンの側面に当てて、フィンの表面に滞留する熱を帯びた空気層をフィンの先端側へ吹き飛ばすことが可能になる。したがって、フィンを効率的に冷却することが可能になり、その結果、放熱器の放熱効率を効果的に高めることが可能になる。
本発明において、複数の第2貫通孔は、複数のフィンの間に形成されるとともに、第2貫通孔を通過する圧縮空気が複数の第2貫通孔の両側に配置される2個のフィンの側面のそれぞれに当たるように形成されていることが好ましい。このように構成すると、第2貫通孔から吹き出す圧縮空気をフィンの両側面に当てて、フィンをより効率的に冷却することが可能になる。
本発明において、放熱システムは、供給源と貫通孔との間に配置される圧力調整弁を備えることが好ましい。このように構成すると、第2貫通孔から吹き出す圧縮空気の圧力を調整して、第2貫通孔から圧縮空気が吹き出す際に発生する騒音を低減することが可能になる。
以上のように、本発明では、放熱器の構成の簡素化および小型化を図りつつ、放熱器の放熱効率を高めることが可能になる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(放熱器の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる放熱器1の斜視図である。以下の説明では、図1等に示すように、互いに直交する3方向のそれぞれをX方向、Y方向およびZ方向とする。また、X方向を左右方向、Y方向を前後方向、Z方向を上下方向とする。さらに、Y方向とZ方向とから構成される平面をYZ平面、Z方向とX方向とから構成される平面をZX平面とする。
図1は、本発明の実施の形態にかかる放熱器1の斜視図である。以下の説明では、図1等に示すように、互いに直交する3方向のそれぞれをX方向、Y方向およびZ方向とする。また、X方向を左右方向、Y方向を前後方向、Z方向を上下方向とする。さらに、Y方向とZ方向とから構成される平面をYZ平面、Z方向とX方向とから構成される平面をZX平面とする。
本形態の放熱器1は、産業用のサーボモータ(図示省略)の発熱部やこのサーボモータの回路基板(図示省略)等の熱を放散するための器具(ヒートシンク)である。この放熱器1は、放熱性を有する放熱材料で形成されている。具体的には、放熱器1は、アルミ等の金属材料で形成されている。また、放熱器1は、複数の放熱用のフィン1aと、複数の放熱用フィン1aの根元が繋がる基部1bとを備えている。本形態の放熱器1は、8個のフィン1aを備えている。基部1bは、略長方形の平板状に形成されており、8個のフィン1aは、基部1bと一体で形成されている。なお、以下の説明では、略長方形の平板状に形成される基部1bがZX平面と略平行に配置されているものとする。
フィン1aは、略長方形の薄い平板状に形成されている。フィン1aの厚さは、その根元から先端に向かうにしたがって次第に薄くなっている。フィン1aは、基部1bの一方の面1cから前後方向の一方へ立ち上るように形成されており、YZ平面と略平行に配置されている。すなわち、左右方向はフィン1aの厚さ方向となっている。また、8個のフィン1aは、左右方向において略等間隔に配置されている。
基部1bには、上下方向で基部1bを貫通する複数の貫通孔1dが形成されている。貫通孔1dは、たとえば、上下方向から見たときの形状が円形となる丸孔状に形成されている。本形態では、4個の貫通孔1dが基部1bに形成されている。4個の貫通孔1dは、左右方向において略等間隔で形成されている。貫通孔1dの内周面の上下両端側には、後述の配管部材4を固定するためのメネジ(図示省略)が形成されている。なお、本形態の基部1bの一方の面1cは、複数のフィン1aが形成されるフィン形成面である。以下では、一方の面1cを「フィン形成面1c」とする。
放熱器1の使用時には、放熱器1は、サーボモータの発熱部や回路基板等に取り付けられる。具体的には、基部1bの、フィン形成面1cと反対側の面となる背面が、絶縁シート等を介してサーボモータの発熱部や回路基板等に取り付けられる。
(放熱システムの構成)
図2(A)は、図1に示す放熱器1を用いた放熱システム2の一例を説明するための図であり、図2(B)は、図1に示す放熱器1を用いた放熱システム2の他の例を説明するための図である。
図2(A)は、図1に示す放熱器1を用いた放熱システム2の一例を説明するための図であり、図2(B)は、図1に示す放熱器1を用いた放熱システム2の他の例を説明するための図である。
上述のように、放熱器1は、サーボモータの発熱部や回路基板等の熱を放散するための器具である。この放熱器1は、たとえば、サーボモータが使用される工場に設置される放熱システム2の一部を構成している。放熱システム2は、放熱器1に加えて、コンプレッサー等の圧縮空気の供給源3と、供給源3から放熱器1の貫通孔1dへ圧縮空気を供給するための配管部材4とを備えている。なお、供給源3としては、サーボモータが使用される工場に元々設置されているコンプレッサー等が用いられており、供給源3からは、たとえば、工場の室温程度の温度を持つ圧縮空気が供給される。
配管部材4は、たとえば、図2(A)に示すように、供給源3からの圧縮空気が4個の貫通孔1dを一緒に(同時に)通過するように、4個の貫通孔1dに並列で接続されている。すなわち、4個の貫通孔1dの一端のそれぞれに供給用の配管部材4が接続されるとともに、4個の貫通孔1dの他端のそれぞれに排出用の配管部材4が接続されている。また、配管部材4は、貫通孔1dに固定される金属製の継ぎ手とこの継ぎ手に接続されるゴムあるいは樹脂製のチューブとから構成されており、継ぎ手の外周面には、貫通孔1dの内周面に形成されるメネジに係合するオネジ(図示省略)が形成されている。
なお、配管部材4は、図2(B)に示すように、供給源3からの圧縮空気が4個の貫通孔1dを順次通過するように4個の貫通孔1dに直列に接続されても良い。具体的には、左右方向の一端に配置される貫通孔1dから左右方向の他端に配置される貫通孔1dに向かって4個の貫通孔1dを圧縮空気が順次通過するように配管部材4が接続されても良い。すなわち、左右方向の一端に配置される貫通孔1dの一端に供給用の配管部材4が接続され、左右方向の他端に配置される貫通孔1dの一端に排出用の配管部材4が接続されるとともに、左右方向で隣り合う貫通孔1dの端部同士が配管部材4によって接続されても良い。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、冷却器1の基部1bに上下方向で基部1bを貫通する複数の貫通孔1dが形成されている。そのため、本形態では、貫通孔1dが形成された分だけ放熱器1の放熱面積を増やすことが可能になる。また、本形態では、配管部材4を介して供給源3からの圧縮空気が貫通孔1dに供給されているため、貫通孔1dを通過する圧縮空気によって、基部1bの内部から放熱器1を冷却することができる。したがって、本形態では、放熱器1の放熱効率を高めることが可能になる。また、本形態では、基部1bに複数の貫通孔1dを形成することで、放熱器1の放熱効率を高めることが可能になるため、放熱器1の構成の簡素化および小型化を図りつつ、放熱器1の放熱効率を高めることが可能になる。
以上説明したように、本形態では、冷却器1の基部1bに上下方向で基部1bを貫通する複数の貫通孔1dが形成されている。そのため、本形態では、貫通孔1dが形成された分だけ放熱器1の放熱面積を増やすことが可能になる。また、本形態では、配管部材4を介して供給源3からの圧縮空気が貫通孔1dに供給されているため、貫通孔1dを通過する圧縮空気によって、基部1bの内部から放熱器1を冷却することができる。したがって、本形態では、放熱器1の放熱効率を高めることが可能になる。また、本形態では、基部1bに複数の貫通孔1dを形成することで、放熱器1の放熱効率を高めることが可能になるため、放熱器1の構成の簡素化および小型化を図りつつ、放熱器1の放熱効率を高めることが可能になる。
本形態では、配管部材4は、供給源3からの圧縮空気が4個の貫通孔1dを一緒に通過するように、4個の貫通孔1dに並列で接続されている。そのため、供給源3からの圧縮空気が4個の貫通孔1dを順次通過するように4個の貫通孔1dに配管部材4が直列に接続される場合と比較して、本形態では、供給源3から貫通孔1dまでの圧縮空気の通過経路を短くすることが可能になる。したがって、本形態では、より温度の低い圧縮空気を貫通孔1dに供給することが可能になり、放熱器1を効果的に冷却することが可能になる。その結果、本形態では、放熱器1の放熱効率を効果的に高めることが可能になる。
(放熱器の変形例1)
図3は、本発明の他の実施の形態にかかる放熱器1の分解斜視図である。図4は、図3に示す放熱器1の平面図である。図5は、本発明の他の実施の形態にかかる放熱器1の平面図である。
図3は、本発明の他の実施の形態にかかる放熱器1の分解斜視図である。図4は、図3に示す放熱器1の平面図である。図5は、本発明の他の実施の形態にかかる放熱器1の平面図である。
上述した形態では、放熱器1の基部1bは、一体で形成されている。この他にもたとえば、図3に示すように、基部1bは、8個のフィン1aの根元が繋がる第1基部1eと、前後方向において第1基部1eと分割可能な第2基部1fとから構成されても良い。この場合には、8個のフィン1aと第1基部1eとは一体で形成されている。また、図4に示すように、第2基部1fは、4個の貫通孔1dを通る分割面Pを境界に第1基部1eと分割可能となっている。
分割面Pは、ZX平面と平行な平面となっている。また、図3、図4に示す例では、分割面Pは、上下方向から見たときの4個の貫通孔1dの中心を通る平面となっており、第1基部1eに形成される溝部1gと、第2基部1fに形成される溝部1hとによって貫通孔1dが構成されている。第1基部1eと第2基部1fとは、図示を省略するネジ等によって一体化されている。また、第1基部1eと第2基部1fとの間の熱抵抗を軽減するために、第1基部1eと第2基部1fとの間には、熱伝導性に優れる熱伝導グリースが塗布されている。
このように、4個の貫通孔1dを通る分割面Pを境界に第1基部1eと第2基部1fとが分割可能になっている場合には、たとえば、8個のフィン1aおよび第1基部1eを押出成形によって一体で形成することが可能になるとともに、8個のフィン1aおよび第1基部1eを押出成形する際に溝部1gを比較的容易にかつ一緒に形成することが可能になる。また、第2基部1fを押出成形によって形成することが可能になるとともに、第2基部1fを押出成形する際に溝部1hを比較的容易にかつ一緒に形成することが可能になる。したがって、この場合には、放熱器1を容易に製作することが可能になり、放熱器1の製造コストを低減することが可能になる。
なお、分割面Pは、図5に示すように、上下方向から見たときに4個の貫通孔1dの前後方向の一端を通る平面となっていても良い。この場合には、図5(A)に示すように、第2基部1fに溝部が形成されずに、第1基部1eに形成されるU形状の溝部1jと第2基部1fの平面部とによって貫通孔1dが構成されても良いし、図5(B)に示すように、第1基部1eに溝部が形成されずに、第2基部1fに形成されるU形状の溝部1kと第1基部1eの平面部とによって貫通孔1dが構成されても良い。これらの場合であっても、図3、図4に示す例と同様に、放熱器1を容易に製作することが可能になり、放熱器1の製造コストを低減することが可能になる。
(放熱器の変形例2)
図6は、本発明の他の実施の形態にかかるフィン1aおよび第1基部1eの斜視図である。図7は、図6に示す第1基部1eを溝部1j側から示す背面図である。
図6は、本発明の他の実施の形態にかかるフィン1aおよび第1基部1eの斜視図である。図7は、図6に示す第1基部1eを溝部1j側から示す背面図である。
分割面Pを境界に第1基部1eと第2基部1fとが分割可能になっている場合には、フィン形成面1cから貫通孔1dまで貫通する複数の第2貫通孔1rが形成されても良い。たとえば、上述の図5(A)に示す例において、図6、図7に示すように、フィン形成面1cから溝部1jの壁面まで貫通する複数の第2貫通孔1rが形成されても良い。この場合には、複数の第2貫通孔1rは、上下方向において、略一定の間隔で形成される。また、この場合には、複数の第2貫通孔1rは、第2貫通孔1rから吹き出す圧縮空気がフィン1aの側面に当たるように形成されていることが好ましい。
この場合には、第2貫通孔1rが形成された分だけ放熱器1の放熱面積を増やすことが可能になる。また、この場合には、貫通孔1dに供給され第2貫通孔1rを通過した圧縮空気をフィン1aに当てることが可能になる。したがって、第2貫通孔1rから吹き出す圧縮空気によってフィン1aの表面に滞留する熱を帯びた空気層をフィン1aの先端側へ吹き飛ばして、フィン1aを効率的に冷却することが可能になる。その結果、放熱器1の放熱効率を効果的に高めることが可能になる。
なお、この場合には、供給源3と貫通孔1dとの間に圧力調整弁(図示省略)を配置するとともに、第2貫通孔1rから圧縮空気が吹き出す際に発生する騒音を低減するために、第2貫通孔1rから吹き出す圧縮空気の圧力を調整することが好ましい。また、上述の図3、図4に示す例において、フィン形成面1cから溝部1gまで貫通する複数の第2貫通孔が形成されても良い。また、図1に示すように、基部1bが一体で形成されている場合に、フィン形成面1cから貫通孔1dまで貫通する複数の第2貫通孔1rが形成されても良い。
(放熱器の変形例3)
図8は、本発明の他の実施の形態にかかる放熱器1を説明するための図である。
図8は、本発明の他の実施の形態にかかる放熱器1を説明するための図である。
上述した形態では、前後方向から見たときに、いくつかの貫通孔1dの一部とフィン1aとが重なるように(具体的には、図1に示すように、左右方向の両端に配置される2個の貫通孔1dの一部とフィン1aとが重なるように)、基部1bに4個の貫通孔1dが形成されている。この他にもたとえば、図8(A)に示すように、前後方向から見たときに、左右方向で隣り合うフィン1aの間に、かつ、貫通孔1dとフィン1aとが重ならないように、全ての貫通孔1dが基部1bに形成されても良い。たとえば、前後方向から見たときに左右方向で隣り合うフィン1aの間に1個ずつ配置される合計7個の貫通孔1dが基部1bに形成されても良い。
この場合には、図8(A)に示すように、分割面Pを境界に第1基部1eと第2基部1fとが分割可能になっていても良い。また、この場合には、図8(B)に示すように、フィン形成面1cから貫通孔1dまで貫通する複数の第2貫通孔1sが形成されても良い。すなわち、左右方向で隣り合うフィン1aの間に複数の第2貫通孔1sが形成されても良い。図8(B)に示す例では、前後方向に略平行に第2貫通孔1sが形成されている。また、第2貫通孔1sは、上下方向から見たときに、各貫通孔1dにおいて、左右方向の1箇所に形成されている。
また、前後方向から見たときに左右方向で隣り合うフィン1aの間に貫通孔1dが形成される場合には、図8(C)に示すように、フィン形成面1cから貫通孔1dまで貫通する複数の第2貫通孔1t、1uが形成されても良い。すなわち、左右方向で隣り合うフィン1aの間に複数の第2貫通孔1t、1uが形成されても良い。図8(C)に示す例では、第2貫通孔1tは、上下方向から見たときに前後方向に対して所定角度傾くように形成され、第2貫通孔1uは、上下方向から見たときに前後方向に対して所定角度傾くようにかつ第2貫通孔1tと逆の方向へ傾くように形成されている。また、第2貫通孔1t、1uは、上下方向から見たときに、各貫通孔1dにおいて左右方向で隣り合うように形成されている。
具体的には、第2貫通孔1tを通過する圧縮空気が第2貫通孔1t、1uの左右方向の両側に配置される2個のフィン1aの一方のフィン1aの側面に当たり、第2貫通孔1uを通過する圧縮空気が第2貫通孔1t、1uの左右方向の両側に配置される2個のフィン1aの他方のフィン1aの側面に当たるように、第2貫通孔1t、1uが形成されている。この場合には、第2貫通孔1t、1uから吹き出す圧縮空気をフィン1aの両側面に当てることが可能になる。また、この場合には、第2貫通孔1t、1uから吹き出す圧縮空気を8個のフィン1aの全てに当てることが可能になる。したがって、フィン1aをより効率的に冷却することが可能になる。
なお、この場合には、供給源3と貫通孔1dとの間に圧力調整弁(図示省略)を配置するとともに、第2貫通孔1t、1uから圧縮空気が吹き出す際に発生する騒音を低減するために、第2貫通孔1t、1uから吹き出す圧縮空気の圧力を調整することが好ましい。また、図1に示すように、基部1bが一体で形成されている場合に、フィン形成面1cから貫通孔1dまで貫通する複数の第2貫通孔1sまたは第2貫通孔1t、1uが形成されても良い。
また、図8(A)に示す例において、図8(A)の左から2番目、4番目および6番目の貫通孔1dが形成されていなくても良い。この場合であっても、複数の第2貫通孔1t、1uが形成されていれば、第2貫通孔1t、1uから吹き出す圧縮空気を8個のフィン1aの全てに当てることが可能になる。したがって、フィン1aをより効率的に冷却することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、貫通孔1dは、上下方向で基部1bを貫通するように形成されている。この他にもたとえば、貫通孔1dは、左右方向で基部1bを貫通するように形成されても良い。この場合には、複数の貫通孔1dは、上下方向において略等間隔で形成される。
上述した形態では、配管部材4は、金属製の継ぎ手とこの継ぎ手に接続されるゴム製等のチューブとから構成されている。この他にもたとえば、配管部材4は、金属製の継ぎ手とこの継ぎ手に接続される金属製のチューブとから構成されても良い。この場合には、チューブは、銅等の熱伝導性に優れた金属で形成されることが好ましい。このように、チューブを熱伝導性に優れた金属で形成すると、チューブを利用して熱を放散することが可能になるため、放熱システム2の放熱効率を高めることが可能になる。
上述した形態では、放熱器1は、産業用のサーボモータやその回路基板の熱を放散するための器具であるが、本発明の構成が適用される放熱器は、その他の発熱対象物の熱を放散するための器具であっても良い。
1 放熱器
1a フィン
1b 基部
1c フィン形成面
1d 貫通孔
1e 第1基部
1f 第2基部
1r、1s、1t、1u 第2貫通孔
2 放熱システム
3 供給源
4 配管部材
P 分割面
X 左右方向(フィンの厚さ方向)
Y 前後方向(フィンが立ち上がる方向)
1a フィン
1b 基部
1c フィン形成面
1d 貫通孔
1e 第1基部
1f 第2基部
1r、1s、1t、1u 第2貫通孔
2 放熱システム
3 供給源
4 配管部材
P 分割面
X 左右方向(フィンの厚さ方向)
Y 前後方向(フィンが立ち上がる方向)
Claims (10)
- 放熱性を有する放熱性材料で形成されるとともに、複数の放熱用のフィンと、複数の前記フィンの根元が繋がる基部とを備え、
複数の前記フィンは、前記基部から立ち上るように形成され、
前記基部には、前記フィンが立ち上がる方向に略直交する方向で前記基部を貫通するように複数の貫通孔が形成されていることを特徴とする放熱器。 - 前記貫通孔は、前記フィンが立ち上がる方向と前記フィンの厚さ方向とに直交する方向で前記基部を貫通していることを特徴とする請求項1記載の放熱器。
- 前記基部は、複数の前記フィンの根元が繋がる第1基部と、複数の前記貫通孔を通る分割面を境界に前記第1基部と分割可能な第2基部とから構成されていることを特徴とする請求項2記載の放熱器。
- 前記基部には、前記基部の、複数の前記フィンが形成されるフィン形成面から前記貫通孔まで貫通する複数の第2貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の放熱器。
- 請求項1から4のいずれかに記載の放熱器と、圧縮空気の供給源と、前記供給源からの圧縮空気を前記貫通孔へ供給するための配管部材とを備えることを特徴とする放熱システム。
- 前記配管部材は、前記供給源からの圧縮空気が複数の前記貫通孔を順次通過するように複数の前記貫通孔に直列に接続されていることを特徴とする請求項5記載の放熱システム。
- 前記配管部材は、前記供給源からの圧縮空気が複数の前記貫通孔を一緒に通過するように複数の前記貫通孔に並列で接続されていることを特徴とする請求項5記載の放熱システム。
- 前記基部には、前記基部の、複数の前記フィンが形成されるフィン形成面から前記貫通孔まで貫通する複数の第2貫通孔が形成され、
複数の前記第2貫通孔は、前記第2貫通孔を通過する圧縮空気が前記フィンの側面に当たるように形成されていることを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の放熱システム。 - 複数の前記第2貫通孔は、複数の前記フィンの間に形成されるとともに、前記第2貫通孔を通過する圧縮空気が複数の前記第2貫通孔の両側に配置される2個の前記フィンの側面のそれぞれに当たるように形成されていることを特徴とする請求項8記載の放熱システム。
- 前記供給源と前記貫通孔との間に配置される圧力調整弁を備えることを特徴とする請求項8または9記載の放熱システム。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012175127A JP2014036050A (ja) | 2012-08-07 | 2012-08-07 | 放熱器および放熱システム |
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|---|---|
| JP2014036050A true JP2014036050A (ja) | 2014-02-24 |
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ID=50284872
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012175127A Pending JP2014036050A (ja) | 2012-08-07 | 2012-08-07 | 放熱器および放熱システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014036050A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018173942A1 (ja) * | 2017-03-22 | 2018-09-27 | フリージア・マクロス株式会社 | 冷却構造体、冷却システム、発熱装置および構造物 |
| JP2018160659A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | フリージア・マクロス株式会社 | 冷却構造体、冷却システム、発熱装置および構造物 |
| JP2019112978A (ja) * | 2017-12-21 | 2019-07-11 | 日本電産トーソク株式会社 | 電動オイルポンプ |
| WO2021256021A1 (ja) * | 2020-06-17 | 2021-12-23 | 日立Astemo株式会社 | 電子制御装置 |
-
2012
- 2012-08-07 JP JP2012175127A patent/JP2014036050A/ja active Pending
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